JP3731275B2 - 積層型チップインダクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層型チップインダクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の積層型チップインダクタは、例えば、図7、図8に示すように構成されている。なお、矢印Xはグリーンシートの積層方向を示す。
積層型チップインダクタ1は、図7に示すように、セラミック積層体2の内部にコイル状に巻回されたコイル状内部導体3を備え、コイル状内部導体3の各端部である引出導体4、5に導通するように、外部電極6、7がセラミック積層体2の端面及び端面から延在した端面近傍のセラミック積層体2の周側面に形成されている。
【0003】
セラミック積層体2は、図8に示すように、磁性体セラミックのグリーンシート10、10、10、11〜20、21、21、21を下から順に積層、圧着し、焼結することにより得られる。
【0004】
グリーンシート10、21は内部導体が形成されていないダミーのグリーンシートである。グリーンシート11〜20は1ターン未満の内部導体24〜33がそれぞれの表面に形成される。さらにグリーンシート12〜20には内部導体25〜33の一端にバイアホールが設けられており、グリーンシート11〜20を積層した際に、内部導体24〜33がバイアホールを介して順に導通されてコイル状内部導体3を構成する。グリーンシート11、20に形成された内部導体24、33の一端には、グリーンシート11、20の一つの側面に露出するようにコイル状内部導体3の引出導体4、5を備える。
【0005】
上述したセラミック積層体2の端面および端面近傍に外部電極6、7を形成し、外部電極6、7がコイル状内部導体3の引出導体4、5に導通することによって、積層型チップインダクタ1を得る。
かかる構成の積層型チップインダクタ1では、セラミック積層体2の周側面の一面に露出された引出導体4、5と外部電極6、7とが導通している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、引出導体4、5は、その導体の厚みが薄く且つセラミック積層体2の周側面の一面に露出しているだけであり、この露出部つまり導通部の面積が小さいため、セラミック積層体2を焼成する際に、引出導体4、5の露出部の一部が飛散し、コイル状内部導体3と外部電極6、7との導通が遮断され、導通に関する信頼性が低いという問題点を有していた。
【0007】
また、積層型チップインダクタ1を搭載した回路基板が撓むなど変形すると積層型チップインダクタ1に内部応力が発生する。この内部応力が積層型チップインダクタ1の引出導体4、5と外部電極6、7との導通部を離す方向に働いた場合、導通部が断線するという問題点があった。
【0008】
本発明の目的は、上述の問題点を解消すべくなされたもので、コイル状内部導体の引出導体と外部電極との導通部の導通面積を大きくして、電気的接続の信頼性が高い積層型チップインダクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の積層型チップインダクタにおいては、セラミック積層体と、このセラミック積層体の内部に形成されたコイル状内部導体と、前記セラミック積層体の端面及びこの端面から延在して端面近傍のセラミック積層体の周側面に形成された外部電極と、を備えており、前記コイル状内部導体は、このコイル状内部導体の各端部が前記周側面の複数側面に露出されており、この端部を介して前記外部電極に導通されている。
【0010】
そして、前記コイル状内部導体は前記セラミック積層体の積層面に形成されている。
さらに、前記コイル状内部導体の各端部は前記セラミック積層体の複数層の積層面に形成されていることが好ましい。
また、前記外部電極は前記セラミック積層体の積層方向と略直交する端面及びこの端面近傍の周側面に形成されている。
【0011】
これにより、コイル状内部導体の厚みが薄くてもコイル状内部導体の各端部がセラミック積層体の周側面に露出する面積を広くすることができ、コイル状内部導体の各端部と外部電極との導通面積を広くすることができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明による一つの実施の形態について、図1、図2および図3にもとづいて詳細に説明する。但し、図2と図8を比較すれば理解できるように、グリーンシート48、49に形成した引出導体44、45が引出導体4、5と異なるものであり、前述の従来例と同一部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0013】
積層型チップインダクタ41は、図1に示すように、セラミック積層体42の内部にコイル状内部導体43を備え、コイル状内部導体43の各端部である引出導体44、45に導通するように、外部電極46、47がセラミック積層体42の端面及び端面から延在した端面近傍のセラミック積層体42の周側面に形成されている。
【0014】
セラミック積層体42は、図2に示すように、磁性体などの絶縁性セラミックのグリーンシート10、10、10、48、12〜19、49、21、21、21を下から順に積層、圧着し、焼結することにより得られる。
【0015】
グリーンシート48、49は引出導体44、45がそれぞれの表面全体に形成されると共に、グリーンシート49にはグリーンシート19に形成された内部導体32の一端と導通するように、所定の位置にバイアホールが設けられる。引出導体44、45は、グリーンシート48、12〜19、49を積層した際に、内部導体25〜32が一体になって構成されるコイル状内部導体43の各端部になるものであり、セラミック積層体42の周側面全てに露出する。
【0016】
上述したセラミック積層体42の端面および端面近傍の周側面に外部電極46、47を形成し、外部電極46、47をコイル状内部導体43の引出導体44、45に導通することによって、図3に示すように、積層型チップインダクタ41を得る。
かかる構成の積層型チップインダクタ41は、引出導体44、45と外部電極46、47とはセラミック積層体42の周側面全体で導通する。
【0017】
本発明による他の実施の形態について、図4、図5にもとづいて詳細に説明する。但し、図5と図2を比較すれば理解できるように、ダミーのグリーンシート10、21に代って引出導体を形成したグリーンシート49、50の枚数が多くなるものであり、前述の一つの実施の形態と同一部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0018】
積層型チップインダクタ51は、図4に示すように、セラミック積層体52の内部にコイル状内部導体53を備え、コイル状内部導体53の複数の引出導体44、45に導通するように、セラミック積層体52の端面及び端面近傍に外部電極56、57が形成されている。
【0019】
セラミック積層体52は、図5に示すように、セラミックのグリーンシート10、48、50、50、12〜19、49、49、49、21を下から順に積層、圧着し、焼結することにより得られる。
【0020】
グリーンシート50は引出導体44が表面全体に形成されると共に、グリーンシート48に形成された引出導体44と導通するように、バイアホールが設けられる。引出導体44、45は、グリーンシート48、50、50、12〜19、49、49、49を積層した際に、内部導体25〜32が一体になって構成されるコイル状内部導体53の各端部になるものであり、セラミック積層体52の周側面全てに且つ複数層に露出する。
【0021】
上述したセラミック積層体52の端面および端面近傍の周側面に外部電極56、57を形成し、外部電極56、57をコイル状内部導体53の引出導体44、45に導通することによって、積層型チップインダクタ51を得る。
【0022】
かかる構成の積層型チップインダクタ51は、引出導体44、45がセラミック積層体52の複数層の周側面全てに露出しており、引出導体44、45と外部電極56、57とがセラミック積層体52の複数層で且つ周側面全体で導通する。
【0023】
なお、グリーンシートに形成される引出導体は、上述の実施の形態に限定されるものでなく、図6(a)〜(d)に示すような種々の形状の引出導体を適宜用いることができる。
【0024】
図6(a)に示すグリーンシート71は、その表面にコイル状内部導体と導通する導出部72と、グリーンシート71の周側面全てに露出するように周側面近傍に引出導体73とが形成されたものである。
【0025】
図6(b)に示すグリーンシート74は、その表面にコイル状内部導体と導通する導出部75と、グリーンシート74の4か所の周側面の略全てに露出するように周側面近傍に引出導体76とが形成されたものである。
【0026】
図6(c)に示すグリーンシート77は、グリーンシート74と異なる形状の導出部78と、グリーンシート77の4か所の周側面の略全てに露出するように周側面近傍に引出導体79とが形成されたものである。
【0027】
図6(d)に示すグリーンシート80は、その表面にコイル状内部導体と導通する導出部81と、グリーンシート80の2か所の周側面の側面に露出するように周側面近傍に引出導体82とが形成されたものである。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による積層型チップインダクタは、コイル状内部導体の各引出導体がセラミック積層体の周側面の複数箇所、更には複数層に跨がって露出して外部電極と導通するために、導通面積が広くなり、コイル状内部導体の各端部と外部電極との電気的接続の信頼性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一つの実施の形態の積層型チップインダクタの断面図である。
【図2】図1の積層型チップインダクタの積層前の斜視図である。
【図3】図1の積層型チップインダクタの斜視図である。
【図4】本発明に係る他の実施の形態の積層型チップインダクタの断面図である。
【図5】図4の積層型チップインダクタの積層前の斜視図である。
【図6】その他の引出導体の変形例を示す正面図である。
【図7】従来の積層型チップインダクタの断面図である。
【図8】従来の積層型チップインダクタの積層前の斜視図である。
【符号の説明】
41 積層型チップインダクタ
42 セラミック積層体
43 コイル状内部導体
44、45 引出導体
46、47 外部電極
X 積層方向

Claims (4)

  1. セラミック積層体と、このセラミック積層体の内部に形成されたコイル状内部導体と、前記セラミック積層体の端面及びこの端面から延在して端面近傍のセラミック積層体の周側面に形成された外部電極と、を備えており、
    前記コイル状内部導体は、このコイル状内部導体の各端部が前記周側面の複数側面に露出されており、この端部を介して前記外部電極に導通されていることを特徴とする積層型チップインダクタ。
  2. 前記コイル状内部導体は前記セラミック積層体の積層面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型チップインダクタ。
  3. 前記コイル状内部導体の各端部は前記セラミック積層体の複数層の積層面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層型チップインダクタ。
  4. 前記外部電極は前記セラミック積層体の積層方向と略直交する端面及びこの端面近傍の周側面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積層型チップインダクタ。
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