JP5999119B2 - インダクタ - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタ、特に、磁性体と非磁性体とを含むインダクタに関する。
従来のインダクタとして、例えば、特許文献1に記載の積層インダクタが知られている。この種のインダクタ(以下、従来のインダクタと称す)には、複数の絶縁体層を積層した積層体に、コイルが内蔵されている。該コイルは、複数のコイル導体とビア導体とにより構成され、螺旋状を成している。そして、従来のインダクタに電流が流れると、コイルの端部に位置するコイル導体の角周辺に磁力線が集中し、磁気飽和が起こりやすい。結果として、交流抵抗が高いという問題があった。
特開2007−317892号公報
そこで、本発明の目的は、磁性体と非磁性体とを含むインダクタにおいて、交流抵抗の上昇を抑制することができるインダクタを提供することである。
本発明の一形態に係るインダクタは、
磁性体及び非磁性体から成る本体と、
前記本体内に位置する螺旋状のコイルと、
を備え、
前記コイルの内周面は、前記非磁性体に覆われ、
前記コイルの外周面は、前記非磁性体に覆われ、
前記コイルの中心軸が延在する中心軸方向と直交し、かつ、該コイルを構成する導体の進行方向と直交する直交方向において、該コイルの中心軸方向の中央部における該導体の幅と該導体の内周側を覆う前記非磁性体の幅との和は、該コイルの中心軸方向の一方側の端部における該導体の幅と該導体の内周側を覆う該非磁性体の幅との和よりも大き
前記直交方向において、該コイルの中心軸方向の中央部における該導体の幅と該導体の外周側を覆う前記非磁性体の幅との和は、該コイルの中心軸方向の一方側の端部における該導体の幅と該導体の外周側を覆う該非磁性体の幅との和よりも大きいこと、
を特徴とする。
本発明の一の形態に係るインダクタでは、コイルの中央部に位置する導体の幅と該導体の内周側を覆う非磁性体の幅との和が、コイルの端部に位置する導体の幅と該導体の内周側を覆う非磁性体の幅との和よりも大きい。これにより、コイルの端部を通過する磁力線の間隔が、導体の幅方向に広がる。そのため、コイルの端部に位置する導体の角周辺での磁力線の集中を抑制し、磁気飽和を抑制することができる。結果として、磁性体と非磁性体と含むインダクタにおいて、交流抵抗の上昇を抑制することができる。
本発明に係るインダクタによれば、交流抵抗の上昇を抑制することができる。
一実施形態に係るインダクタの外観斜視図である。 一実施形態に係るインダクタをコイル導体が存在する層とコイル導体が存在しない層とに分割した状態の分解斜視図である。 図1のA−A断面における断面図である。 製造途中のインダクタの断面図である。 製造途中のインダクタの断面図である。 製造途中のインダクタの断面図である。 製造途中のインダクタの断面図である。 製造途中のインダクタの断面図である。 製造途中のインダクタの断面図である。 従来のインダクタの断面図に磁力線を追加した図である。 一実施形態に係るインダクタの断面図に磁力線を追加した図である。 第1変形例に係るインダクタの断面図である。 第2変形例に係るインダクタの断面図である。 第3変形例に係るインダクタの断面図である。 第4変形例に係るインダクタの分解斜視図である。 比較例に係るインダクタの断面図である。
以下に、一実施形態に係るインダクタ及び該インダクタの製造方法について説明する。
(インダクタの概略構成 図1参照)
以下に、一実施形態に係るインダクタの構成について、図面を参照しながら説明する。なお、インダクタ10の積層方向をz軸方向と定義し、z軸方向から平面視したときに、インダクタの長辺に沿った方向をx軸方向と定義し、短辺に沿った方向をy軸方向と定義する。また、z軸方向の正方向側に位置する面を上面と称し、z軸方向の負方向側に位置する面を下面と称す。なお、x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。
インダクタ10は、積層体(本体)20、コイル30及び外部電極40a,40bを備えている。また、インダクタ10の形状は、図1に示すように、直方体である。
(積層体の構成 図2参照)
積層体20は、絶縁体層22a〜22kがz軸方向の正方向側からこの順に並ぶように積層されることにより構成されている。また、各絶縁体層22a〜22kは、z軸方向から平面視したときに、長方形状を成している。絶縁体層22a〜22kの材料として、磁性体(磁性粉入り樹脂等)や非磁性体(ガラスやアルミナ等及びその複合材料)が挙げられる。
絶縁体層22aは、図2に示すように、積層体20のz軸方向の正方向側の端部に位置する。また、絶縁体層22aは、磁性体により構成されている。
絶縁体層22bは、絶縁体層22aの下面に位置する。また、絶縁体層22bは、磁性体から成る磁性体層24b、及び非磁性体から成る非磁性体層26bにより構成されている。非磁性体層26bは、絶縁体層22bの外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。また、磁性体層24bは、z軸方向から平面視したときに、後述するコイル導体32bを挟んで非磁性体層26bの周囲に設けられ、さらに、非磁性体層26bのロの字の内側にも設けられている。
絶縁体層22cは、絶縁体層22bの下面に位置する。また、絶縁体層22cは、磁性体から成る磁性体層24c、及び非磁性体から成る非磁性体層26cにより構成されている。非磁性体層26cは、絶縁体層22cの外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。磁性体層24cは、z軸方向から平面視したときに、非磁性体層26cの周囲、及び非磁性体層26cのロの字の内側に設けられている。
絶縁体層22dは、絶縁体層22cの下面に位置する。また、絶縁体層22dは、磁性体から成る磁性体層24d、及び非磁性体から成る非磁性体層26dにより構成されている。非磁性体層26dは、絶縁体層22dの外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。磁性体層24dは、z軸方向から平面視したときに、後述するコイル導体32dを挟んで非磁性体層26dの周囲に設けられ、さらに、非磁性体層26dのロの字の内側にも設けられている。
絶縁体層22eは、絶縁体層22dの下面に位置する。また、絶縁体層22eは、磁性体から成る磁性体層24e、及び非磁性体から成る非磁性体層26eにより構成されている。非磁性体層26eは、絶縁体層22eの外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。磁性体層24eは、z軸方向から平面視したときに、非磁性体層26eの周囲、及び非磁性体層26eのロの字の内側に設けられている。
絶縁体層22fは、絶縁体層22eの下面に位置する。また、絶縁体層22fは、磁性体から成る磁性体層24f、及び非磁性体から成る非磁性体層26fにより構成されている。非磁性体層26fは、絶縁体層22fの外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。磁性体層24fは、z軸方向から平面視したときに、後述するコイル導体32fを挟んで非磁性体層26fの周囲に設けられ、さらに、非磁性体層26fのロの字の内側にも設けられている。
絶縁体層22gは、絶縁体層22fの下面に位置する。また、絶縁体層22gは、磁性体から成る磁性体層24g、及び非磁性体から成る非磁性体層26gにより構成されている。非磁性体層26gは、絶縁体層22gの外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。磁性体層24gは、z軸方向から平面視したときに、非磁性体層26gの周囲、及び非磁性体層26gのロの字の内側に設けられている。
絶縁体層22hは、絶縁体層22gの下面に位置する。また、絶縁体層22hは、磁性体から成る磁性体層24h、及び非磁性体から成る非磁性体層26hにより構成されている。非磁性体層26hは、絶縁体層22hの外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。磁性体層24hは、z軸方向から平面視したときに、後述するコイル導体32hを挟んで非磁性体層26hの周囲に設けられ、さらに、非磁性体層26hのロの字の内側にも設けられている。
絶縁体層22iは、絶縁体層22hの下面に位置する。また、絶縁体層22iは、磁性体から成る磁性体層24i、及び非磁性体から成る非磁性体層26iにより構成されている。非磁性体層26iは、絶縁体層22iのx軸方向の正負両側の外縁及びy軸方向の負方向側の外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略コの字型の形状を成している。磁性体層24iは、絶縁体層22iにおいて、非磁性体層26iが設けられている部分以外の部分に設けられている。
絶縁体層22jは、絶縁体層22iの下面に位置する。また、絶縁体層22jは、磁性体から成る磁性体層24j、及び非磁性体から成る非磁性体層26jにより構成されている。非磁性体層26jは、絶縁体層22jのx軸方向の正負両側の外縁及びy軸方向の負方向側の外縁と平行に設けられた帯状の非磁性体層であり、z軸方向から平面視したときに、略コの字型の形状を成している。磁性体層24jは、絶縁体層22jにおいて、非磁性体層26j及び後述するコイル導体32jが設けられている部分以外の部分に設けられている。
絶縁体層22kは、積層体20のz軸方向の負方向側の端部に位置する。また、絶縁体層22kは、磁性体により構成されている。
(外部電極の構成 図1参照)
外部電極40aは、図1に示すように、積層体20のx軸方向の正方向側の表面及びその周囲の面の一部を覆うように設けられている。また、外部電極40bは、積層体20のx軸方向の負方向側の表面及びその周囲の面の一部を覆うように設けられている。なお、外部電極40a,40bの材料は、Au,Ag,Pd,Cu,Ni等の導電性材料である。
(コイルの構成 図2参照)
コイル30は、図2に示すように、積層体20の内部に位置し、コイル導体(導体)32b,32d,32f,32h,32j及びビア導体34b,34d,34f,34hにより構成されている。また、コイル30は螺旋状を成しており、該螺旋の中心軸はz軸と平行である。つまり、コイル30は、積層方向に進行しながら周回する螺旋状を成している。なお、コイル30の材料は、Au,Ag,Pd,Cu,Ni等の導電性材料である。
コイル導体32bは、非磁性体層26bに沿うように設けられた線状の導体である。従って、コイル導体32bは、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。また、コイル導体32bは、コイル導体32bが成すロの字型の形状の内周側で非磁性体層26bと接している。さらに、コイル導体32bの上面は絶縁体層22aと接し、コイル導体32bの下面は非磁性体層26cと接している。ここで、コイル導体32bの幅とその内周側に位置する非磁性体層26bの幅の和w1は、非磁性体層26cの幅w2よりも小さい。そして、コイル導体32bの一端は、絶縁体層22bのx軸方向の正方向側の外縁から積層体20の表面に露出し、外部電極40aと接続されている。さらに、コイル導体32bの他端は、絶縁体層22bのx軸方向の正方向側の外縁とy軸方向の正方向側の外縁とが成す角近傍で、絶縁体層22cをz軸方向に貫通するビア導体34bと接続されている。
コイル導体32dは、非磁性体層26dに沿うように設けられた線状の導体である。従って、コイル導体32dは、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。また、コイル導体32dは、コイル導体32dが成すロの字型の形状の内周側で非磁性体層26dと接している。さらに、コイル導体32dの上面は非磁性体層26cと接し、コイル導体32dの下面は非磁性体層26eと接している。ここで、コイル導体32dの幅とその内周側に位置する非磁性体層26dの幅の和w3は、非磁性体層26cの幅w2よりも大きく、非磁性体層26eの幅w4よりも小さい。そして、コイル導体32dの一端は、絶縁体層22dのx軸方向の正方向側の外縁とy軸方向の正方向側の外縁とが成す角C1の近傍でビア導体34bと接続されている。さらに、コイル導体32dの他端は、角C1の近傍、かつ、コイル導体32dの一端よりも絶縁体層22dの中心寄りに位置しており、また、絶縁体層22eをz軸方向に貫通するビア導体34dと接続されている。
コイル導体32fは,非磁性体層26fに沿うように設けられた線状の導体である。従って、コイル導体32fは、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。また、コイル導体32fは、コイル導体32fが成すロの字型の形状の内周側で非磁性体層26fと接している。さらに、コイル導体32fの上面は非磁性体層26eと接し、コイル導体32fの下面は非磁性体層26gと接している。ここで、コイル導体32fの幅とその内周側に位置する非磁性体層26fの幅の和w5は、非磁性体層26eの幅w4及び非磁性体層26gの幅w6よりも大きい。そして、コイル導体32fの一端は、絶縁体層22fのx軸方向の正方向側の外縁とy軸方向の正方向側の外縁とが成す角C2の近傍でビア導体34dと接続されている.コイル導体32fの他端は、角C2の近傍であって、コイル導体32fの一端よりも絶縁体層22fの外縁寄りに位置しており、また、絶縁体層22gをz軸方向に貫通するビア導体34fと接続されている。
コイル導体32hは、非磁性体層26hに沿うように設けられた線状の導体である。従って、コイル導体32hは、z軸方向から平面視したときに、略ロの字型の形状を成している。また、コイル導体32hは、コイル導体32hが成すロの字型の形状の内周側で非磁性体層26hと接している。さらに、コイル導体32hの上面は非磁性体層26gと接し、コイル導体32hの下面は非磁性体層26iと接している。ここで、コイル導体32hの幅とその内周側に位置する非磁性体層26hの幅の和w7は、非磁性体層26gの幅w6よりも小さく、非磁性体層26iの幅w8よりも大きい。そして、コイル導体32hの一端は、絶縁体層22hのx軸方向の正方向側の外縁とy軸方向の正方向側の外縁とが成す角C3の近傍でビア導体34fと接続されている。さらに、コイル導体32hの他端は、角C3の近傍、かつ、コイル導体32hの一端よりも絶縁体層22hの中心寄りに位置しており、また、絶縁体層22iをz軸方向に貫通するビア導体34hと接続されている。
コイル導体32jは、非磁性体層26jに沿うように設けられた線状の導体である。従って、コイル導体32jは、z軸方向から平面視したときに、略コの字型の形状を成している。また、コイル導体32jは、コイル導体32jが成すコの字型の形状の内周側で非磁性体層26jと接している。さらに、コイル導体32jの上面は非磁性体層26iと接し、コイル導体32jの下面は絶縁体層22kと接している。ここで、コイル導体32jの幅とその内周側に位置する非磁性体層26jの幅の和w9は、非磁性体層26iの幅w8よりも小さい。そして、コイル導体32jの一端は、絶縁体層22jのx軸方向の正方向側の外縁とy軸方向の正方向側の外縁とが成す角の近傍でビア導体34hと接続されている。さらに、コイル導体32jの他端は、絶縁体層22jのx軸方向の負方向側の外縁から積層体20の表面に露出し、外部電極40bと接続されている。
以上のように構成されたインダクタ10では、z軸方向と直交する方向から見たとき、図3に示すように、コイル30の内周面が、円弧を描くように非磁性体層26b〜26jに覆われている。また、コイル30におけるz軸方向(中心軸方向)の中央部に位置するコイル導体32fの幅と該コイル導体32fの内周側を覆う非磁性体層26fの幅との和w5は、コイル30におけるz軸方向の正方向側(中心軸方向の一方側)の端部に位置するコイル導体32bの幅と該コイル導体32bの内周側を覆う非磁性体層26bの幅との和w1よりも大きい。
(製造方法 図1、図4〜図13参照)
一実施形態に係るインダクタの製造方法について説明する。以下では、一つのインダクタを対象とする製造方法について説明するが、実際には、複数の積層体がつながったマザー積層体を作製し、マザー積層体をカットした後に、外部電極を形成して、一つのインダクタを得る。
まず、磁性体材料であるフェライト粉末をバインダー等の有機成分と混合してペースト状にした磁性体ペーストを、印刷工法によりアルミナ基板等の保持基板上に塗布し乾燥させて、図4に示すような絶縁体層22kを形成する。
次に、Ag,Pd,Cu,Ni等を主成分とする導電性ペーストを、印刷工法により絶縁体層22k上に塗布し、乾燥させて、図5に示すようなコイル導体32jを形成する。
さらに、硼珪酸ガラス及びセラミックフィラーにより構成された非磁性体ペーストを、図6に示すように、印刷工法によりコイル導体32jの上面及びその内周側を覆うように塗布し、乾燥させて非磁性体層26i,26jを形成する。なお、ビアホール導体34hを形成するために、コイル導体32jの一端の上面には、非磁性体ペーストを塗布しない。
非磁性体層26i,26jの形成に続いて、図7に示すように、磁性体ペーストを、印刷工法により絶縁体層22k上の非磁性体層26j及びコイル導体32jが形成されていない部分に塗布し、乾燥させて磁性体層24i,24jを形成する。これにより、絶縁体層22i,22jが完成する。なお、絶縁体層22i,22jの形成後に、印刷工法により導電性ペーストを該ビアホールに充填し、ビアホール導体34hを形成する。
この後、コイル導体32j、非磁性体層26i,26j、磁性体層24i,24j及びビアホール導体34hの形成工程と同様の工程を繰り返す。ただし、z軸方向の中央部に位置する非磁性体層26fが、コイル30の内周側に最も張り出すように、非磁性体ペーストを塗布する。これにより、絶縁体層22c〜22h、コイル導体32b,32d,32f,32h及びビアホール導体34b,34d,34fを形成する。
そして、コイル導体32bの形成後、図8に示すように、非磁性体ペーストを、印刷工法によりコイル導体32bの内周側を覆うように塗布し、乾燥させて非磁性体層26bを形成する。非磁性体層26bの形成に続いて、図9に示すように、磁性体ペーストを、印刷工法により絶縁体層22c上の非磁性体層26b及びコイル導体32bが形成されていない部分に塗布し、乾燥させて磁性体層24bを形成する。これにより、絶縁体層22bが形成する。さらに、磁性体ペーストを、印刷工法により、絶縁体層22bの上面全体に塗布することによって、絶縁体層22aが形成され、未焼成のマザー積層体が完成する。
次に、未焼成のマザー積層体をダイシングソーにより所定寸法の積層体20にカットし、複数の未焼成の積層体20を得る。
未焼成の積層体20に、脱バインダー処理及び焼成を施す。脱バインダー処理は、例えば、低酸素雰囲気中において400℃で2時間の条件で行う。焼成は、例えば、870℃〜900℃で2.5時間の条件で行う。
以上の工程により、焼成された積層体20が得られる。積層体20には、バレル加工を施して、面取りを行う。その後、Agを主成分とする導電性材料からなる電極ペーストを、積層体20の表面に塗布する。そして、塗布した電極ペーストを約800℃の温度で1時間の条件で焼き付ける。これにより、外部電極40a,40bとなるべき銀電極を形成する。
最後に、銀電極の表面に、Niめっき/Snめっきを施すことにより、外部電極40a,40bを形成する。以上の工程を経て、図1に示すようなインダクタ10が完成する。
(効果 図3、図10及び図11参照)
インダクタ10では、磁気飽和を抑制することができる。具体的には、図10に示すようなコイルの内周面が非磁性体層に覆われていない従来のインダクタ500では、電流が流れると、該インダクタ500のコイル530の端部に位置するコイル導体の角周辺に磁力線H500が集中し、磁気飽和が起こりやすい。一方、インダクタ10では、図3に示すように、コイル30におけるz軸方向(中心軸方向)の中央部に位置するコイル導体32fの幅と該コイル導体32fの内周側を覆う非磁性体層26fの幅との和w5は、コイル30におけるz軸方向の正方向側(中心軸方向の一方側)の端部に位置するコイル導体32bの幅と該コイル導体32bの内周側を覆う非磁性体層26bの幅との和w1よりも大きい。これにより、インダクタ10では、電流が流れた際に発生する磁力線H10が楕円に近い形状を描くため、磁力線H10の間隔が、図11に示すように、導体の幅方向に広がる。結果として、インダクタ10では、コイル30の端部に位置する導体の角周辺、特にコイル30の内周側での磁力線の集中を抑制し、磁気飽和を抑制することができる。
(第1変形例 図12参照)
第1変形例に係るインダクタ10Aとインダクタ10との相違点は、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの形状である。インダクタ10Aでは、図12に示すように、z軸方向と直交する方向から見たとき、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jが、z軸方向の中央部を頂点として三角形を描くようにコイル30の内周面を覆っている。このように構成されたインダクタ10Aにおいても、コイルの端部に位置する導体の角周辺での磁力線の集中を抑制し、磁気飽和を抑制することができる。インダクタ10Aにおける他の構成はインダクタ10と同様である。従って、インダクタ10Aにおいて、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの形状以外の説明は、インダクタ10での説明のとおりである。
(第2変形例 図13参照)
第2変形例に係るインダクタ10Bとインダクタ10との相違点は、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの形状である。インダクタ10Bでは、図13に示すように、z軸方向と直交する方向から見たとき、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの内周側の外縁の両端部が円弧を描き、該両端部を結ぶ中央部がz軸方向とほぼ平行な形状を成している。このように構成されたインダクタ10Bにおいても、コイルの端部に位置する導体の角周辺での磁力線の集中を抑制し、磁気飽和を抑制することができる。インダクタ10Bにおける他の構成はインダクタ10と同様である。従って、インダクタ10Bにおいて、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの形状以外の説明は、インダクタ10での説明のとおりである。
(第3変形例 図14参照)
第3変形例に係るインダクタ10Cとインダクタ10との相違点は、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの形状、及び新たな非磁性体層26kが追加された点である。インダクタ10Cでは、図14に示すように、z軸方向と直交する方向から見たとき、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jが、z軸方向の中央部を頂点として三角形を描くようにコイル30の内周面を覆っている。これに加え、コイル30の中央部近傍において、z軸方向と直交する平面とほぼ平行に非磁性体層26kが設けられている点である。このように構成されたインダクタ10Cにおいても、コイルの端部に位置する導体の角周辺での磁力線の集中を抑制し、磁気飽和を抑制することができる。そして、非磁性体層26kを設けたことにより、コイル30の内周側における磁気飽和をさらに抑制することができる。インダクタ10Cにおける他の構成はインダクタ10と同様である。従って、インダクタ10Cにおいて、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの形状、及び新たな非磁性体層26kが追加された点以外の説明は、インダクタ10での説明のとおりである。
(第4変形例 図15参照)
第4変形例に係るインダクタ10Dとインダクタ10との相違点は、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの形状、及びコイル30の外周面も非磁性体層26b〜26jで覆われている点である。インダクタ10Dでは、図15に示すように、z軸方向と直交する方向から見たとき、非磁性体層26b〜26jが、z軸方向の中央部を頂点として三角形を描くようにコイル30の内周面を覆っている。これに加え、インダクタ10Dでは、非磁性体層26b〜26jが、z軸方向の中央部を頂点として三角形を描くようにコイル30の外周面を覆っている。このように構成されたインダクタ10Dでは、コイル30の内周面に加えて外周面も非磁性体層に覆われていることにより、インダクタ10よりもさらに、電流が流れた際に発生する磁力線が導体の幅方向に広がる。これにより、コイルの端部に位置する導体の角周辺での磁力線の集中をさらに抑制し、磁気飽和をより効果的に抑制することができる。インダクタ10Dにおける他の構成はインダクタ10と同様である。従って、インダクタ10Dにおいて、コイル30の内周面を覆う非磁性体層26b〜26jの形状及びコイル30の外周面も非磁性体層26b〜26jで覆われている点以外の説明は、インダクタ10での説明のとおりである。
本願発明者は、上述の効果を確認するために実験を行った。実験では、従来のインダクタに相当するサンプルS1、従来のインダクタに対して図16に示すような内周面にz軸方向と平行な外縁を成す非磁性体層を設けたインダクタ600に相当するサンプルS2、インダクタ10に相当するサンプルS3、インダクタ10Aに相当するサンプルS4、インダクタ10Bに相当するサンプルS5、インダクタ10Cに相当するサンプルS6、インダクタ10DにサンプルS7を用いた。各サンプルにおけるコイル導体の積層数は8枚であり、その大きさは1.6mm×0.8mm×0.8mmである。また、コイル導体の線幅は140μm、その厚みは50μmである。さらに、各コイル導体間の幅は10μmであり、サイドギャップは100μmである。そして、各サンプルにおけるコイルの内周面を覆うように設けられた非磁性体層において、最も幅が広い部分の幅は20μmである。
実験では、各サンプルにおける交流抵抗Racを調べるために、周波数ごとに各サンプルのピークパルス電流Ip−p、直流電流Idc、損失P及び直流抵抗Rdcを測定した。そして、測定した各値を下記の式に代入することによって、交流抵抗Racを求めた。
Rac=(P−Rdc×Idc2)/(Ip−p/2√3)2
実験の結果得られた交流抵抗の値を表1に示し、サンプルS1の交流抵抗を100%として、これに対するサンプルS2〜7の交流抵抗の比を表2に示した。
Figure 0005999119
Figure 0005999119
実験の結果、測定した周波数(2MHz、4MHz)において、サンプルS3〜S7の交流抵抗Racが、サンプルS1,S2よりも低いことが分かる。これは、本実施例及び変形例に相当するサンプルS3〜S7において、コイルの端部に位置するコイル導体の角周辺での磁力線の集中が抑制され、その結果、磁気飽和が抑制されていることを示している。
(その他の実施形態)
本発明に係るインダクタは、前記実施形態に係るインダクタに限らずその要旨の範囲内において変更可能である。例えば、コイルの巻き数や積層数、絶縁体層の形状等は任意である。また、各実施例及び変形を組み合わせてもよい。
以上のように、本発明は、インダクタに対して有用であり、磁性体と非磁性体と含むインダクタにおいて、交流抵抗の上昇を抑制することができる点において優れている。
10 インダクタ
20 積層体(本体)
24b〜24j 磁性体層(磁性体)
26b〜26j 非磁性体層(非磁性体)
30 コイル
32b,32d,32f,32h,32j コイル導体(導体)

Claims (5)

  1. 磁性体及び非磁性体から成る本体と、
    前記本体内に位置する螺旋状のコイルと、
    を備え、
    前記コイルの内周面は、前記非磁性体に覆われ、
    前記コイルの外周面は、前記非磁性体に覆われ、
    前記コイルの中心軸が延在する中心軸方向と直交し、かつ、該コイルを構成する導体の進行方向と直交する直交方向において、該コイルの中心軸方向の中央部における該導体の幅と該導体の内周側を覆う前記非磁性体の幅との和は、該コイルの中心軸方向の一方側の端部における該導体の幅と該導体の内周側を覆う該非磁性体の幅との和よりも大き
    前記直交方向において、該コイルの中心軸方向の中央部における該導体の幅と該導体の外周側を覆う前記非磁性体の幅との和は、該コイルの中心軸方向の一方側の端部における該導体の幅と該導体の外周側を覆う該非磁性体の幅との和よりも大きいこと、
    を特徴とするインダクタ。
  2. 前記直交方向における、前記導体の幅と該導体の内周側を覆う前記非磁性体の幅との和は、前記コイルの中心軸方向の一方側の端部から中央部に向かうにつれて大きくなること、
    を特徴とする請求項1に記載のインダクタ。
  3. 前記コイルの中心軸方向の中央部における前記導体の幅と該導体の内周側を覆う前記非磁性体の幅との和は、該コイルの中心軸方向の他方側の端部における該導体の幅と該導体の内周側を覆う該非磁性体の幅との和よりも大きいこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインダクタ。
  4. 前記直交方向における、前記導体の幅と該導体の内周側を覆う前記非磁性体の幅との和は、前記コイルの中心軸方向の他方方側の端部から中央部に向かうにつれて大きくなること、
    を特徴とする請求項3に記載のインダクタ。
  5. 前記本体は、非磁性体層及び磁性体層が積層されることにより構成され、
    前記コイルの内周、かつ、中心軸方向の中央部近傍には、前記中心軸と直交するように、前記非磁性体層が設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインダクタ。
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