JP2002005330A - 流量コントロール弁及び血圧計 - Google Patents

流量コントロール弁及び血圧計

Info

Publication number
JP2002005330A
JP2002005330A JP2000187079A JP2000187079A JP2002005330A JP 2002005330 A JP2002005330 A JP 2002005330A JP 2000187079 A JP2000187079 A JP 2000187079A JP 2000187079 A JP2000187079 A JP 2000187079A JP 2002005330 A JP2002005330 A JP 2002005330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable member
control valve
flow control
permanent magnet
electromagnetic coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000187079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3591429B2 (ja
Inventor
Ryoichi Fukui
了一 福井
Hisaomi Matsuda
寿臣 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000187079A priority Critical patent/JP3591429B2/ja
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to DE60133283T priority patent/DE60133283T2/de
Priority to PCT/JP2001/005290 priority patent/WO2001098696A1/ja
Priority to US10/312,146 priority patent/US6983923B2/en
Priority to EP01941138A priority patent/EP1298371B1/en
Priority to CN01810799.0A priority patent/CN1224790C/zh
Priority to TW090115076A priority patent/TW503096B/zh
Publication of JP2002005330A publication Critical patent/JP2002005330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3591429B2 publication Critical patent/JP3591429B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/0675Electromagnet aspects, e.g. electric supply therefor
    • F16K31/0679Electromagnet aspects, e.g. electric supply therefor with more than one energising coil
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/021Measuring pressure in heart or blood vessels
    • A61B5/022Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers
    • A61B5/0235Valves specially adapted therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/08Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid using a permanent magnet
    • F16K31/082Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid using a permanent magnet using a electromagnet and a permanent magnet

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でありながら、電磁力による推力
を有効利用し、小型で消費電力の少ない、また動作不良
の少ない流量コントロール弁を提供する。 【解決手段】 フレームケース2は気体流入口1a及び
気体流出口1bを有し、作動軸4は流入口1aに対して
進退可能に配置され、作動軸先端に取付けられたオリフ
ィスパッキン3が流入口1aを開閉する。作動軸4には
2個の永久磁石5a,5bが同極同士を対向して且つ間
にヨーク22aを挟んで取付けられ、永久磁石5a,5
bの外側に3個の電磁コイル6a,6b,6cが隣接同
士で巻回方向を互いに逆向きにして配置されている。電
磁コイル6a,6b,6cに電流を流すと、各電磁コイ
ル6a,6b,6cと各永久磁石5a,5bにより発生
する電磁力が合成され、その合成推力により作動軸4が
図中の左方向に移動し、オリフィスパッキン3が流入口
1aを閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば血圧計にお
いて空気の排気手段等として使用される流量コントロー
ル弁、並びにその流量コントロール弁を備えた血圧計に
関する。
【0002】
【従来の技術】血圧計には各種のものが提案されている
が、カフ内の圧力を所定値まで上昇させた後、その圧力
を徐々に低下させていき、この減圧過程において各人の
血圧値を測定する血圧計がある。そのような血圧計にお
いて、カフ内の圧力を徐々に下げるために使用される流
量コントロール弁として、特開平6−47008号公
報:「流量コントロール弁」がある。この公報記載の流
量コントロール弁は、フロントケースに圧力流入口(気
体流入口)と圧力流出口(気体流出口)を形成し、気体
流入口に対して駆動軸を進退可能に支持し、気体流入口
に相対する駆動軸部分にオリフィスパッキンを取付け、
更に駆動軸に電磁コイルを取付け、電磁コイルの周りに
永久磁石によって励磁されたヨークとプレートを配置
し、駆動軸の前部と後部をフロントダンパーとバックダ
ンパーを介してフレーム部に連結した構造である。
【0003】この流量コントロール弁は、電磁コイルに
電流を流すと、永久磁石と電磁コイルで発生する電磁力
により駆動軸が電磁コイルと一体に移動し、オリフィス
パッキンが気体流入口を閉塞するものであり、電磁コイ
ルが移動することから、ムービングコイル方式と呼ばれ
ている。
【0004】しかしながら、この流量コントロール弁で
は、複雑な部品が多く、組立時に人手を必要とし、自動
組立機での自動組立ができない、という問題がある。ま
た、それにより部品代も高価になり、生産性が良くな
い、という問題もある。
【0005】そこで、そのような問題点を解決するため
に、本願出願人は、図15〔概略断面図(a)、その左
側面図(b)〕に示すような流量コントロール弁を考
え、先願として出願した(特願2000−31920
号)。この流量コントロール弁は、永久磁石が移動する
ムービングマグネット方式のものである。
【0006】図15の流量コントロール弁では、フロン
トキャップ2、フロントケース8及びフレーム蓋10で
ハウジングが構成され、このハウジングは、ノズル状の
内管1が内部に開口する気体流入口1aと、この気体流
入口1aに内部空間により連通する気体流出口1bを有
する。ハウジング内において、作動軸4が流入口1aに
対して進退可能に配置され、作動軸4の移動により流入
口1aを開閉するように流入口1aに相対する作動軸4
の先端4aにオリフィスパッキン3が取付けられてい
る。作動軸4は永久磁石5によって押圧されるようにな
っており、永久磁石5は電磁コイル6を設けたボビン7
の中空部に移動可能に挿通され、電磁コイル6は外部タ
ーミナル11に接続されている。この永久磁石5と電磁
コイル6とで発生する電磁力により作動軸4が図15の
左方向に移動するように構成されている。
【0007】また、作動軸4はダンパ9によりフロント
キャップ2に連結され、ダンパ9により図15の右方向
に付勢されている。オリフィスパッキン3の端面と流入
口1aの開口面は共に平坦面であるが、オリフィスパッ
キン3の端面は、流入口1aの開口面に対して斜めに
(非平行)になっており、例えば3°程度傾斜してい
る。なお、ボビン7の中空部には、永久磁石5のストッ
パとなる壁が有り、永久磁石5の移動をスムーズに行う
ための空気穴7bが形成されている。
【0008】このように構成された流量コントロール弁
を利用して血圧測定をする場合の一例を説明する。但
し、血圧計の概略構成は図13に示し、図13における
徐々排気弁36として上記流量コントロール弁を使用す
る。まず、電磁コイル6に所定値の電流を流して永久磁
石5との作用により電磁力を発生させる。この電磁力に
よって永久磁石5が左方向に移動し、作動軸4が押圧さ
れる。すると、作動軸先端4aのオリフィスパッキン3
が流入口1aに圧接されるので、内管1は完全な閉塞状
態となる。
【0009】次いで、その閉塞状態でポンプを作動させ
てカフに空気を注入してカフを加圧する。その後、カフ
の減圧過程に移行するが、このときは電磁コイル6への
供給電流を徐々に減少させることによって電磁力による
推力を漸次弱めていく。すると、ダンパ9のバネ作用と
オリフィスパッキン3の傾斜反発作用によってオリフィ
スパッキン3が右方向に移動して、流入口1aが徐々に
開放されていき、カフ内の空気が流入口1aから流出口
1bを通じて大気中に微速排気されていくことになる。
そして、この過程において各人の血圧値が計測される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、図15
の流量コントロール弁では、電磁コイル6に生じる電磁
力による推力を利用して流入口1aを閉塞し、ダンパ9
の反発力とオリフィスパッキン3自身が持つ反発力を利
用して流入口1aを開放している。この電磁力による推
力や反発力は永久磁石5や作動軸4を介してオリフィス
パッキン3に伝達されるのであるが、図15の構造で
は、電磁コイル6の発生する電磁力による推力を有効に
利用できず、大きな弁荷重(流入口1aに対するオリフ
ィスパッキン3の圧接力)を必要とする流量コントロー
ル弁ではサイズが大きくなり、また大きな電力を必要と
するという問題が生じていた。
【0011】即ち、図15の流量コントロール弁では、
オリフィスパッキン3を流入口1aに圧接する力がそれ
ほど強くないため、大きな空気圧が加わらない手首用血
圧計ではさほど問題にならないが、腕用血圧計では圧接
力が不十分であり、カフを最高血圧値以上に加圧すると
きに流入口1aを十分に閉塞できない恐れがある。これ
を回避するために、圧接力の大きなものにすると、流量
コントロール弁が大型になり、消費電力も大きくなると
いう問題が生じる。
【0012】また、図15の流量コントロール弁では、
落下等の衝撃により永久磁石5がその脆い性質から欠け
ることが多く、流量の制御特性不良が発生するという問
題も生じていた。
【0013】本発明は、そのような従来の問題点に着目
してなされたもので、簡単な構造でありながら、電磁力
による推力を十分に引き出して有効利用し、小型で消費
電力の少ない、また動作不良の少ない流量コントロール
弁を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者らは過去の文献を調査し、その中から特に
ドイツ国特許第1808900号(出願日:1968年
11月14日)に記載された電磁装置に着眼した。その
ドイツ国特許に記載された電磁装置は、3個の部分巻線
からなるコイルの中空中心に、2個の永久磁石からなる
コアが同軸的に且つ軸線方向に移動可能に配置され、両
外側の巻線の巻回方向が真中の巻線の巻回方向とは逆向
きであり、永久磁石の磁極が互いに逆方向(同極同士が
対向する方向)を向いたものである。
【0015】本発明者らは、その電磁装置で得られるコ
アの推力が大きいことに着目し、これを血圧計等に使用
される流量コントロール弁に適用すべく、試行錯誤を繰
り返し鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
【0016】即ち、本発明の流量コントロール弁は、気
体流入口及びこの気体流入口に内部空間により連通する
気体流出口を有するハウジングと、このハウジング内に
前記気体流入口に対して進退可能に配置された可動部材
と、この可動部材の移動により前記気体流入口を開閉す
るように気体流入口に相対する可動部材部分に介在させ
た開閉部材と、可動部材を移動させるためにハウジング
内に配置された電磁コイル及び永久磁石とを備え、前記
電磁コイルと永久磁石で発生する電磁力により可動部材
を移動させ、開閉部材で気体流入口を開閉することによ
り気体流量を制御するものにおいて、前記電磁コイル及
び永久磁石は、どちらか一方を少なくとも1個、他方を
複数個使用し、複数個の永久磁石を使用する場合、同極
同士を対向させて配置し、複数個の電磁コイルを使用す
る場合、可動部材が各電磁コイルと各永久磁石とによる
電磁力の合成力を移動方向に受けるように、各電磁コイ
ルの巻回方向を設定し、各電磁コイルに流す電流の方向
を変えることにより、各電磁コイルと各永久磁石により
発生する電磁力を合成して可動部材の推力とすることを
特徴とする。
【0017】この流量コントロール弁は、電磁コイル及
び永久磁石のどちらか一方を少なくとも1個、他方を複
数個使用する。例えば、以下の実施形態でも説明するよ
うに、永久磁石2個と電磁コイル3個の組合せ(図1参
照)、永久磁石1個と電磁コイル2個の組合せ(図9参
照)、永久磁石4個と電磁コイル5個の組合せ(図10
参照)、永久磁石2個と電磁コイル1個の組合せ(図1
1参照)があり、これ以外にも適宜組合せればよい。
【0018】複数個の永久磁石を使用する場合は、反発
し合う同極(N極又はS極)同士を対向させて配置す
る。複数個の電磁コイルを使用する場合は、可動部材が
各電磁コイルと各永久磁石とによる電磁力の合成力を移
動方向に受けるように、各電磁コイルの巻回方向を設定
する。具体的には、複数個の電磁コイルを並べるとき、
任意の1個の電磁コイルの巻回方向を右方向とすると、
その隣接の電磁コイルの巻回方向は左方向にする。即
ち、巻回方向が交互に逆向きになるようにし、隣接する
電磁コイルには電流が逆向きに流れるようにする。
【0019】この永久磁石と電磁コイルにより、各電磁
コイルと各永久磁石により発生する電磁力を合成して可
動部材に作用させることが可能となり、永久磁石と電磁
コイルをそれぞれ1個ずつ使用する従来に比べて、可動
部材の移動推力が大幅に大きくなり、可動部材に取付け
られた開閉部材が気体流入口を圧接する力が格段に強く
なる。その結果、従来と同一サイズであれば、可動部材
の推力を大きくすることができ、従来と同じ推力でよい
のなら、サイズを小型化できる。それにより、簡単な構
造でありながら、電磁力による推力を十分に引き出して
有効利用し、小型で消費電力の少ない、また動作不良の
少ない流量コントロール弁を提供できる。
【0020】本発明の流量コントロール弁において、複
数個の永久磁石を使用する場合、永久磁石の同極同士を
対向させるが、同極同士を隣り合わせると、永久磁石は
互いに反発し合い、組立が非常に難しくなる。しかしな
がら、永久磁石と永久磁石との間に磁性体からなるヨー
クを配置すれば、各永久磁石はヨークを吸引し、反発力
がほぼ無くなるため、組立が容易になり、永久磁石の磁
力も有効に利用できることになる。また、永久磁石が1
個の場合でも、永久磁石の片極性側(例えばN極側)に
ヨークを配置するのが好ましい。ヨークは、電磁コイル
の磁束を効率良く集める働きがあり、ヨークを使用する
ことで、電磁力を有効に利用することができる。
【0021】なお、ヨークを永久磁石間に配置する場
合、ヨークとしては永久磁石同士の対向面よりも外側に
突出する端面を有するものであることが望ましい。これ
は、永久磁石同士の対向面と同じ大きさの端面である
と、幾分でも永久磁石が同極同士で反発し合う作用を受
けるからであり、永久磁石同士の対向面よりも外側に突
出する端面とすれば、永久磁石の同極同士を対向させて
配置するのが一層容易となる。
【0022】また、永久磁石とヨークは、可動部材に並
べて取付け、可動部材と一体に移動するようにすれば、
電磁力による推力により移動する可動部材に応じて永久
磁石及びヨークも共に移動する。
【0023】電磁コイルや永久磁石の形状は特定されな
いが、可動部材を円筒状とし、電磁コイル及び永久磁石
を環状とし、円筒状の可動部材の外周面に環状の永久磁
石を並べて取付け、この永久磁石の外側に環状の電磁コ
イルを配置し、可動部材、電磁コイル及び永久磁石が同
心円上に位置するようにすれば、可動部材、電磁コイル
及び永久磁石の3つの部品の組立が容易となる上に、電
磁力をより効率良く利用でき、可動部材の推力を最大限
に引き出すことができる。
【0024】可動部材は電磁コイルと永久磁石との電磁
力により移動するが、その可動部材の移動範囲は、前方
は開閉部材が流入口に当接するまでで、後方は例えばハ
ウジングに設けられたストッパに可動部材が当たるまで
である。この可動部材に永久磁石を一体に取付ける場
合、可動部材の移動が停止するとき、及びハウジングを
落下させたときなどには、永久磁石に強い衝撃が加わる
ことになる。永久磁石は脆い性質を持っているため、そ
のままでは強い衝撃により欠けたり割れたりするなどの
不具合が生じる恐れがある。そこで、並べて取付けられ
た永久磁石のうち、両端に位置する永久磁石の端面に対
向して弾性体を配置すれば、弾性体により衝撃が吸収さ
れ、永久磁石の欠け等の現象が発生しなくなる。
【0025】更に弾性体を使用する場合、端面が平坦な
ものをそのまま用いてもよいが、実際には弾性体自身や
両弾性体間に位置する部品に寸法バラツキがあり、弾性
体を用いても隙間が生じる(部品ががたつく)ことがあ
り、衝撃をうまく吸収できないことがある。これを防ぐ
ために、弾性体の一端面又は両端面に易変形性の突起を
設けることとする。突起の突出量は、弾性体自身や両弾
性体間に位置する部品の寸法バラツキの総和よりも大き
く設定しておけば、部品寸法がバラツキ範囲内にあれ
ば、突起が変形して部品のがたつきを無くすことができ
る。なお、突起は、変形時に発生する圧力がバランスよ
く分散される形状であれば、端面で連続していても、分
散していてもよい。いずれにしても、弾性体自身や両弾
性体間に位置する部品の寸法バラツキを突起の変形によ
り吸収することができればよい。
【0026】一方、可動部材は電磁力により移動する
が、電磁コイルへの電流印加による応答性が良好である
のが好ましい。つまり、電磁コイルに電流を流したとき
に可動部材が素早く移動し、開閉部材が直ちに気体流入
口を塞ぐようにする。これを実現するには、可動部材が
気体流入口を開閉する方向にのみ移動するように可動部
材を案内する固定軸を設ければよい。こうすることで、
可動部材が固定軸に沿って気体流入口に向かって一直線
に移動することになり、無駄な動きやがたつきが無くな
り、血圧計への適用では、微細且つ連続的な排気流量の
制御が可能となり、動作の再現性も非常に良くなる。
【0027】その固定軸としては、永久磁石に影響を受
けないか、若しくは受け難い材料からなれば特に限定さ
れないが、例えば非磁性の金属、樹脂、ガラスが該当す
る。また、固定軸の断面形状は、可動部材を移動可能に
支持すればよいのであるから、真円、楕円、多角形等、
規定はなく任意である。更に、固定軸の本数は、1本で
可動部材を支持してもよいし、複数本で支持してもよ
い。
【0028】しかしながら、可動部材を中空とし、固定
軸を可動部材の中空部に挿通することにより、可動部材
と固定軸をスペースの無駄無く効率良く配置できるだけ
でなく、固定軸による可動部材の案内部を長く構成で
き、構造も簡単になる。なお、可動部材と固定軸の取付
方法は、特に限定されないが、例えば可動部以外の樹脂
部へのインサート成形、止め輪(例えばEリング、クリ
ップ止め輪)による固定、ネジによる固定等により連結
すればよい。
【0029】更に、固定軸を電磁コイルと一体に形成す
ることにより、前記したように可動部材、電磁コイル及
び永久磁石を横断面リング形とする場合に、固定軸も含
めた4つの部品を効率良く配置できる。勿論、電磁力を
有効に利用できる。
【0030】他方、可動部材の中空部に固定軸を挿通す
る形態の場合、可動部材の中空部とハウジングの内部空
間を連通する空気穴を可動部材に設けるのが好ましい。
これは、可動部材が固定軸から抜き出る方向(可動部材
が気体流入口に向かう方向)に移動するとき、可動部材
の中空部が固定軸により塞がれた状態に近くなり、中空
部に負圧が生じ、可動部材の移動に対して逆向きの力が
発生し、反対に可動部材が固定軸を受容する方向(可動
部材が気体流入口から離れる方向)に移動するとき、可
動部材の中空部の空気が固定軸により圧縮され、同様に
可動部材の移動に対して逆向きの力が発生するからであ
る。
【0031】従って、可動部材に空気穴を設けること
で、中空部の空気が膨張や圧縮等の現象に影響されない
ため、可動部材は空気抵抗を受けることなくスムーズに
移動することができる。
【0032】以上のように、本発明の流量コントロール
弁は、簡単な構造でありながら、電磁力による推力を十
分に引き出して有効利用し、小型で消費電力の少ない、
また動作不良の少ないものとすることができるから、こ
の流量コントロール弁は、例えば血圧計における空気の
排気手段として採用すれば最適な適用形態となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。
【0034】その一実施形態に係る流量コントロール弁
を図1〔概略断面図(a)及び左側面図(b)〕に示
す。但し、図15に示すものと同じ要素には同一符号を
付してある。
【0035】この実施形態の流量コントロール弁は、2
個の永久磁石5a,5bと、3個の電磁コイル6a,6
b,6cを使用するもので、前記フロントキャップに相
当するフレームケース2及びボビン7の後部でハウジン
グが構成され、このハウジング(フレームケース2)
は、ノズル状の内管1が内部に開口する気体流入口1a
と、この気体流入口1aに内部空間により連通する複数
(ここでは3つ)の気体流出口1bを有する。
【0036】このハウジング内において、図2に示すよ
うな中空の作動軸(可動部材)4が流入口1aに対して
進退可能に配置され、当該作動軸4の移動により流入口
1aを開閉するように流入口1aに相対する作動軸先端
にオリフィスパッキン(開閉部材)3が取付けられてい
る。図8に部分拡大断面図〔開放状態図(a)及び閉塞
状態図(b)〕で示すように、オリフィスパッキン3の
端面と流入口1aの開口面は共に平坦面であるが、オリ
フィスパッキン3の端面は、流入口1aの開口面に対し
て斜めに(非平行)になっており、例えば3°程度傾斜
している。
【0037】図2において、作動軸4は、その中空部4
dとハウジングの内部空間を連通する空気穴4bを有す
る。この作動軸4の中空部4dには非磁性体の固定軸1
2が挿通され、固定軸12はボビン7に一体に固定され
ている。作動軸4の外周には、永久磁石5a,5b、ヨ
ーク22a及び弾性体21a,21bが止め輪24で固
定されている。従って、作動軸4は、永久磁石5a,5
bとヨーク22a等と一体に移動し、オリフィスパッキ
ン3が流入口1aに当たって流入口1aを完全に閉塞す
るまでと、作動軸4の後端部がボビン7に設けられたス
トッパ7eに当たるまでの範囲で移動可能であり、固定
軸12に沿って直線的に移動する。
【0038】永久磁石5a,5bは、図3に示すよう
に、同極(ここではN極)同士が対向するように間にヨ
ーク22aを挟んで隣接配置されている。つまり、ここ
では、永久磁石5aの極性は図1の左側をS極、右側を
N極とし、永久磁石5bの極性は左側をN極、右側をS
極とする。この永久磁石5a,5bの間に位置するヨー
ク22aは、永久磁石5a,5bの各々のN極により励
磁されている。この場合、ヨーク22aの両端面は、永
久磁石5a,5bの対向面(N極面)よりも外側に突出
している。即ち、ここでは、永久磁石5a,5bが円柱
状で、ヨーク22aが円板状であるから、ヨーク22a
の外径が永久磁石5a,5bの外径よりも大きく設定さ
れ、ヨーク22aの周囲部分が永久磁石5a,5bから
食み出すように配置されている。こうすることで、永久
磁石5a,5bの同極同士を対向させて配置するのが、
両者同径の場合よりも一層容易となる。
【0039】ヨーク22aの外径と永久磁石5a,5b
の外径との関係は、永久磁石の外径をφAとすると、ヨ
ークの外径はφA+0.2mmに設定される。具体的に
は、永久磁石の外径φAが7.8mm又は8.8mmの
ときは、ヨークの外径はそれぞれ8.0mm又は9.0
mmとなる。両者の外径差が+0.2mm以上であれ
ば、永久磁石をヨークに接着により固定する必要がなく
なり、組立性が向上する。
【0040】また、永久磁石5a,5bをヨーク22a
を挟んで隣接配置すること〔図4の(c)〕で、永久磁
石5a,5bを単に対向させて配置する場合〔図4の
(a)〕や、更には永久磁石5a,5bの間にヨーク2
2aを離して配置する場合〔図4の(b)〕よりも、永
久磁石5a,5bの磁力を最も有効に利用することがで
きる。
【0041】永久磁石5aの端面に対向して配置された
弾性体21aは、ここでは作動軸4と永久磁石5aとで
挟持され、永久磁石5bの端面に対向して配置された弾
性体21bは、ここでは止め輪24と永久磁石5bとで
挟持されている。
【0042】永久磁石5a,5bの周囲にはボビン7が
配置され、ボビン7には3個の電磁コイル6a,6b,
6cが設けられている。ここでは、電磁コイル6bがや
や長めに設定されている。各電磁コイル6a,6b,6
cにおいては、作動軸4が各電磁コイル6a,6b,6
cと各永久磁石5a,5bとによる電磁力の合成力を移
動方向に受けるように、巻回方向が設定されている。具
体的には、ここでは真中の電磁コイル6bの巻回方向は
右回転で、両側の電磁コイル6a,6cの巻回方向は左
回転で、それぞれボビン7に設けられ、巻回方向が交互
に逆向きになっている。つまり、電磁コイル6bに隣接
する電磁コイル6a,6cには、電磁コイル6bとは電
流が逆向きに流れる。なお、電磁コイル6a,6b,6
cは外部ターミナル11に接続されている。
【0043】また、真中の電磁コイル6bの中央部40
に対して、永久磁石5a,5bはほぼ左右均等に配置さ
れている。3個の電磁コイル6a,6b,6cの周囲に
はヨーク23が設けられ、円筒状のヨーク23の内側に
電磁コイル6a,6b,6c、永久磁石5a,5b、作
動軸4及び固定軸12が位置する様態である。更に作動
軸4はダンパ9によりフレームケース2に連結され、ダ
ンパ9のバネ作用により図1の(a)の右方向に付勢さ
れている。
【0044】永久磁石5a,5bの各々の端面に接して
配置された弾性体21a,21bは、平坦な端面を有す
るものでもよいが、図5に示すように一端面又は両端面
に易変形性の突起を有するものが好ましい。図5の
(a)の弾性体21cは、一端面に1つの環状突起46
aを有し、図5の(b)の弾性体21dは、両端面にそ
れぞれ6個の突起46b,46cを有し、図5の(c)
の弾性体21eは、一端面に4個のやや長めの突起46
dを有し、他端面に大小それぞれ4個の突起46eを有
する。なお、各弾性体21(c〜e)の中央には、作動
軸4を挿通するための穴45が形成されている。
【0045】このような弾性体21(a〜e)を用いれ
ば、作動軸4が図1の(a)の左方向に移動して、オリ
フィスパッキン3が流入口1aに当接したときや、右方
向に移動して、作動軸4がボビン7のストッパ7eに当
接したときに受ける衝撃や、この流量コントロール弁を
落としたときに受ける衝撃を弾性体21(a〜e)で吸
収することができ、永久磁石5a,5bの欠けや割れ等
の不具合を防ぐことができる。
【0046】特に、易変形性の突起46(a〜e)を有
する弾性体21(c〜e)であれば、弾性体自身の寸法
バラツキや、両弾性体の間に位置する永久磁石5a,5
b及びヨーク22aの寸法バラツキにより生じる隙間に
相当する分だけ、突起46(a〜e)が変形して実質的
に隙間を埋めるので、それらの部品のがたつきを無くす
ことができる。
【0047】このように構成された流量コントロール弁
では、固定軸12が丸棒状で、作動軸4が円筒状で、永
久磁石5a,5b、ヨーク22a、弾性体21a,21
b及び電磁コイル6a,6b,6cが環状であり、それ
らの部品が同心円上に位置しているため、組立が容易と
なる上に、永久磁石5a,5bと電磁コイル6a,6
b,6cによる電磁力をより効率良く利用でき、作動軸
4の推力を最大限に引き出すことができる。勿論、固定
軸12は非磁性体であるから、電磁力に影響を与えるこ
とはない。
【0048】次に、上記のように構成された流量コント
ロール弁の動作について、図6及び図7を参照して説明
する。まず、外部ターミナル11より電磁コイル6a,
6b,6cに所定値の電流を流すことによって、各電磁
コイル6a,6b,6cと各永久磁石5a,5bとによ
り電磁力を発生させ、それぞれ矢印方向の推力30(a
〜d)を永久磁石5a,5bに作用させる。
【0049】図6の(a)は永久磁石5aと電磁コイル
6bとによる電磁力で発生する推力30aを示し、図6
の(b)は永久磁石5bと電磁コイル6bとによる電磁
力で発生する推力30bを示し、図6の(c)は永久磁
石5aと電磁コイル6aとによる電磁力で発生する推力
30cを示す。また、図7の(d)は永久磁石5bと電
磁コイル6cとによる電磁力で発生する推力30dを示
す。つまり、永久磁石5aは、電磁コイル6a,6bに
より作用する電磁力による推力30a,30cを受け、
永久磁石5bは、電磁コイル6b,6cにより作用する
電磁力による推力30b,30dを受ける。
【0050】これら各図に示すように、永久磁石5a,
5bと電磁コイル6a,6b,6cとの磁極の反発及び
吸引作用を利用して、永久磁石5a,5bに共に左方向
の推力を作用させる。これらの各推力30(a〜d)が
合成されて1つの大きな推力30となることで〔図7の
(e)〕、永久磁石5a,5bが取付けられた作動軸4
は、ダンパ9の反発力に打ち勝って左方向に力強く移動
し、オリフィスパッキン3が気体流入口1aに当接し
〔図8の(b)参照〕、内管1が完全な閉塞状態にな
る。
【0051】このように作動軸4に作用する推力30
は、各永久磁石5a,5bに作用する推力の合成力であ
るため、小さな永久磁石でも電磁力による強力な推力を
得ることができる。
【0052】内管1の閉塞状態後に、電磁コイル6a,
6b,6cへの供給電流を少しずつ減少させると、この
電流に応じて電磁力が漸次弱まるので、永久磁石5a,
5bが受ける推力が低下し、作動軸4は、ダンパ9の弾
性力とオリフィスパッキン3の傾斜反発作用によって徐
々に右方向に移動し、オリフィスパッキン3が流入口1
aからゆっくりと離れ、結果として流入口1aは微細且
つ連続的に開放されていき、やがて完全な開放状態とな
る〔図8の(a)参照〕。
【0053】また、作動軸4の移動時には、作動軸4が
固定軸12に沿って案内されつつ流入口1aに対して一
直線に移動するので、永久磁石5a,5bやヨーク22
a等が取付けられた作動軸4の無駄な動きやがたつきが
無くなり、後記のような血圧計への適用では、微細且つ
連続的な排気流量の制御が可能となり、動作の再現性も
非常に良くなる。
【0054】しかも、作動軸4は中空部4dに連通する
空気穴4bを有するので、作動軸4が左方向に移動する
ときは、空気穴4bを通じて中空部4dに空気が入り、
中空部4dが負圧にならず、作動軸4に逆向きの力は加
わらない。反対に、作動軸4が右方向に移動するとき
は、空気穴4bから中空部4dの空気が逃げ、作動軸4
に逆向きの力は加わらない。この結果、中空部4dの空
気が膨張や圧縮等の現象に影響されないため、作動軸4
は空気抵抗を受けることなくスムーズに移動できる。
【0055】別実施形態に係る流量コントロール弁を図
9〔概略断面図(a)及び永久磁石と電磁コイルとの作
用図(b)〕に示す。但し、上記実施形態と同じ要素に
は同一符号を付し、重複説明は省略する。この流量コン
トロール弁は、1個の永久磁石5aと2個の電磁コイル
6a,6bを使用するものである。ここでは、永久磁石
5aが1個であるが、永久磁石5aの後端面(N極側)
にはヨーク22aが配置されている。電磁コイル6bは
電磁コイル6aより長く、電磁コイル6bの中央部40
よりも左側に永久磁石5aが位置する。
【0056】この流量コントロール弁でも、上記と同様
の作用効果が得られる。即ち、電磁コイル6a,6bに
電流を流すと、永久磁石5aは電磁コイル6a,6bに
作用する電磁力による推力30を受け、作動軸4が左方
向に移動し、流入口1aがオリフィスパッキン3により
閉塞される。
【0057】更に別実施形態に係る流量コントロール弁
を図10〔概略断面図(a)及び永久磁石と電磁コイル
との作用図(b)〕に示す。この流量コントロール弁
は、4個の永久磁石5a,5b,5c,5dと5個の電
磁コイル6a,6b,6c,6d,6eを使用するもの
で、各永久磁石5a,5b,5c,5dの間にそれぞれ
ヨーク22a,22b,22cが配置されている。電磁
コイル6b,6dは、それ以外のものより長く、電磁コ
イル6bの中央部40よりも左側に永久磁石5aが位置
し、右側に残りの永久磁石5b,5c,5dが位置す
る。
【0058】この流量コントロール弁も、電磁コイル6
a,6b,6c,6d,6eに電流を流せば、同様に作
動軸4は電磁力による左方向への推力30を受けて移動
する。
【0059】更に別実施形態に係る流量コントロール弁
を図11〔概略断面図(a)及び永久磁石と電磁コイル
との作用図(b)〕に示す。この流量コントロール弁
は、2個の永久磁石5a,5bと1個の電磁コイル6a
を使用するものである。ここでは、永久磁石5a,5b
は長めに設定されており、これに応じて電磁コイル6a
も長くなっており、電磁コイル6aの中央部40にヨー
ク22aが丁度位置し、中央部40を挟んで永久磁石5
a,5bが対称に位置する。
【0060】この流量コントロール弁でも、電磁コイル
6aに電流を流すことで、作動軸4が電磁力による左方
向への推力30を受けて移動する。
【0061】これらの実施形態の流量コントロール弁
は、永久磁石と電磁コイルをそれぞれ1個ずつ使用する
従来のものに比べて、気体流入口1aに対する圧接力が
強いことを図12に示す。図12は、電磁コイル1個及
び永久磁石1個の従来のもの、電磁コイル1個及び永久
磁石2個の図11に示す実施形態のもの、電磁コイル2
個及び永久磁石1個の図9に示す実施形態のもの、並び
に電磁コイル3個及び永久磁石2個の図1に示す実施形
態のものの各々で得られる弁荷重(gf)をグラフで示
した図である。弁荷重は、オリフィスパッキン3の中央
部が気体流入口1aを圧接する力であり、同電流及び同
一デューティ比で測定した。これより明らかなように、
従来に比べて、実施形態の方が弁荷重が増大しているこ
とが明瞭であり、電磁コイル及び永久磁石の個数が増え
れば、弁荷重がより一層大きくなることが分かる。
【0062】次に、上記実施形態のような流量コントロ
ール弁を血圧計に適用した例について説明する。図13
は、その血圧計の概略構成を示すブロック図であり、こ
のブロック図において、徐々排気弁36として上記流量
コントロール弁を使用する。CPU31は、この血圧計
全体の制御等を行う。ポンプ駆動回路32は、CPU3
1の指令に従ってポンプ33を駆動する。ポンプ33
は、ポンプ駆動回路32により駆動され、チューブ37
を介してカフ38に空気を供給する。圧力センサ34
は、カフ38に供給されている空気の圧力を検出する。
徐々排気弁制御回路35は、CPU31の指令に従って
徐々排気弁36を制御する。徐々排気弁36は、徐々排
気弁制御回路35により開閉制御され、チューブ37内
の空気圧を調節する。カフ38にはチューブ37を介し
てポンプ33から空気が供給される。徐々排気弁36と
しての上記流量コントロール弁は、チューブ37が内管
1の外側に嵌め込まれることで、空気流路系に接続され
る。
【0063】このように構成された血圧計の動作につい
て図14のタイミング図を参照しながら説明する。な
お、図14において、下段の弁荷重はオリフィスパッキ
ン3の中央部が気体流入口1aを圧接する力であり、中
段のデューティ比は外部ターミナル11を介して電磁コ
イル6a,6b,6c〔図1の(a)参照〕に印加され
るパルス電圧のデューティ比であり、上段の弁作用は徐
々排気弁36の作用である。これら3つの特性の横軸
(時間軸)は共通である。
【0064】まず、時刻T0において、図示されていな
い電源スイッチ(S/W)がONになると、ポンプ駆動
回路32はCPU31の指令に従ってポンプ33を駆動
し、カフ38への空気の供給を開始する。同時に、徐々
排気弁制御回路35はCPU31の指令に従って徐々排
気弁36を制御し、例えば周波数が31.25kHz、
デューティ比が60%のパルス電圧を印加する。この周
波数とデューティ比を有するパルス電圧の印加は時刻T
1まで継続される。これによって、図1のオリフィスパ
ッキン3がそのパルス電圧の平均レベルに応じた圧接力
で気体流入口1aを塞ぎ続け、弁荷重は、時間が時刻T
0から時刻T1まで経過するに従って、例えば25gf
から30gf程度まで増加する。この間、徐々排気弁3
6は完全にクローズ状態(図14の上段の完全クローズ
1)であり、カフ38に対して急速に空気が圧送される
(図14の上段の急速空気圧送1)。また、ポンプ33
の駆動は時刻T2まで継続される。
【0065】時刻T1になると、パルス電圧のデューテ
ィ比を漸増し、時刻T2においてデューティ比が約90
%になるようにする。これによって、弁荷重は例えば3
0gfから45gf程度まで徐々に増加する。この間
も、徐々排気弁36は完全にクローズ状態(図14の上
段の完全クローズ2)であり、カフ38に対して急速に
空気が圧送される(図14の上段の急速空気圧送2)。
この時刻T0から時刻T2までがカフ38へ空気を圧送
する期間となる(図14の上段のカフへの空気圧送)。
【0066】時刻T2になると、CPU31の指令によ
りポンプ33が停止する。同時に、前記パルス電圧のデ
ューティ比を約40%まで一気に低下させ、以後、デュ
ーティ比は時刻T3まで徐々に低下し、時刻T3で約1
0%になる。この時、弁荷重も例えば時刻T2で45g
fから20gf程度まで一気に低下し、時刻T2から時
刻T3までで20gfから5gf程度まで徐々に低下す
る。この間、徐々排気弁36は流量制御状態(図14の
上段の流量制御範囲)であり、カフ38から定速で空気
が排気され(図14の上段の定速排気)、その過程で血
圧の測定が行われる(図14の上段の血圧測定)。
【0067】時刻T3になると、CPU31の指令によ
り、前記パルス電圧のデューティ比を0%まで一気に低
下させる。この時、オリフィスパッキン3が気体流入口
1aから完全に離れるため、徐々排気弁36は完全なオ
ープン状態となり、カフ38から空気が急速に排気され
る(図14の上段の完全オープン、急速排気)。
【0068】なお、上記各実施形態に示した流量コント
ロール弁は一例であり、それらに限定されないことはい
うまでもない。例えば、図1、図9、図10及び図11
に示す流量コントロール弁において、永久磁石を極性を
反対向きにして配置し、電磁コイルに流す電流を逆向き
にしても全く同等の作用効果が得られる。また、上記流
量コントロール弁では、気体流入口1aをオリフィスパ
ッキン3の圧接により開閉する形態であるが、気体流入
口1aにテーパ状のパッキンを挿入する形態でもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流量コン
トロール弁によれば、永久磁石と電磁コイルにより、各
電磁コイルと各永久磁石により発生する電磁力を合成し
て可動部材に作用させることが可能となり、永久磁石と
電磁コイルをそれぞれ1個ずつ使用する従来に比べて、
可動部材の移動推力が大幅に大きくなり、可動部材に取
付けられた開閉部材が気体流入口を圧接する力が格段に
強くなる。その結果、従来と同一サイズであれば、可動
部材の推力を大きくすることができ、従来と同じ推力で
よいのなら、サイズを小型化できる。それにより、簡単
な構造でありながら、電磁力による推力を十分に引き出
して有効利用し、小型で消費電力の少ない、また動作不
良の少ない流量コントロール弁を提供できる。
【0070】また、そのような流量コントロール弁を空
気の排気手段として備える血圧計では、排気動作特性が
向上し、小型で低消費電力となる。
【0071】一方、可動部材が気体流入口を開閉する方
向にのみ移動するように可動部材を案内する固定軸を設
けることにより、可動部材が固定軸に沿って気体流入口
に向かって一直線に移動することになり、無駄な動きや
がたつきが無くなり、血圧計への適用では、微細且つ連
続的な排気流量の制御が可能となり、動作の再現性も非
常に良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る流量コントロール弁の概略断
面図(a)、及びその左側面図(b)である。
【図2】同流量コントロール弁における作動軸の平面図
(a)、及び一部破断断面図(b)である。
【図3】同流量コントロール弁における永久磁石とヨー
クとの配置形態を説明する図である。
【図4】2個の永久磁石を同極同士を対向させて配置し
た場合の磁力線分布図(a)、その永久磁石間にヨーク
を配置した場合の磁力線分布図(b)、及びヨークを永
久磁石で挟持した場合の磁力線分布図(c)である。
【図5】同流量コントロール弁における弾性体の各種形
態を示す図である。
【図6】同流量コントロール弁において、左側の永久磁
石と真中の電磁コイルに作用する電磁力による推力を示
す作用図(a)、右側の永久磁石と真中の電磁コイルに
作用する電磁力による推力を示す作用図(b)、及び左
側の永久磁石と左側の電磁コイルに作用する電磁力によ
る推力を示す作用図(c)である。
【図7】同流量コントロール弁において、右側の永久磁
石と右側の電磁コイルに作用する電磁力による推力を示
す作用図(d)、及び2個の永久磁石と3個の電磁コイ
ルに全体作用する電磁力による合成推力を示す作用図
(e)である。
【図8】同流量コントロール弁において、オリフィスパ
ッキンが気体流入口を完全に開放した状態を示す部分拡
大断面図(a)、及びオリフィスパッキンが気体流入口
を完全に閉塞した状態を示す部分拡大断面図(b)であ
る。
【図9】別実施形態に係る流量コントロール弁の概略断
面図(a)、及び1個の永久磁石と2個の電磁コイルに
全体作用する電磁力による合成推力を示す作用図(b)
である。
【図10】更に別実施形態に係る流量コントロール弁の
概略断面図(a)、及び4個の永久磁石と5個の電磁コ
イルに全体作用する電磁力による合成推力を示す作用図
(b)である。
【図11】更に別実施形態に係る流量コントロール弁の
概略断面図(a)、及び2個の永久磁石と1個の電磁コ
イルに全体作用する電磁力による合成推力を示す作用図
(b)である。
【図12】図1、図9、図11に示す流量コントロール
弁及び従来の流量コントロール弁でそれぞれ得られる弁
荷重をグラフで示す図である。
【図13】実施形態の流量コントロール弁を備えた血圧
計の概略構成を示すブロック図である。
【図14】図13の構成を備える血圧計の動作を示すタ
イミング図である。
【図15】従来例に係る流量コントロール弁の概略断面
図(a)、及びその左側面図(b)である。
【符号の説明】
1 内管 1a 気体流入口 1b 気体流出口 2 フレームケース 3 オリフィスパッキン(開閉部材) 4 作動軸(可動部材) 4b 空気穴 4d 中空部 5(a〜d) 永久磁石 6(a〜e) 電磁コイル 7 ボビン 12 固定軸 21(a〜e) 弾性体 22(a〜c) ヨーク 30(a〜d) 推力(電磁力) 46(a〜e) 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DA05 DA13 DA25 DA26 DB02 DB14 DB18 DB22 DB23 DB32 DC02 DC17 DD03 EE22 EE34 FA08 GA08 GA11 GA15 HH02 KK01 KK31 4C017 AA08 AD01 DD11 DE06 EE01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体流入口及びこの気体流入口に内部空間
    により連通する気体流出口を有するハウジングと、この
    ハウジング内に前記気体流入口に対して進退可能に配置
    された可動部材と、この可動部材の移動により前記気体
    流入口を開閉するように気体流入口に相対する可動部材
    部分に介在させた開閉部材と、可動部材を移動させるた
    めにハウジング内に配置された電磁コイル及び永久磁石
    とを備え、前記電磁コイルと永久磁石で発生する電磁力
    により可動部材を移動させ、開閉部材で気体流入口を開
    閉することにより気体流量を制御する流量コントロール
    弁において、 前記電磁コイル及び永久磁石は、どちらか一方を少なく
    とも1個、他方を複数個使用し、複数個の永久磁石を使
    用する場合、同極同士を対向させて配置し、複数個の電
    磁コイルを使用する場合、可動部材が各電磁コイルと各
    永久磁石とによる電磁力の合成力を移動方向に受けるよ
    うに、各電磁コイルの巻回方向を設定し、各電磁コイル
    に流す電流の方向を変えることにより、各電磁コイルと
    各永久磁石により発生する電磁力を合成して可動部材の
    推力とすることを特徴とする流量コントロール弁。
  2. 【請求項2】複数個の永久磁石を使用する場合、永久磁
    石と永久磁石との間に磁性体からなるヨークを配置する
    ことを特徴とする請求項1記載の流量コントロール弁。
  3. 【請求項3】前記ヨークは、永久磁石同士の対向面より
    も外側に突出する端面を有することを特徴とする請求項
    2記載の流量コントロール弁。
  4. 【請求項4】前記永久磁石とヨークは、可動部材に並べ
    て取付けられ、可動部材と一体に移動することを特徴と
    する請求項2又は請求項3記載の流量コントロール弁。
  5. 【請求項5】前記可動部材は円筒状であり、前記電磁コ
    イル及び永久磁石は環状であり、円筒状の可動部材の外
    周面に環状の永久磁石が並べて取付けられ、この永久磁
    石の外側に環状の電磁コイルが配置され、可動部材、電
    磁コイル及び永久磁石が同心円上に位置することを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載
    の流量コントロール弁。
  6. 【請求項6】前記並べて取付けられた永久磁石のうち、
    両端に位置する永久磁石の端面に対向して弾性体を配置
    したことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の流量
    コントロール弁。
  7. 【請求項7】前記弾性体は、その一端面又は両端面に易
    変形性の突起を有することを特徴とする請求項6記載の
    流量コントロール弁。
  8. 【請求項8】前記可動部材が気体流入口を開閉する方向
    にのみ移動するように可動部材を案内する固定軸を設け
    たことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の流量コ
    ントロール弁。
  9. 【請求項9】前記可動部材は中空であり、前記固定軸は
    可動部材の中空部に挿通されていることを特徴とする請
    求項8記載の流量コントロール弁。
  10. 【請求項10】前記固定軸は電磁コイルと一体に形成さ
    れていることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の
    流量コントロール弁。
  11. 【請求項11】前記可動部材は、その中空部とハウジン
    グの内部空間を連通する空気穴を有することを特徴とす
    る請求項9又は請求項10記載の流量コントロール弁。
  12. 【請求項12】請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項10又は請求項11記載の流量コントロール
    弁を空気の排気手段として備えることを特徴とする血圧
    計。
  13. 【請求項13】気体流入口及びこの気体流入口に内部空
    間により連通する気体流出口を有するハウジングと、こ
    のハウジング内に前記気体流入口に対して進退可能に配
    置された可動部材と、この可動部材の移動により前記気
    体流入口を開閉するように気体流入口に相対する可動部
    材部分に介在させた開閉部材と、可動部材を移動させる
    ためにハウジング内に配置された電磁コイル及び永久磁
    石とを備え、前記電磁コイルと永久磁石で発生する電磁
    力により可動部材を移動させ、開閉部材で気体流入口を
    開閉することにより気体流量を制御する流量コントロー
    ル弁において、 前記可動部材が気体流入口を開閉する方向にのみ移動す
    るように可動部材を案内する固定軸を設けたことを特徴
    とする流量コントロール弁。
  14. 【請求項14】前記可動部材は中空であり、前記固定軸
    は可動部材の中空部に挿通されていることを特徴とする
    請求項13記載の流量コントロール弁。
  15. 【請求項15】前記固定軸は電磁コイルと一体に形成さ
    れていることを特徴とする請求項13又は請求項14記
    載の流量コントロール弁。
  16. 【請求項16】前記可動部材は、その中空部とハウジン
    グの内部空間を連通する空気穴を有することを特徴とす
    る請求項14又は請求項15記載の流量コントロール
    弁。
  17. 【請求項17】請求項13、請求項14、請求項15又
    は請求項16記載の流量コントロール弁を空気の排気手
    段として備えることを特徴とする血圧計。
JP2000187079A 2000-06-22 2000-06-22 流量コントロール弁及び血圧計 Expired - Lifetime JP3591429B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000187079A JP3591429B2 (ja) 2000-06-22 2000-06-22 流量コントロール弁及び血圧計
PCT/JP2001/005290 WO2001098696A1 (fr) 2000-06-22 2001-06-20 Soupape de reglage de flux et tensiometre
US10/312,146 US6983923B2 (en) 2000-06-22 2001-06-20 Flow control valve
EP01941138A EP1298371B1 (en) 2000-06-22 2001-06-20 Flow control valve and sphygmomanometer
DE60133283T DE60133283T2 (de) 2000-06-22 2001-06-20 Durchflussregelventil und sphygmomanometer
CN01810799.0A CN1224790C (zh) 2000-06-22 2001-06-20 流量控制阀与血压计
TW090115076A TW503096B (en) 2000-06-22 2001-06-21 Flow-rate control valve and blood-pressure meter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000187079A JP3591429B2 (ja) 2000-06-22 2000-06-22 流量コントロール弁及び血圧計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002005330A true JP2002005330A (ja) 2002-01-09
JP3591429B2 JP3591429B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=18687125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000187079A Expired - Lifetime JP3591429B2 (ja) 2000-06-22 2000-06-22 流量コントロール弁及び血圧計

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6983923B2 (ja)
EP (1) EP1298371B1 (ja)
JP (1) JP3591429B2 (ja)
CN (1) CN1224790C (ja)
DE (1) DE60133283T2 (ja)
TW (1) TW503096B (ja)
WO (1) WO2001098696A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239430A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Rossmax Internatl Ltd リニアオシレート加圧式電子血圧計
WO2012141064A1 (ja) * 2011-04-11 2012-10-18 オムロンヘルスケア株式会社 流量制御弁およびこれを備えた血圧情報測定装置

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070241298A1 (en) 2000-02-29 2007-10-18 Kay Herbert Electromagnetic apparatus and method for controlling fluid flow
US20040032319A1 (en) 2002-08-17 2004-02-19 Kye-Hyun Kyung Devices and methods for controlling active termination resistors in a memory system
WO2004113714A1 (en) * 2003-06-20 2004-12-29 Siemens Vdo Automotive Inc. Purge valve including a dual coil annular permanent magnet linear actuator
EP1514511B1 (en) * 2003-09-10 2008-05-21 Rossmax International LTD. Air pressure adjusting device
DE102004034480A1 (de) * 2004-07-15 2006-02-09 Microcuff Gmbh Ventil zur Fülldruckregelung bei Niedrigdruck-Ballonkathetern
KR100578086B1 (ko) 2004-09-24 2006-05-10 엘지전자 주식회사 유량 제어용 자기 부상 전자기력 구동 밸브
US7537437B2 (en) * 2004-11-30 2009-05-26 Nidec Sankyo Corporation Linear actuator, and valve device and pump device using the same
US20070200077A1 (en) * 2006-02-27 2007-08-30 Rossmax International Ltd. Exhausting and decompressing device of sphygmomanometer
US8465266B2 (en) * 2007-10-12 2013-06-18 United Technologies Corp. Vacuum pressure systems
GB0809542D0 (en) * 2007-10-30 2008-07-02 Sheppard & Charnley Ltd A solenoid
US20110156501A1 (en) * 2007-12-11 2011-06-30 Industrial Technology Research Institute Reciprocating power generating module
US7525229B1 (en) * 2007-12-12 2009-04-28 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Hysteresis-start permanent magnet motor
ATE509222T1 (de) * 2008-02-06 2011-05-15 Festo Ag & Co Kg Ventil
DE102008000534A1 (de) * 2008-03-06 2009-09-10 Zf Friedrichshafen Ag Elektromagnetische Stellvorrichtung
JP5169644B2 (ja) * 2008-09-02 2013-03-27 オムロンヘルスケア株式会社 血圧測定装置
US8196723B1 (en) 2008-11-14 2012-06-12 Robust Systems Solutions, LLC Pneumatic damper
US8702133B2 (en) * 2008-12-02 2014-04-22 Utc Fire & Security Corporation Bi-stable actuator for electronic lock
CN102667280B (zh) * 2009-09-18 2016-05-18 弗路德自动控制系统有限公司 多线圈电磁阀
US8579250B1 (en) * 2010-06-16 2013-11-12 Daniel Theobald High precision energy efficient valve
US8540209B2 (en) * 2010-09-15 2013-09-24 University of Pittsburgh—of the Commonwealth System of Higher Education Active combustion flow modulation valve
CN101968137A (zh) * 2010-09-27 2011-02-09 沈阳化工大学 一种车载高压储氢瓶用电磁阀
CN102052507A (zh) * 2010-10-12 2011-05-11 沈阳化工大学 一种廉价的车载高压储氢瓶用电磁阀
CN102052506A (zh) * 2010-10-12 2011-05-11 沈阳化工大学 车载高压储氢瓶用电磁阀
DE102011006071A1 (de) * 2011-03-24 2012-09-27 Ina - Drives & Mechatronics Gmbh & Co. Ohg Antriebseinrichtung für ein Ventil, Ventil zur Steuerung eines Gas- und/oder Flüssigkeitsstroms
CN102579027B (zh) * 2012-02-13 2013-12-11 刘忠发 一种按钮式快速排气单向气阀
ITTA20120004A1 (it) * 2012-02-14 2013-08-15 Martino Convertini Dispositivo per il funzionamento di elettrovalvole bistabili per gas a bassa pressione
CN103486315A (zh) * 2012-06-13 2014-01-01 珠海格力电器股份有限公司 直动式电子膨胀阀的开关装置及检测装置和检测方法
JP6089517B2 (ja) * 2012-09-11 2017-03-08 オムロンヘルスケア株式会社 流量制御弁およびこれを備えた血圧情報測定装置
GR1008255B (el) * 2013-03-22 2014-07-21 Γεωργιος Δημητριου Ναουμ Συσκευη νεφελοποιησης και μασκας εισπνοης διαλυματος
EP2808607A1 (en) * 2013-05-27 2014-12-03 Coprececitec, S.L. Shut-off gas valve
WO2014194140A2 (en) * 2013-05-29 2014-12-04 Active Signal Technologies, Inc. Electromagnetic opposing field actuators
TWI532534B (zh) * 2015-04-30 2016-05-11 友達光電股份有限公司 可調式噴嘴裝置及其操作方法
JP6724565B2 (ja) * 2016-05-31 2020-07-15 オムロンヘルスケア株式会社 流量制御弁および血圧情報測定装置
JP6715101B2 (ja) * 2016-06-20 2020-07-01 株式会社東芝 振動発電機、振動発電ユニット、振動発電モジュールおよび電気機器
WO2018029623A1 (en) * 2016-08-12 2018-02-15 Shahid Khan Magnetic switch
US20180114623A1 (en) * 2016-10-21 2018-04-26 Hamilton Sundstrand Corporation Electromagnetic actuator with ferromagnetic plunger
DE102017114712A1 (de) * 2017-06-30 2019-01-03 Khs Gmbh Aktuator zur Steuerung der Fluidwege einer Befüllungseinheit für eine Getränkeabfüllanlage, Befüllungseinheit für eine Getränkeabfüllanlage sowie Getränkeabfüllanlage
CN107495966A (zh) * 2017-07-18 2017-12-22 深圳市贝优通新能源技术开发有限公司 一种基于物联网的悬挂式智能核磁共振仪
CN107468231B (zh) * 2017-08-22 2020-06-23 刘明国 内科用血压计的气压开关
JP6952789B2 (ja) * 2017-11-21 2021-10-20 三菱電機株式会社 スタータ用電磁スイッチ装置
RU2682931C1 (ru) * 2018-01-10 2019-03-22 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Казанский национальный исследовательский технический университет им. А.Н. Туполева-КАИ" (КНИТУ-КАИ) Интраоперационный торакальный анализатор кровотока
GB2572349B (en) * 2018-03-27 2021-08-11 Perpetuum Ltd An electromechanical generator for converting mechanical vibrational energy into electrical energy
GB2572350B (en) * 2018-03-27 2023-01-25 Hitachi Rail Ltd An electromechanical generator for converting mechanical vibrational energy into electrical energy
JP7063691B2 (ja) * 2018-04-06 2022-05-09 フォスター電機株式会社 振動アクチュエータ
US11848586B2 (en) * 2018-08-28 2023-12-19 Minebea Mitsumi Inc. Vibration actuator with plate springs sandwiched between a coil holding part and cases
CN109630582B (zh) * 2018-12-27 2019-11-26 上海大学 一种可调刚度的电磁弹簧
KR102177140B1 (ko) * 2019-01-18 2020-11-10 효성중공업 주식회사 액츄에이터
KR20220002881A (ko) 2019-04-11 2022-01-07 콘티넨탈 엔지니어링 서비시스 게엠베하 자동차에서의 고성능 저음 재생을 위한 강성 구조물용 진동 작동기
US20210013786A1 (en) * 2019-07-08 2021-01-14 West Virginia University High frequency resonant linear machines
US20210067023A1 (en) * 2019-08-30 2021-03-04 Apple Inc. Haptic actuator including shaft coupled field member and related methods
KR20210047576A (ko) * 2019-10-22 2021-04-30 주식회사 씨케이머티리얼즈랩 래디얼 마그넷 액추에이터
CN113572333B (zh) * 2020-04-28 2024-03-29 日本电产三协株式会社 致动器
JP7410791B2 (ja) * 2020-04-28 2024-01-10 ニデックインスツルメンツ株式会社 アクチュエータ
JP2022049071A (ja) * 2020-09-16 2022-03-29 株式会社東芝 振動発電機
DE102020213768A1 (de) * 2020-11-02 2022-05-05 Continental Engineering Services Gmbh Aktuator zur Anregung von Schwingungen umfassend einen Antrieb mit verbesserter Dämpfung
CN112564541B (zh) * 2020-12-09 2021-09-28 上海大学 一种用于低频运动的电磁摩擦电混合式能量收集器
CN217388499U (zh) * 2021-05-06 2022-09-06 瑞声光电科技(常州)有限公司 线性振动电机

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2637343A (en) * 1949-10-17 1953-05-05 Milwaukee Gas Specialty Co Gas valve and electromagnetic control therefor
CH485207A (fr) 1967-11-30 1970-01-31 Ebauches Sa Transducteur courant-force à action linéaire
US4128105A (en) * 1975-01-06 1978-12-05 Follett John L Automatic shut-off valve and method of operation thereof
US4245815A (en) * 1979-02-23 1981-01-20 Linear Dynamics, Inc. Proportional solenoid valve and connector
CH644260A5 (de) * 1980-02-18 1984-07-31 Asulab Ag Blutdruckmesseinrichtung.
GB2107189B (en) 1981-10-16 1984-12-12 Chen Hsu Ching Two gauge electronic mercury sphygmomanometer
DE3323882A1 (de) * 1982-10-09 1984-04-12 Chemische Werke Hüls AG, 4370 Marl Verfahren zur kontinuierlichen heissphosgenierung von aminen
JPS6350012A (ja) 1986-08-19 1988-03-02 Nissin Electric Co Ltd 分子線エピタキシ−装置の基板ホルダ機構
JP2596857Y2 (ja) * 1993-06-07 1999-06-21 ティーディーケイ株式会社 可動磁石式アクチュエータ
JP3302777B2 (ja) 1993-04-26 2002-07-15 ティーディーケイ株式会社 可動磁石式アクチュエータ
EP0580117A3 (en) * 1992-07-20 1994-08-24 Tdk Corp Moving magnet-type actuator
JP2595510Y2 (ja) * 1992-11-12 1999-05-31 ティーディーケイ株式会社 可動磁石式アクチュエータ
JP3029073B2 (ja) 1992-07-30 2000-04-04 フオスター電機株式会社 流量コントロール弁
JP3348124B2 (ja) * 1994-03-25 2002-11-20 ティーディーケイ株式会社 可動磁石式アクチュエータ
DE19601541A1 (de) * 1995-01-27 1996-08-01 Seiko Seiki Kk In einer Vakuumumgebung einsetzbares Vertikaltransfersystem sowie dazugehöriges Absperrventilsystem
JPH08285116A (ja) 1995-04-17 1996-11-01 Kimmon Mfg Co Ltd 双方向ソレノイド
JPH09172478A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Kyocera Corp 軽量機器の足ガタ防止構造
DE19636781C2 (de) * 1996-09-11 2000-02-10 Festo Ag & Co Magnetventil
JP3633166B2 (ja) * 1996-12-28 2005-03-30 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 リニアソレノイド
JPH11248025A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Honda Motor Co Ltd 流体制御装置
JP2000031920A (ja) 1998-07-09 2000-01-28 Nec Eng Ltd 文字データ送出装置及び文字データ量の最適化方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP2000346230A (ja) 1999-03-30 2000-12-15 Staff Kk 圧力調節弁ユニットおよび自動血圧計
US6386505B2 (en) * 2000-03-06 2002-05-14 Levitronix Llc Clamping apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239430A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Rossmax Internatl Ltd リニアオシレート加圧式電子血圧計
WO2012141064A1 (ja) * 2011-04-11 2012-10-18 オムロンヘルスケア株式会社 流量制御弁およびこれを備えた血圧情報測定装置
JP2012217682A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Omron Healthcare Co Ltd 流量制御弁およびこれを備えた血圧情報測定装置
US8905940B2 (en) 2011-04-11 2014-12-09 Omron Healthcare Co., Ltd. Flow rate control valve and blood pressure information measurement device including the same

Also Published As

Publication number Publication date
DE60133283D1 (de) 2008-04-30
US20030120157A1 (en) 2003-06-26
US6983923B2 (en) 2006-01-10
EP1298371B1 (en) 2008-03-19
TW503096B (en) 2002-09-21
EP1298371A1 (en) 2003-04-02
CN1224790C (zh) 2005-10-26
DE60133283T2 (de) 2009-04-30
CN1434907A (zh) 2003-08-06
JP3591429B2 (ja) 2004-11-17
WO2001098696A1 (fr) 2001-12-27
EP1298371A4 (en) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002005330A (ja) 流量コントロール弁及び血圧計
JP2002101631A (ja) 磁石可動型電磁アクチュエータ
JP6122972B2 (ja) 電磁アクチュエータ及び電磁弁装置
WO2006115086A1 (ja) 電磁アクチュエータ
JP2005312286A (ja) リニアアクチュエータ
JPH0893426A (ja) 内燃機関の電磁式弁駆動装置
JP2003174759A (ja) 磁気駆動装置
JP3634758B2 (ja) 電磁石ユニット及びこの電磁石ユニットを用いた電磁弁
JP3822937B2 (ja) 小型電磁弁
JPS6376969A (ja) 切換弁
JP2001006928A (ja) 流量調節弁
JP3720570B2 (ja) エンジンバルブ駆動用電磁バルブ
JP2001006925A (ja) 2方向性比例ソレノイド
JP4013440B2 (ja) 電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁
JP6329781B2 (ja) ソレノイド装置
JP2002335662A (ja) 三安定自己保持電磁石
JP3251085B2 (ja) 電磁弁
JPH0893956A (ja) ステップ流量制御弁
JPS6043648B2 (ja) 双安定プランジヤー
JPH11315950A (ja) 電磁バルブ
JP2004015997A (ja) 電磁制御型リニアアクチュエータ
JP2009219661A (ja) 血圧計用排気制御弁
JP4702657B2 (ja) 流体圧力制御装置
JP2001141080A (ja) 四方切換弁
JP2000130628A (ja) 電磁弁

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3591429

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term