JP3424618B2 - 薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法

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JP3424618B2
JP3424618B2 JP26111999A JP26111999A JP3424618B2 JP 3424618 B2 JP3424618 B2 JP 3424618B2 JP 26111999 A JP26111999 A JP 26111999A JP 26111999 A JP26111999 A JP 26111999A JP 3424618 B2 JP3424618 B2 JP 3424618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
アレイ基板の製造方法に関し、特に、薄膜トランジスタ
を搭載する基板側の画素電極、端子の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年のLCDの普及に伴い、製造工程数
短縮によるコスト低減が重要課題となっている。
【0003】従来の製造方法のうち、特開平8−761
44号公報に示されている透明電極をソース・ドレイン
電極の上に形成する構造(以下、従来例1とする)で
は、6回のフォトリソグラフィー工程が必要となり、高
コストとなってしまう。
【0004】そこで、特開平8−76144号公報に
は、5回のフォトリソグラフィー工程で薄膜トランジス
タを製造する方法(以下、従来例2)が示されている。
【0005】図9〜13は、従来例2の画素電極を含ん
だ薄膜トランジスタ近傍の様子を製造工程を順に示した
ものである。なお、それぞれの図の(a)は画素電極を
含む薄膜トランジスタ近傍の平面図を、(b)は(a)
における線分F−F’の断面図を示している。
【0006】図9は、第一工程を示してあり、透明絶縁
基板101上にスパッタリングにて、酸化インジウム錫
(以下、ITO膜と略記する)等からなるITO膜10
2、ゲート金属膜103を成膜し、フォトリソグラフィ
ー工程と金属エッチング、ITOエッチングにより、ゲ
ート電極104、ゲート電極104と同じ構造のゲート
バスライン152及び画素電極105を形成する。
【0007】図10は、第二工程を示してあり、第一工
程が終了した基板上に、プラズマCVD法により、ゲー
ト絶縁膜となるシリコン窒化膜106、a−Si(アモ
ルファスシリコン)、n+型a−Siを成膜し、フォト
リソグラフィー工程とシリコンドライエッチングによ
り、a−Si107及びn+型a−Si108から成る
半導体層109を形成する。
【0008】図11は第三工程を示してあり、フォトリ
ソグラフィー工程とシリコンドライエッチングにより、
画素電極105上及びゲートバスライン152とドレイ
ンバスライン(図示せず)の電気的接続をとるコンタク
トホール部(図示せず)のシリコン窒化膜106を除去
し、画素電極105上に画素電極第1開口部110を設
ける。
【0009】図12は第四工程を示してあり、第三工程
を終了した基板に、スパッタリングにてドレイン金属膜
を成膜し、フォトリソグラフィー工程と金属ドライエッ
チングにより、ドレイン電極113、ドレインバスライ
ン(図示せず)、ソース電極114を形成する。また、
この時に、画素電極105を構成するゲート金属膜10
3のうち、ソース電極114との接続部以外の領域の除
去も行う。ここで、画素電極第1開口部110において
は、ゲート金属膜103及びドレイン金属膜の2層の除
去をし、画素電極第1開口部110以外の領域において
は、ドレイン金属膜のみの除去となる。このエッチング
工程においては、図13に示すバックチャネル部119
は、ドレイン金属膜のみの除去がジャストエッチング時
間となるため、必要以上にエッチングガスに晒され、多
大なダメージを受ける。
【0010】また、ここで、ゲート金属膜103とドレ
イン金属膜を、同種金属にした場合、画素電極105周
縁部のゲート金属膜103が除去されるため、画素電極
105を構成するITO膜102とシリコン窒化膜10
6との間に隙間120が生じ、画素電極第1開口部11
0周縁部でシリコン窒化膜106の剥がれが生じる。同
時に、隙間120ではシリコン窒化膜106の庇ができ
るので、後工程でパッシベーション膜を堆積させたとき
に、膜剥がれが生じやすくなる。
【0011】その後、シリコンドライエッチングによ
り、ドレイン電極113、ソース電極114間の半導体
層109上のn+型a−Si108の除去を、ドレイン
電極113、ソース電極114をマスクとして行う。
【0012】図13は第五工程を示してあり、第四工程
を終了した基板に、プラズマCVD法により、シリコン
窒化膜117を成膜し、フォトリソグラフィー工程と、
シリコンドライエッチングにより、画素電極第2開口部
116を形成する。
【0013】端子部の構造については前記公報では明記
されていないが、画素電極部と同じ構造か、ドレイン金
属膜で構成されていると思われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記に説明した従来例
2の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法では、下記
不具合が生じる。
【0015】ドレインドライエッチング時に、ゲート
金属膜もエッチングする必要がある為、ゲート金属膜の
ない場所は必要以上にオーバーエッチングされ、下地に
多大なダメージを与える。そのため、バックチャネル部
がダメージを受け、トランジスタ特性悪化の原因とな
る。
【0016】ゲート金属膜とドレイン金属膜を、同種
金属にした場合、ドレインドライエッチング時におい
て、ゲート金属膜にサイドエッチングがはいってしまう
為、ゲート絶縁膜およびパッシベーション膜の膜剥がれ
の原因となる。
【0017】本発明の目的は、薄膜トランジスタアレイ
基板の画素電極を形成するに当たって、薄膜トランジス
タのバックチャネル部にダメージを与えず、ゲート絶縁
膜およびパッシベーション膜の膜剥がれを生じさせない
薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タアレイ基板の製造方法は、基板の上に透明金属膜、第
1金属膜を順に堆積させ、前記第1金属膜及び前記透明
金属膜をパターニングしてゲート配線及び画素透明電極
と画素第1金属電極とから構成される画素電極を形成す
る第1工程と、前記ゲート配線及び前記画素電極を含む
前記基板を覆う第1絶縁膜を堆積させる第2工程と、前
記第1絶縁膜の上に薄膜トランジスタの半導体層を形成
する第3工程と、前記画素電極上の前記第1絶縁膜を除
去して前記画素電極の内側に第1開口部を設けて前記画
素第1金属電極表面を露出させる第4工程と、前記第1
開口部を含む前記第1絶縁膜表面に第2金属膜を堆積さ
せる第5工程と、前記第2金属膜をパターニングしてド
レイン配線及び前記画素透明電極と前記半導体層とを接
続するソース配線を形成する第6工程と、を含む薄膜ト
ランジスタアレイ基板の製造方法であって、前記画素第
1金属電極表面を露出させる第4工程と前記第2金属膜
を堆積させる第5工程との間に、前記画素透明電極上の
前記第1開口部と同じ領域の前記画素第1金属電極を除
去する画素第1金属除去工程を有し、前記ソース配線
は、前記第1開口部の前記画素透明電極の周縁部上にお
いて前記画素透明電極と接する画素周縁電極となること
により前記画素透明電極と接続され、前記ソース配線を
形成する第6工程の後に、前記画素透明電極、前記ソー
ス配線及び前記ドレイン配線を含む前記第1絶縁膜表面
に第2絶縁膜を堆積させ、更に、前記第2絶縁膜の所定
領域を除去して、前記画素周縁電極の内側に前記画素透
明電極表面が露出する前記第2絶縁膜の第2開口部を形
成する工程を加えることにより最終の画素電極構造を
得、前記ゲート配線及び前記ドレイン配線は、その終端
においてそれぞれゲート端子及びドレイン端子が設けら
れており、前記ゲート端子及び前記ドレイン端子は、前
記最終の画素電極構造と同じ電極構造となるべく形成さ
れる、というものである。
【0019】又、上記製造方法は、前記第4工程におい
て、前記第1開口部は、前記第1絶縁膜上に形成された
レジストパターンをマスクとして前記第1絶縁膜を除去
することにより形成される、という形態も採り得る。
【0020】又、上記製造方法において、前記画素第1
金属除去工程は、前記レジストパターンをマスクとして
前記画素第1金属電極を除去することにより行われる
という形態も採り得る。
【0021】最後に、上記製造方法において、前記第1
金属膜及び前記第2金属膜は、同一金属、或いは、異種
金属からなり、モリブデン、モリブデン合金、タングス
テン、タングステン合金の内のいずれかの金属である、
というものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜8を参
照して説明する。
【0023】先ず、本実施形態に関連する薄膜トランジ
スタアレイ基板全体の回路構成を、図8に示す。
【0024】透明絶縁基板1上に、複数のゲートバスラ
イン52とドレインバスライン56が交差し、その交差
点に薄膜トランジスタ64が設けられている。1個の薄
膜トランジスタ64には画素電極61が対向基板のコモ
ン電極53と相対して設けられ、これがマトリクス状に
配置されている。ゲートバスライン52の片側端部に設
けられた始端部は、ゲート端子62、またドレインバス
ライン56の端部に設けられた始端部はドレイン端子6
3にそれぞれ接続されている。ストレージキャパシタ6
6は、ゲートバスライン52と画素電極61との間に絶
縁膜を挟むことによって設けられ、又、液晶層65は薄
膜トランジスタ側の基板と対向基板との間に挟持される
が、本発明に係わる箇所には関連しないので、以下に述
べる説明では省略している。
【0025】次に、図5(a)は薄膜トランジスタを含
む画素電極61近傍の平面図、図5(b)はその線分A
−A’の断面図であり、図6、7は画素電極61の製造
と併行して形成されるゲート端子62、ドレイン端子6
3の様子を示す図である。図6(a)はゲート端子62
の平面図、図6(b)はその線分B−B’の断面図、図
7(a)はドレイン端子63の平面図、図7(b)はそ
の線分C−C’の断面図を、それぞれ示している。
【0026】又、本実施形態では、ゲート配線、ドレイ
ン配線には配線の低抵抗化を実現させるために、従来の
クロムやタンタルに代えてモリブデンを用いている。
【0027】まず、本実施形態の画素電極61近傍の構
造を、図5(a)、(b)により説明する。
【0028】透明絶縁基板1上にITO膜2を有し、そ
の上にITO膜2を縁取る形状で第1モリブデン(以
下、Mo膜と略記する)からなる第1側壁Mo膜11を
有し、ゲート絶縁膜となるシリコン窒化膜(Si3N
4)6を介し、第1側壁Mo膜11を覆う形状の第2側
壁Mo膜15を有し、その上に第2側壁Mo膜15の露
出が無くITO膜2表面の大部分が露出する形で被覆す
るパッシベーション膜としてのシリコン窒化膜17を有
することを特徴とした構造となっている。
【0029】又、ゲート端子62、ドレイン端子63は
共に画素電極61と同一の電極構造をしており、図6、
7に示すように、透明絶縁基板1上に、端子形状に形成
されたITO膜2を有し、その上にITO膜2を縁取る
形状で第1側壁Mo膜11を有し、シリコン窒化膜6を
介し、第1側壁Mo膜11を覆う形状の第2側壁Mo膜
15を有し、その上に第2側壁Mo膜15の露出が無く
ITO膜2が少なくとも端子接続可能である面積を露出
する形状のシリコン窒化膜17を有することを特徴とし
た構造となっている。
【0030】更に、ゲート端子62は、ITO膜2およ
び第1Mo膜3からなるゲートバスライン52と接続さ
れ、ドレイン端子63は、第2Mo膜12からなるドレ
インバスライン56と接続されている。
【0031】次に、本発明の実施形態の製造方法を図1
〜5により説明する。図1(a)、(b)〜図5
(a)、(b)は、薄膜トランジスタをスイッチング素
子とした縦電解方式アクティブマトリクス基板回路の一
部を製造工程順に示している。尚、それぞれの図の
(a)は画素電極を含むトランジスタ部近傍の平面図
を、(b)は(a)における線分A−A’の断面図を示
している。
【0032】図1(a)は第一の工程を示してあり、ガ
ラス基板等の透明絶縁基板1にスパッタリングにてIT
O膜2を50nm、第1Mo膜3を300nmの厚さに
成膜し、フォトリソグラフィー工程とSF6/O2系の
Moドライエッチング、HI系のITO膜ドライエッチ
ングによりゲート電極4、ゲート電極4と一体となって
電気的に接続されたゲートバスライン52(図示せ
ず)、画素電極5を形成する。
【0033】この第一の工程では、図6、7に示すよう
に、ゲート端子62及びドレイン端子63にもそれぞれ
ゲート端子金属25及びドレイン端子金属35が形成さ
れる。
【0034】図2(a)、(b)は第二の工程を示して
あり、第一の工程を終了した基板に、プラズマCVD法
により、シリコン窒化膜6を400nm、アモルファス
シリコン膜(以下a−Si膜と略記する)7を250n
m、n+型アモルファスシリコン膜(以下n+型a−Si
膜と略記する)8を50nm成膜し、フォトリソグラフ
ィー工程とSF6/Cl2/H2系のシリコンドライエ
ッチングにより、ゲート電極4に対向して島状の半導体
層9を形成する。
【0035】この第二の工程では、図6、7に示すよう
に、ゲート端子62及びドレイン端子63には何の処理
も施されない。
【0036】図3(a)、(b)は第三の工程を示して
あり、フォトリソグラフィー工程とSF6/O2系のシ
リコン窒化膜6及び第1Mo膜3の連続ドライエッチン
グにより、画素電極に第1開口部10を設けるために、
画素電極上のシリコン窒化膜6及び第1Mo膜3を除去
する。これにより、第1開口部10を環状に包囲する第
1側壁Mo膜11を得る。
【0037】この第三の工程では、ゲート端子62及び
ドレイン端子63においては、図6、7に示すように、
ゲート端子金属25及びドレイン端子金属35上のシリ
コン窒化膜6を除去し、更に、ゲート端子金属25及び
ドレイン端子金属35を構成する第1Mo膜3も除去
し、ITO膜2表面の大部分を露出させる。この除去さ
れてできた開口部が第1開口部10となり、第1開口部
10は第1側壁Mo膜11及びシリコン窒化膜6により
構成される。
【0038】図4(a)、(b)は、第四の工程を示し
てあり、第三の工程を終了した基板に、スパッタリング
にて第2Mo膜12を250nm成膜し、フォトリソグ
ラフィー工程とCl2/O2系のMoドライエッチング
により、ドレイン電極13、ドレイン電極13と電気的
に接続されたドレインバスライン56(図示せず)、ソ
ース電極14、ソース電極14と電気的に接続された画
素電極の第2側壁Mo膜15を形成する。このとき、第
2側壁Mo膜15により包囲される部分が第2開口部1
6となり、そこではITO膜2表面が露出する。
【0039】この第四の工程では、ゲート端子62及び
ドレイン端子63においては、図6、7に示すように、
第1開口部10を構成する第1側壁Mo膜11及びシリ
コン窒化膜6を覆い、シリコン窒化膜6上にまで延在す
る第2側壁Mo膜15が形成され、第2側壁Mo膜15
により包囲される第3開口部16にITO膜2表面が露
出する形となる。
【0040】ここで、画素電極、ゲート端子62及びド
レイン端子63においては、第2側壁Mo膜15が第1
側壁Mo膜11を縁取り状に被覆している為、第1側壁
Mo膜11のサイドエッチングは生じない。
【0041】その後、Cl2/O2系のMoドライエッ
チングガスを切り替えて、SF6/Cl2/H2系のシ
リコンドライエッチングガスを使用することにより、ド
レイン電極13、ソース電極14間のa−Si膜7上の
+型a−Si膜8を除去する。
【0042】図5(a)、(b)は、第五の工程を示し
てあり、第四の工程が終了した基板に、プラズマCVD
法によりシリコン窒化膜17を200nm成膜する。
【0043】この第五の工程では、フォトリソグラフィ
ー工程とSF6/Heシリコンドライエッチングによ
り、ゲート端子62及びドレイン端子63に第3開口部
18を形成する。ここで、端子部で縁取り状に形成され
た第2側壁Mo膜15はシリコン窒化膜17で保護し、
露出させないようにする。
【0044】以上のような製造方法により、図8の画素
電極61、ゲート端子62、ドレイン端子63を形成す
ることにより、端子部においては、第1Mo膜の露出が
ない端子構造が得られる。
【0045】又、画素電極61においては、ゲート金属
膜である第1Mo膜3を第1開口部10形成時に除去す
ることにより、ドレインバスライン52形成の際の第2
Mo膜12のドライエッチングによる半導体層9に対す
るエッチングダメージを大幅に低減でき、従ってバック
チャネルへのダメージを大幅に低減できる。
【0046】更に、画素電極61の開口部を図5
(a)、(b)の様に、第1側壁Mo膜11を第2側壁
Mo膜15で縁取りする構造としている為、ドレインバ
スライン52形成時に、従来例2の様な膜剥がれは発生
しない。
【0047】また、配線金属として第1、2Mo膜を用
いたが、この組み合わせに限定されるものでは無く、第
1、2共に、或いは、どちらか一方にMo膜、Mo合金
膜、W(タングステン)膜、W合金膜のいずれかを採用
できることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の薄膜トランジス
タアレイ基板の製造方法に従えば、画素電極開口部形成
時に、画素電極の第1Mo膜の除去を行うことにより、
ドレインバスライン形成のためのドライエッチング時間
が従来より短くできる為、薄膜トランジスタのバックチ
ャネルに与えるダメージを低減できる。これにより、ト
ランジスタ特性の悪化が防止できる。
【0049】また、画素電極部及び端子部の第1Mo膜
を被覆するように、縁取り状に第2Mo膜を形成し、さ
らに、第2Mo膜を被覆するように、パッシベーション
膜が形成されているので、第1Mo膜のサイドエッチン
グが無く、後のラビング工程や、端子TCPリペア時
に、ゲート絶縁膜やパッシベーション膜の剥がれを無く
すことが出来る。同時に、端子部の第1、2Mo膜の腐
食を防止し、端子接続信頼性を向上させることも出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方
法を、画素電極を含む薄膜トランジスタ近傍について製
造工程順に示した断面図である。
【図2】図1に続く断面図である。
【図3】図2に続く断面図である。
【図4】図3に続く断面図である。
【図5】図4に続く断面図である。
【図6】本発明の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方
法により得られるゲート端子の断面図である。
【図7】本発明の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方
法により得られるドレイン端子の断面図である。
【図8】薄膜トランジスタアレイ基板全体の一般的な回
路構成を示す回路図である。
【図9】従来の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法
を、画素電極を含む薄膜トランジスタ近傍について製造
工程順に示す断面図である。
【図10】図9に続く断面図である。
【図11】図10に続く断面図である。
【図12】図11に続く断面図である。
【図13】図12に続く断面図である。
【符号の説明】
1、101 透明絶縁基板 2、102 ITO膜 3 第1Mo膜 4、104 ゲート電極 5、61、105 画素電極 6、17、106、117 シリコン窒化膜 7、107 a−Si膜 8、108 n+型a−Si膜 9、109 半導体層 10 第1開口部 11 第1側壁Mo膜 12 第2Mo膜 13、113 ドレイン電極 14、114 ソース電極 15 第2側壁Mo膜 16 第2開口部 25 ゲート端子金属 35 ドレイン端子金属 52、152 ゲートバスライン 56 ドレインバスライン 62 ゲート端子 63 ドレイン端子 64 薄膜トランジスタ 65 液晶層 66 ストレージキャパシタ 110 画素電極第1開口部 116 画素電極第2開口部 119 バックチャネル部 120 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/786 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/336 G02F 1/1368 H01L 21/3065 H01L 29/40 H01L 29/786

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上に透明金属膜、第1金属膜を順
    に堆積させ、前記第1金属膜及び前記透明金属膜をパタ
    ーニングしてゲート配線及び画素透明電極と画素第1金
    属電極とから構成される画素電極を形成する第1工程
    と、前記ゲート配線及び前記画素電極を含む前記基板を
    覆う第1絶縁膜を堆積させる第2工程と、前記第1絶縁
    膜の上に薄膜トランジスタの半導体層を形成する第3工
    程と、前記画素電極上の前記第1絶縁膜を除去して前記
    画素電極の内側に第1開口部を設けて前記画素第1金属
    電極表面を露出させる第4工程と、前記第1開口部を含
    む前記第1絶縁膜表面に第2金属膜を堆積させる第5工
    程と、前記第2金属膜をパターニングしてドレイン配線
    及び前記画素透明電極と前記半導体層とを接続するソー
    ス配線を形成する第6工程と、を含む薄膜トランジスタ
    アレイ基板の製造方法であって、前記画素第1金属電極
    表面を露出させる第4工程と前記第2金属膜を堆積させ
    る第5工程との間に、前記画素透明電極上の前記第1開
    口部と同じ領域の前記画素第1金属電極を除去する画素
    第1金属除去工程を有し、前記ソース配線は、前記第1
    開口部の前記画素透明電極の周縁部上において前記画素
    透明電極と接する画素周縁電極となることにより前記画
    素透明電極と接続され、前記ソース配線を形成する第6
    工程の後に、前記画素透明電極、前記ソース配線及び前
    記ドレイン配線を含む前記第1絶縁膜表面に第2絶縁膜
    を堆積させ、更に、前記第2絶縁膜の所定領域を除去し
    て、前記画素周縁電極の内側に前記画素透明電極表面が
    露出する前記第2絶縁膜の第2開口部を形成する工程を
    加えることにより最終の画素電極構造を得、前記ゲート
    配線及び前記ドレイン配線は、その終端においてそれぞ
    れゲート端子及びドレイン端子が設けられており、前記
    ゲート端子及び前記ドレイン端子は、前記最終の画素電
    極構造と同じ電極構造となるべく形成されることを特徴
    とする薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第4工程において、前記第1開口部
    は、前記第1絶縁膜上に形成されたレジストパターンを
    マスクとして前記第1絶縁膜を除去することにより形成
    される請求項1記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記画素第1金属除去工程は、前記レジ
    ストパターンをマスクとして前記画素第1金属電極を除
    去することにより行われる請求項2記載の薄膜トランジ
    スタアレイ基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1金属膜及び前記第2金属膜は、
    同一金属、或いは、異種金属からなり、モリブデン、モ
    リブデン合金、タングステン、タングステン合金の内の
    いずれかの金属である請求項1,2又は3記載の薄膜ト
    ランジスタアレイ基板の製造方法。
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