JP2001342377A - 複合粒子およびその製造方法 - Google Patents

複合粒子およびその製造方法

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JP2001342377A JP2000160888A JP2000160888A JP2001342377A JP 2001342377 A JP2001342377 A JP 2001342377A JP 2000160888 A JP2000160888 A JP 2000160888A JP 2000160888 A JP2000160888 A JP 2000160888A JP 2001342377 A JP2001342377 A JP 2001342377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 母粒子に子粒子を極めて強固に付着でき、母
粒子同士、子粒子同士が粗大凝集化することなく、粒子
個々が均一かつ安定で、コスト的にも有利な複合粒子お
よびその製造方法を提供する。 【解決手段】 官能基(A)を表面に有する母粒子と、
該官能基(A)と反応し得る官能基(B)を表面に有す
る子粒子とを混合処理することにより、該母粒子の表面
に該子粒子が被覆されてなることを特徴とする複合粒子
およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な複合粒子お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大径の粒子(母粒子)の表面を小
径の粒子(子粒子)で被覆した複合粒子は、母粒子の物
性と子粒子の物性とを合わせて有する新材料として、塗
料工業、プラスチック工業、電子工業、生化学・医学分
野などで注目されている。
【0003】このような複合粒子及びその製造方法とし
ては、現在までに多くの研究開発がなされており、大き
く分けて以下の3つの製法が挙げられる。
【0004】(1)乾式法;特開昭63−240937
号公報には、乾式法での複合粒子の製造方法として、数
平均粒子径が1〜200μmの母粒子と数平均粒子径が
母粒子の数平均粒子径の1/5以下である被覆層形成材
料の子粒子とを気流中で高速撹拌して得られる、芯物質
としての母粒子と該母粒子表面上に形成された被覆層形
成材料の被覆層とからなるマイクロカプセル化微粒子が
記載されている。さらに、母粒子と子粒子との気流中で
の高速撹拌は、撹拌翼付き容器中で、撹拌翼の周速度が
15m/秒以上必要であり、母粒子と子粒子と全体の濃
度も容器内容積1リットル当たり10〜100gとなる
ように調整しなければなれらないことも記載されてい
る。
【0005】そして、上記公報に記載の製法により得ら
れるマイクロカプセル化微粒子では、母粒子を割った
り、融着させることなく、その表面に均一に、かつ厚く
被覆層を形成することができ、塗料、紙、電子材料、電
子写真、生化学用単体、化粧品、医薬品、触媒、農薬、
食品などの広い分野に使用することができ、特に電子写
真の分野で解像度が高く、良好な画像が得られるトナー
として有効に利用することができるとするものである。
【0006】しかしながら、上記公報に記載の製法によ
り得られるマイクロカプセル化微粒子では、実施例に用
いられているような高性能な高速撹拌装置を用いても1
台で数十kg/day程度であり、生産性が非常に悪い
ため、処理コストが高く、製品自体が非常に高価になる
ため、実用上、医薬や液晶用導電性スペーサ等の用途に
限定されていた。
【0007】さらに、母粒子上に子粒子を物理的な力で
定着させるため、球形などの比較的円滑な面の処理は可
能であるが、扁平状、燐片状、針状、棒状などの異形粒
子および凹凸の激しいものへの処理は困難であるとする
技術的に克服困難な問題があった。
【0008】(2)ヘテロ凝集法;特開平3−1909
34号公報には、ヘテロ凝集法による無機有機複合粒子
の製造方法として、官能基を有する単量体Aと該単量体
Aと共重合可能な他の単量体Bとの共単量体を、該共単
量体は溶解し該共単量体に基づく共重合体は溶解しない
溶剤中で重合することによって得られた真球状重合体粒
子を、該真球状重合体粒子よりも小さい被覆材粒子を有
する水性分散液中に分散させた上で、該水性分散液を凝
集させることを特徴とする複合粒子の製造方法が記載さ
れている。さらに、具体的に、該水性分散液を凝集させ
るには、大きさと電荷の異なる2種類の球状粒子を混合
すると該2種類の球状粒子の一方が静電結合(分散力)
により他方の表面に吸着される現象を利用するヘテロ凝
集法を用い、該重合体粒子とは電荷の異なる該水性分散
液を組み合わせて該重合体粒子表面に該被覆材粒子を吸
着させるものである。特に粒子の表面電位は系のpHに
より変化するから、静電結合(分散力)を高める上で、
重合体粒子と被覆材粒子との表面電位の差が最も大きく
なるpHに系を調節することが望ましいことも記載され
ている。すなわち、ヘテロ凝集法により、母粒子と子粒
子を水中に分散、それぞれの粒子の表面電位差が最大と
なるpHで凝集させ複合粒子を生成する方法が記載され
ているといえる。
【0009】そして、上記公報に記載の製法では、単量
体Aの官能基が重合体粒子の表面に配向して形成される
ため、表面に当該官能基を有する重合体粒子は溶剤中に
安定に分散し、粒子相互の会合も殆どなく、かつ官能基
極性や官能基濃度を調節して表面電位を制御できること
から、種々な被覆材粒子を被覆可能であり、得られる複
合粒子の真球度及び粒径均一度を高めることができると
いうものである。
【0010】しかしながら、本発明者らが、上記ヘテロ
凝集法につき確認したところ、処置濃度を10体積%程
度に高めると子粒子同士、母粒子同士の凝集が増加する
ことが確認された。すなわち、公報に記載されていない
が、水性分散液中の子粒子及び母粒子双方を低濃度に制
限することが重要であるとの知見を得た。そのため、上
記(1)と同様に生産性を高めるには一定の限界があ
り、また品質的にも製造過程で子粒子同士または母粒子
同士の粗大凝集物が製品に混入され性能の低下につなが
るなどの問題があることがわかった。
【0011】さらに、上記公報に記載の製法を金属粒子
や無機粒子に応用すべく検討したが、ヘテロ凝集させる
際にpH調整する、酸またはアルカリにより金属粒子を
酸化する、あるいは金属および無機粒子を部分溶解する
などの問題があり、粒子形状を球状に保持できず、静電
結合により粒子表面を均一に被覆する事ができないな
ど、新たな技術的課題が生じることがわかった。
【0012】(3)物理的被覆法;本発明者は、特開平
6−175402号公報にて、重合性単量体を着色剤お
よび/または磁性粉の存在下に懸濁媒体中に懸濁させ
て、重合を行ない、得られる着色球状微粒子を懸濁媒体
より瀘過分離して湿潤ケーキとし、この湿潤ケーキに電
荷制御剤を添加した後、乾燥処理を行ない、解砕してト
ナーを得ることを特徴とする電子写真用トナーの製造方
法を提案している。
【0013】上記公報の製法によれば、トナー粒子に配
合される電荷制御剤を、各トナー粒子に対して効率よ
く、従来の乾燥粉体同士の混合により固着させる場合に
比して強固にかつ均一に固着させることができるもので
あり、さらに電荷制御剤として湿性状態のものを用いる
ことができるため、コスト的にも有利なものとなる。
【0014】しかしながら、融着状態にある着色球状微
粒子同士を解砕してトナー粒子を得る段階で、着色球状
微粒子が変形すると共に一部欠損することもあるため、
着色球状微粒子個々の均一な処理は不可能であり、ま
た、着色球状微粒子への電荷制御剤(微細な子粒子)の
固着は、物理的な付着に過ぎず、固着強度が極めて低い
ため、電子写真用トナー以外の適用が制限されるという
問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、母粒
子に子粒子を極めて強固に付着でき、母粒子同士、子粒
子同士が粗大凝集化することなく、粒子個々が均一かつ
安定で、コスト的にも有利な複合粒子およびその製造方
法を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来法に
よる上記問題点を解決すべく、新規な複合粒子およびそ
の製造方法について鋭意検討した結果、互いに反応し得
る官能基を表面に有する母粒子と子粒子を混合処理する
ことにより、母粒子表面に子粒子を付着させることで上
記目的を達成し得ることを見出し、かかる知見に基づき
本発明を完成するに至ったものである。
【0017】すなわち、本発明の目的は、(1) 官能
基(A)を表面に有する母粒子と、該官能基(A)と反
応し得る官能基(B)を表面に有する子粒子とを混合処
理することにより、該母粒子の表面に該子粒子が被覆さ
れてなることを特徴とする複合粒子により達成される。
【0018】また、本発明の目的は、(2) 前記官能
基(B)が、前記官能基(A)と共有結合し得る官能基
であることを特徴とする上記(1)に記載の複合粒子に
よっても達成される。
【0019】本発明の他の目的は、(3) 官能基
(A)を表面に有する母粒子と、該官能基(A)と反応
し得る官能基(B)を表面に有する子粒子とを分散媒体
存在下で混合処理することを特徴とする複合粒子の製造
方法によっても達成される。
【0020】また、本発明の他の目的は、(4) 前記
官能基(B)が、前記官能基(A)と共有結合し得る官
能基であることを特徴とする上記(3)に記載の複合粒
子の製造方法によっても達成される。
【0021】本発明の他の目的は、(5) 前記混合処
理に供する粒子濃度が、前記分散媒体に対して10体積
%以上であることを特徴とする上記(3)または(4)
に記載の複合粒子の製造方法によっても達成される。
【0022】本発明の他の目的は、(6) 前記混合処
理が、20〜200℃で行われることを特徴とする上記
(3)〜(5)のいずれか1つに記載の複合粒子の製造
方法によっても達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の複合粒子は、官能基
(A)を表面に有する母粒子と、該官能基(A)と反応
し得る官能基(B)を表面に有する子粒子とを混合処理
することにより、該母粒子の表面に該子粒子が被覆され
てなることを特徴とするものである。これにより、従来
の乾式法、ヘテロ凝集法、物理的被覆法などでは、十分
でなかった母粒子と子粒子との固着強度、母粒子同士や
子粒子同士の粗大凝集化、さらには複合粒子個々の表面
が不均一であったり不安定な被覆層を形成しやすいほ
か、コスト面にも不利であった点を解決することができ
る。ここで、母粒子とは、複合粒子の中心粉体となる微
粒子をいい、子粒子とは、複合粒子の被覆粉体となる微
粒子をいう。
【0024】まず、本発明に用いることのできる母粒子
および子粒子としては、いずれにおいても特に制限され
るものではなく、双方の粒子ともに有機粒子、無機粒子
(金属粒子を含む)のいずれであってもよい。また、母
粒子および子粒子の構造は、双方の粒子ともに単層構造
であってもよいし、核粒子表面を被覆粒子または被覆成
分で被覆した多層構造であってもよく、例えば、液体物
質または固体物質微粉末を吸収または吸着させた多孔性
核粒子を被覆粒子または被覆成分で被覆したマイクロカ
プセル化粒子、核粒子を高分子で被覆した高分子被覆粒
子、核粒子を被覆粒子で被覆した複合粒子などが利用可
能である。
【0025】上記有機系粒子の例としては、架橋、非架
橋の樹脂微粒子、有機顔料、ワックス類等を挙げること
ができる。架橋および非架橋の樹脂微粒子としては、例
えば、スチレン系樹脂微粒子、アクリル系樹脂微粒子、
メタクリル系樹脂微粒子、ポリエチレン系樹脂微粒子、
ポリプロピレン系樹脂微粒子、シリコーン系樹脂微粒
子、ポリエステル系樹脂粒子、ポリウレタン系樹脂微粒
子、ポリアミド系樹脂微粒子、エポキシ系樹脂微粒子、
ポリビニルブチラール系樹脂微粒子、、ロジン系樹脂微
粒子、テルペン系樹脂微粒子、フェノール系樹脂微粒
子、メラミン系樹脂微粒子、グアナミン系樹脂微粒子等
が挙げられる。
【0026】上記無機粒子の例としては、例えば、アル
ミナ、二酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグ
ネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウ
ム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイ
ソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、酸化鉄、三酸化ア
ンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸
バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、シリカ微粉
体、炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化ホウ素、炭化タング
ステン、炭化チタン、カーボンブラック等、金属粒子の
例としては、金、白金、パラジウム、銀、ルテニウム、
ロジウム、オスミウム、イリジウム、鉄、ニッケル、コ
バルト、銅、亜鉛、鉛、アルミニウム、チタン、バナジ
ウム、クロム、マンガン、ジルコニウム、モリブデン、
インジウム、アンチモン、タングステン等、およびこれ
らの合金などの粉末ないし粒子が挙げられる。
【0027】上記母粒子または子粒子の表面の官能基と
しては、双方の官能基間で化学的に結合し得る組み合わ
せとなるように任意に選択し得るものであり、特に制限
されるものではない。双方の粒子表面の選択可能な官能
基としては、例えば、アジリジン基、オキサゾリン基、
エポキシ基、チオエポキシ基、アミド基、イソシアネー
ト基、アセトアセチル基、カルボキシル基、カルボニル
基、ヒドロキシル基、アミノ基、アルデヒド基、メルカ
プト基、スルホン基などが挙げられる。なお、これらの
官能基は、例えば、当該官能基を有する単量体を含む重
合生単量体組成物を用いて乳化、懸濁重合などにより樹
脂粒子を製造することで当該官能基が粒子表面に存在す
るようにしたものであってもよいし、粒子と化学結合
(錯体形成を含む)を行う化合物を用いて粒子表面に官
能基を導入したものであってもよいし、粒子に化学結合
(錯体形成を含む)を行う化合物を用いて粒子表面に当
該化合物を化学結合し、さらにこの化合物に官能基を有
する化合物を反応させることで粒子表面に官能基を導入
したものであってもよいなど、特に制限されるものでは
ない。
【0028】上記官能基の組み合わせとしては、具体的
には、共有結合、イオン結合、金属結合、もしくは配位
結合を形成し得る組み合わせであり、好ましくは共有結
合、金属結合、もしくは配位結合を形成し得る官能基の
組み合わせ、より好ましくは共有結合を形成し得る官能
基の組み合わせである。
【0029】母粒子表面に子粒子を固着させる方法とし
ては、分散媒体存在下での前記母粒子と前記子粒子との
混合処理が好ましい。このように処理することで、粒子
に過剰な衝撃力を加えて物性を損なうことなく、また母
粒子の形状や凹凸に関わらず個々の粒子に対して子粒子
を均一に付着させることができる。
【0030】また、母粒子の体積平均粒子径としては、
最終的に得られる複合粒子の用途等によっても左右され
るものであるために、特に限定されるものではないが、
通常0.1〜1000μm、好ましくは0.5〜500
μm、より好ましくは1.0〜100μmの範囲であ
る。該母粒子の体積平均粒子径が0.1μm未満の場合
には、母粒子自体の凝集力が強く一次粒子に分散するこ
とが困難であり、かつ子粒子と混合した際にも母粒子ど
うしの凝集が発生しやすい。一方、該母粒子の体積平均
粒子径が1000μmを越える場合には、複合化処理は
可能であるが、分散媒体中で処理を行うことの優位性が
生じない。
【0031】一方、子粒子の体積平均粒子径は、上記母
粒子の体積平均粒子径の1/3以下、好ましくは1/5
以下、より好ましくは1/10以下である。子粒子の体
積平均粒子径が上記母粒子の体積平均粒子径の1/3よ
り大きい場合には、付着状態が安定せず、母粒子、子粒
子の過凝集体が生成する。
【0032】次に、本発明の複合粒子の製造方法は、粒
子表面に官能基を有する母粒子と、該母粒子の官能基と
反応しうる官能基を粒子表面に有する子粒子とを分散媒
体存在下で混合処理することを特徴とするものである。
当該製法により、母粒子に子粒子を極めて強固に付着で
き、母粒子同士、子粒子同士が粗大凝集化することなく
粒子個々が均一かつ安定的に製造でき、さらにハイソリ
ッド処理が可能で、生産性に優れ、コスト的にも有利で
ある。
【0033】本発明の製造方法に用いることのできる母
粒子および子粒子(粒子の種類、構造、粒子径、表面官
能基の種類など)については、すでに本発明の複合粒子
の説明において詳述したとおりであるので、ここでは重
複をさけるためその説明は省略する。
【0034】上記分散媒体としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、水、メチルアルコール、エチル
アルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコー
ル等のアルコール類;流動パラフィン、デカン、デセ
ン、メチルナフタレン、デカリン、ケロシン、ジフェニ
ルメタン、トルエン、ジメチルベンゼン、エチルベンゼ
ン、ジエチルベンゼン、プロピルベンゼン、シクロヘキ
サン、部分水添されたトリフェニル等の炭化水素;ポリ
ジメチルシロキサン、部分オクチル置換ポリジメチルシ
ロキサン、部分フェニル置換ポリジメチルシロキサン、
フルオロシリコーンオイル等のシリコーンオイル;クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン、クロ
ロビフェニル、クロロジフェニルメタン等のハロゲン化
炭化水素;ダイフロイル(ダイキン工業株式会社製)、
デムナム(ダイキン工業株式会社製)の等のフッ化物;
安息香酸エチル、安息香酸オクチル、フタル酸ジオクチ
ル、トリメリット酸トリオクチル、セバシン酸ジブチ
ル、(メタ)アクチル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル、(メタ)アクリル酸ドデシル等のエステル化合物
等を挙げることができ、これらを1種単独または2種以
上を併用して用いることができる。
【0035】上記混合処理に供する粒子濃度は、母粒子
および子粒子の種類や粒子径などによっても異なるが、
上記分散媒体に対して通常10体積%以上、好ましくは
20体積%以上、より好ましくは30体積%以上であ
る。混合処理に供する粒子濃度が10体積%未満の場合
には、母粒子と子粒子との接触確率が低下することから
処理に長持間を要し、また経済的にも好ましくない。
【0036】さらに体積平均粒子半径aの母粒子1個を
体積平均粒子半径bの子粒子で被覆する際の理論被覆数
Nmを、F.K.Hansenらの式に基づき、 Nm=2π(a+b)2/3b2 と定義した場合に、子粒子の粒子濃度は、前記母粒子1
個に対して通常0.3〜2×Nm、好ましくは0.5〜
1.5×Nm、より好ましくは0.8〜1.2×Nmの
範囲を満足するように調整されてなるものである。母粒
子1個に対して2×Nmを越える場合には、残存子粒子
が増えるのみで経済的に好ましくない。
【0037】また、上記反応条件としては、母粒子およ
び子粒子の官能基の種類や粒子濃度や粒子比重などによ
り異なるが、反応温度は20〜200℃、好ましくは3
0〜150℃、より好ましくは40〜120℃の範囲で
ある。また、撹拌速度は母粒子と子粒子を均一に分散さ
せられる速度であればよい。
【0038】なお、上記粒子表面に官能基を有する母粒
子および子粒子の合成方法としては、特に制限されるも
のではなく、従来公知の微粒子製造技術および微粒子表
面への官能基の導入技術を適宜利用することができるも
のであり、ここでは、代表的な合成方法につき以下に簡
単に説明するが、本発明の母粒子および子粒子の合成方
法がこれらに制限されるものでないことは言うまでもな
い。
【0039】(1)有機化合物(有機高分子化合物を含
む)から造られた粒子(本明細書中、単に有機粒子とも
いう) 粒子表面に官能基を有する有機粒子の製造方法として
は、特に制限されるものではなく、例えば、懸濁重合、
乳化重合、あるいは分散重合といった粒子形成法を用い
ることができる。官能基の導入方法としては、官能基を
有する単量体を1種以上含有させる方法、開始剤の切片
を官能基として含有させる方法、分散剤や界面活性剤な
どから導入する方法などがあり、これらの方法を単独
で、あるいは2種以上を併用して用いることもできる。
さらに、このようにして導入した官能基と反応し得る官
能基を有する化合物で粒子を処理することにより新たな
官能基を導入することも可能である。
【0040】本発明に用いられる官能基を有する単量体
としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸などのカルボキシル基を有するもの、β−ヒドロキ
シエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、アリルアルコールな
どのヒドロキシル基を有するもの、N−メチロールアク
リルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなどのメ
チロール基を有するもの、ジメチルアミノエチルアクリ
レート、ジメチルアミノエチルメタクリレートなどのア
ミノ基を有するもの、アクリルアミド、メタクリルアミ
ドなどの酸アミドを有するもの、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、グリシジルアリルエー
テルなどのグリシジル基を有するもの、2−ビニル−2
−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサ
ゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリンなどの
オキサゾリル基を有するものなどがそれぞれ例示され
る。また、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシランなどの加水分解可能なシリル基を有するものも
官能基の導入に用いることができる。
【0041】反応性の官能基を含まない単量体として
は、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、n−プロピルアクリレート、iso−プロピルアク
リレート、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロ
ヘキシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリ
レート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、iso−ブチルメタク
リレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ステア
リルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、トリフ
ルオロエチルメタクリレート、パーフルオロオクチルエ
チルメタクリレート、メチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、iso−
ブチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、ス
チレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、フッ化ビニ
ル、フッ化ビニリデン、エチレン、プロピレン、イソプ
ロピレン、クロロプレン、ブタジエンなどを適宜用いる
ことができる。
【0042】架橋性の単量体としては、例えば、ジビニ
ルベンゼン、ジビニルナフタレン、エチレングリコール
ジメタクリレート、ジエチルグリコールジメタクリレー
ト、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、アリルメタクリレ
ート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、テトラ
エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタン
ジオールジメタクリレート、N,N−ジビニルアニリ
ン、ジビニルエーテル、ジビニルサルファイド、ジビニ
ルスルホン酸などの、分子内に2個以上の不飽和基を有
する単量体などを必要に応じて用いることができる。
【0043】重合に用いる重合開始剤としては、例え
ば、ラウリルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、
クメンヒドロパーオキシド、2,2−アゾビスイソブチ
ロニトリル、2,2−アゾビス−2,4−ジメチルバレ
ロニトリルなどの油溶性開始剤、過硫酸カリウム、過硫
酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなどの水溶性開始剤
を、重合方法に応じて、1種または2種以上の混合物と
して用いることができる。
【0044】分散安定剤としては、例えば、ポリビニル
ピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアルキルエーテルなど
の重合体、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキル硫酸エステル塩などのアニオン性界面
活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステルなどのノニオン性界面活性剤、ア
ルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩などのカチオン
性界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキサイドなど
の両性イオン界面活性剤などを、必要に応じて1種また
は2種以上併用して用いることができる。
【0045】(2)無機化合物から造られた粒子(本明
細書中、単に無機粒子ともいう)粒子表面に官能基を有
する無機粒子(金属粒子を含む)の製造方法としては、
特に制限されるものではなく、例えば、無機粒子表面に
存在するヒドロキシル基などをそのまま利用する方法、
化学的表面処理により新たに官能基を導入する方法など
がある。表面処理剤としては、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどの
シランカップリング剤、反応性官能基を有するチタンカ
ップリング剤、アルミニウムカップリング剤などの従来
公知のものが使用できる。また、金属粒子の表面に対す
る官能基の導入方法としては、特に、本発明者らが提案
してなる特開2000−39737号公報に記載の方法
である、金属粒子をメルカプト化合物で処理する方法、
さらにこの処理金属粒子を官能基を有する高分子化合物
またはその単量体もしくはオリゴマーと混合処理する方
法が好適に利用できる。さらに、このようにして導入し
た官能基と反応し得る官能基を有する化合物で粒子を処
理することにより新たな官能基を導入することも可能で
ある。
【0046】
【実施例】以下、本発明をより具体的に説明する。
【0047】合成例1 体積平均粒子径6μmの銅粒子100質量部と、2,
4,6−トリメルカプト−S−トリアジン0.27質量
部、メタノール20質量部を混合し、撹拌しながら65
℃で30分間加熱した。これを冷却した後、未反応の
2,4,6−トリメルカプト−S−トリアジンをメタノ
ールで洗浄除去し、さらにテトラヒドロフランで洗浄し
た。この銅粒子と、エポキシ樹脂(YDCN−703、
東都化成株式会社製)5質量部をテトラヒドロフラン2
5質量部に溶解した溶液とを混合し、撹拌しながら65
℃で30分間加熱した。これを冷却した後、未反応のエ
ポキシ樹脂をテトラヒドロフランで洗浄除去し、50℃
の熱風乾燥機で24時間乾燥して、粒子表面にエポキシ
基を有する銅粒子(1)を得た。
【0048】合成例2 スチレン57質量部、n−ブチルアクリレート33質量
部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン10質量部
および2,2−アゾビス(イソブチロニトリル)0.5
質量部を用いて、重合性単量体組成物を調製した。この
重合性単量体組成物をあらかじめ調整された0.13質
量%ハイテノールN−08(ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸アンモニウム、第一工業製薬株式会社
製、以下同様。)水溶液400質量部に投入し、T.
K.ホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)で分散さ
せて懸濁液を得た。この懸濁液を窒素雰囲気下で重合粒
子が沈降しない程度に全体を均一撹拌しながら、75℃
で6時間重合を行った。この重合液中の粒子の粒子径を
コールターマルチサイダーII(コールター社製)で測
定した結果、体積平均粒子径が10.0μmであった。
このようにして、粒子濃度18.5質量%の、粒子表面
にオキサゾリン基を有するポリマー粒子の懸濁液(1)
を得た。ポリマー粒子を懸濁液より取り出し、そのガラ
ス転移温度をDSC7(パーキンエルマー社製)で測定
した結果、31℃であった。
【0049】合成例3 反応容器に2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレ
ート95質量部と2−メタクリロイロキシエチルコハク
酸5質量部、水400質量部を入れ、撹拌しながら70
℃に加熱した。過硫酸カリウム1質量部を加え、さらに
撹拌しながら70℃で5時間加熱し、ソープフリー乳化
重合を行った。この重合液中の粒子の粒子径を粒度分布
測定装置LA−910W(株式会社堀場製作所製)で測
定した結果、体積平均粒子径が0.2μmであった。こ
のようにして、粒子濃度18.4質量%の、粒子表面に
カルボキシル基を有するエマルション(1)を得た。
【0050】合成例4 メチルメタクリレート85質量部、ジビニルベンゼン1
0質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート5質量
部、および2,2−アゾビス(イソブチロニトリル)
0.5質量部を用いて、重合性単量体組成物を調製し
た。この重合性単量体組成物を、あらかじめ調整された
0.25質量%ハイテノールN−08水溶液400質量
部に投入し、ヒスコトロン(株式会社マイクロテック・
ニチオン製)で分散させて懸濁液を得た。この懸濁液を
窒素雰囲気下で重合粒子が沈降しない程度に全体を均一
撹拌しながら、75℃で6時間重合を行った。この重合
液中の粒子の粒子径を合成例3と同様に測定した結果、
体積平均粒子径が1.5μmであった。このようにし
て、粒子濃度18.8質量%の、粒子表面にヒドロキシ
ル基を有するポリマー粒子の懸濁液(2)を得た。
【0051】実施例1 合成例1で得た粒子表面にエポキシ基を有する銅粒子
(1)100質量部(母粒子)とメタノール25質量
部、合成例3で得た粒子表面にカルボキシル基を有する
エマルション(1)27質量部(子粒子)を混合し、撹
拌しながら65℃で3時間加熱処理した。これを冷却
し、メタノールで洗浄した後、50℃の熱風乾燥機で乾
燥して、ポリマー被覆銅粒子(1)を得た。走査型電子
顕微鏡(SEM)で観察したところ、母粒子の表面が一
様に子粒子で被覆されていることが確認された。
【0052】実施例2 合成例2で得た粒子表面にオキサゾリル基を有するポリ
マー懸濁液(1)100質量部(母粒子)と、合成例4
で得た粒子表面にヒドロキシル基を有するポリマー懸濁
液(2)75質量部(子粒子)を混合し、撹拌しながら
50℃で3時間加熱処理した。これを冷却し、水で洗浄
した後、100℃の熱風乾燥機で乾燥して、ポリマー複
合粒子(1)を得た。走査型電子顕微鏡(SEM)で観
察したところ、母粒子の表面が一様に子粒子で被覆され
ており、また、母粒子同士も融着していないことが確認
された。
【0053】比較例1 合成例2のポリマー組成において、2−イソプロピル−
2−オキサゾリンを使用しない以外は、合成例2と同様
に重合を行い、体積平均粒子径10.7μm、粒子濃度
18.1%の比較用ポリマー懸濁液(1)を得た。この
比較用ポリマー懸濁液(1)と、合成例4で得た粒子表
面にヒドロキシル基を有するポリマー懸濁液(2)を用
いて、実施例2と同様の処理を行い、比較用ポリマー複
合粒子(1)を得た。走査型電子顕微鏡(SEM)で観
察したところ、母粒子の表面が子粒子で被覆されたよう
な粒子は見られず、母粒子同士が融着した塊状の粗大凝
集物であることが確認された。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る複合粒子およびその製造方
法では、ハイソリッド処理が可能で、処理量が多く工業
的な生産が可能でかつ安価に複合粒子を生産できる。
【0055】また、本発明では、物理的な衝撃力を加え
ないので、粒子への影響が少なく物性を損なうことがな
い。
【0056】さらに、本発明では、分散溶剤存在下で処
理することで、子粒子が自由に運動でき母粒子の形状お
よび凹凸に関係なく反応できるため、個々の粒子に対し
て均一に処理できる。
【0057】また、本発明では、官能基(A)を表面に
有する母粒子と、該官能基(A)と反応し得る官能基
(B)を表面に有する子粒子とを混合処理することによ
り、該母粒子の表面に該子粒子が強固に固着された複合
粒子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られたポリマー被覆銅粒子
(1)のSEM写真の複写図面である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101:00 G03G 9/08 381 (72)発明者 森川 真美子 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 Fターム(参考) 2H005 AB03 4F070 AA18 AA32 AA46 AC76 AC83 AD04 AE27 BA02 BB02 BB08 DB04 DC02 DC05 DC14 4G004 BA00 4J037 AA02 AA04 AA05 AA06 AA08 AA09 AA10 AA11 AA15 AA17 AA18 AA19 AA21 AA22 AA25 AA26 AA27 AA29 CA02 CA03 CA09 CA11 CA12 CA15 CA16 CA20 CA23 CA24 CA26 CA29 CA30 CB28 CC01 CC03 CC11 CC12 CC13 CC15 CC16 CC22 CC23 CC24 CC26 CC27 CC28 CC29 DD05 DD30 EE03 EE08 EE11 EE47 EE48 FF15 FF17 FF23 4K018 BC22 BC28 BC29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 官能基(A)を表面に有する母粒子と、
    該官能基(A)と反応し得る官能基(B)を表面に有す
    る子粒子とを混合処理することにより、該母粒子の表面
    に該子粒子が被覆されてなることを特徴とする複合粒
    子。
  2. 【請求項2】 前記官能基(B)が、前記官能基(A)
    と共有結合し得る官能基であることを特徴とする請求項
    1に記載の複合粒子。
  3. 【請求項3】 官能基(A)を表面に有する母粒子と、
    該官能基(A)と反応し得る官能基(B)を表面に有す
    る子粒子とを分散媒体存在下で混合処理することを特徴
    とする複合粒子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記混合処理に供する粒子濃度が、前記
    分散媒体に対して10体積%以上であることを特徴とす
    る請求項3に記載の複合粒子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記混合処理が、20〜200℃で行わ
    れることを特徴とする請求項3または4に記載の複合粒
    子の製造方法。
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