JP2009213952A - 振動発生装置。 - Google Patents

振動発生装置。 Download PDF

Info

Publication number
JP2009213952A
JP2009213952A JP2008057280A JP2008057280A JP2009213952A JP 2009213952 A JP2009213952 A JP 2009213952A JP 2008057280 A JP2008057280 A JP 2008057280A JP 2008057280 A JP2008057280 A JP 2008057280A JP 2009213952 A JP2009213952 A JP 2009213952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
permanent magnet
case
magnetic pole
mover block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008057280A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Watanabe
敬久 渡辺
Yoshizumi Ota
良純 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP2008057280A priority Critical patent/JP2009213952A/ja
Publication of JP2009213952A publication Critical patent/JP2009213952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

【課題】携帯電話機等の薄型形態機器に搭載可能で、消費電力が小さく、小型且つ薄型、高品質、低価格の横振動方式の振動発生装置を提供する。
【解決手段】扁平なケース体と、ヨーク体にコイルを巻き回した固定子ブロックと、永久磁石にオモリを一体化した可動子ブロックとよりなり、ケース体の内部に固定子ブロックと可動子ブロックとを並べて配置し、可動子ブロックはケース体に弾性支持部材を介して揺動可能に固定されている振動発生装置であって、固定子ブロックの磁極部と可動子ブロックの永久磁石の磁極とを対向させて配置されており、可動子ブロックが静止している状態における永久磁石の両端と、該両端に対応する固定子ブロックの2個の端磁極部のそれぞれの内端との可動子ブロックの移動方向における位置がほぼ一致すること。
【選択図】図13

Description

本発明は携帯電話機等の薄型携帯機器に搭載可能な振動発生装置に関する。
従来より携帯電話機等の薄型携帯機器には、着信を呼出音で知らせこと以外に、電車内や会議中などのように音の発生が規制されている場所では振動で知らせるための振動発生装置を備えている。
そして従来の振動発生装置としては、モータの回転軸に偏心した回転オモリを取り付け、この回転オモリをモータによって回転させることで、回転オモリの偏心による振動によって着信を知らせていた。しかしこのような構造の振動発生装置は、筒状のモータ形状や回転オモリの形状から全体が円筒形状となって薄型化に適さない問題があり、また駆動方式が偏心オモリの回転であるため、回転軸に過酷な応力がかかり耐久性や信頼性にも問題があった。
上記円筒形状の振動発生装置に比べて薄型化が可能な横振動方式の振動発生装置が提案されている。(例えば、特許文献1の図2、図11参照。)以下特許文献1に示された横振動方式の振動発生装置について説明する。端子付基台をベースとして、その上にヨークに巻線を巻回した固定子ブロックを固定し、この固定子ブロックの上に永久磁石にオモリを一体化した可動子ブロックを配置し、この可動子ブロックは前記端子付基台に対して弾性支持部材を介して揺動可能に固定されている。
上記構成を有する振動発生装置の動作は、固定子ブロックのコイルに所定の周波数を有する駆動信号を印加することにより、ヨークに発生する交互磁極と可動子ブロックの永久磁石との間に発生する磁気駆動力によって揺動可能な可動子ブロックが横振動を行い、可動子ブロックに一体化されたオモリによって振動を発生するものである。
特開2002−143770号公報
しかしながら、従来技術における横振動方式の振動発生装置は、端子付基台に対して固定子ブロックと可動子ブロックとを縦方向に積み上げる構成となっているため、振動発生装置としての高さが大きくなり、これを組み込む携帯機器の薄型化を阻害するという問題があった。
また、従来の振動発生装置においては、揺動可能な可動子ブロックが振動していない状態において、可動子ブロックの永久磁石と固定子ブロックの磁極部との位置関係から、永久磁石の磁極部に対する磁気的吸引力が大きく、固定子ブロックのコイルに通電した際の可動子ブロックの振幅量が小さくなる。このため、可動子ブロックに所望の振幅量を得ようとする場合、コイルに流す電流値を大きくする必要があり、消費電力が大きくなってしまうという問題があった。また、コイルの巻数も大きくする必要があり小型化の実現が難しいという問題があった。
(発明の目的)
本発明は上記問題に鑑みなされたもので、組み込む携帯機器の薄型化を可能にするとともに、可動子ブロックにおける永久磁石の固定子ブロックの磁極部に対する磁気的吸引力を小さくすることにより、可動子部分を動きやすくして、可動子ブロックの振幅量を大きくし、消費電力が小さく、小型の横振動方式の振動発生装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明における振動発生装置は、第1のケースと第2のケースよりなる扁平なケース体と、ヨーク体にコイルを巻き回した駆動体ユニットを構成する固定子ブロックと、永久磁石にオモリを一体化した可動子ブロックとよりなり、前記ケース体を構成する第1のケースの内部に前記固定子ブロックと可動子ブロックとを並べて配置し、かつ前記固定子ブロックは第1のケースに固定され、また前記可動子ブロックは第1のケースに弾性支持部材を介して揺動可能に固定されている振動発生装置であって、前記固定子ブロックはその両端に位置する2個の端磁極部と中央に位置する中央磁極部とを有し、前記可動子ブロックの永久磁石は前記中央磁極部に対応する位置付近を境界として極性の異なる二つの磁性領域を有し、前記固定子ブロックと前記可動子ブロックとは固定子ブロックの磁極部と可動子ブロックの永久磁石の磁極とを対向させて配置されており、前記可動子ブロックが静止している状態における前記永久磁石の両端と、該両端に対応する前記固定子ブロックの2個の端磁極部のそれぞれの内端との前記可動子ブロックの移動方向における位置がほぼ一致することを特徴とする。
前記可動子ブロックは前記永久磁石の極性の異なる二つの磁性領域の境界付近に非着磁領域または着磁が小さい弱着磁領域を有することを特徴とする。
前記可動子ブロックは2個の棒状永久磁石を直列に接続した長方形の永久磁石を有することを特徴とする。
前記可動子ブロックは永久磁石と磁性体と高比重材料よりなるオモリとを平面的に一体化して構成したことを特徴とする。
前記可動子ブロックは1個の支持板に永久磁石と磁性体と高比重材料よりなるオモリとが平面的に固着されていることを特徴とする。
前記可動子ブロックはその両端を2個の弾性支持部材を介して第1のケースに固定されていることを特徴とする。
前記2個の弾性支持部材は第1のケースの側壁に一端が固定されたバネ体であることを特徴とする。
前記バネ体は第1のケースの抜き加工時に、第1のケースの側壁より延在して形成された細長い金属板を、屈曲して形成したバネ体であることを特徴とする。
前記バネ体は、第1のケースの側壁部と前記可動子ブロック端部に、屈曲して形成された金属製のバネ体をそれぞれ固着して形成されていることを特徴とする。
前記固定子ブロックは前記中央磁極部と前記2個の端磁極部とのそれぞれの間に設ける2個の巻線部を有し、該2個の巻線部に巻き回された2個のコイルは、その巻き方向が互いに逆巻きであることを特徴とする。
(作用)
本発明の振動発生装置は、扁平なケース体の内部に固定子ブロックと可動子ブロックとを並べて配置することによって薄型構成となり、組み込む携帯機器の薄型化が達成できる。また、可動子ブロックを永久磁石と磁性体と高比重材料よりなるオモリとを平面的に一体化して構成することにより、磁性体によって磁気回路の効率を高めることができる。また、オモリの一部として高価な高比重材料より安価な磁性材料を用いることによって、可動子ブロックの廉価を可能としている。また、バネ体をケースと一緒に構成することができるため、部品点数が削減されるとともに、ケース体に対するバネ体の平行度の管理が容易にできるため、組み立て性がよくなり、且つ信頼性が向上する。
また、可動子ブロックが静止している状態において、永久磁石の両端と、該両端に対応する固定子ブロックの2個の端磁極部のそれぞれの内端との可動子ブロックの移動方向における位置をほぼ一致させることによって、可動子ブロックにおける永久磁石の固定子ブロックの磁極部に対する磁気的吸引力を小さくして、可動子ブロックを動きやすくし、可動子ブロックの振幅量を大きくすることが出来る。さらに、永久磁石の極性の異なる二つの磁性領域の境界付近に非着磁領域または着磁が小さい弱着磁領域を設けることによって永久磁石の固定子ブロックの磁極部に対する磁気的吸引力を小さくして可動子ブロックの振幅量を大きくすることが出来る。この結果、コイルに流す電流値を小さくすることが可能となり、消費電力を低減することが出来る。また、コイルの巻数を少なくすることが可能となり、小型化を実現することができる。また、永久磁石の極性の異なる二つの磁性領域の境界付近に設ける非着磁領域または着磁が小さい弱着磁領域の大きさを調節して、可動子ブロックの静止している状態における永久磁石の固定子ブロックの磁極部に対する磁気的吸引力を制御することができる。これにより可動子ブロックの振動の振幅量を所望の値に調節することが可能となる。
以上のように本発明の振動発生装置は薄型構成となり、組み込む携帯機器の薄型化が達成できるとともに、磁気回路の効率を高めると同時に可動子ブロックの廉価を可能としている。さらに、可動子ブロックにおける永久磁石の固定子ブロックの磁極部に対する磁気的吸引力を小さくして、可動子ブロックを動きやすくし、可動子ブロックの振幅量を大きくすることが出来る。この結果、コイルに流す電流値を小さくすることが可能となり、消費電力を低減するとともに小型化を実現することができる。
以下、本発明の実施形態における振動発生装置ついて図に基づいて詳細に説明する。図1から図4は振動発生装置を示す図、図5は第1のケース(以降下ケースと記す)を示す図、図6は第2のケース(以降上ケースと記す)を示す図、図7は固定子ブロックを構成するコイル体の斜視図、 図8、図9、図10は、固定子ブロックを示す図、図11、図12は可動子ブロックを示す図、図13はコイル体と永久磁石との位置関係の例を示す図、図14は永久磁石の他の例を示す図、図15、図16は振動発生装置の駆動動作を説明するための固定子ブロックと可動子ブロックの斜視図、図17は可動子ブロックの他の例を示す斜視図、図18は可動子ブロックの永久磁石の他の例を示し、2個の棒状永久磁石を直列に固着した長方形の永久磁石を示す斜視図である。
図である。
図1は振動発生装置を示す図で、図1(a)は斜視図、図1(b)は図1(a)に示す振動発生装置の上ケースを外した状態を示す斜視図である。図1に示すように、振動発生装置1は、下ケース2、上ケース3により構成される扁平なケース体の内部に後述する振動発生装置の本体部分が収納され、その一端から外部回路との接続を行うためのFPC5(フレキシブル・プリンテッド・サーキット)が引き出されている。なお、ケースの上面の設けられたピン6a、6bは後述する固定子ブロックをケースに固定しているピンである。また、下ケース2及び上ケース3には係合固定するためのスナップフィット用の窓9a及び爪9bが設けられている。
図2は図1に示す振動発生装置1の上ケース3を取り外し振動発生装置1の本体部分が見えるようにした平面図である。図2に示すように下ケース2の長辺部2aの方向に対して固定子ブロック10と可動子ブロック20とが並べて配置されている。そして固定子ブロック10は2本のピン6a、6bによって下ケース2と上ケース3に固定されており、可動子ブロック20は下ケース2の短辺部2b近傍の側壁(実施形態では長辺部2aの側壁)に一端が固定されている2個のバネ体(弾性支持部材)4a、4bに固着されることによって、下ケース2に揺動可能に固定されている。またFPC5は固定子ブロック10に固定された状態で下ケース2の角部から外側に延出している。
図3は図2に示す振動発生装置1のA−A断面図であり、下ケース2に対する可動子ブロック20の固定状態を示している。すなわち、下ケース2の両側の短辺部2bの中間位置から延在した2個のバネ体4a、4bに可動子ブロック20の支持板25が固着されることによって、可動子ブロック20は下ケース2の中間位置に浮かんだ状態でバネ支持されている。この結果可動子ブロック20は下ケース2内において長辺部2aに沿った方向に振動することができる。なお、1点鎖線で示したのは上ケース3である。
図4は図2に示す振動発生装置1のB−B断面図であり、下ケース2に対する固定子ブロック10の固定状態を示している。すなわち、下ケース2の一方の長辺部2a側に固定子ブロック10を構成するヨーク体12がピン6aによって固定され、このヨーク体12に対向する位置に可動子ブロック20が配置されている。そしてヨーク体12にはFPC5が接着されていて、下ケース2の長辺部2aに沿って外側に引き出されている。
図5は下ケースを示す図で、図5(a)は下ケース2の金属板材を抜き加工した、成形加工前の状態を示す展開図、図5(b)は立ち曲げ形成された下ケースの斜視図である。図5(a)に示す下ケース2の展開図の点線で示す部分は、成形加工によって立ち曲げを行うことにより図5(b)に示すように底面部2c、長辺部2a、短辺部2bを形成する。また図5(a)に示すように、一方の長辺部2aから延在して形成された2本の細長い金属板はバネ体4a、4bとなる部分であり、点線で示す部分からの曲げ加工をおこなって下ケース2のケース部分の成形を行った後に、図5(b)に示す形状に曲げ加工を行ってケース内の長辺部2aの側壁から短辺部2b近傍にバネ体4a、4bを形成する。従って2本の細長い金属板の長さはバネ体4a、4bを形成するために必要な長さである。また、図示は省略したが図2の構成において、バネ体4a、4bの長辺部2aの側壁からの曲げ出し位置の近傍を、図3に示すように下ケース2に被せた上ケース3の長辺部3aの側壁に接触させて溶接し、この溶接する位置を調整してバネ体4a、4bのバネ力を調整することができる。さらに、底面部2cに設けられた2個の穴2dは図4に示すピン6aを固定する穴である。なお下ケースの長辺部2a、短編部2bの側壁には上ケース3と係合固定するためのスナップフィット用の窓9aが設けられている。
図6は上ケースを示す図で、図6(a)は上ケース3の金属板材を抜き加工した、成形加工前の状態を示す展開図、図6(b)は立ち曲げ形成された上ケースの斜視図である。図6(a)における上ケース3の点線で示す部分は、成形加工によって立ち曲げを行うことにより図6(b)に示すように上面部3c、長辺部3a、短辺部3bを形成する。また上面部3cに設けられた2個の穴3dは図4に示すピン6aを固定する穴である。なお上ケース3の長辺部3a、短編部3bの側壁には、下ケース2と係合固定するためのスナップフィット用の爪9bが設けられている。
図7は固定子ブロック10を構成するヨーク体12とコイル体11を示し、図7(a)はヨーク体12の斜視図、図7(b)はコイル体11の斜視図である。図7(a)に示すように、ヨーク体12にはその両端に位置する端磁極部12c、12eと端磁極部12c、12eの中央付近に位置する中央磁極部12dとの3個の磁極部が設けられ、両端の端磁極部12c、12eには固定用の穴12f、12gが設けられている。また、一方の端磁極部12cと中央磁極部12dとの間、及び他方の端磁極部12eと中央磁極部12dとの間には、それぞれ巻線部12a、12bが設けられている。また、図7(b)に示すように、ヨーク体12の2個の巻線部12a、12bに、2個のコイル13、14が巻き回されてコイル体11が構成されている。コイル13とコイル14とは巻方向が逆巻きで、巻数が同数となるコイルとなっている。なお、本実施形態においては2個のコイル13、14は1本のコイルワイヤーによって巻き回されており、ヨーク体12の巻線部12aに所定の巻方向と所定の巻数でコイル13を形成した後に、コイルワイヤーを中央磁極部12dの外面を通過させて巻線部12bに誘引し、コイル13と巻方向が逆巻きで、巻数が同数となるコイル14を形成している。なお、コイル13、14の巻数は同数に限定されるものではなく、必要に応じて異なる巻数としても良い。
図8は固定子ブロック10を構成するコイル体11とFPC5の斜視図である。FPC5にはコイル体11を固定する上面側には、コイル端末15a、15bの引出線を導電接着するための2個の接続電極5a、5bと外部接続用の外部接続電極5c、5dが設けられ、図示は省略したが、FPC5の裏面側に設けられた接続配線によって接続電極5a、5bと外部接続電極5c、5dとが接続されている。
図9は固定子ブロック10の側面図、図10は上面図である。図9、図10に示すごとくFPC5の上面側にコイル体11を両面接着シート等により固定し、コイル13、14のコイル端末の引出線を2個の接続電極5a、5bに半田付けしている。この結果コイル13、14のコイル端末の引出線は外部接続電極5c、5dに電気的に接続される。そしてコイル体11とFPC5が一体化された固定子ブロック10が完成する。
図11は可動子ブロック20の分解斜視図、図12は可動子ブロック20の完成体と固定子ブロックのコイル体11とを示す斜視図である。図11及び図12に示すように永久磁石21は固定子ブロックのコイル体11の中央磁極部12dに対応する位置付近を境界21cとして極性の異なる二つの磁性領域22、23を有する長方形の永久磁石であり、4つの磁極22n、22s、23n、23sを有する。永久磁石21の一方の磁性領域22の磁極22n、22s及び他方の磁性領域23の磁極23n、23sは、それぞれ固定子ブロックのコイル体11と対峙した面方向で、永久磁石21の長手方向に対して垂直方向に着磁されている。そしてオモリ24は永久磁石21及び磁性体26と略等しい厚さを有し、永久磁石21、磁性体26を収納する収納凹部24aを有する。また、図12に示すように、オモリ24の収納凹部24aに永久磁石21及び磁性体26を収納固着して一体化したブロックを、支持板25に固着して可動子ブロック20が完成する。
上記可動子ブロック20の構成条件としては、駆動力を大きくするために磁気特性に優れ、且つ振動出力を大きくするためには重量が大きいことが必要である。この条件を満足させるために、本実施形態においては各構成要素の材料として、永久磁石21の材料は、磁気特性に優れ且つ比重が7.4と比較的大きいネオジューム焼結合金を使用し、またオモリ24の材料は、高比重材料である比重15〜18のタングステン合金を使用し、さらに磁性体26の材料は、これも比重が7.85と比較的大きいSPCC(軟鉄材、軟綱材)を用いている。上記の如く、本実施形態における可動子ブロック20は、磁性材料である、永久磁石21及び磁性体26に比較的比重の大きい材料を使用することによって、全体の重量をあまり減ずることなく、高価な高比重材料であるタングステン合金の使用量を削減して可動子ブロック20の廉価を図っている。
次に、固定子ブロック10と可動子ブロック20との位置関係について説明する。図13は固定子ブロックのコイル体11と可動子ブロック20との位置関係の例を示す図である。図13に示すようにコイル体11と可動子ブロック20とは、コイル体11の端磁極部12c、12e及び中央磁極部12dと可動子ブロック20の永久磁石21の磁極とを対向させて配置されている。さらに、可動子ブロック20が静止している状態における永久磁石21の両端21a、21bと、この永久磁石21の両端21a、21bに対応するコイル体11の両端に位置する2個の端磁極部12c、12eのそれぞれの内端16、17との可動子ブロック20の移動方向における位置がほぼ一致するようになっている。この永久磁石21の両端21a、21bとコイル体11の端磁極部12c、12eのそれぞれの内端16、17との位置関係は、一致していることが好ましいが、互いの間に隙間または重畳する領域があっても、その領域の大きさが極めて僅かであれば同様の効果が得られるため差し支えない。
この結果、可動子ブロック20が静止している状態において、永久磁石21と端磁極部12c、12eとが重畳する領域がなくなるか、または極僅かとすることにより、永久磁石21のコイル体11の端磁極部12c、12eに対する磁気的吸引力を小さくすることが出来る。これによって可動子ブロックが動き易くなり、可動子ブロック20の振幅量を大きくすることが可能となり、コイルに流す電流値を小さくすることが出来るとともに消費電力を低減することが出来る。また、コイルの巻数を少なくすることも可能となり、装置の小型化を実現することができる。さらに、永久磁石21の両端の外側にオモリ24を配置することが可能となり可動子ブロック20の重量を大きくして、駆動力を大きくすることができる。この結果、磁気特性に優れ、且つ振動出力の大きい横振動方式の振動発生装置を実現することができる。
図14は永久磁石の他の例を示す図である。図14に示すように、永久磁石41は固定子ブロックのコイル体11の中央磁極部12dに対応する位置付近を境界41cとして異なる極性を有する二つの磁性領域42、43を有する長方形の永久磁石であり、この二つの磁性領域42と磁性領域43との境界41cの付近に非着磁領域45を設けたものである。なお、可動子ブロックが静止している状態における永久磁石41の両端41a、41bと、この永久磁石41の両端41a、41bに対応するコイル体11の両端に位置する2個の端磁極部12c、12eのそれぞれの内端16、17との可動子ブロックの移動方向における位置がほぼ一致するようになっている点は、前述の図13に示した永久磁石21の場合と同様である。この非着磁領域45を設けることにより可動子ブロックの静止している状態における永久磁石41の固定子ブロック11の中央磁極部12dに対する磁気的吸引力を小さくすることができ、前述の図13に示す永久磁石21の例に比較して可動子ブロック20がより動き易くなり、振幅量をより大きくすることが出来る。
また、この非着磁領域45の大きさdを調節することによって、可動子ブロックの静止している状態における永久磁石41の固定子ブロック11の中央磁極部12dに対する磁気的吸引力を制御することができる。この結果、可動子ブロックの振動の振幅量を調節することが出来る。なお、非着磁領域45は、着磁が小さい弱着磁領域としても良く、同様の効果を得ることができる。
次に固定子ブロック10と可動子ブロック20とによる横振動方式の振動発生装置1の動作を説明する。図15及び図16は振動発生装置1の駆動動作を示す固定子ブロック10と可動子ブロック20の斜視図であり、図15と図16とはコイル13、14に流れる電流が逆向きになった状態を示している。図15と図16において図2に示すごとく下ケース2の中に組み込まれた固定子ブロック10と可動子ブロック20とは所定の間隔を保って対向配置されており、コイル13と永久磁石21の異なる極性を有する磁性領域22、23とによる第1磁気回路L1と、コイル14と永久磁石の異なる極性を有する磁性領域22、23とによる第2磁気回路L2とが構成されている。
そしてコイル13の端末15aに接続された端子T1(外部接続端子5cに接続されている)とコイル14の端末15bに接続された端子T2(外部接続端子5dに接続されている)とに駆動信号が供給されていない状態においては、固定子ブロック10の各磁極部と可動子ブロック20における永久磁石21の各磁極との間には保持力が働いている。上記静止状態での保持力の発生における、固定子ブロック10の各磁極部と可動子ブロック20における永久磁石21の各磁極との関係は、磁性領域22の磁極22sとヨーク体12の端磁極部12c、中央磁極部12d及び磁性領域23の磁極23nとヨーク体12の中央磁極部12d、端磁極部12eとの間で吸引力が働いている。
上記の静止状態から図15に示す如く端子T1にプラス(+)電圧、端子T2にマイナス(−)電圧を供給すると、前述の如くコイル13とコイル14とは逆方向に巻かれているので、各コイルに流れる電流は矢印で示す如く、コイル13にP1方向の電流が流れ、コイル14には逆向きのP2方向の電流が流れる。このコイル13の電流によって端磁極部12cにはN極、中央磁極部12dにはS極が発生し、磁性領域22、23と磁性体26との間に第1磁気回路L1が構成され、この第1磁気回路L1の磁気駆動力によって固定子ブロック10と可動子ブロック20との間には矢印F1方向の駆動力が発生し、図2に示すバネ体4a、4bによって揺動可能に保持された可動子ブロック20が矢印F1方向に駆動力を受けて移動する。
次に端子T1とT2との供給電圧を反転させ、図16に示す如く端子T1にマイナス(−)電圧、端子T2にプラス(+)電圧を供給すると、前述の如くコイル13とコイル14とは逆方向に巻かれているので、各コイルに流れる電流は矢印で示す如く、コイル13にP2方向の電流が流れ、コイル14には逆向きのP1方向の電流が流れる。このコイル14の電流によって端磁極部12eにはS極、中央磁極部12dにはN極が発生し、磁性領域22、23と磁性体26との間に第2磁気回路L2が構成され、この第2磁気回路L2の磁気駆動力によって固定子ブロック10と可動子ブロック20との間には矢印F2方向の駆動力が発生し、図2に示すバネ体4a、4bによって揺動可能に保持された可動子ブロック20が矢印F2方向に駆動力を受けて移動する。
上記の如く端子T1と端子T2との間に供給電圧を印加する駆動信号を、一定周期で極性が反転する交互駆動電圧(正弦波または矩形波等)とすることによって、可動子ブロック20は交互駆動電圧の周期で振動することになる。そして可動子ブロック20の振動は、下ケース2と上ケース3によって構成されるケース体を介して外部に伝えられる。
図17は可動子ブロックの他の例を示す斜視図である。図17の可動子ブロックの斜視図は、前述の図12の可動子ブロックの斜視図に対応するものであり、同一の構成要素には同一番号を付し重複する説明を省略する。図17に示す可動子ブロック30の構成が図12に示す可動子ブロック20の構成と異なるところはオモリ34と磁性材36の構成である。すなわち可動子ブロック20のオモリ24と磁性体26とが略長方形の一体構成となっているのに対し、可動子ブロック30のオモリ34は2体構成となっており、また磁性体36は幅広の矩形形状となって2体構成のオモリ34の間に配置されているものである。すなわち可動子ブロック30の構成は、可動子ブロック20の構成に比べて、オモリ34の容積を大きくすることによって、可動子ブロック30の質量を増加させて共振周波数の調整を図ることにより、触感の変化を得るものである。なお、可動子ブロック30と固定子ブロックのコイル体11との位置関係については、前述の図13に示した例と同様であり説明は省略する。
図18は、永久磁石の他の例を示し、永久磁石を2個の棒状永久磁石で構成した例を示す斜視図である。図18に示すように永久磁石51は固定子ブロックのコイル体11の中央磁極部12dに対応する位置付近を境界51cとして異なる極性を有する2個の棒状永久磁石52、53を直列に固着した長方形の永久磁石であり、4つの磁極52n、52s、53n、53sを有する。永久磁石51の一方の棒状永久磁石52の磁極52n、52s及び他方の棒状永久磁石53の磁極53n、53sは、それぞれ固定子ブロックのコイル体11と対峙した面方向で、永久磁石51の長手方向に対して垂直方向に着磁されている。また、可動子ブロックが静止している状態における永久磁石51の両端51a、51bと、この永久磁石51の両端51a、51bに対応するコイル体11の両端に位置する2個の端磁極部12c、12eのそれぞれの内端16、17との可動子ブロックの移動方向における位置がほぼ一致するようになっている点は、前述の図13に示した永久磁石21の場合と同様である。さらに、前述の図14に示す永久磁石41と同様に2個の棒状永久磁石52と棒状永久磁石53との境界51cの付近に非着磁領域または弱着磁領域を設けても良い。さらに、2個の棒状永久磁石間に空隙を設けることで非着磁領域の幅を変化対応させても良い。
このように本例の永久磁石51は異なる極性を有する2個の棒状永久磁石52、53を用いた点が、前述の異なる極性を有する二つの磁性領域を有する永久磁石21、41と異なる点であり、その他の点は同様であるため説明は省略するが、可動子ブロックに永久磁石51を用いた場合も永久磁石21、41を用いた場合と同様の効果を得ることが出来る。なお、永久磁石として極端に細長い形状が要求される場合には、前述の永久磁石21、41に対して、本例の異なる極性を有する2個の棒状永久磁石52、53を直列に固着した永久磁石51の方が製造が平易となり好ましい。
なお、本実施形態においては、可動子ブロックを支持するバネ体を下ケースの抜き加工時に、下ケースの側壁に一体的に形成する例で説明したが、この例に限定されるものではなく、例えば屈曲して形成された金属製のバネ体を下ケースの側壁部と可動子ブロックの端部に、それぞれ固着して形成しても良い。
以上のように本発明の振動発生装置においては、固定子ブロックは2個の巻線部を挟んで3個の磁極部が直列に接続された形状を有し、また前記可動子ブロックは永久磁石と磁性材と高比重材料とを平面的に一体化した構成を有し、固定子ブロックと可動子ブロックとを平面的に並べて配置することによって、厚みを薄くすることができ、図1に示すような扁平型のケース体に収納することができる。
また、可動子ブロックが静止している状態における永久磁石の両端と、この永久磁石の両端に対応するコイル体の両端に位置する2個の端磁極部のそれぞれの内端との可動子ブロックの移動方向における位置をほぼ一致させることによって可動子ブロックの振幅量を大きくすることが出来る。さらに、永久磁石を構成する異なる極性を有する二つの磁性領域の境界付近に非着磁領域または着磁が小さい弱着磁領域を設けたことによって可動子ブロックの振幅量をより大きくすることが出来る。この結果、消費電力を低減することが出来るとともに小型化を実現することができる。なお、非着磁領域または弱着磁領域の大きさを調節して、可動子ブロックの静止している状態における永久磁石の固定子ブロックの磁極部に対する磁気的吸引力を制御することができる。この結果、可動子ブロックの振動の振幅量を調節することが出来る。また、永久磁石を2個の棒状永久磁石で構成した場合も同様の効果を得ることが出来る。
また、可動子ブロックを揺動可能に支持するバネ体を、板金加工によるケース体の側壁部に一体的に構成することによって、別部材によるバネ体を必要とせず、またバネ体の形状加工及びケース体に対する位置出しが容易で振動発生装置のコストダウンに大きく貢献するものである。さらに図2の構成においてバネ体4a、4bの一部を上ケース3の長辺部に溶接する位置を調整してバネ体のバネ力を可変することができるため、曲げ加工によって形成したバネ体のバネ力のバラツキを修正することが可能となり、品質の安定した振動発生装置を量産することができる。
さらに、本発明の振動発生装置は従来の振動発生装置に比べて著しく薄型に構成することができるため、携帯電話機のような薄型の携帯機器の呼び出し振動装置として利用出来るだけでなく、タッチパネル型入力装置の入力確認を振動で知らせる等の用途にも適用できる。
本発明の実施形態における振動発生装置を示す図で、図1(a)は斜視図、図1(b)は図1(a)に示す振動発生装置の上ケースを外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における振動発生装置の上ケースを外した状態を示す平面図である。 図2に示す振動発生装置のA−A断面図である。 図2に示す振動発生装置のB−B断面図である。 本発明の実施形態における下ケースを示す図で、図5(a)は展開図、図5(b)は斜視図である。 本発明の実施形態における上ケースを示す図で、図6(a)は展開図、図6(b)は斜視図である。 本発明の実施形態における固定子ブロックを構成するヨーク体とコイル体を示し、図7(a)はヨーク体の斜視図、図7(b)はコイル体の斜視図である。 本発明の実施形態における固定子ブロックを構成するコイル体とFPCの斜視図である。 本発明の実施形態における固定子ブロックの側面図である。 本発明の実施形態における固定子ブロックの上面図である。 本発明の実施形態における可動子ブロックの分解斜視図である。 本発明の実施形態における可動子ブロックと固定子ブロックの斜視図である。 本発明の実施形態におけるコイル体と永久磁石との位置関係を示す平面図である。 本発明の実施形態におけるコイル体と永久磁石との位置関係の他の例を示す平面図である。 本発明の実施形態における振動発生装置の駆動動作を示すコイル体と可動子ブロックの主要部の斜視図である。 本発明の実施形態における振動発生装置の駆動動作を示すコイル体と可動子ブロックの主要部の斜視図である。 本発明の実施形態における可動子ブロックの他の例を示す斜視図である。 本発明の実施形態における永久磁石の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 振動発生装置
2 下ケース
2a 長辺部
2b 短辺部
2c 底面部
2d 穴
3 上ケース
3a 長辺部
3b 短辺部
3c 上面部
3d 穴
4a、4b バネ体
5 FPC
6a、6b ピン
9a スナップフィット用の窓
9b スナップフィット用の爪
10 固定子ブロック
11 コイル体
12 ヨーク体
12a、12b 巻線部
12c、12e 端磁極部
12d 中央磁極部
12f、12g
13、14 コイル
15a コイルワイヤーの一端
15b コイルワイヤーの他端
16、17 端磁極部の内端
20、30 可動子ブロック
21、41 永久磁石
21a、21b、41a、41b 永久磁石の端部
21c、41c 二つの磁性領域の境界
22、23、42、43 磁性領域
24、34 オモリ
25 支持板
26、36 磁性体
45 非着磁領域
51 永久磁石
51a、51b 永久磁石の端部
51c 2個の棒状永久磁石の境界
52、53 棒状永久磁石

Claims (10)

  1. 第1のケースと第2のケースよりなる扁平なケース体と、ヨーク体にコイルを巻き回した駆動体ユニットを構成する固定子ブロックと、永久磁石にオモリを一体化した可動子ブロックとよりなり、前記ケース体を構成する第1のケースの内部に前記固定子ブロックと可動子ブロックとを並べて配置し、かつ前記固定子ブロックは第1のケースに固定され、また前記可動子ブロックは第1のケースに弾性支持部材を介して揺動可能に固定されている振動発生装置であって、前記固定子ブロックはその両端に位置する2個の端磁極部と中央に位置する中央磁極部とを有し、前記可動子ブロックの永久磁石は前記中央磁極部に対応する位置付近を境界として極性の異なる二つの磁性領域を有し、前記固定子ブロックと前記可動子ブロックとは固定子ブロックの磁極部と可動子ブロックの永久磁石の磁極とを対向させて配置されており、前記可動子ブロックが静止している状態における前記永久磁石の両端と、該両端に対応する前記固定子ブロックの2個の端磁極部のそれぞれの内端との前記可動子ブロックの移動方向における位置がほぼ一致することを特徴とする振動発生装置。
  2. 前記可動子ブロックは前記永久磁石の極性の異なる二つの磁性領域の境界付近に非着磁領域または着磁が小さい弱着磁領域を有することを特徴とする請求項1に記載の振動発生装置。
  3. 前記可動子ブロックは2個の棒状永久磁石を直列に接続した長方形の永久磁石を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の振動発生装置。
  4. 前記可動子ブロックは永久磁石と磁性体と高比重材料よりなるオモリとを平面的に一体化して構成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の振動発生装置。
  5. 前記可動子ブロックは1個の支持板に永久磁石と磁性体と高比重材料のオモリとが平面的に固着されている請求項1から4のいずれか1項に記載の振動発生装置。
  6. 前記可動子ブロックはその両端を2個の弾性支持部材を介して第1のケースに固定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の振動発生装置。
  7. 前記2個の弾性支持部材は第1のケースの側壁に一端が固定されたバネ体であることを特徴とする請求項6に記載の振動発生装置。
  8. 前記バネ体は第1のケースの抜き加工時に、第1のケースの側壁より延在して形成された細長い金属板を、屈曲して形成したバネ体であることを特徴とする請求項7に記載の振動発生装置。
  9. 前記バネ体は、第1のケースの側壁部と前記可動子ブロック端部に、屈曲して形成された金属製のバネ体をそれぞれ固着して形成されていることを特徴とする請求項7に記載の振動発生装置。
  10. 前記固定子ブロックは前記中央磁極部と前記2個の端磁極部とのそれぞれの間に設ける2個の巻線部を有し、該2個の巻線部に巻き回された2個のコイルは、その巻き方向が互いに逆巻きであることを特徴とする請求項1に記載の振動発生装置。
JP2008057280A 2008-03-07 2008-03-07 振動発生装置。 Pending JP2009213952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008057280A JP2009213952A (ja) 2008-03-07 2008-03-07 振動発生装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008057280A JP2009213952A (ja) 2008-03-07 2008-03-07 振動発生装置。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009213952A true JP2009213952A (ja) 2009-09-24

Family

ID=41186407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008057280A Pending JP2009213952A (ja) 2008-03-07 2008-03-07 振動発生装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009213952A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101259683B1 (ko) * 2010-10-27 2013-05-02 엘지이노텍 주식회사 수평 진동 모터
JP2016182605A (ja) * 2016-07-26 2016-10-20 ミネベア株式会社 振動発生器
US9590463B2 (en) 2011-09-22 2017-03-07 Minebea Co., Ltd. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and holder used in vibration-generator
CN106849598A (zh) * 2017-04-12 2017-06-13 中山市探海仪器有限公司 一种新型波浪发电机
KR101796094B1 (ko) 2010-09-01 2017-11-09 주식회사 이엠텍 수평 진동 모터
JP2018029484A (ja) * 2017-11-24 2018-02-22 アルプス電気株式会社 振動発生装置
US9989437B2 (en) 2013-01-22 2018-06-05 Minebea Co., Ltd. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and vibrator-mounted holder used in vibration-generator
US10305357B2 (en) 2012-05-22 2019-05-28 Minebea Co., Ltd. Vibration generator having swing unit, frame and elastic member

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101796094B1 (ko) 2010-09-01 2017-11-09 주식회사 이엠텍 수평 진동 모터
US8987951B2 (en) 2010-10-27 2015-03-24 EM-Tech Co., Ltd Linear vibrator
KR101259683B1 (ko) * 2010-10-27 2013-05-02 엘지이노텍 주식회사 수평 진동 모터
US10298106B2 (en) 2011-09-22 2019-05-21 Minebea Co., Ltd. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and holder used in vibration-generator
US11336164B2 (en) 2011-09-22 2022-05-17 Minebea Mitsumi Inc. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and holder used in vibration-generator
US9590463B2 (en) 2011-09-22 2017-03-07 Minebea Co., Ltd. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and holder used in vibration-generator
US10790735B2 (en) 2011-09-22 2020-09-29 Minebea Mitsumi Inc. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and holder used in vibration-generator
US10778074B2 (en) 2011-09-22 2020-09-15 Minebea Mitsumi Inc. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and holder used in vibration-generator
US11196327B2 (en) 2012-05-22 2021-12-07 Minebea Mitsumi Inc. Vibration generator having swing unit, frame and elastic member
US10305357B2 (en) 2012-05-22 2019-05-28 Minebea Co., Ltd. Vibration generator having swing unit, frame and elastic member
US10848043B2 (en) 2012-05-22 2020-11-24 Minebea Mitsumi Inc. Vibration generator having swing unit, frame and elastic member
US11552542B2 (en) 2012-05-22 2023-01-10 Minebea Mitsumi Inc. Vibrator generator having swing unit, frame and elastic member
US11837936B2 (en) 2012-05-22 2023-12-05 Minebea Mitsumi, Inc. Vibrator generator having swing unit, frame and elastic member
US10350637B2 (en) 2013-01-22 2019-07-16 Minebea Co., Ltd. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and vibrator-mounted holder used in vibration-generator
US9989437B2 (en) 2013-01-22 2018-06-05 Minebea Co., Ltd. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and vibrator-mounted holder used in vibration-generator
US10780457B2 (en) 2013-01-22 2020-09-22 Minebea Mitsumi Inc. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and vibrator-mounted holder used in vibration-generator
US11642696B2 (en) 2013-01-22 2023-05-09 Minebea Mitsumi Inc. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and vibrator-mounted holder used in vibration-generator
US11904359B2 (en) 2013-01-22 2024-02-20 Minebea Mitsumi Inc. Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and vibrator-mounted holder used in vibration-generator
JP2016182605A (ja) * 2016-07-26 2016-10-20 ミネベア株式会社 振動発生器
CN106849598A (zh) * 2017-04-12 2017-06-13 中山市探海仪器有限公司 一种新型波浪发电机
JP2018029484A (ja) * 2017-11-24 2018-02-22 アルプス電気株式会社 振動発生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10610893B2 (en) Vibration actuator and portable device
JP5362425B2 (ja) 振動発生装置
JP2009213952A (ja) 振動発生装置。
US8013480B2 (en) Linear vibration motor
CN101902115B (zh) 线性振动器
US10610892B2 (en) Vibration actuator and portable device
JP2010094567A (ja) 振動発生装置。
JP2009195895A (ja) 振動発生装置及びその製造方法
JP2011230067A (ja) 振動発生装置
KR100748592B1 (ko) 초소형 선형 진동장치
JP7188851B2 (ja) 振動アクチュエータ、及びこれを備える携帯型電子機器
KR20140061586A (ko) 선형진동모터
JP2006020485A (ja) パターンコイル型垂直振動子
JP2019201486A (ja) リニア振動モータ及び電子機器
CN208890619U (zh) 振动马达和触觉设备
US20180229270A1 (en) Linear vibration motor
CN103683791A (zh) 线性振动器
CN109640232A (zh) 扬声器
JP2011245409A (ja) 振動発生器
JP4422354B2 (ja) 電気−機械−音響変換器
JP2010017622A (ja) 振動発生装置。
WO2019098250A1 (ja) 振動発生装置
JP2017221905A (ja) リニア振動モータ
JP2017212793A (ja) リニア振動モータ
KR101914530B1 (ko) 진동 발생 장치