JP2001303019A - 水系感熱性粘着剤組成物及び感熱性粘着シート - Google Patents

水系感熱性粘着剤組成物及び感熱性粘着シート

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JP2001303019A
JP2001303019A JP2000121719A JP2000121719A JP2001303019A JP 2001303019 A JP2001303019 A JP 2001303019A JP 2000121719 A JP2000121719 A JP 2000121719A JP 2000121719 A JP2000121719 A JP 2000121719A JP 2001303019 A JP2001303019 A JP 2001303019A
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water
adhesive composition
heat
weight
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JP2000121719A
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English (en)
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Shin Takemoto
伸 竹本
Masaaki Ito
雅章 伊藤
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱性粘着シート(ラベル)の粘着剤として
用いた場合、容器等の被着体に貼付された感熱粘着シー
トを常温の水により簡易に剥離できる水系感熱性粘着剤
組成物を提供する。 【解決手段】 水系感熱性粘着剤組成物は、固体可塑
剤、熱可塑性樹脂及び粘着付与剤を含む水系感熱性粘着
剤組成物であって、さらに親水性成分を固形分換算で
0.05〜5重量%含有する。前記固体可塑剤には、
(i)ヒドロキシ化合物と多塩基酸との多エステル化合
物、(ii)ポリヒドロキシ化合物と有機一塩基酸とのエ
ステル化合物、(iii)リン化合物などが含まれる。前
記親水性成分として、親水性−親油性バランス(HL
B)の値が15以上であるノニオン系界面活性剤、リン
酸エステル塩類、及びジアルキルスルホコハク酸塩類か
ら選択された少なくとも1種の成分を使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水剥離性のディ
レイドタックラベルの糊剤等として有用な水系感熱性粘
着剤組成物と、該水系感熱性粘着剤組成物を用いた水剥
離性の感熱性粘着シート及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス製などの瓶、ペットボトル
等の容器に貼付するラベルとして、ラベル基材上に粘着
剤を塗工すると同時に容器に貼付するグルーラベルや、
ラベル基材上に粘着剤及び剥離紙を順次形成した粘着ラ
ベル等が使用されている。しかし、グルーラベルは、粘
着剤の粘度の管理や粘着剤を塗工する機械の清掃等の手
間を要するため、最近ではあまり好まれない。また、剥
離紙を形成した粘着ラベルは、ラベルから剥がした大量
の剥離紙がゴミとして発生するため、その処分に手間を
要すると共に、資源の節減の観点からも好ましくない。
【0003】このような問題を解決するラベルとして、
ディレイドタックラベルと称されるものが知られてい
る。ディレイドタックラベルは、常温では非粘着性であ
るが加熱によって粘着性を発現するディレイドタック層
(感熱性粘着剤層)をラベル基材上に形成したものであ
り、剥離紙が不要で、しかも加熱するだけで容易に容器
に貼付することができるという利点を有している。ディ
レイドタック層は、通常、ガラス転移温度が0〜30℃
程度の熱可塑性樹脂層に、固体可塑剤の粒子と必要に応
じて粘着付与剤とを散在させたものであり、加熱によっ
て固体可塑剤を溶融し、これによって熱可塑性樹脂を可
塑化して粘着性を発現するものである。前記固体可塑剤
の例は、特開平7−278521号公報、特開平7−1
45352号公報等に記載されており、例えば、ジシク
ロヘキシルフタレートがよく知られ、一般的に使用、実
用化されている。上記ディレイドタックラベルは、一般
に、固体可塑剤、熱可塑性樹脂及び粘着付与剤を含む水
系感熱性粘着剤組成物を、基材の片面に塗工し、乾燥工
程を経て製造される。
【0004】一方、近年、環境問題がクローズアップさ
れ、商品の使用後の容器と包装類のゴミの分別回収が呼
びかけられている。そのため、家庭内でできるだけ簡便
に容器と分離できるラベルや包装形態が要求されてお
り、このような要求に対して種々の提案がなされてい
る。例えば、特開昭53−98338号公報や特開平3
−45679号公報には、アルカリ水により剥離できる
ラベルが開示され、特開平6−314062号公報に
は、水性熱溶媒中への浸漬により剥離可能なラベルが開
示されている。しかし、これらのラベルでは、家庭内で
剥離、分別処理することは困難である。特開平6−25
9016号公報には、熱水やスチームにより剥離可能な
ラベルが提案されているが、家庭内で熱水或いはスチー
ムを剥離可能な温度に保持することは困難であり、保持
できたとしても処理の際の火傷等に気を配らなければな
らない。また、特開平8−202269号公報には、ド
ライアイスの微粒子と紙質軟化液ミストを含む空気流を
吹き付けることにより、瓶に貼り付けた紙ラベルを短時
間に除去する方法が開示されているが、この方法も家庭
内で処理、対応することは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、感熱性粘着シート(ラベル)の粘着剤として用いた
場合、容器等の被着体に貼付された感熱粘着シートを常
温の水により簡易に剥離できる水系感熱性粘着剤組成物
を提供することにある。本発明の他の目的は、家庭内に
おいても容器等の被着体から常温の水を用いて容易に剥
離できる感熱性粘着シートとその製造法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、感熱性粘着剤組成物中
に親水性成分を特定量配合すると、感熱性粘着シートに
良好な水剥離性を付与できることを見出し、本発明を完
成した。
【0007】すなわち、本発明は、固体可塑剤、熱可塑
性樹脂及び粘着付与剤を含む水系感熱性粘着剤組成物で
あって、さらに親水性成分を固形分換算で0.05〜5
重量%含有する水系感熱性粘着剤組成物を提供する。本
発明は、また、支持体の少なくとも片面に上記の水系感
熱性粘着剤組成物を塗工して形成された粘着剤層を有す
る感熱性粘着シートを提供する。本発明は、さらに、支
持体の少なくとも片面に上記の水系感熱性粘着剤組成物
を塗工して粘着剤層を設ける感熱性粘着シートの製造方
法を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明において使用される熱可塑性樹脂と
しては、例えば、(メタ)アクリル酸エステルの単独又
は共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体、酢酸ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)
アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル−
(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン−アクリロニト
リル−(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル
酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−(メタ)アクリル
酸エステル共重合体、ビニルピロリドン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン−(メ
タ)アクリル酸共重合体などの(メタ)アクリル酸又は
そのエステルを単量体として含むアクリル系重合体;酢
酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの酢
酸ビニルを単量体として含む酢酸ビニル系重合体;スチ
レン−ブタジエン共重合体、イソブチレン樹脂、イソブ
チレン−イソプレン共重合体、ブタジエン樹脂、スチレ
ン−イソプレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体などの合成ゴム;天然ゴム;エチレン−塩化
ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、ビニルピロリドン−スチレン共重合体、塩素化プロ
ピレン樹脂、ウレタン樹脂、エチルセルロースなどが挙
げられる。これらの熱可塑性樹脂は単独で用いてもよ
く、2種以上併用してもよい。
【0009】これらの中でも、アクリル系重合体[例え
ば、(メタ)アクリル酸エステルを単量体として含むア
クリル系重合体]、酢酸ビニル系重合体、合成ゴム、天
然ゴムなどが好ましい。また、前記アクリル系重合体の
中でも、特に、アクリル酸エステル−メタクリル酸エス
テル共重合体(例えば、アクリル酸C2-20アルキルエス
テル−メタクリル酸C1-4アルキルエステル共重合
体)、アクリル酸エステル−メタクリル酸エステル−
(メタ)アクリル酸共重合体(例えば、アクリル酸C
2-20アルキルエステル−メタクリル酸C1-4アルキルエ
ステル−(メタ)アクリル酸共重合体)、アクリル酸エ
ステル−スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体(例え
ば、アクリル酸C2-20アルキルエステル−スチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体)等のアクリル酸エステル
(例えば、アクリル酸C2-20アルキルエステル)とメタ
クリル酸エステル(例えば、メタクリル酸C1-4アルキ
ルエステル)又はスチレンとをコモノマーとして含むア
クリル系共重合体などが好ましい。
【0010】熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)
は、被着物の種類等を考慮し、粘着シートとした場合の
接着性及び耐ブロッキング性を損なわない範囲で適宜選
択でき、通常、−10〜70℃程度、好ましくは0〜5
0℃程度である。前記ガラス転移温度が低すぎると耐ブ
ロッキング性が低下しやすい。また、前記ガラス転移温
度が高すぎると、感熱性粘着剤層を形成する際の加熱乾
燥時の製膜が不十分になりやすく、また接着性が低下し
やすくなる。
【0011】前記固体可塑剤としては、常温では固体で
あるが、加熱により溶融して前記熱可塑性樹脂を可塑化
可能な広範囲の物質を使用できる。固体可塑剤の融点
は、例えば55〜160℃程度、好ましくは70〜12
0℃程度である。固体可塑剤の融点が低すぎると耐ブロ
ッキング性が低下しやすく、高すぎると加熱により容易
には溶融しにくくなる。固体可塑剤は単独で又は2種以
上組み合わせて使用できる。
【0012】固体可塑剤の種類としては、例えば、
(i)ヒドロキシ化合物(特に、モノヒドロキシ化合
物)と多塩基酸(二塩基酸を含む)との多エステル化合
物、(ii)ポリヒドロキシ化合物(ジヒドロキシ化合物
を含む)と有機一塩基酸(脂肪族、脂環式又は芳香族モ
ノカルボン酸など)とのエステル化合物(モノエステル
又は多エステル化合物)、(iii)リン酸エステル類、
亜リン酸エステル類、ホスフィン類等のリン化合物など
が挙げられる。
【0013】前記(i)ヒドロキシ化合物と多塩基酸と
の多エステル化合物の代表的な例として、例えば、ジシ
クロヘキシルフタレート(融点:63℃)、ジフェニル
フタレート(融点:73℃)、ビス(ジメチルシクロヘ
キシル)フタレート(融点:94℃)、ジメントールフ
タレート(融点:134℃)、ジボルニルフタレート
(融点:136℃)、ビス(t−ブチルシクロヘキシ
ル)フタレート(融点:103,150℃)、ビス(シ
ス−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)フタレー
ト(融点:93℃)等のフタル酸エステル類;ビス(シ
ス−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)テレフタ
レート(融点:133℃)、ビス(トランス−3,3,
5−トリメチルシクロヘキシル)テレフタレート(融
点:103℃)、ビス(ジメチルシクロヘキシル)テレ
フタレート(融点:89℃)等のテレフタル酸エステル
類などが挙げられる。
【0014】前記(ii)ポリヒドロキシ化合物と有機一
塩基酸とのエステル化合物の代表的な例として、例え
ば、安息香酸スクロース(融点:98℃)などの多価ア
ルコールのカルボン酸エステル類;ハイドロキノンジア
セテート(融点:123℃)、トリメチルハイドロキノ
ンジアセテート(融点:109℃)、3,4,5−トリ
メチルカテコールジアセテート(融点:120℃)など
の、ベンゼン環がアルキル基で置換されていてもよいハ
イドロキノン若しくはレゾルシノール又はベンゼン環が
アルキル基で置換されたカテコールと有機一塩基酸との
ジエステル化合物等が挙げられる。
【0015】前記(iii)リン化合物の代表的な例とし
て、例えば、1,4−シクロヘキサンジメタノールビス
(ジフェニルホスフェート)(融点:97℃)、レゾル
シノールビス[ジ(2,6−ジメチルフェニル)ホスフ
ェート](融点:95℃)、トリ(4−メチルフェニ
ル)ホスフェート(融点:78℃)、トリ(4−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト(融点:75℃)、トリフ
ェニルホスフィン(融点:80℃)、トリ(3−メチル
フェニル)ホスフィン(融点:100℃)などが挙げら
れる。
【0016】上記の固体可塑剤の中でも、(i)ヒドロ
キシ化合物と多塩基酸との多エステル化合物が好まし
く、特に、脂環式炭素環(シクロアルカン環、シクロア
ルケン環、橋かけ環など)を有するアルコールと、芳香
族多価カルボン酸(フタル酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸など)等の多塩基酸との多エステル化合物が好まし
い。このような多エステル化合物は、前記アルコールと
前記多塩基酸又はその反応性誘導体(例えば、酸無水
物、酸ハライド、活性エステルなど)から、公知乃至慣
用のエステル化法を利用することにより製造できる。例
えば、上記アルコールと多塩基酸とをプロトン酸触媒の
存在下、トルエン溶媒中で所定の温度で反応させ、生成
する水を除去することにより、目的とする多エステル化
合物を得ることができる。
【0017】上記の多エステル化合物(i)の中でも特
に有効な固体可塑剤として、3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサノール(特に、シス−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサノール)から得られる多エステル化合
物、例えば、ビス(シス−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキシル)フタレート(融点:93℃)等が挙げられ
る。
【0018】なお、上記3,3,5−トリメチルシクロ
ヘキサノールには、ヒドロキシル基と5位のメチル基と
の立体的な位置関係により、シス体とトランス体の2つ
の幾何異性体が存在する。本発明では、前記の融点の条
件を充足していれば、これらの何れの異性体から得られ
る多エステル化合物を使用することもでき、またこれら
の異性体の混合物から得られる多エステル化合物を使用
することもできる。
【0019】本発明において、水系感熱性粘着剤組成物
中の固体可塑剤の含有量は、熱可塑性樹脂100重量部
に対して、一般には200〜800重量部程度、好まし
くは250〜700重量部程度である。固体可塑剤の量
が少なすぎると、十分な耐ブロッキング性が得られなく
なりやすく、また多すぎると、凝集力が低下し十分な接
着強度が発現しないことがある。
【0020】前記粘着付与剤としては、例えば、テルペ
ン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、クマロ
ン−インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール樹脂、
テルペン−フェノール樹脂、ロジン誘導体(ロジン、重
合ロジン、水添ロジン及びそれらのグリセリン、ペンタ
エリスリトール等とのエステル、樹脂酸ダイマー等)、
キシレン樹脂等の樹脂類などを使用できる。これらの粘
着付与剤は、2種以上併用してもよい。
【0021】水系感熱性粘着剤組成物中の粘着付与剤の
含有量は、熱可塑性樹脂と固体可塑剤の組み合わせに応
じて適宜決められるが、好ましくは熱可塑性樹脂100
重量部に対して10〜500重量部程度、さらに好まし
くは15〜300重量部程度である。
【0022】本発明では、水系感熱性粘着剤組成物中
に、さらに親水性成分を固形分換算[水系感熱性粘着剤
組成物中に含まれる全固形分に対する親水性成分(固形
分として)の割合]で0.05〜5重量%、好ましくは
0.2〜4重量%、さらに好ましくは0.5〜2重量%
含んでいる。親水性成分の量が0.05重量%未満の感
熱性粘着剤組成物を感熱性粘着シート(ラベル)の粘着
剤として用いた場合には良好な水剥離性が得られない。
すなわち、短時間水に浸漬しただけではラベルは剥がれ
ず、長時間水に浸漬すると、例えば支持体が紙などの場
合には支持体の強度が弱くなり、剥離しようとすると支
持体がちぎれたり破れたりする。また、親水性成分の量
が5重量%を超えると、ラベルとしての接着強度が不十
分となったり、偶然水がかかった場合や結露などによっ
てラベルが剥がれるという問題が生じる。
【0023】前記親水性成分としては、例えば、親水性
の高い界面活性剤(乳化剤)などを使用できる。より具
体的には、親水性成分として、親水性−親油性バランス
(HLB)の値が15以上であるノニオン系界面活性剤
(乳化剤)、リン酸エステル塩類、ジアルキルスルホコ
ハク酸塩類などが挙げられる。
【0024】親水性−親油性バランス(HLB=Hydrop
hile Lipophile Balance)とは、ノニオン系界面活性剤
の乳化の性質を定量的に表現するために提唱された概念
である。該HLBが15以上(例えば15〜40)のノ
ニオン系界面活性剤として、例えば、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテルなどのポリオキシエチレンエーテル類;ポ
リオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステルなどの
ポリオキシエチレンエステル類;グリセリン脂肪酸エス
テル;糖脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらは単
独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
【0025】前記ポリオキシエチレンエーテル類、ポリ
オキシエチレンエステル類において、オキシエチレン含
有量は75%以上であるのが好ましい。前記グリセリン
脂肪酸エステルとしては、例えば、ステアリン酸、オレ
イン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、リシノレイン酸、
エルシン酸、ベヘン酸、カプリル酸、クエン酸、ジアセ
チル酒石酸、乳酸、コハク酸などの炭素数1〜30程度
の脂肪酸(1価脂肪酸、2価脂肪酸及び多価脂肪酸)か
ら選択された少なくとも1種の脂肪酸とグリセリンとの
モノエステル、ジエステル、トリエステル化合物が挙げ
られる。
【0026】前記糖脂肪酸エステルには、例えば、グル
コース(グルコピラノース)、フルクトース(フルクト
フラノース、フルクトピラノース)、ガラクトース、マ
ンノース(マンノピラノース)、キシロース、ソルボー
ス(ソルボピラノース)、ソルビタン等の単糖類、ショ
糖、グルコキシロース等の二糖類と、脂肪酸(例えば、
炭素数10〜20程度の脂肪酸)とのエステルが含まれ
る。糖脂肪酸エステルの代表的な例として、例えば、シ
ョ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステ
ル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エス
テル等のショ糖脂肪酸エステル;ソルビタンラウリン酸
エステル、ソルビタンステアリン酸エステル、ソルビタ
ンミリスチン酸エステル、ソルビンオレイン酸エステル
等のソルビン脂肪酸エステルなどが挙げられる。
【0027】なお、HLBが15未満のノニオン系界面
活性剤を前記水系感熱性粘着剤組成物に配合しても、貼
り合わせたラベルと容器等の被着体との界面に水が浸透
しにくく良好な水剥離性を付与できない。
【0028】前記リン酸エステル塩としては、例えば、
アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテルリン酸エステル塩などが挙げられ
る。
【0029】前記ジアルキルスルホコハク酸塩類として
は、例えば、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ビ
ス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム、
ジドデシルスルホコハク酸ナトリウムなどが挙げられ
る。
【0030】上記の親水性成分は単独で又は2種以上組
み合わせて使用できる。例えば、ノニオン系界面活性剤
(例えば、グリセリン脂肪酸エステル及び/又は糖脂肪
酸エステル)とリン酸エステル塩とを組み合わせること
により、優れた接着性を保持しつつ高い水剥離性を付与
できる。
【0031】本発明の水系感熱性粘着剤組成物には、上
記の他に、特性を損なわない範囲で慣用の添加剤、例え
ば、製膜助剤、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、滑剤、
安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤等)、帯
電防止剤、ブロッキング防止剤(無機粒子、有機粒子
等)を添加してもよい。
【0032】前記製膜助剤としては、例えば、エチレン
グリコールモノn−ブチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリ
コールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコール
モノn−ブチルエーテル、エチレングリコールモノフェ
ニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエー
テル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエー
テル、プロピレングリコールジアセテート、2,2,4
−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチ
レート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジ
オールジイソブチレートなどのグリコールエーテル類及
びグリコールエステル類;フタル酸ジブチル、フタル酸
ジオクチル、セバシン酸ジオクチルなどのカルボン酸ジ
エステル類;ベンジルアルコール、トルエン、アセト
ン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール、n−ヘキサン、シクロヘキ
サンなどの有機溶媒等が挙げられる。これらの製膜助剤
は単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0033】本発明の水系感熱性粘着剤組成物は、従来
より公知の各種の方法に準じて調製できる。例えば、水
系感熱性粘着剤組成物の調製法として、水系感熱性粘着
剤組成物を構成する各成分を予め混合した後に水に分散
させる方法、熱可塑性樹脂エマルジョン又は粘着付与剤
エマルジョンに固体可塑剤を分散させた後にこれらのエ
マルジョンを混合する方法、固体可塑剤を水に分散させ
ておき、この固体可塑剤水分散液に熱可塑性樹脂エマル
ジョン及び粘着付与剤エマルジョンを混合する方法等が
挙げられる。固体可塑剤を上記エマルジョン又は水に分
散させる方法としては、溶融させた固体可塑剤を分散さ
せる方法、固体可塑剤を微粉末にしながら分散させる方
法及び微粉末にした固体可塑剤を分散させる方法等を例
示することができる。なお、前記親水性成分は上記の適
宜の段階で添加できる。
【0034】前記熱可塑性樹脂エマルジョンは、乳化重
合により調製してもよく、また、乳化重合以外の方法に
より重合体を得た後、必要に応じて添加剤を用いること
によりエマルジョン化して調製してもよい。例えば、水
溶性の有機溶剤(例えば、イソプロピルアルコールなど
のアルコールなど)の存在下で重合した重合体を含む有
機溶液に添加剤(例えば、乳化剤、pH調整剤、酸な
ど)を添加した後、水を添加してエマルジョン化し、そ
の後、有機溶剤を除去することにより熱可塑性樹脂エマ
ルジョンを調製することができる。
【0035】水系感熱性粘着剤組成物中の固体可塑剤の
平均粒子径は、好ましくは0.5〜20μm程度であ
り、さらに好ましくは1〜15μm程度である。平均粒
子径が0.5μmより小さいと耐ブロッキング性が低下
したり、粉砕に時間を要して生産性が低下するおそれが
ある。平均粒子径が20μmを超えると塗工面がざらつ
き、ラベルの品質が低下するおそれがある。
【0036】本発明の感熱性粘着シートは、支持体の少
なくとも一方の面に上記水系感熱性粘着剤組成物を塗工
して、感熱粘着剤層(ディレイドタック粘着剤層)を形
成することにより製造することができる。
【0037】本発明の感熱性粘着シートの支持体(基
材)としては、例えば、塗工紙、プラスチックフィル
ム、木材、布、不織布、金属等を使用できる。プラスチ
ックフィルムを構成するポリマーとしては、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ(メタ)アクリル
酸エステル、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、酢酸セルロース等
のセルロース誘導体、ポリエステル(ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリアル
キレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポ
リブチレンナフタレート等のポリアルキレンナフタレー
ト等)、ポリカーボネート、ポリアミド(ポリアミド
6、ポリアミド6/6、ポリアミド6/10、ポリアミド
6/12等)、ポリエステルアミド、ポリエーテル、ポリ
イミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエステル等が
挙げられ、さらにこれらの共重合体、ブレンド物、架橋
物を用いてもよい。
【0038】水系感熱性粘着剤組成物の塗工方法として
は、例えば、ロールコーター、エヤナイフコーター、ブ
レードコーター、ロッドコーター、バーコーター、コン
マコーター、グラビアコーター、シルクスクリーンコー
ター等を用いた方法を挙げることができる。感熱性粘着
剤層はグラビヤ印刷機などを用いた印刷により形成する
こともできる。感熱性粘着剤層の塗工量は、例えば4〜
20g/m2、好ましくは5〜15g/m2程度である。
該粘着剤層の厚みが小さすぎると、ラベルとして使用す
る際に十分な接着機能が得られにくくなる。また、逆に
粘着剤層の厚みが大きすぎると、粘着性を発現するのに
時間がかかりやすくなる。
【0039】本発明の感熱性粘着シートは、瓶、ペット
ボトルなどの容器等に貼付する水剥離ラベルとして好適
に使用される。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、水系感熱性粘着剤組成
物に特定量の親水性成分を配合するので、これを感熱性
粘着シートの粘着剤として使用した場合、前記粘着シー
トを容器等の被着体に貼付する際には高い接着強度で接
着するとともに、前記親水性成分が水に対して親和性を
示すため、粘着シートを貼付した被着体を常温の水に浸
漬するだけで粘着剤が短時間で膨潤、分散し、支持体が
ちぎれたり破れたりすることなく、該粘着シートを剥離
することができる。従って、粘着シート(ラベル)を貼
付した被着体(容器等)を廃棄する際、被着体と感熱性
粘着シートとの分別回収が、各家庭において、常温での
短時間の水浸漬という簡便な方法で可能となる。
【0041】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0042】実施例1 ジシクロヘキシルフタレート(固体可塑剤)の水分散液
中に、熱可塑性樹脂としてのアクリル系重合体(ガラス
転移温度Tg:25℃)の水系エマルジョン、粘着付与
剤としてのテルペン系樹脂(軟化点:125℃)の水系
分散液、親水性成分としてノニオン系界面活性剤[商品
名「エマルゲン930」、HLB=15.1、花王
(株)製]及び水を加えて均一になるまで攪拌し、固形
分濃度50重量%の感熱性粘着剤組成物を得た。この時
の配合比(固形分比)は、固体可塑剤100重量部に対
して、熱可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤10重量
部、親水性成分1.4重量部であった。
【0043】実施例2 親水性成分として、ノニオン系界面活性剤[商品名「エ
マルゲン935」、HLB=17.5、花王(株)製]
を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、固形分濃
度50重量%の感熱性粘着剤組成物を得た。この時の配
合比(固形分比)は、固体可塑剤100重量部に対し
て、熱可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤10重量部、
親水性成分1.4重量部であった。
【0044】実施例3 親水性成分として、グリセリン脂肪酸エステル、リン酸
エステル塩及び糖脂肪酸エステルの混合物[グリセリン
脂肪酸エステル(ジエステルとトリエステルの混合
物):30重量%、ポリオキシエチレン鎖:10重量
%、リン酸エステル塩と糖脂肪酸エステルの混合物:6
0重量%、リン含量2重量%]を用いた以外は実施例1
と同様の操作を行い、固形分濃度50重量%の感熱性粘
着剤組成物を得た。この時の配合比(固形分比)は、固
体可塑剤100重量部に対して、熱可塑性樹脂30重量
部、粘着付与剤10重量部、親水性成分1.4重量部で
あった。
【0045】実施例4 親水性成分として、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウ
ムを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、固形分
濃度50重量%の感熱性粘着剤組成物を得た。この時の
配合比(固形分比)は、固体可塑剤100重量部に対し
て、熱可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤10重量部、
親水性成分1.4重量部であった。
【0046】実施例5 ビス(シス−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)
フタレート(固体可塑剤)の水分散液中に、熱可塑性樹
脂としてのアクリル系重合体(ガラス転移温度Tg:2
5℃)の水系エマルジョン、粘着付与剤としてのテルペ
ン系樹脂(軟化点:125℃)の水系分散液、親水性成
分としてノニオン系界面活性剤[商品名「エマルゲン9
35」、HLB=17.5、花王(株)製]及び水を加
えて均一になるまで攪拌し、固形分濃度50重量%の感
熱性粘着剤組成物を得た。この時の配合比(固形分比)
は、固体可塑剤100重量部に対して、熱可塑性樹脂3
0重量部、粘着付与剤10重量部、親水性成分1.4重
量部であった。
【0047】実施例6 ビス(シス−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)
フタレート(固体可塑剤)の水分散液中に、熱可塑性樹
脂としてのアクリル系重合体(ガラス転移温度Tg:2
5℃)の水系エマルジョン、粘着付与剤としてのロジン
樹脂(軟化点:160℃)の水系分散液、親水性成分と
してグリセリン脂肪酸エステル、リン酸エステル塩及び
糖脂肪酸エステルの混合物[グリセリン脂肪酸エステル
(ジエステルとトリエステルの混合物):30重量%、
ポリオキシエチレン鎖:10重量%、リン酸エステル塩
と糖脂肪酸エステルの混合物:60重量%、リン含量2
重量%]及び水を加えて均一になるまで攪拌し、固形分
濃度50重量%の感熱性粘着剤組成物を得た。この時の
配合比(固形分比)は、固体可塑剤100重量部に対し
て、熱可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤10重量部、
親水性成分1.4重量部であった。
【0048】実施例7 ビス(シス−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)
フタレート(固体可塑剤)の水分散液中に、熱可塑性樹
脂としてのアクリル系重合体(ガラス転移温度Tg:2
5℃)の水系エマルジョン、粘着付与剤としてのロジン
樹脂(軟化点:160℃)の水系分散液、親水性成分と
してジオクチルスルホコハク酸ナトリウム及び水を加え
て均一になるまで攪拌し、固形分濃度50重量%の感熱
性粘着剤組成物を得た。この時の配合比(固形分比)
は、固体可塑剤100重量部に対して、熱可塑性樹脂1
7重量部、粘着付与剤26重量部、親水性成分1.4重
量部であった。
【0049】比較例1 親水性成分としてのノニオン系界面活性剤[商品名「エ
マルゲン930」、HLB=15.1、花王(株)製]
を配合しなかった点以外は実施例1と同様の操作を行
い、固形分濃度50重量%の感熱性粘着剤組成物を得
た。この時の配合比(固形分比)は、固体可塑剤100
重量部に対して、熱可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤
10重量部、親水性成分0重量部であった。
【0050】比較例2 親水性成分としてのノニオン系界面活性剤[商品名「エ
マルゲン930」、HLB=15.1、花王(株)製]
の量を減らした点以外は実施例1と同様の操作を行い、
固形分濃度50重量%の感熱性粘着剤組成物を得た。こ
の時の配合比(固形分比)は、固体可塑剤100重量部
に対して、熱可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤10重
量部、親水性成分0.035重量部であった。
【0051】比較例3 親水性成分としてのノニオン系界面活性剤[商品名「エ
マルゲン930」、HLB=15.1、花王(株)製]
の量を増やした点以外は実施例1と同様の操作を行い、
固形分濃度50重量%の感熱性粘着剤組成物を得た。こ
の時の配合比(固形分比)は、固体可塑剤100重量部
に対して、熱可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤10重
量部、親水性成分14重量部であった。
【0052】比較例4 親水性成分としてのノニオン系界面活性剤[商品名「エ
マルゲン930」、HLB=15.1、花王(株)製]
に代えて、ノニオン系界面活性剤[商品名「エマルゲン
910」、HLB=12.2、花王(株)製]を用いた
点以外は実施例1と同様の操作を行い、固形分濃度50
重量%の感熱性粘着剤組成物を得た。この時の配合比
(固形分比)は、固体可塑剤100重量部に対して、熱
可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤10重量部、ノニオ
ン系界面活性剤2.8重量部であった。
【0053】比較例5 親水性成分として、ノニオン系界面活性剤[商品名「エ
マルゲン930」、HLB=15.1、花王(株)製]
に代えて、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムを少量
用いた点以外は実施例1と同様の操作を行い、固形分濃
度50重量%の感熱性粘着剤組成物を得た。この時の配
合比(固形分比)は、固体可塑剤100重量部に対し
て、熱可塑性樹脂30重量部、粘着付与剤10重量部、
親水性成分0.035重量部であった。
【0054】性能試験 (感熱性粘着シート及び性能試験用試験片の作製)上記
実施例及び比較例で調製した各感熱性粘着剤組成物を坪
量102.3g/m2の片アート紙の原紙面(裏面)及
び厚さ25μmのコロナ放電処理したポリエチレンテレ
フタレートフィルム(以下、単に「PETフイルム」と
もいう)に、バーコーターを用いて乾燥後の塗工量が1
0g/m2となるように塗工し、40℃で2.5分間乾
燥させて感熱性粘着シートを得た。こうして得られた各
感熱性粘着シートを幅25mm、長さ125mmの大き
さに切断し、120℃で30秒間加熱して粘着性を発現
させた後、ガラス板[岩城硝子(株)製、Micro S1ideG
1ass 白緑磨)上に置き、ゴムロールで2kgの荷重を
かけて2往復することにより貼り付け、性能試験用試験
片を作製した。
【0055】(水剥離性)片アート紙を用いて作製した
性能試験用試験片(ラベル)を、23℃、50%RHの
雰囲気下に1日放置した後、水道水に完全に浸るように
浸漬した。接着して片アート紙がガラス板から剥離する
までの時間を測定するとともに、剥離したラベルの状態
を以下の基準で評価した。これらの結果を表1に示す。 ○:片アート紙が破れることなく60分以内に剥がれた △:片アート紙は60分以内に剥がれたが、若干の破れ
が見られた ×:60分以内に剥がれなかった
【0056】(接着強度)PETフィルムを用いて作製
した性能試験用試験片(ラベル)を、23℃、50%R
Hの雰囲気下に1日放置した後、引張リ試験機(オリエ
ンテック社製、テンシロンUCT−5T)を使用して、
引張り速度300mm/分、剥離角度180°で接着強
度を測定した。その結果を表1に示した。
【0057】
【表1】 表1より明らかなように、実施例の感熱性粘着剤組成物
から得られる感熱性粘着シートは接着強度及び水剥離性
の何れの点でも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3及び6で用いた親水性成分(グリセリ
ン脂肪酸エステル、リン酸エステル塩及び糖脂肪酸エス
テルの混合物)の1H−NMRスペクトルチャート(5
00MHz、CDCl3)である。
【図2】実施例3及び6で用いた親水性成分(グリセリ
ン脂肪酸エステル、リン酸エステル塩及び糖脂肪酸エス
テルの混合物)のIRスペクトルチャートである。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA02 AA04 AA05 AA06 AA07 AA09 AA10 AA12 AA14 AA17 AB01 AB03 CA02 CA04 CA05 CA06 CA08 CB01 CB02 CB03 CC02 DB01 FA01 GA01 GA02 4J040 BA081 BA202 CA011 CA051 CA061 CA101 DA031 DA131 DA141 DA181 DB022 DB041 DC031 DC071 DE021 DF011 DF041 DF051 DF081 DH031 DK012 DN032 DN072 EB052 EB082 EE012 EE052 EF001 EL012 HB15 HB16 HB31 HB33 HB34 HD13 HD22 HD24 JA03 JA09 JB01 JB09 KA26 KA31 KA38 LA02 LA05 LA06 LA11 MA05 MA10 NA05 PA42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体可塑剤、熱可塑性樹脂及び粘着付与
    剤を含む水系感熱性粘着剤組成物であって、さらに親水
    性成分を固形分換算で0.05〜5重量%含有する水系
    感熱性粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】 固体可塑剤が、(i)ヒドロキシ化合物
    と多塩基酸との多エステル化合物、(ii)ポリヒドロキ
    シ化合物と有機一塩基酸とのエステル化合物及び(ii
    i)リン化合物から選択された少なくとも1種の成分で
    ある請求項1記載の水系感熱性粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】 (i)ヒドロキシ化合物と多塩基酸との
    多エステル化合物が、脂環式炭素環を有するアルコール
    と多塩基酸との多エステル化合物である請求項2記載の
    水系感熱性粘着剤組成物。
  4. 【請求項4】 脂環式炭素環を有するアルコールと多塩
    基酸との多エステル化合物がビス(シス−3,3,5−
    トリメチルシクロヘキシル)フタレートである請求項3
    記載の水系感熱性粘着剤組成物。
  5. 【請求項5】 親水性成分が、親水性−親油性バランス
    (HLB)の値が15以上であるノニオン系界面活性
    剤、リン酸エステル塩類、及びジアルキルスルホコハク
    酸塩類から選択された少なくとも1種の成分である請求
    項1〜4の何れかの項に記載の水系感熱性粘着剤組成
    物。
  6. 【請求項6】 親水性−親油性バランス(HLB)の値
    が15以上であるノニオン系界面活性剤が、ポリオキシ
    エチレンエーテル類、ポリオキシエチレンエステル類、
    グリセリン脂肪酸エステル、及び糖脂肪酸エステルから
    選択された少なくとも1種の成分である請求項5記載の
    水系感熱性粘着剤組成物。
  7. 【請求項7】 支持体の少なくとも片面に請求項1〜6
    の何れかの項に記載の水系感熱性粘着剤組成物を塗工し
    て形成された粘着剤層を有する感熱性粘着シート。
  8. 【請求項8】 支持体の少なくとも片面に請求項1〜6
    の何れかの項に記載の水系感熱性粘着剤組成物を塗工し
    て粘着剤層を設ける感熱性粘着シートの製造方法。
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