JPH08325518A - 水分散系離型剤組成物及びその製造方法 - Google Patents

水分散系離型剤組成物及びその製造方法

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JPH08325518A
JPH08325518A JP13184895A JP13184895A JPH08325518A JP H08325518 A JPH08325518 A JP H08325518A JP 13184895 A JP13184895 A JP 13184895A JP 13184895 A JP13184895 A JP 13184895A JP H08325518 A JPH08325518 A JP H08325518A
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JP13184895A
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Inventor
Tsunehisa Ueda
倫久 上田
Toshiharu Otsuka
敏治 大塚
Fujiaki Yamakawa
藤明 山河
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間にわたって凝集や沈降が起こらず、貯
蔵安定性に優れると共に、塗布後短時間の加熱で優れた
離型性や非移行性を発現することが出来る水分散系離型
剤組成物、及び、その製造方法を提供することを目的と
する。 【構成】 重合度が300〜5000であり、鹸化度が
50モル%以上である酢酸ビニル(共)重合体の水酸基
1当量に対し、イソシアネート基、カルボン酸基、酸ハ
ライド基、ケテン基、アルデヒド基及びエポキシ基から
なる群より選ばれる1種もしくは2種以上の水酸基と反
応し得る官能基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30
である長鎖アルキル化合物を0.5当量以上の割合で反
応させて得られる離型剤成分が、炭素数が10〜30で
ある脂肪酸もしくはその金属塩と共に、水中に分散され
て成ることを特徴とする水分散系離型剤組成物、及び、
その製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水分散系離型剤組成物
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、粘着テープや粘着シート等の粘
着加工品の粘着剤層には、使用時まで粘着剤層を保護す
るために、保護シートが貼付けられているが、この保護
シートは粘着加工品を使用する時に剥離される。従っ
て、保護シートは粘着剤層から容易に剥離出来ることが
必要であり、保護シートと粘着剤層との間の粘着力が強
すぎるのは好ましくない。
【0003】上記観点より、保護シートと粘着剤層との
剥離を容易にする目的で、通常、保護シートの粘着剤層
との接触面には、離型剤が塗布されている。
【0004】上記離型剤には、保護シートと粘着剤層と
の剥離を容易にすること以外に、剥離時に離型剤層が凝
集破壊を起こして粘着剤層面に移行し、粘着剤層の粘着
性を低下させない性能、いわゆる非移行性が要求され
る。
【0005】上記離型剤としては、一般的に、ポリオル
ガノシロキサンからなるシリコン系離型剤、ポリビニル
アルコールの長鎖アルキル変性物、ポリエチレンイミン
の長鎖アルキル変性物等が用いられており、これらは、
通常、有機溶剤を溶媒とする溶液の形態で使用される。
しかし、近年、安全上または環境上の問題から、無溶剤
化もしくは脱溶剤化が推進されており、水を溶媒とする
水系離型剤に対する要求が強まっている。
【0006】上記水系離型剤に対する要求に応えるため
種々の試みが成されており、例えば、特開平3−867
78号公報では、ポリビニルアルコール、ポリアリルア
ルコールまたはその変性物とアルキルイソシアネートを
反応させることによって得られる長鎖アルキルグラフト
ポリマーを後乳化することによって得られる水分散体を
用いることを特徴とする水系離型剤が開示されている。
又、特開平6−73351号公報では、ポリエチレンイ
ミン−長鎖アルキルイソシアネート変性物を水に溶解も
しくは分散させて得られる水系離型剤が開示されてい
る。
【0007】しかし、上記開示による水系離型剤は、い
ずれも、離型性や非移行性を発現するためには、溶剤系
の離型剤に比べて、塗布後長時間加熱しなければならな
いという問題点がある。又、そのようにして発現させた
離型性や非移行性も、溶剤系の離型剤に比べて不十分で
あり、これらの性能を向上させるために組成を変える
と、水系離型剤の貯蔵安定性が低下して離型剤の凝集や
沈降が起こったり、離型剤の水への分散そのものが困難
になる等の問題点もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するため、長期間にわたって凝集や沈降が起こら
ず、貯蔵安定性に優れると共に、塗布後短時間の加熱で
優れた離型性や非移行性を発現することが出来る水分散
系離型剤組成物、及び、その製造方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下、「第1発明」と記す)による水分散系離型剤組成物
は、重合度が300〜5000であり、鹸化度が50モ
ル%以上である酢酸ビニル(共)重合体(以下、
「(a)成分」と記す)の水酸基1当量に対し、イソシ
アネート基、カルボン酸基、酸ハライド基、ケテン基、
アルデヒド基及びエポキシ基からなる群より選ばれる1
種もしくは2種以上の水酸基と反応し得る官能基を有
し、アルキル基の炭素数が6〜30である長鎖アルキル
化合物(以下、「(b)成分」と記す)を0.5当量以
上の割合で反応させて得られる離型剤成分が、炭素数が
10〜30である脂肪酸もしくはその金属塩(以下、
「(c)成分」と記す)と共に、水中に分散されて成る
ことを特徴とし、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0010】又、請求項2記載の発明(以下、「第2発
明」と記す)による水分散系離型剤組成物の製造方法
は、上記(a)成分の水酸基1当量に対し、上記(b)
成分を0.5当量以上の割合で反応させて得られる離型
剤成分を、上記(c)成分と共に、加熱溶融し、その加
熱溶融物を水中に分散させることを特徴とし、そのこと
により上記目的が達成される。
【0011】第1発明及び第2発明に(a)成分として
用いられる酢酸ビニル(共)重合体は、重合度が300
〜5000、好ましくは800〜2500、であり、鹸
化度が50モル%以上、好ましくは60モル%以上、で
あることが必要である。尚、ここで言う酢酸ビニル
(共)重合体とは、酢酸ビニルの単独重合体もしくはそ
の鹸化物、又は、酢酸ビニルと該酢酸ビニルと共重合可
能な重合性モノマーとの共重合体もしくはその鹸化物を
意味する。
【0012】上記酢酸ビニル共重合体としては、特に限
定されるものではないが、エチレン等のオレフィン系化
合物、又は、アクリル酸と酢酸ビニルとの共重合体、具
体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸
−酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
【0013】上記酢酸ビニル(共)重合体の重合度が3
00未満であると、得られる離型剤成分の離型性が不十
分となり、逆に重合度が5000を超えると、得られる
離型剤成分が水に分散し難くなる。
【0014】又、上記酢酸ビニル(共)重合体の鹸化度
が50モル%未満であると、水酸基の含有量が少なくな
って、(b)成分との反応性が低下し、得られる離型剤
成分の離型性が乏しくなる。尚、ここで言う鹸化度と
は、酢酸ビニル(共)重合体を構成するモノマーの総ユ
ニット数に対する鹸化された酢酸ビニルモノマーのユニ
ット数の比率(モル%)を意味する。
【0015】第1発明及び第2発明に(b)成分として
用いられる長鎖アルキル化合物は、イソシアネート基、
カルボン酸基、酸ハライド基、ケテン基、アルデヒド基
及びエポキシ基からなる群より選ばれる1種もしくは2
種以上の水酸基と反応し得る官能基を有すると共に、ア
ルキル基の炭素数が6〜30、好ましくは8〜26、で
あることが必要である。
【0016】上記長鎖アルキル化合物のアルキル基の炭
素数が6未満であると、得られる離型剤成分の離型性が
不十分となり、逆にアルキル基の炭素数が30を超える
と、(a)成分である酢酸ビニル(共)重合体との反応
性が低下する。
【0017】水酸基と反応し得る官能基としてイソシア
ネート基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30である
長鎖アルキル化合物としては、特に限定されるものでは
ないが、ヘキシルイソシアネート、オクチルイソシアネ
ート、ドデシルイソシアネート、オクタデシルイソシア
ネート、ドコサニルイソシアネート等が挙げられ、これ
らの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0018】水酸基と反応し得る官能基としてカルボン
酸基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30である長鎖
アルキル化合物としては、特に限定されるものではない
が、オクタン酸、ドデカン酸、オクタデカン酸、ドコサ
ン酸等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好
適に用いられる。
【0019】水酸基と反応し得る官能基として酸ハライ
ド基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30である長鎖
アルキル化合物としては、特に限定されるものではない
が、オクタノイルクロライド、ドデカノイルクロライ
ド、オクタデカノイルクロライド、オクタデシロイルク
ロライド、ドコサノイルクロライド等が挙げられ、これ
らの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0020】又、水酸基と反応し得る官能基としてケテ
ン基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30である長鎖
アルキル化合物としては、特に限定されるものではない
が、オクチルケテンダイマー、ドデシルケテンダイマ
ー、オクタデシルケテンダイマー、ドコサニルケテンダ
イマー等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が
好適に用いられる。
【0021】さらに、水酸基と反応し得る官能基として
アルデヒド基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30で
ある長鎖アルキル化合物としては、特に限定されるもの
ではないが、ヘキシルアルデヒド、オクチルアルデヒ
ド、ドデシルアルデヒド、オクタデシルアルデヒド、ド
コサニルアルデヒド等が挙げられ、これらの1種もしく
は2種以上が好適に用いられる。
【0022】さらに又、水酸基と反応し得る官能基とし
てエポキシ基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30で
ある長鎖アルキル化合物としては、特に限定されるもの
ではないが、オクチルグリシジルエーテル、ドデシルグ
リシジルエーテル、オクタデシルグリシジルエーテル、
ドコサニルグリシジルエーテル等が挙げられ、これらの
1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0023】第1発明及び第2発明における離型剤成分
は、前記(a)成分である酢酸ビニル(共)重合体の水
酸基1当量に対し、上記(b)成分である長鎖アルキル
化合物が0.5当量以上、好ましくは0.6当量以上、
の割合で反応させられていることが必要である。
【0024】(a)成分である酢酸ビニル(共)重合体
の水酸基1当量に対する(b)成分である長鎖アルキル
化合物の割合が0.5当量未満であると、得られる離型
剤成分の離型性が不十分となる。
【0025】上記離型剤成分の合成方法は、特別なもの
ではなく、溶媒中で、(a)成分である酢酸ビニル
(共)重合体の水酸基1当量に対し、(b)成分である
長鎖アルキル化合物が0.5当量以上となるような割合
で反応させることにより、所望の離型剤成分を得る事が
出来る。
【0026】上記離型剤成分の合成に用いる溶媒の種類
は、特に限定されるものではないが、(b)成分である
長鎖アルキル化合物が有する官能基の種類によって選択
されることが好ましい。
【0027】即ち、(b)成分である長鎖アルキル化合
物が有する官能基がイソシアネート基もしくはケテン基
である場合、トルエンやジメチルスルホキシド等のよう
なイソシアネート基もしくはケテン基と反応しない不活
性溶媒を用い、懸濁法もしくは溶解法で反応を行うこと
が好ましい。
【0028】(b)成分である長鎖アルキル化合物が有
する官能基がカルボン酸基である場合、トルエンのよう
な通常のエステル化反応に用いられる溶媒を用いて反応
を行うことが好ましい。
【0029】又、(b)成分である長鎖アルキル化合物
が有する官能基が酸ハライド基である場合、酸ハライド
基と反応しない不活性な溶媒を用いて反応を行うことが
好ましいが、この反応時には、ピリジンのような脱ハロ
ゲン化水素剤を添加することがより好ましい。
【0030】さらに、(b)成分である長鎖アルキル化
合物が有する官能基がアルデヒド基である場合、アルデ
ヒド基と反応しない不活性な溶媒を用いて反応を行うこ
とが好ましいが、この反応時には、塩酸のような酸触媒
を添加することがより好ましい。
【0031】さらに又、(b)成分である長鎖アルキル
化合物が有する官能基がエポキシ基である場合、エポキ
シ基と反応しない不活性な溶媒を用いて反応を行うこと
が好ましいが、この反応時には、水酸化ナトリウムのよ
うなアルカリ触媒を添加することがより好ましい。
【0032】上述の(a)成分と(b)成分との反応
は、赤外吸収スペクトル等により、(b)成分である長
鎖アルキル化合物が有する水酸基と反応し得る官能基の
消失が事実上確認された時点をもって終了とされる。
【0033】第1発明及び第2発明においては、(c)
成分としてアルキル基の炭素数が10〜30である脂肪
酸もしくはその金属塩が用いられる。上記脂肪酸もしく
はその金属塩は、(a)成分と(b)成分とを反応させ
て得られる前述の離型剤成分を水中に均一かつ安定的に
乳化分散させる機能を有する。
【0034】第1発明及び第2発明に(c)成分として
用いられる脂肪酸もしくはその金属塩は、アルキル基の
炭素数が10〜30、好ましくは12〜26、であるこ
とが必要である。
【0035】上記脂肪酸もしくはその金属塩のアルキル
基の炭素数が10未満であると、極性が高くなり過ぎ
て、離型剤成分と分離したり、融点が低くなって、得ら
れる水分散系離型剤組成物の離型性や非移行性を低下さ
せる。逆にアルキル基の炭素数が30を超えると、極性
が低くなり過ぎて、水に分散し難くなったり、溶融粘度
が高くなり過ぎて、得られる水分散系離型剤組成物を基
材に塗布した後、離型性や非移行性を発現させるために
長時間の加熱を要す等、作業工程上の支障を来し易くな
る。
【0036】上記アルキル基の炭素数が10〜30であ
る脂肪酸としては、特に限定されるものではないが、例
えば、ドデカン酸(ラウリン酸)、ヘキサデカン酸(パ
ルミチン酸)、オクタデカン酸(ステアリン酸)、オク
タデセン酸(オレイン酸)、イコサン酸(アラキジン
酸)、ドコサン酸(ベヘン酸)等の飽和もしくは不飽和
脂肪酸等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が
好適に用いられる。
【0037】又、上記アルキル基の炭素数が10〜30
である脂肪酸の金属塩としては、上記飽和もしくは不飽
和脂肪酸と、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等のア
ルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金属水酸化物
等を共存させて得られる金属塩等が挙げられ、これらの
1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0038】水分散系離型剤組成物中における(c)成
分としての上記アルキル基の炭素数が10〜30である
脂肪酸もしくはその金属塩の含有量は、特に限定される
ものではないが、(a)成分と(b)成分とを反応させ
て得られる前述の離型剤成分100重量部に対し、
(c)成分1〜50重量部であることが好ましく、なか
でも3〜40重量部であることがより好ましい。
【0039】離型剤成分100重量部に対する(c)成
分の含有量が1重量部未満であると、水分散系離型剤組
成物を製造する時、離型剤成分を水中に均一かつ安定的
に乳化分散させることが困難となったり、得られる水分
散系離型剤組成物を基材に塗布した後、離型性や非移行
性を発現させるために長時間の加熱を要す等、作業工程
上の支障を来し易くなる。逆に離型剤成分100重量部
に対する(c)成分の含有量が50重量部を超えると、
得られる水分散系離型剤組成物の非移行性が低下する。
【0040】第1発明及び第2発明における水分散系離
型剤組成物には、(a)成分と(b)成分とを反応させ
て得られる前述の離型剤成分及び上記(c)成分以外
に、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じて、離
型剤成分の水中への分散を容易にしたり、得られる水分
散系離型剤組成物を基材に塗布する時の濡れ性や造膜性
を向上させたり、発泡を抑制するための高沸点液状物質
や界面活性剤、水分散系離型剤組成物の乾燥皮膜の強度
を上げるための架橋剤等の各種添加剤の1種もしくは2
種以上が含有されていても良い。
【0041】上記高沸点液状物質は、特に限定されるも
のではないが、常圧下での沸点が100℃以上であり、
常温での粘度が100000(mPa・s)以下である
ものが好ましい。又、粘着テープや粘着シートの粘着剤
層に移行しても、粘着剤の粘着性能を著しく阻害しない
ものであることが好ましい。
【0042】上記高沸点液状物質の常圧下での沸点が1
00℃未満であると、得られる水分散系離型剤組成物を
塗布乾燥する時に揮発し易いので、排気、回収装置等が
必要となり、製造コストアップにつながる。又、上記高
沸点液状物質の常温での粘度が100000(mPa・
s)を超えると、流動性が低くなるので、水分散系離型
剤組成物の濡れ性や造膜性を向上させる効果が乏しくな
る。
【0043】上記高沸点液状物質としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、ナフテン系オイル、ラノ
リン、オレフィン類のオリゴマー、植物油、動物油、鉱
物油等のプロセスオイル、液状ロジン、テレビン油等の
液状粘着付与樹脂、ポリブテン、ジイソデシルフタレー
ト等の可塑剤等が挙げられ、これらの1種もしくは2種
以上が好適に用いられる。
【0044】上記界面活性剤としては、ノニオン系界面
活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性
剤、両性系界面活性剤等のいずれも使用可能であり、こ
れらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0045】上記ノニオン系界面活性剤としては、特に
限定されるものではないが、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル等のエーテル型界面活性剤、グリセリン脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル
等のエステル型界面活性剤、ポリエチレングリコール脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル等のエステルエーテル型界面活性剤、脂肪酸アル
カノールアミド型界面活性剤等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0046】又、上記アニオン系界面活性剤としては、
特に限定されるものではないが、脂肪酸モノカルボン酸
塩、N−アシロイルグルタミン酸塩等のカルボン酸型界
面活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナフタレン
スルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物、スルホ琥珀酸
ジアルキルエステル等のスルホン酸型界面活性剤、硫酸
アルキル塩等の硫酸エステル型界面活性剤、燐酸アルキ
ル塩等の燐酸エステル型界面活性剤等が挙げられ、これ
らの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0047】さらに、上記カチオン系界面活性剤として
は、特に限定されるものではないが、アルキルアミン塩
等のアミン塩型界面活性剤、アルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキ
ルジメチルベンジルアンモニウム塩等の第四級アンモニ
ウム塩型界面活性剤等が挙げられ、これらの1種もしく
は2種以上が好適に用いられる。
【0048】さらに又、上記両性系界面活性剤として
は、特に限定されるものではないが、N,N−ジメチル
−N−アルキルアミノ酢酸ベタイン等のカルボキシベタ
イン型界面活性剤、2−アルキル−1−ヒドロキシエチ
ル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン等
のグリシン型界面活性剤等が挙げられ、これらの1種も
しくは2種以上が好適に用いられる。
【0049】上記架橋剤としては、水分散系離型剤組成
物を基材に塗布した後の造膜中に、熱、光等で離型剤成
分と反応し架橋させ得るものであれば良く、特に限定さ
れるものではないが、例えば、多価イソシアネート化合
物、ブロックド多価イソシアネート化合物、多価エポキ
シ化合物、多価アクリロイル化合物、多価メチロール化
合物、多価イオン金属、多価アジリジン化合物等が挙げ
られ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0050】第2発明による水分散系離型剤組成物の製
造方法は、前述した(a)成分と(b)成分とを反応さ
せて得られる離型剤成分を、前述した(c)成分と共
に、加熱溶融し、その加熱溶融物を水中に分散させるこ
とが必要である。
【0051】上記製造方法を具体的に述べると、例え
ば、(a)成分と(b)成分とを反応させて得られる離
型剤成分と(c)成分である脂肪酸もしくはその金属塩
とを、予め加熱溶融し、その加熱溶融物と水とを、加圧
ニーダー、コロイドミル、高速攪拌シャフト等の混合機
を用いて高剪断応力下で混合する高圧乳化法によって、
均一に乳化分散させた後、分散粒子が融着凝集しないよ
うに冷却することにより、所望の水分散系離型剤組成物
を得ることが出来る。
【0052】上記製造方法において、離型剤成分と
(c)成分との加熱溶融温度は、特に限定されるもので
はないが、120℃以上であることが好ましく、又、水
の温度は、特に限定されるものではないが、加圧により
100℃以上とされていることが好ましい。
【0053】又、第2発明による水分散系離型剤組成物
の製造方法においては、(a)成分と(b)成分とを反
応させて得られる離型剤成分と(c)成分である脂肪酸
もしくはその金属塩とを、予め加熱溶融することなく、
水中に一挙に投入し、加圧下120℃程度の温度で、高
剪断応力をかけて混合し、均一に乳化分散させた後、冷
却して、所望の水分散系離型剤組成物を得ても良い。
【0054】第1発明による水分散系離型剤組成物は、
本発明の目的を阻害しない限り、上記第2発明による製
造方法以外の製造方法で作製されても良い。
【0055】上記第2発明による製造方法以外の製造方
法としては、特に限定されるものではないが、例えば、
(a)成分と(b)成分とを反応させて得られる離型剤
成分と(c)成分である脂肪酸もしくはその金属塩と
を、予め有機溶剤に溶解し、その溶液と水とを、高剪断
応力下で混合して均一に乳化分散させた後、有機溶剤を
除去して所望の水分散系離型剤組成物を得る方法(溶剤
溶解法)が挙げられる。
【0056】第1発明による水分散系離型剤組成物、及
び、第2発明による製造方法で得られる水分散系離型剤
組成物の使用方法は、特に限定されるものではないが、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、セロフ
ァン等のフィルム類、上質紙、クラフト紙、クレープ
紙、グラシン紙等の紙類、含浸紙、プラスチクコート紙
等の目止めを施した紙類、不織布、布等の布類等から成
る基材上に、ロールコーター、グラビアコーター、メイ
ヤーバーコーター、リップコーター等の一般的な塗布装
置を用いて塗布後、乾燥することにより行われる。尚、
上記基材には、乾燥後に形成される離型剤層との密着性
を高めるために、予めコロナ処理、プラズマ処理、プラ
イマー処理等の表面処理が施されていても良い。
【0057】
【作用】第1発明による水分散系離型剤組成物は、特定
の酢酸ビニル(共)重合体と特定の長鎖アルキル化合物
とを特定の割合で反応させて得られる離型剤成分が、特
定の脂肪酸もしくはその金属塩と共に、水中に分散され
て成るので、長期間にわたって凝集や沈降が起こらず、
貯蔵安定性に優れると共に、塗布後短時間の加熱で優れ
た離型性や非移行性を発現する。
【0058】又、第2発明による製造方法は、特定の酢
酸ビニル(共)重合体と特定の長鎖アルキル化合物とを
特定の割合で反応させて得られる離型剤成分を、特定の
脂肪酸もしくはその金属塩と共に、加熱溶融し、その加
熱溶融物を水中に分散させるので、貯蔵安定性に優れる
と共に、塗布後短時間の加熱で優れた離型性や非移行性
を発現する水分散系離型剤組成物を容易に得ることが出
来る。
【0059】
【実施例】本発明をさらに詳しく説明するため、以下に
実施例を挙げる。
【0060】離型剤成分の合成 以下に示す方法で7種類の離型剤成分を合成した。
【0061】離型剤成分(R−1) 攪拌機、冷却器、滴下漏斗及び温度計を備えた反応容器
中に、脱水したキシレン50gを投入した後、酢酸ビニ
ル(共)重合体として、鹸化された酢酸ビニル重合体
〔ポリビニルアルコール(重合度1100、鹸化度98
モル%)〕10gを加えて均一に分散させた。次いで、
還流温度で、長鎖アルキル化合物として、オクタデシル
イソシアネート67g、及び、重合触媒として、ジラウ
リン酸ジブチル錫0.01gを加え、上記ポリビニルア
ルコールと反応させた。反応が進行し、ポリビニルアル
コールの粉末が完全に消失した後、さらに2時間反応を
継続した。反応終了後、40℃まで冷却し、反応溶液を
1000gのメタノール中に投入して白色沈殿物を得
た。得られた白色沈殿物をメタノール、次いで、n−ヘ
キサンで洗浄した後、乾燥して、離型剤成分(R−1)
を得た。
【0062】離型剤成分(R−2) 酢酸ビニル(共)重合体として、ポリビニルアルコール
の代わりに、鹸化されたエチレン−酢酸ビニル共重合体
〔エチレン−ビニルアルコール共重合体(重合度150
0、鹸化度69モル%、エチレン含有量30モル%)〕
10gを使用し、オクタデシルイソシアネートの使用量
を57gとしたこと以外はと同様にして、離型剤成分
(R−2)を得た。
【0063】離型剤成分(R−3) 攪拌機、冷却器、滴下漏斗及び温度計を備えた反応容器
中に、脱水したピリジン300gを投入した後、酢酸ビ
ニル(共)重合体として、エチレン−ビニルアルコール
共重合体(重合度1500、鹸化度69モル%、エチレ
ン含有量30モル%)10gを加えて均一に分散させ
た。次いで、80℃で、長鎖アルキル化合物として、オ
クタデシロイルクロライド80gを加え、上記エチレン
−ビニルアルコール共重合体と反応させた。反応が進行
し、エチレン−ビニルアルコール共重合体の粉末が完全
に消失した後、さらに2時間反応を継続した。反応終了
後、40℃まで冷却し、反応溶液を1500gのメタノ
ール中に投入して白色沈殿物を得た。得られた白色沈殿
物をメタノール、次いで、n−ヘキサンで洗浄した後、
乾燥して、離型剤成分(R−3)を得た。
【0064】離型剤成分(CR−1) 酢酸ビニル(共)重合体として、重合度200、鹸化度
98モル%のポリビニルアルコール10gを使用したこ
と以外はと同様にして、離型剤成分(CR−1)を得
た。
【0065】離型剤成分(CR−2) 酢酸ビニル(共)重合体として、重合度1100、鹸化
度40モル%のポリビニルアルコール10gを使用し、
オクタデシルイソシアネートの使用量を30gとしたこ
と以外はと同様にして、離型剤成分(CR−2)を得
た。
【0066】離型剤成分(CR−3) 長鎖アルキル化合物として、オクタデシルイソシアネー
トの代わりに、エチルイソシアネート16gを使用した
こと以外はと同様にして、離型剤成分(CR−3)を
得た。
【0067】離型剤成分(CR−4) オクタデシルイソシアネートの使用量を30gとしたこ
と以外はと同様にして、離型剤成分(CR−4)を得
た。
【0068】(実施例1)
【0069】(1)水分散系離型剤組成物の作製 離型剤成分の合成で得られた離型剤成分(R−1)1
60g、炭素数が10〜30である脂肪酸として、ステ
アリン酸30g、界面活性剤として、アルキルジフェニ
ルエーテルジスルホン酸塩(商品名「ペレックスSS−
L」、花王社製)5g及びポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル(商品名「エマルゲン910」、花王社
製)5g、及び、水800gを混合し、容量3lの高圧
式乳化機に投入した後、温度120℃、攪拌速度500
rpmで10分間攪拌し、離型剤成分(R−1)及びス
テアリン酸を溶融した。次いで、135℃に昇温し、攪
拌速度5000rpmで1時間高速攪拌して乳化分散を
行った後、冷却して、水分散系離型剤組成物を得た。
【0070】(2)評価 上記で得られた水分散系離型剤組成物の性能〔(a)貯蔵
安定性、(b)展開力、及び、(c)残存接着力〕を以下の方
法で評価した。その結果は表1に示すとおりであった。
【0071】(a)貯蔵安定性:水分散系離型剤組成物を
固形分が1重量%となるように水で希釈し、23℃の雰
囲気下に72時間放置した後、凝集、沈降、層分離等の
有無を目視で観察し、下記判定基準で貯蔵安定性を評価
した。又、上記水分散系離型剤組成物の水希釈液を20
0メッシュのステンレスフィルターで濾過し、濾過残渣
を乾燥した後、その重量を測定し、23℃−72時間放
置前の上記希釈液の全固形分に対する重量比(重量%)
を求めた。
【判定基準】
○‥‥凝集、沈降、層分離のいずれも認められず、貯蔵
安定性良好 △‥‥凝集、沈降、層分離が認められ、貯蔵安定性不十
分 ×‥‥乳化分散直後に凝集が発生し、水分散系離型剤組
成物を得られなかった
【0072】(b)展開力:水分散系離型剤組成物を離型
剤成分が3重量%となるように水で希釈し、坪量75m
g/m2 のクルパッククラフト紙にポリエチレンを厚さ
20μmとなるように押出しラミネートし、コロナ処理
(44dyne/cm)して得た目止め紙のポリエチレ
ン面上に、#8のメイヤーバーコーターを用いて塗布量
(wet)が8.5g/m2 となるように塗布した。次
いで、120℃で60秒間乾燥させて、離型紙を得た。
【0073】JIS Z−0237に準拠し、上記で得
られた離型紙の離型面に、幅25mmに切断された粘着
テープ(商品名「クラフトテープ#504」、積水化学
工業社製)を圧着ローラーで貼り付けて試験片を作製
し、23℃−65%RHの雰囲気下に24時間放置した
後、同雰囲気下で、高速剥離試験機を用い、10m/分
の剥離速度で、180度引き剥がし試験を行い、展開力
(g/25mm)を求めた。展開力が低い程、離型剤組
成物の離型性が優れていることを示す。
【0074】(c)残存接着力:(b)展開力の場合と同様の
方法で作製した試験片を23℃−65%RHの雰囲気下
に24時間放置した後、粘着テープを離型紙から剥離し
た。次いで、JIS Z−0237に準拠し、剥離され
た粘着テープをステンレス板に圧着ローラーで貼り付
け、23℃−65%RHの雰囲気下に24時間放置した
後、同雰囲気下で、300mm/分の剥離速度で、18
0度引き剥がし試験を行い、剥離強度P(g/25m
m)を測定した。
【0075】別途、離型紙に貼り付けなかった粘着テー
プを用い、同様にしてステンレス板に貼り付け、同様の
条件で剥離強度を測定したところ、2010(g/25
mm)であった。 両方の剥離強度の比〔(P/201
0)×100〕を算出し、残存接着力(%)を求めた。
残存接着力が100%に近い程、粘着剤層に対する離型
剤組成物の移行量が少ないことを示す。
【0076】(実施例2〜4、及び、比較例1〜9)
【0077】水分散系離型剤組成物の配合組成を表1に
示す配合組成としたこと以外は実施例1と同様にして、
水分散系離型剤組成物を作製した。但し、比較例7〜9
の水分散系離型剤組成物は、乳化分散直後に凝集が発生
したので、離型紙を作製することが出来ず、展開力及び
残存接着力の評価を行うことは出来なかった。
【0078】上記で得られた実施例2〜4、及び、比較
例1の水分散系離型剤組成物の性能を実施例1と同様の
方法で評価した結果は表1に示すとおりであった。
【0079】又、上記で得られた比較例2〜6の水分散
系離型剤組成物の性能を、離型紙作製時の乾燥条件を1
20℃で120秒間としたこと以外は、実施例1と同様
にして評価した結果は表1に示すとおりであった。
【0080】(参考例1〜3)
【0081】離型剤組成物の作製において、表1に示す
ように、溶媒として水の代わりにトルエンを用いて溶剤
系離型剤組成物を得た。
【0082】上記で得られた参考例1〜3の溶剤系離型
剤組成物の性能を、希釈溶媒として水の代わりにトルエ
ンを用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で評価し
た結果は表1に示すとおりであった。
【0083】
【表1】
【0084】表1に示されるように、本発明による実施
例1〜4の水分散系離型剤組成物は、参考例1〜3の溶
剤系離型剤組成物と同等の、優れた貯蔵安定性、展開力
(離型性)、及び、残存接着力(非移行性)等を発揮す
る。
【0085】これに対し、比較例1〜6の水分散系離型
剤組成物は、いずれも展開力が大きく離型性が不十分で
あると共に、残存接着力が乏しく非移行性が不十分であ
る。又、比較例3及び4の水分散系離型剤組成物は、凝
集物や沈降物が多く貯蔵安定性に欠ける。さらに、比較
例7〜9の水分散系離型剤組成物は、乳化分散直後に凝
集が発生し、製品化出来なかった。
【0086】
【発明の効果】以上述べたように、第1発明による水分
散系離型剤組成物は、貯蔵安定性に優れると共に、塗布
後短時間の加熱で優れた離型性や非移行性を発揮するの
で、主として粘着テープや粘着シート等の粘着加工品を
対象とする離型紙用として好適に用いられる。
【0087】又、第2発明の製造方法によれば、貯蔵安
定性に優れると共に、塗布後短時間の加熱で優れた離型
性や非移行性を発揮する水分散系離型剤組成物を容易に
得ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 129/14 PFQ C09D 129/14 PFQ C09J 7/02 JKS C09J 7/02 JKS JKT JKT

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合度が300〜5000であり、鹸化
    度が50モル%以上である酢酸ビニル(共)重合体の水
    酸基1当量に対し、イソシアネート基、カルボン酸基、
    酸ハライド基、ケテン基、アルデヒド基及びエポキシ基
    からなる群より選ばれる1種もしくは2種以上の水酸基
    と反応し得る官能基を有し、アルキル基の炭素数が6〜
    30である長鎖アルキル化合物を0.5当量以上の割合
    で反応させて得られる離型剤成分が、炭素数が10〜3
    0である脂肪酸もしくはその金属塩と共に、水中に分散
    されて成ることを特徴とする水分散系離型剤組成物。
  2. 【請求項2】 重合度が300〜5000であり、鹸化
    度が50モル%以上である酢酸ビニル(共)重合体の水
    酸基1当量に対し、イソシアネート基、カルボン酸基、
    酸ハライド基、ケテン基、アルデヒド基及びエポキシ基
    からなる群より選ばれる1種もしくは2種以上の水酸基
    と反応し得る官能基を有し、アルキル基の炭素数が6〜
    30である長鎖アルキル化合物を0.5当量以上の割合
    で反応させて得られる離型剤成分を、炭素数が10〜3
    0である脂肪酸もしくはその金属塩と共に、加熱溶融
    し、その加熱溶融物を水中に分散させることを特徴とす
    る水分散系離型剤組成物の製造方法。
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