JP2009219661A - 血圧計用排気制御弁 - Google Patents

血圧計用排気制御弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2009219661A
JP2009219661A JP2008067144A JP2008067144A JP2009219661A JP 2009219661 A JP2009219661 A JP 2009219661A JP 2008067144 A JP2008067144 A JP 2008067144A JP 2008067144 A JP2008067144 A JP 2008067144A JP 2009219661 A JP2009219661 A JP 2009219661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
iron core
control valve
movable iron
sphygmomanometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008067144A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kuroyama
幸雄 黒山
Satoshi Shioda
聡 塩田
Hiroyuki Sato
裕之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Holdings Co Ltd
Original Assignee
Citizen Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Holdings Co Ltd filed Critical Citizen Holdings Co Ltd
Priority to JP2008067144A priority Critical patent/JP2009219661A/ja
Publication of JP2009219661A publication Critical patent/JP2009219661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

【課題】磁石を利用しない構造の血圧計用排気制御弁は、安価に製造が可能という長所があるものの、弁へ印加する電流で空気流入口とパッキン間空隙を制御しようとした場合に、制御可能な空隙対象範囲が限定される、空隙量を可変にする印加電流範囲が狭い、といった制御性の欠点で、実用化には至っていなかった。
【解決手段】巻き方向が反対の、直列接続の第一のコイルと第二のコイルを設け、更に、第一のコイル内部で摺動可能な可動鉄芯と、第二のコイル内部で固定されている固定鉄芯とを設け、可動鉄芯と固定鉄芯の間で作用する反発力を利用してパッキンを空気流入口へ押し付ける構造とする。この結果、制御性が良好な血圧計用排気制御弁を簡単な構成で製造可能となった。
【選択図】図1

Description

本発明は、血圧測定時に一定速度で減圧制御を実施する電子血圧計内の血圧計用排気制御弁に関する。
電子血圧計の減圧過程にて血圧測定を実施する際に、測定精度向上を目的として、血圧計用排気制御弁で一定速度にて減圧制御する方法が広く行なわれている。この減圧制御を実現する血圧計用排気制御弁として、近年、主流となっている方式は、特許文献1に示すような、永久磁石を利用して形成される磁場内に配置したコイルに通電し、このコイルに作用する動力にて空気流入口近傍の弁体を制御して空気流入量を制御する方式である。
また、特許文献2、特許文献3に示すような、内部に可動鉄芯を有したコイルへ電流を通電し、この可動鉄芯部分が周囲の固定鉄部へ吸着する力にて空気流入口近傍の弁体を制御して空気流入量を制御する、永久磁石を利用しない方式も知られている。
特開2002−5330号公報(5頁 〜 7頁) 特開2006−29394号公報(4頁 〜 6頁) 特開2006−242232号公報(7頁 〜 10頁)
前述の特許文献1で記載の永久磁石を利用する方式は、制御性が極めて良好であることから、一般的に広く普及している方式である。しかしながら、高価な永久磁石を必要としたり、部品構成に細かい工夫が必要であったり等の理由から、血圧計用排気制御弁を高価なものにしている。
逆に、前述の特許文献2や特許文献3で記載の永久磁石を利用しない方式は、簡単な構造の血圧計用排気制御弁が提供可能である。しかしながら、制御性が著しく悪い為、現状では、減圧速度制御用の血圧計用排気制御弁としては殆ど利用されておらず、血圧測定終了後の強制排気向けの手段が主用途になっている。
本発明では、減圧速度制御時の制御性が良好であるような血圧計用排気制御弁を提供することを目的とする。
本発明の血圧計用排気制御弁は、空気流入口と、この空気流入口を直線運動にて開閉制御する弁体と、空気流入口を開口するように弁体に力を与える付勢バネと、空気流入口から吸気された空気を排気する為の空気吐出口とを含み、更に、直列配線されていて互いに巻き方向の異なる第一のコイルと第二のコイルとを含み、更に、第一のコイルと第二のコイルとは互いにに中心軸がほぼ一致するように並んで配置され、第一のコイルの中心には弁体と連動する可動鉄芯を備え、第二のコイルの中心には常時固定された固定鉄芯を備え、可動鉄芯と固定鉄芯とはお互いが接触しないように配置されており、第一のコイルと第二のコイルに電流を印加した際に、可動鉄芯と固定鉄芯との間に反発力が作用する構造であることを特徴としている。
第一のコイルと可動鉄芯とは互いに中心が一致するように配置されることが好ましい。
可動鉄芯と固定鉄芯との間には、弾性部材が配置されることが好ましい。
可動鉄芯と固定鉄芯との間には、スペーサが配置されることが好ましい。
弾性部材は、バネで構成されることが好ましい。
バネは、非磁性材料で構成されることが好ましい。
本発明では、空気流入口の開閉制御を、永久磁石とコイルとの組み合わせではなく、複数コイルの組み合わせにて達成可能としたので、血圧計用排気制御弁を簡単な構成で提供することが可能となった。また、空気流入口の開閉制御を、コイル内可動鉄芯と固定鉄部との間に作用する吸引力ではなく、第一のコイル内に存在する可動鉄芯と第二のコイル内に存在する固定鉄芯との反発力利用としたので、血圧計用排気制御弁を良好に制御可能となった。更に、可動鉄芯と固定鉄芯との間にお互いが接触しないような弾性部材を挿入することにより鉄芯同士の一体化を回避し、弱い磁力においても動作可能となった。そして、第一のコイルの中心と可動鉄芯の中心を一致させることにより、より制御性の高い動作が可能となった。
本発明の実施形態について説明する。まず、本発明の血圧計用排気制御弁を利用した電子血圧計の全体構成を説明する。電子血圧計の全体構成を図3に示す。図3では、電子血圧計は上腕をはじめとした身体の一部に装着するカフ301と血圧計本体300とから構成され、両者の間はゴムホース302で連通している。ゴムホース302は、血圧計本体300内で、圧力検出手段312と加圧手段310と減圧手段311とに接続している。
圧力検出手段312は、図示しない圧力センサーとA/D変換器との組み合わせにより構成され、カフ301内の圧力値を圧力信号322として取得する。加圧手段310は、図示しないDCモーター利用のポンプにより構成され、外部から加圧制御信号320を供給することによりカフ301に対する加圧制御を可能としている。減圧手段311は、図示しない血圧計用排気制御弁で構成され、外部から減圧制御信号321を供給することによりカフ301に対する減圧制御を可能としている。
血圧計本体300には、更に、表示手段315と動作指示手段314と信号処理手段313とを含み、信号処理手段313は、動作指示手段314から動作指示信号324を、圧力検出手段312から圧力信号322を受信し、これら受信信号に対して予め決められた処理方法を実施するように、加圧手段310へ加圧制御信号320を、減圧手段311へ減圧制御信号321を、表示手段315へ表示制御信号325を送信する。
続いて、電子血圧計の動作順序を説明する。電子血圧計の動作フロー概略を図4に示す。動作指示手段324から信号処理手段313へ血圧測定を開始する内容の動作指示信号324が送信されると、図4に示すフロー処理がスタートし、ST401のステップへ進む。ST401のステップでは、信号処理手段313は、減圧手段311へ、血圧計用排気制御弁を完全遮蔽状態とする内容の減圧制御信号321を送信し、更に、加圧手段310へ、ポンプを送気可能な最大能力で駆動状態とする内容の加圧制御信号320を送信する。この処理により、カフ301は高速に加圧制御されることになる。
続いて、ST402のステップへ進む。ST402のステップでは、信号処理手段313は、圧力検出手段312より圧力信号322を受信し、カフ301内の圧力値が予め定めた第一の圧力値以上か否かを判断する。この第一の圧力値は、電子血圧計内に備わる図示しないROM内に予め登録された値でも、後述するST402の処理を繰返す過程内で
平行して実施される処理で取得される値でも良い。ST402のステップで、カフ301内の圧力値が予め定めた第一の圧力値以上という条件を満足する場合にはST403のステップへ進み、満足しない場合にはST402のステップを繰返す。この処理により、カフ301は予め定めた第一の圧力値以上まで確実に加圧されるようになる。
ST403のステップでは、信号処理手段313は、加圧手段310へ、ポンプ駆動を停止状態とする内容の加圧制御信号320を送信し、更に、減圧手段311へ、カフ301が所定の目標圧力変化速度に対応するように血圧計用排気制御弁を最適駆動状態とする内容の減圧制御信号321を送信する。カフ301の圧力変化速度は、特定時間毎の圧力変化量で算出しても、脈拍1拍分の圧力変化量で算出しても良い。また、所定の目標圧力変化速度についても、血圧計に持たせる特徴に応じて自由に設定しても構わない。また、この目標圧力変化速度の値は、例えば、図示しない電子血圧計に備わるROM内に格納すれば良い。
続いて、ST404のステップへ進む。ST404のステップでは、信号処理手段313が決定すべき血圧値の算出が完了したか否かを判断する。ST404のステップで、決定すべき血圧値の算出が完了したという条件を満足する場合には血圧測定の処理を終了し、満足しない場合にはST405のステップへ進む。ここでは図示しないが、ST404のステップから血圧測定を終了する場合には、算出された血圧値を表示するように、信号処理手段313は表示手段315へ、算出した血圧値を表示状態とする内容の表示制御信号325を送信する。
ST405のステップでは、信号処理手段313は、圧力検出手段312より圧力信号322を受信し、カフ301内の圧力値が予め定めた第ニの圧力値以下か否かを判断する。この第ニの圧力値は、電子血圧計内に備わる図示しないROM内に予め登録された値であり、一般的な血圧測定で取得しうる血圧値よりも低い値を選択すれば良い。ST405のステップで、カフ301内の圧力値が予め定めた第ニの圧力値以下という条件を満足する場合には血圧測定の処理を終了し、満足しない場合にはST403のステップへ戻る。ここでは図示しないが、ST405のステップから血圧測定を終了する場合には、血圧測定に失敗した主旨を表示するように、信号処理手段313は表示手段315へ、エラー発生を表示状態とする内容の表示制御信号325を送信する。
ST403からST405までの処理により、決定すべき血圧値の算出が完了するまでの間、カフ301の減圧速度は、目標圧力変化速度と略一致するように制御される。
本発明の血圧計用排気制御弁の構造を説明する前に、従来の血圧計用排気制御弁の構造と制御時動作の様子を説明する。図8に、前述の特許文献1で記載の血圧計用排気制御弁の概略構造を示す。図8(a)は、血圧計用排気制御弁の空気流入口を開いている状態の断面図、図8(b)は、血圧計用排気制御弁の空気流入口を閉じている状態の断面図を表わす。
図8(a)において、外装ケース体510に設けられた空気流入口501を開閉制御可能なようにパッキン503が配置され、パッキン503は第一の磁石505a、第二の磁石505b、ヨーク506とともに弁体509に接合され、一体となって直線的に運動可能なように構成されている。第一の磁石505aと第二の磁石505bとはヨーク506を挟んで同じ極性面が向かい合うように貼り合わされている。例えば、ヨーク506に貼り合わされる面が第一の磁石505a、第二の磁石505bともにN極である場合には、磁力線508で示すような磁界を形成する。
外装ケース510と組み合わされるボビン体511には、弁体509が摺動可能な軸部
が設けられ、更に、第一のコイル507a、第二のコイル507b、第三のコイル507cが巻き付けられている。これら、第一のコイル507a、第二のコイル507b、第三のコイル507cは直列接続しているが、第一のコイル507aと第三のコイル507cの巻き方向が同一で、第二のコイル507bの巻き方向のみが反対向きとなっている。これら、第一のコイル507a、第二のコイル507b、第三のコイル507cに対して電流が印加されていない場合には、付勢バネ504によって弁体509は空気流入口501から離される方向に押されることになり、空気流入口501とパッキン503との間に空隙が存在するようになる。この時、空気流入口501から流入してきた空気は、外装ケース体510に設けられた空気吐出口502から放出されていくことになる。
第一のコイル507a、第二のコイル507b、第三のコイル507cに対して電流が印加されると、弁体509を空気流入口501方向へ押し付けようとする力が作用する。図中で示した磁力線508は代表的なものだけを例示しているが、第一のコイル507aと第三のコイル507cには、外装ケース510から弁体509へ向かう内向きの磁力線が作用し、第二のコイル507bには、弁体509から外装ケース510へ向かう外向きの磁力線が作用することになる。
これらのコイルのうち、磁力線の作用する向きが異なる第二のコイル507bのみコイルの巻き方向を反対向きにしているので、これらのコイルに電流を印加すると、第一のコイル507a、第二のコイル507b、第三のコイル507cの全てに対して同じ方向の電磁力が作用するようになる。印加する電流量を大きくしていくと、パッキン503は空気流入口501と接触し図8(b)に示す状態となる。図8(b)では、第一の磁石505a、第二の磁石505b、ヨーク506も空気流入口501方向へ移動するが、実際の移動量が微量である為、各コイルに及ぼす磁界の影響具合は、図8(a)の場合と殆ど差が無い状態となっている。
図8で示した血圧計用排気制御弁に印加する電流を変化させた際の血圧計用排気制御弁内で作用する力の様子を図9に示す。図9では、横軸が空気流入口501からパッキン503までの空隙量を示し、縦軸が付勢バネ504に作用する力(以下、バネ力とする)、および、第一のコイル507a、第二のコイル507b、第三のコイル507cに作用する合算の力(以下、コイル総力とする)を示す。バネ力は空気流入口501からパッキン503へ向かう方向を正の向きとし、コイル総力はパッキン503から空気流入口501へ向かう方向を正の向きとしている。
図9内の直線601はバネ力の特性を示し、直線602aから602fは、第一のコイル507a、第二のコイル507b、第三のコイル507cに対して所定の電流を印加した場合のコイル総力の特性を示す。直線602aで表わされる条件の印加電流は5mAであり、以下、直線602bは10mA、直線602cは15mA、直線602dは20mA、直線602eは25mA、直線602fは30mAに対応する。バネ力の特性はバネの縮み量に比例するので、直線601のように空隙量に対してある勾配を有して直線になるのは自明である。また、コイル総力の特性は、印加電流と磁束密度と磁束を横切る電線総長の積で決まるものなので、直線602aから602fのように空隙量の影響を殆ど受けないことも自明である。
図9では、直線601と直線602bとの交点をP1、直線601と直線602cとの交点をP2、直線601と直線602dとの交点をP3、直線601と直線602eとの交点をP4として示している。各交点P1からP4は、バネ力と各印加電流条件でのコイル総力とが均衡していることを表わしており、各交点P1からP4の空隙量がバネ力とコイル総力とが釣り合う位置ということになる。即ち、第一のコイル507a、第二のコイル507b、第三のコイル507cに対して所定の電流を印加すれば、その条件に対応す
る空隙量が決まってしまうことを表わしている。このように、特許文献1で記載の血圧計用排気制御弁は、印加する電流に対して空気流入口501からパッキン503までの空隙量がほぼ線形的な関係で対応する為、空気吐出量制御性が良好なものとなっている。
図10には、前述の特許文献2および特許文献3で記載の血圧計用排気制御弁の概略構造を示す。図10に示した血圧計用排気制御弁は磁石レスの構造であり、所謂、ソレノイド弁と呼ばれる範疇に属する。図10(a)は、血圧計用排気制御弁の空気流入口を開いている状態の断面図、図10(b)は、血圧計用排気制御弁の空気流入口を閉じている状態の断面図を表わす。
図10(a)において、外装ケース体707に設けられた空気流入口701を開閉制御可能なようにパッキン702が配置され、パッキン702は可動鉄芯705に接合され、一体となって直線的に運動可能なように構成されている。外装ケース体707の内部に図示しない何らかの方法で接合されたボビン体704が存在し、このボビン体704にはコイル703が巻き付けられている。可動鉄芯705はボビン体704中央の空洞部分を摺動する構造で配置され、コイル703に対して電流を印加していない場合には、付勢バネ706により空気流入口701からパッキン702を遠ざけている。
この際、可動鉄芯705は、外装ケース体707に接合されたストッパー708により動作範囲が規制されている。可動鉄芯705の側面には幾筋かの溝が長手方向に設けられており、空気流入口701から血圧計用排気制御弁内へ流入してきた空気は、これら溝を通過して図示していないストッパー708付近の空隙より放出されていく。外装ケース体707及び可動鉄芯705は磁性材料で形成され、コイル703へ電流が印加されると励磁されるようになっている。
コイル703へ電流を印加すると、図10(b)内に例示したような磁力線709が、外装ケース体707と可動鉄芯705により構成される磁気回路内で発生する。この時、パッキン702付近の外装ケース体707と可動鉄芯705の対向面で、互いに引き付けようとする磁力が発生する。この磁力は、外装ケース体707と可動鉄芯705の間の距離が短くなるほど強くなっていく特性を有する。この磁力が付勢バネ706で加えられている力よりも大きくなると、可動鉄芯705は空気流入口701方向へ動き出し、パッキン702が空気流入口701と接触すると、図10(b)の状態となる。
図10で示した血圧計用排気制御弁に印加する電流を変化させた際の血圧計用排気制御弁内で作用する力の様子を図11に示す。図11では、横軸が空気流入口701からパッキン702までの空隙量を示し、縦軸が付勢バネ706に作用する力(バネ力)、および、可動鉄芯705に作用する力(以下、可動鉄芯磁力とする)を示す。バネ力は空気流入口701からパッキン702へ向かう方向を正の向きとし、可動鉄芯磁力はパッキン702から空気流入口701へ向かう方向を正の向きとしている。
図11内の直線801はバネ力の特性を示し、曲線802aから802fは、コイル703に対して所定の電流を印加した場合の可動鉄芯磁力の特性を示す。曲線802aで表わされる条件の印加電流は5mAであり、以下、曲線802bは7mA、曲線802cは10mA、曲線802dは12mA、曲線802eは14mA、曲線802fは20mAに対応する。バネ力の特性はバネの縮み量に比例するので、直線801のように空隙量に対してある勾配を有して直線になるのは自明である。また、可動鉄芯磁力は外装ケース体707と可動鉄芯705間の距離の2乗に反比例するような特性なので、各電流印加条件に共通して空隙量が小さくなるほど可動鉄芯磁力は強くなるという、曲線802aから802fに示すような傾向となる。また、コイル703へ印加する電流を変化させると、その電流量と比例するように外装ケース体707と可動鉄芯705間の磁束密度が強くなり
、可動鉄芯磁力は磁束密度の2乗に比例するような傾向を示す。即ち、図11の一定の空隙量に対し、可動鉄芯磁力はコイル703へ印加する電流の2乗に概ね比例する特性となる。
図11では、直線801と曲線802cとの交点をQ1、直線801と曲線802dとの交点をQ2として示している。交点Q1およびQ2はバネ力と各印加電流条件での可動鉄芯磁力とが均衡していることを表わしており、交点Q1およびQ2の空隙量はバネ力と可動鉄芯磁力とが釣り合う位置ということになる。直線801と曲線802aおよび曲線802bとの間にも、空隙量の非常に小さい領域で交点は存在しているが、これら交点は釣り合う位置を示しているものではない。
コイル703へ電流を印加していない場合、空気流入口701からパッキン702までの空隙量=0.5mmが初期状態となっている。この時、バネ力によりパッキン702が空気流入口801から離れるように付勢されているので、可動鉄芯705が空気流入口701方向へ移動するには、このバネ力よりも大きい可動鉄芯磁力が与えられる必要がある。ところが、曲線802aおよび曲線802bの条件では、空隙量=0.5mmの位置で、可動鉄芯磁力よりもバネ力の方が大きい為、可動鉄芯705が移動することはない。従って、曲線802aおよび曲線802bの条件では、前述の直線801との交点まで到達できないので、これら交点が釣り合う位置とはならないのである。
また、曲線802eおよび曲線802fの条件では、空隙量=0.5mmの位置で、可動鉄芯磁力の方がバネ力よりも大きい為、電流を印加した瞬間に可動鉄芯705は空気流入口701方向へ移動する。この際、曲線802e、曲線802fともに直線801との交点が存在しないことからも明らかなように、可動鉄芯705は空気流入口701からパッキン702までの空隙量が無くなるところまで一気に移動する。
このように、特許文献2および特許文献3で記載の血圧計用排気制御弁は、空気流入口701からパッキン702までの空隙量の制御可能な印加電流範囲が極めて狭くなってしまい、更に、空隙量が極めて少ない状態を実現する為の印加電流条件が不在となり易く、制御不能になるケースが多くなる。即ち、血圧計用排気制御弁として用いるには、十分な吐出量制御ができず、弁を開く或いは弁を閉じるといった2値的な動作にしか適合しない状態となっている。高価な磁石を採用しない安価な血圧計用排気制御弁の実用化を目指して、これまでにも、磁気回路レイアウト変更、バネ改良、パッキン部改良等の検討が進められているが、いずれも根本的な解決策には至っていない。
図1に、本発明の第一の実施形態における血圧計用排気制御弁の構造の一例を示す。図1(a)は、血圧計用排気制御弁の空気流入口を開いている状態の断面図、図1(b)は、第一のコイル104aと可動鉄芯103との配置関係図、図1(c)は、血圧計用排気制御弁の空気流入口を閉じている状態の断面図を表わす。
図1(a)において、非磁性材料で構成される外装部材としての外装ケース体107に設けられた空気流入口101を開閉制御可能なように弁体としてパッキン102が配置され、パッキン102は非磁性材料で構成された連結部材111に接合されている。連結部材111は、磁性材料で構成される可動鉄芯103にも接合され、パッキン102、連結部材111、可動鉄芯103が一体となって直線的に運動可能なように構成されている。外装ケース体107の内部に図示しない何らかの方法で接合されたボビン体105が存在し、このボビン体105には第一のコイル104aと第一のコイル104bが巻き付けられている。
第一のコイル104aと第二のコイル104bとは直列接続されていてコイルの巻き方
向は逆向きとなっている。ここでは、第一のコイル104aと第二のコイル104bとを直列接続の場合で例示しているが、並列接続であっても構わない。第二のコイル104bの内部には磁性材料で構成される固定鉄芯106が配置されており、ボビン体105に固定されている。可動鉄芯103は第一のコイル104a内部を摺動可能なように配置され、固定鉄芯106と接触しないように非磁性材料で構成されたスペーサ112により分離されている。スペーサ112は、非磁性材料で構成されているが、これはスペーサ112が可動鉄芯103及び固定鉄芯106と一緒に磁化されてひとつの磁石として機能すること防ぐためである。スペーサ112は、固定鉄芯106と接合されている。また、可動鉄芯103は、その中心が第一のコイル104aの中心と一致するように配置されている。中心が一致するとは、図1(b)に示すように第一のコイル104aと可動鉄芯103の水平軸114と、第一のコイル104aと可動鉄芯103の垂直軸113が一致していることを意味する。
ここで、可動鉄芯103と固定鉄芯106を分離する理由を説明する。二つの鉄芯が接触している場合に、第一のコイル104aと第二のコイル104bを駆動させると、二つの鉄芯が一つの鉄芯として一体化して動作する。このような場合、可動鉄芯103と固定鉄芯106との間の反発力が使用不能となる。これを回避するために、可動鉄芯103と固定鉄芯106を分離して配置する必要がある。
次に、第一のコイル104aと可動鉄芯103の中心を一致させる理由について説明する。第一のコイル104aの半径と長さの関係において、(半径<<長さ)が成立する場合においては、第一のコイル104aを駆動させた際の内部の磁場は一様となる。しかし、第一のコイル104aの半径と長さの関係が(半径<<長さ)を満足しない場合には、内部の磁場が一様とはならない。本発明の血圧計用排気制御弁に使用するコイルでは、(半径<長さ)ではあるものの、(半径<<長さ)になるほどの大きな長さの差が生じない。このため、可動鉄芯103の配置によって、動作に影響が及ぶ。特にコイル端部での効果が大きく、コイル端部に近づくほど磁場は弱くなる。これを踏まえ、可動鉄芯103をより磁場の強い位置で駆動させるためには、第一のコイルの中心に配置することが好ましい。このような理由により、第一のコイル104aと可動鉄芯103の中心を一致させる配置としている。
ここから第一のコイル104a及び第二のコイル104bをソレノイドとして駆動する場合の動作について説明する。まず、第一のコイル104aおよび第二のコイル104bに対して電流が印加されていない場合、可動鉄芯103は付勢バネ108により固定鉄芯106へ押し付けられた状態となり、空気流入口101とパッキン102の間には空隙が確保される。空気流入口101から血圧計用排気制御弁へ流れ込んできた空気は外装ケース体107の側面にある空気吐出口109から外へ吐出されていく。
ここでは、外装ケース体107の全体を非磁性材料としたが、外装ケース体107は特定の部分を除き磁性材料が混在していても構わない。この特定の部分とは、第一のコイル104aと第二のコイル104bとの境界から可動鉄芯103の側である。この特定の部分に磁性材料が存在してしまった場合、第一のコイル104aへ電流が印加された際、この磁性材料部分が可動鉄芯103を引き付ける役割を果たし、図10で示した構成の従来の血圧計用排気制御弁で保有していた問題点を踏襲する可能性がある。従って、第一のコイル104aと第二のコイル104bとの境界から可動鉄芯103の側の外装部材の中に、磁性材料が存在してはいけないことになる。
次に第一のコイル104aおよび第二のコイル104bへ電流が印加されると、図1(c)で例示する磁力線110aおよび磁力線110bが発生する。磁力線110aは第一のコイル104aから発生し、磁力線110bは第二のコイル104bから発生する。第
一のコイル104aと第二のコイル104bの巻き線方向が逆になっているので、磁力線110aと磁力線110bの旋回方向も逆回りとなる。この磁力線110aと磁力線110bにより可動鉄芯103と固定鉄芯106は励磁され、可動鉄芯103と固定鉄芯106の対向面付近で反発力が発生する。この反発力が付勢バネ108のバネ力よりも大きくなると、可動鉄芯103は空気流入口101方向へ押し出され、空気流入口101とパッキン102の間の空隙を狭くしていく。最終的に、パッキン102が空気流入口101と接触すると図1(c)で示す状態となり、空気流入口101から血圧計用排気制御弁へ流れ込む空気が遮断されるようになる。
図1で示した血圧計用排気制御弁に印加する電流を変化させた際の血圧計用排気制御弁内で作用する力の様子を図2に示す。図2では、横軸が空気流入口101からパッキン102までの空隙量を示し、縦軸が付勢バネ108に作用する力(バネ力)、および、可動鉄芯103に作用する力(可動鉄芯磁力とする)を示す。バネ力は空気流入口101からパッキン102へ向かう方向を正の向きとし、可動鉄芯磁力はパッキン102から空気流入口101へ向かう方向を正の向きとしている。
図2内の直線201はバネ力の特性を示し、曲線202aから202fは、第一のコイル104aおよび第二のコイル104bに対して所定の電流を印加した場合の可動鉄芯磁力の特性を示す。曲線202aで表わされる条件の印加電流は5mAであり、以下、曲線202bは7mA、曲線202cは10mA、曲線202dは12mA、曲線202eは14mA、曲線202fは20mAに対応する。バネ力の特性はバネの縮み量に比例するので、直線201のように空隙量に対してある勾配を有して直線になるのは自明である。また、可動鉄芯磁力は可動鉄芯103と固定鉄芯106間の距離の2乗に反比例するような特性なので、各電流印加条件に共通して空隙量が大きくなるほど可動鉄芯磁力は強くなるという、曲線202aから202fに示すような傾向となる。
また、第一のコイル104aおよび第二のコイル104bへ印加する電流を変化させると、その電流量と比例するように可動鉄芯103と固定鉄芯106間の磁束密度が強くなり、可動鉄芯磁力は磁束密度の2乗に比例するような傾向を示す。即ち、図2の一定の空隙量に対し、可動鉄芯磁力は第一のコイル104aおよび第二のコイル104bへ印加する電流の2乗に概ね比例する特性となる。図2では、直線201と曲線202aとの交点をR1、直線801と曲線802bとの交点をR2、直線801と曲線802cとの交点をR3、直線801と曲線802dとの交点をR4、直線801と曲線802eとの交点をR5、直線801と曲線802fとの交点をR6として示している。交点R1からR6の各点はバネ力と各印加電流条件での可動鉄芯磁力とが均衡していることを表わしており、交点R1からR6の各空隙量は、バネ力と可動鉄芯磁力とが釣り合う位置ということになる。即ち、第一のコイル104a、第二のコイル104bに対して所定の電流を印加すれば、その条件に対応する空隙量が決まってしまうことを表わしている。
同じ磁石レス構造である従来の血圧計用排気制御弁で作用する力の様子を表わした図11と比較してみると、本発明による血圧計用排気制御弁では、空気吐出量、即ち、空気流入口とパッキン間の空隙量に対する制御性が大幅に改善されていることが明らかである。従来の血圧計用排気制御弁では、空隙量が比較的広めの領域に対して、特定の印加電流範囲に限って空隙量の制御が可能になっていた。空隙量が狭い領域に対しては、空隙量の制御可能な印加電流条件が不在となる可能性も高かった。本発明の血圧計用排気制御弁では、制御したい空隙量全域にわたり、その空隙量を実現する印加電流の条件が必ず存在する。
また、本発明の血圧計用排気制御弁は、従来の磁石レス構造の血圧計用排気制御弁と比較して、別の改良点も存在している。ここまでの説明では、発明の効果を簡便に説明する為に、血圧計用排気制御弁へ電流を印加していない状態から、電流を印加していく過程に
限定してきた。従来の磁石レス構造の血圧計用排気制御弁に対して、印加電流を大きくした状態から小さくしていく過程では、更に劣悪な挙動を示す。
この過程について、図11を利用して説明する。図11において、曲線802fの設定で空隙量=0.0mmとなった状態を最大電流が印加された初期状態とし、この状態から印加電流を小さくしていく。印加電流を小さくしていく状況は、曲線802f→曲線802e→・・・・→曲線802b→曲線802aという形で曲線を選択していくことに相当する。空隙量=0.0mmの位置で可動鉄芯705が空気流入口701から離れていく為には、可動鉄芯磁力よりも付勢バネのバネ力が大きくなる必要がある。即ち、空隙量=0.0mmにおける可動鉄芯磁力を表わす曲線802fから802aがバネ力を表わす直線801よりも下方に存在しなければいけないということである。
この条件は、曲線802aによって初めて達成される。しかも、空隙量<0.5mmの範囲で曲線802aは必ず直線801の下方に存在するので、可動鉄芯705はパッキン702が空気流入口701から最も遠ざかる位置まで一気に移動してしまう。このことは、血圧計用排気制御弁への印加電流を小さくしていく方向では、空気流入口とパッキン間の空隙量に対して、「遮蔽状態」と「全開状態」という2値化的な動きしかできないことを表わしている。これ以上の詳細な説明は省略するが、本発明の血圧計用排気制御弁と従来の磁石利用の血圧計用排気制御弁では、図2および図9から容易に判断可能なように、印加電流の増減方向によって制御性が異なる、2値化的な動きに陥ってしまう、というようなことは起こらない。
ここからは、図5、図6、図7を用いて、本発明の第二の実施形態における血圧計用排気制御弁について説明する。まず、図5に示す血圧計用排気制御弁の構造について説明する。図5(a)は、電流を印加していない状態の図1(a)の構成図とほぼ同様で空気流入口101を開いている断面図であるが、図1(a)におけるスペーサ112が調整バネ900に置き換えてある。図5(b)は、電流を印加している状態の図1(b)の構成図と同様で空気流入口101を閉じている断面図であるが、図1(b)におけるスペーサ112が調整バネ900に置き換えてある。それ以外の構成については、前述で説明した通りであり省略する。この調整バネ900は、スペーサ112と同様の理由により非磁性材料により構成され、可動鉄芯103及び固定鉄芯106と同じ方向に磁化されない。また、その一端を固定鉄芯106に接合されており、一端が固定されている。もう一端は可動鉄芯103の一端と接触しており、可動鉄芯103を押している。つまり、可動鉄芯103は調整バネ900から押される力と付勢バネ108から押される力によってある位置で釣り合った状態で静止している。このある位置とは、前述で説明した第一のコイル104aの中心と可動鉄芯103の中心が一致している図1(b)の位置である。
続いて、第一のコイル104aと第二のコイル104bに電流を印加した際の動作について説明する。基本的な動作は前述のとおりであり、第一のコイル104a及び第二のコイル104bに電流を印加することで磁力線901a、磁力線901bがそれぞれ図5(b)に示す方向に発生し、パッキン102が空気流入口101に押し付けられる。このとき、第二の実施形態では第一の実施形態と異なり、調整バネ900が配置されているため、付勢バネ108に加わる力が異なる。
図6の直線904は、調整バネ900に作用する力の特性を示している。図6は、図2に直線904を追記して記載したものである。図6のように調整バネ900は、空気流入口とパッキン間の空隙量が小さくなるほど、作用する力が減少する。これは、調整バネ900が伸びるため反発する力が減少するためである。また、空気流入口とパッキン間の空隙量が0.5mmにおいて、付勢バネ108と調整バネ900の作用する力が一致しているため、可動鉄芯103はこの位置において静止して配置される。つまり、この位置が第
一のコイル104aの中心と可動鉄芯103の中心が一致する場所である。
ここで、図7を用いて可動鉄芯磁力と調整バネ900に作用する力の合成力について説明する。図7内の直線210は付勢バネ108に作用する力の特性を示し、曲線911aから911fは、第一のコイル104aおよび第二のコイル104bに対して所定の電流を印加した場合の可動鉄芯磁力と調整バネ900に作用する力の合成力の特性を示している。曲線911aで表わされる条件の印加電流は5mAであり、以下、曲線911bは7mA、曲線911cは10mA、曲線911dは12mA、曲線911eは14mA、曲線911fは20mAに対応する。図2と比較すると分かるように、調整バネ900のバネ力が加わっている関係で曲線911aから911fのすべてで合成力が強くなっている。これにより、少ない電流での可動鉄芯磁力においても、大きな力を作ることが出来るため、より小さな電流での駆動も可能となる。これにより、流す電流量を小さくして省電させることもできる。また、同じ力で良い場合には、その分可動鉄芯磁力を落とすことも可能であり、その際には第一のコイル104a及び第二のコイル104bを小型化することができる。基本的に、可動鉄芯磁力は第一のコイル104aと第二のコイル104bの巻き数によって変化する。多数巻きにすればそれだけ磁力は強まり、巻き数を減らせばその分磁力は弱まることになる。巻き数を減らすことができれば、コイルを小型にすることが可能となる。
以上のとおり、本発明の血圧計用排気制御弁では、磁石を利用することなく、従来の磁石利用の血圧計用排気制御弁よりも優れた制御性能を実現可能とした。また、本発明により、減圧速度制御時の制御性が良好である血圧計用排気制御弁を供給可能にした。
本発明の血圧計用排気制御弁における第一の実施形態を示す断面図である。 本発明の血圧計用排気制御弁における第一の実施形態の作用を示す図である。 本発明の血圧計用排気制御弁を搭載した血圧計の構成図である。 本発明の血圧計用排気制御弁を搭載した血圧計の処理図である。 本発明の血圧計用排気制御弁における第二の実施形態を示す断面図である。 本発明の血圧計用排気制御弁における調整バネの作用を示す図である。 本発明の血圧計用排気制御弁における第二の実施形態の作用を示す図である。 従来の磁石利用の血圧計用排気制御弁の実施形態を示す断面図である。 従来の磁石利用の血圧計用排気制御弁の作用を示す図である。 従来の磁石レスの血圧計用排気制御弁の形態を示す断面図である。 従来の磁石レスの血圧計用排気制御弁の作用を示す図である。
符号の説明
101 空気流入口
103 可動鉄芯
104a 第一のコイル
104b 第ニのコイル
106 固定鉄芯
108 付勢バネ
109 空気吐出口
112 スペーサ
900 調整バネ

Claims (6)

  1. 空気流入口と、該空気流入口を開閉制御する弁体と、
    前記空気流入口を開口するように前記弁体に力を与える付勢バネと、
    前記空気流入口から吸気された空気を排気する為の空気吐出口と
    を備える血圧計用排気制御弁であって、
    互いに巻き方向の異なる第一のコイルと第二のコイルとを有し、
    前記第一のコイルと第二のコイルとは互いに中心軸が一致するように配置され、
    前記第一のコイルには前記弁体と連動する可動鉄芯を備え、
    前記第二のコイルには固定された固定鉄芯を備え、
    前記可動鉄芯と前記固定鉄芯とは接触しないように配置され、
    前記第一のコイルと第二のコイルに電流を印加した際に、
    前記可動鉄芯と前記固定鉄芯との間に反発力が作用する血圧計用排気制御弁。
  2. 前記第一のコイルと前記可動鉄芯とは互いに中心が一致するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の血圧計用排気制御弁。
  3. 前記可動鉄芯と前記固定鉄芯との間には、弾性部材が配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の血圧計用排気制御弁。
  4. 前記可動鉄芯と前記固定鉄芯との間には、スペーサが配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の血圧計用排気制御弁。
  5. 前記弾性部材は、バネで構成されることを特徴とする請求項3に記載の血圧計用排気制御弁。
  6. 前記バネは、非磁性材料で構成されることを特徴とする請求項5に記載の血圧計用排気制御弁。
JP2008067144A 2008-03-17 2008-03-17 血圧計用排気制御弁 Pending JP2009219661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008067144A JP2009219661A (ja) 2008-03-17 2008-03-17 血圧計用排気制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008067144A JP2009219661A (ja) 2008-03-17 2008-03-17 血圧計用排気制御弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009219661A true JP2009219661A (ja) 2009-10-01

Family

ID=41237108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008067144A Pending JP2009219661A (ja) 2008-03-17 2008-03-17 血圧計用排気制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009219661A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104620032A (zh) * 2012-09-11 2015-05-13 欧姆龙健康医疗事业株式会社 流量控制阀以及具有其的血压信息测量装置
CN113339512A (zh) * 2021-05-22 2021-09-03 深圳市桑泰达科技有限公司 一种电磁阀及具有其的血压计

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104620032A (zh) * 2012-09-11 2015-05-13 欧姆龙健康医疗事业株式会社 流量控制阀以及具有其的血压信息测量装置
CN110693477A (zh) * 2012-09-11 2020-01-17 欧姆龙健康医疗事业株式会社 流量控制阀以及具有其的血压信息测量装置
CN110693476A (zh) * 2012-09-11 2020-01-17 欧姆龙健康医疗事业株式会社 流量控制阀以及具有其的血压信息测量装置
US11166639B2 (en) 2012-09-11 2021-11-09 Omron Healthcare Co., Ltd. Flow control valve and blood pressure information measurement device having the same
CN113339512A (zh) * 2021-05-22 2021-09-03 深圳市桑泰达科技有限公司 一种电磁阀及具有其的血压计

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6867511B2 (en) Linear oscillatory actuator
JP5433963B2 (ja) リニアアクチュエータ
US8757588B2 (en) Valve with an electromagnetic drive
US20100194504A1 (en) Electromagnetic actuator comprising a magnetic tube and used for actuating a hydraulic or pneumatic valve
EP1698817A3 (en) Electromagnetic apparatus and method for controlling fluid flow
EP1826784A2 (en) Electromagnetic actuator
JP6122972B2 (ja) 電磁アクチュエータ及び電磁弁装置
US10344887B2 (en) Electromagnetic actuator
JPS60159481A (ja) 制御弁
JP2016532834A (ja) バルブピストンのためのリニア駆動部を有するバルブ
US20100314568A1 (en) Solenoid coil
JP2009219661A (ja) 血圧計用排気制御弁
JP6469325B1 (ja) 電磁アクチュエータおよび油圧調整機構
JP2009066198A (ja) 血圧計用排気制御弁
JP2008154303A (ja) 電磁アクチュエータ
JP2001006925A (ja) 2方向性比例ソレノイド
JP2002112519A (ja) 電磁往復駆動装置
JP2014120521A (ja) 電磁ソレノイド及びそれを備える電磁弁装置
JPS59103094A (ja) プランジヤ−型電磁弁
JP2010212016A (ja) 電磁石装置
JP2010223238A (ja) リニアソレノイド駆動装置
JP2004293680A (ja) 変速機のシフトアクチュエータ
JP2004015997A (ja) 電磁制御型リニアアクチュエータ
JP2003068522A (ja) リニアアクチュエータ
JP2006165293A (ja) ソレノイド