JP2002245692A - 光ディスク製造装置及び製造方法 - Google Patents

光ディスク製造装置及び製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで生産速度の速い光ディスク製造
装置を提供することができ、しかも品質の高い光ディス
クの生産が可能なこと。 【解決手段】 情報が記録されたディスク基板を成形す
る成形機と、前記ディスク基板を冷却するための冷却ユ
ニットと、前記成形機から前記ディスク基板を前記冷却
ユニットに移載する第1の移載手段と、前記冷却機構か
ら前記ディスク基板を第1の搬送手段の受け部に載置す
る第2の移載手段と、前記第1の搬送手段から前記ディ
スク基板を順次受取ってその情報が記録された面に反射
膜を形成する成膜装置と、前記ディスク基板が載置され
る受け部を複数備えて一定角度づつ間欠的に回転する第
2の搬送手段と、前記ディスク基板を表裏反転する反転
手段と、前記反転されたディスク基板と、液状接着剤が
供給されている別のディスク基板とを重ね合わせる重ね
合わせ機構と、前記重ね合わされた2枚のディスク基板
を回転処理するスピンナ装置と、前記回転処理されたデ
ィスク基板に紫外線を照射して硬化させる硬化装置とを
備えた光ディスク製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、記録された情報
を光で読み取ることが可能な光ディスクの製造、及び2
枚のディスク基板の貼り合わせなどに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 光ディスクにより、記録容量を増大さ
せる技術が発展普及してきており、さらにその記録容量
をより高密度化する傾向にある。例えば、2層の構造
で、両面から1層づつ記録している光ディスクでDVD
−9と称する8.5ギガバイトの記録容量のものがあ
る。この種の光ディスクの製造方法としては、例えば2
台の成形機により予め別々の情報を記録したディスク基
板それぞれを成形し、その後でそれぞれの記録面に反射
率の異なる反射膜を2台のスパッタリング装置により形
成し、これらの記録面側同士を向かい合わせて貼り合わ
せるものである。この場合の反射膜は違う反射材料を用
いて別々の反射率にする場合と、同一の材料を用い厚み
を変えて反射率を別々にする場合とがある。
【0003】 また、1層の構造で、片面に1層を記録
している光ディスクでDVD−5と称する4.7ギガバ
イトの記録容量のものがある。これは、例えば2台の成
形機により予め情報を記録したディスク基板と情報の記
録されていないディスク基板とをそれぞれを成形し、そ
の後で1台のスパッタリング装置により記録面だけに反
射膜を形成し、記録面を持たないディスク基板には反射
膜を形成しない場合と、記録面を持たないディスク基板
に別のスパッタリング装置で反射率の違う反射膜を形成
する場合とがあり、これらを貼り合わせることにより得
られる。
【0004】 このような光デイスクは、ディジタル・
バーサタイル・ディスク(DVD)にせよ、コンパクト
・ディスク(CD)にせよディスク基板は成形機で製作
されるが、その成形時にかなりの熱で樹脂材料を軟化さ
せて成形するので、成形機から出力されたディスク基板
の温度は高く、したがって、その温度を常温程度まで低
下させた後でスパッタリング装置により反射膜を形成し
なければならない。この冷却は、一般に直線的に動く搬
送機構の各受け台上に、双方の成形機からのディスク基
板を平面状に順次載置して、冷却風などを吹きつけて搬
送する過程で行われる。したがって、この部分の機構で
は大型化してしまうという問題があり、またディスク基
板の上面にほこりなどが付着する可能性がある。
【0005】 また、別々の反射膜を形成する工程から
2枚のディスク基板を重ね合わせる工程においても、ス
パッタリング装置のような成膜装置を2台用意し、それ
ぞれの成膜装置で異なる反射率の反射膜が形成された2
枚のディスク基板をそれぞれのラインで移載装置まで搬
送し、その移載装置や重ね合わせ装置などに2枚のディ
スク基板を重ね合わせているが、移動する距離が長くな
るのでディスク基板の上面にほこりなどが付着する可能
性が高くなり、またその占有面積を小さくできないばか
りか、搬送に時間を要する。ここで、光ディスクは貼り
合わせ面にほこりなどが混入すると、正確に情報が読み
取れない場合が生じるので、製造過程でディスク基板の
貼り合わせ面にほこりなどが混入するのは避けなければ
ならない。クリーンルームで製造を行えばこの問題は解
決するのであるが、コストや他の生産ラインなどの関係
もあり、クリーンルームで製造を行うことは実際上難し
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 いずれにせよ従来の
製造装置では、1台で2種類のディスク基板を同時に製
作する成形機、1台で2種類の反射膜を形成できるスパ
ッタリング装置のような成膜装置を用いようが用いまい
が、搬送機構及び移載機構そのもの、及び組み合わせに
難点があり、ディスク基板の成形工程から重ね合わせ工
程までの搬送ラインが長く、時間を要するためにほこり
などが混入する可能性が高く、またその部分の小形化が
できないなどの問題があった。
【0007】 したがって、本発明では光ディスクの製
造ラインの移載動作及び搬送動作をできるだけ旋回動
作、回転動作の組み合わせとして、小形化とライン長を
短くしてそれらに要する時間を短縮し、ほこりの混入の
可能性を低減することを主な課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するた
めに、本発明に係る請求項1の発明では、2枚のディス
ク基板を貼り合わせてなる光ディスク基板を製作する光
ディスク製造装置において、情報が記録されたディスク
基板を成形する成形機と、前記ディスク基板を冷却する
ための冷却ユニットと、前記成形機から前記ディスク基
板を前記冷却ユニットに移載する第1の移載手段と、前
記冷却機構から前記ディスク基板を第1の搬送手段の受
け部に載置する第2の移載手段と、前記第1の搬送手段
から前記ディスク基板を順次受取ってその情報が記録さ
れた面に反射膜を形成する成膜装置と、前記ディスク基
板が載置される受け部を複数備えて一定角度づつ間欠的
に回転する第2の搬送手段と、前記ディスク基板を表裏
反転する反転手段と、前記反転されたディスク基板と、
液状接着剤が供給されている別のディスク基板とを重ね
合わせる重ね合わせ機構と、前記重ね合わされた2枚の
ディスク基板を回転処理するスピンナ装置と、前記回転
処理されたディスク基板に紫外線を照射して硬化させる
硬化装置とを備えた光ディスク製造装置を提案するもの
である。この発明の光ディスク製造装置によれば、品質
の良いDVDを高速で一貫生産でき、装置自体はコンパ
クトである。
【0009】 また、請求項2の発明では、請求項1に
おいて、前記成形機は1枚、又は同時に2枚のディスク
基板を成形し得る光ディスク製造装置を提案するもので
ある。
【0010】 また、請求項3の発明では、請求項1又
は請求項2において、前記第1の移載機構は1枚、又は
同時に2枚のディスク基板を移載し得ることを特徴とす
る光ディスク製造装置を提案するものである。
【0011】 また、請求項4の発明では、請求項1又
は請求項2において、前記冷却ユニットは、前記ディス
ク基板を1枚、又は同時に2枚受け取って1列縦隊又は
2列縦隊に間隔をあけて立てることにより放熱を行う光
ディスク製造装置を提案するものである。
【0012】 また、請求項5の発明では、2枚のディ
スク基板を貼り合わせてなる光ディスクを製作する光デ
ィスク製造装置において、成形機で成形されたディスク
基板を放熱するための冷却ユニットを備え、この冷却ユ
ニットは、それぞれ同一ピッチで螺旋状に形成された溝
を有する3本以上の送りシャフトを有し、これら送りシ
ャフトは前記ディスク基板の仮想外周の一部分に位置す
るように配置され、前記ディスク基板の外周部分を前記
溝内に納め、前記各送りシャフトを同一速度で回転させ
ることにより前記送りシャフトに支承されたすべての前
記ディスク基板を先送りすることを特徴とする光ディス
ク製造装置を提案するものである。温度の高いディスク
基板を受け取って冷却を行う距離、つまり冷却機構の長
さが従来に比べて短く、コンパクトであり、しかも同時
に2枚のディスク基板の受取り、また引渡しを確実に行
うのに適した構造である。
【0013】 また、請求項6の発明では、2枚のディ
スク基板を貼り合わせてなる光ディスクを製作する光デ
ィスク製造装置において、成形機で成形されたディスク
基板の熱を放熱するための冷却ユニットと、該冷却ユニ
ットで冷却された前記ディスク基板を搬送手段に移載す
る移載手段を備え、この移載手段は前記冷却ユニットか
ら前記ディスク基板を吸着保持して垂直方向に旋回した
後にほぼ直角に回転して前記ディスク基板を平面状態に
位置させ、前記搬送手段の受け部に載置することを特徴
とする光ディスク製造装置を提案するものである。この
発明によれば、冷却機構のディスク基板をその方向を変
えてターンテーブルに載置することができ、しかも同時
に2枚のディスク基板の受け渡しを確実に行うのに適し
た構造である。
【0014】 また、請求項7の発明では、情報が記録
されたディスク基板を成形する成形機、前記ディスク基
板を冷却するための冷却ユニット、前記冷却されたディ
スク基板の情報が記録された面に反射膜を形成する成膜
装置、及び液状接着剤を介して重ね合わされた2枚のデ
ィスク基板を回転処理するスピンナ装置と前記2枚のデ
ィスク基板間の前記液状接着剤を硬化させる硬化装置と
からなる貼り合わせ機構を備えた光ディスク製造装置に
おいて、前記成膜装置と前記貼り合わせ機構との間に排
出シュータと移載手段とを備え、前記貼り合わせ機構以
降の出力側でトラブルが生じたとき、前記貼り合わせ機
構以降の機構は停止させ、前記成形機から前記成膜装置
までの機構は動作を続行させると同時に、前記移載装置
が動作して前記成膜装置から出力された前記ディスク基
板を前記排出シュータに排出することを特徴とする光デ
ィスク製造装置を提案するものである。この発明によれ
ば、貼り合わせ機構以降のトラブルに対しては成形機か
ら成膜装置を動かしているので、設置される排出シュー
タの数を最少限度に抑えながら、ディスク基板の成形品
質を維持することができる。
【0015】 また、請求項8の発明では、請求項7に
おいて、前記排出シュータは二つに分割されており、前
記移載手段は前記成膜装置から出力された前記ディスク
基板に形成された反射膜の差異、又は反射膜の有無によ
って、交互に振り分けることを特徴とする光ディスク製
造装置を提案するものである。
【0016】 また、請求項9の発明では、2枚のディ
スク基板を貼り合わせてなる光ディスクを製造する光デ
ィスク製造装置において、前記ディスク基板が載置され
る受け部を複数備えて一定角度ずつ間欠的に回転する搬
送手段であって、前記受け部は前記搬送手段の外周部の
近傍で切除されており、反射膜が形成されたディスク基
板、又はどちらか一方に反射膜が形成されたディスク基
板を一対として交互に前記受け部に受取るターンテーブ
ルと、前記切除部分を利用して、前記一対のディスク基
板の内の一方を表裏反転する反転手段と、前記一対のデ
ィスク基板の内の一方のディスク基板に液状接着剤を供
給する接着剤供給ノズルと、前記一対のディスク基板同
士を重ね合わせる重ね合わせ機構と、重ね合わされた前
記ディスク基板を回転処理するスピンナ装置と、前記液
状接着剤を硬化させる硬化装置とを備えた光ディスク製
造装置を提案するものである。この発明によれば、コン
パクトな貼り合わせ機構で2枚のディスク基板の高品質
の貼り合わせが可能である。
【0017】 また、請求項10の発明では、請求項9
の光ディスク製造装置において、前記重ね合わせ機構
は、前記反転されたディスク基板を吸引保持して水平方
向に旋回し、隣りの受け部に載置された前記液状接着剤
の供給されている前記ディスク基板の真上まで移動させ
て重ね合わせる光ディスク製造装置を提案するものであ
る。
【0018】 また、請求項11の発明では、請求項9
又は請求項10において、前記重ね合わせ機構は、前記
ターンテーブルの下方向から上昇して前記反転されたデ
ィスク基板を前記ターンテーブルから受け取って上昇さ
せる第1の昇降手段と、前記反転されたディスク基板を
吸引保持して水平方向に旋回し、隣りの受け部に載置さ
れた前記液状接着剤の供給されている前記ディスク基板
の真上まで移動させる移動手段と、前記ターンテーブル
上の下方向から上昇して前記液状接着剤の供給されてい
る前記ディスク基板を上昇させて、前記移動手段に保持
された前記ディスク基板に重ね合わせ、これら重ね合わ
された2枚の前記ディスク基板を支承しながら下降して
前記ターンテーブル上に戻す第2の昇降手段とからなる
光ディスク製造装置を提案するものである。
【0019】 また、請求項12の発明では、請求項9
ないし請求項11のいずれかにおいて、前記スピンナ装
置から貼り合わされた2枚の前記ディスク基板を順次受
け取る搬送手段であって、その一部分は装置壁における
外方向に突出した突出壁部分に囲まれた突出部を通過す
るターンテーブルを備え、前記硬化装置は前記突出部に
位置し、前記ターンテーブルが前記突出部を通過すると
きに前記2枚のディスク基板に紫外線を照射する光ディ
スク製造装置を提案するものである。この発明によれ
ば、硬化装置の発熱が他の機構、工程に与える悪影響を
最小限に抑えることができる。
【0020】 また、請求項13の発明では、ディスク
基板を成形する成形工程と、そのディスク基板に反射膜
を形成する成膜工程と、液状接着剤を介して2枚のディ
スク基板を重ね合わせる重ね合わせ工程と、重ね合わさ
れた2枚のディスク基板を回転処理する回転処理工程
と、前記液状接着剤を硬化させる硬化工程とを備える光
ディスク製造方法において、成形機からディスク基板を
取り出して間隔をあけ順次立てて冷却すると共に、前記
ディスク基板を先送りする冷却工程と、この工程で先送
りされて所定位置に来た前記ディスク基板を垂直方向に
旋回させた後にほぼ直角に回転させて平面に載置する移
載工程とを前記成形工程と前記成膜工程との間に備えた
光ディスク製造方法を提案するものである。この発明に
よれば、冷却機構のディスク基板をその方向を変えてタ
ーンテーブルに載置することができ、しかも同時に2枚
のディスク基板の受け渡しを確実に行うのに適した方法
である。
【0021】 また、請求項14の発明では、ディスク
基板を成形する成形工程、そのディスク基板に反射膜を
形成する成膜工程、及び液状接着剤を介して2枚のディ
スク基板を重ね合わせる重ね合わせ工程と前記重ね合わ
された2枚のディスク基板を回転処理する回転処理工程
と前記液状接着剤を硬化させる硬化工程とからなる貼り
合わせ工程を備える光ディスク製造方法において、前記
重ね合わせ工程以降の工程において異常が発生したとき
には、前記成形工程から成膜工程の間の工程はそのまま
続行させ、前記反射膜の形成されたディスク基板を順次
排出して前記成膜工程の後の工程を経ないようにした光
ディスク製造方法を提案するものである。この発明によ
れば、貼り合わせ工程以降のトラブルに対してはディス
ク基板の成形工程から成膜工程をそのまま働かせている
ので、排出工程の数を最少限度に抑えながら、ディスク
基板の成形品質を維持することができる。
【0022】 また、請求項15の発明では、請求項1
4において、前記反射膜の種類、有無によって前記ディ
スク基板を分けて排出する光ディスク製造方法を提案す
るものである。
【0023】 また、請求項16の発明では、2枚のデ
ィスク基板を貼り合わせてなる光ディスクを製作する光
ディスク製造方法において、順次搬送されて来るディス
ク基板に順次反射膜を形成する、又は交互に反射膜を形
成する成膜工程と、一対の前記ディスク基板の内の一方
を反転する反転工程と、前記反転工程で反転されない前
記ディスク基板の上面、又は前記反転工程で反転された
前記ディスク基板の下面に液状接着剤を供給する工程
と、前記反転された前記ディスク基板を前記反転されな
い前記ディスク基板の真上まで搬送、又は前記反転され
ない前記ディスク基板を前記反転された前記ディスク基
板の真下まで搬送して重ね合わせる工程と、前記2枚の
重ね合わされたディスク基板を回転処理する工程と、前
記2枚のディスク基板間の前記液状接着剤を硬化させる
工程とを備えた光ディスク製造方法を提案するものであ
る。この発明によれば、コンパクトな貼り合わせ機構で
2枚のディスク基板の高品質の貼り合わせが可能であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態及び実施例】 先ず、この装置全体
の概略を示す図1によって本発明に係る光ディスクの製
造装置及び製造方法の実施の形態について説明する。図
1において、1は成形機(メイキ(株)製)であり、そ
れぞれの片面に異なる情報が記録された2枚のディスク
基板を同時に成形する。移載アームとその駆動装置とか
らなる移載手段2は、成形機1から2枚のディスク基板
を同時に吸着保持して受け取り、ほぼ垂直方向に旋回し
て後で詳述する冷却機構3に載置する。冷却機構3は、
成形されたばかりのディスク基板は温度が高いので常温
近くまで冷ますためのものである。冷却機構3に一定間
隔で立てて並べられたディスク基板は一定速度で先送り
され、所定位置に達したとき、2枚のディスク基板は第
2の移載手段4により第1の回転型搬送手段であるター
ンテーブル5の二つの受け部5aに同時に載置される。
第2の移載手段4については後で詳述するが、冷却機構
3に立てて並べられた2枚のディスク基板を同時に吸着
保持して、垂直上方向に旋回し、途中でその旋回方向と
ほぼ直角に回転して2枚のディスク基板を平面状、つま
りターンテーブル5の平面と並行に位置させ、しかる後
に再び垂直下方向に旋回してターンテーブル5の二つの
受台5aに同時に載置する。ターンテーブル5には12
0度の等間隔で3個の受台5aが設けられており、間欠
的に120度ずつ時計方向に回転し、240度回転する
毎に、移載手段4により2枚のディスク基板を受け取
る。
【0025】 ターンテーブル5の受け部5aに載置さ
れたディスク基板は、第3の移載手段6によって順次第
2のターンテーブル7に移載される。ターンテーブル7
は、例えば8個の受台7aを一定間隔で備えるものであ
り、隣接する受台7a間の角度にほぼ等しい45度間隔
で間欠的に反時計方向に回転する。受台7aに載置され
たディスク基板(鎖線で示す)は、所定位置でスパッタ
リング装置のような成膜装置8に受け渡される。通常の
成膜装置8と同様に、順次ディスク基板は図示しない引
き入れ手段により受渡しポジションP1で成膜装置8内
に供給され、反射膜が形成される。この成膜装置8は反
射率の異なる2種類の反射膜を交互に形成する機能をも
つものであり、反射膜の形成されたディスク基板は再び
受渡しポジションP1で停止している受台7aに戻され
る。したがって、ターンテーブル7の受台7aには反射
率の異なる反射膜の形成されたディスク基板が交互に戻
され載置される。ターンテーブル7の第2の受渡しポジ
ションP2で、ターンテーブル7の受台7a上のディス
ク基板は、第3の移載手段9により、貼り合わせ機構B
Dにおける第3のターンテーブル10に移載される。な
お、成膜装置8は受け入れたディスク基板全てに同一の
反射膜を形成したり、交互に反射膜を形成し、反射膜を
形成しないといった設定も可能なものである。なお、こ
こで貼り合わせ機構BDは第3のターンテーブル10か
ら後述する硬化装置23の後の検査装置27までの装置
を含むものとする。
【0026】 第3のターンテーブル10は、例えば1
2個の受け部10aを有し、ほぼ60度間隔で間欠的に
時計方向に回転する。各受け部10aは中央部分が空間
になっていて、ターンテーブル10の円周部で切り欠か
れ、外に開いているものである。ターンテーブル10の
受け部10aに載置されたディスク基板は交互に、つま
り1枚おきに後に詳述する反転機構11によりその場で
表裏反転される。このとき、次の接着剤供給ポジション
の受け部10aに載置されたディスク基板には接着剤供
給機構12から液状接着剤の供給が行われている。接着
剤供給機構12はその供給ノズル12aがディスク基板
上を1回転することによりドーナツ状に液状接着剤を形
成する。
【0027】 その状態から、ターンテーブル10が1
ステップ、つまりほぼ60度回転すると、後で詳述する
重ね合わせ機構により、前記反転されたディスク基板が
吸着保持されて液状接着剤の供給された前記ディスク基
板まで運ばれ、その重ね合わせポジションP3で重ね合
わされる。次にターンテーブル10が1ステップ、つま
りほぼ60度回転し、受渡しポジションP4に来ると、
重ね合わされたディスク基板は3本の保持アームを持つ
移載機構14により2台のスピンナ装置15、16に交
互に振り分けられる。ここで、ターンテーブル10上か
らディスク基板を交互にスピンナ装置15、16に移載
するのは、図示の真ん中のアームであり、重ね合わされ
たディスク基板を保持して90度左右に旋回することに
より2台のスピンナ装置15、16に交互に振り分け
る。移載機構14の図示の左右に延びるアームはそれぞ
れスピンナ装置15、16から交互にディスク基板を取
り出して、一時載置ポジションP5の受台17に載置す
る。ここで3本の移載アームを備えたのは、ターンテー
ブル10上からディスク基板をスピンナ装置15、16
に移載する移載アームの保持機構と、スピンナ装置1
5、16からディスク基板を取り出すための移載アーム
の保持機構とが異なるためである。保持機構を同じもの
にできれば、移載アームは1本又は2本で足る。
【0028】 18は廃棄シュータであり、トラブルな
どによりターンテーブル10が所定時間以上停止した場
合には、ターンテーブル10上のディスク基板の液状接
着剤がディスク基板の中央穴からはみ出して不都合を生
じることがあるので、トラブルが修復されて装置が動き
だした初期には、例えば前記真ん中の移載アームが貼り
合わされたディスク基板を最大で3枚目までターンテー
ブル10の受渡しポジションP4から廃棄シュータに廃
棄する。この実施例では4枚目から2台のスピンナ装置
15、16に交互に供給される。
【0029】 そして、一時載置ポジションP5の受台
17に載置された2枚の貼り合わされたディスク基板
は、移載機構19によりターンテーブル20に移載され
る。移載機構19は2本の移載アームを備え、一方のア
ームが受台17上のディスク基板をターンテーブル20
に移載し、他方の移載アームが接着剤が硬化されたディ
スク基板をターンテーブル20から次のターンテーブル
21に移載する。ターンテーブル20に移載されたディ
スク基板には、次のポジションで重り搬送機構22によ
り、中央に穴の開いたアルミニウム板又は耐熱性ガラス
のような重り(図示せず)が載せられる。この重りはデ
ィスク基板の反り量の調整を補助するためのものであ
り、3個用意されている。重り搬送機構22は、ターン
テーブル20の中央の載置ポジションP6に載置された
重りを把持して搭載ポジションP7まで搬送し、ディス
ク基板上に載せる。他方、取り除きポジションP8では
重り搬送機構22が熱処理されたディスク基板上の重り
を取り除いて載置ポジションP6まで運び、そこに載置
する。したがって、3個の重りで足りる。載置ポジショ
ンP6で重りは冷却される。
【0030】 そして、ディスク基板は硬化ポジション
P9で、硬化装置23の紫外線照射部からの紫外線が照
射され、ディスク基板間の液状接着剤が硬化される。紫
外線照射部はパルス状に紫外線を発光するキセンノンラ
ンプ、又は連続光を発生する紫外線発生ランプを、ター
ンテーブル20の上側、又は下側、あるいは双方に備え
る。この実施例では後で詳述するように双方に紫外線照
射器を備え、上側と下側からの紫外線の照射量を調整し
てディスク基板の反りを小さくしている。
【0031】 そして、最初のポジションに戻った光デ
ィスクは前述のように移載装置19により冷却用ターン
テーブル21に移載される。ターンテーブル21はター
ンテーブル10と同様に、その円周部で切り欠かれた4
個の受け部を備える。4個の受け部はほぼ90度間隔で
備えられ、ターンテーブル21は間欠的にほぼ90度ず
つ反時計方向に回転する。光ディスクを受け取った位置
からターンテーブル21が1ステップ、つまり90度回
転した第2のポジションで、光ディスクは反転手段11
と同様な反転手段24によって表裏反転される。この反
転は後で行われる検査行程の関係で選択的になされ、検
査上必要がなければ反転手段は動作せず、反転は行われ
ない。次の第3のポジションで、除電ブロワ25がイオ
ン化された空気を吹きつけて光ディスクの表面に付着し
たほこりなどを除去する。第4のポジションで、光ディ
スクは2本の移載アームを有する移載手段26の一方の
移載アームにより検査装置27に搬送される。ターンテ
ーブル21で搬送されている過程で、硬化装置23の熱
により温度上昇した光ディスクの温度はほぼ常温近くま
で低下する。
【0032】 検査装置27は下面側から設定された検
査を行う。検査が終了すると、移載手段26の他方の移
載アームにより検査装置27の光ディスクは昇降ステー
ジ28に載置される。昇降ステージ28は光ディスクを
受け取ると、移載手段29の移載アームが待機する位置
まで上昇してその吸着面に接触する。これに伴い、移載
手段29が作動して光ディスクを移載アームに吸着保持
すると共に、水平に旋回し、検査結果が合格のものは良
品テーブル30上のスタッカ31に順次載置され、積み
上げられる。また、検査結果が不合格のものは不良品テ
ーブル32上のスタッカ33又は不良品テーブル34上
のスタッカ35に移載され、積み上げられる。
【0033】 そして、昇降ステージ28は光ディスク
を移載手段29に渡すと、降下して元の位置に戻る。し
たがって、移載手段29の移載アームは水平に旋回動作
を行うだけである。この点、他の移載装置6、9、1
4、19、26の移載アームは上昇動作、下降動作、水
平旋回動作を行う。なお、良品テーブル30には複数の
スタッカ31が一定間隔で着脱自在に搭載されており、
所定の枚数の光ディスクが積載されると、テーブル30
が回転して次のスタッカ31に光ディスクが積載される
ようになっている。このような過程を経て、光ディスク
の良品は良品テーブル30上のスタッカ31に、不良品
は不良品テーブル32又は34に積載され、製造行程が
終了する。
【0034】 次に、ターンテーブル10以降の機構に
トラブルが生じた場合について図2により説明する。図
2(A)は異常の無い場合の動作状態、図2(B)異常
が生じた場合の動作状態をそれぞれ示す。異常の無い場
合の動作については既に述べたので説明は省略する。成
膜工程の後の工程で異常が発生した場合には、ターンテ
ーブル10以降の機構は自動的又は手動で停止となる
が、成形品質を保持するために成形機1から移載手段9
までの機構は動作を続行する。このとき、移載手段9は
正常時とは異なる動作を行い、ターンテーブル7のポジ
ションP2でディスク基板を吸着保持して排出シュータ
36に排出する。この排出シュータ36は二つに分割さ
れており、ディスク基板に形成された反射膜の金属材料
の種類、又は反射膜が形成されているものと、形成され
ていないものに分けられる。このことは、移載手段9の
移載アームがシーケンスにより交互に排出シュータ36
の二分割されたシュータに振り分けるだけで実現され
る。
【0035】 次に、図3により成形機1から冷却ユニ
ット3に成形されたディスク基板を移載する具体的な実
施例について説明する。移載手段は2は駆動部2a、駆
動部2aにより動作する移載アーム2b、移載アーム2
bの先端部に設けられた二つの吸着部2cと2dを備え
る。先ず、成形機1からは図示しないディスク基板取り
出し手段により2枚のディスク基板が同時に取り出され
る。図3(A)に示すように、移載手段2はそのディス
ク基板取り出し手段から2枚のディスク基板aとbを同
時に受け取って吸着保持すると同時に、矢印で示す垂直
下方向に旋回する。そして、図3(B)に示すように、
2枚のディスク基板aとbが冷却ユニット3の載置位置
上に至ると、移載アーム2bが下方向に延び、2枚のデ
ィスク基板aとbを冷却ユニット3に同時に載置する。
【0036】 冷却ユニット3は、先送りシャフト3a
が3本一組からなる二つの冷却部を有する、先送りシャ
フト3aは全て同一構造であり、図4に示すように真っ
直ぐなシャフトに一定ピッチで形成された螺旋状の送り
溝3bを有する。送り溝3bはディスク基板a(b)の
円周部がその中に入って簡単には逸脱しないような深さ
と幅を有する。3本の先送りシャフト3aは、好ましく
は2等辺3角形の頂点に配置され、3本の先送りシャフ
ト3aの送り溝3bが均等にディスク基板a(b)の円
周部を受けるように配置されている。これら6本の先送
りシャフト3aは、図3(A)に示された駆動部3bに
より一定速度で矢印方向に回転する。したがって、それ
ぞれの組の3本の先送りシャフト3aに立てて載置され
たディスク基板a、bは次のディスク基板が移載手段2
によ移載されて来るまでに、一定距離先送りされてい
る。このようにして2列縦隊で所定枚数のディスク基板
a、bが順次先送りされ、所定位置まで送られると、前
述のとおり移載手段4によりディスク基板a、bが同時
にターンテーブル5に移載される。
【0037】 移載手段4は駆動部4a、駆動部4aに
より動作する旋回アーム4b、旋回アーム4bから間隔
をおいて垂直に延びる回転アーム4cと4dを有する。
回転アーム4cと4dはそれぞれディスク基板a、bの
情報が記録されていない内側部分を吸着する吸着パッド
(図示せず)を有する。図5(A)に示すように、回転
アーム4cと4dの吸着部4eがディスク基板a、bを
吸着保持すると、旋回アーム4bが図示矢印のように旋
回運動を行い、鎖線で示す状態になる。しかる後、回転
アーム4cと4dが旋回面に対してほぼ直角に回転し、
図5(C)に示すようにディスク基板a、bはターンテ
ーブル5の二つの受台5aに同時に載置される。このよ
うな次の動作は、ターンテーブル5が2ステップ、つま
りほぼ240度回転し、二たつの空の受台5aが旋回ア
ーム4bの旋回面に対して互いに等しい位置で停止され
るとき、行われる。
【0038】 次に、成膜装置8による成膜後から、貼
り合わせ機構BDにおける貼り合わせ工程の内のディス
ク基板の反転、液状接着剤の供給を経て2枚のディスク
基板を重ね合わせるまでの過程の具体的な1実施例につ
いて、図6ないし図10により説明する。成膜装置8か
らは2種類のディスク基板A、Bが交互に出力され、タ
ーンテーブル7の受台に載置される。ディスク基板A、
Bは反射率の異なる反射膜がそれぞれ形成されている
か、又はディスク基板Aに情報が記録されていない場合
には、ディスク基板Bのみに反射膜が形成されていて、
ディスク基板Aには反射膜が形成されていないか、ディ
スク基板A、Bにほぼ同等な反射膜が形成されている。
ターンテーブル7上のディスク基板A、Bは、移載手段
9により順次ターンテーブル10の受け部10aに載置
される。このターンテーブル10は12個の受け部10
aを有するから、ほぼ60度の角度で間欠的に回転し、
図7の鎖線で示すようにディスク基板AとBのポジショ
ン一対を1ステップとして工程が行われる。したがっ
て、移載手段9はターンテーブル10が停止している間
にその隣り合う一対の受け部10aにディスク基板Aと
Bを順次載置する。
【0039】 そして、ディスク基板Bだけが反転ポジ
ションで反転手段11により反転され、ディスク基板A
は反転されないで次のポジションに搬送される。図8に
示すように、反転手段11はターンテーブル10の受け
部10aの切り欠き部10bを通して延びる把持アーム
11aとこの把持アームを180度回転駆動する駆動部
11b、図9で示されている、把持アーム11aと駆動
部11bとを支承する垂直方向アーム11c、その垂直
方向アーム11cを昇降させる直線駆動部11dなどか
らなる。その反転手段11と動作について図9を用いて
説明すると、その(A)に示すように、把持アーム11
aの把持部11eは、把持アーム11aを支点にして先
端側から開くタイプのものであり、それぞれの先端部に
はディスク基板の中央穴の周囲の非記録部を把持するた
めの円形把持板11fが取り付けられている。把持部1
1eは開いた状態で待機しており、図9(B)に示すよ
うに、ディスク基板Bが反転ポジションにくると、駆動
部11bが動作して把持部11eを閉じ、円形把持板1
1fがディスク基板Bの中央穴近傍の非記録部を両側か
ら把持する。しかる後に図9(C)に示すように、直線
駆動部11dのロッド11d’が上昇し、そのロッド1
1d’に固定された把持アーム11aが上昇するのに伴
い、把持アーム11a及び把持部11eはディスク基板
Bの回転に支障の無い位置まで上昇する。次に、把持部
11eは180度回転する。図9(D)はその途中の9
0度回転状態を示し、図9(E)は180度回転した状
態を示す。その後、直線駆動部11dのロッド11d’
が後退し、図9(F)に示すように、把持アーム11a
及び把持部11eは元の位置に降下し、図9(A)に示
すように、把持部11eが開いて表裏反転されたディス
ク基板Bをターンテーブル10の受け部10aに戻す。
このようにしてディスク基板Bは表裏反転される。
【0040】 図7に示すようにこのとき同時に次のポ
ジションでは接着剤供給機構12が動作しており、その
ノズルが液状接着剤を吐出しながら1回転することで、
ディスク基板Aにドーナツ状の厚い液状接着剤の膜を形
成する。このようにディスク基板Bの表裏反転やディス
ク基板Aへの液膜形成が行われている間に、その直ぐ次
のポジションのディスク基板Bがディスク基板Aに重ね
合わされる。つまり、重ね合わせ機構に送られて来るデ
ィスク基板Aにはすべてドーナツ状の厚い液状接着剤の
膜が形成されており、またディスク基板Bはすべて表裏
反転されている。この重ね合わせについて図10を用い
て説明すると、重ね合わせ機構13は、180度左右に
回転するシャフト13a、シャフト13aの先端に取り
付けられた吸着板13b、吸着板13bの一対の吸着部
13cと13d、ターンテーブル10の下側に位置して
その受け部10aをそれぞれ通して昇降動作する昇降装
置13eと13fなどからなる。吸着板13bの一対の
吸着部13cと13dはターンテーブル10の隣接する
一対の受け部10aの上方に位置し、昇降装置13eと
13fそれぞれの受け面13e’と13f’はターンテ
ーブル10の受け部10aの内径よりも小さくなってい
る。
【0041】 ターンテーブル10が間欠的に回転して
停止すると、昇降装置13eの受け面13e’が上昇運
動を始め、その上昇過程でターンテーブル10からディ
スク基板Bを受け取って更に上昇して、ディスク基板B
を吸着部13cに接触させる。このとき吸着部13cは
吸着動作を開始しているので、ディスク基板Bは吸着部
13cに吸着される。次に、シャフト13aが180度
回転することにより、吸着部13cが吸着部13dの位
置に移動し、吸着部13dは吸着部13cの位置に移動
し、その位置で停止する。すると、昇降装置13fが動
作してその受け面13f’が上昇し、その上昇過程でタ
ーンテーブル10からディスク基板Aを受け取って更に
上昇して、ディスク基板Aをディスク基板Bに接触させ
て重合わせが行われる。この状態で、吸着部13cは吸
着動作を止め、ディスク基板Bを開放する。これに伴
い、重ね合わされたディスク基板AとBは昇降装置13
fの受け面13f’に受け取られる。次に、昇降装置1
3fの受け面13f’が降下を始め、その降下過程でデ
ィスク基板AとBをターンテーブル10上に受け渡し、
受け面13f’はさらに降下して元の位置に戻る。そし
て、前述したように重ね合わされたディスク基板AとB
は交互にスピンナ装置15、16に交互に振り分けて供
給される。
【0042】 この重ね合わせ時に昇降装置13fの上
昇速度を次のように制御するのが好ましい。ディスク基
板Aがディスク基板Bに接触する寸前まで大きな速度で
接近させ、接触する寸前で大幅に減速してディスク基板
A上の接着剤をディスク基板Bに接触させ、必要に応じ
てさらに減速して接着剤を押し広げる。このとき、ディ
スク基板A上の液状接着剤がディスク基板Bに接触する
寸前で、ディスク基板Aとディスク基板B間に交流電圧
を印加すれば更に好ましい。交流電圧を印加することに
より、ディスク基板Aとディスク基板B間にボイド、つ
まり気泡が形成されてしまうのを防ぐことができる。
【0043】 次に、硬化装置23の一実施例について
図11を用いて説明する。図11(A)はターンテーブ
ル20と硬化装置23の上面図、その(B)は正面図で
ある。これら図において、図1で示した移載手段19及
び重り搬送手段22については図示するのを省略してい
る。硬化装置23は、ターンテーブル20に対してほぼ
垂直でその下側まで延びる熱遮蔽板23a、ターンテー
ブル20の上側と下側に鎖線で示された紫外線照射器2
3b、23c、紫外線が外部に漏出するのを制限するた
めのスカート23dなどからなる。図1に示すように、
熱遮蔽板23aは両隣の貼り合わせ部の外壁Xと排出部
の外壁Yとを結ぶ線上に近い位置にあり、したがって、
熱を発する紫外線照射器23b、23cは貼り合わせ部
の外壁Xと排出部の外壁Yとを結ぶ線よりも外側に位置
する。この配置と熱遮蔽板23aが他部分への熱的影響
を小さくし、さらにスカート23dがこの効果を高めて
いる。
【0044】 この実施例では、紫外線照射器23b、
23cによって貼り合わされた2枚のディスク基板の両
側から紫外線が照射される。貼り合わされた2枚のディ
スク基板の反りの方向は一様であるので、紫外線照射器
23b、23cの出力する紫外線量を調整することによ
り、反りを小さくすることができる。貼り合わされた2
枚のディスク基板毎にその反りの量を検出し、電気信号
に変換して紫外線照射器23b、23cの出力する紫外
線量を制御すれば、反りの大きさによらずほぼ平坦な光
ディスクを得ることが可能である。
【0045】 なお、以上の実施例では成形機1は2枚
のディスク基板を同時に成形すると共に、成膜装置8も
反射率の異なる2種類の反射膜を形成できる例について
述べたが、成形機は1枚のディスク基板を成形できるだ
けのもので、また成膜装置8も1種類の反射膜を形成で
きるものでも良い。この場合、成形機は2台必要であ
り、図1の成形機1と直角の方向に2台平行して配置
し、その間に冷却機構3を設ければ良い。そして、両側
の成形機からそれぞれの移載手段により冷却機構にディ
スク基板を移載し、ディスク基板は前述のような冷却機
構の構造によりターンテーブル5方向に先送りされ、そ
の先送りされた2枚のディスク基板が所定位置にきたと
きに同時に吸着保持して、ターンテーブルに移載するば
良い。
【0046】 また、図1に示したターンテーブル5は
受台5aが3個でなくとも良く、4個以上でも良い。成
膜装置8が1種類の反射膜を形成する機能をもつだけの
ものである場合には、もう1台成膜装置を備え、それぞ
れの成膜装置で反射膜を形成した後のディスク基板をタ
ーンテーブル7の受台7aに交互に出力すれば良い。そ
の後の機構については、図1に示した構造のものをその
まま使用することができる。このことは大きな実用上の
効果を奏する。
【0047】 さらにまた、液状接着剤の供給は必ずし
もディスク基板の上面に供給しなくても良く、表裏反転
したディスク基板の下面に供給しても良い。この場合に
は、ターンテーブルの受け部を通して接着剤供給ノズル
を上昇させ、ディスク基板に接触寸前で停止させて液状
接着剤をディスク基板の下面に付着させることになる。
この場合には、ドーナツ状に液状接着剤を供給する時間
を短縮できると同時に、好ましい形のドーナツ状に液状
接着剤を形成できるのでより品質の高い貼り合わせが可
能となる。
【0048】
【発明の効果】 以上述べたように本発明によれば、コ
ンパクトで生産速度の速い光ディスク製造装置を提供す
ることができ、しかも品質の高い光ディスクを生産する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ディスクの一貫生産ラインの
一実施例を示す。
【図2】 本発明に係る光ディスク製造装置の故障時の
動作を説明するための図である。
【図3】 本発明に係る光ディスク製造装置の成形機か
ら冷却機構にディスク基板を移載する機構を説明するた
めの図である。
【図4】 本発明に係る光ディスク製造装置の冷却機構
の1実施例の一部分を示す。
【図5】 本発明に係る光ディスク製造装置の冷却機構
からディスク基板を移載する移載機構の1実施例を示
す。
【図6】 本発明に係る光ディスク製造装置におけるデ
ィスク基板の重ね合わせとその前の工程について説明す
るための図である。
【図7】 本発明に係る光ディスク製造装置におけるデ
ィスク基板の重ね合わせとその前の工程について説明す
るための図である。
【図8】 本発明に係る光ディスク製造装置におけるデ
ィスク基板の反転機構を説明するための図である。
【図9】 本発明に係る光ディスク製造装置におけるデ
ィスク基板の反転機構の一実施例を説明するための図で
ある。
【図10】 本発明に係る光ディスク製造装置における
重ね合わせの一実施例を説明するための図である。
【図11】 本発明に係る光ディスク製造装置の硬化装
置の一実施例を示す。
【符号の説明】
1・・・ディスク基板の成形機 2・・・第1の
移載手段 3・・・冷却機構 4・・・第2の
移載手段 5・・・第1のターンテーブル 6・・・第3の
移載手段 7・・・第2のターンテーブル 8・・・反射膜
形成用の成膜装置 9・・・第4の移載手段 10・・・第3の
ターンテーブル 11・・・反転機構 12・・・液状
接着剤供給機構 13・・・重ね合わせ機構 14・・・第5
の移載手段 15、16・・・スピンナ装置 17・・・一時
載置用の受台 18・・・排出シュート 19・・・第6
の移載手段 20・・・第4のターンテーブル 21・・・第5
のターンテーブル 22・・・重り搬送機構 23・・・硬化
装置 24・・・反転手段 25・・・静電
ブロワ 26・・・第7の移載手段 27・・・検査
装置 28・・・昇降ステージ 29・・・第8
の移載手段 30・・・良品用ターンテーブル 31・・・ディ
スク基板用のスタッカ 32・・・不良品用ターンテーブル 33・・・不良
品用のスタッカ 34・・・不良品用ターンテーブル 35・・・不良
品用のスタッカ A,B・・・ディスク基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 鉱二 東京都豊島区高田1丁目18番1号 オリジ ン電気株式会社内 (72)発明者 内藤 佳彦 東京都豊島区高田1丁目18番1号 オリジ ン電気株式会社内 Fターム(参考) 4F211 AA44 AD05 AH79 TA03 TC02 TD11 TJ11 TJ23 TN26 TN42 TN60 TQ13 TW34 TW38 5D121 AA07 EE22 FF03 FF11 FF18 JJ03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のディスク基板を貼り合わせてなる
    光ディスク基板を製作する光ディスク製造装置におい
    て、 情報が記録されたディスク基板を成形する成形機と、 前記ディスク基板を冷却するための冷却ユニットと、 前記成形機から前記ディスク基板を前記冷却ユニットに
    移載する第1の移載手段と、 前記冷却機構から前記ディスク基板を第1の搬送手段の
    受け部に載置する第2の移載手段と、 前記第1の搬送手段から前記ディスク基板を順次受取っ
    てその情報が記録された面に反射膜を形成する成膜装置
    と、 前記ディスク基板が載置される受け部を複数備えて一定
    角度づつ間欠的に回転する第2の搬送手段と、 前記ディスク基板を表裏反転する反転手段と、 前記反転されたディスク基板と、液状接着剤が供給され
    ている別のディスク基板とを重ね合わせる重ね合わせ機
    構と、 前記重ね合わされた2枚のディスク基板を回転処理する
    スピンナ装置と、 前記回転処理されたディスク基板に紫外線を照射して硬
    化させる硬化装置と、を備えたことを特徴とする光ディ
    スク製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記成形機は1枚、又は同時に2枚のディスク基板を成
    形し得ることを特徴とする光ディスク製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 前記第1の移載機構は1枚、又は同時に2枚のディスク
    基板を移載し得ることを特徴とする光ディスク製造装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、 前記冷却ユニットは、前記ディスク基板を1枚、又は同
    時に2枚受け取って1列縦隊又は2列縦隊に間隔をあけ
    て立てることにより放熱を行うことを特徴とする光ディ
    スク製造装置。
  5. 【請求項5】 2枚のディスク基板を貼り合わせてなる
    光ディスクを製作する光ディスク製造装置において、 成形機で成形されたディスク基板を放熱するための冷却
    ユニットを備え、この冷却ユニットは、それぞれ同一ピ
    ッチで螺旋状に形成された溝を有する3本以上の送りシ
    ャフトを有し、これら送りシャフトは前記ディスク基板
    の仮想外周の一部分に位置するように配置され、前記デ
    ィスク基板の外周部分を前記溝内に納め、前記各送りシ
    ャフトを同一速度で回転させることにより前記送りシャ
    フトに支承されたすべての前記ディスク基板を先送りす
    ることを特徴とする光ディスク製造装置。
  6. 【請求項6】 2枚のディスク基板を貼り合わせてなる
    光ディスクを製作する光ディスク製造装置において、 成形機で成形されたディスク基板の熱を放熱するための
    冷却ユニットと、該冷却ユニットで冷却された前記ディ
    スク基板を搬送手段に移載する移載手段を備え、この移
    載手段は前記冷却ユニットから前記ディスク基板を吸着
    保持して垂直方向に旋回した後にほぼ直角に回転して前
    記ディスク基板を平面状態に位置させ、前記搬送手段の
    受け部に載置することを特徴とする光ディスク製造装
    置。
  7. 【請求項7】 情報が記録されたディスク基板を成形す
    る成形機、前記ディスク基板を冷却するための冷却ユニ
    ット、前記冷却されたディスク基板の情報が記録された
    面に反射膜を形成する成膜装置、及び液状接着剤を介し
    て重ね合わされた2枚のディスク基板を回転処理するス
    ピンナ装置と前記2枚のディスク基板間の前記液状接着
    剤を硬化させる硬化装置とからなる貼り合わせ機構を備
    えた光ディスク製造装置において、 前記成膜装置と前記貼り合わせ機構との間に排出シュー
    タと移載手段とを備え、前記貼り合わせ機構以降の出力
    側でトラブルが生じたとき、前記貼り合わせ機構以降の
    機構は停止させ、前記成形機から前記成膜装置までの機
    構は動作を続行させると同時に、前記移載装置が動作し
    て前記成膜装置から出力された前記ディスク基板を前記
    排出シュータに排出することを特徴とする光ディスク製
    造装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記排出シュータは二つに分割されており、前記移載手
    段は前記成膜装置から出力された前記ディスク基板に形
    成された反射膜の差異、又は反射膜の有無によって、交
    互に振り分けることを特徴とする光ディスク製造装置。
  9. 【請求項9】 2枚のディスク基板を貼り合わせてなる
    光ディスクを製造する光ディスク製造装置において、 前記ディスク基板が載置される受け部を複数備えて一定
    角度ずつ間欠的に回転する搬送手段であって、前記受け
    部は前記搬送手段の外周部の近傍で切除されており、反
    射膜が形成されたディスク基板、又はどちらか一方に反
    射膜が形成されたディスク基板を一対として交互に前記
    受け部に受取るターンテーブルと、 前記切除部分を利用して、前記一対のディスク基板の内
    の一方を表裏反転する反転手段と、 前記一対のディスク基板の内の一方のディスク基板に液
    状接着剤を供給する接着剤供給ノズルと、 前記一対のディスク基板同士を重ね合わせる重ね合わせ
    機構と、 重ね合わされた前記ディスク基板を回転処理するスピン
    ナ装置と、 前記液状接着剤を硬化させる硬化装置と、を備えたこと
    を特徴とする光ディスク製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の光ディスク製造装置におい
    て、 前記重ね合わせ機構は、前記反転されたディスク基板を
    吸引保持して水平方向に旋回し、隣りの受け部に載置さ
    れた前記液状接着剤の供給されている前記ディスク基板
    の真上まで移動させて重ね合わせることを特徴とする光
    ディスク製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10において、 前記重ね合わせ機構は、前記ターンテーブルの下方向か
    ら上昇して前記反転されたディスク基板を前記ターンテ
    ーブルから受け取って上昇させる第1の昇降手段と、前
    記反転されたディスク基板を吸引保持して水平方向に旋
    回し、隣りの受け部に載置された前記液状接着剤の供給
    されている前記ディスク基板の真上まで移動させる移動
    手段と、前記ターンテーブル上の下方向から上昇して前
    記液状接着剤の供給されている前記ディスク基板を上昇
    させて、前記移動手段に保持された前記ディスク基板に
    重ね合わせ、これら重ね合わされた2枚の前記ディスク
    基板を支承しながら下降して前記ターンテーブル上に戻
    す第2の昇降手段とからなることを特徴とする光ディス
    ク製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    において、前記スピンナ装置から貼り合わされた2枚の
    前記ディスク基板を順次受け取る搬送手段であって、そ
    の一部分は装置壁における外方向に突出した突出壁部分
    に囲まれた突出部を通過するターンテーブルを備え、前
    記硬化装置は前記突出部に位置し、前記ターンテーブル
    が前記突出部を通過するときに前記2枚のディスク基板
    に紫外線を照射することを特徴とする光ディスク製造装
    置。
  13. 【請求項13】 ディスク基板を成形する成形工程、そ
    のディスク基板に反射膜を形成する成膜工程、及び液状
    接着剤を介して2枚のディスク基板を重ね合わせる重ね
    合わせ工程と重ね合わされた2枚のディスク基板を回転
    処理する回転処理工程と前記液状接着剤を硬化させる硬
    化工程とからなる貼り合わせ工程を備える光ディスク製
    造方法において、 成形機からディスク基板を取り出して間隔をあけ順次立
    てて冷却すると共に、前記ディスク基板を先送りする冷
    却工程と、 該工程で先送りされて所定位置に来た前記ディスク基板
    を垂直方向に旋回させた後にほぼ直角に回転させて平面
    に載置する移載工程と、を前記成形工程と前記成膜工程
    との間に備えたことを特徴とする光ディスク製造方法。
  14. 【請求項14】 ディスク基板を成形する成形工程、そ
    のディスク基板に反射膜を形成する成膜工程、及び液状
    接着剤を介して2枚のディスク基板を重ね合わせる重ね
    合わせ工程と前記重ね合わされた2枚のディスク基板を
    回転処理する回転処理工程と前記液状接着剤を硬化させ
    る硬化工程とからなる貼り合わせ工程を備える光ディス
    ク製造方法において、 前記重ね合わせ工程以降の工程において異常が発生した
    ときには、前記成形工程から成膜工程の間の工程はその
    まま続行させ、前記反射膜の形成されたディスク基板を
    順次排出して前記成膜工程の後の工程を経ないようにし
    たことを特徴とする光ディスク製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記反射膜の種類、有無によって前記ディスク基板を分
    けて排出することを特徴とする光ディスク製造方法。
  16. 【請求項16】 2枚のディスク基板を貼り合わせてな
    る光ディスクを製作する光ディスク製造方法において、 順次搬送されて来るディスク基板に順次反射膜を形成す
    る、又は交互に反射膜を形成する成膜工程と、 一対の前記ディスク基板の内の一方を反転する反転工程
    と、 前記反転工程で反転されない前記ディスク基板の上面、
    又は前記反転工程で反転された前記ディスク基板の下面
    に液状接着剤を供給する工程と、 前記反転された前記ディスク基板を前記反転されない前
    記ディスク基板の真上まで搬送、又は前記反転されない
    前記ディスク基板を前記反転された前記ディスク基板の
    真下まで搬送して重ね合わせる工程と、 前記2枚の重ね合わされたディスク基板を回転処理する
    工程と、 前記2枚のディスク基板間の前記液状接着剤を硬化させ
    る工程と、を備えたことを特徴とする光ディスク製造方
    法。
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