JP2001106985A - 粘着ラベル - Google Patents
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Abstract
に貼付する粘着ラベルに関し、容器を回収するための洗
浄工程でラベルの脱落が起こりやすく、糊残りも少ない
粘着ラベルを提供する。 【解決手段】非収縮性のプラスチックフィルムからなる
表面基材および粘着剤層を有する粘着ラベルにおいて、
粘着剤中に含まれるカルボキシル基含有ビニル系単量体
が全ビニル系単量体中20〜100重量%、かつ該カル
ボキシル基含有ビニル系単量体の中和率が20〜100
%であり、該粘着剤層表面の1.5重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液および水に対する10秒後の接触角が90度
以下である粘着ラベル。粘着剤が溶剤系でありノニオン
系界面活性剤または/およびアニオン系界面活性剤を
0.1〜50重量%含んでなる粘着ラベル。
Description
ル、PETボトルに貼付する粘着ラベルに関するもので
ある。特に、容器を回収するための洗浄工程で剥離可能
な粘着ラベルを提供する。
醂などの調味料、清涼飲料水、洗剤、化粧品、医薬品な
どの容器として使用されるガラス瓶やプラスチックボト
ルは、使用後に排出される容器を回収し、温水やアルカ
リ水で洗浄した後、そのまま瓶として使用したり、細粉
砕(カレット化、フレーク化、ペレット化)後に再生原
料(再生ガラス、再生PET)として再商品化される。
再生原料の利用価値を高めるためボトルは透明なものが
多く使用されボトルに直接印刷できないものについて
は、直接印刷した風合いを持たせるためにボトルに貼付
される透明なプラスチックフイルムからなる基材に透明
性が高く水に浸漬されても白濁しない粘着剤を用いた粘
着ラベルを使用するようになった。
着剤やアクリル系粘着剤は、温水やアルカリ水で粘着剤
が溶解したり、膨潤して粘着性が消失しないために粘着
剤を除去できず、再生原料中に粘着ラベルの基材や粘着
剤が不純物として混入し、再生原料の品質低下(強度低
下、材料の変色など)となる問題があった。このため、
温水やアルカリ水で洗浄可能な粘着剤(接着剤)を適用
し、ボトルを洗浄液(温水、アルカリ水)で洗浄する工
程において粘着ラベルの粘着剤が溶解/膨潤し、粘着ラ
ベルとボトルを分別することが可能となった。
例示されるグルー糊、特開平8−30201号公報、特
開平8−106253号公報、特開平7−70532号
公報や特開平7−53608号公報、特開平7−102
230号公報、特開平6−17023号公報などに例示
されるアルカリ可溶型粘着剤や特公昭49−23294
号公報、特公昭55−18272号公報、特開平7−2
19439号公報などに例示される水可溶型粘着剤を用
いることで、粘着剤に洗浄液が浸透し溶解するかまたは
膨潤することで粘着ラベルの粘着性が消失し、ボトルか
ら粘着ラベルを脱落/分離できる。このような粘着剤
は、紙や液透過性の高い基材や熱収縮性のあるプラスチ
ックフイルムには効果的だが、熱収縮性が低く、液透過
性の低いプラスチックフイルムを基材とする粘着ラベル
に上記粘着剤を適用すると、洗浄液がラベルとボトル間
の粘着剤まで浸透しにくいために、ボトル回収時の洗浄
工程で粘着ラベルを完全に除去できなくなるなどの不具
合が発生する。また、グルー糊や水性媒体中でエマルジ
ョン重合した粘着剤は冷水に浸せきした際に粘着剤が白
濁し、外観を損ねるなどの問題から透明なプラスチック
フイルムに適用できないなどの不具合があり、必ずしも
上記課題をすべて満足する粘着剤は得られていなかっ
た。
しやすくする方法としては、粘着ラベルの基材を熱収縮
させる方法があるが、この方法ではボトルを殺菌する工
程や内容物を充填する工程や流通過程の保管時の熱でラ
ベルが収縮による変形により、ラベルデザインのゆがみ
による外観不良やバーコード印字部などのゆがみによる
バーコード読みとり機のエラーなどの不具合が発生す
る。フイルムに細孔を設ける方法では、一般消費者や回
収業者がボトル回収時に粘着ラベルを剥がす工程で粘着
ラベルが細孔部に発生したクラックから破れやすくなる
問題や外観が悪くなるなどの問題があるなどの不具合が
生じる。
ルボトル、PETボトルに貼付する粘着ラベルに関し、
容器を回収するための洗浄工程でラベルの脱落が起こり
やすく、糊残りも少ない粘着ラベルを提供する。
やPETボトルなどに付着した粘着ラベルを洗浄液で脱
落洗浄できるメカニズムについて鋭意研究を行った結
果、洗浄液の浸透性を決定する1.5重量%水酸化ナト
リウム水溶液および水に対する10秒後の接触角を規定
することにより、前記課題が解決でき、また、粘着剤中
のカルボキシル基の中和率を特定することで、所望の特
性値を好適に得ることを見いだしたのである。
材および粘着剤層を有する粘着ラベルにおいて、粘着剤
中に含まれるカルボキシル基含有ビニル系単量体が全ビ
ニル系単量体中20〜100重量%、かつ該カルボキシ
ル基含有ビニル系単量体の中和率が20〜100%であ
り、該粘着剤層表面の1.5重量%水酸化ナトリウム水
溶液および水に対する10秒後の接触角が90度以下で
あることを特徴とする粘着ラベルである。 (2)粘着剤が溶剤系でありアニオン系界面活性剤また
は/およびノニオン系界面活性剤を0.1〜50重量%
含んでなる(1)記載の粘着ラベルである。
の1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液および水に対す
る10秒後の接触角が90度以下であることがより望ま
しい。ここでいう1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液
および水に対する10秒後の接触角とは、接触角計CA
−X型(協和界面化学社製)で測定される粘着剤表面に
洗浄液である1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液およ
び水を1.8μl滴下し、滴下より10秒経過後の接液
部分の角度をそれぞれ算出し表したものである。一般的
に接触角は液体の表面張力(表面自由エネルギー)と固
体の表面張力(表面自由エネルギー)の力学的な平衡状
態を表し、液体と固体の親和性が高いほど接触角が低く
なる。
ウム水溶液および水に対する10秒後の接触角が限りな
く0度に近づくほど液体と固体の親和性が高く、ボトル
洗浄時にボトルに付着した粘着ラベルの粘着剤層中に洗
浄液である水酸化ナトリウム水溶液や水が内部まで浸透
しやすくなりボトルから粘着ラベルを除去(剥離)しや
すくなる。逆に1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液お
よび水に対する10秒後の接触角が90度を超えると液
体と固体の親和性が低く、ボトルの洗浄時にボトルに付
着した粘着ラベルの粘着剤層中に洗浄液が内部まで浸透
せず、ボトルから粘着ラベルを除去(剥離)できなくな
る。
は、冷水に耐性があり、洗浄液である温水とアルカリ水
に溶ける粘着剤組成物である。具体的には、 (a−1)カルボキシル基含有ビニル系単量体:20〜
100重量%、 (a−2)一般式 CH2=CR2COOR3(但し、R2
はHまたはCH3、R3は炭素数1〜12の直鎖または分
岐アルキル基を表す)で示される(メタ)アクリル酸エ
ステル系単量体:0〜50重量%、 (a−3)官能基を有する不飽和単量体:0〜5重量
%、 (a−4)(a−2)以外で上記一般式のR2またはR3
がグリコールである(メタ)アクリル酸エステル系単量
体:0〜20重量%、 の上記(a−1)〜(a−4)からなる単量体を有機性
媒体中で共重合して得られる重合体溶液100重量部に
対して、 (b−1)界面活性剤:0.1〜50重量部、 (b−2)(a−1)に中和(ケン化)可能な1価の陽
イオンを含む水酸化物:1〜100重量部、 (b−3)架橋剤もしくは硬化剤:0.1〜30重量
部、 (b−4)タッキファイヤーおよび可塑剤:0〜50重
量部、 の上記(b−1)〜(b−4)からなる添加剤を混合し
て得られる粘着剤組成物である。
性ビニル系単量体としては、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、、無水フ
マル酸、イタコン酸、クロトン酸などが挙げられる。こ
れらの中でアクリル酸、メタクリル酸が好適である。特
に、アクリル酸の単独重合体かアクリル酸とメタクリル
酸との共重合体が温水やアルカリ水の洗浄性に対して優
れた性能を発揮する。
1)〜(a−4)の合計100重量%中、例えば、20
〜100重量%、好ましくは25〜99重量%、特に好
ましくは30〜95重量%である。前記範囲量において
適当に選択利用するのがよい。
2=CR2COOR3で表される(メタ)アクリル酸エス
テルであり、そのR2は水素またはメチル基であり、そ
のR3は炭素数1〜12の直鎖もしくは分岐アルキル基
を示し、そのような基R3の例としては、メチル基、エ
チル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、n−オク
チル基、i−オクチル基、n−ノニル基、i−ノニル
基、n−デシル基、n−ドデシル基などを挙げることが
できる。このような(メタ)アクリル酸エステルの具体
例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
i−ブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、n−オクチル(メタ)アクリレート、i−オク
チル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリ
レート、i−ノニル(メタ)アクリレート、n−デシル
(メタ)アクリレートなどを例示できる。
体のみでは不足する粘着性を補う目的で使用され、(a
−2)の配合量が多くなりすぎると洗浄液に対する浸透
性が低下するおそれがある。このため使用量は、(a−
1)〜(a−4)の合計100重量%中、例えば、0〜
50重量%、好ましくは5〜50重量%、特に好ましく
は10〜50重量%である。前記範囲量において適当に
選択利用するのがよい。
単量体としては、例えば、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、n−プロピルアクリレート、i−プロピ
ルアクリレート等のアルキル基の炭素数が1〜3のアク
リル酸エステル類、メチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメ
タクリレート等のメタクリル酸エステル類、ジメチルマ
レート、ジ−n−ブチルマレート、ジ−2−エチルヘキ
シルマレート、ジ−n−オクチルマレート、ジメチルフ
マレート、ジ−n−ブチルフマレート、ジ−2−エチル
ヘキシルフマレート、ジ−n−オクチルフマレート等の
マレイン酸エステルもしくはフマル酸エステル類、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等
の飽和脂肪酸ビニルエステル類、スチレン、ビニルトル
エン、アクリロニトリルより選ばれた単量体もしくは、
アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチル
メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、アミノエチルアクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−
ジエチルアミノエチルアクリレート、アミノエチルメタ
クリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
ビニルメルカプタン、アリルメルカプタン、(ポリ)エ
チレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
アリルアクリレート、トリアリルシアヌレート、トリア
リルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、ジビニル
ベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート、アリルメタク
リレート等のアミド基もしくは置換アミド基、アミノ基
もしくは置換アミノ基、水酸基、エポキシ基、メルカプ
ト基、ラジカル重合性不飽和基などの官能性基を1分子
中に少なくとも1個含有する不飽和単量体(以下、官能
性単量体と称すことがある)で前記単量体(a−1)や
(a−2)以外の官能性単量体も必要に応じて使用でき
る。この他、単量体(a−3)としては、特に制限され
たものではなく、種々の不飽和単量体を、本発明の効果
が損なわれない範囲において適宜使用できる。
1)〜(a−4)の合計100重量%中、例えば、0〜
5重量%、好ましくは0.2〜5重量%、特に好ましく
は0.5〜5重量%である。前記範囲量において適当に
選択利用するのがよい。
2またはR3がグリコールである(メタ)アクリル酸エス
テル系単量体としては、例えば、ポリエチレングリコー
ルモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
メタクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、1,3ブチレングリコールジメタクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジメタクリレート(NPGDM
A)、ジエチレングリコールジメタクリレート(DEG
DMA)、トリエチレングリコールジメタクリレート
(TEGDMA)等のグリコールを含有する(メタ)ア
クリル酸エステル系単量体で前記以外の単量体も必要に
応じて使用できる。
1)〜(a−4)の合計100重量%中、例えば、0〜
20重量%、好ましくは0〜18重量%、特に好ましく
は0〜15重量%である。
ニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤をそれぞれ
単独あるいは併用して使用でき、ことに得られた粘着ラ
ベルの耐水性がありかつ高温の洗浄液では溶解しやすい
という相反する性質や粘着物性(粘着力、タック、保持
力)低下の観点から、ノニオン系界面活性剤を多く用い
る方が好ましい。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンステアリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル類;例えば、ポリオキシエチレンオクチルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル等の、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル類;例えば、ソルビタンモノラウレート、ソルビタ
ンモノステアレート、ソルビタントリオレート等のソル
ビタン高級脂肪酸エステル類;例えば、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノラウレート等のポリオキシエチレン
ソルビタン高級脂肪酸エステル類;例えば、オレイン酸
モノグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド等の
グリセリン高級脂肪酸エステル類;例えば、ポリオキシ
エチレン・ポリオキシプロピレン・ブロックコポリマ
ー;等を例示できるが、なかでも曇点が高目の界面活性
剤が洗浄液の使用温度から溶解しやすく冷水耐水性に優
れる。
オレイン酸ソーダ等の高級脂肪酸塩類;例えば、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ソーダ等のアルキルアリールスル
ホン酸塩類;例えば、ラウリル硫酸ソーダ等のアルキル
硫酸エステル塩類;例えば、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル硫酸ソーダ等のポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸エステル塩類;例えば、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル硫酸ソーダ等のポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩類;モ
ノオクチルスルホコハク酸ソーダ、ジオクチルスルホコ
ハク酸ソーダ、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハ
ク酸ソーダ等のアルキルスルホコハク酸エステル塩およ
びその誘導体類;等を例示できる。
(a−4)の合計100重量部に対して、例えば、0.
1〜20重量部、好ましくは0.1〜18重量部、特に
好ましくは0.1〜15重量部である。
化)可能な1価の陽イオンを含む水酸化物としては、1
価の陽イオン(ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金
属イオンやアンモニウムイオン)を含む水酸化物(例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムやアンモニアな
ど)を例示できる。
中和(ケン化)する際に得られたカルボキシル基塩の中
和率に基づいて配合されるべきであり、20〜100%
の中和率を得るための配合量として(a−1)〜(a−
4)の合計100重量部に対して、1〜100重量部で
ある。
の陽イオン(ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属
イオンやアンモニウムイオン)を含む水酸化物で中和す
ることにより、粘着剤中に含まれる疎水性のカルボキシ
ル基含有ポリマーがケン化し親水性も発現する。また、
粘着剤中のカルボキシル基を一部残存させることによ
り、残存するカルボキシル基が洗浄時のアルカリ水(水
酸化ナトリウム水溶液など)とケン化反応し、洗浄液に
なじみやすくなる。
和率は、20〜100%、好適には40〜100%、さ
らに好適には50〜100%である。上記中和率の範囲
で、粘着剤層が洗浄液である温水やアルカリ温水に対し
て容易に浸透かつ、溶解または膨潤して粘着性を消失し
粘着ラベルの脱落が可能となる。カルボキシル基塩の中
和率が20%よりも低いと粘着剤中の親水性が低くなり
すぎるために、アルカリ温水では効果があるものの、温
水での洗浄性が低下し好ましくない。
ては、例えばイソシアネート系架橋剤、キレート系架橋
剤、オキサゾリン系架橋剤、エポキシ基を有するポリグ
リシジル化合物または多価アルコールのグリシジルエー
テルやヒドラジド系架橋剤やポリカルボジイミド系架橋
剤、金属キレート化合物などを含むイオン性架橋剤など
が挙げられる。架橋剤は前記粘着剤の分子量調整の他、
該粘着剤層と基材への密着性を向上せしめる目的つまり
粘着剤の凝集力、粘着剤と基材の投錨力を高めるなどの
目的で使用される。
性基と反応する基を一分子中に二個以上有するものであ
れば特に限定されるものではないが、粘着剤組成物中に
硬化剤を添加してしばらくすると粘着剤と反応してゲル
化、増粘したり、凝集物が発生するものは好ましくな
い。すなわち、架橋剤は、粘着剤層を形成する前(塗工
前)に化学的に安定であり、粘着剤塗工時に分散媒が揮
発、もしくは粘着剤組成物を乾燥したのちに不可逆的に
架橋反応が進行することが望ましい。このような架橋剤
と官能基の組み合わせは、前述の公知のものでかまわな
い
(a−4)の合計100重量部に対して、例えば、0.
1〜30重量部、好ましくは0.1〜25重量部、特に
好ましくは0.1〜20重量部である。前記(b−4)
タッキファイヤーおよび可塑剤としては、Tgが−70
℃〜10℃である可塑剤またはタッキファイヤー。例え
ば、ナフテン系プロセスオイル、パラフィン系オイル等
のオイル、ジオクチルフタル酸などの可塑剤、安定化ロ
ジングリセリンエステル、β−ピネン樹脂、α−ピネン
樹脂を重合したテルペン樹脂、C5系石油樹脂、C9系
石油樹脂なども含まれる。その使用量は(a−1)〜
(a−4)の合計100重量部に対して0〜50重量部
の範囲で求める特性に合せて選ばれる。
開始剤として、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパ
ーオキシド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネー
ト、t−ブチルパーオキシビバレート、t−ブチルパー
オキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート、2,2’−アゾビスイソブチロニト
リル、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニト
リル、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジ
メチルバレロニトリル、2,2’−アゾビスメチルイソ
ブチレート等の油溶性重合開始剤、または、過硫酸ナト
リウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過
硫酸塩類、前述の如き有機過酸化物類、過酸化水素など
の水溶性重合開始剤、還元剤、例えば、n−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ブチルメ
ルカプタン、2−メルカプトエタノール、2−エチルヘ
キシルチオグリコレート、トリクロロブロモメタン等の
連鎖移動剤などを挙げることができる。
く述べた如き単量体混合物を塊状重合法、溶液重合法な
どの任意の方法で得られるが、本発明において、得られ
た粘着ラベルを水中に浸せきした際に粘着剤層が白濁し
ないために、前記アクリル系単量体混合物は、溶剤重合
することがより好ましい。
物をメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、t−ブタノール、アセトン、トルエン、
酢酸エチルなどに代表される有機溶剤から選択される1
種または複数種の溶媒中で重合反応を行いベースポリマ
ーを得ることができる。
整剤の使用、重合時の昇温速度、反応温度の調節などの
公知の方法により行い、粘着ラベルのタックや保持力な
どの諸物性のバランスから、得られた粘着剤組成物の分
子量はポリスチレン換算で20万〜150万となること
が好ましい。
は、PETフィルム、PEフィルム、PPフィルムや合
成紙等のフィルム基材で性能を発揮することができる。
しかしながら本発明では、粘着剤層への洗浄液の浸透性
かつ、溶解または膨潤する性能に優れているため熱収縮
性のないPPフィルムやPETフイルムなどでも十分に
性能を発揮し、好適には熱収縮性のないPPフイルム
が、PETボトルの回収工程においてPETと比重分離
可能なため優れている。前述の熱収縮性のないフイルム
とは、80℃における伸縮率が10%以下のものであ
り、耐熱性に優れ、ボトルを殺菌する工程や内容物を充
填する工程や流通過程の保管時の熱、洗浄工程の洗浄液
の熱でラベルが意図しない収縮による変形がないことを
特徴とするものである。
させる目的でアンカー層を積層した基材を使用できる。
なお、前記のアンカー層や目止め層は特に限定はなく、
例えば、カゼイン、デキストリン、澱粉、カルボキシメ
チルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレ
ート−ブタジエン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エス
テル共重合体等の天然または合成樹脂および/または顔
料を主成分とした材料を、乾燥重量で0.1〜10g/
m2程度設けることができるが、粘着ラベルの透明性な
どの観点から材料の選定や塗工量の設定を行うべきであ
る。また、前記顔料としては、カオリン、炭酸カルシウ
ム、クレー、タルク、焼成カオリン、デラミカオリン、
二酸化チタン、水酸化アルミニウム、シリカ、ホワイト
カーボン等の無機顔料、或いはポリスチレン樹脂微粒
子、尿素−ホルマリン樹脂微粒子、微小中空粒子等の有
機合成顔料等を用いることができる。
は、一般慣用のものが使用できる。剥離紙基材として
は、例えば、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂のラミネ
ート紙、グラシン紙、クレーコート紙、または、上質紙
等の目止め層として、例えばカゼイン、デキストリン、
澱粉およびその誘導体、カルボキシメチルセルロース、
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共
重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル共重合体等の天
然または合成樹脂および/または顔料とを主成分とした
目止め層を、乾燥重量で0.1〜10g/m2程度設け
た基紙や、PETフィルム、PEフィルム、PPフィル
ムや合成紙、不織布等のフィルム基材が挙げられる。前
記顔料としては、カオリン、炭酸カルシウム、クレー、
タルク、焼成カオリン、デラミカオリン、二酸化チタ
ン、水酸化アルミニウム、シリカ、ホワイトカーボン等
の無機顔料、或いはポリスチレン樹脂微粒子、尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂微粒子、微小中空粒子等の有機合成
顔料等を用いることができる。剥離剤としては一般のも
のが使用でき、例えば、水分散型、溶剤型あるいは無溶
剤型のシリコーン樹脂やフッ素樹脂等が使用でき、前記
剥離基材に乾燥重量で0.05〜3g/m2程度塗被
後、熱硬化、紫外線硬化、電離放射線硬化等によって剥
離層を形成し、剥離シートを得られる。
法、すなわち剥離シート剥離剤塗工層に粘着剤組成物を
塗被、乾燥して粘着剤層を設け、次いで表面基材と貼合
する方法や直接法、すなわち基材に粘着剤を塗被、乾燥
して粘着剤層を設け、次いで剥離シート剥離剤塗工層と
貼合する方法で仕上げられる。
または剥離シートへ塗被する装置としては、例えばロー
ルコーター、リバースロールコーター、ナイフコータ
ー、エアーナイフコーター、バーコーター、スロットダ
イコーター、リップコーター、グラビアコーター、リバ
ースグラビアコーター、スプレー噴霧器等の一般の塗被
装置が挙げられ、また、スクリーン印刷、グラビア印刷
等の印刷機でも製造することができる。
30g/m2程度の範囲で調節される。因みに、3g/
m2未満では、得られる粘着ラベルのボトルに対する粘
着性能が不十分となり、一方30g/m2を越えると品
質的に飽和し、経済上の点から好ましくない。
説明するが、勿論本発明はこれらに限定されるものでは
ない。また例中の部、割合、塗工量等は特に断わらない
限り、全て固形分または有効成分の重量基準で示すもの
である。
1.4g/m2(王子製紙社製)に剥離剤として、SD
7220(東レ・ダウコーニングシリコーン社製)を乾
燥後の塗工量が0.5g/m2となるように塗布したも
のを使用した。
窒素導入管および還流冷却器を備えた反応器に酢酸エチ
ル300部、トルエン200部添加し、撹拌を行いなが
ら昇温し、内温が約70℃となったら窒素パージによる
置換を行う。次にアクリル酸(以下AAと略称すること
がある)192部、ブチルアクリレート(以下BAと略
称することがある)106部、β−ヒドロキシエチルア
クリレートメタクリル酸6部、ジエチレングリコールジ
メタクリレート(以下DEGDMAと略称することがあ
る)16部、過酸化ベンゾイル(以下BPOと略称する
ことがある)1.2部を溶解した溶液を3時間にわたっ
て滴下する。重合反応は、80℃を保持し、モノマー滴
下後15時間で終了する。固形分濃度が40.0%であ
る粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成物100部
に対し、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリル
エーテルを30部、中和剤として水酸化カリウムを2
7.7部、架橋剤としてアルミニウムトリスアセチルア
セトネートを10部、タッキファイヤーとして軟化点8
5℃である水添ロジン樹脂のKR−610(荒川化学
製)を10部配合し、中和率が60%となる粘着剤塗工
液を得た。
ける伸縮率が3%である二軸延伸ポリオレフィンフィル
ム(以下OPPと略称することがある)としてアルファ
ンS SY−101#50(王子製紙社製)を用い、コ
ンマコーターにて乾燥後の粘着剤塗工量が20g/m 2
となるように、粘着剤を剥離紙に転写塗工、乾燥したの
ち粘着剤塗布面と基材を貼り合わせて粘着ラベルを得
た。得られた粘着ラベルのポリエチレンテレフタレート
(以下PETと略称することがある)に対する粘着力が
200N/m、1.5%水酸化ナトリウム水溶液に対す
る10秒後の接触角は47度、水に対する10秒後の接
触角は53度であった。
た。
て、中和剤として水酸化カリウムを9.2部配合し、中
和率が20%となる以外は同様の方法にて粘着剤組成物
を得た。
法にて粘着ラベルを得た。得られた粘着ラベルのPET
に対する粘着力が220N/m、1.5%水酸化ナトリ
ウム水溶液に対する10秒後の接触角は38度、水に対
する10秒後の接触角は85度であった。
得た。
窒素導入管及び還流冷却器を備えた反応器に酢酸エチル
300部、トルエン200部添加し、撹拌を行いながら
昇温し、内温が約70℃となったら窒素パージによる置
換を行う。次にアクリル酸AA298部、β−ヒドロキ
シエチルアクリレートメタクリル酸6部、DEGDMA
16部、BPO1.2部を溶解した溶液を3時間にわた
って滴下する。重合反応は、80℃を保持し、モノマー
滴下後15時間で終了する。固形分濃度が40.5%で
ある粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成物100
部に対し、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリ
ルエーテルを0.1部、中和剤として水酸化カリウムを
46.1部、架橋剤としてアルミニウムトリスアセチル
アセトネートを10部、タッキファイヤーとして軟化点
85℃である水添ロジン樹脂のKR−610(荒川化学
社製)を10部配合し、中和率が60%となる粘着剤塗
工液を得た。
法にて粘着ラベルを得た。得られた粘着ラベルのPET
に対する粘着力が120N/m、1.5%水酸化ナトリ
ウム水溶液に対する10秒後の接触角は68度、水に対
する10秒後の接触角は70度であった。
得た。
窒素導入管及び還流冷却器を備えた反応器に酢酸エチル
300部、トルエン200部添加し、撹拌を行いながら
昇温し、内温が約70℃となったら窒素パージによる置
換を行う。次にAA64部、BA224部、β−ヒドロ
キシエチルアクリレートメタクリル酸6部、DEGDM
A16部、BPO1.2部を溶解した溶液を3時間にわ
たって滴下する。重合反応は、80℃を保持し、モノマ
ー滴下後15時間で終了する。固形分濃度が40.2%
である粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成物10
0部に対し、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウ
リルエーテルを50部、中和剤として水酸化カリウムを
9.2部、架橋剤としてアルミニウムトリスアセチルア
セトネートを10部、タッキファイヤーとして軟化点8
5℃である水添ロジン樹脂のKR−610(荒川化学社
製)を10部配合し、中和率が60%となる粘着剤塗工
液を得た。
法にて粘着ラベルを得た。得られた粘着ラベルのPET
に対する粘着力が118N/m、1.5%水酸化ナトリ
ウム水溶液に対する10秒後の接触角は86度、水に対
する10秒後の接触角は87度であった。
得た。
て、中和剤として水酸化カリウムを8.3部配合し、中
和率が18%となる以外は同様の方法にて粘着剤組成物
を得た。
法にて粘着ラベルを得た。得られた粘着ラベルのPET
に対する粘着力が118N/m、1.5%水酸化ナトリ
ウム水溶液に対する10秒後の接触角は35度、水に対
する10秒後の接触角は93度であった。
得た。
窒素導入管及び還流冷却器を備えた反応器に酢酸エチル
300部、トルエン200部添加し、撹拌を行いながら
昇温し、内温が約70℃となったら窒素パージによる置
換を行う。次にAA58部、BA240部、β−ヒドロ
キシエチルアクリレートメタクリル酸6部、DEGDM
A16部、BPO1.2部を溶解した溶液を3時間にわ
たって滴下する。重合反応は、80℃を保持し、モノマ
ー滴下後15時間で終了する。固形分濃度が40.1%
である粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成物10
0部に対し、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウ
リルエーテルを0.1部、中和剤として水酸化カリウム
を8.3部、架橋剤としてアルミニウムトリスアセチル
アセトネートを10部、タッキファイヤーとして軟化点
85℃である水添ロジン樹脂のKR−610(荒川化学
社製)を10部配合し、中和率が60%となる粘着剤塗
工液を得た。
法にて粘着ラベルを得た。得られた粘着ラベルのPET
に対する粘着力が250N/m、1.5%水酸化ナトリ
ウム水溶液に対する10秒後の接触角は105度、水に
対する10秒後の接触角は103度であった。
た。
て、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエー
テルを50部配合する以外は同様の方法にして粘着剤塗
工液を得た。
法にて粘着ラベルを得た。得られた粘着ラベルのPET
に対する粘着力が150N/m、1.5%水酸化ナトリ
ウム水溶液に対する10秒後の接触角は98度、水に対
する10秒後の接触角は88度であった。
に従って粘着ラベルの物性測定を行った。
のを接着面積が約10mm角となるようフレーク状に切
断し、これを20枚作成する。 容量が2リットルビーカー中に80℃の洗浄液(1リ
ットル)を入れ、攪拌機(攪拌翼約9cm十字型)で攪
拌(回転速度200rpm)する。 で作成したサンプルを投入し、30分間攪拌する。 30分間攪拌後、すぐにメッシュで濾別し、PETと
粘着ラベルの剥がれ具合、糊のこりを観察する。(洗浄
液が1.5%水酸化ナトリウム水溶液の場合、1リット
ルの水道水をメッシュ上に3回注ぎ洗浄後直ちに評価す
る。) サンプル20枚中粘着ラベルが剥がれたサンプルの比
率、乾燥後のPETボトルフレーク側、粘着ラベル基材
側の粘着性は、下記評価基準により評価し、得られた結
果より総合判定をおこなった。 <粘着ラベル脱落率>評価基準; ○:粘着ラベル脱落率が100%である。 △:粘着ラベル脱落率が80〜99%である。 ×:粘着ラベル脱落率が80%未満である。 <糊のこり>評価基準; ○:乾燥後にPETボトルフレークまたは粘着ラベル基
材の粘着性がない。 △:乾燥後にPETボトルフレークまたは粘着ラベル基
材の粘着性がわずかにあるが、洗浄後他のPETフレー
ク、粘着ラベルの基材に付着しない。 ×:乾燥後にPETボトルフレークまたは粘着ラベル基
材に粘着性があり、洗浄後他のPETフレーク、粘着ラ
ベルの基材に付着している。 <総合評価>判定基準; 粘着ラベル脱落率、糊のこりの評価結果の最低値を評価
結果とし、実用適性を判定した。 ○:粘着ラベル脱落率、糊のこりがともに○レベルで実
用適性あり。 △:粘着ラベル脱落率および/または糊のこりが△レベ
ルだが実用適性はある。 ×:粘着ラベル脱落率および/または糊のこりが×レベ
ルで実用適性がない。
1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液および水に対する
10秒後の接触角が90度以下であり、洗浄液が温水お
よび1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液であるときと
きのPETボトル洗浄適性に優れた品質の粘着ラベルと
なる。
りも低いために粘着剤層表面の水に対する10秒後の接
触角が90度を越え、洗浄液が温水時のPETボトル洗
浄適性が不十分となり不適である。比較例2では、粘着
剤中に含まれるカルボキシル基含有重合性ビニル系単量
体が18重量%と少なく、また粘着剤の中和率が20%
よりも低いために粘着剤層表面の1.5重量%水酸化ナ
トリウム水溶液および水に対する10秒後の接触角がと
もに90度を越え、洗浄液が温水および1.5重量%水
酸化ナトリウム水溶液であるときときのPETボトル洗
浄適性がなく不適である。比較例3では、比較例2と同
様に粘着剤中に含まれるカルボキシル基含有重合性ビニ
ル系単量体が18重量%と少なく、界面活性剤を50重
量部配合しても、粘着剤層表面の1.5重量%水酸化ナ
トリウム水溶液に対する10秒後の接触角が90度を越
え、洗浄液が1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液であ
るときのPETボトル洗浄適性がなく不適である。
キシル基の中和率、および該粘着剤層表面の1.5重量
%水酸化ナトリウム水溶液および水に対する10秒後の
接触角を制御することで、粘着ラベルを貼付したPET
ボトルなどの容器を回収するための洗浄工程において、
粘着ラベルが脱落しやすく、糊残りの少ない優れた特性
を有するものが得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】非収縮性のプラスチックフィルムからなる
表面基材および粘着剤層を有する粘着ラベルにおいて、
粘着剤中に含まれるカルボキシル基含有ビニル系単量体
が全ビニル系単量体中20〜100重量%、かつ該カル
ボキシル基含有ビニル系単量体の中和率が20〜100
%であり、該粘着剤層表面の1.5重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液および水に対する10秒後の接触角が90度
以下であることを特徴とする粘着ラベル。 - 【請求項2】粘着剤が溶剤系でありノニオン系界面活性
剤または/およびアニオン系界面活性剤を0.1〜50
重量%含んでなる請求項1記載の粘着ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28134399A JP2001106985A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 粘着ラベル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28134399A JP2001106985A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 粘着ラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28134399A Pending JP2001106985A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 粘着ラベル |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001106985A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-10-01 JP JP28134399A patent/JP2001106985A/ja active Pending
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JP7292220B2 (ja) | 2017-06-30 | 2023-06-16 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 湿潤表面及び乾燥表面接着剤 |
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