JP2000174232A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2000174232A
JP2000174232A JP10349053A JP34905398A JP2000174232A JP 2000174232 A JP2000174232 A JP 2000174232A JP 10349053 A JP10349053 A JP 10349053A JP 34905398 A JP34905398 A JP 34905398A JP 2000174232 A JP2000174232 A JP 2000174232A
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film
misfet
connection hole
memory cell
impurity
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JP10349053A
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Makoto Yoshida
吉田  誠
Toshio Ando
敏夫 安藤
Yoshitaka Tadaki
▲芳▼▲隆▼ 只木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼度を低下することなく、メモリセルの情
報の読み書き速度を向上することによって、DRAMを
有する半導体集積回路装置の高速化を図ることのできる
技術を提供する。 【解決手段】 ビット線BLが形成されるメモリセル選
択用MISFETQsの不純物半導体領域11上にシリ
コン膜21を介してチタンシリサイド膜22を形成し、
接続孔19の内部に形成されるプラグ20を金属膜で構
成することによって、半導体基板1をチタンシリサイド
膜22で侵食することなく、プラグ20のバルク抵抗お
よびコンタクト抵抗を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、DRAM(Dynami
c Random Access Memory)を有する半導体集積回路装置
に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の一つに、メモリセ
ルがメモリセル選択用MISFET(Metal Insulator
Semiconductor Field Effect Transistor )および蓄積
電極と容量絶縁膜を挟んで設けられるプレート電極とか
らなる情報蓄積用容量素子で構成されたDRAMがあ
る。しかし、DRAMは、その大容量化に伴いメモリセ
ルの微細化が進み、情報蓄積用容量素子の蓄積電荷量が
減少して、情報保持特性が低下するという問題がある。
【0003】そこで、64Mbit以上のDRAMで
は、情報蓄積用容量素子をビット線の上方に配置するキ
ャパシタ・オーバー・ビットライン(Capacitor Over B
it line ;COB)構造とし、さらに、蓄積電極を円筒
型またはフィン型なとの立体形状とすることにより、そ
の表面積を大きくして蓄積電荷量の増大を図っている。
【0004】なお、円筒型の蓄積電極を備えた情報蓄積
用容量素子からなるメモリセルについては、例えば培風
館発行「超LSIメモリ」平成6年11月5日発行、伊
藤清男著、P19に記載がある。
【0005】上記メモリセルとしては、例えば、半導体
基板の主面上に堆積した第1導電膜でメモリセル選択用
MISFETのゲート電極を形成し、この第1導電膜の
上層に堆積した第2導電膜でメモリセル選択用MISF
ETのソース、ドレインを構成する一対の不純物半導体
領域に達して設けられる接続孔の内部にプラグを形成
し、この第2導電膜の上層に堆積した第3導電膜でメモ
リセル選択用MISFETの一方の不純物半導体領域の
上方にビット線を形成し、この第3導電膜の上層に堆積
した第4導電膜でメモリセル選択用MISFETの他方
の不純物半導体領域の上方に情報蓄積用容量素子の下部
電極である蓄積電極を形成し、この第4導電膜の上層に
堆積した第5導電膜で情報蓄積用容量素子の上部電極で
あるプレート電極を形成する構造が考えられる。
【0006】この場合、上記第3導電膜のビット線は、
接続孔の内部に形成された第2導電膜のプラグを介して
メモリセル選択用MISFETの一方の不純物半導体領
域に接続され、同様に、上記第4導電膜の蓄積電極は、
接続孔の内部に形成された第2導電膜のプラグを介して
メモリセル選択用MISFETの他方の不純物半導体領
域に接続され、第2導電膜のプラグおよび第4導電膜の
蓄積電極は、リンが添加された多結晶シリコン膜によっ
て構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体集積
回路装置の高集積化が進むに伴って、前記接続孔の径が
縮小されることにより、多結晶シリコン膜によって構成
されるプラグの抵抗(バルク抵抗)、およびプラグとメ
モリセル選択用MISFETの不純物半導体領域とのコ
ンタクト抵抗が増加し、メモリセルの情報を読み出す速
度が遅くなるという問題がある。
【0008】そこで、上記バルク抵抗およびコンタクト
抵抗を低減するために、抵抗の低い金属膜によってプラ
グを構成する方法が本発明者によって検討された。しか
しながら、プラグを構成する金属膜と半導体基板を構成
する単結晶シリコンとが反応して接合部にシリサイド膜
が形成されて半導体基板の表面が侵食されることが明ら
かとなった。
【0009】メモリセル選択用MISFETのソース、
ドレインを構成する不純物半導体領域の不純物濃度は、
短チャネル効果の抑制とリフレッシュ特性の改善のため
に低く設定されるので、上記不純物半導体領域の接合深
さは浅い。このため、シリサイド膜が不純物半導体領域
と半導体基板との接合界面に達しやすく、シリサイド膜
と半導体基板との間にリーク電流が流れてリフレッシュ
特性が著しく低下するなど問題が生じることが考えられ
た。
【0010】本発明の目的は、信頼度を低下することな
く、メモリセルの情報の読み書き速度を向上することに
よって、DRAMを有する半導体集積回路装置の高速化
を図ることのできる技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、 (1)本発明の半導体集積回路装置は、MISFETの
ソース、ドレインを構成する一対の不純物半導体領域上
に設けられた絶縁層に、金属膜によって構成されるプラ
グが埋め込まれた接続孔が少なくとも上記不純物半導体
領域の一方に達して形成され、接続孔の底部にシリコン
膜が形成され、プラグとシリコン膜との接続部にシリサ
イド膜が形成されているものである。
【0013】(2)また、本発明の半導体集積回路装置
の製造方法は、まず、半導体基板の主面上にゲート絶縁
膜、ゲート電極および一対の不純物半導体領域によって
構成されるソース、ドレインからなるMISFETを形
成した後、このMISFETの上層に絶縁層を堆積し、
次いでフォトレジストをマスクにして絶縁層をエッチン
グし、少なくとも不純物半導体領域に達する接続孔を形
成する。次に、接続孔の底部に選択的にシリコン膜を形
成した後、シリコン膜の表面に自己整合でシリサイド膜
を形成し、次いで接続孔に金属膜を埋め込み、金属膜に
よって構成されるプラグを形成するものである。
【0014】上記した手段によれば、MISFETのソ
ース、ドレインを構成する不純物半導体領域に達する接
続孔の内部に形成されるプラグを金属膜によって構成す
ることにより、プラグのバルク抵抗を低減することがで
き、さらに、不純物半導体領域とプラグとの接続部にシ
リコン膜およびシリサイド膜を順次積層して設けること
により、上記シリコン膜によってシリサイド膜が半導体
基板の表面を侵食するのを防ぐことができ、また、上記
シリサイド膜によって不純物半導体領域とプラグとの間
のコンタクト抵抗を低減することができる。上記構造の
接続孔をDRAMのメモリセルのメモリセル選択用MI
SFETのソース、ドレインを構成する不純物半導体領
域上、または周辺回路のnチャネルMISFETおよび
pチャネルMISFETのソース、ドレインを構成する
不純物半導体領域上に適用することにより、信頼度を低
下させることなく、メモリセルの情報の読み書き速度ま
たは周辺回路の動作速度を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態であるDRAMを示す半導体基板の要部断面図で
ある。
【0018】p形の単結晶シリコンからなる半導体基板
1の主面には、メモリアレイのp型ウエル2、周辺回路
のp型ウエル3および周辺回路のn型ウエル4が形成さ
れている。また、p型ウエル2を囲むようにn型のディ
ープウエル5が形成されている。なお、各ウェルには、
しきい値電圧調整層が形成されていてもよい。
【0019】各ウェルの主面には、分離領域6が形成さ
れている。分離領域6は酸化シリコン膜からなり、半導
体基板1の主面に形成された浅溝7に熱酸化された酸化
シリコン膜8を介して形成されている。
【0020】p型ウエル2の主面にはメモリアレイのメ
モリセル選択用MISFETQsが形成されている。ま
た、p型ウエル3およびn型ウエル4の主面には各々n
チャネルMISFETQnおよびpチャネルMISFE
TQpが形成されている。
【0021】メモリセル選択用MISFETQsは、p
型ウエル2の主面上にゲート絶縁膜9を介して形成され
たゲート電極10と、ゲート電極10の両側のp型ウエ
ル2の主面に形成された不純物半導体領域11とからな
る。ゲート絶縁膜9は、例えば7〜8nmの膜厚を有す
る熱酸化により形成された酸化シリコン膜からなる。ゲ
ート電極10は、例えば膜厚70nmの多結晶シリコン
膜、膜厚5nmの窒化タングステン膜および膜厚100
nmのタングステン膜の積層膜とすることができる。ま
た、不純物半導体領域11にはn型の不純物、例えば砒
素またはリンが導入されている。
【0022】メモリセル選択用MISFETQsのゲー
ト電極10の上層には窒化シリコン膜からなるキャップ
絶縁膜12が形成され、されにその上層を窒化シリコン
膜13で覆われる。窒化シリコン膜13は、ゲート電極
10の側壁にも形成されて接続孔を形成する際の自己整
合加工に利用される。なお、メモリセル選択用MISF
ETQsのゲート電極10は、DRAMのワード線とし
て機能するものであり、分離領域6の上面にはワード線
WLが形成されている。
【0023】一方、nチャネルMISFETQnは、p
型ウエル3の主面上に形成され、ゲート絶縁膜9を介し
て形成されたゲート電極10と、ゲート電極10の両側
のウェルの主面に形成された不純物半導体領域14とか
ら構成される。ゲート絶縁膜9およびゲート電極10は
前記と同様である。不純物半導体領域14は、n型の不
純物が導入された低濃度不純物領域14aと高濃度不純
物領域14bとからなり、いわゆるLDD(Lightly Do
ped Drain )構造を形成している。
【0024】同様に、pチャネルMISFETQpは、
n型ウエル4の主面上に形成され、ゲート絶縁膜9を介
して形成されたゲート電極10と、ゲート電極10の両
側のウェルの主面に形成された不純物半導体領域15と
から構成される。ゲート絶縁膜9およびゲート電極10
は前記と同様である。不純物半導体領域15は、p型の
不純物が導入された低濃度不純物領域15aと高濃度不
純物領域15bとからなり、いわゆるLDD構造を形成
している。
【0025】nチャネルMISFETQnおよびpチャ
ネルMISFETQpのゲート電極10の上層には窒化
シリコン膜からなるキャップ絶縁膜12が形成され、側
壁には、例えば窒化シリコン膜13が形成されている。
【0026】メモリセル選択用MISFETQs、nチ
ャネルMISFETQnおよびpチャネルMISFET
Qpは、層間絶縁膜16で覆われている。層間絶縁膜1
6は、例えばSOG(Spin On Glass )膜16a、TE
OS(テトラエトキシシラン)を原料ガスとしプラズマ
CVD(Chemical Vapor Depositio)法により形成され
た酸化シリコン膜(以下TEOS膜という)がCMP
(Chemical MechanicalPolishing )法により平坦化さ
れたTEOS膜16bおよびTEOS膜16cの積層膜
とすることができる。
【0027】層間絶縁膜16の上層には酸化シリコン膜
17が堆積されており、この酸化シリコン膜17上には
ビット線BLおよび第1層配線18が形成されている。
ビット線BLおよび第1層配線18は、例えばチタン
膜、窒化チタン膜およびタングステン膜の積層膜とする
ことができる。
【0028】ビット線BLは、接続孔19の内部に形成
されたプラグ20を介して一対のメモリセル選択用MI
SFETQsに共有される不純物半導体領域11に接続
される。プラグ20は金属膜によって構成されており、
例えば窒化チタン膜およびタングステン膜の積層膜とす
ることができる。また、プラグ20と不純物半導体領域
11との接続部には、シリコン膜21、およびこのシリ
コン膜21とチタン膜とのシリサイド化反応によって得
られるチタンシリサイド膜22が形成されている。上記
シリコン膜21は、不純物がドープされた多結晶シリコ
ン膜または単結晶シリコン膜、不純物がドープされてい
ない多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜によって
構成される。
【0029】チタンシリサイド膜22によりプラグ20
と不純物半導体領域11との間のコンタクト抵抗を低減
し、接続信頼性を向上することができる。また、シリコ
ン膜21を設けることによってチタン膜と半導体基板1
を構成する単結晶シリコンとの反応を防止することがで
きるので、チタンシリサイド膜22が半導体基板1の表
面を侵食することがない。
【0030】第1層配線18は、接続孔23に埋め込ま
れたプラグ20を介してnチャネルMISFETQnの
不純物半導体領域14およびpチャネルMISFETQ
pの不純物半導体領域15、ならびに接続孔24に埋め
込まれたプラグ20を介してnチャネルMISFETQ
nおよびpチャネルMISFETQpの各々のゲート電
極10に接続される。また、プラグ20と不純物半導体
領域14,15との接続部にはチタンシリサイド膜22
が形成されている。これによりプラグ20と不純物半導
体領域14,15との間のコンタクト抵抗を低減し、接
続信頼性を向上することができる。
【0031】ビット線BLおよび第1層配線18は層間
絶縁膜25で覆われている。層間絶縁膜25は、例えば
SOG膜、CMP法により平坦化されたTEOS膜、T
EOS膜の積層膜とすることができる。
【0032】メモリアレイの層間絶縁膜25の上層には
情報蓄積用容量素子が形成されている。情報蓄積用容量
素子は、n型の不純物がドープされた多結晶シリコン膜
からなる蓄積電極26と、例えば窒化シリコン膜および
酸化タンタルからなる容量絶縁膜(図示せず)と、例え
ば窒化チタンからなるプレート電極27とから構成され
る。蓄積電極26は、窒化シリコン膜13および層間絶
縁膜16に形成された接続孔28に埋め込まれたプラグ
29、ならびに酸化シリコン膜17および層間絶縁膜2
5に形成された接続孔30を介して、ビット線BLに接
続される不純物半導体領域11とは逆の不純物半導体領
域11に接続される。プラグ29は多結晶シリコン膜に
よって構成される。
【0033】情報蓄積用容量素子の上層には、例えばT
EOS膜からなる絶縁膜31を介して第2層配線32が
形成されている。第2層配線32は、例えばチタン膜、
アルミニウム合金膜および窒化チタン膜の積層膜とする
ことができる。
【0034】第2層配線32は、接続孔33に埋め込ま
れたプラグ34を介して第1層配線18に接続される。
プラグ34は、金属膜によって構成され、例えば窒化チ
タンとタングステン膜との積層膜とすることができる。
【0035】次に、本発明の一実施の形態であるDRA
Mの製造方法を図2〜図14を用いて工程順に説明す
る。図2〜図14は本発明の一実施の形態のDRAMの
製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【0036】まず、図2に示すように、p型の単結晶シ
リコンによって構成される半導体基板1を用意し、この
半導体基板1の主面に浅溝7を形成する。その後半導体
基板1に熱酸化を施し、酸化シリコン膜8を形成する。
さらに酸化シリコン膜を堆積してこれをCMP法により
研磨して浅溝7内にのみ酸化シリコン膜を残し、分離領
域6を形成する。
【0037】次に、フォトレジストをマスクにして不純
物をイオン注入し、p型ウエル2,3、n型ウエル4お
よびディープウェル5を形成する。
【0038】次に、図3に示すように、p型ウエル2,
3、n型ウエル4が形成された活性領域に熱酸化法によ
りゲート絶縁膜9を形成し、さらに半導体基板1の全面
に不純物がドープされた多結晶シリコン膜、窒化タング
ステン膜、タングステン膜および窒化シリコン膜を順次
堆積する。その後、窒化シリコン膜、タングステン膜、
窒化タングステン膜および多結晶シリコン膜をフォトレ
ジストをマスクにしてパターニングし、タングステン
膜、窒化タングステン膜および多結晶シリコン膜によっ
て構成されるゲート電極10(ワード線WL)および窒
化シリコン膜によって構成されるキャップ絶縁膜12を
形成する。さらにフォトレジストをマスクにして自己整
合的に不純物をイオン注入し、メモリセル選択用MIS
FETQsの不純物半導体領域11、nチャネルMIS
FETQnの低濃度不純物領域14aおよびpチャネル
MISFETQpの低濃度不純物領域15aを各々形成
する。
【0039】次に、図4に示すように、半導体基板1の
全面に窒化シリコン膜13を堆積した後、図5に示すよ
うに、フォトレジストをマスクとして自己整合的に不純
物をイオン注入し、nチャネルMISFETQnの高濃
度不純物領域14bおよびpチャネルMISFETQp
の高濃度不純物領域15bを各々形成する。
【0040】次に、図6に示すように、半導体基板1の
全面にSOG膜16aを塗布し、これをキュアした後、
プラズマCVD法によりTEOS膜16bを堆積する。
このTEOS膜16bをCMP法を用いて研磨し、その
表面を平坦化する。表面を洗浄後、さらにTEOS膜1
6cを堆積し、層間絶縁膜16を形成する。このTEO
S膜16cは、CMPにより生じたTEOS膜16b上
のスクラッチによる損傷を補修するためのものである。
この後、情報蓄積用容量素子が上方に形成されるメモリ
セル選択用MISFETQsの不純物半導体領域11上
のTEOS膜16c,16b、SOG膜16a、窒化シ
リコン膜13およびゲート絶縁膜9と同一層の絶縁膜に
接続孔28を開口する。
【0041】次に、図7に示すように、不純物がドープ
された多結晶シリコン膜を堆積し、この多結晶シリコン
膜の表面をCMP法により研磨して接続孔28の内部に
プラグ29を形成する。次いで半導体基板1の全面に酸
化シリコン膜17を堆積する。
【0042】次に、図8に示すように、ビット線が上方
に形成されるメモリセル選択用MISFETQsの不純
物半導体領域11上のTEOS膜16c,16b、SO
G膜16a、窒化シリコン膜13およびゲート絶縁膜9
と同一層の絶縁膜に接続孔19を開口する。
【0043】次に、図9に示すように、接続孔19の底
部に選択的に、低濃度の不純物がドープされた多結晶シ
リコン膜21を堆積する。
【0044】次に、図10に示すように、nチャネルM
ISFETQnの不純物半導体領域14上およびpチャ
ネルMISFETQpの不純物半導体領域15上の酸化
シリコン膜17、TEOS膜16c,16b、SOG膜
16a、窒化シリコン膜13およびゲート絶縁膜9と同
一層の絶縁膜に接続孔23を開口する。
【0045】次に、図11に示すように、nチャネルM
ISFETQnおよびpチャネルMISFETQpのゲ
ート電極10上の酸化シリコン膜17、TEOS膜16
c,16b、SOG膜16a、窒化シリコン膜13およ
びキャップ絶縁膜12に接続孔24を開口する。
【0046】次に、図12に示すように、半導体基板1
の全面にチタン膜(図示せず)を堆積した後、半導体基
板1を減圧雰囲気に保持し、650℃、1分間程度の熱
処理を施すことによって、チタン膜とメモリアレイの接
続孔19の底部のシリコン膜21、およびチタン膜と周
辺回路の半導体基板1を構成する単結晶シリコンとをシ
リサイド化反応させ、ビット線が上方に形成されるメモ
リセル選択用MISFETQsの不純物半導体領域11
上に設けられたシリコン膜21の表面、nチャネルMI
SFETQnの不純物半導体領域14の表面およびpチ
ャネルMISFETQpの不純物半導体領域15の表面
にチタンシリサイド膜22を形成する。
【0047】次に、窒化チタン膜およびタングステン膜
を順次堆積する。窒化チタン膜はスパッタ法により形成
され、タングステン膜はブランケットCVD法により堆
積される。次いで、タングステン膜、窒化チタン膜およ
びチタン膜の表面を順次CMP法により研磨して、接続
孔19,23,24の内部にプラグ20を形成する。
【0048】次に、図13に示すように、メモリアレイ
にビット線BL、周辺回路に第1層配線18を形成す
る。ビット線BLおよび第1層配線18は、例えば窒化
チタン膜とタングステン膜との積層膜からなる。
【0049】次に、図14に示すように、半導体基板1
の全面に絶縁膜25を堆積する。絶縁膜25の表面を平
坦化した後、絶縁膜25および酸化シリコン膜17に接
続孔30を開口して、情報蓄積用容量素子が上方に形成
されるメモリセル選択用MISFETQsの不純物半導
体領域11に接して設けられたプラグ29を露出させ
る。次いで半導体基板1の全面にn型の不純物がドープ
された多結晶シリコン膜を堆積した後、この多結晶シリ
コン膜をフォトレジストをマスクにして加工することに
より、情報蓄積用容量素子の蓄積電極26を形成する。
【0050】その後、蓄積電極26表面を窒化または酸
窒化処理した後、酸化タンタル膜を堆積する。ここで酸
化タンタル膜に熱処理を施して酸化タンタル膜を結晶化
して容量絶縁膜を形成する。さらに、窒化チタン膜を堆
積してこれをパターニングし、プレート電極27を形成
する。
【0051】次に、TEOS膜を半導体基板1の全面に
堆積して絶縁膜31とし、周辺回路に第1層配線18に
接続される接続孔33を開口した後、接続孔33の内部
にプラグ34を形成する。プラグ34は、チタン膜およ
び窒化チタン膜の積層膜を半導体基板1の全面に堆積
し、さらにブランケットCVD法によりタングステン膜
を堆積して、その後タングステン膜、窒化チタン膜およ
びチタン膜をエッチバックすることにより形成すること
ができる。さらに、半導体基板1の全面にチタン膜、ア
ルミニウム合金膜および窒化チタン膜をスパッタ法によ
り堆積し、これをパターニングして第2層配線32を形
成して、前記図1に示すDRAMがほぼ完成する。
【0052】このように、本実施の形態1によれば、上
方にビット線BLが形成されるメモリセル選択用MIS
FETQsの不純物半導体領域11とプラグ20との接
続部に、シリコン膜21およびチタンシリサイド膜22
が順次積層されて設けられているので、シリコン膜21
によってチタン膜と半導体基板1を構成する単結晶シリ
コンとの反応が抑えられてチタンシリサイド膜22が半
導体基板1の表面を侵食するのを防ぐことができ、ま
た、チタンシリサイド膜22によって上方にビット線B
Lが形成されるメモリセル選択用MISFETQsの不
純物半導体領域11とプラグ20との間のコンタクト抵
抗を低減することができる。さらに、プラグ20を金属
膜によって構成することによって、プラグ20のバルク
抵抗を低減することができる。
【0053】(実施の形態2)図15は、本発明の他の
実施の形態であるDRAMを示す半導体基板の要部断面
図である。
【0054】前記実施の形態1と同様に、上方にビット
線BLが形成されるメモリセル選択用MISFETQs
の不純物半導体領域11上にシリコン膜21を介してチ
タンシリサイド膜22が形成され、ビット線BLは接続
孔19に埋め込まれた金属膜で構成されるプラグ20に
よって上記チタンシリサイド膜22に接続されている。
【0055】さらに、前記実施の形態1と同様に、周辺
回路のnチャネルMISFETQnの不純物半導体領域
14上およびpチャネルMISFETQpの不純物半導
体領域15上にチタンシリサイド膜22が形成され、第
1層配線18は接続孔23に埋め込まれた金属膜で構成
されるプラグ20によって上記チタンシリサイド膜22
に接続されている。
【0056】上記シリコン膜21は不純物がドープされ
た多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜、不純物が
ドープされていない多結晶シリコン膜または単結晶シリ
コン膜によって構成される。
【0057】本実施の形態2では、周辺回路のnチャネ
ルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQp
のゲート電極10の側壁に、メモリアレイのメモリセル
選択用MISFETQsのゲート電極10およびキャッ
プ絶縁膜12の周囲に設けられた窒化シリコン膜13と
同一膜によって、サイドウォールスペーサ13aが形成
されている。
【0058】次に、本実施の形態2であるDRAMの製
造方法を図16を用いて説明する。
【0059】まず、前記実施の形態1において前記図2
〜図4を用いて説明した製造方法と同様に、メモリセル
選択用MISFETQs、nチャネルMISFETQn
およびpチャネルMISFETQpのゲート電極10を
形成する。この後、半導体基板1の全面に窒化シリコン
膜13を堆積し、次いでメモリアレイにのみフォトレジ
スト(図示せず)を形成する。
【0060】次に、図16に示すように、上記フォトレ
ジストをマスクにして、前記窒化シリコン膜13を異方
性エッチングし、メモリアレイの半導体基板1上にのみ
窒化シリコン膜13を残存させると同時に、周辺回路の
nチャネルMISFETQnおよびpチャネルMISF
ETQpのゲート電極10の側壁にサイドウォールスペ
ーサ13aを形成する。さらに、フォトレジストをマス
クにして自己整合的に不純物をp型ウエル3およびn型
ウエルに各々イオン注入し、nチャネルMISFETQ
nの高濃度不純物領域14bおよびpチャネルMISF
ETQpの高濃度不純物領域15bを形成する。
【0061】なお、メモリアレイおよび周辺回路のpチ
ャネルMISFETQpをフォトレジストで覆い、窒化
シリコン膜13を異方性エッチングしてnチャネルMI
SFETQnのゲート電極10の側壁にサイドウォール
スペーサ13aを形成し、続いてnチャネルMISFE
TQnの高濃度不純物領域14bを形成した後、メモリ
アレイおよび周辺回路のnチャネルMISFETQnを
フォトレジストで覆い、窒化シリコン膜13を異方性エ
ッチングしてpチャネルMISFETQpのゲート電極
10の側壁にサイドウォールスペーサ13aを形成し、
続いてpチャネルMISFETQpの高濃度不純物領域
14bを形成してもよい。
【0062】この後の工程は前記実施の形態1とほぼ同
様であるが、周辺回路のnチャネルMISFETQnお
よびpチャネルMISFETQpのゲート電極10上に
設けられる接続孔24は、nチャネルMISFETQn
の不純物半導体領域14上およびpチャネルMISFE
TQpの不純物半導体領域15上に設けられる接続孔2
3と同一工程で形成してもよい。
【0063】(実施の形態3)図17は、本発明の他の
実施の形態であるDRAMを示す半導体基板の要部断面
図である。
【0064】前記実施の形態1と同様に、上方にビット
線BLが形成されるメモリセル選択用MISFETQs
の不純物半導体領域11上にシリコン膜21を介してチ
タンシリサイド膜22が形成され、ビット線BLは接続
孔19に埋め込まれた金属膜で構成されるプラグ20に
よって上記チタンシリサイド膜22に接続されている。
【0065】本実施の形態3では、周辺回路のnチャネ
ルMISFETQnの不純物半導体領域14上およびp
チャネルMISFETQpの不純物半導体領域15上に
シリコン膜21を介してチタンシリサイド膜22が形成
され、第1層配線18は接続孔23に埋め込まれた金属
膜で構成されるプラグ20によって上記チタンシリサイ
ド膜22に接続されている。
【0066】上記シリコン膜21は不純物がドープされ
ていない多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜によ
って構成される。
【0067】次に、本実施の形態3であるDRAMの製
造方法を図18を用いて説明する。
【0068】まず、前記実施の形態1において前記図2
〜図7を用いて説明した製造方法と同様に、接続孔28
の内部にプラグ29を形成した後、半導体基板1の全面
に酸化シリコン膜17を堆積する。
【0069】次に、図18に示すように、ビット線が上
方に形成されるメモリセル選択用MISFETQsの不
純物半導体領域11上の酸化シリコン膜17、層間絶縁
膜16、窒化シリコン膜13およびゲート絶縁膜9と同
一層の絶縁膜に接続孔19を開口し、同時にnチャネル
MISFETQnの不純物半導体領域14上およびpチ
ャネルMISFETQpの不純物半導体領域15上の酸
化シリコン膜17、層間絶縁膜16、窒化シリコン膜1
3およびゲート絶縁膜9と同一層の絶縁膜に接続孔23
を開口する。この後、接続孔19および接続孔23の底
部に選択的に、不純物がドープされていない多結晶シリ
コン膜または単結晶シリコン膜によって構成されるシリ
コン膜21を堆積する。
【0070】次に、nチャネルMISFETQnおよび
pチャネルMISFETQpのゲート電極10上の酸化
シリコン膜17、層間絶縁膜16、窒化シリコン膜13
およびキャップ絶縁膜12に接続孔24を開口する。
【0071】次いで、半導体基板1の全面にチタン膜を
堆積した後、半導体基板1を減圧雰囲気に保持し、65
0℃、1分間程度の熱処理を施すことによって、チタン
膜とメモリアレイの接続孔19の底部のシリコン膜2
1、およびチタン膜と接続孔23の底部のシリコン膜2
1とをシリサイド化反応させ、上方にビット線BLが形
成されるメモリセル選択用MISFETQsの不純物半
導体領域11上、nチャネルMISFETQnの不純物
半導体領域14上およびpチャネルMISFETQpの
不純物半導体領域15上に設けられたシリコン膜21の
表面にチタンシリサイド膜22を形成する。
【0072】次に、窒化チタン膜およびタングステン膜
を順次堆積した後、タングステン膜、窒化チタン膜およ
びチタン膜の表面を順次CMP法により研磨して、接続
孔19,23,24の内部にプラグ20を形成する。
【0073】この後の工程は前記実施の形態1と同様で
ある。
【0074】このように、本実施の形態3によれば、上
方にビット線BLが形成されるメモリセル選択用MIS
FETQsの不純物半導体領域11とプラグ20との接
続部に加えて、周辺回路のnチャネルMISFETQn
の不純物半導体領域14およびpチャネルMISFET
Qpの不純物半導体領域15とプラグ20との接続部
に、シリコン膜21およびチタンシリサイド膜22が順
次積層されて設けられているので、周辺回路においても
チタンシリサイド膜22が半導体基板1の表面を侵食す
るのを防ぐことができる。
【0075】(実施の形態4)図19は、本発明の他の
実施の形態であるDRAMを示す半導体基板の要部断面
図である。
【0076】前記実施の形態3と同様に、上方にビット
線BLが形成されるメモリセル選択用MISFETQs
の不純物半導体領域11上にシリコン膜21を介してチ
タンシリサイド膜22が形成され、ビット線BLは接続
孔19に埋め込まれた金属膜で構成されるプラグ20に
よって上記チタンシリサイド膜22に接続されている。
【0077】さらに、前記実施の形態3と同様に、周辺
回路のnチャネルMISFETQnの不純物半導体領域
14上およびpチャネルMISFETQpの不純物半導
体領域15上にシリコン膜21を介してチタンシリサイ
ド膜22が形成され、第1層配線18は接続孔23に埋
め込まれた金属膜で構成されるプラグ20によって上記
チタンシリサイド膜22に接続されている。
【0078】上記シリコン膜21は不純物がドープされ
ていない多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜によ
って構成される。
【0079】本実施の形態4では、周辺回路のnチャネ
ルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQp
のゲート電極10の側壁に、メモリアレイのメモリセル
選択用MISFETQsのゲート電極10およびキャッ
プ絶縁膜12の周囲に設けられた窒化シリコン膜13と
同一膜によって、サイドウォールスペーサ13aが形成
されている。
【0080】次に、本実施の形態4であるDRAMの製
造方法を図20を用いて説明する。
【0081】まず、前記実施の形態2の前記図16に示
すように、メモリアレイの半導体基板1上にのみ窒化シ
リコン膜13を残存させると同時に、周辺回路のnチャ
ネルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQ
pのゲート電極10の側壁にサイドウォールスペーサ1
3aを形成する。さらに、nチャネルMISFETQn
の高濃度不純物領域14bおよびpチャネルMISFE
TQpの高濃度不純物領域15bを形成する。
【0082】次に、図20に示すように、半導体基板1
の全面に層間絶縁膜16を形成した後、情報蓄積用容量
素子が上方に形成されるメモリセル選択用MISFET
Qsの不純物半導体領域11上の層間絶縁膜16に接続
孔28を開口し、次いで接続孔28の内部にプラグ29
を形成する。
【0083】次に、半導体基板1の全面に酸化シリコン
膜17を堆積した後、ビット線が上方に形成されるメモ
リセル選択用MISFETQsの不純物半導体領域11
上の酸化シリコン膜17、層間絶縁膜16、窒化シリコ
ン膜13およびゲート絶縁膜9と同一層の絶縁膜に接続
孔19を開口し、次いでnチャネルMISFETQnの
不純物半導体領域14上およびpチャネルMISFET
Qpの不純物半導体領域15上の酸化シリコン膜17、
層間絶縁膜16およびゲート絶縁膜9と同一層の絶縁膜
に接続孔23を開口する。
【0084】この後の工程は前記実施の形態3とほぼ同
様である。
【0085】(実施の形態5)図21は、本発明の他の
実施の形態であるDRAMを示す半導体基板の要部断面
図である。
【0086】前記実施の形態1と同様に、上方にビット
線BLが形成されるメモリセル選択用MISFETQs
の不純物半導体領域11上にシリコン膜21を介してチ
タンシリサイド膜22が形成され、ビット線BLは接続
孔19に埋め込まれた金属膜で構成されるプラグ20に
よって上記チタンシリサイド膜22に接続されている。
【0087】さらに、前記実施の形態1と同様に、周辺
回路のnチャネルMISFETQnの不純物半導体領域
14上およびpチャネルMISFETQpの不純物半導
体領域15上にチタンシリサイド膜22が形成され、第
1層配線18は接続孔23に埋め込まれた金属膜で構成
されるプラグ20によって上記チタンシリサイド膜22
に接続されている。
【0088】本実施の形態5では、情報蓄積用容量素子
が上方に形成されるメモリセル選択用MISFETQs
の不純物半導体領域11上にシリコン膜21を介してチ
タンシリサイド膜22が形成され、情報蓄積用容量素子
の蓄積電極26は接続孔19に埋め込まれた金属膜で構
成されるプラグ20によって上記チタンシリサイド膜2
2に接続されている。
【0089】上記シリコン膜21は不純物がドープされ
た多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜、不純物が
ドープされていない多結晶シリコン膜または単結晶シリ
コン膜によって構成される。
【0090】次に、本実施の形態5であるDRAMの製
造方法を図22および図23を用いて説明する。
【0091】まず、前記実施の形態1において前記図2
〜図5を用いて説明した製造方法と同様に、メモリセル
選択用MISFETQs、nチャネルMISFETQn
およびpチャネルMISFETQpのゲート電極10を
形成した後、半導体基板1の全面に窒化シリコン膜13
を堆積し、次いでnチャネルMISFETQnの高濃度
不純物領域14bおよびpチャネルMISFETQpの
高濃度不純物領域15bを形成する。
【0092】次に、図22に示すように、半導体基板1
の全面に層間絶縁膜16を形成した後、メモリセル選択
用MISFETQsの不純物半導体領域11上の層間絶
縁膜16、窒化シリコン膜13およびゲート絶縁膜9と
同一層の絶縁膜に接続孔19を開口する。次いで、接続
孔19の底部に選択的に、不純物がドープされた多結晶
シリコン膜または単結晶シリコン膜、不純物がドープさ
れていない多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜に
よって構成されるシリコン膜21を堆積する。
【0093】次に、図23に示すように、nチャネルM
ISFETQnの不純物半導体領域14上およびpチャ
ネルMISFETQpの不純物半導体領域15上の層間
絶縁膜16、窒化シリコン膜13およびゲート絶縁膜9
と同一層の絶縁膜に接続孔23を開口し、次いでnチャ
ネルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQ
pのゲート電極10上の層間絶縁膜16、窒化シリコン
膜13およびキャップ絶縁膜12に接続孔24を開口す
る。
【0094】次に、半導体基板1の全面にチタン膜を堆
積した後、半導体基板1を減圧雰囲気に保持し、650
℃、1分間程度の熱処理を施すことによって、チタン膜
とメモリアレイの接続孔19の底部のシリコン膜21、
およびチタン膜と周辺回路の半導体基板1を構成する単
結晶シリコンとをシリサイド化反応させ、メモリセル選
択用MISFETQsの不純物半導体領域11上に設け
られたシリコン膜21の表面、nチャネルMISFET
Qnの不純物半導体領域14の表面およびpチャネルM
ISFETQpの不純物領域14の表面にチタンシリサ
イド膜22を形成する。
【0095】次に、窒化チタン膜およびタングステン膜
を順次堆積した後、タングステン膜、窒化チタン膜およ
びチタン膜の表面を順次CMP法により研磨して、接続
孔19,23,24の内部にプラグ20を形成し、次い
でメモリアレイにビット線BL、周辺回路に第1層配線
18を形成する。
【0096】この後の工程は前記実施の形態1と同様で
あるが、情報蓄積用容量素子の蓄積電極26は金属膜、
例えばタングステン膜、白金膜またはロジウム膜などに
よって構成される。
【0097】このように、本実施の形態5によれば、ビ
ット線BLが上方に形成されるメモリセル選択用MIS
FETQsの不純物半導体領域11とプラグ20との接
続部に加えて、情報蓄積用容量素子が上方に形成される
メモリセル選択用MISFETQsの不純物半導体領域
11とプラグ20との接続部に、シリコン膜21および
チタンシリサイド膜22が順次積層されて設けられてい
るので、シリコン膜21によってチタン膜と半導体基板
1を構成する単結晶シリコンとの反応が抑えられてチタ
ンシリサイド膜22が半導体基板1の表面を侵食するの
を防ぐことができ、また、チタンシリサイド膜22によ
ってビット線BLが上方に形成されるメモリセル選択用
MISFETQsの不純物半導体領域11および情報蓄
積用容量素子が上方に形成されるメモリセル選択用MI
SFETQsの不純物半導体領域11とプラグ20との
間のコンタクト抵抗を低減することができる。さらに、
プラグ20を金属膜によって構成することによって、プ
ラグ20のバルク抵抗を低減することができる。
【0098】(実施の形態6)図24は、本発明の他の
実施の形態であるDRAMを示す半導体基板の要部断面
図である。
【0099】前記実施の形態5と同様に、メモリセル選
択用MISFETQsの不純物半導体領域11上にシリ
コン膜21を介してチタンシリサイド膜22が形成さ
れ、ビット線BLおよび情報蓄積用容量素子の蓄積電極
26は接続孔19に埋め込まれた金属膜で構成されるプ
ラグ20によって上記チタンシリサイド膜22に接続さ
れている。
【0100】さらに、前記実施の形態5と同様に、周辺
回路のnチャネルMISFETQnの不純物半導体領域
14上およびpチャネルMISFETQpの不純物半導
体領域15上にチタンシリサイド膜22が形成され、第
1層配線18は接続孔23に埋め込まれた金属膜で構成
されるプラグ20によって上記チタンシリサイド膜22
に接続されている。
【0101】上記シリコン膜21は不純物がドープされ
た多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜、不純物が
ドープされていない多結晶シリコン膜または単結晶シリ
コン膜によって構成される。
【0102】本実施の形態6では、周辺回路のnチャネ
ルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQp
のゲート電極10の側壁に、メモリアレイのメモリセル
選択用MISFETQsのゲート電極10およびキャッ
プ絶縁膜12の周囲に設けられた窒化シリコン膜13と
同一膜によって、サイドウォールスペーサ13aが形成
されている。
【0103】次に、本実施の形態6であるDRAMの製
造方法を図25および図26を用いて説明する。
【0104】まず、前記実施の形態2の前記図16に示
すように、メモリアレイの半導体基板1上にのみ窒化シ
リコン膜13を残存させると同時に、周辺回路のnチャ
ネルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQ
pのゲート電極10の側壁にサイドウォールスペーサ1
3aを形成する。さらに、nチャネルMISFETQn
の高濃度不純物領域14bおよびpチャネルMISFE
TQpの高濃度不純物領域15bを形成する。
【0105】次に、図25に示すように、半導体基板1
の全面に層間絶縁膜16を形成した後、メモリセル選択
用MISFETQsの不純物半導体領域11上の層間絶
縁膜16、窒化シリコン膜13およびゲート絶縁膜9と
同一層の絶縁膜に接続孔19を開口する。次いで、接続
孔19の底部に選択的に、不純物がドープされた多結晶
シリコン膜または単結晶シリコン膜、不純物がドープさ
れていない多結晶シリコン膜または単結晶シリコンによ
って構成されるシリコン膜21を堆積する。
【0106】次に、図26に示すように、nチャネルM
ISFETQnの不純物半導体領域14上およびpチャ
ネルMISFETQpの不純物半導体領域15上の層間
絶縁膜16およびゲート絶縁膜9と同一層の絶縁膜に接
続孔23を開口し、次いでnチャネルMISFETQn
およびpチャネルMISFETQpのゲート電極10上
の層間絶縁膜16およびキャップ絶縁膜12に接続孔2
4を開口する。接続孔23および接続孔24は同一工程
で形成してもよい。
【0107】この後の工程は前記実施の形態5とほぼ同
様である。
【0108】(実施の形態7)図27は、本発明の他の
実施の形態であるDRAMを示す半導体基板の要部断面
図である。
【0109】前記実施の形態1と同様に、ビット線が上
方に形成されるメモリセル選択用MISFETQsの不
純物半導体領域11上にシリコン膜21を介してチタン
シリサイド膜22が形成され、ビット線BLは接続孔1
9に埋め込まれた金属膜で構成されるプラグ20によっ
て上記チタンシリサイド膜22に接続されている。
【0110】本実施の形態7では、周辺回路のnチャネ
ルMISFETQnの不純物半導体領域14上およびp
チャネルMISFETQpの不純物半導体領域15上に
シリコン膜21を介してチタンシリサイド膜22が形成
され、第1層配線18は接続孔23に埋め込まれた金属
膜で構成されるプラグ20によって上記チタンシリサイ
ド膜22に接続されている。
【0111】さらに、情報蓄積用容量素子が上方に形成
されるメモリセル選択用MISFETQsの不純物半導
体領域11上にシリコン膜21を介してチタンシリサイ
ド膜22が形成され、情報蓄積用容量素子の蓄積電極2
6は接続孔19に埋め込まれた金属膜で構成されるプラ
グ20によって上記チタンシリサイド膜22に接続され
ている。
【0112】上記シリコン膜21は不純物がドープされ
ていない多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜によ
って構成される。
【0113】次に、本実施の形態7であるDRAMの製
造方法を図28および図29を用いて説明する。
【0114】まず、前記実施の形態1において前記図2
〜図5を用いて説明した製造方法と同様に、メモリセル
選択用MISFETQs、nチャネルMISFETQn
およびpチャネルMISFETQpのゲート電極10を
形成した後、半導体基板1の全面に窒化シリコン膜13
を堆積し、次いでnチャネルMISFETQnの高濃度
不純物領域14bおよびpチャネルMISFETQpの
高濃度不純物領域15bを形成する。
【0115】次に、図28に示すように、半導体基板1
の全面に層間絶縁膜16を堆積した後、メモリセル選択
用MISFETQsの不純物半導体領域11上の層間絶
縁膜16、窒化シリコン膜13およびゲート絶縁膜9と
同一層の絶縁膜に接続孔19を開口し、同時にnチャネ
ルMISFETQnの不純物半導体領域14上およびp
チャネルMISFETQpの不純物半導体領域15上の
層間絶縁膜16に接続孔23を開口する。
【0116】次に、接続孔19,23の底部に選択的
に、不純物がドープされていない多結晶シリコン膜また
は単結晶シリコン膜によって構成されるシリコン膜21
を堆積した後、nチャネルMISFETQnおよびpチ
ャネルMISFETQpのゲート電極10上の層間絶縁
膜16およびキャップ絶縁膜12に接続孔24を開口す
る。
【0117】次に、図29に示すように、半導体基板1
の全面にチタン膜を堆積した後、半導体基板1を減圧雰
囲気に保持し、650℃、1分間程度の熱処理を施すこ
とによって、チタン膜と接続孔19,23の底部のシリ
コン膜21とをシリサイド化反応させ、メモリセル選択
用MISFETQsの不純物半導体領域11上、nチャ
ネルMISFETQnの不純物半導体領域14上および
pチャネルMISFETQpの不純物半導体領域15上
に設けられたシリコン膜21の表面にチタンシリサイド
膜22を形成する。
【0118】次に、窒化チタン膜およびタングステン膜
を順次堆積した後、タングステン膜、窒化チタン膜およ
びチタン膜の表面を順次CMP法により研磨して、接続
孔19,23,24の内部にプラグ20を形成する。
【0119】この後の工程は前記実施の形態5と同様で
ある。
【0120】このように、本実施の形態7によれば、上
方にビット線BLが形成されるメモリセル選択用MIS
FETQsの不純物半導体領域11とプラグ20との接
続部に加えて、周辺回路のnチャネルMISFETQn
の不純物半導体領域14およびpチャネルMISFET
Qpの不純物半導体領域15とプラグ20との接続部、
ならびに情報蓄積用容量素子が上方に形成されるメモリ
セル選択用MISFETQsの不純物半導体領域11
に、シリコン膜21およびチタンシリサイド膜22が順
次積層されて設けられているので、メモリアレイおよび
周辺回路においてチタンシリサイド膜22が半導体基板
1の表面を侵食するのを防ぐことができる。
【0121】(実施の形態8)図30は、本発明の他の
実施の形態であるDRAMを示す半導体基板の要部断面
図である。
【0122】前記実施の形態7と同様に、上方にビット
線BLが形成されるメモリセル選択用MISFETQs
の不純物半導体領域11上にシリコン膜21を介してチ
タンシリサイド膜22が形成され、ビット線BLは接続
孔19に埋め込まれた金属膜で構成されるプラグ20に
よって上記チタンシリサイド膜22に接続されている。
【0123】さらに、前記実施の形態7と同様に、周辺
回路のnチャネルMISFETQnの不純物半導体領域
14上およびpチャネルMISFETQpの不純物半導
体領域15上にチタンシリサイド膜22が形成され、第
1層配線18は接続孔23に埋め込まれた金属膜で構成
されるプラグ20によって上記チタンシリサイド膜22
に接続されている。
【0124】さらに、前記実施の形態7と同様に、情報
蓄積用容量素子が上方に形成されるメモリセル選択用M
ISFETQsの不純物半導体領域11上にシリコン膜
21を介してチタンシリサイド膜22が形成され、情報
蓄積用容量素子の蓄積電極26は接続孔19に埋め込ま
れた金属膜で構成されるプラグ20によって上記チタン
シリサイド膜22に接続されている。
【0125】上記シリコン膜21は不純物がドープされ
ていない多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜によ
って構成される。
【0126】本実施の形態8では、周辺回路のnチャネ
ルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQp
のゲート電極10の側壁に、メモリアレイのメモリセル
選択用MISFETQsのゲート電極10およびキャッ
プ絶縁膜12の周囲に設けられた窒化シリコン膜13と
同一膜によって、サイドウォールスペーサ13aが形成
されている。
【0127】次に、本実施の形態8であるDRAMの製
造方法を図31および図32を用いて説明する。
【0128】まず、前記実施の形態2の前記図16に示
すように、メモリアレイの半導体基板1上にのみ窒化シ
リコン膜13を残存させると同時に、周辺回路のnチャ
ネルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQ
pのゲート電極10の側壁にサイドウォールスペーサ1
3aを形成する。さらに、nチャネルMISFETQn
の高濃度不純物領域14bおよびpチャネルMISFE
TQpの高濃度不純物領域15bを形成する。
【0129】次に、図31に示すように、半導体基板1
の全面に層間絶縁膜16を形成した後、メモリセル選択
用MISFETの不純物半導体領域11上の層間絶縁膜
16およびゲート絶縁膜9と同一層の絶縁膜に接続孔1
9を開口し、次いでnチャネルMISFETQnの不純
物半導体領域14上およびpチャネルMISFETQp
の不純物半導体領域15上の層間絶縁膜16に接続孔2
3を開口する。
【0130】次に、接続孔19および接続孔23の底部
に選択的に、不純物がドープされていない多結晶シリコ
ン膜または単結晶シリコン膜によって構成されるシリコ
ン膜21を堆積した後、図32に示すように、nチャネ
ルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQp
のゲート電極10上の層間絶縁膜16およびキャップ絶
縁膜12に接続孔24を開口する。
【0131】この後の工程は前記実施の形態7とほぼ同
様である。
【0132】なお、本実施の形態8では、メモリセル選
択用MISFETの不純物半導体領域11上の層間絶縁
膜16、窒化シリコン膜13およびゲート絶縁膜9と同
一層の絶縁膜に接続孔19を開口し、次いで周辺回路の
nチャネルMISFETQnの不純物半導体領域14上
およびpチャネルMISFETQpの不純物半導体領域
15上の層間絶縁膜16およびゲート絶縁膜9と同一層
の絶縁膜に接続孔23を開口したが、上記接続孔19と
上記接続孔23を同一工程で開口してもよく、工程数を
削減することができる。
【0133】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0134】例えば、底部にシリコン膜が形成され、プ
ラグとシリコン膜との接続部にシリサイド膜が形成され
た構造の接続孔をDRAMの周辺回路のnチャネルMI
SFETおよびpチャネルMISFETのみに適用して
もよい。
【0135】また、本実施の形態では、DRAMに適用
した場合について説明したが、ロジック回路とDRAM
とが混載されたロジック混載形DRAMに適用可能であ
る。
【0136】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0137】本発明によれば、プラグのバルク抵抗を低
減でき、さらに、半導体基板を侵食することなくシリコ
ン膜とプラグとの接合部にシリサイド膜が形成されてコ
ンタクト抵抗を低減することができる。上記構造の接続
孔をDRAのメモリセルのメモリセル選択用MISFE
Tのソース、ドレインを構成する不純物半導体領域上、
または周辺回路のnチャネルMISFETおよびpチャ
ネルMISFETのソーシ、ドレインを構成する不純物
半導体領域上に適用することにより、信頼度を低下させ
ることなく、メモリセルの情報の読み書き速度および周
辺回路の動作速度が向上して、DRAMを有する半導体
集積回路装置の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるDRAMを示す半
導体基板の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態であるDRAMを示
す半導体基板の要部断面図である。
【図16】図15のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態であるDRAMを示
す半導体基板の要部断面図である。
【図18】図17のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図19】本発明の他の実施の形態であるDRAMを示
す半導体基板の要部断面図である。
【図20】図18のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態であるDRAMを示
す半導体基板の要部断面図である。
【図22】図21のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図23】図21のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図24】本発明の他の実施の形態であるDRAMを示
す半導体基板の要部断面図である。
【図25】図24のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図26】図24のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図27】本発明の他の実施の形態であるDRAMを示
す半導体基板の要部断面図である。
【図28】図27のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図29】図27のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図30】本発明の他の実施の形態であるDRAMを示
す半導体基板の要部断面図である。
【図31】図30のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【図32】図30のDRAMの製造工程中における半導
体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 p型ウエル 3 p型ウエル 4 n型ウエル 5 ディープウエル 6 分離領域 7 浅溝 8 酸化シリコン膜 9 ゲート絶縁膜 10 ゲート電極 11 不純物半導体領域 12 キャップ絶縁膜 13 窒化シリコン膜 14 不純物半導体領域 14a 低濃度不純物領域 14b 高濃度不純物領域 15 不純物半導体領域 15a 低濃度不純物領域 15b 高濃度不純物領域 16 層間絶縁膜 16a SOG膜 16b TEOS膜 16c TEOS膜 17 窒化シリコン膜 18 第1層配線 19 接続孔 20 プラグ(金属膜) 21 シリコン膜 22 チタンシリサイド膜 23 接続孔 24 接続孔 25 層間絶縁膜 26 蓄積電極 27 プレート電極 28 接続孔 29 プラグ(多結晶シリコン膜) 30 接続孔 31 絶縁膜 32 第2層配線 33 接続孔 34 プラグ(金属膜) BL ビット線 WL ワード線 Qs メモリセル選択用MISFET Qn nチャネルMISFET Qp pチャネルMISFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 只木 ▲芳▼▲隆▼ 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB06 BB18 BB30 BB40 CC01 CC05 DD04 DD16 DD17 DD19 DD84 EE09 EE17 FF13 GG10 GG16 GG19 HH16 5F083 AD22 AD48 AD49 GA01 JA06 JA19 JA32 JA39 JA40 MA03 MA04 MA06 MA20 NA01 NA08 PR09 PR40 ZA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MISFETのソース、ドレインを構成
    する一対の不純物半導体領域上に設けられた絶縁層に、
    金属膜によって構成されるプラグが埋め込まれた接続孔
    が少なくとも前記不純物半導体領域の一方に達して形成
    され、前記接続孔の底部にシリコン膜が形成され、前記
    プラグと前記シリコン膜との接続部にシリサイド膜が形
    成されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記MISFETはDRAMのメモリセルを構成
    するメモリセルが有するメモリセル選択用MISFET
    であり、前記接続孔は、前記メモリセル選択用MISF
    ETの一方のビット線が上方に設けられた不純物半導体
    領域に達する接続孔であることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記MISFETはDRAMのメモリアレイを構
    成するメモリセルが有するメモリセル選択用MISFE
    Tおよび周辺回路を構成する周辺回路用MISFETで
    あり、前記接続孔は、前記メモリセル選択用MISFE
    Tの一方のビット線が上方に設けられた不純物半導体領
    域、および前記周辺回路用MISFETのソース、ドレ
    インを構成する一対の不純物半導体領域に達する接続孔
    であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記MISFETはDRAMのメモリアレイを構
    成するメモリセルが有するメモリセル選択用MISFE
    Tであり、前記接続孔は、前記メモリセル選択用MIS
    FETの一方のビット線が上方に設けられた不純物半導
    体領域、および前記メモリセル選択用MISFETの他
    方の情報蓄積用容量素子が上方に設けられた不純物半導
    体領域に達する接続孔であることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記MISFETはDRAMのメモリアレイを構
    成するメモリセルが有するメモリセル選択用MISFE
    Tおよび周辺回路を構成する周辺回路用MISFETで
    あり、前記接続孔は、前記メモリセル選択用MISFE
    Tの一方のビット線が上方に設けられた不純物半導体領
    域、前記メモリセル選択用MISFETの他方の情報蓄
    積用容量素子が上方に設けられた不純物半導体領域、お
    よび前記周辺回路用MISFETのソース、ドレインを
    構成する一対の不純物半導体領域に達する接続孔である
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記MISFETはDRAMの周辺回路を構成す
    る周辺回路用MISFETであり、前記接続孔は、前記
    周辺回路用MISFETのソース、ドレインを構成する
    一対の不純物半導体領域に達する接続孔であることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または5記載の半導体集積回路
    装置において、前記情報蓄積用容量素子は、蓄積電極と
    容量絶縁膜を挟んで設けられるプレート電極とからな
    り、前記蓄積電極が金属膜によって構成されていること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項2または4記載の半導体集積回路
    装置において、前記シリコン膜は、不純物がドープされ
    た多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜、不純物が
    ドープされていない多結晶シリコン膜または単結晶シリ
    コン膜であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項3または5記載の半導体集積回路
    装置において、前記シリコン膜は、不純物がドープされ
    ていない多結晶シリコン膜または単結晶シリコン膜であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 (a).半導体基板の主面上にゲート絶縁
    膜、ゲート電極および一対の不純物半導体領域によって
    構成されるソース、ドレインからなるMISFETを形
    成した後、前記MISFETの上層に絶縁層を堆積する
    工程と、(b).フォトレジストをマスクにして前記絶縁層
    をエッチングし、少なくとも前記不純物半導体領域の一
    方に達する接続孔を形成する工程と、(c).前記接続孔の
    底部に選択的にシリコン膜を形成した後、前記シリコン
    膜の表面に自己整合によりシリサイド膜を形成する工程
    と、(d).前記接続孔に金属膜を埋め込み、前記金属膜に
    よって構成されるプラグを形成する工程とを有すること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376975B1 (ko) * 2000-06-30 2003-03-26 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 제조 방법
KR100393971B1 (ko) * 2000-12-29 2003-08-06 주식회사 하이닉스반도체 임베디드 디램 로직의 비트라인 및 그 형성방법
JP2008277826A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Samsung Electronics Co Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法

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