JP6715101B2 - 振動発電機、振動発電ユニット、振動発電モジュールおよび電気機器 - Google Patents

振動発電機、振動発電ユニット、振動発電モジュールおよび電気機器 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、振動発電機、振動発電ユニット、振動発電モジュールおよび電気機器に関する。
振動発電機は、人が歩く際の床の振動や、車や電車の振動、雨が地面をたたく振動等の環境振動を利用して発電する。振動発電機により発電した電力は、センサ等に用いる電源(電池等)の代替として期待されている。
電磁誘導式の振動発電機は、一般的に、磁石を有する振動子とコイルを備え、外部からの振動が加わると、振動子がコイルに対して相対運動する。このとき、コイルに鎖交する磁束が時間的に変化するため、起電力が発生する。
電磁誘導式の振動発電機が発電する電気エネルギーを増大するには、磁気特性の良い磁石を使用するか、磁気回路を最適化するなどして、コイルの鎖交磁束を大きくする方法がある。
特許第5248598号公報
本発明が解決しようとする課題は、コイルの鎖交磁束を大きくすることにより発電量を向上した振動発電機を提供することである。
実施形態の振動発電機は、筐体と、前記筐体に固定される弾性部材と、前記弾性部材に支持され、第1の方向に振動可能な振動子と、前記振動子の内部に位置するコイルと、を備え、前記振動子は、第1の磁石と、前記第1の磁石と前記第1の方向に並び反発するように配置された第2の磁石と、前記第1の磁石および前記第2の磁石の外周に配置された第3の磁石と、前記第1乃至3の磁石を囲む第1の磁性体と、を有し、前記コイルは、前記第1の磁石および前記第2の磁石と前記第3の磁石の間に位置する振動発電機である。
また、実施形態の振動発電ユニットは、前記振動発電機と、蓄電部と出力回路の少なくとも一方を含む。
また、実施形態の振動発電モジュールは、前記振動発電ユニットと、前記振動発電ユニットにより動作する外部負荷および外部とのデータ通信を可能とする通信装置の少なくとも一方を含む。
また、実施形態の電気機器は、前記振動発電モジュールを含む。
第1の実施形態にかかる振動発電機の概略を示す断面図である。 第1の実施形態にかかる振動発電機の斜視断面図である。 第1の実施形態にかかる振動発電機の分解図である。 第1の実施形態の変形例にかかる振動発電機の概略を示す断面図である。 第2の実施形態にかかる振動発電機の概略を示す断面図である。 第2の実施形態にかかるコイル固定部材41とコイル30の一例を示す斜視図である。 第1の実施形態と第2の実施形態にかかる振動発電機の外部振動の振動数と発電量の関係を示すグラフである。 第2の実施形態の変形例1にかかる振動発電機の概略を示す断面図である。 第2の実施形態の変形例2にかかる振動発電機の概略を示す断面図である。 第2の実施形態の変形例3にかかる振動発電機の概略を示す断面図である。 第3の実施形態にかかる振動発電機の概略を示す断面図である。 第4の実施形態にかかる振動発電ユニットの構成を示すブロック図である。 第5の実施形態にかかる振動発電モジュールの構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施形態にかかる振動発電機について説明する。同じ符号が付されているものは同様のものを示す。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係や部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。図1は第1の実施形態にかかる振動発電機1の概略を示す断面図である。図2は、振動発電機1の斜視断面図である。図3は、振動発電機1の分解図である。
図3に示すように、振動発電機1は、有底筒状のケース10aと、該ケース10aの開口部に設けられた蓋としてのケースカバー10bを有し振動発電機1の外殻を構成するケース10を備える。ケース10の内部には、円柱状の振動子20と、振動子20の内部に配置される円環状のコイル30と、コイル30をケース10aの底部から一定距離に固定するコイル固定部材40と、ケース10bに固定されて振動子20を支持する円板状の弾性部材50と、を備える。振動子20の中心軸は筒状のケース10の略中心軸上に沿って配置される。
次に、本実施形態の振動子20の構成について詳しく説明する。
図1および図2に示すように振動子20は、磁石21と、磁石21を保持するためのヨーク22a、22b、22cを含むヨーク22とを有する。ヨーク22の上部中央がケース10の中心軸付近で弾性部材50に接続している。
ヨーク22は、円筒状のヨーク22aと、ケース10の中心軸に沿って所定距離隔てて配置されたヨーク22b、22cを含む。ケース10の中心軸に沿って、ヨーク22cの上面とヨーク22aとの間に磁石21aが配置され、ヨーク22cの下面とヨーク22bとの間に磁石21bが配置される。
他方で、ケース10の中心軸から離れたヨーク22aの内面に、筒状の磁石21cが配置される。磁石21cと、ケース10の中心軸上にある磁石21aおよび21bとの間には空間を設ける。この振動子20内部の空間には、後述するコイル30が配置される。
磁石21aと磁石21bは、円柱形状若しくは角柱形状で形成される。磁石21aと磁石21bは、同一形状であることが好ましい。ヨーク22cは、磁石21aの底面形状と一致する形状であることが好ましい。振動子20の中心軸は、コイル30の中心軸に略一致する。
磁石21a、磁石21bとヨーク22cは、コイル30の内側に隙間を有して配置される。つまり、コイル固定部材40とも隙間を有する。ヨーク22cは、コイル30の厚み方向の中心と略一致する位置に配置されるのが好ましい。また、ヨーク22cの厚みは、コイルの厚みより薄いことが好ましい。ここで厚みとは、振動子20の中心軸に沿った方向の長さをいう。
磁石21aと磁石21bの磁極は、振動子20の中心軸に沿ってN極とS極が並び、ヨーク22cに接する側の磁極を互いにN極として向い合せて配置される。つまり、磁石21aと磁石21bは、互いに反発し合う方向に磁束が生じる。
ヨーク22aは、中空の円柱形状であり、磁石21a〜21cとヨーク22cを囲うように配置される。ヨーク22aの内壁上面22auと磁石21aが接して配置される。ヨーク22bの上面と磁石21bが接して配置される。ヨーク22aの内部側面22asに磁石21cが接して配置される。磁石21cは、円環状であることが好ましく、コイル30の外側に同心円状に配置される。磁石21cとコイル30は、一定の隙間を有する。磁石21cは、円環状に一体に形成するのが好ましいが、円周方向に複数に分断して形成しても良いし、軸方向に複数に分断して形成してもよい。
磁石21cの磁極は、径方向に磁極を有し、コイル30と対向する面をS極とし、ヨーク22asと接する面をN極とする。
ヨーク22bは、磁石21bのS極面側に接して配置される。ヨーク22bは、コイル固定部材40のコイル支持部40aが柱形状(例えば、4本の柱で支える形状)である場合は、ヨーク22aと一体として形成される。
ヨーク22aは、一体として形成されるのに限定されず、軸方向に2つに分離される形状であっても良い。
ヨーク22a〜22cの材料は、軟磁性材料であり保磁力が小さく透磁率が大きい材料が好ましい。例えば、鉄、ケイ素鋼、パーマロイ、電磁軟鉄、SPCC等が挙げられる。ヨークは、磁性体とも称される。
また、振動発電機用としては、密度の高いパーマロイ等の材料が好ましい。
磁石21a〜21cは、永久磁石であり、ネオジム磁石やフェライト磁石など一般的な磁石が使用できる。
振動子20は、ヨーク22a〜22cおよび磁石21a〜21cにより閉じた磁気回路を形成する。
次に、振動子20内の磁束の経路について説明する。
磁石21aと磁石21bは、同極であるN極を向い合せた状態でヨーク22cに取り付けられている。ヨーク22cから放射上に漏洩した磁束が、コイル30を貫き、磁石21cを通り、磁石21cと接するヨーク22aを通り、磁石21aと磁石21bに戻る。磁石21bに接するヨーク22bも磁束の通り道となる。
磁石21cは、ヨーク22cの側面から放射状に漏洩した磁束が拡散するのを防止する。これにより、コイル30に鎖交する磁束が大きくなる。磁石21a〜21cをこのように配置することにより、コイル30を鎖交する磁束量を増すことができ、発電量を向上できる。
コイル30は、円環状の複数巻きコイルである。円環状のコイル30の中心軸は、振動子20の中心軸と一致するように配置される。コイル30は、周方向に巻かれる。
コイルに用いる線材は、銅線あるいはアルミ線あるいは銅クラッドアルミ線(CCAW)を用いることができる。銅クラッドアルミ線を用いる場合は、銅とアルミの含有率を自由に設定できる。例えば、銅の含有率を5%、10%、15%と選択できる。アルミと銅の密度が異なることにより、コイル30をアルミ線材(Al−100%)で構成する場合は、コイル30の質量を軽くすることができ、銅(Cu−100%)で構成する場合は、コイル30の質量を重くすることができる。後述するが、線材を適宜選択することによりコイル30の固有振動数を変化することができる。また、コイル30は、密に巻かれていることが好ましい。コイル線材は断面が丸型断面のものが一般的だが、断面が四角形の線材を用いても良い。コイルを鎖交する磁束数が増加することで発電量を向上できる。
コイル線の端部は、振動発電機1の外部に引き出され、後述する出力回路等に繋がれる。
コイル固定部材40は、振動子20の内部にコイル30を固定する部材である。コイル固定部材40は、柱状のコイル支持部40aを有し、コイル支持部40aはケース10aの底面で固定される。つまり、コイル30はコイル支持部40aにより、軸方向から支持される。上述したが、コイル支持部40aは、実際にコイルを支える箇所であり、柱状でも良いし、円筒状でも良い。柱状の場合は、複数本の柱でコイルを支持するのが好ましい。コイル固定部材40は、非磁性材料でかつ絶縁材料であることが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂やABS樹脂等の樹脂材やガラスエポキシ部材およびセラミック材を使用することができる。
コイル固定部材40は、磁石21a〜21cおよびヨーク22bとヨーク22cと隙間を設けて配置される。
弾性部材50は、図1〜図3に示すように円板形状である。弾性部材50の側面は、ケース10の内部側面と固定され、円板の中心付近で振動子20の上面の一部を支持する。弾性部材50の側面は、ケース10aの内部側面で固定されても良いし、ケースカバー10bの内部側面で固定されても良い。図1および図2に示すように、振動子20は、弾性部材50によりケース10内で吊るされた状態となる。
弾性部材50は、高強度で破断しにくく、減衰能が小さい材料であることが好ましい。例えば、ばね用ステンレス鋼やオーステナイト系ステンレス鋼等である。弾性部材50は、板バネや皿バネのようなもので良い。弾性部材50の材料は、振動発電機1の使用環境等により適宜選択できる。また、弾性部材50の形状として、数か所にスルーホール等を設けても良い。これにより、材料を変更しなくてもバネ定数を調整することができる。
振動子20と弾性部材50の固定は、例えば、接着、圧入、焼嵌め、溶接、ねじ止めによりおこなう。弾性部材50とケース10との固定は、接着、圧入やねじ止め等によりおこなう。また、ケース10aとケースカバー10bとで挟んで固定しても良い。
次に、ケース10について説明する。ケース10は、振動子20、コイル30、コイル固定部材40および弾性部材50を内包する。ケース10と振動子20とは、隙間を有する。この隙間は、任意に定めることができる。
ケース10は、ケース10aとケースカバー10bの2つの部材を含むが、一体として形成されても良い。また、ケース10は、非磁性部材で形成されるのが好ましい。例えば、アルミニウムやオーステナイト系ステンレス鋼である。磁性部材で形成すると、振動子20の振動に影響を与える可能性があるためである。ただし、振動子20からの漏洩磁束が小さい場合は、鉄等の磁性材料で形成しても良い。また、ケース10は、筐体とも称される。
次に、振動発電機1の動作について説明する。
振動発電機1は、振動源となる対象物に取り付けられる。例えば、電車等の車両やエレベーター等の昇降機や振動の大きい洗濯機等の電化製品等で良い。
本実施形態にかかる振動発電機1は、振動子20の軸方向の振動に対して発電するため軸方向の振動の大きい製品に取り付けるのが良い。
コイル固定部材40により固定されるコイル30は、振動発電機1に外部振動が加わるとケース10と一体として振動する。弾性部材50と繋がる振動子20は、弾性部材50の弾性力に応じてコイル30に対して、所定の周波数で振動する。つまり、振動子20は、コイル30に対して軸方向に相対運動する。このとき、コイルに鎖交する磁束が時間的に変化するため、起電力が発生する。
弾性部材50に繋がる振動子20の固有振動数は、弾性部材50のバネ定数および振動子20の質量により決まる。例えば、固有振動数を下げたいときは、弾性部材50のバネ定数を小さくするか、あるいは振動子20の質量を重くする。振動子20の質量を増加するには、磁石又はヨークの厚みを厚くすることや、ヨークの材料として密度の大きい材料(例えば、パーマロイ等。)を用いることが考えられる。固有振動数を上げたいときは、弾性部材50のバネ定数を大きくするか、あるいは振動子20の質量を軽くする。振動子20の質量を低減するには、磁石又はヨークの厚みを薄くすることや、ヨークの材料として密度の小さい材料を用いることが考えられる。
振動子20と弾性部材50の系の固有振動数は、発電機外部の振動の振動数と略一致するように設計するのが良い。外部振動の振動数と該固有振動数が一致すると、振動子20が共振し、発電量を向上できるためである。
外部振動に対して広帯域で発電量が大きくなるように振動発電機1を設計するのが良い。後述するが、広い周波数帯域で発電量を大きくするために、コイルも振動するような構造としても良い。対象とする周波数や帯域は、外部環境により任意に設定でき、状況に合った振動発電機を設計すれば良い。
以上のように本実施形態によると、振動子20内の磁石21cにより、ヨーク22cから出力される磁束の広がりを防止し、コイル30の巻線方向に略垂直に磁束を鎖交させることにより発電量の増加が期待できる。また、弾性部材50のバネ定数あるいは振動子20の質量を調整することにより容易にこれらの系の固有振動数を変更することができる。
なお、上記構成では、磁石21aと磁石21bが同極であるN極を向い合せた状態でヨーク22cに取り付けてあって、かつ、磁石21cの磁極がコイル30と対向する面をS極としヨーク22asと接する面をN極としているが、これに限らず、全て逆向きの極配置であっても良い。つまり、磁石21aと磁石21bが同極であるS極を向い合せた状態でヨーク22cに取り付け、磁石21cの磁極がコイル30と対向する面をN極としヨーク22asと接する面をS極としても良い。以降の実施例も同様である。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態の変形例ついて図4を参照して説明する。図4は第1の実施形態の変形例にかかる振動発電機1の概略を示す断面図である。
図4に示すように、第1の実施形態の変形例では、重り60aおよび60bを有する点が第1の実施形態にかかる振動発電機と異なる。その他の構成については、第1の実施形態にかかる振動発電機と同様である。
重り60aおよび60bは、振動子20内に設置される。具体的に、重り60aは、磁石21cの上面とヨーク22aの内壁上面との隙間に磁石21aを避けて設置される。つまり、重り60aは、円環形状であることが好ましい。重り60aは、円環形状として一体して形成されても良いし、複数に分断して形成されても良い。
重り60bは、磁石21cの下面とヨーク22aの内壁下面との隙間に磁石21bを避けて設置される。重り60bも重り60a同様、円環形状であることが好ましい。また、重り60bは、円環形状として一体して形成されても良いし、複数に分断して形成されても良い。重り60aと60bは、振動子20が振動してもコイル30およびコイル固定部材40に接触しないように、これらと所定の隙間を設けて設置される。
重り60aと60bは、密度が大きく、透磁率の小さい非磁性材料が好ましい。透磁率の大きい磁性材料等を用いると振動子20の磁気特性が劣化する可能性があるためである。重りに用いる材料としては、例えば、銅やタングステン等を用いることができる。
本実施形態では、重りの追加により振動子20の質量を増すことができ、振動時の振幅が増加することによって、発電量を向上することができる。
また、本実施形態では、振動子20に重り60aと60bの2つの重りを設置することを説明したが、重りはどちらか片方でも良い。また、重りの設置位置も振動発電機の設計により適宜変更することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態ついて図5を参照して説明する。図5は第2の実施形態にかかる振動発電機1の概略を示す断面図である。
図5に示すように、コイル固定部材41のコイル支持部41aは、ケース10の側面に固定される。さらに、磁石21cは、軸方向に磁石21dと磁石21eに分離される。ヨーク22aは、軸方向にヨーク22dとヨーク22eに分離される。第1の実施形態では、磁石21bのS極面側にヨーク22bを有したが、本実施形態ではコイル支持部41aがケース10の側面で固定されるためヨーク22bに該当する箇所はヨーク22eに一体となる。その他の構成については、第1の実施形態にかかる振動発電機と同様である。
図6は、本実施形態のコイル固定部材41とコイル30の一例を示す斜視図である。コイル固定部材41は円板状のコイル支持部41aを有し、コイル支持部41aにはスルーホール等を設けても良い。図5および6に示すように、コイル30はコイル固定部材41の円筒部の外側面に固定される。コイル支持部41aにスルーホール等が設けられている場合、軸方向の振動に対してコイル支持部41aがバネ要素として働き、コイル30を振動する。スルーホールによりコイル支持部41aの剛性が低下するためである。一方、コイル支持部41aにスルーホール等が無く平板状である場合、コイル支持部41aの剛性が高いため軸方向の振動に対してコイル30はほとんど振動しない。コイル支持部41aの形状は、得たいバネ乗数に応じて適宜調整される。
磁石21dと磁石21eは、径方向に磁極を有し、コイル30と対向する側がS極となる。磁石21dと磁石21eの側面は、ヨーク22aの内部側面22asと接して配置される。
本実施形態では、軸方向の外部振動に対して、コイル固定部材41の弾性力に応じてコイル30も軸方向に振動する。これにより第1の実施形態にかかる振動発電機よりも広い帯域の外部振動数に対して、発電量を得ることができる。
図7は、第1の実施形態にかかる振動発電機と、第2の実施形態にかかる振動発電機の外部振動数と発電量の関係を示すグラフである。図7(a)は、第1の実施形態にかかる振動発電機の結果である。図7(a)に示すように、第1の実施形態では、振動子20と弾性部材50からなる1自由度振動系の固有振動数(以下、振動子の固有振動数と記す)の箇所でピークを有し、発電量が最大となる。図7(b)は、第2の実施形態にかかる振動発電機の結果である。図7(b)では、振動子20の固有振動数のピークに加えて、コイル30とコイル固定部材41から定まる固有振動数(以下、コイルの固有振動数と記す)に該当するピークを有する2自由度振動系を形成する。これにより、1自由度振動系に比べて広い帯域で発電量を得ることができる。
上述したコイルの線材を変更することによりコイル30の固有振動数は、変更できる。固有振動数を上げたい場合は、例えば、コイル線材にアルミニウム等の密度の小さい線材を用いるか、巻線数を減少することによりコイル質量を軽くしても良い。また、コイルの巻き上げ時のテンションを増加しコイルを密に巻いても良い。コイルを密に巻くことによりコイルの剛性が向上し、固有振動数が増加するからである。また、コイルを樹脂等に含浸することにより剛性を向上しても良い。コイルの固有振動数を低下したい場合は、コイル線材に銅等の密度の大きい線材を用いるか、巻線数を増加することによりコイル質量を重くしても良い。また、コイル巻き上げ時のテンションを低減してコイル剛性を低下することにより、固有振動数を低下させても良い。
振動子20の固有振動数に応じてコイルの固有振動数を適宜選択できる。
また、上述した通りコイル支持部41aを平板状で形成することにより剛性を高くし、振動子の固有振動数に対して非常に高い固有振動数としても良い。この場合、1自由度振動系に限りなく近い状態となる。
本実施形態では、軸方向にヨーク22dとヨーク22eに分離された構成について説明したが、ヨーク22dとヨーク22eは部分的に結合されていても良い。完全に分離した形状だと漏洩磁束が増加することも考慮されるからである。この時、コイル支持部41aは、ケース10の内部側面と部分的に固定される。また、磁石21dと磁石21eも部分的に結合されていても良い。
本実施形態の振動発電機は、コイルも軸方向に振動する構成とすることにより、広い帯域の外部振動に対して効果的に発電することで発電量を増やすことができる。
(第2の実施形態の変形例1)
第2の実施形態の変形例1について図8を参照して説明する。図8は、第2の実施形態の変形例1にかかる振動発電機1の概略を示す断面図である。
図8に示すように、第2の実施形態の変形例1は、弾性部材70を有し、振動子20の下面の一部を更に支持する。それ以外の構成については、第2の実施形態にかかる振動発電機と同様である。
弾性部材70の形状は、弾性部材50と同等で良く、円板形状である。弾性部材70の側面は、ケース10の内部側面と固定される。
本実施形態では、振動子20を弾性部材50と弾性部材70により挟んで支持することにより、振動子20の軸方向と直交する外部振動の影響を低減し、軸方向の振動を安定して行うことができる。つまり、軸方向と直交する外部振動が振動子20に作用すると、振動子20は軸方向と直交する方向に振動しやすくなるが、弾性部材50と弾性部材70は面内方向に機械剛性が高く、面外方向(軸方向)に機械剛性が低い特徴を有するため、振動子20を弾性部材50と弾性部材70により挟んで振動子20を支持することにより、軸方向と直交する外部振動を弾性部材50と弾性部材70の面内方向で高剛性に支持することができる。
(第2の実施形態の変形例2)
第2の実施形態の変形例2について図9を参照して説明する。図9は、第2の実施形態の変形例2にかかる振動発電機1の概略を示す断面図である。
図9に示すように、磁石21dと磁石21eが軸方向に磁極を有することが第2の実施形態にかかる振動発電機と異なる。それ以外の構成については、第2の実施形態にかかる振動発電機と同様である。
磁石21dと磁石21eは、互いに対向面側を反発しあうS極とした。このような構成とすることにより、磁石21a、21bおよびヨーク22cから出力される磁束が放射状に広がるのを防止し、コイル30に径方向から磁束を効果的に鎖交することができる。
また、磁石の磁極方向を軸方向に揃えることにより、磁石の着磁を容易にし、振動子の製造性を向上することができる。
(第2の実施形態の変形例3)
第2の実施形態の変形例3について図10を参照して説明する。図10は、第2の実施形態の変形例3にかかる振動発電機1の概略を示す断面図である。
図10に示すように、第2の実施形態の変形例3は、第2の実施形態の変形例1からヨーク22cを削除し、それに代わり磁石21aと磁石21bの対向面に各々磁気シールド80aと80bを接して配置する。磁気シールド80aと80bの間には、隙間を有する。それ以外の構成については、第2の実施形態の変形例1にかかる振動発電機と同様である。
磁気シールドの材料には、透磁率の大きい材料を用いる。これにより、磁気シールド80aと80b間の反発力は低減される。
軸方向にヨーク22dとヨーク22eに分離される場合は、磁石21aと磁石21dとヨーク22dと弾性部材50で構成される系と、磁石21bと磁石21eとヨーク22eと弾性部材70で構成される系と、コイル30とバネ要素として働くコイル支持部41aを有するコイル固定部材41で構成される系の3自由度振動系を有する。これにより、振動発電機の設計自由度が高く、より広帯域の外部振動に対応した振動発電機を形成することができる。
また、上述した通りコイル支持部41aの剛性を高くすることにより、他の系より非常に高い固有振動数とすることにより、実質的に2自由度振動系としても良い。
本実施形態では、磁石21aと磁石21bの対向面に磁気シールドを配置することを説明したが、磁石21aと磁石21bの反発力が小さい場合は、磁気シールドを配置しなくても良い。また、磁気シールド80aと80bの間にバネ等の弾性材を配置しても良い。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について図11を参照して説明する。図11は、第3の実施形態にかかる振動発電機1の概略を示す断面図である。
図11に示すように円柱状のシャフト90を有し、シャフト90は、振動子20の中心軸と一致する位置に設置される。シャフト90は、ケース10の内壁上面と底面で固定される。
振動子20の磁石21aと21bは、シャフト90を避けるため中空の形状とする。つまり磁石21aと21bは、中心を抜いた円環形状となる。
ヨーク22aについても、シャフト90を避ける形状となる。シャフト90が通り抜ける箇所にスルーホール等を設けるのが良い。
弾性部材50は、ケース10の内壁側面に固定される代わりに、シャフト90の側面の一部に固定される。さらに弾性部材50は、ヨーク22aの上面部の一部に固定される。ヨーク22aへの固定は、シャフト90との固定箇所から離れた位置で固定するのが良い。
コイル固定部材42は、ケース10に固定される代わりに、シャフト90の側面の一部に固定される。具体的には、コイル支持部42aがシャフト90に固定され、コイル30を径方向から支持する。これによりコイル30は、振動子20の内部に固定される。それ以外の構成は、第1の実施形態にかかる振動発電機と同様である。
弾性部材51は、シャフト90に固定しないで、シャフト90を避ける形状としても良い。例えば、弾性部材の中心軸付近にスルーホールを設けてシャフトを避ける。この場合、弾性部材51のスルーホールの周りに凸状のボスを設けてヨーク22aの一部に固定される。さらに、弾性部材51の側面は、第1の実施形態と同様、ケース10の内壁側面に固定される。
シャフト90の材料は、非磁性部材であることが好ましい。例えば、アルミニウムやオーステナイト系ステンレス鋼である。さらに望むらくは、絶縁材料、例えば、プラスチック材料等の樹脂材料が良い。
本実施形態では、ヨーク22aが閉じた形状となり、振動子20の漏洩磁束を低減することができる。コイル30の鎖交磁束が増加し振動発電機1の発電量が向上する。
第1乃至3の実施形態にかかる振動発電機は、コイルが一つの構成について説明したが、コイルは複数であっても良い。例えば、コイルが2つの場合は、コイル固定部材により軸方向に並べて配置される。コイルの巻線方向はそれぞれ逆に巻かれても良い。それぞれのコイルは引き出し線を有し、後述する出力回路に別個に繋がれる。
また、ケース10、振動子20、磁石21a〜21e、ヨーク22a〜21e、コイル30および弾性部材50、70は、円柱形状、円板形状、円環形状であることを説明したが、これらの形状に限定されず直方体や立方体形状や角柱形状等であっても良い。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について図12を参照して説明する。図12は、第4の実施形態にかかる振動発電ユニット100の構成を示すブロック図である。
振動発電ユニット100は、第1乃至3の実施形態にかかる振動発電機1と、出力回路110と、蓄電部120と、を備える。振動発電ユニット100は、外部負荷130に繋がれる。
出力回路110は、振動発電機1から出力される交流電力を直流電力に変換するための整流回路と、外部負荷130内部の半導体チップや電子部品の動作に必要な電源電圧に変換するDC/DCコンバータを有する。また、電圧を高くする昇圧回路を有しても良い。
蓄電部120は、例えば、バッテリー、一次電池、二次電池やコンデンサ等である。
外部負荷130は、振動発電ユニット100により動作するセンサ等である。例えば、加速度センサ、温度センサ等、様々なセンサが該当する。
以下に、本実施形態の振動発電ユニットの動作の一例について簡単に説明する。
まず、振動発電機1で発電される交流電力は出力回路110内の整流回路により直流電力に変換され、蓄電部120に蓄電される。
次に、蓄電部120で蓄電された電力は、出力回路110内のDC/DCコンバータで外部負荷130の動作に必要な電源電圧に変換され外部負荷130に供給される。これにより、外部負荷130は動作する。
本実施形態の振動発電ユニットを用いることにより、電源(電池等)のない環境でもセンサ等の電気機器を動作させることができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について図13を参照して説明する。図13は、第5の実施形態にかかる振動発電モジュール200を示すブロック図である。
振動発電モジュール200は、第4の実施形態にかかる振動発電ユニット100と、演算装置210と、外部負荷130と、記憶装置220と、通信装置230と、を備える。
演算装置210は、外部負荷130から取得したデータを通信に適したデータ形式に変換する。例えば、構造物の振動データから破壊や疲労状態を同定するのに有用なデータを抽出する。演算装置210は、コンピュータに用いるCPU(central processing unit:中央演算処理装置)等で良い。
記憶装置220は、演算装置210で用いるプログラムや、外部負荷130のデータや、演算装置210で変換されたデータ等を記憶する箇所である。例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
通信装置230は、記憶装置220に格納されたデータを外部サーバ等に送信する箇所である。例えば、無線通信装置が好ましい。それ以外にも、通信装置230を通信ネットワークとして構成しても良い。通信ネットワークとしては、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本実施形態の振動発電モジュール200は、振動発電ユニット100により発電した電力を用いて、外部負荷130、演算装置210、記憶装置220および通信装置230を動作する。例えば、電気機器や電車、飛行機、道路、橋梁等のインフラ設備に本実施形態の振動発電モジュール200を取り付けることにより、電源設備を追加することなくインフラ設備等の情報を得ることができる。また、通信装置230から外部サーバ等にデータを転送することができ、外部サーバにインフラ設備の情報をタイムリーに格納し、若しくはそれをサーバ内で解析することができる。
また、本実施形態の振動発電モジュール200を、車両、モータやモバイル端末等の電気機器に取り付けることもできる。ここで車両とは、自動車、電車、自動二輪車(原動機付自転車も含む)、自転車、飛行機や戦車等を含む。車両、モータやモバイル端末等の電気機器は、半導体やIC(Integrated Circuit:集積回路)を実装したプリント基板を有する。例えば、モバイル端末に振動発電モジュール200を搭載することにより、電源Off時の落下等により衝撃が加わった際の加速度等を検知できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 振動発電機
10 ケース
10a ケース
10b ケースカバー
20 振動子
21a〜21e 磁石
22a〜22e ヨーク
30 コイル
40 コイル固定部材
40a コイル支持部
41 コイル固定部材
41a コイル支持部
42 コイル固定部材
42a コイル支持部
50 弾性部材
51 弾性部材
60a、60b 重り
70 弾性部材
80a、80b 磁気シールド
90 シャフト
100 振動発電ユニット
110 出力回路
120 蓄電部
130 外部負荷
200 振動発電モジュール
210 演算装置
220 記憶装置
230 通信装置

Claims (12)

  1. 筐体と、
    前記筐体に固定される弾性部材と、
    前記弾性部材に支持され、第1の方向に振動可能な振動子と、
    前記振動子の内部に位置するコイルと、を備え、
    前記振動子は、第1の磁石と、前記第1の磁石と前記第1の方向に並び反発するように配置された第2の磁石と、前記第1の磁石および前記第2の磁石の外周に配置された第3の磁石と、前記第1乃至3の磁石を囲む第1の磁性体と、を有し、
    前記コイルは、前記第1の磁石および前記第2の磁石と前記第3の磁石の間に位置する振動発電機。
  2. 前記第1の磁石と前記第2の磁石は、前記第1の方向と交差する第2の方向に磁束を通す請求項1に記載の振動発電機。
  3. 前記振動子は、前記第1の磁石と前記第2の磁石の間に第2の磁性体を更に有する請求項1または2に記載の振動発電機。
  4. 前記第3の磁石は、前記第2の方向に磁極を有する請求項2または3に記載の振動発電機。
  5. 前記コイルは、前記第1の方向から前記筐体に支持される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の振動発電機。
  6. 前記コイルは、前記第2の方向から前記筐体に支持される請求項2乃至4のいずれか1項に記載の振動発電機。
  7. 前記振動子は、重りを更に有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の振動発電機。
  8. 前記筐体に固定され、前記振動子と前記弾性部材を前記第1の方向に通り抜け、前記コイルを支持するためのシャフトを更に備える請求項1乃至7に記載の振動発電機。
  9. 筐体と、
    前記筐体に固定される第1弾性部材と、
    前記筐体に固定される第2弾性部材と、
    前記第1弾性部材と前記第2弾性部材に挟んで支持され、第1の方向に振動可能な振動子と、
    前記振動子の内部に位置するコイルと、を備え、
    前記振動子は、第1の磁石と、前記第1の磁石と前記第1の方向に並び反発するように配置された第2の磁石と、前記第1の磁石および前記第2の磁石の外周に配置された第3の磁石と、前記第3の磁石と前記第1の方向に並ぶ第4の磁石と、前記第1の磁石と前記第3の磁石を覆う第1の磁性体と、前記第1の磁性体と対向し前記第2の磁石と前記第4の磁石を覆う第3の磁性体と、を有し、
    前記コイルは、前記第1の磁石および前記第2の磁石と前記第3の磁石および前記第4の磁石の間に位置する振動発電機。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の振動発電機と、
    蓄電部と出力回路の少なくとも一方を含む振動発電ユニット。
  11. 請求項10に記載の振動発電ユニットと、
    前記振動発電ユニットにより動作する外部負荷および外部とのデータ通信を可能とする通信装置の少なくとも一方を含む振動発電モジュール。
  12. 請求項11に記載の振動発電モジュールを含む電気機器。
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