JP6133100B2 - 振動発電機 - Google Patents
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Description
前記弾性連結具は、前記マグネット振動体と前記コイル振動体との間の弾性の強度を調整可能に構成され、前記コイル振動体は、前記コイルと、前記コイルを保持するコイル保持部と、前記コイル保持部から前記コイル振動体の振動方向に突出する複数の梁と、を備え、各梁は、周方向において隣り合う橋渡し部材間を通ることで、前記連結部材を貫通しており、前記弾性連結具は、前記マグネット振動体に取り付けられると共に、前記コイル振動体の前記複数の梁に取り付けられている。
前記コイル振動体の質量を調整するための質量調整部材を更に有し、前記質量調整部材は、前記コイル振動体の前記複数の梁に取り付けられている。
以下、図1〜図20を参照して、振動発電機1を説明する。
図1に示すように、振動発電機1は、略円柱状に形成されている。振動発電機1は、中心軸Cと軸方向Dを有する。軸方向Dは、中心軸Cに対して平行な方向として定義される。軸方向Dは、振動発電機1の中心へ向かう方向としての中心近接方向と、振動発電機1の中心から離れる方向としての中心離間方向と、を含む。図1〜図4に示すように、振動発電機1は、ケース2と振動発電機本体3を備える。
図1に示すように、ケース2は、振動発電機本体3を収容する。図2に示すように、ケース2は、ベース4とケース本体5を備える。ベース4は、略円盤状の底部6と、筒部7と、を備える。筒部7は、底部6の外周縁から、底部6に対して直角に突出して形成されている。筒部7には、取り付け孔7aが複数形成されている。ケース本体5は、筒部8と天板9を備える。
図3〜図6、図13、図14に示すように、振動発電機本体3は、コイルアッセンブリー10とマグネットアッセンブリー11を備える。以下、コイルアッセンブリー10とマグネットアッセンブリー11を順に説明する。ただし、振動発電機本体3の構成要素をコイルアッセンブリー10とマグネットアッセンブリー11に分類したのは、単に説明の都合上であって、この分類は後述する実際の組立手順と何ら関連するものではない。
図5〜図12に示すように、コイルアッセンブリー10は、コイル振動体12と、一対のコイルマグネットスプリングアッセンブリー13(弾性連結具)と、一対の積層型ウェイト14(質量調整部材)と、を備える。一対の積層型ウェイト14の間に一対のコイルマグネットスプリングアッセンブリー13が配置されている。一対のコイルマグネットスプリングアッセンブリー13の間にコイル振動体12が配置されている。
図13〜図19に示すように、マグネットアッセンブリー11は、マグネット振動体60と、一対のケースマグネットスプリングアッセンブリー61(弾性連結具)と、を備える。一対のケースマグネットスプリングアッセンブリー61の間にマグネット振動体60が配置されている。
次に、振動発電機1の組立手順を説明する。先ず、図20に示すように、コイル振動体12とマグネット振動体60を組み合わせる。図20の状態で、図8に示すコイル振動体12のコイル16は、図14に示すマグネット振動体60の磁気ギャップG内に位置する。図20の状態で、図8に示すコイル振動体12の各連結梁18は、図15に示すマグネット振動体60の梁貫通空間Sを貫通している。この結果、図20に示すように、コイル振動体12の各連結梁18の先端面18aは、マグネット振動体60の外側に露出している。
振動発電機1は、例えば電気モータや橋梁などの振動体に取り付けて用いられる。振動体が振動すると、ケース2に対してマグネット振動体60が軸方向Dにおいて相対的に振動すると共に、マグネット振動体60に対してコイル振動体12が軸方向Dにおいて相対的に振動する。これにより、コイル16が磁気ギャップG内で往復運動し、コイル16に起電力が発生する。このコイル16に発生した起電力を図示しない電気線を介して振動発電機1の外部に取り出すことで(あるいは、構成品を金属体で構成すれば、バネ等を導体として電力を取り出してもよい。)、振動発電機1は、発電機としての機能を発揮する。そして、振動発電機1の発電機としての性能を最大化させるべく、振動体の振動数に併せて、コイルマグネットスプリングアッセンブリー13の金属薄板30の各板バネ32のばね定数、及び、ケースマグネットスプリングアッセンブリー61の金属薄板69の各板バネ71のばね定数を最適化する。
(1)コイルマグネットスプリングアッセンブリー13(弾性連結具)は、コイル振動体12(第1の部材)とマグネット振動体60(第2の部材)とを弾性的に連結する。コイルマグネットスプリングアッセンブリー13は、円弧状に延びると共に、コイル振動体12に対して固定される板バネ32を有する金属薄板30(弾性部)と、板バネ32をマグネット振動体60に対して固定するためのホルダ31(固定部)と、を備える。図9及び図10に示すように、ホルダ31は、板バネ32に対して固定されるバネ抑えユニット52(第1固定部)と、マグネット振動体60に対して固定されるバネ抑え連結部ユニット51(第2固定部)と、を有する。そして、図11及び図12に示すように、板バネ32とホルダ31とを板バネ32の長手方向に沿って相対的に回転させることで、ホルダ31のバネ抑えユニット52が板バネ32に対して固定される位置が変わる。以上の構成によれば、板バネ32のばね定数を調整するのに、板バネ32の弾性変形を必要としない。板バネ32のばね定数を調整するのに、板バネ32に内部応力が発生しない。板バネ32のばね定数を調整する前後で、板バネ32の形状は変化しない。従って、板バネ32のばね定数の調整が容易である。
(2)図9に示すように、ホルダ31のバネ抑え連結部ユニット51は、円弧状に延びる板バネ32の内周側に配置されている。以上の構成によれば、円弧状に延びる板バネ32の内周側において、ホルダ31のバネ抑え連結部ユニット51をマグネット振動体60に対して固定できる。
(4)図9に示すように、バネ抑えユニット52は、板バネ32を板厚方向で挟むようにして、板バネ32に対して固定される。以上の構成によれば、バネ抑えユニット52を板バネ32に固定するために、板バネ32に長孔を設ける必要が無く、バネ長に渡って急激な断面形状変化の無い均一なバネ性が得られる。板バネ32に長孔を設けなくても、ホルダ31のバネ抑えユニット52が板バネ32に対して固定される位置を変えることができるようになる。
(5)図10に示すように、金属薄板30は、板バネ32を複数で有する。金属薄板30は、複数の板バネ32を連結する板バネ連結部33を更に有する。以上の構成によれば、複数の板バネ32が一体化されるので、コイルマグネットスプリングアッセンブリー13の組立作業性が良い。
(6)振動発電機1は、コイル振動体12と、マグネット振動体60と、コイル振動体12及びマグネット振動体60を弾性的に連結するコイルマグネットスプリングアッセンブリー13と、を備える。振動発電機1は、コイル振動体12とマグネット振動体60が相対的に振動することで発電する。
(1)ケースマグネットスプリングアッセンブリー61(弾性連結具)は、マグネット振動体60(第1の部材)とケース2(第2の部材)とを弾性的に連結する。ケースマグネットスプリングアッセンブリー61は、円弧状に延びると共に、マグネット振動体60に対して固定される板バネ71を有する金属薄板69(弾性部)と、板バネ71をケース2に対して固定するためのホルダ70(固定部)と、を備える。図16及び図17に示すように、ホルダ70は、板バネ71に対して固定されるバネ抑えユニット82(第1固定部)と、ケース2に対して固定されるバネ抑え連結部ユニット80(第2固定部)と、を有する。そして、図18及び図19に示すように、板バネ71とホルダ70とを板バネ71の長手方向に沿って相対的に回転させることで、ホルダ70のバネ抑えユニット82が板バネ71に対して固定される位置が変わる。以上の構成によれば、板バネ71のばね定数を調整するのに、板バネ71の弾性変形を必要としない。板バネ71のばね定数を調整するのに、板バネ71に内部応力が発生しない。板バネ71のばね定数を調整する前後で、板バネ71の形状は変化しない。従って、板バネ71のばね定数の調整が容易である。
(3)図16に示すように、ホルダ70のバネ抑え連結部ユニット80は、円弧状に延びる板バネ71の外周側に配置されている。以上の構成によれば、円弧状に延びる板バネ71の外周側において、ホルダ70のバネ抑え連結部ユニット80をケース2に対して固定できる。
(4)図16に示すように、バネ抑えユニット82は、板バネ71を板厚方向で挟むようにして、板バネ71に対して固定される。以上の構成によれば、バネ抑えユニット82を板バネ71に固定するために、板バネ71に長孔を設ける必要が無く、バネ長に渡って急激な断面形状変化の無い均一なバネ性が得られる。ない。板バネ71に長孔を設けなくても、ホルダ70のバネ抑えユニット82が板バネ71に対して固定される位置を変えることができるようになる。
(5)図17に示すように、金属薄板69は、板バネ71を複数で有する。金属薄板69は、複数の板バネ71を連結する板バネ連結部72を更に有する。以上の構成によれば、複数の板バネ71が一体化されるので、ケースマグネットスプリングアッセンブリー61の組立作業性が良い。
(1)振動発電機1は、マグネット62を有し、磁界を形成するマグネット振動体60と、コイル16を有し、マグネット振動体60に対して相対的に振動可能なコイル振動体12と、マグネット振動体60及びコイル振動体12を弾性的に連結するコイルマグネットスプリングアッセンブリー13(弾性連結具)と、を備える。マグネット振動体60が形成した磁界内でコイル振動体12のコイル16が相対的に振動することで、コイル16に起電力が発生する。図14に示すように、マグネット振動体60は、マグネット62を含むと共に円柱状に構成された内側部材92と、内側部材92の外周側に、内側部材92に対して間隔を空けて配置される筒状の外周ヨーク64(外側部材)と、を有する。内側部材92及び外周ヨーク64が磁気回路Kを構成している。コイル振動体12のコイル16は、内側部材92及び外周ヨーク64の間の磁気ギャップG内に配置される。以上の構成によれば、コイル振動体12のコイル16に作用する磁束密度が高くなり、もって、振動発電機1の発電効率が改善される。
(2)図14に示すように、マグネット振動体60は、内側部材92と外周ヨーク64を連結するブリッヂヨーク65(連結部材)を更に有する。磁気回路Kは、内側部材92と外周ヨーク64、ブリッヂヨーク65によって構成されている。以上の構成によれば、ブリッヂヨーク65の存在により、磁気回路Kからの磁束の漏れが抑えられるのでコイル振動体12のコイル16に作用する磁束密度が更に高くなる。
(3)図15に示すように、ブリッヂヨーク65は、複数のブリッヂ67(橋渡し部材)を含む。複数のブリッヂ67は、内側部材92と外周ヨーク64を橋渡しすると共に、周方向に間隔を空けて配置される。図14に示すように、磁気回路Kは、内側部材92と外周ヨーク64、複数のブリッヂ67によって構成されている。
(4)図11及び図12に示すように、コイルマグネットスプリングアッセンブリー13は、ばね定数(マグネット振動体60とコイル振動体12との間の弾性の強度)を調整可能に構成されている。図8に示すように、コイル振動体12は、コイル16と、コイル16を保持するコイル保持部17と、コイル保持部17から軸方向D(コイル振動体12の振動方向)に突出する複数の連結梁18(梁)と、を備える。図20に示すように、各連結梁18は、周方向において隣り合うブリッヂ67間を通ることで、ブリッヂヨーク65を貫通している。コイルマグネットスプリングアッセンブリー13は、マグネット振動体60に取り付けられると共に、コイル振動体12の複数の連結梁18に取り付けられている。以上の構成によれば、コイルマグネットスプリングアッセンブリー13をマグネット振動体60の外部に配置できるので、コイルマグネットスプリングアッセンブリー13のばね定数を調整し易い。
(5)図5に示すように、振動発電機1は、コイル振動体12の質量を調整するための積層型ウェイト14(質量調整部材)を更に有する。積層型ウェイト14は、コイル振動体12の複数の連結梁18に取り付けられている。以上の構成によれば、積層型ウェイト14をマグネット振動体60の外部に配置できるので、積層型ウェイト14によるコイル振動体12の質量の調整がし易い。
次に、図21〜図26を参照しつつ、本願発明の第2実施形態を説明する。ここでは、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は適宜省略する。また、上記第1実施形態の各構成要素に対応する構成要素には原則として同一の符号を付すこととする。
図21及び図22に示すように、振動発電機1は、ケース2(第2の部材)と振動発電機本体3を備える。ケース2は、振動発電機本体3を収容する。
図22及び図23に示すように、振動発電機本体3は、マグネット振動体60(第3の部材)と、コイル振動体12(第1の部材)と、一対のスプリングアッセンブリー102(弾性連結具)と、を備える。
図22等に示す一対のスプリングアッセンブリー102は、同一形状であるから、一方のスプリングアッセンブリー102についてのみ説明し、他方の説明は省略する。図23及び図24に示すように、スプリングアッセンブリー102は、コイル側金属薄板103(第1弾性部)と、ケース側金属薄板104(第2弾性部)と、ホルダ105(固定部)と、を備えている。
次に、振動発電機1の組立手順を説明する。
振動発電機1は、例えば電気モータや橋梁などの振動体に取り付けて用いられる。振動体が振動すると、ケース2に対してマグネット振動体60が軸方向Dにおいて相対的に振動すると共に、マグネット振動体60に対してコイル振動体12が軸方向Dにおいて相対的に振動する。これにより、コイル16が磁気ギャップG内で往復運動し、コイル16に起電力が発生する。このコイル16に発生した起電力を図示しない電気線を介して振動発電機1の外部に取り出すことで(あるいは、構成品を金属体で構成すれば、バネ等を導体として電力を取り出してもよい。)、振動発電機1は、発電機としての機能を発揮する。そして、振動発電機1の発電機としての性能を最大化させるべく、振動体の振動数に併せて、各スプリングアッセンブリー102のコイル側金属薄板103の各コイル側板バネ106のばね定数、及び、各スプリングアッセンブリー102のケース側金属薄板104の各ケース側板バネ110のばね定数を最適化する。
(8)ホルダ105のバネ抑え連結部ユニット120は、円弧状に延びるコイル側板バネ106の外周側に配置されると共に、円弧状に延びるケース側板バネ110の内周側に配置される。以上の構成によれば、円弧状に延びるコイル側板バネ106の外周側で、且つ、円弧状に延びるケース側板バネ110の内周側において、ホルダ105のバネ抑え連結部ユニット120をマグネット振動体60に対して固定できる。
(9)第1バネ抑えユニット121又は第2バネ抑えユニット122は、コイル側板バネ106又はケース側板バネ110を板厚方向で挟むようにして、コイル側板バネ106又はケース側板バネ110に対して固定される。以上の構成によれば、第1バネ抑えユニット121又は第2バネ抑えユニット122をコイル側板バネ106又はケース側板バネ110に固定するために、コイル側板バネ106又はケース側板バネ110に長孔を設ける必要が無く、バネ長に渡って急激な断面形状変化の無い均一なバネ性が得られる。コイル側板バネ106又はケース側板バネ110に長孔を設けなくても、ホルダ105の第1バネ抑えユニット121又は第2バネ抑えユニット122がコイル側板バネ106又はケース側板バネ110に対して固定される位置を変えることができるようになる。
(10)コイル側金属薄板103は、コイル側板バネ106を複数で有する。コイル側金属薄板103は、複数のコイル側板バネ106を連結する第1板バネ連結部107を更に有する。以上の構成によれば、複数のコイル側板バネ106が一体化されるので、スプリングアッセンブリー102の組立作業性が良い。
(11)ケース側金属薄板104は、ケース側板バネ110を複数で有する。ケース側金属薄板104は、複数のケース側板バネ110を連結する第2板バネ連結部111を更に有する。以上の構成によれば、複数のケース側板バネ110が一体化されるので、スプリングアッセンブリー102の組立作業性が良い。
(12)コイル側金属薄板103は、コイル側板バネ106を複数で有する。コイル側金属薄板103は、複数のコイル側板バネ106を連結する第1板バネ連結部107を更に有する。ケース側金属薄板104は、ケース側板バネ110を複数で有する。ケース側金属薄板104は、複数のケース側板バネ110を連結する第2板バネ連結部111を更に有する。以上の構成によれば、複数のコイル側板バネ106が一体化されると共に、複数のケース側板バネ110が一体化されるので、スプリングアッセンブリー102の組立作業性が良い。
(13)ホルダ105のバネ抑え連結部ユニット120は、コイル側金属薄板103の第1板バネ連結部107と、ケース側金属薄板104の第2板バネ連結部111と、に対して固定される。
(14)振動発電機1は、コイル振動体12と、ケース2と、マグネット振動体60と、コイル振動体12とマグネット振動体60とを弾性的に連結すると共に、ケース2とマグネット振動体60とを弾性的に連結するスプリングアッセンブリー102と、を備える。コイル振動体12とケース2とマグネット振動体60が相対的に振動することで発電する。
第1の部材と第2の部材とを弾性的に連結する弾性連結具であって、
円弧状に延びると共に、前記第1の部材に対して固定される板バネを有する弾性部と、
前記板バネを前記第2の部材に対して固定するための固定部と、
を備え、
前記固定部は、前記板バネに対して固定される第1固定部と、前記第2の部材に対して固定される第2固定部と、を有し、
前記板バネと前記固定部とを前記板バネの長手方向に沿って相対的に回転させることで、前記固定部の前記第1固定部が前記板バネに対して固定される位置が変わる、
弾性連結具。
付記1に記載の弾性連結具であって、
前記固定部の前記第2固定部は、円弧状に延びる前記板バネの内周側に配置されている、
弾性連結具。
付記1に記載の弾性連結具であって、
前記固定部の前記第2固定部は、円弧状に延びる前記板バネの外周側に配置されている、
弾性連結具。
付記1〜3の何れかに記載の弾性連結具であって、
前記第1固定部は、前記板バネを板厚方向で挟むようにして、前記板バネに対して固定される、
弾性連結具。
付記1〜4の何れかに記載の弾性連結具であって、
前記弾性部は、前記板バネを複数で有し、
前記弾性部は、前記複数の板バネを連結する板バネ連結部を更に有する、
弾性連結具。
前記第1の部材と、
前記第2の部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材とを弾性的に連結する付記1〜5の何れかに記載の弾性連結具と、
を備え、
前記第1の部材と前記第2の部材が相対的に振動することで発電する、
振動発電機。
第1の部材と第3の部材とを弾性的に連結すると共に、第2の部材と前記第3の部材とを弾性的に連結する弾性連結具であって、
円弧状に延びると共に、前記第1の部材に対して固定される第1板バネを有する第1弾性部と、
円弧状に延びると共に、前記第2の部材に対して固定される第2板バネを有する第2弾性部と、
前記第1板バネを前記第3の部材に対して固定すると共に、前記第2板バネを前記第3の部材に対して固定するための固定部と、
を備え、
前記固定部は、前記第1板バネに対して固定される第1固定部と、前記第2板バネに対して固定される第2固定部と、前記第3の部材に対して固定される第3固定部と、を有し、
前記第1板バネと前記固定部とを前記第1板バネの長手方向に沿って相対的に回転させることで、前記固定部の前記第1固定部が前記第1板バネに対して固定される位置が変わり、
前記第2板バネと前記固定部とを前記第2板バネの長手方向に沿って相対的に回転させることで、前記固定部の前記第2固定部が前記第2板バネに対して固定される位置が変わる、
弾性連結具。
付記7に記載の弾性連結具であって、
前記固定部の前記第3固定部は、円弧状に延びる前記第1板バネの外周側に配置されると共に、円弧状に延びる前記第2板バネの内周側に配置される、
弾性連結具。
付記7又は8に記載の弾性連結具であって、
前記第1固定部又は前記第2固定部は、前記第1板バネ又は前記第2板バネを板厚方向で挟むようにして、前記第1板バネ又は前記第2板バネに対して固定される、
弾性連結具。
付記7〜9の何れかに記載の弾性連結具であって、
前記第1弾性部は、前記第1板バネを複数で有し、
前記第1弾性部は、前記複数の第1板バネを連結する第1板バネ連結部を更に有する、
弾性連結具。
付記7〜9の何れかに記載の弾性連結具であって、
前記第2弾性部は、前記第2板バネを複数で有し、
前記第2弾性部は、前記複数の第2板バネを連結する第2板バネ連結部を更に有する、
弾性連結具。
付記7〜9の何れかに記載の弾性連結具であって、
前記第1弾性部は、前記第1板バネを複数で有し、
前記第1弾性部は、前記複数の第1板バネを連結する第1板バネ連結部を更に有し、
前記第2弾性部は、前記第2板バネを複数で有し、
前記第2弾性部は、前記複数の第2板バネを連結する第2板バネ連結部を更に有する、
弾性連結具。
付記12に記載の弾性連結具であって、
前記固定部の前記第3固定部は、前記第1弾性部の前記第1板バネ連結部と、前記第2弾性部の前記第2板バネ連結部と、に対して固定される、
弾性連結具。
前記第1の部材と、
前記第2の部材と、
前記第3の部材と、
前記第1の部材と前記第3の部材とを弾性的に連結すると共に、前記第2の部材と前記第3の部材とを弾性的に連結する付記7〜13の何れかに記載の弾性連結具と、
を備え、
前記第1の部材と前記第2の部材と前記第3の部材が相対的に振動することで発電する、
振動発電機。
マグネットを有し、磁界を形成するマグネット振動体と、
コイルを有し、前記マグネット振動体に対して相対的に振動可能なコイル振動体と、
前記マグネット振動体及び前記コイル振動体を弾性的に連結する弾性連結具と、
を備え、
前記マグネット振動体が形成した前記磁界内で前記コイル振動体の前記コイルが相対的に振動することで、前記コイルに起電力が発生する、
振動発電機であって、
前記マグネット振動体は、
前記マグネットを含むと共に円柱状に構成された内側部材と、
前記内側部材の外周側に、前記内側部材に対して間隔を空けて配置される筒状の外側部材と、
を有し、
前記内側部材及び前記外側部材が磁気回路を構成しており、
前記コイル振動体の前記コイルは、前記内側部材及び前記外側部材の間に配置される、
振動発電機。
付記15に記載の振動発電機であって、
前記マグネット振動体は、前記内側部材と前記外側部材を連結する連結部材を更に有し、
前記磁気回路は、前記内側部材と前記外側部材、前記連結部材によって構成されている、
振動発電機。
付記16に記載の振動発電機であって、
前記連結部材は、前記内側部材と前記外側部材を橋渡しすると共に、周方向に間隔を空けて配置される、複数の橋渡し部材を含み、
前記磁気回路は、前記内側部材と前記外側部材、前記複数の橋渡し部材によって構成されている、
振動発電機。
付記17に記載の振動発電機であって、
前記弾性連結具は、前記マグネット振動体と前記コイル振動体との間の弾性の強度を調整可能に構成され、
前記コイル振動体は、
前記コイルと、
前記コイルを保持するコイル保持部と、
前記コイル保持部から前記コイル振動体の振動方向に突出する複数の梁と、
を備え、
各梁は、周方向において隣り合う橋渡し部材間を通ることで、前記連結部材を貫通しており、
前記弾性連結具は、前記マグネット振動体に取り付けられると共に、前記コイル振動体の前記複数の梁に取り付けられている、
振動発電機。
付記18に記載の振動発電機であって、
前記コイル振動体の質量を調整するための質量調整部材を更に有し、
前記質量調整部材は、前記コイル振動体の前記複数の梁に取り付けられている、
振動発電機。
2 ケース(第2の部材)
3 振動発電機本体
4 ベース
5 ケース本体
6 底部
7 筒部
7a 取り付け孔
8 筒部
9 天板
10 コイルアッセンブリー
11 マグネットアッセンブリー
12 コイル振動体(第1の部材)
13 コイルマグネットスプリングアッセンブリー(弾性連結具)
14 積層型ウェイト(質量調整部材)
15 コイル振動体本体
16 コイル
17 コイル保持部
17a 端面
18 連結梁(梁)
18a 先端面
20 バネ取り付け孔
21 ウェイト取り付け孔
30 金属薄板(弾性部)
31 ホルダ(固定部)
32 板バネ
32a 先端部
32b 基端部
33 板バネ連結部
34 取り付け孔
35 取り付け孔
36 取り付け長孔
40 固定板
41 バネ抑え
42 バネ抑え連結部
43 取り付け孔
44 取り付け孔
45 取り付け長孔
50 ボルト
51 バネ抑え連結部ユニット(第2固定部)
51a 取り付け孔
51b 取り付け長孔
52 バネ抑えユニット(第1固定部)
60 マグネット振動体(第1の部材、第2の部材、第3の部材)
61 ケースマグネットスプリングアッセンブリー(弾性連結具)
62 マグネット
63 センタープレート
64 外周ヨーク(外側部材)
64a 端面
65 ブリッヂヨーク(連結部材)
66 ベース
66a センターシャフト
66b 取り付け孔
67 ブリッヂ(橋渡し部材)
67a 先端
68 取り付け孔
69 金属薄板(弾性部)
70 ホルダ(固定部)
71 板バネ
71a 先端部
71b 基端部
72 板バネ連結部
73 取り付け長孔
74 固定板
75 バネ抑え
76 バネ抑え連結部
77 ネジ孔
78 取り付け長孔
79 ボルト
80 バネ抑え連結部ユニット(第2固定部)
81 取り付け孔
82 バネ抑えユニット(第1固定部)
90 スペーサー
91 スペーサー
92 内側部材
102 スプリングアッセンブリー(弾性連結具)
103 コイル側金属薄板(第1弾性部)
104 ケース側金属薄板(第2弾性部)
105 ホルダ(固定部)
106 コイル側板バネ(第1板バネ)
106a 先端部
106b 基端部
107 第1板バネ連結部
108 取り付け孔
109 取り付け長孔
110 ケース側板バネ(第2板バネ)
110a 先端部
110b 基端部
111 第2板バネ連結部
112 取り付け孔
113 取り付け長孔
114 固定板
115 コイル側バネ抑え
116 ケース側バネ抑え
117 バネ抑え連結部
118 取り付け長孔
118a ネジ孔
119 ボルト
120 バネ抑え連結部ユニット(第3固定部)
121 第1バネ抑えユニット(第1固定部)
122 第2バネ抑えユニット(第2固定部)
123 スペーサー
124 スペーサー
C 中心軸
D 軸方向
G 磁気ギャップ
K 磁気回路
L 円弧長さ
M 円弧長さ
P 円弧長さ
Q 円弧長さ
S 梁貫通空間
Claims (3)
- マグネットを有し、磁界を形成するマグネット振動体と、
コイルを有し、前記マグネット振動体に対して相対的に振動可能なコイル振動体と、
前記マグネット振動体及び前記コイル振動体を弾性的に連結する弾性連結具と、
を備え、
前記マグネット振動体が形成した前記磁界内で前記コイル振動体の前記コイルが相対的に振動することで、前記コイルに起電力が発生する、
振動発電機であって、
前記マグネット振動体は、
前記マグネットを含むと共に円柱状に構成された内側部材と、
前記内側部材の外周側に、前記内側部材に対して間隔を空けて配置される筒状の外側部材と、
を有し、
前記内側部材及び前記外側部材が磁気回路を構成しており、
前記コイル振動体の前記コイルは、前記内側部材及び前記外側部材の間に配置されおり、
前記マグネット振動体は、前記内側部材と前記外側部材を連結する連結部材を更に有し、
前記連結部材は、前記内側部材と前記外側部材を橋渡しすると共に、周方向に間隔を空けて配置される、複数の橋渡し部材を含み、
前記磁気回路は、前記内側部材と前記外側部材、前記複数の橋渡し部材によって構成されている、
振動発電機。 - 請求項1に記載の振動発電機であって、
前記弾性連結具は、前記マグネット振動体と前記コイル振動体との間の弾性の強度を調整可能に構成され、
前記コイル振動体は、
前記コイルと、
前記コイルを保持するコイル保持部と、
前記コイル保持部から前記コイル振動体の振動方向に突出する複数の梁と、
を備え、
各梁は、周方向において隣り合う橋渡し部材間を通ることで、前記連結部材を貫通しており、
前記弾性連結具は、前記マグネット振動体に取り付けられると共に、前記コイル振動体の前記複数の梁に取り付けられている、
振動発電機。 - 請求項2に記載の振動発電機であって、
前記コイル振動体の質量を調整するための質量調整部材を更に有し、
前記質量調整部材は、前記コイル振動体の前記複数の梁に取り付けられている、
振動発電機。
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