JP2001126946A - 積層セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品及びその製造方法

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JP2001126946A
JP2001126946A JP30674599A JP30674599A JP2001126946A JP 2001126946 A JP2001126946 A JP 2001126946A JP 30674599 A JP30674599 A JP 30674599A JP 30674599 A JP30674599 A JP 30674599A JP 2001126946 A JP2001126946 A JP 2001126946A
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ceramic
layer
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internal electrode
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Takeshi Yamana
毅 山名
Takaharu Miyazaki
孝晴 宮崎
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • Y10T29/43Electric condenser making

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部電極層とセラミック層の界面の凹凸に起
因する寿命の劣化や、薄膜多層化した場合の構造欠陥
(デラミネーション、電極部の湾曲など)の発生を抑制
することが可能な積層セラミック電子部品及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】 セラミック素子3中に、セラミック層
(誘電体セラミック層)2を介して複数の内部電極層
8,9が積層された構造を有する積層セラミック電子部
品(積層セラミックコンデンサ)1の、内部電極層8,
9とセラミック層2の界面の粗さ(Ra)を200nm以
下にするとともに、セラミック層2における欠陥(ポア
ー)の発生率を、切断端面を研磨した断面研磨面におけ
る面積率で1%以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電子部品及びそ
の製造方法に関し、詳しくは、セラミック素子中に、セ
ラミック層を介して複数の内部電極層が配設された構造
を有する積層セラミック電子部品及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ぺロブスカイト構造を有するチタン酸バリウム、チタン
酸ストロンチウム、チタン酸カルシウムなどのセラミッ
ク誘電体は、その高い比誘電率を利用してコンデンサ材
料として広く利用されている。また、受動部品であるコ
ンデンサは、近年の電子部品の小型化の流れから、小型
で、大きな静電容量を取得することができるものが望ま
れている。
【0003】ところで、セラミック誘電体を誘電体層に
用いた積層セラミックコンデンサは、従来は、空気中で
1300℃程度の高温で焼成することが必要であったた
め、内部電極材料としては、パラジウムなどの貴金属を
使用することが必要であった。しかし、これらの貴金属
材料は非常に高価で、製品コストに占める電極材料の割
合が高くなるため、コストダウンを妨げる主たる要因の
一つになっている。
【0004】そこで、かかる問題を解消するために、積
層セラミックコンデンサの内部電極材料の卑金属化が進
められ、焼成時に電極が酸化されないようにするため
に、中性又は還元性雰囲気で焼成することが可能な、耐
還元性を考慮した誘電体材料が種々開発されている。
【0005】このような状況下において、積層セラミッ
クコンデンサに対しては、さらなる小型化・大容量化が
求められており、セラミック誘電体材料の高誘電率化、
セラミック誘電体層及び内部電極層の薄層化などに関す
る技術の開発が進められている。
【0006】しかし、セラミック層の厚み(素子厚)
(内部電極間に介在するセラミック層の厚み)が3μm
以下になると、セラミック誘電体層と内部電極界面の凹
凸が大きくなったり、セラミック誘電体中における欠陥
(ポアー)が増加するため、寿命が低下するという問題
点がある。
【0007】このため、セラミック層を形成するセラミ
ックグリーンシートの平滑性を向上させるとともに、セ
ラミックグリーンシートの密度を高める目的で、セラミ
ック粉末材料の粒子径を小さくする方法が提案されてい
る(特開平10−223469号)。
【0008】しかし、一般に粒子径が小さくなると、セ
ラミック粉末自体が凝集しやすくなり、分散性が低下す
ることから、粒子径を小さくするという方法のみでは、
セラミックグリーンシートの表面平滑性の向上や高密度
化にも限界がある。さらに、セラミック誘電体粉末の場
合、同じ組成で単純に粒子径を小さくしていくと、誘電
率が低下し、積層セラミックコンデンサの大容量化への
対応ができなくなるという問題点がある。
【0009】また、内部電極材料に使用する金属粉末の
粒子径を小さくしていくと、粉末の焼結開始温度が低下
し、デラミネーションが生じやすくなるため、例えば積
層コンデンサ用の電極材料としての使用が難しくなると
いう問題点がある。
【0010】また、セラミックグリーンシートの表面平
滑性を向上させる目的で、セラミック中の有機バインダ
ーの添加量を増やした場合には、セラミックグリーンシ
ート中のセラミック粉末の体積分率が低下するため、焼
成後のセラミック素子(チップ)の体積収縮率が大きく
なる。そして、セラミック素子の体積収縮率が大きくな
ると、セラミックグリーンシートに印刷した内部電極用
の電極ペーストの面積(平面面積)も、セラミックグリ
ーンシートの平面面積の収縮率(面収縮率)に対応して
収縮し、内部電極中の電極材料(例えばNiなど)の体
積が一定であることから、薄膜多層の意図に反して内部
電極層の厚みが大きくなってしまうという問題点があ
る。
【0011】また、このように有機バインダーの含有率
が高く、面収縮率の大きいセラミックグリーンシートを
用いた場合でも、セラミックグリーンシートの面収縮率
を見込んで電極ペーストの塗布厚を薄く印刷することは
可能であるが、塗布厚を薄くすると、電極ペースト層
(塗膜)にピンホールが発生したり、電極ペーストのレ
ベリングが低下して電極表面粗さが大きくなったりする
という問題点がある。そして、このような欠陥が生じる
と、焼成後に電極カバレッジ(有効電極面積)の減少が
生じて、製品の電気特性が低下するという問題点があ
る。
【0012】なお、上述のような問題点は、積層セラミ
ックコンデンサの場合に限らず、他の積層セラミック電
子部品にも当てはまるものである。
【0013】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、内部電極とセラミック層の界面の凹凸に起因する
寿命の劣化や、薄膜多層化した場合の構造欠陥(デラミ
ネーション、電極部の湾曲など)の発生を抑制、防止す
ることが可能な積層セラミック電子部品及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明(請求項1)の積層セラミック電子部品
は、セラミック素子中に、セラミック層を介して複数の
内部電極層が積層された構造を有する積層セラミック電
子部品であって、前記内部電極層と前記セラミック層の
界面の粗さ(Ra)が200nm以下であり、かつ、セラ
ミック層における欠陥(ポアー)の発生率が、切断端面
を研磨した断面研磨面における面積率で1%以下である
ことを特徴としている。
【0015】内部電極層とセラミック層の界面の粗さ
(Ra)を200nm以下とし、セラミック層における欠
陥(ポアー)の発生率を、切断端面を研磨した断面研磨
面における面積率で1%以下となるようにすることによ
り、内部電極層とセラミック層の界面の凹凸に起因する
寿命の劣化や、薄膜多層化した場合の構造欠陥(デラミ
ネーション、電極部の湾曲など)の発生を抑制、防止す
ることが可能になり、小型、高性能で耐久性に優れた積
層セラミック電子部品を確実に得ることができるように
なる。
【0016】なお、内部電極層とセラミック層の界面の
粗さ(Ra)を200nm以下とし、かつ、セラミック層
のポアーの発生率を断面研磨面における面積率で1%以
下と規定したのは、Raが200nmを超えた場合、及び
ポアーの発生率が1%を超えた場合には、積層セラミッ
ク電子部品の寿命が急激に低下することによる。
【0017】なお、本願発明においては、内部電極層と
セラミック層の界面の粗さ、セラミックグリーンシート
の表面及びセラミックグリーンシートに塗布された電極
ペースト層の表面の好ましい粗さをRaの値で限定して
いるが、このRaは、JIS−B−0601に定められ
ているところの中心線表面粗さである。
【0018】また、本願発明にかかる積層セラミック電
子部品としては、誘電体層であるセラミック層と、内部
電極層が交互に積層され、かつ、交互に異なる側の端面
に引き出された直方体形状の積層体の両側の端面に内部
電極層と導通する一対の外部電極が配設された構造を有
するチップタイプの積層セラミックコンデンサなどが例
示されるが、その他にも、積層セラミックバリスタ、積
層セラミック圧電部品、積層基板その他、種々の積層セ
ラミック電子部品に広く適用することが可能である。
【0019】また、請求項2の積層セラミック電子部品
は、前記内部電極層間に介在するセラミック層の厚みが
3μm以下であることを特徴としている。
【0020】内部電極層間に介在するセラミック層の厚
み(素子厚)が3μm以下であるような積層セラミック
電子部品においては、内部電極層とセラミック層の界面
の粗さが粗いと、寿命が急激に低下する傾向があるが、
本願発明のように、内部電極層とセラミック層の界面の
粗さ(Ra)を200nm以下とすることにより、耐久性
を向上させることが可能になり、小型、高性能で耐久性
に優れた積層セラミック電子部品を得ることが可能にな
る。
【0021】また、請求項3の積層セラミック電子部品
は、前記内部電極層の厚みが0.2〜0.7μmである
ことを特徴としている。
【0022】内部電極層の厚みを0.2〜0.7μmの
範囲に限定したのは、内部電極層の厚みが0.2μm未
満になると、焼成時にセラミックと反応したり、カバレ
ッジ(有効電極面積)が低下したりして、内部電極とし
ての機能を十分に果たせなくなり、また、内部電極層の
厚みが0.7μmを超えると、デラミネーションが発生
して積層セラミック電子部品としての機能が損なわれる
ことによる。
【0023】なお、内部電極層の厚みを0.2〜0.7
μmとすることにより、内部電極層の厚みが薄すぎて、
製造時に内部電極層形成用の電極ペースト層(塗膜)に
ピンホールが発生したり、電極ペーストのレベリングが
低下して電極表面粗さが大きくなったりするようなこと
を防止することが可能になるとともに、内部電極層の厚
みにより積層セラミック電子部品全体の厚みが増大する
ことを防止できるようになり、小型、高性能で、信頼
性、耐久性に優れた積層セラミック電子部品を得ること
が可能になる。
【0024】また、請求項4の積層セラミック電子部品
のように、前記内部電極層が卑金属からなるものである
ことを特徴としている。
【0025】本願発明の要件を満たす場合、内部電極層
が卑金属からなるものである場合においても、内部電極
層とセラミック層の界面の凹凸に起因する寿命の劣化
や、薄膜多層化した場合の構造欠陥(デラミネーショ
ン、電極部の湾曲など)の発生しにくい積層セラミック
電子部品を得ることが可能になり、信頼性を損なうこと
なく、電極材料コストの低減を図ることが可能になる。
【0026】なお、本願発明は、内部電極層を構成する
材料が卑金属である場合に限られるものではなく、貴金
属からなる内部電極層を備えた積層セラミック電子部品
を製造する場合にも適用することが可能である。
【0027】また、請求項5の積層セラミック電子部品
の製造方法は、請求項1〜4のいずれかに記載の積層セ
ラミック電子部品の製造方法であって、表面粗さ(R
a)が100nm以下のセラミックグリーンシート上に、
電極ペースト層が配設された電極ペースト層配設シート
を積層、圧着した後、焼成することにより、前記セラミ
ック素子を形成する工程を具備していることを特徴とし
ている。
【0028】表面粗さ(Ra)が100nm以下のセラミ
ックグリーンシート上に、電極ペースト層が配設された
電極ペースト層配設シートを積層、圧着した後、焼成す
ることにより、内部電極層とセラミック層の界面の粗さ
(Ra)を200nm以下とし、かつ、セラミック層にお
ける欠陥(ポアー)の発生率を1%以下とすることが可
能になり、上述の本願発明の積層セラミック電子部品を
確実に製造することが可能になる。なお、本願発明にお
いて、「電極ペースト層配設シートを積層、圧着し…
…」とは、上述の電極ペースト層配設シートのみを積層
する場合に限らず、電極ペースト層配設シートを電極ペ
ースト層の配設されていないセラミックグリーンシート
などと共に積層する場合も含む概念である。
【0029】また、請求項6の積層セラミック電子部品
の製造方法は、請求項1〜4のいずれかに記載の積層セ
ラミック電子部品の製造方法であって、セラミック層形
成用のセラミックグリーンシート上に、表面粗さ(R
a)が100nm以下の電極ペースト層が配設された電極
ペースト層配設シートを積層、圧着した後、焼成するこ
とにより、前記セラミック素子を形成する工程を具備す
ることを特徴としている。
【0030】セラミック層形成用のセラミックグリーン
シート上に、表面粗さ(Ra)が100nm以下の電極ペ
ースト層が配設された電極ペースト層配設シートを積
層、圧着した後、焼成することにより、確実に、内部電
極層とセラミック層の界面の粗さ(Ra)を200nm以
下とし、かつ、セラミック層における欠陥(ポアー)の
発生率を1%以下とすることが可能になり、本願発明を
実効あらしめることができる。
【0031】また、請求項7の積層セラミック電子部品
の製造方法は、セラミックグリーンシート上に、電極ペ
ースト層が配設された前記電極ペースト層配設シートと
して、セラミックグリーンシート及び電極ペースト層の
少なくとも一方の表面が加圧平滑化処理された電極ペー
スト層配設シートを用いることを特徴としている。
【0032】電極ペースト層配設シートとして、セラミ
ックグリーンシート及び電極ペースト層の少なくとも一
方の表面が加圧平滑化処理された電極ペースト層配設シ
ートを用いることにより、内部電極層とセラミック層の
界面の粗さ(Ra)を200nm以下とし、かつ、セラミ
ック層における欠陥(ポアー)の発生率を1%以下とす
ることが可能になり、本願発明を実効あらしめることが
できる。
【0033】なお、セラミックグリーンシート及び電極
ペースト層の少なくとも一方の表面が加圧平滑化処理さ
れた電極ペースト層配設シートとは、加圧平滑化処理を
施したセラミックグリーンシート上に印刷などの方法で
電極ペースト層を配設したシートや、電極ペースト層を
配設したシートにさらに加圧平滑化処理を施したシー
ト、あるいは、加圧平滑化処理されていないセラミック
グリーンシートに電極ペースト層を配設した後、加圧平
滑化処理を施したシートなどを意味する概念である。
【0034】なお、加圧平滑化処理の方法としては、静
水圧プレス法、平板プレス法、カレンダーロール法など
の方法がある。また、セラミックグリーンシートに直接
にあるいは、電極ペースト層を配設後にその上から、加
圧平滑化処理を行うことにより、セラミックグリーンシ
ート中のセラミック粉末の分布が均一となり、焼成後の
セラミック中のポアーの発生を抑制する効果が得られ
る。
【0035】また、請求項8の積層セラミック電子部品
の製造方法は、前記電極ペースト層配設シートを積層し
てなる積層体(未焼成積層体)の積層方向からみた面積
(平面面積)をA、焼成後の積層体の平面面積をA
とした場合において、下記の式 (A−A)/A×100(%) で表されるセラミック面収縮率が25〜35%となるよ
うにしたことを特徴としている。
【0036】セラミック面収縮率を25〜35%とする
ことが好ましいのは、以下の及びの理由による。 セラミック面収縮率が35%を超えると、面収縮に起
因してセラミック層や内部電極層の厚みが増加し、ま
た、面収縮による内部電極層の厚みの増加を考慮して電
極ペーストの塗布厚を薄くすると、内部電極層にピンホ
ールが生じて、焼成後に静電容量の低下を招くことにな
る。 一方、単一粒径のセラミック粉末からなるスラリーに
おいて、六方最密充填時の粉体容積比(72%)から計
算されるセラミック面収縮率は18%であり、また、立
方充填時の粉体容積比(52%)から計算されるセラミ
ック面収縮率は30%であることから、超微粒子の金属
酸化物粉末を添加して、十分に分散させれば、粉体容積
比を向上させて、セラミック面収縮率を25%以下に低
減することは可能であるが、セラミック面収縮率を25
%以下にしようとすると、セラミックスラリー中の有機
バインダーの添加量を少なくすることが必要になるた
め、セラミックグリーンシートの表面粗さ(Ra)が大
きくなり、寿命が短くなる傾向がある。 したがって、本願発明においては、セラミック面収縮率
を25〜35%とすることが好ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を示
して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0038】この実施形態では、図1に示すような構造
の積層セラミックコンデンサを例にとって説明する。
【0039】この積層セラミックコンデンサ1は、セラ
ミック層(誘電体セラミック層)2と、第1の内部電極
8及び第2の内部電極9が交互に積層された直方体形状
の積層体(セラミック素子)3の第1の端面4及び第2
の端面5に、第1の内部電極8と導通する第1の外部電
極6及び第2の内部電極9と導通する第2の外部電極7
が配設された構造を有するチップタイプの積層セラミッ
クコンデンサである。なお、外部電極6,7の上には、
それぞれ、第1のめっき層10,11、第2のめっき層
12,13が形成されている。
【0040】以下、この積層セラミックコンデンサの製
造方法について説明する。 (1)まず、出発原料として、チタン酸バリウムなどのセ
ラミック原料粉末と、特性改質などを目的とした添加物
を所定量ずつ秤量し、湿式混合を経て、混合粉とする。
なお、各添加物成分として、通常は、酸化物粉末あるい
は炭酸化粉末の形態のものが用いられる。 (2)次いで、上述の混合粉に有機バインダ及び溶媒を添
加して分散させることによりセラミックスラリーを調製
し、このセラミックスラリーをシート状に成形すること
により、セラミック層2となるセラミックグリーンシー
トを形成する。セラミックグリーンシートの厚みは、焼
成後における厚みが3μm以下になるように設定する。
このとき、セラミックグリーンシートの表面粗さを低減
するために、加圧平滑化処理を行なう。加圧平滑化処理
には、静水圧プレス法、平板プレス法、カレンダーロー
ル法などの方法を用いることができる。この加圧平滑化
処理により、セラミックグリーンシートの表面が平滑化
されるとともに、シートの密度が均一となり、焼成時に
発生するポアーの発生を抑制することが可能になる。 (3)次に、特定のセラミックグリーンシート上に、内部
電極8及び9となるべき電極ペースト膜(導電性ペース
ト膜)をスクリーン印刷法などの方法によって形成す
る。この電極ペースト膜の厚みは、焼成後に形成される
内部電極層の厚みが0.2〜0.7μmとなるように設
定する。また、上述の電極ペースト膜の形成に用いられ
る電極ペーストは、金属粉末を、バインダーや溶剤など
とともに混練したものである。金属粉末としては、平均
粒子径が10〜200nmの微粉末を用いることが好まし
い。このような、微粉末をペーストに均一に分散させる
方法としては、例えば、高圧ホモジナイザー分散法が適
している。なお、電極ペーストの一例として、Ni粉
末、エチルセルロースバインダー、及びテルピネオール
などの溶剤を含むものが挙げられる。このような電極ペ
ーストを、上述のセラミックグリーンシートにスクリー
ン印刷して電極ペースト層を配設する。このとき、セラ
ミックグリーンシートの場合と同様に、電極ペースト層
の表面粗さ(Ra)の低減や、密度の均一化の目的で、
加圧平滑化処理する工程を加えることができる。 (4)それから、上述のように電極ペースト層を形成した
セラミックグリーンシートを含む複数のセラミックグリ
ーンシートを積層、圧着した後、必要に応じてカットす
る。これにより、内部電極8,9の各端縁が端面4,5
に露出した状態の積層体(未焼成の積層体)3が得られ
る。 (5)次いで、この積層体3を還元性雰囲気下で焼成し
て、セラミックを焼結させる。 (6)その後、焼成された積層体(セラミック素子)3の
第1及び第2の端面4,5に、外部電極形成用の導電ペ
ーストを塗布して焼き付けることにより、第1及び第2
の内部電極8,9の露出した各端縁と電気的に導通する
第1及び第2の外部電極6,7を形成する。なお、外部
電極6,7の材料組成は、特に限定されるものではな
く、内部電極8,9と同じ材料を使用することも可能で
あり、異なる材料を使用することも可能である。 (7)それから、必要に応じて外部電極6,7を、Ni、
Cu、Ni−Cu合金などからなるめっき層10,11
によってそれぞれ被覆し、さらにこれらめっき層10,
11上に、半田付け性を向上させる目的で、半田、錫な
どからなる第2のめっき層12,13を形成する。これ
により、図1に示すような構造を有する積層セラミック
コンデンサが得られる。
【0041】
【実施例】次に、本願発明をより具体的な実施例に基づ
いて説明する。
【0042】[試料の作製] (1)まず、セラミック原料粉末として、チタン酸バリウ
ム(BaTiO)粉末を加水分解法で作製し、この粉
末を、800℃、875℃及び950℃で仮焼すること
によって平均粒径が、それぞれ、98nm、153nm、及
び210nmのチタン酸バリウム粉末を得た。 (2)次に、上述のBaTiO粉末に、Dy+Mg+M
n及びSiを、酸化物粉末の形態で添加することによっ
て、セラミック組成物を作製した。 (3)それから、チタン酸バリウム系の各セラミック組成
物の粉末(セラミック粉末)、ポリビニルブチラール系
バインダー(PVB)+可塑剤であるジオクチルフタレ
イト(DOP)、及び溶剤(エタノール・トルエン)
を、表1に示すような割合で配合し、ボールミルによっ
て湿式混合した後、さらにサンドミル法によってセラミ
ックスラリーを十分に分散させた。
【0043】
【表1】
【0044】なお、セラミックスラリーを高分散化する
方法としては、ボールミルを用いる方法の他に、ビスコ
ミル法や、高圧ホモジナイザー分散法などを適用するこ
とが可能である。 (4)次いで、このセラミックスラリーをドクターブレー
ド法によりシート状に成形してセラミックグリーンシー
トを得た。なお、この実施例では、上述のように、セラ
ミック粉末とPVBとDOPの総量の比率を表1のよう
に変化させることによって、セラミック素子3の面収縮
率を変化させるようにした。なお、得られたセラミック
グリーンシートの表面粗さ(Ra)は、BaTiO
粒径が210nmのときには228nm、BaTiOの粒
径が153nmのときには162nm、BaTiOの粒径
が98nmのときには120nmであった。 (5)次に、平板プレス機を用いて500kg/cmの圧力
で、このセラミックグリーンシートに加圧平滑化処理を
施した。その結果、各セラミックグリーンシートの表面
粗さ(Ra)は、上述の平滑化処理前に228nmであっ
たものが143nmに、162μmであったものが97nm
に、120nmであったものが48nmに平滑化された。 (6)それから、平均粒径が200nm、85nm、及び45n
mの球状のNi粉末を用意した。これらの粉末は、気相
還元法(200nm)、水素アーク法(85nm)及び液相
還元法(45nm)によって作製したものである。このN
i粉末42重量%と、エチルセルロース系バインダー6
重量%をテルピネオール94重量%に溶解して作製した
有機ビヒクル44重量%、及びテルピネオール14重量
%を加えて、ボールミル法及びサンドミル法により分散
混合して高分散化することにより電極ペースト(Ni電
極ペースト)を得た。高分散化にはセラミックスラリー
を作製する場合と同様に、ビスコミル法や、高圧ホモジ
ナイザー分散法を用いることも可能である。 (7)次に、セラミックグリーンシート上に、Ni電極ペ
ーストをスクリーン印刷し、内部電極層形成用の電極ペ
ースト層を配設(塗膜)した。このとき、スクリーンパ
ターンの厚みを変更することによって、電極ペースト層
の厚み(エックス線式膜厚計によるNi金属換算厚み)
を0.15〜0.50μmに調整した。また、この電極
ペースト層の表面粗さ(Ra)は、Ni粉末の平均粒径
が200nmのとき187nm、Ni粉末の平均粒径が85
nmのとき132nm、Ni粉末の平均粒径が45nmのとき
112nmであった。 (8)それから、平板プレス機を用いて500kgf/cm
圧力で、この電極ペースト層配設シートに加圧平滑化処
理を施した。その結果、それぞれの電極ペースト層配設
シートにおける電極ペースト層の表面粗さ(Ra)は、
上述の平滑化処理前に187nmであったものが110nm
に、132nmであったものが76nmに、112nmであっ
たものが50nmに平滑化された。 (9)次いで、セラミックグリーンシートを、上述の電極
ペースト膜の引き出されている方向が交互に逆側となる
ように複数枚積層し、圧着した後、圧着されて一体化し
た積層体を所定の寸法にカットし、積層体(生チップ)
を得た。 (10)それから、この積層体をN雰囲気中にて300℃
の温度に加熱して脱バインダーを行った後、酸素分圧1
−9〜10−12MPaのH−N−HOガスか
らなる還元性雰囲気中において、最高焼成温度1200
℃で2時間保持するようなプロファイルで焼成した。 (11)その後、焼成後の積層体の両端面にBO−Li
O−SiO−BaO系のガラスフリットを含有するA
gペーストを塗布し、N雰囲気中において600℃の
温度で焼き付け、内部電極と電気的に接続された外部電
極を形成した。
【0045】このようにして得られた積層セラミックコ
ンデンサの外形寸法は、幅5.0mm、長さ5.7mm、厚
さ2.4mm、内部電極間に介在するセラミック層の厚み
は5μm、3μm、又は1μmであった。また、有効誘電
体セラミック層の総数は5であり、1層当たりの内部電
極層の対向面積は16.3×10−6であった。
【0046】[試料の評価]上述のようにして得た積層
セラミックコンデンサについて、その積層構造、電気特
性、及び信頼性を以下の方法で評価した。
【0047】積層セラミックコンデンサを構成する内部
電極層とセラミック層の界面の粗さ(Ra)は、試料を
切断し、切断端面を研磨した後、これを走査型電子顕微
鏡で観察し、顕微鏡写真から画像解析することによって
求めた。
【0048】また、内部電極層間のセラミック層に生じ
た欠陥(ポアー)の発生率も、この写真を画像解析する
ことによって算出した。
【0049】また、セラミックグリーンシート及び電極
ペースト層(電極ペースト塗膜)の表面粗さ(Ra)
は、原子間力顕微鏡を使用して、20μm平方の領域の
測定値によって判断した。
【0050】また、内部電極層及びセラミック層の厚み
は、積層セラミックコンデンサの断面研磨面を、走査型
電子顕微鏡で観察し、画像解析することによって求め
た。
【0051】さらに、デラミネーション(層間剥離)の
発生の有無は、断面研磨面を顕微鏡観察することによっ
て判定した。
【0052】比誘電率(εr)は、静電容量及び誘電体
損失(tanδ)を、自動ブリッジ式測定器を用い、JI
S規格5102に従って測定し、得られた静電容量値か
ら計算により求めた。
【0053】また、高温負荷試験として、温度150℃
にて、直流電圧を10V印加して、その絶縁抵抗の経時
変化を測定した。なお、高温負荷試験においては、各サ
ンプルの絶縁抵抗値(R)が10Ω以下になった時点
を故障として、平均寿命時間を評価した。
【0054】上述の特性の測定結果を、表2及び表3に
示す。試料番号に*を付したものは、本願発明の好まし
い範囲から逸脱したものである。
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】本願発明の範囲外の試料番号1(の試料)
は内部電極層とセラミック層の界面の粗さ(Ra) が
200nmを超え、かつ、セラミック層におけるポアーの
発生率(面積率)も1%を超えており、平均寿命(信頼
性)は極めて短かくなっている。また、セラミックグリ
ーンシート及び電極ペースト層の表面粗さ(Ra)は、
それぞれ、228nm及び187nmであった。
【0058】また、本願発明の範囲外の試料番号2〜4
は、セラミックグリーンシート及び電極ペースト層の平
滑化処理を施した場合であり、セラミックグリーンシー
ト及び電極ペースト層の表面粗さ(Ra)が低減し、ポ
アーの発生率も減少しているが、本願発明の好ましい範
囲からは逸脱しており、平均寿命は短くなっている。
【0059】また、本願発明の範囲外の試料番号5は、
セラミックグリーンシート及び電極ペースト層の表面粗
さ(Ra)が、それぞれ162nm及び132nmの場合で
あって、界面の粗さ(Ra)が200nmを超えているば
かりでなく、セラミック層のポアーの発生率も1%を超
えており、平均寿命は短くなっている。
【0060】同じく、本願発明の範囲外の試料番号6及
び7は、セラミックグリーンシートあるいは電極ペース
ト層のいずれか一方のみを平滑化処理した場合である
が、セラミックグリーンシートのみを平滑化処理した試
料番号6では、ポアーの発生率は1%未満となっている
ものの、内部電極層とセラミック層の界面の粗さ(R
a)が200nmを超えており、平均寿命は短くなってい
る。また、電極ペースト層のみを平滑化処理した試料番
号7では、ポアーの発生率及び界面の粗さ(Ra)のい
ずれもが、本願発明の好ましい範囲から逸脱しており、
平均寿命は短くなっている。
【0061】これに対して、本願発明の範囲内の試料番
号8は、セラミックグリーンシート及び電極ペースト層
の両方を平滑化処理した場合であって、セラミックグリ
ーンシート及び電極ペースト層の表面粗さ(Ra)がい
ずれも100nm以下になっており、内部電極層とセラミ
ック層の界面の粗さ(Ra)が200nm以下、ポアーの
発生率が1%以下に、それぞれ減少しており、コンデン
サの平均寿命も長くなっている。
【0062】試料番号9は、セラミックグリーンシート
及び電極ペースト層には平滑化処理を行っていないが、
界面の粗さ(Ra)が200nm以下、ポアーの発生率も
1%以下となっており、平均寿命も長くなっている。
【0063】試料番号10は、セラミックグリーンシー
トにのみ平滑化処理を行った場合であるが、界面の粗さ
(Ra)が200nm以下、ポアの発生率も1%以下とな
っており、平均寿命も長くなっている。
【0064】また、試料番号11は、電極ペースト層に
のみ平滑化処理を行った場合であるが、界面のRaが2
00nm以下、ポアの発生率も1%以下となっており、平
均寿命も長くなっている。
【0065】また、試料番号12は、セラミックグリー
ンシート及び電極ペースト層の両方を平滑化処理した場
合であり、セラミックグリーンシート及び電極ペースト
層の表面粗さ(Ra)がいずれもRa100nm以下にな
っているとともに、内部電極層とセラミック層の界面の
粗さ(Ra)が100nm以下、ポアーの発生率が0.5
%以下になっており、さらに平均寿命が長くなってい
る。
【0066】以上のことから、内部電極層とセラミック
層の界面の粗さ(Ra)が200nm以下で、かつ、ポア
ーの発生率が1%以下のときに、信頼性の高い積層セラ
ミックコンデンサが得られることがわかる。
【0067】また、内部電極層とセラミック層の界面の
粗さ(Ra)を200nm以下にするためには、その材料
となるセラミックグリーンシートの表面粗さ(Ra)を
100nm以下にすること、及びこれに印刷した電極ペー
スト層の表面粗さ(Ra)を100nm以下にすることが
有効であることがわかる。
【0068】さらには、内部電極層とセラミック層の界
面の粗さ(Ra)及びセラミックグリーンシート及び電
極ペースト層の表面粗さ(Ra)を低下させるととも
に、セラミック層中のポアーの発生率を減らすための手
段として、セラミックグリーンシートや電極ペースト層
を加圧平滑化処理することが効果的であることがわか
る。
【0069】次に、試料番号12を基準として、上記の
界面及び表面粗さ(Ra)の条件に加えて、セラミック
面収縮率を変化させた場合のデータについて説明する。
試料番号13〜22は、セラミック面収縮率が、それぞ
れ、20%、25%、30%、35%及び40%の場合
である。いずれの場合も、内部電極層とセラミック層の
界面の粗さ(Ra)が200nm以下となっており、平均
寿命が長くなっている。しかし、面収縮率が40%の場
合(試料番号21,22)には、内部電極層やセラミッ
ク層の厚みが厚くなる傾向がある。また、体積収縮が大
きいために、デラミネーションを起こしやすくなる。ま
た、セラミック面収縮率が20%の場合には、シート中
のバインダー添加量が少ないため、内部電極やセラミッ
ク層の厚みは薄く保たれるものの、セラミックグリーン
シートの表面粗さ(Ra)が大きくなり、内部電極層と
セラミック層の界面の粗さ(Ra)が大きくなって信頼
性が低下する傾向がある。また、セラミックグリーンシ
ート中のバインダー量が少ないため、積層時の接着性が
低下し、デラミネーションが発生しやすくなる傾向があ
る。以上のことから、セラミック面収縮率は25〜35
%の範囲がより好ましい数値範囲であることがわかる。
【0070】また、試料番号23〜31は、セラミック
層の厚みを、それぞれ、5μm、3μm、1μmと変化さ
せた場合である。信頼性は、セラミック層(セラミック
誘電体層)の厚み、及び厚み当たりのグレイン個数と密
接な関係があり、一般的にセラミック誘電体層が厚く、
グレイン個数が多いほど信頼性が高くなる。しかし、積
層セラミックコンデンサのチップサイズの制約から、誘
電体層が厚いほど多層化(高容量化)に対しては不利で
ある。
【0071】なお、試料番号23〜25は、セラミック
層の厚みが5μmの場合、試料番号26〜28は、セラ
ミック層の厚みが3μmの場合、試料番号29〜31
は、セラミック層の厚みが1μmの場合である。セラミ
ック層の厚みが5μmの場合及び3μmの場合、内部電極
層とセラミック層の界面の粗さ(Ra)が200nm以下
で、かつ、ポアーの発生率が1%以下のときの平均寿命
が長くなっていることがわかる。また、セラミック層の
厚みが1μmの場合、界面Ra が200nm以下、より好
ましくは100nm以下のときの平均寿命が長く、信頼性
が特に優れていることがわかる。
【0072】なお、セラミック層の厚みを5μm、3μ
m、1μmと変化させた試料番号23〜31の場合におい
ても、内部電極層とセラミック層の界面の粗さ(Ra)
が200nmを超えた、本願発明の範囲外の試料(試料番
号23,26,29)においては、平均寿命が短くなっ
ている。
【0073】以上のことから、積層セラミックコンデン
サの内部電極層とセラミック層の界面の粗さ(Ra)
は、セラミック層の厚みが3μm以下のときに、特に有
利に用いることができる因子であることがわかる。
【0074】なお、この実施例では、誘電体セラミック
としてチタン酸バリウム系のセラミックを用い、内部電
極層の構成材料としてNiを用いた積層セラミックコン
デンサを例にとって説明したが、誘電体セラミックは、
チタン酸バリウム系のものに限られるものではなく、チ
タン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウムなどを主成
分とするぺロブスカイト構造を示す種々の誘電体セラミ
ックを用いることが可能であり、また、内部電極層の構
成材料としても、Niに限定されるものではなく、P
d、Ag、Ag−Pd、Cuなどの種々の材料を用いる
ことが可能である。
【0075】また、上記実施形態及び実施例では、積層
セラミックコンデンサを例にとって説明したが、本願発
明は、積層セラミックコンデンサに限らず、積層セラミ
ックバリスタ、積層セラミック圧電部品、積層基板その
他、種々の積層セラミック電子部品に広く適用すること
が可能である。
【0076】本願発明は、さらにその他の点において
も、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要
旨の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが
可能である。
【0077】
【発明の効果】上述のように、本願発明(請求項1)
は、内部電極層とセラミック層の界面の粗さ(Ra)を
200nm以下とし、セラミック層における欠陥(ポア
ー)の発生率を、切断端面を研磨した断面研磨面におけ
る面積率で1%以下となるようにしているので、内部電
極層とセラミック層の界面の凹凸に起因する寿命の劣化
や、薄膜多層化した場合の構造欠陥(デラミネーショ
ン、電極部の湾曲など)の発生を抑制、防止することが
可能になり、小型、高性能で耐久性に優れた積層セラミ
ック電子部品を提供することが可能になる。
【0078】また、内部電極層間に介在するセラミック
層の厚み(素子厚)が3μm以下であるような積層セラ
ミック電子部品においては、内部電極層とセラミック層
の界面の粗さが粗いと、寿命が急激に低下する傾向があ
るが、請求項2のように、本願発明をこのような積層セ
ラミック電子部品に適用した場合、内部電極層とセラミ
ック層の界面の粗さ(Ra)を200nm以下とし、ポア
ーの発生率を1%以下にして、小型、高性能で耐久性に
優れた積層セラミック電子部品を得ることが可能にな
る。
【0079】また、請求項3の積層セラミック電子部品
のように、内部電極層の厚みを0.2〜0.7μmとし
た場合、焼成時に内部電極材料とセラミックが反応して
有効電極面積が減少することを防止したり、デラミネー
ションの発生を防止したりすることが可能になり、本願
発明をより実効あらしめることができる。
【0080】また、本願発明の要件を満たす積層セラミ
ック電子部品においては、請求項4のように、内部電極
層が卑金属からなるものである場合においても、内部電
極層とセラミック層の界面の凹凸に起因する寿命の劣化
や、薄膜多層化した場合の構造欠陥(デラミネーショ
ン、電極部の湾曲など)の発生しにくい積層セラミック
電子部品を得ることが可能になり、信頼性を損なうこと
なく、電極材料コストの低減を図ることが可能になる。
【0081】また、本願発明(請求項5)の積層セラミ
ック電子部品の製造方法は、表面粗さ(Ra)が100
nm以下のセラミックグリーンシート上に、電極ペースト
層が配設された電極ペースト層配設シートを積層、圧着
した後、焼成するようにしているので、内部電極層とセ
ラミック層の界面の粗さ(Ra)を200nm以下とし、
かつ、セラミック層における欠陥(ポアー)の発生率を
1%以下とすることが可能になり、上述の本願発明の積
層セラミック電子部品を確実に製造することができるよ
うになる。
【0082】また、請求項6の積層セラミック電子部品
の製造方法は、セラミック層形成用のセラミックグリー
ンシート上に、表面粗さ(Ra)が100nm以下の電極
ペースト層が配設された電極ペースト層配設シートを積
層、圧着した後、焼成するようにしているので、確実
に、内部電極層とセラミック層の界面の粗さ(Ra)を
200nm以下とし、かつ、セラミック層における欠陥
(ポアー)の発生率を1%以下とすることが可能にな
り、本願発明を実効あらしめることができる。
【0083】また、請求項7の積層セラミック電子部品
の製造方法のように、電極ペースト層配設シートとし
て、セラミックグリーンシート及び電極ペースト層の少
なくとも一方の表面が加圧平滑化処理された電極ペース
ト層配設シートを用いた場合、内部電極層とセラミック
層の界面の粗さ(Ra)を200nm以下とし、かつ、セ
ラミック層における欠陥(ポアー)の発生率を1%以下
とすることが可能になり、本願発明を実効あらしめるこ
とができる。
【0084】また、請求項8の積層セラミック電子部品
の製造方法のように、電極ペースト層配設シートを積層
してなる積層体(未焼成積層体)のセラミック面収縮率
が25〜35%となるようにした場合、内部電極層とセ
ラミック層の界面の粗さ(Ra)が200nm以下で、か
つ、セラミック層における欠陥(ポアー)の発生率が1
%以下の本願発明の要件を備えた、小型、高性能で耐久
性に優れた積層セラミック電子部品をより確実に製造す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態にかかる積層セラミック
コンデンサを示す断面図である。
【符号の説明】
1 積層セラミックコンデンサ 2 セラミック層(誘電体セラミック層) 3 積層体(セラミック素子) 4 第1端面 5 第2端面 6 第1の外部電極 7 第2の外部電極 8 第1の内部電極(内部導体) 9 第2の内部電極(内部導体) 10 第1端面の第1めっき層 11 第2端面の第1めっき層 12 第1端面の第2めっき層 13 第2端面の第2めっき層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 H05K 3/46 H Fターム(参考) 5E001 AB03 AC01 AC09 AD01 AE02 AE03 AE04 AH01 AH05 AH09 AJ01 AJ02 AJ03 5E082 AA01 AB03 BC39 EE04 EE23 EE35 FF05 FG06 FG26 GG10 JJ03 JJ11 JJ23 KK01 LL02 PP04 PP09 PP10 5E346 CC16 EE29 GG08 GG09 GG28 HH31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック素子中に、セラミック層を介し
    て複数の内部電極層が積層された構造を有する積層セラ
    ミック電子部品であって、 前記内部電極層と前記セラミック層の界面の粗さ(R
    a)が200nm以下であり、かつ、 セラミック層における欠陥(ポアー)の発生率が、切断
    端面を研磨した断面研磨面における面積率で1%以下で
    あることを特徴とする積層セラミック電子部品。
  2. 【請求項2】前記内部電極層間に介在するセラミック層
    の厚みが3μm以下であることを特徴とする請求項1記
    載の積層セラミック電子部品。
  3. 【請求項3】前記内部電極層の厚みが0.2〜0.7μ
    mであることを特徴とする請求項1又は2記載の積層セ
    ラミック電子部品。
  4. 【請求項4】前記内部電極層が卑金属からなるものであ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積
    層セラミック電子部品。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の積層セラ
    ミック電子部品の製造方法であって、 表面粗さ(Ra)が100nm以下のセラミックグリーン
    シート上に、電極ペースト層が配設された電極ペースト
    層配設シートを積層、圧着した後、焼成することによ
    り、前記セラミック素子を形成する工程を具備すること
    を特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の積層セラ
    ミック電子部品の製造方法であって、 セラミック層形成用のセラミックグリーンシート上に、
    表面粗さ(Ra)が100nm以下の電極ペースト層が配
    設された電極ペースト層配設シートを積層、圧着した
    後、焼成することにより、前記セラミック素子を形成す
    る工程を具備することを特徴とする積層セラミック電子
    部品の製造方法。
  7. 【請求項7】セラミックグリーンシート上に、電極ペー
    スト層が配設された前記電極ペースト層配設シートとし
    て、セラミックグリーンシート及び電極ペースト層の少
    なくとも一方の表面が加圧平滑化処理された電極ペース
    ト層配設シートを用いることを特徴とする請求項5又は
    6記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】前記電極ペースト層配設シートを積層して
    なる積層体(未焼成積層体)の積層方向からみた面積
    (平面面積)をA、焼成後の積層体の平面面積をA
    とした場合において、下記の式 (A−A)/A×100(%) で表されるセラミック面収縮率が25〜35%となるよ
    うにしたことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記
    載の積層セラミック電子部品の製造方法。
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