JP2000506151A - ピリミド[5,4―d]ピリミジン、これらの化合物を含む医薬品、それらの使用及びそれらの調製方法 - Google Patents

ピリミド[5,4―d]ピリミジン、これらの化合物を含む医薬品、それらの使用及びそれらの調製方法

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JP2000506151A JP9531440A JP53144097A JP2000506151A JP 2000506151 A JP2000506151 A JP 2000506151A JP 9531440 A JP9531440 A JP 9531440A JP 53144097 A JP53144097 A JP 53144097A JP 2000506151 A JP2000506151 A JP 2000506151A
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ドクトル カルル トーマエ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は有益な薬理学的性質、特にチロシンキナーゼにより生じるシグナル伝達に関する抑制効果を示す一般式(I)(式中、Ra〜Rcは請求の範囲第1項に定義されたとおりである)のピリミド[5,4−d]ピリミジン、それらの互変異性体、立体異性体及び無機または有機の酸または塩基との塩、特にそれらの生理学上許される塩、疾患、特に腫瘍を治療する際のそれらの使用、並びにそれらの製造に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ピリミド[5,4−d]ピリミジン、これらの化合物を含む医薬品、それらの使用及びそれらの調製方法 特許出願PCT/EP95/03482(これは先行技術の刊行物ではない)は一般式 のピリミド[5,4−d]ピリミジン、それらの互変異性体、それらの立体異性 体及び無機または有機の酸または塩基とのそれらの塩、特にそれらの生理学上許 される塩(これらは有益な薬理学的性質、特にチロシンキナーゼにより媒介され るシグナル伝達に関する抑制効果を有する)、疾患、特に腫瘍症の治療のための それらの使用、及びそれらの調製を既に記載していた。 上記一般式Iのその他のピリミド[5,4−d]ピリミジンが同じ有益な薬理 学的性質を有することが今見出された。 それ故、本発明は上記一般式Iの新規ピリミド[5,4−d]ピリミジン、こ れらの化合物を含む医薬品、疾患、特に腫瘍症の治療のためのそれらの使用、及 びそれらの調製に関する。 式中、 Raは水素原子を表し、 Rbは基R1〜R3(これらは同じであってもよく、また異なっていてもよい) により置換されているフェニル基を表し、 R1は水素原子、フッ素原子、塩素原子または臭素原子、 トリフルオロメトキシ基、メチル基、ヒドロキシメチル基、トリフルオロメチ ル基、エチニル基、ニトロ基、シアノ基、フェノキシ基、フェニル基、ベンジル オキシ基、ベンジル基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基またはメト キシ基を表し、 R2は水素原子、アミノ基、メチルアミノ基またはジメチルアミノ基を表し、 かつ R3は水素原子、フッ素原子、塩素原子または臭素原子を表し、または Ra及びRbはそれらの間にある窒素原子と一緒になって1−インドリニル基ま たは1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基を表し、かつ Rcはシクロペンチルオキシ基(その3位のメチレン基は酸素原子またはN− アルキルイミノ基により置換されている)、 シクロヘキシルオキシ基(その4位のメチレン基は酸素原子またはN−アルキ ルイミノ基により置換されている)、 1−ピロリジニル基(これは3位でアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキル アミノ基または4−ヒドロキシフェニル基により置換されており、必要によりメ チル基により更に置換されていてもよい)、 1−ピペリジニル基(これはアミノメチル基、アルキルアミノメチル基、ジア ルキルアミノメチル基、(1−ピロリジニル)メチル基、(1−ピペリジニル) メチル基、(1−ピペラジニル)メチル基、(4−メチル−1−ピペラジニル) メチル基、モルホリノメチル基、アルキルカルボニルアミノメチル基、アルキル スルホニルアミノメチル基、シアノメチル基、アミノカルボニルメチル基、アミ ノカルボニル基、(1−ピペラジニル)カルボニル基、(4−メチル−1−ピペ ラジニル)カルボニル基、2−カルボキシエチル基、2−アルコキシカルボニル エチル基、2−(モルホリノカルボニル)エチル基、2−アミノエチル基、2− アミノカルボニルエチル基、2−アルキルアミノカルボニルエチル基、2−ジア ルキルアミノカルボニルエチル基、2−(1−ピロリジニルカルボニル)エチル 基、カルボキシメチルオキシ基、アルコキシカルボニルメチルオキシ基、アミノ カルボニルメチルオキシ基、アルキルアミノカルボニルメチルオキシ基、ジアル キルアミノカルボニルメチルオキシ基、モルホリノカルボニルメチルオキシ基、 (1−ピロリジニル)カルボニルメチルオキシ基、4−ピペリジニル基または1 −メチル−4−ピペリジニル基により置換されていてもよい)、 1−ピペリジニル基(これは3位または4位でアミノ基により置換されており 、必要により1個もしくは2個のメチル基または1個のヒドロキシル基、アルコ キ シ基、ホルミルアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、モルホリノ カルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルカルボニルアミ ノ基、モルホリノ基、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、1−ピペラジ ニル基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−ジメチルアミノ−1−ピペリジ ニル基、4−アミノ−1−ピペリジニル基、2−オキソ−1−ピロリジニル基、 4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−メチルアミノ−1−ピペリジニル基 、3−オキソ−1−ピペラジニル基、4−メチル−3−オキソ−1−ピペラジニ ル基、N−アセチル−N−メチルアミノ基、N−メチル-N−メチルスルホニル アミノ基、2−オキソ−1−イミダゾリジニル基または3−メチル−2−オキソ −1−イミダゾリジニル基により更に置換されていてもよい)、 1−アザシクロヘプチル基(これは必要により3位または4位でアミノ基、ヒ ドロキシル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルコ キシカルボニルアミノ基またはアルキルカルボニルアミノ基により置換されてい てもよい)、 モルホリノ基(これは必要により1個または2個のメチル基により置換されて いてもよい)、 1−ピペラジニル基(これは4位で2−アミノエチル基、2−アルキルアミノ エチル基、2−ジアルキルアミノエチル基、モルホリノカルボニル基またはアル コキシ基により置換されたフェニル基により置換されている)、 1−ホモピペラジニル基(これは必要により4位でアルキル基により置換され ていてもよい)、 8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル基(これは3位でアミノ基、 アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基またはア ルコキシカルボニルアミノ基により置換されている)、または (R4NR5)基 を表し、 R4は水素原子またはアルキル基を表し、かつ R5は水素原子、 メチル基(これはC5-6シクロアルキル基により置換されており、そのシクロア ルキル部分は3位または4位でアミノ基、アミノメチル基、アルキルアミノメチ ル基またはジアルキルアミノメチル基により置換されており、またはシクロアル キル部分中のメチレン基は酸素原子、イミノ基、N−アルキルイミノ基、N−ア ルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキシカルボニルイミノ基、(1−ピロリ ジニル)カルボニルイミノ基またはモルホリノカルボニルイミノ基により置換さ れている)、 シクロヘキシルメチル基(これはシクロヘキシル部分の3位または4位でアル コキシカルボニルアミノ基またはベンジルオキシカルボニルアミノ基により置換 されている)、 4−キヌクリジニルメチル基、 エチル基(これはカルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニ ル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、(1−ピ ロリジニル)カルボニル基またはモルホリノカルボニル基により置換されている )、 エチル基[これは2位でヒドロキシル基、アミノ基、シアノ基もしくは4−ア ミノシクロヘキシル基、4−ピペリジニル基(これは1位でアルキル基、アルキ ルカルボニル基またはアルコキシカルボニル基により置換されていてもよく、ま たはシクロペンチル基(メチレン基がイミノ基またはN−アルキルイミノ基によ り置換されている)により置換されている)、1−ピペラジニル基(これは4位 でアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、1−ピロリジ ニルカルボニル基またはモルホリノカルボニル基により置換されていてもよい) により置換されており、または3−オキソ−1−ピペラジニル基(これは4位で アルキル基により置換されていてもよい)により置換されており、または2−オ キソ−1−イミダゾリジニル基(これは3位でアルキル基により置換されていて もよい)により置換されている]、 2,2−ジアルコキシエチル基、 C3-5アルキル基(これはアミノ基により置換されており、但し、Rc基の二つ の窒素原子が少なくとも二つの炭素原子により互いに分離されていることを条件 とする)、 アルキル基(これは1−ピペラジニルカルボニル基(これは4位でアルキル基 、 アルコキシカルボニル基またはアルキルカルボニル基により置換されていてもよ い)により置換されている)、 C3-4アルキル基(これは4−アミノフェニル基、フェノキシ基、C5-6アルキレ ンイミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、モルホリノ基、アルキル カルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミ ノ基、1−ピロリジニルカルボニルアミノ基またはモルホリノカルボニルアミノ 基により置換されており、但し、Rc基の二つの窒素原子が少なくとも二つの炭 素原子により互いに分離されていることを条件とする)、 フェニル基(これは4位でアルキルカルボニルアミノ基、(R8NR7)-CO-基また は(R8NR7)-CO-NR6-基 (式中、R6、R7及びR8(これらは同じであってもよく、また異なっていても よい)は夫々水素原子またはアルキル基を表す) により置換されている)、 シクロヘキシル基[これは4位でヒドロキシル基、アミノ基、アルキルアミノ 基、ジアルキルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルカルボニル アミノ基またはN−(アルキル)−N−アルキルカルボニルアミノ基; (R8NR7)-CO-NR6-基(式中、R6、R7及びR8は上記のように定義される);ベン ゾイルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、フェニルアセチルアミノ基また は2−フェニルプロピオニルアミノ基;5員〜6員アルキレンイミノ基により置 換されており、上記1−ピペリジニル基中、4位のメチレン基は酸素原子、イミ ノ基、N−アルキルイミノ基、N−アルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキ シカルボニルイミノ基またはN−アルキルスルホニルイミノ基により置換されて いてもよく、または3−オキソ−1−ピペラジニル基(これは4位でアルキル基 により置換されていてもよい)により置換されており、またはシアノ基、カルボ キシル基、アルコキシカルボニル基または(アルキレンイミノ)カルボニル基( これは必要により1個または2個のC1-2アルキル基により置換されていてもよく 、かつ夫々の場合にアルキレンイミノ部分中に5個または6個の環原子を有する )により置換されており、上記1−ピペリジニル基中、4位のメチレン基は酸素 原子もしくは硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、イミノ基、N−ア ルキルイミノ基、N−アルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキシカルボニル イミノ基またはN−アルキルスルホニルイミノ基により置換されていてもよく、 または夫々の場合にアルキレンイミノ部分中に5個または6個の環原子を有する (アルキレンイミノ)-C1-2アルキル基により置換されており、上記1−ピペリ ジニル基中、4位のメチレン基は酸素原子、イミノ基またはN−アルキルイミノ 基により置換されていてもよく、またはC1-2アルキル基(これはアミノ基、アル キルアミノ基、ジアルキルアミノ基、1−ピロリジニルカルボニル基、1−ピペ リジニルカルボニル基またはモルホリノカルボニル基により置換されている)に より置換されている]、 シクロヘキシル基(これは3位でアミノ基、アルキルアミノ基またはジアルキ ルアミノ基により置換されている)、 シクロヘキシル基(3位または4位のメチレン基はイミノ基またはN−アルキ ルイミノ基により置換されており、または4位のメチレン基は酸素原子もしくは 硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、N−ホルミルイミノ基、N−シアン イミノ基、N−アルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキシカルボニルイミノ 基、N−(2−アミノエチル)イミノ基、N−アミノカルボニルイミノ基、N− アルキルアミノカルボニルイミノ基、N−(ジアルキルアミノカルボニル)イミ ノ基、N−(モルホリノカルボニル)イミノ基またはN−(1−ピロリジニルカ ルボニル)イミノ基により置換されている)、 4−オキソシクロヘキシル基、 シクロペンチル基(これは3位でアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルア ミノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アル キルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、モルホリノカルボニ ル基または1−ピロリジニルカルボニル基により置換されており、または1位で ヒドロキシ−C1-2アルキル基によりまた置換されている)、 3−ピロリジニル基(これは1位で夫々の場合にアルキレンイミノ部分中に5 個または6個の環原子を有する(アルキレンイミノ)カルボニル基により置換さ れており、上記1−ピペリジニル基中、4位のメチレン基は酸素原子またはイミ ノ基、N−アルキルイミノ基、N−アルコキシカルボニルイミノ基もしくはN− アルキルカルボニルイミノ基により置換されていてもよい)、 ベンジル基(これは4位でアミノ基、アルキルアミノ基またはジアルキルアミ ノ基により置換されている)、 シクロヘプチル基(4位のメチレン基はイミノ基、N−ベンジルイミノ基、 N−アルキルイミノ基、N−アルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキシカル ボニルイミノ基またはN−アルキルスルホニルイミノ基により置換されている) 、または 3−キヌクリジニル基 を表し、 特に示されない限り、上記アルキル部分、アルキレン部分及びアルコキシ部分 は夫々1〜4個の炭素原子を含み、 但し、 (i)Rcが1−ピペリジニル基(これは4位でアミノ基またはジメチルアミノ 基により置換されている)、 1−メチル−4−ピペリジニルオキシ基、トランス−4−ヒドロキシシクロヘキ シルアミノ基、モルホリノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メ チルアミノ基またはテトラヒドロフルフリルアミノ基を同時に表す場合、 RaNRb基は(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ基を表さず、 (ii)Rcが1−ピペリジニル基(これは必要により3位または4位でヒドロキ シル基により置換されていてもよく、または4位でアミノカルボニル基、アミノ 基、アセチルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基またはホルミルアミノ基に より置換されていてもよい) アミノ基、C1-4アルキルアミノ基、シス−2,5−ジメチルモルホリノ基、3 −キヌクリジニルアミノ基、2−ヒドロキシエチルアミノ基、4−テトラヒドロ ピラニルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチル−アミ ノ基、4−オキソ−シクロヘキシルアミノ基もしくはシス−4−ヒドロキシシク ロヘキシルアミノ基、 4−ピペリジニルアミノ基(これは必要により1位でメチル基、アセチル基、 メトキシカルボニル基もしくはエトキシカルボニル基により置換されていてもよ い)、 シクロヘキシルアミノ基(これは4位でトランス配置でカルボキシル基、メト キシカルボニル基、(1−ピロリジニル)カルボニル基、モルホリノカルボニル 基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセチルアミノ基、4−tert−ブチルオキシ カルボニルアミノ基またはヒドロキシル基により置換されている) を同時に表す場合、RaNRb基は(3−メチルフェニル)アミノ基を表さず、 (iii)Rcがモルホリノ基を同時に表す場合、RaNRb基はフェニルアミノ基 、(3−メチルフェニル)アミノ基、(3−ブロモフェニル)アミノ基、(3− クロロフェニル)アミノ基または(3−フルオロフェニル)アミノ基を表さず、 (iv)Rcがイソプロピルアミノ基を同時に表す場合、RaNRb基は(3−フル オロフェニル)アミノ基、(3−クロロフェニル)アミノ基または(3−ブロモ フェニル)アミノ基を表さず、または (v)Rcがトランス−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ基を同時に表す場 合、RaNRb基は(3−フルオロフェニル)アミノ基、(3−クロロ−4−メト キシフェニル)アミノ基、(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ基、 (4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ基、(4−アミノ−3,5−ジクロ ロフェニル)アミノ基、(4−アミノ−3−シアノフェニル)アミノ基、(4− アミノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ基、(3,4−ジクロロフェニル) アミノ基、(3−クロロフェニル)アミノ基または(3−ブロモフェニル)アミ ノ基を表さないことを条件とする。 しかしながら、本発明の好ましい化合物は、 (i)Rcが1−ピペリジニル基(これは3位でアミノ基、ジメチルアミノ基、 アセチルアミノ基もしくはメトキシカルボニルアミノ基または4位でアミノ基も しくはジメチルアミノ基により置換されている)、 3−ピペリジニルアミノ基(これは必要により1位でメチル基により置換され ていてもよい)、 1−ピロリジニル基(これは3位でアミノ基またはジメチルアミノ基により置 換されている)、 1−ピペラジニル基(これは4位で2−アミノエチル基により置換されている )、 シクロヘキシルアミノ基(これは4位でカルボキシル基、(1−ピロリジニル )カルボニル基、モルホリノカルボニル基、2−(モルホリノカルボニル)エチ ル基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセチルアミノ基、ヒドロキシル基、N− アセチル−N−メチルアミノ基、1−ピロリジニル基またはモルホリノ基により 置換されている)、 N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチルアミノ基、 n−プロピルアミノ基(これは3位でメトキシカルボニルアミノ基またはモル ホリノ基により置換されている)、 2−(1−ピペラジニル)エチルアミノ基(これは必要によりピペラジニル部 分の4位でメチル基、アセチル基またはメトキシカルボニル基により置換されて いてもよい)、 1−ヒドロキシメチルシクロペンチルアミノ基、N−(2−ヒドロキシエチル )−N−エチルアミノ基、2−(アセチルアミノ)エチルアミノ基、テトラヒド ロフルフリルアミノ基、4−テトラヒドロピラニルアミノ基、4−オキソシクロ ヘキシルアミノ基、モルホリノ基、4−ピペリジニルアミノ基、1−メチル−4 −ピペリジニルアミノ基、tert-ブチルアミノ基、イソプロピルアミノ基、3− テトラヒドロフラニルオキシ基、4−テトラヒドロピラニルオキシ基、1−メチ ル−4−ピペリジニルオキシ基または1−メチル−3−ピロリジニルオキシ基 を同時に表す場合、 RaNRb基は(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ基を表さず、 (ii)Rcが1−ピペリジニル基(これは必要により3位または4位でヒドロキ シル基により置換されていてもよく、または4位でアミノカルボニル基、アミノ 基、アセチルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基またはホルミルアミノ基に より置換されていてもよい) シクロヘキシルアミノ基(これは4位でカルボキシル基、メトキシカルボニル 基、(1−ピロリジニル)カルボニル基、モルホリノカルボニル基、アミノ基、 ジメチルアミノ基、アセチルアミノ基、tert-ブチルオキシカルボニルアミノ基 またはヒドロキシル基により置換されている)、 4−ピペリジニルアミノ基(これは必要により1位でメチル基、アセチル基、 メトキシカルボニル基、N−メチルアミノカルボニル基、N,N−ジメチルアミ ノカルボニル基、ホルミル基、シアノ基、アミノカルボニル基またはエトキシカ ルボニル基により置換されていてもよい)、 アミノ基、C1-4アルキルアミノ基、2−ヒドロキシエチルアミノ基、4−オキ ソシクロヘキシルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチ ルアミノ基、テトラヒドロフルフリルアミノ基、4−テトラヒドロピラニルアミ ノ基、3−メチルモルホリノ基または3−キヌクリジニルアミノ基、 3,3−、3,5−、シス−2,5−またはトランス−2,5−ジメチルモル ホリノ基 を同時に表す場合、RaNRb基は(3−メチルフェニル)アミノ基を表さず、 (iii) Rcがモルホリノ基を同時に表す場合、RaNRb基はフェニルアミノ基 、(3−メチルフェニル)アミノ基、(3−ブロモフェニル)アミノ基、(3− クロロフェニル)アミノ基、(3−フルオロフェニル)アミノ基、(4−アミノ −3−ニトロフェニル)アミノ基、(3,4−ジクロロフェニル)アミノ基、( 3−ニトロフェニル)アミノ基または(3−エチニルフェニル)アミノ基を表さ ず、 (iv)Rcがシクロヘキシルアミノ基(これは4位でカルボキシル基、(1−ピ ロリジニル)カルボニル基、モルホリノカルボニル基、アミノ基、ジメチルアミ ノ基、アセチルアミノ基またはヒドロキシル基により置換されている)、 tert-ブチルアミノ基、イソプロピルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロ ヘキシル)−N−メチルアミノ基、4−テトラヒドロピラニルアミノ基、テトラ ヒドロフルフリルアミノ基、4−オキソシクロヘキシルアミノ基、4−ピペリジ ニルアミノ基または1−メチル−4−ピペリジニルアミノ基を同時に表す場合、 RaNRb基は(3,4−ジクロロフェニル)アミノ基、(3−クロロフェニル) アミノ基、(3−ブロモフェニル)アミノ基、(3−ニトロフェニル)アミノ基 または(3−エチニルフェニル)アミノ基を表さず、 (v)Rcがイソプロピルアミノ基を同時に表す場合、RaNRb基は(3−フル オロフェニル)アミノ基を表さず、または (vi)Rcが4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ基を同時に表す場合、 RaNRb基は(3−フルオロフェニル)アミノ基、(3−クロロ−4−メトキシ フェニル)アミノ基、(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ基、(4−ア ミノ−3−ニトロフェニル)アミノ基、(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニ ル)アミノ基、(4−アミノ−3−シアノフェニル)アミノ基、(4−アミノ− 3,5−ジブロモフェニル)アミノ基、(4−アミノ−3−クロロ−5−ブロモ フェニル)アミノ基または(3,5−ジクロロ−4−ジメチルアミノフェニル) アミノ基を表さないことを条件とする一般式Iの上記化合物、それらの互変異性 体、それらの立体異性体及びそれらの塩である。 一般式Iの特に好ましい化合物は、 Raが水素原子を表し、 Rbが3−クロロフェニル基、3−クロロ−4−フルオロフェニル基、3− (1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル基、4−アミノ−3,5 −ジブロモフェニル基、4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル基、4−(ベン ジル)フェニル基、3−(ベンジルオキシ)フェニル基、4−(ベンジルオキシ )フェニル基、4−(ベンジルオキシ)−3−クロロフェニル基、3−(ヒドロ キシメチル)フェニル基、4−ビフェニリル基、3−フェノキシフェニル基、4 −フェノキシフェニル基、3−クロロ−4−フェノキシフェニル基、3−シアノ フェニル基、3−トリフルオロメトキシフェニル基、3−トリフルオロメチルフ ェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3−ニトロフェニル基、3−エチニ ルフェニル基、4−アミノ−3−ニトロフェニル基、4−クロロ−3−ニトロフ ェニル基、3−クロロ−4−シアノフェニル基または4−クロロ−3−シアノフ ェニル基を表し、または Ra及びRbがそれらの間に配置された窒素原子と一緒になって1−インドリニ ル基または1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基を表し、かつ Rcが3−テトラヒドロフラニルオキシ基または4−テトラヒドロフラニルオ キシ基、 1−ピロリジニル基(これは3位でアミノ基、メチルアミノ基またはエチルア ミノ基により置換されている)、 1−ピロリジニル基(これは4位で4−ヒドロキシフェニル基により置換され ており、更に2位でメチル基により置換されている)、 1−ピペリジニル基(これは2位でアミノメチル基、(1−ピロリジニル)メ チル基またはジメチルアミノメチル基により置換されている)、 1−ピペリジニル基(これは3位でアミノ基、アミノメチル基、アミノカルボ ニル基、アミノカルボニルメチル基、アセチルアミノメチル基またはメチルスル ホニルアミノメチル基により置換されている)、 1−ピペリジニル基(これは必要により4位でアミノ基、ヒドロキシル基、ホ ルミルアミノ基、メトキシ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、モルホリノカ ルボニルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基、アセチルアミノ基、アミノメ チル基、メチルアミノメチル基、エチルアミノメチル基、2−カルボキシエチル 基、2−メトキシカルボニルエチル基、2−(モルホリノカルボニル)エチル基 、2−アミノエチル基、2−アミノカルボニルエチル基、2−メチルアミノカル ボニルエチル基、2−ジメチルアミノカルボニルエチル基、2−(ピロリジノカ ルボニル)エチル基、カルボキシメチルオキシ基、メトキシカルボニルメチルオ キシ基、アミノカルボニルメチルオキシ基、メチルアミノカルボニルメチルオキ シ基、ジメチルアミノカルボニルメチルオキシ基、モルホリノカルボニルメチル オキシ基、(1−ピロリジニル)カルボニルメチルオキシ基、モルホリノ基、1 −ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4−ピペリジニル基、1−メチル−4 −ピペリジニル基、1−ピペラジニル基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4 −ジメチルアミノ−1−ピペリジニル基、4−アミノ−1−ピペリジニル基、2 −オキソ−1−ピロリジニル基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−メ チルアミノ−1−ピペリジニル基、3−オキソ−1−ピペラジニル基、4−メチ ル−3−オキソ−1−ピペラジニル基、N−アセチル−N−メチルアミノ基、N −メチル−N−メチルスルホニルアミノ基、(1−ピペリジニル)メチル基、( 1−ピペラジニル)メチル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)メチル基、モ ルホリノメチル基、(1−ピロリジニル)メチル基、ジメチルアミノメチル基、 アセチルアミノメチル基、メチルスルホニルアミノメチル基、シアノメチル基、 (1−ピペラジニル)カルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ ニル基、2−オキソ−1−イミダゾリジニル基または3−メチル−2−オキソ− 1−イミダゾリジニル基により置換されていてもよい)、 1−ピペリジニル基(これはメチル基により置換されており、更に4位でアミ ノ基により置換されている)、 1−アザシクロヘプチル基または4−アミノ−1−アザシクロヘプチル基、 モルホリノ基または2,6−ジメチルモルホリノ基、 1−ピペラジニル基(これは4位で2−アミノエチル基、2−メトキシフェニ ル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基またはモルホリノカル ボニル基により置換されている)、 1−ホモピペラジニル基または4−メチル−1−ホモピペラジニル基、 8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル基(これは3位でアミノ基、 メチルアミノ基、ジメチルアミノ基またはアセチルアミノ基により置換されてい る)、または (R4NR5)基 を表し、 R4が水素原子、メチル基またはエチル基を表し、 R5が水素原子、 イソプロピル基またはtert-ブチル基、 メチル基(これは2−ピペリジニル基、3−ピペリジニル基、4−ピペリジニ ル基、1−メチル−4−ピペリジニル基、1-tert-ブチルオキシカルボニル−4 −ピペリジニル基、1−アセチル−4−ピペリジニル基、1−(モルホリノカル ボニル)−4−ピペリジニル基、1−エチル−2−ピロリジニル基、1−エチル −3−ピロリジニル基、3−アミノメチルシクロペンチル基、3−テトラヒドロ フリル基、4−キヌクリジニル基、1−ピペラジニルカルボニル基、4−メチル −ピペラジニルカルボニル基または4−アセチル−1−ピペラジニルカルボニル 基により置換されている)、 エチル基(これは1位でカルボキシル基、メトキシカルボニル基、アミノカル ボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、1−ピロ リジニルカルボニル基、モルホリノカルボニル基、1−ピペラジニルカルボニル 基、4−メチル−1−ピペラジニルカルボニル基、4−アセチル−1−ピペラジ ニルカルボニル基により置換されており、または2位でヒドロキシル基、アミノ 基、シアノ基、4−ピペリジニル基、1−アセチル−4−ピペリジニル基、1− メトキシカルボニル−4−ピペリジニル基、1−メチル−2−ピロリジニル基、 1−ピペラジニル基、3−オキソ−1−ピペラジニル基、4−メチル−3−オキ ソ−1−ピペラジニル基、4-tert-ブチルオキシカルボニル−1−ピペラジニル 基、4−アセチル−1−ピペラジニル基、4−(モルホリノカルボニル)−1− ピペラジニル基、2−オキソ−1−イミダゾリジニル基、3−メチル−2−オキ ソ−1−イミダゾリジニル基または4−アミノシクロヘキシル基により置換され ている)、 2,2−ジメトキシエチル基、 1−プロピル基(これは2位でアミノ基により置換されており、必要により2 位でメチル基により更に置換されていてもよい)、 1−プロピル基(これは3位でアミノ基、モルホリノ基、アセチルアミノ基、 メチルスルホニルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基またはモルホリノカル ボニルアミノ基により置換されている)、 2−プロピル基(これは1位でアミノ基、フェノキシ基、4−アミノフェニル 基、1−ピペリジニル基またはジエチルアミノ基により置換されている)、 2−プロピル基(これは1位でアミノ基により置換されており、更に2位でメ チル基により置換されている)、 2−プロピル基(これは2位で(1−ピペラジニル)カルボニル基、(4−メ チル−1−ピペラジニル)カルボニル基または(4−アセチル−1−ピペラジニ ル)カルボニル基により置換されている)、 4−アミノブチル基または5−アミノペンチル基、 フェニル基(これは4位でアセチルアミノ基、ジメチルアミノカルボニル基、 ジメチルアミノカルボニルアミノ基、エチルアミノカルボニルアミノ基またはN −(ジメチルアミノカルボニル)−N−メチルアミノ基により置換されている) 、 シクロヘキシル基(これは4位でヒドロキシル基、アミノ基、メチルアミノ基 、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基、N−アセ チル−N−メチルアミノ基、ジメチルアミノカルボニルアミノ基、エチルアミノ カ ルボニルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、フェニ ルアセチルアミノ基、2−フェニルプロピオニルアミノ基、モルホリノ基、1− ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4−アミノ−1−ピペリジニル基、4− ジメチルアミノ−1−ピペリジニル基、1−ピペラジニル基、1−メチル−4− ピペラジニル基、3−オキソ−1−ピペラジニル基、4−メチル−3−オキソ− 1−ピペラジニル基、4−アセチル−1−ピペラジニル基、シアノ基、カルボキ シル基、モルホリノカルボニル基、(1−ピロリジニル)カルボニル基、メトキ シカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル基、(1−ピペ ラジニル)カルボニル基、(2,6−ジメチルモルホリノ)カルボニル基、チオ モルホリノカルボニル基、チオモルホリノカルボニルS−オキサイド基、チオモ ルホリノカルボニルS,S−ジオキサイド基、(4−アセチル−1−ピペラジニ ル)カルボニル基、アミノメチル基、メチルアミノメチル基、エチルアミノメチ ル基、ジメチルアミノメチル基、1−ピペリジニルメチル基、1−ピロリジニル メチル基、モルホリノメチル基、1−ピペラジニルエチル基、4−メチル−1− ピペラジニルメチル基、2−アミノエチル基、2−(モルホリノカルボニル)エ チル基または2−(1−ピロリジニルカルボニル)エチル基により置換されてい る)、 3−アミノシクロヘキシル基または3−ジメチルアミノシクロヘキシル基、 4−オキソシクロヘキシル基、 シクロヘキシルメチル基(これはシクロヘキシル部分中4位でアミノ基、アミ ノメチル基もしくはベンジルオキシカルボニルアミノ基または3位でアミノメチ ル基により置換されている)、 3−ピペリジニル基(これは必要により1位でメチル基またはエチル基により 置換されていてもよい)、 4−ピペリジニル基(これは必要により1位でホルミル基、シアノ基、メチル 基、tert-ブチルオキシカルボニル基、メトキシカルボニル基、2−アミノエチ ル基、モルホリノカルボニル基または(N,N−ジメチルアミノ)カルボニル基 により置換されていてもよい)、 シクロペンチル基(これは1位でヒドロキシメチル基または3位でアミノ基、 カルボキシル基、メトキシカルボニル基もしくはモルホリノカルボニル基により 置換されている)、 4−アミノベンジル基、 4−テトラヒドロピラニル基、4−テトラヒドロチオピラニルS−オキサイド 基または4−テトラヒドロチオピラニルS,S−ジオキサイド基、 3−キヌクリジニル基、1−ベンジル−4−(アザシクロヘプチル)基、1− tert-ブチルオキシカルボニル−4−(アザシクロヘプチル)基、4−(アザシ クロヘプチル)基または1−(モルホリノカルボニル)−3−ピロリジニル基を 表し、 但し、化合物 4−[(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ]−6−[(トランス −4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ−1 −ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ−1 −ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(2−アミ ノエチル)−1−ピペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ−1 −ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ピペリジニ ルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メチル−3 −ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(N−アセ チル−N−メチルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−ピロ リジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(モルホリ ノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4− (2−(モルホリノカルボニル)エチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トランス −4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−(ヒドロキ シメチル)シクロペンチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[N−メチル−N −(2−ヒドロキシエチル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(メトキシ カルボニルアミノ)−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(モルホリ ノ)−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(1−ピペ ラジニル)−1−エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(1−アセ チル−4−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−(モルホリノ)ピリ ミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(4−テトラヒド ロピラニルオキシ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(3−テトラヒド ロフラニルオキシ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン及び Rcが4−テトラヒドロピラニルアミノ基、テトラヒドロフルフリルアミノ基、 4−オキソシクロヘキシルアミノ基、モルホリノ基、4−ピペリジニルアミノ基 、イソプロピルアミノ基、1−メチル−4−ピペリジニルアミノ基、tert-ブチ ルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチルアミノ基、4 −ヒドロキシシクロヘキシルアミノ基、4−アミノシクロヘキシルアミノ基、4 −ジメチルアミノシクロヘキシルアミノ基、トランス−4−カルボキシシクロヘ キシルアミノ基、トランス−4−(1−ピロリジニル)カルボニルシクロヘキシ ルアミノ基またはトランス−4−モルホリノカルボニルシクロヘキシルアミノ基 を同時に表す場合に、RaNRbが3−クロロフェニルアミノ基、(3−クロロ− 4−フルオロフェニル)アミノ基、(3−ニトロフェニル)アミノ基または(3 −エチニルフェニル)アミノ基を表す化合物を除くことを条件とする化合物、そ れらの互変異性体、それらの立体異性体及びそれらの塩である。 一般式Iの特に非常に好ましい化合物は Raが水素原子を表し、 Rbが3−クロロフェニル基、3−クロロ−4−フルオロフェニル基、3− (1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル基、4−アミノ−3,5 −ジブロモフェニル基、4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル基、4−(ベン ジル)フェニル基、3−(ベンジルオキシ)フェニル基、4−(ベンジルオキシ )フェニル基、3−(ヒドロキシメチル)フェニル基、4−ビフエニリル基、3 −フェノキシフェニル基、4−フェノキシフェニル基、3−トリフルオロメトキ シフェニル基、3−シアノフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、3 ,4−ジフルオロフェニル基、3−ニトロフェニル基、3−エチニルフェニル基 、4−アミノ−3−ニトロフェニル基、4−クロロ−3−ニトロフェニル基、4 −(ベンジルオキシ)−3−クロロフェニル基、3−クロロ−4−フェノキシフ ェニル基、3−クロロ−4−シアノフェニル基または4−クロロ−3−シアノフ ェニル基を表し、または Ra及びRbがそれらの間に配置された窒素原子と一緒になって1−インドリニ ル基または1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基を表し、 Rcが1−ピロリジニル基(これは4位で4−ヒドロキシフェニル基により置 換されており、更に2位でメチル基により置換されている)、 1−ピペリジニル基(これは必要により4位でアミノ基、メチルアミノ基、ヒ ドロキシル基、ホルミルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基、N−メチル− N−メチルスルホニルアミノ基、アミノメチル基、モルホリノ基、1−ピロリジ ニル基、1−ピペラジニル基、1−メチル−4−ピペラジニル基、(1−メチル −4−ピペラジニル)メチル基、4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニル基、4 −ピペリジニル基または1−メチル−4−ピペリジニル基により置換されていて もよい)、 4−アミノ−3−メチル−1−ピペリジニル基、 4−アミノ−4−メチル−1−ピペリジニル基、 1−ピペリジニル基(これは3位でアミノメチル基、アミノカルボニル基また はアミノカルボニルメチル基により置換されている)、 1−アザシクロヘプチル基または4−アミノ−1−アザシクロヘプチル基、 モルホリノ基、 1−ピペラジニル基(これは4位で2−メトキシフェニル基、3−メトキシフ ェニル基または4−メトキシフェニル基により置換されている)、 1−ホモピペラジニル基または4−メチル−1−ホモピペラジニル基、 8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル基(これは3位でアミノ基ま たはアセチルアミノ基により置換されている)、または (R4NR5)基 を表し、 R4が水素原子、メチル基またはエチル基を表し、 R5が水素原子、 メチル基(これは3−テトラヒドロフリル基、4−ピペリジニル基、1−メチ ル−4−ピペリジニル基、1-tert-ブチルオキシカルボニル−4−ピペリジニル 基または4−キヌクリジニル基により置換されている)、 エチル基(これは2位でヒドロキシル基、アミノ基、4−tert−ブチルオキシ カルボニル−1−ピペラジニル基または4−(モルホリノカルボニル)−1−ピ ペラジニル基により置換されている)、 2,2−ジメトキシエチル基、 1−プロピル基(これは2位でアミノ基により置換されており、必要により2 位でメチル基により更に置換されていてもよい)、 1−プロピル基(これは3位でアミノ基により置換されている)、 2−プロピル基(これは1位でフェノキシ基、4−アミノフェニル基、1−ピ ペリジニル基またはジエチルアミノ基により置換されている)、 2−プロピル基(これは1位でアミノ基により置換されており、更に2位でメ チル基により置換されている)、 4−アミノブチル基または5−アミノペンチル基、 シクロヘキシル基(これは4位でヒドロキシル基、ジメチルアミノ基、1−メ チル−4−ピペラジニル基、1−ピペラジニルカルボニル基、1−メチル−4− ピペラジニルカルボニル基、4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニル基、カルボ キシル基、モルホリノカルボニル基、(1−ピロリジニル)カルボニル基、メト キシカルボニル基、アミノメチル基、メチルアミノ基、メトキシカルボニルアミ ノ基、2−(モルホリノカルボニル)エチル基または2−(1−ピロリジニルカ ルボニル)エチル基により置換されている)、 シクロヘキシルメチル基(これはシクロヘキシル部分中4位でアミノ基、アミ ノメチル基もしくはベンジルオキシカルボニルアミノ基または3位でアミノメチ ル基により置換されている)、 1−メチル−3−ピペリジニル基、 4−ピペリジニル基(これは1位でシアノ基、メチル基、tert-ブチルオキシ カルボニル基、(N,N−ジメチルアミノ)カルボニル基またはメトキシカルボ ニル基により置換されている)、 4−アミノベンジル基、 3−キヌクリジニル基、1−ベンジル−4−(アザシクロヘプチル)基、1− tert-ブチルオキシカルボニル−4−(アザシクロヘプチル)基または4−(ア ザシクロヘプチル)基 を表し、 但し、化合物 4−[(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ]−6−[(トランス −4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トランス −4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−(モルホリノ)ピリ ミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、及び Rcがテトラヒドロフルフリルアミノ基、モルホリノ基、1−メチル-4−ピペリ ジニルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチルアミノ基 、4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ基、4−ジメチルアミノシクロヘキシル アミノ基、トランス−4−カルボキシシクロヘキシルアミノ基、トランス−4− (1−ピロリジニル)カルボニルシクロヘキシルアミノ基またはトランス−4− モルホリノカルボニルシクロヘキシルアミノ基を同時に表す場合に、RaNRb基 が(3−クロロフェニル)アミノ基、(3−ニトロフェニル)アミノ基または( 3−エチニルフェニル)アミノ基を表す化合物、並びに Rcが1−メチル−3−ピペリジニルアミノ基、テトラヒドロフルフリルアミノ 基、3−(メトキシカルボニルアミノ)−1−プロピルアミノ基、N−メチル− N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ基、4−アミノ−1−ピペリジニル基、モ ルホリノ基、1−メチル−4−ピペリジニルアミノ基、4−ヒドロキシシクロヘ キシルアミノ基、4−ジメチルアミノシクロヘキシルアミノ基、N−(4−ヒド ロキシシクロヘキシル)−N−メチルアミノ基、トランス−4−カルボキシシク ロヘキシルアミノ基、トランス−4−(2−(モルホリノカルボニル)エチル) シクロヘキシルアミノ基、トランス−4−(1−ピロリジニル)カルボニルシク ロヘキシルアミノ基またはトランス−4−モルホリノカルボニルシクロヘキシル アミノ基を同時に表す場合に、RaNRb基が(3−クロロ−4−フルオロフェニ ル)アミノ基を表す化合物を除くことを条件とする化合物、それらの互変異性 体、それらの立体異性体及びそれらの塩である。 一般式Iの下記の特に有益な化合物が例として挙げられる。 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メトキシカ ルボニルアミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(3−キヌクリ ジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ホルミルア ミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(アミノメ チル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メトキシカ ルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ−プ ロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノベン ジルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−(モルホリノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−(ピロリジノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(4−ピペ リジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(アミノメ チル)シクロヘキシルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−キヌクリジ ニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−アミノ−2 −メチル−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[N−メチル−N −(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ピペリジニ ル−メチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(モルホリ ノ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−ピロ リジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(アミノメ チル)シクロヘキシルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−メチ ル−4−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−メチ ル−4−ピペラジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ヒドロキシ −1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(1−シアノ− 4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(1−メチル− 4−ピペリジニル)メチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(4−(モ ルホリノカルボニル)−1−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ−1 −アザシクロヘプチル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(アザシク ロヘプチル)−アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4− アミノメチルシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノメチ ル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−メチ ル−4−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ−4 −メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[エンド−3−ア セチルアミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(4−アミ ノ−1−ピペリジニル)メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン、 4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[トランス−4−ジメチ ルアミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 (3’S)−4−[3−クロロフェニルアミノ]−6−[(3’−キヌクリジニ ル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ジメチルア ミノカルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 (3’S)−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6− [(3’−キヌクリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 (3’R)−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6− [(3’−キヌクリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メチル−4 −ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 及びそれらの塩。 一般式Iの化合物は、例えば、下記の方法により調製し得る。 a)一般式 (式中、 Rcは先に定義されたとおりであり、かつ Z1は脱離基、例えば、ハロゲン原子、例えば、塩素原子もしくは臭素原子ま たはメチルスルホニル基もしくはヒドロキシル基を表す) の化合物と一般式 H−(RaNRb) (III) (式中、 Ra及びRbは先に定義されたとおりである) のアミンとの反応。 その反応は溶媒、例えば、イソプロパノール、ブタノール、テトラヒドロフラ ン、ジオキサン、トルエン、クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチル スルホキシド、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジ エチルエーテルまたはスルホラン中で、適当な場合には無機塩基、例えば、炭酸 ナトリウムもしくは水酸化カリウム、または三級有機塩基、例えば、トリエチル アミンもしくはピリジン(後者は同時に溶媒として作用することが可能である) の存在下で、また適当な場合には反応促進剤、例えば、銅塩、適当なアミンヒド ロハライドもしくはアルカリ金属ハライドの存在下で0〜200℃の温度、好まし くは60〜150℃の温度で適当に行われる。しかしながら、その反応はまた溶媒を 用いないで、または過剰の一般式IIIの化合物を使用して行い得る。 Z1がヒドロキシル基を表す場合、反応はヘキサメチルジシラザンの存在下で 好ましくはその他の溶媒を用いないで、また適当な場合には反応促進剤、例えば 、有機酸、例えば、トルエンスルホン酸の存在下で0〜200℃の温度、好ましく は 60〜180℃の温度で適当に行われる。 b)RcがRcについて先に記載され、酸素原子または窒素原子を介してピリミド [5,4−d]ピリミジンに結合された基の一つを表す一般式Iの化合物を調製 するために、 一般式 (式中、 Ra及びRbは先に定義されたとおりであり、かつ Z2は脱離基、例えば、ハロゲン原子、置換ヒドロキシル基、メルカプト基、 スルフィニル基またはスルホニル基、例えば、塩素原子もしくは臭素原子、メト キシ基、エトキシ基、フェノキシ基、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニ ル基、メチルスルホニル基またはエチルスルホニル基を表す) の化合物と一般式 H−Rc (V) (式中、 RcはRcについて先に記載され、酸素原子または窒素原子を介してピリミド[ 5,4−d]ピリミジンに結合された基を表す) の化合物の反応。 その反応は溶媒、例えば、イソプロパノール、ブタノール、テトラヒドロフラ ン、ジオキサン、トルエン、クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチル スルホキシド、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジ エチルエーテルまたはスルホラン中で、適当な場合には無機塩基、例えば、炭酸 ナトリウムもしくは水酸化カリウム、または三級有機塩基、例えば、トリエチル アミンもしくはピリジン(後者はまた溶媒として同時に作用することが可能であ る)の存在下で、また適当な場合には反応促進剤、例えば、銅塩、適当なアミン ヒドロハライドまたはアルカリ金属ハライドの存在下で0〜150℃の温度、好ま しくは20〜120℃の温度で適当に行われる。しかしながら、反応はまた溶媒を用 いないで、または過剰の一般式Vの化合物を使用して行い得る。 一般式Vのアルコールを用いて、反応は適当なアルコール中で適当な場合には 有機塩基または無機塩基、例えば、適当なアルカリ金属アルコレートを用いて0 〜100℃の温度で行われることが好ましい。 本発明の結果がアミノ基、アルキルアミノ基またはイミノ基を含む一般式Iの 化合物である場合、これはアシル化またはスルホニル化により一般式Iの相当す るアシル化合物またはスルホニル化合物に変換でき、または アミノ基、アルキルアミノ基またはイミノ基を含む一般式Iの化合物である場 合、これはアルキル化または還元アルキル化により一般式Iの相当するアルキル 化合物に変換でき、または カルボキシル基を含む一般式Iの化合物である場合、これはエステル化により 一般式Iの相当するエステルに変換でき、または カルボキシル基またはエステル基を含む一般式Iの化合物である場合、これは アミド化により一般式Iの相当するアミドに変換でき、または 一級または二級ヒドロキシル基を含む一般式Iの化合物である場合、これは酸 化により一般式Iの相当するカルボニル化合物に変換し得る。 その後のエステル化は適当な場合に溶媒または溶媒混合物、例えば、塩化メチ レン、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、テトラヒ ドロフラン、ベンゼン/テトラヒドロフランもしくはジオキサンまたは特に有利 には相当するアルコール中で、適当な場合には塩酸の如き酸の存在下、または脱 水剤、例えば、イソブチルクロロホルメート塩化チオニル、トリメチルクロロシ ラン、硫酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、三塩化リン、五酸化 リン、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシ ルカルボジイミド/N−ヒドロキシスクシンイミドまたは1−ヒドロキシベンゾ トリアゾールの存在下で、更に適当な場合には、4−ジメチルアミノピリジン、 N,N’−カルボニルジイミダゾールまたはトリフェニルホスフィン/テトラク ロロメタンの存在下で、適当に0〜150℃の温度、好ましくは0〜80℃の温度で 行われる。 その後のアシル化またはスルホニル化は、適当な場合には、溶媒または溶媒混 合物、例えば、塩化メチレン、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン、ク ロロベンゼン、テトラヒドロフラン、ベンゼン/テトラヒドロフランまたはジオ キサン中で適当なアシル誘導体またはスルホニル誘導体を用いて、適当な場合に は三級有機塩基の存在下もしくは無機塩基の存在下または脱水剤の存在下で、例 えば、イソブチルクロロホルメート、塩化チオニル、トリメチルクロロシラン、 硫酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、三塩化リン、五酸化リン、 N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカル ボジイミド/N−ヒドロキシスクシンイミドまたは1−ヒドロキシベンゾトリア ゾールの存在下で、更に適当な場合には、4−ジメチルアミノピリジン、N,N ’−カルボニルジイミダゾールまたはトリフェニルホスフィン/テトラクロロメ タンの存在下で、適当に0〜150℃の温度、好ましくは0〜80℃の温度で行われ る。 その後のアルキル化は、適当な場合には、溶媒または溶媒混合物、例えば、塩 化メチレン、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、テ トラヒドロフラン、ベンゼン/テトラヒドロフランまたはジオキサン中でアルキ ル化剤、例えば、適当なハライドまたはスルホン酸エステル、例えば、ヨウ化メ チル、臭化エチル、ジメチル硫酸または塩化ベンジルを用いて、適当な場合には 三級有機塩基の存在下または無機塩基の存在下で、適当に0〜150℃の温度、好 ましくは0〜100℃の温度で行われる。 その後の還元アルキル化は適当なカルボニル化合物、例えば、ホルムアルデヒ ド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、アセトンまたはブチルアルデヒ ドを用いて錯体金属水素化物、例えば、ホウ水素化ナトリウム、ホウ水素化リチ ウムまたはシアノホウ水素化ナトリウムの存在下で、適当に6〜7のpHで室温で 、または水素化触媒の存在下で、例えば、水素を用いてパラジウム/カーボンの 存在下で、1〜5バールの水素の圧力で行われる。しかしながら、メチル化は還 元剤としてのギ酸の存在下で高温、例えば、60〜120℃の温度で行われることが 好ましい。 その後のアミド化は適当な反応性カルボン酸誘導体を適当な場合に溶媒または 溶媒混合物、例えば、塩化メチレン、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエ ン、クロロベンゼン、テトラヒドロフラン、ベンゼン/テトラヒドロフランまた はジオキサン中で適当な場合に三級有機塩基の存在下または無機塩基の存在下で 適当なアミン(使用されるアミンは同時に溶媒として作用することが可能である )と反応させることにより、または脱水剤の存在下、例えば、イソブチルクロロ ホルメート、塩化チオニル、トリメチルクロロシラン、硫酸、メタンスルホン酸 、p−トルエンスルホン酸、三塩化リン、五酸化リン、O−(ベンゾトリアゾー ル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロ ボレート、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘ キシルカルボジイミド/N−ヒドロキシスクシンイミドまたは1−ヒドロキシベ ンゾトリアゾールの存在下で、更に適当な場合には、4−ジメチルアミノピリジ ン、N,N’−カルボニルジイミダゾールまたはトリフェニルホスフィン/テト ラクロロメタンの存在下で、適当に0〜150℃の温度、好ましくは0〜80℃の温 度で適当なカルボン酸と反応させることにより行われる。 その後の酸化は、適当な場合には、溶媒、例えば、塩化メチレン、水、ジメチ ルホルムアミド、ベンゼン、クロロベンゼン、テトラヒドロフランまたはジオキ サン中で酸化剤、例えば、クロム酸、三酸化クロム及びピリジン、ピリジニウム ジクロメート、ピリジニウムクロロクロメート、塩化オキサリル/ジメチルスル ホキシド/トリエチルアミン、テトラ−n−プロピルペルルテネート/N−メチ ルモルホリンN−オキサイド、三塩化ルテニウム/メタ過ヨウ素酸ナトリウムま たはデス−マーチン試薬を用いて、適当に-80℃〜100℃の温度、好ましくは -80℃〜室温の温度で行われる。 上記反応中に、適当な場合に存在する反応性基、例えば、ヒドロキシル基、カ ルボキシル基、アミノ基、アルキルアミノ基またはイミノ基は通常の保護基(こ れらは反応後に再度除去される)により保護し得る。 例えば、ヒドロキシル基に適した保護基はトリメチルシリル基、アセチル基、 ベンゾイル基、メチル基、エチル基、tert−ブチル基、トリチル基、ベンジル基 またはテトラヒドロピラニル基であり、 カルボニル基に適した保護基はトリメチルシリル基、メチル基、エチル基、 tert−ブチル基、ベンジル基またはテトラヒドロピラニル基であり、 ホスホノ基に適した保護基はアルキル基、例えば、メチル基、エチル基、イソ プロピル基もしくはn−ブチル基、フェニル基またはベンジル基であり、 アミノ基、アルキルアミノ基またはイミノ基に適した保護基はホルミル基、ア セチル基、トリフルオロアセチル基、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカ ルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ベンジル基、メトキシベンジル基、 または2,4−ジメトキシベンジル基であり、アミノ基についてはその他にフタ リル基であり、また 1−アザビシクロアルキル基、例えば、キヌクリジニル基中の窒素原子に適し た保護基はベンジル基またはボランである。 使用された保護基の適当な場合のその後の脱離は、例えば、水性溶媒、例えば 、水、イソプロパノール/水、酢酸/水、テトラヒドロフラン/水またはジオキ サン/水中、酸、例えば、トリフルオロ酢酸、塩酸もしくは硫酸の存在下または アルカリ金属塩基、例えば、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムの存在下 または非プロトン的に、例えば、ヨードトリメチルシランの存在下で、0〜120 ℃の温度、好ましくは10〜100℃の温度で加水分解により行われる。 しかしながら、ベンジル基、メトキシベンジル基またはベンジルオキシカルボ ニル基は、例えば、水添分解により、例えば、水素を用いて触媒、例えば、パラ ジウム/カーボンの存在下で好適な溶媒、例えば、メタノール、エタノール、酢 酸エチルまたは氷酢酸中で、適当な場合には塩酸の如き酸を添加して0〜100℃ の温度、好ましくは20〜60℃の温度で、1〜7バール、好ましくは3バールの水 素の圧力のもとに脱離される。しかしながら、2,4−ジメトキシベンジル基は トリフルオロ酢酸中でアニソールの存在下で脱離されることが好ましい。 tert−ブチル基またはtert−ブチルオキシカルボニル基は酸、例えば、トリフ ルオロ酢酸もしくは塩酸による処理またはヨードトリメチルシランによる処理に より、適当な場合には溶媒、例えば、塩化メチレン、ジオキサン、メタノールま たはジエチルエーテルを使用して脱離されることが好ましい。 トリフルオロアセチル基は適当な場合に酢酸の如き溶媒の存在下で50〜120℃ の温度で塩酸の如き酸による処理または適当な場合にテトラヒドロフランの如き 溶媒の存在下で0〜50℃の温度で水酸化ナトリウム溶液による処理により脱離さ れることが好ましい。 フタリル基はヒドラジンまたは一級アミン、例えば、メチルアミン、エチルア ミンもしくはn−ブチルアミンの存在下で溶媒、例えば、メタノール、エタノー ル、イソプロパノール、トルエン/水またはジオキサン中で20〜50℃の温度で脱 離されることが好ましい。 キヌクリジニル基の如き1−アザビシクロアルキル基とボランの錯体の開裂は 適当な場合に溶媒、例えば、メタノール、エタノール、酢酸またはジオキサンの 存在下で0℃〜反応混合物の沸点の温度で塩酸の如き酸による処理により行われ ることが好ましい。適当な場合に存在するエステル基が相当するカルボキシル基 に同時に変換されることがこの反応で可能である。 一般式Iの得られる化合物が先に既に記載されたようにそれらの鏡像体及び/ またはジアステレオマーに分別されることが更に可能である。こうして、例えば 、シス/トランス混合物がそれらのシス異性体及びトランス異性体に分別でき、 また少なくとも一つの光学活性炭素原子を有する化合物がそれらの鏡像体に分別 し得る。 こうして、例えば、得られるシス/トランス混合物がクロマトグラフィーによ りそれらのシス異性体及びトランス異性体に分別でき、ラセミ体で生じる一般式 Iの得られる化合物がそれ自体知られている方法(Allinger N.L.及びEliel E.L. “Topics in Stereochemistry",6巻,Wiley Interscience,1971)によりそれ らの光学鏡像体に分別でき、また少なくとも二つの不斉炭素原子を有する一般式 Iの化合物がそれ自体知られている方法、例えば、クロマトグラフィー及び/ま たは分別結晶化によりそれらの物理化学的相違に基いてそれらのジアステレオマ ーに分別でき、それらがラセミ形態で生じる場合には、続いてそれらが上記の鏡 像体に分離し得る。 鏡像体はキラル相によるカラム分離もしくは光学活性溶媒による再結晶または そのラセミ化合物、特に酸及びそれらの活性化誘導体またはアルコールと塩もし くは誘導体、例えば、エステルもしくはアミドを生成する光学活性物質との反応 及び、例えば、異なる溶解性に基く、このようにして得られたジアステレオマー の塩混合物または誘導体の分離により分離されることが好ましく、遊離鏡像体を 好適な薬剤の作用により純粋なジアステレオマーの塩または誘導体から遊離する ことが可能である。特に有益な光学活性酸の例は酒石酸もしくはジベンゾイル酒 石酸、ジ−o−トリル酒石酸、リンゴ酸、マンデル酸、ショウノウスルホン酸、 グルタミン酸、アスパラギン酸またはキナ酸のD形態及びL形態である。好適な 光学活性アルコールの例は(+)-または(-)-メタノールであり、アミド中の光学活 性アシル基の例は(+)-または(-)-メンチルオキシカルボニルである。 得られる式Iの化合物は無機酸または有機酸とのそれらの塩、特に医薬上の使 用のためにそれらの生理学上許される塩に変換されることが更に可能である。こ の目的に適した酸の例は塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、フマル酸、コハク酸 、乳酸、クエン酸、酒石酸またはマレイン酸である。 加えて、この方法で得られた式Iの新規化合物は、それらがカルボキシル基、 ホスホノ基、o−アルキルホスホノ基、スルホ基または5−テトラゾリル基を含 む場合に、続いて必要により無機塩基または有機塩基とのそれらの塩、特に医薬 上の使用のためにそれらの生理学上許される塩に変換し得る。これに関して好適 な塩基の例は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルギニン、シクロヘキシル アミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンであ る。 出発物質として使用される一般式II〜Vの化合物の幾つかが文献により知られ ており、またはそれらは文献によりそれ自体知られている方法により得られる( 例I〜XLVIIIを参照のこと)。 先に既に記載したように、本発明の一般式Iの化合物、及びそれらの生理学上 許される塩は、有益な薬理学的性質、特に表皮成長因子レセプター(EFG-R)によ り媒介されるシグナル伝達に関する特別な抑制効果を有し、おそらくこれは例え ばリガンド結合、レセプター二量化またはチロシンキナーゼそれ自体の抑制によ りもたらされる。更に、シグナル伝達は更に下流に位置された成分でブロックさ れることが可能である。 新規化合物の生物学的性質を以下のようにして試験した。 例えば、ヒトEGF-Rを発現し、その生存及び増殖がEGFまたはTGF-αによる刺 激に依存する細胞を使用して、EFG-Rにより媒介されるシグナル伝達の抑制が実 証し得る。この場合、マウス起源のインターロイキン-3(IL-3)依存性細胞系を使 用し、それが機能性ヒトEGF-Rを発現するような方法で遺伝子修飾した。それ故 、F/L-HERcと称されるこれらの細胞の増殖はマウスIL-3またはEGFにより刺激し 得る(von Ruden,T.ら,EMBO J.7,2749-2756(1988)及びPierce,J.H.ら,Sci -ence 239,628-631(1988)を参照のこと)。 F/L-HERc細胞に関する出発物質は細胞系FDC-P1であり、その調製がDexter,T.M .ら,J.Exp.Med.152,1036-1047(1980)により記載されていた。しかしながら、 別法としてその他の成長因子依存性細胞(例えば、Pierce,J.H.ら,Science 23 9,628-631(1988)、Shibuya,H.ら,Cell 70,57-67(1992)及びAlexander,W.S. ら,EMBO J.10,3683-3691 (1991)を参照のこと)を使用することがまた可能で ある。von Ruden,T.ら,EMBO J.7,2749-2756(1988)に記載されたような組換 えレトロウイルスをヒトEGF-R cDNA(Ullrich,A.ら,Nature 309,418-425(1984 )を参照のこと)の発現に使用したが、レトロウイルスベクターLXSN(Miller,A. D.ら,BioTechniques 7,980-990(1989)を参照のこと)をEGF-R cDNAの発現 に使用し、細胞系GP+E86(Markowitz,D.ら,J.Virol.62,1120-1124(1988) を参照のこと)をパッケージング細胞として使用した点で相違した。 試験を以下のようにして行った。 F/L-HERc細胞を10%のウシ胎児血清(FCS、ベーリンガー・マンハイム)、2mM のグルタミン(バイオウィッテーカー)、標準抗生物質及び20ng/mlのヒトEGF (プロメガ)を補給したRPMI/1640培地(バイオウィッテーカー)中で37℃、5 %のCO2で培養した。本発明の化合物の抑制活性を調べるために、1.5x104の細 胞を96ウェルプレート中でウェル当たり上記培地(200μl)中で3回反復実験で培 養し、細胞の増殖をEGF(20ng/ml)またはマウスIL-3で刺激した。IL-3について使 用した起源は細胞系X63/0 mIL-3(Karasuyama,H.ら,Eur.J.Immunol.18,97-104 (1988)を参照のこと)からの培養上澄みであった。本発明の化合物を100%のジ メチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、種々の希釈液中で培養物に添加し、その最 高DMSO濃度は1%であった。培養物を37℃で48時間インキュベートした。 本発明の化合物の抑制活性を測定するために、セル・タイター96TM水系非放射 性細胞増殖アッセイ(プロメガ)を使用して、相対細胞カウントをO.D.単位で測 定した。相対細胞カウントを対照(インヒビターを使用しないF/L-HERc細胞)の% として計算し、細胞の増殖を50%抑制する活性物質の濃度(IC50)を推定した。 下記の結果をこれで得た。 また、本発明の化合物は口類表皮癌に由来し、EGFレセプターを過剰発現する ヒト腫瘍細胞系KB(例えば、Aboud-Pirak,E.ら,J.Natl.Cancer.Inst.80,1605- 11(1988))のEGF刺激増殖を抑制する。KB細胞(ATCCから購入した)を10%の FCS(ベーリンガー・マンハイム)、50μMのβ−メルカプトエタノール及び標準抗 生物質の存在下でDMEM(バイオウィッテーカー)中で継代培養した。EGF/TGF-α 剌激細胞増殖のインジケーターとしての放射能標識チミジンのとり込みを測定す ることにより、EGF誘発DNA合成を測定した。これを行うために、細胞を2回 洗浄し、ウェル当たり1500の細胞を50μMのβ−メルカプトエタノール、標準抗 生物質、TGF-α[10ng/ml]またはEGF[20ng/ml]及び種々の濃度の本発明の物 質の存在下で血清を含まない200μlのIMDM(バイオウィッテーカー)中で96ウェ ルプレートに塗布した(3回反復実験、最高DMSO濃度1%、F/L-HERc細胞によ る増殖試験を参照のこと)。60時間後に、[3H]−チミジン(10μl中0.1μCi) を約16〜18時間にわたって添加した。チミジンとり込みのその後の測定は、EGF/ TGF-α-刺激KB細胞増殖の抑制について、実施例1化合物4、7、8、16、17、1 8、19、20、21及び22について0.1〜1μMのIC50値を明らかにした。 こうして、本発明の一般式Iの化合物はヒトEGFレセプターの例により示され たようにチロシンキナーゼによるシグナル伝達を抑制し、それ故、チロシンキナ ーゼの活動過剰により生じる病態生理学的プロセスを治療するのに使用し得る。 これらの例は良性または悪性の腫瘍、特に上皮及び神経上皮の起源の腫瘍、転移 及び血管上皮細胞の異常増殖(ネオアンギオゲネシス(neoangiogenesis))である 。 加えて、一般式Iの化合物及びそれらの生理学上許される塩はチロシンキナー ゼの異常な活動により生じるその他の疾患、例えば、上皮増殖過剰(乾癬)、炎 症プロセス、免疫系の疾患、造血細胞の増殖過剰等を治療するのに使用し得る。 それらの生物学的性質のために、本発明の化合物は単独で、またはその他の薬 理活性化合物と組み合わせて、例えば、単一療法として、またはその他の抗腫瘍 療法と組み合わせて、例えば、トポイソメラーゼインヒビター(例えば、エトポ シド)、有糸分裂インヒビター(例えば、ビンブラスチン)、核酸と相互作用す る化合物(例えば、シスープラチン、シクロホスファミド、アドリアマイシン) 、ホルモンアンタゴニスト(例えば、タモキシフェン)、代謝プロセスのインヒ ビター(例えば、5-FU等)、サイトカイン(例えば、インターフェロン)、抗体 等と組み合わせて腫瘍療法に使用し得る。これらの組み合わせは同時または連続 に投与し得る。 医薬上の使用について、本発明の化合物は一般に温血脊椎動物、特にヒトにつ いて0.01-100mg/kg体重、好ましくは0.1-15mg/kgの投与量で使用される。投与に ついて、それらは一種以上の通常の不活性賦形剤及び/または希釈剤、例えば、 トウモロコシ澱粉、ラクトース、蔗糖、微結晶性セルロース、ステアリン酸マグ ネシウム、ポリビニルピロリドン、クエン酸、酒石酸、水、水/エタノール、 水/グリセロール、水/ソルビトール、水/ポリエチレングリコール、プロピレ ングリコール、ステアリルアルコール、カルボキシメチルセルロースまたは脂肪 含有物質、例えば、硬質脂肪またはこれらの好適な混合物とともに通常の医薬製 剤、例えば、錠剤、被覆錠剤、カプセル、粉末、懸濁液、溶液、スプレーまたは 座薬に混入される。 以下の実施例は本発明を詳しく説明することを目的とするものであり、本発明 を限定するものではない。例I 4−ヒドロキシ−6−メチルスルフィニル−ピリミド[5,4−d]ピリミジン 及び4−ヒドロキシ−6−メチルスルホニル−ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−ヒドロキシ−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン2.0g及び 3−クロロペルオキシ安息香酸(含量:50%)8gを塩化メチレン50ml中で3時間 にわたって激しく攪拌する。沈殿を吸引濾過し、酢酸エチルで洗浄し、乾燥させ る。 収量:2.2g、 Rf:0.27及び0.50(シリカゲル;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:4 :3) 例II 4−ヒドロキシ−6−(モルホリノ)−ピリミド[5,4−d]ピリミジン モルホリン25ml中の4−ヒドロキシ−6−メチルスルフィニルピリミド[5, 4−d]ピリミジン及び4−ヒドロキシ−6−メチルスルホニルピリミド[5, 4−d]ピリミジンの混合物16gを4時間にわたって135℃(浴温度)で加熱する 。冷却し、濃縮した後、残渣を水ですり砕き、固体を吸引濾過し、水洗し、乾燥 させる。 収量:7.8g、 融点:>240℃ Rf:0.60(シリカゲル;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:4:3) 例III 4−クロロ−6−(モルホリノ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−ヒドロキシ−6−(モルホリノ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン7.8g をジメチルホルムアミド4滴を添加した塩化チオニル100mlとともに1.5時間にわ たって還流下に加熱する。その反応混合物を濃縮し、塩化メチレンの添加後にも う一度濃縮する。次いで残渣を塩化メチレンと炭酸カリウム水溶液の間に分配 する。水相を塩化メチレンでもう2回抽出し、合わせた有機相を硫酸マグネシウ ムで乾燥させ、濃縮する。残渣をジエチルエーテルですり砕き、吸引濾過する。 収量:8.0g(理論値の90%)、 融点:238-240℃(分解) Rf:0.60(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) 計算値: C 63.49 H 4.76 N 27.28 実測値: 63.39 4.80 27.00 例IIIと同様にして下記の化合物を得る。 (1)4−クロロ−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:90-92℃ Rf:0.63(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=7:3) 例IV 5−アミノ−2−メチルチオピリミジン−4−カルボン酸 5−ブロモ−2−メチルチオピリミジン−4−カルボン酸131.4g、濃アンモニ ア水860ml及び水34mlに溶解した硫酸銅(II)2.42gを加圧容器中で95℃で4時間に わたって振とうする。冷却後、沈殿を吸引濾過する。沈殿を熱水600mlに溶解し 、その溶液を活性炭で濾過する。濾液を氷浴中で冷却し、濃塩酸でpH3に調節す る。沈殿を吸引濾過し、希薄な水酸化ナトリウム溶液に溶解し、塩酸で沈殿させ ることにより精製する。 収量:54.6g(理論値の56%)、 融点:187℃ Rf:0.35(シリカゲル;酢酸エチル/メタノール=2:1) 例V 4−ヒドロキシ−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン 5−アミノ−2−メチルチオピリミジン−4−カルボン酸25g及びホルムアミ ド150mlを油浴中で攪拌し、油浴の温度を0.5時間の経過にわたって180℃に上昇 させる。攪拌をこの温度で1.5時間続ける。次いで反応混合物を氷/水混合物 750mlに熱時添加する。2時間後、生成物を吸引濾過し、水洗し、乾燥させる。 融点:>240℃ Rf:0.63(シリカゲル;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:4:3) 例VI 4−ヒドロキシ−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン 5−アミノ−2−メチルチオピリミジン−4−カルボン酸69g、ホルムアミジ ンアセテート155g及びエトキシエタノール300mlの混合物を2時間にわたって加 熱、沸騰させる。次いで反応混合物を10℃に冷却し、水250mlを添加し、その混 合物を10℃で1時間放置する。次いでそれを吸引濾過し、水洗し、乾燥させる。 収量:59g(理論値の82%)、 融点:>240℃ Rf:0.63(シリカゲル;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:4:3) 例VII 3−(アミノカルボニルメチル)ピペリジン エチル−3−ピリジルアセテート16.8g及びメタノール性アンモニア溶液1リ ットルを100℃で40時間にわたって加圧容器中で振とうする。冷却し、濃縮した 後、沈殿をエーテルですり砕き、吸引濾過する。この方法で得られた3−(アミ ノカルボニルメチル)ピリジン12.7gを50℃で3バールの圧力の水素のもとに2 時間にわたってエタノール250ml及びロジウム/白金触媒3gで水素化する。冷却 し、濾過し、濃縮した後、沈殿をエーテルですり砕き、吸引濾過する。 収量:13.3g(理諭値の96%)、 Rf:0.15(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=16:4:1) 例VIII 3−(4−アミノフェニル)プロピオン酸 パラジウム(10%)/カーボン15g及び水30mlをメタノール1リットル中の4− ニトロケイ皮酸155gの混合物に添加し、約2時間後に水素を更に吸収しなくな るまで水素化を室温で3バールで行う。濾過し、溶媒をロータリー・エバポレー ター中で蒸発させた後、トルエン300mlずつを2回添加し、溶媒をロータリー・ エバポレーター中で蒸留して除くことにより残留水を除去する。 収量:132g(理論値の100%)、 融点:124-128℃ 例IX 3−(トランス−4−アセチルアミノシクロヘキシル)プロピオン酸 水5.7リツトル中の3−(4−アミノフェニル)プロピオン酸397g、水酸化ナ トリウム125g及びラネーニッケル160gの混合物を、水素が約30時間後に更に吸収 されなくなるまで、170℃で100バールで水素化する。濾過し、残渣を水洗して無 色の溶液6.3リットルの形態で濾液を得、これに水400ml中の水酸化ナトリウム19 2gの溶液を添加し、次いで無水酢酸454mlを35分間の経過で滴下して添加する。 5時間後に、沈殿を濾別し、濃塩酸を添加することにより濾液をpH4に調節し、 0℃で3時間攪拌する。次いで生成物を吸引濾過し、氷−水250mlで洗浄し、70 ℃で乾燥させる。 収量:216g(理論値の42%)、 融点:193-196℃ 例X メチル3−トランス−4−アミノシクロヘキシル)プロピオネート塩酸塩 3−(トランス−4−アセチルアミノシクロヘキシル)プロピオン酸185g、水 500ml及び濃塩酸500mlの混合物を68時間にわたって加熱、沸騰させる。次いでそ れをロータリー・エバポレーター中で蒸発、乾燥させ、メタノール/トルエン(2 :1)混合物300mlずつを5回添加し、毎回再度蒸発させる。残渣をアセトン/tert −ブチルメチルエーテル(1:2)混合物450mlとともに攪拌し、吸引濾過し、真空中 で水酸化ナトリウムで乾燥させる。エステル化を完結するために、固体をメタノ ール1リットルに溶解し、氷中で冷却しながら、塩化チオニル50mlを滴下して添 加する。30分後に、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、 残渣をメタノール300mlと混合し、再度蒸発させる。残渣をアセトン/tert-ブチ ルメチルエーテル(1:2)混合物450mlとともに攪拌し、吸引濾過し、乾燥させる。 収量:178g(理論値の92%)、 融点:196-198℃ 例XI 4−アミノ−2,6−ジブロモアニリン 2,6−ジブロモ−4−ニトロアニリン20gをエタノール250ml、酢酸エチル25 0ml、ジメチルホルムアミド100ml及び塩化メチレン90mlに吸収させ、5%の湿っ た白金/活性炭触媒3.3gの添加後に、50psiで1時間にわたって室温で水素化す る。次いで溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、残渣をジエチ ルエーテルですり砕き、吸引濾過し、石油エーテルで数回洗浄する。 収量:8g(理論値の45%)、 融点:127-132℃ Rf:0.59(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:5) 例XII 4−アミノ−1−tert−ブチルオキシカルボニルピペリジン ジ−tert−ブチルジカーボネート22g及びトリエチルアミン14mlを0℃のジオ キサン/水(1:1)混合物120ml中の4−アミノピペリジン10gに添加し、その混合 物を室温で12時間攪拌する。次いでジオキサンをロータリー・エバポレーター中 で蒸留して除き、水相を酢酸エチルで6回抽出する。合わせた有機相を硫酸マグ ネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。 残渣は徐々に結晶化する。 収量:16g(理論値の80%)、 融点:47-52℃ Rf:0.69(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=9:1) 例XIIと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)1−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−2−メチル−2−プロピルア ミノ、 1,2−ジアミノ−2−メチルプロパンから調製した。黄色の油。 Rf:0.45(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=20:1) (2)3−アミノカルボニル−1−tert−ブチルオキシカルボニルピペリジン 融点:172-177℃ Rf:0.50(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:0.8) 例XIII 4−アミノメチル−1−tert−ブチルオキシカルボニルピペリジン ジ−tert−ブチルジカーボネート19g及びトリエチルアミン12mlを0℃のジオ キサン/水(1:1)混合物120ml中の4−アミノメチルピペリジン10gに添加し、そ の混合物を室温で12時間攪拌する。次いでジオキサンをロータリー・エバポレー ター中で蒸留して除き、水相を酢酸エチルで6回抽出する。合わせた有機相を硫 酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除 く。塩化メチレン/メタノール=50:1を用いて、残渣をアルミナカラムでクロマ トグラフィーにより精製する。 収量:7.4g(理論値の39%)、 Rf:0.48(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) 例XIIIと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)4−アミノ−1−tert−ブチルオキシカルボニルアザシクロヘプタン 無色の油 Rf:0.36(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=9:1) 例XIV 3−アミノメチルピペリジン テトラヒドロフラン30ml中のピペリジン−3−カルボキサミド7gを室温で攪拌 しながらテトラヒドロフラン250ml中の水素化リチウムアルミニウム8gに少しず つ滴下して添加する。次いでその混合物を10時間にわたって加熱、沸騰させる。 それを0℃に冷却し、10%の濃度の水酸化カリウム溶液を、白色の沈殿が生成す るまで慎重に滴下して添加する。デカントした後、沈殿をテトラヒドロフラン50 mlの添加により4回洗浄し、毎回デカントする。有機相を合わせ、溶媒をロータ リー・エバポレーター中で蒸留して除き、塩化メチレン/メタノール(16:1)混合 物を用いて一残渣をアルミナでカラムクロマトグラフィーにより精製する。 収量:無色の油として4.8g(理論値の77%) 例XIVと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)4−アミノメチルキヌクリジン 無色の油 Rf:約0.3(痕跡のテーリング;アルミナ;塩化メチレン/メタノール=7:3) 質量スペクトル:M+=140 4−シアノキヌクリジンから調製した(EP-A-0,213,337号の実施例3を参照のこ と)。 例XV トランス−4−tert−ブチルオキシカルボニルアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸 トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸4.6gを1Nの水酸化ナト リウム溶液65mlに溶解し、テトラヒドロフラン50ml中のジ−tert−ブチルジカー ボネート6.6gを添加する。12時間後に、その混合物を酢酸エチルで6回抽出する 。合わせた有機相を2Nのクエン酸溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で連続して洗 浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸 留して除く。残渣を0.1トルで乾燥させる。 収量:6.5g(理論値の87%)、 融点:137-140℃ 例XVI トランス−4−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノメチル)ベンジルオキシカルボニルアミノシクロヘキサン トランス−4−tert−ブチルオキシカルボニルアミノメチルシクロヘキサンカ ルボン酸5.5gをジオキサン250mlに溶解し、トリエチルアミン6.5ml及びジフェニ ルホスホリルアジド5.6mlの添加後に、130℃で1.5時間加熱する。次いでベンジ ルアルコール8.7mlを添加し、加熱、沸騰を14時間続ける。冷却後、ジオキサン をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、残渣を酢酸エチルに吸収させ 、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロー タリー・エバポレーター中で蒸留して除く。残渣を石油エーテル/エーテル(5:1 )ですり砕き、吸引濾過し、乾燥させる。 収量:6.6g(理論値の86%)、 融点:117-122℃ 例XVII トランス−4−(アミノメチル)ベンジルオキシカルボニルアミノシクロヘキサン、 トランス−4−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノメチル)ベンジルオキ シカルボニルアミノシクロヘキサン1.3gを塩化メチレン50mlに溶解し、トリフル オロ酢酸5mlを添加する。1時間後に、2Nの水酸化ナトリウム溶液33mlを滴下し て添加する。相分離後に、水相を塩化メチレンでもう3回抽出し、合わせた有機 相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留 して除く。残渣を更に精製しないで使用する。 収量:無色のワックス870mg(理論値の93%)、 Rf:0.15(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=20:1) 例XVIII トランス−4−アミノ−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノメチル)シクロヘキサン トランス−4−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノメチル)−ベンジルオ キシカルボニルアミノシクロヘキサン1.4gをメタノール30mlに溶解し、パラジウ ム/活性炭触媒0.3gの添加後に、50psiで1時間にわたって室温で水素化する。 濾過後、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。残渣を更に精製 しないで使用する。 収量:無色のワックス1.02g(理論値の100%)、 Rf:0.28(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) 例XIX 1−ベンジルアザシクロヘプタン−4−オンオキシム 1−ベンジルアザシクロヘプタン−4−オン7.2gを60℃の水30ml中のヒドロキ シルアミン塩酸塩3.1g及び酢酸ナトリウム2.9gの溶液に添加する。2時間後、そ の混合物を冷却し、2Nの水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にする。その混合物 をジエチルエーテルで4回抽出し、有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して 除く。残渣を石油エーテルですり砕き、吸引濾過し、更に精製しないで使用する 。 収量:5.9g(理論値の90%)、 融点:73-76℃ Rf:0.16(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) 例XX 4−アミノ−1−ベンジルアザシクロヘプタン 1−ベンジルアザシクロヘプタン−4−オンオキシム2.18gをテトラヒドロフ ラン30ml及び濃アンモニア溶液2mlに溶解し、ラネーニッケル0.9gの添加後に、 室温で50psiで12時間にわたって水素化する。濾過後、溶媒をロータリー・エバ ポレーター中で蒸留して除く。水を残渣に添加し、混合物を塩化メチレンで3回 抽出し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレー ター中で蒸留して除く。塩化メチレン/メタノール(30:1)混合物を用いて、残渣 をアルミナによるカラムクロマトグラフィーにより精製する。 収量:無色の油として1.55g(理論値の76%)、 Rf:0.43(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=9:1)例XXI 4−アミノアザシクロヘプタン 4−アミノ−1−ベンジルアザシクロヘプタン13.4gをメタノール200mlに溶解 し、二水酸化パラジウム10gの添加後に、室温で50psiで1時間にわたって水素化 する。濾過後、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。残渣を0. 7トルで蒸留する。 収量:無色の油として7.6g(理論値の100%)、 沸点:0.7トルで43℃ 例XXII 4−(N−メチル−N−アセチルアミノ)アミノシクロヘキサン 4−(N−メチル−N−アセチルアミノ)アニリン2.5gをメタノール50ml及び 1Nの塩酸15mlに溶解し、ロジウム/活性炭2gの添加後に、70℃で50psiで8時間 にわたって水素化する。濾過後、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留し て除く。残渣を50%の濃度の水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にし、混合物を 塩化メチレンで3回抽出し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒をロー タリー・エバポレーター中で蒸留して除く。塩化メチレン/酢酸エチル/メタノ ール(10:4:3)混合物を用いて、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ ーにより精製する。 収量:無色の油として0.7g(理論値の28%)、 Rf:0.40(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:4:3) 例XXIII 4−テトラヒドロピラノンオキシム 4−テトラヒドロピラノン5.0gを水50ml中のヒドロキシルアミン塩酸塩5.2g及 び酢酸ナトリウム4.8gの攪拌混合物に60℃で滴下して添加する。60℃で更に1時 間後に、溶液を冷却し、毎回エーテル50mlを用いて3回抽出する。次いで合わせ た有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で 蒸留して除き、残渣を更に精製しないで次の反応に使用する。 収量:4.2g(理論値の74%)、 融点:50-52℃ Rf:0.30(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) 例XXIV 4−アミノテトラヒドロピラン 4−テトラヒドロピラノンオキシム4.2gをエタノール100mlに溶解し、パラジ ウム(10%)/カーボン0.5gの添加後に、パール装置中で90℃で水素の5バールの 圧力のもとに2.5時間にわたって水素化する。冷却後、溶媒をロータリー・エバ ポレーター中で蒸留して除き、残渣を更に精製しないで更に使用する。 収量:無色の油0.7g(理論値の19%)、 Rf:0.45(シリカゲル;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:4:2) 例XXV 1−(2−ベンジリデンアミノエチル)ピペラジン トルエン125ml中の1−(2−アミノエチル)ピペラジン12.9g及びベンズアル デヒド10.6gを、水が最早分離しなくなるまで、約4時間後まで水トラップを用 いて加熱、沸騰させる。冷却後、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留し て除き、残渣を更に精製しないで更に使用する。 収量:淡褐色の油21.7g(理論値の100%)、 Rf:0.70(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=10:1) 例XXVI エチルN−ベンジル−3−メチル−4−ピペリドン−3−カルボキシレート カリウムtert−ブトキシド4.2g及びヨウ化メチル2.1gを氷中で冷却しながらテ トラヒドロフラン30ml中のエチルN−ベンジル−4−ピペリドン−3−カルボキ シレート8.88gに添加する。室温で12時間後に、混合物を濾過し、残渣をテトラ ヒドロフランで洗浄し、合わせた濾液をロータリー・エバポレーター中で溶媒を 除く。塩化メチレンを用いて、残っている油をシリカゲルによるカラムクロマト グラフィーにより精製する。 収量:黄色の油3.41g(理論値の36%)、 Rf:0.80(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=50:1) 例XXVII N−ベンジル−3−メチル−4−ピペリドン エチルN−ベンジル−3−メチル−4−ピペリドン−3−カルボキシレート3. 29gを6Nの塩酸20ml中で8時間にわたって加熱、沸騰させる。冷却後、塩化メチ レン200mlを添加し、氷中で冷却しながら、混合物を15%の濃度の水酸化ナトリ ウム溶液でアルカリ性にする。その溶液を毎回50mlの塩化メチレンで3回抽出す る。次いで合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エ バポレーター中で蒸留して除き、残渣を更に精製しないで更に使用する。 収量:淡褐色の油2.26g(理論値の93%)、 Rf:0.70(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=20:1) 例XXVIII シス−及びトランス−1−ベンジル−4−ベンジルアミノ−3−メチルピペリジ N−ベンジル−3−メチル−4−ピペリドン9.94g、ベンジルアミン5.4ml、ト ルエン90ml及びモレキュラーシーブ(4A)10gを室温で12時間攪拌し、次いで濾過 し、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。残渣をメタノール50 mlに溶解し、氷中で冷却しながら、ホウ酸ナトリウム0.55gを添加する。室温で 5時間後に、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、塩化メチレ ン及び氷−水を残渣に添加し、その混合物をクエン酸でpH5に調節する。その相 を充分に振とうし、次いで分離し、水相を水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性に し、塩化メチレンで3回抽出する。次いで合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾 燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、塩化メチレン/ メタノール/濃アンモニア(最初に98:2:0.8、次いで95:5:0.8)混合物を用いて 、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィーにより精製する。これが異 性 体を分離する。2種の異性体の混合物3gの他に、下記の物質を得る。 収量:シス異性体の黄色の油4.0g(理論値の27%)、 Rf:0.90(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=98:2:2) 収量:トランス異性体の黄色の油1.5g(理論値の10%)、 Rf:0.45(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=98:2:2) 例XXIX シス−4−アミノ−3−メチルピペリジン シス−1−ベンジル−4−ベンジルアミノ−3−メチルピペリジン3.8gをメタ ノール30ml及び1Nの塩酸25mlに溶解し、二水酸化パラジウム1.5gの添加後に、50 ℃で3バールで10時間にわたって水素化する。濾過後、溶媒をロータリー・エバ ポレーター中で蒸留して除く。15%の濃度の水酸化ナトリウム溶液を残渣に添加 し、これをジエチルエーテルで3回抽出する。次いで合わせた有機相を硫酸ナト リウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。残渣 を更に精製しないで更に使用する。 収量:無色の油として1.1g(理論値の72%) 例XXIXと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)トランス−4−アミノ−3−メチルピペリジン トランス−1−ベンジル−4−ベンジルアミノ−3−メチルピペリジンから調 製した。 例XXX 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−クロロ−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン3.0g、3−ク ロロ−4−フルオロアニリン3.8g及びジオキサン10mlを80℃で2時間加熱する。 冷却後、その反応混合物を濃縮し、一部を最初に水ですり砕き、次いでジエチル エーテルですり砕き、吸引濾過し、乾燥させる。 収量:4.0g(理論値の91%), 融点:144-148℃ Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) 例XXXI 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−ヒドロキシ−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン148g、ヘ キサメチルジシラザン286ml、3−クロロ−4−フルオロアニリン333g及びp− トルエンスルホン酸15gを140℃で23時間加熱する。その反応混合物を冷却し、メ タノール4リットルの添加後に、100℃で1時間加熱する。メタノールを蒸留し て除き、残渣をジエチルエーテルで3回すり砕き、吸引濾過する。 収量:202g(理論値の82%), 融点:144-148℃ Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) 例XXX及びXXXIと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−6−メチルチオピリミド[5, 4−d]ピリミジン 融点:118-120℃ Rf:0.55(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) (2)4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−メチル チオピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:195-197℃ Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) (3)4−[(4−アミノ−3−ブロモ−5−クロロフェニル)アミノ]−6− メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:210-212℃ Rf:0.31(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) (4)4−[(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ]−6−メチル チオピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:245-247℃ Rf:0.35(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) (5)4−[(3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル)ア ミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:129-130℃ Rf:0.55(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) (6)4−[(4−ベンジルフェニル)アミノ]−6−メチルチオピリミド[5 ,4−d]ピリミジン 融点:197-199℃ Rf:0.65(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) (7)4−[(3−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−メチルチオピリミ ド[5,4−d]ピリミジン 融点:144-146℃ Rf :0.80(シリカゲル;石油エーテル) (8)4−[(3−ヒドロキシメチルフェニル)アミノ]−6−メチルチオピリ ミド[5,4−d]ピリミジン 融点:164-166℃ Rf:0.55(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) (9)4−[4−ビフェニリルアミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4−d ] ピリミジン 融点:200-202℃ Rf:0.45(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) (10)4−[3−フェノキシフェニルアミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4 −d]ピリミジン 融点:140-142℃ Rf:0.40(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) (11)4−[3−エチニルフェニルアミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4− d]ピリミジン 融点:160-163℃ Rf:0.39(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) (12)4−[3,4−ジフルオロフェニルアミノ]−6−メチルチオピリミド[5 ,4−d]ピリミジン 融点:175-178℃ Rf:0.45(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:6) (13)4−[3−シアノフェニルアミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4−d ]ピリミジン 融点:240-244℃ Rf:0.52(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:6) (14)4−[3−トリフルオロメトキシフェニルアミノ]−6−メチルチオピリミ ド[5,4−d]ピリミジン 融点:114-116℃ Rf:0.56(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:5) (15)4−[3−ニトロフェニルアミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4−d ]ピリミジン 融点:194-197℃ Rf:0.30(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:5) (16)4−[4−フェノキシフェニルアミノ]−6−メチルチオピリミド[5,4 −d]ピリミジン 融点:191-192℃ Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:5) (17)4−[4−ベンジルオキシフェニルアミノ]−6−メチルチオピリミド[5 ,4−d]ピリミジン 融点:163℃ Rf:0.44(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:5) (18)4−[3−クロロ−4−フェノキシフェニルアミノ]−6−メチルチオピリ ミド[5,4−d]ピリミジン 融点:169-170℃ Rf:0.39(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:5) (19)4−[4−ベンジルオキシ−3−クロロフェニルアミノ]−6−メチルチオ ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:144-146℃ Rf:0.55(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル=20:1) 例XXXII 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルスルフィニ ルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルチオピリ ミド[5,4−d]ピリミジン4.0gを塩化メチレン100ml及びメタノール5mlに 溶解し、室温で、3−クロロペルオキシ安息香酸(純度50%)8.0gを少しずつ添 加する。2時間後に、その混合物を重炭酸ナトリウム溶液で2回洗浄し、硫酸マ グネシウムで乾燥させ、濃縮する。標題化合物を1:1混合物として得、更に分離 しないで更に使用する。 収量:4.2g、 混合物の融点:170℃(分解) Rf:0.10及び0.28(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) 例XXXIII 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルスルフィニ ルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルチオピリ ミド[5,4−d]ピリミジン39.2gを氷酢酸350mlに溶解し、室温で、過ホウ酸 ナトリウム37gを4時間の経過で少しずつ添加する。24時間後に、その混合物を 水1リットルに注ぎ、沈殿を吸引濾過し、2回水洗し、重炭酸ナトリウム溶液で 1回洗浄し、再度2回水洗し、乾燥させる。生成物はスルホキシド化合物及びス ルホニル化合物の10:1混合物であり、更に精製しないで更に使用する。 収量:38g、 Rf:0.10及び0.28(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) 混合物の融点:140-145℃(分解) 例XXXII及びXXXIIIと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−6−メチルスルフィニルピリミ ド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−6− メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン Rf:0.38及び0.54(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10: 10:1) (2)4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−メチル スルフィニルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(4−アミノ−3, 5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d ]ピリミジン Rf:0.40及び0.51(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:2) (3)4−[(4−アミノ−3−ブロモ−5−クロロフェニル)アミノ]−6− メチルスルフィニルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(4−アミノ −3−ブロモ−5−クロロフェニル)アミノ]−6−メチルスルホニルピリミド [5,4−d]ピリミジン Rf:0.28及び0.40(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:1) (4)4−[(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ]−6−メチル スルフィニルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(4−アミノ−4, 5−ジブロモフェニル)アミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d ]ピリミジン Rf:0.51及び0.68(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:2) (5)4−[(3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル)ア ミノ]−6−メチルスルフィニルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び 4−[(3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル)アミノ] −6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン Rf:0.32及び0.80(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:1) (6)4−[(4−ベンジルフェニル)アミノ]−6−メチルスルフィニルピリ ミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(4−ベンジルフェニル)アミノ]− 6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン Rf:0.20及び0.58(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:1) (7)4−[(3−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−メチルスルフィニ ルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(3−ベンジルオキシフェニル )アミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン Rf:0.40(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) (8)4−[(3−ヒドロキシメチルフェニル)アミノ]−6−メチルスルフィ ニルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[(3−ヒドロキシメチルフェ ニル)アミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン Rf:0.15及び0.40(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:1) (9)4−[4−ビフェニリルアミノ]−6−メチルスルフィニルピリミド[5 ,4−d]ピリミジン及び4−[4−ビフェニリルアミノ]−6−メチルスルホ ニルピリミド[5,4−d]ピリミジン Rf:0.38(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (10)4−[3−フェノキシフェニルアミノ]−6−メチルスルフィニルピリミド [5,4−d]ピリミジン及び4−[3−フェノキシフェニルアミノ]−6−メ チルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン Rf:0.31及び0.48(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:1) (11) 4−[3−エチニルフェニルアミノ]−6−メチルスルフィニルピリミド [5,4−d]ピリミジン及び4−[3−エチニルフェニルアミノ]−6−メチ ルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:160-163℃ Rf:0.31及び0.38(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:1) (12)4−[3,4−ジフルオロフェニルアミノ]−6−メチルスルフィニルピリ ミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[3,4−ジフルオロフェニルアミノ] −6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:169-173℃ Rf:0.46(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (13)4−[3−シアノフェニルアミノ]−6−メチルスルフィニルピリミド[5 ,4−d]ピリミジン及び4−[3−シアノフェニルアミノ]−6−メチルスル ホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:222-225℃ Rf:0.38及び0.47(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8 :2) (14)4−[3−トリフルオロメトキシフェニルアミノ]−6−メチルスルフィニ ルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[3−トリフルオロメトキシフエ ニルアミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:95-100℃ Rf:0.28及び0.48(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10: 1) (15)4−[3−ニトロフェニルアミノ]−6−メチルスルフィニルピリミド[5 ,4−d]ピリミジン及び4−[3−ニトロフェニルアミノ]−6−メチルスル ホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:71℃(分解) Rf:0.44及び0.53(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:2) (16)4−[4−フェノキシフェニルアミノ]−6−メチルスルフィニルピリミド [5,4−d]ピリミジン及び4−[4−フェノキシフェニルアミノ]−6−メ チルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン Rf:0.28及び0.41(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:1) (17)4−[4−ベンジルオキシフェニルアミノ]−6−メチルスルフィニルピリ ミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[4−ベンジルオキシフェニルアミノ] −6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:122-130℃ Rf:0.35及び0.48(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8 :2) (18)4−[3−クロロ−4−フェノキシフェニルアミノ]−6−メチルスルフィ ニルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[3−クロロ−4−フェノキシ フェニルアミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:189-190℃ Rf:0.55及び0.70(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:2) (19)4−[4−ベンジルオキシ−3−クロロフェニルアミノ]−6−メチルスル フィニルピリミド[5,4−d]ピリミジン及び4−[4−ベンジルオキシ−3 −クロロフェニルアミノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリ ミジン 融点:148-150℃ Rf:0.28及び0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:2) 例XXXIV 4−ヒドロキシメチルピペリジン テトラヒドロフラン50ml中のエチルピペリジン−4−カルボキシレート3.1gの 溶液を室温でテトラヒドロフラン50ml中の水素化リチウムアルミニウム1.5gに滴 下して添加する。次いでその混合物を1時間にわたって加熱、沸騰させる。0℃ に冷却した後、10%の濃度の水酸化カリウム溶液10mlを添加する。沈殿を濾別し 、次いで毎回20mlのテトラヒドロフランで2回洗浄する。合わせた有機相を蒸発 させ、酢酸エチル/メタノール/濃アンモニア混合物(10:5:0.05)を用いて、残 渣をアルミナによるカラムクロマトグラフィーにより精製する。 収量:黄色の油として2.2g(理論値の100%) Rf:0.50(アルミナ;酢酸エチル/メタノール/濃アンモニア混合物(10:5:0.0 5) 例XXXV エンド−8−ベンジル−3−ベンジルアミノ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1 ]オクタン トリアセトキシホウ水素化ナトリウム23gを室温でN−ベンジルトロピノン 17.8g、ベンジルアミン8.9g、氷酢酸4.8ml及び無水テトラヒドロフラン300mlの 混合物に少しずつ添加し、その混合物を12時間攪拌する。次いでその溶媒をロー タリー・エバポレーター中で蒸留して除き、重炭酸ナトリウム溶液を残渣に添加 し、その混合物を酢酸エチルで3回抽出する。次いで合わせた有機相を硫酸ナト リウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。塩化 メチレン/メタノール/濃アンモニア(30:1:0.1)を用いて、合計25gの残渣のう ちの7g部分をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィーにより精製する。 収量:3.1g(理論値の43%)、 Rf:0.31(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=9:1:0.1) 融点:49-51℃ 例XXXVと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)8−ジメチルアミノ−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン 1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オン及びジメチルアミンから 調製した。 淡褐色の油、 Rf:0.28(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=9:1:0.1) 例XXXVI エンド−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン エンド−8−ベンジル−3−ベンジルアミノ−8−アザ−ビシクロ[3.2. 1]オクタン3.1gをメタノール100mlに溶解し、3gの水酸化パラジウム/カーボ ンの添加後に、水素が最早吸収されなくなるまで室温で3バールで水素化する。 次いで触媒を濾別し、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、残 っている油を真空で乾燥させる。生成物を更に精製しないで使用する。 収量:1.28g(理論値の100%)、 Rf:0.5(アルミナ;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=6:1:0.1) 例XXXVIと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)エキソ−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン 例XXXVIIIの化合物から調製した。 Rf:0.17(アルミナ;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=15:1:0.1) (2)4−アミノ−4−メチルピペリジン 例XLの化合物から調製した。 Rf:0.50(アルミナ;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=9:1:0.1) 例XXXVII N−ベンジルトロピオンオキシム N−ベンジルトロピオン10gを60℃の水80ml中のヒドロキシルアミン塩酸塩 4.9g及び酢酸ナトリウム4.24gの混合物に添加し、その混合物を60℃で2時間攪 拌する。次いでその混合物を無水炭酸カリウムでアルカリ性にし、塩化メチレン で3回抽出する。次いで合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒をロ ータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。エーテル数mlを結晶化のために残 っている油に添加する。固体を石油エーテルですり砕き、吸引濾過する。 収量:8.7g(理論値の80%)、 融点:117-119℃ Rf:0.19(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) 例XXXVIII エキソ−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン アミルアルコール100ml中のN−ベンジルトロピオンオキシム5.35gの溶液を加 熱、沸騰させる。ナトリウム3.2gを30分の経過で少しずつ添加し、次いでその混 合物を更に2時間沸騰させる。冷却後、それを氷中で冷却しながら50%の濃塩酸 で酸性にし、酢酸エチルで2回抽出する。次いで水相を20%の濃度の水酸化ナト リウム溶液でアルカリ性にし、酢酸エチルで3回抽出する。次いで合わせた有機 相を炭酸カリウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して 除く。石油エーテル/酢酸エチル/メタノール(10:5:1)混合物を用いて、残渣を アルミナによるカラムクロマトグラフィーにより精製する。 収量:淡黄色の油として2.72g(理論値の55%)、 Rf:0.31(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=4:1:0.1) 例XXXIX 4−アセチルアミノ−1−ベンジル−4−メチル−ピペリジン 濃硫酸190mlを氷浴中で冷却することにより内部温度を30℃以下に保って、ア セトニトリル218ml中の1−ベンジル−4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン3 8.8gの攪拌溶液に2時間の経過で滴下して添加する。次いでその混合物を室温 で12時間攪拌する。続いてそれを氷に注ぎ、冷却しながら50%の濃度の水酸化カ リウム溶液でpH10に調節する。その混合物を塩化メチレンで3回洗浄する。次い で合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレー ター中で蒸留して除く。残渣を石油エーテルですり砕き、吸引濾過し、乾燥させ 、更に精製しないで次の反応に使用する。 収量:ゼラチン状の物質39.4g(理論値の84%)、 Rf:0.40(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=9:1) 例XL 4−アミノ−1−ベンジル−4−メチルピペリジン 4−アセチルアミノ−1−ベンジル−4−メチルピペリジン39.4gを濃塩酸 400ml中で3日間にわたって加熱、沸騰させる。ロータリー・エバポレーター中 でその容積の半分まで蒸発させた後、冷却しながら、pHを50%の濃度の水酸化ナ トリウム溶液で12に調節する。その混合物を塩化メチレンで3回抽出する。合わ せた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中 で蒸留して除く。残渣を更に精製しないで次の反応に使用する。 収量:褐色の油25g(理論値の76%)、 Rf:0.45(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=9:2:0.1) 例XLI 3−クロロ−4−フェノキシニトロベンゼン 3−クロロ−4−フルオロニトロベンゼン10g、無水炭酸カリウム7.8g、フェ ノール6.5g及びジメチルホルムアミド50mlを135℃で5時間加熱する。次いで固 体成分を吸引濾過し、その溶液をロータリー・エバポレーター中で蒸発させる。 残渣を塩化メチレンに溶解し、2Nの水酸化ナトリウム溶液で抽出する。次いで有 機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留 して除く。残渣を更に精製しないで次の反応に使用する。 収量:淡褐色の油14.7g(理論値の100%)、 Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=5:1) 例XLIと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)4−ベンジルオキシ−3−クロロニトロベンゼン Rf:0.63(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=5:2) 融点:120-122℃ 例XLII 3−クロロ−4−フェノキシアニリン 3−クロロ−4−フェノキシニトロベンゼン4.0gを酢酸エチル40mlに溶解し、 酸化白金0.4gの添加後に、前駆体が消費されるまで18℃で1バールで水素化する 。次いで触媒を濾別し、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、 残っている油を真空で乾燥させる。生成物を更に精製しないで使用する。 収量:3.6g(理論値の100%)、 Rf:0.6(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) 例XLIIと同様にして、下記の化合物を得る。 (1)4−ベンジルオキシ−3−クロロアニリン Rf:0.70(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル=2:1) 例XLIII 4−ジメチルアミノシクロヘキサノン 8−ジメチルアミノ−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン(例XXXVの化 合物1)45.3gを2Nの塩酸400ml中で室温で3日間にわたって攪拌する。次いでそ の溶液をジエチルエーテルで3回抽出し、水相を炭酸カリウムで飽和し、酢酸エ チルで5回抽出する。次いで合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒 をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。残渣を更に精製しないで次の 反応に使用する。 収量:淡褐色の油30.6g(理論値の88%)、 Rf:0.53(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=10:2:0.1)例XLIV シス/トランス−N−ベンジル−N−(4−ジメチルアミノ−シクロヘキシル)アミン 4−ジメチルアミノシクロヘキサノン67.8g)ベンジルアミン53ml、4Aのモレキ ュラーシーブ79g及び無水トルエン500mlの混合物を室温で12時間攪拌する。次い でモレキュラーシーブを濾別し、濾液をロータリー・エバポレーター中で蒸発さ せる。残渣をメタノール400mlに溶解し、次いで、室温で、ホウ水素化ナトリウ ム5.5gを少しずつ添加し、その混合物を5時間攪拌する。次いで溶媒をロータリ ー・エバポレーター中で蒸留して除き、塩化メチレン300ml及び氷−水200mlを残 渣に添加し、その混合物をクエン酸でpH5に調節し、次いで水酸化ナトリウム溶 液でpH10に調節する。相分離後に、その混合物を塩化メチレンで3回抽出し、次 いで合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥 させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除く。 収量:褐色の油107g(理論値の95%)、これはNMRスペクトルによれば、およそ 60:40のシス/トランス混合物である。 Rf:0.27(トランス)及び0.37(シス)(シリカゲル;塩化メチレン/メタノ ール/濃アンモニア=10:2:0.1) 例XLV トランス−N−ベンジル−N−(4−ジメチルアミノ−シクロヘキシル)アミンフマレート 無水テトラヒドロフラン720ml中のフマル酸25.5gの溶液を50℃の無水テトラヒ ドロフラン200ml中の例XLIVの化合物93.7gの溶液に迅速に添加し、その混合物を 更に3時間攪拌する。沈殿した固体を吸引濾過し、テトラヒドロフランで洗浄し 、次いでイソプロパノール1.5リットル中で懸濁させ、加熱、沸騰させる。その 混合物を熱時濾過し、残渣をエーテルですり砕き、再度吸引濾過する。 収量:灰色の固体66.9g(理論値の70%)、これはNMRスペクトルによれば、少な くとも95%のトランス化合物からなる。 融点:209-215℃例XLVI トランス−4−ジメチルアミノシクロヘキシルアミン 例XLVで得られたフマレート12gを2Nの水酸化ナトリウム溶液に吸収させ、その 溶液を塩化メチレンで3回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で 洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸 留して除く。残渣をメタノール150mlに溶解し、4.5gの水酸化パラジウム/カー ボンの添加後に、水素が最早吸収されなくなるまで室温で3バールで水素化する 。次いで触媒を濾別し、溶媒をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、 残っている油を真空で乾燥させる。生成物を更に精製しないで使用する。 収量:褐色の油4.26g(理諭値の86%) 例XLVII 3−アミノ−1−tert−ブチルオキシカルボニルピペリジン 3−アミノ−1−tert−ブチルオキシカルボニルピペリジン(例XIIの化合物 2)1.0gを氷中で冷却しながら新たに調製した次亜臭素酸ナトリウム溶液9mlに 少しずつ添加する。室温で3時間後に、それが濁るまで飽和亜硫酸ナトリウムを 溶液に添加する。炭酸カリウムで飽和し、酢酸エチルで3回抽出した後、合わせ た有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒をロータリー・エバポレーター中で 蒸留して除く。 収量:無色の油693mg(理論値の79%)、 Rf:0.44(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:0.6)実施例1 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4 −メトキシカルボニルシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン メチルトランス−4−アミノシクロヘキサンカルボキシレート1.9g及びN−エ チルジイソプロピルアミン1.8mlをジメチルホルムアミド15ml中の4−[(3− クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−メチルスルフィニルピリミド[ 5,4−d]ピリミジン及び4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミ ノ]−6−メチルスルホニルピリミド[5,4−d]ピリミジンの混合物0.7gに 添加し、混合物を80℃で2時間加熱する。その反応混合物を蒸発させ、水の添加 後に、固体を吸引濾過する。石油エーテル/酢酸エチル(6:10)を用いて、粗生成 物をシリカゲルカラムによるクロマトグラフィーにより精製する。 収量:0.69g(理論値の80%)、 融点:204-206℃ Rf:0.44(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=6:10) 実施例1と同様にして、下記の化合物を得る。 (1)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メト キシカルボニルアミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から4−アミノピペリジンとの反応、続いてメチルクロロホ ルメートとの反応により調製した。 融点:195-197℃ Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (2)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−tert −ブチルオキシカルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン 例XXXII及びXIIの化合物から調製した。 融点:196-200℃(分解) Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:1) (3)4−[(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ]−6−[4− アミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:204-206℃ Rf:0.71(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) (4)(3’RS)−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]− 6−[(3’−キヌクリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:201-203℃ Rf:0.23(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:2) (5)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ホル ミルアミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から4−アミノピペリジンとの反応、続いてメチルホルメー トとの反応により調製した。 融点:201-203℃ Rf:0.24(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:2) (6)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−アミ ノエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:173-175℃ Rf:0.41(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=70:1) (7)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(ア ミノメチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:165℃ Rf:0.48(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=15:1) (8)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メト キシカルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−tert−ブ チルオキシカルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジンからトリフルオロ酢酸との反応、続いてメチルクロロホルメートとの反応 により調製した。 融点:213-215℃ Rf:0.19(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=20:10:1) (9)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミ ノプロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:177-179℃ Rf:0.50(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=7:1) (10)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミ ノブチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:160-162℃ Rf:0.60(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=7:1) (11)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−アミ ノ−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:168-170℃ Rf:0.20(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール/濃アンモニ ア=10:10:3:0.05) (12)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メチル −1−ホモピペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:122-124℃ Rf:0.60(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=40:40:1) 計算値: C 55.74 H 4.93 N 25.27 実測値: 55.99 5.12 25.13 (13)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ホモピ ペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:>300℃ Rf:0.40(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) (14)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ ベンジルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:218-220℃ Rf:0.58(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (15)4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トラ ンス−4−メトキシカルボニルシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d ]ピリミジン 融点:219-224℃ Rf:0.39(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=8:10) (16)4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トラ ンス−4−カルボキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トラン ス−4−メトキシカルボニルシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジンから水酸化ナトリウム溶液による加水分解により調製した。 融点:339℃ Rf:0.37(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) (17)4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[トラン ス−4−(モルホリノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トラン ス−4−カルボキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ンからO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメ チルウロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及びモルホリンとの 反応により調製した。 融点:204-207℃ Rf:0.53(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:4) (18)4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[トラン ス−4−(ピロリジノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トラン ス−4−カルボキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ンからO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメ チルウロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及びピロリジンとの 反応により調製した。 融点:228-230℃ Rf:0.53(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:4) 計算値: C 55.09 H 5.23 N 22.35 Cl 14.14 実測値: 55.07 5.19 22.33 14.22 (19)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(4− ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:170℃(分解) Rf:0.45(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール/濃アンモニア= 10:4:1:0.05) (20)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−(1− ピペリジニル)−2−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:188-190℃ Rf:0.38(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) (21)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−(N, N−ジエチルアミノ)−2−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン 融点:193-195℃ Rf:0.55(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) (22)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(アミ ノメチル)シクロヘキシルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:155-160℃ Rf:0.60(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール/濃アンモニア= 10:5:2:0.05) (23)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[N−エチル −N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:194-196℃ Rf:0.45(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (24)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−キヌク リジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXIV(1)の化合物から調製した。 融点:221-223℃ Rf:0.53(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=20:1) (25)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2,2−ジ メトキシエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:169-171℃ Rf:0.47(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:1) (26)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(1−tert −ブチルオキシカルボニル−4−ピペリジニル)メチルアミノ]ピリミド[5, 4−d]ピリミジン 例XXXII及びXIIIの化合物から調製した。 融点:210-213℃ Rf:0.38(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) 計算値: C 56.61 H 5.58 N 20.09 Cl 7.26 実測値: 56.68 5.52 19.80 7.33 (27)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−アミノ −2−メチル−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:205-207℃ Rf:0.52(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) (28)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[N−メチル −N−(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン 融点:197-199℃ Rf:0.56(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=3:10:0.2) (29)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ピペリ ジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(1−tert− ブチルオキシカルボニル−4−ピペリジニル)メチルアミノ]ピリミド[5,4 −d]ピリミジンからトリフルオロ酢酸との反応により調製した。 融点:204-206℃ Rf:0.42(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) (30)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(モル ホリノ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から4−ヒドロキシピペリジンとの反応、デス−マーチン試 薬による酸化、続いてモルホリン及びシアノホウ水素化ナトリウムによる還元ア ミン化により調製した。 融点:222-224℃ Rf:0.40(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (31)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1− ピロリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ヒドロキ シ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジンからデスーマーチン 試薬による酸化、続いてピロリジン及びシアノホウ水素化ナトリウムによる還元 アミン化により調製した。 融点:202-204℃ Rf:0.58(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (32)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(3− メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:185-188℃ Rf:0.63(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:0.5) (33)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(2− メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:150-152℃ Rf:0.48(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:2) (34)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ カルボニル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:264-267℃ Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:3) (35)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(4− tert−ブチルオキシカルボニル−1−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[ 5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から1−(2−アミノエチル)ピペラジンとの反応、続いて ジ−tert−ブチルジカーボネート及びトリエチルアミンとの反応により調製した 。 融点:100-106℃で焼結 Rf:0.42(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (36)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(4− ヒドロキシフェニル)−2−メチル−1−ピロリジニル]ピリミド[5,4−d ]ピリミジン 融点:223-228℃ Rf:0.56(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) 計算値: C 61.27 H 4.47 N 18.64 Cl 7.86 実測値: 61.14 4.42 18.36 7.81 (37)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−フェノ キシ−2−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:163-167℃ Rf:0.53(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) 計算値: C 59.37 H 4.27 N 19.78 Cl 8.34 実測値: 59.07 4.37 19.29 8.24 (38)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(アミ ノメチル)シクロヘキシルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:145-148℃ Rf:0.48(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) (39)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−(4− アミノフェニル)−2−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:172-176℃ Rf:0.59(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) (40)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(4− メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:176-178℃ Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) (41)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1− メチル−4−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(4−ピ ペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジンからホル ムアルデヒド及びシアノホウ水素化ナトリウムによる還元アミン化により調製し た。 融点:159-162℃ Rf:0.58(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (42)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ベンジ ル−4−(1−アザシクロヘプチル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン 例XXXII及びXXの化合物から調製した。 融点:147-149℃ Rf:0.43(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) 計算値: C 62.82 H 5.27 N 20.51 Cl 7.42 実測値: 63.04 5.29 20.24 7.42 (43)4−[(3−テトラフルオロエトキシフェニル)アミノ]−6−[トランス −4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:218-220℃ Rf:0.37(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (44)4−[(4−ベンジルフェニル)アミノ]−6−[トランス−4−ヒドロキ シシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:232-234℃ Rf:0.45(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (45)4−[(3−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[トランス−4−ヒ ドロキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:227-230℃ Rf:0.30(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) 計算値: C 67.85 H 5.92 N 18.29 実測値: 67.22 5.98 18.35 (46)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1− メチル−4−ピペラジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン 例XXXIIの化合物から4−アミノシクロヘキサノールとの反応、デス−マーチ ン試薬による酸化、続いて1−メチルピペラジン及びシアノホウ水素化ナトリウ ムによる還元アミン化により調製した。 融点:194-196℃ Rf:0.58(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) (47)4−[(3−ヒドロキシメチルフェニル)アミノ]−6−[トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:255-257℃ Rf:0.30(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) (48)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ヒドロ キシ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:243-246℃ Rf:0.45(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:4:1) (49)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ピペリ ジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:196-198℃ Rf:0.52(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=10:5) (50)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(1−シア ノ−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−tert−ブ チルオキシカルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジンからトリフルオロ酢酸との反応、続いて臭化シアンとの反応により調製し た。 融点:245-247℃ Rf:0.59(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) (51)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(1−メチ ル−4−ピペリジニル)メチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ピペリジ ニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジンからトリフルオロ酢酸と の反応、続いてホルムアルデヒド及びシアノホウ水素化ナトリウムによる還元ア ミン化により調製した。 融点:198-201℃ Rf:0.65(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=20:1) (52)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(4− モルホリノカルボニル)−1−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から1−(2−アミノエチル)ピペラジンとの反応、続いて 4−モルホリノカルボニルクロリド及びトリエチルアミンとの反応により調製し た。 融点:163-168℃(98℃から焼結) Rf:0.58(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:0.4) (53)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−アミノピリミ ド[5,4−d]ピリミジン 融点:300-301℃ Rf:0.41(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=20:1) (54)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[5−アミノ ペンチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:153-155℃ Rf:0.52(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=5:1) (55)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−アザシ クロヘプチル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:87-90℃ Rf:0.60(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=25:1) (56)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ −1−アザシクロヘプチル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXXIの化合物から調製した。 融点:122-124℃ Rf:0.59(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=80:20:2) (57)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−tert− ブチルオキシカルボニル−4−(アザシクロヘプチル)アミノ]ピリミド[5, 4−d]ピリミジン 例XXXII及びXIIIの化合物から調製した。 融点:175-177℃ Rf:0.33(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) 計算値: C 56.61 H 5.58 N 20.09 Cl 7.27 実測値: 56.89 5.58 19.81 7.37 (58)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(アザ シクロヘプチル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−tert−ブ チルオキシカルボニル−4−(アザシクロヘプチル)アミノ]ピリミド[5,4 −d]ピリミジンからトリフルオロ酢酸との反応により調製した。 融点:266-268℃ Rf:0.23(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=70:30:2) (59)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−アミノメチルシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXVIIIの化合物から、続いてトリフルオロ酢酸との反応により調製 した。 融点:170-173℃ Rf:0.37(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) (60)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロヘキシルメチルアミノ]ピリミ ド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXVIIの化合物から調製した。 融点:176-179℃ Rf:0.47(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) 計算値: C 60.50 H 5.08 N 18.29 Cl 6.61 実測値: 60.59 5.13 18.13 6.75 (61)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXIVの化合物から調製した。 融点:132-137℃ Rf:0.67(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=10:2:0.05 ) (62)4−[(4−アミノ−2,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[トラン ス−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:268-270℃ Rf:0.43(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (63)4−[4−ビフェニリルアミノ]−6−[トランス−4−ヒドロキシシクロ ヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:246-248℃ Rf:0.37(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) (64)4−[3−フェノキシフェニルアミノ]−6−[トランス−4−ヒドロキシ シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:204-206℃ Rf:0.35(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (65)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(トランス −4−アミノシクロヘキシル)メチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロヘキシルメチルアミノ]ピリミド [5,4−d]ピリミジンから接触水素化により調製した。 融点:166-169℃ Rf:0.53(アルミナ;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=10:1:0.05) 質量スペクトル:M+=401/403(Cl) (66)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(アミ ノカルボニルメチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びVIIの化合物から調製した。 融点:247-248℃ Rf:0.38(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) 質量スペクトル:M+=415/417(Cl) (67)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−(2−(1−ピロリジニルカルボニル)エチル)シクロヘキシルアミノ]ピ リミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXの化合物から、水酸化ナトリウム溶液及びメタノールによる加 水分解、続いてO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’− テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及びピロリ ジンとの反応により調製した。 融点:187-192℃ Rf:0.49(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:3) 計算値: C 60.30 H 5.87 N 19.69 Cl 7.12 実測値: 60.39 5.89 19.50 7.39 (68)4−[(3−クロロ−4−シアノフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −ヒドロキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:244-247℃ Rf:0.30(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) 質量スペクトル:M+=395/397(Cl) (69)4−[(4−クロロ−3−シアノフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −ヒドロキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:250-252℃ Rf:0.57(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) 質量スペクトル:M+=395/397(Cl) (70)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メチル アミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 1:1のシス/トランス混合物 例XXXIIの化合物から4−アミノシクロヘキサノールとの反応、デス−マーチ ン試薬による酸化、続いてメチルアミン及びシアノホウ水素化ナトリウムによる 還元アミン化により調製した。 融点:125-165℃ Rf:0.40(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール/濃アンモニア= 10:10:2:0.05) 質量スペクトル:M+=401/403(Cl) (71)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(シス−4− アミノ−3−メチル−1−ピペリジニル)ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXXIXの化合物から調製した。 融点:161-164℃ Rf:0.25(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=50:1:1) (72)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(トランス− 4−アミノ−3−メチル−1−ピペリジニル)ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン 例XXXII及びXXIX(1)の化合物から調製した。 融点:158℃ Rf:0.20(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=50:1:0.5) (73)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(4− アセチル−1−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(1−ピ ペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジンから無水酢酸と の反応により調製した。 融点:196-198℃ Rf:0.59(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:0.4) (74)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(4−テト ラヒドロピラニルオキシ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から、4−ヒドロキシテトラヒドロピラン及び金属ナトリウ ムを使用して調製した。 融点:220-222℃ Rf:0.50(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (75)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(3−テトラ ヒドロフラニルオキシ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から、3−ヒドロキシテトラヒドロフラン及び金属ナトリウ ムを使用して調製した。 融点:163-165℃ Rf:0.40(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (76)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−(ヒド ロキシメチル)シクロペンチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:201-203℃ Rf:0.39(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (77)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(4−アミ ノシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:170-172℃ Rf:0.35(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (78)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−イソプロピル アミノピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:230-234℃ Rf:0.54(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) 計算値: C 54.14 H 4.24 N 25.25 実測値: 54.32 4.29 25.14 (79)4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−6−[(1−(N,N−ジメチル アミノカルボニル)−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン 例XXXII及びXIIの化合物から、続いてトリフルオロ酢酸との反応、続いてN, N−ジメチルカルバモイルクロリドとの反応により調製した。 融点:185-187℃ Rf:0.42(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) (80)4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−6−[(1−ホルミル−4−ピペ リジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXIIの化合物から、続いてトリフルオロ酢酸との反応、続いてギ酸 メチルとの反応により調製した。 融点:193-197℃ Rf:0.53(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=10:1) 計算値: C 62.79 H 5.82 N 26.98 実測値: 62.65 6.04 26.21 (81)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(4−ピペリ ジニルアミノ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXIIの化合物から、続いてトリフルオロ酢酸との反応により調製し た。 融点:239-243℃ Rf:0.66(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) (82)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−カルボキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物及びメチルトランス−4−アミノシクロヘキサンカルボキシ レートから、続いて水酸化ナトリウム溶液による加水分解により調製した。 融点:>290℃ 計算値: C 54.75 H 4.35 N 20.16 Cl 8.51 実測値: 54.49 4.69 19.56 8.48 (83)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−(モルホリノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −カルボキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジンから O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウ ロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及びモルホリンとの反応に より調製した。 融点:221-225℃ Rf:0.47(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:3) (84)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−(ピロリジノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −カルボキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジンから O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウ ロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及びピロリジンとの反応に より調製した。 融点:206-209℃ Rf:0.52(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:3) (85)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(モル ホリノ)−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:157-159℃ Rf:0.48(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) 計算値: C 54.61 H 5.07 N 23.46 実測値: 54.40 5.25 23.30 (86)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ −1−ピロリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:174-176℃ Rf:0.54(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=15:1) (87)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(N− アセチル−N−メチルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン 例XXXII及びXXIIの化合物から調製した。 融点:195-197℃ Rf:0.35(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (88)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−テトラ ヒドロピラニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXXIVの化合物から調製した。 融点:245-248℃ Rf:0.47(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=3:10) (89)4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−6−[(1−シアノ−4−ピペリ ジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXIIの化合物から、続いてトリフルオロ酢酸との反応、続いて臭化 シアンとの反応により調製した。 融点:178-181℃ Rf:0.61(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:3) (90)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(1−メチル −4−ピペリジニルアミノ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:175-177℃ Rf:0.65(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (91)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(4−ジメ チルアミノシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物及び1,4−ジアミノシクロヘキサンから、続いてホルムア ルデヒド及びシアノホウ水素化ナトリウムによる還元アミン化により調製した。 融点:178-180℃(165℃から焼結) Rf:0.20(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:0.5) (92)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(tert−ブチ ルアミノ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:265-267℃ Rf:0.73(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (93)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ −1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:172-175℃ Rf:0.33(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=10:2) (94)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(1− ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物及び1−(2−アミノエチル)ピペラジンから調製した。 融点:173-175℃ Rf:0.53(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=10:1) (95)4−[(4−アミノ−5−ブロモ−3−クロロフェニル)アミノ]−6− [(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d ]ピリミジン 融点:238-240℃ Rf:0.50(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (96)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(4−オキ ソシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から4−アミノシクロヘキサンノールとの反応、続いてデス −マーチン試薬による酸化により調製した。 融点:232-234℃ Rf:0.48(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (97)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(シス−4 −ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:270-275℃ Rf:0.47(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:4:3) (98)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−モルホ リノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から4−アミノシクロヘキサンノールとの反応、続いてデス −マーチン試薬による酸化、続いてモルホリン及びシアノホウ水素化ナトリウム による還元アミン化により調製した。 融点:233-235℃ Rf:0.24(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (99)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(2− アミノエチル)−1−ピペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXXVの化合物から、続いて1Nの硫酸水素カリウム溶液との反応によ り調製した。 融点:175-180℃ Rf:0.35(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1.5) (100)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピロリジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から、4−アミノシクロヘキサンノールとの反応、続いてデ ス−マーチン試薬による酸化、続いてピロリジン及びシアノホウ水素化ナトリウ ムによる還元アミン化により調製した。 融点:192-195℃ Rf:0.38(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (101)4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−6−[2,6−ジメチルモル ホリノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 1:1のシス−トランス異性体混合物 融点:123-129℃ Rf:0.55(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) 計算値: C 65.12 H 6.33 N 23.98 実測値: 64.96 6.20 23.95 (102)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トラン ス−4−(2−(モルホリノカルボニル)エチル)シクロヘキシルアミノ]ピリ ミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXの化合物から、水酸化ナトリウム溶液及びメタノールによる加 水分解、続いてO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’− テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及びモルホ リンとの反応により調製した。 融点:186-191℃ Rf:0.48(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:3) 計算値: C 58.42 H 5.69 N 19.08 Cl 6.90 実測値: 58.47 5.68 18.77 7.09 (103)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ピ ペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:194-199℃ Rf:0.62(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) (104)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ア セチルアミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から、4−アミノピペリジンとの反応、続いて無水酢酸との 反応により調製した。 融点:263-265℃ Rf:0.63(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=20:1) (105)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( ジメチルアミノカルボニル)フェニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (106)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( アセチルアミノフェニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (107)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( ジメチルアミノカルボニルアミノ)フェニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (108)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( エチルアミノカルボニルアミノ)フェニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (109)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( N−ジメチルアミノカルボニル)−N−メチルアミノ)フェニルアミノ]ピリミ ド[5,4−d]ピリミジン (110)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 3−オキソ−1−ピペラジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d ]ピリミジン (111)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−メチル−3−オキソ−1−ピペラジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド [5,4−d]ピリミジン (112)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( メトキシカルボニルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン(シス/トランス混合物) 例XXXIIの化合物から、シス/トランス−1,4−ジアミノシクロヘキサンと の反応、続いてメチルクロロホルメートとの反応により調製した。 融点:230-235℃ Rf:0.53(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (113)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペリジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (114)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペラジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (115)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から、4−アミノシクロヘキサノールとの反応、続いてデス −マーチン試薬による酸化、続いて4−ジメチルアミノピリジン及びシアノホウ 水素化ナトリウムによる還元アミン化により調製した。 融点:175℃(分解) Rf:0.44(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) (116)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−エ チルアミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (117)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−アミノ−1−ピペリジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d ]ピリミジン (118)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−シ アノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (119)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−アセチル−1−ピペラジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (120)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( ジメチルアミノカルボニルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (121)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( エチルアミノカルボニルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d ]ピリミジン (122)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( ベンゾイルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (123)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( フェニルスルホニルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (124)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( フェニルアセチルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (125)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−フェニルプロピオニルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (126)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニルシクロヘキシルアミノ]ピリミド[ 5, 4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −カルボキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジンから O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウ ロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及び1−メチルピペラジン との反応により調製した。 融点:194-197℃ Rf:0.45(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:0.3) (127)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペラジニル)カルボニルシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −カルボキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジンから、 O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウ ロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及びピペラジンとの反応に より調製した。 融点:178-182℃ Rf:0.47(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:0.3) (128)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トラン ス−4−(シス/トランス−2,6−ジメチルモルホリノ)カルボニルシクロヘ キシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −カルボキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジンから、 O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウ ロニウムテトラフルオロボレート、トリエチルアミン及びシス/トランス−2, 6−ジメチルモルホリンとの反応により調製した。 融点:198-201℃ Rf:0.40及び0.33(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:1 0:2) (129)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( チオモルホリノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (130)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( チオモルホリノカルボニルS−オキサイド)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[ 5,4−d]ピリミジン (131)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( チオモルホリノカルボニルS,S−ジオキサイド)シクロヘキシルアミノ]ピリ ミド[5,4−d]ピリミジン (132)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−アセチル−1−ピペラジニル)カルボニルシクロヘキシルアミノ]ピリミド [5,4−d]ピリミジン (133)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペリジニル−メチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (134)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピロリジニル−メチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (135)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( モルホリノ−メチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (136)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペラジニル−メチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (137)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−メチル−1−ピペラジニルメチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5, 4−d]ピリミジン (138)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( メチルアミノメチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (139)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( エチルアミノメチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (140)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( ジメチルアミノメチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン (141)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( 2−アミノエチル)−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン (142)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( モルホリノカルボニル)−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (143)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−エ チル−3−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (144)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ア ミ ノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (145)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ジ メチルアミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (146)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−アミノエチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (147)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( テトラヒドロチオピラニルS−オキサイド)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (148)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( テトラヒドロチオピラニルS,S−ジオキサイド)アミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (149)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (150)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペラジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から、4−ヒドロキシピペリジンとの反応、デス−マーチン 試薬による酸化、続いて1−tert−ブトキシカルボニルピペラジン及びシアノホ ウ水素化ナトリウムによる還元アミン化、続いてトリフルオロ酢酸との反応によ り調製した。 融点:178-180℃ Rf:0.35(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:3) (151)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−メチル−1−ピペラジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d] ピ リミジン 例XXXIIの化合物から、4−ヒドロキシピペリジンとの反応、デス−マーチン 試薬による酸化、続いて1−メチルピペラジン及びシアノホウ水素化ナトリウム による還元アミン化により調製した。 融点:163-165℃ Rf:0.52(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (152)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5, 4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から、4−ヒドロキシピペリジンとの反応、デス−マーチン 試薬による酸化、続いて4−ジメチルアミノピペリジン及びシアノホウ水素化ナ トリウムによる還元アミン化により調製した。 融点:160-165℃ Rf:0.30(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (153)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メ チルアミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物から、4−ヒドロキシピペリジンとの反応、デス−マーチン 試薬による酸化、続いてメチルアミン及びシアノホウ水素化ナトリウムによる還 元アミン化により調製した。 融点:174-176℃ Rf:0.40(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:4) (154)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−エ チルアミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (155)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( モルホリノカルボニルアミノ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピ リ ミジン (156)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−アミノ−1−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d] ピリミジン (157)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メ トキシ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (158)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−オキソ−1−ピロリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d] ピリミジン (159)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (160)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−メチルアミノ−1−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン (161)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 3−オキソ−1−ピペラジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d] ピリミジン (162)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−メチル−3−オキソ−1−ピペラジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[ 5,4−d]ピリミジン (163)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( N−アセチル−N−メチルアミノ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d ]ピリミジン (164)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( N−メチル−N−メチルスルホニルアミノ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン 実施例1の化合物153からメタンスルホニルクロリド及びトリエチルアミンと の反応により調製した。 融点:225-227℃ Rf:0.53(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) 計算値: C 48.97 H 4.54 N 21.04 実測値: 49.07 4.59 20.75 (165)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−メトキシカルボニルエチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d] ピリミジン (166)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−カルボキシエチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (167)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−(モルホリノカルボニル)エチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン (168)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−アミノエチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (169)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2 −アミノカルボニルエチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (170)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−メチルアミノカルボニルエチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (171)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−ジメチルアミノカルボニルエチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン (172)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−(ピロリジノカルボニル)エチル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン (173)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( カルボキシメチルオキシ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン (174)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( メトキシカルボニルメチルオキシ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d ]ピリミジン (175)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( アミノカルボニルメチルオキシ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d] ピリミジン (176)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( メチルアミノカルボニルメチルオキシ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4 − d]ピリミジン (177)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( ジメチルアミノカルボニルメチルオキシ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5, 4−d]ピリミジン (178)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( モルホリノカルボニルメチルオキシ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (179)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4− ((1−ピロリジニル)カルボニルメチルオキシ)−1−ピペリジニル]ピリミ ド[5,4−d]ピリミジン (180)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−ア ミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (181)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 1−ピロリジニル)−メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (182)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−ジ メチルアミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (183)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ア ミノ−4−メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物及び例XXXVIの化合物2から調製した。 融点:188-190℃ Rf:0.50(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=9:1:0.1) (184)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[エンド −3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン 例XXXII及び例XXXVIの化合物から調製した。 融点:238-240℃ Rf:0.34(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=9:1:0.1) (185)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−メ チルアミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル]ピリミド[5, 4−d]ピリミジン (186)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ジ メチルアミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン (187)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[エンド −3−アセチルアミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル]ピリ ミド[5,4−d]ピリミジン 実施例1の化合物184から無水酢酸及びトリエチルアミンとの反応により調製 した。 融点:214-216℃(130℃から焼結するが、再度固化する) Rf:0.53(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=9:1:0.1) (188)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ア セチルアミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (189)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−メ チルスルホニルアミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (190)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−エ チルアミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (191)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メ チルアミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (192)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペリジニル)−メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (193)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペラジニル)−メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (194)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−メチル−1−ピペリジニル)メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン 例XXXII及びXXXIVの化合物から、続いてデス−マーチン試薬による酸化、続い て1−メチルピペラジン及びシアノホウ水素化ナトリウムによる還元アミン化に より調製した。 融点:138-140℃ Rf:0.55(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:1) (195)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( モルホリノメチル)メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン (196)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピロリジニル)−メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリ ミ ジン (197)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ジ メチルアミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (198)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ア セチルアミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (199)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メ チルスルホニルアミノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (200)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−シ アノメチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (201)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 1−ピペラジニル)−カルボニル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d] ピリミジン (202)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル−1−ピペリジニル]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン (203)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 2−オキソ−1−イミダゾリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (204)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( 3−メチル−2−オキソ−1−イミダゾリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミ ド [5,4−d]ピリミジン (205)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 3−オキソ−1−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン (206)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 4−メチル−3−オキソ−1−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン (207)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−シ アノエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (208)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 1−メチル−2−ピペリジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン (209)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[N−メ チル−N−(2−(1−メチル−2−ピペリジニル)エチル)アミノ]ピリミド [5,4−d]ピリミジン (210)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 4−ピペリジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (211)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 2−オキソ−1−イミダゾリジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (212)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 3 メチル−2−オキソ−1−イミダゾリジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン (213)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 1−アセチル−4−ピペリジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (214)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 1−メトキシカルボニル−4−ピペリジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン (215)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 4−アミノシクロヘキシル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (216)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ア セチルアミノプロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (217)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−メ チルスルホニルアミノプロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (218)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−メ トキシカルボニルアミノプロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (219)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−( モルホリノカルボニルアミノ)プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン (220)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ピ ペラジニル−カルボニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (221)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メ チル−1−ピペラジニルカルボニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン (222)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ア セチル−1−ピペラジニルカルボニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (223)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−カ ルボキシエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (224)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メ トキシカルボニルエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (225)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ア ミノカルボニルエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (226)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メ チルアミノカルボニルエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (227)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ジ メチルアミノカルボニルエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (228)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( 1−ピロリジニルカルボニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (229)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( モルホリノカルボニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (230)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( 1−ピペラジニルカルボニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (231)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( 4−メチル−1−ピペラジニルカルボニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (232)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( 4−アセチル−1−ピペラジニルカルボニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4 −d]ピリミジン (233)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 1−ピペラジニルカルボニル)−2−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン (234)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 4−メチル−1−ピペラジニルカルボニル)−2−プロピルアミノ]ピリミド[ 5, 4−d]ピリミジン (235)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−( 4−アセチル−1−ピペラジニルカルボニル)−2−プロピルアミノ]ピリミド [5,4−d]ピリミジン (236)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( モルホリノカルボニル)−3−ピロリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン (237)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ア ミノシクロペンチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (238)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−メ トキシカルボニルシクロペンチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (239)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−カ ルボキシシクロペンチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (240)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−( モルホリノカルボニル)シクロペンチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン (241)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−エ チル−2−ピロリジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (242)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−エ チル−3−ピロリジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (243)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(3− アミノメチルシクロペンチル)メチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (244)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−テ トラヒドロフリルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (245)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−メ チルアミノ−1−ピロリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (246)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−エ チルアミノ−1−ピロリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (247)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−( モルホリノカルボニル)−4−ピペリジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン (248)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ア セチル−4−ピペリジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (249)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メ チル−4−ピペリジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (250)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ピ ペリジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (251)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−ピ ペリジニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (252)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ア ミ ノ−2−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (253)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−( モルホリノカルボニル)−1−ピペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン (254)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[N−メ チル−N−(4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン (255)4−[(3−シアノフェニル)アミノ]−6−[N−メチル−N−(1 −メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:199-204℃ Rf:0.49(アルミナ;酢酸エチル/石油エーテル/メタノール=10:3:0.4) (256)4−[(3−トリフルオロメトキシフェニル)アミノ]−6−[N−メ チル−N−(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン 融点:118-120℃ Rf:0.68(アルミナ;酢酸エチル/石油エーテル/メタノール=10:10:2) (257)4−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]−6−[N−メチ ル−N−(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン 融点:129-132℃ Rf:0.50(アルミナ;酢酸エチル/石油エーテル=10:3) (258)4−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミノ]−6−[N−メチル− N−(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン 融点:196-198℃ Rf:0.59(アルミナ;酢酸エチル/石油エーテル/メタノール=10:5:0.4) (259)4−[(3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[N−メチル−N−(1 −メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:199-203℃ Rf:0.36(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=10:1) (260)4−[(3−エチニルフェニル)アミノ]−6−[N−メチル−N−( 1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:162-165℃ Rf:0.64(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) (261)4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[N−メチ ル−N−(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン 融点:242-246℃(220℃から焼結) Rf:0.63(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア溶液=10:2:0 .05) (262)4−[(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[N−メチ ル−N−(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン 融点:210-215℃ Rf:0.36(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール=10:1) (263)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[エキソ −3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXXXVIの化合物から調製した。 融点:178-180℃ Rf:0.41(シリカゲル;塩化メチレン/メタノール/濃アンモニア=9:1:0.1) (264)4−[(3−トリフルオロメトキシフェニル)アミノ]−6−[トラン ス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン 融点:224-226℃ Rf:0.41(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (265)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ア ミノ−2−メチル−2−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXIIの化合物及び例XIIの化合物1から、続いてトリフルオロ酢酸との反応 により調製した。 融点:196-201℃ Rf:0.43(アルミナ;塩化メチレン/メタノール=10:1) (266)4−[(4−フェノキシフェニル)アミノ]−6−[1−ピペリジニル ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:175℃ Rf:0.84(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) (267)4−[(4−フェノキシフェニル)アミノ]−6−モルホリノピリミド [5,4−d]ピリミジン 融点:212℃ Rf:0.69(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) (268)4−[(4−フェノキシフェニル)アミノ]−6−[トランス−4−ヒ ドロキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:206℃ Rf:0.36(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) (269)4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 −ヒドロキシシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:217℃ Rf:0.37(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) (270)4−[(4−フェノキシフェニル)アミノ]−6−[1−メチル−4− ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:157℃ Rf:0.58(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:3:1) (271)4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[1−ピペリジ ニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:165℃ Rf:0.60(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:5:1) (272)4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−モルホリノピリ ミド[5,4−d]ピリミジン 融点:152℃ Rf:0.51(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:8:2) (273)4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[2−ヒドロキ シエチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:216℃ (274)4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[テトラヒドロ フルフリルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:178℃ (275)4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[トランス−4 − ジメチルアミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXLVIの化合物から調製した。 融点:155℃ Rf:0.56(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:3:1) (276)4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ− 1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:150℃(分解、136℃から焼結) Rf:0.26(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:3:1) (277)(3’S)−4−[3−クロロフェニルアミノ]−6−[(3’−キヌ クリジニル)−アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:129-132℃ Rf:0.26(アルミナ;塩化メチレン/酢酸エチル/メタノール=10:3:1) (278)4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ジ メチルアミノカルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−tert−ブ チルオキシカルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジンからトリフルオロ酢酸との反応、続いてジメチルカルバモイルクロリド及 びトリエチルアミンとの反応により調製した。 融点:187-188℃ Rf:0.59(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (279)rac−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1 −メチル−3−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 例XXXII及びXLVIIの化合物から、続いてトリフルオロ酢酸との反応、続いてシ アノホウ水素化ナトリウム及びホルムアルデヒドとの反応により調製した。 融点:142-146℃(125℃から焼結) Rf:0.27(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:4) (280)4−[(4−ベンジルオキシ−3−クロロフェニル)アミノ]−6−[ トランス−4−ジメチルアミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン 例XXXII及びXLIIの化合物から調製した。 融点:154-156℃ Rf:0.40(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) (281)4−[(4−フェノキシ−3−クロロフェニル)アミノ]−6−[トラ ンス−4−ジメチルアミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン 例XXXII及びXLIIの化合物から調製した。 融点:126-128℃ Rf:0.48(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:0.5) (282)(3’S)−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]− 6−[(3’−キヌクリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:171-173℃ Rf:0.38(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) [α]D 20=-38.2(c=1.0、塩化メチレン/メタノール=2:1中) (283)(3’R)−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]− 6−[(3’−キヌクリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:162-164℃ Rf:0.39(アルミナ;石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=10:10:2) [α]D 20=+36.6(c=1.0、塩化メチレン/メタノール=2:1中)実施例2 4−(1−インドリニル)−6−モルホリノーピリミド[5,4−d]ピリミジ 4−クロロ−6−(モルホリノ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン0.30g、 インドリン0.28g及びブタノール5mlを3時間にわたって110℃で加熱する。溶媒 をロータリー・エバポレーター中で蒸留して除き、残渣を水ですり砕き、吸引濾 過し、石油エーテル/酢酸エチル(5:8)を用いてシリカゲルカラムによるクロマ トグラフィーにより精製する。 収量:0.23g(理論値の57%)、 融点:150-152℃ Rf:0.48(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=5:10) 計算値: C 64.65 H 5.42 N 25.13 実測値: 64.69 5.47 25.08 実施例2と同様にして、下記の化合物を得る。 (1)4−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル)−6−モルホ リノピリミド[5,4−d]ピリミジン 融点:105-107℃ Rf:0.27(シリカゲル;石油エーテル/酢酸エチル=1:1) 例IIIの化合物及び1,2,3,4−テトラヒドロキノリンから調製した。 実施例3 活性物質75mgを含む被覆錠剤 1個の錠剤コアーは下記の成分を含む。 活性物質 75.0mg リン酸カルシウム 93.0mg トウモロコシ澱粉 35.5mg ポリビニルピロリドン 10.0mg ヒドロキシプロピルメチルセルロース 15.0mg ステアリン酸マグネシウム 1.5mg 230.0mg製造 活性物質をリン酸カルシウム、トウモロコシ澱粉、ポリビニルピロリドン、ヒ ドロキシプロピルメチルセルロース及び示された量の半分のステアリン酸マグネ シウムと混合する。約13mmの直径を有するスラグを錠剤成形機中で製造し、好適 な機械中で1.5mmのメッシュ幅を有するスクリーンでこすり、残りの量のステア リン酸マグネシウムと混合する。これらのグラニュールを錠剤成形機中で必要と された形状の錠剤に圧縮する。 コアー重量:230mg パンチ: 9mm、凸形 この方法で製造した錠剤コアーを実質的にヒドロキシプロピルメチルセルロー スからなるフィルムで被覆する。仕上げたフィルム被覆錠剤を蜜蝋で研磨する。 被覆錠剤重量:245mg 実施例4 活性物質100mgを含む錠剤 組成: 1個の錠剤は下記の成分を含む。 活性物質 100.0mg ラクトース 80.0mg トウモロコシ澱粉 34.0mg ポリビニルピロリドン 4.0mg ステアリン酸マグネシウム 2.0mg 220.0mg製造方法 活性物質、ラクトース及び澱粉を混合し、ポリビニルピロリドンの水溶液で均 一に湿らす。湿った組成物を篩(メッシュ幅2.0mm)にかけた後、50℃でオーブ ン中でトレーで乾燥させ、それを再度篩(メッシュ幅1.5mm)にかけ、滑剤を混 入する。圧縮に用意した混合物を錠剤に変換する。 錠剤重量: 220mg 直径: 10mm、両面にベベル、一面に刻みを有する二層 実施例5 活性物質150mgを含む錠剤 組成: 1個の錠剤は下記の成分を含む。 活性物質 150.0mg ラクトース粉末 89.0mg トウモロコシ澱粉 40.0mg コロイドシリカ 10.0mg ポリビニルピロリドン 10.0mg ステアリン酸マグネシウム 1.0mg 300.0mg製造 活性物質をラクトース、トウモロコシ澱粉及びシリカと混合し、20%のポリビ ニルピロリドン水溶液で湿らし、1.5mmのメッシュ幅を有する篩に押しやる。 グラニュールを45℃で乾燥させ、再度同篩でこすり、示された量のステアリン 酸マグネシウムと混合する。錠剤を混合物から圧縮する。 錠剤重量:300mg パンチ: 10mm、平面状 実施例6 活性物質150mgを含む硬質ゼラチンカプセル 1個のカプセルは下記の成分を含む。 活性物質 150.0mg トウモロコシ澱粉、乾燥 約180.0mg ラクトース粉末 約87.0mg ステアリン酸マグネシウム 3.0mg 約420.0mg製造 活性物質を補助物質と混合し、0.75mmのメッシュ幅を有する篩に通し、好適な 装置中で均一に混合する。 最終混合物をサイズ1の硬質ゼラチンカプセルに詰める。 カプセル内容物: 約320mg カプセルシェル: 硬質ゼラチンカプセルサイズ1 実施例7 活性物質150mgを含む座薬 1個の座薬は下記の成分を含む。 活性物質 150.0mg ポリエチレングリコール1500 550.0mg ポリエチレングリコール6000 460.0mg ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 840.0mg 2,000.0mg製造 座薬ベースを溶融した後、活性物質をその中で均一に分散させ、溶融物を冷却 金型に注入する。 実施例8 活性物質50mgを含む懸濁液 懸濁液100mlは下記の成分を含む。 活性物質 1.00g カルボキシメチルセルロースNa塩 0.10g メチルp−ヒドロキシベンゾエート 0.05g プロピルp−ヒドロキシベンゾエート 0.01g 蔗糖 10.00g グリセロール 5.00g ソルビトール溶液、70%濃度 20.00g 矯味矯臭薬 0.30g 蒸留水 100mlになるまで添加製造 蒸留水を70℃に加熱する。メチルp−ヒドロキシベンゾエート及びプロピルp −ヒドロキシベンゾエート、並びにグリセロール及びカルボキシメチルセルロー スナトリウム塩を攪拌しながらその中に溶解する。その溶液を室温に冷却し、攪 拌しながら、活性物質を添加し、均一に分散させる。糖、ソルビトール溶液及び 矯味矯臭薬を添加し、溶解した後、懸濁液を脱気のために攪拌しながら排気する 。 懸濁液5mlは活性物質50mgを含む。 実施例9 活性物質10mgを含むアンプル 組成: 活性物質 10.0mg 0.01Nの塩酸 充分な量 2回蒸留水 2.0mlになるまで添加製造 活性物質を必要量の0.01Nの塩酸に溶解し、塩化ナトリウムで等張性にし、濾 過により滅菌し、2mlのアンプルに分配する。 実施例10 活性物質50mgを含むアンプル 組成: 活性物質 50.0mg 0.01Nの塩酸 充分な量 2回蒸留水 10.0mlになるまで添加製造 活性物質を必要量の0.01Nの塩酸に溶解し、塩化ナトリウムで等張性にし、濾 過により滅菌し、10mlのアンプルに分配する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/519 A61K 31/505 606 31/5377 31/535 606 31/541 31/54 601 31/55 31/55 31/551 601 C07D 519/00 311 C07D 519/00 311 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN,YU (72)発明者 フォン リューデン トーマス オーストリア アー2500 バーデン エー トケルヴェーク 12 (72)発明者 メッツ トーマス オーストリア アー1010 ウィーン ラー トハウスシュトラーセ 19―2―25

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 一般式 のピリミド[5,4−d]ピリミジン、それらの互変異性体、それらの立体異性 体及びそれらの塩。 {式中、 Raは水素原子を表し、 Rbは基R1〜R3(これらは同じであってもよく、また異なっていてもよい) により置換されているフェニル基を表し、 R1は水素原子、フッ素原子、塩素原子または臭素原子、 トリフルオロメトキシ基、メチル基、ヒドロキシメチル基、トリフルオロメチ ル基、エチニル基、ニトロ基、シアノ基、フェノキシ基、フェニル基、ベンジル オキシ基、ベンジル基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基またはメト キシ基を表し、 R2は水素原子、アミノ基、メチルアミノ基またはジメチルアミノ基を表し、 かつ R3は水素原子、フッ素原子、塩素原子または臭素原子を表し、または Ra及びRbはそれらの間にある窒素原子と一緒になって1−インドリニル基ま たは1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基を表し、かつ Rcはシクロペンチルオキシ基(その3位のメチレン基は酸素原子またはN− アルキルイミノ基により置換されている)、 シクロヘキシルオキシ基(その4位のメチレン基は酸素原子またはN−アルキ ルイミノ基により置換されている)、 1−ピロリジニル基(これは3位でアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキル アミノ基または4−ヒドロキシフェニル基により置換されており、必要によりメ チル基により更に置換されていてもよい)、 1−ピペリジニル基(これはアミノメチル基、アルキルアミノメチル基、ジア ルキルアミノメチル基、(1−ピロリジニル)メチル基、(1−ピペリジニル) メチル基、(1−ピペラジニル)メチル基、(4−メチル−1−ピペラジニル) メチル基、モルホリノメチル基、アルキルカルボニルアミノメチル基、アルキル スルホニルアミノメチル基、シアノメチル基、アミノカルボニルメチル基、アミ ノカルボニル基、(1−ピペラジニル)カルボニル基、(4−メチル−1−ピペ ラジニル)カルボニル基、2−カルボキシエチル基、2−アルコキシカルボニル エチル基、2−(モルホリノカルボニル)エチル基、2−アミノエチル基、2− アミノカルボニルエチル基、2−アルキルアミノカルボニルエチル基、2−ジア ルキルアミノカルボニルエチル基、2−(1−ピロリジニルカルボニル)エチル 基、カルボキシメチルオキシ基、アルコキシカルボニルメチルオキシ基、アミノ カルボニルメチルオキシ基、アルキルアミノカルボニルメチルオキシ基、ジアル キルアミノカルボニルメチルオキシ基、モルホリノカルボニルメチルオキシ基、 (1−ピロリジニル)カルボニルメチルオキシ基、4−ピペリジニル基または1 −メチル−4−ピペリジニル基により置換されていてもよい)、 1−ピペリジニル基(これは3位または4位でアミノ基により置換されており 、必要により1個もしくは2個のメチル基または1個のヒドロキシル基、アルコ キシ基、ホルミルアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、モルホリ ノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルカルボニルア ミノ基、モルホリノ基、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、1−ピペラ ジニル基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−ジメチルアミノ−1−ピペリ ジニル基、4−アミノ−1−ピペリジニル基、2−オキソ−1−ピロリジニル基 、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−メチルアミノ−1−ピペリジニル 基、3−オキソ−1−ピペラジニル基、4−メチル−3−オキソ−1−ピペラジ ニル基、N−アセチル−N−メチルアミノ基、N−メチル−N−メチルスルホニ ルアミノ基、2−オキソ−1−イミダゾリジニル基または3−メチル−2−オキ ソ−1−イミダゾリジニル基により更に置換されていてもよい)、 1−アザシクロヘプチル基(これは必要により3位または4位でアミノ基、ヒ ドロキシル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルコ キシカルボニルアミノ基またはアルキルカルボニルアミノ基により置換されてい てもよい)、 モルホリノ基(これは必要により1個または2個のメチル基により置換されて いてもよい)、 1−ピペラジニル基(これは4位で2−アミノエチル基、2−アルキルアミノ エチル基、2−ジアルキルアミノエチル基、モルホリノカルボニル基またはアル コキシ基により置換されたフェニル基により置換されている)、 1−ホモピペラジニル基(これは必要により4位でアルキル基により置換され ていてもよい)、 8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル基(これは3位でアミノ基、 アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基またはア ルコキシカルボニルアミノ基により置換されている)、または (R4NR5)基 を表し、 R4は水素原子またはアルキル基を表し、かつ R5は水素原子、 メチル基(これはC5-6シクロアルキル基により置換されており、そのシクロア ルキル部分は3位または4位でアミノ基、アミノメチル基、アルキルアミノメチ ル基またはジアルキルアミノメチル基により置換されており、またはシクロアル キル部分中のメチレン基は酸素原子、イミノ基、N−アルキルイミノ基、N−ア ルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキシカルボニルイミノ基、(1−ピロリ ジニル)カルボニルイミノ基またはモルホリノカルボニルイミノ基により置換さ れている)、 シクロヘキシルメチル基(これはシクロヘキシル部分の3位または4位でアル コキシカルボニルアミノ基またはベンジルオキシカルボニルアミノ基により置換 されている)、 4−キヌクリジニルメチル基、 エチル基(これはカルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニ ル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、(1−ピ ロリジニル)カルボニル基またはモルホリノカルボニル基により置換されている )、 エチル基[これは2位でヒドロキシル基、アミノ基、シアノ基もしくは4−ア ミノシクロヘキシル基、4−ピペリジニル基(これは1位でアルキル基、アルキ ルカルボニル基またはアルコキシカルボニル基により置換されていてもよい)に より置換されており、またはシクロペンチル基(メチレン基がイミノ基またはN −アルキルイミノ基により置換されている)、1−ピペラジニル基(これは4位 でアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、1−ピロリジ ニルカルボニル基またはモルホリノカルボニル基により置換されていてもよい) により置換されており、または3−オキソ−1−ピペラジニル基(これは4位で アルキル基により置換されていてもよい)により置換されており、または2−オ キソ−1−イミダゾリジニル基(これは3位でアルキル基により置換されていて もよい)により置換されている]、 2,2−ジアルコキシエチル基、 C3-5アルキル基(これはアミノ基により置換されており、但し、Rc基の二つ の窒素原子が少なくとも二つの炭素原子により互いに分離されていることを条件 とする)、 アルキル基(これは1−ピペラジニルカルボニル基(これは4位でアルキル基 、アルコキシカルボニル基またはアルキルカルボニル基により置換されていても よい)により置換されている)、 C3-4アルキル基(これは4−アミノフェニル基、フェノキシ基、C5-6アルキレ ンイミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、モルホリノ基、アルキル カルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミ ノ基、1−ピロリジニルカルボニルアミノ基またはモルホリノカルボニルアミノ 基により置換されており、但し、Rc基の二つの窒素原子が少なくとも二つの炭 素原子により互いに分離されていることを条件とする)、 フェニル基(これは4位でアルキルカルボニルアミノ基、(R8NR7)-CO-基また は(R8NR7)-CO-NR6-基 (式中、R6、R7及びR8(これらは同じであってもよく、また異なっていてもよ い)は夫々水素原子またはアルキル基を表す) により置換されている)、 シクロヘキシル基[これは4位でヒドロキシル基、アミノ基、アルキルアミノ 基、ジアルキルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルカルボニル アミノ基またはN−(アルキル)−N−アルキルカルボニルアミノ基; (R8NR7)-C0-NR6-基(式中、R6、R7及びR8は上記のように定義される);ベン ゾイルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、フェニルアセチルアミノ基また は2−フェニルプロピオニルアミノ基;5員〜6員アルキレンイミノ基により置 換されており、上記1−ピペリジニル基中、4位のメチレン基は酸素原子、イミ ノ基、N−アルキルイミノ基、N−アルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキ シカルボニルイミノ基またはN−アルキルスルホニルイミノ基により置換されて いてもよく、または3−オキソ−1−ピペラジニル基(これは4位でアルキル基 により置換されていてもよい)により置換されており、またはシアノ基、カルボ キシル基、アルコキシカルボニル基または(アルキレンイミノ)カルボニル基( これは必要により1個または2個のC1-2アルキル基により置換されていてもよく 、かつ夫々の場合にアルキレンイミノ部分中に5個または6個の環原子を有する )により置換されており、上記1−ピペリジニル基中、4位のメチレン基は酸素 原子もしくは硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、イミノ基、N−アルキ ルイミノ基、N−アルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキシカルボニルイミ ノ基またはN−アルキルスルホニルイミノ基により置換されていてもよく、また は夫々の場合にアルキレンイミノ部分中に5個または6個の環原子を有する(ア ルキレンイミノ)−C1-2アルキル基により置換されており、上記1−ピペリジニ ル基中、4位のメチレン基は酸素原子、イミノ基またはN−アルキルイミノ基に より置換されていてもよく、またはC1-2アルキル基(これはアミノ基、アルキル アミノ基、ジアルキルアミノ基、1−ピロリジニルカルボニル基、1−ピペリジ ニルカルボニル基またはモルホリノカルボニル基により置換されている)により 置換されている]、 シクロヘキシル基(これは3位でアミノ基、アルキルアミノ基またはジアルキ ルアミノ基により置換されている)、 シクロヘキシル基(3位または4位のメチレン基はイミノ基またはN−アルキ ルイミノ基により置換されており、または4位のメチレン基は酸素原子もしくは 硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、N−ホルミルイミノ基、N−シアン イミノ基、N−アルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキシカルボニルイミノ 基、N−(2−アミノエチル)イミノ基、N−アミノカルボニルイミノ基、N− アルキルアミノカルボニルイミノ基、N−(ジアルキルアミノカルボニル)イミ ノ基、N−(モルホリノカルボニル)イミノ基またはN−(1−ピロリジニルカ ルボニル)イミノ基により置換されている)、 4−オキソシクロヘキシル基、 シクロペンチル基(これは3位でアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルア ミノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アル キルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、モルホリノカルボニ ル基または1−ピロリジニルカルボニル基により置換されており、または1位で ヒドロキシ−C1-2アルキル基によりまた置換されている)、 3−ピロリジニル基(これは1位で夫々の場合にアルキレンイミノ部分中に5 個または6個の環原子を有する(アルキレンイミノ)カルボニル基により置換さ れており、上記1−ピペリジニル基中、4位のメチレン基は酸素原子またはイミ ノ基、N−アルキルイミノ基、N−アルコキシカルボニルイミノ基もしくはN− アルキルカルボニルイミノ基により置換されていてもよい)、 ベンジル基(これは4位でアミノ基、アルキルアミノ基またはジアルキルアミ ノ基により置換されている)、 シクロヘプチル基(4位のメチレン基はイミノ基、N−ベンジルイミノ基、N −アルキルイミノ基、N−アルキルカルボニルイミノ基、N−アルコキシカルボ ニルイミノ基またはN−アルキルスルホニルイミノ基により置換されている)、 または 3−キヌクリジニル基 を表し、 特に示されない限り、上記アルキル部分、アルキレン部分及びアルコキシ部分 は夫々1〜4個の炭素原子を含み、 但し、 (i)Rcが1−ピペリジニル基(これは4位でアミノ基またはジメチルアミノ 基により置換されている)、 1−メチル−4−ピペリジニルオキシ基、トランス−4−ヒドロキシシクロヘキ シルアミノ基、モルホリノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メ チルアミノ基またはテトラヒドロフルフリルアミノ基を同時に表す場合、 RaNRb基は(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ基を表さず、 (ii)Rcが1−ピペリジニル基(これは必要により3位または4位でヒドロキ シル基により置換されていてもよく、または4位でアミノカルボニル基、アミノ 基、アセチルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基またはホルミルアミノ基に より置換されていてもよい) アミノ基、C1-4アルキルアミノ基、シス−2,5−ジメチルモルホリノ基、3 −キヌクリジニルアミノ基、2−ヒドロキシエチルアミノ基、4−テトラヒドロ ピラニルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチル−アミ ノ基、4−オキソ−シクロヘキシルアミノ基もしくはシス−4−ヒドロキシシク ロヘキシルアミノ基、 4−ピペリジニルアミノ基(これは必要により1位でメチル基、アセチル基、 メトキシカルボニル基もしくはエトキシカルボニル基により置換されていてもよ い)、 シクロヘキシルアミノ基(これは4位でトランス配置でカルボキシル基、メト キシカルボニル基、(1−ピロリジニル)カルボニル基、モルホリノカルボニル 基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセチルアミノ基、4-tert-ブチルオキシカ ルボニルアミノ基またはヒドロキシル基により置換されている) を同時に表す場合、RaNRb基は(3−メチルフェニル)アミノ基を表さず、 (iii)Rcがモルホリノ基を同時に表す場合、RaNRb基はフェニルアミノ基 、(3−メチルフェニル)アミノ基、(3−ブロモフェニル)アミノ基、(3− クロロフェニル)アミノ基または(3−フルオロフェニル)アミノ基を表さず、 (iv)Rcがイソプロピルアミノ基を同時に表す場合、RaNRb基は(3−フ ルオロフェニル)アミノ基、(3−クロロフェニル)アミノ基または(3−ブロ モフェニル)アミノ基を表さず、または (v)Rcがトランス−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ基を同時に表す場 合、RaNRb基は(3−フルオロフェニル)アミノ基、(3−クロロ−4−メト キシフェニル)アミノ基、(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ基、(4 −アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ基、(4−アミノ−3,5−ジクロロフ ェニル)アミノ基、(4−アミノ−3−シアノフェニル)アミノ基、(4−アミ ノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ基、(3,4−ジクロロフェニル)アミ ノ基、(3−クロロフェニル)アミノ基または(3−ブロモフェニル)アミノ基 を表さないことを条件とする} 2. (i)Rcが1−ピペリジニル基(これは3位でアミノ基、ジメチルアミノ基、 アセチルアミノ基もしくはメトキシカルボニルアミノ基または4位でアミノ基も しくはジメチルアミノ基により置換されている)、 3−ピペリジニルアミノ基(これは必要により1位でメチル基により置換され ていてもよい)、 1−ピロリジニル基(これは3位でアミノ基またはジメチルアミノ基により置 換されている)、 1−ピペラジニル基(これは4位で2−アミノエチル基により置換されている )、 シクロヘキシルアミノ基(これは4位でカルボキシル基、(1−ピロリジニル )カルボニル基、モルホリノカルボニル基、2−(モルホリノカルボニル)エチ ル基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセチルアミノ基、ヒドロキシル基、N− アセチル−N−メチルアミノ基、1−ピロリジニル基またはモルホリノ基により 置換されている)、 N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチルアミノ基、 n−プロピルアミノ基(これは3位でメトキシカルボニルアミノ基またはモル ホリノ基により置換されている)、 2−(1−ピペラジニル)エチルアミノ基(これは必要によりピペラジニル部 分の4位でメチル基、アセチル基またはメトキシカルボニル基により置換されて いてもよい)、 1−ヒドロキシメチルシクロペンチルアミノ基、N−(2−ヒドロキシエチル )−N−エチルアミノ基、2−(アセチルアミノ)エチルアミノ基、テトラヒド ロフルフリルアミノ基、4−テトラヒドロピラニルアミノ基、4−オキソシクロ ヘキシルアミノ基、モルホリノ基、4−ピペリジニルアミノ基、1−メチル−4 −ピペリジニルアミノ基、tert-ブチルアミノ基、イソプロピルアミノ基、3− テトラヒドロフラニルオキシ基、4−テトラヒドロピラニルオキシ基、1−メチ ル−4−ピペリジニルオキシ基または1−メチル−3−ピロリジニルオキシ基 を同時に表す場合、 RaNRb基は(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ基を表さず、 (ii)Rcが1−ピペリジニル基(これは必要により3位または4位でヒドロキ シル基により置換されていてもよく、または4位でアミノカルボニル基、アミノ 基、アセチルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基またはホルミルアミノ基に より置換されていてもよい) シクロヘキシルアミノ基(これは4位でカルボキシル基、メトキシカルボニル 基、(1−ピロリジニル)カルボニル基、モルホリノカルボニル基、アミノ基、 ジメチルアミノ基、アセチルアミノ基、tert-ブチルオキシカルボニルアミノ基 またはヒドロキシル基により置換されている)、 4−ピペリジニルアミノ基(これは必要により1位でメチル基、アセチル基、 メトキシカルボニル基、N−メチルアミノカルボニル基、N,N−ジメチルアミ ノカルボニル基、ホルミル基、シアノ基、アミノカルボニル基またはエトキシカ ルボニル基により置換されていてもよい)、 アミノ基、C1-4アルキルアミノ基、2−ヒドロキシエチルアミノ基、4−オキ ソシクロヘキシルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチ ルアミノ基、テトラヒドロフルフリルアミノ基、4−テトラヒドロピラニルアミ ノ基、3−メチルモルホリノ基または3−キヌクリジニルアミノ基、 3,3−、3,5−、シス−2,5−またはトランス−2,5−ジメチルモル ホリノ基 を同時に表す場合、RaNRb基は(3−メチルフェニル)アミノ基を表さず、 (iii)Rcがモルホリノ基を同時に表す場合、RaNRb基はフェニルアミノ 基、(3−メチルフェニル)アミノ基、(3−ブロモフェニル)アミノ基、(3 −クロロフェニル)アミノ基、(3−フルオロフェニル)アミノ基、(4−アミ ノ−3−ニトロフェニル)アミノ基、(3,4−ジクロロフェニル)アミノ基、 (3−ニトロフェニル)アミノ基または(3−エチニルフェニル)アミノ基を表 さず、 (iv)Rcがシクロヘキシルアミノ基(これは4位でカルボキシル基、(1−ピ ロリジニル)カルボニル基、モルホリノカルボニル基、アミノ基、ジメチルアミ ノ基、アセチルアミノ基またはヒドロキシル基により置換されている)、 tert-ブチルアミノ基、イソプロピルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロ ヘキシル)−N−メチルアミノ基、4−テトラヒドロピラニルアミノ基、テトラ ヒドロフルフリルアミノ基、4−オキソシクロヘキシルアミノ基、4−ピペリジ ニルアミノ基または1−メチル−4−ピペリジニルアミノ基を同時に表す場合、 RaNRb基は(3,4−ジクロロフェニル)アミノ基、(3−クロロフェニル) アミノ基、(3−ブロモフェニル)アミノ基、(3−ニトロフェニル)アミノ基 または(3−エチニルフェニル)アミノ基を表さず、 (v)Rcがイソプロピルアミノ基を同時に表す場合、RaNRb基は(3−フル オロフェニル)アミノ基を表さず、または (vi)Rcが4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ基を同時に表す場合、 RaNRb基は(3−フルオロフェニル)アミノ基、(3−クロロ−4−メトキシ フェニル)アミノ基、(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ基、(4−ア ミノ−3−ニトロフェニル)アミノ基、(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニ ル)アミノ基、(4−アミノ−3−シアノフェニル)アミノ基、(4−アミノ− 3,5−ジブロモフェニル)アミノ基、(4−アミノ−3−クロロ−5−ブロモ フェニル)アミノ基または(3,5−ジクロロ−4−ジメチルアミノフェニル) アミノ基を表さないことを条件とする請求の範囲第1項に記載の一般式Iのピリ ミド[5,4−d]ピリミジン、それらの互変異性体、それらの立体異性体及び それらの塩。 3. Raが水素原子を表し、 Rbが3−クロロフェニル基、3−クロロ−4−フルオロフェニル基、3− (1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル基、4−アミノ−3,5 −ジブロモフェニル基、4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル基、4−(ベン ジル)フェニル基、3−(ベンジルオキシ)フェニル基、4−(ベンジルオキシ )フェニル基、4−(ベンジルオキシ)−3−クロロフェニル基、3−(ヒドロ キシメチル)フェニル基、4−ビフェニリル基、3−フェノキシフェニル基、4 −フェノキシフェニル基、3−クロロ−4−フェノキシフェニル基、3−シアノ フェニル基、3−トリフルオロメトキシフェニル基、3−トリフルオロメチルフ ェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3−ニトロフェニル基、3−エチニ ルフェニル基、4−アミノ−3−ニトロフェニル基、4−クロロ−3−ニトロフ ェニル基、3−クロロ−4−シアノフェニル基または4−クロロ−3−シアノフ ェニル基を表し、または Ra及びRbがそれらの間に配置された窒素原子と一緒になって1−インドリニ ル基または1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基を表し、かつ Rcが3−テトラヒドロフラニルオキシ基または4−テトラヒドロフラニルオ キシ基、 1−ピロリジニル基(これは3位でアミノ基、メチルアミノ基またはエチルア ミノ基により置換されている)、 1−ピロリジニル基(これは4位で4−ヒドロキシフェニル基により置換され ており、更に2位でメチル基により置換されている)、 1−ピペリジニル基(これは2位でアミノメチル基、(1−ピロリジニル)メ チル基またはジメチルアミノメチル基により置換されている)、 1−ピペリジニル基(これは3位でアミノ基、アミノメチル基、アミノカルボ ニル基、アミノカルボニルメチル基、アセチルアミノメチル基またはメチルスル ホニルアミノメチル基により置換されている)、 1−ピペリジニル基(これは必要により4位でアミノ基、ヒドロキシル基、ホ ルミルアミノ基、メトキシ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、モルホリノカ ルボニルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基、アセチルアミノ基、アミノメ チル基、メチルアミノメチル基、エチルアミノメチル基、2−カルボキシエチル 基、2−メトキシカルボニルエチル基、2−(モルホリノカルボニル)エチル基 、 2−アミノエチル基、2−アミノカルボニルエチル基、2−メチルアミノカルボ ニルエチル基、2−ジメチルアミノカルボニルエチル基、2−(ピロリジノカル ボニル)エチル基、カルボキシメチルオキシ基、メトキシカルボニルメチルオキ シ基、アミノカルボニルメチルオキシ基、メチルアミノカルボニルメチルオキシ 基、ジメチルアミノカルボニルメチルオキシ基、モルホリノカルボニルメチルオ キシ基、(1−ピロリジニル)カルボニルメチルオキシ基、モルホリノ基、1− ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4−ピペリジニル基、1−メチル−4− ピペリジニル基、1−ピペラジニル基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4− ジメチルアミノ−1−ピペリジニル基、4−アミノ−1−ピペリジニル基、2− オキソ−1−ピロリジニル基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−メチ ルアミノ−1−ピペリジニル基、3−オキソ−1−ピペラジニル基、4−メチル −3−オキソ−1−ピペラジニル基、N−アセチル−N−メチルアミノ基、N− メチル−N−メチルスルホニルアミノ基、(1−ピペリジニル)メチル基、(1 −ピペラジニル)メチル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)メチル基、モル ホリノメチル基、(1−ピロリジニル)メチル基、ジメチルアミノメチル基、ア セチルアミノメチル基、メチルスルホニルアミノメチル基、シアノメチル基、 (1−ピペラジニル)カルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボ ニル基、2−オキソ−1−イミダゾリジニル基または3−メチル-2−オキソ− 1−イミダゾリジニル基により置換されていてもよい)、 1−ピペリジニル基(これはメチル基により置換されており、更に4位でアミ ノ基により置換されている)、 1−アザシクロヘプチル基または4−アミノ−1−アザシクロヘプチル基、 モルホリノ基または2,6−ジメチルモルホリノ基、 1−ピペラジニル基(これは4位で2−アミノエチル基、2−メトキシフェニ ル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基またはモルホリノカル ボニル基により置換されている)、 1−ホモピペラジニル基または4−メチル−1−ホモピペラジニル基、 8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル基(これは3位でアミノ基、 メチルアミノ基、ジメチルアミノ基またはアセチルアミノ基により置換されてい る)、または (R4NR5)基 を表し、 R4が水素原子、メチル基またはエチル基を表し、 R5が水素原子、 イソプロピル基またはtert-ブチル基、 メチル基(これは2−ピペリジニル基、3−ピペリジニル基、4−ピペリジニ ル基、1−メチル−4−ピペリジニル基、1-tert-ブチルオキシカルボニル−4 −ピペリジニル基、1−アセチル−4−ピペリジニル基、1−(モルホリノカル ボニル)−4−ピペリジニル基、1−エチル−2−ピロリジニル基、1−エチル −3−ピロリジニル基、3−アミノメチルシクロペンチル基、3−テトラヒドロ フリル基、4−キヌクリジニル基、1−ピペラジニルカルボニル基、4−メチル −ピペラジニルカルボニル基または4−アセチル−1−ピペラジニルカルボニル 基により置換されている)、 エチル基(これは1位でカルボキシル基、メトキシカルボニル基、アミノカル ボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、1−ピロ リジニルカルボニル基、モルホリノカルボニル基、1−ピペラジニルカルボニル 基、4−メチル−1−ピペラジニルカルボニル基、4−アセチル−1−ピペラジ ニルカルボニル基により置換されており、または2位でヒドロキシル基、アミノ 基、シアノ基、4−ピペリジニル基、1−アセチル−4−ピペリジニル基、1− メトキシカルボニル−4−ピペリジニル基、1−メチル−2−ピロリジニル基、 1−ピペラジニル基、3−オキソ−1−ピペラジニル基、4−メチル−3−オキ ソ−1−ピペラジニル基、4-tert-ブチルオキシカルボニル−1−ピペラジニル 基、4−アセチル−1−ピペラジニル基、4−(モルホリノカルボニル)−1− ピペラジニル基、2−オキソ−1−イミダゾリジニル基、3−メチル−2−オキ ソ−1−イミダゾリジニル基または4−アミノシクロヘキシル基により置換され ている)、 2,2−ジメトキシエチル基、 1−プロピル基(これは2位でアミノ基により置換されており、必要により2 位でメチル基により更に置換されていてもよい)、 1−プロピル基(これは3位でアミノ基、モルホリノ基、アセチルアミノ基、 メチルスルホニルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基またはモルホリノカル ボニルアミノ基により置換されている)、 2−プロピル基(これは1位でアミノ基、フェノキシ基、4−アミノフェニル 基、1−ピペリジニル基またはジエチルアミノ基により置換されている)、 2−プロピル基(これは1位でアミノ基により置換されており、更に2位でメ チル基により置換されている)、 2−プロピル基(これは2位で(1−ピペラジニル)カルボニル基、(4−メ チル−1−ピペラジニル)カルボニル基または(4−アセチル−1−ピペラジニ ル)カルボニル基により置換されている)、 4−アミノブチル基または5−アミノペンチル基、 フェニル基(これは4位でアセチルアミノ基、ジメチルアミノカルボニル基、 ジメチルアミノカルボニルアミノ基、エチルアミノカルボニルアミノ基またはN −(ジメチルアミノカルボニル)−N−メチルアミノ基により置換されている) 、 シクロヘキシル基[これは4位でヒドロキシル基、アミノ基、メチルアミノ基 、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基、N−アセ チル−N−メチルアミノ基、ジメチルアミノカルボニルアミノ基、エチルアミノ カルボニルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、フェ ニルアセチルアミノ基、2−フェニルプロピオニルアミノ基、モルホリノ基、1 −ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4−アミノ−1−ピペリジニル基、4 −ジメチルアミノ−1−ピペリジニル基、1−ピペラジニル基、1−メチル−4 −ピペラジニル基、3−オキソ−1−ピペラジニル基、4−メチル−3−オキソ −1−ピペラジニル基、4−アセチル−1−ピペラジニル基、シアノ基、カルボ キシル基、モルホリノカルボニル基、(1−ピロリジニル)カルボニル基、メト キシカルボニル基、(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル基、(1−ピ ペラジニル)カルボニル基、(2,6−ジメチルモルホリノ)カルボニル基、チ オモルホリノカルボニル基、チオモルホリノカルボニルS−オキサイド基、チオ モルホリノカルボニルS,S−ジオキサイド基、(4−アセチル−1−ピペラジ ニ ル)カルボニル基、アミノメチル基、メチルアミノメチル基、エチルアミノメチ ル基、ジメチルアミノメチル基、1−ピペリジニルメチル基、1−ピロリジニル メチル基、モルホリノメチル基、1−ピペラジニルエチル基、4−メチル−1− ピペラジニルメチル基、2−アミノエチル基、2−(モルホリノカルボニル)エ チル基または2−(1−ピロリジニルカルボニル)エチル基により置換されてい る]、 3−アミノシクロヘキシル基または3−ジメチルアミノシクロヘキシル基、 4−オキソシクロヘキシル基、 シクロヘキシルメチル基(これはシクロヘキシル部分中4位でアミノ基、アミ ノメチル基もしくはベンジルオキシカルボニルアミノ基または3位でアミノメチ ル基により置換されている)、 3−ピペリジニル基(これは必要により1位でメチル基またはエチル基により 置換されていてもよい)、 4−ピペリジニル基(これは必要により1位でホルミル基、シアノ基、メチル 基、tert-ブチルオキシカルボニル基、メトキシカルボニル基、2−アミノエチ ル基、モルホリノカルボニル基または(N,N−ジメチルアミノ)カルボニル基 により置換されていてもよい)、 シクロペンチル基(これは1位でヒドロキシメチル基または3位でアミノ基、 カルボキシル基、メトキシカルボニル基もしくはモルホリノカルボニル基により 置換されている)、 4−アミノベンジル基、 4−テトラヒドロピラニル基、4−テトラヒドロチオピラニルS−オキサイド 基または4−テトラヒドロチオピラニルS,S−ジオキサイド基、 3−キヌクリジニル基、1−ベンジル−4−(アザシクロヘプチル)基、1− tert-ブチルオキシカルボニル−4−(アザシクロヘプチル)基、4−(アザシ クロヘプチル)基または1−(モルホリノカルボニル)−3−ピロリジニル基を 表し、 但し、化合物 4−[(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ]−6−[(トランス ー4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ− 1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ−1 −ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(2−アミ ノエチル)−1−ピペラジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノ−1 −ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−ピペリジニ ルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メチル−3 −ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(N−アセ チル−N−メチルアミノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリ ミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−ピロ リジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(モルホリ ノ)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4− (2−(モルホリノカルボニル)エチル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トランス −4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−(ヒドロキ シメチル)シクロペンチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[N−メチル−N −(2−ヒドロキシエチル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(メトキシ カルボニルアミノ)−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(モルホリ ノ)−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(1−ピペ ラジニル)−1−エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(1−アセ チル−4−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−(モルホリノ)ピリ ミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(4−テトラヒド ロピラニルオキシ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−(3−テトラヒド ロフラニルオキシ)ピリミド[5,4−d]ピリミジン及び Rcが4−テトラヒドロピラニルアミノ基、テトラヒドロフルフリルアミノ基、 4−オキソシクロヘキシルアミノ基、モルホリノ基、4−ピペリジニルアミノ基 、イソプロピルアミノ基、1−メチル−4−ピペリジニルアミノ基、tert-ブチ ルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチルアミノ基、4 −ヒドロキシシクロヘキシルアミノ基、4−アミノシクロヘキシルアミノ基、4 −ジメチルアミノシクロヘキシルアミノ基、トランス−4−カルボキシシクロヘ キシルアミノ基、トランス−4−(1−ピロリジニル)カルボニルシクロヘキシ ルアミノ基またはトランス−4−モルホリノカルボニルシクロヘキシルアミノ基 を同時に表す場合に、RaNRbが3−クロロフェニルアミノ基、(3−クロロ− 4−フルオロフェニル)アミノ基、(3−ニトロフェニル)アミノ基または(3 −エチニルフェニル)アミノ基を表す化合物を除くことを条件とする請求の範囲 第1項に記載の一般式Iのピリミド[5,4−d]ピリミジン、それらの互変異 性体、それらの立体異性体及びそれらの塩。 4. Raが水素原子を表し、 Rbが3−クロロフェニル基、3−クロロ−4−フルオロフェニル基、3−( 1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル基、4−アミノ−3,5− ジブロモフェニル基、4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル基、4−(ベンジ ル)フェニル基、3−(ベンジルオキシ)フェニル基、4−(ベンジルオキシ) フェニル基、3−(ヒドロキシメチル)フェニル基、4−ビフェニリル基、3− フェノキシフェニル基、4−フェノキシフェニル基、3−トリフルオロメトキシ フェニル基、3−シアノフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、3, 4−ジフルオロフェニル基、3−ニトロフェニル基、3−エチニルフェニル基、 4−アミノ−3−ニトロフェニル基、4−クロロ−3−ニトロフェニル基、4− (ベンジルオキシ)−3−クロロフェニル基、3−クロロ−4−フェノキシフェ ニル基、3−クロロ−4−シアノフェニル基または4−クロロ−3−シアノフェ ニル基を表し、または Ra及びRbがそれらの間に配置された窒素原子と一緒になって1−インドリニ ル基または1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基を表し、 Rcが1−ピロリジニル基(これは4位で4−ヒドロキシフェニル基により置 換されており、更に2位でメチル基により置換されている)、 1−ピペリジニル基(これは必要により4位でアミノ基、メチルアミノ基、ヒ ドロキシル基、ホルミルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基、N−メチル− N−メチルスルホニルアミノ基、アミノメチル基、モルホリノ基、1−ピロリジ ニル基、1−ピペラジニル基、1−メチル-4−ピペラジニル基、(1−メチル −4−ピペラジニル)メチル基、4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニル基、4 −ピペリジニル基または1−メチル−4−ピペリジニル基により置換されていて もよい)、 4−アミノ−3−メチル−1−ピペリジニル基、 4−アミノ−4−メチル−1−ピペリジニル基、 1−ピペリジニル基(これは3位でアミノメチル基、アミノカルボニル基また はアミノカルボニルメチル基により置換されている)、 1−アザシクロヘプチル基または4−アミノ−1−アザシクロヘプチル基、 モルホリノ基、 1−ピペラジニル基(これは4位で2−メトキシフェニル基、3−メトキシフ ェニル基または4−メトキシフェニル基により置換されている)、 1−ホモピペラジニル基または4−メチル−1−ホモピペラジニル基、 8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル基(これは3位でアミノ基ま たはアセチルアミノ基により置換されている)、または (R4NR5)基 を表し、 R4が水素原子、メチル基またはエチル基を表し、 R5が水素原子、 メチル基(これは3−テトラヒドロフリル基、4−ピペリジニル基、1−メチ ル−4−ピペリジニル基、1-tert-ブチルオキシカルボニル−4−ピペリジニル 基または4−キヌクリジニル基により置換されている)、 エチル基(これは2位でヒドロキシル基、アミノ基、4−tert−ブチルオキシ カルボニル−1−ピペラジニル基または4−(モルホリノカルボニル)−1−ピ ペラジニル基により置換されている)、 2,2−ジメトキシエチル基、 1−プロピル基(これは2位でアミノ基により置換されており、必要により2 位でメチル基により更に置換されていてもよい)、 1−プロピル基(これは3位でアミノ基により置換されている)、 2−プロピル基(これは1位でフェノキシ基、4−アミノフェニル基、1−ピ ペリジニル基またはジエチルアミノ基により置換されている)、 2−プロピル基(これは1位でアミノ基により置換されており、更に2位でメ チル基により置換されている)、 4−アミノブチル基または5−アミノペンチル基、 シクロヘキシル基(これは4位でヒドロキシル基、ジメチルアミノ基、1−メ チル−4−ピペラジニル基、1−ピペラジニルカルボニル基、1−メチル−4− ピペラジニルカルボニル基、4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニル基、カルボ キシル基、モルホリノカルボニル基、(1−ピロリジニル)カルボニル基、メト キシカルボニル基、アミノメチル基、メチルアミノ基、メトキシカルボニルアミ ノ基、2−(モルホリノカルボニル)エチル基または2−(1−ピロリジニルカ ルボニル)エチル基により置換されている)、 シクロヘキシルメチル基(これはシクロヘキシル部分中4位でアミノ基、アミ ノメチル基もしくはベンジルオキシカルボニルアミノ基または3位でアミノメチ ル基により置換されている)、 1−メチル−3−ピペリジニル基、 4−ピペリジニル基(これは1位でシアノ基、メチル基、tert-ブチルオキシ カルボニル基、(N,N−ジメチルアミノ)カルボニル基またはメトキシカルボ ニル基により置換されている)、 4−アミノベンジル基、 3−キヌクリジニル基、1−ベンジル−4−(アザシクロヘプチル)基、1− tert-ブチルオキシカルボニル−4−(アザシクロヘプチル)基または4−(ア ザシクロヘプチル)基 を表し、 但し、化合物 4−[(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル)アミノ]−6−[(トランス −4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[(トランス −4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−(モルホリノ)ピリ ミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−クロロ−3−ニトロフェニル)アミノ]−6−[(トランス−4− ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、及び Rcがテトラヒドロフルフリルアミノ基、モルホリノ基、1−メチル−4−ピペ リジニルアミノ基、N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−N−メチルアミノ 基、4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ基、4−ジメチルアミノシクロヘキシ ルアミノ基、トランス−4−カルボキシシクロヘキシルアミノ基、トランス−4 −(1−ピロリジニル)カルボニルシクロヘキシルアミノ基またはトランス−4 −モルホリノカルボニルシクロヘキシルアミノ基を同時に表す場合に、RaNRb が(3−クロロフェニル)アミノ基、(3−ニトロフェニル)アミノ基または (3−エチニルフェニル)アミノ基を表す化合物、並びに Rcが1−メチル−3−ピペリジニルアミノ基、テトラヒドロフルフリルアミノ 基、3−(メトキシカルボニルアミノ)−1−プロピルアミノ基、N−メチル− N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ基、4−アミノ−1−ピペリジニル基、モ ルホリノ基、1−メチル−4−ピペリジニルアミノ基、4−ヒドロキシシクロヘ キシルアミノ基、4−ジメチルアミノシクロヘキシルアミノ基、N−(4−ヒド ロキシシクロヘキシル)−N−メチルアミノ基、トランス−4−カルボキシシク ロヘキシルアミノ基、トランス−4−(2−(モルホリノカルボニル)エチル) シクロヘキシルアミノ基、トランス−4−(1−ピロリジニル)カルボニルシク ロヘキシルアミノ基またはトランス−4−モルホリノカルボニルシクロヘキシル アミノ基を同時に表す場合に、RaNRbが(3−クロロ−4−フルオロフェニル )アミノ基を表す化合物を除くことを条件とする請求の範囲第1項に記載の一般 式Iのピリミド[5,4−d]ピリミジン、それらの互変異性体、それらの立体 異性体及びそれらの塩。 5. 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−メトキ シカルボニルアミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(3−キヌクリ ジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ホルミルア ミノ−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(アミノメ チル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メトキシカ ルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノプロ ピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノベン ジルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−(モルホリノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン、 4−[(4−アミノ−3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−(ピロリジノカルボニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d] ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(4−ピペ リジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(アミノメ チル)シクロヘキシルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−キヌクリジ ニルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−アミノ−2 −メチル−1−プロピルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[N−メチル−N −(1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ピペリジニ ル−メチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(モルホリ ノ)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−ピロ リジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−(アミノメ チル)シクロヘキシルメチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−メチ ル−4−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−メチ ル−4−ピペラジニル)シクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミ ジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−ヒドロキシ −1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(1−シアノ− 4−ピペリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[(1−メチル− 4−ピペリジニル)メチルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[2−(4−(モ ルホリノカルボニル)−1−ピペラジニル)エチルアミノ]ピリミド[5,4− d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ−1 −アザシクロヘプチル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(アサシク ロヘプチル)−アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス−4− アミノメチルシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[3−アミノメチ ル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(1−メチ ル−4−ピペリジニル)−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−アミノ−4 −メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[エンド−3−ア セチルアミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]−8−オクチル]ピリミド[5 ,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[4−(4−アミ ノ−1−ピペリジニル)メチル−1−ピペリジニル]ピリミド[5,4−d]ピ リミジン、 4−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミノ]−6−[トランス−4−ジメチ ルアミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 (3’S)−4−[3−クロロフェニルアミノ]−6−[(3’−キヌクリジニ ル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−ジメチルア ミノカルボニル−4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン 、 (3’S)−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6− [(3’−キヌクリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 (3’R)−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6− [(3’−キヌクリジニル)アミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン、 及びそれらの塩である請求の範囲第1項に記載の一般式Iのピリミド[5,4− d]ピリミジン。 6. 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[1−メチル −4−ピペリジニルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジン及びその塩。 7. 4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−[トランス− 4−ジメチル−アミノシクロヘキシルアミノ]ピリミド[5,4−d]ピリミジ ン及びその塩。 8. 無機または有機の酸または塩基との請求の範囲第1項〜第7項の少なくとも 一つに記載の化合物の生理学上許される塩。 9. 適当な場合に一種以上の不活性賦形剤及び/または希釈剤に加えて請求の範 囲第1項〜第7項の少なくとも一つに記載の化合物または請求の範囲第8項に記 載の生理学上許される塩を含むことを特徴とする医薬品。 10.良性または悪性の腫瘍、特に上皮及び神経上皮起源の腫瘍、転移及び血管内 皮細胞の異常な増殖(ネオアンキオゲネシス)の治療に適している医薬品の製造 のための請求の範囲第1項〜第8項の少なくとも一つに記載の化合物の使用。 11.請求の範囲第1項〜第8項の少なくとも一つに記載の化合物を非化学的手段 により一種以上の不活性賦形剤及び/または希釈剤に混入することを特徴とする 請求の範囲第9項に記載の医薬品の製造方法。 12.a)一般式 (式中、 Rcは請求の範囲第1項〜第7項に定義されたとおりであり、かつ Z1は脱離基を表す) の化合物を一般式 H−(RaNRb) (III) (式中、 Ra及びRbは請求の範囲第1項〜第7項に定義されたとおりである) のアミンと反応させ、または b)RcがRcについて請求の範囲第1項〜第7項に記載され、酸素原子または窒 素原子を介してピリミド[5,4−d]ピリミジンに結合された基の一つを表す 一般式Iの化合物を調製するために、 一般式 (式中、 Ra及びRbは請求の範囲第1項〜第7項に定義されたとおりであり、かつ Z2は脱離基を表す) の化合物を一般式 H−Rc (V) (式中、 RcはRcについて請求の範囲第1項〜第7項に記載された基を表し、酸素原子 または窒素原子を介してピリミド[5,4−d]ピリミジンに結合される) の化合物と反応させ、そして 必要により、この方法で得られ、アミノ基、アルキルアミノ基またはイミノ基 を含む一般式Iの化合物をアシル化またはスルホニル化により一般式Iの相当す るアシル化合物またはスルホニル化合物に変換し、かつ/または この方法で得られ、アミノ基、アルキルアミノ基またはイミノ基を含む一般式 Iの化合物をアルキル化または還元アルキル化により一般式Iの相当するアルキ ル化合物に変換し、かつ/または この方法で得られ、カルボキシル基を含む一般式Iの化合物をエステル化によ り一般式Iの相当するエステルに変換し、かつ/または この方法で得られ、カルボキシル基またはエステル基を含む一般式Iの化合物 をアミド化により一般式Iの相当するアミドに変換し、かつ/または この方法で得られ、一級または二級ヒドロキシル基を含む一般式Iの化合物を 酸化により一般式Iの相当するカルボニル化合物に変換し、かつ/または 必要により、上記反応に使用した保護基を再度脱離し、かつ/または 必要により、この方法で得られた一般式Iの化合物をその立体異性体に分別し 、かつ/または この方法で得られた一般式Iの化合物をその塩、特に医薬上の使用のためにそ の生理学上許される塩に変換することを特徴とする請求の範囲第1項〜第8項に 記載の一般式Iの化合物の調製方法。
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