JP2020035788A - 電子部品 - Google Patents

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Hiroki Fukunaga
大樹 福永
田中 秀明
Hideaki Tanaka
秀明 田中
誠寛 若島
Masahiro Wakashima
誠寛 若島
大介 濱田
Daisuke Hamada
大介 濱田
啓恭 堤
Hirotaka Tsutsumi
啓恭 堤
聡 前埜
Satoshi Maeno
聡 前埜
良太 阿蘓
Ryota Aso
良太 阿蘓
晃司 森山
Koji Moriyama
晃司 森山
明大 鶴
Akihiro Tsuru
明大 鶴
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Abstract

【課題】積層体内部の層間での剥がれや隙間の発生を抑制する。【解決手段】電子部品10は、誘電体層12と内部電極13a、13bとが交互に複数積層された積層体11と、内部電極13a、13bと電気的に接続された外部電極14a、14bとを備える。積層体11は、積層方向に相対する第1の主面16aおよび第2の主面16bと、幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、長さ方向に相対する第1の端面15aおよび第2の端面1bとを有する。積層体11の長さ方向および幅方向を含む断面を積層方向から見たときに複数の内部電極が存在しない領域であるサイドマージン部は、幅方向に積層された複数のサイドマージン層を備える。積層体11の積層方向および幅方向を含む断面を長さ方向から見たときにサイドマージン部以外に複数の内部電極が存在しない領域である外層部22は、積層方向に積層された複数のレイヤーマージン層22a、22bを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品に関する。
従来、内部電極と誘電体層とが交互に複数積層された積層体を備える電子部品が知られている。そのような電子部品の1つとして、特許文献1には、積層体の両端面に外部電極が形成された積層セラミックコンデンサが記載されている。ここでは、積層体を積層方向から見た断面で、内部電極が存在しない領域をサイドマージン部と呼ぶ。また、内部電極の積層方向の両外側において、内部電極が存在しない領域を外層部と呼ぶ。
特開2017−178684号公報
ここで、積層セラミックコンデンサの製造では、未焼成状態の積層体を焼成するが、内部電極と誘電体層とが交互に積層されている内層部となる部分と、内部電極が存在しないサイドマージン部および外層部となる部分とでは、焼成時の収縮挙動が異なる。この収縮挙動の相違により、積層体内部の層間で剥がれが生じ、隙間ができる可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、積層体内部の層間での剥がれや隙間の発生を抑制した電子部品を提供することを目的とする。
本発明の電子部品は、
誘電体層と内部電極とが交互に複数積層された積層体と、
前記内部電極と電気的に接続された外部電極と、
を備え、
前記積層体は、積層方向において相対する第1の主面および第2の主面と、前記積層方向と直交する幅方向において相対する第1の側面および第2の側面と、前記積層方向および前記幅方向と直交する長さ方向において相対する第1の端面および第2の端面とを有し、
前記積層体の前記長さ方向および前記幅方向を含む断面を前記積層方向から見たときに、複数の前記内部電極が存在しない領域であるサイドマージン部は、前記幅方向に積層された複数のサイドマージン層を備えており、
前記積層体の前記積層方向および前記幅方向を含む断面を前記長さ方向から見たときに、前記サイドマージン部以外に複数の前記内部電極が存在しない領域である外層部は、前記積層方向に積層された複数のレイヤーマージン層を備えていることを特徴とする。
前記サイドマージン部と前記外層部との間には、積層方向に沿って境界が存在するように構成されていてもよい。
複数の前記レイヤーマージン層には、Siが含まれており、
複数の前記レイヤーマージン層のうち、前記積層方向の最も外側に位置する前記レイヤーマージン層に含まれるSiの含有量は、前記最も外側に位置するレイヤーマージン層以外の前記レイヤーマージン層に含まれるSiの含有量より多い構成とされていてもよい。
複数の前記サイドマージン層には、Siが含まれており、
複数の前記サイドマージン層のうち、前記幅方向の最も外側に位置する前記サイドマージン層に含まれるSiの含有量は、前記最も外側に位置するサイドマージン層以外の前記サイドマージン層に含まれるSiの含有量より多い構成とされていてもよい。
前記積層方向に隣り合う複数の前記レイヤーマージン層の間には、境界が存在していてもよい。
前記幅方向に隣り合う複数の前記サイドマージン層の間には、境界が存在していてもよい。
本発明の電子部品では、内部電極が存在しないサイドマージン部は複数のサイドマージン層を備え、内部電極が存在しない外層部は、複数のレイヤーマージン層を備える。これにより、電子部品の製造時の焼成工程において、内部電極と誘電体層とが交互に積層されている内層部となる部分と、内部電極が存在しないサイドマージン部および外層部となる部分との収縮挙動の差を抑制することができ、積層体内部の層間での剥がれや隙間の発生を抑制することができる。
一実施形態における積層セラミックコンデンサの一例を示す斜視図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサのII−II線に沿った断面図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサのIII−III線に沿った断面図である。 一実施形態における積層セラミックコンデンサの製造方法の一例を説明するための図であり、(a)は、導電膜が形成されたセラミックグリーンシートを示す概略図、(b)は、導電膜が形成されたセラミックグリーンシートを積層する様子を示す模式図である。 (a)は、導電膜の幅方向における端部が波打つ形状となっている状態を示す図であり、(b)は、焼成により形成される第1の内部電極について、積層方向に隣り合う2つの第1の内部電極の肉厚部であるサドル部が積層方向において重ならないようにした状態を示す断面図である。 積層セラミックコンデンサの製造途中に作製される積層体チップの外観の一例を示す斜視図である。 (a)は、長さ方向および幅方向の寸法が積層体チップよりも短いサイドマージン部用セラミックグリーンシートを積層体チップに張り付けた状態を示す図であり、(b)は、研磨によって稜線部が削られた状態を示す図である。 サイドマージン部に色調調整層を設けた積層セラミックコンデンサの断面図であって、(a)は、色調調整層であるダミー内部電極が外部電極と接続されていない場合の図であり、(b)は、色調調整層であるダミー内部電極が外部電極と接続されている場合の図である。 サイドマージン部に酸化防止層を設けた構造の積層セラミックコンデンサの断面図である。 積層体の第1の端面に露出し、第1の外部電極と接続される第1のダミー内部電極、および、第2の端面に露出し、第2の外部電極と接続される第2のダミー内部電極を設けた積層セラミックコンデンサの断面図である。
以下に、本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところを具体的に説明する。以下では、本発明の電子部品として、積層セラミックコンデンサを例に挙げて説明する。ただし、電子部品が積層セラミックコンデンサに限定されることはなく、例えばインダクタ、LCフィルタなど、他の電子部品であってもよい。
図1は、一実施形態における積層セラミックコンデンサ10の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す積層セラミックコンデンサ10のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサ10のIII−III線に沿った断面図である。
図1〜図3に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、全体として直方体形状を有し、積層体11と、一対の外部電極14である14aと14bとを有しており、図1に示すように対向するように配置されている。
ここでは、一対の外部電極14が対向する方向を積層セラミックコンデンサ10の長さ方向Lと定義し、後述する内部電極13である13aと13bの積層方向を積層方向Tと定義し、長さ方向Lおよび積層方向Tのいずれの方向にも直交する方向を幅方向Wと定義する。
積層セラミックコンデンサ10の大きさは、長さ方向Lの寸法×幅方向Wの寸法×積層方向Tの寸法として記載すると、例えば、1.6mm×0.8mm×0.8mm、1.0mm×0.5mm×0.5mm、0.6mm×0.3mm×0.3mm、0.4mm×0.2mm×0.2mm、0.2mm×0.1mm×0.1mmなどの大きさが想定され、それぞれの寸法には±10%の公差を備えている。
積層体11は、長さ方向Lに相対する第1の端面15aおよび第2の端面15bと、積層方向Tに相対する第1の主面16aおよび第2の主面16bと、幅方向Wに相対する第1の側面17aおよび第2の側面17bとを有する。
第1の端面15aおよび第2の端面15bは、幅方向Wおよび積層方向Tに沿って伸びている。第1の主面16aおよび第2の主面16bは、長さ方向Lおよび幅方向Wに沿って伸びている。第1の側面17aおよび第2の側面17bは、長さ方向Lおよび積層方向Tに沿って伸びている。
積層体11は、角部および稜線部に丸みを帯びている。ここで、角部は、積層体11の3面が交わる部分であり、稜線部は、積層体11の2面が交わる部分である。
図2および図3に示すように、積層体11は、内層部21と、外層部22と、サイドマージン部23とを有する。
内層部21は、誘電体層12と、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bとを備える。誘電体層12は、第1の内部電極13aと第2の内部電極13bとに挟まれている。第1の内部電極13aと第2の内部電極13bが誘電体層12を介して交互に複数積層されることにより、内層部21が構成されている。
誘電体層12は、例えば、BaおよびTiを含有するペロブスカイト型化合物を主成分とし、ペロブスカイト構造を有する誘電体セラミック粒子からなる。これらの主成分に、Si、Mg、およびBaのうちの少なくとも一種が添加剤として含まれていてもよい。また、誘電体層12は、Dy、Y、Hoなどの希土類元素を含んでいてもよい。誘電体層12の厚みは、例えば0.2μm以上10μm以下である。
ここで、誘電体層12のうち、長さ方向Lにおける中央部と端部とで、セラミック誘電体粒子の粒径が異なる構成とされていてもよい。例えば、誘電体層12のうち、長さ方向Lにおける中央部に含まれるセラミック誘電体粒子の粒径は、長さ方向Lにおける端部に含まれるセラミック誘電体粒子の粒径より大きい。
ここでは、第1の内部電極13aと第2の内部電極13bとによって挟まれている誘電体層12の積層方向Tの厚みを素子厚と呼ぶ。素子厚が0.8μm以下の積層セラミックコンデンサ10において、複数の誘電体層12の平均素子厚dと、セラミック誘電体粒子の粒径D50との関係は、例えば以下の通りである。
・長さ方向Lにおける中央部:0.25d≦D50≦1.2d
・長さ方向Lにおける端部:0.15d≦D50≦0.50d
内層部21の誘電体層12のうち、長さ方向Lにおける中央部と端部とで、セラミック誘電体粒子の粒径を変えるために、例えば、内層部21の誘電体層12に含まれる体積あたりのMgの含有量と、後述するサイドマージン部23に含まれる体積あたりのMgの含有量とが異なるようにする。一例として、サイドマージン部23に含まれる体積あたりのMgの含有量は、内層部21の誘電体層12に含まれる体積あたりのMgの含有量に対して10倍以上多い。サイドマージン部23の組成を、内層部21の誘電体層12の組成と異なり緻密性の高い材料を用いることで、積層セラミックコンデンサ10の耐湿性を高めることができる。Mgの含有量の違いは波長分散型X線分析により測定できるが、より詳細な含有量を測定する場合は透過電子顕微鏡を用いる。
第1の内部電極13aと第2の内部電極13bは、積層方向Tにおいて、誘電体層12を介して対向している。この第1の内部電極13aと第2の内部電極13bとが誘電体層12を介して対向している部分により静電容量が発生する。
誘電体層12は、幅方向Wおよび長さ方向Lに沿って延びている。第1の内部電極13aは、誘電体層12に沿って平板状に延びており、積層体11の第1の端面15aに引き出されている。第2の内部電極13bは、誘電体層12に沿って平板状に延びており、積層体11の第2の端面15bに引き出されている。
第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bは、Niを含むことが好ましい。なお、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bは、Ni以外に、例えば、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどの金属を含んでいてもよい。また、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bは、誘電体層12と同じ誘電体粒子を含んでいてもよい。第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bの厚みは、例えば0.3μm以上2.0μm以下である。
なお、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bの幅方向Wの端部には、幅方向Wの中央部と比べて、Siが多く含まれている。Siの含有量の違いは波長分散型X線分析により測定できるが、より詳細な含有量を測定する場合は透過電子顕微鏡を用いることができる。
積層セラミックコンデンサ10の幅方向Wと積層方向Tを含む断面を長さ方向Lから見たときに、内部電極13の端部の位置が積層方向に揃っていてもよいし、積層方向外側と比べて積層方向中央部が外側に膨らむような位置関係でもよい。換言すると、積層方向の中央部に位置する内部電極13の幅方向Wの寸法は、積層方向の外側に位置する内部電極13の幅方向Wの寸法と比べて同じでもよいし、長くてもよい。
外層部22は、内層部21の積層方向Tの両外側に設けられている。すなわち、積層方向Tの両外側に設けられている2つの外層部22によって、内層部21が挟まれている。外層部22は、積層体11の積層方向Tおよび幅方向Wを含む任意の断面を長さ方向Lから見たときに、後述するサイドマージン部23を除いて、第1の内部電極13aと第2の内部電極13bのいずれも存在しない領域である。
外層部22は、複数のレイヤーマージン層を備える。具体的には、外層部22は、外側レイヤーマージン層22aと、内側レイヤーマージン層22bとを備える。外側レイヤーマージン層22aは、積層体11の第1の主面16aおよび第2の主面16b側に位置する。また、内側レイヤーマージン層22bは、内層部21側に位置する。
なお、外層部22が複数のレイヤーマージン層22a、22bを備えることは、外側レイヤーマージン層22aと内側レイヤーマージン層22bにおける焼結性の違いにより境界を観察することができるので、光学顕微鏡を用いて容易に確認することができる。すなわち、外側レイヤーマージン層22aと内側レイヤーマージン層22bとの間には、境界が存在する。
外層部22の積層方向Tの寸法は、例えば5μm以上100μm以下である。本実施形態では、外側レイヤーマージン層22aの積層方向Tの寸法は、内側レイヤーマージン層の積層方向Tの寸法よりも大きい。例えば、外側レイヤーマージン層の積層方向Tの寸法は、5μm以上95μm以下であり、内側レイヤーマージン層の積層方向Tの寸法は、5μm以上95μm以下である。
外層部22は、誘電体であり、例えば、BaTiO3などの主成分からなるペロブスカイト構造を有する誘電体セラミック材料からなる。これらの主成分に、Siが添加剤として含まれている。
外側レイヤーマージン層22aは、内側レイヤーマージン層22bと比べて、Siの含有量が多い。すなわち、外側レイヤーマージン層22aのSi/Tiのモル比は、内側レイヤーマージン層22bのSi/Tiのモル比よりも高い。例えば、外側レイヤーマージン層22aのSi/Tiのモル比は3.5以上6.0以下であり、内側レイヤーマージン層のSi/Tiのモル比は0.02以上3.5以下である。Si/Tiのモル比を測定する場合は透過電子顕微鏡を用いることができる。
ここで、Siは焼結助剤として働くため、積層セラミックコンデンサ10の製造時の焼成により得られる外側レイヤーマージン層22aは、内側レイヤーマージン層22bよりも緻密な構造となる。これにより、外層部22の強度を向上させることができるので、外層部22に亀裂や欠けが生じ難くなり、内部への水分の侵入を抑制することができる。また、外層部22の耐湿性/強度と、外層部22近傍の高温信頼性/耐電圧性とを両立することができる。また、外層部22が外側レイヤーマージン層22aと内側レイヤーマージン層22bとを含むので、内部でクラックが生じた場合でも、外側レイヤーマージン層22aと内側レイヤーマージン層22bとの界面で、クラックの進展を止めることができる。
また、外層部22は、複数のレイヤーマージン層22a、22bを備えているので、製造時の焼成工程において、内部電極13が存在する内層部21と、内部電極13が存在しない外層部22との間の収縮挙動の差を抑制することができる。すなわち、内側レイヤーマージン層22bが、内層部21と外側レイヤーマージン層22aとの間の収縮挙動の差を抑制する役割を果たすことにより、内層部21と外層部22との間の収縮挙動の差を抑制することができる。
サイドマージン部23は、積層体11の長さ方向Lおよび幅方向Wを含む任意の断面を積層方向Tから見たときに、第1の内部電極13aと第2の内部電極13bのいずれも存在しない領域である。図3に示すように、サイドマージン部23は、幅方向Wの両外側に位置する。すなわち、内層部21および外層部22を幅方向Wから挟むように、2つのサイドマージン部23が設けられている。
サイドマージン部23は、幅方向Wに積層された複数のサイドマージン層を備える。具体的には、サイドマージン部23は、外側サイドマージン層23aと、内側サイドマージン層23bとを備える。外側サイドマージン層23aは、積層体11の第1の側面17aおよび第2の側面17b側に位置する。また、内側サイドマージン層23bは、内層部21側に位置する。
なお、サイドマージン部23が複数のサイドマージン層23a、23bを備えることは、外側サイドマージン層23aと内側サイドマージン層23bにおける焼結性の違いにより境界を観察でき、光学顕微鏡を用いて容易に確認することができる。すなわち、外側サイドマージン層23aと内側サイドマージン層23bとの間には、境界が存在する。
サイドマージン部23の幅方向Wの寸法は、例えば5μm以上40μm以下であり、好ましくは20μm以下である。外側サイドマージン層23aの幅方向Wの寸法は、内側サイドマージン層23bの幅方向Wの寸法よりも大きい。例えば、外側サイドマージン層23aの幅方向Wの寸法は、5μm以上20μm以下であり、内側サイドマージン層23bの幅方向Wの寸法は、0.1μm以上20μm以下である。
なお、サイドマージン部23の幅方向Wの寸法とは、積層方向Tに沿って、サイドマージン部23の寸法を複数箇所で測定し、測定結果により算出された平均寸法を意味する。サイドマージン部23の幅方向Wの寸法の測定方法は次の通りである。
まず、積層セラミックコンデンサ10の幅方向Wと積層方向Tを含む面(以下、「WT断面」という)を露出させる。次に、WT断面の第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bの幅方向Wの端部と、幅方向Wの両外側に位置する2つのサイドマージン部23のうちのいずれか一方のサイドマージン部23とが同一視野に収まるように光学顕微鏡により撮像する。撮像箇所は、積層方向Tにおいて、上部、中央部、および下部の3箇所である。そして、上部、中央部、および下部において、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bの幅方向Wの端部から、第1の側面17aおよび第2の側面17bに向かって幅方向Wに平行な複数の線分をそれぞれ引き、それぞれの線分の長さを測定する。このように測定した線分の長さについて、上部、中央部、および下部それぞれの平均値を算出する。そして、それぞれの平均値をさらに平均化することにより、サイドマージン部23の幅方向Wの寸法を得る。
なお、同様の方法により、外層部22の積層方向Tの寸法を計測することができる。すなわち、長さ方向Lに沿った複数個所の位置で外層部22の積層方向Tの寸法を測定し、測定結果により算出された平均寸法を求める。
サイドマージン部23は、誘電体であり、例えば、BaTiO3などの主成分からなるペロブスカイト構造を有する誘電体セラミック材料からなる。これらの主成分に、Siが添加剤として含まれている。
外側サイドマージン層23aは、内側サイドマージン層23bと比べて、Siの含有量が多い。すなわち、外側サイドマージン層23aのSi/Tiのモル比は、内側サイドマージン層23bのSi/Tiのモル比よりも高い。例えば、外側サイドマージン層23aのSi/Tiのモル比は3.5以上6.0以下であり、内側サイドマージン層のSi/Tiのモル比は0.02以上3.5以下である。Si/Tiのモル比を測定する場合は、WDXもしくはTEMを用いることができる。
上述したように、Siは焼結助剤として働くため、積層セラミックコンデンサ10の製造時の焼成により得られる外側サイドマージン層23aは、内側サイドマージン層23bよりも緻密な構造となる。これにより、サイドマージン部23の強度を向上させることができるので、サイドマージン部23に亀裂や欠けが生じ難くなり、内部への水分の侵入を抑制することができる。また、サイドマージン部23が外側サイドマージン層23aと内側サイドマージン層23bとを含むので、内部でクラックが生じた場合でも、外側サイドマージン層23aと内側サイドマージン層23bとの界面で、クラックの進展を止めることができる。
また、サイドマージン部23は、複数のサイドマージン層23a、23bを備えているので、製造時の焼成工程において、内部電極13が存在する内層部21と、内部電極13が存在しないサイドマージン部23との間の収縮挙動の差を抑制することができる。すなわち、内側サイドマージン層23bが、内層部21と外側サイドマージン層23aとの間の収縮挙動の差を抑制する役割を果たすことにより、内層部21とサイドマージン部23との間の収縮挙動の差を抑制することができる。
外層部22とサイドマージン部23との間には、積層方向Tに沿って境界が設けられている。すなわち、図3に示すように、外層部22に対して、幅方向Wの両外側にサイドマージン部23が存在するため、外層部22とサイドマージン部23との間には、積層方向Tに沿った境界が存在する。
第1の外部電極14aは、積層体11の第1の端面15aの全体に形成されているとともに、第1の端面15aから、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および第2の側面17bに回り込むように形成されている。第1の外部電極14aは、第1の内部電極13aと電気的に接続されている。
第2の外部電極14bは、積層体11の第2の端面15bの全体に形成されているとともに、第2の端面15bから、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および第2の側面17bに回り込むように形成されている。第2の外部電極14bは、第2の内部電極13bと電気的に接続されている。
本実施形態では、第1の外部電極14aは、図2に示すように、第1のベース電極層141aと、第1のベース電極層141aの表面に形成された第1の下層めっき層142aと、第1の下層めっき層142aの表面に形成された第1の上層めっき層143aとを含む3層構造で構成されている。
第1のベース電極層141aは、積層体11の第1の端面15aの全体を覆うとともに、第1の端面15aを覆う部分から、第1の側面17aおよび第2の側面17bそれぞれの一部、ならびに第1の主面16aおよび第2の主面16bそれぞれの一部を覆うように設けられている。
また、本実施形態では、第2の外部電極14bは、図2に示すように、第2のベース電極層141bと、第2のベース電極層141bの表面に形成された第2の下層めっき層142bと、第2の下層めっき層142bの表面に形成された第2の上層めっき層143bとを含む3層構造で構成されている。
第2のベース電極層141bは、積層体11の第2の端面15bの全体を覆うとともに、第2の端面15bを覆う部分から、第1の側面17aおよび第2の側面17bそれぞれの一部、ならびに第1の主面16aおよび第2の主面16bそれぞれの一部を覆うように設けられている。
第1のベース電極層141aおよび第2のベース電極層141bは、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAuなどの金属を含有している。第1のベース電極層141aおよび第2のベース電極層141bは、複数層であってもよい。
第1のベース電極層141aおよび第2のベース電極層141bは、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bと同時焼成した、いわゆるコファイアにより形成されてもよいし、積層体11に導電性ペーストを塗布して焼き付けた、いわゆるポストファイアにより形成されてもよい。コファイアにより形成する場合、例えば、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bがNiを含み、第1のベース電極層141aおよび第2のベース電極層141bもNiを含むようにすることができる。また、第1のベース電極層141aおよび第2のベース電極層141bは、直接めっきにより形成されていてもよいし、導電性粒子と熱硬化性樹脂を含む樹脂層を硬化させることにより形成されていてもよい。
第1の下層めっき層142aおよび第2の下層めっき層142bは、はんだ喰われを防止するためにNiを含むことが好ましい。ただし、第1の下層めっき層142aおよび第2の下層めっき層142bは、Ni以外に、例えば、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAuなどの金属を含むことができる。
第1の上層めっき層143aおよび第2の上層めっき層143bは、実装性を高めるためにSnを含むことが好ましい。ただし、第1の上層めっき層143aおよび第2の上層めっき層143bは、Sn以外に、例えば、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAuなどの金属を含むことができる。
なお、第1の外部電極14aおよび第2の外部電極14bの構成が上述した構成に限定されることはない。例えば、積層体11に直接めっきすることで、めっきにより第1の外部電極14aおよび第2の外部電極14bが形成されていてもよい。
(積層セラミックコンデンサの製造方法)
以下では、上述した構造を有する積層セラミックコンデンサ10の製造方法の一例について説明する。図4は、一実施形態における積層セラミックコンデンサ10の製造方法の一例を説明するための図であり、(a)は、導電膜が形成されたセラミックグリーンシートを示す概略図、(b)は、導電膜が形成されたセラミックグリーンシートを積層する様子を示す模式図である。
まず、誘電体材料として、BaおよびTiを含むペロブスカイト型化合物を準備する。この誘電体材料から得られる誘電体粉末に、添加剤として、Si、MgおよびBaのうちの少なくとも一種、ならびに有機バインダ、有機溶剤、可塑剤および分散剤を所定の割合で混合することにより、セラミックスラリーを作製する。
続いて、作製したセラミックスラリーを、図示しない複数枚の樹脂フィルムの表面に塗工することにより、セラミックグリーンシート50a、50bを作製する。セラミックグリーンシート50bは、セラミックグリーンシート50aと交互に積層されるものである。セラミックグリーンシート50a、50bの作製は、例えば、ダイコータ、グラビアコータおよびマイクログラビアコータなどを用いて行うことができる。
次に、図4(a)に示すように、セラミックグリーンシート50a、50bの表面に、内部電極用導電性ペーストをストライプ状に印刷し、乾燥させる。ここでは、内部電極用導電性ペーストがストライプ状に伸びる方向をX方向とし、セラミックグリーンシート上でX方向と直交する方向をY方向とする。このようにして、第1の内部電極13a(第2の内部電極13b)となる導電膜52a(52b)が形成される。印刷方法は、スクリーン印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷など各種の方法を用いることができる。
また、外層部22となる外層部用セラミックグリーンシートを作製する。外層部用セラミックグリーンシートを作製するための誘電体材料として、BaおよびTiを含むペロブスカイト型化合物を準備する。この誘電体材料から得られる誘電体粉末に、少なくともSiを含む添加剤、有機バインダ、有機溶剤、可塑剤、および分散剤を所定の割合で混合することにより、セラミックスラリーを作製する。そして、作製したセラミックスラリーを用いて、外層部用セラミックグリーンシートを作製する。
ここで、外層部22の外側レイヤーマージン層22aを形成するためのセラミックスラリーに含まれるSiの含有量は、内側レイヤーマージン層22bを形成するためのセラミックスラリーに含まれるSiの含有量よりも多くなるように調整する。例えば、外側レイヤーマージン層用セラミックスラリーでは、Ti1molに対して、Siが3.5mol以上6.0mol以下となるようにし、内側レイヤーマージン層用セラミックスラリーでは、Ti1molに対して、Siが0.02mol以上3.5mol以下となるようにする。
また、外側レイヤーマージン層22aを形成するためのセラミックグリーンシートの厚みは、内側レイヤーマージン層22bを形成するためのセラミックグリーンシートの厚みよりも厚くなるように、セラミックスラリーを塗工する。
続いて、外側レイヤーマージン層22aとなるセラミックグリーンシートの上に内側レイヤーマージン層22bとなるセラミックグリーンシートを積層した後、導電膜52a、52bが形成されたセラミックグリーンシート50a、50bを、図4(b)に示すように、互いにY方向にずらした状態で複数枚積層する。そして、その上に、内側レイヤーマージン層22bとなるセラミックグリーンシート、外側レイヤーマージン層22aとなるセラミックグリーンシートの順に積層することにより、マザー積層体を得る。
ここで、セラミックグリーンシート50a、50bに、印刷によって導電膜52a、52bを形成する際、導電膜52a、52bの幅方向における端部が直線状ではなく、波打つ形状となっている場合がある(図5(a)参照)。この場合、導電膜52a、52bのうち、幅方向において膨らんでいる部分には、他の部分と比べて厚みが厚いサドル部が形成されている。このサドル部が積層方向Tおいて重なり合う位置に存在すると、この部分でセラミックグリーンシートが薄くなり、積層セラミックコンデンサにした場合、信頼性が低下するという問題がある。
したがって、積層方向Tおいて導電膜52aの端部が略同じ位置となる複数のセラミックグリーンシート50aの積層時には、少なくとも積層方向Tに最も近い2枚のセラミックグリーンシート50aにおける導電膜52aのサドル部が重ならないように、X方向の位置を調整して積層する。これにより、焼成により形成される第1の内部電極13aについて、図5(b)に示すように、積層方向Tに最も近い2つの第1の内部電極13aのサドル部130が積層方向Tにおいて重なるのを防ぐことができる。
同様に、積層方向Tおいて導電膜52bの端部が略同じ位置となるセラミックグリーンシート50bの積層時には、少なくとも積層方向Tに最も近い2枚のセラミックグリーンシート50bにおける導電膜52bのサドル部が重ならないように、X方向の位置を調整して積層する。これにより、焼成により形成される第2の内部電極13bについて、積層方向Tに最も近い2つの第2の内部電極13bのサドル部が積層方向Tにおいて重なるのを防ぐことができる。
続いて、マザー積層体を、剛体プレス、静水圧プレスなどの方法によりプレスする。そして、プレスしたマザー積層体をチップ形状にカットすることにより、図6に示す積層体チップ60が得られる。
図6に示すように、積層体チップ60の一方の端面には、セラミックグリーンシート50aの導電膜52aのみが露出し、他方の端面には、セラミックグリーンシート50bの導電膜52bのみが露出している。また、積層体チップ60の両側面には、セラミックグリーンシート50aの導電膜52aおよびセラミックグリーンシート50bの導電膜52bのそれぞれが露出している。
続いて、サイドマージン部23となるサイドマージン部用セラミックグリーンシートを作製する。サイドマージン部用セラミックグリーンシートを作製するための誘電体材料として、BaおよびTiを含むペロブスカイト型化合物を準備する。この誘電体材料から得られる誘電体粉末に、少なくともSiを含む添加剤、有機バインダ、有機溶剤、可塑剤、および分散剤を所定の割合で混合することにより、セラミックスラリーを作製する。そして、作製したセラミックスラリーを用いて、サイドマージン部用セラミックグリーンシートを作製する。
なお、サイドマージン部用セラミックグリーンシート、特に、内側サイドマージン層23bを形成するためのセラミックグリーンシートには、真円度合いを示す粒子形状指数が大きいセラミック粒子、すなわち、形状および粒径が均一に近いセラミック粒子が多く含まれていることが好ましい。セラミック粒子の粒径および形状が均一に近いと、セラミックグリーンシートに含まれる樹脂が表面にしみ出しやすくなるので、サイドマージン部用セラミックグリーンシートを積層体チップに貼り付けたときの接着性が向上する。
また、後の焼成処理によって、内層部21となる部分およびサイドマージン部23となる部分は収縮するが、両者の収縮量の差を抑制するために、サイドマージン部用セラミックグリーンシートに含まれる樹脂の量を、内層部21を構成するセラミックグリーンシートに含まれる樹脂の量よりも多くしておく。
また、セラミックスラリーを作製する際、外側サイドマージン層23aを形成するためのセラミックスラリーに含まれるSiの含有量は、内側サイドマージン層23bを形成するためのセラミックスラリーに含まれるSiの含有量よりも多くなるように調整する。例えば、外側レイヤーマージン層用セラミックスラリーでは、Ti1molに対して、Siが3.5mol以上6.0mol以下となるようにし、内側レイヤーマージン層用セラミックスラリーでは、Ti1molに対して、Siが0.02mol以上3.5mol以下となるようにする。
また、外側サイドマージン層23aを形成するためのセラミックグリーンシートの厚みは、内側サイドマージン層23bを形成するためのセラミックグリーンシートの厚みよりも厚くなるように、セラミックスラリーを塗工する。
続いて、外側サイドマージン部用セラミックグリーンシートの上に、内側サイドマージン部用セラミックグリーンシートを積層して張り合わせることにより、2層構造のサイドマージン部用セラミックグリーンシートを得る。
続いて、サイドマージン部用セラミックグリーンシートのうち、内側サイドマージン部用セラミックグリーンシートと、積層体チップ60の導電膜52a、52bが露出する側面を対向させ、押し付けて打ち抜くことにより、サイドマージン部23となる層を形成する。同様の方法により、反対側の側面にもサイドマージン部23となる層を形成する。
このとき、サイドマージン部23となる層が形成された積層体チップの稜線部には、サイドマージン部用セラミックグリーンシートが貼られないようにする。すなわち、図7(a)に示すように、サイドマージン部用セラミックグリーンシート70は、長さ方向Lの寸法が積層体チップ60の長さ方向Lの寸法より短く、かつ、幅方向Wの寸法が積層体チップ60の幅方向Wの寸法より短いものを用意し、両者の中心位置を合わせて貼り付ける。
この後、サイドマージン部用セラミックグリーンシート70が貼り付けられた積層体チップ60のバレル研磨を行って、角部および稜線部に丸みをつけるが、角部は稜線部に比べて削れやすい。しかしながら、稜線部にサイドマージン部用セラミックグリーンシートが貼られていないので、稜線部を所望の形状とするための研磨量および研磨時間を短くすることができる(図7(b)参照)。これにより、角部が削られすぎることを抑制することができる。
なお、完成した状態で、外層部22のうち、外側レイヤーマージン層22aの角部および稜線部は丸みがついているが、内側レイヤーマージン層22bは削られていないことが好ましい。また、サイドマージン部23のうち、外側サイドマージン層23aの角部および稜線部は丸みがついているが、内側サイドマージン層23bは削られていないことが好ましい。
続いて、サイドマージン部用セラミックグリーンシート70が貼り付けられた積層体チップ60のバレル研磨を行う。そして、積層体チップを、窒素雰囲気中、所定の条件で脱脂処理を行った後、窒素−水素−水蒸気混合雰囲気中で、所定の温度で焼成処理を行う。これにより、焼結した積層体が得られる。
次に、焼結した積層体の両端面それぞれに、Cuを主成分とする外部電極ペーストを塗布して焼き付けし、第1の内部電極13aと接続された第1のベース電極層141aと、第2の内部電極13bと接続された第2のベース電極層141bとを形成する。続いて、第1のベース電極層141aの表面にNiめっきによる第1の下層めっき層142aを形成し、第1の下層めっき層142aの表面に、Snめっきによる第1の上層めっき層143aを形成することにより、第1の外部電極14aを形成する。同様の方法により、第2の外部電極14bを形成する。
ただし、積層体チップと外部電極ペーストとを同時焼成するようにしてもよい。
以上の方法により、積層セラミックコンデンサ10が作製される。ただし、上述した製造方法は一例であって、積層セラミックコンデンサ10の製造方法が上述した製造方法に限定されることはない。
<変形例1>
サイドマージン部23の幅方向Wにおける寸法が、外層部22の積層方向Tにおける寸法よりも短い場合、積層セラミックコンデンサ10を幅方向Wの外側から見たときに、内部電極13が透けて見えるが、積層方向Tの外側から見たときには内部電極13が透けて見えず、色調が異なって見える場合がある。
このため、図8に示すように、外層部22であって、積層セラミックコンデンサ10の第1の主面16aおよび第2の主面16bのそれぞれから、サイドマージン部23の幅方向Wにおける寸法と略同じ深さの位置に、色調調整層80を配置するようにしてもよい。すなわち、サイドマージン部23の幅方向Wにおける寸法と、第1の主面16aおよび第2の主面16bのそれぞれから、色調調整層80までの距離とは略同じである。
色調調整層80は、積層セラミックコンデンサ10を積層方向Tの外側から見たときの色調を、幅方向Wの外側から見たときの色調と略一致させるための層である。色調調整層80として、例えば、内部電極13と同じ材料からなるダミー内部電極を配置することができる。
ダミー内部電極は、図8(a)に示すように、外部電極14と電気的に接続されていなくてもよいし、図8(b)に示すように、外部電極14と電気的に接続されていてもよい。外部電極14と電気的に接続されたダミー内部電極を設ける場合、積層方向Tにおいて最も近い位置の内部電極13と電気的に接続されている外部電極14と電気的に接続されるようにする。
色調調整層80を設けることにより、積層セラミックコンデンサ10を幅方向Wの外側から見たときの色調と、積層方向Tの外側から見たときの色調との差を低減することができる。
<変形例2>
内部電極13の幅方向Wにおける端部は、焼成時に表面に近い位置に存在するので、酸化が進みやすい。このため、サイドマージン部23に、酸化防止層を配置するようにしてもよい。
図9は、サイドマージン部23に酸化防止層90を設けた構造の積層セラミックコンデンサ10の断面図である。図9に示す例では、サイドマージン部23の外側サイドマージン層23aと内側サイドマージン層23bとの間に、酸化防止層90を設けた例を示しているが、酸化防止層90を設ける位置が外側サイドマージン層23aと内側サイドマージン層23bとの間に限定されることはない。
酸化防止層90は、例えば、内部電極13と同じ材料からなるダミー内部電極である。ダミー内部電極を配置する場合、そのダミー内部電極は、外部電極14と電気的に接続されていないが、外部電極14と電気的に接続されていてもよい。
サイドマージン部23に酸化防止層90を設けることにより、焼成時に、内部電極13の幅方向Wにおける端部の酸化を防止することができる。また、サイドマージン部23にダミー内部電極を酸化防止層90として配置することにより、焼成時のサイドマージン部23の収縮量と、内層部21の収縮量との差を低減することができる。
<変形例3>
図10に示すように、第1の端面15aに露出し、第1の外部電極14aと接続される第1のダミー内部電極101、および、第2の端面15bに露出し、第2の外部電極14bと接続される第2のダミー内部電極102を設けるようにしてもよい。
第1のダミー内部電極101は、第2の内部電極13bと積層方向Tの同じ位置であって、第2の内部電極13bが引き出されていない第1の端面15a側に設けられており、第2の内部電極13bとは電気的に接続されていない。第2の内部電極13bが引き出されていない位置に、第1の外部電極14aと接続された第1のダミー内部電極101を設けることにより、第2の内部電極13bが設けられている位置と設けられていない位置の厚みの差を低減する。この第1のダミー内部電極101は、製造時の隣接した積層体チップ60の内部電極の一部であり、チップ状にカットした際の誘電体層12の剥がれを抑制することができる。
第2のダミー内部電極102は、第1の内部電極13aと積層方向Tの同じ位置であって、第1の内部電極13aが引き出されていない第2の端面15b側に設けられており、第1の内部電極13aとは電気的に接続されていない。第1の内部電極13aが引き出されていない位置に、第2の外部電極14bと接続された第2のダミー内部電極102を設けることにより、第1の内部電極13aが設けられている位置と設けられていない位置の厚みの差を低減する。この第2のダミー内部電極102は、製造時の隣接した積層体チップ60の内部電極の一部であり、チップ状にカットした際の誘電体層12の剥がれを抑制することができる。
本発明は、上記実施形態および変形例に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
外層部22は、外側レイヤーマージン層22aと内側レイヤーマージン層22bの二層を備えるものとして説明したが、三層以上備えていてもよい。その場合、複数のレイヤーマージン層のうち、積層方向Tの最も外側に位置するレイヤーマージン層に含まれるSiの含有量が、最も外側に位置するレイヤーマージン層以外のレイヤーマージン層に含まれるSiの含有量より多くなるように構成する。
また、サイドマージン部23は、外側サイドマージン層23aと内側サイドマージン層23bの二層を備えるものとして説明したが、三層以上備えていてもよい。その場合、複数のサイドマージン層のうち、幅方向Wの最も外側に位置するサイドマージン層に含まれるSiの含有量が、最も外側に位置するサイドマージン層以外のサイドマージン層に含まれるSiの含有量より多くなるように構成する。
10 積層セラミックコンデンサ
11 積層体
12 誘電体層
13a 第1の内部電極
13b 第2の内部電極
14a 第1の外部電極
14b 第2の外部電極
21 内層部
22 外層部
22a 外側レイヤーマージン層
22b 内側レイヤーマージン層
23 サイドマージン部
23a 外側サイドマージン層
23b 内側サイドマージン層
80 色調調整層
90 酸化防止層
101 第1のダミー内部電極
102 第2のダミー内部電極
130 サドル部
141a 第1のベース電極層
141b 第2のベース電極層
142a 第1の下層めっき層
142b 第2の下層めっき層
143a 第1の上層めっき層
143b 第2の上層めっき層

Claims (6)

  1. 誘電体層と内部電極とが交互に複数積層された積層体と、
    前記内部電極と電気的に接続された外部電極と、
    を備え、
    前記積層体は、積層方向において相対する第1の主面および第2の主面と、前記積層方向と直交する幅方向において相対する第1の側面および第2の側面と、前記積層方向および前記幅方向と直交する長さ方向において相対する第1の端面および第2の端面とを有し、
    前記積層体の前記長さ方向および前記幅方向を含む断面を前記積層方向から見たときに、複数の前記内部電極が存在しない領域であるサイドマージン部は、前記幅方向に積層された複数のサイドマージン層を備えており、
    前記積層体の前記積層方向および前記幅方向を含む断面を前記長さ方向から見たときに、前記サイドマージン部以外に複数の前記内部電極が存在しない領域である外層部は、前記積層方向に積層された複数のレイヤーマージン層を備えていることを特徴とする電子部品。
  2. 前記サイドマージン部と前記外層部との間には、積層方向に沿って境界が存在することを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 複数の前記レイヤーマージン層には、Siが含まれており、
    複数の前記レイヤーマージン層のうち、前記積層方向の最も外側に位置する前記レイヤーマージン層に含まれるSiの含有量は、前記最も外側に位置するレイヤーマージン層以外の前記レイヤーマージン層に含まれるSiの含有量より多いことを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品。
  4. 複数の前記サイドマージン層には、Siが含まれており、
    複数の前記サイドマージン層のうち、前記幅方向の最も外側に位置する前記サイドマージン層に含まれるSiの含有量は、前記最も外側に位置するサイドマージン層以外の前記サイドマージン層に含まれるSiの含有量より多いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子部品。
  5. 前記積層方向に隣り合う複数の前記レイヤーマージン層の間には、境界が存在することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子部品。
  6. 前記幅方向に隣り合う複数の前記サイドマージン層の間には、境界が存在することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子部品。
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