JP2003092214A - 積層型インダクタ - Google Patents

積層型インダクタ

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JP2003092214A
JP2003092214A JP2001283032A JP2001283032A JP2003092214A JP 2003092214 A JP2003092214 A JP 2003092214A JP 2001283032 A JP2001283032 A JP 2001283032A JP 2001283032 A JP2001283032 A JP 2001283032A JP 2003092214 A JP2003092214 A JP 2003092214A
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coil
magnetic
conductor
magnetic path
cross
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Keiji Sakata
啓二 坂田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡素で、小型化および大インダクタン
ス化に適した積層型インダクタを提供する。 【解決手段】 コイルLの一方の端部Laを構成してい
るコイル導体32,33,34の導体幅は、外層を構成
する絶縁シート22,22に近づくにつれて、コイルL
の中央部Lbを構成しているコイル導体35〜37の導
体幅と比較して徐々に細くなっている。同様に、コイル
Lの他方の端部Lcを構成しているコイル導体38,3
9,40の導体幅は、外層を構成する絶縁シート22,
22に近づくにつれて、コイルLの中央部Lbを構成し
ているコイル導体35〜37の導体幅と比較して徐々に
細くなっている。さらに、コイルLは、コイル軸の方向
において同一の外径を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層型インダクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流重畳特性の良いインダク
タとして、特開平5−21232号公報に記載されたも
のが知られている。このインダクタは、図12(A)に
示すように、1対の下部コア1Aと上部コア1Bとが合
体されて構成されている。下部コア1Aと上部コア1B
とは対称形をなしている。下部コア1Aと上部コア1B
との間に形成されるコイル嵌装空間19にコイル(図示
せず)が嵌装されて、たとえば、スイッチング電源の変
圧器として用いられる。
【0003】下部コア1Aは、中足部11、中足側底部
12、この中足側底部12より凹陥している凹陥底部1
3、中足側底部12と同じ底面を有する外郭側底部1
4、傾斜部15、外郭部16、底辺傾斜部17、底辺部
18を有している。中足側底部12、凹陥底部13、外
郭側底部14、傾斜部15、底辺傾斜部17、底辺部1
8で基底部を構成している。図12(B)にその平面を
示すように、中足部11、中足側底部12、凹陥底部1
3、外郭側底部14、傾斜部15および外郭部16は同
心状に形成されている。
【0004】ここに、基底部の隅部は欠落して底辺傾斜
部17が形成されている。そして、隅部を欠落させた分
だけ傾斜部15がコイル嵌装空間19に突出して形成さ
れている。この傾斜部15の形成によってコイル嵌装空
間19の大きさが減少してそこに嵌装されるコイルの断
面積が減少して発生する磁束が減少することを防止する
ため、凹陥底部13が形成されている。したがって、凹
陥底部13にもコイルが入り込むようにしている。
【0005】中足部11の断面積と、中足部11と連続
する中足側底部12、凹陥底部13、外郭側底部14お
よび底辺部18で構成される基底部の断面積とはほぼ等
しく、さらに傾斜部15と底辺傾斜部17の間の断面
積、外郭部16の断面積も中足部11の断面積と等し
い。つまり、磁路の断面積はほぼ一様な大きさとなって
いる。従って、コイルに電流を流したときの磁路の磁気
飽和は、局部的には起きず、磁路の全長に渡って同じ程
度に起きることになる。この結果、直流重畳特性の優れ
たインダクタ1となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インダクタ1は、コア1A,1Bの構造が複雑であり、
また、コア1A,1Bにコイルを巻装する構造は小型化
および大インダクタンス化が困難であるという問題があ
った。さらに、コア1A,1Bとコイルの間に隙間(空
間)が生じるため、電気特性が悪かった。
【0007】そこで、本発明の目的は、構造が簡素で、
小型化および大インダクタンス化に適した積層型インダ
クタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するため、本発明に係る積層型インダクタは、磁性絶
縁層が形成する磁路において、コイルの中央部の内径と
略等しい径の外周面を有し、かつ、コイルの中央部の最
外層のコイル導体から積層体の最外層の磁性絶縁層まで
の高さ寸法を有する筒状磁路断面の面積をS1とし、コ
イルの外径と略等しい径の外周面を有し、かつ、コイル
の終端部の最外層のコイル導体から積層体の最外層の磁
性絶縁層までの高さ寸法を有する筒状磁路断面の面積を
S2としたとき、条件式S1=S2±10%を満足して
いる。
【0009】より具体的には、コイルの両端部のそれぞ
れのコイル導体の導体幅が、積層体の外層に近づくにつ
れて、コイルの中央部のコイル導体の導体幅と比較して
細くなるとともに、コイルがコイル軸の方向において同
一の外径を有している。さらに、コイルの中央部の内周
面に囲まれた柱状磁路の横断面積をS3とし、コイルの
外周面と積層体の側面との間に形成された筒状磁路の横
断面積をS4としたとき、条件式S3=S2±10%、
S4=S2±10%を満足している。
【0010】以上の構成により、磁性絶縁層が形成する
磁路の各部分の断面積が略等しくなる。従って、コイル
に電流を流したときの磁路の磁気飽和は、局部的に起き
ず、磁路の全長に渡って同じ程度に起きる。この結果、
直流重畳特性が優れた積層型インダクタが得られる。
【0011】また、コイル導体の間に非磁性材料を配設
することにより、この部分への磁束の回り込みを防止す
る。従って、コイルの周辺を周回する漏れ磁束が低減さ
れ、直流重畳特性がより一層向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層型インダ
クタの実施の形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0013】[第1実施形態、図1〜図3]図1に示す
ように、積層型インダクタ21は、コイル導体32〜4
0をそれぞれ表面に設けた磁性絶縁シート23〜31
と、予め表面に導体を設けない保護用の磁性絶縁シート
22,22等にて構成されている。各シート22〜31
は、フェライトなどの磁性体粉末を結合剤などと一緒に
混練したものをシート状にしたものである。コイル導体
32〜40はAg,Pd,Cu,Ni,Au,Ag−P
dなどからなり、スパッタリング法、蒸着法、印刷法、
フォトリソグラフィ法などの方法により形成される。
【0014】コイル導体32〜40は、絶縁シート23
〜30にそれぞれ設けたビアホール45を介して電気的
に直列に接続され、螺旋状コイルLを構成する。コイル
Lの一端(即ち、コイル導体32の引出し部32a)は
絶縁シート23の左辺に露出し、他端(即ち、コイル導
体40の引出し部40a)は絶縁シート31の右辺に露
出している。なお、本第1実施形態のコイルLの横断面
形状は矩形であるが、円形、楕円形などの他の形状であ
ってもよいことは言うまでもない。
【0015】ここに、コイルLの一方の端部Laを構成
しているコイル導体32,33,34の導体幅は、外層
を構成する絶縁シート22,22に近づくにつれて、コ
イルLの中央部Lbを構成しているコイル導体35〜3
7の導体幅と比較して徐々に細くなっている。同様に、
コイルLの他方の端部Lcを構成しているコイル導体3
8,39,40の導体幅は、外層を構成する絶縁シート
22,22に近づくにつれて、コイルLの中央部Lbを
構成しているコイル導体35〜37の導体幅と比較して
徐々に細くなっている。さらに、コイルLは、コイル軸
の方向において同一の外径を有している。
【0016】各シート22〜31は積み重ねられ、一体
的に焼成されることにより、図2および図3に示す積層
体50とされる。積層体50の左右の側面にはそれぞれ
入力端子51および出力端子52が形成されている。こ
れらの端子51,52はスパッタリング法、蒸着法、塗
布法、印刷法などの方法によって形成され、Ag−P
d,Ag,Pd,Cu,Cu合金などの材料からなる。
入力端子51には、コイルLの一端(コイル導体32の
引出し部32a)が電気的に接続されている。出力端子
52には、コイルLの他端(コイル導体40の引出し部
40a)が電気的に接続されている。
【0017】以上の構成からなる積層型インダクタ21
は、コイルLのコイル軸が入出力端子51,52に対し
て平行に配置されており、プリント基板等に実装された
際にはコイル軸がプリント基板に対して垂直な方向に配
設される。そして、図3に示すように、磁性絶縁シート
22〜31は、コイルLの内周面に囲まれた鼓形状の中
央磁芯部60と、中央磁芯部60の上下両端部にそれぞ
れ設けられた鍔部61,62と、コイルLの外周面と積
層体50の側面との間に形成された筒部63とからなる
磁路を構成している。
【0018】ここに、中央磁芯部60から鍔部61(又
は鍔部62)に到る磁路において、コイルLの中央部L
bの内径と等しい径の外周面を有し、かつ、コイルLの
中央部Lbの外側のコイル導体35(又は37)から積
層体50の外層を構成する磁性絶縁シート22,22
(積層体50の上面(又は下面))までの高さ寸法を有
する筒状磁路断面の面積をS1とする。また、鍔部61
(又は鍔部62)の磁路において、コイルLの外径と等
しい径の外周面を有し、かつ、コイルLの終端部La
(Lc)の外側のコイル導体32(又は40)から積層
体50の外層を構成する磁性絶縁シート22,22(積
層体50の上面(又は下面))までの高さ寸法を有する
筒状磁路断面の面積をS2とする。
【0019】さらに、中央磁芯部60の磁路において、
コイルLの中央部Lbの内周面に囲まれた角柱状磁路の
横断面積をS3とする。また、コイルLの外周面と積層
体50の側面との間に形成された筒部63の横断面積を
S4とする。この場合、磁路は以下の条件式を満足して
いる。 S1=S2±10% S3=S2±10% S4=S2±10%
【0020】これにより、磁性絶縁シート22〜31が
形成する磁路の各部分の断面積が略等しくなる。具体的
には、例えば、積層体50が縦4mm×横4mm×高さ
2.56mm、鍔部61,62の厚みが0.28mm、
コイルLの長さが2mm、内径が2mm×2mm、外径
が3.5mm×3.5mm、コイル導体35(又は3
7)から積層体50の上面(又は下面)までの高さ寸法
が0.5mmとすると、 S1=(2mm×0.5mm)×4=4mm2 S2=(3.5mm×0.28mm)×4=3.92m
2 S3=2mm×2mm=4mm2 S4=(3.75mm×0.25mm)×4=3.75
mm2 となる。従って、コイルLに電流を流したときの磁路の
磁気飽和は、局部的に起きず、磁路の全長に渡って同じ
程度に起きる。この結果、直流重畳特性が優れた積層型
インダクタ21を得ることができる。
【0021】また、このインダクタ21は、磁性絶縁シ
ート22〜31とコイル導体32〜40を積み重ねるだ
けで、断面積が略等しい磁路が容易に得られるため、構
造が簡素である。しかも、磁性絶縁シート22〜31と
コイル導体32〜40が形成する積層体50内には空間
がないため、小型化および大インダクタンス化に適して
おり、電気特性にも優れている。
【0022】[第2実施形態、図4〜図11]第2実施
形態の積層型インダクタ21Aは、前記第1実施形態の
積層型インダクタ21において、コイル導体32〜40
の間に非磁性材71〜78を配設したものと同様のもの
である。このため、非磁性材71〜78が配設されてい
る部分への磁束φの回り込みを防止することができ、コ
イルLの周辺を周回する漏れ磁束を低減できる。この結
果、直流重畳特性をより一層向上させることができる。
【0023】次に、積層型インダクタ21Aの製造方法
の一例を以下に説明する。フェライトなどの磁性体材料
を結合剤と共に混練してペースト状の磁性絶縁材料を作
成する。このペースト状磁性絶縁材料をドクターブレー
ド法などの手法を用いて、図5に示すように、磁性絶縁
膜81を形成する。この磁性絶縁膜81の上面に、C
u,Ag,Ag−Pd,Niなどのペースト状の導電性
材料をスクリーン印刷などの手法により塗布し、コイル
導体40を形成する。コイル導体40の一方の端部40
aは、磁性絶縁膜81の一辺に露出している。
【0024】次に、図6に示すように、コイル導体40
の両端部40a,40bを残して、コイル導体40の上
面にペースト状の非磁性材料をスクリーン印刷などの手
法により塗布し、非磁性材78を形成する。非磁性材料
としては、Si,Ge,B,Pd,Bi,Cu,Li,
Na,Kの酸化物、ふっ化物、ほう化物などを含有する
ガラス材料を用いることができる。この後、図7に示す
ように、磁性絶縁膜81の上面の略3/4の領域に、非
磁性材78の部分を残して、ペースト状磁性絶縁材料を
スクリーン印刷して磁性絶縁膜82を形成する。
【0025】次に、図8に示すように、ペースト状導電
性材料をスクリーン印刷により塗布し、コイル導体39
を形成する。コイル導体39の一方の端部39aは、コ
イル導体40の端部40bに重なり、電気的に接続して
いる。
【0026】次に、図9に示すように、コイル導体39
の他方の端部39bを残して、コイル導体39の上面に
ペースト状非磁性材料をスクリーン印刷により塗布し、
非磁性材77を形成する。この後、図10に示すよう
に、非磁性材78,77の部分を残して、ペースト状磁
性絶縁材料をスクリーン印刷し、磁性絶縁膜83を形成
する。さらに、図11に示すように、ペースト状導電性
材料をスクリーン印刷により塗布し、コイル導体38を
形成する。コイル導体38の一方の端部38aはコイル
導体39の端部39bに重なり、電気的に接続してい
る。同様にして、順に重ね塗りをしながら、コイル導体
を電気的に接続しつつ、積み重ね方向に隣接するコイル
導体相互間に非磁性材を配置することにより、積層体に
内蔵された螺旋状のコイルLを形成することができる。
【0027】[他の実施形態]なお、本発明に係る積層
型インダクタは前記実施形態に限定するものではなく、
その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0028】例えば、前記第1実施形態は、それぞれコ
イル導体が形成された絶縁性シートを積み重ねた後、一
体的に焼成するものであるが、必ずしもこれに限定され
ない。絶縁性シートは予め焼成されたものを用いてもよ
いし、前記第2実施形態のように導電性ペーストと磁性
絶縁ペーストを交互に繰り返し印刷することによって製
作してもよい。
【0029】さらに、本発明は、インダクタ部品の他
に、LCフィルタなどの複合部品において、それらの部
品の一部に本発明に係る積層型インダクタの構造が適用
されたものも含む。
【0030】また、前記実施形態は、プリント基板等に
実装した際、コイル軸がプリント基板に対して垂直な方
向に配設される、いわゆる縦巻タイプのインダクタにつ
いて説明している。しかし、本発明は、コイル軸がプリ
ント基板に対して平行な方向に配設される、いわゆる横
巻タイプのインダクタであってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、磁性絶縁層が形成する磁路の各部分の断面積が
略等しくなり、コイルに電流を流したときの磁路の磁気
飽和は、局部的に起きず、磁路の全長に渡って同じ程度
に起きる。この結果、直流重畳特性が優れた積層型イン
ダクタを得ることができる。さらに、このインダクタ
は、磁性絶縁層とコイル導体を積み重ねるだけで、断面
積が略等しい磁路が容易に得られるため、構造が簡素で
ある。しかも、磁性絶縁層とコイル導体が形成する積層
体内には空間がないため、小型化および大インダクタン
ス化に適しており、電気特性にも優れている。
【0032】また、コイル導体の間に非磁性材料を配設
することにより、この部分への磁束の回り込みを防止す
る。従って、コイルの周辺を周回する漏れ磁束が低減さ
れ、直流重畳特性がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型インダクタの第1実施形態
の構成を示す分解斜視図。
【図2】図1に示した積層型インダクタの外観斜視図。
【図3】図2に示した積層型インダクタの模式断面図。
【図4】本発明に係る積層型インダクタの第2実施形態
を示す模式断面図。
【図5】図4に示した積層型インダクタの製造手順を示
す平面図。
【図6】図5に続く製造手順を示す平面図。
【図7】図6に続く製造手順を示す平面図。
【図8】図7に続く製造手順を示す平面図。
【図9】図8に続く製造手順を示す平面図。
【図10】図9に続く製造手順を示す平面図。
【図11】図10に続く製造手順を示す平面図。
【図12】(A)は従来の積層型インダクタを示す断面
図、(B)はH−Hから見た平面図。
【符号の説明】
21,21A…積層型インダクタ 22〜31…磁性絶縁シート 32〜40…コイル導体 50…積層体 71〜78…非磁性材 81〜83…磁性絶縁膜 S1〜S4…磁路断面積 L…コイル La,Lc…コイルの終端部 Lb…コイルの中央部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁性絶縁層と複数のコイル導体を
    積み重ねるとともに、前記コイル導体を電気的に接続し
    て螺旋状のコイルを構成した積層体を備えた積層型イン
    ダクタにおいて、 前記磁性絶縁層が形成する磁路において、前記コイルの
    中央部の内径と略等しい径の外周面を有し、かつ、前記
    コイルの中央部の最外層のコイル導体から前記積層体の
    最外層の磁性絶縁層までの高さ寸法を有する筒状磁路断
    面の面積をS1とし、 前記コイルの外径と略等しい径の外周面を有し、かつ、
    前記コイルの終端部の最外層のコイル導体から前記積層
    体の最外層の磁性絶縁層までの高さ寸法を有する筒状磁
    路断面の面積をS2としたとき、条件式S1=S2±1
    0%を満足していること、 を特徴とする積層型インダクタ。
  2. 【請求項2】 前記コイルの両端部のそれぞれのコイル
    導体の導体幅が、前記積層体の外層に近づくにつれて、
    前記コイルの中央部のコイル導体の導体幅と比較して細
    くなるとともに、前記コイルがコイル軸の方向において
    同一の外径を有していること、 を特徴とする請求項1に記載の積層型インダクタ。
  3. 【請求項3】 前記磁性絶縁層が形成する磁路におい
    て、前記コイルの中央部の内周面に囲まれた柱状磁路の
    横断面積をS3とし、前記コイルの外周面と前記積層体
    の側面との間に形成された筒状磁路の横断面積をS4と
    したとき、条件式S3=S2±10%、S4=S2±1
    0%を満足していること、 を特徴とする請求項2に記載の積層型インダクタ。
  4. 【請求項4】 前記コイル導体の間に非磁性材が配設さ
    れていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の積層型インダクタ。
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