JPH0210193B2 - - Google Patents

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JPH0210193B2
JPH0210193B2 JP57022155A JP2215582A JPH0210193B2 JP H0210193 B2 JPH0210193 B2 JP H0210193B2 JP 57022155 A JP57022155 A JP 57022155A JP 2215582 A JP2215582 A JP 2215582A JP H0210193 B2 JPH0210193 B2 JP H0210193B2
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acid
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copolymer
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Guraihenhaagen Peetaa
Betsuserukanpu Inguritsuto
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BAIYAASUDORUFU AG
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BAIYAASUDORUFU AG
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Publication of JPH0210193B2 publication Critical patent/JPH0210193B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J133/00Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C09J133/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
    • C09J133/08Homopolymers or copolymers of acrylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/30Adhesives in the form of films or foils characterised by the adhesive composition
    • C09J7/38Pressure-sensitive adhesives [PSA]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2666/00Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
    • C08L2666/28Non-macromolecular organic substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2301/00Additional features of adhesives in the form of films or foils
    • C09J2301/30Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the chemical, physicochemical or physical properties of the adhesive or the carrier
    • C09J2301/302Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the chemical, physicochemical or physical properties of the adhesive or the carrier the adhesive being pressure-sensitive, i.e. tacky at temperatures inferior to 30°C

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水溶性の粘稠溶液として被覆できる圧
感性の自己接着剤、及びそれによつてつくられ
る、特に製紙工業において紙ウエツブの無端処理
に使用可能な、接着テープ又は自己接着製品に関
する。
紙の製造及び表面処理を行なう場合、連続的に
処理できるように、紙ロールの端を次のロールの
始端と連結して結合する(所謂無端処理)ことが
製紙工業において通常行なわれている。同様にき
ずのついた場所を切落した後連結工程によりウエ
ツブの自由端を再びつなぎ合わせなければならな
い。このような紙ウエツブの連結のような特別の
目的に対しては、最小の圧力で容易且つ迅速に紙
の上に接着でき、且つ以後の作業工程の間ウエツ
ブを連結できるような自己接着性の接着テープが
必要である。この際必要な連結操作は屡々手で行
なわれる。機械を動かしながら、即ち機械を止め
ることなく、ロール又は連の変換が行なわれる
(運転中の連の変換)被覆装置においては、ウエ
ツブの連結は機械的に行なわれる。紙の仕上げを
行なつた後、、或いは表面処理工程の終了後、接
着テープのついた耳の部分を切断する。本発明の
接着剤ないしそれを用いてつくられた接着製品は
この特殊な用途に著しく適している。
原料物資節約の観点により、紙ウエツブの切落
された部分、或いは完全に使用できない原料は今
日では廃棄されずに合成工程に戻されている(再
生工程)から、連結に用いられた接着剤は水溶性
のものでなければならない。他方僅かの部分が水
に不溶な接着剤を用いると、古いパルプから得ら
れる紙が汚染される。そのため油のついたような
しみか又は曇りのついた不均一性が生じ、そのた
め光学的な品質が低下するばかりでなく、例えば
筆記性のような用途についての紙の品質が著しく
制約を受ける。従つて上述の目的に用いられる接
着テープは再生の容易のためにパルプの中に容易
に分散し得る、湿潤強度をもつた材料を全く含ま
ないセルローズ担体から成り、その片面又は両面
に被覆し得る水溶性の接着層を有している。
従来既に種々の組成をもつた多数の水溶性の自
己接着剤が開発され、上述の目的のために提案さ
れている。これらの接着剤は例えば単量体の交叉
結合剤を含むポリビニルピロリドンと軟化剤とし
てのポリオール又はポリアルキルグリコールエー
テルとの混合物(米国特許第3096202号)、ビニル
メチルエーテルとマレイン酸無水物との共重合体
とアルコールとの反応混合物で液状のポリビニル
メチルエーテルを加えて接着性をもたせたもの
(ドイツ特許第941276号)、アクリル酸―アルコキ
シアルキルアクリレト共重合体及びポリエチレン
グリコール―モノフエニルエーテルと軟化剤とし
てのポリエチレングリコール又はポリプロピレン
グリコールとの混合物で、水酸化ナトリウム及
び/又はアミンで部分的に中和されたもの(米国
特許第3441430号)、アクリル酸―アクリル酸エス
テル共重合体にポリエチレングリコール及びポロ
プロピレングリコールのような水溶性のワツクス
を添加したもの(米国特許第3152940号)、或いは
アルカノールアミンでアクリル酸を中和し、随時
軟化剤のポリオキシエチレン化合物を加えたも
の、及び/又は酸性の樹脂とアルカノールアミン
との接着性反応生成物を加えたもの(ドイツ特許
公開明細書第2360411号)から成つている。
このような水溶性の自己接着剤を用いると、接
着剤を用いないで軽い紙フリースを両側に被覆で
き、このようにして得られた接着テープを原料紙
の連の始端に取付けることができる。連結操作の
場合には、このようにして準備した第二の連を第
一の連の終端の所にもつてゆき、これを連結し、
機械の運転を止めることなく被覆装置の中に引込
むことができる。接着の迅速性及び確実性はこれ
らの連続工程においてそこで使用される接着剤の
品質に著しく依存する。
上述の公知の水溶性の自己接着剤は紙ウエツブ
の無端処理に用いることについては、天然ゴム又
はアクリル酸エステル均質又は共重合体をベース
にした通常の水に不溶な自己接着剤に比べ実質的
な改善が見られるが、多くの欠点を有しており、
そのために多くの可能な用途が制限される。用途
開発の研究の結果、これらの接着剤の接着特性は
実際の要請に応えていないばかりでなく、その溶
解性、特に酸性領域における溶解性は十分でない
ことがわかつた。部分的にはこれらの要請はアク
リル酸エステル及びアクリル酸又はメタクリル酸
をベースにし、これをアルカノールアミン又は苛
性ソーダで中和し、これに水溶性の軟化剤、特に
エトキシル化したフエノールを加えて接着性をも
たせた従来の接着剤により最もよく充足されてい
る。しかし接着特性の要請を或程度満たした接着
剤の場合、アルカノールアミンで中和すると、酸
性領域における水溶性は十分ではない。この場合
屡々真の溶液は生成せず、コロイド状の分散液が
できる。また老化耐性が低くなる。これはアルカ
ノールアミンと酸性の共重合体の副反応によるも
のである。他方苛性ソーダで中和するとそれに応
じ(メタ)アクリル酸及びアクリル酸メチル又は
エチル、或いはエトキシル化されたアクリル酸か
ら成る共重合体は硬くなる。この場合水に対する
溶解性は確かに良くなるが、所望の接着性は軟化
剤を加えた場合にのみ得られ、そのために欠点が
生じることを防ぐことはできない。アクリル酸ブ
チルとそれに応じて少量のアクリル酸又はメタク
リル酸とから成る軟かい共重合体は水酸化ナトリ
ウムでは中和できない。何故なら工業的に適した
溶媒がなく、特殊な溶媒を用いてつくられた接着
フイルムは迅速接着性(タツク(Tack))が低い
からである。
上述のように種々の組成をもつた公知の接着剤
が多数存在するにも拘わらず、紙の被覆に用いら
れる新規にして改良された水溶性の接着剤に対す
る要求は今日なお存在している。このような要求
は被覆の品質に関する要請が増加し製紙及び紙の
仕上工程の近代化を行なわなければならないこと
に基くものである。数年前被覆装置の速度は500
〜800m/分であつたが、今日では近代化された
装置において被覆及び乾燥工程を含む製紙速度は
1000〜12000m/分に達している。同時に運転中
のロール交換においては紙ウエツブの接着に要す
る圧力は空気ブラシにより与えられ、これは従来
の装置に用いられるようなロールによる圧力より
も実質的に小さい。これにより接着剤の迅速接着
性(タツク)に対する要求を高めることが制限さ
れる。また接着剤は迅速接着性が高いことが必要
であり、それに応じて軟かい接着剤が必要とされ
るにも拘らず、同時に十分な内部強度(凝集力)
をもたなければならず、これによつてウエツブに
より剪断負荷の接着性を確実にしなければならな
い。この内部強度はまた乾燥工程における高温に
おいても保持されなければならない。また接着層
の厚さをできるだけ小さくするために、非常に薄
い(<100μm)の接着層の場合にも上述の接着特
性は既に得られていなければならない。
製紙用パルプは酸性のPH(PH約3)でもアルカ
リ性のPH(PH約9)においても処理を行なわれる
から、接着剤の水に対する溶解度は広いPH範囲に
亘り十分に得られなければならない。特に接着剤
が真の溶液の形で水に溶解し、パルプの中に滲透
して分散物にはならないことが薄い紙の製造の際
に望まれることである。紙の連の中では被覆は高
い圧力をかけられて屡々長時間保持されているか
ら、接着剤の成分は全く紙の中に滲透して行つて
はいけない。そうでないと紙に油状のしみがつく
結果となる。
これらの増大する要求を紙ウエツブの無端処理
に適合させるために、従来次のような圧感性自己
接着剤が提案されている(ドイツ特許公開明細書
第2904233号)。この接着剤は(a)70〜80重量部の単
量体アクリル酸エチルと20〜30重量部の単量体
α,β―不飽和脂肪族モノカルボン酸、特にアク
リル酸から成るアクリル酸エステル共重合体、及
び(b)1分子当り3〜18個のエチレンオキシド単位
を有し窒素原子に炭素数10〜18のアルキル基が1
分子当り1個結合しているt―エトキシ化―N―
アルキル―アルカンジアミンから成り、共重合体
の酸成分は最大約70%中和され、中和には苛性ソ
ーダと共にt―エトキシ化N―アルキル―アルカ
ンジアミンが中和剤として用いられている。この
ような接着剤を用いてつくられた接着テープは接
着性が著しく、水に対し容易に且つ迅速に残留物
がない程度に溶解し、またアルカリ性、中性及び
酸性のすべてのPH領域において被覆可能という近
代の製紙装置及び紙仕上装置の要請を満たしては
いるが、このような接着剤の製造には共重合体の
エステル成分としてアクリル酸エチルを用いなけ
ればならず、またそれを製造するための個々の成
分を選ぶ際に量的な範囲が狭く、且つ比較的少数
の物質しか選べないという欠点をもつている。
従つて本発明の目的は、一方では迅速接着性が
著しく良好な内部強度(凝集力)の他に、機械的
な処理をせずに容易に且つ迅速に水に(残留物な
しに)対し、アルカリ性、中性、及び酸性のPH領
域に溶解する性質を有し、他方ではドイツ特許公
開明細書第2904233号以上に、その製造時におい
て成分及び量的範囲の選択に関し実質的に大きな
変動範囲を与えることができるという利点をもつ
た、特に紙ウエツブの無端処理に用いられる圧感
性の自己接着剤を提供することである。
本発明によれば、溶液中においてアクリル酸ブ
チル及びビニルカルボン酸(好ましくはアクリル
及び/又はメタクリル酸)から成る共重合体を水
酸化カリウム(苛性カリ)で中和し特殊な水溶性
の軟化剤を用いて接着性を有するよにした上述の
所望の有用な性質をもつた水溶性の接着剤が提供
され、これらの問題が解決される。これを用いる
と近代的な製紙機及び紙の仕上機の上述のすべて
の要求が完全に満たされ、且つ他方その接着剤の
製造において適当な物質及びその量的な選択に関
し幅広い融通性が得られる。さらにアクリル酸エ
チルよりも実質的に疎水的であり、著しい接着特
性をもつた軟かい共重合体にすることができるア
クリル酸ブチルを、水溶性接着剤中においてアク
リル酸エチルの代りに用いることができる。
本発明によれば、アクリル酸エステル―ビニル
カルボン酸共重合体と水溶性の軟化剤から成る混
合物をベースにし、共重合体の酸部分はかなりの
部分が中和されている粘稠な溶液として被覆でき
る圧感性の水溶性自己接着剤において、該混合物
は固体分100重量部に関し、 (a) 70〜88重量%のアクリル酸ブチルエステル及
び12〜30重量%、好ましくは15〜22重量%のビ
ニルカルボン酸から成り、そのアクリル酸ブチ
ルエステル部分は単量体の全重量に関し、3〜
12重量%のアクリル酸―2―エチルヘキシルエ
ステル、及び/又は5〜25重量%の酢酸ビニ
ル/フマル酸ジアルキルエステル混合物で置換
えることができる共重合体30〜80重量部、及び (b) 軟化剤としてのエトキシル化された(アルキ
ル)フエノール、エトキシル化されたアルキル
モノ―又は―ジアミン、或いはエトキシル化さ
れたアルキルアンモニウム化合物20〜70重量部 から成り、該共重合体の酸部分は水酸化カリウム
(苛性カリ)により、好ましくは該塩基を過剰に
使用して、実質的に完全に中和されていることを
特徴とする水溶性自己接着剤が提供される。
アクリル酸ブチル及びビニルカルボン酸の他
に、共重合体中に少量の酢酸ビニルとフマル酸ジ
アルキルエステル及び/又はアクリル酸2―エチ
ルヘキシルとの混合物を加えて重合させると、特
に高度の水溶性をもつた接着剤が得られる。従つ
て単量体の全重量に関し70〜88重量%のアクリル
酸ブチルの部分を単量体混合物中において、アク
リル酸―2―エチルヘキシルエステルにより3〜
12重量%、及び/又は酢酸ビニルとフマル酸ジア
ルキルエステルの混合物により5〜25重量%だけ
置換えることができる。
フマル酸ジアルキルエステルとしては、アルコ
ール部分の炭素数3〜10のフマル酸又はマレイン
酸のジアルキルエステル、好ましくはフマル酸n
―ブチル及びフマル酸ジ―2―エチルヘキシルエ
ステルを用いることができる。混合物中の酢酸ビ
ニル対フマル酸ジアルキルエステルの混合比は
1:2〜1:4、好ましくは1:2.5である。
ビニルカルボン酸はその単量体混合物中の割合
が単量体の全重量に関し12〜30、好ましくは15〜
22重量%であるが、アクリル酸、メタクリル酸又
はイタコン酸、或いはそれらの混合物から成るこ
とができる。クロトン酸も少量加えることができ
るが、アクリル酸の方が好適である。共重合した
アクリル酸或いは上述の他の酸の含量が高い程共
重合体は硬くなり接着性が少くなる。従つて次に
水酸化カリウム(苛性カリ)で中和した後良好な
水溶性を得るのに十分なだけの量の酸成分を共重
合させるようにしなければならない。
共重合体は通常の方法に従い有機溶媒中でラジ
カル重合により製造することができる。この目的
のためには、単量体混合物は、特定のその中に含
まれる単量体の溶解度に依存して、約50重量%の
濃度で、アセトンとベンジンとの混合物又は水の
中で55〜75℃に加熱される。混合物の沸点におい
て、不活性ガス雰囲気下において、例えばアゾイ
ソブチロニトリル又はベンゾイルパーオキシドの
ようなラジカル生成剤を用い重合を開始させる。
粘度の上昇に伴い、反応混合物が撹拌できるよう
にさらに溶媒を加える。単量体混合物がフマル酸
―及び/又はマレイン酸エステルとの混合物中に
おける酢酸ビニルの部分を含んでいる場合には、
これらの物質の影響の下で、重合熱が容易に除去
される程度に重合反応速度を低下させることがで
きる。上述のエステルの調節作用により、重合工
程の間に交叉結合が生成する危険を減少すること
ができる。工程中に用いられる調節剤、例えばテ
トラブロモエタンを使用することが屡々好まし
い。通常反応は12〜18時間で終了する。次に軟化
剤、樹脂及び中和剤を上述の順序で加え、良好な
被覆性を有する溶液をつくるために随時さらに溶
媒を加える。
共重合体は次のような単量体混合物からつくる
ことが好ましい。即ち本発明の水溶性の自己接着
剤は成分(a)として、単量体の全重量に関し、58〜
80重量%のアクリル酸ブチル(アクリル酸n―ブ
チル)の他に、15〜22重量%のアクリル酸と5〜
20重量%の酢酸ビニル/フマル酸ジ―2―エチル
ヘキシル1:2〜1:4混合物を含んでいる。
本発明方法により中和した共重合体に全混合物
の溶媒を含まない部分(=固体分100重量部)に
関し20〜70重量%の量で加えるべき水溶性の軟化
剤(成分b)としては、エトキシ化した(アルキ
ル)フエノール、例えば(ノニル)フエノールポ
リグリコールエーテル、エトキシ化したアルキル
モノ―又はジアミノ化合物、例えばN―アルキル
トリメチレンジアミンのエトキシ化生成物、或い
はエトキシ化したアルキルアンモニウム化合物を
用いることができる。
本発明の水溶性自己接着剤の性質を、例えば特
殊の用途に適合するように変性するためには、成
分(a)及び(b)の混合物に、混合物の溶媒を含まない
全重量(固体分)に関し2〜30重量%の、水溶性
の接着性樹脂、例えば水和又は不均化したコロフ
オニウム型のような変性コロフオニウム樹脂を、
好ましくは少量の陰イオン性又は非イオン性乳化
剤を加えることができる。水に不溶な接着をこの
ように添加することにより水溶性の自己接着剤の
接着力を高めることができる。これらの添加物は
接着剤の水溶性成分を溶液中でコロイド状にす
る。少量の乳化剤を接着剤に加えると水に対する
溶解を促進することができる。
本発明に従えば、遊離カルボキシル基含有共重
合体は水酸化カリウム(苛性カリ)を添加するこ
とにより、好ましくは過剰の塩基を存在させ、実
質的に完全に中和する。この場合、共重合体の酸
部分を中和するためには、重合体中のカルボキシ
ル基1モル当り少くとも1モルの塩基を用いなけ
ればならない。この際驚くべきことには、水酸化
カリウムで中和すると、非常に広いPH値(3〜
9)の範囲内において接着剤自身の水に対する溶
解度が著しく高くなるばかりでなく、接着特性に
強い積極的な影響を与え、これは過剰に中和(過
剰のKOHを用いる)することによりなお増強す
ることができる。水酸化カリウムを用いて中和さ
れた共重合体は工業的に得られる溶媒に十分に溶
解し、特に上述の溶媒として作用する軟化剤に加
える場合にそうである。共重合体の工業的合成及
び以後の接着剤混合物の処理に用いられる溶媒と
しては、トルエン、アセトン、イソプロパノール
及びベンジンの混合物を用いることが好ましい。
共重合体中のカルボキシル基の反応性は強い無
機のアルカリ塩基との塩の形成により著しく減少
し、それにより水溶性の軟化剤中の水酸基とのエ
ステル形成又はアミノ基とのアミド形成が著しく
制限されるから、本発明の接着性物質はそれに応
じて良好な老化耐性を示す。そのため、及び接着
剤の接着性に積極的な影響を及ぼすことにより、
共重合体中に存在するカルボキシル基を水酸化カ
リウムにより実質的に完全に中和(塩の形成)す
ることが必要である。
本発明の接着剤は紙に対する非常に高い迅速接
着性(把持力)、良好な内部強度(凝集力)、並び
に3〜9のPH範囲における迅速で且つ完全な(残
渣のない)水に対する溶解度を有している。従つ
て仕上げられた紙は長期間貯蔵しても接着剤から
油脂分がしみ出すことはない。
紙のウエツブの無端処理を行なう接着テープつ
くるためには、容易に再パルプ化し得る紙又はフ
リースの片側又は両側を通常の方法で本発明の水
溶性の自己接着剤で被覆し、乾燥し、随時分離層
又は分離紙を取付けた後ロールに捲取り、次に通
常の切断装置により所望の幅に切断することがで
きる。一般に充填剤を接着剤に加えることはしな
い。しかし凝集性を高めるために少量(約1〜5
重量%)の短いセルロース又はその他の繊維を接
着剤の中に混入することが有利である。凝集力の
ある接着性材料の場合には、層が分離紙を取付け
た後、支持用の紙なしで、即ち無支持でロールに
巻取ることができるような繊維を混入すると、接
着層の内部的な一体性を高めることができる。そ
うでない場合には本発明の水溶性の接着剤を被覆
すべき基質の上に直接噴霧するか又は被覆するこ
とができる。
本発明の水溶性の自己接着剤は、紙のウエツブ
の無端処理に接着テープの形で使用できる他に、
多くの他の目的で用いることができる。この場合
このような種類の接着剤を用いると、敏感で経済
的な材料からつくられた地下で容易に溶解するレ
ツテルの製造、並びに特に衛生用具(浴槽、洗濯
槽等)の輸送の際に損傷を避けるための水で処理
すると容易に除去できる紙でできた包装材料の製
造に用いることができる。以下の実施例により本
発明を詳細に説明する。
実施例 1 錨形撹拌機、還流冷却器、窒素入口及び温度を
備えた2のガラス容器(三ツ口フラスコ)に
210gのアクリル酸ブチル(単量体の全重量に関
し70重量%)、45gのアクリル酸(単量体の全重
量に関し15重量%)、30gのフマル酸ジ―2―エ
チルヘキシル(単量体の全重量に関し10重量%)
及び15gの酢酸ビニル(単量体の全重量に関し5
重量%)を入れて溶解し、窒素を通じて空気中の
酸素を追出した後、撹拌しながら59℃に加熱す
る。調節剤として3mgのテトラブロモエタンを加
えた後、30mgのアゾイソブチルジニトリルを加え
て重合を開始させる。粘度が上昇するにつれて、
全部で600gのアセトンと150gのトルエンとを3
回に分け約6〜8時間で反応混合物に加え、反応
混合物が撹拌できるようにする。4〜8時間の反
応時間の後30mgのアゾイソブチルジニトリルを加
える。全重合中温度は常に溶媒混合物が沸騰する
状態に保たれるように調節する。温度は反応開始
時の59℃から重合の終りには56℃に低下する。重
合終了時における溶液中の重合体含量は24.3重量
%である。含有された共重合体の1%エタノール
溶液の相対粘度は25℃において2.917である。
アクリル酸成分として単量体混合物中にフマル
酸ジエステルと酢酸ビニルとの組合わせを用いる
場合には、ジアクリル酸が混合したアクリル酸を
前処理を行なうことなく用いることができること
は特記すべきである。もしそうでないと、敏感な
処方の場合には、ジアクリル酸の含量に依存する
重合中のゲル化の傾向のためこのような不純のア
クリル酸を用いることは不可能である。
得られた重合体溶液800g(重合体195gに相
当)に、エトキシ化されたt―N―アルキルジア
ミン「アクツオ・ヘミー(AKzo Chemie)社製
「エトドウオメーン」(Ethoduomeen)」T20〕
180g、接着性コロフオニウム樹脂〔水和したコ
ロフオニウム樹脂、軟化点(環/球法)68℃、
SZ:164「スタイベリテ(Staybelite)」樹脂、ハ
ーキユルズ(Hercules)社製〕60g、アセトン
50g、トルエン50g及び水酸化カリウム30%水溶
液(中和当量1.4)120gを撹拌しながらこの順序
で加える。このようにして得られた接着剤溶液
を、約70℃で乾燥させた後に分離紙上の接着層の
厚さが50g/m2になるような厚さで通常の被覆装
置によりシリコーン処理した分離紙の両側に被覆
する。次にこの接着層の上に容易に再パルプ化し
得るセルロース繊維のフリースをはりつけ、次に
このフリースの表面に接着フイルムを厚さ50g/
m2の割合で被覆する。このようにして得られた平
らなウエツブ状の材料をロールに巻く。分離紙を
取除くと両面接着性の再パルプ化可能な接着テー
プが得られる。これは紙被覆装置において運転中
の連の交換の際の連結のための接着に特に適して
いる。
試験結果 PH3.7及び9における静止した水中に対する接
着剤の水溶性:迅速に透明な溶液が得られる。被
覆原料ロール紙上の迅速接着性:非常に良好。被
覆原料ロール紙上の剪断試験 接着面1.3×2cm、負荷500g。
新しくつくつたバツチ 10〜12分 1ケ月/室温で貯蔵 18〜20分 1ケ月/40℃で貯蔵 9〜10分 2週間/70℃で貯蔵 8分 鋼上の接着力(N/cm) 新しくつくつたバツチ 2.8〜3.5 1ケ月/室温で貯蔵 2.0〜2.2 1ケ月/40℃で貯蔵 2.3 2週間/70℃で貯蔵 1.7〜1.8 分離紙からの剥離力(cN/cm) 新しくつくつたバツチ 5 1ケ月/室温で貯蔵 10〜14 1ケ月/40℃で貯蔵 10〜20 2週間/70℃で貯蔵 15〜25 ロールから巻戻す際の捲戻し力(cN/cm) 新しくつくつたバツチ 6〜9 1ケ月/室温で貯蔵 15〜39 1ケ月/40℃で貯蔵 24〜64 2週間/70℃で貯蔵 30〜110 実施例 2 実施例1記載のようなガラス製の内容積2の
重合装置の中で234gのアクリル酸ブチル(単量
体の全重量に関し78重量%)、45gのアクリル酸
(単量体の全重量に関し15重量%)、15gのフマル
酸ジ―2―エチルヘキシル(単量体の全重量に関
し5重量%)及び6gの酢酸ビニル(単量体の全
重量に関し2重量%)から成る混合物を実施例1
記載の方法で重合させる。実施例1記載の製造方
法とは異り、粘度の上昇に伴い全部で350gのア
セトンと250gのトルエンとを3回に分け、6〜
8時間で反応混合物に加えた。溶液の重合体含量
は重合終了時において27.2重量%であつた。得ら
れた共重合体の1%エタノール溶液の相対粘度は
25℃で2.527であつた。
得られた重合体溶液800gを、フエノール1モ
ルに対し4モルのエチレンオキシド単位を附加し
たエトキシ化されたフエノール〔アトラス・ヘミ
ー(Atlas Chemie)社製「パイカル(Pycal)
94」〕120g、コロフオニウム接着樹脂〔不均化さ
れたコロフオニウム樹脂、軟化点(コフラー・バ
ンク(Kofler―Bank)法)66〜72℃、アビヘ
タ・ヘミー(Abieta Chemie)社製「レジン
731D」〕40g、アセトン50g及びトルエン50gを
加え、水酸化カリウム30%水溶液100gと共に稀
釈する。得られた接着剤溶液を実施例1記載の方
法で再パルプ化し得る両面接着性の接着テープを
つくつた。
試験結果 PH3,7及び9における静止した水中に対する
接着剤の水溶性:迅速に幾分潤つた溶液が得られ
る。
被覆原料ロール紙上の迅速接着性:非常に良好。
被覆原料ロール紙上の剪断試験 接着面1.3×2cm、負荷500g。
新しくつくつたバツチ 7〜9分 1ケ月/室温で貯蔵 7〜9分 1ケ月/40℃で貯蔵 7分 2週間/70℃で貯蔵 7分 鋼上の接着力(N/cm) 新しくつくつたバツチ 2.8 1ケ月/室温で貯蔵 2 1ケ月/40℃で貯蔵 2 2週間/70℃で貯蔵 2.4 分離紙からの剥離力(cN/cm) 新しくつくつたバツチ 6 1ケ月/室温で貯蔵 15 1ケ月/40℃で貯蔵 25 2週間/70℃で貯蔵 80 ロールから巻戻す際の捲戻し力(cN/cm) 新しくつくつたバツチ 6 1ケ月/室温で貯蔵 30 1ケ月/40℃で貯蔵 60 2週間/70℃で貯蔵 120 比較例 (従来法によりKOHの代りにアルカノールア
ミン中和剤を用いる対照例) 前述の実施例1及び2記載のガラス装置の中で
240gのアクリル酸ブチル(単量体の全重量に関
し80重量%)及び60gのアクリル酸(単量体の全
重量に関し20重量%)を240gのアセトンに溶解
した溶液を、0.2gのテトラブロモメタン及び0.3
gのアゾイソブチロジニトリルを加え実施例1と
同様に重合させる。得られた共重合体の1%エタ
ノール溶液中の相対粘度は25℃において2.587で
あつた。
得られた重合体溶液30gをフエノール1モル当
り4モルのエチレンオキシド単位を附加したエト
キシ化フエノール〔アトラス・ヘミー社製「パイ
カル94」〕2.5g、2―メチルアミノブタノール―
1 1.7g、コロフオニウム接着用樹脂〔不均化
したコロフオニウム樹脂、軟化点(コフラー・バ
ンク法)66〜72℃、アビエタ・ヘミー社製「レジ
ン731D」)0.9g及びイソプロパノール8gと撹
拌して混合した。
得られたシロツプ状の、僅かに濁つた溶液を実
施例1記載の方法で処理し、半接着性のフイルム
にし、乾燥し、前述の方法で試験した。実施例1
の生成物に比べ迅速接着性(タツク)、水溶性、
及び時間放置性(9分)は著しく悪かつた。
実施例 3 還流冷却器、錨形撹拌機、温度計及びガス入口
管を備えた内容積2の円筒形の四ツ口フラスコ
に、192gのアクリル酸n―ブチル(単量体の全
重量に関し64重量%)、45gのアクリル酸(単量
体の全重量に関し15重量%)、45gのフマル酸n
―ブチル(単量体の全重量に関し15重量%)、18
gの酢酸ビニル(単量体の全重量に関し6重量
%)及び100gのベンジン混合物(沸騰範囲40〜
60℃)から成る混合物とアセトンとを重量比1:
1の割合で加える。次いでこの混合物が沸騰を始
める温度(66℃)に加熱し、0.3gのベンゾイル
パーオキシドを加える。重合の開始後温度は68℃
以上に上昇する。反応溶液の粘度の上昇に伴い、
300gのトルエンと400gのアセトンとを50ml宛に
分けて12時間に亘り加える。重合の間中温度は次
第に低下し、60℃になつた時4時間以内において
夫々0.4gのアゾイソブチロジニトリルを2回加
える。約6時間後反応温度は58℃に低下する。全
反応時間は18時間である。重合終了時の溶液の重
合体含量は26.1重量%である。得られた共重合体
の1%エタノール溶液の相対粘度は25℃において
2.693である。
前述の方法でつくられた重合体溶液70gにエト
キシ化されたt―N―アルキルジアミン〔アクツ
オ・ヘミー社製、「エンドドウオメーンT20」〕18
gを加える。次にコロフオニウム接着樹脂〔水和
したコロフオニウム樹脂、軟化点(環/球法)68
℃、SZ:164「ステイベライト樹脂」ハーキユル
ズ社製〕6gを、トルエンとアセトンとの1:1
重量比混合物10gに溶解する。得られた透明な溶
液を次に水酸化カリウム30%水溶液と撹拌しなが
ら反応させる。被覆可能なシロツプ状の溶液が生
じ、これは乾燥後水溶性の半接着性のフイルムに
なる(前述のすべての実施例において水酸化ナト
リウムを用いると、使用可能な半接着性物質は全
く得られない)。
容易に再パルプ化し得るセルロース繊維のフリ
ースを、乾燥後フリース上に1m2当り約50gの半
接着性物質が均一に残るような厚さで被覆する。
このようにしてつくられた半接着性のテープを
被覆ロール紙の上に、20〜25分以内で接着方向と
平行に500gの力をかけて剪断力をかける(空気
の相対湿度約50%)。
片側の表面を被覆した接着層を短時間圧力をか
けないで放置した場合、被覆した原料紙から接着
テープを取除き、紙の接着剤のついた平面を引裂
き引離した。(接着力測定のための引離し試験)。
その結果は非常に良好な迅速接着性に対応した。
機械的な作用をさせず水でフリースから本実施
例でつくつた接着層を溶解し去るのに要する時間
はPH3〜9の領域で5〜12分であつた。
この結果は本発明の水溶性の自己接着剤の優れ
た特性を示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリル酸エステル―ビニルカルボン酸共重
    合体と水溶性の軟化剤から成る混合物をベースに
    し、共重合体の酸部分はかなりの部分が中和され
    ている粘稠な溶液として被覆できる圧感性の水溶
    性自己装着剤において、 該混合物は固体分100重量部に関し、 (a) 70〜88重量%のアクリル酸ブチルエステル及
    び12〜30重量%、好ましくは15〜22重量%のビ
    ニルカルボン酸から成り、そのアクリル酸ブチ
    ルエステル部分は単量体の全重量に関し、3〜
    12重量%のアクリル酸―2―エチルヘキシルエ
    ステル、及び/又は5〜25重量%の酢酸ビニ
    ル/フマル酸ジアルキルエステル混合物で置換
    えることができる共重合体30〜80重量部、及び (b) 軟化剤としてのエトキシル化された(アルキ
    ル)フエノール、エトキシル化されたアルキル
    モノ―又は―ジアミン、或いはエトキシル化さ
    れたアルキルアンモニウム化合物20―70重量部 から成り、該共重合体の酸部分は水酸化カリウム
    (苛性カリ)により、好ましくは該塩基を過剰に
    使用して、実質的に完全に中和されていることを
    特徴とする水溶性自己接着剤。 2 共重合体中のビニルカルボン酸はアクリル
    酸、メタクリル酸又はイタコン酸、或いはそれら
    の混合物から成る特許請求の範囲第1項記載の水
    溶性自己接着剤。 3 フマル酸ジアルキルエステルはフマル酸ジ―
    2―エチルヘキシルエステル又はフマル酸ジ―n
    ―ブチルエステルから成る特許請求の範囲第1又
    は2項記載の水溶性自己接着剤。 4 該混合物の成分(a)は重合により(単量体の全
    重量に関し)58〜80重量%のアクリル酸ブチルエ
    ステルと15〜22重量%のアクリル酸及び5〜20重
    量%の酢酸ビニル/フマル酸ジ―2―エチルヘキ
    シルエステル1:2〜1:4混合物から得られる
    共重合体から成る特許請求の範囲第1〜3項のい
    ずれかに記載の水溶性自己接着剤。 5 共重合体の酸部分の中和は、重合体中のカル
    ボキシル基1モルに対し少くとも1モルの塩基を
    用いる量の水酸化カリウムを使用して行なわれた
    特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の水
    溶性自己接着剤。 6 全混合物の固体に関し2〜30重量%の水に不
    溶な接着性樹脂をさらに含む特許請求の範囲第1
    〜5項のいずれかに記載の水溶性自己接着剤。
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