JP2002079982A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP2002079982A
JP2002079982A JP2000270378A JP2000270378A JP2002079982A JP 2002079982 A JP2002079982 A JP 2002079982A JP 2000270378 A JP2000270378 A JP 2000270378A JP 2000270378 A JP2000270378 A JP 2000270378A JP 2002079982 A JP2002079982 A JP 2002079982A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低床式のステップボードに設けられたセンター
コンソールの内部から着座シートの下方にかけてエンジ
ンユニットが配置された自動二輪車において、エンジン
ユニットに設けられる補機類の防水性を保ちつつ、セン
ターコンソールの高さを極力低めてステップボード上の
足通し空間を大きく確保する。 【解決手段】エンジンユニット41のクランク軸61と
バランサー軸67をシリンダーブロック47とクランク
ケース48との合面に軸支し、バランサー軸67をクラ
ンク軸61の上方に配置するとともに、バランサー軸6
7の前後に補機類を振り分けて設置し、上記補機類のう
ち、外径の小さい方の補機(例えばスターターモーター
76)をバランサー軸67の前側に配置し、外径の大き
い方の補機(例えばオルターネーター80)をバランサ
ー軸67の後側に配置する一方、シリンダーブロック4
7の下部にオイルフィルター133を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にスクーター型
の自動二輪車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクーター型の自動二輪車に搭
載されるパワーユニットは、エンジンユニットの後部に
Vベルト式の変速ユニットが一体に連設され、変速ユニ
ットの最後部に後輪が直接軸支された構成となってお
り、パワーユニットの前部(エンジンユニットの部分)
が車体フレームに軸支され、後部(変速ユニットの部
分)がショックアブソーバーを介して車体フレームに懸
架されることにより、パワーユニット全体が後輪と共に
上下に揺動し、後輪のスイングアームの役割を果たすよ
うになっている。
【0003】上記構成により、パワーユニットの上方に
設置される物品収納室の容量を大きく確保するととも
に、エンジンユニットの振動を車体フレーム側に伝達し
にくくして乗り心地を向上できるといったメリットが得
られる。しかしその反面、エンジン排気量を大きくした
場合にはパワーユニット全体の重量が重くなることから
後輪の分担荷重が増大し、前後輪の荷重配分が不適切に
なるとともに後輪の支持剛性が不足し、操舵性や走行安
定性が損なわれるといった問題点もある。
【0004】そこで、特開平10−324287号公報
や、特開平11−129969号公報に示されるよう
に、エンジンユニットと変速ユニットを車体フレーム側
に固定し、変速ユニットから後方に延ばしたシャフトド
ライブユニットのみを上下揺動可能にして後輪を駆動す
るようにした自動二輪車が開発されている。これによ
り、通常の自動二輪車と同じく重量物であるエンジンユ
ニットを車体フレームの前寄りに搭載して前後輪の荷重
配分を適正化することができる。この場合、エンジンユ
ニットのシリンダーボアの中心軸線は概ね車体の前後方
向に沿うように前方に倒され、エンジンユニットの高さ
の減少が図られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクー
ター型の自動二輪車においてエンジンユニットを車体フ
レームの前寄りに搭載するには、ハンドルバーと着座シ
ートとの間に設けられた低床式のステップボードの車幅
方向中央部にセンターコンソールを形成し、このセンタ
ーコンソールの内部から着座シートの下方にかけてエン
ジンユニットを配置する必要があり、上記センターコン
ソールの高さによってはステップボード上の足通し空間
の大きさが限定され、自動二輪車の乗降性が損なわれて
しまうという欠点がある。
【0006】特に、排気量が大きく、振動緩和用のバラ
ンサー軸を備えた4サイクル形式のエンジンユニットを
搭載する場合には、上記バランサー軸や、発電機および
スターターモーター等の補機類が多数設置されることに
よりエンジンユニット全体が大形化する傾向があること
に加えて、上記補機類を防水性を考慮してエンジンユニ
ットの上部に設けなければならないことから、足通し空
間の大きさが一層限定されてしまう。
【0007】また、この種の自動二輪車(スクーター)
では、一般に着座シートの前端にシートヒンジが設けら
れ、このシートヒンジを中心に着座シートを上方に回動
させてシート下の物品収納室にアクセスするようになっ
ているが、前述したステップボード上の足通し空間を大
きく確保しようとすると、自ずと車体フレームを構成す
るフレームパイプの高さが着座シートの位置よりも低く
なるため、着座シートのシートヒンジを支持するために
フレームパイプから上方に高く延びる延設部を立ち上げ
る必要が生じ、シートヒンジを高剛性に支持できなくな
る。
【0008】本発明に係る自動二輪車は、上記問題点を
解決するべく発明されたものであり、その目的は、低床
式のステップボードに設けられたセンターコンソールの
内部から着座シートの下方にかけてエンジンユニットが
配置された自動二輪車において、エンジンユニットに設
けられる補機類の防水性を保ちつつ、センターコンソー
ルの高さを極力低めてステップボード上の足通し空間を
大きく確保するとともに、着座シート前端のシートヒン
ジを車体フレームに高い剛性で設置可能にし、併せてオ
イルフィルターの交換を容易にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車は、請求項1に記載したよ
うに、ハンドルバーと着座シートとの間に低床式のステ
ップボードが設けられ、上記ステップボードの車幅方向
中央部に設けられたセンターコンソールの内部から上記
着座シートの下方にかけてエンジンユニットが配置さ
れ、上記エンジンユニットは、前方から順にシリンダー
ヘッドとシリンダーブロックとクランクケースとが組み
合わされ、上記シリンダーブロックの内部に形成された
シリンダーボアの中心軸線が概ね車体前後方向に沿い、
上記シリンダーボアの中心軸線に略直交して車幅方向に
沿うクランク軸とバランサー軸が備えられた自動二輪車
において、上記クランク軸とバランサー軸をシリンダー
ブロックとクランクケースとの合面に軸支し、バランサ
ー軸をクランク軸の上方に配置するとともに、バランサ
ー軸の前後にエンジンユニットの補機類を振り分けて設
置し、上記補機類のうち、外径の小さい方の補機をバラ
ンサー軸の前側に配置し、外径の大きい方の補機をバラ
ンサー軸の後側に配置する一方、シリンダーブロックの
下部にオイルフィルターを設けたことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、補機類がエンジンユニ
ットの上部に設けられるので補類の防水性を良好に確保
できる。しかも、オイルフィルターをエンジンユニット
の下方に設けたことにより、オイルフィルターの交換時
に垂れるオイルがエンジンユニットに付着せず、オイル
フィルターの交換が容易になる。そして、オイルフィル
ターがエンジンユニットの下方に位置することによって
エンジンユニットの上方のスペースが減少しても、外径
の小さい方の補機がバランサー軸の前側に配置されたこ
とにより、センターコンソールの高さを低く抑えて足通
し空間を大きく確保することができる。
【0011】また、同じく前記目的を達成するため、本
発明に係る自動二輪車は、請求項2に記載したように、
請求項1の構成において、前記センターコンソールの内
部を通る左右一対のフレームパイプを前記シリンダーヘ
ッドおよびシリンダーブロックと前記補機類の上部輪郭
に沿わせて湾曲させた。こうすれば、センターコンソー
ルの高さをより低く抑えて足通し空間を大きくすること
ができる。
【0012】さらに、本発明に係る自動二輪車は、請求
項3に記載したように、請求項2の構成において、前記
センターコンソールの内部を通る左右一対のフレームパ
イプの、前記エンジンユニット上部に設置された外径の
大きい方の補機の上方を通る部分の間を車幅方向に延び
るクロスメンバーで連結し、このクロスメンバーを前記
着座シート前端付近の下方に位置付け、クロスメンバー
よりも前方のフレームパイプを前下がりにするととも
に、クロスメンバーから上方に突設した延設部の上端に
着座シート前端のシートヒンジを設けた。
【0013】これにより、センターコンソール内を通る
フレームパイプの高さが低められるため、センターコン
ソールの高さを十分に低くして足通し空間を大きく確保
するとともに、左右のフレームパイプの間を連結するク
ロスメンバーと着座シート前端のシートヒンジとの距離
を縮めて延設部の長さを短くし、シートヒンジを車体フ
レームに高剛性で設置することができる。
【0014】そして、本発明に係る自動二輪車は、請求
項4に記載したように、請求項1〜請求項3の構成にお
いて、前記バランサー軸の前側に配置する補機をスター
ターモーターとし、バランサー軸の後側に配置する補機
を発電機とした。一般に、スターターモーターは発電機
よりも外径が小さいため、上記構成によりセンターコン
ソールの高さを低めて足通し空間を広く確保することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明に係るエンジンユニットを
含むパワーユニットが搭載されたスクーター型の自動二
輪車の一例を示す左側面図であり、図2はこの自動二輪
車の内部構造を示す左側面透視図、図3は同平面図であ
る。
【0017】この自動二輪車1は、鋼管製の車体フレー
ム2を備えている。車体フレーム2は、その前端に位置
するヘッドパイプ3と、このヘッドパイプ3から後方に
延びる左右一対のダウンパイプ4およびアッパーパイプ
5ならびにミドルパイプ6と、ダウンパイプ4の後端付
近に連設されるリヤーパイプ7およびリヤーステー8
と、左右一対のシートパイプ9と、略中央部に位置する
左右一対のピボットプレート10とを備えて略アンダー
ボーン型に構成されている。なお、左右一対のパイプ部
材(4,5,6)等の間は車幅方向に延びる複数のクロ
スメンバー11,12…(他は非図示)により連結され
ている。
【0018】ヘッドパイプ3には前輪14を支持するフ
ロントフォーク15がハンドルバー16等と共に軸支さ
れる一方、左右のピボットプレート10の間にはピボッ
ト軸17が架設され、このピボット軸17には後輪18
を支持するスイング伝導ユニット19が軸支されてサス
ペンション機構20により緩衝懸架されている。また、
ダウンパイプ4とミドルパイプ6とピボットプレート1
0によりパワーユニット21が懸架支持され、その動力
がスイング伝導ユニット19を経て後輪18に伝達され
るようになっている。
【0019】左右のミドルパイプ6の間隔はダウンパイ
プ4の間隔よりも狭くされ、ミドルパイプ6がパワーユ
ニット21の上方を通り、ダウンパイプ4がパワーユニ
ット21の両側方を通る。そして、左右のミドルパイプ
6の中間部に架設されたクロスメンバー11から上方に
短く延びるシートステー24(請求項3に記載の延設部
に該当する)の上端にシートヒンジ25が設けられ、こ
のシートヒンジ25に着座シート26の前端が支持され
ている。
【0020】着座シート26の下方には燃料タンク27
と、ヘルメット28,29等を収納可能な物品収納室3
0とが形成されており、着座シート26をシートヒンジ
25を軸に上方へ回動させることにより燃料タンク27
と物品収納室30にアクセスすることができる。
【0021】車体全体は合成樹脂製のフロントカウリン
グ32およびフレームカバー33により覆われ、自動二
輪車1の外観が整えられると同時に内部機器類の保護が
図られている。さらに、フレームカバー33には、ハン
ドルバー16と着座シート26との間に位置し、かつダ
ウンパイプ4の上方に位置する低床式のステップボード
34(図1参照)が一体的に形成され、このステップボ
ード34の車幅方向中央部にセンターコンソール35が
設けられている。
【0022】センターコンソール35の内部には車体フ
レーム2を構成する左右一対のミドルパイプ6が通り、
センターコンソール35の内部から着座シート26の下
方にかけてパワーユニット21の主要構成部であるエン
ジンユニット41が配置されている。また、センターコ
ンソール35の上部空間は、ライダーが着座シート26
に跨がる時、あるいは降りる時の足通し空間36とな
る。なお、前輪14の直ぐ後方に位置するようにダウン
パイプ4にはエンジンユニット41冷却用のラジエータ
ー37が設けられ、後輪18の右方にはエンジンユニッ
ト41のシリンダーヘッド46に繋がる排気マフラー3
8が設けられている。
【0023】図4はパワーユニット21(エンジンユニ
ット41)の左側面図、図5はパワーユニット21の平
面略図、図6は同平面図、図7は図4のVII−VII
線に沿うパワーユニット21の横断面図である。図5〜
図7に示すように、パワーユニット21は、エンジンユ
ニット41と、変速ユニット42と、ベベルユニット4
3が組み合わされた複合体である。
【0024】エンジンユニット41のケーシング44
は、前方から順にヘッドカバー45、シリンダーヘッド
46、シリンダーブロック47、クランクケース48、
リヤーケース49が組み合わされて構成されており、リ
ヤーケース49の後部には後方に延びる縦板状のブラケ
ット部51が一体形成され、このブラケット部51には
車幅方向に貫通する嵌合穴52が穿設されている。
【0025】図4および図7に示すように、シリンダー
ヘッド46は6本の長い固定ボルト54と1本の短い固
定ボルト55によりシリンダーブロック47に締結固定
される一方、クランクケース48とリヤーケース49は
4本の通しボルト56と複数の固定ボルト57によりシ
リンダーブロック47に締結固定される。
【0026】上記通しボルト56はリヤーケース49側
から挿入され、リヤーケース49とクランクケース48
を貫通してシリンダーブロック47に締結される。この
ため、通しボルト56によりリヤーケース49とクラン
クケース48がシリンダーブロック47に共締めされ
る。なお、固定ボルト57は通しボルト56よりも短
く、クランクケース48のみに挿通されてシリンダーブ
ロック47に締結される。また、リヤーケース49の周
囲が多数の短い固定ボルト58によりクランクケース4
8に締結固定される。
【0027】一方、シリンダーブロック47とクランク
ケース48間の合面A(図4参照)には車幅方向に沿う
クランク軸61が軸支され、シリンダーブロック47の
内部には左右2本のシリンダーボア62が形成されてい
る。このシリンダーボア62は車両側面視でその中心軸
線Dが車体前後方向に概ね沿い、やや前上りに傾斜する
ように設けられている。
【0028】シリンダーボア62内にはピストン63が
挿入され、そのピストンピン64とクランク軸61のク
ランクピン65との間がコンロッド66で連結され、シ
リンダーボア62内におけるピストン63の摺動がクラ
ンク軸61の回転に変換されてエンジンユニット41の
出力となる。
【0029】また、クランク軸61の上方にはエンジン
振動を打ち消すためのバランサー軸67が軸支されてお
り、このバランサー軸67もシリンダーブロック47と
クランクケース48の合面Aに軸支され、等速ギヤ68
a,68bを介しクランク軸61に回転駆動される。シ
リンダーブロック47とクランクケース48の上部に
は、バランサー軸67を収容するためのバランサーハウ
ジング67aが形成されている。
【0030】他方、シリンダーヘッド46の内部には2
本のカム軸69と動弁装置70が収容されている。各カ
ム軸69はタイミングチェーン71を介してクランク軸
61に駆動され、動弁装置70を所定のタイミングで作
動させてシリンダーボア62(燃焼室)内の吸、排気作
用を行う。
【0031】また、クランクケース48とリヤーケース
49間の合面Bには、クランク軸61に平行するカウン
ター軸72が軸支されている。このカウンター軸72の
軸長はクランク軸61よりも大幅に短く、平面視(図7
参照)でカウンター軸72の収容部であるクランクケー
ス48の後部とリヤーケース49は車体中心線Cに対し
一側寄り(例えば左側寄り)にオフセット配置され、そ
の後部に位置するブラケット部51と共に、エンジンユ
ニット41の平面形状が略L字形に造形されている。
【0032】そして、カウンター軸72の左端寄りに緩
衝機構73を介して軸装されたカウンタードリブンギヤ
74が、クランク軸61左端部のクランクウェブに形成
されたカウンタードライブギヤ75に噛み合うため、前
転するクランク軸61に連動回転してカウンター軸72
が後転し、クランク軸61の回転トルク変動等に伴うシ
ョックが緩衝機構73に吸収される。
【0033】なお、クランク軸61の右端部はケースカ
バー44aに覆われており、その内側に、図4に示すエ
ンジン始動用のスターターモーター76からの動力を受
けるワンウェイクラッチ機構77が設けられている。一
方、クランク軸61の左端部はケースカバー44bに覆
われており、その内側にフライホイール78が、外側に
ベルトプーリー79が、それぞれクランク軸61と回転
一体に設けられ、ベルトプーリー79によりパワーユニ
ット21の上方に設置された発電機であるオルターネー
ター80(図2参照)がベルト81を介して駆動され
る。
【0034】また、カウンター軸72の左端部かつリヤ
ーケース49の左側部には冷却水循環用のウォーターポ
ンプ82が設けられ、カウンター軸72の右端部かつリ
ヤーケース49の内部にはエンジンオイル供給用のオイ
ルポンプ83が設けられ、これらのポンプ類82,83
がカウンター軸72に直接駆動されるようになってい
る。
【0035】図2および図4に示すように、スターター
モーター76やオルターネーター80のようなエンジン
ユニット41の補機類はバランサー軸67(バランサー
ハウジング67a)の前後に振り分けて設置されてお
り、このうち外径の小さい方の補機であるスターターモ
ーター76はバランサー軸67(バランサーハウジング
67a)の前側に配置され、外径の大きい方の補機であ
るオルターネーター80はバランサー軸67の後側に配
置されている。
【0036】このように、クランク軸61の上方に軸支
されたバランサー軸67の前後にスターターモーター7
6やオルターネーター80といった補機類を振り分けて
設置することにより、各補機類の防水性を良好に確保す
ることができる。しかも、一般にスターターモーター7
6はオルターネーター80よりも外径が小さいため、ス
ターターモーター76をバランサー軸67の前側に配置
し、オルターネーター80をバランサー軸67の後側に
配置したことにより、センターコンソール35の高さを
低く抑えて足通し空間36を大きく確保することができ
る。
【0037】特に、後述の如くシリンダーブロック47
の下部にオイルフィルター133を取り付けてオイルフ
ィルター133の交換作業性を向上させた場合には、エ
ンジンユニット41(シリンダーブロック47)の上方
のスペースが減少する傾向が伴うが、バランサー軸67
の前側に位置する補機を外径の小さいスターターモータ
ー76とすることにより、足通し空間36を広く確保で
きる。
【0038】ここで、センターコンソール35の内部を
通る左右一対のフレームパイプであるミドルパイプ6
は、シリンダーヘッド46およびシリンダーブロック4
7と、スターターモーター76およびオルターネーター
80の上部輪郭に沿わせて湾曲形成されている。これに
より、センターコンソール35の高さが一段と低く抑え
られて足通し空間36が大きく確保されている。
【0039】また、ミドルパイプ6が外径の大きい方の
補機であるオルターネーター80の上方を通る部分が丁
度前記クロスメンバー11により連結されている。この
部分を仮にミドルパイプ6の変曲点Eとすると、変曲点
Eは着座シート26の前端付近の下方に位置付けられ、
変曲点Eよりも前方の区間はやや前下がりに前方へ延び
てスターターモーター76の上部に達してからやや前上
がりとなってダウンパイプ4の前部に繋がり、変曲点E
以降の部分は後下がりに後方へ延びてダウンパイプ4の
中間部に繋がっている。
【0040】これにより、ミドルパイプ6の最高点であ
る変曲点Eが着座シート26の前端下方付近に位置し、
変曲点Eよりも前方のミドルパイプ6は下方に低まって
センターコンソール35内に通されるため、センターコ
ンソール35の高さを十分に低く抑えて足通し空間36
の拡大を図ることができる。しかも、ミドルパイプ6の
変曲点Eに架設されるクロスメンバー11とシートヒン
ジ25との距離が縮まってシートステー24の長さが短
くなるので、シートヒンジ25を車体フレーム2に高剛
性で設置することができる。
【0041】なお、この実施形態ではミドルパイプ6の
変曲点E以降の部分が後下がりに後方へ延びてダウンパ
イプ4の中間部に繋がっているが、例えばミドルパイプ
6の変曲点E以降の部分をほぼ水平に後方へ延ばしてダ
ウンパイプ4の後端部に繋ぐことによりシートパイプ9
を削除し、その代わりにミドルパイプ6の変曲点Eから
後斜め下方に延びる別なパイプ部材の後端をダウンパイ
プ4の中間部に繋ぐようにする等してもよい。要する
に、ミドルパイプ6の変曲点E(クロスメンバー11)
よりも前方の区間が前下がりになっていれば良い。
【0042】一方、図4に示すように、シリンダーブロ
ック47の後半部分の下部とクランクケース48とリヤ
ーケース49の下部は、シリンダーヘッド46の下面や
シリンダーブロック47の前半部分よりも下方に引き下
げられており、この引き下げられた部分がオイル貯溜部
130とされ、その内部にオイルレベルOLの高さまで
オイルが貯溜される。このオイル貯溜部130の底部1
31は平坦に形成されており、シリンダーボア62の中
心軸線Dがやや前上りであるのに対し、底部131の面
方向は走行路面と略平行にされている。
【0043】そして、前記オイルポンプ83から前斜め
下方に延びるオイルストレーナー132がオイル貯溜部
130の底部131付近に達する一方、オイル貯溜部1
30の前面であって、車両側面視でバランサー軸67お
よびシリンダーボア62よりも下方、かつオイル貯溜部
130の底部131よりも上方にオイルフィルター13
3が交換可能に設置されている。この位置にオイルフィ
ルター133を設けることにより、オイルフィルター1
33の着脱性(交換作業性)を向上させるとともに、そ
の着脱時にこぼれ落ちるオイルがエンジンユニット41
回りを汚損することを防止できる。
【0044】一方、変速ユニット42は、エンジンユニ
ット41とは別体のケーシング84の内部にベルト式変
速装置(例えばCVT)85が設置されたものである。
ケーシング84は車幅方向内側に位置するインナーケー
ス86と、その外側に液密に被装されるアウターケース
87と、さらにその外側に被装されるケースカバー88
とからなる3ピース構造である。
【0045】ベルト式変速装置85は、ケーシング84
内の前方と後方にてクランク軸61と平行に軸支された
変速入力軸89および変速出力軸90と、これらの軸8
9,90にそれぞれ回転一体に軸装された入力Vプーリ
ー91および出力Vプーリー92と、これら両Vプーリ
ー91,92の間に巻装されたVベルト(あるいは金属
ベルト)93と、入力Vプーリー91に対し同軸的に設
けられたフェーシング駆動機構94とを備えて構成され
ている。
【0046】入力Vプーリー91は、変速入力軸89に
一体形成された固定フェーシング95と、軸方向に移動
可能に設けられた可動フェーシング96とを有し、可動
フェーシング96はフェーシング駆動機構94によりそ
の位置を決定される。また、出力Vプーリー92も固定
フェーシング97と可動フェーシング98を有し、可動
フェーシング98はスプリング99により常に固定フェ
ーシング97側に押圧されている。
【0047】ここで、入力Vプーリー91は変速入力軸
89の左端寄りに配置され、出力Vプーリー92は変速
出力軸90の右端寄りに配置され、かつ入力Vプーリー
91と出力Vプーリー92は前後方向に整列するように
配置され、フェーシング駆動機構94は入力Vプーリー
91の右側に配置され、このフェーシング駆動機構94
の後方かつ出力Vプーリー92の右側にケースカバー8
8による送風装置が設けられている。
【0048】このように、入力Vプーリー91と出力V
プーリー92が前後に並び、かつフェーシング駆動機構
94と送風装置もまた前後に整列しており、さらに出力
Vプーリー92から車幅方向内側に突出して変速出力軸
90が配置されることから、変速ユニット42の平面形
状が略L字形に造形されている。
【0049】そして、エンジンユニット41のクランク
ケース48とリヤーケース49の結合部の右側面に、変
速ユニット42(インナーケース86)の前部左側面に
設けられた軸受ボス101が密に嵌合固定され、この軸
受ボス101を貫く変速入力軸89と、エンジンユニッ
ト41のカウンター軸72とがスプライン結合等により
回転一体に結合されている。一方、変速ユニット42
(86)の後部左側面がエンジンユニット41のブラケ
ット部51右側面(車体中心線C側)に隣接され、変速
出力軸90の軸受ボス102がブラケット部51の嵌合
穴52に密に嵌合されている。
【0050】前述のように、エンジンユニット41と変
速ユニット42は、その平面形状が略L字形に造形され
ているが、その略L字形状同士が互いに組み合わされて
略長方形になっている。
【0051】他方、ベベルユニット43は、独立したケ
ーシング104の内部に、車幅方向に沿うベベル入力軸
105と車長方向に沿うベベル出力軸106が軸支さ
れ、ベベル入力軸105には入力ベベルギヤ107が、
ベベル出力軸106には上記入力ベベルギヤ107に噛
み合う出力ベベルギヤ108が、それぞれ回転一体に設
けられた構成である。
【0052】そして、ベベルユニット43は、エンジン
ユニット41のブラケット部51左側面(反車体中心線
C側)に配置されてブラケット部51に隣接し、ベベル
入力軸105の軸受ボス109がブラケット部51の嵌
合穴52に密に嵌合固定され、変速出力軸90とベベル
入力軸105とがスプライン結合等により回転一体に結
合されている。
【0053】図7に示すように、左方から通しボルト1
11等の締結部材がベベルユニット43とブラケット部
51を貫通して変速ユニット42に締結され、この通し
ボルト111によってベベルユニット43とブラケット
部51が変速ユニット42に共締めされる構造になって
いる。なお、通しボルト111は全部で4本あり、各通
しボルト111は図4に示すようにブラケット部51の
嵌合穴52周囲に等間隔で形成された貫通孔112を貫
通する。
【0054】ところで、ブラケット部51の周囲には例
えば3点のフレーム固定部113が設けられており、こ
れらのフレーム固定部113と、図4に示すようにシリ
ンダーブロック47に1点設けられたフレーム固定部1
14と、シリンダーヘッド46に2点設けられたフレー
ム固定部115が、それぞれ車体フレーム2のダウンパ
イプ4とミドルパイプ6とピボットプレート10に設け
られた締結部に固定ボルト116(図7参照)で締結さ
れ、これによりパワーユニット21全体が車体フレーム
2に固定される。
【0055】以上のように構成されたパワーユニット2
1において、エンジンユニット41のクランク軸61の
回転はカウンター軸72と変速ユニット42の変速入力
軸89および入力Vプーリー91に伝達され、入力Vプ
ーリー91の回転がVベルト93により出力Vプーリー
92と変速出力軸90に伝達される。そして、変速出力
軸90の回転がベベルユニット43のベベル入力軸10
5と入力ベベルギヤ107と出力ベベルギヤ108を経
てベベル出力軸106に伝達され、ベベル出力軸106
からエンジン出力が後方に取り出される。
【0056】なお、カウンタードライブギヤ75の歯数
がカウンタードリブンギヤ74の歯数よりも小さいた
め、クランク軸61の回転はカウンター軸72に伝わる
際に一次減速される。また、入力ベベルギヤ107の歯
数が出力ベベルギヤ108の歯数よりも小さいため、こ
こで二次減速がなされる。
【0057】そして、ベベル出力軸106の回転がユニ
バーサルジョイント117(図3,5,6参照)を介し
てスイング伝導ユニット19内に軸支されたドライブシ
ャフト118に伝達され、ドライブシャフト118の回
転がリヤベベルギヤ機構119を経て後輪18に伝達さ
れる。なお、ドライブシャフト118の中間部には例え
ば電磁式の発進クラッチ120が設けられており、この
発進クラッチ120のON,OFF操作によりエンジン
ユニット41の動力が後輪18に対して断続される。
【0058】ところで、変速ユニット42におけるベル
ト式変速装置85のフェーシング駆動機構94は、図示
しない制御手段に制御されるアクチュエーターの動力を
受けて、自動二輪車1の走行速度、スロットル開度、エ
ンジン負荷等の諸条件に応じて入力Vプーリー91の可
動フェーシング96を軸方向に移動させる。
【0059】例えば、自動二輪車1の発進時において
は、フェーシング駆動機構94が可動フェーシング96
を固定フェーシング95から遠ざけ、入力Vプーリー9
1のベルト巻付有効径を最小にする。これに伴い、出力
Vプーリー92側ではスプリング99の付勢力により可
動フェーシング98が固定フェーシング97側に押圧さ
れてベルト巻付有効径が最大になるため、変速比が高く
なり、発進が容易になる。
【0060】また、自動二輪車1の加速中においては、
フェーシング駆動機構94が入力Vプーリー91の可動
フェーシング96を固定フェーシング95側に徐々に近
付け、入力Vプーリー91のベルト巻付有効径を拡大さ
せる。すると出力Vプーリー92側ではスプリング99
の付勢力に抗して可動フェーシング98が固定フェーシ
ング97から遠ざかり、ベルト巻付有効径が縮小されて
いくため、変速比が低くなって車速が高まる。
【0061】これまでに述べたように、この自動二輪車
1の構成によれば、ハンドルバー16と着座シート26
の間に設けられた低床式のステップボード34の車幅方
向中央部に設けられたセンターコンソール35の内部か
ら着座シート26の下方にかけてエンジンユニット41
を搭載しても、エンジンユニット41に設けられる補機
類(76,80)の防水性を保ちつつ、センターコンソ
ール35の高さを極力低めてステップボード34上の足
通し空間36を極力大きく(広く)確保するとともに、
着座シート26前端のシートヒンジ25を車体フレーム
2に高い剛性で設置可能にし、併せてオイルフィルター
133の交換を容易にすることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車によれば、低床式のステップボードに設けられた
センターコンソールの内部から着座シートの下方にかけ
てエンジンユニットが配置された自動二輪車において、
エンジンユニットに設けられる補機類の防水性を保ちつ
つ、センターコンソールの高さを極力低めてステップボ
ード上の足通し空間を大きく確保するとともに、着座シ
ート前端のシートヒンジを車体フレームに高い剛性で設
置可能にし、併せてオイルフィルターの交換を容易にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクーター型の自動二輪車の一例
を示す左側面図。
【図2】同自動二輪車の内部構造を示す左側面透視図。
【図3】同平面図。
【図4】パワーユニット(エンジンユニット)の左側面
図。
【図5】パワーユニットの平面略図。
【図6】パワーユニットの平面図。
【図7】図4のVII−VII線に沿うパワーユニット
の横断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 6 センターコンソールの内部を通る左右一対のフレー
ムパイプであるミドルパイプ 11 クロスメンバー 16 ハンドルバー 24 延設部に該当するシートステー 25 シートヒンジ 26 着座シート 34 ステップボード 35 センターコンソール 41 エンジンユニット 46 シリンダーヘッド 47 シリンダーブロック 48 クランクケース 61 クランク軸 62 シリンダーボア 67 バランサー軸 76 エンジンユニットの補機であるスターターモータ
ー 80 エンジンユニットの補機である発電機としてのオ
ルターネーター 133 オイルフィルター A シリンダーブロックとクランクケースとの合面 D シリンダーボアの中心軸線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルバーと着座シートとの間に低床
    式のステップボードが設けられ、上記ステップボードの
    車幅方向中央部に設けられたセンターコンソールの内部
    から上記着座シートの下方にかけてエンジンユニットが
    配置され、上記エンジンユニットは、前方から順にシリ
    ンダーヘッドとシリンダーブロックとクランクケースと
    が組み合わされ、上記シリンダーブロックの内部に形成
    されたシリンダーボアの中心軸線が概ね車体前後方向に
    沿い、上記シリンダーボアの中心軸線に略直交して車幅
    方向に沿うクランク軸とバランサー軸が備えられた自動
    二輪車において、上記クランク軸とバランサー軸をシリ
    ンダーブロックとクランクケースとの合面に軸支し、バ
    ランサー軸をクランク軸の上方に配置するとともに、バ
    ランサー軸の前後にエンジンユニットの補機類を振り分
    けて設置し、上記補機類のうち、外径の小さい方の補機
    をバランサー軸の前側に配置し、外径の大きい方の補機
    をバランサー軸の後側に配置する一方、シリンダーブロ
    ックの下部にオイルフィルターを設けたことを特徴とす
    る自動二輪車。
  2. 【請求項2】 前記センターコンソールの内部を通る左
    右一対のフレームパイプを前記シリンダーヘッドおよび
    シリンダーブロックと前記補機類の上部輪郭に沿わせて
    湾曲させた請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 【請求項3】 前記センターコンソールの内部を通る左
    右一対のフレームパイプの、前記エンジンユニット上部
    に設置された外径の大きい方の補機の上方を通る部分の
    間を車幅方向に延びるクロスメンバーで連結し、このク
    ロスメンバーを前記着座シート前端付近の下方に位置付
    け、クロスメンバーよりも前方のフレームパイプを前下
    がりにするとともに、クロスメンバーから上方に突設し
    た延設部の上端に着座シート前端のシートヒンジを設け
    た請求項2に記載の自動二輪車。
  4. 【請求項4】 前記バランサー軸の前側に配置する補機
    をスターターモーターとし、バランサー軸の後側に配置
    する補機を発電機とした請求項1〜請求項3に記載の自
    動二輪車。
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