JPH10216336A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH10216336A
JPH10216336A JP3972897A JP3972897A JPH10216336A JP H10216336 A JPH10216336 A JP H10216336A JP 3972897 A JP3972897 A JP 3972897A JP 3972897 A JP3972897 A JP 3972897A JP H10216336 A JPH10216336 A JP H10216336A
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balls
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timer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一時的な玉詰まりや玉供給遅れ等の要因が発
生したときでも玉払出を停止せざるを得ない。 【解決手段】 複数の玉供給樋から供給され玉払出装置
から払い出された玉は、払出個数検出器201で一括し
て検出される。また、玉払出装置の払出部材の位置を検
出する位置検出器200は、複数の玉供給樋からの玉の
払出を検出する。払出制御用マイクロコンピュータ60
は、位置検出器200から検出信号が出力された時点と
払出個数検出器201から検出信号が出力された時点と
の差時間を測定し、その時間が所定値を越えると所定の
異常対応処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機等に代表される弾球遊技機に関し、特に、
遊技領域に形成された入賞領域に打球が打ち込まれたこ
とや遊技玉の貸出操作に起因して発生する払出指令信号
にもとづいて所定数の玉を払い出す弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機において、玉払出指令信号に
もとづいて各払出指令信号毎にあらかじめ定められた個
数の玉を1個ずつ計数しながら払い出す形式の玉払出装
置が多数提案されている。玉払出指令信号として、遊技
領域に形成された入賞領域に入賞した入賞玉にもとづく
景品玉払出指令信号や、遊技玉の貸出操作にもとづく貸
出玉払出指令信号がある。玉払出装置の多くは、複数列
の玉供給樋から流下する玉を順次に払い出し、それぞれ
の列毎に設けられた玉計数手段を用いて正確に所定個数
の玉を払い出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、列毎に設けら
れた玉計数手段からの検出信号によって計数を行うと、
複数列のうちのいずれかの列で一時的な玉詰まりや玉供
給遅れが発生したことによってその列の玉計数手段に検
出誤りが生じたことと、その玉計数手段自体の故障との
区別がつかない。そのため、実際には、ある列のみで玉
詰まりや玉供給遅れが生じていて他の列によって払出処
理を継続することは可能である場合でも、玉払出装置の
払出動作を停止せざるを得ない。さもないと、実は玉計
数手段の故障に起因して検出信号が出力されないのに
(実際には、玉は流れているのに)払出動作を継続する
ことによって、所定個数よりも多くの玉を払い出してし
まう可能性がある。
【0004】そこで、本発明は、一時的な玉詰まりや玉
供給遅れ等の要因で玉払出が停止してしまうことを防止
でき、さらに、その要因が解除されると自動的に正常制
御状態に復帰できる弾球遊技機を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による弾球遊技機
は、玉が複数列となって流下する玉供給樋と、複数列か
ら流下する玉を順次に払い出す順次払出機構と、順次払
出機構の払出動作を検出する払出動作検出手段と、順次
払出機構の動作によって払い出される玉を一括して検出
する玉計数手段と、払出指令信号にもとづいて、玉計数
手段が計数する所定数まで順次払出機構を動作させる払
出制御手段とを備え、払出制御手段は、払出動作検出手
段が払出動作を検出してから玉計数手段が玉を検出する
基準時間を設定し、基準時間を越えて玉計数手段が玉を
検出した場合に所定の処理を実行するものである。
【0006】弾球遊技機は、基準時間より長い所定の時
間であって払出動作検出手段が払出動作を検出してから
の所定時間を設定し、基準時間を越えて所定時間内に玉
計数手段が玉を検出した場合に所定の処理を実行する構
成であってもよい。
【0007】弾球遊技機は、所定の処理として報知処理
を行う構成であってもよい。
【0008】弾球遊技機は、基準時間を越えて玉計数手
段が玉を検出したことが複数回生ずると所定の処理を実
行する構成であってもよい。
【0009】弾球遊技機は、払出制御手段が所定の処理
として遊技を不能動化する構成となっているものであっ
てもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。まず、弾球遊技機の一例であるパ
チンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1は
パチンコ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチン
コ遊技機1の内部構造を示す全体背面図、図3はパチン
コ遊技機1の機構板36を背面からみた背面図である。
【0011】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する
余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル5が設
けられている。ガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着
脱可能に取り付けられている。
【0012】遊技盤6の遊技領域7の中央付近には、C
RTによる画像表示部9と7セグメントLEDによる可
変表示器10とを含む可変表示装置8が設けられてい
る。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲート
11が設けられている。通過ゲート11を通過した打球
は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれる。
通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、打球を
検出するゲートセンサ12がある。また、始動入賞口1
4に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口
センサ17によって検出される。また、始動入賞口14
の下部には開閉動作を行う第1可変入賞球装置15が設
けられている。第1可変入賞球装置15は、ソレノイド
16によって開状態とされる。第1可変入賞球装置15
の下部には、特定遊技状態(大当たり状態)においてソ
レノイド21によって開状態とされる開閉板20が設け
られている。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた
入賞球のうち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウ
ントセンサ22で検出され、他方に入った入賞球はカウ
ントセンサ23で検出される。可変表示装置8の下部に
は、始動入賞口14に入った入賞球数を表示する4個の
表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設けられてい
る。この例では、4個を上限として、始動入賞がある毎
に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表示部を1
つずつ増やす。そして、画像表示部9の可変表示が開始
される毎に、点灯している表示部を1つ減らす。
【0013】遊技盤6には、複数の、この例では4つの
入賞口24が設けられている。また、所定の条件で開状
態となる第2可変入賞口装置19が設けられている。遊
技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾
ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球
を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外
側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27
が設けられている。遊技領域7の外周には、枠装飾ラン
プ・LED28が設けられている。そして、この例で
は、一方のスピーカ27の近傍に、景品玉払出時に点灯
する賞球ランプ51が設けられ、他方のスピーカ27の
近傍に、補給玉が切れたときに点灯する玉切れランプ5
2が設けられている。さらに、図1には、パチンコ遊技
台1に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入され
ることによって玉貸しを可能にするカードユニット50
も示されている。
【0014】打球発射装置から発射された打球は、打球
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートセ
ンサ12で検出されると、後述する遊技制御用マイクロ
コンピュータの制御によって、可変表示器10の表示数
字が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入
賞口14に入り始動口センサ17で検出されると、後述
する遊技制御用マイクロコンピュータおよび可変表示制
御用マイクロコンピュータの制御によって、画像表示部
9内の図柄が回転を始める。画像表示部9内の画像の回
転は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の画
像の組み合わせが大当たり図柄の組み合わせであると、
大当たり遊技状態に移行する。すなわち、開閉板20
が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば
10個)の打球が入賞するまで開放する。そして、開閉
板20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞しVカウン
トセンサ22で検出されると、継続権が発生し開閉板2
0の開放が再度行われる。この継続権の発生は、所定回
数(例えば16回)許容される。
【0015】停止時の画像表示部9内の画像の組み合わ
せが大当たり図柄の組み合わせであって、可変表示器1
0の示す数字が所定の数字である場合には、その後、第
1可変入賞球装置15および第2可変入賞球装置19が
高い頻度で開状態となる。従って、入賞確率が高くな
る。
【0016】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて図2を参照して説明する。パチンコ遊技機1の裏面
側では、図2に示すように、機構板36の上部に景品玉
タンク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置
島に設置された状態でその上方から景品玉が景品玉タン
ク38に供給される。景品玉タンク38内の景品玉は、
誘導樋39を通って、後述する玉払出装置97に至る。
【0017】機構板36には、基板ケース32に覆われ
遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制
御基板31、および景品玉の払出制御を行う払出制御用
マイクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板37
が設置されている。また、機構板36の中央に位置する
開口から、遊技盤6の裏面に取り付けられた中継基板3
0を介して可変表示装置8を制御する可変表示制御ユニ
ット29、および可変表示制御ユニット29と遊技制御
基板31との間の信号を中継するための中継基板33が
臨むように設置されている。さらに、パチンコ遊技機1
の裏面側には、モータの回転力を利用して打球を遊技領
域7に発射する打球発射装置34と、スピーカ27およ
び枠装飾ランプ・LED28に信号を送るための電飾基
板35が設置されている。
【0018】また、遊技盤6の裏面には、各入賞口およ
び入賞球装置に入賞した入賞玉を所定の入賞経路に沿っ
て導く入賞玉集合カバー(図2,図3において図示せ
ず)が設けられている。入賞玉集合カバーに導かれる入
賞玉のうち、開閉板20を経て入賞したものは、玉払出
装置97が相対的に多い景品玉数(この例では15個と
する)を払い出すように制御される。始動入賞口14を
経て入賞したものは、玉払出装置97が相対的に少ない
景品玉数(この例では6個とする)を払い出すように制
御される。そして、その他の入賞口24および入賞球装
置を経て入賞したものは、玉払出装置97が相対的に中
程度の景品玉数(この例では10個とする)を払い出す
ように制御される。このような制御を行うために、始動
口センサ17、Vカウントセンサ22およびカウントセ
ンサ23からの信号が、遊技制御基板31に送られる。
遊技制御基板31に各センサからの信号が送られると、
遊技制御基板31から払出制御基板37に後述する賞球
個数信号が送られる。
【0019】誘導樋39を通った玉は、図3に示される
ように、玉切れ検出器42を通過して玉供給樋90を経
て玉払出装置97に至る。玉払出装置97から払い出さ
れた景品玉は、連絡口45を通ってパチンコ遊技機1の
前面に設けられている打球供給皿3に供給される。連絡
口45の側方には、パチンコ遊技機1の前面に設けられ
ている余剰玉受皿4に連通する余剰玉通路46が形成さ
れている。入賞にもとづく景品玉が多数払い出されて打
球供給皿3が満杯になり、ついには景品玉が連絡口45
に到達した後さらに景品玉が払い出されると景品玉は、
余剰玉通路46を経て余剰玉受皿4に導かれる。さらに
景品玉が払い出されると、感知レバー47が満タン検出
器48を押圧して満タン検出器48がオンする。その状
態では、玉払出装置97内のステッピングモータの回転
が停止して玉払出装置97の動作が停止するとともに、
必要に応じて打球発射装置34の駆動も停止する。
【0020】図4は玉払出装置97の分解斜視図、図5
(A)は玉払出装置97の側面からみた断面図、図5
(B)は玉払出装置97の前方からみた断面図である。
次に、玉払出装置97の構成および作用を図4,図5を
参照して説明する。この実施形態における玉払出装置9
7は、ステッピングモータ(払出モータ)189がスク
リュー188を回転させることによりパチンコ玉を1個
ずつ払い出す。なお、玉払出装置97は、入賞にもとづ
く景品玉だけでなく、貸し出すべき遊技玉も払い出す。
図4に示すように、玉払出装置97は、2つのケース9
8a,98bを有する。それぞれのケース98a,98
bの左右2箇所に、玉払出装置97の設置位置上部に設
けられた位置決め突片に当接される係合突部180が設
けられている。また、それぞれのケース98a,98b
には、玉供給路181a,181bが形成されている。
玉供給路181a,181bは湾曲面182a,182
bを有し、湾曲面182a,182bの終端の下方に
は、玉送り水平路184a,184bが形成されてい
る。さらに、玉送り水平路184a,184bの終端に
玉排出路183a,183bが形成されている。玉排出
路183a,183bには、それぞれスロープ202が
形成されている。そして、玉排出路183a,183b
の下部には、近接スイッチによる払出個数検出器201
が設置される。玉供給路181a,181b、玉送り水
平路184a,184b、玉排出路183a,183b
および各スロープ202は、ケース98a,98bをそ
れぞれ前後に区画する区画壁195a,195bの前方
に形成されている。また、区画壁195a,195bの
前方において、玉圧緩衝部材185がケース98a,9
8b間に挟み込まれる。玉圧緩衝部材185は、図5
(B)に示すように、玉払出装置97に供給される玉を
左右側方に振り分けて玉供給路181a,181bに誘
導する。また、玉圧緩衝部材185の下部には、発光素
子(LED)186と受光素子187とによる位置検出
器200が設けられている。発光素子186と受光素子
187とは、所定の間隔をあけて設けられている。そし
て、この間隔内に、スクリュー188の先端が挿入され
るようになっている。なお、玉圧緩衝部材185は、ケ
ース98a,98bが張り合わされたときに、完全にそ
の内部に収納固定される。
【0021】玉送り水平路184a,184bには、払
出モータ189によって回転させられるスクリュー18
8が配置されている。払出モータ189はモータ固定板
190に固定され、モータ固定板190は、区画壁19
5a,195bの後方に形成される固定溝191a,1
91bにはめ込まれる。その状態で払出モータ189の
モータ軸が区画壁195a,195bの前方に突出する
ので、その突出の前方にスクリュー188が固定され
る。スクリュー188の外周には、払出モータ189の
回転によって玉送り水平路184a,184bに載置さ
れた玉を前方に移動させるための螺旋突起188aが設
けられている。そして、スクリュー188の先端には、
発光素子186を収納するように凹部が形成され、その
凹部の外周には、2つの切欠部192が互いに180度
離れて形成されている。従って、スクリュー188が1
回転する間に、発光素子186からの光は、切欠部19
2を介して受光素子187で2回検出される。つまり、
発光素子186と受光素子187とによる位置検出器2
00は、スクリュー188を定位置で停止するためのも
のであり、かつ、払出動作が行われた旨を検出するもの
である。なお、発光素子186、受光素子187、払出
モータ189および払出個数検出器201からの配線1
93は、まとめられてケース98a,98bの後部下方
に形成された引出穴から外部に引き出されコネクタ19
4に結線される。
【0022】玉が玉送り水平路184a,184bに載
置された状態において、払出モータ189が回転する
と、スクリュー188の螺旋突起188aによって、玉
は、玉送り水平路184a,184b上を前方に向かっ
て移動する。そして、遂には、玉送り水平路184a,
184bの終端から玉排出路183a,183bに落下
する。このとき、左右の玉送り水平路184a,184
bからの落下は交互に行われる。すなわち、スクリュー
188が半回転する毎に一方から1個の玉が落下する。
従って、1個の玉が落下する毎に、発光素子186から
の光が受光素子187によって検出される。また、各玉
送り水平路184a,184bから落下した玉は、スロ
ープ202によって払出個数検出器201に案内され
る。払出個数検出器201を通過する玉数が入賞や玉貸
出に対応してあらかじめ定められた玉数に到達したとき
に払出モータ189の駆動を停止するように制御すれ
ば、正確に所定個の玉を払い出すことができる。
【0023】図6は、遊技制御基板31と払出制御基板
37との主要な電気部構成を関連する各部材とともに示
すブロック図である。遊技制御基板31には遊技制御用
マイクロコンピュータ53が搭載されている。遊技制御
用マイクロコンピュータ53は、ROM54、RAM5
5、CPU56およびI/Oポート57を含む。遊技制
御用マイクロコンピュータ53は、遊技盤6に設置され
ているゲートセンサ12、始動口センサ17、Vカウン
トセンサ22およびカウントセンサ23からの信号を導
入している。また、遊技盤6の第1可変入賞球装置15
を開閉するためのソレノイド16、遊技盤6の開閉板2
0を開閉するためのソレノイド21等に制御信号を与え
るとともに、ゲートセンサ12のオンを条件に可変表示
器10に連続的に変わる数字信号を与える。さらに、始
動口センサ17のオンを条件に始動入賞記憶表示器18
に点灯指示を与えるとともに、可変表示装置8の画像表
示部9における可変表示開始時に消灯指示を与え、所定
のタイミングで装飾ランプ25に点灯または点滅の指示
を与える。また、払出制御基板37からの入賞データ信
号に応じて、払出制御基板37に賞球個数信号D0〜D
3を与える。この場合には、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ53は、始動口センサ17のオンに対応した入賞
データ信号の入力があると、賞球個数信号D0〜D3に
「6」を出力し、カウントセンサ23またはVカウント
センサ22のオンに対応した入賞データ信号の入力があ
ると、賞球個数信号D0〜D3に「15」を出力する。
そして、それらのセンサがオンしない場合に入賞データ
信号の入力があると、賞球個数信号D0〜D3に「1
0」を出力する。
【0024】可変表示制御ユニット29には、可変表示
用マイクロコンピュータ58が搭載されている。可変表
示用マイクロコンピュータ58は、遊技制御用マイクロ
コンピュータ53の指示に従って、画像表示部9の表示
を制御する。電飾基板35には駆動回路等が搭載され、
遊技制御用マイクロコンピュータ53の制御に従って、
枠用ランプ・LED28に点灯または点滅の制御信号を
与えるとともに、スピーカ27に音発生用の制御信号を
与える。
【0025】払出制御基板37には、払出制御用マイク
ロコンピュータ60が搭載されている。払出制御用マイ
クロコンピュータ60は、ROM61、RAM62、C
PU63およびI/Oポート64を含む。払出制御用マ
イクロコンピュータ60は、玉切れ検出器42が景品玉
を検出しなくなると、玉払出装置97内の払出モータ1
89を駆動しないようにして景品玉の払出を中止する。
満タン検出器48がオンすると、玉払出装置97内の払
出モータ189の回転を停止して玉払出装置97の動作
を停止するとともに、必要に応じて打球発射装置34の
駆動も停止する。
【0026】払出制御用マイクロコンピュータ60は、
各入賞口および入賞装置に入賞した玉を検出する入賞玉
検出器122がオンすると、遊技制御基板31に対して
入賞データ信号を出力する。それに応じて遊技制御基板
31から賞球個数信号D0〜D3が出力されるので、払
出制御用マイクロコンピュータ60は、景品玉払出制御
を実行する。具体的には、払出モータ189を回転させ
る。すると、上述したようにスクリュー188の作用に
よって景品玉が1個ずつ払い出されるので、位置検出器
200の受光素子187から検出信号が出力される。ま
た、スクリュー188の作用によって払い出された玉は
払出個数検出器201で検出される。払出個数検出器2
01からの検出信号の出力回数が賞球個数信号D0〜D
3が示した値になると、払出制御用マイクロコンピュー
タ60は、払出モータ189の回転を停止する。そし
て、入賞玉を排出するための排出ソレノイド127に駆
動信号を送り排出ソレノイド127を所定時間オンす
る。すると、入賞玉が入賞玉検出器122から流下す
る。次の入賞玉がある場合には、その入賞玉は入賞玉検
出器122で検出されるので、上記の景品玉払出制御お
よび入賞玉排出処理が再び実行される。
【0027】また、払出制御用マイクロコンピュータ6
0は、タンク玉切れ検出器41が景品玉タンク38内の
玉切れを検出すると玉切れランプ52を点灯し、景品玉
を払い出しているときには賞球ランプ51を点滅する。
玉払出装置97は貸し出すべき遊技玉も払い出すので、
払出制御用マイクロコンピュータ60は、カードユニッ
ト50からパチンコ玉の玉貸要求信号を受けたときに
は、景品玉払出処理と同様の処理によって所定個数のパ
チンコ玉を払い出すように制御する。故障を検出したと
きには、払出制御用マイクロコンピュータ60は、エラ
ー表示器59に故障の種類を示すコードを表示する。
【0028】次に、図7〜図9のフローチャートおよび
図10〜図12のタイミング図を参照して払出制御用マ
イクロコンピュータ60の玉払出処理に関する動作を説
明する。図10は、一時的な玉詰まりや玉供給遅れ等の
異常要因が発生しなかった場合の例を示す。図11は、
異常要因の発生が継続した場合の例を示す。そして、図
12は、異常要因の発生が継続したものの途中でその要
因が消滅した場合の例を示す。なお、各タイミング図に
おいて、位置検出器200のオンとは、発光素子186
から受光素子187への光が遮られている状態を示し、
例えば図10(B)に示された波形の1周期は、スクリ
ュー188の半回転、すなわち、1個の玉払い出しに相
当する。また、払出個数検出器201のオンとは、払出
個数検出器201の位置に玉がある状態を示す。
【0029】図7に示された玉払出制御処理は、所定時
間経過毎に起動される。例えば、2ms経過毎に起動さ
れる。起動されると、払出制御用マイクロコンピュータ
60は、後述する異常チェック処理を行う(ステップS
1)。なお、この処理は、かならずしも起動直後に行わ
れなくてもよく、例えば玉払出制御処理における最終ス
テップとして実行されてもよい。
【0030】払出制御用マイクロコンピュータ60は、
玉払出指令信号を受けると、その指令信号に応じた玉払
出個数を記憶する。この実施形態では、遊技制御制御基
板31から賞球個数信号D0〜D3を受けると、賞球個
数信号D0〜D3で指令された払出個数を記憶する(ス
テップS2,S3)。そして、払出モータ189を起動
する(ステップS4)。すると、すでに説明したよう
に、払出モータ189がスクリュー188を回転させる
ことにより玉供給樋90からのパチンコ玉を1個ずつ払
い出す制御が開始される。また、払出制御用マイクロコ
ンピュータ60は、第2のタイマをセットするととも
に、払出中フラグおよびセンサOFF待ちフラグをセッ
トする(ステップS5)。
【0031】第2のタイマは、払出個数検出器201の
動作不良(オン状態の長時間継続)を検出するためのも
のである。そして、図7には示されていないが、例え
ば、図7に示された処理が1回起動されると第2のタイ
マのタイマ値が+1されるように構成される。なお、図
10において第2のタイマのセット状況は黒ボックスで
示され、図11〜図12では第2のタイマのセット状況
は記載省略されている。センサOFF待ちフラグは、初
期状態の払出個数検出器201のオン状態が解消される
のを待つため、および、払出個数検出器201のオンが
検出されてからそのオン状態が解消されるのを待つため
のフラグである。従って、センサOFF待ちフラグがリ
セットされている状態は、払出個数検出器201のオン
を待つ状態である。払出中フラグは、1回の玉払出処理
(例えば、15個の玉払出)が開始され継続中であるこ
とを示すフラグである。従って、新たな玉払出指令信号
を受けていないが払出中フラグがセットされている場合
には、ステップS10の処理を実行する(ステップS
6)。
【0032】そして、払出制御用マイクロコンピュータ
60は、センサOFF待ちフラグの状態を確認する(ス
テップS10)。センサOFF待ちフラグがセットされ
ていることは、初期状態の払出個数検出器201のオン
状態がまだ継続しているとき、または、すでに払出個数
検出器201からの検出信号が立ち上がってオン状態が
検出された後を示しているので、払出個数検出器201
からの検出信号のチェックを行わない。センサOFF待
ちフラグがセットされている状態で払出個数検出器20
1がオフした場合には、センサOFF待ちフラグをリセ
ットするとともに第2のタイマをリセットする(ステッ
プS11,S12)。
【0033】センサOFF待ちフラグがセットされてい
ない状態では、払出制御用マイクロコンピュータ60
は、まず、第1のタイマが既にセットされているかどう
か確認する(ステップS13)。第1のタイマは、位置
検出器200がオンしてから払出個数検出器201がオ
ンするまでの時間を計測するためのものである。また、
第1のタイマは、払出個数検出器201の動作不良(オ
フ状態の長時間継続)を検出するためにも用いられる。
そして、図7には示されていないが、例えば、図7に示
された処理が1回起動されると第1のタイマのタイマ値
が+1されるように構成される。第1のタイマがまだセ
ットされていない場合には、位置検出器200がオンし
たか否か確認する(ステップS14)。位置検出器20
0がオンした場合には第1のタイマをセットする(ステ
ップS15)。
【0034】そして、払出制御用マイクロコンピュータ
60は、払出個数検出器201がオン状態になったか否
か確認する(ステップS16)。すなわち、玉払出装置
97によって払い出された玉が通過したか否か確認す
る。払出個数検出器201がオン状態になった場合に
は、カウンタの値を+1するとともに(ステップS2
1)、第1のタイマがタイムオーバしていないかどうか
確認する(ステップS22)。タイムオーバとは、タイ
マ値が所定値を越えたことである。玉供給樋90がn列
ある場合、所定値は、(玉払出が正常に遂行されている
場合の位置検出器200のオン〜払出個数検出器201
のオンまでに要する時間)よりも大きい値であって、
{(玉払出が正常に遂行されている場合の位置検出器2
00のオン〜払出個数検出器201のオンまでに要する
時間)×[n/(n−1)]}よりも小さい値に設定さ
れる。玉供給樋90が2列あって、(玉払出が正常に遂
行されている場合の位置検出器200のオン〜払出個数
検出器201のオンまでに要する時間)が10msであ
るとすると、所定値は、10msより大きく20msよ
り小さい値、例えば15msに設定される。
【0035】払出制御用マイクロコンピュータ60は、
第1のタイマがタイムオーバしていた場合には、異常回
数カウンタの値を+1する(ステップS23)。そし
て、第1のタイマをリセットする(ステップS24)。
さらに、ステップS21でカウントアップしたカウンタ
の値が、記憶している払出個数に達したかどうか確認す
る(ステップS25)。達していない場合には、センサ
OFF待ちフラグをセットし(ステップS20)第2の
タイマをセットして(ステップS30)処理を終了す
る。なお、払出個数は、図10〜図12に示された例で
は15個である。カウンタ値が払出個数に達した場合に
は、1回の玉払出処理が終了したので、払出モータ18
9を停止するとともに払出中フラグをリセットする(ス
テップS26,S27)。また、カウンタの値をクリア
しておく(ステップS28)。図10では、このタイミ
ングは、例えば、bのタイミングである。さらに、払出
終了通知フラグをセットする(ステップS29)。
【0036】ステップ11において払出個数検出器20
1のオフが検出されなかったとき、または、ステップ1
6において払出個数検出器201のオンが検出されなか
ったときには、払出制御用マイクロコンピュータ60
は、第1のタイマまたは第2のタイマのタイマの値が払
出個数検出器201の不良検知のための所定値を越えて
いないかどうか確認する(ステップS17)。タイマの
値が所定値を越えているときには、払出個数検出器異常
フラグをセットして処理を終了する(ステップS1
8)。タイマの値が所定値を越えているということは、
払出モータ189を起動して玉払出処理を開始したもの
の、払出個数検出器201のオン継続状態またはオフ継
続状態が所定時間続いたことを示している。そのような
場合には、払出個数検出器201が故障したことが考え
られる。なお、ステップS11から分岐した場合には、
ステップS17では、払出個数検出器201のオン状態
継続による異常を検出するために第2のタイマのタイマ
値がチェックされる。この場合、比較する所定値は、通
常の払い出しにおける払出個数検出器201のオン時間
より長く設定される。ステップS16から分岐した場合
には、ステップS17では、払出個数検出器201のオ
フ状態継続による異常を検出するために第1のタイマの
タイマ値がチェックされる。この場合の比較する所定値
は、通常の払い出しにおいて払出個数検出器201が2
回連続してオンするのに要する時間より長く設定される
(玉供給樋90が2列の場合)。つまり、2つの玉供給
樋90からそれぞれ1個ずつ玉が払い出されたはずなの
に、払い出されたはずの玉をどちらも検出できなかった
場合に、払出個数検出器201の不良とみなす。ほとん
ど可能性はないが2列とも同時に玉詰まりした場合に払
出個数検出器201の不良と区別がつかないが、その場
合にも払出個数検出器201の不良と同様に払い出しを
停止する必要があるので、検出器不良と同様に扱っても
問題はない。
【0037】次に、図8のフローチャートを参照してス
テップS1の異常チェック処理について説明する。払出
制御用マイクロコンピュータ60は、払出終了通知フラ
グがセットされていることを確認すると、まず、そのフ
ラグをリセットする(ステップS31,S32)。そし
て、累積カウンタの値に異常検出カウンタの値を加算す
る(ステップS33)。累積カウンタの値が規定値以上
になっている場合には、累積カウンタの値をクリアする
とともに、後述する異常対応処理を行う(ステップS3
4,S35,S36)。そして、異常対応中フラグをセ
ットするとともに、異常回数カウンタの値をクリアして
おく(ステップS37,S38)。異常対応中フラグ
は、後述する異常対応処理が行われ回復処理が行われて
いないことを示すフラグである。
【0038】異常回数カウンタは、例えば15個の玉が
払い出される1回の払出処理における第1のタイマのタ
イムオーバの回数を計数するものである。また、累積カ
ウンタは、複数回にわたる払出処理における第1のタイ
マのタイムオーバの回数を計数するものである。図11
には、2列の玉供給樋90(詳しくは、玉切れ検出器4
2より下流で、玉送り水平路184a,184b、スク
リュー188の上流)のうちの片方に玉詰まりが生じた
場合の例が示されている。つまり、ここでいう玉詰まり
とは、玉切れ検出器42は玉有りを検出していてスクリ
ュー188に玉が供給されていない玉詰まりであり、玉
切れ検出器42より上流での玉詰まりは除外されてい
る。その場合にも、払出モータ189で駆動されるスク
リュー188の回転に応じて、1回転につき双方の玉供
給樋に対応した2回の検出信号が位置検出器200から
出力される。しかし、実際には、片方の玉供給樋90か
らしか玉は流下されない。従って、払出個数検出器20
1から出力される検出信号は、位置検出器200から2
回検出信号が出力されると、1回出力される。従って、
第1のタイマのタイムオーバが1回おきに生ずる。すな
わち、1回目の払出処理において7回のタイムオーバが
生じ、2回目の払出処理においても7回のタイムオーバ
が生じ、さらに、3回目の払出処理においても7回のタ
イムオーバが生じた例が示されている。そして、cのタ
イミングにおいて累積カウンタのカウント値(7+7+
7)が規定値を越えたので、異常対応処理が開始される
ことが示されている。
【0039】図4,図5に示されたような位置検出器2
00を用いずに、それぞれの玉供給樋90における玉の
流れを検出する各検出器を設け、片方の玉供給樋90か
らの玉供給が停止しても、他方の玉供給が正常である場
合には、異常とみなさずに玉払出処理を継続することも
考えられる。しかし、そのような状態で、なんらの異常
報知もせずに玉払出処理を継続すると、払出処理能力が
低下しているので、ついには入賞玉処理が滞ってしまう
事態も考えられる。さらには、各検出器からの検出信号
をもって払出個数を確認している場合には、片方の検出
器から検出信号が出力されない状態が、検出器は正常で
あるが玉詰まりを生じているのか検出器自体が故障して
いるのか判別できない。もしも、実際には検出器自体が
故障して検出信号が出力されない状態で(実際には玉は
流れている状態で)、他方の玉供給樋90からの玉供給
によって払出処理を継続すると、決められた個数よりも
多い個数の玉を払い出してしまう。このような事態が発
生しないようにするためには、片方の検出器から検出信
号が出力されない状態が発生すると払出処理を停止する
ようにせざるを得ない。
【0040】しかし、この実施形態のように、玉払出装
置97から払い出された玉を一括して検出する払出個数
検出器201を設け、その検出器からの検出信号によっ
て払出個数を確認するようにすれば、払出個数検出器2
01からの検出信号が出力されている限り、払出処理の
速度が低下した場合には、すなわち、第1のタイマのタ
イムオーバの回数が規定値以上になった場合には、検出
器の動作は正常であって片方の玉供給樋90からの玉供
給が停止した状態が発生していることは明らかである。
すなわち、玉詰まりを生じているのか検出器自体が故障
しているのか判別できないということはない。従って、
払出処理の速度が低下した状態で払出処理を継続して
も、決められた個数よりも多い個数の玉を払い出してし
まうことはない。また、払出処理の速度が低下した状
態、すなわち、第1のタイマのタイムオーバが複数生ず
る状態が継続すると異常対応処理を行うようにすれば、
異常対応処理によってそのような状態が報知されたり停
止されたりするので、入賞玉処理が滞ってしまうといっ
た事態の発生が防止される。
【0041】図8のフローチャートに示された処理にお
いて、払出終了通知フラグがセットされていない場合に
は、払出制御用マイクロコンピュータ60は、払出個数
検出器異常フラグがセットされているか否か確認する
(ステップS39)。セットされている場合には、その
フラグをリセットしておくとともに(ステップS4
0)、ステップS36の異常対応処理を開始する。この
場合の異常処理として、エラー報知とともに払出停止
(中断)処理が行われる。
【0042】また、払出制御用マイクロコンピュータ6
0は、累積カウンタの値が規定値に達していない場合に
は、異常回数カウンタの値が0であるか否か確認する
(ステップS41)。異常回数カウンタの値が0である
ということは、1回の払出処理中に第1のタイマのタイ
ムオーバが1回も生じなかったことを示している。すな
わち、両方の玉供給樋90から正常に玉が供給されたこ
とを示している。従って、一時的な玉詰まりや玉供給遅
れが生じていたとしても、それらが解消したと判断でき
る。そこで、その場合には、玉払出動作が正常に戻った
として、累積カウンタの値をクリアしておく(ステップ
S42)。また、異常対応中フラグがセットされていた
場合には、所定の回復処理を行うとともに(ステップS
43,S44)、異常対応中フラグをリセットする(ス
テップS45)。
【0043】図12に示された例は、連続して2回の玉
払出動作において第1のタイマのタイムオーバが複数回
生じた結果、累積カウンタの値が(L+M)になったも
のの、その後の玉払出処理において第1のタイマのタイ
ムオーバが発生しなかったので累積カウンタの値がクリ
アされた場合の例である。このように、玉詰まりや玉供
給遅れが発生しても直ちに異常発生と確定しないように
することによって、玉詰まりや玉供給遅れが一時的なも
のであってそれが解消された場合には、玉払出動作が自
己復旧することになる。例えば、景品玉タンク38から
玉払出装置97に至る玉供給経路のいずれかにおいて汚
れやごみ付着が生ずると、玉詰まりや玉供給遅れが発生
する場合がある。その結果、位置検出器200が検出信
号を出力しているにも関わらず払出個数検出器201か
ら検出信号が出力されず、第1のタイマのタイムオーバ
が生ずる。しかし、玉の流れに従って汚れやごみ付着が
解消される場合もあり得る。すると、位置検出器200
が検出信号を出力しているにも関わらず払出個数検出器
201から検出信号が出力されないという状況がなくな
り、第1のタイマのタイムオーバが発生しなくなる。従
って、異常回数カウンタはカウントアップされなくな
り、累積カウンタはクリアされる。従って、玉払出制御
は、異常を検知する前の正常な状態に復旧する。このよ
うな制御を行わない場合には、回復の可能性のある一時
的な玉詰まりや玉供給遅れが発生しても、遊技を中断し
たりするような制御を行わざるを得ない。
【0044】図9はステップS36の異常対応処理の一
例を示すフローチャートである。例えば、図9(A)に
示されるように異常報知処理が実行される。具体的に
は、払出制御用マイクロコンピュータ60は、スピーカ
27から所定の警報音を出力したり、賞球ランプ51や
玉切れランプ52を用いて異常を知らせるための点滅表
示を行ったりする。また、エラー表示器59に異常の種
類を示すコードを表示する。さらに、遊技制御用マイク
ロコンピュータ53を介して可変表示器10に異常の種
類を示すコードを表示してもよい。このような異常対応
処理が行われた後に、1回の払出処理において第1のタ
イマのタイムオーバが生じない状況になった場合には、
警報音や異常表示を止める回復処理が行われる。また、
遊技店に設けられているホールコンピュータ(図6にお
いて図示せず)に対して、異常が生じた旨を示す信号を
送るようにしてもよい。さらに、上記の異常報知処理と
ホールコンピュータへの信号送信処理とを併せて行って
もよい。このように異常報知処理を行うことによって、
遊技場の店員が玉詰まりなどを解消することができ、玉
払出遅れを防止できる。
【0045】また、図9(B)に示されるように、遊技
不能動化処理を行ってもよい。具体的には、打球発射装
置34の駆動を停止したり、打球発射装置34への玉送
りを停止したりする。あるいは、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ53を介して遊技状態を中止したりする。さ
らには、すでに入賞した入賞玉があったとしても、それ
らの入賞玉に対する玉払出処理を行わないようにしても
よい。このような異常対応処理が行われた後に、1回の
払出処理において第1のタイマのタイムオーバが生じな
い状況になった場合には、遊技不能動化処理開始時点の
処理から遊技が再開されるように回復処理を行う。この
ように、遊技不能動化処理を行うことによって、復旧処
理を促進できるとともに、玉払出遅れによる不具合を防
止できる。さらに、まず、図9(A)に示される異常報
知処理を行い、その後の所定期間内に回復処理が起動さ
れなかった場合に図9(B)に示される遊技不能動化処
理を開始するようにしてもよい。
【0046】なお、この実施形態では、1回の払出処理
が終了した時点で第1のタイマのタイムオーバの回数を
チェックしてその累積回数が規定値以上になっていたら
異常対応処理を開始するようにしたが、累積回数が規定
値以上になった時点で直ちに異常対応処理を開始するよ
うにしてもよい。また、この実施形態では1回の払出処
理において15個の玉が払い出される場合を例にした
が、1回の払出処理においてその他の個数の玉が払い出
される場合にも、この実施形態がそのまま適用できる。
【0047】図13は、本発明の他の実施形態を示すタ
イミング図である。この実施形態では、所定時間内に所
定回数第1のタイマのタイムオーバが生じた場合に異常
対応処理が行われる。例えば、dのタイミングで第1の
タイマのタイムオーバが生じたので、所定時間を計測す
るためのタイマがセットされる。そして、1回の払出処
理が終了するたびに累積カウンタの更新が行われるが、
その時点では、累積カウンタのカウント値のチェックは
行われない。所定時間を計測するためのタイマがタイム
アップした時点で累積カウンタのカウント値のチェック
が行われる。そして、所定時間が経過したときの累積カ
ウンタの値(P+Q)が規定値以上であったので異常対
応処理が開始されることが示されている。
【0048】このような実施形態によっても、片方の玉
供給樋90で玉詰まりや玉供給遅れが発生しても、一時
的に他方の玉供給樋90からの供給玉によって払出制御
が続行される。また、玉詰まりや玉供給遅れがが解消さ
れた場合には、玉払出動作が自己復旧することになる。
さらに、他方の玉供給樋90からの供給玉のみによる払
出制御が頻繁に発生した場合には、異常対応処理が開始
される。
【0049】上記の各実施形態では、玉払出装置97の
玉を供給する玉供給樋90が2列の場合について説明し
たが、本発明は玉払出装置97から払い出された玉を検
出するものであるから、玉供給樋90が3列以上ある場
合でも本発明を適用できる。また、上記の各実施形態で
は、入賞玉の発生に起因する景品玉払出指令信号にもと
づく玉払出処理について説明したが、遊技玉の貸出操作
に起因する貸出玉払出指令信号にもとづく玉払出処理に
ついても同様に適用される。
【0050】上記の各実施形態では、払出個数検出器2
01として近接スイッチを例示したが、他の種類の検出
器を用いてもよい。例えば、玉の通過によって押下され
て接点をオンする機械式のスイッチを用いてもよい。ま
た、玉を順次に払い出す順次払出機構として、払出モー
タ189がスクリュー188を回転させることによりパ
チンコ玉を1個ずつ払い出す形態の玉払出装置97を例
示したが、他の種類の玉払出機構を用いてもよい。例え
ば、供給された玉をスプロケットの回転(回転方向に誘
導)によって流下させる形態の玉払出機構を用いてもよ
い。また、タイマ(基準時間、払出時間)は例えばモー
タの送りステップ数などでもよく、計測の仕方は特に限
定されない。
【0051】さらに、図4,図5には、複数の玉供給路
181a,181bに流入した玉はスロープ202に案
内されて1つの流下路に導かれたが、それぞれ異なる流
下路に払い出されるようにしてもよい。その場合には、
それぞれの流下路に対応して払出個数検出器が設けら
れ、それぞれの払出個数検出器からの検出信号が払出制
御用マイクロコンピュータ60に入力される。その場合
でも、払出制御用マイクロコンピュータ60がそれぞれ
の検出信号を一括して取り扱うことによって、玉払出機
構から払い出された玉が一括して検出されることにな
る。
【0052】上記の実施の形態では、位置検出器200
から検出信号が出力されてから払出個数検出器201か
ら検出信号が出されるまでの時間が所定時間を越えたこ
との累積回数が規定値以上になると所定の処理が実行さ
れる例が示されたが、各本発明はそのような実施形態に
限られない。順次払出機構の払出動作を検出する検出器
からの検出信号と、順次払出機構から払い出される玉を
一括して検出する検出器からの検出信号とを用いて、そ
れらの信号の出力タイミング差(後者の検出器が全く検
出しなくなった場合を除く)があらかじめ決められてい
る所定の条件に合致したら異常対応処理等の所定の処理
が開始される各形態は、本発明に含まれるものである。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弾球遊
技機が、玉が複数列となって流下する玉供給樋と、複数
列から流下する玉を順次に払い出す順次払出機構と、順
次払出機構の払出動作を検出する払出動作検出手段と、
順次払出機構の動作によって払い出される玉を一括して
検出する玉計数手段と、払出指令信号にもとづいて、玉
計数手段が計数する所定数まで順次払出機構を動作させ
る払出制御手段とを備え、払出制御手段は、払出動作検
出手段が玉を検出してから所定時間内に玉計数手段が玉
を検出しない場合に所定の処理を実行するように構成さ
れているので、ある列で玉詰まりが生じているのか検出
器自体が故障しているのかを、玉詰まりが生じていない
列から流下する玉により判別できる。従って、ある列で
一時的な玉詰まりや玉供給遅れ等の要因が生じたときで
も玉払出動作を問題なく続行できるとともに、その要因
が解除されると払出動作が自動的に正常な状況に復帰で
きる効果がある。さらに、玉詰まりや玉供給遅れ等の要
因が解消されない場合には、報知や遊技不能動化を介し
て玉払出遅れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図であ
る。
【図2】 パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図
である。
【図3】 パチンコ遊技機の機構板を背面からみた背面
図である。
【図4】 玉払出装置の分解斜視図である。
【図5】 (A)は玉払出装置の側面からみた断面図、
(B)は玉払出装置の前方からみた断面図である。
【図6】 遊技制御基板と払出制御基板との主要な電気
部構成を関連する各部材とともに示すブロック図であ
る。
【図7】 払出制御用マイクロコンピュータの玉払出処
理を示すフローチャートである。
【図8】 払出制御用マイクロコンピュータの異常チェ
ック処理を示すフローチャートである。
【図9】 払出制御用マイクロコンピュータの異常対応
処理を示すフローチャートである。
【図10】 一時的な玉詰まりや玉供給遅れ等の異常要
因が発生しなかった場合の例を示すタイミング図であ
る。
【図11】 異常要因発生が継続した場合の例を示すタ
イミング図である。
【図12】 異常要因発生が継続したものの途中でその
要因が消滅した場合の例を示すタイミング図である。
【図13】 他の実施形態における異常要因発生が継続
した場合の例を示すタイミング図である。
【符号の説明】
31 遊技制御基板 37 払出制御基板 53 遊技制御用マイクロコンピュータ 60 払出制御用マイクロコンピュータ 90 玉供給樋 97 玉払出装置 200 位置検出器 201 払出個数検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 払出指令信号にもとづいて所定数の玉を
    払い出す弾球遊技機において、 玉が複数列となって流下する玉供給樋と、 前記複数列から流下する玉を順次に払い出す順次払出機
    構と、 前記順次払出機構の払出動作を検出する払出動作検出手
    段と、 前記順次払出機構の動作によって払い出される玉を一括
    して検出する玉計数手段と、 前記払出指令信号にもとづいて、前記玉計数手段が計数
    する所定数まで前記順次払出機構を動作させる払出制御
    手段とを備え、 前記払出制御手段は、前記払出動作検出手段が払出動作
    を検出してから前記玉計数手段が玉を検出する基準時間
    を設定し、基準時間を越えて前記玉計数手段が玉を検出
    した場合に所定の処理を実行することを特徴とする弾球
    遊技機。
  2. 【請求項2】 払出制御手段は、基準時間より長い時間
    であって払出動作検出手段が払出動作を検出してからの
    所定時間を設定し、基準時間を越えて所定時間内に玉計
    数手段が玉を検出した場合に所定の処理を実行する請求
    項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 払出制御手段は、所定の処理として報知
    処理を行う請求項1または請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 払出制御手段は、基準時間を越えて玉計
    数手段が玉を検出したことが複数回生ずると所定の処理
    を実行する請求項1ないし請求項3記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 払出制御手段は、所定の処理として、遊
    技を不能動化する処理を行う請求項4記載の弾球遊技
    機。
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