JP7250609B2 - 振動アクチュエータ、振動アクチュエータユニット及び触覚デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、可動体を振動させる振動アクチュエータ、振動アクチュエータユニット及び触覚デバイスに関するものである。
情報を振動によって報知するデバイスとして、永久磁石を有する支持体と、永久磁石と対向するコイルを有する可動体とを備え、コイルに交流電流を流し、コイルに作用するローレンツ力を駆動力として、可動体を振動させるアクチュエータが知られている(特許文献1参照)。
特開2016-127789号公報
振動方向に接続された複数の振動アクチュエータによって一つのユニットを構成することにより、ユニットから出力される振動強度を高められる。この場合に、各振動アクチュエータに給電するための電線の取り回しが煩雑となり、ユニットのサイズが大きくなる虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、電線の取り回しが簡潔であり、小型化可能な振動アクチュエータ、振動アクチュエータユニット、及び触覚デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一態様の振動アクチュエータは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納するケース体と、前記コイルに電気的に接続されており、前記ケース体の前記第2方向における一方側の第1端面の側から前記ケース体の外に引き出されている一対の電線と、を備え、前記ケース体は、1つ以上の第1電線収容溝を外周面に有し、前記第1電線収容溝は、前記ケース体の前記第2方向の全長に亘り、前記第1端面から反対側の第2端面まで延びている。
また、本発明の一態様の振動アクチュエータユニットは、前記振動アクチュエータである第1振動アクチュエータ及び第2振動アクチュエータを備え、前記第1振動アクチュエータの前記第2端面と前記第2振動アクチュエータユニットの前記第2端面とを突き合わせた状態で、前記第1振動アクチュエータと前記第2振動アクチュエータとは前記第2方向に並んで配置されており、前記第2振動アクチュエータの前記一対の電線は、前記第2振動アクチュエータの前記第1電線収容溝と、前記第1振動アクチュエータの前記第1電線収容溝とを通して、前記第1振動アクチュエータの前記第1端面の側に引き回されている。
また、本発明の一態様の触覚デバイスは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納するケース体と、前記コイルに電気的に接続されており、前記ケース体の前記第2方向における一方側の第1端面の側から前記ケース体の外に引き出されている一対の電線と、を備え、前記ケース体は、1つ以上の第1電線収容溝を外周面に有し、前記第1電線収容溝は、前記ケース体の前記第2方向の全長に亘り、前記第1端面から反対側の第2端面まで延びている。
本発明によれば、電線の取り回しが簡潔であり、小型化可能な振動アクチュエータ、振動アクチュエータユニット、及び触覚デバイスを提供できる。
本発明の実施形態を説明するための、振動アクチュエータ(触覚デバイス)の一例の斜視図である。 図1の振動アクチュエータを別の方向からみた斜視図である。 図1の振動アクチュエータに含まれるアクチュエータ本体の斜視図である。 図3のアクチュエータ本体の分解斜視図である。 図1の振動アクチュエータの磁気駆動回路の分解斜視図である。 図5の磁気駆動回路のコイルと、コイルを保持するベースプレート及びカバーとを分解して示す斜視図である。 振動アクチュエータユニットの一例の斜視図である。 図7の振動アクチュエータユニットにおける配線の模式図である。 図7の振動アクチュエータユニットの駆動電流の波形図である。 振動アクチュエータユニットの他の例の斜視図である。 図10の振動アクチュエータユニットにおける配線の模式図である。 図10の振動アクチュエータユニットの駆動電流の波形図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の説明において、可動体の振動方向(第2方向)をXとし、第2方向Xの一方側をX1とし、他方側をX2とする。また、第2方向Xと交差する第1方向をZとし、第1方向Zおよび第2方向Xと交差する第3方向をYとする。
(全体構成)
図1及び図2に示す振動アクチュエータ1は円柱状を呈し、その軸方向は、可動体の振動方向である第2方向Xに一致している。振動アクチュエータ1は、振動アクチュエータ1を手にした利用者に対し、可動体の第2方向Xの振動によって情報を報知し、例えばゲーム機の操作部材等として利用可能である。また、振動アクチュエータ1は、振動によって触覚を提示する触覚デバイスとしても利用可能である。
振動アクチュエータ1は、振動アクチュエータ1の外形を規定する外ケース2と、外ケース2に収容されるアクチュエータ本体10とを備える。外ケース2は円筒状に形成されている。なお、外ケース2の形状は、振動アクチュエータ1の利用態様に応じて種々に変更できる。
アクチュエータ本体10には、後述する磁気駆動回路のコイルが設けられており、コイルに給電するための一対のリード線(電線)44は、外ケース2とアクチュエータ本体10との隙間を通り、第2方向Xの一方側X1に向く外ケース2の第1端面2aから引き出されている。
外ケース2の外周面2cには、リード線44を収容可能な第1電線収容溝3a,3bが設けられている。第1電線収容溝3a,3bは、外ケース2の第1端面2aから反対側の第2端面2bまで第2方向Xに延びている。また、外ケース2の第2端面2bには、第2電線収容溝4が設けられている。第2電線収容溝4は、第2端面2bにおける第1電線収容溝3a,3bそれぞれの開口端を接続するように形成されている。
外ケース2の外周面2cにおける第1電線収容溝3a,3bそれぞれの開口幅Wは、リード線44の外径より僅かに小さく、リード線44は、第1電線収容溝3a,3bに押し込まれる。したがって、第1電線収容溝3a,3bは、収容したリード線44を保持可能である。なお、第1電線収容溝3a,3bは、少なくとも一つのリード線44を収容可能であればよく、複数のリード線44を収容可能な大きさに形成されていてもよい。
図3から図7に示すように、アクチュエータ本体10は、支持体11と、可動体12と、接続体13とを備える。そして、支持体11は、内ケース20と、ベースプレート30と、コイル40と、カバー70とを有し、可動体12は、永久磁石60と、ヨーク61とを有する。コイル40及び永久磁石60によって磁気駆動回路14が形成され、磁気駆動回路14は、可動体12を支持体11に対して第2方向Xに振動させる。接続体13は、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、支持体11及び可動体12の双方に接する。接続体13が支持体11と可動体12との間に介在することにより、可動体12は、第2方向Xに振動可能に、支持体11に支持される。
(支持体11の構成)
支持体11の内ケース20は角筒状を呈し、その軸方向は、可動体12の振動方向である第2方向Xに一致している。内ケース20は、第1方向Zの一方側Z1に配置される第1ケース部材21と、他方側Z2に配置される第2ケース部材22とを有する。
第1ケース部材21は、第1方向Zに対して略垂直に配置される第1平板部211と、第1平板部211の第3方向Yの両端から第1方向Zの他方側Z2に延びる一対の第1側板部212と、第1平板部211の第2方向Xの両端から第1方向Zの他方側Z2に延びる一対の第1蓋板部214とを有する。第1側板部212の端部には、矩形状の切り欠き部215と、一対の第1フランジ部213とが形成されおり、一対の第1フランジ部213は切り欠き部215の両側に隣設されている。
第2ケース部材22は、第1方向Zに対して略垂直に配置される第2平板部221と、第2平板部221の第3方向Yの両端から第1方向Zの一方側Z1に延びる一対の第2側板部222と、第2平板部221の第2方向Xの両端から第1方向Zの一方側Z1に延びる一対の第2蓋板部224とを有する。第2側板部222の端部には第2フランジ部223が形成されている。
第1ケース部材21の一対の第1フランジ部213と、第2ケース部材22の第2フランジ部223とが接合され、筒状の内ケース20が形成される。支持体11のベースプレート30、コイル40、及びカバー70と、可動体12の永久磁石60及びヨーク61と、接続体13とは、内ケース20に収容されている。
ベースプレート30は、銅、アルミニウム合金等の非磁性金属材料からなる。ベースプレート30は、コイル40が固定される矩形状の平板部31と、一対のフランジ部32と、一対の側板部33とを有する。一対のフランジ部32は、平板部31の一対の対辺から延設されており、一対の側板部33は、平板部31の他の一対の対辺に沿って立設されている。
フランジ部32は、切り欠き部215を通して内ケース20から突出し、内ケース20の第2フランジ部223に接合されている。したがって、ベースプレート30は、内ケース20の内側において、第3方向Yに対向する一対の第2側板部222に架け渡されている。コイル40が固定されている平板部31は、内ケース20の第1平板部211及び第2平板部221と第1方向Zに対向しており、平板部31及びコイル40と第1平板部211との間、及び平板部31及びコイル40と第2平板部221との間には、隙間がおかれている。
一方のフランジ部32には、給電基板41が固定されている。給電基板41には、一対の第1ランド42(図6参照)と、一対の第2ランド43(図6参照)と、第1ランド42と第2ランド43とを接続している回路パターンとが設けられている。第1ランド42には、コイル40から引き出されたコイル線の端末部45(図6参照)が電気的に接続されており、第2ランド43には、リード線44の端末部が電気的に接続されている。コイル40は、リード線44及び給電基板41を介して給電される。
(可動体12の構成)
可動体12のヨーク61もまた角筒状を呈する。ただし、ヨーク61の軸方向は、第3方向Yに一致している。ヨーク61は、第1方向Zの一方側Z1に配置される第1ヨーク62と、他方側Z2に配置される第2ヨーク63とを有する。第1ヨーク62及び第2ヨーク63は、鋼等の磁性材料からなる。
第1ヨーク62は平板状に形成されており、ベースプレート30に固定されたコイル40と内ケース20の第1平板部211との間で、第1方向Zに対して略垂直に配置されている。第2ヨーク63は、平板部631と、一対の側板部632とを有する。平板部631は、ベースプレート30と内ケース20の第2平板部221との間で、第1方向Zに対して略垂直に配置されている。側板部632は、平板部631の第2方向Xの両端端から第1方向Zの一方側Z1に延びており、ベースプレート30及びコイル40を第2方向Xに挟んで配置されている。そして、側板部632の端部が第1ヨーク62の第2方向Xの両端に接合され、筒状のヨーク61が形成される。ベースプレート30及びコイル40は、筒状のヨーク61の内側に配置されている。
第1ヨーク62は、内ケース20の第1平板部211と第1方向Zに対向しており、第2ヨーク63の平板部631は、内ケース20の第2平板部221と第1方向Zに対向している。第1ヨーク62と内ケース20の第1平板部211との間、及び第2ヨーク63の平板部631と内ケース20の第2平板部221との間には、接続体13がそれぞれ設けられている。ヨーク61は、これらの接続体13を介して内ケース20に支持されており、ベースプレート30及びコイル40と非接触に配置されている。
なお、本例では、第1ヨーク62と接続体13との間にウェイト64が介装され、ウェイト64は第1ヨーク62に固定されている。また、第2ヨーク63の平板部631と接続体13との間にウェイト65が介装され、ウェイト65は第2ヨーク63の平板部631に固定されている。これらのウェイト64,65によって、可動体12の振動特性(例えば共振周波数)が適宜調整されている。
可動体12の永久磁石60は、第1磁石66と、第2磁石67とを有する。第1磁石66は、筒状のヨーク61の内側において、第1ヨーク62上に固定されており、コイル40と第1方向Zに対向している。第2磁石67は、筒状のヨーク61の内側において、第2ヨーク63の平板部631上に固定されており、コイル40と第1方向Zに対向している。
第1磁石66は、第2方向Xに隣り合って配置される一対の磁石661,662を有する。磁石661,662は、平板状に形成されており、厚さ方向に着磁されている。そして、磁石661,662それぞれのコイル40との対向面の磁極は、互いに逆の極性とされている。第2磁石67もまた、第2方向Xに隣り合って配置される一対の磁石671,672を有する。磁石671,672は、平板状に形成されており、厚さ方向に着磁されている。そして、磁石671,672それぞれのコイル40との対向面の磁極は、互いに逆の極性とされている。
そして、第2磁石67の一方の磁石671は、第1磁石66の一方の磁石661と第1方向Zに対向しており、磁石661,671それぞれのコイル40との対向面の磁極は、互いに逆の極性とされている。同様に、第2磁石67の他方の磁石672は、第1磁石66の他方の磁石662と第1方向Zに対向しており、磁石662,672それぞれのコイル40との対向面の磁極は、互いに逆の極性とされている。例えば、第1磁石66の一方の磁石661のコイル40との対向面がS極である場合に、第1磁石66の他方の磁石662のコイル40との対向面はN極である。そして、第2磁石67の一方の磁石671のコイル40との対向面はN極であり、第2磁石67の他方の磁石672のコイル40との対向面はS極である。
(磁気駆動回路14の構成)
コイル40は、コイル線を長円状に多数巻回してなる空芯のコイルである。コイル線は、第1磁石66の一方の磁石661と第2磁石67の一方の磁石671との間を第3方向Yの一方側Y1から他方側Y2に向けて横断し、且つ第1磁石66の他方の磁石662と第2磁石67の他方の磁石672との間を第3方向Yの他方側Y2から一方側Y1に向けて横断するように巻回されている。
コイル40は、カバー70を用いて、ベースプレート30の平板部31における所定位置に固定される。カバー70は、矩形板状に形成されており、ベースプレート30の平板部31に載置される。カバー70は、コイル40に対応する長円状に形成された凹部71を有し、コイル40は凹部71に嵌合する。カバー70が、ベースプレート30に位置決め固定されることにより、コイル40もまた、平板部31における所定位置に固定される。
カバー70をベースプレート30に固定するための固定手段として、カバー70を第2方向Xに挟むベースプレート30の一対の側板部33と、側板部33に接するカバー70の側面とに、係合部が設けられている。本例では、側板部33の係合部は、係合穴34によって構成されており、係合穴34は、側板部33の第3方向Yの両端部に形成されている。一方、カバー70の係合部は、係合穴34に嵌合する係合爪73によって構成されている。カバー70がベースプレート30の平板部31に載置されることにより、係合爪73が係合穴34に嵌合し、これにより、カバー70は、平板部31における所定位置に配置され、そして位置決めされた状態でベースプレート30に固定される。なお、係合穴がカバー70に設けられ、係合爪が側板部33に設けられてもよい。
(動作)
交流電流がコイル40に供給される。コイル40への給電に伴い、第2方向Xのローレンツ力が支持体11側のコイル40に作用し、反力が可動体12側の第1磁石66及び第2磁石67に作用する。この第1磁石66及び第2磁石67に作用する反力に起因して、接続体13の第2方向Xのせん断変形を伴い、可動体12が第2方向Xに変位する。そして、ローレンツ力の作用方向が交流の半周期毎に逆転する。これにより、可動体12が第2方向Xに振動する。
図8及び図9は、上述した振動アクチュエータ1を用いた振動アクチュエータユニットの一例を示す。
図8及び図9に示す振動アクチュエータユニット100は、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bとを備え、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bとが、それらの振動方向である第2方向Xに接続されることによって構成されている。そして、振動アクチュエータユニット100では、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bとが同じ向きに接続されている。すなわち、第1振動アクチュエータ1Aの外ケース2の第1端面2aと第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第2端面2bとが突き合わされている。
第1振動アクチュエータ1Aの外ケース2の第1端面2aから引き出された一対のリード線44aは、第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第2端面2bに設けられている第2電線収容溝4を経由して、第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の外周面2cに設けられている第1電線収容溝3a,3bに達する。そして、第2振動アクチュエータ1Bの第1電線収容溝3a,3bを通して、第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第1端面2aから引き出されている。
図10に示すように、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bとが同じ向きに接続されている場合に、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bはと同位相の電流によって駆動される。これにより、振動アクチュエータユニット100から出力される振動強度が高まる。
駆動電流が供給される第1振動アクチュエータ1Aの一対のリード線44aと、第2振動アクチュエータ1Bの一対のリード線44bとが、いずれも第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第1端面2aから引き出されていることにより、リード線44a,44bの取り回しが簡潔となる。そして、第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2に設けられた第1電線収容溝3a,3b及び第2電線収容溝4を通して、第1振動アクチュエータ1Aの一対のリード線44aが、第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第1端面2aから引き出されているので、第1振動アクチュエータ1Aの一対のリード線44aが第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の外側にはみ出ず、振動アクチュエータユニット100の小型化が図られる。
図11及び図12は、上述した振動アクチュエータ1を用いた振動アクチュエータユニットの他の例を示す。
図11及び図12に示す振動アクチュエータユニット200は、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bとを備え、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bとが、それらの振動方向である第2方向Xに接続されることによって構成されている。そして、振動アクチュエータユニット200では、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bとが逆向きに接続されている。すなわち、第1振動アクチュエータ1Aの外ケース2の第2端面2bと第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第2端面2bとが突き合わされている。
第1振動アクチュエータ1Aの外ケース2の第1端面2aから引き出された一対のリード線44aは、第1振動アクチュエータ1Aの外ケース2の外周面2cに設けられている第1電線収容溝3a,3bを通し、そして、第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の外周面2cに設けられている第1電線収容溝3a,3bを通して、第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第1端面2aから引き出されている。
図13に示すように、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bとが逆向きに接続されている場合に、第1振動アクチュエータ1Aと第2振動アクチュエータ1Bはと逆位相の電流によって駆動される。これにより、振動アクチュエータユニット200から出力される振動強度が高まる。
駆動電流が供給される第1振動アクチュエータ1Aの一対のリード線44aと、第2振動アクチュエータ1Bの一対のリード線44bとが、いずれも第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第1端面2aから引き出されていることにより、リード線44a,44bの取り回しが簡潔となる。そして、第1振動アクチュエータ1A及び第2振動アクチュエータ1Bそれぞれの外ケース2に設けられた第1電線収容溝3a,3bを通して、第1振動アクチュエータ1Aの一対のリード線44aが、第2振動アクチュエータ1Bの外ケース2の第1端面2aから引き出されているので、第1振動アクチュエータ1Aの一対のリード線44aが第1振動アクチュエータ1A及び第2振動アクチュエータ1Bそれぞれの外ケース2の外側にはみ出ず、振動アクチュエータユニット200の小型化が図られる。
(他の実施の形態)
なお、上述した振動アクチュエータ1では、コイル40が支持体11に設けられ、永久磁石60が可動体12に設けられているが、コイル40が可動体12に設けられ、永久磁石60が支持体11に設けられてもよい。
以上、説明したとおり、本明細書に開示された振動アクチュエータは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納するケース体と、前記コイルに電気的に接続されており、前記ケース体の前記第2方向における一方側の第1端面の側から前記ケース体の外に引き出されている一対の電線と、を備え、前記ケース体は、1つ以上の第1電線収容溝を外周面に有し、前記第1電線収容溝は、前記ケース体の前記第2方向の全長に亘り、前記第1端面から反対側の第2端面まで延びている。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータは、前記ケース体が、2つの前記第1電線収容溝を外周面に有し、前記2つの前記第1電線収容溝のうち一方の第1電線収容溝は前記一対の電線のうち一方の電線を収容し、他方の第1電線収容溝は他方の電線を収容する。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータは、前記第1電線収容溝が、収容した電線を保持可能である。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータは、前記ケース体が、1つ以上の第2電線収容溝を前記第2端面に有し、前記第1電線収容溝は、それぞれ、前記第2電線収容溝と接続している。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータユニットは、前記振動アクチュエータである第1振動アクチュエータ及び第2振動アクチュエータを備え、前記第1振動アクチュエータの前記第2端面と前記第2振動アクチュエータの前記第2端面とを突き合わせた状態で、前記第1振動アクチュエータと前記第2振動アクチュエータとは前記第2方向に並んで配置されており、前記第1振動アクチュエータの前記一対の電線は、前記第1振動アクチュエータの前記第1電線収容溝と、前記第2振動アクチュエータの前記第1電線収容溝とを通して、前記第2振動アクチュエータの前記第1端面の側に引き回されている。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータユニットは、前記振動アクチュエータである第1振動アクチュエータ及び第2振動アクチュエータを備え、前記第1振動アクチュエータの前記第2端面と前記第2振動アクチュエータの前記第1端面とを突き合わせた状態で、前記第1振動アクチュエータと前記第2振動アクチュエータとは前記第2方向に並んで配置されており、前記第1振動アクチュエータの前記一対の電線は、前記第2振動アクチュエータの前記第2電線収容溝と、前記第2振動アクチュエータの前記第1電線収容溝とを通して、前記第2振動アクチュエータの前記第1端面の側に引き回されている。
また、本明細書に開示された触覚デバイスは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納するケース体と、前記コイルに電気的に接続されており、前記ケース体の前記第2方向における一方側の第1端面の側から前記ケース体の外に引き出されている一対の電線と、を備え、前記ケース体は、1つ以上の第1電線収容溝を外周面に有し、前記第1電線収容溝は、前記ケース体の前記第2方向の全長に亘り、前記第1端面から反対側の第2端面まで延びている。
1 振動アクチュエータ
2 外ケース
2a 外ケースの第1端面
2b 外ケースの第2端面
2c 外ケースの外周面
3a,3b 第1電線収容溝
4 第2電線収容溝
10 アクチュエータ本体
11 支持体
12 可動体
13 接続体
14 磁気駆動回路
20 内ケース
21 第1ケース部材
211 第1平板部
212 第1側板部
213 第1フランジ部
214 第1蓋板部
215 切り欠き部
22 第2ケース部材
221 第2平板部
222 第2側板部
223 第2フランジ部
224 第2蓋板部
30 ベースプレート
31 平板部
32 フランジ部
33 側板部
34 係合穴
40 コイル
41 給電基板
44 リード線
60 永久磁石
61 ヨーク
62 第1ヨーク
63 第2ヨーク
631 平板部
632 側板部
64 ウェイト
65 ウェイト
66 第1磁石
661 磁石
662 磁石
67 第2磁石
671 磁石
672 磁石
70 カバー
71 凹部
73 係合爪
X 第2方向
Y 第3方向
Z 第1方向

Claims (7)

  1. 可動体と、
    支持体と、
    弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、
    前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、
    前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納するケース体と、
    前記コイルに電気的に接続されており、前記ケース体の前記第2方向における一方側の第1端面の側から前記ケース体の外に引き出されている一対の電線と、
    を備え、
    前記ケース体は、1つ以上の第1電線収容溝を外周面に有し、
    前記第1電線収容溝は、前記ケース体の前記第2方向の全長に亘り、前記第1端面から反対側の第2端面まで延びている振動アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の振動アクチュエータであって、
    前記ケース体は、2つの前記第1電線収容溝を外周面に有し、
    前記2つの前記第1電線収容溝のうち一方の第1電線収容溝は前記一対の電線のうち一方の電線を収容し、他方の第1電線収容溝は他方の電線を収容する振動アクチュエータ。
  3. 請求項1又は2記載の振動アクチュエータであって、
    前記第1電線収容溝は、収容した電線を保持可能である振動アクチュエータ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の振動アクチュエータであって、
    前記ケース体は、1つ以上の第2電線収容溝を前記第2端面に有し、
    前記第1電線収容溝は、それぞれ、前記第2電線収容溝と接続している振動アクチュエータ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載の前記振動アクチュエータである第1振動アクチュエータ及び第2振動アクチュエータを備え、
    前記第1振動アクチュエータの前記第2端面と前記第2振動アクチュエータの前記第2端面とを突き合わせた状態で、前記第1振動アクチュエータと前記第2振動アクチュエータとは前記第2方向に並んで配置されており、
    前記第1振動アクチュエータの前記一対の電線は、前記第1振動アクチュエータの前記第1電線収容溝と、前記第2振動アクチュエータの前記第1電線収容溝とを通して、前記第2振動アクチュエータの前記第1端面の側に引き回されている振動アクチュエータユニット。
  6. 請求項4記載の振動アクチュエータである第1振動アクチュエータ及び第2振動アクチュエータを備え、
    前記第1振動アクチュエータの前記第2端面と前記第2振動アクチュエータの前記第1端面とを突き合わせた状態で、前記第1振動アクチュエータと前記第2振動アクチュエータとは前記第2方向に並んで配置されており、
    前記第1振動アクチュエータの前記一対の電線は、前記第2振動アクチュエータの前記第2電線収容溝と、前記第2振動アクチュエータの前記第1電線収容溝とを通して、前記第2振動アクチュエータの前記第1端面の側に引き回されている振動アクチュエータユニット。
  7. 可動体と、
    支持体と、
    弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、
    前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、
    前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納するケース体と、
    前記コイルに電気的に接続されており、前記ケース体の前記第2方向における一方側の第1端面の側から前記ケース体の外に引き出されている一対の電線と、
    を備え、
    前記ケース体は、1つ以上の第1電線収容溝を外周面に有し、
    前記第1電線収容溝は、前記ケース体の前記第2方向の全長に亘り、前記第1端面から反対側の第2端面まで延びている触覚デバイス。
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