JP3510724B2 - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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JP3510724B2
JP3510724B2 JP32291195A JP32291195A JP3510724B2 JP 3510724 B2 JP3510724 B2 JP 3510724B2 JP 32291195 A JP32291195 A JP 32291195A JP 32291195 A JP32291195 A JP 32291195A JP 3510724 B2 JP3510724 B2 JP 3510724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリスチレン系樹
脂又はポリカーボネート樹脂を基材とし、特定の水分散
系離型剤組成物から形成された離型剤層が背面に設けら
れた粘着テープに関するものであり、特に、生産性と離
型性(展開性)、筆記性、滑り性などが改良された粘着
テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】発泡ポリスチレン製の容器は耐水性、断
熱性にすぐれ、軽量であることから輸送用容器として広
く利用されている。この容器の封緘やラベルとして従来
用いられていたポリプロピレン基材の粘着テープに代わ
り、近年はポリスチレン基材の粘着テープが使われてい
る。この理由は、ポリプロピレンや紙を基材とした粘着
テープを貼り付けた容器を回収、再生する際に、粘着テ
ープ基材が異物として残存し再生後のポリスチレン成形
品の品質低下を招くため、容器と同質の基材を用いて発
泡ポリスチレン容器の回収、再生利用を容易にするため
である。
【0003】同様に、ポリカーボネート製の容器は透明
性、保香バリアー性、耐熱性、耐衝撃性に優れている
為、固形カレーなどの高温充填の包装容器に広く利用さ
れており、この容器の封緘、蓋のシール、ラベルなど
に、ポリカーボネート樹脂製基材の粘着テープを使用す
ると、回収、再生利用が容易となる。又、ポリスチレン
系樹脂、ポリカーボネート樹脂製基材の粘着テープは、
容器以外にも同一材料同士の一般包装や建築部材の接着
・接合・ラベル・シール、透明板やプレス工業製品など
の表面保護材、液晶デバイスの光拡散材や位相差板など
の粘着工業部品、電気絶縁用などに使用されている。
【0004】ポリスチレン系樹脂フィルム、ポリカーボ
ネート樹脂フィルムは何れも耐溶剤性が悪く、トルエン
などの芳香族炭化水素、酢酸エチルなどのエステル系有
機溶剤、ケトン系溶剤など、テープの製造・加工に一般
的に使用される溶剤に侵され、該テープ基材の表面に微
細なクラックを発生させたり、溶解、膨潤、白濁化させ
て、機械的強度を低下させる。
【0005】その為、粘着剤については、溶剤系を避け
て、エマルジョン系やホットメルト系粘着剤を使用した
り、溶剤系粘着剤を直接テープ基材に塗工せずに、転写
方式で、溶剤を蒸発させた後、貼合させる方式が取られ
ている。しかし、離型剤は通常、基材への塗布量が、固
形分で、数g/m2 以下と少なく、しかも、均一に塗布
しなくてはならない為、基材へ直接塗布することが必要
で、転写方式の塗工が困難である。それ故、耐溶剤性の
悪い基材は、特に、有機溶剤系の離型剤が問題となる。
【0006】これを解決する為の手段として、特開平7
−76673号公報にポリスチレン樹脂フィルムを基材
とした粘着テープが記載されている。これはポリスチレ
ン樹脂フィルム基材の一面にシェラック層を作り、この
層の上に離型剤層として、有機溶剤系の長鎖アルキル基
を有するポリマーを塗布し、該基材の他の面に粘着剤を
塗工したものである。シェラックは接着性の良い天然樹
脂で、1価のアルコール類には溶解するが、芳香族炭化
水素、石油系溶剤には溶解しない材料である為、該離型
剤の有機溶剤で、ポリスチレン樹脂フィルムが溶解され
ることを避けるために下塗剤として用いている。この方
法は耐溶剤性の悪いポリカーボネート樹脂などに、一般
的に利用できる方法であるが、シェラックを基材に塗布
する工程を追加する必要がある。
【0007】上記方法以外の解決方法としては、水系の
離型剤が提案され、耐溶剤性の悪い樹脂の基材に直接塗
布することができる。例えば、特開平3−86778号
公報には、ポリビニルアルコール又はその変性物とアル
キルイソシアネートとを反応させることによって得られ
る長鎖アルキルグラフトポリマーを乳化し、水に分散さ
せた水系離型剤が開示されている。又、特開平6−73
351号公報にはポリエチレンイミンなどのポリアミン
化合物に長鎖アルキルモノイソシアネートを反応させる
ことによって得られる水系離型剤が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記水
系離型剤は離型性能や非移行性能を発現する為に、溶剤
系の離型剤に比べて、塗布後長時間加熱しなければなら
ないという問題点があり、さらに、溶剤系の離型剤に比
べて、離型性能や非移行性能が不十分であり、これらの
性能を向上させる為に組成を変えると、水系離型剤の安
定性が悪化し、離型剤の沈澱や凝集が起こったり、離型
剤が水に分散できなくなるという問題点もあった。本発
明は上記水系離型剤の問題点を解決し、塗布後、短時間
の加熱で離型性能を発現でき、長時間にわたって凝集や
沈澱の起こらない、安定性の優れた水分散系離型剤組成
物を開発し、これをポリスチレン系樹脂フィルム又はポ
リカーボネート樹脂フィルムに適用した。その結果、ポ
リスチレン系樹脂フィルム又はポリカーボネート樹脂フ
ィルムを溶解することがなく、下塗剤を塗布する工程も
不要となった。更に、本発明による長鎖アルキル基を有
する離型剤により、シリコーン系離型剤では得られない
適度な離型性(展開力)と筆記性があり、リサイクルが
できる粘着テープを提供することができた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着テープは、
ポリスチレン系樹脂フィルム又はポリカーボネート樹脂
フィルムの片面に離型剤層が設けられ、他の面に粘着剤
層が設けられてなる粘着テープに於いて、上記離型剤層
が、重合度300〜5000であり、ビニルアルコール
ユニットを50モル%以上含有する酢酸ビニル(共)重
合体の水酸基1当量に対して、イソシアネート基、カル
ボン酸基、酸ハライド基、ケテン基、アルデヒド基及び
エポキシ基の群から選ばれ、上記水酸基と反応する官能
基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30である長鎖ア
ルキル化合物を官能基換算で0.5当量以上反応させて
得られる離型剤と、酸価0.2〜800の酸変性ポリオ
レフィン共重合体、又は、炭素数が10〜30である1
種以上の脂肪酸とからなる水分散系離型剤組成物から形
成されている。
【0010】ポリスチレン系樹脂フィルムとしては、ポ
リスチレン単独のフィルムでもよいが、粘着テープ基材
としての物性面の点で他のポリマーとのブレンド物や他
のモノマーとの共重合体であることが好ましい。ポリス
チレン系樹脂フィルムは強度面で延伸されたものが好ま
しい。
【0011】ポリカーボネート樹脂フィルムとしては、
ビスフェノールAとフォスゲンとの重縮合物のフィルム
を意味し、フィルムの製法は押出成形法、溶剤キャスト
法いずれでも良く、延伸、無延伸を問わない。上記テー
プ基材フィルムは接着性を向上させるために、いずれ
も、コロナ放電処理などの表面処理を施すことが望まし
い。
【0012】離型剤と水分散系離型剤組成物 本発明に於いて、離型剤層を形成する水分散系離型剤組
成物は、離型剤と酸変性ポリオレフィン共重合体、又
は、脂肪酸とからなる。離型剤は、重合度300〜50
00であり、ビニルアルコールユニットを50モル%以
上含有する酢酸ビニル(共)重合体の水酸基1当量に対
して、イソシアネート基、カルボン酸基、酸ハライド
基、ケテン基、アルデヒド基及びエポキシ基の群から選
ばれ、上記水酸基と反応する官能基を有し、アルキル基
の炭素数が6〜30である長鎖アルキル化合物を官能基
換算で0.5当量以上反応させて得られるものが使用さ
れる。
【0013】離型剤を形成する一方の反応成分の材料と
なる鹸化前の酢酸ビニル(共)重合体は、酢酸ビニルの
単独重合体でもよく、酢酸ビニルと他のビニル化合物と
の共重合体であってもよいが、共重合体としては、例え
ば、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−アク
リル酸共重合体等が挙げられる。鹸化前の酢酸ビニル
(共)重合体の重合度は、低すぎると、離型性能が悪く
なり、高すぎると、離型剤成分が水に分散し難くなるの
で、500〜3000に制限され、好ましくは800〜
2500である。
【0014】酢酸ビニル(共)重合体を鹸化し、酢酸ビ
ニル部分をビニルアルコールに換算して使用するが、共
重合体中のビニルアルコール部分の量が少なすぎると、
反応できる水酸基の量が不足し、この鹸化物を用いて得
られる離型剤の離型性能が低下するので、ビニルアルコ
ールユニットの量は50モル%以上、好ましくは60モ
ル%以上である。
【0015】離型剤を形成する他方の反応成分としての
長鎖アルキル化合物は、長鎖アルキ基の部分の炭素数が
6〜30で、それに水酸基と反応する官能基が結合して
いるものである。炭素数が6未満であると、離型性能が
悪くなる。好ましくは、8以上である。水酸基と反応す
る官能基は、イソシアネート基、カルボン酸基、酸ハラ
イド基、ケテン基、アルデヒド基、エポキシ基等が挙げ
られる。
【0016】長鎖アルキル化合物は、例えば、イソシア
ネート基を有するものとして、オクチルイソシアネー
ト、ドデシルイソシアネート、オクタデシルイソシアネ
ート、ドコサニルイソシアネート等;カルボン酸基を有
するものとして、オクタン酸、ドデカン酸、オクタデカ
ン酸、ドコサン酸等;酸ハライド基を有するものとし
て、オクタノイルクロライド、ドデカノイルクロライ
ド、ドコサノイルクロライド等;ケテン基を有するもの
として、オクチルケテンダイマー、ドデシルケテンダイ
マー、オクタデシルケテンダイマー、ドコサニルケテン
ダイマー等;アルデヒド基を有するものとして、オクチ
ルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、オクタデシルアル
デヒド、ドコサニルアルデヒド等;エポキシ基を有する
ものとして、オクチルグリシジルエーテル、ドデシルグ
リシジルエーテル、オクタデシルグリシジルエーテル、
ドコサニルグリシジルエーテル等が、それぞれ挙げられ
る。
【0017】長鎖アルキル化合物を部分鹸化酢酸ビニル
(共)重合体の水酸基と反応させて、離型剤を得る。こ
の反応に於いて、長鎖アルキル化合物の割合が少なくな
ると、離型性能が悪くなるので、酢酸ビニル共重合体の
水酸基1当量にする長鎖アルキル化合物の反応割合は、
官能基換算で0.5当量以上であり、好ましくは0.6
当量以上である。
【0018】酸変性ポリオレフィン(共)重合体 離型剤と併用される酸変性ポリオレフィン共重合体は、
酸価が0.2〜800であるポリオレフィン共重合体で
あって、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン等
のオレフィンと、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸、ビニルピロリドン等の極性基を有する
ビニルモノマーとの共重合体が挙げられる。
【0019】酸変性ポリオレフィン共重合体の酸価は、
小さすぎると水に分散し難く、凝集、沈降し易くなり、
大きすぎると離型剤と分離するので、0.2〜800で
あるものが用いられ、好ましくは10〜20が良い。極
性基を有するビニルモノマーとの共重合体の場合、極性
ビニルモノマーの共重合量は0.01〜40モル%であ
るのが好ましく、更に、好ましくは0.5〜10モル%
である。
【0020】酸変性ポリオレフィン共重合体の重合度は
高すぎると、水に分散し難く、水分散系離型剤組成物を
ポリスチレン系樹脂フィルム基材又はポリカーボネート
樹脂フィルム基材に塗布した後、離型性能が発現するま
でに、加熱が長時間に及ぶなど好ましくない影響が現
れ、重合度が低すぎると、室温でも軟化状態となり、離
型性能に悪影響を及ぼすので、10〜2000が好まし
く、さらに好ましくは、20〜1000である。
【0021】酸変性ポリオレフィン共重合体の融点、溶
融粘度に関しては、融点が低すぎると、離型性能に悪影
響を及ぼし、高温に於ける溶融粘度が高すぎると、水に
分散し難くなる。水分散系離型剤組成物をポリスチレン
系樹脂フィルム又はポリカーボネート樹脂フィルムに塗
布して、離型性能を発現させるのに、加熱が長時間にな
り、好ましくない影響が現れる。このため、融点は40
℃以上であり、140℃に於ける溶融粘度が10000
Pa・s以下であるのが好ましく、更に好ましくは、融
点が60℃以上で、140℃に於ける溶融粘度が500
0Pa・s以下である。このような酸変性ポリオレフィ
ン共重合体は、例えば、マレイン酸変性のポリエチレン
ワックスやアクリル酸変性のポリエチレンワックスが挙
げられる。
【0022】脂肪酸 離型剤と併用される脂肪酸は、炭素数が10〜30の飽
和脂肪酸や不飽和脂肪酸で、これらを単独で用いてもよ
く、混合物として用いてもよい。脂肪酸の炭素数は多く
なりすぎると、極性が低くなりすぎて水に分散し難くな
ったり、溶解粘度が高くなりすぎて水分散型離型剤組成
物を基材に塗布した後、離型性能が発現するまでの加熱
が長時間に及ぶなど好ましくない影響が現れる。又、炭
素数が少なすぎると極性が高くなりすぎて離型剤成分と
分離したり、融点が低くなって離型性能に悪影響を及ぼ
す。従って、脂肪酸の炭素数は10〜30の範囲であ
り、好ましくは12〜26である。
【0023】このような脂肪酸としては、例えば、ドデ
カン酸(ラウリン酸)、ヘキサデカン酸(パルミチン
酸)、オクタデカン酸(ステアリン酸)、オクタデセン
酸(オレイン酸)、イコサン酸(アラキジン酸)、ドコ
サン酸(ベヘン酸)などが挙げられる。
【0024】尚、脂肪酸は、水酸化ナトリウム、水酸化
バリウムなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸
化物の共存下では、その形態が金属の塩となっているこ
ともあり、本発明でいう脂肪酸はこのような状態となっ
た脂肪酸も含むものとする。
【0025】又、脂肪酸の配合量は、少なくなると水分
散系離型剤を製造する際、離型剤成分を水に乳化・分散
し難くなったり、多くなるとこれを用いた水分散型離型
剤を使用するときに粘着剤層への移行が激しくなるな
ど、好ましくない影響が現れるので、離型剤成分100
重量部に対して1〜50重量部が好ましく、より好まし
くは3〜40重量部である。
【0026】水分散系離型剤組成物に任意に添加される
添加物質 本発明で使用される水分散系離型剤組成物には、水中に
樹脂を分散させるのを容易にしたり、水分散系離型剤組
成物をポリスチレン系樹脂フィルム又はポリカーボネー
ト樹脂フィルムに塗布する際の塗工性を向上させたり、
発泡を抑制するなどの目的で高沸点の液状物質や界面活
性剤、又、塗布後の膜強度を上げるための架橋剤等を添
加することも可能である。
【0027】高沸点の液状物質は、大気圧下での沸点が
100℃よりも高く、常温での粘度が1000Pa・s
以下の物質が好ましい。更に、高沸点の液状物質が粘着
剤中に含有されるものであれば、水分散系離型剤組成物
を塗布乾燥して得た塗膜中に高沸点の液状物質が残存
し、それが粘着剤層へ移行することになっても、粘着剤
の粘着性能を著しく損なうことにはならないので好まし
い。
【0028】高沸点の液状物質は通常、粘着剤中で軟化
剤として使用される物質であり、例えば、ナフテン系オ
イルやラノリン、オレフィン類のオリゴマー、植物油、
動物油、鉱物油(石油)、長鎖アルキルカルボン酸、長
鎖アルキルアルコール等のプロセスオイルや、液状ロジ
ンやテレピン油等の液状粘着付与樹脂、ポリブテン、ポ
リイソブチレンやジイソデシルフタレート等の可塑剤が
挙げられる。これらのものは沸点が100℃以下である
と乾燥させる際に揮発するので、安全上、環境上の問題
が生じる。又、粘度が1000Pa・sよりも高いと流
動性が低くて造膜性を向上させる効果が少ない。
【0029】界面活性剤は、ノニオン系界面活性剤、ア
ニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面
活性剤などが使用できる。ノニオン系界面活性剤として
は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテ
ル型、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル型、ポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシソルビタ
ン脂肪酸エステル等のエステルエーテル型、脂肪酸アル
カノールアミド型が挙げられる。
【0030】アニオン系界面活性剤としては、例えば、
脂肪酸モノカルボン酸塩、N−アシロイルグルタミン酸
塩等のカルボン酸型、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
ナフタレンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物、ス
ルホこはく酸ジアルキルエステル等のスルホン酸型、硫
酸アルキル塩等の硫酸エステル型、リン酸アルキル塩等
のリン酸エステル型が挙げられる。
【0031】カチオン系界面活性剤としては、例えば、
アルキルアミン塩等のアミン塩型、アルキルトリメチル
アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウ
ム塩等の第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
【0032】両性界面活性剤としては、例えば、N,N
−ジメチル−N−アルキルアミノ酢酸ベタイン等のカル
ボキシベタイン型、2−アルキル−1−ヒドロキシエチ
ル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン等
のグリシン型が挙げられる。
【0033】架橋剤は、塗布後の造膜中に熱、光等で離
型剤と反応し架橋させるものであればよい。具体的に
は、例えば、多価イソシアネート化合物、ブロックド多
価イソシアネート化合物、多価エポキシ化合物、多価ア
クリロイル化合物、多価メチロール化合物、多価金属イ
オン、多価アジリジン化合物が挙げられる。
【0034】水分散系離型剤組成物の塗液の製造方法 本発明で使用される水分散系離型剤組成物の塗液は、離
型剤と酸変性ポリオレフィン共重合体又は脂肪酸とを有
機溶剤に溶解した後、高速乳化機で攪拌しながら水と混
合して乳化分散させ、その後、有機溶剤を除く溶剤溶解
法や、有機溶剤を使用せず、離型剤と酸変性ポリオレフ
ィン共重合体又は脂肪酸とを熱溶融させ、加圧ニーダ
ー、コロイドミル、高速攪拌シャフト等で高剪断をかけ
ながら水と混合し乳化分散させる高圧乳化法によって得
られる。
【0035】乳化分散する際の水分散系離型剤組成物と
水との混合比は、水分散系離型剤組成物の含有量が少な
すぎると剪断効果が減じられて製造効率が低下し、水分
散系離型剤組成物の含有量が多すぎると粘度が高くなり
すぎて剪断による乳化分散が困難になるので、水分散系
離型剤組成物の含有量が5〜50重量%となるようにす
ることが好ましい。尚、乳化分散後は、水分散系離型剤
の安定性が損なわれない範囲で、水により任意に希釈し
てもよい。
【0036】上記の方法のうち、高圧乳化法によるのが
脱有機溶剤を使わなくてもすみ、工程が簡略化できるの
で好ましい。高圧乳化法は例えば次のようにして行う。
離型剤と、酸変性ポリオレフィン共重合体又は脂肪酸と
を120℃以上で溶融混合した溶液と、加圧により10
0℃以上に加熱した水とを、高剪断をかけながら混合し
て上記溶液を水中に分散させ、その後、分散した粒子が
融着凝集しないように冷却する。或いは、水中に離型剤
と酸変性ポリオレフィン共重合体又は脂肪酸とを同時に
投入し、加圧下で120℃に於いて高剪断をかけて分散
させる。
【0037】水分散系離型剤組成物の塗工 水分散系離型剤組成物の塗液をポリスチレン系樹脂フィ
ルム、ポリカーボネート樹脂フィルム面に塗布する前
に、該フィルム表面の濡れ性を高め、はじきを防止し
て、乾燥後の密着性を高めるために、コロナ放電処理、
プラズマ処理等を施しておくことが好ましい。コロナ放
電処理、プラズマ処理は一般的には該フィルム表面が、
標準濡れ試薬で40dyn/cm以上になるまで行う。
【0038】水分散系離型剤組成物の塗工は、ロールコ
ーター、グラビアコーター、メイヤーバーコーター、リ
ップコーター等の一般的な塗工装置を用いて行われる
が、塗布量は少なすぎると離型性が悪くて剥離し難くな
り、多すぎると粘着剤の粘着性能が経時的に低下した
り、又、コストも高くなるので、乾燥後の固形分量で
0.05〜0.5g/m2 の範囲が好ましい。
【0039】離型剤層の形成 水分散系離型剤組成物を所定量に希釈した塗液を、表面
処理したフィルム表面に直接、均一に塗布し、フィルム
基材を変質させないように、高温で短時間で乾燥させ
て、強固にフィルム基材に接着した離型剤層を形成させ
る。
【0040】粘着剤層の形成 本発明では、ポリスチレン系樹脂フィルム又はポリカー
ボネート樹脂フィルムの離型剤層の反対面に粘着剤層が
積層される。粘着剤層は一般に使用されているゴム系粘
着剤やアクリル系粘着剤等が使用できる。塗布方法は転
写方式による場合、溶剤による溶解のおそれは考慮しな
くてもよい。又、非溶剤系粘着剤やスチレン系樹脂、ポ
リカーボネ─ト基材を腐食しない溶剤(ノルマルヘキサ
ン、ヘプタン等)で製造された粘着剤であれば直接塗工
もできる。
【0041】(作用)本発明粘着テープに於いては、離
型成分として、ビニルアルコール部分を50モル%以上
含有する酢酸ビニル(共)重合体の鹸化物、及び、この
鹸化物の水酸基と反応する官能基を有する炭素数6〜3
0の長鎖アルキル化合物を反応させて得られる離型剤
と、酸価が0.2〜800である酸変性ポリオレフィン
共重合体、又は、炭素数が10〜30である脂肪酸から
なる水分散系離型剤組成物が用いられているので、安定
した離型性を備え、ポリスチレン系樹脂フィルム、ポリ
カーボネート樹脂フィルムを溶解することがない。従っ
て、水分散系離型剤組成物からなる離型剤層が形成され
る面には、下塗剤を塗布する必要がない。又、離型剤は
部分鹸化酢酸ビニル(共)重合体と長鎖アルキル化合物
との反応物よりなるため、重ね貼り性、筆記性、摩擦力
が付与される。更に、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂製の容器に、同材質の粘着テープを貼り付け
たものは、そのまま再生加工が可能である。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を説明す
る。実施例1 離型剤(R1)の合成 脱水したキシレン50g中に分散させたポリビニルアル
コール(重合度1100、ビニルアルコールユニット9
8モル%)10gにオクタデシルイソシアネート67g
と触媒(ジラウリン酸ジブチル錫)0.01gを加え、
上記ポリビニルアルコールと反応させた。この反応溶液
を1000gのメタノール中に注いで得た白色沈澱物を
メタノールに次いでヘキサンで洗浄し、乾燥して離型剤
(R1)を得た。
【0043】水分散系離型剤組成物の塗液(RA ) 高圧式乳化機中で130℃に加熱した離型剤(R1)1
5gを、下記の配合(RA )に従って、加圧された水中
にゆっくりと滴下し、5000rpmで1時間高速攪拌
して乳化した後、冷却して水分散系離型剤組成物の塗液
を得た。得られた水分散系離型剤組成物の塗液の安定性
を評価した所、長期間、沈降や凝集はなく安定であっ
た。 水分散系離型剤組成物の塗液の配合(RA 離型剤(R1) 15g 酸変性ポリオレフィン(エチレン−アクリル酸共重合体) 4g 界面活性剤 1g 油分(1−デカノール) 4g 水 76g
【0044】上記水分散系離型剤組成物の塗液(RA
を離型剤(R1)が3重量%となるように水で希釈し
た。これを厚み40μmの2軸延伸ポリスチレンフィル
ム(旭化成社製)の片面に約8g/m2 となるように塗
工し、加熱・乾燥して、離型剤層を形成した。乾燥条件
は120℃、60秒である。その後、該フィルムの他面
に下記モノマー組成からなるアクリル系粘着剤を25μ
mの厚みで、転写法で塗工して粘着テープを得た。アクリル系粘着剤の組成 2−エチルヘキシルアクリレート 70重量部 酢酸ビニル 30重量部 アクリル酸 2重量部
【0045】実施例2 厚み40μmの2軸延伸ポリスチレンフィルムの代わり
に、厚み30μmのポリカーボネートフィルムを使用し
たこと以外は、実施例1と同様にして、粘着テープを得
た。
【0046】実施例3 粘着剤の配合をSIS系粘着剤に変更した以外は、実施
例1と同様にして、ポリスチレンフィルムの粘着テープ
を得た。 SIS系粘着剤の配合 スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS) 100重量部 水添ロジンエステル 100重量部 プロセスオイル 20重量部 老化防止剤 5重量部
【0047】実施例4 酸変性ポリオレフィン樹脂の代わりにステアリン酸3g
を用いた離型剤組成物を120℃で溶融し、500rp
mの回転数で10分間攪拌しながら混合した。この混合
物を実施例1と同様にして乳化し、冷却して水分散系離
型剤組成物の塗液を得た。得られた水分散系離型剤の塗
液の安定性を評価したところ、長期間、沈降や凝集はな
く安定であった。
【0048】次に、この水分散系離型剤組成物の塗液を
離型剤が3重量%となるように水で希釈し、これをコロ
ナ放電処理(44dyn/cm)されてなるポリスチレ
ン樹脂フィルムの片面に#5のメイヤーバーコーターを
用いて乾燥後に、0.3g/m2 となるように塗布し、
乾燥して、離型剤層を形成した。その後、上記ポリスチ
レン樹脂フィルムの他面に実施例1と同様にして、粘着
剤を塗布して粘着テープを得た。
【0049】実施例5 基材のポリスチレン樹脂フィルムを厚み30μmのポリ
カーボネート樹脂フィルム(帝人社製)に変更したこと
以外は、実施例4と同様にして粘着テープを得た。
【0050】比較例1、溶剤タイプのシリコーン離型剤 シリコーン100重量部、ノルマルヘキサン1000重
量部、トルエン200重量部、触媒5重量部とからなる
離型剤をポリスチレン樹脂フィルム、ポリカーボネート
樹脂フィルムの片面に各々、約2g/m2 で塗布し、9
0℃で2秒間乾燥して離型剤層を形成した以外は、実施
例1と同様にして粘着テープを作製したが、いずれのテ
ープも、有機溶剤により製造中の減速時に切断が発生し
た。又、得られた粘着テープの離型剤層は油性インクを
用いたフェルトペンで字を書くことができなかった。
【0051】比較例2 離型剤として、長鎖アルキル系離型剤(R1)をトルエ
ンに溶かし、乾燥後の塗布量が、固形分で、0.4g/
2 になるように、厚さ30μmのポリカーボネートフ
ィルムに塗工した以外は、実施例1と同様な方法にて、
粘着テープを作製した。
【0052】比較例3 長鎖アルキル系離型剤をノルマルヘキサンとヘプタンと
の混合溶剤に溶解し、これを乾燥後で0.4g/m2
なるように塗工した以外は、実施例1と同様にして粘着
テープを得たが、製造時に発生する溶剤ガスを回収する
ために大規模な溶剤ガス回収装置を必要とした。
【0053】比較例4 実施例1で用いたものと同じポリスチレン樹脂フィルム
にシェラックを2g/m2 塗布し、その上に比較例1で
用いたものと同じ離型剤を塗布した。該フィルムの反対
側に次の組成からなるゴム系粘着剤を厚み30μmで塗
布して粘着テープを得た。ゴム系粘着剤の配合 天然ゴム 50重量部 C5 系石油樹脂 40重量部 プロセスオイル 10重量部 ノルマルヘキサン 300重量部 トルエン 10重量部 このものは製造上のトラブルは特に発生しなかったが、
下塗剤としてのシェラックを塗布する工程が必要なため
生産性が低く、シリコーンを塗布するために有機溶剤を
使用したので環境面でよくなかった。
【0054】性能評価 実施例1〜5及び比較例1〜4の粘着テープにつき、以
下の方法で性能評価した。 (1)離型性(展開力) 粘着テープを幅15mmに切断し、JIS Z−023
7に準拠して10m/分の速度で巻戻しをしたときの引
き剥し力を展開力とする。この測定値が小さいと機械適
性が悪くなる。 (2)筆記性(滑り性) 離型剤層面に油性インクを用いたフェルトペンで字を書
き、室温で5秒放置後、字のかすれ、にじみ、はじきが
無いか、又、指でこすったときインクの脱落状態を観察
した。 ○:かすれ、にじみ、はじきがある ×:かすれ、にじみ、はじきが無い (3)有機溶剤の使用 ○:なし ×:あり (4)リサイクル性(使用後の回収時の熔融・再生の可
否) ○:問題なし ×:回収後に詰まり発生、再生品の品質低下あり (5)製造上のトラブル 離型剤塗布の際、有機溶剤により減速、停止時に於いて
フィルムの劣化や切断の発生を観察した。 ○:問題なし ×:劣化・切断あり 以上の結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1から明らかなように、実施例1〜5の
場合は、いずれも離型性がよく、他の評価項目もすべて
良好な結果であった。しかし、比較例1〜4の場合は、
いずれも離型性(展開性)に劣るものであることが判
る。
【0057】
【発明の効果】本発明粘着テープは上記の如き構成とさ
れているので、離型性能(展開性)にすぐれ、有機溶剤
系離型剤を使用した場合の基材保護として、下塗剤を塗
布する必要も環境面の問題もなく、生産性が高い。又、
発泡ポリスチレン系樹脂やポリカーボネート樹脂の容器
の封緘やラベルとして用いると、回収後の溶融・再生が
容易にでき、粘着テープの離型剤層面の筆記性、貼り付
け時の適度な離型性(展開性)にも優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−76673(JP,A) 特開 平3−86778(JP,A) 特開 昭62−86080(JP,A) 特開 昭61−271373(JP,A) 特開 平9−11388(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリスチレン系樹脂フィルム又はポリカ
    ーボネート樹脂フィルムの片面に離型剤層が設けられ、
    他の面に粘着剤層が設けられてなる粘着テープに於い
    て、上記離型剤層が、重合度300〜5000であり、
    ビニルアルコールユニットを50モル%以上含有する酢
    酸ビニル(共)重合体の水酸基1当量に対して、イソシ
    アネート基、カルボン酸基、酸ハライド基、ケテン基、
    アルデヒド基及びエポキシ基の群から選ばれ、上記水酸
    基と反応する官能基を有し、アルキル基の炭素数が6〜
    30である長鎖アルキル化合物を官能基換算で0.5当
    量以上反応させて得られる離型剤と、酸価0.2〜80
    0の酸変性ポリオレフィン共重合体、又は、炭素数が1
    0〜30である1種以上の脂肪酸とからなる水分散系離
    型剤組成物から形成されていることを特徴とする粘着テ
    ープ。
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