JP7172042B2 - 積層コイル部品 - Google Patents
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Description
フェライト層が積層されてなる素体と、
前記素体内に積層された導体層により構成されたコイル導体と、
前記素体の下面に設けられ、それぞれ前記コイル導体の一方の端に電気的に接続された一対の外部電極と
を有して成る積層コイル部品であって、
前記コイル導体は、コイル導体の軸が積層コイル部品の上下方向に沿うように配置され、コイル導体の上端は、コイル導体の巻線部の外側に設けられた引き出し電極によって、外部電極に接続されており、
前記引き出し電極は、平面視で、コイル導体に近接する部分に切欠き部を有する、積層コイル部品
が提供される。
積層コイル部品の試料を垂直になるように立てて、試料の周りを樹脂で固める。このときLT側面(例えば側面22)が露出するようにする。
研磨機で試料のW方向の約1/2の深さまで研磨し、LT断面を露出させる。
得られた試料の研磨面をSEM(走査型電子顕微鏡)で撮影する。
外部電極5aおよび5bの下部(最も下方にある箇所)をつないだ基準線を引き、その基準線と素体の下面21との距離が最も大きい箇所を測定し、その長さを凹部の深さとする。
上記凹部の深さを測定する場合と同様に、積層コイル部品の試料を垂直になるように立てて、試料の周りを樹脂で固める。このときLT側面(例えば側面22)が露出するようにする。
研磨機で試料のW方向の約1/2の深さまで研磨し、LT断面を露出させる。
得られた試料の研磨面をSEM(走査型電子顕微鏡)で撮影する。
図5に示されるように、外部電極5aおよび5bの下部(最も下方にある箇所)をつないだ基準線Sを引く。さらに、外部電極5aおよび5b間に設けられた凹部の先端が、上記基準線Sと交差した箇所で、凹部の周壁面に沿って接線Tを引き、基準線と接線の角度を測定し、その角度をテーパー角度とする。
上記凹部の深さを測定する場合と同様に、積層コイル部品の試料を垂直になるように立てて、試料の周りを樹脂で固める。このときLT側面(例えば側面22)が露出するようにする。
研磨機で試料のW方向の約1/2の深さまで研磨し、LT断面を露出させる。
得られた試料の研磨面をSEM(走査型電子顕微鏡)で撮影する。
図7に示されるように、積層された第1導体層11および第2導体層12間の左右に位置する楔形のくびれ部分18の先端19を線でつなぎ基準線Hを得る。該基準線Hを先端19間で二等分する箇所に垂線Pを引き、第1導体層11および第2導体層12の表面までの距離を測定する(図7におけるAおよびBの長さを測定する)。
基準線Hから第1導体層11の表面までの長さAを、第1導体層11の厚さとし、基準線Hから第2導体層12の表面までの長さBを、第2導体層12の厚さとする。さらに、第1導体層11の厚さと第2導体層12の厚さの合計Cを、導体層7の厚さとする。
上記凹部の深さを測定する場合と同様に、積層コイル部品の試料を垂直になるように立てて、試料の周りを樹脂で固める。このときLT側面(例えば側面22)が露出するようにする。
研磨機で試料のW方向の約1/2の深さまで研磨し、LT断面を露出させる。
得られた試料の研磨面をSEM(走査型電子顕微鏡)で撮影する。
図7に示されるように、積層された第1導体層11および第2導体層12間の左右に位置する楔形のくびれ部分18の先端19を線でつなぎ基準線Hを得る。該基準線Hを第1導体層11と第2導体層の境界とする。
上記で得られたSEM画像を、画像解析ソフト(例えば、旭化成エンジニアリング株式会社製、A像くん(登録商標))を用いて第1導体層11および第2導体層12の全領域を解析して、第1導体層11および第2導体層12のそれぞれについて、全体の面積に対するポアが占める面積の割合を求め、これをポア面積率とする。
上記凹部の深さを測定する場合と同様に、積層コイル部品の試料を垂直になるように立てて、試料の周りを樹脂で固める。このときLT側面(例えば側面22)が露出するようにする。
研磨機で試料のW方向の約1/2の深さまで研磨し、LT断面を露出させる。
得られた試料の研磨面をSEM(走査型電子顕微鏡)で撮影する。
下地電極の先端から側面までの距離D1(図8)を測定し、これをサイドギャップ距離とする。
下地電極の先端から下地電極に乗り上げたフェライト層の先端までの距離E(図8)を測定し、これを乗り上げ距離とする。
下地電極に乗り上げたフェライト層の先端から、該フェライト層に乗り上げためっき層の先端までの距離F(図8)を測定し、これをめっき成長距離とする。
1. フェライト層が積層されてなる素体と、
前記素体内に積層された導体層により構成されたコイル導体と、
前記素体の下面に設けられ、それぞれ前記コイル導体の一方の端に電気的に接続された一対の外部電極と
を有して成る積層コイル部品であって、
前記コイル導体は、コイル導体の軸が積層コイル部品の上下方向に沿うように配置され、コイル導体の上端は、コイル導体の巻線部の外側に設けられた引き出し電極によって、外部電極に接続されており、
前記引き出し電極は、平面視で、コイル導体に近接する部分に切欠き部を有する、積層コイル部品。
2. 前記引き出し電極は、側面に楔形の凹部を有する、態様1に記載の積層コイル部品。
3. 前記一対の外部電極間に凹部が存在する、態様1または2に記載の積層コイル部品。
4. 前記コイル導体の巻線部の引き出し電極と対向する部分は、内側に凹んでいる、態様1~3のいずれか1項に記載の積層コイル部品。
2…素体
3…コイル導体
4…巻線部
5a,5b…外部電極
6a,6b…引き出し電極
7…導体層
8…下地電極
9…めっき層
11…第1導体層
12…第2導体層
13…磁性体層
14…非磁性体層
15…重複部
16…非重複部
17…接続導体
18…くびれ部分
19…くびれ部分の先端
20…凹部
21…下面
22,23,24,25…側面
26…上面
31…積層磁性体シート
32…第1導体ペースト層
33…非磁性体ペースト層
34…磁性体ペースト層
35…第2導体ペースト層
36…第2導体ペースト層
37…磁性体ペースト層
38…非磁性体ペースト層
39…第1導体ペースト層
40…第1導体ペースト層
41…磁性体ペースト層
42…第1導体ペースト層
43…第1導体ペースト層
44…磁性体ペースト層
45…第2導体ペースト層
46…第2導体ペースト層
47…磁性体ペースト層
48…非磁性体ペースト層
50…第1導体ペースト層
51…第1導体ペースト層
52…磁性体ペースト層
54……第1導体ペースト層
55…第1導体ペースト層
56…磁性体ペースト層
57…第2導体ペースト層
58…第2導体ペースト層
59…磁性体ペースト層
60…導体ペースト層
61…導体ペースト層
62…磁性体ペースト層
63…下地電極
64…下地電極
Claims (3)
- フェライト層が積層されてなる素体と、
前記素体内に積層された導体層により構成されたコイル導体と、
前記素体の下面に設けられ、それぞれ前記コイル導体の一方の端に電気的に接続された一対の外部電極と
を有して成る積層コイル部品であって、
前記コイル導体は、コイル導体の軸が積層コイル部品の上下方向に沿うように配置され、コイル導体の上端は、コイル導体の巻線部の外側に設けられた引き出し電極によって、外部電極に接続されており、
前記引き出し電極は、平面視で、コイル導体に近接する部分に切欠き部を有し、
前記外部電極は、下地電極と、その上に形成されためっき層から構成され、
前記下地電極の外縁部において、前記素体のフェライト層が下地電極との境界を越えて、下地電極上に乗り上げている、
積層コイル部品。 - 前記引き出し電極は、側面に楔形の凹部を有する、請求項1に記載の積層コイル部品。
- 前記コイル導体の巻線部の引き出し電極と対向する部分は、内側に凹んでいる、請求項1または2に記載の積層コイル部品。
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JP2018002979A JP7172042B2 (ja) | 2018-01-11 | 2018-01-11 | 積層コイル部品 |
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Family Applications (1)
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JP2018002979A Active JP7172042B2 (ja) | 2018-01-11 | 2018-01-11 | 積層コイル部品 |
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