JP2001345230A - 積層型セラミックチップコンデンサとその製造方法 - Google Patents

積層型セラミックチップコンデンサとその製造方法

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JP2001345230A JP2001046406A JP2001046406A JP2001345230A JP 2001345230 A JP2001345230 A JP 2001345230A JP 2001046406 A JP2001046406 A JP 2001046406A JP 2001046406 A JP2001046406 A JP 2001046406A JP 2001345230 A JP2001345230 A JP 2001345230A
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multilayer ceramic
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Akira Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比誘電率を向上させ、しかも誘電損失を小さ
くすることが可能で、誘電体層厚みが薄い場合において
も容量温度特性に優れる積層型セラミックチップコンデ
ンサを製造することができる方法を提供すること。 【解決手段】 誘電体層2と内部電極層3とが交互に積
層された構成のコンデンサチップ体10を有する積層型
セラミックチップコンデンサを製造する方法であって、
誘電体層2を形成するためのチタン酸バリウムの原料粉
末として、X線回折チャートにおいて、(002)面の
回折線のピーク点の角度と(200)面の回折線のピー
ク点の角度との中間点における強度(Ib)に対する、
(200)面の回折線のピーク強度(I(200))の
比(I(200)/Ib)が、4〜16である原料粉末
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比誘電率を向上さ
せ、しかも誘電損失を小さくすることが可能で、誘電体
層厚みが薄い場合においても容量温度特性に優れる積層
型セラミックチップコンデンサとその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】積層型セラミックチップコンデンサは、
小型、大容量、高信頼性の電子部品として広く利用され
ており、1台の電子機器の中で使用される個数も多数に
のぼる。近年、機器の小型・高性能化に伴い、積層型セ
ラミックチップコンデンサに対する更なる小型化、大容
量化、低価格化、高信頼性化への要求はますます厳しく
なっている。
【0003】積層型セラミックチップコンデンサは、通
常、内部電極用のペーストと誘電体用のペーストとをシ
ート法や印刷法などにより積層し、一体同時焼成して製
造される。内部電極用の導電材には、一般にPdやPd
合金が用いられているが、Pdは高価であるため、比較
的安価なNiやNi合金等の卑金属が使用されるように
なってきている。内部電極用の導電材として卑金属を用
いる場合、大気中で焼成を行うと内部電極層が酸化して
しまうため、誘電体層と内部電極層との同時焼成を、還
元性雰囲気中で行う必要がある。しかし、還元性雰囲気
中で焼成すると、誘電体層が還元され、比抵抗が低くな
ってしまう。このため、非還元性の誘電体材料が開発さ
れている。
【0004】積層型セラミックチップコンデンサの小型
化および/または大容量化のためには、誘電体を薄層化
および/または多層化する必要がある。また、誘電率の
高い誘電体を用いる必要がある。現状では、層間3μm
以下にまで薄層化が進んでいる。しかし、誘電体層を薄
層化すると、電圧を印加したときに誘電体層にかかる電
界が強くなるため、誘電損失は著しく悪化し、容量温度
特性も悪化してしまう。
【0005】一方、誘電率の高い誘電体を作成するため
には、例えば、誘電体層の主成分となる原料粉末の粒子
径を大きくする等、誘電体層の結晶粒子径を大きくする
方法がある。
【0006】3μm以下のような薄層化に対応しうる非
還元性の誘電体磁気組成物としては、例えば特開平9−
241074号公報および特開平9−241075 号
公報に開示されている、チタン酸バリウム系のものがあ
る。しかし、これらは誘電率が1000〜2500程度
であり、高誘電率のものは誘電損失が大きくなりすぎ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実状に鑑みてなされ、比誘電率を向上させ、しかも誘電
損失を小さくすることが可能で、誘電体層厚みが薄い場
合においても容量温度特性に優れる積層型セラミックチ
ップコンデンサとその製造方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る積層セラミックチップコンデンサの製
造方法は、誘電体層と内部電極層とが交互に積層された
構成のコンデンサチップ体を有する積層型セラミックチ
ップコンデンサを製造する方法であって、前記誘電体層
を形成するためのチタン酸バリウムの原料粉末として、
X線回折チャートにおいて、(002)面の回折線のピ
ーク点の角度と(200)面の回折線のピーク点の角度
との中間点における強度(Ib)に対する、(200)
面の回折線のピーク強度(I(200))の比(I
(200)/Ib)が、4〜16である原料粉末を用い
ることを特徴とする。前記比(I(200)/Ib)
は、好ましくは5〜15である。
【0009】前記チタン酸バリウムの原料粉末には、焼
成後に酸化ケイ素(第1副成分)となる第1副成分原料
が混合されることが好ましい。
【0010】焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン酸
バリウムをBaTiOに、酸化ケイ素をSiO
に、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主成分で
あるBaTiO:100モルに対する第1副成分の
モル比が、好ましくは2モル以上12モル以下、さらに
好ましくは2モル以上6モル以下である。
【0011】前記チタン酸バリウムの原料粉末には、焼
成後にR酸化物(ただしRはSc,Y,Eu,Dy,H
o,Er,Tm,Yb,Luから選択される少なくとも
1種;第2副成分)となる第2副成分原料が混合される
ことが好ましい。
【0012】焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン酸
バリウムをBaTiOに、前記R酸化物をR
に、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主成
分であるBaTiO:100モルに対する第2副成
分のモル比が、好ましくは0モル以上5モル以下、さら
に好ましくは0.1モル以上3モル以下である。
【0013】前記チタン酸バリウムの原料粉末には、焼
成後に酸化マグネシウム、酸化亜鉛、および酸化クロム
から選択される少なくとも1種(第3副成分)となる第
3副成分原料が混合されることが好ましい。
【0014】焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン酸
バリウムをBaTiOに、酸化マグネシウムをMg
Oに、酸化亜鉛をZnOに、酸化クロムを1/2(Cr
)に、それぞれ換算してモル比を計算したと
き、主成分であるBaTiO :100モルに対する
第3副成分のモル比が、好ましくは0モル以上3モル以
下、さらに好ましくは0モルより大きく2.5モル以下
である。
【0015】前記チタン酸バリウムの原料粉末には、焼
成後に酸化マンガン(第4副成分)となる第4副成分原
料が混合されることが好ましい。
【0016】焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン酸
バリウムをBaTiOに、酸化マンガンをMnO
に、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主成分で
あるBaTiO:100モルに対する第4副成分の
モル比が、好ましくは0モル以上1モル以下、さらに好
ましくは0より大きく0.5モル以下である。
【0017】前記チタン酸バリウムの原料粉末には、焼
成後に酸化バリウム、酸化カルシウムおよび酸化ストロ
ンチウムから選択される少なくとも1種(第5副成分)
となる第5副成分原料が混合されることが好ましい。
【0018】焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン酸
バリウムをBaTiOに、酸化バリウムをBaO
に、酸化カルシウムをCaOに、酸化ストロンチウムを
SrOに、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主
成分であるBaTiO:100モルに対する第5副
成分のモル比が、好ましくは0モル以上12モル以下、
さらに好ましくは2モル以上6モル以下である。
【0019】前記チタン酸バリウムの原料粉末には、焼
成後に酸化バナジウム(第6副成分)となる第6副成分
原料が混合されることが好ましい。
【0020】焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン酸
バリウムをBaTiOに、酸化バナジウムをV
に、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主成分
であるBaTiO:100モルに対する第6副成分
のモル比が、好ましくは0モル以上0.5モル以下、さ
らに好ましくは0モルよりも大きく0.2モル以下であ
る。
【0021】前記チタン酸バリウムの原料粉末の比表面
積は、好ましくは1.0〜8.0m /g、さらに好ま
しくは1.0〜4.0m/gである。
【0022】
【作用】回折線のピーク強度の比(I(200)/I
b)が前記範囲未満であると、得られるコンデンサの誘
電損失が大きくなる。また、回折線のピーク強度の比
(I (200)/Ib)が前記範囲を超えるものについ
ては、試料の作成が困難である。比表面積が前記範囲未
満であると、原料粉末の粒子径が大きく、薄層化した
際、IR加速寿命が悪くなる傾向にある。また、比表面
積が前記範囲を超えるものについては、試料の作成が困
難となる。
【0023】第1副成分の含有量が前記範囲未満である
と、焼結性が悪化し、また、含有量が前記範囲を超える
と、誘電率が低下する傾向にある。第2副成分の含有量
が前記範囲を超えると、誘電率が低下し、焼結性が悪化
する傾向にある。第3副成分の含有量が前記範囲を超え
ると、誘電率が低下し、容量温度特性が悪化する傾向に
ある。第4副成分の含有量が前記範囲を超えると、誘電
率が低下し、容量温度特性が悪化する傾向にある。第5
副成分の含有量が前記範囲を超えると、焼結性が悪化す
る傾向にある。第6副成分の含有量が前記範囲を超える
と、誘電率が著しく低下する傾向にある。
【0024】誘電体層を構成するチタン酸バリウム原料
粉末のX線回折における特性を本発明の範囲内とするこ
とにより、誘電率が高く、しかも誘電損失が小さく、容
量温度特性に優れた、大容量の積層型セラミックチップ
コンデンサを提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係
る積層型セラミックチップコンデンサの概略断面図、図
2は本発明の一実施例に係る原料粉末のX線回折チャー
ト、図3は本発明の一実施例に係るコンデンササンプル
の容量温度変化率を示すグラフである。
【0026】積層型セラミックチップコンデンサ 図1に示すように、本発明の積層型セラミックチップコ
ンデンサ1は、誘電体層2と内部電極3とが交互に積層
された構成のコンデンサチップ体10を有し、このコン
デンサチップ体10の外表面に、内部電極3と導通する
外部電極4を有する。内部電極層3は、その端面がコン
デンサチップ体10の対向する2つの表面に交互に露出
するように積層され、外部電極4は、コンデンサチップ
体10の前記対向する2つの外表面に形成され、所定の
コンデンサ回路を構成する。本発明の積層型セラミック
チップコンデンサは、ペーストを用いた通常の印刷法や
シート法により、グリーンチップを作成し、これを焼成
した後、外部電極を印刷ないし転写して焼成することに
より製造される。
【0027】<誘電体層2>誘電体層2は、主成分として
チタン酸バリウムが含まれる。常温付近でチタン酸バリ
ウムの結晶は正方晶系である。このとき、たとえば図2
に示すX線回折チャートにおいて、(002)面の回折
線が2θ=44.9°付近に、(200)面の回折線が
2θ=45.4°付近に、それぞれ観察される。(00
2)面の回折線のピーク点の角度及び強度を2θ
(002)及びI(002)とし、(200)面の回折
線のピーク点の角度及び強度を2θ(200)及びI
(200)とそれぞれする場合、本発明では、チタン酸
バリウムの原料粉末は、I(200)/Iが、4〜1
6、さらに好ましくは5〜15である原料粉末を用い
る。なお、I(200)/Iは、次のように定義され
る。すなわち、(002)面の回折線のピーク点の角度
と(200)面の回折線のピーク点の角度との中間の角
度を2θ、すなわち2θ=(2θ(002)+2θ
(200))/2とし、その中間の角度2θにおける
強度Iを基準として、(200)面の回折線のピーク
強度I(200)の比が、I(200)/Iである。
(200)/Iが小さいと、誘電損失が大きくな
る。また、I(200)/Iの上限は特にないが、本
発明の範囲を超える原料粉末の作成は困難である。
【0028】また、チタン酸バリウム原料粉末は、比表
面積が、好ましくは1.0〜8.0m/g、さらに好
ましくは1.0〜4.0m/gである。比表面積が小
さすぎると、薄層化した際、IR加速寿命が悪くなる。
また、比表面積が大きすぎると誘電率が低下し、容量温
度特性が悪化する。なお、原料粉末の比表面積は、粉末
の平均粒径に対応し、比表面積を粒径に換算すれば、本
発明では、原料粉末の粒径は、好ましくは0.2〜1.
2μm、さらに好ましくは0.3〜1.0μmである。
【0029】また、誘電体層2には、主成分としてチタ
ン酸バリウムが含まれるほか、第1副成分として酸化ケ
イ素と、第2副成分としてR酸化物(ただしRはSc,
Y,Eu,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luから選
択される少なくとも1種)と、第3副成分として酸化マ
グネシウム、酸化亜鉛、および酸化クロムから選択され
る少なくとも1種と第4副成分として酸化マンガンと、
第5副成分として酸化バリウム、酸化カルシウムおよび
酸化ストロンチウムから選択される少なくとも1種と、
第6副成分として酸化バナジウムとが含有されていても
よい。
【0030】このとき、チタン酸バリウムをBaTiO
に、酸化ケイ素をSiOに、希土類酸化物をR
(R;希土類酸化物=Sc,Y,Eu,D
y,Ho,Er,Tm,Yb,Lu)に、酸化マグネシ
ウムをMgOに、酸化亜鉛をZnOに、酸化クロムを1
/2(Cr)に、酸化マンガンをMnOに、
酸化バリウムをBaOに、酸化カルシウムをCaOに、
酸化ストロンチウムをSrOに、酸化バナジウムをV
に、それぞれ換算してモル比を計算した場合
に、 BaTiO:100モルに対する比率が、 第1副成分:2モル以上12モル以下、好ましくは2以
上6モル以下、 第2副成分:0モル以上5モル以下、好ましくは0.1
以上3モル以下、 第3副成分:0モル以上3モル以下、好ましくは0モル
より大きく2.5モル以下、 第4副成分:0モル以上1.0モル以下、好ましくは0
モルより大きく0.5モル以下、 第5副成分:0モル以上12モル以下、好ましくは、2
以上6モル以下、 第6副成分:0モル以上0.5モル以下、好ましくは0
モルより大きく0.2モル以下である。
【0031】酸化ケイ素の含有量が前記範囲未満である
と、焼結性が悪化し、また、含有量が前記範囲を超える
と、誘電率が低下する傾向にある。希土類酸化物の含有
量が前記範囲を超えると、誘電率が低下し、焼結性が悪
化する傾向にある。酸化マンガンおよび酸化マグネシウ
ムの含有量が多すぎると誘電率が低下し、容量温度特性
が悪化する傾向にある。酸化バリウム+酸化カルシウム
の含有量が前記範囲を超えると、焼結性が悪化する傾向
にある。各酸化物の酸化状態は特に限定されず、各成分
の上記比率は、各酸化物を構成する金属元素の比率から
上記の酸化物に換算して求める。なお、チタン酸バリウ
ムの原料粉末には、その他の副成分原料が含まれていて
も良い。その他の副成分原料としては、Zr,Nb,T
a,La,Mo,W,Co,Ni,C,Pb,Bi,A
l,Liなどから選択される1種以上の元素の酸化物、
または焼成後にそれらの酸化物となる化合物が例示され
る。
【0032】<内部電極層3>内部電極層3に含有され
る導電材は特に限定されないが、誘電体層2の構成材料
が耐還元性を有するため、卑金属を用いることができ
る。導電材として用いる卑金属としては、Niまたは、
Ni合金が好ましい。Ni合金としては、Mn、Cr、
CoおよびAlから選択される1種以上の元素とNiと
の合金が好ましく、合金中のNi含有量は95重量%以
上であることが好ましい。
【0033】なお、NiまたはNi合金中には、P等の
各種微量成分が0.1重量%程度以下含まれていてもよ
い。内部電極層の厚みは用途等に応じて適宜決定すれば
よいが、通常0.5〜5μm、特に0.5〜2.5μm
程度であることが好ましい。
【0034】<外部電極4>外部電極4に含有される導
電材は特に限定されないが、本発明では安価なNi、C
uや、これらの合金を用いることができる。外部電極の
厚みは用途等に応じて適宜決定すればよいが、通常10
〜50μm程度であることが好ましい。
【0035】積層型セラミックチップコンデンサの製造
方法 本発明の積層型セラミックチップコンデンサは、ペース
トを用いた通常の印刷法やシート法によりグリーンチッ
プを作製し、これを焼成した後、外部電極を印刷ないし
転写して焼成することにより製造される。
【0036】<誘電体層用ペースト>誘電体層用ペース
トは、誘電体原料と有機ビヒクルとを混練して製造され
る。誘電体原料には、誘電体層用の組成に応じた粉末を
用いる。誘電体原料の製造方法は特に限定されず、好ま
しくは水熱合成法などにより合成したチタン酸バリウム
に、副成分原料を混合する方法を用いることができる。
また、BaCOとTiOと副成分原料との混合
物を仮焼して固相反応させる乾式合成法を用いてもよ
く、水熱合成法を用いてもよい。また、共沈法、ゾル・
ゲル法、アルカリ加水分解法、沈殿混合法などにより得
た沈殿物と副成分原料との混合物を仮焼してもよい。な
お、副成分原料には、酸化物や、焼成により酸化物とな
る各種化合物、例えば、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩、
水酸化物、有機金属化合物等の少なくとも1種を用いる
ことができる。
【0037】有機ビヒクルとは、バインダを有機溶剤中
に溶解したものである。有機ビヒクルに用いるバインダ
は特に限定されず、エチルセルロース等の通常のバイン
ダから適宜選択すればよい。また、用いる有機溶剤も特
に限定されず、印刷法やシート法など、利用する方法に
応じて、テルピネオール、ブチルカルビトール、アセト
ン、トルエン等の各種有機溶剤から適宜選択すればよ
い。
【0038】<内部電極層用ペースト>内部電極層用ペ
ーストは、上記した各種導電性金属や合金からなる導電
材、あるいは焼成後に上記した導電材となる各種酸化
物、有機金属化合物、レジネート等と、上記した有機ビ
ヒクルとを混練して調整する。
【0039】<外部電極層用ペースト>外部電極層用ペ
ーストは、上記した内部電極用ペーストと同様にして調
整すればよい。
【0040】<有機ビヒクル含有量>上記した各ペース
ト中の有機ビヒクルの含有量に特に制限はなく、通常の
含有量、例えば、バインダは1〜5重量%程度、溶剤は
10〜50重量%程度とすればよい。また、各ペースト
中には、必要に応じて各種分散材、可塑剤、誘電体、絶
縁体等から選択される添加物が含有されていてもよい。
これらの総含有量は、10重量%以下とすることが好ま
しい。
【0041】<グリーンチップ作製>印刷法を用いる場
合、誘電体層用ペーストおよび内部電極層用ペースト
を、PET等の基板上に積層印刷し、所定形状に切断し
た後、基板から剥離してグリーンチップとする。
【0042】また、シート法を用いる場合、誘電体層用
ペーストを用いてグリーンシートを形成し、このグリー
ンシート上に内部電極層用ペーストを印刷したものを積
層した後、所定形状に切断して、グリーンチップとす
る。
【0043】<脱バインダ処理工程>焼成前に、グリー
ンチップに脱バインダ処理を施す。脱バインダ処理は、
通常の条件で行えばよいが、内部電極層の導電材にNi
やNi合金等の卑金属を用いる場合、特に下記の条件で
行うことが好ましい。 昇温速度:5〜300℃/時間、特に10〜100℃/
時間、 保持温度:180〜400℃、特に200〜300℃、 温度保持時間:0.5〜24時間、特に5〜20時間、 雰囲気:空気中。
【0044】<焼成工程>グリーンチップ焼成時の雰囲
気は、内部電極層用ペースト中の導電材の種類に応じて
適宜決定すればよいが、導電材としてNiやNi合金等
の卑金属を用いる場合、焼成雰囲気中の酸素分圧は、1
−8〜10−15気圧とすることが好ましい。酸素分
圧が前記範囲未満であると、内部電極層の導電材が異常
焼結を起こし、途切れてしまうことがある。また、酸素
分圧が前記範囲を超えると、内部電極層が酸化する傾向
がある。
【0045】焼成時の保持温度は、1100〜1400
℃、特に1200〜1320℃とすることが好ましい。
保持温度は前記範囲未満であると緻密化が不十分であ
り、前記範囲を超えると、内部電極層の異常焼結による
電極の途切れや、内部電極層構成材料の拡散による容量
温度特性の悪化が生じる傾向にある。
【0046】上記条件以外の各種条件は、下記のように
することが好ましい。 昇温速度:50〜500℃/時間、特に200〜300
℃/時間、 温度保持時間:0.5〜8時間、特に1〜3時間、 冷却速度:50〜500℃/時間、特に200〜300
℃/時間。 焼成雰囲気は還元性雰囲気とすることが好ましく、雰囲
気ガスとしては、例えば、NとHとの混合ガス
を加湿して用いることが好ましい。
【0047】<アニール工程>還元性雰囲気中で焼成し
た場合、コンデンサチップ体にはアニールを施すことが
好ましい。アニールは、誘電体層を再酸化するための処
理であり、これによりIR加速寿命を著しく長くするこ
とができるので、信頼性が向上する。
【0048】アニール雰囲気中の酸素分圧は、10−9
気圧以上、特に10−6〜10−9気圧とすることが好
ましい。酸素分圧が前記範囲未満であると誘電体層の再
酸化が困難であり、前記範囲を超えると内部電極層が酸
化する傾向にある。
【0049】アニールの際の保持温度は、1100℃以
下、特に500〜1100℃とすることが好ましい。保
持温度が前記範囲未満であると誘電体層の酸化が不十分
となるので、IRが低くなる傾向にあり、前記範囲を超
えると、内部電極層が酸化して容量が低下するだけでな
く、内部電極層が誘電体素地と反応してしまい、容量温
度特性の悪化やIRの低下が生じやすくなる。なお、ア
ニールは昇温過程および降温過程だけから構成してもよ
い。すなわち、温度保持時間を零としてもよい。この場
合、保持温度は最高温度と同義である。
【0050】上記条件以外の各種条件は、下記のように
することが好ましい。 温度保持時間:0〜20時間、特に2〜10時間、 冷却速度:50〜500℃/時間、特に100〜300
℃/時間。
【0051】なお、雰囲気用ガスには、加湿したN
ス等を用いることが好ましい。上記した脱バインダ処
理、焼成およびアニールにおいて、Nガスや混合ガ
ス等を加湿するには、例えばウェッター等を使用すれば
よい。この場合、水温は5〜75℃程度が好ましい。
【0052】脱バインダ処理、焼成およびアニールは連
続して行っても、独立して行ってもよい。これらを連続
して行う場合、脱バインダ処理後、冷却せずに雰囲気を
変更し、続いて焼成の際の保持温度まで昇温して焼成を
行い、次いで冷却し、アニールの保持温度に達したとき
に雰囲気を変更してアニールを行うことが好ましい。一
方、これらを独立して行う場合、焼成に際しては、脱バ
インダ処理時の保持温度までNガスあるいは加湿し
たNガス雰囲気下で昇温した後、雰囲気を変更して
更に昇温を続けることが好ましく、アニール時の保持温
度まで冷却した後は、再びNガスあるいは加湿した
ガス雰囲気に変更して冷却を続けることが好まし
い。また、アニールに際しては、Nガス雰囲気下で
保持温度まで昇温した後、雰囲気を変更してもよく、ア
ニールの全過程を加湿したNガス雰囲気としてもよ
い。
【0053】<外部電極形成>上記のようにして得られ
たコンデンサチップ体に、例えばバレル研磨やサンドブ
ラストなどにより端面研磨を施し、外部電極用ペースト
を印刷ないし転写して焼成し、外部電極4を形成する。
外部電極用ペーストの焼成条件は、例えば、加湿したN
とHとの混合ガス中で600〜800℃にて10分
間〜1時間程度とすることが好ましい。そして、必要に
応じ、外部電極4表面に、めっき等により被覆層を形成
する。
【0054】このようにして製造された本発明の積層型
セラミックチップコンデンサは、ハンダ付等によりプリ
ント基板上などに実装され、各種電子機器等に使用され
る。なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で種々に改変することがで
きる。
【0055】
【実施例】以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づ
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
【0056】実施例1 以下に示す手順で、積層型セラミックチップコンデンサ
サンプルを作製した。 <誘電体層用ペースト>まず、BaTiO原料粉末
を用意した。この原料粉末は、固相法により作製した。
すなわち、BaCO+TiOを、1100℃に
て2時間、仮焼したものを4時間湿式粉砕してBaTi
原料粉末を得た。このBaTiO 原料粉末の
比表面積およびX線回折チャートにおけるI(200)
/I値とを表1に示す。なお、BaTiO原料粉
末の比表面積は、BET法により測定した。また、原料
粉末のX線回折チャートは、粉末X線(Cu−Kα線)
回折装置により、下記の条件で測定した。 X線発生条件: 出力 ;45kV−40mA、 スキャン幅;0.2°/分、 X線検出条件: 平行スリット;1.0°、 発散スリット;1.0°、 受講スリット;0.30mm。
【0057】上記のBaTiO原料粉末100モル
に対し、第1〜第6副成分原料としてMnCO、M
gCO、BaCO、CaCO、Si
、Y およびVを以下の組成
にて加え、ボールミルにより16時間湿式混合して誘電
体材料とした。MnCO:0.37モル、MgC
:0モル、BaCO:1.8モル、CaCO
:1.2モル、SiO:3モル、Y
:2モル、V :0.01モルであ
る。次に、各誘電体原料と、適量の有機ビヒクルとをさ
らにボールミルで混合してペースト化した。
【0058】上記誘電体層用ペーストを用い積層型セラ
ミックチップコンデンサを作製した。まず、誘電体層用
ペーストを用いてPETフィルム上に、焼成後の誘電体
層の厚みが2μmとなるようにグリーンシートを形成
し、この上に内部電極層として、Niと有機ビヒクルと
を混練したNi内部電極用ペーストを印刷した後、PE
Tフィルムからシートを剥離した。このようにして作製
した複数枚のシートを積層し、加圧接着してグリーン積
層体を得た。シートの積層数は4層とした。次いでグリ
ーン積層体を所定サイズに切断してグリーンチップと
し、脱バインダ処理後、焼成およびアニールを下記の条
件にて連続的に行い、コンデンサチップ体を作製した。
【0059】<脱バインダ処理> 昇温速度:27℃/時間、 保持温度:240℃、 温度保持時間:8時間、 雰囲気:空気中。
【0060】<焼成> 昇温速度:200℃/時間、 保持温度:1100〜1400℃の範囲内で適宜選択、 温度保持時間:2時間、 雰囲気:加湿したN2とH2ガスとの混合ガス。
【0061】<アニール> 保持温度:1050℃、 温度保持時間:2時間、 雰囲気:加湿したN2ガス、 酸素分圧:10−6気圧。 なお、それぞれの雰囲気ガスの加湿にはウェッターを用
い、水温は30℃とした。
【0062】<コンデンササンプル>外部電極は、得ら
れたコンデンサチップ体の端面をサンドブラストにて研
磨した後、外部電極としてInーGa電極を前記端面に
塗布することによって形成し、図1に示す積層型セラミ
ックチップコンデンササンプルを得た。このようにして
製造した積層型セラミックチップコンデンササンプルの
サイズは3.2mm×1.6mm×0.5mmであっ
た。
【0063】<測定>各サンプルについて下記の測定を
行った。結果を表2に示す。 比誘電率εr:25℃において、LCRメータにより周
波数1kHz、電圧1Vrmsの条件下で、コンデンサ
サンプルの容量を測定し、比誘電率εrを算出した。 誘電損失tanδ:25℃において、LCRメータによ
り、周波数1kHz、電圧1Vrmsの条件下で、コン
デンササンプルの誘電損失を測定した。 CR積:25℃において、10V、1分間印加した時点
での絶縁抵抗IRを測定し、前述した条件にて測定した
容量測定値との積としてCR積を算出した。 容量温度特性:LCRメータにより、−25〜+85℃
について、周波数1kHz、電圧1Vrms、測定電圧
1Vで容量を測定し、基準温度を20℃として容量変化
率ΔC/Cを算出した。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】比較例1 表1に示すように、比表面積が1.7であり、X線回折
チャートにおけるI 200)/I値が2.1のB
aTiO原料粉末(水熱合成法により得られた市販
品)を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンデン
ササンプルを作製し、同様な試験を行った。結果を表2
に示す。
【0067】実施例2 表1に示すように、比表面積が2.3であり、X線回折
チャートにおけるI 200)/I値が14.1の
BaTiO原料粉末(水熱合成法により得られた市
販品)を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンデ
ンササンプルを作製し、同様な試験を行った。結果を表
2に示す。
【0068】実施例3 表1に示すように、比表面積が2.5であり、X線回折
チャートにおけるI 200)/I値が8.9のB
aTiO原料粉末(水熱合成法により得られた市販
品)を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンデン
ササンプルを作製し、同様な試験を行った。結果を表2
に示す。なお、本実施例のBaTiO 原料粉末のX線
回折チャートを図2に示し、コンデンサの容量温度変化
率を図3に示す。
【0069】比較例2 表1に示すように、比表面積が2.6であり、X線回折
チャートにおけるI 200)/I値が3.4のB
aTiO原料粉末(シュウ酸塩法により得られた市
販品)を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンデ
ンササンプルを作製し、同様な試験を行った。結果を表
2に示す。なお、この比較例のBaTiO原料粉末
のX線回折チャートを図2に示す。
【0070】実施例4 表1に示すように、比表面積が3.6であり、X線回折
チャートにおけるI 200)/I値が9.4のB
aTiO原料粉末(水熱合成法により得られた市販
品)を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンデン
ササンプルを作製し、同様な試験を行った。結果を表2
に示す。
【0071】比較例3 表1に示すように、比表面積が3.5であり、X線回折
チャートにおけるI 200)/I値が2.3のB
aTiO原料粉末(シュウ酸塩法により得られた市
販品)を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンデ
ンササンプルを作製し、同様な試験を行った。結果を表
2に示す。
【0072】実施例5 表1に示すように、比表面積が3.5であり、X線回折
チャートにおけるI 200)/I値が5.5のB
aTiO原料粉末(実施例1と同様な固相法により
得られた原料粉末であるが、湿式粉砕時間は16時間で
あった)を用いた以外は、実施例1と同様にして、コン
デンササンプルを作製し、同様な試験を行った。結果を
表2に示す。
【0073】評価 表1に示す実施例1と比較例1(または実施例3と比較
例2、または実施例4および実施例5と比較例3)とを
比較することで、原料の比表面積がほぼ同じ場合には、
(200)/Iが4〜16である場合に、表2に
示すように、誘電率が向上すると共に、誘電損失を小さ
くすることができる。また、本発明の実施例では、CR
積が向上すると共に、容量温度変化率も、JISのB特
性を満たす。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、比誘電率を向上させ(たとえば3000以上)、し
かも誘電損失を小さくすることが可能で、誘電体層厚み
が薄い(たとえば3μm以下)場合においても容量温度
特性に優れる積層型セラミックチップコンデンサを製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施形態に係る積層型セラ
ミックチップコンデンサの概略断面図である。
【図2】 図2は本発明の一実施例に係る原料粉末のX
線回折チャートである。
【図3】 図3は本発明の一実施例に係るコンデンササ
ンプルの容量温度変化率を示すグラフである。
【符号の説明】
1… 積層型セラミックチップコンデンサ 2… 誘電体層 3… 内部電極 4… 外部電極 10… コンデンサチップ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 武史 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 中野 幸恵 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 佐藤 陽 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 4G031 AA03 AA04 AA05 AA06 AA07 AA08 AA11 AA13 AA19 AA30 AA39 BA09 CA03 GA01 GA03 GA16 5E001 AB03 AE02 AE03 AE04 AH00 AH09 AJ02 5G303 AA01 AB08 CA01 CB03 CB06 CB10 CB17 CB18 CB30 CB32 CB36 CB39 CB40 CB41 CB43 DA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体層と内部電極層とが交互に積層さ
    れた構成のコンデンサチップ体を有する積層型セラミッ
    クチップコンデンサを製造する方法であって、 前記誘電体層を形成するためのチタン酸バリウムの原料
    粉末として、X線回折チャートにおいて、(002)面
    の回折線のピーク点の角度と(200)面の回折線のピ
    ーク点の角度との中間点における強度(Ib)に対す
    る、(200)面の回折線のピーク強度
    (I(200))の比(I(200)/Ib)が、4〜
    16である原料粉末を用いることを特徴とする、積層型
    セラミックチップコンデンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記チタン酸バリウムの原料粉末には、 焼成後に酸化ケイ素(第1副成分)となる第1副成分原
    料が混合されることを特徴とする請求項1に記載の積層
    セラミックチップコンデンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン
    酸バリウムをBaTiOに、酸化ケイ素をSiO
    に、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主成
    分であるBaTiO:100モルに対する第1副成
    分のモル比が、2モル以上12モル以下である請求項2
    に記載の積層型セラミックチップコンデンサの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記チタン酸バリウムの原料粉末には、 焼成後にR酸化物(ただしRはSc,Y,Eu,Dy,
    Ho,Er,Tm,Yb,Luから選択される少なくと
    も1種;第2副成分)となる第2副成分原料が混合され
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積
    層セラミックチップコンデンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン
    酸バリウムをBaTiOに、前記R酸化物をR
    に、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主
    成分であるBaTiO:100モルに対する第2副
    成分のモル比が、0モル以上5モル以下である請求項4
    に記載の積層型セラミックチップコンデンサの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記チタン酸バリウムの原料粉末には、 焼成後に酸化マグネシウム、酸化亜鉛、および酸化クロ
    ムから選択される少なくとも1種(第3副成分)となる
    第3副成分原料が混合されることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の積層セラミックチップコンデン
    サの製造方法。
  7. 【請求項7】 焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン
    酸バリウムをBaTiOに、酸化マグネシウムをM
    gOに、酸化亜鉛をZnOに、酸化クロムを1/2(C
    )に、それぞれ換算してモル比を計算した
    とき、主成分であるBaTiO:100モルに対す
    る第3副成分のモル比が、0モル以上3モル以下である
    請求項6に記載の積層型セラミックチップコンデンサの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記チタン酸バリウムの原料粉末には、 焼成後に酸化マンガン(第4副成分)となる第4副成分
    原料が混合されることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の積層セラミックチップコンデンサの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 焼成後の前記誘電体層に含まれるチタン
    酸バリウムをBaTiOに、酸化マンガンをMnO
    に、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主成分で
    あるBaTiO:100モルに対する第4副成分の
    モル比が、0モル以上1モル以下である請求項8に記載
    の積層型セラミックチップコンデンサの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記チタン酸バリウムの原料粉末に
    は、 焼成後に酸化バリウム、酸化カルシウムおよび酸化スト
    ロンチウムから選択される少なくとも1種(第5副成
    分)となる第5副成分原料が混合されることを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれかに記載の積層セラミックチッ
    プコンデンサの製造方法。
  11. 【請求項11】 焼成後の前記誘電体層に含まれるチタ
    ン酸バリウムをBaTiOに、酸化バリウムをBa
    Oに、酸化カルシウムをCaOに、酸化ストロンチウム
    をSrOに、それぞれ換算してモル比を計算したとき、
    主成分であるBaTiO:100モルに対する第5
    副成分のモル比が、0モル以上12モル以下である請求
    項10に記載の積層型セラミックチップコンデンサの製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記チタン酸バリウムの原料粉末に
    は、焼成後に酸化バナジウム(第6副成分)となる第6
    副成分原料が混合されることを特徴とする請求項1〜1
    1のいずれかに記載の積層セラミックチップコンデンサ
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 焼成後の前記誘電体層に含まれるチタ
    ン酸バリウムをBaTiOに、酸化バナジウムをV
    に、それぞれ換算してモル比を計算したとき、主
    成分であるBaTiO:100モルに対する第6副
    成分のモル比が、0モル以上0.5モル以下である請求
    項12に記載の積層型セラミックチップコンデンサの製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記チタン酸バリウムの原料粉末の比
    表面積が1.0〜8.0m/gであることを特徴とす
    る請求項1〜13のいずれかに記載の積層型セラミック
    チップコンデンサの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の製
    造方法により得られた積層型セラミックチップコンデン
    サ。
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