JP2000231011A - 光学素子およびその製造に用いるスタンパ - Google Patents

光学素子およびその製造に用いるスタンパ

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JP2000231011A
JP2000231011A JP11031230A JP3123099A JP2000231011A JP 2000231011 A JP2000231011 A JP 2000231011A JP 11031230 A JP11031230 A JP 11031230A JP 3123099 A JP3123099 A JP 3123099A JP 2000231011 A JP2000231011 A JP 2000231011A
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transparent substrate
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Hirotoshi Takemori
浩俊 竹森
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンパを用いた2P成形法で微細パターン
を形成する際、離型時の成形バリの発生を抑えて、低コ
ストで量産できるホログラム素子、その製造用のスタン
パ、このスタンパの製造方法を提供する。 【解決手段】 透明基板の両面にプライマ層を介して設
けられた紫外線硬化型樹脂4の表面に微細パターンが2
P成形法で形成されるホログラム素子。上記微細パター
ンは、微細パターンの高さをh,溝底の幅をwとすると
き、溝の側壁が、Tan-1(2h/w)<θ<80°を満た
す傾斜角θで透明基板表面に対して傾くとともに、凸部
の頂部形状が外に向かって凸な丸みをもち、溝の底面と
側面の交差部が丸みをもつ。スタンパは、上記微細パタ
ーンに対応する形状を有し、製造時に反応性イオンエッ
チングのレートを、通常の1/3程度に落として形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)、CD―ROM、MD(ミニディスク)、LD
(レーザディスク)等の光ディスク用ピックアップ部品に
使用される光学素子およびその製造に用いるスタンパに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク用ピックアップ部品
として使用されるホログラム素子は、通常数mm角の大
きさであり、大量かつ安価に製造することを目的とし
て、大型の光透過性基板上に一括して複数個の素子を形
成した後、分断して作られている。ホログラム素子に
は、きわめて微細な回折格子が精密に形成されており、
この回折格子を形成する方法として、図21に示す半導
体装置の製造方法を利用する方法、図22および図23
に示すフォトポリマー法(Photo Polymer;以下、2P法
と称す)と一般に呼ばれる成形方法によって製造する方
法など種々の製法が実施されている。
【0003】半導体装置の製造方法を利用するホログラ
ム素子の製造方法は、図21に示すとおりである。即
ち、まず(a),(b)の如く、ガラス基板51の片面に感光
性材料52をスピンコート法等によって塗布する。次
に、(c)の如く、感光性材料52に所定のパターンをフ
ォトリソグラフィによって形成した後、(d)の如く、C
4やCHF3等のガス雰囲気中で、反応性イオンエッチ
ング法(以下、RIEと称す)によりガラス基板51に微
細なパターン51aを形成する。このとき感光性材料5
2も同時に加工されるが、ガラス基板51の加工レート
と感光性材料52の加工レートとの関係をあらかじめ把
握しておき、ガラス基板51に所定の深さのパターン5
1aが形成された後も、感光性材料52がガラス基板5
1上に残留するように感光性材料52の塗布厚さを決定
する。ガラス基板上51に残留した感光性材料52は、
(e)の如く、溶剤で除去するか、酸素ガス雰囲気中で灰
化して除去する。こうしてガラス基板51上に形成され
た複数個のホログラム素子は、(f)の如く、最終的に必
要とされる形状H1に分割して、中間製品として完成す
る。
【0004】しかし、図21に示す製造方法は、反応性
イオンエッチングの工程に長時間を要し、製造効率が上
がらないうえ、両面に同時に回折格子を形成できないた
め、両面に効率良く回折格子を形成できる安価な製造方
法の1つとして、図22および図23に示す2P法を用
いた方法が提案されている。図22に示す2P法による
ホログラム素子の製造方法は、(a)の如く、予め微細パ
ターン61aを作製した原盤61上に紫外線硬化型液状
樹脂62を塗布し、この紫外線硬化型液状樹脂62を介
して原盤61上に光透過性基板63を配置する。次に、
(b)の如く、紫外線硬化型樹脂62を上記基板63と原
盤61とで形成される空間に必要であれば加圧しながら
充分に圧し広げる。さらに、紫外線を照射することによ
って樹脂を硬化させて、(c)の如く、光透過性基板63
と原盤61を剥離する。紫外線硬化型液状樹脂62に
は、硬化後の光透過性基板63との接着性が原盤61と
よりも優れるような材料を選択するか、光透過性基板6
3との接着性を前処理によって向上させておいて、光透
過性基板63に、原盤61の微細パターン61aの転写
パターン62aをもつ樹脂層62を形成する。
【0005】光透過性基板63の両面に同時に転写パタ
ーンを形成するには、図23に示すように、(a)の如
く、両面にプライマー層64,64'をもつ透明の基板6
3を、上下の原盤61,61'の間に紫外線硬化型樹脂6
2,62'を介して挟み込んで加圧し、(b)の如く、紫外
線UVを照射して樹脂を硬化させた後、原盤61,61'
を剥離し、(c)の如く、基板63の両面の樹脂の転写パ
ターン62a,62'a上に反射防止膜65,65'を蒸着
し、最後に、(d)の如く、必要な形状Hに分割するもの
である。この製造方法は、基板63およびこれを挟む原
盤61,61'を共に光透過性のものにすることによっ
て、基板63の両面に互いに位置決めされた微細パター
ンを同時に形成できるので、1つのホログラム素子の片
面にトラッキングビーム生成機能を,もう片面に光分岐
・誤差信号生成機能をもたせて高集積化が可能なうえ、
製造効率を向上できるという利点がある。
【0006】上記2P法によるホログラム素子の製造歩
留まりの向上および製造コストの低減には、良好な微細
パターン61aをもつ原盤61を作製することが必須要
件となる。そして、この原盤(以下、スタンパと称す)
は、図24,図25に示すような手順で作られる。な
お、両図中の(a),(b),(e),(g),(h)は、製造方法の互い
に同じ工程を表わしている。即ち、(a)の工程で、石英
基板61を洗浄した後、(b)の工程で、石英基板61の
表面にレジスト66を塗布し、(c)の工程で、基板をプ
リベークしてレジスト膜中の溶剤を除去し、(d)の工程
で、微細パターンをもつマスクを基板にアラインメント
して密着させた後、露光する。次いで、(e)の工程で、
感光したレジスト部分を現像により除去してパターン6
7を作り、(f)の工程で、ポストベークし、(g)の工程
で、ドライエッチングの一種である反応性イオンエッチ
ング(以下、RIEと称す)によりパターン67をマスク
として所定の深さに彫る。さらに、(h)の工程で、レジ
ストパターンを酸素ガスによる灰化またはリムーパーに
よって除去し、(i)の工程で、仕上げの洗浄を行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記スタン
パ61とフォトポリマー(2P)を用いたホログラム素子
の製造において、成形バリと言われる欠陥が生じること
が明らかになった。上記成形バリ68は、図26に示す
ように、(a)の如きスタンパ61の矩形の溝に(b)の如く
注入された紫外線硬化型樹脂62が硬化して離型する時
に、硬化した樹脂である成形品62の微細パターンの一
部が、(c)の如く破損して欠陥となるもので、破損片6
8は、密着性の関係からスタンパ61側には残らず、大
半が成形品62側に付着する。
【0008】上記成形バリの防止策については、従来、
種々の提案がなされている。実開昭63−174302
号公報には、微細パターンの形状を離型方向に傾斜した
形状にすることで、抜け状態を良くした複製型グレーテ
ィングが記載されている。しかし、この従来例は、具体
的な製造方法が開示されておらず、原盤が本願のスタン
パに比して遥かに変形しやすいシート材であるうえ、離
型方向が一定になるように全微細パターンを形成するこ
とは現実には不可能である。
【0009】また、特開平3-235331号公報,特開
平2-199401号公報には、離型方向が主に基板板
厚方向となるよう、対称形状をもつ微細パターンが開示
されている。前者は、レジストをその法線方向に対して
傾いた収束イオンビームによって露光して、傾斜断面形
状をもつレジストパターンを形成し、異方性エッチング
を行なってV字型グレーティングパターンを形成してい
る。後者は、感光体でパターン形成後、イオン流に対し
て経時的に入射角を変化させながら全体をエッチングし
てウエーブ状の回折格子を形成している。しかし、これ
らの微細パターンの形状は、成形品の破損や離脱は生じ
にくいが、鋭角を有するため、逆にガラス製の原盤が破
損する虞があるうえ、製造に長時間がかかり、安定して
量産することが困難である。
【0010】また、特開平4-309901号公報は、
腐食方向性のある素材を用いてウエットエッチングする
ことでブレーズ形状のパターン形成を開示し、特開平4
-186829号公報は、異方性エッチングによるフレ
ーズ形状のパターン形成を開示し、特開平4-3244
01号公報および特開平4−263203号公報は、イ
オンビームエッチングによるブレーズ形状のパターン形
成を開示し、特開平6−201907は、形成したホト
レジストパターンを壁として、エネルギ硬化型樹脂を傾
斜させた基板に塗布,硬化させてブレーズ形状のパター
ンを得る方法を開示している。しかし、これらの手法
は、パターンの形状が非対称なため、離型方向によって
は成形バリが生じるうえ、製造方法も量産性に劣り、ロ
ット毎の形状のバラツキや再現性に問題がある。
【0011】さらに、特願平5-198016号公報
は、ポストベーク温度をレジスト膜の変形温度以上にす
るとともに、4〜10SCCMの酸素ガス混入してエッチン
グを行うことで、側壁が基板表面に対して30°以下の
傾斜角度をなす溝をもつ微細パターンを有する光メモリ
を開示している。しかし、上記パターンの溝の深さは、
本願の対象であるホログラム素子のパターンの溝深さ3
000〜4000Å(溝幅1.0〜0.7μm)に比して、
500〜800Åと遥かに浅く、レジスト膜の厚さも、
本願の8000〜9000Åに比して、2000〜40
00Åと薄いため、30゜以下の緩勾配の側壁では、所
定の幾何学的形状のホログラムパターンが形成できず、
また、本願のようにレジスト膜が厚くなると、上記ポス
トベーク温度をレジスト膜の変形温度以上にする効果も
減じる。このように、2P法を用いた微細パターンの形
成における成形バリの従来の防止策は、いずれも本願の
対象であるホログラム素子への適用に問題がある。
【0012】そこで、本発明の目的は、2P法によって
形成される微細パターンの溝の側壁の勾配や断面形状を
工夫することによって、スタンパの剥離時に発生する成
形バリを大幅に低減できるような光学素子、その製造に
用いるスタンパ、およびこのスタンパを低コストで量産
できる製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、透明基板の両面にプライマ層を
介して設けられた紫外線硬化型樹脂の表面に、スタンパ
を用いた転写によって微細パターンが形成された光学素
子において、上記微細パターンの溝の側壁が、上記透明
基板の表面に対して傾斜をなし、その傾斜角θが、上記
微細パターンの高さをh,上記微細パターンの溝底の幅
をwとするとき、次の関係を満たすことを特徴とする。 Tan-1(2h/w)<θ<80°
【0014】請求項1の光学素子は、スタンパを用いた
転写によって微細パターンを形成する際、成形バリの発
生率が低いことが実験で確かめられた。
【0015】請求項2の光学素子は、上記微細パターン
の凸部の頂部形状が、外に向かって凸な丸みを有するこ
とを特徴とする。請求項2の光学素子は、スタンパを用
いた転写によって微細パターンを形成する際、成形バリ
の発生率が低いことが実験で確かめられた。
【0016】請求項3の光学素子は、上記微細パターン
の溝の底面と側面との交差部が、丸みを有することを特
徴とする。請求項3の光学素子は、スタンパを用いた転
写によって微細パターンを形成する際、成形バリの発生
率が低いことが実験で確かめられた。
【0017】請求項4の光学素子は、上記微細パターン
の溝の底面と側面の交差部が、テーパ部になっているこ
とを特徴とする。請求項4の光学素子は、スタンパを用
いた転写によって微細パターンを形成する際、成形バリ
の発生率が低いことが実験で確かめられた。
【0018】請求項5の発明は、請求項1に記載の光学
素子を製造するために用いるスタンパであって、表面に
設けられた微細パターンの溝の側壁が、スタンパ面に対
して傾斜をなし、その傾斜角θ'が、上記微細パターン
の高さをh',上記微細パターンの凸部の幅をw'とする
とき、次の関係を満たすことを特徴とする。 Tan-1(2h'/w')<θ'<80°
【0019】請求項5のスタンパは、それを用いた転写
によって請求項1の微細パターンをもつ光学素子が形成
され、その際、成形バリの発生率が低いことが実験で確
かめられた。
【0020】請求項6のスタンパは、上記溝の底が、凹
状の丸みを有することを特徴とする。請求項6のスタン
パは、それを用いた転写によって請求項2の微細パター
ンをもつ光学素子が形成され、その際、成形バリの発生
率が低いことが実験で確かめられた。
【0021】請求項7に記載のスタンパは、上記凸部の
エッジが丸みを有することを特徴とする。請求項7のス
タンパは、それを用いた転写によって請求項3の微細パ
ターンをもつ光学素子が形成され、その際、成形バリの
発生率が低いことが実験で確かめられた。
【0022】請求項8のスタンパは、上記凸部のエッジ
が面取りを有することを特徴とする。請求項8のスタン
パは、それを用いた転写によって請求項4の微細パター
ンをもつ光学素子が形成され、その際、成形バリの発生
率が低いことが実験で確かめられた。
【0023】請求項9の発明は、請求項5に記載のスタ
ンパを製造する方法であって、上記スタンパの材料であ
る透明基板の洗浄工程と、この透明基板に感光体を塗布
するレジスト塗布工程と、塗布された感光体にマスクを
密着させて露光する露光工程と、露光した感光体の感光
部分を除去する現像工程と、表面に残存したレジストを
マスクとして透明基板をドライエッチングする反応性イ
オンエッチング工程と、残存したレジストを剥離するレ
ジスト除去工程を含むスタンパ製造方法において、上記
反応性イオンエッチング工程は、エッチングレートを落
として時間を掛けて行なわれることを特徴とする。
【0024】請求項9のスタンパ製造方法では、反応性
イオンエッチング工程で、エッチング装置への供給電力
を低減し、エッチングレートを落として時間を掛けてエ
ッチングするので、レジストのエッジが鈍化して、微細
パターンの溝の側壁が透明基板の表面に対して傾斜した
スタンパを製造することができる。
【0025】請求項10のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
透明基板として青板ガラスを用いることを特徴とする。
請求項10のスタンパ製造方法は、透明基板として青板
ガラスを用いるので、反応性イオンエッチング工程のド
ライエッチングにより、微細パターンの溝の側壁が青板
ガラスの表面に対して傾斜したスタンパを製造すること
ができる。
【0026】請求項11のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
現像工程と反応性イオンエッチング工程との間に、ウエ
ットエッチ工程があることを特徴とする。請求項11の
スタンパ製造方法は、現像工程と反応性イオンエッチン
グ工程との間に設けたウエットエッチ工程によって、微
細パターンの溝の底が凹状の丸みをもつスタンパを製造
することができる。
【0027】請求項12のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
反応性イオンエッチング工程とレジスト除去工程の間
に、ウエットエッチ工程があることを特徴とする。請求
項12のスタンパ製造方法は、反応性イオンエッチング
工程とレジスト除去工程の間に設けたウエットエッチ工
程によって、微細パターンの溝の底が凹状の丸みをもつ
スタンパを製造することができる。
【0028】請求項13のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
現像工程と反応性イオンエッチング工程との間に、ウエ
ットエッチ工程があり、上記レジスト除去工程の後に、
微細パターンの凸部のエッジを面取りするための逆スパ
ッタ工程があることを特徴とする。請求項13のスタン
パ製造方法は、現像工程と反応性イオンエッチング工程
との間に設けたウエットエッチ工程と、レジスト除去工
程の後に設けた逆スパッタ工程とによって、微細パター
ンの溝の底が凹状の丸みをもち、かつ凸部のエッジが面
取りをもつスタンパを製造することができる。
【0029】請求項14のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
反応性イオンエッチング工程とレジスト除去工程との間
に、ウエットエッチ工程があり、上記レジスト除去工程
の後に、微細パターンの凸部のエッジを面取りするため
の逆スパッタ工程があることを特徴とする。請求項14
のスタンパ製造方法は、反応性イオンエッチング工程と
レジスト除去工程との間に設けたウエットエッチ工程
と、レジスト除去工程の後に設けた逆スパッタ工程とに
よって、微細パターンの溝の底が凹状の丸みをもち、か
つ凸部のエッジが面取りをもつスタンパを製造すること
ができる。
【0030】請求項15のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
レジスト除去工程の後に、ウエットエッチ工程があるこ
と特徴とする。請求項15のスタンパ製造方法は、レジ
スト除去工程の後に設けたウエットエッチ工程によっ
て、微細パターンの溝の底が凹状の丸みをもち、かつ凸
部のエッジが丸みをもつスタンパを製造することができ
る。
【0031】請求項16のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
レジスト除去工程の後に、SiO2をスパッタするスパッ
タ工程があることを特徴とする。請求項16のスタンパ
製造方法は、レジスト除去工程の後に設けたスパッタ工
程によって、微細パターンの溝の底が凹状の丸みをも
ち、かつ凸部のエッジが丸みをもつスタンパを製造する
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。図1は、本発明の光学素子の一
例であるホログラム素子HをレーザユニットUに取り付
けてなるホログラムレーザユニットHLの全体構成図で
ある。上記レーザユニットUは、ステム10と一体のヒ
ートシンク10aに、レーザチップ11と信号読み取り
用の受光素子12を固定し、これらを上部にガラス窓1
4をもつキャップ13で覆ってなり、ガラス窓14に心
合わせした状態でキャップ13の上面に接着剤15を介
してホログラム素子Hの下面が固定されている。
【0033】上記ホログラム素子Hは、合成樹脂製の透
明基板1の表裏両面に、密着性を改善するためのプライ
マ層2,3を介して、夫々微細パターンが形成された紫
外線硬化型樹脂層4,5を有し、これらの表面を耐候性
に優れた反射防止膜6,7で覆ってなる。透明基板1に
は、住友化学社製のアクリル押出し成形材(商品名スミ
ペックス、グレード名E011)を用い、プライマ層2,
3には、N−ビニル−2−ピロリドン溶剤を用い、紫外
線硬化型樹脂層4,5には、三菱レイヨン社製のMP-1
07(溶液時の粘度330cps)を用い、反射防止膜6,7
には、ZrO2+TiO2混合層とSiO2層の2層構造を用
いている。紫外線硬化型樹脂層4,5の表面には、微細
パターンとして、夫々ホログラムパターン,グレーティ
ングパターンが、後述する2P(フォトポリマ)成形法に
よって互いにアラインメント(位置決め)されて形成され
ている。
【0034】図2は、上記ホログラム素子Hの製造工程
およびホログラム素子HをレーザユニットUに固定する
工程を示す図である。まず、ステップS1の洗浄工程
で、130mm×130mm×2mmの透明基板1をカセット
に10枚装着し、カセットごと純水に浸漬して2分間超
音波洗浄した後、イソプロピルアルコールに浸漬して2
分間超音波洗浄して、自然乾燥させる。次に、ステップ
S2の前処理工程で、カセットに10枚装着した透明基
板を、カセットごとN-ビニル-2-ピロリドン溶剤に浸
漬し、パーテック社製のリンサードライヤMODEL1
600−3のスピンドライヤ装置を用いて余分な溶剤を
除去し、クリーンベーク炉で10分間85℃で乾燥させ
て、プライマ層2,3を形成する。スピンドライヤ装置
には、上記溶剤に対して耐性のあるテフロン材のシール
ド材を用い、可燃性に配慮して防爆対策を施した。
【0035】ステップS3の2P成形工程では、後述す
る2P成形装置を用いてプライマ層上の紫外線硬化型樹
脂4,5に微細パターンを形成する。次に、ステップS
4の反射防止膜形成工程では、シンクロン社製の蒸着装
置BMC-850DCIを用いて、紫外線硬化型樹脂4,
5側より既述の混合層とSiO2層の2層構造の反射防止
膜6,7を高周波イオンプレーティング法(RF−IP)
によって形成する。さらに、ステップS5の分断工程
で、ディスコ(株)社製のダイシング装置を用いて、反射
防止膜6,7が形成された透明基板1を所定形状に分断
してホログラム素子Hを形成する。最後に、ステップS
6のホログラム固定工程で、スリーボンド社製の紫外線
硬化型接着剤3033を用いて、ホログラム素子Hをレ
ーザユニットUのキャップ13に固定する。
【0036】図3は、図2のステップS3で述べた2P
成形工程で用いる成形装置の概略図、図4は、図3中の
ダイセットの正面図である。2P成形装置20は、図3
に示すように、ダイセット21と、ダイセット装着部2
2と、露光部23と、搬送系24で構成される。上記ダ
イセット21は、図4に示すように、上金型31と下金
型32の間の四隅にガイドポスト35が立設され、図2
のダイセット装着部22側にある油圧シリンダ36の駆
動によって、下金型34がガイドポスト35に案内され
ながら上金型31に対して昇降して、型を閉じたり,開
けたりする。上下の金型31,32には、スタンパ固定
部33,34を介して原盤であるスタンパ17,18が夫
々固定され、これらのスタンパ17,18の間に、ディ
スペンサー等を用いて塗布,あるいは滴下される紫外線
硬化型樹脂4,5(図1参照)を介して、ホログラム素子
の原料である透明基板1が挟まれる。上記スタンパ1
7,18には、φ125mm×厚さ2mmの日本石英社製の
石英基板を用い、予めフオトリソグラフィー技術により
表面に所定の微細パターンが形成されている。紫外線硬
化型樹脂4,5は、3kg/cm2の加圧力でディスペンサー
によって、100msの時間で0.1gの量が塗布され
た。
【0037】透明基板1には、2P成形法によって次の
ように微細パターンが形成される。図4のダイセット2
1の上下の金型31,32を閉じ、加圧力3kg/cm2で加
圧して2分30秒間保持し、保持状態でダイセット21
を搬送系23(図3参照)によって、ダイセット装着部2
2から露光部24に搬送する。露光部24で、紫外線を
20秒間照射して紫外線硬化型樹脂4,5を完全に硬化
させる。こうして上下のスタンパ17,18がもつ微細
パターンが、透明基板1の両面の樹脂層4,5に正確に
複製される。なお、樹脂層の厚みは5〜10μmであっ
た。次に、ダイセット21を、搬送系23によって再び
ダイセット装着部22に搬送し、ここで加圧を解除する
とともに上下の金型31,32を開いて、微細パターン
が形成された透明基板1を取り出す。なお、微細パター
ンが形成された紫外線硬化型樹脂4,5と透明基板1の
密着性を調べるため、完成した基板を5mm×5mmの碁盤
目に傷を付けた上に貼り付けたテープを剥がすピール試
験を行なったが、透明基板と紫外線硬化型樹脂の間には
全く剥離は生じなかった。
【0038】以上の2P成形工程によって透明基板1の
両面の紫外線硬化型樹脂3,4に形成される微細パター
ン、この微細パターンに対応するスタンパ側の微細パタ
ーン、およびこの微細パターンをもつスタンパの製造方
法について、具体的に実験した各実施例に即して順次説
明する。
【0039】第1実施例 図5は、本発明の請求項1に記載の光学素子の一例とし
てのホログラム素子の紫外線硬化型樹脂4に形成された
微細パターンの拡大断面図である。この微細パターン
は、溝の側壁がホログラム素子の材料である透明基板1
(図1参照)の表面に対して傾斜角θで傾いていて、この
傾斜角θは、微細パターンの高さをh,溝底の幅をwと
するとき、Tan-1(2h/w)<θ<80°の関係を満た
す。図6は、請求項5の一例としてのスタンパ17の微
細パターンの拡大断面図であり、この微細パターンは、
転写用のものなので図5と逆のパターンをもつ。つま
り、溝の側壁がスタンパ面に対して傾斜角θ'で傾いて
いて、この傾斜角θ'が、微細パターンの高さをh',凸
部の幅をw'とするとき、Tan-1(2h'/w')<θ<80
°の関係を満たす。上記傾斜角θの関係式は、種々のパ
ターン高さh'および凸部幅w'をもつスタンパで紫外線
硬化型樹脂に微細パターンを製作し、離型の際の成形バ
リの発生率を、100個の同じ微細パターンについて光
学顕微鏡で観察して%で表わし、傾斜角θは、成形品の
微細パターンを分断し、その断面形状を走査型電子顕微
鏡で観察して求めて、これらの結果から導き出されたも
のである。
【0040】即ち、成形バリは、微細パターンを転写さ
れた透明基板1側のパラメータで見て、θが90°付近
で多発し、80゜を下回ると減少し、70〜60゜にな
ると急激に減少するので、θの上限値を80°とした。
θの下限値は、Tan-1(2h/w)で示されるように、微
細パターン形状に係わるh,wに依存し、例えばh=0.
4μm,幅w=0.7μmの場合、49゜<θとなり、h=
0.4μm,幅w=1.0μmの場合、39゜<θとなる。
第1実施例における微細パターンの高さh,溝底の幅w,
傾斜角θと成形バリ発生率との関係を、後述する各実施
例における関係と共に表1に示す。表1から明らかなよ
うに、θに関する上記関係式を満たす第1実施例の微細
パターンでは、成形バリ発生率は5%と極めて低い。
【0041】図7,8は、請求項9のスタンパ製造方法
の一例であり,上記第1実施例で用いたスタンパ17の
製造工程を示す流れ図および断面図である。なお、両図
中の(a),(b),(e),(j),(g),(h)は、互いに同じ工程を表
わしている。上記スタンパ17は、次のように製造され
る。即ち、(a)の工程で、石英基板40(φ125mm×厚
み2mm)を島田理化社製の自動洗浄装置で洗浄し、(b)の
工程で、上記石英基板40にレジスト41(シプレイ社
製1400-22)を湯浅社製のスピンコーターにより塗
布した後、(c)の工程で、DAITORON社製のクリ
ーンオーブン内で90℃,50分間プリベークする。次
に、(d)の工程で、上記石英基板のレジスト41をマス
クライナー(キヤノン社製PLA‐501)を用いて微細
パターンを露光し、(e)の工程で、湯浅社製のデベロッ
パを用いて5倍に希釈した現像液(シプレイ社製マイク
ロポジット351)で現像した後、(f)の工程で、上記ク
リーンオーブン内で90℃,50分間ポストベークを行
なった。さらに、上記石英基板を、(j)の工程で、10
倍希釈のフッ酸に15秒〜45秒浸してウエットエッチ
ングを行い、(k)の工程で、上記自動洗浄装置によって
洗浄した。
【0042】そして、(g)の工程で、ドライエッチング
装置(ULVAC社製CSE―2120)を用いて、入力
電力400W、CF4ガス流量10SCCMで、29分かけ
て400nmの深さのエッチングを行った。次いで、(h)
の工程で、同じ装置を用いてO2アッシングにより(20
0W、O2流量100SCCM)残存レジストを除去し、(i)
の工程で、石英基板を洗浄してスタンパ17を完成し
た。このスタンパ製造方法では、(g)のRIE(反応性イ
オンエッチング)工程で、ドライエッチング装置への供
給電力を通常の半分程度に減じ、エッチングレートを落
として通常の3倍程度の時間を掛けてエッチングしてい
るので、図8(g)に示すレジスト41のエッジが鈍化し
て石英基板40の溝の側壁がエッチングされやすくなる
から、図6に示すように、微細パターンの溝の側壁をス
タンパ17の表面に対して傾斜角θ'で傾けることがで
きた。スタンパに形成された微細パターンの形状は、表
1の第1実施例のデータに対応して、w'=0.7μm、
h'=0.42μm、傾斜角θ'=74゜であった。
【0043】第2実施例 図9,10は、請求項12に記載のスタンパ製造方法の
一例の製造工程を示す流れ図および断面図であり、両図
中の(a),(b),(e),(j),(g),(j),(h)は、互いに同じ工程
を表わしている。このスタンパ製造方法は、第1実施例
で述べたと同じ(a)洗浄〜(f)ポストベークの各工程を行
ない、後段の(k)洗浄工程を省略するとともに、続く(j)
ウエットエッチ工程を(g)RIE工程と(h)レジスト除去
工程との間に移した点が第1実施例と異なる。(g)RI
E工程や(j)ウエットエッチ工程を含むこれら全工程の
条件は、第1実施例と同じでなので、説明を省略する。
このスタンパ製造方法では、(g)のRIE工程と(h)レジ
スト除去工程との間に設けた(j)ウエットエッチ工程に
よって、図6に示すように、微細パターン溝の側壁が
θ'で傾斜するとともに、溝の底が凹状の丸みをもつス
タンパ17を製造することができた。スタンパに形成さ
れた微細パターンの形状は、表1の第2実施例のデータ
に対応して、w'=0.7μm、h'=0.31μm、傾斜角
θ'=70゜であった。
【0044】第3実施例 図11,12は、請求項16に記載のスタンパ製造方法
の一例の製造工程を示す流れ図および断面図であり、両
図中の(a),(b),(e),(g),(h),(l)は、互いに同じ工程を
表わしている。このスタンパ製造方法は、第2実施例で
述べたと同じ(a)洗浄〜(g)RIEの各工程を行ない、続
く(j)ウエットエッチ工程を省略し、後段の(k)洗浄工程
と(h)レジスト工程の順序を逆にするとともに、最後に
(l)SiO2スパッタ工程を設けている点が第2実施例と
異なる。(l)SiO2スパッタ工程以外の工程の条件は、
第1実施例と同じでなので、説明を省略する。(l)の工
程では、アネルバ社製のSPF−730スパッタ装置を
用いて、1kWの出力、到達真空度1.1×10-6Torr、
Ar流量80SCCMの条件で、16〜30分間SiO2をス
パッタして、0.1〜0.2μmのSiO2膜42(図12参
照)を形成した。このスタンパ製造方法では、(h)のレジ
スト工程の後に設けた(l) SiO2スパッタ工程によっ
て、図14に示すように、微細パターン溝の側壁がθ'
で傾斜するとともに、溝の底が凹状の丸みをもち、かつ
凸部のエッジが丸みをもつスタンパ17を製造すること
ができた。スタンパに形成された微細パターンの形状
は、表1の第3実施例のデータに対応して、w'=0.6
8μm、h'=0.40μm、傾斜角θ'=70゜であった。
【0045】第4実施例 図15,16は、請求項15に記載のスタンパ製造方法
の一例の製造工程を示す流れ図および断面図であり、両
図中の(a),(b),(e),(g),(h),(j)は、互いに同じ工程を
表わしている。このスタンパ製造方法は、第3実施例で
述べたと同じ(a)洗浄〜(h)レジスト除去の各工程を行な
い、続く(i)洗浄工程との間に(j)ウエットエッチ工程を
設けるとともに、後段の(l)SiO2スパッタ工程を省略
した点のみが第3実施例と異なるので、同じ工程の説明
を省略する。(j)ウエットエッチ工程は、第1実施例と
同様、10倍希釈のフッ酸に15秒〜45秒間浸清して
行なった。このスタンパ製造方法では、(h)のレジスト
工程の後に設けた(j)ウエットエッチ工程によって、図
14に示すように、微細パターン溝の側壁がθ'で傾斜
するとともに、溝の底が凹状の丸みをもち、かつ凸部の
エッジが丸みをもつスタンパ17を製造することができ
た。また、このスタンパを用いた2P成形法によって、
図13に示すような微細パターンをもつ紫外線硬化型樹
脂4を有するホログラム素子が作られた。この微細パタ
ーンの形状は、表1の第4実施例のデータに示すよう
に、w=0.72μm、h=0.35μm、傾斜角θ=70
゜であった。
【0046】第5実施例 図19,20は、請求項13に記載のスタンパ製造方法
の一例の製造工程を示す流れ図および断面図であり、両
図中の(a),(b),(e),(g),(h),(m)は、互いに同じ工程を
表わしている。このスタンパ製造方法は、第1実施例で
述べた(a)洗浄〜(i)洗浄の全工程の後に、(m)Ar逆スパ
ッタ工程を設けている。このAr逆スパッタの工程は、
アネルバ社製のSPF−730スパッタ装置を用いて、
1kWの出力、到達真空度1.1×10-6Torr、Ar流量
80SCCMの条件で、10〜20分間行なわれた。このス
タンパ製造方法では、(e)現像工程と(g)RIE工程との
間に設けた(j)ウエットエッチ工程と、(h)レジスト除去
工程の後に設けた(m)Ar逆スパッタ工程とによって、図
18に示すように、微細パターン溝の側壁がθ'で傾斜
するとともに、溝の底が凹状の丸みをもち、かつ凸部の
エッジが面取りをもつスタンパ17を製造することがで
きた。また、このスタンパを用いた2P成形法によっ
て、図17に示すような微細パターンをもつ紫外線硬化
型樹脂4を有するホログラム素子が作られた。この微細
パターンの形状は、表1の第5実施例のデータに示すよ
うに、w=0.70μm、h=0.35μm、傾斜角θ=7
0゜であった。
【0047】第6実施例 第6実施例のスタンパ製造方法は、請求項10に記載の
ように、スタンパ17(図4参照)の材料である透明部材
に、青板ガラスを用いるとともに、(g)RIE工程のド
ライエッチング条件のみが異なる第1実施例と同じ(a)
〜(i)の工程からなる。上記ドライエッチングの条件
は、入力電力が実施例1の2倍強の1kW、CF4ガス
流量が10SCCMであった。なお、青板ガラスは紫外線を
透過しないので、完成したスタンパは、2P成形法によ
るホログラム素子の製造の際に、その材料の片面に1枚
だけ使用した。このスタンパ製造方法では、材料の透明
基板として青板ガラスを用いるので、RIE工程のドラ
イエッチングにより、微細パターンの溝の側壁が青板ガ
ラスの表面に対して傾斜したスタンパ17を製造するこ
とができた。スタンパに形成された微細パターンの形状
は、表1の第6実施例のデータに対応して、w'=0.7
μm、h'=0.40μm、傾斜角度θ'=74°であつた。
【0048】第7実施例 第7実施例のスタンパ製造方法は、請求項14に記載の
製造方法の一例であり、第2実施例で述べた(a)〜(i)の
全工程の後に、Ar逆スパッタ工程を設けたものであ
る。Ar逆スパッタ工程は、アネルバ社製のSPF−7
30スパッタ装置を用いて、1kwの出力、到達真空度
1.1×10-6Torr、Ar流量80SCCMの条件で、10〜
20分間行なわれた。このスタンパ製造方法では、(g)
RIE工程と(h)レジスト除去工程の間に設けた(j)ウエ
ットエッチ工程と、(h)レジスト除去工程の後に設けた
逆スパッタ工程とによって、微細パターン溝の側壁が
θ'で傾斜するとともに、溝の底が凹状の丸みをもち、
かつ凸部のエッジが面取りをもつスタンパを製造するこ
とができた。スタンパに形成された微細パターンの形状
は、表1の第7実施例のデータに対応して、w=0.7
μm、h=0.4μm、傾斜角度θ=74°であった。
【0049】以上の第1実施例〜第7実施例によって製
造されたスタンパを用いて、既述の2P成形法により微
細パターンをもつホログラム素子を夫々形成した。これ
らのホログラム素子の微細パターンについて、走査型電
子顕微鏡で観察,測定した高さh,溝底の幅w,溝の側壁
の傾斜角θ、および100個の各微細パターンについて
光学顕微鏡で観察した離型時の成形バリの発生百分率
は、表1に示すとおりである。表1から明らかなよう
に、これらの実施例の成形バリ発生率は、いずれも5%
と極めて低く、これらのスタンパが、2P成形法による
ホログラム素子の好適であることが判る。
【0050】本発明と対比するため、請求項9〜16以
外の製造条件によってスタンパを作り、これらスタンパ
を用いた2P成形法で作ったホログラム素子について、
形状および成形バリ発生率を同様に調べた。調査の結果
は、3つの比較例として表1に載せられている。第1比較例 第1比較例は、第1実施例(図7参照)で述べたと同じ
(a)洗浄〜(k)洗浄の各工程を行なった後、第1実施例の
(g)RIE工程で用いたと同じドライエッチング装置
を、実施例の略2倍強の入力電力1kw、実施例の半分
のCF4ガス流量5SCCMで、略1/3の時間である10
分かけて実施例と同じ深さ400nmのエッチングを行な
い、次いで、第1実施例で述べたと同じ(h)レジスト除
去工程を行なった。こうして製造されたスタンパを用い
て作ったホログラム素子は、表1の第1比較例に示すよ
うに、微細パターンの形状が、w=0.7μm,h=0.4
μm,θ≒90゜であり、離型時の成形バリ発生率が、実
施例の5倍の25%にも達した。幾つかの試料では、微
細パターン全体が破損するほどの成形バリが発生した。
その理由は、RIE工程において、エッチングレートが
大きく、短時間でエッチングがなされたため、非常に鋭
くエッチングが進行し、傾斜角が略90゜になり、その
ため、2P成形時に離型が円滑に進まず、成形バリ発生
率が高くなったと考えられる。
【0051】第2比較例 第2比較例は、(j)ウエットエッチ工程のみを省略して
第1実施例と同じ各工程を実施した。従って、この比較
例によるスタンパは、微細パターンが傾斜角θで傾いて
いるが、溝底が凹状の丸みをもっていない。そして、こ
のスタンパを用いて作ったホログラム素子は、表1の第
2比較例に示すように、微細パターンの形状が、w=
1.2μm,h=0.42μm,θ≒74゜であり、離型時の
成形バリ発生率が、実施例の2倍の10%であった。そ
の理由は、スタンパの微細パターンの溝底が、凹状の丸
みをもっていないためと考えられる。
【0052】第3比較例 第3比較例は、(j)ウエットエッチ工程のみを省略し、
(g)RIE工程のドライエッチングでO2ガスも併用した
点を除いて第1実施例と同じ工程を実施した。RIE工
程の条件は、流量8SSCMでO2ガスを導入した以外、入
力電力400W、CF4ガス流量10SCCMは同じであ
る。こうして製造されたスタンパを用いて作ったホログ
ラム素子は、表1の第3比較例に示すように、微細パタ
ーンの形状が、w=8.0μm,h=0.31m,θ≒23゜
であり、離型時の成形バリは、発生率零で発生しなかっ
た。成形バリが発生しなかったのは、微細パターンの溝
底の幅wが実施例のwの10倍強と大きいので、溝の側
壁に23°より急な傾斜をつけても成形バリ防止に大き
な効果があるからである。しかし、成形バリが発生しな
くとも、このようなw,h,θの寸法では幾何学的にホロ
グラムに所望の微細パターンは得ることができないた
め、実用にならないのである。
【0053】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の発明は、透明基板の両面にプライマ層を介して設けら
れた紫外線硬化型樹脂の表面に、スタンパを用いた転写
によって微細パターンが形成された光学素子において、
上記微細パターンの溝の側壁が、上記透明基板の表面に
対して傾斜をなし、その傾斜角θが、上記微細パターン
の高さをh,上記微細パターンの溝底の幅をwとすると
き、Tan-1(2h/w)<θ<80°を満たすので、上記
紫外線硬化型樹脂をもつ透明基板と、これに微細パター
ンを転写するためのスタンパとの離型性がよくなって、
成形バリの発生を大幅に抑えることができる。
【0054】請求項2の光学素子は、上記微細パターン
の凸部の頂部形状が、外に向かって凸な丸みを有するの
で、上記紫外線硬化型樹脂をもつ透明基板と、これに微
細パターンを転写するためのスタンパとの離型性がよく
なって、成形バリの発生を大幅に抑えることができる。
【0055】請求項3の光学素子は、上記微細パターン
の溝の底面と側面との交差部が、丸みを有するので、上
記紫外線硬化型樹脂をもつ透明基板と、これに微細パタ
ーンを転写するためのスタンパとの離型性がよくなっ
て、成形バリの発生を大幅に抑えることができる。
【0056】請求項4の光学素子は、上記微細パターン
の溝の底面と側面の交差部が、テーパ部になっているの
で、上記紫外線硬化型樹脂をもつ透明基板と、これに微
細パターンを転写するためのスタンパとの離型性がよく
なって、成形バリの発生を大幅に抑えることができる。
【0057】請求項5の発明は、請求項1に記載の光学
素子を製造するために用いるスタンパであって、表面に
設けられた微細パターンの溝の側壁が、スタンパ面に対
して傾斜をなし、その傾斜角θ'が、上記微細パターン
の高さをh',上記微細パターンの凸部の幅をw'とする
とき、Tan-1(2h'/w')<θ'<80°を満たすので、
スタンパと、これにより2P成形法で微細パターンが転
写される光学素子との離型性がよくなって、成形バリの
発生を大幅に抑えることができる。
【0058】請求項6のスタンパは、上記溝の底が、凹
状の丸みを有するので、スタンパと、これにより2P成
形法で微細パターンが転写される光学素子との離型性が
よくなって、成形バリの発生を大幅に抑えることができ
る。
【0059】請求項7のスタンパは、上記凸部のエッジ
が丸みを有するので、スタンパと、これにより2P成形
法で微細パターンが転写される光学素子との離型性がよ
くなって、成形バリの発生を大幅に抑えることができ
る。
【0060】請求項8のスタンパは、上記凸部のエッジ
が面取りを有するので、スタンパと、これにより2P成
形法で微細パターンが転写される光学素子との離型性が
よくなって、成形バリの発生を大幅に抑えることができ
る。
【0061】請求項9の発明は、請求項5に記載のスタ
ンパを製造する方法であって、上記スタンパの材料であ
る透明基板の洗浄工程と、この透明基板に感光体を塗布
するレジスト塗布工程と、塗布された感光体にマスクを
密着させて露光する露光工程と、露光した感光体の感光
部分を除去する現像工程と、表面に残存したレジストを
マスクとして透明基板をドライエッチングする反応性イ
オンエッチング工程と、残存したレジストを剥離するレ
ジスト除去工程を含むスタンパ製造方法において、上記
反応性イオンエッチング工程が、エッチングレートを落
として時間を掛けて行なわれるので、微細パターンの溝
の側壁が透明基板の表面に対して傾斜したスタンパを製
造することができ、2P成形法でこのスタンパにより微
細パターンが転写される光学素子の離型性がよくなっ
て、成形バリの発生を大幅に抑えることができる。
【0062】請求項10のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
透明基板として青板ガラスを用いるので、微細パターン
の溝の側壁が青板ガラスの表面に対して傾斜したスタン
パを製造することができ、2P成形法でこのスタンパに
より微細パターンが転写される光学素子の離型性がよく
なって、成形バリの発生を大幅に抑えることができる。
【0063】請求項11のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
現像工程と反応性イオンエッチング工程との間に、ウエ
ットエッチ工程があるので、微細パターンの溝の底が凹
状の丸みをもつスタンパを製造することができ、2P成
形法でこのスタンパにより微細パターンが転写される光
学素子の離型性がよくなって、成形バリの発生を大幅に
抑えることができる。
【0064】請求項12のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
反応性イオンエッチング工程とレジスト除去工程の間
に、ウエットエッチ工程があるので、微細パターンの溝
の底が凹状の丸みをもつスタンパを製造することがで
き、2P成形法でこのスタンパにより微細パターンが転
写される光学素子の離型性がよくなって、成形バリの発
生を大幅に抑えることができる。
【0065】請求項13のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
現像工程と反応性イオンエッチング工程との間に、ウエ
ットエッチ工程があり、上記レジスト除去工程の後に、
微細パターンの凸部のエッジを面取りするための逆スパ
ッタ工程があるので、微細パターンの溝の底が凹状の丸
みをもち、かつ凸部のエッジが面取りをもつスタンパを
製造することができ、2P成形法でこのスタンパにより
微細パターンが転写される光学素子の離型性がよくなっ
て、成形バリの発生を大幅に抑えることができる。
【0066】請求項14のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
反応性イオンエッチング工程とレジスト除去工程との間
に、ウエットエッチ工程があり、上記レジスト除去工程
の後に、微細パターンの凸部のエッジを面取りするため
の逆スパッタ工程があるので、微細パターンの溝の底が
凹状の丸みをもち、かつ凸部のエッジが面取りをもつス
タンパを製造することができ、2P成形法でこのスタン
パにより微細パターンが転写される光学素子の離型性が
よくなって、成形バリの発生を大幅に抑えることができ
る。
【0067】請求項15のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
レジスト除去工程の後に、ウエットエッチ工程があるの
で、微細パターンの溝の底が凹状の丸みをもち、かつ凸
部のエッジが丸みをもつスタンパを製造することがで
き、2P成形法でこのスタンパにより微細パターンが転
写される光学素子の離型性がよくなって、成形バリの発
生を大幅に抑えることができる。
【0068】請求項16のスタンパ製造方法は、請求項
9と同じ諸工程を含むスタンパ製造方法において、上記
レジスト除去工程の後に、SiO2をスパッタするスパッ
タ工程があるので、微細パターンの溝の底が凹状の丸み
をもち、かつ凸部のエッジが丸みをもつスタンパを製造
することができ、2P成形法でこのスタンパにより微細
パターンが転写される光学素子の離型性がよくなって、
成形バリの発生を大幅に抑えることができる。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学素子の一例であるホログラム素
子をレーザユニットに取り付けてなるホログラムレーザ
ユニットの全体構造図である。
【図2】 上記ホログラム素子の製造工程等を示す図で
ある。
【図3】 図2中の2P成形工程で用いる成形装置の概
略図である。
【図4】 図3中のダイセットの正面図である。
【図5】 本発明の第1実施例のホログラム素子の微細
パターンの拡大断面図である。
【図6】 本発明の第1実施例のスタンパの微細パター
ンの拡大断面図である。
【図7】 本発明の第1実施例のスタンパの製造工程を
示す流れ図である。
【図8】 本発明の第1実施例のスタンパの製造工程を
示す断面図である。
【図9】 本発明の第2実施例のスタンパの製造工程を
示す流れ図である。
【図10】 本発明の第2実施例のスタンパの製造工程
を示す断面図である。
【図11】 本発明の第3実施例のスタンパの製造工程
を示す流れ図である。
【図12】 本発明の第3実施例のスタンパの製造工程
を示す断面図である。
【図13】 本発明の第4実施例のホログラム素子の微
細パターンの拡大断面図である。
【図14】 本発明の第4実施例のスタンパの微細パタ
ーンの拡大断面図である。
【図15】 本発明の第4実施例のスタンパの製造工程
を示す流れ図である。
【図16】 本発明の第4実施例のスタンパの製造工程
を示す断面図である。
【図17】 本発明の第5実施例のホログラム素子の微
細パターンの拡大断面図である。
【図18】 本発明の第5実施例のスタンパの微細パタ
ーンの拡大断面図である。
【図19】 本発明の第5実施例のスタンパの製造工程
を示す流れ図である。
【図20】 本発明の第5実施例のスタンパの製造工程
を示す断面図である。
【図21】 従来のホログラム素子の製造方法を示す図
である。
【図22】 従来の2P成形法によるホログラム素子の
製造方法を示す図である。
【図23】 従来の両面2P成形法によるホログラム素
子の製造方法を示す図である。
【図24】 従来のスタンパの製造工程を示す流れ図で
ある。
【図25】 従来のスタンパの製造工程を示す断面図で
ある。
【図26】 従来の2P成形法により発生する成形バリ
を示す図である。
【符号の説明】
H…ホログラム素子、U…レーザユニット、HL…ホロ
グラムレーザユニット、1…透明基板、2,3…プライ
マ層、4,5…紫外線硬化型樹脂層、6,7…反射防止
膜、10…ステム、10a…ヒートシンク、11…レー
ザチップ、12…受光素子、13…キャップ、14…ガ
ラス窓、15…紫外線硬化型接着剤、17…上側のスタ
ンパ、18…下側のスタンパ、20…2P成形装置、2
1…ダイセット、22…ダイセット装着部、23…搬送
系、24…露光部、31…上金型、32…下金型、3
3,34…スタンパ固定部、35…ガイドポスト、36
…油圧シリンダ、40…石英基板、41…レジスト膜、
42…SiO2膜、61,61'…原盤(スタンパ),石英基
板、61a…原盤のパターン、62,62'…紫外線硬化
型樹脂,成形品、62a,62'a…転写パターン、63…
透明部材、64,64'…プライマ層、65,65'…反射
防止膜、66…レジスト膜、67…パターン、68…形
成バリ、H1,H'…ホログラム素子中間製品、H…ホロ
グラム素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03H 1/04 G03H 1/04 Fターム(参考) 2H049 AA33 AA37 AA40 AA44 AA45 AA48 AA57 CA05 CA08 CA20 CA28 2H096 AA28 BA20 CA12 DA01 HA11 2K008 AA00 BB04 BB08 EE07 GG05 4F209 AA44 AF01 AG05 AG19 AH79 AM33 PA02 PB01 PC05 PN06 PQ11 4G059 AA01 AB05 AB06 BB01 BB08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の両面にプライマ層を介して設
    けられた紫外線硬化型樹脂の表面に、スタンパを用いた
    転写によって微細パターンが形成された光学素子におい
    て、 上記微細パターンの溝の側壁が、上記透明基板の表面に
    対して傾斜をなし、その傾斜角θが、上記微細パターン
    の高さをh,上記微細パターンの溝底の幅をwとすると
    き、次の関係を満たすことを特徴とする光学素子。 Tan-1(2h/w)<θ<80°
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学素子において、上
    記微細パターンの凸部の頂部形状が、外に向かって凸な
    丸みを有することを特徴とする光学素子。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光学素子において、上
    記微細パターンの溝の底面と側面との交差部が、丸みを
    有することを特徴とする光学素子。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の光学素子において、上
    記微細パターンの溝の底面と側面の交差部が、テーパ部
    になっていることを特徴とする光学素子。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光学素子を製造するた
    めに用いるスタンパであって、 表面に設けられた微細パターンの溝の側壁が、スタンパ
    面に対して傾斜をなし、その傾斜角θ'が、上記微細パ
    ターンの高さをh',上記微細パターンの凸部の幅をw'
    とするとき、次の関係を満たすことを特徴とするスタン
    パ。 Tan-1(2h'/w')<θ'<80°
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のスタンパにおいて、上
    記溝の底が、凹状の丸みを有することを特徴とするスタ
    ンパ。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のスタンパにおいて、上
    記凸部のエッジが丸みを有することを特徴とするスタン
    パ。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のスタンパにおいて、上
    記凸部のエッジが面取りを有することを特徴とするスタ
    ンパ。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載のスタンパを製造する方
    法であって、上記スタンパの材料である透明基板の洗浄
    工程と、この透明基板に感光体を塗布するレジスト塗布
    工程と、塗布された感光体にマスクを密着させて露光す
    る露光工程と、露光した感光体の感光部分を除去する現
    像工程と、表面に残存したレジストをマスクとして透明
    基板をドライエッチングする反応性イオンエッチング工
    程と、残存したレジストを剥離するレジスト除去工程を
    含むスタンパ製造方法において、 上記反応性イオンエッチング工程は、エッチングレート
    を落として時間を掛けて行なわれることを特徴とするス
    タンパ製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載のスタンパを製造する
    方法であって、上記スタンパの材料である透明基板の洗
    浄工程と、この透明基板に感光体を塗布するレジスト塗
    布工程と、塗布された感光体にマスクを密着させて露光
    する露光工程と、露光した感光体の感光部分を除去する
    現像工程と、表面に残存したレジストをマスクとして透
    明基板をドライエッチングする反応性イオンエッチング
    工程と、残存したレジストを剥離するレジスト除去工程
    を含むスタンパ製造方法において、 上記透明基板として青板ガラスを用いることを特徴とす
    るスタンパ製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項5に記載のスタンパを製造する
    方法であって、上記スタンパの材料である透明基板の洗
    浄工程と、この透明基板に感光体を塗布するレジスト塗
    布工程と、塗布された感光体にマスクを密着させて露光
    する露光工程と、露光した感光体の感光部分を除去する
    現像工程と、表面に残存したレジストをマスクとして透
    明基板をドライエッチングする反応性イオンエッチング
    工程と、残存したレジストを剥離するレジスト除去工程
    を含むスタンパ製造方法において、 上記現像工程と反応性イオンエッチング工程との間に、
    ウエットエッチ工程があることを特徴とするスタンパ製
    造方法。
  12. 【請求項12】 請求項5に記載のスタンパを製造する
    方法であって、上記スタンパの材料である透明基板の洗
    浄工程と、この透明基板に感光体を塗布するレジスト塗
    布工程と、塗布された感光体にマスクを密着させて露光
    する露光工程と、露光した感光体の感光部分を除去する
    現像工程と、表面に残存したレジストをマスクとして透
    明基板をドライエッチングする反応性イオンエッチング
    工程と、残存したレジストを剥離するレジスト除去工程
    を含むスタンパ製造方法において、 上記反応性イオンエッチング工程とレジスト除去工程の
    間に、ウエットエッチ工程があることを特徴とするスタ
    ンパ製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項5に記載のスタンパを製造する
    方法であって、上記スタンパの材料である透明基板の洗
    浄工程と、この透明基板に感光体を塗布するレジスト塗
    布工程と、塗布された感光体にマスクを密着させて露光
    する露光工程と、露光した感光体の感光部分を除去する
    現像工程と、表面に残存したレジストをマスクとして透
    明基板をドライエッチングする反応性イオンエッチング
    工程と、残存したレジストを剥離するレジスト除去工程
    を含むスタンパ製造方法において、 上記現像工程と反応性イオンエッチングエ程との間に、
    ウエットエッチ工程があり、上記レジスト除去工程の後
    に、微細パターンの凸部のエッジを面取りするための逆
    スパッタ工程があることを特徴とするスタンパ製造方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項5に記載のスタンパを製造する
    方法であって、上記スタンパの材料である透明基板の洗
    浄工程と、この透明基板に感光体を塗布するレジスト塗
    布工程と、塗布された感光体にマスクを密着させて露光
    する露光工程と、露光した感光体の感光部分を除去する
    現像工程と、表面に残存したレジストをマスクとして透
    明基板をドライエッチングする反応性イオンエッチング
    工程と、残存したレジストを剥離するレジスト除去工程
    を含むスタンパ製造方法において、 上記反応性イオンエッチング工程とレジスト除去工程と
    の間に、ウエットエッチ工程があり、上記レジスト除去
    工程の後に、微細パターンの凸部のエッジを面取りする
    ための逆スパッタ工程があることを特徴とするスタンパ
    製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項5に記載のスタンパを製造する
    方法であって、上記スタンパの材料である透明基板の洗
    浄工程と、この透明基板に感光体を塗布するレジスト塗
    布工程と、塗布された感光体にマスクを密着させて露光
    する露光工程と、露光した感光体の感光部分を除去する
    現像工程と、表面に残存したレジストをマスクとして透
    明基板をドライエッチングする反応性イオンエッチング
    工程と、残存したレジストを剥離するレジスト除去工程
    を含むスタンパ製造方法において、 上記レジスト除去工程の後に、ウエットエッチ工程があ
    ること特徴とするスタンパ製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項5に記載のスタンパを製造する
    方法であって、上記スタンパの材料である透明基板の洗
    浄工程と、この透明基板に感光体を塗布するレジスト塗
    布工程と、塗布された感光体にマスクを密着させて露光
    する露光工程と、露光した感光体の感光部分を除去する
    現像工程と、表面に残存したレジストをマスクとして透
    明基板をドライエッチングする反応性イオンエッチング
    工程と、残存したレジストを剥離するレジスト除去工程
    を含むスタンパ製造方法において、 上記レジスト除去工程の後に、SiO2をスパッタするス
    パッタ工程があることを特徴とするスタンパ製造方法。
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