JPH09217041A - 印刷粘着テープ - Google Patents

印刷粘着テープ

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JPH09217041A
JPH09217041A JP2239696A JP2239696A JPH09217041A JP H09217041 A JPH09217041 A JP H09217041A JP 2239696 A JP2239696 A JP 2239696A JP 2239696 A JP2239696 A JP 2239696A JP H09217041 A JPH09217041 A JP H09217041A
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JP
Japan
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group
printed
acid
adhesive tape
release agent
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JP2239696A
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English (en)
Inventor
Chikara Matsuki
主税 松木
Keisuke Miyake
啓介 三宅
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材の印刷面に直接離型剤を塗布しても、有
機溶剤によるインクの一部溶解や膨潤が起こらず、それ
により、印刷のかすれやぼやけ、離型剤がインクに溶け
込むことによる離型不良などが発生せず、適度な展開性
と滑り性を備えた印刷粘着テープを提供する。 【解決手段】 基材の一面に印刷され、該印刷面に離型
層が設けられ、基材の他の面に粘着剤層が設けられた印
刷粘着テープであって、上記離型層が、重合度が300
〜5000であり、鹸化度が50モル%以上である酢酸
ビニル(共)重合体の水酸基1当量に対して、イソシア
ネート基、カルボン酸基、酸ハライド基、ケテン基、ア
ルデヒド基、エポキシ基の群から選ばれる1種以上の上
記水酸基と反応する官能基を有し、アルキル基の炭素数
が6〜30である長鎖アルキル化合物を0.5当量以上
の割合で反応させて得られる離型剤と、酸価が0.2〜
800である酸変性ポリオレフィン共重合体、又は炭素
数が10〜30である1種以上の脂肪酸とからなる水分
散系離型剤組成物からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材の印刷面に離
型層が形成され、段ボール箱等の封緘や内容物の表示、
装飾等に用いられる粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】クラフト紙、延伸ポリプロピレンフィル
ム、布等を基材とする粘着テープは段ボール箱等の封緘
等の包装用途で多く使用されており、基材に文字や図柄
が、又は着色目的で全面に印刷されたものも多く使われ
ている。このような印刷粘着テープで、クラフト紙を基
材とするものは一般に基材のクラフト紙上に直接印刷が
なされ、該印刷面にラミネートされたポリオレフィン系
樹脂面に離型層が、他の面に粘着剤層が設けられたもの
である。
【0003】延伸ポリプロピレンフィルムを基材とする
ものでは、該フィルムの一面に印刷がなされ、必要なら
ばこの面に下塗剤を塗布した上に粘着剤層が設けられ、
フィルムの他の面に離型層が設けられる構成が一般的で
ある。布を基材とする粘着テープにおいては、布の片面
にラミネートされたポリオレフィン系樹脂面に印刷がな
され、該印刷面にクリアー樹脂コートを施した上に離型
層が、他の面に粘着剤層が設けられるのが一般的であ
る。
【0004】又、クラフト粘着テープでは、クラフト紙
にラミネートされたポリオレフィン系樹脂に印刷が施さ
れ、該印刷面に長鎖アルキル基を有する有機系離型層が
形成され、上記クラフト紙の他の面に粘着剤層が設けら
れてなるものが特開平6−313156号公報に記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記延伸ポリプロピレ
ンフィルムや布を基材とする場合には、印刷面と離型層
とが直接触れないようになされているのは次の理由によ
る。即ち、印刷インクにはアミン等のシリコーンの硬化
を阻害する物質が含まれていることがあり、離型剤とし
てシリコーン系のものを用いると、硬化阻害物質とシリ
コーンとが接触して印刷インクが離型剤の硬化触媒毒と
なり、該離型剤が硬化不良となって未硬化の離型剤が粘
着剤に移行し粘着性を阻害する。
【0006】また、有機系離型剤を有機溶剤に溶解して
印刷面に直接塗布すると、有機溶剤によりインクの一部
が溶解もしくは膨潤されて印刷のかすれやぼやけが生じ
たり、また、インク内に離型剤が溶け込んで充分な離型
効果が得られず、粘着テープの展開不良となるという問
題もあった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解消し、基材
の印刷面に直接離型剤を塗布しても、有機溶剤によるイ
ンクの一部溶解や膨潤が起こらず、それにより、印刷の
かすれやぼやけ、離型剤がインクに溶け込むことによる
離型不良などが発生せず、適度な展開性と滑り性を備え
た印刷粘着テープを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷粘着テープ
は、基材の一面に印刷され、該印刷面に離型層が設けら
れ、基材の他の面に粘着剤層が設けられた印刷粘着テー
プであって、上記離型層が、重合度が300〜5000
であり、鹸化度が50モル%以上である酢酸ビニル
(共)重合体の水酸基1当量に対して、イソシアネート
基、カルボン酸基、酸ハライド基、ケテン基、アルデヒ
ド基、エポキシ基の群から選ばれる1種以上の上記水酸
基と反応する官能基を有し、アルキル基の炭素数が6〜
30である長鎖アルキル化合物を0.5当量以上の割合
で反応させて得られる離型剤と、酸価が0.2〜800
である酸変性ポリオレフィン共重合体、又は炭素数が1
0〜30である1種以上の脂肪酸とからなる水分散系離
型剤組成物からなることを特徴とするものである。
【0009】本発明で使用される基材としては、クラフ
ト紙にポリオレフィン系樹脂がラミネートされたもの、
織布もしくは不織布にポリオレフィン系樹脂がラミネー
トされたもの、延伸ポリプロピレンフィルム、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム等が挙げられる。上記のラ
ミネート面やフィルム面には離型剤のぬれ性、接着性を
向上させるためにコロナ放電処理を施しておくことが好
ましい。
【0010】粘着剤としては、ゴム系粘着剤、アクリル
系粘着剤等が使用できる。粘着剤層を形成する方法は、
天然ゴム系粘着剤では有機溶剤に溶解して塗布・乾燥す
る方法、合成ゴム系粘着剤では熱溶融させて塗布する方
法がある。アクリル系粘着剤では有機溶剤に溶解する
か、又はエマルジョン化して基材に塗布・乾燥する方
法、他の離型紙に塗布乾燥して形成した粘着剤層を転写
する方法、光重合性モノマーを含む組成物を塗布した
後、紫外線を照射することにより重合させる方法等が挙
げられる。
【0011】本発明では離型剤として次の組成物を用い
る。即ち、重合度が300〜5000であり、鹸化度が
50モル%以上である酢酸ビニル(共)重合体の水酸基
1当量に対して、イソシアネート基、カルボン酸基、酸
ハライド基、ケテン基、アルデヒド基、エポキシ基の群
から選ばれる1種以上の上記水酸基と反応する官能基を
有し、アルキル基の炭素数が6〜30である長鎖アルキ
ル化合物を0.5当量以上の割合で反応させて得られる
離型剤と、酸価が0.2〜800である酸変性ポリオレ
フィン共重合体、又は炭素数が10〜30である1種類
以上の脂肪酸とからなる水分散系離型剤組成物である。
【0012】離型剤を構成する一方の反応材料である鹸
化前の酢酸ビニル(共)重合体、酢酸ビニルの単独重合
体、又は、酢酸ビニルとビニル化合物との共重合体であ
って、後者の例としては、酢酸ビニル−エチレン共重合
体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体等が挙げられる。
鹸化前の酢酸ビニル(共)重合体の重合度は、低すぎる
と離型性能が悪くなり、高すぎると離型剤成分が水に分
散し難くなるので、500〜3000に限定される。好
ましくは800〜2500である。
【0013】酢酸ビニル(共)共重合体は酢酸ビニルの
部分が鹸化されたものであって、その鹸化度が低くなる
と、反応性を有する水酸基の量が少なくなって離型性能
が悪くなるので50モル%以上に制限される。好ましく
は60モル%以上である。
【0014】離型剤を構成する他方の反応成分である長
鎖アルキル化合物は、イソシアネート基、カルボン酸
基、酸ハライド基、ケテン基、アルデヒド基及びエポキ
シ基からなる群から選ばれる1種以上の官能基を有し、
鹸化酢酸ビニル(共)重合体の水酸基と反応する。上記
長鎖アルキル化合物の長鎖アルキル基の炭素数が少なく
なると離型性能が低下するので6以上に限定される。好
ましくは8以上である。
【0015】長鎖アルキル化合物は、例えば、イソシア
ネート基を有するものとして、オクチルイソシアネー
ト、ドデシルイソシアネート、オクタデシルイソシアネ
ート、ドコサニルイソシアネート等があり、カルボン酸
基を有するものとして、オクタン酸、ドデカン酸、オク
タデカン酸、ドコサン酸等、酸ハライド基を有するもの
として、オクタノイルクロライド、ドデカノイルクロラ
イド、ドコサノイルクロライド等、ケテン基を有するも
のとして、オクチルケテンダイマー、ドデシルケテンダ
イマー、オクタデシルケテンダイマー、ドコサニルケテ
ンダイマー等、アルデヒド基を有するものとして、オク
チルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、オクタデシルア
ルデヒド、ドコサニルアルデヒド等、エポキシ基を有す
るものとして、オクチルグリシジルエーテル、ドデシル
グリシジルエーテル、オクタデシルグリシジルエーテ
ル、ドコサニルグリシジルエーテル等がそれぞれ挙げら
れる。
【0016】長鎖アルキル化合物を鹸化酢酸ビニル
(共)重合体と反応させて離型剤が得られる。この反応
において長鎖アルキル化合物の割合が少なくなると、離
型性能が悪くなるので、鹸化酢酸ビニル(共)共重合体
の水酸基1当量に対して反応させる長鎖アルキル化合物
は0.5当量以上であり、好ましくは0.6当量以上で
ある。
【0017】離型剤と併用される酸変性ポリオレフィン
共重合体は酸価が0.2〜800のものであり、例え
ば、エチレン、プロピレン、1−ブテン等のオレフィン
と、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸、ビニルピロリドン等の極性基を有するビニルモノマ
ーとの共重合体が挙げられる。
【0018】酸変性ポリオレフィン共重合体の酸価は、
低すぎると水に分散し難く、凝集、沈降が起こり易くな
り、高すぎると離型剤と分離するので0.2〜800で
あるものが用いられる。好ましくは10〜20である。
上記酸変性ポリオレフィン共重合体が極性基を有するビ
ニルモノマーとの共重合体である場合には、極性基含有
ビニルモノマーの共重合量は0.01〜40モル%であ
るのが好ましく、更に好ましくは0.5〜10モル%で
ある。
【0019】酸変性ポリオレフィン共重合体の重合度
は、高すぎると水に分散し難く、水分散系離型剤組成物
をポリスチレン樹脂フィルム基材又はポリカーボネート
樹脂フィルム基材に塗布した後、離型性能が発現するま
でに加熱が長時間に及ぶなど好ましくない影響が現れ、
重合度が低すぎると室温でも軟化状態となり、離型性能
に悪影響を及ぼすので、10〜2000が好ましく、更
に好ましくは20〜1000である。
【0020】離型剤と併用される脂肪酸は、炭素数が1
0〜30の飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸であり、これらを
単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いても
よい。脂肪酸の炭素数は多すぎるものでは極性が低くな
りすぎて水に分散し難くなったり、溶融粘度が高くなり
すぎて水分散系離型剤組成物を基材に塗布した後、離型
性能が発現するまでの加熱が長時間に及ぶなど好ましく
ない影響が現れる。又、炭素数が少なすぎると極性が高
くなりすぎて離型剤成分と分離したり、融点が低くなっ
て離型性能に悪影響を及ぼす。従って、脂肪酸の炭素数
は10〜30の範囲であり、好ましくは12〜26であ
る。
【0021】脂肪酸の配合量は、少ないと水分散系離型
剤を製造する際、離型剤成分が水に分散され難くなり、
多すぎるとこれを用いた水分散系離型剤を使用するとき
に粘着剤層への移行が激しくなるなど、好ましくない影
響が現れるので、離型剤成分100重量部に対して1〜
50重量部が好ましく、より好ましくは3〜40重量部
である。
【0022】(作用)本発明印刷粘着テープにおいて
は、離型層として、重合度が300〜5000であり、
鹸化度が50モル%以上である酢酸ビニル(共)重合体
の水酸基1当量に対して、イソシアネート基、カルボン
酸基、酸ハライド基、ケテン基、アルデヒド基、エポキ
シ基の群から選ばれる1種以上の上記水酸基と反応する
官能基を有し、アルキル基の炭素数が6〜30である長
鎖アルキル化合物を0.5当量以上の割合で反応させて
得られる離型剤と、酸価が0.2〜800である酸変性
ポリオレフィン共重合体、又は炭素数が10〜30であ
る1種以上の脂肪酸とからなる水分散系離型剤組成物が
用いられているので、安定した離型性を有する。
【0023】離型剤は酢酸ビニル(共)重合体と長鎖ア
ルキル化合物とが反応して得られるものであるため、適
度な摩擦力が付与される。又、溶媒が水であるため印刷
面に直接塗布してもインクを溶解したり、膨潤させるこ
とがなく、印刷のかすれやぼやけが発生しない。更に、
離型剤が印刷層を溶解しないために、印刷面に安定した
離型層を形成することができるので安定した展開力が発
現される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明印刷粘着テープの実
施例を説明する。 (実施例1)離型剤(R1)の合成 脱水したキシレン50g中に分散させたポリビニルアル
コール(重合度1100,鹸化度98モル%)10g
に、オクタデシルイソシアネート67gと触媒(ジラウ
リン酸ジブチル錫)0.01gを加えて反応させた。こ
の反応溶液を1000gのメタノール中に注いで得た白
色沈澱物をメタノールに次いでヘキサンで洗浄し、乾燥
して離型剤(R1)を得た。
【0025】上記離型剤(R1)を用いて、次に示す配
合で高圧乳化法により水分散系離型剤を作製した。 離型剤(R1) 15g 酸変性ポリオレフィン 4g (エチレン−アクリル酸共重合体) 界面活性剤 1g 油分(1−デカノール) 4g 水 76g 上記水分散系離型剤を離型剤(R1)の濃度が3重量%
となるように水で希釈した。
【0026】坪量73g/m2 の耐水加工(WS加工)
を施したクラフトクルパック紙に低密度ポリエチレンを
厚み20μmでラミネートし、該ラミネート面にコロナ
放電処理を行った後、文字印刷した。この印刷面に上記
水分散系離型剤を8g/m2(WET)で塗布し、12
0℃、60秒間で乾燥した。その後、該クラフト紙の他
の面に次の組成からなる合成ゴム系粘着剤を40g/m
2 で塗工して印刷粘着テープを得た。 合成ゴム(シェル化学社製,商品名「TR−1107」) 100重量部 石油樹脂(日本ゼオン社製,商品名「クイントンA−100」) 100重量部 (新日鉄化学社製,商品名「エスクロンG−90」) 25重量部 オイル(出光興産社製,商品名「NM−280」) 50重量部 老化防止剤(チバガイギー社製,商品名「イルガノックス1010」) 2重量部
【0027】(実施例2)酸変性ポリオレフィン樹脂の
代わりにステアリン酸3gを用いた以外は実施例1と同
様にして印刷粘着テープを得た。
【0028】(比較例1)離型剤としてシリコーン10
0重量部、ノルマルヘキサン1000重量部、トルエン
200重量部、触媒5重量部を混合して約2g/m2
塗布し、90℃、2秒間で乾燥して離型層を形成した以
外は実施例1と同様にして印刷粘着テープを得た。
【0029】(比較例2) 長鎖アルキル系離型剤 離型剤として実施例1で得たポリビニルアルコール−オ
クタデシルイソシアネート付加物をトルエンに溶解し、
乾燥後の重量が0.4g/m2 となるように塗工した以
外は実施例1と同様にして印刷粘着テープを得た。
【0030】性能評価 上記実施例及び比較例で得た印刷粘着テープにつき、以
下の項目で性能評価した。結果を表1に示す。 (1)展開力:印刷粘着テープを15mm幅に切断し、
JIS Z−0237の規定に準じて10m/分の速度
で巻き戻しを行ったときの引き剥がし力を展開力とす
る。 (2)経時後の展開力:印刷粘着テープを50℃で2週
間静置した後、上記(1)と同様にして引き剥がし力を
測定した。 (3)離型剤の移行性:JIS Z−0237の規定に
準じてボールタックを測定した。 (4)印刷の鮮明さ:目視により観察し、次の評価で表
した。 ○;文字が鮮明 △;かすれ、ぼやけがある。
【0031】
【表1】
【0032】表1から明らかなとおり、実施例のものは
適度の展開性があり、印刷状態も良好である。しかし、
比較例1のものは主成分としてシリコーン樹脂だけを用
いたものであるから、印刷インクと接することにより粘
着性が低下し、比較例2のものは長鎖アルキル化合物だ
けを用いたので離型性が非常に悪く、又、いずれも印刷
状態が極めて悪くなった。
【0033】
【発明の効果】本発明の印刷粘着テープは以上の構成で
あり、離型層として特定の組成からなる水分散系離型剤
が塗布乾燥されたもであるから、離型性能にすぐれ、溶
媒が水であるから印刷面に直接離型剤を塗布しても印刷
のかすれやぼやけが起こらず、適度な展開性、滑り性を
有する。又、有機溶剤を使用しないために環境面で問題
がなく、溶剤回収装置も不要である。更に、製造工程に
おいて、印刷面にクリア樹脂によるコーティングが不要
であるから工程が少なく、安価に製造することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一面に印刷され、該印刷面に離型
    層が設けられ、基材の他の面に粘着剤層が設けられた印
    刷粘着テープであって、上記離型層が、重合度が300
    〜5000であり、鹸化度が50モル%以上である酢酸
    ビニル(共)重合体の水酸基1当量に対して、イソシア
    ネート基、カルボン酸基、酸ハライド基、ケテン基、ア
    ルデヒド基、エポキシ基の群から選ばれる1種以上の上
    記水酸基と反応する官能基を有し、アルキル基の炭素数
    が6〜30である長鎖アルキル化合物を0.5当量以上
    の割合で反応させて得られる離型剤と、酸価が0.2〜
    800である酸変性ポリオレフィン共重合体、又は炭素
    数が10〜30である1種以上の脂肪酸とからなる水分
    散系離型剤組成物からなることを特徴とする印刷粘着テ
    ープ。
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Cited By (4)

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