JP2002151341A - 積層セラミック電子部品の製造方法及び積層セラミック電子部品 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法及び積層セラミック電子部品

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JP2002151341A
JP2002151341A JP2000342221A JP2000342221A JP2002151341A JP 2002151341 A JP2002151341 A JP 2002151341A JP 2000342221 A JP2000342221 A JP 2000342221A JP 2000342221 A JP2000342221 A JP 2000342221A JP 2002151341 A JP2002151341 A JP 2002151341A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望とする導体及びセラミック焼結体内部の
構造を高精度に実現でき、工程の簡略化及びコストダウ
ンを図ることができる、積層セラミック電子部品の製造
方法を提供する。 【解決手段】 非磁性体セラミックス領域と磁性体セラ
ミックス領域とを有する複合グリーンシート66が第1
の支持フィルム81に支持されている第1の転写材82
及びセラミックグリーンシート73が第2の支持フィル
ム72に支持されている第2の転写材71を用意し、積
層ステージ上において、セラミックグリーンシート73
を順次転写する第1の転写工程、次に、複合グリーンシ
ート66を転写する第2の転写工程及び第2の転写材の
セラミックグリーンシートを転写する第3の転写工程を
経て積層体を得る工程を備える、積層セラミック電子部
品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば積層インダ
クタや積層型コモンモードチョークコイルなどの積層セ
ラミック電子部品の製造方法に関し、より詳細には、転
写法により積層工程が行われる積層セラミック電子部品
の製造方法及び積層セラミック電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型化を図り得るインダクタンス
部品として、セラミックス一体焼成技術を用いた積層コ
イルが知られている。例えば、特開昭56−15551
6号公報には、この種の積層インダクタの一例として開
磁路型積層コイルが開示されている。ここでは、まず、
磁性体セラミックペーストを複数回印刷し、下方の外層
部分が構成される。次に、コイルの一部を構成する導体
と、磁性体ペーストとを交互に印刷する。このようにし
てコイル導体が構成されるが、コイル導体の印刷の途中
において、磁性体ペーストに代えて、非磁性体ペースト
も印刷される。コイル導体部分が印刷された後、上方の
外層部分を構成するために、再度磁性体ペーストを複数
回印刷する。このようにして、得られた積層体を厚み方
向に加圧した後、焼成することにより、開磁路型積層コ
イルが製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した開磁路型積層
コイルの製造方法では、上記のように磁性体もしくは非
磁性体ペーストと導体ペーストとを印刷・積層すること
により、積層体が得られていた。このような印刷積層工
法では、先に印刷された部分上に、さらに印刷が行われ
る。従って、例えばコイル導体を構成するための導体が
印刷されている部分とその他の領域とで高さが異なるの
で、印刷下地の平坦性が十分でないという問題があっ
た。そのため、磁性体ペースト、非磁性体ペーストある
いは導体の印刷に際し、滲み等が生じがちであり、所望
とする積層コイルを高精度に構成することが困難であっ
た。
【0004】また、上記印刷積層工法では、使用する磁
性体ペースト、非磁性体ペースト及び導体ペーストが、
それぞれ、下地と馴染みのよい材料で構成される必要が
あり、従って、使用するペーストの種類に制限があっ
た。
【0005】さらに、上記印刷積層工法では、ペースト
を印刷した後、次のペーストを印刷するまで、既に印刷
されているペーストをある程度乾燥しなければならなか
った。従って、工程に長時間を要し、かつ煩雑な工程を
実施しなければならないため、積層コイルのコストを低
減することが困難であった。
【0006】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、セラミック焼結体内に導体が構成されている
積層セラミック電子部品及びその製造方法であって、所
望とする導体及びセラミック焼結体内部の構造を高精度
に形成することができ、工程の簡略化及びコストダウン
を図ることができ、従って信頼性に優れ、かつ安価な積
層セラミック電子部品及びその製造方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る積層セラミ
ック電子部品の製造方法の広い局面によれば、導体と、
前記導体が設けられている領域以外の領域に形成されて
いる第1のセラミックス領域及び/または第2のセラミ
ックス領域とを有する複合グリーンシートが第1の支持
フィルムに支持されている第1の転写材を用意する工程
と、セラミックグリーンシートが第2の支持フィルムに
支持されている第2の転写材を用意する工程と、積層ス
テージ上に、少なくとも1枚の前記第2の転写材から、
前記第2の転写材のセラミックグリーンシートを転写す
る第1の転写工程と、先に転写されて積層されている少
なくとも1枚のセラミックグリーンシート上に、少なく
とも1枚の第1の転写材から、前記複合グリーンシート
を転写する第2の転写工程と、先に転写により積層され
ている前記複合グリーンシート上に、少なくとも1枚の
第2の転写材から、第2の転写材のセラミックグリーン
シートを転写する第3の転写工程と、前記第1〜第3の
転写工程により得られた積層体を焼成する工程とを備え
る製造方法が提供される。
【0008】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の特定の局面では、複数の前記第1の転写材が用
意され、積層後に、複数枚の複合グリーンシートの導体
が接続されてコイルが構成されるように、各導体が形成
されている。
【0009】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の他の特定の局面では、前記複数の導体のうち、
少なくとも1個の導体が上下の導体を接続しているビア
ホール電極である。
【0010】本発明のさらに他の特定の局面では、前記
第1のセラミックス領域が磁性体セラミックスを用いて
構成されており、第2のセラミックス領域が非磁性体セ
ラミックスを用いて構成されている。
【0011】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の他の特定の局面では、前記第2の転写材のセラ
ミックグリーンシートが、磁性体セラミックスを用いて
構成されている。
【0012】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の他の特定の局面では、前記磁性体セラミックス
領域及び非磁性体セラミックス領域が、それぞれ、磁性
体セラミックペースト及び非磁性体セラミックペースト
を印刷することにより形成されている。
【0013】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法のさらに別の特定の局面では、前記ビアホール電
極の形成が、前記複合グリーンシートを形成するにあた
り、第1のセラミックス領域及び/または第2のセラミ
ックス領域を、ビアホール電極形成部分に至らないよう
に形成した後に、前記ビアホール電極部分に導電ペース
トを充填することにより行なわれる。
【0014】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の別の特定の局面では、前記ビアホール電極の形
成が、前記複合グリーンシートを形成した後に、ビアホ
ール電極が形成される部分に貫通孔を形成し、該貫通孔
に導電ペーストを充填することにより行なわれる。
【0015】本発明の積層セラミック電子部品の製造方
法の他の特定の局面では、磁性体セラミックス領域及び
非磁性体セラミックス領域を有する第2の複合グリーン
シートが第3の支持フィルムに支持されている第3の転
写材を用意する工程がさらに備えられ、前記第1の転写
工程と第3の転写工程との間において、少なくとも1枚
の第3の転写材から第2の複合グリーンシートが転写さ
れる。
【0016】本発明に係る積層セラミック電子部品は、
本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法により
得られるものであり、セラミック焼結体と、セラミック
焼結体の外表面に形成されており、セラミック焼結体内
の導体と電気的に接続される複数の外部電極とを備え
る。
【0017】本発明の別の広い局面によれば、セラミッ
ク焼結体と、前記セラミック焼結体内に配置されてお
り、巻回部と、該巻回部の両端に連ねられている第1,
第2の引出し部とを有する、少なくとも1つのコイル導
体と、前記セラミック焼結体の外表面に形成されてお
り、前記コイル導体の第1または第2の端部に電気的に
接続される複数の内部電極とを備え、前記セラミック焼
結体が磁性体セラミックスと非磁性体セラミックスとか
らなり、前記コイル導体の巻回部が非磁性体セラミック
スにより被覆されており、かつ前記コイル導体の第1,
第2の引出し部が非磁性体セラミックスにより覆われて
いることを特徴とする、積層セラミック電子部品が提供
される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の具体的な実施例を説明することにより、本発明を明ら
かにする。
【0019】図1は、本発明の第1の実施例に係る積層
セラミック電子部品の外観を示す斜視図である。この積
層セラミック電子部品1は、閉磁路型の積層コモンモー
ドチョークコイルである。
【0020】積層セラミック電子部品1は、直方体状の
セラミック焼結体2を有する。セラミック焼結体2の外
表面には、第1,第2の外部電極3,4及び第3,第4
の外部電極5,6が形成されている。外部電極3,4
は、セラミック焼結体2の一方端面2aに形成されてお
り、外部電極5,6は、外部電極3,4が形成されてい
る端面2aとは反対側の端面2bに形成されている。
【0021】図2(a)は、図1のA−A線に沿う断面
図であり、(b)は、B−B線に沿う断面図であり、
(c)は、C−C線に沿う部分の断面図である。セラミ
ック焼結体2は、磁性体セラミックス7と非磁性体セラ
ミックス8とにより構成されており、非磁性体セラミッ
クス8で構成されている部分において、内部に第1,第
2のコイル9,10が形成されている。コイル9,10
は、それぞれ、セラミック焼結体2内において、厚み方
向に延びるように巻回されている。コイル9の上端側の
引出し部9aは、セラミック焼結体2の端面2aに引き
出されており、下端側の引出し部9bは端面2bに引き
出されている。また、コイル10の上端側の引出し部1
0aも、端面2aに引き出されており、下端側の引出し
部10bが端面2bに引き出されている。
【0022】なお、図2(b)は、図1のB−B線に沿
う部分の断面を示すものであるため、コイル引出し部9
a,9bは破線で示されており、コイル引出し部10
a,10bは図2(b)で示されている断面よりも紙表
側に位置するため図示されないが、理解を容易とするた
めに一点鎖線で模式的にその位置を示すこととする。
【0023】図14(b)、図20(b)、図22
(b)及び図24(b)においても、同様に図示するこ
ととする。また、コイル9,10の端面2aに引き出さ
れている引出し部9a,10aが、外部電極3,4にそ
れぞれ電気的に接続されている。他方、端面2b上にお
いては、コイル9,10の引出し部9b,10bが、そ
れぞれ、外部電極5,6に接続されている。
【0024】従って、セラミック焼結体2内において
は、第1,第2のコイル9,10が厚み方向に隔てられ
て構成されている。また、非磁性体セラミックス8内に
形成されているコイル9,10の上下は磁性体セラミッ
クス7で構成されている。
【0025】本実施例の積層セラミック電子部品1の製
造方法を、図3〜図12を参照して説明する。まず、図
2(a)〜(c)に示されている外層部分2c,2dを
形成するために、それぞれ、複数枚の第2の転写材を用
意する。すなわち、図3(a)に示すように、まず、ポ
リエチレンテレフタレートフィルムなどの合成樹脂から
なる第2の支持フィルム11を用意し、次に、第2の支
持フィルム11の上面に、図3(b)に示すように磁性
体セラミックスペーストをスクリーン印刷し、矩形のセ
ラミックグリーンシート12を形成する。このようにし
て、支持フィルム11上に磁性体セラミックグリーンシ
ート12が支持されている第2の転写材13が用意され
る。
【0026】他方、外層部分2c,2d間に挟まれた部
分を構成するために、図4(a)〜(f)、図5(a)
〜(e)及び図6(a)〜(f)に示す各シートを用意
する。図4(a)に示す第3の複合グリーンシート14
は、第1のセラミックス領域として磁性体セラミックス
領域15と、第2のセラミックス領域として非磁性体セ
ラミックス領域16とを有する。図4〜図6において
は、磁性体セラミックスと非磁性体セラミックスは、図
4(a)に示されているように、ハッチングの向きを異
ならせて示してある。
【0027】複合グリーンシート14を得るにあたって
は、図7(a)に示すように、まず、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムなどの合成樹脂からなる第3の支持
フィルム17を用意する。次に、図7(b)に示すよう
に、支持フィルム17上に、まず、磁性体セラミックペ
ーストを印刷し、第1のセラミックス領域として磁性体
セラミックス領域15を形成する。
【0028】次に、磁性体セラミックス領域15が形成
されていない部分に、非磁性体ペーストを印刷し、第2
のセラミックス領域として非磁性体セラミックス領域1
6を形成する(図7(c))。
【0029】このようにして、支持フィルム17に第2
の複合グリーンシート14が支持されている、本発明に
おける第3の転写材18を用意する。図4(b)に示
す、本発明における第1の複合グリーンシートである複
合グリーンシート21も同様にして形成される。すなわ
ち、図8(a)に示すようにまず、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムなどの合成樹脂フィルムからなる第1
の支持フィルム22を用意する。次に、図8(b)に示
すように、第1の支持フィルム22の上面に、磁性体セ
ラミックペーストをスクリーン印刷し、磁性体セラミッ
クス領域23を形成する。しかる後、図8(c)に示す
ように、後で導体が印刷される領域を除いて、非磁性体
セラミックペーストをスクリーン印刷し、非磁性体セラ
ミックス領域24を形成する。さらに、図8(d)に示
すように、残りの領域に、導電ペーストをスクリーン印
刷することにより、導体25を形成する。導体25は、
コイル9の上端側部分を構成しており、導体25の外側
端が引出し部9aを構成している。
【0030】上記のように、複合グリーンシート21で
は、導体25と、磁性体セラミックス領域23と、非磁
性体セラミックス領域24とが重なり合わないように形
成されており、これらにより、複合グリーンシート21
が構成されている。
【0031】上記のようにして、図8(d)に示す第1
の転写材26が得られる。図4(c)に示す第1の複合
グリーンシート31は、導体の形状が異なることを除い
ては、上記複合グリーンシート21と同様にして形成さ
れる。すなわち、図4(c)に示すように、複合グリー
ンシート31では、導体としてビアホール電極35が形
成されている。複合グリーンシート31の製造方法を、
図9(a)〜(d)を参照して説明する。
【0032】まず、第1の支持フィルム32を用意する
(図9(a))。次に、第1の支持フィルム32上に、
磁性体セラミックペーストをスクリーン印刷し、磁性体
セラミックス領域33を形成する(図9(b))。さら
に、図9(c)に示すように、磁性体セラミックス領域
33が形成されている部分を除く残りの領域に非磁性体
セラミックペーストをスクリーン印刷し、非磁性体セラ
ミックス領域34を形成する。次に、レーザーやパンチ
ングなどにより貫通孔を形成し、該貫通孔に導電ペース
トを充填することにより、図9(d)に示すビアホール
電極35を形成する。
【0033】なお、ビアホール電極35の形成は、非磁
性体セラミックペーストの印刷に際し、ビアホール電極
35が形成される部分を残して非磁性体セラミックペー
ストを印刷し、しかる後、印刷されていない部分に導電
ペーストを充填することにより形成してもよい。
【0034】図4(d)は、上記複合グリーンシート3
1の下方に積層される複合グリーンシート41を示す。
複合グリーンシート41は、導体45の形状が異なるこ
とを除いては、複合グリーンシート21,31と同様に
構成されている。この導体45は、コイル9の巻回部分
を構成するために設けられている。
【0035】複合グリーンシート41の製造方法を、図
10(a)〜(d)に示す。まず、第1の支持フィルム
42を用意し(図10(a))、第1の支持フィルム4
2の上面に磁性体セラミックペーストを印刷し、磁性体
セラミックス領域43を形成する(図10(b))。し
かる後、導体45が形成されることが予定されている領
域を除いて非磁性体セラミックペーストを印刷し、非磁
性体セラミックス領域44を形成する。最後に、図10
(d)に示すように、導電ペーストを印刷することによ
り、導体45を形成する。
【0036】なお、導体45は、図4(c)に示したビ
アホール電極35に積層後に電気的に接続されるように
構成されている。また、ビアホール電極35は、積層後
に、上方に積層される複合グリーンシート21の導体2
5に電気的に接続される。すなわち、ビアホール電極3
5は、上下の導体25,45を電気的に接続するように
機能する。
【0037】上記と同様にして、図4(e),(f)及
び図5(a)〜(d)に示す各第1の複合グリーンシー
ト51〜56が第1の支持フィルムに支持されている複
数の第1の転写材が用意される。
【0038】なお、複合グリーンシート51,53,5
5は、複合グリーンシート31と同様にビアホール電極
35を有する。また、複合グリーンシート52,54
は、複合グリーンシート41と同様にコイル9の巻回部
の導体を構成するために用いられている。従って、複合
グリーンシート52、ビアホール電極が形成されている
複合グリーンシート53及び複合グリーンシート54か
らなる積層構造を繰り返すことにより、コイル9の巻回
数を容易に高めることができる。
【0039】複合グリーンシート56では、導体57
は、コイル9の下方端部を構成するために設けられてお
り、導体57の外側端がコイル9の下方の引出し部9b
を構成している。
【0040】複合グリーンシート56の下方には、図5
(e)に示す複合グリーンシート58が適宜の枚数積層
される。複合グリーンシート58は、磁性体セラミック
ス領域59と非磁性体セラミックス領域60とを有す
る。この複合グリーンシート58は、複合グリーンシー
ト14と同様にして形成され得る。もっとも、非磁性体
セラミックス領域60は、上方の複合グリーンシート5
6の非磁性体セラミックス領域と重なり合う領域に形成
されている。
【0041】他方、複合グリーンシート58の下方に
は、図6(a)〜(f)に示す複合グリーンシート61
〜66が積層される。各複合グリーンシート61〜66
は、本発明における第1の複合グリーンシートを構成す
るものであり、下方のコイル10が形成される部分を構
成するために積層されている。従って、複合グリーンシ
ート61,66は、コイル10の下方部分及び上方部分
を構成する部分に相当し、導体67,70の外側端が、
それぞれ、コイル10の引出し部10a,10bを構成
するように複合グリーンシート61,66の端縁に引き
出されている。また、複合グリーンシート62,65
は、上下に積層される導体を電気的に接続するための導
体としてのビアホール電極35を有する。さらに、複合
グリーンシート63,64は、前述した複合グリーンシ
ート41,52と同様に構成されている。従って、複合
グリーンシート63,64間に、複合グリーンシート6
2または複合グリーンシート65を積層した構造を複数
回繰り返すことにより、所望とする巻回数のコイル10
を形成することができる。
【0042】さらに、特に図示はしないが、複合グリー
ンシート66の下方には、外層部分2d(図2参照)を
構成するために、図3(b)に示したセラミックグリー
ンシート12が複数枚積層される。
【0043】本実施例の積層セラミック電子部品1のセ
ラミック焼結体2は、上述した各シートを積層し、得ら
れた積層体を厚み方向に加圧した後焼成することにより
得られる。
【0044】次に、上記各シートの積層方法を、図11
及び図12を参照して説明する。図11(a)に示すよ
うに、まず、下方の外層部分を構成するための第2の転
写材71を用意する。この転写材71では、第2の支持
フィルム72上に、矩形の磁性体セラミックグリーンシ
ート73が支持されている。
【0045】次に、図11(b)に示すように、平坦な
積層ステージ74上に、第2の転写材71を磁性体セラ
ミックグリーンシート73側から圧着し、次に支持フィ
ルム72を剥離する。このようにして、転写材71か
ら、磁性体セラミックグリーンシート73を積層ステー
ジ74に転写することができる。
【0046】次に、上記工程を繰り返すことにより、図
11(c)に示すように、複数層の磁性体セラミックグ
リーンシート73を積層する。次に、図6(f)に示し
た複合グリーンシート66を同様に転写法により積層す
る。この場合、複合グリーンシート66が支持フィルム
81に支持されており、それによって第1の転写材82
が構成されている。この転写材82を、図11(c)に
示すように、複合グリーンシート66側から、先に積層
されていた磁性体セラミックグリーンシート73上に圧
接し、しかる後支持フィルム81を剥離する。このよう
にして、複合グリーンシート66が転写材82から転写
される。
【0047】次に、図12(a)に示すように、複合グ
リーンシート65を同様にして、転写法により積層す
る。すなわち、複合グリーンシート65が第1の支持フ
ィルム83に支持されている第1の転写材84を用意す
る。この第1の転写材84を、複合グリーンシート65
側から先に積層されている複合グリーンシート66上に
積層し、圧着する。しかる後支持フィルム83を剥離す
る。このようにして、複合グリーンシート65が転写法
により積層される。図12(b)に示すように、さらに
導体付きグリーンシート64を同様に転写法により積層
する。このような工程を経て、前述したセラミック焼結
体2を得るための積層体が得られる。
【0048】すなわち、本実施例の積層セラミック電子
部品1の製造方法は、第2の支持フィルムに支持されて
いる磁性体セラミックグリーンシートを積層する第1の
転写工程、第1の支持フィルムに複合グリーンシートが
積層されている構造を有する第1の転写材から複合グリ
ーンシートを転写する第2の転写工程、及び第2の支持
フィルムに磁性体セラミックグリーンシートが支持され
ている第2の転写材から磁性体セラミックグリーンシー
トを転写する第3の転写工程を繰り返すことにより、転
写法により、順次積層していくことにより、セラミック
焼結体2を得るための積層体を容易に得ることができ
る。
【0049】図13は本発明の第2の実施例に係る積層
セラミック電子部品としてのチップ型積層コモンモード
チョークコイルを示す斜視図であり、図11(a)及び
(b)は、図10のA−A線及びB−B線に沿う断面図
である。
【0050】積層セラミック電子部品101において
は、セラミック焼結体102が用いられている。本実施
例においても、セラミック焼結体102内に、第1,第
2のコイル9,10が上下方向に配置されている。ま
た、セラミック焼結体102は、セラミック焼結体2と
同様に、磁性体セラミックス103と非磁性体セラミッ
クス104を用いて構成されており、コイル9,10の
巻回部は、非磁性体セラミックス104内に構成されて
いる。
【0051】第2の実施例が第1の実施例と異なるとこ
ろは、非磁性体セラミックス104がコイル9,10の
巻回部にのみ配置されており、コイル9,10の引出し
部9a,9b,10a,10bには配置されていないこ
とにある。その他の点については、第1の実施例の積層
セラミック電子部品1と同様である。
【0052】セラミック焼結体102は、図15(a)
〜(f)、及び図16(a),(b)に示す各シート等
を積層して得られる積層体を焼成することにより得られ
る。すなわち、最上部及び最下部には、外層部分を構成
するために、図15(a)に示す矩形の磁性体セラミッ
クグリーンシート111が適宜の枚数積層される。
【0053】また、上方のコイル9を構成するために、
図15(b)〜(f)及び図16(a)に示す複合グリ
ーンシート112,113,114,115,116及
び複合グリーンシート117がこの順序で上方から下方
に積層される。
【0054】複合グリーンシート112においては、磁
性体セラミックス領域122と、導体121とが構成さ
れている。すなわち、導体121は、コイル9の上方部
分を構成するものであり、外側端に引き出されている部
分が引出し部9aを構成している。この場合、導体12
1は、磁性体セラミックス領域122とは重なり合わな
いように形成されている。すなわち、複合グリーンシー
ト112では、磁性体セラミックス領域122が設けら
れている領域以外の部分に、導体121が形成されてい
る。
【0055】また、複合グリーンシート113において
は、矩形枠状の領域に非磁性体セラミックペーストが印
刷されて非磁性体セラミックス領域124が形成されて
いる。そして、この矩形枠状の非磁性体セラミックス領
域の途中に、導体としてのビアホール電極125が形成
されている。このビアホール電極125は、上方端部が
積層後に導体121に電気的に接続されるように配置さ
れている。また、上記矩形枠状の非磁性体セラミックス
領域124が形成されている部分以外の領域には、磁性
体セラミックス領域126が形成されている。
【0056】なお、図15(c)における矩形枠状の領
域は、コイル9の巻回部を平面視した形状に相当する。
図15(d)に示す複合グリーンシート114では、こ
の矩形枠状の領域において、矩形枠状の形状の1/2タ
ーン分の領域に、導体127が形成されており、残りの
1/2ターン分の領域に非磁性体セラミックペーストが
印刷される非磁性体セラミックス領域128が形成され
ている。そして、残りの領域が、磁性体セラミックペー
ストの印刷により形成された磁性体セラミックス領域1
29である。従って、複合グリーンシート114を用い
ることにより、コイル9の1/2ターン分の導体127
が構成される。
【0057】複合グリーンシート115は、複合グリー
ンシート113と同様にビアホール電極125を有す
る。また、複合グリーンシート116は、複合グリーン
シート114と同様に、1/2ターン分の導体131
と、1/2ターン分の非磁性体セラミックス領域132
と、磁性体セラミックス領域133とを有する。
【0058】従って、複合グリーンシート114〜11
6からなる積層構造を繰り返すことにより、所望とする
ターン数のコイルを容易に形成することができる。図1
6(a)に示す複合グリーンシート117では、コイル
9の下方部分を構成するために導体133が形成されて
おり、導体137の外側端がコイル9の引出し部9bを
構成している。また、コイル9を平面視したときに形成
される矩形枠状の領域において、導体137が設けられ
ている部分の残りの1/2ターン分の領域に非磁性体セ
ラミックペーストが印刷されて非磁性体セラミックス領
域138が形成されている。導体137及び非磁性体セ
ラミックス領域138が形成されている領域以外の残り
の領域には、磁性体セラミックペーストの印刷により磁
性体セラミックス領域139が形成されている。
【0059】コイル9,コイル10間を分離するため
に、図16(b)に示す複合グリーンシート141が複
合グリーンシート117の下方に積層される。複合グリ
ーンシート141は、ビアホール電極25を有しないこ
とを除いては、複合グリーンシート113と同様に構成
されている。すなわち、矩形枠状の非磁性体セラミック
ス領域142と、残りの領域である磁性体セラミックス
領域143とを有する。
【0060】また、複合グリーンシート141の下方に
は、図17(a)〜(d)に示す複合グリーンシート1
44〜147と、特に図示はしないが、ビアホール電極
を有する複合グリーンシートとが積層されて、コイル1
0を構成する部分が積層される。
【0061】複合グリーンシート144,147は、そ
れぞれ、コイル9を構成するのに用いた複合グリーンシ
ート112,117とほぼ同様に構成されている。もっ
とも、コイル10の引出し部10a,10bは、コイル
9の引出し部9a,9bとは重なり合わない位置に形成
されている。
【0062】複合グリーンシート145,146は、コ
イル10において、それぞれ1/2ターン分のコイル導
体部分を構成するための導体148,149を有する。
従って、複合グリーンシート144,145は、コイル
9を構成するのに用いた複合グリーンシート114,1
16と同様に構成されている。なお、特に図示はしない
が、コイル10を構成する部分においても、上下の導体
を接続するために、すなわち複合グリーンシート14
4,145,146,147の各間には、ビアホール電
極を有する複合グリーンシートが積層される。
【0063】また、複合グリーンシート146の下方に
は、前述したように、適宜の枚数の磁性体セラミックグ
リーンシート111が積層される。上述した各複合グリ
ーンシートを、第1の実施例と同様に転写法により積層
することにより、並びに上部及び下部に磁性体セラミッ
クグリーンシート111を配置するように、磁性体セラ
ミックグリーンシート111を同様に転写法で積層する
ことにより、積層体が得られる。このようにして得られ
た積層体を厚み方向に加圧した後、焼成することによ
り、第2の実施例のセラミック焼結体102が得られ
る。
【0064】第1,第2の実施例では、セラミック焼結
体2,102の外表面に4個の外部電極3〜6が形成さ
れていたが、図18に示す変形例の積層セラミック電子
部品151のように、セラミック焼結体152の外表面
に6個以上の外部電極153〜158が形成されていて
もよく、セラミック焼結体152内には、厚み方向に3
個のコイルが第1の実施例または第2の実施例と同様に
して構成されることになる。
【0065】すなわち、本発明において、セラミック焼
結体内に配置されるコイルの数及び内部電極の数は特に
限定されるものではない。図19は、本発明の第3の実
施例に係る積層セラミック電子部品の外観を示す斜視図
であり、図20(a)〜(c)は、それぞれ、図18の
A−A線、B−B線及びC−C線に沿う断面図である。
第3の実施例の積層セラミック電子部品201では、第
1,第2の実施例と同様に、セラミック焼結体202は
磁性体セラミックス203と非磁性体セラミックス20
4とからなり、セラミック焼結体202内に、第1,第
2のコイル9,10が同様に構成されている。もっと
も、非磁性体セラミックス204からなる部分が第2の
実施例と異なっている。すなわち、第2の実施例の積層
セラミック電子部品1では、コイル9,10の引出し部
9a,9b,10a,10bの上下には非磁性体セラミ
ック層は形成されていなかったのに対し、第3の実施例
では、コイル導体9,10が巻回部と、巻回部に連ねら
れた第1,第2の引出し部9a,9b,10a,10b
とを有し、該引出し部9a,9b,10a,10bの周
囲が非磁性体セラミック層204a,204bで被覆さ
れている。その他の点については、第2の実施例と同様
であるため、第2の実施例と同一部分については、同一
の参照番号を付することにより、その説明を省略する。
【0066】このように、コイル引出し部9a,9b,
10a,10bの周囲を非磁性体セラミック層204
a,204bで被覆することにより、ノーマルインピー
ダンスを低減することができる。
【0067】なお、第1の実施例においても、第3の実
施例と同様に、コイル引出し部9a,9b,10a,1
0bの周囲は非磁性体セラミックスにより構成されてい
たので、第3の実施例と同様に、ノーマルインピーダン
スの低減を図ることができる。
【0068】図21及び図22(a)〜(c)は、本発
明の第4の実施例に係る積層セラミック電子部品の外観
を示す斜視図並びに図21中のA−A線、B−B線及び
C−C線に沿う断面図である。
【0069】第4の実施例の積層セラミック電子部品2
51では、第3の実施例と同様に、コイル9,10の引
出し部9a,9b,10a,10bの周囲が非磁性体セ
ラミック層204c,204dにより被覆されている。
もっとも、第3の実施例と異なるのは、図22(c)か
ら明らかなように、コイル引出し部9a,10aの周囲
の非磁性体セラミック層204c,204dは、セラミ
ック焼結体252内のある高さ位置においてセラミック
焼結体の幅方向全幅に至るように形成されている。すな
わち、第3の実施例では、コイル引出し部9a,10a
の周囲のみが非磁性体セラミック層204a,204b
により構成されていたのに対し、第4の実施例では、コ
イル引出し部において、セラミック焼結体252の全幅
に至るように非磁性体セラミック層204c,204d
が形成されている。
【0070】図23及び図24(a)〜(c)は、本発
明の第5の実施例に係る積層セラミック電子部品の外観
を示す斜視図、並びに図23におけるA−A線、B−B
線及びC−C線に沿う断面図である。
【0071】第5の実施例の積層セラミック電子部品3
01では、図24(a)に示すように、セラミック焼結
体302は磁性体セラミックス303と非磁性体セラミ
ックス304とを有し、非磁性体セラミックス304
は、セラミック焼結体302の両端面を結ぶ長さ方向に
おいてコイル9,10の巻回部よりも外側に延ばされて
いる。すなわち、セラミック焼結体302では、中央に
磁性体セラミックス303が設けられており、セラミッ
ク焼結体302の長さ方向両側に非磁性体セラミックス
304が配置されている。また、非磁性体セラミックス
304は、磁性体セラミックス303が設けられている
部分において、コイル9,10の巻回部に至るように長
さ方向中央側に延ばされている。従って、コイル9,1
0の引出し部9a,10a,9b,10bの周りが非磁
性体セラミックス304により囲まれている。また、セ
ラミック焼結体302の長さ方向近傍は、全て非磁性体
セラミックス304で構成されている。その他の点につ
いては、第2の実施例と同様である。
【0072】第5の実施例の積層セラミック電子部品3
01においても、非磁性体セラミックス304が、コイ
ル9,10の引出し部9a,10a,10bの周囲に配
置されているので、高周波特性の改善及びインピーダン
スの低減を図ることができる。
【0073】図25は、本発明の第6の実施例に係る積
層セラミック電子部品の縦断面図である。積層セラミッ
ク電子部品401では、セラミック焼結体402内に、
第1,第2のコイル9,10が構成されている。積層セ
ラミック電子部品401では、セラミック焼結体402
内に、1個のコイル403が構成されている。コイル4
03の上端が、セラミック焼結体402の端面402a
に引き出されており、下端が他方端面402bに引き出
されている。ここでは、コイル403の周囲が、第1〜
第5の実施例と同様に、非磁性体セラミックス405で
覆われており、その他の部分が磁性体セラミックス40
6により構成されている。しかも、コイル403の上方
部分403aと下方部分403bとの間に、セラミック
焼結体402のある高さ位置の全領域に至るように非磁
性体セラミック層407が形成されている。
【0074】なお、408,409は外部電極を示す。
外部電極408,409は、それぞれ、端面402a,
402bを覆うように形成されており、コイル導体40
3の上端または下端に電気的に接続されている。本実施
例の積層セラミック電子部品401もまた、第1〜第5
の実施例の製造方法と同様に、転写法により複合グリー
ンシートを積層し、上下に磁性体セラミックグリーンシ
ートを同じく転写法により積層し、得られた積層体を焼
成することにより得ることができる。従って、第1の実
施例の積層セラミック電子部品1と同様に、従来の積層
インダクタに比べて比較的な簡単な工程を経て安価に製
造することができる。また、導体の印刷に際しては、下
地が平坦であるため、すなわち複合グリーンシートの上
面が平坦であるため、導電ペーストの印刷精度を高める
ことも可能となる。
【0075】また、本実施例の積層セラミック電子部品
401では、コイル403の上方部分403aと下方部
分403bとの間に非磁性体セラミック層407が形成
されているので、開磁路構造のインダクタとなる。従っ
て、コイル403の各高さ位置のコイル導体間の磁束の
発生を抑制し得るだけでなく、上方部分403aと下方
部分403bとの間に至る磁束の発生も抑制されるの
で、電流重畳特性に優れており、インダクタンス値の低
下が生じ難い、積層インダクタを提供することができ
る。
【0076】図26は、図25に示した積層インダクタ
401の変形例を示す縦断面図である。積層インダクタ
401では、セラミック焼結体402の中間高さ位置に
おいて、全領域に至るように非磁性体セラミック層40
7が形成されていたが、図27に示すように、非磁性体
セラミック層407Aはコイル403が巻回されている
部分の内側の領域にのみ至るように形成されていてもよ
く、その場合においても、開磁路構造のインダクタとな
る。
【0077】図27は、積層インダクタ401のさらに
他の変形例を示す縦断面図である。図27に示す積層イ
ンダクタ421では、非磁性体セラミック層407B
は、コイル403が巻回されている部分の外側にのみ配
置されている。この場合においても、開磁路構造のイン
ダクタとなる。
【0078】すなわち、上下のコイル部分403a,4
03b間に至る大きな磁束を抑制するには、非磁性体セ
ラミック層407,407A,407Bに示されている
ように、該磁束を遮断する位置に非磁性体セラミック層
が配置されればよく、非磁性体セラミック層が位置され
る部分は、図示の実施例及び変形例に限定されるもので
はない。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る積層セラミック電子部品の
製造方法によれば、上記第1,第2の転写材を用意し、
第1〜第3の転写工程を経ることにより、積層体を得る
ことができる。従って、従来の印刷を繰り返す印刷積層
工法に比べて、工程の簡略化を果たすことができ、積層
セラミック電子部品のコストを低減することができる。
【0080】加えて、印刷積層工法では、印刷に際して
下地の平坦性が十分でなかったため、滲みが生じ、特性
のばらつきが生じがちであったのに対し、本発明によれ
ば、導体が印刷される下地が平坦であり、かつ上記転写
法により複合グリーンシート及びセラミックグリーンシ
ートが積層されるので、特性のばらつきの少ない、信頼
性に優れた積層セラミック電子部品を提供することがで
きる。
【0081】複合グリーンシートの導体が接続されるよ
うに、少なくとも1枚の第1の転写材において、複合グ
リーンシートにビアホール電極が形成されている場合に
は、複数の導体がビアホール電極を介して電気的に接続
され、例えばインダクタンス素子として機能するコイル
導体を容易に構成することができる。
【0082】第1のセラミックス領域が磁性体セラミッ
クスを用いて構成されており、第2のセラミックス領域
が非磁性体セラミックスを用いて構成されている場合、
例えばコイルなどを構成する導体を非磁性体セラミック
ス部分に構成することにより、容易に開磁路構造の積層
コイルを提供することができる。
【0083】第2の転写材のセラミックグリーンシート
として、磁性体セラミックスを用いた場合、積層セラミ
ック電子部品の上方及び下方の外層部分を磁性体セラミ
ックスで構成することができる。
【0084】磁性体セラミックス領域及び非磁性体セラ
ミックス領域が、それぞれ、磁性体セラミックペースト
及び非磁性体セラミックペーストを印刷することにより
形成されている場合、双方のセラミックス領域が重なり
合わないので、容易に上面が平坦な複合セラミックグリ
ーンシートを形成することができる。
【0085】ビアホール電極の形成が、複合グリーンシ
ートを形成するにあたり、ビアホール電極形成部分に至
らないように第1及び第2のセラミックス領域を形成
し、ビアホール電極部分に導電ペーストを充填する場合
には、電気的接続の信頼性に優れたビアホール電極を構
成することができる。
【0086】ビアホール電極の形成が、複合グリーンシ
ートを形成した後に貫通孔を形成し、該貫通孔に導電ペ
ーストを充填することにより行われる場合には、ビアホ
ール電極形成工程の簡略化を果たすことができる。
【0087】複合グリーンシートが第3の支持フィルム
に支持されている第3の転写材を用意し、第1の転写工
程と第3の転写工程との間において、少なくとも1枚の
第3の転写材から該複合セラミックグリーンシートを転
写する場合には、コイルなどの導体の上方または下方に
接するように、磁性体または非磁性体セラミックス領域
を形成することができる。
【0088】本発明に係る積層セラミック電子部品は、
本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法により
得ることができ、従って、セラミック焼結体内に、第1
のセラミックス領域及び第2のセラミックス領域が構成
されている積層セラミック電子部品であって、これらの
セラミックス領域の配置を選択することにより、例えば
開磁路構造を有する積層コイルなどの様々な機能を有す
る積層セラミック電子部品を容易に提供することができ
る。
【0089】本発明の別の広い局面により提供される積
層セラミック電子部品では、コイル導体の巻回部だけで
なく、第1,第2の引出し部もまた非磁性体セラミック
スにより覆われているので、例えば積層インダクタなど
に用いた場合、ノーマルインピーダンスを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る積層セラミック電
子部品の外観を示す斜視図。
【図2】(a)〜(c)は、それぞれ、図1のA−A
線、B−B線及びC−C線に沿う部分の断面図。
【図3】(a),(b)は、第1の実施例において第2
の転写材を形成する工程を説明するための各平面図。
【図4】(a)〜(f)は、第1の実施例の積層セラミ
ック電子部品を得るのに用意される複合グリーンシート
を説明するための各平面図。
【図5】(a)〜(e)は、第1の実施例の積層セラミ
ック電子部品を得るのに用意される複合グリーンシート
を示す各略図的平面図。
【図6】(a)〜(f)は、第1の実施例で用意される
複合グリーンシートの製造方法を説明するための各平面
図。
【図7】(a)〜(c)は、第1の実施例において用意
される第3の転写材を用意する工程を説明するための各
平面図。
【図8】(a)〜(c)は、第1の実施例において用意
される第1の転写材を用意する工程を説明するための各
平面図。
【図9】(a)〜(d)は、第1の実施例において用意
されるビアホール電極を有する複合グリーンシートの製
造方法を説明するための各平面図。
【図10】(a)〜(c)は、第1の実施例において用
意される第1の転写材を用意する工程を説明するための
各平面図。
【図11】(a)〜(c)は、第1の実施例において、
第2の転写材及び第1の転写材からセラミックグリーン
シート及び複合グリーンシートを転写する工程を説明す
るための各断面図。
【図12】(a)及び(b)は、第1の実施例におい
て、第1の転写材から複合グリーンシートを転写する工
程を説明するための各断面図。
【図13】第2の実施例に係る積層セラミック電子部品
を示す斜視図。
【図14】(a)及び(b)は、図10のA−A線及び
B−B線に沿う各断面図。
【図15】(a)〜(f)は、第2の実施例において積
層されるセラミックグリーンシートまたは複合グリーン
シートを示す各平面図。
【図16】(a)及び(b)は、第2の実施例において
用意される複合グリーンシートを示す各平面図。
【図17】(a)〜(d)は、第2の実施例において、
第2のコイルを構成するための積層部分に用いられる各
複合グリーンシートの平面図。
【図18】本発明の変形例に係る積層セラミック電子部
品を示す外観斜視図。
【図19】第3の実施例に係る積層セラミック電子部品
の外観を示す斜視図。
【図20】(a)〜(c)は、それぞれ、図18のA−
A線、B−B線及びC−C線に沿う断面図。
【図21】第4の実施例に係る積層セラミック電子部品
の外観を示す斜視図。
【図22】(a)〜(c)は、それぞれ、図20におけ
るA−A線、B−B線及びC−C線に沿う断面図。
【図23】第5の実施例に係る積層セラミック電子部品
の外観を示す斜視図。
【図24】(a)〜(c)は、図23におけるA−A
線、B−B線及びC−C線に沿う各断面図。
【図25】第6の実施例に係る積層セラミック電子部品
の縦断面図。
【図26】図25に示した積層インダクタの変形例を示
す縦断面図。
【図27】図26に示した積層インダクタのさらに他の
変形例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…積層セラミック電子部品 2…セラミック焼結体 2a,2b…端面 3〜6…外部電極 7…磁性体セラミックス 8…非磁性体セラミックス 9,10…第1,第2のコイル 9a,9b,10a,10b…引出し部 11…第2の支持フィルム 12…磁性体セラミックグリーンシート 13…第2の転写材 14…複合グリーンシート 15…磁性体セラミックス領域 16…非磁性体セラミックス領域 17…第3の支持フィルム 18…第3の転写材 21…複合グリーンシート 22…第1の支持フィルム 23…磁性体セラミックス領域 24…非磁性体セラミックス領域 25…導体 26…第1の転写材 31…複合グリーンシート 32…第1の支持フィルム 33…磁性体セラミックス領域 34…非磁性体セラミックス領域 35…ビアホール電極 41…複合グリーンシート 45…導体 51〜56,58…複合グリーンシート 57…導体 59…磁性体セラミックス領域 60…非磁性体セラミックス領域 61〜66…複合グリーンシート 67,70…導体 71…転写材 72…第2の支持フィルム 73…磁性体セラミックグリーンシート 74…積層ステージ 81,83…第1の支持フィルム 82,84…第1の転写材 101…積層セラミック電子部品 102…セラミック焼結体 111…磁性体セラミックグリーンシート 112…複合グリーンシート 113〜117…複合グリーンシート 121…導体 122…磁性体セラミックス領域 124,128,132,138,142…非磁性体セ
ラミックス領域 125…ビアホール電極 126,129,133,139,143…磁性体セラ
ミックス領域 127,131,133…導体 142…導体 144〜147…導体付き複合グリーンシート 146,148,149…導体 151…積層セラミック電子部品 152…セラミック焼結体 153〜158…外部電極 201…積層セラミック電子部品 202…セラミック焼結体 202a,202b…非磁性体セラミックス 251…積層セラミック電子部品 301…積層セラミック電子部品 302…セラミック焼結体 401…積層セラミック電子部品 402…セラミック焼結体 402a,402b…端面 403…コイル 407…非磁性体セラミック層 407A,407B…非磁性体セラミック層 408、409…外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G030 BA01 GA19 GA36 4G055 AA08 AC09 BA22 5E062 DD04 FG01 FG07 5E070 AA01 AB02 CB03 CB13 CB17 CB18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体と、前記導体が設けられている領域
    以外の領域に形成されている第1のセラミックス領域及
    び/または第2のセラミックス領域とを有する複合グリ
    ーンシートが第1の支持フィルムに支持されている第1
    の転写材を用意する工程と、 セラミックグリーンシートが第2の支持フィルムに支持
    されている第2の転写材を用意する工程と、 積層ステージ上に、少なくとも1枚の前記第2の転写材
    から、前記第2の転写材のセラミックグリーンシートを
    転写する第1の転写工程と、 先に転写されて積層されている少なくとも1枚のセラミ
    ックグリーンシート上に、少なくとも1枚の第1の転写
    材から、前記複合グリーンシートを転写する第2の転写
    工程と、 先に転写により積層されている前記複合グリーンシート
    上に、少なくとも1枚の第2の転写材から、第2の転写
    材のセラミックグリーンシートを転写する第3の転写工
    程と、 前記第1〜第3の転写工程により得られた積層体を焼成
    する工程とを備えることを特徴とする、積層セラミック
    電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 複数枚の前記第1の転写材が用意され、
    積層後に、複数枚の複合グリーンシートの導体が接続さ
    れてコイルが構成されるように、各導体が形成されてい
    る、請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記複数の導体のうち、少なくとも1個
    の導体が上下の導体を接続するビアホール電極である、
    請求項2に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のセラミックス領域が磁性体セ
    ラミックスを用いて構成されており、第2のセラミック
    ス領域が非磁性体セラミックスを用いて構成されてい
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の積層セラミック電
    子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の転写材のセラミックグリーン
    シートが、磁性体セラミックスを用いて構成されてい
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の積層セラミック電
    子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記磁性体セラミックス領域及び非磁性
    体セラミックス領域が、それぞれ、磁性体セラミックペ
    ースト及び非磁性体セラミックペーストを印刷すること
    により形成されている、請求項4に記載の積層セラミッ
    ク電子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ビアホール電極の形成が、前記複合
    グリーンシートを形成するにあたり、第1のセラミック
    ス領域及び/または第2のセラミックス領域を、ビアホ
    ール電極形成部分に至らないように形成した後に、前記
    ビアホール電極部分に導電ペーストを充填することによ
    り行なわれる、請求項3に記載の積層セラミック電子部
    品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ビアホール電極の形成が、前記複合
    グリーンシートを形成した後に、ビアホール電極が形成
    される部分に貫通孔を形成し、該貫通孔に導電ペースト
    を充填することにより行なわれる、請求項3に記載の積
    層セラミック電子部品の製造方法。
  9. 【請求項9】 磁性体セラミックス領域及び非磁性体セ
    ラミックス領域を有する第2の複合グリーンシートが第
    3の支持フィルムに支持されている第3の転写材を用意
    する工程をさらに備え、 前記第1の転写工程と第3の転写工程との間において、
    少なくとも1枚の第3の転写材から第2の複合グリーン
    シートを転写することを特徴とする、請求項1〜8のい
    ずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の製造
    方法により得られたセラミック焼結体と、前記セラミッ
    ク焼結体の外表面に形成されており、前記セラミック焼
    結体内の導体と電気的に接続される複数の外部電極とを
    備えることを特徴とする、積層セラミック電子部品。
  11. 【請求項11】 セラミック焼結体と、 前記セラミック焼結体内に配置されており、巻回部と、
    該巻回部の両端に連ねられている第1,第2の引出し部
    とを有する、少なくとも1つのコイル導体と、 前記セラミック焼結体の外表面に形成されており、前記
    コイル導体の第1または第2の端部に電気的に接続され
    る複数の内部電極とを備え、 前記セラミック焼結体が磁性体セラミックスと非磁性体
    セラミックスとからなり、前記コイル導体の巻回部が非
    磁性体セラミックスにより被覆されており、かつ前記コ
    イル導体の第1,第2の引出し部が非磁性体セラミック
    スにより覆われていることを特徴とする、積層セラミッ
    ク電子部品。
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