JP2000156476A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Ryoichi Furukawa
亮一 古川
Toshio Uemura
俊雄 植村
Akira Takamatsu
朗 高松
Hirohiko Yamamoto
裕彦 山本
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正義 吉田
Masayuki Ishizaka
正行 石坂
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晋平 飯島
Yuzuru Oji
譲 大路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャパシタ下部電極に適用する多結晶シリコ
ン膜の膜厚を、粒状シリコンの部分を含めて制御する。 【解決手段】 シリコン酸化膜50に形成された溝52
の内面に沿うように非晶質シリコン膜を形成し、非晶質
シリコン膜の表面にシリコン核づけおよび粒成長促進の
ための熱処理を施して、非晶質シリコン膜から粒状シリ
コン結晶76を粒成長させる。その後、多結晶シリコン
膜77を形成する。さらにシリコン酸化膜50上面の多
結晶シリコン膜77および粒状シリコン結晶76をエッ
チバックして除去し、多結晶シリコン膜77および粒状
シリコン結晶76からなるDRAMの情報蓄積用容量素
子を構成する下部電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造技術に関し、特に、DRAM(DynamicRandom
Access Memory)を有する半導体装置に適用して有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMのメモリセルは、半導体基板の
主面上にマトリクス状に配置された複数のワード線と複
数のビット線との交点に配置され、1個のメモリセル選
択用MISFET(Metal Insulator Semiconductor Fie
ld Effect Transistor) とこれに直列に接続された1個
の情報蓄積用容量素子(キャパシタ)とで構成されてい
る。メモリセル選択用MISFETは、周囲を素子分離
領域で囲まれた活性領域に形成され、主としてゲート酸
化膜、ワード線と一体に構成されたゲート電極およびソ
ース、ドレインを構成する一対の半導体領域で構成され
ている。ビット線は、メモリセル選択用MISFETの
上部に配置され、その延在方向に隣接する2個のメモリ
セル選択用MISFETによって共有されるソース、ド
レインの一方と電気的に接続されている。情報蓄積用容
量素子は、同じくメモリセル選択用MISFETの上部
に配置され、上記ソース、ドレインの他方と電気的に接
続されている。
【0003】特開平7−7084号公報は、ビット線の
上部に情報蓄積用容量素子を配置するキャパシタ・オー
バー・ビットライン(Capacitor Over Bitline)構造の
DRAMを開示している。この公報に記載されたDRA
Mは、メモリセルの微細化に伴う情報蓄積用容量素子の
蓄積電荷量(Cs )の減少を補うために、ビット線の上
部に配置した情報蓄積用容量素子の下部電極(蓄積電
極)を円筒状に加工することによってその表面積を増や
し、その上部に容量絶縁膜と上部電極(プレート電極)
とを形成している。
【0004】しかしながら、COB構造を有するメモリ
セルにおいては、メモリセルアレイ領域に形成されるキ
ャパシタの半導体記憶装置としての動作信頼度を確保す
る必要上、装置の集積度が向上しセル面積が縮小しても
相当の立体化が必須となっている。このような立体化さ
れたキャパシタを形成した後に層間絶縁膜を形成した場
合には、メモリセルアレイ領域と周辺回路領域の間にキ
ャパシタの高さに相当する分だけの段差が生じてしま
う。
【0005】このような段差は、DRAMの集積度が増
すに従い、一定のキャパシタ容量を確保する必要があ
り、益々高くなる方向にある。また、DRAMの集積度
向上の要求から、フォトリソグラフィの露光精度の向上
が要求され、そのような要求を満足するために許容され
る焦点深度の値が益々厳しいものとなる。このような段
差の増大、およびフォトリソグラフイにおける露光焦点
の余裕の減少から、前記層間絶縁膜上に形成される配線
層の形成が困難になるという問題がある。
【0006】また、下部電極を前記したように円筒状に
加工するには工程が複雑となり、できるだけ簡略化した
構造が望まれる。しかしながら、簡略化した下部電極の
構造では表面積を広くできず、前記した段差の低減に対
しては逆効果となる。
【0007】このような立体構造キャパシタの有する問
題点を回避する方法として、たとえば、1996年11
月10日、応用物理学会発行、「応用物理」第65巻第
11号、p1106〜113に記載されているように、
下部電極であるシリコン表面に微小な凹凸を形成して粗
面化し、下部電極寸法を大きくすることなく、表面積を
実質的に大きくすることができる技術、いわゆるHSG
(Hemispherical Silicon Grain )構造の技術が提案さ
れている。
【0008】また、特開平10−56155号公報に
は、HSG構造を形成する製造方法において結晶核の形
成前に非晶質シリコン膜(アモルファスシリコン膜)を
形成する技術が記載され、特開平9−298284号公
報または特開平6−204426号公報には、不純物を
含んだ第1非晶質シリコン膜上に不純物を含まない第2
非晶質シリコン膜を形成し、第2非晶質シリコン膜にH
SG構造を形成する技術が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記したH
SG構造の技術には、以下のような問題点がある。すな
わち、DRAMの高集積化の要請に伴うデバイスサイズ
の微細化により、下部電極の専有面積サイズも小さくす
ることが求められる。特に、筒形状の下部電極の場合、
筒内径の縮小が求められ、微細化した筒内部での精度の
良い粒状シリコンの形成が要求される。すなわち下部電
極を構成する多結晶シリコン膜の薄膜化に伴う粒状シリ
コンの高さ(凹凸)の制御が困難になっているという問
題がある。
【0010】また、下部電極を構成する多結晶シリコン
膜の薄膜化により多結晶シリコン膜が高抵抗化し、下部
電極の十分な導電性が確保できなくなりつつある。特
に、粒状シリコン成長後の膜部分の膜厚が薄くなり、高
抵抗化の問題が顕著になる。
【0011】さらに、キャパシタ電極の空乏層の影響が
問題になる。すなわち、多結晶シリコン膜で構成される
下部電極内の不純物が十分に活性化されていない場合、
あるいは不純物量が十分でない場合には、キャリア濃度
が低下し、上部電極との電位関係によっては容量絶縁膜
との界面の下部電極に空乏層が生じる。空乏層が生じれ
ば、その実効膜厚に相当するだけ容量絶縁膜の膜厚が増
加したこととなり容量値の低下を招く。特にHSG構造
の場合には、不純物濃度が高ければ粒状シリコンの成長
性が阻害されるため、粒状シリコン成長後の不純物濃度
が不足する場合があり、空乏層の問題が顕在化しやす
い。
【0012】本発明の目的は、キャパシタ下部電極に適
用する多結晶シリコン膜の膜厚を、粒状シリコンの部分
(凹凸部分)を含めて制御できる技術を提供することに
ある。
【0013】また、本発明の目的は、多結晶シリコン膜
表面の粒状シリコン(凹凸)の高さを容易に制御する技
術を提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、キャパシタ下部電
極に適用する多結晶シリコン膜の高抵抗化を防止し、下
部電極の導電性を確保できる技術を提供することにあ
る。
【0015】また、本発明の目的は、キャパシタ下部電
極を構成する多結晶シリコン膜と容量絶縁膜との界面で
の多結晶シリコン膜の空乏層の発生(空乏化)を防止
し、空乏化による蓄積容量の低下を抑制できる技術を提
供することにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0018】(1)本発明の半導体装置は、半導体から
なる基板または半導体層をその表面に有する基板と、基
板の主面に形成されたMISFETと、MISFETの
ソースまたはドレインとして機能する半導体領域に電気
的に接続された第1電極、第1電極に対向して形成され
た第2電極および第1、第2電極の間に挟まれた容量絶
縁膜で構成される情報蓄積用容量素子とを有する半導体
装置であって、第1電極は、第1多結晶シリコン膜と、
第1多結晶シリコン膜の表面に形成された粒状シリコ
ン、または、表面に粒状体を有し第1多結晶シリコン膜
の表面に形成された第2多結晶シリコン膜とを有し、第
1多結晶シリコン膜と粒状シリコンまたは第2多結晶シ
リコン膜との界面には、シリコン原子の移動を阻害する
シリコン原子移動阻害物、または、非晶質シリコン膜の
堆積の際の結晶化を阻害する結晶化阻害物を有するもの
である。
【0019】また、前記シリコン原子移動阻害物または
結晶化阻害物は、第1多結晶シリコン膜の表面に形成さ
れたシリコン酸化物またはシリコン酸化膜である。
【0020】(2)本発明の半導体装置は、半導体から
なる基板または半導体層をその表面に有する基板と、基
板の主面に形成されたMISFETと、MISFETの
ソースまたはドレインとして機能する半導体領域に電気
的に接続された第1電極、第1電極に対向して形成され
た第2電極および第1、第2電極の間に挟まれた容量絶
縁膜で構成される情報蓄積用容量素子とを有する半導体
装置であって、第1電極は、第1多結晶シリコン膜と、
第1多結晶シリコン膜の表面に形成された粒状シリコ
ン、または、表面に粒状体を有し第1多結晶シリコン膜
の表面に形成された第2多結晶シリコン膜とを有し、第
1多結晶シリコン膜と粒状シリコンまたは第2多結晶シ
リコン膜との界面には、シリコン酸化物またはシリコン
酸化膜を有するものである。
【0021】また、前記シリコン酸化物またはシリコン
酸化膜の膜厚は、2nm以下である。
【0022】また、シリコン酸化物またはシリコン酸化
膜は、第1多結晶シリコン膜となるシリコン膜の形成後
にシリコン膜の表面を酸素を含有する雰囲気に暴露する
ことにより形成されたシリコンの自然酸化物または自然
酸化膜である。
【0023】また、第1多結晶シリコン膜の表面が平坦
なものである。
【0024】また、第1多結晶シリコン膜の表面粗さ
は、その膜厚の10%以下である。
【0025】(3)本発明の半導体装置は、半導体から
なる基板または半導体層をその表面に有する基板と、基
板の主面に形成されたMISFETと、MISFETの
ソースまたはドレインとして機能する半導体領域に電気
的に接続された第1電極、第1電極に対向して形成され
た第2電極および第1、第2電極の間に挟まれた容量絶
縁膜で構成される情報蓄積用容量素子とを有する半導体
装置であって、第1電極は第1導電膜を有し、第1導電
膜の表面には粒状シリコンまたは表面に粒状体を有する
第2多結晶シリコン膜を有するものである。
【0026】また、第1導電膜は、多結晶シリコン膜、
金属シリサイド膜、多結晶シリコン膜と金属シリサイド
膜もしくは金属膜との積層膜、金属膜または金属化合物
膜から選択された何れかの導電膜である。
【0027】また、金属シリサイド膜は、タングステン
シリサイド膜、チタンシリサイド膜またはコバルトシリ
サイド膜から選択された何れかの金属シリサイド膜であ
り、金属膜または金属化合物膜は、タングステン膜、チ
タン膜、コバルト膜、窒化チタン膜または窒化タングス
テン膜から選択された何れかの金属膜または金属化合物
膜である。
【0028】(4)本発明の半導体装置は、半導体から
なる基板または半導体層をその表面に有する基板と、基
板の主面に形成されたMISFETと、MISFETの
ソースまたはドレインとして機能する半導体領域に電気
的に接続された第1電極、第1電極に対向して形成され
た第2電極および第1、第2電極の間に挟まれた容量絶
縁膜で構成される情報蓄積用容量素子とを有する半導体
装置であって、第1電極は、粒状シリコンまたはその表
面に粒状体を有する第3多結晶シリコン膜を有し、粒状
シリコンまたは第3多結晶シリコン膜上に第4多結晶シ
リコン膜が形成されているものである。
【0029】また、粒状シリコンは、接着層上に形成さ
れているものである。
【0030】また、接着層は、多結晶シリコン膜であ
る。
【0031】また、第1導電膜と粒状シリコンもしくは
第2多結晶シリコン膜との界面、または接着層と粒状シ
リコンとの界面には、シリコン酸化物またはシリコン酸
化膜を有するものである。
【0032】また、第1多結晶シリコン膜または第1導
電膜を構成する結晶の面方位と、粒状シリコンまたは第
2多結晶シリコン膜の面方位とは相違するものである。
【0033】また、第1多結晶シリコン膜、第1導電膜
または第4多結晶シリコン膜の膜厚は、20nm以上、
100nm以下である。
【0034】また、第1多結晶シリコン膜、第1導電膜
である多結晶シリコン膜または第4多結晶シリコン膜に
含まれる不純物の濃度は、1×1020atoms/cm3 以上、
1×1022atoms/cm3 以下のものである。
【0035】また、粒状シリコンもしくは第2多結晶シ
リコン膜または第3多結晶シリコン膜に含まれる不純物
の濃度は、5.0×1020atoms/cm3 以下のものである。
【0036】(5)本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)半導体からなる基板または半導体層をその表面に
有する基板の主面上に第1絶縁膜を堆積し、第1絶縁膜
に溝を形成する工程、(b)溝の内面を含む第1絶縁膜
上に第1非晶質シリコン膜を堆積する工程、(c)第1
非晶質シリコン膜上に阻害物を形成する工程、(d)第
1非晶質シリコン膜上に第2非晶質シリコン膜を堆積す
る工程、(e)溝を埋め込む第2絶縁膜を形成する工
程、(f)第2絶縁膜および溝以外の第1絶縁膜上の第
2非晶質シリコン膜および第1非晶質シリコン膜を除去
し、溝内に第1非晶質シリコン膜および第2非晶質シリ
コン膜を残存させる工程、(g)第2非晶質シリコン膜
の表面にシリコン結晶核を形成する工程、(h)基板を
熱処理し、第2非晶質シリコン膜をシリコンの粒状結晶
に成長させる工程、を含むものである。
【0037】(6)本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)半導体からなる基板または半導体層をその表面に
有する基板の主面上に第1絶縁膜を堆積し、第1絶縁膜
に溝を形成する工程、(b)溝の内面を含む第1絶縁膜
上に導電膜を堆積する工程、(c)導電膜上に第3非晶
質シリコン膜を堆積する工程、(d)溝を埋め込む第2
絶縁膜を形成する工程、(e)第2絶縁膜および溝以外
の第1絶縁膜上の第3非晶質シリコン膜および導電膜を
除去し、溝内に導電膜および第3非晶質シリコン膜を残
存させる工程、(f)第3非晶質シリコン膜の表面にシ
リコン結晶核を形成する工程、(g)基板を熱処理し、
第3非晶質シリコン膜をシリコンの粒状結晶に成長させ
る工程、を含むものである。
【0038】また、導電膜は、多結晶シリコン膜、金属
シリサイド膜、多結晶シリコン膜と金属シリサイド膜ま
たは金属膜との積層膜、金属膜または金属化合物膜から
選択された何れかの導電膜である。
【0039】また、金属シリサイド膜は、タングステン
シリサイド膜、チタンシリサイド膜またはコバルトシリ
サイド膜から選択された何れかの金属シリサイド膜であ
り、金属膜または金属化合物膜は、タングステン膜、チ
タン膜、コバルト膜、窒化チタン膜または窒化タングス
テン膜から選択された何れかの金属膜または金属化合物
膜である。
【0040】また、前記(6)の(b)工程の後、導電
膜の表面に阻害物を形成する工程を有するものである。
【0041】(7)本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)半導体からなる基板または半導体層をその表面に
有する基板の主面上に第1絶縁膜を堆積し、第1絶縁膜
に溝を形成する工程、(b)溝の内面を含む第1絶縁膜
上に第4非晶質シリコン膜を堆積する工程、(c)第4
非晶質シリコン膜の表面にシリコン結晶核を形成する工
程、(d)基板を熱処理し、第4非晶質シリコン膜をシ
リコンの粒状結晶に成長させる工程、(e)粒状結晶上
に第1多結晶シリコン膜を形成する工程、(f)溝を埋
め込む第2絶縁膜を形成する工程、(g)第2絶縁膜お
よび溝以外の第1絶縁膜上の第1多結晶シリコン膜およ
び粒状結晶を除去し、溝内に粒状結晶および第1多結晶
シリコン膜を残存させる工程、を含むものである。
【0042】また、(a)工程の後、溝内に、第2多結
晶シリコン膜または第6非晶質シリコン膜を形成するも
のである。
【0043】また、第2多結晶シリコン膜または第6非
晶質シリコン膜を形成した後、その表面に阻害物を形成
するものである。
【0044】また、阻害物は、シリコン酸化物またはシ
リコン酸化膜である。
【0045】また、シリコン酸化物またはシリコン酸化
膜は、第1非晶質シリコン膜、導電膜である多結晶シリ
コン膜または第2多結晶シリコン膜もしくは第6非晶質
シリコン膜の表面を酸素を含有する雰囲気に暴露するこ
とにより形成されるものである。
【0046】また、第1非晶質シリコン膜、導電膜また
は第1多結晶シリコン膜の膜厚は、20nm以上、10
0nm以下であり、第1非晶質シリコン膜、導電膜であ
る多結晶シリコン膜または第1多結晶シリコン膜に含ま
れる不純物の濃度は、1×1020atoms/cm3 以上、1×
1022atoms/cm3 以下のものである。
【0047】また、第2非晶質シリコン膜、第3非晶質
シリコン膜または第4非晶質シリコン膜の膜厚は20n
m以上であり、第2非晶質シリコン膜、第3非晶質シリ
コン膜または第4非晶質シリコン膜に含まれる不純物の
濃度は、5×1020atoms/cm3 以下のものである。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0049】(実施の形態1)図1は、実施の形態1の
DRAMを形成した半導体チップの全体平面図である。
図示のように、単結晶シリコンからなる半導体チップ1
Aの主面には、X方向(半導体チップ1Aの長辺方向)
およびY方向(半導体チップ1Aの短辺方向)に沿って
多数のメモリアレイMARYがマトリクス状に配置され
ている。X方向に沿って互いに隣接するメモリアレイM
ARYの間にはセンスアンプSAが配置されている。半
導体チップ1Aの主面の中央部には、ワードドライバW
D、データ線選択回路などの制御回路や、入出力回路、
ボンディングパッドなどが配置されている。
【0050】図2は、実施の形態1のDRAMの等価回
路図である。図示のように、このDRAMのメモリアレ
イ(MARY)は、マトリクス状に配置された複数のワ
ード線WL(WL0 、WL1 、…、WLn )と複数のビ
ット線BLおよびそれらの交点に配置された複数のメモ
リセル(MC)により構成されている。1ビットの情報
を記憶する1個のメモリセルは、1個の情報蓄積用容量
素子Cとこれに直列に接続された1個のメモリセル選択
用MISFETQsとで構成されている。メモリセル選
択用MISFETQsのソース、ドレインの一方は、情
報蓄積用容量素子Cと電気的に接続され、他方はビット
線BLと電気的に接続されている。ワード線WLの一端
は、ワードドライバWDに接続され、ビット線BLの一
端は、センスアンプSAに接続されている。
【0051】次に、本実施の形態のDRAMの製造方法
を図面を用いて工程順に説明する。図3〜図31は、実
施の形態1のDRAMの製造工程の一例を工程順に示し
た断面図である。
【0052】まず、図3に示すように、素子分離領域お
よび不純物が導入されたウェル領域を形成する。
【0053】p型で比抵抗が10Ωcm程度の単結晶シリ
コンからなる半導体基板1を用意し、たとえば850℃
程度でウェット酸化して形成した膜厚10nm程度の薄い
シリコン酸化膜(図示せず)およびたとえばCVD(Ch
emical Vapor Deposition )法で形成した膜厚140nm
程度のシリコン窒化膜(図示せず)を半導体基板1上に
堆積する。ここでは単結晶シリコンの半導体基板1を例
示するが、表面に単結晶シリコン層を有するSOI(Si
licon On Insulator)基板、あるいは、表面に多結晶シ
リコン膜を有するガラス、セラミックス等の誘電体基板
であってもよい。
【0054】次に、フォトレジスト膜(図示せず)をマ
スクにして、溝5が形成される領域の前記シリコン窒化
膜およびシリコン酸化膜をパターニングし、このシリコ
ン窒化膜をマスクとして半導体基板1をドライエッチン
グすることにより、素子分離領域の半導体基板1に深さ
300〜400nm程度の溝5を形成する。
【0055】次に、前記フォトレジスト膜を除去した
後、前記のエッチングによって溝5の内壁に生じたダメ
ージ層を除去するために、たとえば850〜900℃程
度のウェット酸化による薄い(膜厚10nm程度の)シリ
コン酸化膜6を溝5の内壁に形成し、たとえばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積されたシリコン
酸化膜(図示せず)を300〜400nm程度の膜厚で堆
積する。このシリコン酸化膜は、1000℃程度でドラ
イ酸化によりシンタリング(焼き締め)を行なってもよ
い。
【0056】次に、このシリコン酸化膜をCMP法によ
り研磨して溝5以外の領域のシリコン酸化膜を除去し、
溝5の内部にシリコン酸化膜7を残して素子分離領域を
形成する。なお、このCMP法による研磨の前に、溝5
の領域にシリコン窒化膜を形成して、溝5領域のシリコ
ン酸化膜が過剰に深く研磨されるディッシングを防止す
ることができる。
【0057】次に、半導体基板1の表面に残存している
シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜をたとえば熱リン
酸を用いたウェットエッチングで除去した後、メモリセ
ルを形成する領域(メモリアレイ)の半導体基板1にn
型不純物、たとえばP(リン)をイオン打ち込みしてn
型半導体領域10を形成し、メモリアレイと周辺回路の
一部(nチャネル型MISFETを形成する領域)にp
型不純物、たとえばB(ホウ素)をイオン打ち込みして
p型ウエル11を形成し、周辺回路の他の一部(pチャ
ネル型MISFETを形成する領域)にn型不純物、た
とえばP(リン)をイオン打ち込みしてn型ウエル12
を形成する。また、このイオン打ち込みに続いて、MI
SFETのしきい値電圧を調整するための不純物、たと
えばBF2 (フッ化ホウ素)をp型ウエル11およびn
型ウエル12にイオン打ち込みする。n型半導体領域1
0は、入出力回路などから半導体基板1を通じてメモリ
アレイのp型ウエル11にノイズが侵入するのを防止す
るために形成される。
【0058】次に、半導体基板1の表面をたとえばHF
(フッ酸)系の洗浄液を使って洗浄した後、半導体基板
1を850℃程度でウェット酸化してp型ウエル11お
よびn型ウエル12の各表面に膜厚7nm程度の清浄なゲ
ート酸化膜13を形成する。特に限定はされないが、上
記ゲート酸化膜13を形成した後、半導体基板1をNO
(酸化窒素)雰囲気中またはN2 O(亜酸化窒素)雰囲
気中で熱処理することによって、ゲート酸化膜13と半
導体基板1との界面に窒素を偏析させてもよい(酸窒化
処理)。ゲート酸化膜13が7nm程度まで薄くなると、
半導体基板1との熱膨張係数差に起因して両者の界面に
生じる歪みが顕在化し、ホットキャリアの発生を誘発す
る。半導体基板1との界面に偏析した窒素はこの歪みを
緩和するので、上記の酸窒化処理は、極めて薄いゲート
酸化膜13の信頼性を向上できる。
【0059】次に、図4に示すように、ゲート酸化膜1
3の上部にゲート電極14A、14B、14Cを形成す
る。ゲート電極14Aは、メモリセル選択用MISFE
Tの一部を構成し、活性領域以外の領域ではワード線W
Lとして使用される。このゲート電極14A(ワード線
WL)の幅、すなわちゲート長は、メモリセル選択用M
ISFETの短チャネル効果を抑制して、しきい値電圧
を一定値以上に確保できる許容範囲内の最小寸法(たと
えば0.24μm程度)で構成される。また、隣接するゲ
ート電極14A(ワード線WL)同士の間隔は、フォト
リソグラフィの解像限界で決まる最小寸法(たとえば0.
22μm)で構成される。ゲート電極14Bおよびゲー
ト電極14Cは、周辺回路のnチャネル型MISFET
およびpチャネル型MISFETの各一部を構成する。
【0060】ゲート電極14A(ワード線WL)および
ゲート電極14B、14Cは、たとえばP(リン)など
のn型不純物がドープされた膜厚70nm程度の多結晶シ
リコン膜を半導体基板1上にCVD法で堆積し、次いで
その上部に膜厚50nm程度のWN(タングステンナイト
ライド)膜と膜厚100nm程度のW膜とをスパッタリン
グ法で堆積し、さらにその上部に膜厚150nm程度のシ
リコン窒化膜15をCVD法で堆積した後、フォトレジ
スト膜16をマスクにしてこれらの膜をパターニングす
ることにより形成する。WN膜は、高温熱処理時にW膜
と多結晶シリコン膜とが反応して両者の界面に高抵抗の
シリサイド層が形成されるのを防止するバリア層として
機能する。バリア層は、WN膜の他、TiN(チタンナ
イトライド)膜などを使用することもできる。
【0061】ゲート電極14A(ワード線WL)の一部
を低抵抗の金属(W)で構成した場合には、そのシート
抵抗を2〜2.5Ω/□程度にまで低減できるので、ワー
ド線遅延を低減することができる。また、ゲート電極1
4(ワード線WL)をAl配線などで裏打ちしなくとも
ワード線遅延を低減できるので、メモリセルの上部に形
成される配線層の数を1層減らすことができる。
【0062】次に、フォトレジスト膜16を除去した
後、フッ酸などのエッチング液を使って、半導体基板1
の表面に残ったドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。このウェットエッチングを行う
と、ゲート電極14A(ワード線WL)およびゲート電
極14B、14Cの下部以外の領域のゲート酸化膜13
が削られると同時に、ゲート側壁下部のゲート酸化膜1
3も等方的にエッチングされてアンダーカットが生じる
ため、そのままではゲート酸化膜13の耐圧が低下す
る。そこで、半導体基板1を900℃程度でウェット酸
化することによって、削れたゲート酸化膜13の膜質を
改善する。
【0063】次に、図5に示すように、n型ウエル12
にp型不純物、たとえばB(ホウ素)をイオン打ち込み
してゲート電極14Cの両側のn型ウエル12にp-
半導体領域17を形成する。また、p型ウエル11にn
型不純物、たとえばP(リン)をイオン打ち込みしてゲ
ート電極14Bの両側のp型ウエル11にn- 型半導体
領域18を形成し、ゲート電極14Aの両側のp型ウエ
ル11にn型半導体領域19を形成する。これにより、
メモリアレイにメモリセル選択用MISFETQsが形
成される。
【0064】次に、図6に示すように、半導体基板1上
にCVD法で膜厚50〜100nm程度のシリコン窒化膜
20を堆積した後、メモリアレイのシリコン窒化膜20
をフォトレジスト膜21で覆い、周辺回路のシリコン窒
化膜20を異方性エッチングすることにより、ゲート電
極14B、14Cの側壁にサイドウォールスペーサ20
aを形成する。このエッチングは、ゲート酸化膜13や
素子分離溝5に埋め込まれたシリコン酸化膜7の削れ量
を最少とするために、シリコン酸化膜に対するシリコン
窒化膜20のエッチングレートが大きくなるようなエッ
チングガスを使用して行う。また、ゲート電極14B、
14C上のシリコン窒化膜15の削れ量を最少とするた
めに、オーバーエッチング量を必要最小限にとどめるよ
うにする。
【0065】次に、フォトレジスト膜21を除去した
後、図7に示すように、周辺回路領域のn型ウエル12
にp型不純物、たとえばB(ホウ素)をイオン打ち込み
してpチャネル型MISFETのp+ 型半導体領域22
(ソース、ドレイン)を形成し、周辺回路領域のp型ウ
エル11にn型不純物、たとえばAs(ヒ素)をイオン
打ち込みしてnチャネル型MISFETのn+ 型半導体
領域23(ソース、ドレイン)を形成する。これによ
り、周辺回路領域にLDD(Lightly Doped Drain)構造
を備えたpチャネル型MISFETQpおよびnチャネ
ル型MISFETQnが形成される。
【0066】次に、図8に示すように、半導体基板1上
に膜厚300nm程度のSOG(SpinOn Glass )膜24
をスピン塗布した後、半導体基板1を800℃、1分程
度熱処理してSOG膜24をシンタリング(焼き締め)
する。また、SOG膜24の上部に膜厚600nm程度の
シリコン酸化膜25を堆積した後、このシリコン酸化膜
25をCMP法で研磨してその表面を平坦化する。さら
に、シリコン酸化膜25の上部に膜厚100nm程度のシ
リコン酸化膜26を堆積する。このシリコン酸化膜26
は、CMP法で研磨されたときに生じた前記シリコン酸
化膜25の表面の微細な傷を補修するために堆積する。
シリコン酸化膜25、26は、たとえばオゾン(O3
とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに
用いたプラズマCVD法で堆積する。シリコン酸化膜2
6に代えてPSG(Phospho Silicate Glass)膜などを堆
積してもよい。
【0067】このように、本実施の形態では、ゲート電
極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、1
4Cの上部にリフロー性が高いSOG膜24を塗布し、
さらにその上部に堆積したシリコン酸化膜25をCMP
法で平坦化する。これにより、ゲート電極14A(ワー
ド線WL)同士の微細な隙間のギャップフィル性が向上
すると共に、ゲート電極14A(ワード線WL)および
ゲート電極14B、14Cの上部の絶縁膜の平坦化を実
現することができる。
【0068】次に、図9に示すように、フォトレジスト
膜27をマスクにしたドライエッチングでメモリセル選
択用MISFETQsのn型半導体領域19(ソース、
ドレイン)の上部のシリコン酸化膜26、25およびS
OG膜24を除去する。このエッチングは、シリコン窒
化膜20に対するシリコン酸化膜26、25およびSO
G膜24のエッチングレートが大きくなるような条件で
行い、n型半導体領域19や素子分離溝5の上部を覆っ
ているシリコン窒化膜20が完全には除去されないよう
にする。続いて、上記フォトレジスト膜27をマスクに
したドライエッチングでメモリセル選択用MISFET
Qsのn型半導体領域19(ソース、ドレイン)の上部
のシリコン窒化膜20とゲート酸化膜13とを除去する
ことにより、n型半導体領域19(ソース、ドレイン)
の一方の上部にコンタクトホール28を形成し、他方の
上部にコンタクトホール29を形成する。このエッチン
グは、シリコン酸化膜(ゲート酸化膜13および素子分
離溝5内のシリコン酸化膜7)に対するシリコン窒化膜
15のエッチングレートが大きくなるような条件で行
い、n型半導体領域19や素子分離溝5が深く削れない
ようにする。また、このエッチングは、シリコン窒化膜
20が異方的にエッチングされるような条件で行い、ゲ
ート電極14A(ワード線WL)の側壁にシリコン窒化
膜20が残るようにする。これにより、フォトリソグラ
フィの解像限界以下の微細な径を有するコンタクトホー
ル28、29がゲート電極14A(ワード線WL)に対
して自己整合で形成される。コンタクトホール28、2
9をゲート電極14A(ワード線WL)に対して自己整
合で形成するには、あらかじめシリコン窒化膜20を異
方性エッチングしてゲート電極14A(ワード線WL)
の側壁にサイドウォールスペーサを形成しておいてもよ
い。
【0069】なお、図9におけるシリコン酸化膜26お
よびレジスト膜27の表面は、図8に示すような周辺回
路領域におけるシリコン酸化膜25表面に沿って落ち込
み(段差)形状を成している。図9はその形状を省略し
ている。
【0070】次に、フォトレジスト膜27を除去した
後、フッ酸+フッ化アンモニウム混液などのエッチング
液を使って、コンタクトホール28、29の底部に露出
した基板表面のドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。その際、コンタクトホール28、
29の側壁に露出したSOG膜24もエッチング液に曝
されるが、SOG膜24は、前述した800℃程度のシ
ンタリングによってフッ酸系のエッチング液に対するエ
ッチングレートが低減されているので、このウェットエ
ッチング処理によってコンタクトホール28、29の側
壁が大きくアンダーカットされることはない。これによ
り、次の工程でコンタクトホール28、29の内部に埋
め込まれるプラグ同士のショートを確実に防止すること
ができる。
【0071】次に、図10に示すように、コンタクトホ
ール28、29の内部にプラグ30を形成する。プラグ
30は、シリコン酸化膜26の上部にn型不純物(たと
えばP(リン))をドープした多結晶シリコン膜をCV
D法で堆積した後、この多結晶シリコン膜をCMP法で
研磨してコンタクトホール28、29の内部に残すこと
により形成する。
【0072】次に、図11に示すように、シリコン酸化
膜26の上部に膜厚200nm程度のシリコン酸化膜31
を堆積した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理す
る。シリコン酸化膜31は、たとえばオゾン(O3 )と
テトラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用
いたプラズマCVD法で堆積する。この熱処理によっ
て、プラグ30を構成する多結晶シリコン膜中のn型不
純物がコンタクトホール28、29の底部からメモリセ
ル選択用MISFETQsのn型半導体領域19(ソー
ス、ドレイン)に拡散し、n型半導体領域19が低抵抗
化される。
【0073】次に、図12に示すように、フォトレジス
ト膜32をマスクにしたドライエッチングで前記コンタ
クトホール28の上部のシリコン酸化膜31を除去して
プラグ30の表面を露出させる。次に、フォトレジスト
膜32を除去した後、図13に示すように、フォトレジ
スト膜33をマスクにしたドライエッチングで周辺回路
領域のシリコン酸化膜31、26、25、SOG膜24
およびゲート酸化膜13を除去することにより、nチャ
ネル型MISFETQnのn+ 型半導体領域23(ソー
ス、ドレイン)の上部にコンタクトホール34、35を
形成し、pチャネル型MISFETQpのp+ 型半導体
領域22(ソース、ドレイン)の上部にコンタクトホー
ル36、37を形成する。
【0074】次に、フォトレジスト膜33を除去した
後、図14に示すように、シリコン酸化膜31の上部に
ビット線BLおよび周辺回路の第1層配線38、39を
形成する。ビット線BLおよび第1層配線38、39を
形成するには、まずシリコン酸化膜31の上部に膜厚5
0nm程度のTi膜をスパッタリング法で堆積し、半導体
基板1を800℃程度で熱処理する。次いで、Ti膜の
上部に膜厚50nm程度のTiN膜をスパッタリング法で
堆積し、さらにその上部に膜厚150nm程度のW膜と膜
厚200nm程度のシリコン窒化膜40とをCVD法で堆
積した後、フォトレジスト膜41をマスクにしてこれら
の膜をパターニングする。
【0075】シリコン酸化膜31の上部にTi膜を堆積
した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理すること
により、Ti膜と下地Siとが反応し、nチャネル型M
ISFETQnのn+ 型半導体領域23(ソース、ドレ
イン)の表面とpチャネル型MISFETQpのp+
半導体領域22(ソース、ドレイン)の表面とプラグ3
0の表面とに低抵抗のTiSi2 (チタンシリサイド)
層42が形成される。これにより、n+ 型半導体領域2
3、p+ 型半導体領域22およびプラグ30に接続され
る配線(ビット線BL、第1層配線38、39)のコン
タクト抵抗を低減することができる。また、ビット線B
LをW膜/TiN膜/Ti膜で構成することにより、そ
のシート抵抗を2Ω/□以下にまで低減できるので、情
報の読み出し速度および書き込み速度を向上させること
ができると共に、ビット線BLと周辺回路の第1層配線
38、39とを一つの工程で同時に形成することができ
るので、DRAMの製造工程を短縮することができる。
さらに、周辺回路の第1層配線(38、39)をビット
線BLと同層の配線で構成した場合には、第1層配線を
メモリセルの上層のAl配線で構成する場合に比べて周
辺回路のMISFET(nチャネル型MISFETQ
n、pチャネル型MISFETQp)と第1層配線とを
接続するコンタクトホール(34〜37)のアスペクト
比が低減されるため、第1層配線の接続信頼性が向上す
る。
【0076】ビット線BLは、隣接するビット線BLと
の間に形成される寄生容量をできるだけ低減して情報の
読み出し速度および書き込み速度を向上させるために、
その間隔がその幅よりも長くなるように形成する。ビッ
ト線BLの間隔はたとえば0.24μm程度とし、その幅
はたとえば0.22μm程度とする。
【0077】なお、TiSi2 層42は、熱処理による
劣化が生じる可能性があるが、その熱処理として後に説
明する情報蓄積用容量素子の容量絶縁膜の形成工程が考
えられる。しかしながら、後に説明するように、本実施
の形態においては容量絶縁膜の形成工程が低温化される
ため、TiSi2 層42が熱処理により劣化し、接続抵
抗の上昇等の不具合を生じることはない。
【0078】次に、フォトレジスト膜41を除去した
後、図15に示すように、ビット線BLの側壁と第1層
配線38、39の側壁とにサイドウォールスペーサ43
を形成する。サイドウォールスペーサ43は、ビット線
BLおよび第1層配線38、39の上部にCVD法でシ
リコン窒化膜を堆積した後、このシリコン窒化膜を異方
性エッチングして形成する。
【0079】次に、図16に示すように、ビット線BL
および第1層配線38、39の上部に膜厚300nm程度
のSOG膜44をスピン塗布する。次いで、半導体基板
1を800℃、1分程度熱処理してSOG膜44をシン
タリング(焼き締め)する。SOG膜44は、BPSG
膜に比べてリフロー性が高く、微細な配線間のギャップ
フィル性に優れているので、フォトリソグラフィの解像
限界程度まで微細化されたビット線BL同士の隙間を良
好に埋め込むことができる。また、SOG膜44は、B
PSG膜で必要とされる高温、長時間の熱処理を行わな
くとも高いリフロー性が得られるため、ビット線BLの
下層に形成されたメモリセル選択用MISFETQsの
ソース、ドレインや周辺回路のMISFET(nチャネ
ル型MISFETQn、pチャネル型MISFETQ
p)のソース、ドレインに含まれる不純物の熱拡散を抑
制して浅接合化を図ることができる。さらに、ゲート電
極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、1
4Cを構成するメタル(W膜)の劣化を抑制できるの
で、DRAMのメモリセルおよび周辺回路を構成するM
ISFETの高性能化を実現することができる。また、
ビット線BLおよび第1層配線38、39を構成するT
i膜、TiN膜、W膜の劣化を抑制して配線抵抗の低減
を図ることができる。
【0080】次に、SOG膜44の上部に膜厚600nm
程度のシリコン酸化膜45を堆積した後、このシリコン
酸化膜45をCMP法で研磨してその表面を平坦化す
る。シリコン酸化膜45は、たとえばオゾン(O3 )と
テトラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用
いたプラズマCVD法で堆積する。
【0081】このように、本実施の形態では、ビット線
BLおよび第1層配線38、39の上部に成膜直後でも
平坦性が良好なSOG膜44を塗布し、さらにその上部
に堆積したシリコン酸化膜45をCMP法で平坦化す
る。これにより、ビット線BL同士の微細な隙間のギャ
ップフィル性が向上すると共に、ビット線BLおよび第
1層配線38、39の上部の絶縁膜の平坦化を実現する
ことができる。また、高温・長時間の熱処理を行わない
ため、メモリセルおよび周辺回路を構成するMISFE
Tの特性劣化を防止して高性能化を実現することができ
ると共に、ビット線BLおよび第1層配線38、39の
低抵抗化を図ることができる。
【0082】次に、シリコン酸化膜45の上部に膜厚1
00nm程度のシリコン酸化膜46を堆積する。このシリ
コン酸化膜46は、CMP法で研磨されたときに生じた
前記シリコン酸化膜45の表面の微細な傷を補修するた
めに堆積する。シリコン酸化膜46は、たとえばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。
【0083】次に、図17に示すように、フォトレジス
ト膜47をマスクにしたドライエッチングでコンタクト
ホール29の上部のシリコン酸化膜46、45、SOG
膜44およびシリコン酸化膜31を除去してプラグ30
の表面に達するスルーホール48を形成する。このエッ
チングは、シリコン酸化膜46、45、31およびSO
G膜44に対するシリコン窒化膜のエッチングレートが
小さくなるような条件で行い、スルーホール48とビッ
ト線BLの合わせずれが生じた場合でも、ビット線BL
の上部のシリコン窒化膜40やサイドウォールスペーサ
43が深く削れないようにする。これにより、スルーホ
ール48がビット線BLに対して自己整合で形成され
る。
【0084】次に、フォトレジスト膜47を除去した
後、フッ酸+フッ化アンモニウム混液などのエッチング
液を使って、スルーホール48の底部に露出したプラグ
30の表面のドライエッチング残渣やフォトレジスト残
渣などを除去する。その際、スルーホール48の側壁に
露出したSOG膜44もエッチング液に曝されるが、S
OG膜44は、前記800℃程度のシンタリングによっ
てフッ酸系のエッチング液に対するエッチングレートが
低減されているので、このウェットエッチング処理によ
ってスルーホール48の側壁が大きくアンダーカットさ
れることはない。これにより、次の工程でスルーホール
48の内部に埋め込まれるプラグとビット線BLとのシ
ョートを確実に防止することができる。また、プラグと
ビット線BLとを十分に離間させることができるので、
ビット線BLの寄生容量の増加を抑制することができ
る。
【0085】次に、図18に示すように、スルーホール
48の内部にプラグ49を形成する。プラグ49は、多
結晶シリコン膜からなり、プラグ30と同様に形成され
る。
【0086】次に、図19に示すように、シリコン酸化
膜46の上部に膜厚1.3μm程度のシリコン酸化膜50
を堆積し、フォトレジスト膜51をマスクとしてシリコ
ン酸化膜50をドライエッチングすることにより溝52
を形成する。シリコン酸化膜50は、たとえばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。また、溝
52は、プラグ49の上部に開口され、プラグ49の上
面が露出するまで行なう。溝52の内壁には後に説明す
るキャパシタの下部電極が形成される。
【0087】次に、フォトレジスト膜51を除去した
後、図20に示すように、第1層目の非晶質シリコン膜
53を堆積する。非晶質シリコン膜53は、CVD法で
堆積され、その膜厚は30nmとする。また、非晶質シ
リコン膜53には、4.0×1020atoms/cm3 程度の濃度
のリン(P)を導入する。リンの導入はCVD法で非晶
質シリコン膜53を堆積する際に不純物ガスとしてたと
えばホスフィン(PH3)を原料ガスに混入し導入でき
るが、これに限られず、イオン注入法等を用いて不純物
を導入してもよい。第1層目の非晶質シリコン膜53
は、後に説明するように結晶化されて多結晶シリコン膜
となり下部電極の一部となるが、粒状シリコン結晶の成
長には寄与せず、膜状態で結晶化される。このため下部
電極の導電性が確保される。また、4.0×1020atoms/
cm3 程度という比較的高い濃度の不純物が導入されるた
めこの点からも下部電極の導電性が確保されることとな
る。
【0088】次に、CVD装置の反応室内に半導体基板
1を保持した状態で、反応室をリークし、反応室内に大
気を導入する。この後、図21に示すように、第2層目
の非晶質シリコン膜54を堆積する。非晶質シリコン膜
54は、CVD法により堆積し、膜厚は20nmとす
る。また、非晶質シリコン膜54には、1.5×1020at
oms/cm3 程度の濃度のリン(P)を前記と同様に導入す
る。
【0089】非晶質シリコン膜54は、後に説明するよ
うに、粒状シリコン結晶に成長する原料層であり粒状結
晶は下部電極の表面部分を構成する。このため、不純物
の濃度は1.5×1020atoms/cm3 程度と比較的低くして
粒状結晶が容易に成長するように調整する。また、非晶
質シリコン膜54の膜厚により粒状結晶の高さつまり、
下部電極の膜厚が調整できる。たとえば粒状結晶の高さ
を高くする場合には非晶質シリコン膜54の膜厚を厚く
し、低くする場合には膜厚を薄くする。このように非晶
質シリコン膜54の膜厚で粒状結晶の高さを容易に調整
できる。
【0090】なお、非晶質シリコン膜53、54に導入
される不純物の濃度は前記に限られない。非晶質シリコ
ン膜53の不純物濃度は、下部電極の導電性を確保する
点から多いほど好ましいが、あまりに多いとドーピング
できず、結晶化の妨げになる場合もある。従って非晶質
シリコン膜53の不純物濃度は、1×1020atoms/cm3
以上、1×1022atoms/cm3 以下とすることができる。
非晶質シリコン膜54の不純物濃度は、粒状結晶の成長
性を考慮すれば低い方が望ましい。従って、非晶質シリ
コン膜53の不純物濃度は、5.0×1020atoms/cm3
下、好ましくは1.5×1020atoms/cm3 以下とするのが
よい。
【0091】また、非晶質シリコン膜53、54の膜厚
は前記に限られない。非晶質シリコン膜53は下部電極
の導電性を確保する観点から厚い方が望ましいが、あま
りに厚いと微細加工に対応できない。従って非晶質シリ
コン膜53の膜厚は20nm以上100nm以下とする
ことができる。非晶質シリコン膜54は、前記したよう
に粒状結晶の原料層となる。従って、膜厚が厚いと大き
な(高さの高い)粒状結晶が成長し微細加工上好ましく
ない。しかし、あまりに薄いと粒状結晶が成長しなくな
ることが本発明者らの検討により判明している。従っ
て、非晶質シリコン膜54の膜厚は20nm以上とする
ことができる。
【0092】前記したように、第2層目の非晶質シリコ
ン膜54の堆積前に、第1層目の非晶質シリコン膜53
を一旦大気雰囲気に曝すため、図22に示すように、非
晶質シリコン膜53と非晶質シリコン膜54との間に自
然酸化膜55が形成される。自然酸化膜55は、その膜
厚が2nm以下である。また、図22では便宜上自然酸
化膜55を連続した膜として示しているが、必ずしも膜
である必要はなく、島状(アイランド状)のシリコン酸
化物であってもよい。自然酸化膜55は、後に説明する
第2層目の非晶質シリコン膜54の結晶化の際に、粒状
結晶の原料となるシリコン原子の供給を非晶質シリコン
膜54からだけに制限し、第1層目の非晶質シリコン膜
53からは粒状シリコン結晶の成長に寄与するシリコン
原子の供給がされないようにシリコン原子の移動を阻害
する阻害物の機能を有する。
【0093】なお、ここでは第1層目の非晶質シリコン
膜53の表面を大気解放により大気雰囲気に暴露して自
然酸化膜55が形成される場合を例示しているが、積極
的に前記したようなシリコン原子の移動を阻害する阻害
物を薄膜、あるいは付着物として形成してもよい。たと
えばごく短時間のシリコン酸化膜の堆積、あるいはたと
えばの酸化剤たとえばオゾン、酸化窒素等の暴露、ある
いは酸化雰囲気でのプラズマ処理、紫外線照射処理等を
行ってもよい。
【0094】次に、図23に示すように、溝52を埋め
込む絶縁膜56を堆積する。絶縁膜56の堆積によりそ
の表面をほぼ平坦にすることが好ましく、また、絶縁膜
56は、後にエッチバックされ、溝52内の残存物をエ
ッチングして除去するものであるため、シリコン酸化膜
50に対してエッチングが容易な材料からなるものが好
ましい。たとえばSOG(Spin On Glass )膜、レジス
ト等の有機樹脂が例示できる。
【0095】次に、図24に示すように、絶縁膜56を
ドライエッチングによりエッチバックする。このエッチ
バックは、溝52以外のシリコン酸化膜50表面の非晶
質シリコン膜53、54がエッチングされるまで行う。
このようにして溝52内に筒型の非晶質シリコン膜5
3、54の積層膜が残存する。
【0096】次に、図25に示すように、溝52内の絶
縁膜56をたとえばHF(フッ化水素)系のエッチング
により除去し、非晶質シリコン膜54の表面を露出させ
る。
【0097】次に、図26に示すように、非晶質シリコ
ン膜54を結晶化して粒状シリコン結晶57を成長させ
る。粒状シリコン結晶57の成長は次の2段階に分けら
れる。まず、シリコン核づけの段階であり、次にシリコ
ンの粒成長を促す熱処理の段階である。この2段階を連
続して処理する。
【0098】シリコン核づけの条件は、たとえば圧力1
×10-3Torrのモノシラン(SiH4 )ガス雰囲気
中で、処理温度740℃、処理時間60秒の条件で半導
体基板1を保持する。これにより非晶質シリコン膜54
の表面にシリコン核が形成される。次に、熱処理の条件
は、たとえば処理圧力1×10-8Torr、処理温度7
40℃、処理時間150秒である。この条件下でシリコ
ンが粒状に成長する。
【0099】ここで、前記したように、粒状シリコン結
晶57は非晶質シリコン膜54から成長し、非晶質シリ
コン膜53からのシリコンの供給はなされない。これ
は、シリコン移動阻害物である自然酸化膜55の機能に
より、非晶質シリコン膜53からのシリコンの移動が生
じないためである。この結果、上記熱処理により非晶質
シリコン膜54からシリコンが供給されて表面に生じた
シリコン核が非晶質シリコン膜54からのシリコンを吸
い上げ成長しても、非晶質シリコン膜54が無くなるま
でつまりシリコンが供給され尽くせば粒状シリコン結晶
57の成長はそこで止まる。これが粒状シリコン結晶5
7の高さ(凹凸の高さ)を非晶質シリコン膜54の膜厚
により制御できる機構であると考えられる。このため、
従来熱処理時間により成長粒の大きさ(高さ)を制御し
ていたところ、時間の要因はほぼ無関係となり、熱処理
時間によらず粒状シリコン結晶57の高さ(大きさ)を
調整することが可能となる。いわば自己終了型の反応で
あり、極めて制御性がよく、プロセスウインドウが広く
なり、工程の安定化、ロバスト性の向上に極めて有利と
なる。
【0100】次に、800℃程度の熱処理を施し、第1
層目の非晶質シリコン膜53を結晶化して多結晶シリコ
ン膜58とする。このようにして多結晶シリコン膜5
8、粒状シリコン結晶57からなる下部電極59が形成
される。なお、上記に核づけ、各熱処理の条件はあくま
でも例示であり、これに限定されない。たとえば温度、
処理時間の条件等は他の条件を任意に選択できるし、ま
た、モノシランに代えてジシラン(Si2 6 )を用い
ることもできる。
【0101】図27は、下部電極59の一部を模式的に
拡大して示した断面図である。粒状シリコン結晶57は
ほとんどすべての非晶質シリコン膜54からのシリコン
の供給を受けて成長が完了している状態を示している。
このため、粒状シリコン結晶57同士では膜としてつな
がっておらず、多結晶シリコン膜58の表面に付着した
様になっている。一方、多結晶シリコン膜58は、粒界
で結晶同士が接触し、十分な電気的導通が図られる。ま
た、非晶質シリコン膜53からシリコンが供給されない
ため、その膜厚の減少は無く、非晶質シリコン膜53と
して形成された形状がそのまま維持されて結晶化され
る。また、多結晶シリコン膜58は非晶質シリコン膜5
3から固相成長により結晶化して形成される。このた
め、多結晶シリコン膜58の表面は極めて平坦であり、
その表面粗さ(たとえば5点平均粗さ)は多結晶シリコ
ン膜58の膜厚の10%以下である。
【0102】また、粒状シリコン結晶57と多結晶シリ
コン膜58の面方位は相違している。これは、粒状シリ
コン結晶57と多結晶シリコン膜58とが、何れか一方
の結晶性に影響されず結晶化したことを示しており、阻
害膜である自然酸化膜55の存在が原因していると考え
られる。
【0103】実際の下部電極形状を電子顕微鏡(SE
M)で観察した断面形状の写真の模写図を図28に示
す。図28に示す部分は、ほぼ図26におけるA部であ
る。図26に示すように第1層目の非晶質シリコン膜5
3が結晶化した多結晶シリコン膜58はほぼ平坦であ
り、その平坦な多結晶シリコン膜58の表面に粒状シリ
コン結晶57が付着したように形成されている様子が観
察できる。また、粒状シリコン結晶57の高さは均一に
形成されており、極めて制御性良く粒成長されたモノで
あることが理解できよう。なお、粒状シリコン結晶57
の表面に描かれているのは次に説明する容量絶縁膜60
である。
【0104】なお、図27において自然酸化膜55を連
続した膜のように描いているが前記したと同様に、自然
酸化膜55が現実に膜として形成されていることを要件
とするものではなく、図27においては便宜上膜として
描いているのみである。従って、自然酸化膜55は、実
際にはアイランド状に形成されたシリコン酸化物であっ
てもよく、シリコン酸化物が存在しない界面領域があっ
てもかまわない。また、自然酸化膜55は極めて薄いた
め、図28に示すSEM写真の模写図には当然描けるも
のではない。
【0105】次に、図29に示すように、半導体基板1
の全面に容量絶縁膜60を形成する。容量絶縁膜60
は、たとえばCVD法によるシリコン酸化膜、シリコン
窒化膜、シリコン酸化膜の積層膜で構成することができ
る。この場合、シリコン酸化膜による下部電極表面の酸
化を防止するため、容量絶縁膜60の形成前にたとえば
アンモニア雰囲気で熱処理し、下部電極の表面を窒化し
てもよい。
【0106】また、容量絶縁膜60は、酸化タンタル膜
を用いることもできる。酸化タンタル膜はCVD法によ
り非晶質の酸化タンタル膜を堆積し、これを酸素雰囲気
における熱処理で結晶化し、多結晶酸化タンタル膜を形
成してもよい。この場合にも下部電極表面の酸化を防止
するため、容量絶縁膜60の形成前にたとえばアンモニ
ア雰囲気で熱処理し、下部電極の表面を窒化してもよ
い。
【0107】次に、容量絶縁膜60上に上部電極となる
導電体膜61を堆積し、図30に示すように、フォトレ
ジスト膜62をマスクとして導電体膜61および容量絶
縁膜60をエッチングする。導電体膜61としては、た
とえば多結晶シリコン膜、窒化タングステン膜、タング
ステン膜、窒化チタン膜が例示できる。
【0108】次に、フォトレジスト膜62を除去し、図
32に示すように、情報蓄積用容量素子Cの上部に膜厚
40nm程度のシリコン酸化膜63を堆積する。シリコン
酸化膜63は、たとえばオゾン(O3 )とテトラエトキ
シシラン(TEOS)とをソースガスに用いたプラズマ
CVD法で堆積する。その後、フォトレジスト膜をマス
クにしたドライエッチングで周辺回路の第1層配線38
の上部の絶縁膜を除去することにより、スルーホール6
4を形成する。その後、スルーホール64の内部にプラ
グ65を形成し、続いてシリコン酸化膜63の上部に第
2層配線66を形成する。プラグ65は、シリコン酸化
膜63の上部にスパッタリング法で膜厚100nm程度の
TiN膜を堆積し、さらにその上部にCVD法で膜厚5
00nm程度のW膜を堆積した後、これらの膜をエッチバ
ックしてスルーホール64の内部に残すことにより形成
する。第2層配線66は、シリコン酸化膜63の上部に
スパッタリング法で膜厚50nm程度のTiN膜、膜厚5
00nm程度のAl(アルミニウム)膜、膜厚50nm程度
のTi膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにし
たドライエッチングでこれらの膜をパターニングして形
成する。
【0109】その後、層間絶縁膜を介して第3層配線を
形成し、その上部にシリコン酸化膜とシリコン窒化膜と
で構成されたパッシベーション膜を堆積するが、その図
示は省略する。以上の工程により、本実施の形態のDR
AMが略完成する。
【0110】なお、第3層配線およびそれに接続するプ
ラグは第2層配線の場合と同様に形成することができ、
層間絶縁膜は、たとえば膜厚300nm程度のシリコン酸
化膜、膜厚400nm程度のSOG膜および膜厚300nm
程度のシリコン酸化膜で構成できる。シリコン酸化膜
は、たとえばオゾン(O3 )とテトラエトキシシラン
(TEOS)とをソースガスに用いたプラズマCVD法
で堆積できる。
【0111】本実施の形態によれば、粒状シリコン結晶
57を制御性良く形成することができる。これにより微
細加工に対応した粒状シリコン結晶を有する多結晶シリ
コン膜を提供できる。
【0112】また、多結晶シリコン膜58が粒状シリコ
ン結晶57の成長に関わり無くその膜厚を維持すること
ができるため、下部電極59の導電性を十分に確保する
ことができる。この導電性は、多結晶シリコン膜58と
なる非晶質シリコン膜53への不純物導入量を調整する
ことによっても良好に維持することができる。
【0113】また、多結晶シリコン膜58への不純物の
多量な導入は、下部電極59の空乏層の形成を抑制する
効果も有する。つまり、下部電極59を構成する多結晶
シリコン膜58に不純物を大量に導入し、一方、粒状シ
リコン結晶57にはその成長阻害性を考慮して不純物を
少なくする。しかし、容量絶縁膜60の形成工程等高温
の熱プロセスを経れば、多結晶シリコン膜58中の不純
物が十分に活性化され、あるいは、多結晶シリコン膜5
8から粒状シリコン結晶57への不純物の拡散が発生す
る。粒成長後に不純物濃度が増加することは結晶性等に
何ら影響せず、むしろ空乏層の形成を抑えて容量値の低
下を抑制できる。この結果蓄積電荷量を増加してDRA
Mのリフレッシュ特性を向上できる。
【0114】なお、本実施の形態では、非晶質シリコン
膜54が全て粒状シリコン結晶57に成長する場合を説
明したが、図32に示すように、非晶質シリコン膜54
の一部が粒状シリコン結晶67に成長し、一部が多結晶
シリコン膜68として残存してもよい。
【0115】(実施の形態2)図33〜図35は、実施
の形態2のDRAMの製造工程の一例を工程順に示した
断面図である。図33〜図35において、(a)はDR
AMの情報蓄積用容量素子の部分を拡大した断面図であ
り、(b)は情報蓄積用容量素子を構成する下部電極の
一部を拡大した断面図である。
【0116】本実施の形態のDRAMは、その回路構成
および平面構成において図1および図2に示したものと
同様である。また、情報蓄積用容量素子Cの構造におい
て相違するところを除き、実施の形態1の断面とも同様
である。したがって、以下の説明ではその相違する部分
についてのみ説明し、同様な部分の説明は省略する。
【0117】本実施の形態2のDRAMの製造方法は、
実施の形態1における図19までの工程と同様である。
その後、図33(a)に示すように、シリコン酸化膜5
0の溝52の内部を覆うように多結晶シリコン膜69を
形成する。実施の形態1では非晶質シリコン膜53を堆
積し、後にこれを熱処理して結晶化したが、本実施の形
態では、アズデポ状態で多結晶シリコン膜となるように
CVD法により多結晶シリコン膜69を堆積した。この
ため図33(b)に示すように、表面に多結晶シリコン
膜のグレインに起因するある程度の凹凸が形成される。
【0118】次に、図34(a)に示すように、多結晶
シリコン膜69上に非晶質シリコン膜70を堆積する。
図34(b)に示すように、本実施の形態では自然酸化
膜が形成されていない。
【0119】次に、実施の形態1の図23および図24
の工程と同様にして溝52内にのみ多結晶シリコン膜6
9および非晶質シリコン膜70のみを残存させ、図35
(a)に示すように、非晶質シリコン膜70に実施の形
態1と同様なシリコン核づけおよび粒成長促進のための
熱処理を行い、粒状シリコン結晶71を成長させる。
【0120】本実施の形態の場合、阻害膜である酸化膜
が形成されていないが、粒状シリコン結晶71の原料層
である非晶質シリコン膜70は多結晶シリコン膜69上
に形成されているため、粒状シリコン結晶71の成長に
おいて多結晶シリコン膜69からシリコンが供給される
ことはない。このため、阻害層を有さなくとも制御性の
よい粒状シリコン結晶71を得ることができる。なお、
多結晶シリコン膜69および非晶質シリコン膜70の膜
厚および不純物濃度は実施の形態1と同様とする。
【0121】上記のように粒状シリコン結晶71の成長
において多結晶シリコン膜69からシリコンが供給され
ることがないため、図35(b)に示すように、粒状シ
リコン結晶71が成長し尽くした後においても多結晶シ
リコン膜69の膜厚は維持され、必要な導電性は多結晶
シリコン膜69により確保される。
【0122】なお、図36に示すように、非晶質シリコ
ン膜70の一部が粒状シリコン結晶72に成長し、一部
が多結晶シリコン膜73として残存してもよい。
【0123】(実施の形態3)図37〜図39は、実施
の形態3のDRAMの製造工程の一例を工程順に示した
断面図である。図37〜図39において、(a)はDR
AMの情報蓄積用容量素子の部分を拡大した断面図であ
り、(b)は情報蓄積用容量素子を構成する下部電極の
一部を拡大した断面図である。
【0124】本実施の形態の製造方法は、実施の形態2
の製造方法において阻害膜である自然酸化膜が形成され
ていることを除き同様である。したがって、以下の説明
ではその相違する部分についてのみ説明し、同様な部分
の説明は省略する。
【0125】実施の形態2の図33の場合と同様に多結
晶シリコン膜69を形成する。その後、図37に示すよ
うに、反応室に大気をリークし、多結晶シリコン膜69
の表面を大気に曝して自然酸化膜74を形成する。
【0126】次に、図38に示すように、実施の形態2
と同様に非晶質シリコン膜70を形成する。本実施の形
態においては、自然酸化膜74が形成されているため、
非晶質シリコン膜70の堆積の際に多結晶シリコン膜6
9の結晶性を反映したホモエピタキシャル成長が生じる
恐れがない。すなわち、非晶質シリコン膜70の堆積条
件によってはホモエピタキシャル成長が生じ、非晶質シ
リコン膜70にマイクロクリスタル(微結晶)が含まれ
る可能性があるが、本実施の形態ではそのような可能性
が極めて低い。つまり、自然酸化膜74が非晶質シリコ
ン膜70のエピタキシャル成長(結晶化)を阻害する膜
として機能する。
【0127】次に、図39に示すように、実施の形態2
と同様に溝52内にのみ多結晶シリコン膜69および非
晶質シリコン膜70を残存させ、非晶質シリコン膜70
を粒状シリコン結晶71を成長させる。
【0128】本実施の形態では結晶化阻害膜である自然
酸化膜74が形成されているため、非晶質シリコン膜7
0をほぼ完全に非晶質として堆積でき、確実に粒状シリ
コン結晶71を成長させることができる。
【0129】なお、実施の形態1、2と同様に、粒状シ
リコン結晶71の成長を途中で止めて、粒状部を有する
多結晶シリコン膜としてもよいことは勿論である。
【0130】(実施の形態4)図40〜図43は、実施
の形態4のDRAMの製造工程の一例を工程順に示した
断面図であり、DRAMの情報蓄積用容量素子の部分を
拡大した断面図である。
【0131】本実施の形態のDRAMは、その回路構成
および平面構成において図1および図2に示したものと
同様である。また、情報蓄積用容量素子Cの構造におい
て相違するところを除き、実施の形態1の断面とも同様
である。したがって、以下の説明ではその相違する部分
についてのみ説明し、同様な部分の説明は省略する。
【0132】本実施の形態のDRAMの製造方法は、実
施の形態1における図19までの工程と同様である。そ
の後、図40に示すように、シリコン酸化膜50の溝5
2の内部を覆うように非晶質シリコン膜75を形成す
る。実施の形態1ではさらに非晶質シリコン膜を堆積し
たが、本実施の形態では、図41に示すように、この段
階で非晶質シリコン膜75を粒成長させ粒状シリコン結
晶76を形成する。このように1層の非晶質シリコン膜
75で粒状シリコン結晶76に成長させるため、下地の
結晶性や阻害膜の介在を考慮すること無く粒状シリコン
結晶76を制御性よく形成できる。
【0133】次に、図42に示すように、多結晶シリコ
ン膜77を全面に堆積する。なお、多結晶シリコン膜7
7は、非晶質シリコン膜を堆積後にこれを固相成長させ
て形成してもよい。
【0134】次に、図43に示すように溝52を埋める
絶縁膜56を実施の形態1と同様に形成し、図44に示
すように、実施の形態1と同様に絶縁膜56をエッチバ
ックしてシリコン酸化膜50上面の多結晶シリコン膜7
7および粒状シリコン結晶76を除去し、溝52に残存
した絶縁膜56を除去する。
【0135】このようにして多結晶シリコン膜77およ
び粒状シリコン結晶76からなる下部電極が形成され
る。後の工程は実施の形態1と同様である。
【0136】本実施の形態によれば、下地の結晶性や阻
害膜の介在を考慮すること無く粒状シリコン結晶76を
制御性よく形成でき、また、多結晶シリコン膜77によ
って下部電極の導電性を確保できる。非晶質シリコン膜
75は実施の形態1の非晶質シリコン膜54に相当する
ものであり、多結晶シリコン膜77は、実施の形態1に
おける非晶質シリコン膜53に相当するものである。そ
れらの膜厚あるいは不純物濃度は、実施の形態1の各相
当する膜の値を適用できる。
【0137】なお、本実施の形態において、非晶質シリ
コン膜75の堆積前に、図45に示すように、接着膜7
8を形成することができる。接着膜78は、非晶質シリ
コン膜75の結晶化による粒状シリコン結晶76のシリ
コン酸化膜50への接着性を向上することができる。接
着膜78には、たとえば多結晶シリコン膜が適用でき、
その膜厚は20nm以下の薄膜でよい。
【0138】非晶質シリコン膜75の結晶化による粒状
シリコン結晶76の成長の後には、図46に示すよう
に、粒状シリコン結晶76は接着膜78を介してシリコ
ン酸化膜50に接着しており剥離しにくくなる。なお、
接着膜78と非晶質シリコン膜75との界面には自然酸
化膜等の阻害膜が形成されていてもよい。
【0139】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0140】たとえば、前記実施の形態において情報蓄
積用容量素子の下部電極として筒形状のもの例示した
が、たとえばの構造のものたとえばスタック型、フィン
型等の構造にも適用できる。
【0141】また、実施の形態2において、下部電極の
第1層目として多結晶シリコン膜の例を示したが、これ
に限られず、タングステンシリサイド膜、チタンシリサ
イド膜またはコバルトシリサイド膜等の金属シリサイド
膜でも良く、タングステン膜、チタン膜、コバルト膜、
窒化チタン膜または窒化タングステン膜等の金属膜また
は金属化合物膜であってもよい。また、多結晶シリコン
膜と金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜と
の積層膜であってもよい。
【0142】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0143】(1)キャパシタ下部電極に適用する多結
晶シリコン膜の膜厚を、粒状シリコンの部分(凹凸部
分)を含めて制御できる。
【0144】(2)多結晶シリコン膜表面の粒状シリコ
ン(凹凸)の高さを容易に制御できる。
【0145】(3)キャパシタ下部電極に適用する多結
晶シリコン膜の高抵抗化を防止し、下部電極の導電性を
確保できる。
【0146】(4)キャパシタ下部電極を構成する多結
晶シリコン膜と容量絶縁膜との界面での多結晶シリコン
膜の空乏層の発生(空乏化)を防止し、空乏化による蓄
積容量の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のDRAMを形成した半導体チッ
プの全体平面図である。
【図2】実施の形態1のDRAMの等価回路図である。
【図3】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を工
程順に示した断面図である。
【図4】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を工
程順に示した断面図である。
【図5】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を工
程順に示した断面図である。
【図6】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を工
程順に示した断面図である。
【図7】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を工
程順に示した断面図である。
【図8】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を工
程順に示した断面図である。
【図9】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を工
程順に示した断面図である。
【図10】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図11】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図12】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図13】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図14】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図15】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図16】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図17】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図18】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図19】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図20】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図21】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図22】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図23】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図24】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図25】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図26】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図27】下部電極の一部を模式的に拡大して示した断
面図である。
【図28】下部電極断面形状を観察したSEM写真の模
写図である。
【図29】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図30】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図31】実施の形態1のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図32】実施の形態1のDRAMの製造工程の他の例
を拡大して示した断面図である。
【図33】実施の形態2のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図34】実施の形態2のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図35】実施の形態2のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図36】実施の形態2のDRAMの製造工程の他の例
を示した断面図である。
【図37】実施の形態3のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図38】実施の形態3のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図39】実施の形態3のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図40】実施の形態4のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図41】実施の形態4のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図42】実施の形態4のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図43】実施の形態4のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図44】実施の形態4のDRAMの製造工程の一例を
工程順に示した断面図である。
【図45】実施の形態4のDRAMの製造工程の他の例
を工程順に示した断面図である。
【図46】実施の形態4のDRAMの製造工程の他の例
を工程順に示した断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1A 半導体チップ 5 素子分離溝(溝) 6 シリコン酸化膜 7 シリコン酸化膜 10 n型半導体領域 11 p型ウエル 12 n型ウエル 13 ゲート酸化膜 14 ゲート電極 14A ゲート電極 14B ゲート電極 14C ゲート電極 15 シリコン窒化膜 16 フォトレジスト膜 17 p- 型半導体領域 18 n- 型半導体領域 19 n型半導体領域 20 シリコン窒化膜 20a サイドウォールスペーサ 21 フォトレジスト膜 22 p+ 型半導体領域 23 n+ 型半導体領域 24 SOG膜 25 シリコン酸化膜 26 シリコン酸化膜 27 フォトレジスト膜 28 コンタクトホール 29 コンタクトホール 30 プラグ 31 シリコン酸化膜 32 フォトレジスト膜 33 フォトレジスト膜 34 コンタクトホール 36 コンタクトホール 38 第1層配線 40 シリコン窒化膜 41 フォトレジスト膜 42 TiSi2 層 43 サイドウォールスペーサ 44 SOG膜 45 シリコン酸化膜 46 シリコン酸化膜 47 フォトレジスト膜 48 スルーホール 49 プラグ 50 シリコン酸化膜 51 フォトレジスト膜 52 溝 53 非晶質シリコン膜 54 非晶質シリコン膜 55 自然酸化膜 56 絶縁膜 57 粒状シリコン結晶 58 多結晶シリコン膜 59 下部電極 60 容量絶縁膜 61 導電体膜 62 フォトレジスト膜 63 シリコン酸化膜 64 スルーホール 65 プラグ 66 第2層配線 67 粒状シリコン結晶 68 多結晶シリコン膜 69 多結晶シリコン膜 70 非晶質シリコン膜 71 粒状シリコン結晶 72 粒状シリコン結晶 73 多結晶シリコン膜 74 自然酸化膜 75 非晶質シリコン膜 76 粒状シリコン結晶 77 多結晶シリコン膜 78 接着膜 BL ビット線 C 情報蓄積用容量素子 MARY メモリアレイ Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET Qs メモリセル選択用MISFET SA センスアンプ WD ワードドライバ WL ワード線
フロントページの続き (72)発明者 古川 亮一 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 植村 俊雄 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 高松 朗 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 山本 裕彦 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 吉田 正義 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 石坂 正行 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 飯島 晋平 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 大路 譲 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F083 AD24 AD62 JA03 JA04 JA06 JA35 JA39 JA40 KA05 LA12 MA02 MA17 NA01 PR03 PR05 PR21 PR29 PR33 PR36 PR40

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体からなる基板または半導体層をそ
    の表面に有する基板と、前記基板の主面に形成されたM
    ISFETと、前記MISFETのソースまたはドレイ
    ンとして機能する半導体領域に電気的に接続された第1
    電極、前記第1電極に対向して形成された第2電極およ
    び前記第1、第2電極の間に挟まれた容量絶縁膜で構成
    される情報蓄積用容量素子とを有する半導体装置であっ
    て、 前記第1電極は、粒状シリコンまたはその表面に粒状体
    を有する第3多結晶シリコン膜を有し、前記粒状シリコ
    ンまたは第3多結晶シリコン膜上に第4多結晶シリコン
    膜が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置であって、 前記粒状シリコンは、接着層上に形成されていることを
    特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置であって、 前記接着層は、多結晶シリコン膜であることを特徴とす
    る半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の半導体装置であ
    って、 前記接着層と前記粒状シリコンとの界面には、シリコン
    酸化物またはシリコン酸化膜を有することを特徴とする
    半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項に記載の半導
    体装置であって、 前記第4多結晶シリコン膜の膜厚は、20nm以上、1
    00nm以下であることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一項に記載の半導
    体装置であって、 前記第4多結晶シリコン膜に含まれる不純物の濃度は、
    1×1020atoms/cm3以上、1×1022atoms/cm3 以下
    であることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか一項に記載の半導
    体装置であって、 前記第3多結晶シリコン膜に含まれる不純物の濃度は、
    5.0×1020atoms/cm3 以下であることを特徴とする半
    導体装置。
  8. 【請求項8】 (a)半導体からなる基板または半導体
    層をその表面に有する基板の主面上に第1絶縁膜を堆積
    し、前記第1絶縁膜に溝を形成する工程、 (b)前記溝の内面を含む前記第1絶縁膜上に第4非晶
    質シリコン膜を堆積する工程、 (c)前記第4非晶質シリコン膜の表面にシリコン結晶
    核を形成する工程、 (d)前記基板を熱処理し、前記第4非晶質シリコン膜
    をシリコンの粒状結晶に成長させる工程、 (e)前記粒状結晶上に第1多結晶シリコン膜を形成す
    る工程、 (f)前記溝を埋め込む第2絶縁膜を形成する工程、 (g)前記第2絶縁膜および前記溝以外の前記第1絶縁
    膜上の前記第1多結晶シリコン膜および粒状結晶を除去
    し、前記溝内に前記粒状結晶および第1多結晶シリコン
    膜を残存させる工程、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造方法で
    あって、 前記(a)工程の後、前記溝内に、第2多結晶シリコン
    膜または第6非晶質シリコン膜を形成することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    であって、 前記第2多結晶シリコン膜または第6非晶質シリコン膜
    を形成した後、その表面に阻害物を形成することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の半導体装置の製造
    方法であって、 前記阻害物は、シリコン酸化物またはシリコン酸化膜で
    あることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体装置の製造方
    法であって、 前記シリコン酸化物またはシリコン酸化膜は、前記第2
    多結晶シリコン膜または第6非晶質シリコン膜の表面を
    酸素を含有する雰囲気に暴露することにより形成するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8〜12の何れか一項に記載の
    半導体装置の製造方法であって、 前記第1多結晶シリコン膜の膜厚は、20nm以上、1
    00nm以下であり、 前記第1多結晶シリコン膜に含まれる不純物の濃度は、
    1×1020atoms/cm3 以上、1×1022atoms/cm3 以下
    であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項8〜13の何れか一項に記載の
    半導体装置の製造方法であって、 前記第4非晶質シリコン膜の膜厚は20nm以上であ
    り、前記第4非晶質シリコン膜に含まれる不純物の濃度
    は、5×1020atoms/cm3 以下であることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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