JP2001155332A - 研磨用組成物およびそれを用いたメモリーハードディスクの製造方法 - Google Patents

研磨用組成物およびそれを用いたメモリーハードディスクの製造方法

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JP2001155332A
JP2001155332A JP2000294874A JP2000294874A JP2001155332A JP 2001155332 A JP2001155332 A JP 2001155332A JP 2000294874 A JP2000294874 A JP 2000294874A JP 2000294874 A JP2000294874 A JP 2000294874A JP 2001155332 A JP2001155332 A JP 2001155332A
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David M Shemo
エム.シモ デイビッド
W Scott Rader
レィダー ダブリゥ.スコット
Toshiki Owaki
オオワキ トシキ
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    • C09K3/1454Abrasive powders, suspensions and pastes for polishing
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブストレートの仕上げ研磨において、研磨
時における振動の発生とその振動によるチャンファ部の
損傷を防止することのできる研磨用組成物およびそれを
用いたメモリーハードディスクの製造方法と提供する。 【解決手段】 サブストレートを研磨するための研磨用
組成物であって、含有量が組成物全重量の0.1〜50
重量%の研磨材と、含有量が組成物全重量の0.000
1〜3.0重量%の研磨抵抗抑制剤と、含有量が組成物
全重量の0.001〜40重量%の研磨促進剤と、水と
を含んでなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリーハードデ
ィスク、すなわちコンピューター等に用いられる記憶装
置に使用される磁気ディスク用基盤(以下、「サブスト
レート」という)の製造において、その表面を仕上げ研
磨するのに好適な研磨用組成物に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、Ni−Pディスク、Ni
−Feディスク、アルミニウムディスク、ボロンカーバ
イドディスクおよびカーボンディスク等に代表される各
種のサブストレートの製造工程の表面粗さの程度が良好
で高鏡面に仕上げる研磨工程において、研磨速度が大き
く、大容量および高記録密度のメモリーハードディスク
に使用される優れた仕上げ面が得られる研磨用組成物に
関するものであり、また、この研磨用組成物を用いたメ
モリーハードディスクの製造方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】コンピューター等の記憶媒体の一つであ
るメモリーハードディスクは、小型化しかつ容量を大き
くする努力が続けられており、そのメモリーハードディ
スクは従来のコーティングタイプの媒体から、スパッタ
リング法、メッキ法またはその他の方法によって成膜さ
れた薄膜媒体へと変化している。
【0004】現在最も広く使用されているサブストレー
トは、ブランク材に無電解Ni−Pメッキを成膜したも
のである。なお、ブランク材とは、サブストレートの基
材であるアルミニウムおよびその他の基盤を、平行度や
平坦度を持たせる目的でダイヤターンによる旋盤加工、
SiC研磨材を固めて作られたPVA砥石を用いたラッ
プ加工またはその他の方法により整形したものである。
【0005】しかしながら、上記のような各種の整形方
法では、ブランク材の比較的大きなうねりを完全に除去
することができず、このブランク材に成膜される無電解
Ni−Pメッキもうねりに沿って成膜されてしまう。従
って、サブストレートにもうねりが残ってしまい、場合
によっては、サブストレートの表面にノジュールや大き
なピットが形成されることがある。なお、ここでいうノ
ジュールとは、少なくとも約50μmの直径を有する膨
らみのことであり、不純物がNi−Pメッキの膜の中に
取り込まれることにより、その部分のメッキ表面が盛り
上がって成膜されることにより発生する。また、ピット
とは、サブストレートの表面を研磨することによって発
生したへこみのことであり、微細なピットとは、その直
径が約10μm未満のへこみのことである。
【0006】一方、メモリーハードディスクの容量の増
加に伴い、表面記録密度は年々数十パーセントの割合で
増加している。従って、メモリーハードディスク上に記
憶される所定量の情報が占めるスペースはますます狭く
なっており、記録に必要な磁力は弱くなってきている。
よって、最近では、磁気ヘッドとメモリーハードディス
クとの隙間であるヘッド浮上高を最小化することが要求
されており、現在では、そのヘッド浮上高は1.0μi
n(0.025μm)以下のレベルまで減少されてい
る。
【0007】また、情報の読み書きを行う磁気ヘッドが
メモリーハードディスクに吸着することを防止すること
と、研磨によってサブストレートの表面に形成されたメ
モリーハードディスクの回転方向とは異なる一定方向の
筋目がつくことにより、メモリーハードディスク上の磁
界が不均一になることを防止する目的で、研磨後のサブ
ストレートに同心円状の筋目をつける、いわゆるテクス
チャー加工が行われることがある。最近では、ヘッド浮
上高をさらに低くする目的で、サブストレートに施す筋
目をより薄くしたライトテクスチャ−加工が行われた
り、あるいは、テクスチャー加工を行わずに筋目をつけ
ないノンテクスチャーのサブストレートも用いられるよ
うになっている。このような磁気ヘッドの低浮上化をサ
ポートする技術も開発され、ヘッドの低浮上化がますま
す進んできている。
【0008】磁気ヘッドは、非常に高速で回転している
メモリーハードディスクの表面の形状に沿って浮上して
おり、メモリーハードディスクの表面にうねりがあった
場合は、そのうねりに追従して磁気ヘッドは上下動を行
う。しかしながら、そのうねりがある所定の高さを超え
ると、磁気ヘッドはうねりに追従しきれなくなって、メ
モリーハードディスクの表面に衝突する、いわゆるヘッ
ドクラッシュを起こしてしまう。ヘッドクラッシュが起
きると、磁気ヘッドやメモリーハードディスクの表面の
磁性媒体が損傷を受け、メモリーハードディスクの故障
の原因となったり、情報を読み書きする際のエラーの原
因となることがある。
【0009】一方、メモリーハードディスクの表面に、
数μm程度の微小な突起があった場合も、ヘッドクラッ
シュが発生することがある。また、メモリーハードディ
スク上にピットが存在した場合は、情報が完全に書き込
まれず、いわゆる「ビット落ち」と呼ばれる情報の欠落
や情報の書き込み読み取り不良が発生し、エラーの発生
の原因となることがある。
【0010】従って、メモリーハードディスクを形成す
る前工程の研磨加工において、サブストレートの表面粗
さを最小にすることが重要であり、同時に比較的大きな
うねり、微小な突起、微細なピットおよびその他の表面
欠陥を完全に除去することが必要である。
【0011】上記の目的のために、従来は、酸化アルミ
ニウムまたはその他の各種研磨材と、水と、各種の研磨
促進剤とを含む研磨用組成物(以下、その性質から「ス
ラリー」ともいう)を用いて、1回の研磨工程で仕上げ
られていた。しかしながら、1回だけの研磨工程では、
サブストレートの表面の比較的大きなうねりやノジュー
ルおよび大きなピット等の表面欠陥を除去し、かつ所定
の時間内に表面粗さを最小にするという要求事項の全て
を満足させることは困難であった。よって、2段階以上
の研磨工程が研究されてきた。
【0012】2段階の研磨工程を行う場合、1段階目の
研磨工程は、サブストレートの表面の比較的大きなうね
りやノジュールおよび大きなピット等の表面欠陥を除去
すること、すなわち整形が主なる目的となる。従って、
表面粗さを最小にするというよりは、むしろ2段階目の
研磨工程で除去できないような深いスクラッチの発生が
少なくうねりや表面欠陥に対して加工修正能力の大きい
研磨用組成物が要求される。
【0013】2段階目の研磨工程、すなわち仕上げ研磨
工程は、サブストレートの表面粗さを最小にすることを
目的とする。よって、1段階目の研磨工程で要求される
ような大きなうねりや表面欠陥に対して加工修正能力が
大きいことよりも、表面粗さを最小にでき、かつ微小な
突起、微細なピットおよびその他の表面欠陥の発生を防
止できることが要求される。また、生産性の観点から
は、研磨速度が大きいことも重要である。本発明者らが
知る限り、従来の2段階の研磨工程においては、2段階
目の研磨工程で良好な表面粗さを有するサブストレート
の表面を得ることは可能であったが、研磨速度が非常に
低く、実際の製造では不適切であった。表面粗さの程度
は、サブストレートの製造工程、メモリーハードディス
クとしての最終的な記録容量およびその他の条件によっ
て決定されるが、求められる表面粗さの程度によって
は、2段階を越える研磨工程が採用されることもある。
【0014】上述の目的のため、特に2段階の研磨工程
での仕上げ研磨を行う場合は、酸化アルミニウムまたは
その他の研磨材を十分に粉砕して整粒し、それに水を加
えたものに、硝酸アルミニウム、各種有機酸およびその
他の研磨促進剤を含有した研磨用組成物、あるいはコロ
イダルシリカおよび水を含有する研磨用組成物を使用し
たりしている。しかしながら、前者の研磨用組成物で研
磨を行った場合、機械的成分と化学的成分とのバランス
が悪いため、微小な突起や微細なピットが発生し易いと
いう問題があった。また、後者の研磨用組成物で研磨を
行った場合は、研磨速度が非常に小さいため研磨するの
に長時間を有し、生産性が低いとともに、サブストレー
トの端面のダレの指数であるロールオフ(「ダブオフ」
ともいう)が劣化し、さらには研磨後の洗浄が困難であ
るという問題があった。
【0015】上述の問題を解決するために、研磨工程を
促進する各種の添加剤がコロイダルシリカに加えられた
研磨用組成物を、メモリーハードディスクのサブストレ
ートの仕上げ研磨に使用することが提案されている。例
えば特開平9−204657号公報(従来技術1)に
は、コロイダルシリカ、硝酸アルミニウムおよび安定剤
を含む研磨用組成物が開示されている。特開平10−2
04416号公報(従来技術2)には、コロイダルシリ
カと鉄化合物とを含む研磨用組成物が開示されている。
特開平11−167714号公報(従来技術3)には、
コロイダルシリカと過酸化水素とを含む研磨用組成物が
開示されている。さらに、研磨用組成物の研磨材として
の酸化アルミニウムの代わりに、特開平9−20893
4号公報(従来技術4)ではフュームドシリカを、特開
平10−121035号公報(従来技術5)では酸化チ
タンを、特開平10−121034号公報(従来技術
6)では酸化ジルコニウムを用いたものが開示されてい
る。そして、これらの研磨用組成物は、求められる表面
粗さの程度が小さく、微小な突起、微細なピットおよび
その他の表面欠陥がほとんど無い研磨面が得られるもの
である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記従来
技術1乃至6の研磨用組成物を試験してみたところ、意
図されたように表面粗さおよび表面欠陥が減少する研磨
用組成物であることを確認した。しかしながら、従来の
研磨用組成物を用いて両面研磨機によるサブストレート
の研磨を行ったところ、サブストレートを保持するキャ
リアのチャタリングやキャリアノイズが大きくなり、場
合によっては、サブストレートの周面であるチャンファ
部がサブストレートとキャリアとの衝突によって損傷す
ることがあるという問題があった。
【0017】また、サブストレートの表面を研磨するた
めに両面研磨機が使用された場合、サブストレートはキ
ャリアによって支持され、このキャリアは、研磨機の外
周に配置された遊星歯車(内歯車)と研磨機の中央に配
置された太陽歯車との間に支持されている。そして、研
磨を行うと、サブストレートにはギアおよびキャリアを
介して力が作用し、研磨が行われる。このとき、研磨機
のギアとキャリアの間に設けられたクリアランス(作用
の伝達に必要とされない、いわゆる遊び)において、サ
ブストレートとキャリアとの間の摩擦が研磨機の内部で
不均一になり、サブストレートとキャリアはそれぞれ振
動し、これにより、いわゆるチャタリングやキャリアノ
イズが全体として発生する。キャリア内のサブストレー
トの振動によってチャタリングが生じると、場合によっ
てはサブストレートの外周がキャリアの内周と衝突し、
上述のようにチャンファ部が損傷してしまうことがあっ
た。
【0018】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、メモリーハードディスクに使用さ
れるサブストレートの仕上げ研磨において、従来より研
磨用組成物に求められていた研磨速度が大きく、表面粗
さの小さい研磨面が得られ、微小な突起、微細なピット
およびその他の表面欠陥の発生を防止できると同時に、
研磨時における振動の発生とその振動によるチャンファ
部の損傷を防止することのできる研磨用組成物およびそ
れを用いたメモリーハードディスクの製造方法と提供す
ることを目的としたものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研磨用組成
物は、メモリーハードディスクに使用されるサブストレ
ートを研磨するための研磨用組成物であって、(a)含
有量が組成物の全重量に対して0.1〜50重量%の範
囲内の二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化セリウ
ム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、窒化ケイ素および
二酸化マンガンからなる群より選択される少なくとも1
種類の研磨材と、(b)含有量が組成物の全重量に対し
て0.0001〜3.0重量%の範囲内の界面活性剤、
水溶性高分子および水溶性電解質からなる群より選択さ
れる少なくとも1種類の研磨抵抗抑制剤と、(c)含有
量が組成物の全重量に対して0.001〜40重量%の
範囲内の無機酸、有機酸およびそれらのアルミニウム、
鉄、ニッケルおよびコバルト塩からなる群より選択され
る少なくとも1種類の研磨促進剤と、(d)水とを含ん
でなるものである。
【0020】本発明に係る研磨用組成物は、(c)の研
磨促進剤が、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫
酸アンモニウムアルミニウム、過塩素酸アルミニウム、
塩化アルミニウム、クエン酸アルミニウム、クエン酸ア
ンモニウムアルミニウム、シュウ酸アルミニウム、硝酸
鉄、硫酸鉄、硫酸アンモニウム鉄、過塩素酸鉄、塩化
鉄、クエン酸鉄、クエン酸アンモニウム鉄、シュウ酸ア
ンモニウム鉄、硝酸ニッケル、硫酸ニッケル、過塩素酸
ニッケル、塩化ニッケル、クエン酸ニッケル、シュウ酸
ニッケル、硝酸コバルト、硫酸コバルトおよび塩化コバ
ルトからなる群より選択される少なくとも1種類である
ことを特徴とするものである。
【0021】本発明に係る研磨用組成物は、(c)の研
磨促進剤が、アスコルビン酸、クエン酸、グリコール
酸、グリシン、グリセリン酸、グルコン酸、グルタミン
酸、グルオキシル酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、マロン
酸、マンデル酸およびリンゴ酸からなる群より選択され
る少なくとも1種類であることを特徴とするものであ
る。
【0022】本発明に係る研磨用組成物は、(c)の研
磨促進剤が、鉄、ニッケルまたはコバルトイオンに配位
結合したエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチ
ルエチレンジアミン三酢酸、グリコールエーテルジアミ
ン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二
酢酸、ジヒドロキシエチルグリシンおよびトリエチレン
テトラアミン六酢酸からなる群より選択される少なくと
も配位子を有する1種類であることを特徴とするもので
ある。
【0023】本発明に係る研磨用組成物は、(c)の研
磨促進剤が、硫酸、硝酸、塩酸、過塩素酸、リン酸、ホ
ウ酸およびスルホン酸からなる群より選択される少なく
とも1種類であることを特徴とするものである。
【0024】本発明に係る研磨用組成物は、(b)の研
磨抵抗抑制剤が、陽イオン系、陰イオン系および非イオ
ン系界面活性剤からなる群より選択される界面活性剤で
あることを特徴とするものである。
【0025】本発明に係る研磨用組成物は、界面活性剤
が、脂肪性アミン、アミン塩、第四アンモニウム化合
物、アミン酸化物およびアミドからなる群より選択され
る窒素誘導体であることを特徴とするものである。
【0026】本発明に係る研磨用組成物は、界面活性剤
が、第四アンモニウム塩であることを特徴とするもので
ある。
【0027】本発明に係る研磨用組成物は、第四アンモ
ニウム塩が、ポリオキシエチレンアルキル第四アンモニ
ウム塩であることを特徴とするものである。
【0028】本発明に係る研磨用組成物は、第四アンモ
ニウム塩が、ポリオキシエチレンココアルキル第四アン
モニウム塩化物であることを特徴とするものである。
【0029】本発明に係る研磨用組成物は、ポリオキシ
エチレンココアルキル第四アンモニウム塩化物が、
(a)の研磨材の比表面積に対して最大0.05mg/
2 の量で含まれることを特徴とするものである。
【0030】本発明に係る研磨用組成物は、(b)の研
磨抵抗抑制剤が、水溶性高分子または水溶性電解質であ
り、それらがポリアクリル酸またはポリアクリル酸塩で
あることを特徴とするものである。
【0031】本発明に係るメモリーハードディスクの製
造方法は、前記(a)〜(d)の研磨材、研磨抵抗抑制
剤、研磨促進剤および水を含んでなる研磨用組成物を用
いて、メモリーハードディスクのサブストレートを研磨
することを特徴とするものである。
【0032】本発明に係るメモリーハードディスクの製
造方法は、前記研磨用組成物を用いて、あらかじめ1回
乃至複数回の予備研磨工程が施されたサブストレートを
仕上げ研磨することを特徴とするものである。
【0033】本発明に係るメモリーハードディスクの製
造方法は、サブストレートの仕上げ研磨前の表面粗さが
20Åであることを特徴とするものである。
【0034】本発明に係るメモリーハードディスクの製
造方法は、サブストレートが、Ni−Pディスクまたは
アルミニウムディスクであることを特徴とするものであ
る。
【0035】以下、本発明をさらに詳細に説明する。な
お、以下の説明は本発明の理解を容易にするためのもの
であり、本発明を限定するものではない。
【0036】<研磨材>本発明に係る研磨用組成物の成
分の1つである研磨材の主研磨材としては、二酸化ケイ
素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化チタン、窒
化ケイ素、酸化ジルコニウムおよび二酸化マンガンから
なる群より選択される。なお、これらの研磨材は、任意
に必要に応じて組み合わせて用いることができ、組み合
わせる場合は、その組み合わせ方や使用する割合は特に
制限されない。
【0037】二酸化ケイ素は、コロイダルシリカ、フュ
ームドシリカおよびその他の製造方法や性状の異なる多
種類のものを含む。
【0038】酸化アルミニウムは、α−アルミナ、δ−
アルミナ、θ−アルミナ、κ−アルミナおよびその他の
形態的に異なる物質を含む。また製造方法からフューム
ドアルミナと呼ばれるものも含む。
【0039】酸化セリウムは、酸化数から3価および4
価のもの、また、結晶系からみて、六方晶系、等軸晶系
および面心立方晶系のものを含む。
【0040】酸化ジルコニウムは、結晶系からみて、単
斜晶系、正方晶系および非晶質のものを含み、製造方法
からフュームドジルコニアとよばれるものも含む。
【0041】酸化チタンは、結晶系からみて、一酸化チ
タン、三酸化二チタン、二酸化チタンおよびその他のも
のを含み、製造方法からフュームドチタニアと呼ばれる
ものも含み。
【0042】窒化ケイ素は、α−窒化ケイ素、β−窒化
ケイ素、アモルファス窒化ケイ素およびその他の形態的
に異なる物質を含む。
【0043】二酸化マンガンは、形態的にみて、α−二
酸化マンガン、β−二酸化マンガン、γ−二酸化マンガ
ン、δ−二酸化マンガン、ε−二酸化マンガン、η−二
酸化マンガンおよびその他のものを含む。
【0044】これらの研磨材のうち、コロイダルシリ
カ、コロイダルアルミナ、フュームドシリカ、フューム
ドアルミナ、フュームドチタニアおよびフュームドジル
コニアが本発明に係る研磨材として用いられる上で好ま
しい。それは、これらの粒子径が小さいからであり、こ
れらのうち、コロイダルシリカまたはフュームドシリカ
が最も好ましい。
【0045】また、上記研磨材は、砥粒として機械的な
作用により被研磨面(サブストレート表面)を研磨する
ものである。これらのうち、二酸化ケイ素の粒径は、B
ET法により測定した表面積から求められる平均粒子径
で0.005〜0.5μm、好ましくは0.01〜0.
2μmである。また、酸化アルミニウム、酸化ジルコニ
ウム、酸化チタンおよび窒化ケイ素の粒径は、レーザー
回折方式粒度測定器で測定された平均粒子径で0.01
〜1μm、好ましくは0.05〜0.3μmである。さ
らに、酸化セリウムおよび二酸化マンガンの粒径は、走
査電子顕微鏡によって観察された平均粒子径で0.01
〜1μm、好ましくは0.05〜0.3μmである。
【0046】研磨材の平均粒子径が上述の範囲を超えて
大きいと、研磨されたサブストレートの表面粗さが悪く
なる傾向があり、またスクラッチが発生する可能性が高
い。逆に、研磨材の平均粒子径が上述の範囲よりも小さ
いと、研磨速度が非常に低くなる傾向があり実用的では
ない。
【0047】研磨用組成物中の研磨材の含有量は、用い
る研磨材の種類によって異なるが、研磨材が二酸化ケイ
素または酸化アルミニウムの場合、組成物の全重量に対
して0.5〜30重量%、好ましくは1.0〜10重量
%である。研磨材が酸化チタン、窒化ケイ素または二酸
化マンガンの場合は、組成物の全重量に対して0.1〜
30重量%、好ましくは0.5〜15重量%である。研
磨材が酸化セリウムまたは酸化ジルコニウムの場合、組
成物の全重量に対して0.5〜50重量%、好ましくは
1〜25重量%である。研磨材の含有量が少なすぎる
と、研磨速度が低くなる傾向があり、逆に研磨材の含有
量が多すぎると、均一な分散性が維持できなくなるとと
もに組成物の粘度が高くなり、扱いが困難となる。
【0048】<研磨抵抗抑制剤>本発明に係る研磨用組
成物は、その成分の1つに研磨抵抗抑制剤を含むことが
特徴である。この研磨抵抗抑制剤は、特に両面研磨機に
よって研磨される際にサブストレートとそれを保持する
キャリアとの間で発生するチャタリングやキャリアノイ
ズを減少させるために添加される。この研磨抵抗を減少
させるための研磨抵抗抑制剤として、以下のものが挙げ
られる。 (イ)アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキ
ルアリルスルホン酸塩などの陰イオン系界面活性剤。 (ロ)高級アミンハロゲン酸塩または第四アンモニウム
塩などの陽イオン系界面活性剤。 (ハ)ポリエチレングリコールアルキルエーテルまたは
ポリエチレングリコール脂肪酸エステルなどの非イオン
系界面活性剤。 (ニ)ポリビニルアルコールまたはポリエチレンオキシ
ドなどの水溶性高分子。 (ホ)ポリアクリル酸塩またはポリメタクリル酸塩など
の水溶性電解質。
【0049】界面活性剤は、脂肪性アミン、アミン塩、
第四アンモニウム化合物、アミン酸化物およびアミドか
らなる群より選択される窒素誘導体である。
【0050】これらの研磨抵抗抑制剤のうち、陽イオン
系界面活性剤として第四アンモニウム塩、特にポリオキ
シエチレンココアルキル第四アンモニウム塩が、研磨抵
抗を減少させる上で特に有効であり、スクラッチやその
他の表面欠陥を減少させて研磨後の表面粗さの程度を小
さくできる研磨抵抗抑制剤として好適である。
【0051】研磨用組成物中の研磨抵抗抑制剤の含有量
は、用いる研磨抵抗抑制剤の種類によって異なるが、組
成物の全重量に対して0.0001〜3.0重量%の範
囲内であり、好ましくは0.001〜0.1重量%であ
る。研磨抵抗抑制剤は、過剰な濃度で存在するとスラリ
ーのコロイド安定性および粘度に影響を与えるおそれが
あるため、研磨抵抗抑制剤の添加量は、研磨材の比表面
積に対して最大0.05mg/m2 であり、最大0.0
3mg/m2 であることが好ましい。研磨抵抗抑制剤の
量が多すぎると、研磨材による機械的な研磨にも支障を
きたし、よって、研磨効果が非常に小さくなるとともに
研磨に時間がかかり経済的でない。
【0052】<研磨促進剤>本発明に係る研磨用組成物
の成分の1つである研磨促進剤としては、以下のものが
挙げられる。 (1)アスコルビン酸、クエン酸、グリコール酸、グリ
シン、グリセリン酸、グルコン酸、グルタミン酸、グル
オキシル酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、マロン酸、マン
デル酸およびリンゴ酸などの有機酸からなる群より選択
される少なくとも1種類。 (2)硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アン
モニウムアルミニウム、過塩素酸アルミニウム、塩化ア
ルミニウム、クエン酸アルミニウム、クエン酸アンモニ
ウムアルミニウム、シュウ酸アルミニウム、硝酸鉄、硫
酸鉄、硫酸アンモニウム鉄、過塩素酸鉄、塩化鉄、クエ
ン酸鉄、クエン酸アンモニウム鉄、シュウ酸アンモニウ
ム鉄、硝酸ニッケル、硫酸ニッケル、過塩素酸ニッケ
ル、塩化ニッケル、クエン酸ニッケル、シュウ酸ニッケ
ル、硝酸コバルト、硫酸コバルトおよび塩化コバルトな
どのアルミニウム、鉄、ニッケルあるいはコバルトを含
んだ有機酸塩もしくは無機酸塩からなる群より選択され
る少なくとも1種類。 (3)エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチル
エチレンジアミン三酢酸、グリコールエーテルジアミン
四酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢
酸、ジヒドロキシエチルグリシンおよびトリエチレンテ
トラアミン六酢酸などの鉄、ニッケルあるいはコバルト
のキレート塩からなる群より選択される少なくとも1種
類。
【0053】研磨用組成物中の研磨促進剤の含有量は、
用いる研磨促進剤の種類によって異なるが、組成物の全
体量に対して0.001〜40重量%の範囲内であり、
研磨促進剤が有機酸である場合は、その含有量が、組成
物の全重量に対して0.01〜40重量%が好ましく、
より好ましくは0.05〜10重量%である。また、研
磨促進剤が無機酸である場合は、組成物の全体量に対し
て0.01〜40重量%が好ましく、より好ましくは
0.05〜10重量%である。さらに、研磨促進剤が有
機酸塩である場合は、組成物の全体量に対して0.01
〜40重量%が好ましく、より好ましくは0.05〜1
0重量%である。また、研磨促進剤がキレート塩である
場合は、組成物の全体量に対して0.01〜40重量%
が好ましく、より好ましくは0.05〜10重量%であ
る。
【0054】この研磨促進剤の含有量を増やすことによ
り、研磨速度が増加するとともに研磨時間が短縮され、
従って経済性における効果が高まることが期待される。
しかしながら、研磨促進剤の含有量が多すぎると、研磨
速度の向上が小さくなる傾向があり、経済性におけるデ
メリットが生じる可能性が高いだけでなく、化学的作用
が大きくなり過ぎて、ピットなどの表面欠陥が発生する
要因となることがある。
【0055】<水>本発明に係る研磨用組成物の成分の
1つである水は、上記の各成分が性格にその役割を果た
せるように、不純物を極力減らしたものを使用すること
が好ましい。すなわち、イオン交換樹脂にて不純物イオ
ンを除去し、フィルターを通して懸濁物を除去したもの
または蒸留水を使用することが好ましい。
【0056】<研磨用組成物>本発明に係る研磨用組成
物は、上記各成分、すなわち二酸化ケイ素、酸化アルミ
ニウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化チタ
ン、窒化ケイ素および二酸化マンガンからなる群より選
択される研磨材を所望の含有量で水に混合し、分散さ
せ、研磨促進剤および研磨抵抗抑制剤をさらに溶解させ
ることにより調製する。この混合、溶解または分散の方
法は任意であり、例えば翼式撹拌機による撹拌または超
音波分散を用いてもよい。また、これらを混合する順序
も任意に選択され、研磨材の分散、研磨促進剤および研
磨抵抗抑制剤の溶解のいずれを先に行ってもよく、分散
および溶解を同時に行ってもよい。
【0057】上記研磨用組成物を調製する際、製品の品
質保持や安定化を図る目的で、被研磨物の種類、研磨加
工条件およびその他の研磨加工上の必要に応じて、各種
の公知の添加剤をさらに加えてもよい。
【0058】すなわち、添加剤の好適な例としては下記
のものが挙げられる。 (あ)セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロースおよびその他のセルロース類。 (い)エタノール、プロパノール、エチレングリコール
およびその他の水溶性アルコール類。 (う)アルギン酸ナトリウム、炭酸水素カリウムおよび
その他の殺菌剤。
【0059】また、本発明に係る研磨用組成物は、比較
的高濃度の原液として調製して貯蔵または輸送などを
し、実際の研磨加工時に希釈して使用することもでき
る。上述の各成分の好適な濃度範囲は、実際の研磨加工
時のものとして記載したものであり、使用時に希釈して
使用する方法をとる場合は、貯蔵または輸送などの状態
においてより高濃度の溶液となることは言うまでもな
い。また、取り扱い性の観点から、そのような濃縮され
た形態で製造されることが好ましい。
【0060】ところで、本発明に係る研磨用組成物が、
両面研磨機によるサブストレートの研磨の際に、キャリ
アノイズの減少に効果を発揮する理由についての詳細な
機構は不明であるが、無電解Ni−Pメッキを成膜した
サブストレートを例に挙げると以下のように推察され
る。
【0061】サブストレートの両面研磨の際に発生す
る、一般に「キャリアノイズ」や「チャタリング」と言
われるノイズは、サブストレートの被研磨面と研磨パッ
ドの間の摩擦に起因すると考えられる。これは、研磨用
組成物中の研磨材の体積比率が増加するにつれてノイズ
のレベルが下がるという実験結果が得られている。つま
り、研磨材が全く存在せず研磨パッドと被研磨面の間の
直接接触領域が最大であると、ノイズのレベルは最高で
あり、研磨材を添加すると、研磨パッドと被研磨面との
間の接触領域が減少する。よって、ノイズのレベルが下
がる。しかしながら、多くの研磨用組成物は、一般的に
研磨材濃度の低いものが用いられるので、研磨パッドと
被研磨面の間に依然として顕著な接触領域が存在する。
本発明においては、サブストレートの被研磨面と研磨パ
ッドとの間の接触領域で発生した摩擦を、研磨抵抗抑制
剤である界面活性剤またはポリマー分子をサブストレー
トの被研磨面および研磨パッド、またはいずれか一方に
吸着させることによって減少させ、ノイズを減少させる
ものと考えられる。つまり、研磨抵抗抑制剤である界面
活性剤またはポリマー分子を吸着した分子層は、サブス
トレートの被研磨面および研磨パッドに親水性を持た
せ、被研磨面および研磨パッドの間に潤滑効果をもたら
すものと考えられる。
【0062】そして、チャタリングのノイズの少ない効
果的な研磨用組成物を調製するには、研磨材とサブスト
レートの被研磨面に対応する望ましくない潤滑の度合い
について考慮することも必要である。研磨材と被研磨面
における潤滑は、サブストレートの研磨を阻害し、研磨
速度を低下させる。この影響を最小限にするには、潤滑
性を有する吸着質の分子量が比較的小さく、かつ最低限
の濃度で存在することが好ましいと考えられる。また、
この研磨抵抗抑制剤を、その種類および用いられる濃度
が研磨用組成物のコロイド安定性に悪影響を及ぼさない
ように選択することも必要である。
【0063】<メモリーハードディスクの製造方法>本
発明に係るメモリーハードディスクの製造方法は、上記
各成分、すなわち二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸
化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、窒化ケイ
素および二酸化マンガンからなる群より選択される研磨
材、研磨抵抗抑制剤、研磨促進剤および水が含有された
研磨用組成物を用いて、メモリーハードディスクに使用
されるサブストレートを研磨することを含んでいる。
【0064】研磨対象となるメモリーハードディスクの
サブストレートには、Ni−Pディスク、Ni−Feデ
ィスク、アルミニウムディスク、ボロンカーバイドディ
スク、カーボンディスクおよびその他のものがある。こ
れらのうち、Ni−Pディスクまたはアルミニウムディ
スクを用いる。
【0065】また、本発明に係るメモリーハードディス
クの製造方法は、上記研磨用組成物を用いるならば、従
来のいずれの研磨方法および研磨条件を組み合わせるこ
とも可能である。例えば研磨パッドには、スウェードタ
イプ、不織布タイプ、植毛布タイプ、起毛タイプおよび
その他のタイプのものを用いることができ、また、研磨
機には、片面研磨機、両面研磨機およびその他を用いる
ことができる。なお、特に両面研磨機を使用する場合、
本発明に係る研磨用組成物を用いると、チャタリングや
キャリアノイズによるサブストレート(特にチャンファ
部)の損傷を防止できるので効果的である。
【0066】さらに、本発明に係るメモリーハードディ
スクの製造方法に用いる研磨用組成物は、研磨速度が大
きいと同時に、平坦な研磨表面が得られる。従って、研
磨工程を1段階で行うことができ、研磨条件の異なった
2段階以上で行うこともできる。研磨工程を2段階以上
で行う場合には、本発明に係る研磨用組成物を用いる研
磨工程を最終の研磨工程とすること、すなわち予備研磨
されたサブストレートに対して上記研磨用組成物により
仕上げ研磨を行う。また、本発明に係る研磨用組成物に
よる研磨加工をより効率的に行うためには、予備研磨さ
れたサブストレートの表面粗さを、接触式表面粗さ計で
測定した場合、最大でRa=20Åとする。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例を用いて具体的に説明する。なお、本発明は
その要旨を越えない限り、以下に説明する実施の形態に
限定されるものではない。
【0068】
【実施例】実施例1〜15および比較例1〜3 <研磨用組成物の調製>研磨材としてコロイダルシリカ
(C−SiO2 :比表面積:80m2 /g)、研磨促進
剤であるエチレンジアミン四酢酸−鉄(EDTA−F
e)および各種研磨抵抗抑制剤を、表1に記載した割合
で水に分散させて混合し、実施例1〜15および比較例
1〜3の各研磨用組成物を調製した。なお、実施例1〜
5は研磨抵抗抑制剤がポリオキシエチレンココアルキル
メチル第四アンモニウム塩化物(CCAM)であり、実
施例6〜8は研磨抵抗抑制剤がポリオキシエチレンオク
タデシルメチル第四アンモニウム塩化物(OCDM)、
実施例9は研磨抵抗抑制剤がポリオキシエチレン獣脂ア
ルキルアミン(TLAM)、実施例10〜13は研磨抵
抗抑制剤がポリアクリル酸アンモニウム(PAL)、実
施例14は研磨抵抗抑制剤がポリエチレンオキシド(P
EO)、実施例15は研磨抵抗抑制剤がポリビニルアル
コール(PVA)である。また、比較例1〜3は研磨抵
抗抑制剤が混合されていないものである。
【0069】
【表1】
【0070】<研磨試験>次に、実施例1〜15および
比較例1〜3の各研磨用組成物を用いて、これらとは別
の研磨用組成物であるDISKLITE−2008
((株)フジミインコーポレーテッド製)により予備研
磨(1段階目研磨)されたサブストレートに対して、下
記条件で2段階目の研磨(仕上げ研磨)を行った。 [研磨条件] 研磨機 両面研磨機 被加工物 3.5インチ 無電解Ni−Pサブストレート (1段階目研磨済 表面粗さRa=16Åのもの) 加工枚数 20枚 (2枚/1キャリア)×5キャリア×2回試験 研磨パッド Politex DG−Hi (Rodel社(米国)製) 加工圧力 60g/cm2 定盤回転数 40rpm 組成物の希釈の割合 組成物1部:脱イオン水2部(体積比) 研磨用組成物供給量 100cc/分 研磨時間 12分
【0071】研磨中、研磨の際のキャリアノイズを下記
条件でノイズ計により測定した。そして、測定結果より
表2の5つのレベルに応じてノイズレベルを求めた。な
お、ノイズレベルは、2回の測定の平均値とした。 [測定条件] 測定機 Sper Scientific Sound meter #840029 測定範囲 50〜100dB 測定モード First response mode 周波数加重モード モードC 研磨機から測定機までの距離 50インチ(約127cm)
【0072】
【表2】
【0073】研磨後、サブストレートを順次洗浄して乾
燥し、研磨後のサブストレートの重量減を測定した。そ
して、被加工物20枚全てについて測定を行い、その平
均値から研磨速度を求めた。得られた結果は表3に示
す。また、接触式表面粗さ計であるTencor P1
2(Tencor Instruments社(米国)
製)を用いて、サブストレートの径方向中央での表面粗
さを測定し、サブストレート1枚あたり2箇所を4枚、
計8箇所の測定を行い、8つの平均値から表面粗さを求
めた。得られた結果は表3に示す。
【0074】さらに、微分干渉顕微鏡(倍率400倍)
を用いてサブストレート表面を観察し、表面に形成され
たピットの数を測定した。この測定は、サブストレート
の中央から周縁へ径方向に延びている一本の直線の範囲
内で観察されるピットを数え、サブストレート1枚あた
り2直線を4枚、計8直線の測定を行い、8つの平均値
からピット数を求めた。得られた結果は表3に示す。ま
た、暗室のスポットライト下で目視により観察されるス
クラッチの数を、サブストレートの表裏面で数え、被加
工物20枚全てで行って、その平均値からスクラッチ数
を求めた。得られた結果を表3に示す。
【0075】
【表3】
【0076】表3から明らかなように、研磨抵抗抑制剤
を含む実施例1〜15は、研磨抵抗抑制剤を含まない比
較例1〜3よりも研磨時のノイズレベルが低くなってい
る。これにより、実施例1〜15の各研磨用組成物が研
磨の際のチャタリング等によって生じるノイズの発生を
抑えていることがわかる。なお、スクラッチ数、ピット
数および表面粗さについては、実施例および比較例とも
に良好な値を示している。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明に係る研磨用組成物
は、メモリーハードディスクに使用されるサブストレー
トの研磨用組成物であって、(a)含有量が組成物の全
重量に対して0.1〜50重量%の範囲内の二酸化ケイ
素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウ
ム、酸化チタン、窒化ケイ素および二酸化マンガンから
なる群より選択される少なくとも1種類の研磨材と、
(b)含有量が組成物の全重量に対して0.0001〜
3.0重量%の範囲内の界面活性剤、水溶性高分子およ
び水溶性電解質からなる群より選択される少なくとも1
種類の研磨抵抗抑制剤と、(c)含有量が組成物の全重
量に対して0.001〜40重量%の範囲内の無機酸、
有機酸およびそれらのアルミニウム、鉄、ニッケルおよ
びコバルト塩からなる群より選択される少なくとも1種
類の研磨促進剤と、(d)水とを含んでなるものであ
る。
【0078】これにより、メモリーハードディスクに使
用されるサブストレートの仕上げ研磨において、研磨速
度が大きく、表面粗さが小さい研磨面を得ることがで
き、微小な突起、微細なピットおよびその他の表面欠陥
の発生を防止することができる。また、サブストレート
の研磨に用いると、研磨の際のノイズを減少させること
できる。これにより、サブストレートとキャリアの衝突
によるサブストレートのチャンファ部の損傷を減少させ
ることができる。
【0079】また、本発明に係るメモリーハードディス
クの製造方法は、前記(a)〜(d)の研磨材、研磨抵
抗抑制剤、研磨促進剤および水を含んでなる研磨用組成
物を用いて、メモリーハードディスクのサブストレート
を研磨する方法である。
【0080】これにより、研磨速度が大きく表面粗さが
小さくて、微小な突起、微細なピットおよびその他の表
面欠陥がほとんど無いメモリーハードディスクを得るこ
とができ、生産性の高い製造方法を得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 ダブリゥ.スコット レィダー アメリカ合衆国、97042 オレゴン州、ト ゥアラタン、サウスウエスト レベントン ドライブ 11200、フジミアメリカ イ ンコーポレーテッド内 (72)発明者 トシキ オオワキ アメリカ合衆国、97042 オレゴン州、ト ゥアラタン、サウスウエスト レベントン ドライブ 11200、フジミアメリカ イ ンコーポレーテッド内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリーハードディスクに使用される磁
    気ディスク用基盤を研磨するための研磨用組成物であっ
    て、(a)含有量が組成物の全重量に対して0.1〜5
    0重量%の範囲内の二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、
    酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、窒化ケ
    イ素および二酸化マンガンからなる群より選択される少
    なくとも1種類の研磨材と、(b)含有量が組成物の全
    重量に対して0.0001〜3.0重量%の範囲内の界
    面活性剤、水溶性高分子および水溶性電解質からなる群
    より選択される少なくとも1種類の研磨抵抗抑制剤と、
    (c)含有量が組成物の全重量に対して0.001〜4
    0重量%の範囲内の無機酸、有機酸およびそれらのアル
    ミニウム、鉄、ニッケルおよびコバルト塩からなる群よ
    り選択される少なくとも1種類の研磨促進剤と、(d)
    水とを含んでなることを特徴とする研磨用組成物。
  2. 【請求項2】 前記(c)の研磨促進剤が、硝酸アルミ
    ニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アンモニウムアルミニ
    ウム、過塩素酸アルミニウム、塩化アルミニウム、クエ
    ン酸アルミニウム、クエン酸アンモニウムアルミニウ
    ム、シュウ酸アルミニウム、硝酸鉄、硫酸鉄、硫酸アン
    モニウム鉄、過塩素酸鉄、塩化鉄、クエン酸鉄、クエン
    酸アンモニウム鉄、シュウ酸アンモニウム鉄、硝酸ニッ
    ケル、硫酸ニッケル、過塩素酸ニッケル、塩化ニッケ
    ル、クエン酸ニッケル、シュウ酸ニッケル、硝酸コバル
    ト、硫酸コバルトおよび塩化コバルトからなる群より選
    択される少なくとも1種類であることを特徴とする請求
    項1記載の研磨用組成物。
  3. 【請求項3】 前記(c)の研磨促進剤が、アスコルビ
    ン酸、クエン酸、グリコール酸、グリシン、グリセリン
    酸、グルコン酸、グルタミン酸、グルオキシル酸、コハ
    ク酸、酒石酸、乳酸、マロン酸、マンデル酸およびリン
    ゴ酸からなる群より選択される少なくとも1種類である
    ことを特徴とする請求項1記載の研磨用組成物。
  4. 【請求項4】 前記(c)の研磨促進剤が、鉄、ニッケ
    ルまたはコバルトイオンに配位結合したエチレンジアミ
    ン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、プロピレンジ
    アミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢
    酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ニトリロ三酢
    酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ジヒドロキシエチ
    ルグリシンおよびトリエチレンテトラアミン六酢酸から
    なる群より選択される少なくとも配位子を有する1種類
    であることを特徴とする請求項1記載の研磨用組成物。
  5. 【請求項5】 前記(c)の研磨促進剤が、硫酸、硝
    酸、塩酸、過塩素酸、リン酸、ホウ酸およびスルホン酸
    からなる群より選択される少なくとも1種類であること
    を特徴とする請求項1記載の研磨用組成物。
  6. 【請求項6】 前記(b)の研磨抵抗抑制剤が、陽イオ
    ン系、陰イオン系および非イオン系界面活性剤からなる
    群より選択される界面活性剤であることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか記載の研磨用組成物。
  7. 【請求項7】 前記界面活性剤が、脂肪性アミン、アミ
    ン塩、第四アンモニウム化合物、アミン酸化物およびア
    ミドからなる群より選択される窒素誘導体であることを
    特徴とする請求項6記載の研磨用組成物。
  8. 【請求項8】 前記界面活性剤が、第四アンモニウム塩
    であることを特徴とする請求項6記載の研磨用組成物。
  9. 【請求項9】 前記第四アンモニウム塩が、ポリオキシ
    エチレンアルキル第四アンモニウム塩であることを特徴
    とする請求項8記載の研磨用組成物。
  10. 【請求項10】 前記第四アンモニウム塩が、ポリオキ
    シエチレンココアルキル第四アンモニウム塩化物である
    ことを特徴とする請求項8記載の研磨用組成物。
  11. 【請求項11】 ポリオキシエチレンココアルキル第四
    アンモニウム塩化物が、前記(a)の研磨材の比表面積
    に対して最大0.05mg/m2 の量で含まれることを
    特徴とする請求項10記載の研磨用組成物。
  12. 【請求項12】 前記(b)の研磨抵抗抑制剤が、水溶
    性電解質であり、それらがポリアクリル酸またはポリア
    クリル酸塩であることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか記載の研磨用組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかに記載さ
    れた研磨用組成物を用いて、メモリーハードディスクに
    使用される磁気ディスク用基盤を研磨することを特徴と
    するメモリーハードディスクの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至12のいずれかに記載さ
    れた研磨用組成物を用いて、あらかじめ1回乃至複数回
    の予備研磨工程が施された磁気ディスク用基盤を仕上げ
    研磨することを特徴とする請求項13記載のメモリーハ
    ードディスクの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記磁気ディスク用基盤の仕上げ研磨
    前の表面粗さが20Åであることを特徴とする請求項1
    3または14記載のメモリーハードディスクの製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記磁気ディスク用基盤は、Ni−P
    ディスクまたはアルミニウムディスクであることを特徴
    とする請求項13乃至15のいずれか記載のメモリーハ
    ードディスクの製造方法。
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