JP2001217406A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2001217406A
JP2001217406A JP2000025227A JP2000025227A JP2001217406A JP 2001217406 A JP2001217406 A JP 2001217406A JP 2000025227 A JP2000025227 A JP 2000025227A JP 2000025227 A JP2000025227 A JP 2000025227A JP 2001217406 A JP2001217406 A JP 2001217406A
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conductive member
insulating film
integrated circuit
circuit device
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Yoshitaka Nakamura
吉孝 中村
Isamu Asano
勇 浅野
Satoru Yamada
悟 山田
Akira Nagai
亮 永井
Norikatsu Takaura
則克 高浦
Hideyuki Matsuoka
秀行 松岡
Kazuhiko Kajitani
一彦 梶谷
Tsugio Takahashi
継雄 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセル領域と周辺回路領域の段差を緩和
する。 【解決手段】 シリコン酸化膜34上にルテニウム膜を
堆積し、このルテニウム膜をパターニングすることによ
り、メモリセル領域にキャパシタの下部電極45を形成
するとともに、周辺回路領域にダミーパターン41、4
2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、DRAM(Dynami
c Random Access Memory)を有する半導体集積回路装置
に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば特開平7−7084号公報は、
ビット線の上部にキャパシタを配置するキャパシタ・オ
ーバー・ビットライン(Capacitor Over Bit-line )構
造のDRAM(Dynamic Random Access Memory)を開示
している。この公報に記載されたDRAMでは、ビット
線の上部に配置したキャパシタの下部電極(蓄積電極)
を円筒状に加工し、この下部電極上に容量絶縁膜と上部
電極(プレート電極)とを形成する構造を採用してい
る。下部電極を円筒状に加工ことによってその表面積を
増加し、メモリセルの微細化に伴うキャパシタの蓄積電
荷量(Cs )の減少を補うようにしている。これにより
キャパシタに必要な容量値を確保してDRAMのリフレ
ッシュ特性を向上できる。このように、COB構造を有
するメモリセルにおいては、半導体記憶装置としての動
作信頼度を確保する必要上、キャパシタの構造に対して
相当の立体化が必須となっている。
【0003】ところが、キャパシタ構造の立体化によっ
て、キャパシタの標高に相当する分だけメモリセル領域
の標高が高く形成され、周辺回路領域との境界に段差が
生じる。段差の形成は、キャパシタを覆う層間絶縁膜表
面の段差として現れ、層間絶縁膜上に配線を形成する
際、あるいは層間絶縁膜に接続孔を形成する際のフォト
リソグラフィにおける露光の焦点深度マージンを低下す
る。このため配線や接続孔の加工精度が低下し、配線あ
るいは接続孔内の接続部材の接続信頼性を損なう。
【0004】そこで、たとえば特開平11−17144
号公報あるいは特開平11−26713号公報に記載さ
れているように、キャパシタの下部電極形成の際に用い
られるシリコン酸化膜を周辺回路領域に残すことによ
り、周辺回路領域とメモリセル領域に形成される標高差
を緩和する手段が用いられる。あるいは、キャパシタを
覆う絶縁膜にBPSG(Boron Phosphor Silicate Glas
s )等熱流動性を有する膜を用いて平坦化を図ってい
る。
【0005】ところで、キャパシタ構造の立体化によっ
ても近年の集積化された半導体集積回路装置、特に25
6Mbit(メガビット)相当以降のDRAMにおいて
は、必要な容量値(蓄積電荷量)の確保が困難になるこ
とが予想される。
【0006】そこで、1996年11月10日、応用物
理学会発行、「応用物理」65巻、11号、p1111
〜1112に記載されているように、酸化タンタル(T
25 )、あるいはSTO(SrTiO3 )、BST
(BaX Sr1-x TiO3 )等の高誘電体(強誘電体)
材料をキャパシタの絶縁膜に用いることが検討されてい
る。Ta2 5 は比誘電率が20程度と高く、また、S
TO、BSTは比誘電率が200〜500程度ときわめ
て高いため、これらの高誘電率膜を用いれば、従来用い
られているシリコン酸化膜、シリコン窒化膜に比較して
高い容量値を実現することが容易になる。特に、ST
O、BSTは誘電率が高く、容量値増加の効果が顕著に
得られることが期待される。
【0007】STO、BSTの成膜は、酸化性雰囲気で
実施される。このため、従来用いられているシリコン材
料をキャパシタ用の電極に用いれば、電極界面に誘電率
の低いシリコン酸化膜が形成され好ましくない。そこで
キャパシタ用の電極材料には耐酸化性に優れたRu(ル
テニウム)、Pt(白金)、RuO2 (酸化ルテニウ
ム)等が検討されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、BSTのよ
うな高誘電率の酸化金属膜は耐熱性に乏しく、キャパシ
タ絶縁膜の形成後に高温熱処理の介在する被膜形成等の
処理を行うことは好ましくない。従って前記したBPS
G膜を用いた平坦化手法ではBPSG膜をリフローする
ための高温熱処理が介在し、BST膜をキャパシタ絶縁
膜に用いるDRAMに、BPSG膜による平坦化を適用
することは好ましくない。
【0009】また、特開平11−17144号公報ある
いは特開平11−26713号公報に記載の方法では、
絶縁膜に下部電極形成用の孔を形成し、この孔の内壁に
沿う、あるいはこの孔を埋め込む導線膜(たとえば低抵
抗ポリシリコン)を形成し、孔内にのみ導電膜を形成し
て下部電極を形成する手法が採用される。しかし、耐酸
化性に優れるルテニウム等金属膜を微細な孔内に均一性
良く形成することは難しく、同様に孔内うぃ埋め込んで
形成することも難しい。このため、下部電極の形成には
ルテニウム膜等をスパッタ法等で形成し、このルテニウ
ム膜をパターニング(エッチング)して形成する手法が
有力である。そうであれば、周辺回路領域に孔形成用の
絶縁膜を残して段差を緩和する前記公報記載の技術を採
用することができない。
【0010】本発明の目的は、COB構造を採用し、高
誘電率の誘電体膜をキャパシタ絶縁膜に適用したDRA
Mにおいて、そのメモリセル領域と周辺回路領域の段差
を緩和する手段を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、そのようなDRAM
の配線あるいは接続孔形成の加工マージンを増加し、D
RAMの信頼性を向上することにある。
【0012】本発明の他の目的は、周辺回路領域の配線
設計あるいはキャパシタ上部電極への給電手段の自由度
を向上することにある。
【0013】本発明の他の目的は、周辺回路領域の配線
パターン占有面積を低減することにある。
【0014】本発明の他の目的は、周辺回路のノイズを
低減することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0017】本発明の半導体集積回路装置は、メモリセ
ル領域および周辺回路領域を含む半導体基板と、半導体
基板の主面に形成されたMISFETと、MISFET
上に配置されたビット線および第1層配線と、ビット線
および第1層配線を覆う第1絶縁膜と、メモリセル領域
の第1絶縁膜上に形成された情報蓄積用容量素子の下部
電極と、下部電極に対向して配置された情報蓄積用容量
素子の上部電極と、上下電極間に形成された容量絶縁膜
とを含む半導体集積回路装置であって、下部電極が金属
または金属化合物からなり、周辺回路領域の絶縁膜上に
下部電極と同一材料の導電部材が下部電極の高さと同じ
膜厚で形成されているものである。このような半導体集
積回路装置によれば、周辺回路領域に形成された導電部
材によりその上層に形成される層間絶縁膜の表面を平坦
化できる。これにより、その層間絶縁膜を平坦化するた
めのCMP(Chemical Mechanical Polishing )工程等
の負荷を低減できる。これにより平坦化工程を簡略化で
きる。また、周辺回路領域とメモリセル領域との段差を
緩和するためにBPSG膜等を用いてリフロー工程を介
在する必要がない。このため、キャパシタ絶縁膜にBS
T膜等誘電率の高い金属酸化膜を用いることができる。
【0018】本発明の半導体集積回路装置の導電部材
は、メモリセル領域の周辺に配置された第1導電部材を
含み、第1導電部材上に、上部電極と第2層配線とを電
気的に接続する第1接続部材が形成されているものであ
る。このような半導体集積回路装置によれば、キャパシ
タの上部電極と上層配線とを接続する接続部材が第1導
電部材上に形成されるため、上部電極と上層配線との接
続信頼性を向上できる。すなわち、上部電極上の層間絶
縁膜(第2絶縁膜)に接続孔を形成する場合、仮に接続
孔が上部電極およびキャパシタ絶縁膜を貫通して形成さ
れてもその下部に第1導電部材が存在すれば、これがエ
ッチングストッパとして機能し、さらに下部の第1層配
線(ビット線と同時に形成される配線)にまで達するこ
とがない。このため上部電極の上層配線と第1層配線と
がショートするような不良を生じない。
【0019】本発明の半導体集積回路装置の導電部材
は、周辺回路領域を覆う第2導電部材を含み、第2導電
部材は、第2接続部材が形成される領域に第2接続部材
(第1層配線と第2層配線を接続する接続部材)の寸法
より大きなサイズの開口を有する。このような第2接続
部材は、周辺回路領域上に一面に形成されているため、
この第2接続部材に適当な電位を加えることにより、周
辺回路のノイズシールドとして機能させることができ
る。また、第2接続部材の寸法より大きな開口が形成さ
れているため、第2接続部材と第2導電部材とがショー
トすることを防止できる。
【0020】本発明の半導体集積回路装置の導電部材
は、周辺回路領域に形成された第3導電部材を含み、第
3導電部材は、周辺回路の配線として機能するものであ
る。ビット線と同層に形成される配線(第1層配線)、
上部電極上に形成される配線(第2層配線)に加えて、
その中間位置に下部電極と同層に形成される配線をさら
に備えることができる。これにより周辺回路の配線設計
を容易にする(レイアウトの自由度を増す)ことができ
る。また、レイアウトマージンが向上するためパターン
配置に必要な面積を低減して高集積化に寄与できる。
【0021】本発明の半導体集積回路装置の導電部材
は、メモリセル領域の周辺に配置された第1導電部材を
含み、第1導電部材と上部電極とが電気的に接続され、
上部電極には第1導電部材を介して給電されるものであ
る。これにより上層配線(第2層配線)から上部電極に
給電するための接続孔を省略でき、たとえば第1層配線
(下層配線)からのプレート電位の供給を可能にする。
【0022】なお、導電部材を構成する金属または金属
化合物は、ルテニウムまたはルテニウム化合物とするこ
とができる。
【0023】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、半導体基板の主面のMISFETを覆う絶縁膜上に
ビット線および第1層配線を形成し、ビット線および第
1層配線を覆う第1絶縁膜上に情報蓄積用容量素子を形
成する半導体集積回路装置の製造方法であって、(a)
第1絶縁膜上に金属膜または金属化合物膜を堆積する工
程と、(b)金属膜または金属化合物膜をパターニング
して、メモリセル領域に情報蓄積用容量素子の下部電極
を形成するとともに、周辺回路領域に導電部材を形成す
る工程と、(c)半導体基板の全面に金属酸化物の誘電
体膜および導電膜を堆積し、導電膜および誘電体膜をパ
ターニングして情報蓄積用容量素子の上部電極および容
量絶縁膜を形成する工程と、(d)情報蓄積用容量素子
および導電部材を覆う第2絶縁膜を堆積する工程と、第
2絶縁膜の表面が、メモリセル領域と周辺回路領域との
間で段差を形成しないものである。これにより第2絶縁
膜上に形成される配線の加工マージンを向上できる。ま
た、第2絶縁膜に平坦化処理(たとえばCMP法、エッ
チバック法等)を施す場合であってもその工程負荷を低
減できる。
【0024】本製造方法において、導電膜および誘電体
膜のパターニングは、パターニングの端部が導電部材上
に位置するように行われる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0026】図1〜図9は、本発明の一実施の形態であ
るDRAM(Dynamic Random Access Memory)の製造方
法を工程順に示した断面図である。基板の断面を示す各
図の左側部分はDRAMのメモリセルが形成される領域
(メモリセルアレイ)を示し、右側部分は周辺回路領域
を示している。
【0027】まず、図1に示すように、半導体基板(以
下単に基板という)1上にメモリセルの選択MISFE
TQs、周辺回路のnチャネル型MISFETQnおよ
びpチャネル型MISFETQpを形成し、さらに、こ
れらMISFETQs,Qn,Qp上にビット線BLお
よび第1層配線30〜33を形成する。
【0028】基板1には素子分離溝2が形成され、ウェ
ット酸化あるいはドライ熱酸化により膜厚の薄いシリコ
ン酸化膜6を形成した後、たとえばシリコン酸化膜7を
素子分離溝2に埋め込む。これをたとえばCMP(Chem
ical Mechanical Polishing)法により研磨して素子分
離溝2の内部に残し、素子分離領域を形成する。さら
に、基板1にp型もしくはn型のイオン注入を施し、メ
モリセルアレイの基板1にp型ウェル3およびn型ウェ
ル5を形成し、周辺回路領域の基板1にp型ウェル3お
よびn型ウェル4を形成する。その後、約800℃の熱
酸化でp型ウェル3およびn型ウェル4のそれぞれの表
面に清浄なゲート酸化膜8を形成する。
【0029】MISFETQs,Qn,Qpは以下のよ
うにして形成する。すなわち、ゲート酸化膜8上に、不
純物がドープされた多結晶シリコン膜をたとえばCVD
法で堆積し、その後、たとえばスパッタリング法でWN
膜とW膜とを堆積する。さらにその上部にCVD法でシ
リコン酸化膜を堆積する。上記W膜の応力緩和とWN膜
のデンシファイ(緻密化)とを目的とした熱処理を施し
た後、前記シリコン酸化膜の上部に窒化シリコン膜を堆
積する。この窒化シリコン膜をゲート電極パターンにパ
ターニングした後、窒化シリコン膜をマスクにして前記
シリコン酸化膜、W膜、WN膜および多結晶シリコン膜
をドライエッチングする。これにより、多結晶シリコン
膜、WN膜およびW膜からなるゲート電極9が形成され
る。さらに、これらのゲート電極9の上部にシリコン酸
化膜および窒化シリコン膜からなるキャップ絶縁膜10
が形成される。なお、メモリセルアレイに形成されたゲ
ート電極9は、ワード線WLとして機能する。
【0030】次に、ゲート電極9の両側のp型ウェル3
にn型不純物(リンまたはヒ素)をイオン打ち込みする
ことによってn- 型半導体領域11を形成し、n型ウェ
ル4にp型不純物(ホウ素)をイオン打ち込みすること
によってp- 型半導体領域12を形成する。さらに、基
板1上に窒化シリコン膜13を堆積した後、メモリセル
アレイの基板1の上部をフォトレジスト膜(図示せず)
で覆い、周辺回路領域の窒化シリコン膜13を異方的に
エッチングすることによって、周辺回路領域のゲート電
極9の側壁にサイドウォールスペーサ13aを形成す
る。さらに、周辺回路領域のp型ウェル3にn型不純物
(リンまたはヒ素)をイオン打ち込みすることによって
+ 型半導体領域14(ソース、ドレイン)を形成し、
n型ウェル4にp型不純物(ホウ素)をイオン打ち込み
することによってp+ 型半導体領域15(ソース、ドレ
イン)を形成する。ここまでの工程で、周辺回路領域に
LDD(Lightly Doped Drain) 構造のソース、ドレイン
を備えたnチャネル型MISFETQnおよびpチャネ
ル型MISFETQpが形成される。
【0031】次に、ゲート電極9の上部にシリコン酸化
膜16(たとえばTEOS酸化膜)を堆積し、これをC
MP法で研磨してその表面を平坦化する。その後、フォ
トレジスト膜(図示せず)をマスクにしてメモリセルア
レイのシリコン酸化膜16をドライエッチングし、さら
に、シリコン酸化膜16の下層の窒化シリコン膜13を
ドライエッチングして2段階のエッチングによりコンタ
クトホール18、19を形成する。上記コンタクトホー
ル18、19を通じてメモリセルアレイのp型ウェル3
(n- 型半導体領域11)にn型不純物(リンまたはヒ
素)のイオンを打ち込み、n+ 型半導体領域17(ソー
ス、ドレイン)を形成する。ここまでの工程で、メモリ
セルアレイにnチャネル型で構成されるメモリセル選択
用MISFETQsが形成される。その後、コンタクト
ホール18、19の内部に不純物がドープされた多結晶
シリコン膜を埋め込んでプラグ20を形成する。プラグ
20は埋め込まれた多結晶シリコン膜をエッチバック
(またはCMP法で研磨)して形成する。さらに、シリ
コン酸化膜16の上部にたとえばCVD法でシリコン酸
化膜21を堆積した後、フォトレジスト膜(図示せず)
をマスクにしたドライエッチングで周辺回路領域のシリ
コン酸化膜21およびその下層のシリコン酸化膜16を
ドライエッチングする。これによりn+ 型半導体領域1
4、p+ 型半導体領域15、ゲート電極9、メモリセル
アレイのコンタクトホール18の上部に各々コンタクト
ホール22、23、24、25を形成する。その後、コ
ンタクトホール22、23、25の底部にシリサイド膜
26を形成し、コンタクトホール22、23、24、2
5の内部にプラグ27を形成する。シリサイド膜26の
形成はTi膜とTiN膜とを堆積した後に基板1を約6
50℃で熱処理することによって、プラグ27の形成は
たとえばCVD法でTiN膜およびW膜を堆積した後、
これをCMP法で研磨し、コンタクトホール22、2
3、24、25の内部のみに残すことによって行う。
【0032】次に、メモリセルアレイのシリコン酸化膜
21の上部にビット線BLを形成し、周辺回路領域のシ
リコン酸化膜21の上部に第1層目の配線30〜33を
形成する。ビット線BLおよび第1層目の配線30〜3
3は、例えばシリコン酸化膜21の上部にスパッタリン
グ法でW膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクに
してこのW膜をドライエッチングすることによって形成
する。
【0033】次に、ビット線BLおよび第1層目の配線
30〜33の上部にシリコン酸化膜34を形成する。こ
のシリコン酸化膜34は、前記シリコン酸化膜16と同
様の方法で形成する。その後、シリコン酸化膜34にス
ルーホール38を形成する。スルーホール38の形成
は、シリコン酸化膜34の上部にCVD法で多結晶シリ
コン膜を堆積した後これをパターニングし、さらにこの
パターニングされた多結晶シリコン膜の側壁にサイドウ
ォールスペーサを形成し、このサイドウォールスペーサ
と多結晶シリコン膜とをマスクにしてエッチングにより
形成できる。このようにサイドウォールスペーサをもマ
スクに用いることにより、露光の解像度限界以下の加工
寸法でスルーホール38が形成できる。
【0034】次に、スルーホール38の内部にプラグ3
9を形成する。プラグ39は、スルーホール38の内部
を含むシリコン酸化膜34の上部にn型不純物(リン)
をドープした低抵抗多結晶シリコン膜をCVD法で堆積
した後、この多結晶シリコン膜をエッチバックしてスル
ーホール38の内部のみに残すことによって形成する。
次工程で説明するバリア膜40を形成するために、エッ
チバックを若干過剰に行い、プラグ39の表面がシリコ
ン酸化膜34表面よりも低く、すなわちスルーホール3
8の上部に凹部が形成されるようにする。
【0035】次に、プラグ39上にバリア膜40を形成
する。バリア膜40の材料は、たとえばタングステン
(W)、タングステンナイトライド(WN)、チタンナ
イトライド(TiN)、タンタルナイトライド(Ta
N)、チタンアルミニウムナイトライド(TiAl
N)、チタンシリコンナイトライド(TiSiN)、タ
ンタルシリコンナイトライド(TaSiN)、タングス
テンシリコンナイトライド(WSiN)、ルテニウムシ
リサイド(RuSi)、タングステンボライド(W
B)、チタンボライド(TiB)、タングステンカーバ
イト(WC)、チタンカーバイト(TiC)等が例示で
きる。これらの材料を用いたバリア膜40は、後に説明
するキャパシタ絶縁膜の酸化処理工程において、酸素の
拡散をブロックする機能を有する。この機能については
後に詳述する。
【0036】バリア膜40は、たとえばプラグ39およ
びシリコン酸化膜34の表面にバリア膜40の材料であ
る被膜をCVD法またはスパッタ法により形成し、これ
をCMP法により研磨し、プラグ39上の凹部(スルー
ホール38の上部)にのみバリア膜40を残すことによ
り形成する。
【0037】次に、図2に示すように、シリコン酸化膜
34上にルテニウム膜を堆積し、これをパターニングし
て、周辺回路領域にダミーパターン41、42を、メモ
リセル領域にキャパシタの下部電極45を形成する。ル
テニウム膜の膜厚は、たとえば700nmとする。よっ
て、下部電極45の高さは700nmとなり、下部電極
を0.13μmの柱状で加工し、キャパシタ絶縁膜とし
てBST膜を用いてシリコン酸化膜換算の実効膜厚を
0.4nmにすることを前提とすれば、キャパシタの容
量値として40fFを確保できる。ルテニウム膜は、た
とえばスパッタ法により形成する。ルテニウム膜はCV
D法により形成しても良い。
【0038】図3は、ルテニウム膜をパターニングした
後の平面図である。メモリセル領域では、ルテニウム膜
は下部電極45(SN)のパターンとなるようにパター
ニングする。周辺回路領域ではダミーパターン41、4
2が形成される。ダミーパターン41はメモリセル領域
(下部電極パターンSN)を取り囲むように形成する。
ダミーパターン42は周辺回路領域の全面に形成される
が、後に形成するプラグ領域には開口43が形成され
る。開口43はプラグ寸法より大きく形成され、プラグ
形成のマスクずれを考慮してもプラグとダミーパターン
42とがショートしない寸法で形成される。
【0039】このように周辺回路領域にダミーパターン
41、42が形成されるため、メモリセル領域のキャパ
シタが高く形成されることに起因する周辺回路領域との
段差を緩和することができる。特に、本実施の形態の製
造方法ではダミーパターンは下部電極パターンと同時に
形成されるものであり、ダミーパターン形成のための工
程を何ら増加させるものではない。
【0040】次に、図4に示すように、BST膜46を
形成する。BST膜46は、DRAMのキャパシタ絶縁
膜として機能する。BST膜46の膜厚はたとえば20
〜30nmとし、CVD法により形成する。さらに、ア
ズデポ状態のBST膜46では、酸素欠陥が多いため、
酸素欠陥を回復するための酸化熱処理を行う。酸化熱処
理は、たとえば酸素雰囲気中、500℃〜700℃の温
度範囲の条件で行う。ここでは酸素雰囲気を例示した
が、酸素に限られず、酸化窒素(NO、N2 O)、オゾ
ン(O3 )等の酸化性雰囲気でも良い。本実施の形態で
は、下部電極45にルテニウムを用いるため、BST膜
46の形成とその後の酸化処理により下部電極45とB
ST膜46の界面に誘電体が形成されることがない。す
なわち、BST膜46の堆積には酸素または酸素を含む
ガスが原料として用いられ、また、酸化処理においては
BST膜46を透過して活性な酸素が下部電極45との
界面にまで達する。このため、下部電極45表面が酸化
され、下部電極45とBST膜46との界面にルテニウ
ムの酸化物(酸化ルテニウム)が形成される。しかし、
酸化ルテニウムは導電性物質であり、酸化物の形成によ
り容量絶縁膜の実効膜厚が厚くなることがない。特に、
BST膜46の誘電率が高いため、低誘電率の絶縁膜が
形成されないメリットは大きい。
【0041】次に、図5に示すように、上部電極となる
導電膜47を形成する。導電膜47としては、窒化チタ
ン膜、ルテニウム膜、タングステン膜、ルテニウム膜と
タングステン膜あるいは窒化チタン膜との積層膜とする
ことができる。
【0042】次に、図6に示すように、導電膜47上に
図示しないフォトレジスト膜を形成し、これをマスクと
して導電膜47およびBST膜46をエッチングする。
これにより上部電極49と、BST膜46からなるキャ
パシタ絶縁膜50とを形成する。このエッチングは、ダ
ミーパターン41上に端部が位置するように行う。これ
は、後に説明するスルーホールの形成の際、ダミーパタ
ーン41がエッチングストッパとして機能するのに役立
つ。
【0043】次に、図7に示すように、上部電極49お
よびダミーパターン41,42を覆うシリコン酸化膜5
2を形成する。シリコン酸化膜52は、たとえばTEO
S酸化膜の堆積とCMP法による研磨により表面を平坦
化して形成できる。さらにシリコン酸化膜52にフォト
リソグラフィとエッチングを用いてスルーホール56,
57を形成し、スルーホール56,57の内部を含むシ
リコン酸化膜52上にバリア膜である窒化チタン膜58
およびタングステン膜59を堆積する。窒化チタン膜5
8およびタングステン膜59の堆積にはたとえばCVD
法を用いる。窒化チタン膜58はスルーホール56,5
7の内壁に沿うように形成し、タングステン膜59はス
ルーホール56,57を埋め込むように形成する。次
に、エッチバック法またはCMP法を用いて、シリコン
酸化膜52上の窒化チタン膜58およびタングステン膜
59を除去する。これによりプラグ60を形成する。
【0044】前記したように上部電極49のエッチング
端がダミーパターン41上に位置するようにしたため、
スルーホール56は、ダミーパターン41上に形成され
る。このようにスルーホール56がダミーパターン41
上に形成されるため、スルーホール56が上部電極49
およびキャパシタ絶縁膜50を貫通して形成されても、
ダミーパターン41がエッチングストッパとして機能
し、スルーホール56が深く形成されることはない。こ
の結果、スルーホール56が深く加工されて第1層配線
30等とショートするような好ましくない状況は生じな
い。
【0045】次に、図10に示すように、プラグ60に
接続する第2層配線を形成する。第2層配線は、シリコ
ン酸化膜52上に形成されたシリコン窒化膜61とその
上層のシリコン酸化膜62の溝63に形成される。溝6
3はシリコン酸化膜62上に形成されたフォトレジスト
膜(図示せず)をマスクとして、2段階のエッチングに
より形成される。すなわち、シリコン酸化膜がエッチン
グされるがシリコン窒化膜がエッチングされない条件の
第1段階のエッチングによりシリコン酸化膜62をエッ
チングし、その後シリコン窒化膜がエッチングされる第
2の段階のエッチングによりシリコン窒化膜61をエッ
チングする。これにより、下地であるシリコン酸化膜5
2の過剰なエッチングを防止できる。
【0046】溝63内への第2層の配線は、タンタル、
窒化チタン等のバリア膜64の堆積後、銅膜65をメッ
キ法あるいはスパッタ法により形成し、その後これをC
MP法により研磨して溝63内にのみ残すことにより形
成する。
【0047】その後、層間絶縁膜、第3層配線等上層配
線を形成することができるが、説明を省略する。
【0048】本実施の形態によれば、ダミーパターン4
1,42を形成するため、周辺回路領域とメモリセル領
域との間の段差を生じないように形成できる。また、ダ
ミーパターン41上で上部電極49がパターニングされ
るようするため、第2層配線と上部電極とを接続するス
ルーホール56のエッチングが深く形成されないように
することができる。
【0049】なお、ダミーパターン41は、図10に示
すように、上部電極49への給電用部材として用いるこ
とができる。この場合、上部電極49への給電電圧は第
1層配線30からプラグ70を介してダミーパターン4
1に印加され、ダミーパターン41から上部電極49に
電位が印加される。キャパシタ絶縁膜50には開口71
が形成され、開口71を介して上部電極49とダミーパ
ターン41とが電気的に接続される。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0051】たとえば、前記実施の形態において、ダミ
ーパターン42に適当な電圧を印加してこれを維持し、
周辺回路のノイズシールドに用いることができる。これ
によりノイズ耐性に優れた高品質のDRAMを構成でき
る。
【0052】前記実施の形態では、ダミーパターン42
を周辺回路領域の全面に形成したが、これを適当な配線
パターンにパターニングし、配線として用いても良い。
これにより、周辺回路領域の配線レイアウトの自由度を
増し、設計を容易にすることができる。あるいは、周辺
回路の配線パターン面積を低減して、DRAMの集積度
を向上できる。
【0053】前記実施の形態では、下部電極としてルテ
ニウムを例示したが、これに限られず、貴金属膜、その
シリサイド膜もしくは酸化膜またはそれらの化合物膜、
たとえば白金膜、ルテニウムシリサイド膜、または、S
RO膜でも良い。これらを下部電極に用いても誘電率の
高いBST膜をキャパシタ絶縁膜に適用できる。
【0054】前記実施の形態では、キャパシタ絶縁膜と
してBST膜を例示したが、STO膜、または、酸化タ
ンタル膜でもよい。
【0055】前記実施の形態では、DRAMに適用した
場合について説明したが、DRAMを含む半導体集積回
路装置、たとえばシステムLSI等に広く適用すること
ができる。
【0056】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0057】メモリセル領域と周辺回路領域の段差を緩
和できる。
【0058】DRAMの配線あるいは接続孔形成の加工
マージンを増加し、DRAMの信頼性を向上できる。
【0059】周辺回路領域の配線設計あるいはキャパシ
タ上部電極への給電手段の自由度を向上できる。
【0060】周辺回路領域の配線パターン占有面積を低
減できる。
【0061】周辺回路のノイズを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を工程順に示した断面図である。
【図2】実施の形態のDRAMの製造方法を工程順に示
した断面図である。
【図3】実施の形態のDRAMの製造方法を工程順に示
した平面図である。
【図4】実施の形態のDRAMの製造方法を工程順に示
した断面図である。
【図5】実施の形態のDRAMの製造方法を工程順に示
した断面図である。
【図6】実施の形態のDRAMの製造方法を工程順に示
した断面図である。
【図7】実施の形態のDRAMの製造方法を工程順に示
した断面図である。
【図8】実施の形態のDRAMの製造方法を工程順に示
した平面図である。
【図9】実施の形態のDRAMの製造方法を工程順に示
した断面図である。
【図10】実施の形態のDRAMの製造方法の他の例を
示した断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 素子分離溝 3 p型ウェル 4 n型ウェル 5 n型ウェル 6 シリコン酸化膜 7 シリコン酸化膜 8 ゲート酸化膜 9 ゲート電極 10 キャップ絶縁膜 11 n- 型半導体領域 12 p- 型半導体領域 13 窒化シリコン膜 13a サイドウォールスペーサ 14 n+ 型半導体領域 15 p+ 型半導体領域 16 シリコン酸化膜 17 n+ 型半導体領域 18 コンタクトホール 20 プラグ 21 シリコン酸化膜 22 コンタクトホール 26 シリサイド膜 27 プラグ 30〜33 第1層配線 34 シリコン酸化膜 38 スルーホール 39 プラグ 40 バリア膜 41 ダミーパターン 42 ダミーパターン 43 開口 45 下部電極 46 BST膜 47 ルテニウム膜 49 上部電極 50 キャパシタ絶縁膜 52 シリコン酸化膜 56、57 スルーホール 58 窒化チタン膜 59 タングステン膜 60 プラグ 61 シリコン窒化膜 62 シリコン酸化膜 63 溝 64 バリア膜 65 銅膜 BL ビット線 70 プラグ 71 開口 Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET Qs メモリセル選択用MISFET WL ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/10 681B (72)発明者 山田 悟 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 永井 亮 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 高浦 則克 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 松岡 秀行 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 梶谷 一彦 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 高橋 継雄 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F033 HH07 HH11 HH19 HH21 HH33 JJ04 JJ19 JJ25 JJ27 JJ28 JJ30 JJ31 JJ32 JJ33 JJ34 JJ36 KK01 KK07 KK19 KK27 KK33 MM01 MM05 MM12 MM13 NN03 NN06 NN07 PP06 PP15 PP27 PP28 QQ08 QQ24 QQ25 QQ27 QQ31 QQ37 QQ39 QQ48 QQ70 RR04 RR06 SS04 VV02 VV03 VV16 XX01 XX23 5F083 AD10 AD42 AD48 AD49 AD56 GA13 JA14 JA35 JA38 JA39 JA40 KA20 MA04 MA06 MA16 MA17 MA20 PR10 PR33 PR39 PR40 PR43 PR44 PR45 PR46 PR53 PR54 PR55 PR56 ZA28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセル領域および周辺回路領域を含
    む半導体基板と、前記半導体基板の主面に形成されたM
    ISFETと、前記MISFET上に配置されたビット
    線および第1層配線と、前記ビット線および第1層配線
    を覆う第1絶縁膜と、前記メモリセル領域の前記第1絶
    縁膜上に形成された情報蓄積用容量素子の下部電極と、
    前記下部電極に対向して配置された前記情報蓄積用容量
    素子の上部電極と、前記上下電極間に形成された容量絶
    縁膜とを含む半導体集積回路装置であって、 前記下部電極が金属または金属化合物からなり、前記周
    辺回路領域の前記絶縁膜上に前記下部電極と同一材料の
    導電部材が前記下部電極の高さと同じ膜厚で形成されて
    いることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、さらに、 前記情報蓄積用容量素子を覆う第2絶縁膜と、前記第2
    絶縁膜上に形成された第2層配線と、前記上部電極およ
    び第2層配線を電気的に接続する第1接続部材とを有
    し、 前記導電部材は、前記メモリセル領域の周辺に配置され
    た第1導電部材を含み、 前記第1導電部材上に前記第1接続部材が形成されてい
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、さらに、 前記情報蓄積用容量素子を覆う第2絶縁膜と、前記第2
    絶縁膜上に形成された第2層配線と、前記第1および第
    2層配線を電気的に接続する第2接続部材とを有し、 前記導電部材は、前記周辺回路領域を覆う第2導電部材
    を含み、 前記第2導電部材は、前記第2接続部材が形成される領
    域に前記第2接続部材の寸法より大きなサイズの開口を
    有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記第2導電部材は、周辺回路のノイズシールド材とし
    て機能することを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記導電部材は、前記周辺回路領域に形成された第3導
    電部材を含み、前記第3導電部材は、周辺回路の配線と
    して機能することを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記導電部材は、前記メモリセル領域の周辺に配置され
    た第1導電部材を含み、 前記第1導電部材と前記上部電極とが電気的に接続さ
    れ、前記上部電極には前記第1導電部材を介して給電さ
    れることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか一項に記載の半導
    体集積回路装置であって、 前記金属または金属化合物は、ルテニウム、ルテニウム
    化合物、プラチナまたはプラチナ化合物であることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板の主面のMISFETを覆う
    絶縁膜上にビット線および第1層配線を形成し、前記ビ
    ット線および第1層配線を覆う第1絶縁膜上に情報蓄積
    用容量素子を形成する半導体集積回路装置の製造方法で
    あって、 (a)前記第1絶縁膜上に金属膜または金属化合物膜を
    堆積する工程と、 (b)前記金属膜または金属化合物膜をパターニングし
    て、メモリセル領域に前記情報蓄積用容量素子の下部電
    極を形成するとともに、周辺回路領域に導電部材を形成
    する工程と、 (c)前記半導体基板の全面に金属酸化物の誘電体膜お
    よび導電膜を堆積し、前記導電膜および誘電体膜をパタ
    ーニングして前記情報蓄積用容量素子の上部電極および
    容量絶縁膜を形成する工程と、 (d)前記情報蓄積用容量素子および導電部材を覆う第
    2絶縁膜を堆積する工程と、と有し、 前記第2絶縁膜の表面が、前記メモリセル領域と前記周
    辺回路領域との間で段差を形成しないことを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、 前記導電膜および誘電体膜のパターニングは、前記パタ
    ーニングの端部が導電部材上に位置するように行われる
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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