JP4013440B2 - 電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁 - Google Patents

電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁、特に磁気回路を構成する固定子および可動子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
可動子を収容する収容部と可動子を吸引する吸引部とを一体に形成する電磁駆動装置がある(例えば、実開昭57−164371号公報)。
【0003】
実開昭57−164371号公報によれば、収容部の一部を薄肉化することにより磁気抵抗を高めて、可動子に磁束を流している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来構造では、所望の吸引力を得るために可動子により多くの磁束を流そうとすると、収容部をかなり薄肉化する必要がある。この結果、薄肉化した収容部の強度が低下するので、例えば、自動車用自動変速機の油圧制御装置に用いられるような電磁弁では、振動等により収容部が損傷して耐久性を損なう可能性もある。
【0005】
さらに近年、車両居住性向上の観点からエンジンルーム内を高密度化して、車両内居住空間拡大の要求が高まっており、電磁弁に用いる電磁駆動装置は従来に増して、小型化を要求されている。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その第1の目的は、大型化することなく吸引力を増大させると共に、耐久性に優れた電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁を提供することにある。
【0007】
また、第2の目的は、簡素な構成で、小型化に適した可動子および固定子を備えた電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1および請求項2によると、可動子を収容する固定子鉄心の収容部に薄肉部を設けることで、磁性体で形成され磁気抵抗を小さく形成する固定子鉄心において、その一部の薄肉部だけは磁気抵抗が高められ、その薄肉部周辺は、容易に磁気飽和されや易くできる。
【0009】
さらに、この薄肉部には、電磁コイルに通電することにより発生する磁束(以下、コイル磁束と呼ぶ)の流れと同一方向に、着磁した磁束が流れるように、予め永久磁石を配置することで、通電により発生するコイル磁束は、薄肉部に磁気未飽和分以上には流すことができない。
【0010】
このため、コイル磁束の流れは、薄肉部を流れずに、薄肉部に沿って蛇行しながら可動子側へ流れる。これにより、固定子の収容部と可動子との間には、コイル磁束が、薄肉部を挟んだ収容部の一方から可動子に流れ、さらに可動子軸方向に沿って流れる磁束が再び収容部の他方に流れるという磁気回路が形成できる。
【0011】
これにより、可動子は、この収容部から発生するコイル磁束に作用された吸引力で、軸方向に移動する。しかも、吸引力の大きさを決めるエアギャップは、可動子と収容部との径方向クリアランスであるため、円筒形状の可動子が移動しても、エアギャップが変化することはない。このため、可動子のストローク位置に無関係に、ほぼ一定の吸引力が可動子に掛けられるので、ストローク移動量の大小に係わらず、可動子は収容部軸方向の遠方に向けて横すべりすることができる。
【0012】
なお、例えば、自動車用自動変速機の油圧制御用電磁弁に用いられるような駆動装置の場合、複数の流体通路の連通を切り換えて出力油圧を制御するので、可動子のストローク位置に係わらず、連通を切り換える度に駆動装置の吸引力を作用させる必要がある。このため、ストローク移動量が小さい動作でも、ストローク移動量が大きいときに加わる吸引力と大差なく、可動子を横すべりさせるために、薄肉部は、永久磁石による着磁した磁束で、予め、磁気飽和させておくことが望ましい。
【0013】
本発明の請求項3によると、永久磁石を配置する位置として、薄肉部外周に設けられた凹部に設けて、軸方向に隣り合う永久磁石の磁極と電磁コイルが発生する磁極との極性が逆となるように配置することで、永久磁石の両磁極の内側にある薄肉部は、永久磁石により着磁した磁束の流れ方向は、コイル磁束の流れ方向と同一にできる。
【0016】
本発明の請求項4によれば、収容部の薄肉部周辺を沿うように、可動子を通るコイル磁束において、凹部の両周方向壁面のうち、可動子を軸方向に横すべりさせる吸引力を発生するコイル磁束が流れる側の周方向壁面を直角より大きい鈍角で形成することで、収容部の薄肉部周辺を沿って可動子から収容部へ向って流れるコイル磁束の流れ方向を、直角に比べて、軸方向側に傾けることができる。このため、鈍角にした周壁面によりコイル磁束の軸方向の成分が増加するので、吸引力が増加できる。
【0017】
本発明の請求項5によると、収容部内側には、非磁性体からなる突起を設けているので、可動子が吸引力により遠方に移動できる最大移動量を規制することができる。なお、この突起は、周方向に延びる周壁であることが望ましい。この突起は、非磁性部材を可動子との密着面に形成して、非磁性体となしてもよい。
【0018】
本発明の請求項6によると、可動子のストローク位置に無関係に、ほぼ一定となる吸引力は、可動子の形状として、例えば、円筒形状において、その円筒長/直径の比は、1以上にすることで得られる。これにより、小型化(特に径方向)に適した可動子形状を設定できる。
【0019】
本発明の請求項7および請求項8によると、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電磁駆動装置を備えているので、小型化に適した固定子および可動子構造の電磁駆動装置で、可動部材を駆動することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁に具体化した実施形態を図面に従って説明する。
【0021】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の電磁駆動装置の構造を示す断面図である。図1に示すように、電磁駆動装置1は、固定子10、可動子20等を含んで構成されている。
【0022】
固定子10は、電磁コイル11と、固定子鉄心12と、一端が開口する円筒状のヨーク13とを備えている。
【0023】
また、可動子20は、円筒状に形成され、一端20aは、後述の図7の電磁弁2を構成する付勢手段(以下、付勢スプリングと呼ぶ)40により可動子20側方向へ付勢されている可動子部材30(以下、スプールと呼ぶ)と接する。
【0024】
固定子鉄心12と、ヨーク13と、可動子20とは、電磁コイル11が通電されることにより発生する磁束(以下、コイル磁束と呼ぶ)が流れるように、磁性材で形成されている。
【0025】
なお、ヨーク13は、可動子20を収容する固定子10と、後述する弁体3(図8に図示)とを一体化して電磁弁2をなすように、カシメ部13aを有する。
【0026】
本発明の特徴である固定子10と可動子20の構造について、以下説明する。まず、固定子鉄心12は、可動子20を往復移動自在に収容し、支持する収容部12mと、可動子20が収容部12m内周の軸方向遠方に移動し得る機械的移動量を規制する突起12sとを備えている。突起12sは、収容部12mの内部に突出した周壁をなしている。
【0027】
収容部12mと可動子20との径方向の密着を防止するため、収容部12mの内周面あるいは、可動子20の外周面に非磁性材をコーティングまたは、めっき処理をしている。また、突起12sの軸方向可動子20側端には、可動子20と軸方向の密着を防止するため、非磁性材の密着防止部材15を備えている。
【0028】
次に、収容部12mの周方向外周面には、円環状の凹部16が形成されている。この凹部16を形成する薄肉部12maは、収容部の厚さに反比例して磁気抵抗が高められている。このため、収容部12mの他部と比べて、その薄肉部周辺は、容易に磁気飽和され易くなっている。
【0029】
この薄肉部12maの外周面の凹部16には、永久磁石14が、電磁コイル11が発生する磁極と径方向に隣り合う永久磁石14の磁極の極性とが逆極性の関係となるように、配置されている。例えば、図1に示すように、電磁コイルが発生する磁極において、一方の磁極がS極となるような電流を電磁コイルに流す場合は、径方向に隣り合う永久磁石の磁極14aは、N極となるように、永久磁石14を配置すればよい。なお、この径方向に隣り合う一方の電磁コイルの磁極と永久磁石の磁極の組合せは、N極とS極とを配置する逆極性の関係ならばよい。
【0030】
これにより、コイル磁束が発生しない非通電時においても、薄肉部12maには、永久磁石14により着磁された磁束が、コイル磁束の流れと同一方向に流れることができる。このため、通電時において、コイル磁束は、薄肉部12maに、磁気飽和するまでの磁気未飽和分以上には、流すことはできない。
【0031】
なお、後述する電磁駆動装置1の作動説明での吸引力の発生機構から、永久磁石14による磁束によって、薄肉部12maは、磁気飽和していることが望ましい。
【0032】
また、永久磁石14は、複数の円弧の磁石からなり、円環状に組付けられている。なお、複数の円弧の組合せによる組付け構造として、1/2円弧の磁石を2個で組付ければ、部品点数を低減でき、また組付けも簡単であるので、望ましい。
【0033】
さらに、薄肉部12maの厚さの大小に対しては、その厚さに応じて永久磁石14の磁力の強さを予め変えて設定してやれば、磁気飽和させることができる。したがって、薄肉部12maの厚さは、永久磁石14の磁力を調整することにより、機械的強度を損なわない程度に設定できる。
【0034】
次に、電磁コイル11について、以下説明する。電磁コイル11は、樹脂によって円筒状にモールド成形され、固定子鉄心12およびヨーク13により固定される。また、電磁コイル11は、電磁コイル11と電気的に接続されているターミナル(図示せず)から電流が供給されると、コイル磁束を発生する。
【0035】
さらに、可動子20については、小型化に適した固定子10と可動子20との組合せ要件を以下、説明する。後述する電磁駆動装置1の作動説明での吸引力の発生機構から、可動子の移動位置に関係なく、ほぼ一定の吸引力が得られうる可動子形状として、例えば、円筒状の可動子20において、円筒長/直径(図2中で示す、L/D)の比として、1以上が望ましい。また、L/Dを大きくすることで、吸引力を大きくすることも可能となる。このため、小型化する場合に、吸引力特性を最適にすることができるので、小型化に適している。
【0036】
さらに、直径が小さくでき小型化に適する可動子20との組合せにおいて、固定子10の薄肉部12maは、以下の特徴を備えることが望ましい。後述する電磁駆動装置1の作動説明での吸引力の発生機構から、コイル磁束は、収容部12mの薄肉部12ma周辺を沿うように、収容部12mの一方から、可動子20側に流れて、再び収容部12mの他方に戻ることによって、可動子20を横すべりさせる吸引力が、薄肉部12ma周辺の収容部12mで発生する。このため、コイル磁束の磁束ベクトル成分において、直径Dを小さく小型化した可動子20を流れて、可動子20を軸方向遠方に移動させる軸方向の磁束ベクトル成分を大きくするため、薄肉部上の凹部を形成する周方向壁面を直壁とせず、一部或いは全部を傾斜させて、鈍角をなす傾斜面17bsを備えさせることが望ましい。
【0037】
ここで、本発明の電磁駆動装置1の作動、特に、固定子10と可動子20とに働く吸引力の発生機構について以下、図2から図4を参照して説明する。図2は、本発明の電磁駆動装置1を構成する固定子10と可動子20とのコイル磁束の流れを示し、可動子20の円筒長/直径(以下、L/Dと呼ぶ)の比を変えて、コイル磁束の流れ方を比較するための特性図である。図3は、図2中の可動子20のL/Dの比を変えた比較例において、本発明の可動子の吸引力の大小を示す特性図である。図4は、本発明の電磁駆動装置1において、吸引力がどの部位に作用しているかを検証するために実施した収容部12mと可動子20間を流れる磁束の流れの分析結果から、可動子20に加えられる吸引力を、局部毎の吸引力成分の大小で表す模式的特性図である。
【0038】
図2において、(A)はL/D=0.5の場合、(B)はL/D=1.0の場合、(C)は、L/D=1.5の場合の固定子と可動子とのコイル磁束の流れを示す。ここで、電磁コイルの巻数×電流(以下、N×Iと呼ぶ)は一定になるように設定してある。図2の(A)〜(C)の図示のように、基本的には、コイル磁束の流れは、収容部12mの薄肉部12ma周辺を沿うように、収容部12mの一方から、可動子20側に流れて、再び収容部12mの他方に流れるという磁気回路を形成している。前述のように、薄肉部12maは、永久磁石14による磁束によって、磁気飽和しているので、コイル磁束は、磁気飽和している薄肉部12maおよび逆磁極の配置となっている永久磁石14は流れない。代わりに薄肉部12ma周辺に沿って可動子20側に流れ、可動子を貫通する磁束の流れを示している。なお、図2中において磁気回路を形成しているコイル磁束のうち、収容部12mの一方から可動子20側に蛇行して流れる磁束を、以下、コイル磁束Φ1と呼んで、可動子20側に蛇行して流れて再び収容部12mの他方に流れる磁束を、磁束Φ2と呼んで区別する。
【0039】
次に、図3にて、図2中に示すL/D比を変えた(A)〜(C)およびL/D=0.75の比較例を使って、可動子の移動量であるストロークと吸引力との関係を示す特性図に示す通り、L/D=0.5は、初期のストロークの部分で、負の吸引力を発生している。このことは、ストロークの初期は、可動子20が所望の軸方向一方側に移動せず、逆に軸方向他方側に吸着されていることを示し、L/D=0.5の場合、通電しても吸引できず可動子が移動しようとしない不感帯が存在するを示す。不感帯に抗して、さらに吸引力を発生させて可動子20を移動させるための不要な電流が消費させられるので、吸引力も小さい。L/D=0.75の場合は、L/D=0.5に比べて、負の吸引力は発生しないが、初期ストロークにおいて、発生する吸引力が小さい。例えば、自動車用自動変速機の油圧制御用電磁弁に用いられる電磁駆動装置のように、複数の流体通路の連通を切り換えて制御する電磁駆動装置に適用する場合、可動子のストローク位置に係わらず、連通通路を切り換え得る吸引力を発生させる必要があるので、初期ストロークが他のストロークに比べて劣るL/D=0.75は好ましくない。また、小型化に適した可動子と固定子の組合せ構造としても、L/D=0.75は好ましくない。これに対して、L/D=1.0の場合は、ストローク始めからほぼ一定の吸引力が得られる。さらにL/D=1.5と大きくすれば、さらに大きな吸引力が得られて、ストローク位置に関係なく、ほぼ一定の吸引力が得られる。なお、上述の複数の流体通路の連通を切り換えて制御する電磁駆動装置に適用する場合、L/Dの比は、1以上であればよい。
【0040】
さらに、可動子20のL/D比を変えると、固定子と可動子との間に働く吸引力の作用の仕方について、図4の発生する吸引力を分解して表す、局部毎の吸引力成分の大小を示す特性図を参照して、以下説明する。図4中の(A)〜(C)は、図2中のL/D比を変えた(A)〜(C)と同じものである。図4中の矢印Pは、所望する可動子の移動方向を示す。なお、、磁束Φ1の流れにより収容部12mに向って働く吸引力を以下、吸引力F1と呼び、磁束Φ2の流れにより収容部12mに向って働く吸引力を以下、吸引力F2と呼ぶとする。(A)のL/D=0.5は、吸引力の軸方向成分が、相反する関係にある吸引力F1、F2共に、可動子20に作用している。このことから、電磁コイルに電流を供給してコイル磁束を発生させたとしても、相反する関係にある吸引力F1と吸引力F2とが相殺し合うので、可動子20を軸方向に移動させるための吸引力成分は、供給する電流が相殺し合う吸引力を発生させる不要な消費に使われるため、小さい。なお、図2のL/D=0.75の場合がこれに該当すると考えてよい。さらにL/D=0.5の場合は、所望する移動方向と逆方向となる吸引力成分を有するF1が、F2に比べて大きいため、負の吸引力が発生する。このため、コイル磁束を発生させても可動子が所望する移動方向へ移動しないという前述の不感帯が発生してしまうので、電磁駆動装置の性能を損なうことになる。これに対して、L/D比が、1以上である(B)のL/D=1.0および(C)のL/D=1.5の場合は、所望する移動方向と同方向となる吸引力成分を有するF2が大きく、かつ所望する移動方向と逆方向となる吸引力成分を有するF1については、僅かである。このことから、可動子20側に蛇行して再び収容部12mに向けて流れる磁束Φ2が、所望する軸方向遠方へ可動子20を吸引する吸引力を形成している。言い換えると、薄肉部12maおよび、この薄肉部12ma外周面の凹部16を挟んむ周方向壁面17のうちΦ2が流れる側の周方向壁面17bの周辺部12mpで、電磁駆動装置性能を決める吸引力を発生させている。
【0041】
さらに、コイル磁束の流れ方向を軸方向に傾けるために設けた傾斜面17bsを有する固定子10と可動子20とを組合せるので、可動子20を通る磁束の方向を軸方向に傾けることができる。
【0042】
例えば、図2中の薄肉部12maを沿って蛇行しながら可動子20に流れる磁束の流れを曲率半径Rで可動子20を通る磁束の方向をみる。(A)のL/D=0.5の場合のRaと、(B)のL/D=1.0場合のRbと、(C)のL/D=1.5の場合のRcのRcとを比較すると、(A)のL/D=0.5は、曲率半径Raが小さく急激に磁束の向きを変えられている。これに対して、L/Dが1.0以上である(B)のL/D=1.0や(C)のL/D=1.5では、L/D比率の増加に応じて、曲率半径Rが大きくなる。このため、磁束の流れ方向が急激に変えさせられるのを緩和されるので、コイル磁束の流れ方向を軸方向に傾けれる。
【0043】
なお、本実施形態では、凹部16に永久磁石14を嵌合させて組付けるため、周方向壁面17bの一部に、収容軸に対して鈍角をなす傾斜面17bsを形成して、周辺部12mp内を流れる磁束を沿わせたが、周方向壁面17bを収容軸に対して鈍角をなすよう形成して、傾斜面17bsとしてもよい。
【0044】
さらに、本発明の固定子および可動子の構造では、可動子20を軸方向に移動させる吸引力を発生させる磁束Φ2が流れるエアギャップとして、前述のように、可動子20とそれを収容する固定子10の摺動部クリアランスが、吸引エアギャップをなしている。これにより、可動子20の移動するストローク位置に関係なく、吸引エアギャップは変化することがない。したがって、可動子20の移動量の大小に関わらず、一定の吸引力が得られるので、例えば、複数の流体通路の連通を切り換えて制御する電磁駆動装置に好適であり、しかも小型化が可能な電磁駆動装置を提供できる。
【0045】
参考例
小型化に適した固定子と可動子の構造で、簡素な構成を提供する一例として、図5を参照して参考例を説明する。
【0046】
構造としては、図1図示の実施形態に対して、永久磁石114の配置と、その部品形状のみが異なる。まず、参考例では、複数の円弧の磁石を円環状に組付けるのではなく、永久磁石114の部品形状は、円環の磁石でできている。この永久磁石114は、図5図示ように例えば、固定子鉄心の外周部12tに嵌合されている。永久磁石114の配置する位置は、コイル磁束の流れが疎になる部分であれば、どこでもよい。なお、図5図示のように、永久磁石114の磁極の極性方向と電磁コイルが発生する磁極の極性方向とが磁束の流れる方向と同一になるように配置する。かつ、薄肉部12mには、コイル磁束の流れと同一方向の流れであって、永久磁石114により着磁した磁束が、磁気飽和するように、永久磁石114の磁力を高めておけばよい。このことだけで、図1図示の実施形態と同じ効果を得ることができる。
【0047】
したがって、永久磁石114の配置の自由度があることと、円環の永久磁石114であることで、部品点数を低減できる簡素な電磁駆動装置が提供できる。
【0048】
(第2の実施形態)
第2の実施形態の構造について、図6を参照して説明する。図6は、本発明の実施形態の電磁駆動装置の断面図である。第1の実施形態の構造とは、突起12sの両端に設けられた密着防止部材115が、一体成形されていることが異なる。本実施形態は、図1図示の第1の実施形態と同じ効果を得ることができる。
【0049】
また、前述のターミナル(図示せず)部も同様に、樹脂によるモールド成形によりターミナル一体のコネクタを電磁駆動装置に形成する。これにより、簡素で小型化に適した電磁駆動装置を提供する。
【0050】
(電磁駆動装置を用いた電磁弁の実施形態)
本発明の電磁駆動装置を用いた電磁弁を以下、図7を参照して説明する。図7は、第2の実施形態の電磁駆動装置を用いた電磁弁の構造を示す断面図である。
【0051】
電磁弁2は、車両等の自動変速機の油圧制御装置に供給する作動油の油圧を制御するスプール型油圧制御弁である。電磁弁2は、電磁駆動装置1と、電磁駆動装置1により駆動されて複数の流体通路の連通を切り換えて出力油圧を得る弁体3等を含んで構成されている。なお、電磁駆動装置1は、図6図示の本発明の電磁駆動装置の第2の実施形態であって、その装置の構成、符号は同じに図7に示す。したがって、電磁駆動装置1の構造、および作動は、前述した通りである。
【0052】
まず、本発明の電磁駆動装置1を用いた電磁弁2の構造を説明する。電磁駆動装置1と弁体3は、前述のとおり、電磁駆動装置の構成をなすヨーク13の開口端をなすカシメ部13aをかしめることにより、一体化して電磁弁2をなす。
【0053】
次に、弁体3について、以下説明する。弁体3は、スプール30と、ハウジング31と、スプール30を電磁駆動装置1に収容されている可動子20側へ付勢する付勢手段である付勢スプリング40とを備えている。ハウジング31は、スプール30を往復移動自在に収容し支持している。このハウジング31には、入力用ポート(以下、入力ポートと呼ぶ)32、出力用ポート(以下、出力ポート都呼ぶ)33、フィードバック用ポート(以下、フィードバックポート)34、および排出用ポート(以下、排出ポートと呼ぶ)が形成されている。入力ポート32は、タンク(図示せず)からポンプ(図示せず)によって供給される作動油が流入するポートである。出力ポート33は、自動変速機の係合装置(図示せず)に作動油を供給するポートである。出力ポート33とフィードバックポート34とは電磁弁2の外部で連通しており、出力ポート33から流出する作動油の一部がフィードバックポート34に導入される。フィードバック室36はフィードバックポート34と連通している。排出ポート35はタンクに作動油を排出するポートである。
【0054】
スプール30には、電磁駆動装置1に対して遠方側より、大径ランド37、大径ランド38、小径ランド39の順に配置されて形成されている。小径ランド39は、大径ランド37および38よりも、外径が小さい。スプール30は、可動子20の一端20aと、先端部30aが常に当接しており、可動子20の軸方向の動きが伝達されてハウジング31内を往復移動する。
【0055】
フィードバック室36は、大径ランド38と小径ランド39との間に形成されている。このため、ランドの外径の差によりフィードバックされた油圧が作用する面積が異なるので、フィードバック室36の油圧は、スプール30を、軸方向の付勢スプリング40側に向けて押圧するように作用する。電磁弁2において、出力される油圧の一部をフィードバックするのは、供給される油圧すなわち、入力圧の変動により出力圧が変動することを防止するためである。したがって、スプール30は、付勢スプリング40の付勢力と、電流を供給して固定子20が発生するコイル磁束により可動子20を軸方向の付勢スプリング40側に向けて吸引することでスプールを押す駆動力と、フィードバック室36の油圧によりスプール30が受ける力とがつり合う位置で静止する。
【0056】
入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量は、ハウジング31の内周壁31aと大径ランド38の外周壁との重なり部分の長さでなすシール長によって決定される。シール長が短くなると入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量が増大し、シール長が長くなると入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量が減少する。同様に、出力ポート33から排出ポート35へ流れる作動油量は、ハウジング31の内周壁31bと大径ランド37の外周壁とのシール長によって決定される。
【0057】
通電することで固定子20にコイル磁束が発生して、可動子20を軸方向の付勢スプリング40側に向けて吸引することでスプールを押すと、内周壁31aと大径ランド38とのシール長が長くなり内周壁31bと大径ランド37とのシール長が短くなるため、入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量が減少し、出力ポート33から排出ポート35へ流れる作動油量が増大する。その結果、出力ポート33から流出する作動油の油圧が減少する。
【0058】
一方、スプール30が反付勢スプリング40側に向けて、つまり駆動装置1側軸方向へ移動すると、内周壁31aと大径ランド38とのシール長が短くなり内周壁31bと大径ランド37とのシール長が長くなるため、入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量が増大し、出力ポート33から排出ポート35へ流れる作動油量が減少する。その結果、出力ポート33から流出する作動油の油圧が増大する。
【0059】
電磁弁2は、固定子10に通電する電流値を制御することで、可動子10に当接するスプール30を付勢スプリング40側に向けて押す駆動装置1の駆動力を調整するので、出力ポート33から流出する作動油の油圧を調整できる。固定子20に通電する電流値を増大させると、電流値に比例して吸引力が増大し、スプール30に当接して付勢スプリング40側に向けて押す可動子20の駆動力が増大する。このため、電流値に比例して増大する吸引力により付勢スプリング40側に向けてスプール30を押す駆動力と、付勢スプリング40の付勢力と、フィードバックされる作動油の圧力によってスプール30が付勢スプリング40側に向けて押される力とがつり合う位置でスプール30は静止する。したがって、電磁駆動装置1に通電する電流値に比例して出力ポート33から流出する作動油の油圧が減少させることができる。
【0060】
次に、電磁弁2の作動を、電磁駆動装置への非通電時と通電時に分けて、以下説明する。
【0061】
(1)非通電時
図7のように付勢スプリング40の付勢力、および油圧フィードバックにより作用する力がつり合った位置でスプール30は停止する。これにより、入力ポート32と出力ポート33とが連通し入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油の流量が増加するとともに、排出ポート35が閉塞されるので、自動変速機に供給する作動油の圧力は最大となる。
【0062】
なお、薄肉部12maおよび凹部16の周方向壁面17bの周辺部12mpは、永久磁石14により着磁された磁束によって磁気飽和している。前述の電磁駆動装置1の作動説明での吸引力の発生機構から、磁気飽和しているだけでは吸引力は発生しないので、電磁駆動装置の駆動力は、零である。
【0063】
(2)通電時
電磁駆動装置1の作動説明での吸引力の発生機構から、磁気飽和している薄肉部12maをコイル磁束は流れず、代わりに薄肉部12ma周辺に沿って可動子20側に蛇行して流れる。この蛇行して可動子20から周辺部12mpに向けて流れる磁束Φ2の流れにより、可動子20を軸方向の付勢スプリング40側遠方へ移動させる吸引力が発生する。この吸引力により可動子20に当接するスプール30を付勢スプリング40側に押す電磁駆動装置1の駆動力が発生する。このとき、この電磁駆動装置1に供給する電流値を変えて、以下の電磁弁2の制御を実施する。
【0064】
▲1▼作動油排出制御
供給する電流が最大になると、スプール30を駆動する可動子20の吸引力が最大となり、付勢スプリング40の付勢力に抗してスプール30を移動させる。これにより、入力ポート32が閉塞され、かつ出力ポート33から排出ポート35へ流れる作動油の流量が増加するので、自動変速機に供給する作動油の圧力は零(大気圧相当)となる。
【0065】
▲2▼作動油出力制御
供給される電流が▲1▼の状態よりも小さくなるように制御されているとき、電流値に比例する吸引力は小さくなり、スプール30は、前述した(1)での状態と(2)の▲1▼での状態との中間に位置に移動して静止する。この移動により、前述したように、ハウジング31の内周壁31aと大径ランド38、ならびに内周壁31bと大径ランド37とが形成するシール長が変化するため、自動変速機に供給する作動油の圧力が変化する。したがって、電磁駆動装置1に通電する電流を制御することにより、スプール30の位置が変化し、自動変速機に供給する作動油の圧力を調整することが可能となる。
【0066】
なお、本発明の駆動装置1の固定子10と可動子20の特徴として、前述の電磁駆動装置1の作動説明での吸引力の発生機構から、可動子20から周辺部12mpに向けて流れる磁束Φ2の流れにより発生する吸引力において、、その吸引エアギャップを、可動子20とそれを収容する固定子10の摺動部クリアランスがなしている。したがって、可動子20の移動するストローク位置に関係なく、吸引エアギャップは変化することがないので、可動子20の移動量の大小に関わらず、供給する電流に応じて、一定の吸引力が得られる。つまり、可動子20の移動するストローク位置に関係なく、吸引エアギャップは変化することがない構造を有するので、供給する電流値に比例した吸引力を得るのに適した電磁駆動装置である。
【0067】
しかも、小型化に適した固定子10と可動子20の組合せ構造を有するので、前述した油圧制御用弁体3のスプール30のつい合う条件を満たすように、電磁駆動装置1の必要駆動力、つまり設計に必要な目標吸引力を設定してやれば、目標吸引力を確保しつつ、電磁駆動装置1の体格の小型化が可能である。したがって、これにより、小型化した電磁駆動装置1を搭載する電磁弁2の体格も、小型化され得る。
【0068】
本実施形態では、スプール型油圧制御弁の電磁駆動部に本発明の電磁駆動装置を用いたが、これ以外にも、体格を大型化せずに吸引力を増加するもの、或いは、必要な吸引力を確保しつつ、電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁を小型化しようとするものであれば、どのような電磁弁や装置の駆動装置に対しても、本発明の電磁駆動装置を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電磁駆動装置の構造を示す断面図である。
【図2】図1中の固定子と可動子とのコイル磁束の流れを示し、可動子の円筒長/直径(L/D)の比を変えて、コイル磁束の流れ方を比較するための特性図である。
【図3】図2中の可動子のL/Dの比を変えた比較例において、本発明の可動子の吸引力の大小を示す特性図である。
【図4】本発明の電磁駆動装置において、吸引力がどの部位に作用しているかを検証するために実施した収容部と可動子間を流れる磁束の流れの分析結果から、可動子に加えられる吸引力を、局部毎の吸引力成分の大小で表す模式的特性図である。
【図5】 参考例の断面図である。
【図6】第2の実施形態の電磁駆動装置の断面図である。
【図7】第2の実施形態の電磁駆動装置を用いた電磁弁の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電磁駆動装置
2 電磁弁(電磁駆動装置を用いた電磁弁)
3 弁体
10 固定子
11 電磁コイル
12 固定子鉄心
12m 収容部
12ma 薄肉部
12mp 周辺部(可動子20を軸方向遠方に移動させる吸引力を発生させる収容部の要部)
12s 突起
13 ヨーク
14、114 永久磁石
15 、115 密着防止部材
16 凹部(薄肉部13の外周面を形成する周方向凹部)
17 凹部を挟む周方向壁面
17b 凹部を挟む周方向壁面のうち、吸引力を発生させる磁束Φ2が流れる側の周方向壁面
17bs 傾斜面
20 可動子
30 可動部材(スプール)
40 付勢部材(付勢スプリング)

Claims (8)

  1. 吸引力を発生させる電磁コイルと固定子鉄心を備えた固定子と、
    該固定子鉄心内に収容され、摺動自在な可動子と、
    永久磁石を備えた電磁駆動装置において、
    前記可動子は、円筒形状をなし、
    前記固定子鉄心には、前記可動子を収容する円筒状の収容部の一部に、周方向外周面が凹部となる薄肉部が設けられており、
    前記薄肉部を、前記電磁コイルに通電することにより発生する磁束の流れと同一方向に、磁束が流れるように着磁した前記永久磁石を配置して、
    前記可動子が前記収容部軸方向へ移動可能な吸引力を、前記収容部に発生させるとともに、
    前記永久磁石は、
    前記固定鉄心の前記薄肉部に配置され、
    かつ前記永久磁石の前記収容部軸方向における両端面のうち、前記可動子が吸引される側の一方端面の方が、他方端面よりも前記固定鉄心に接触する面積が少ないことを特徴とする電磁駆動装置。
  2. 前記薄肉部は、前記電磁コイルへ通電しない時においても、前記永久磁石により着磁した磁束が流れることで、磁気飽和していることを特徴とする請求項1に記載の電磁駆動装置。
  3. 前記永久磁石は、前記凹部に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の電磁駆動装置。
  4. 前記吸引力を発生する磁束が流れる側の前記凹部の周方向壁面は、前記軸方向に向けて拡がるように、傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電磁駆動装置。
  5. 前記収容部は、前記可動子が前記吸引力により移動するのを規制する突起を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電磁駆動装置。
  6. 前記可動子は、略円筒形状であって、その円筒長/直径の比は、1以上であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電磁駆動装置。
  7. 筒状の周壁を貫通する複数の流体通路を有する弁ハウジングと、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電磁駆動装置と、
    前記可動子とともに往復移動することにより前記流体通路の連通を切り換える可動部材と、
    前記可動子が吸引される方向と反対方向に前記可動部材を付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする電磁弁
  8. 出力油圧を制御することを特徴とする請求項7に記載の電磁弁。
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