JP2001343659A - アクティブマトリクス型液晶表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示パネルおよびその製造方法

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JP2001343659A
JP2001343659A JP2000165516A JP2000165516A JP2001343659A JP 2001343659 A JP2001343659 A JP 2001343659A JP 2000165516 A JP2000165516 A JP 2000165516A JP 2000165516 A JP2000165516 A JP 2000165516A JP 2001343659 A JP2001343659 A JP 2001343659A
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metal film
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JP2000165516A
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Tatsuya Miyagawa
達也 宮川
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリ
クス型液晶表示装置において、製造工程数を少なくす
る。 【解決手段】 チャネル保護膜33a、33をドライエ
ッチングにより形成する。すると、半導体膜32に欠陥
があっても、ゲート絶縁膜31にピンホールが形成され
ることはない。このため、ゲート電極Gを含む走査信号
ライン9等を、表面に陽極酸化膜を有しないAl系金属
膜のみによって形成しても、ゲート絶縁膜31の絶縁耐
圧が低下しないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアクティブマトリ
クス型液晶表示パネルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶表示パネル
を製造する場合、生産性の向上を図るために、液晶表示
パネルのベースとなるガラス等からなる透明基板とし
て、液晶表示パネル複数個分に対応する大きさのものを
用意し、そして所定の工程までは複数個分を一括して製
造し、その後各単体に分断して製造している。また、ス
イッチング素子として薄膜トランジスタを備えた液晶表
示パネルを製造する場合、薄膜トランジスタのゲート電
極を含むゲートライン(走査信号ライン)等の表面に陽
極酸化膜を形成し、絶縁耐圧の向上を図っている。さら
に、各単体に分断する前においては例えば配向膜をラビ
ング処理するときに発生する静電気により、各単体に分
断した後においては例えば静電気等の高電圧を帯びた他
の物体と接触することにより、薄膜トランジスタに絶縁
破壊が生じたり、薄膜トランジスタの電圧−電流特性が
変化したりすることがあり、したがってこのようなこと
を防止するために静電気対策を行っている。
【0003】図27はこのような従来例を説明するため
に示すもので、液晶表示パネル複数個分に対応する大き
さのガラス基板上に画素電極等が形成された状態におけ
る等価回路的平面図を示したものである。液晶表示パネ
ル複数個分に対応する大きさのガラス基板1は、最終的
には一点鎖線で示すカットライン2に沿って切断される
ことにより、各単体に分断されるようになっている。こ
の場合、カットライン2で囲まれた領域はパネル形成領
域3となっており、その周囲はパネル非形成領域4とな
っている。また、パネル形成領域3のうち二点鎖線で囲
まれた領域は表示領域5となっており、その周囲は非表
示領域6となっている。
【0004】表示領域5内には、マトリクス状に配置さ
れた複数の画素電極7と、これらの画素電極7にそれぞ
れ接続された複数の薄膜トランジスタ8と、行方向に配
置され、薄膜トランジスタ8に走査信号を供給する複数
の走査信号ライン9と、列方向に配置され、薄膜トラン
ジスタ8にデータ信号を供給する複数のデータ信号ライ
ン10と、行方向に配置され、画素電極7との間で補助
容量部Csを形成する複数の補助容量ライン11と、複
数の画素電極7の周囲に配置されたジャンパ線12を含
む保護リング13と、保護リング13の外側において保
護リング13と各走査信号ライン9との間にそれぞれ介
在された2つずつの保護用薄膜トランジスタからなる複
数の走査信号ライン側の保護素子14と、保護リング1
3の外側において保護リング13と各データ信号ライン
10との間にそれぞれ介在された2つずつの保護用薄膜
トランジスタからなる複数のデータ信号ライン側の保護
素子15とが設けられている。パネル非形成領域4には
給電ライン16が格子状に設けられている。
【0005】各走査信号ライン9の左端部は、非表示領
域6の点線で示す半導体チップ搭載領域17内に設けら
れた出力側の接続パッド18を介して給電ライン16に
接続されている。各データ信号ライン10の上端部は、
非表示領域6の点線で示す半導体チップ搭載領域19内
に設けられた出力側の接続パッド20を介して給電ライ
ン16に接続されている。半導体チップ搭載領域17、
19内に設けられた入力側の接続パッド21、22は、
非表示領域6の所定の箇所に設けられた外部接続端子2
3に配線24を介して接続されている。外部接続端子2
3は給電ライン16に接続されている。各補助容量ライ
ン11の右端部は、保護リング13の右辺部の外側に配
置された共通ライン25および接続パッド26を介して
給電ライン16に接続されている。なお、共通ライン2
5が保護リング13に接続されている場合もある。
【0006】走査信号ライン側の保護素子14のうち上
側の保護用薄膜トランジスタのゲート電極Gおよびソー
ス電極Sは共に走査信号ライン9に接続され、ドレイン
電極Dは保護リング13に接続されている。走査信号ラ
イン側の保護素子14のうち下側の保護用薄膜トランジ
スタのゲート電極Gおよびソース電極Sは共に保護リン
グ13に接続され、ドレイン電極Dは走査信号ライン9
に接続されている。データ信号ライン側の保護素子15
のうち左側の保護用薄膜トランジスタのゲート電極Gお
よびソース電極Sは共に保護リング13に接続され、ド
レイン電極Dはデータ信号ライン10に接続されてい
る。データ信号ライン側の保護素子15のうち右側の保
護用薄膜トランジスタのゲート電極Gおよびソース電極
Sは共にデータ信号ライン10に接続され、ドレイン電
極Dは保護リング13に接続されている。
【0007】次に、この液晶表示パネルの製造方法につ
いて、図28に示す製造工程を参照して説明する。ま
ず、図28の1層成膜工程S1において、図示していな
いが、ガラス基板の上面にAlやAl合金等からなるA
l系金属膜を成膜し、次いで図28の第1のフォトレジ
スト形成工程S2において、Al系金属膜の上面に第1
のフォトレジスト膜を形成し、次いで図28の走査信号
ライン等形成工程S3において、第1のフォトレジスト
膜をマスクとしてAl系金属膜をエッチングし、次いで
第1のフォトレジスト膜を剥離する。
【0008】すると、図29に示すように、ガラス基板
1の上面に、Al系金属膜からなる、薄膜トランジスタ
8のゲート電極G、走査信号ライン9、補助容量ライン
11、保護リング13の一部13a(この場合、図27
に示す保護リング13の上辺部、下辺部および右辺部、
以下、下部保護リング13aという。)、下層接続パッ
ド18aが形成される。また、図27に示す給電ライン
16、接続パッド21、22、外部接続端子23、配線
24、共通ライン25、接続パッド26等が形成され
る。なお、保護素子14、15の保護用薄膜トランジス
タの形成は薄膜トランジスタ8の形成とほぼ同じである
ので、その説明を省略する。
【0009】次に、図28の第2のフォトレジスト形成
工程S4において、図29に示すように、下層接続パッ
ド18a上に第2のフォトレジスト膜29aを形成する
とともに、下部保護リング13aの接続部(図27のジ
ャンパ線12と接続される部分)上に第2のフォトレジ
スト膜29bを形成する。次に、図28の陽極酸化工程
S5において、図27に示す給電ライン16を一方の電
極として陽極酸化を行うと、図30に示すように、薄膜
トランジスタ8のゲート電極G、走査信号ライン9、補
助容量ライン11等の表面に陽極酸化膜30が形成さ
れ、第2のフォトレジスト膜29a、29bによって覆
われた下層接続パッド18aの表面および下部保護リン
グ13aの接続部の表面には陽極酸化膜は形成されな
い。この後、第2のフォトレジスト膜29a、29bを
剥離する。
【0010】次に、図28の3層成膜工程S6におい
て、図31に示すように、窒化シリコンからなるゲート
絶縁膜31、真性アモルファスシリコンからなる半導体
膜32、窒化シリコンからなるチャネル保護膜形成用膜
33を連続して成膜する。次に、図28の第3のフォト
レジスト形成工程S7において、チャネル保護膜形成用
膜33の上面に第3のフォトレジスト膜を塗布し、次い
で裏面側からゲート電極G等をマスクとして露光を行う
とともに、表面側から図示しないフォトマスクを用いて
露光を行い、次いで現像する。すると、図31に示すよ
うに、薄膜トランジスタ8のゲート電極G上におけるチ
ャネル保護膜形成用膜33の上面に第3のフォトレジス
ト膜34aが形成される。また、両ライン9、10交差
領域におけるチャネル保護膜形成用膜33の上面に第3
のフォトレジスト膜34bが形成される。
【0011】次に、図28のチャネル保護膜形成工程S
8において、第3のフォトレジスト膜34a、34bを
マスクとしてチャネル保護膜形成用膜33をウェットエ
ッチングする。すると、図32に示すように、第3のフ
ォトレジスト膜34a、34bの各下にチャネル保護膜
33a、33bが形成される。この場合、チャネル保護
膜33bは、両ライン9、10交差領域における絶縁耐
圧の向上を図るためのものである。この後、第3のフォ
トレジスト膜34a、34bを剥離する。
【0012】ここで、チャネル保護膜形成用膜33をウ
ェットエッチングするとき、半導体膜32に欠陥がある
場合、エッチング液が半導体膜32に染み込んでゲート
絶縁膜31に到達し、ゲート絶縁膜31にピンホールが
形成されることがある。しかし、ゲート電極Gを含む走
査信号ライン9等の表面には陽極酸化膜30が形成され
ているので、ゲート絶縁膜31の実質的な絶縁耐圧が低
下しないようにすることができる。
【0013】次に、図28のn型アモルファスシリコン
成膜工程S9において、図33に示すように、n型アモ
ルファスシリコン膜35を成膜する。次に、図28の3
層成膜工程S10において、図33に示すように、Cr
膜36、Al系金属膜37、Cr膜38を連続して成膜
する。
【0014】次に、図28の第4のフォトレジスト形成
工程S11において、図33に示すように、上層のCr
膜38の上面の各所定の箇所に第4のフォトレジスト膜
39a〜39dを形成する。この場合、第4のフォトレ
ジスト膜39a、39bは、薄膜トランジスタ8のドレ
イン電極Dおよびソース電極S等を形成するためのもの
である。第3のフォトレジスト膜39cは、データ信号
ライン10および下層接続パッドを形成するためのもの
である。第4のフォトレジスト膜39dは、保護リング
13の残りの部分、つまり図27に示す保護リング13
の左辺部を形成するためのものである。
【0015】次に、図28のデータ信号ライン等形成工
程S12において、第4のフォトレジスト膜39a〜3
9dをマスクとしてCr膜38、Al系金属膜37、C
r膜36をエッチングし、次いで図28のデバイスエリ
ア形成工程S13において、第4のフォトレジスト膜3
9a〜39dをマスクとしてn型アモルファスシリコン
膜35および半導体膜32をエッチングする。
【0016】すると、図34に示すように、データ信号
ライン10および下層接続パッド20aが形成される。
この場合、データ信号ライン10および下層接続パッド
20aは、下から順に、半導体膜32、n型アモルファ
スシリコン膜35、Cr膜36、Al系金属膜37、C
r膜38の5層構造となる。
【0017】また、薄膜トランジスタ8等形成領域にお
いては、ゲート絶縁膜31の上面の所定の箇所に半導体
膜32aが形成されるとともに、チャネル保護膜33a
の上面両側および半導体膜32aの上面両側にドレイン
電極Dおよびソース電極Sが形成される。この場合、ド
レイン電極Dおよびソース電極Sは、下から順に、n型
アモルファスシリコン膜35、Cr膜36、Al系金属
膜37、Cr膜38の4層構造となる。
【0018】さらに、保護リング13の残りの部分13
b、つまり図27に示す保護リング13の左辺部が形成
される。この場合、保護リング13の残りの部分13b
(以下、上部保護リング13bという。)は、下から順
に、半導体膜32、n型アモルファスシリコン膜35、
Cr膜36、Al系金属膜37、Cr膜38の5層構造
となる。この後、第4のフォトレジスト膜39a〜39
dを剥離する。
【0019】次に、図28のオーバーコート成膜工程S
14において、窒化シリコンからなるオーバーコート膜
41(図35参照)を成膜し、次いで図28の第5のフ
ォトレジスト形成工程S15において、オーバーコート
膜41の上面に第5のフォトレジスト膜(図示せず)を
形成し、次いで図28のコンタクトホール形成工程S1
6において、第5のフォトレジスト膜をマスクとしてオ
ーバーコート膜41およびゲート絶縁膜31の各所定の
箇所にコンタクトホールを形成し、次いで第5のフォト
レジスト膜を剥離する。
【0020】すると、図35に示すように、薄膜トラン
ジスタ8等形成領域においては、ソース電極Sに対応す
る部分におけるオーバーコート膜41にコンタクトホー
ル42が形成される。また、保護リング13のジャンパ
線12形成領域においては、下部保護リング13aの接
続部に対応する部分におけるオーバーコート膜41およ
びゲート絶縁膜31にコンタクトホール43が形成され
るとともに、上部保護リング13bの接続部に対応する
部分におけるオーバーコート膜41にコンタクトホール
44が形成される。また、接続パッド20形成領域にお
いては、下層接続パッド20aに対応する部分における
オーバーコート膜41にコンタクトホール45が形成さ
れる。さらに、接続パッド18形成領域においては、下
層接続パッド18aに対応する部分におけるオーバーコ
ート膜41およびゲート絶縁膜31にコンタクトホール
46が形成される。
【0021】次に、図28のITO成膜工程S17にお
いて、図36に示すように、ITO膜47を成膜する。
次に、図28の第6のフォトレジスト形成工程S18に
おいて、図36に示すように、ITO膜47の上面の各
所定の箇所に第6のフォトレジスト膜48a〜48dを
形成する。この場合、第6のフォトレジスト膜48a
は、画素電極7を形成するためのものである。第6のフ
ォトレジスト膜48bは、保護リング13のジャンパ線
12を形成するためのものである。第6のフォトレジス
ト膜48c、48dは、上層接続パッドを形成するため
のものである。
【0022】次に、図28の画素電極等形成工程S19
において、第6のフォトレジスト膜48a〜48dをマ
スクとしてITO膜47をエッチングし、次いで第6の
フォトレジスト膜48a〜48dを剥離する。すると、
図37に示すように、薄膜トランジスタ8等形成領域に
おいては、オーバーコート膜41の上面の所定の箇所に
ITO膜からなる画素電極7がコンタクトホール42を
介してソース電極Sに接続されて形成される。また、保
護リング13のジャンパ線12形成領域においては、オ
ーバーコート膜41の上面の所定の箇所にITO膜から
なるジャンパ線12が形成される。この場合、ジャンパ
線12の一端部はコンタクトホール43を介して下部保
護リング13aに接続され、他端部はコンタクトホール
44を介して上部保護リング13bに接続される。
【0023】また、接続パッド20形成領域において
は、オーバーコート膜41の上面の所定の箇所にITO
膜からなる上層接続パッド20bがコンタクトホール4
5を介して下層接続パッド20aに接続されて形成され
る。さらに、接続パッド18形成領域においては、オー
バーコート膜41の上面の所定の箇所にITO膜からな
る上層接続パッド18bがコンタクトホール46を介し
て下層接続パッド18aに接続されて形成される。この
場合、接続パッド18をAl系金属膜からなる下層接続
パッド18aのみによって形成すると、その表面が開口
部(コンタクトホール46)から露出されて酸化されて
しまうが、その上にITO膜からなる上層接続パッド1
8bを形成しているので、そのようなことはない。かく
して、図27に示す液晶表示パネルが得られる。このよ
うにして得られた液晶表示パネルでは、画素電極7を構
成するITOが薄膜トランジスタ8のトップ側に位置し
ているため、TOP−ITO構造といわれることがあ
る。
【0024】ここで、この液晶表示パネルを製造する際
に、カットライン2に沿って切断する前の状態において
例えば配向膜をラビング処理するときに静電気が発生し
た場合について説明する。この場合には、バネル形成領
域3内のすべての配線がパネル非形成領域4の給電ライ
ン16に接続されているので、給電ライン16を接地し
ておくと、発生した静電気を速やかに除去することがで
きる。
【0025】次に、この液晶表示パネルを製造する際
に、カットライン2に沿って切断した後において例えば
静電気を帯びた他の物体と接触した場合について簡単に
説明する。この場合には、保護素子14、15の保護用
薄膜トランジスタが適宜にオン状態となることにより、
保護リング13、すべての走査信号ライン9およびすべ
てのデータ信号ライン10が同電位となる。なお、保護
素子14、15の保護用薄膜トランジスタは、この液晶
表示パネルを備えた液晶表示装置の正規の表示駆動に悪
影響を及ぼすことはない。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の液晶表示パネルの製造方法では、特に、図28の第
2のフォトレジスト形成工程S4および陽極酸化工程S
5において、第2のフォトレジスト膜29a、29bを
形成し、陽極酸化処理し、第2のフォトレジスト膜29
a、29bを剥離しているので、製造工程数が多くなっ
てしまうという問題があった。また、図37に示すよう
に、接続パッド18をAl系金属膜からなる下層接続パ
ッド18a上にITO膜からなる上層接続パッド18b
を設けたものによって形成しているので、Al系金属膜
とITO膜とのコンタクト特性が悪い関係から、下層接
続パッド18aと上層接続パッド18bとのコンタクト
特性が悪くなってしまうという問題があった。この発明
の課題は、製造工程数を少なくし、また複数層からなる
接続パッドのコンタクト特性を良好とすることである。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マトリクス状に配置された複数の画素電極と、これ
らの画素電極にそれぞれ接続された複数のスイッチング
素子と、行方向に配置され、前記スイッチング素子に走
査信号を供給する複数の走査信号ラインと、列方向に配
置され、前記スイッチング素子にデータ信号を供給する
複数のデータ信号ラインとを具備し、前記走査信号ライ
ンを、表面に陽極酸化膜を有しないAl系金属膜によっ
て形成し、該走査信号ラインの接続パッドを、Al系金
属膜上に、該Al系金属膜よりも酸化還元電位の高い金
属材料からなる金属膜を設けたものによって形成したも
のである。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、前記走査信号ラインを、Al系金属膜上
に、該Al系金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料
からなる金属膜を設けたものによって形成したものであ
る。請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に
おいて、前記走査信号ラインの接続パッドを、Al系金
属膜上に、該Al系金属膜よりも酸化還元電位の高い金
属材料からなる金属膜および前記画素電極の材料である
透明金属酸化物からなる金属膜を設けたものによって形
成したものである。請求項4に記載の発明は、請求項2
または3に記載の発明において、前記Al系金属膜上の
前記金属膜をメッキ膜によって形成したものである。請
求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載
の発明において、前記データ信号ラインをAl系金属膜
によって形成したものである。請求項6に記載の発明
は、請求項5に記載の発明において、前記データ信号ラ
インの接続パッドを、Al系金属膜上に、該Al系金属
膜よりも酸化還元電位の高い金属材料からなる金属膜お
よび前記画素電極の材料である透明金属酸化物からなる
金属膜を設けたものによって形成したものである。請求
項7に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の
発明において、前記データ信号ラインを、Al系金属膜
上に、該Al系金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材
料からなる金属膜を設けたものによって形成したもので
ある。請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明
において、前記データ信号ラインの前記Al系金属膜上
の前記金属膜をメッキ膜によって形成したものである。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記
載の発明において、少なくとも前記画素電極を除く前記
各要素をオーバーコート膜によって覆い、該オーバーコ
ート膜上に前記画素電極を設けたものである。請求項1
0に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前
記スイッチング素子が薄膜トランジスタからなり、前記
画素電極を、前記オーバーコート膜に形成されたコンタ
クトホールを介して露出された前記薄膜トランジスタの
Al系金属膜からなるソース電極に、該Al系金属膜よ
りも酸化還元電位の高い金属材料からなる金属膜を介し
て接続したものである。請求項11に記載の発明は、請
求項10に記載の発明において、前記画素電極下に、前
記Al系金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料から
なる金属膜を設けたものである。請求項12に記載の発
明は、請求項11に記載の発明において、前記画素電極
下の前記金属膜の膜厚を50Å程度としたものである。
請求項13に記載の発明は、マトリクス状に配置された
複数の画素電極と、これらの画素電極にそれぞれ接続さ
れた複数の薄膜トランジスタと、行方向に配置され、前
記薄膜トランジスタに走査信号を供給する複数の走査信
号ラインと、列方向に配置され、前記薄膜トランジスタ
にデータ信号を供給する複数のデータ信号ラインとを具
備するアクティブマトリクス型液晶表示パネルの製造に
際し、前記走査信号ラインを、表面に陽極酸化膜を有し
ない低抵抗金属膜によって形成し、前記薄膜トランジス
タのチャネル保護膜をドライエッチングにより形成する
ようにしたものである。請求項14に記載の発明は、請
求項13に記載の発明において、前記走査信号ライン
を、前記低抵抗金属膜上に、該低抵抗金属膜よりも酸化
還元電位の高い金属材料からなる金属膜が設けられたも
のによって形成するようにしたものである。請求項15
に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前
記走査信号ラインの接続パッドを、前記低抵抗金属膜上
に、該低抵抗金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料
からなる金属膜および前記画素電極の材料である透明金
属酸化物からなる金属膜が設けられたものによって形成
するようにしたものである。請求項16に記載の発明
は、請求項14または15に記載の発明において、前記
低抵抗金属膜上の前記金属膜を電解メッキにより形成す
るようにしたものである。請求項17に記載の発明は、
請求項13〜16のいずれかに記載の発明において、前
記データ信号ラインを低抵抗金属膜によって形成するよ
うにしたものである。請求項18に記載の発明は、請求
項13〜17のいずれかに記載の発明において、前記デ
ータ信号ラインの接続パッドを、低抵抗金属膜上に、該
低抵抗金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料からな
る金属膜および前記画素電極の材料である透明金属酸化
物からなる金属膜が設けられたものによって形成するよ
うにしたものである。請求項19に記載の発明は、請求
項13〜16のいずれかに記載の発明において、前記デ
ータ信号ラインを、低抵抗金属膜上に、該低抵抗金属膜
よりも酸化還元電位の高い金属材料からなる金属膜が設
けられたものによって形成するようにしたものである。
請求項20に記載の発明は、請求項13〜19のいずれ
かに記載の発明において、前記データ信号ラインの接続
パッドを、低抵抗金属膜上に、該低抵抗金属膜よりも酸
化還元電位の高い金属材料からなる金属膜が設けられた
ものによって形成するようにしたものである。請求項2
1に記載の発明は、請求項13〜20のいずれかに記載
の発明において、少なくとも前記画素電極を除く前記各
要素をオーバーコート膜によって覆い、該オーバーコー
ト膜上に前記画素電極を形成するようにしたものであ
る。請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の発
明において、前記画素電極を、前記オーバーコート膜に
形成されたコンタクトホールを介して露出された前記薄
膜トランジスタの低抵抗金属膜からなるソース電極に、
前記低抵抗金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料か
らなる金属膜を介して接続するようにしたものである。
請求項23に記載の発明は、請求項22に記載の発明に
おいて、前記オーバーコート膜上に、前記低抵抗金属膜
よりも酸化還元電位の高い金属材料からなる金属膜およ
び画素電極形成用膜を成膜し、前記画素電極形成用膜に
より前記画素電極を形成するとともに、該画素電極下に
前記金属膜を残存させるようにしたものである。請求項
24に記載の発明は、請求項23に記載の発明におい
て、前記画素電極形成用膜下の前記金属膜を成膜する前
に、前記オーバーコート膜に前記コンタクトホールを形
成し、次いでウェット処理、ドライ処理を行うようにし
たものである。請求項25に記載の発明は、請求項24
に記載の発明において、前記画素電極下の前記金属膜の
膜厚を50Å程度とするようにしたものである。そし
て、請求項1または13に記載の発明によれば、走査信
号ラインを、表面に陽極酸化膜を有しないAl系金属膜
もしくは低抵抗金属膜によって形成しているので、陽極
酸化工程が不要となり、製造工程数を少なくすることが
できる。また、走査信号ラインの接続パッドを、Al系
金属膜上に、該Al系金属膜よりも酸化還元電位の高い
金属材料からなる金属膜を設けたものによって形成して
いるので、複数層からなる接続パッドのコンタクト特性
を良好とすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1はこの発明
の第1実施形態におけるアクティブマトリクス型液晶表
示パネルの製造工程を示し、図2〜図9はそれぞれその
各製造工程における断面図を示したものである。なお、
この第1実施形態において、液晶表示パネル複数個分に
対応する大きさのガラス基板上に画素電極等が形成され
た状態における等価回路的平面図は図27に示す従来の
場合と同じであるので、説明の便宜上、図2〜図9にお
いて、図27等と同一名称のものには同一の符合を付し
て説明することとする。
【0029】この第1実施形態において液晶表示パネル
を製造する場合には、まず図1の1層成膜工程S1にお
いて、図示していないが、ガラス基板の上面にAlやA
l合金等からなるAl系金属膜(低抵抗金属膜)を成膜
し、次いで図1の第1のフォトレジスト形成工程S2に
おいて、Al系金属膜の上面に第1のフォトレジスト膜
を形成し、次いで図1の走査信号ライン等形成工程S3
において、第1のフォトレジスト膜をマスクとしてAl
系金属膜をエッチングし、次いで第1のフォトレジスト
膜を剥離する。
【0030】すると、図2に示すように、ガラス基板1
の上面に、Al系金属膜からなる、薄膜トランジスタ8
のゲート電極G、走査信号ライン9、補助容量ライン1
1、保護リング13の一部13a(この場合、図27に
示す保護リング13の上辺部、下辺部および右辺部、以
下、上部保護リング13aという。)、下層接続パッド
18aが形成される。また、図27に示す給電ライン1
6、接続パッド21、22、外部接続端子23、配線2
4、共通ライン25、接続パッド26等が形成される。
なお、この場合も、保護素子14、15の保護用薄膜ト
ランジスタの形成は薄膜トランジスタ8の形成とほぼ同
じであるので、その説明を省略する。
【0031】次に、図1の3層成膜工程S4において、
図3に示すように、窒化シリコンからなるゲート絶縁膜
31、真性アモルファスシリコンからなる半導体膜3
2、窒化シリコンからなるチャネル保護膜形成用膜33
を連続して成膜する。次に、図1の第2のフォトレジス
ト形成工程S5において、チャネル保護膜形成用膜33
の上面に第2のフォトレジスト膜を塗布し、次いで裏面
側からゲート電極G等をマスクとして露光を行うととも
に、表面側から図示しないフォトマスクを用いて露光を
行い、次いで現像する。すると、図3に示すように、薄
膜トランジスタ8のゲート電極G上におけるチャネル保
護膜形成用膜33の上面に第2のフォトレジスト膜34
aが形成される。また、両ライン9、10交差領域にお
けるチャネル保護膜形成用膜33の上面に第2のフォト
レジスト膜34bが形成される。
【0032】次に、図1のチャネル保護膜形成工程S6
において、第2のフォトレジスト膜34a、34bをマ
スクとしてチャネル保護膜形成用膜33をドライエッチ
ングする。すると、図4に示すように、第2のフォトレ
ジスト膜34a、34bの各下にチャネル保護膜33
a、33bが形成される。この場合、ドライエッチング
であるので、半導体膜32に欠陥があっても、ゲート絶
縁膜31にピンホールが形成されることがない。このた
め、ゲート電極Gを含む走査信号ライン9等を、表面に
陽極酸化膜を有しないAl系金属膜のみによって形成し
ても、ゲート絶縁膜31の絶縁耐圧が低下しないように
することができる。また、チャネル保護膜33bは、両
ライン9、10交差領域における絶縁耐圧の向上を図る
ためのものである。この後、第2のフォトレジスト膜3
4a、34bを剥離する。
【0033】次に、図1のn型アモルファスシリコン成
膜工程S7において、図5に示すように、n型アモルフ
ァスシリコン膜35を成膜する。次に、図1の1層成膜
工程S8において、図5に示すように、Al系金属膜3
7を成膜する。次に、図1の第3のフォトレジスト形成
工程S9において、図5に示すように、Al系金属膜3
7の上面の各所定の箇所に第3のフォトレジスト膜39
a〜39dを形成する。この場合、第3のフォトレジス
ト膜39a、39bは、薄膜トランジスタ8のドレイン
電極Dおよびソース電極S等を形成するためのものであ
る。第3のフォトレジスト膜39cは、データ信号ライ
ン10および下層接続パッドを形成するためのものであ
る。第3のフォトレジスト膜39dは、保護リング13
の残りの部分、つまり図27に示す保護リング13の左
辺部を形成するためのものである。
【0034】次に、図1のデータ信号ライン等形成工程
S10において、第3のフォトレジスト膜39a〜39
dをマスクとしてAl系金属膜37をエッチングし、次
いで図1のデバイスエリア形成工程S11において、第
3のフォトレジスト膜39a〜39dをマスクとしてn
型アモルファスシリコン膜35および半導体膜32をエ
ッチングする。
【0035】すると、図6に示すように、データ信号ラ
イン10および下層接続パッド20aが形成される。こ
の場合、データ信号ライン10および下層接続パッド2
0aは、下から順に、半導体膜32、n型アモルファス
シリコン膜35、Al系金属膜37の3層構造となる。
【0036】また、薄膜トランジスタ8等形成領域にお
いては、ゲート絶縁膜31の上面の所定の箇所に半導体
膜32aが形成されるとともに、チャネル保護膜33a
の上面両側および半導体膜32aの上面両側にドレイン
電極Dおよびソース電極Sが形成される。この場合、ド
レイン電極Dおよびソース電極Sは、下から順に、n型
アモルファスシリコン膜35およびAl系金属膜37の
2層構造となる。
【0037】さらに、保護リング13の残りの部分13
b、つまり図27に示す保護リング13の左辺部が形成
される。この場合、保護リング13の残りの部分13b
(以下、上部保護リング13bという。)は、下から順
に、半導体膜32、n型アモルファスシリコン膜35、
Al系金属膜37の3層構造となる。この後、第3のフ
ォトレジスト膜39a〜39dを剥離する。
【0038】次に、図1のオーバーコート成膜工程S1
2において、窒化シリコンからなるオーバーコート膜4
1(図7参照)を成膜し、次いで図1の第4のフォトレ
ジスト形成工程S13において、オーバーコート膜41
の上面に第4のフォトレジスト膜(図示せず)を形成
し、次いで図1のコンタクトホール形成工程S14にお
いて、第4のフォトレジスト膜をマスクとしてオーバー
コート膜41およびゲート絶縁膜31の各所定の箇所に
コンタクトホールを形成し、次いで第4のフォトレジス
ト膜を剥離する。
【0039】すると、図7に示すように、薄膜トランジ
スタ8等形成領域においては、ソース電極Sに対応する
部分におけるオーバーコート膜41にコンタクトホール
42が形成される。また、保護リング13のジャンパ線
12形成領域においては、下部保護リング13aの接続
部に対応する部分におけるオーバーコート膜41および
ゲート絶縁膜31にコンタクトホール43が形成される
とともに、上部保護リング13bの接続部に対応する部
分におけるオーバーコート膜41にコンタクトホール4
4が形成される。また、接続パッド20形成領域におい
ては、下層接続パッド20aに対応する部分におけるオ
ーバーコート膜41にコンタクトホール45が形成され
る。さらに、接続パッド18形成領域においては、下層
接続パッド18aに対応する部分におけるオーバーコー
ト膜41およびゲート絶縁膜31にコンタクトホール4
6が形成される。
【0040】次に、図1の1層成膜工程S15におい
て、図8に示すように、Al系金属膜よりも酸化還元電
位が高いCrやCrOx(Cr酸化物)等からなるCr
系金属膜61を成膜する。このCr系金属膜61は、A
lとITOとのコンタクト特性を改善するためのもので
ある。なお、Cr系金属膜61は、Cr系に限らずWや
Mo等を用いることもできるものであり、その膜厚は、
後述する画素電極7の部分における光透過性を良好とす
るために、50Å程度が好ましい。
【0041】次に、図1のITO成膜工程S16におい
て、図8に示すように、ITO膜47を成膜する。次
に、図1の第5のフォトレジスト形成工程S17におい
て、図8に示すように、ITO膜47の上面の各所定の
箇所に第5のフォトレジスト膜48a〜48dを形成す
る。この場合、第5のフォトレジスト膜48aは、画素
電極7を形成するためのものである。第5のフォトレジ
スト膜48bは、保護リング13のジャンパ線12を形
成するためのものである。第5のフォトレジスト膜48
c、48dは、上層接続パッドを形成するためのもので
ある。
【0042】次に、図1の画素電極等形成工程S18に
おいて、第5のフォトレジスト膜48a〜48dをマス
クとしてITO膜47およびCr系金属膜61をエッチ
ングし、次いで第5のフォトレジスト膜48a〜48d
を剥離する。すると、図9に示すように、薄膜トランジ
スタ8等形成領域においては、オーバーコート膜41の
上面の所定の箇所にITO膜からなる画素電極7(その
下に形成されたCr系金属膜61を含む)がコンタクト
ホール42を介してソース電極Sに接続されて形成され
る。また、保護リング13のジャンパ線12形成領域に
おいては、オーバーコート膜41の上面の所定の箇所に
ITO膜からなるジャンパ線12(その下に形成された
Cr系金属膜61を含む)が形成される。この場合、ジ
ャンパ線12の一端部はコンタクトホール43を介して
下部保護リング13aに接続され、他端部はコンタクト
ホール44を介して上部保護リング13bに接続され
る。
【0043】また、接続パッド20形成領域において
は、オーバーコート膜41の上面の所定の箇所にITO
膜からなる上層接続パッド20b(その下に形成された
Cr系金属膜61を含む)がコンタクトホール45を介
して下層接続パッド20aに接続されて形成される。さ
らに、接続パッド18形成領域においては、オーバーコ
ート膜41の上面の所定の箇所にITO膜からなる上層
接続パッド18b(その下に形成されたCr系金属膜6
1を含む)がコンタクトホール46を介して下層接続パ
ッド18aに接続されて形成される。かくして、第1実
施形態における液晶表示パネルが得られる。
【0044】以上のように、第1実施形態における液晶
表示パネルの製造方法では、ゲート電極Gを含む走査信
号ライン9等を、表面に陽極酸化膜を有しないAl系金
属膜によって形成しているので、陽極酸化工程が不要と
なり、製造工程数を少なくすることができる。また、走
査信号ライン9の接続パッド18を、Al系金属膜から
なる下層接続パッド18a上に、Cr系金属膜(画素電
極7の材料であるITO(透明金属酸化物)よりも酸化
還元電位の高い金属材料からなる金属膜)およびITO
膜からなる上層接続パッド18bを設けたものによって
形成しているので、つまりAl系金属膜とITO膜との
間にこの両者に対するコンタクト特性が良好なCr系金
属膜を介在させているので、3層からなる接続パッド1
8のコンタクト特性を良好とすることができる。このよ
うなことは、画素電極7とソース電極Sとのコンタクト
特性、5層からなる接続パッド20のコンタクト特性、
ジャンパ線12の接続部のコンタクト特性についても同
様である。
【0045】ところで、例えば図38(A)に示すよう
に、ガラス基板61上にAl系金属膜62およびCr膜
63を成膜し、Cr膜63上に形成したフォトレジスト
膜64をマスクとしてCr膜63をエッチングした後に
その下のAl系金属膜62をエッチングすると、図38
(B)に示すように、Al系金属膜62がサイドエッチ
ングされることにより、Al系金属膜62の上面の両サ
イドにCr膜63のひさし63aが形成される。したが
って、フォトレジスト膜64を剥離し、その上面に絶縁
膜(図37に示す従来例の場合、オーバーコート膜4
1)を成膜すると、ステップカバレッジが悪化し、絶縁
膜の信頼性が低下してしまう。
【0046】これに対して、上記第1実施形態の場合に
は、図1の1層成膜工程S15において、図8に示すよ
うに、コンタクトホール42〜46内のAl系金属膜の
表面にCr系金属膜61を成膜し、図1の画素電極等形
成工程S18において、Cr系金属膜61をエッチング
しているので、コンタクトホール42〜46内のAl系
金属膜がサイドエッチングされることがなく、その上面
の両サイドにCr系金属膜61のひさしが形成されるこ
ともない。したがって、ステップカバレッジを改善する
ことができ、オーバーコート膜41の信頼性を向上する
ことができる。
【0047】なお、上記第1実施形態では、図1のコン
タクトホール形成工程S14後の1層成膜工程S15に
おいて、図8に示すように、Cr系金属膜61を成膜し
ているが、コンタクトホール42〜46が6μm角であ
る場合、コンタクト抵抗が100kΩのオーダーとな
り、比較的高抵抗となってしまう。そこで、図7に示す
コンタクトホール42〜46を形成した後に、まず希塩
酸等を用いてウェット処理を行い、次いでArガス等を
用いたリアクティブイオンエッチング装置等を用いてド
ライ処理を行う。すると、コンタクトホール42〜46
が6μm角である場合、コンタクト抵抗を1kΩのオー
ダーまで低減することができる。
【0048】(第2実施形態)図10はこの発明の第2
実施形態におけるアクティブマトリクス型液晶表示パネ
ルの製造工程を示し、図11〜図20はそれぞれその各
製造工程における断面図を示したものである。なお、こ
の第2実施形態においても、液晶表示パネル複数個分に
対応する大きさのガラス基板上に画素電極等が形成され
た状態における等価回路的平面図は図27に示す従来の
場合と同じであるので、説明の便宜上、図11〜図20
において、図27等と同一名称のものには同一の符合を
付して説明することとする。
【0049】この第2実施形態において液晶表示パネル
を製造する場合には、まず図10の1層成膜工程S1に
おいて、図示していないが、ガラス基板の上面にAlや
Al合金等からなるAl系金属膜を成膜し、次いで図1
0の第1のフォトレジスト形成工程S2において、Al
系金属膜の上面に第1のフォトレジスト膜を形成し、次
いで図10の走査信号ライン等形成工程S3において、
第1のフォトレジスト膜をマスクとしてAl系金属膜を
エッチングし、次いで第1のフォトレジスト膜を剥離す
る。
【0050】すると、図11に示すように、ガラス基板
1の上面に、Al系金属膜からなる、薄膜トランジスタ
8のゲート電極G、走査信号ライン9、補助容量ライン
11、保護リング13の一部13a(この場合、図27
に示す保護リング13の上辺部、下辺部および右辺部、
以下、下部保護リング13aという。)、下層接続パッ
ド18aが形成される。また、図27に示す給電ライン
16、接続パッド21、22、外部接続端子23、配線
24、共通ライン25、接続パッド26等が形成され
る。なお、この場合も、保護素子14、15の保護用薄
膜トランジスタの形成は薄膜トランジスタ8の形成とほ
ぼ同じであるので、その説明を省略する。
【0051】次に、図10の電解メッキ工程S4におい
て、図27に示す給電ライン16をメッキ電流路として
Al系金属膜よりも酸化還元電位の高いCrの電解メッ
キを行うことにより、図12に示すように、ゲート電極
G、走査信号ライン9、補助容量ライン11、下部保護
リング13a、下層接続パッド18a等の表面にCrメ
ッキ膜51を形成する。したがって、ゲート電極G、走
査信号ライン9、補助容量ライン11、下部保護リング
13a、下層接続パッド18a等は、実質的には、Al
系金属膜とその表面に形成されたCrメッキ膜51との
2層構造となる。そこで、以下において、説明の都合
上、これらの2層構造のものをゲート電極G、走査信号
ライン9、補助容量ライン11、下部保護リング13
a、下層接続パッド18aということとする。なお、C
rメッキ膜51は、Crに限らずWやMo等を用いても
よく、また、無電解メッキにより形成するようにしても
よい。
【0052】次に、図10の3層成膜工程S5におい
て、図13に示すように、窒化シリコンからなるゲート
絶縁膜31、真性アモルファスシリコンからなる半導体
膜32、窒化シリコンからなるチャネル保護膜形成用膜
33を連続して成膜する。次に、図10の第2のフォト
レジスト形成工程S6において、チャネル保護膜形成用
膜33の上面に第2のフォトレジスト膜を塗布し、次い
で裏面側からゲート電極G等をマスクとして露光を行う
とともに、表面側から図示しないフォトマスクを用いて
露光を行い、次いで現像する。すると、図13に示すよ
うに、薄膜トランジスタ8のゲート電極G上におけるチ
ャネル保護膜形成用膜33の上面に第2のフォトレジス
ト膜34aが形成される。また、両ライン9、10交差
領域におけるチャネル保護膜形成用膜33の上面に第2
のフォトレジスト膜34bが形成される。
【0053】次に、図10のチャネル保護膜形成工程S
7において、第2のフォトレジスト膜34a、34bを
マスクとしてチャネル保護膜形成用膜33をドライエッ
チングする。すると、図14に示すように、第2のフォ
トレジスト膜34a、34bの各下にチャネル保護膜3
3a、33bが形成される。この場合も、ドライエッチ
ングであるので、半導体膜32に欠陥があっても、ゲー
ト絶縁膜31にピンホールが形成されることがない。こ
のため、ゲート電極Gを含む走査信号ライン9等を、表
面に陽極酸化膜を有しないAl系金属膜等によって形成
しても、ゲート絶縁膜31の絶縁耐圧が低下しないよう
にすることができる。また、チャネル保護膜33bは、
両ライン9、10交差領域における絶縁耐圧の向上を図
るためのものである。この後、第2のフォトレジスト膜
34a、34bを剥離する。
【0054】次に、図10のn型アモルファスシリコン
成膜工程S8において、図15に示すように、n型アモ
ルファスシリコン膜35を成膜し、必要に応じてn型ア
モルファスシリコン膜35の表面にシリサイド化抑制の
ための処理を施す。次に、図10の2層成膜工程S9に
おいて、図15に示すように、Cr膜36およびAl系
金属膜37を連続して成膜する。
【0055】次に、図10の第3のフォトレジスト形成
工程S10において、図15に示すように、Al系金属
膜37の上面の各所定の箇所に第3のフォトレジスト膜
39a〜39dを形成する。この場合、第3のフォトレ
ジスト膜39a、39bは、薄膜トランジスタ8のドレ
イン電極Dおよびソース電極S等を形成するためのもの
である。第3のフォトレジスト膜39cは、データ信号
ライン10および下層接続パッドを形成するためのもの
である。第3のフォトレジスト膜39dは、保護リング
13の残りの部分、つまり図27に示す保護リング13
の左辺部を形成するためのものである。
【0056】次に、図10のデータ信号ライン等形成工
程S11において、第3のフォトレジスト膜39a〜3
9dをマスクとしてAl系金属膜37およびCr膜36
をエッチングし、次いで図10のデバイスエリア形成工
程S12において、第3のフォトレジスト膜39a〜3
9dをマスクとしてn型アモルファスシリコン膜35お
よび半導体膜32をエッチングする。
【0057】すると、図16に示すように、データ信号
ライン10および下層接続パッド20aが形成される。
この場合、データ信号ライン10および下層接続パッド
20aは、下から順に、半導体膜32、n型アモルファ
スシリコン膜35、Cr膜36、Al系金属膜37の4
層構造となる。
【0058】また、薄膜トランジスタ8等形成領域にお
いては、ゲート絶縁膜31の上面の所定の箇所に半導体
膜32aが形成されるとともに、チャネル保護膜33a
の上面両側および半導体膜32aの上面両側にドレイン
電極Dおよびソース電極Sが形成される。この場合、ド
レイン電極Dおよびソース電極Sは、下から順に、n型
アモルファスシリコン膜35、Cr膜36、Al系金属
膜37の3層構造となる。
【0059】さらに、保護リング13の残りの部分13
b、つまり図27に示す保護リング13の左辺部が形成
される。この場合、保護リング13の残りの部分13b
(以下、上部保護リング13bという。)は、下から順
に、半導体膜32、n型アモルファスシリコン膜35、
Cr膜36、Al系金属膜37の4層構造となる。この
後、第3のフォトレジスト膜39a〜39dを剥離す
る。
【0060】次に、図10の電解メッキ工程S13にお
いて、図27に示す給電ライン16をメッキ電流路とし
てCrの電解メッキを行うことにより、図17に示すよ
うに、ドレイン電極D、ソース電極S、データ信号ライ
ン10、上部保護リング13b、下層接続パッド20a
等の表面にCrメッキ膜52を形成する。したがって、
ドレイン電極D、ソース電極S、データ信号ライン1
0、上部保護リング13b、下層接続パッド20a等
は、実質的には、Al系金属膜37の表面にCrメッキ
膜51が設けられた構造となる。そこで、以下におい
て、説明の都合上、これらの構造のものをドレイン電極
D、ソース電極S、データ信号ライン10、上部保護リ
ング13b、下層接続パッド20aということとする。
なお、Crメッキ膜52は、Crに限らずWやMo等を
用いてもよく、また、無電解メッキにより形成するよう
にしてもよい。
【0061】次に、図10のオーバーコート成膜工程S
14において、窒化シリコンからなるオーバーコート膜
41(図18参照)を成膜し、次いで図10の第4のフ
ォトレジスト形成工程S15において、オーバーコート
膜41の上面に第4のフォトレジスト膜(図示せず)を
形成し、次いで図10のコンタクトホール形成工程S1
6において、第4のフォトレジスト膜をマスクとしてオ
ーバーコート膜41およびゲート絶縁膜31の各所定の
箇所にコンタクトホールを形成し、次いで第4のフォト
レジスト膜を剥離する。
【0062】すると、図18に示すように、薄膜トラン
ジスタ8等形成領域においては、ソース電極Sに対応す
る部分におけるオーバーコート膜41にコンタクトホー
ル42が形成される。また、保護リング13のジャンパ
線12形成領域においては、下部保護リング13aの接
続部に対応する部分におけるオーバーコート膜41およ
びゲート絶縁膜31にコンタクトホール43が形成され
るとともに、上部保護リング13bの接続部に対応する
部分におけるオーバーコート膜41にコンタクトホール
44が形成される。また、接続パッド20形成領域にお
いては、下層接続パッド20aに対応する部分における
オーバーコート膜41にコンタクトホール45が形成さ
れる。さらに、接続パッド18形成領域においては、下
層接続パッド18aに対応する部分におけるオーバーコ
ート膜41およびゲート絶縁膜31にコンタクトホール
46が形成される。
【0063】次に、図10のITO成膜工程S17にお
いて、図19に示すように、ITO膜47を成膜する。
次に、図10の第5のフォトレジスト形成工程S18に
おいて、図19に示すように、ITO膜47の上面の各
所定の箇所に第5のフォトレジスト膜48a〜48dを
形成する。この場合、第5のフォトレジスト膜48a
は、画素電極7を形成するためのものである。第5のフ
ォトレジスト膜48bは、保護リング13のジャンパ線
12を形成するためのものである。第5のフォトレジス
ト膜48c、48dは、上層接続パッドを形成するため
のものである。
【0064】次に、図10の画素電極等形成工程S19
において、第5のフォトレジスト膜48a〜48dをマ
スクとしてITO膜47をエッチングし、次いで第5の
フォトレジスト膜48a〜48dを剥離する。すると、
図20に示すように、薄膜トランジスタ8等形成領域に
おいては、オーバーコート膜41の上面の所定の箇所に
画素電極7がコンタクトホール42を介してソース電極
Sに接続されて形成される。また、保護リング13のジ
ャンパ線12形成領域においては、オーバーコート膜4
1の上面の所定の箇所にITO膜からなるジャンパ線1
2が形成される。この場合、ジャンパ線12の一端部は
コンタクトホール43を介して下部保護リング13aに
接続され、他端部はコンタクトホール44を介して上部
保護リング13bに接続される。
【0065】また、接続パッド20形成領域において
は、オーバーコート膜41の上面の所定の箇所にITO
膜からなる上層接続パッド20bがコンタクトホール4
5を介して下層接続パッド20aに接続されて形成され
る。さらに、接続パッド18形成領域においては、オー
バーコート膜41の上面の所定の箇所にITO膜からな
る上層接続パッド18bがコンタクトホール46を介し
て下層接続パッド18aに接続されて形成される。かく
して、第2実施形態における液晶表示パネルが得られ
る。
【0066】以上のように、第2実施形態における液晶
表示パネルの製造方法では、ゲート電極Gを含む走査信
号ライン9等を、表面に陽極酸化膜を有しないAl系金
属膜等によって形成しているので、陽極酸化工程が不要
となり、製造工程数を少なくすることができる。また、
走査信号ライン9の接続パッド18を、Al系金属膜お
よびCrメッキ膜(画素電極7の材料であるITO(透
明金属酸化物)よりも酸化還元電位の高い金属材料から
なる金属膜)からなる下層接続パッド18a上に、IT
O膜からなる上層接続パッド18bを設けたものによっ
て形成しているので、つまりAl系金属膜とITO膜と
の間にこの両者に対するコンタクト特性が良好なCrメ
ッキ膜を介在させているので、3層からなる接続パッド
18のコンタクト特性を良好とすることができる。この
ようなことは、画素電極7とソース電極Sとのコンタク
ト特性、6層からなる接続パッド20のコンタクト特
性、ジャンパ線12の接続部のコンタクト特性について
も同様である。
【0067】また、図10の電解メッキ工程S4におい
て、図12に示すように、Al系金属膜の表面にCrメ
ッキ膜51を形成し、また図10の電解メッキ工程S1
3において、図17に示すように、Al系金属膜37の
表面にCrメッキ膜52を形成しているので、Al系金
属膜37等がサイドエッチングされることがなく、Al
系金属膜37等の上面の両サイドにCrメッキ膜51、
52のひさしが形成されることもない。したがって、ス
テップカバレッジを改善することができ、オーバーコー
ト膜41およびゲート絶縁膜31の信頼性を向上するこ
とができる。
【0068】(第1および第2実施形態の変形例)上記
第1実施形態において、図21に示すように、ゲート電
極G、走査信号ライン9、補助容量ライン11、下部保
護リング13a、下層接続パッド18a等を、Al系金
属膜とその表面に形成されたCrメッキ膜71との2層
構造としてもよい。この場合、Crメッキ膜71の形成
は、電解メッキ、無電解メッキのいずれであってもよ
い。
【0069】また、上記第1実施形態において、図22
に示すように、ゲート電極G、走査信号ライン9、補助
容量ライン11、下部保護リング13a、下層接続パッ
ド18a等を、下から順に、Al系金属膜およびCr膜
72の2層構造としてもよい。この場合、ガラス基板1
上にAl系金属膜およびCr膜を連続して成膜し、図1
の走査信号ライン等形成工程S3において、Cr膜およ
びAl系金属膜をパターニングすればよい。
【0070】さらに、上記第1実施形態において、図2
3に示すように、データ信号ライン10、上部保護リン
グ13bおよび下層接続パッド20aを、下から順に、
半導体膜、n型アモルファスシリコン膜、Cr膜、Al
系金属膜の4層構造とし、ドレイン電極Dおよびソース
電極Sを、下から順に、n型アモルファスシリコン膜、
Cr膜、Al系金属膜の3層構造としてもよい。
【0071】また、上記第2実施形態の図19に示す工
程において、フォトレジスト膜48c、48dを形成せ
ず、図24に示すように、接続パッド18、20を下層
接続パッド18a、20aのみによって形成するように
してもよい。このようにしても、下層接続パッド18
a、20aのうち、Al系金属膜がその上のCrメッキ
膜によって覆われるので、当該Al系金属膜の表面が酸
化されることはない。
【0072】また、上記第2実施形態において、図25
に示すように、ゲート電極G、走査信号ライン9、補助
容量ライン11、下部保護リング13a、下層接続パッ
ド18a等を、下から順に、Al系金属膜およびCr膜
73の2層構造としてもよい。この場合、ガラス基板1
上にAl系金属膜およびCr膜を連続して成膜し、図1
0の走査信号ライン等形成工程S3において、Cr膜お
よびAl系金属膜をパターニングすればよい。
【0073】さらに、上記第2実施形態において、図2
6に示すように、データ信号ライン10、上部保護リン
グ13bおよび下層接続パッド20aを、下から順に、
半導体膜、n型アモルファスシリコン膜、Al系金属
膜、Crメッキ膜の4層構造とし、ドレイン電極Dおよ
びソース電極Sを、下から順に、n型アモルファスシリ
コン膜、Al系金属膜、Crメッキ膜の3層構造として
もよい。
【0074】加えて、上記第1および第2実施形態で
は、薄膜トランジスタ8のソース・ドレイン領域となる
n型アモルファスシリコン膜領域を、図1または図10
のn型アモルファスシリコン成膜工程S7またはS8に
示すプラズマCVD法等による成膜により形成した場合
について説明したが、これに限らず、イオンドーピング
法によりチャネル保護膜33a、33bをマスクとして
半導体膜32にリンイオン等のn型イオンをドーピング
して形成するようにしてもよい。
【0075】また、上記実施形態においては、走査信号
ライン9の接続パッド18はAl系金属膜上に該Al系
金属膜よりも酸化還元電位が高い金属膜を設けた積層構
造を有するものであるが、接続パッド18上に半導体チ
ップを直接フェースダウンボンディングする場合など
は、金で形成されたバンプ電極とのコンタクト抵抗を低
く抑えることができるから、Al系金属膜の単層として
もよい。また、データ信号ライン10は、該データ信号
ラインの長さが短い場合には、画素電極7の材料である
ITOとのコンタクト抵抗が小さいCr等の単層とする
こともできる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または1
3に記載の発明によれば、走査信号ラインを、表面に陽
極酸化膜を有しないAl系金属膜もしくは低抵抗金属膜
によって形成しているので、陽極酸化工程が不要とな
り、製造工程数を少なくすることができる。また、走査
信号ラインの接続パッドを、Al系金属膜上に、該Al
系金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料からなる金
属膜を設けたものによって形成しているので、複数層か
らなる接続パッドのコンタクト特性を良好とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における液晶表示パネ
ルの製造工程を示す図。
【図2】図1の当初の工程を示す断面図。
【図3】図2に続く工程を示す断面図。
【図4】図3に続く工程を示す断面図。
【図5】図4に続く工程を示す断面図。
【図6】図5に続く工程を示す断面図。
【図7】図6に続く工程を示す断面図。
【図8】図7に続く工程を示す断面図。
【図9】図8に続く工程を示す断面図。
【図10】この発明の第2実施形態における液晶表示パ
ネルの製造工程を示す図。
【図11】図10の当初の工程を示す断面図。
【図12】図11に続く工程を示す断面図。
【図13】図12に続く工程を示す断面図。
【図14】図13に続く工程を示す断面図。
【図15】図14に続く工程を示す断面図。
【図16】図15に続く工程を示す断面図。
【図17】図16に続く工程を示す断面図。
【図18】図17に続く工程を示す断面図。
【図19】図18に続く工程を示す断面図。
【図20】図19に続く工程を示す断面図。
【図21】上記第1実施形態の第1の変形例を示す断面
図。
【図22】上記第1実施形態の第2の変形例を示す断面
図。
【図23】上記第1実施形態の第3の変形例を示す断面
図。
【図24】上記第2実施形態の第1の変形例を示す断面
図。
【図25】上記第2実施形態の第2の変形例を示す断面
図。
【図26】上記第2実施形態の第3の変形例を示す断面
図。
【図27】従来例を説明するために示すもので、液晶表
示パネル複数個分に対応する大きさのガラス基板上に画
素電極等が形成された状態における等価回路的平面図。
【図28】図27に示す液晶表示パネルの製造工程を示
す図。
【図29】図28の当初の工程を示す断面図。
【図30】図29に続く工程を示す断面図。
【図31】図30に続く工程を示す断面図。
【図32】図31に続く工程を示す断面図。
【図33】図32に続く工程を示す断面図。
【図34】図33に続く工程を示す断面図。
【図35】図34に続く工程を示す断面図。
【図36】図35に続く工程を示す断面図。
【図37】図36に続く工程を示す断面図。
【図38】(A)および(B)は従来例の問題点の1つ
を説明するために示す断面図。
【符号の説明】
1 ガラス基板 7 画素電極 8 薄膜トランジスタ 9 走査信号ライン 10 データ信号ライン 11 補助容量ライン 13 保護リング 14、15 保護素子 16 給電ライン 18、20 接続パッド 31 ゲート絶縁膜 41 オーバーコート膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 H01L 29/78 612D 21/336 Fターム(参考) 2H092 JA26 JA46 JB24 JB57 JB79 KA05 KA07 KA12 KA24 KB04 KB14 MA11 MA18 MA42 NA14 NA27 NA28 5C094 AA43 BA03 BA43 CA19 EA04 EA05 EA10 EB02 HA08 5F110 AA16 AA30 BB01 CC07 CC08 DD02 EE03 EE04 EE06 EE41 FF03 GG02 GG15 GG35 HJ01 HJ12 HK03 HK04 HK09 HK16 HK22 HK31 HK35 HL03 NN12 NN24 NN72 NN73 QQ09 5G435 AA00 AA17 BB12 HH12 HH20 KK05

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の画素電
    極と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数のス
    イッチング素子と、行方向に配置され、前記スイッチン
    グ素子に走査信号を供給する複数の走査信号ラインと、
    列方向に配置され、前記スイッチング素子にデータ信号
    を供給する複数のデータ信号ラインとを具備し、前記走
    査信号ラインは、表面に陽極酸化膜を有しないAl系金
    属膜からなり、該走査信号ラインの接続パッドは、Al
    系金属膜上に、該Al系金属膜よりも酸化還元電位の高
    い金属材料からなる金属膜が設けられたものからなるこ
    とを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記走
    査信号ラインは、Al系金属膜上に、該Al系金属膜よ
    りも酸化還元電位の高い金属材料からなる金属膜が設け
    られたものからなることを特徴とするアクティブマトリ
    クス型液晶表示パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、前記走
    査信号ラインの接続パッドは、Al系金属膜上に、該A
    l系金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料からなる
    金属膜および前記画素電極の材料である透明金属酸化物
    からなる金属膜が設けられたものからなることを特徴と
    するアクティブマトリクス型液晶表示パネル。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の発明におい
    て、前記Al系金属膜上の前記金属膜はメッキ膜である
    ことを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示パネ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記データ信号ラインはAl系金属膜からなる
    ことを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示パネ
    ル。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発明において、前記デ
    ータ信号ラインの接続パッドは、Al系金属膜上に、該
    Al系金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料からな
    る金属膜および前記画素電極の材料である透明金属酸化
    物からなる金属膜が設けられたものからなることを特徴
    とするアクティブマトリクス型液晶表示パネル。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記データ信号ラインは、Al系金属膜上に、
    該Al系金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料から
    なる金属膜が設けられたものからなることを特徴とする
    アクティブマトリクス型液晶表示パネル。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の発明において、前記デ
    ータ信号ラインの前記Al系金属膜上の前記金属膜はメ
    ッキ膜であることを特徴とするアクティブマトリクス型
    液晶表示パネル。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の発明に
    おいて、少なくとも前記画素電極を除く前記各要素はオ
    ーバーコート膜によって覆われ、該オーバーコート膜上
    に前記画素電極が設けられていることを特徴とするアク
    ティブマトリクス型液晶表示パネル。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の発明において、前記
    スイッチング素子は薄膜トランジスタからなり、前記画
    素電極は、前記オーバーコート膜に形成されたコンタク
    トホールを介して露出された前記薄膜トランジスタのA
    l系金属膜からなるソース電極に、該Al系金属膜より
    も酸化還元電位の高い金属材料からなる金属膜を介して
    接続されていることを特徴とするアクティブマトリクス
    型液晶表示パネル。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の発明において、前
    記画素電極下に、前記Al系金属膜よりも酸化還元電位
    の高い金属材料からなる金属膜が設けられていることを
    特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示パネル。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の発明において、前
    記画素電極下の前記金属膜の膜厚は50Å程度であるこ
    とを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示パネ
    ル。
  13. 【請求項13】 マトリクス状に配置された複数の画素
    電極と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数の
    薄膜トランジスタと、行方向に配置され、前記薄膜トラ
    ンジスタに走査信号を供給する複数の走査信号ライン
    と、列方向に配置され、前記薄膜トランジスタにデータ
    信号を供給する複数のデータ信号ラインとを具備するア
    クティブマトリクス型液晶表示パネルの製造に際し、前
    記走査信号ラインを、表面に陽極酸化膜を有しない低抵
    抗金属膜によって形成し、前記薄膜トランジスタのチャ
    ネル保護膜をドライエッチングにより形成することを特
    徴とするアクティブマトリクス型液晶表示パネルの製造
    方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の発明において、前
    記走査信号ラインを、前記低抵抗金属膜上に、該低抵抗
    金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料からなる金属
    膜が設けられたものによって形成することを特徴とする
    アクティブマトリクス型液晶表示パネルの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の発明において、前
    記走査信号ラインの接続パッドを、前記低抵抗金属膜上
    に、該低抵抗金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材料
    からなる金属膜および前記画素電極の材料である透明金
    属酸化物からなる金属膜が設けられたものによって形成
    することを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示
    パネルの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載の発明に
    おいて、前記低抵抗金属膜上の前記金属膜を電解メッキ
    により形成することを特徴とするアクティブマトリクス
    型液晶表示パネルの製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項13〜16のいずれかに記載の
    発明において、前記データ信号ラインを低抵抗金属膜に
    よって形成することを特徴とするアクティブマトリクス
    型液晶表示パネルの製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項13〜17のいずれかに記載の
    発明において、前記データ信号ラインの接続パッドを、
    低抵抗金属膜上に、該低抵抗金属膜よりも酸化還元電位
    の高い金属材料からなる金属膜および前記画素電極の材
    料である透明金属酸化物からなる金属膜が設けられたも
    のによって形成することを特徴とするアクティブマトリ
    クス型液晶表示パネルの製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項13〜16のいずれかに記載の
    発明において、前記データ信号ラインを、低抵抗金属膜
    上に、該低抵抗金属膜よりも酸化還元電位の高い金属材
    料からなる金属膜が設けられたものによって形成するこ
    とを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示パネル
    の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項13〜19のいずれかに記載の
    発明において、前記データ信号ラインの接続パッドを、
    低抵抗金属膜上に、該低抵抗金属膜よりも酸化還元電位
    の高い金属材料からなる金属膜が設けられたものによっ
    て形成することを特徴とするアクティブマトリクス型液
    晶表示パネルの製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項13〜20のいずれかに記載の
    発明において、少なくとも前記画素電極を除く前記各要
    素をオーバーコート膜によって覆い、該オーバーコート
    膜上に前記画素電極を形成することを特徴とするアクテ
    ィブマトリクス型液晶表示パネルの製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の発明において、前
    記画素電極を、前記オーバーコート膜に形成されたコン
    タクトホールを介して露出された前記薄膜トランジスタ
    の低抵抗金属膜からなるソース電極に、前記低抵抗金属
    膜よりも酸化還元電位の高い金属材料からなる金属膜を
    介して接続することを特徴とするアクティブマトリクス
    型液晶表示パネルの製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の発明において、前
    記オーバーコート膜上に、前記低抵抗金属膜よりも酸化
    還元電位の高い金属材料からなる金属膜および画素電極
    形成用膜を成膜し、前記画素電極形成用膜により前記画
    素電極を形成するとともに、該画素電極下に前記金属膜
    を残存させることを特徴とするアクティブマトリクス型
    液晶表示パネルの製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の発明において、前
    記画素電極形成用膜下の前記金属膜を成膜する前に、前
    記オーバーコート膜に前記コンタクトホールを形成し、
    次いでウェット処理、ドライ処理を行うことを特徴とす
    るアクティブマトリクス型液晶表示パネルの製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の発明において、前
    記画素電極下の前記金属膜の膜厚を50Å程度とするこ
    とを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示パネル
    の製造方法。
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