JP2000144283A - 装身具用銀合金および装身具 - Google Patents

装身具用銀合金および装身具

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JP2000144283A JP10313277A JP31327798A JP2000144283A JP 2000144283 A JP2000144283 A JP 2000144283A JP 10313277 A JP10313277 A JP 10313277A JP 31327798 A JP31327798 A JP 31327798A JP 2000144283 A JP2000144283 A JP 2000144283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾機能と健康増進あるいは治療・治癒機能
を兼ね備えた装身具の構成素材に好適な新規な装身具用
銀合金を提供する。 【解決手段】 本発明の銀合金は、1〜9重量%のゲ
ルマニウムと、ゲルマニウムに対して重量比で2〜20
%のインジウムとを含み、残部が銀からなる。これによ
れば、プラチナの輝きに似た金属光沢と、遠赤外効果に
よる健康増進、治療効果を同時に実現した装身具を提供
することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀を主たる構成成
分とする装身具用銀合金と、これを用いた装身具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】銀を主成分とする銀合金として、従来か
ら電気接点用のもの、装身具用のものなどが知られてお
り、これらを開示したものとしては、例えば特開昭53
−43620号、特開昭57−114631号、特開昭
58−104146号、特開昭60−258439号、
特開昭61−6238号、特開昭62−20850号、
特開昭63−14830号および特開平7−16626
9号等の公報が知られている。まず、特開昭53−43
620号は腕時計のベルトなどに使用される銀合金を開
示しており、銀を基材としてゲルマニウム、インジウム
の他にパラジウム、錫、亜鉛、アルミニウムなどを含ん
でいる。
【0003】また、特開昭57−114631号は歯科
用の銀合金を開示しており、銀を基材としてゲルマニウ
ムあるいはインジウムの他に、パラジウム、銅などを含
んでいる。
【0004】また、特開昭58−104146号は整流
子の摺動接点に用いられる銀合金を開示しており、銀を
基材としてインジウム、あるいは銀を基材としてインジ
ウムの他にビスマスなどを含んでいる。
【0005】また、特開昭60−258439号は歯科
用の銀合金を開示しており、銀を基材としてゲルマニウ
ムおよびインジウムの他に、パラジウム、銅、亜鉛など
を含んでいる。
【0006】また、特開昭61−6238号は整流子の
摺動接点に用いられる銀合金を開示しており、銀を基材
としてインジウムおよびゲルマニウムの他に、カドニウ
ムなどを含んでいる。
【0007】また、特開昭62−20850号は美術工
芸品や装身具などに使用される銀合金を開示しており、
銀を基材としてゲルマニウムの他に亜鉛あるいはボロン
などを含んでいる。また、銀を基材としてインジウムの
他に、錫や亜鉛などを含んだものも開示されている。
【0008】また、特開昭63−14830号は腕時計
や指輪、ペンダント、食器などに使用される銀合金を開
示しており、銀を基材としてゲルマニウム、インジウム
の他にプラチナ、錫、亜鉛、などを含んでいる。
【0009】さらに、特開平7−166269号は整流
子の摺動接点に用いられる銀合金を開示しており、銀を
基材としてインジウムおよびゲルマニウムの他に、銅、
パラジウム、ビスマスなどを含んでいる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、い
ずれも銀を基材としてゲルマニウムあるいはインジウム
を含むものであり、歯科用、電気接点用あるいは一般的
な装身具用としての好適性をそれぞれ備えている。
【0011】しかし、歯科用、電気接点用の銀合金はと
もかくとして、特開昭53−43620号、特開昭62
−20850号および特開昭63−14830号に開示
された一般的な装身具用の銀合金については、次のよう
な問題がある。まず、特開昭53−43620号の銀合
金についてはアルミニウムを含んでいるので酸化しやす
く、また、特開昭62−20850号の銀合金について
はボロンが用いられているので物質的に不安定であり、
さらに、特開昭63−14830号の銀合金については
プラチナが使用されているので高価になってしまう。
【0012】また、装身具としては、指輪やピアスのよ
うに美的な身体装飾を主要な目的とするもの、あるいは
腕時計のベルトのように特定の機能を有する物品(時計
本体)を身体に装着することを主要な目的とするものの
他に、健康増進や一定の治療・治癒効果を副次的あるい
は主要な目的とする健康志向タイプの装身具が知られて
いる。
【0013】しかし、このような健康・治療等を考慮し
た従来の装身具は、主成分としてゲルマニウムを含んで
おり、前述のような銀を主成分とした装飾目的のものと
は異質である。例えば、特公昭58−48186号公報
に記載されたものでは、N型、真性あるいはP型のゲル
マニウムの固形片がテープなどの部材で皮膚に接触する
ようにされており、電気的な作用により鎮痛や消炎がで
きるとされている。
【0014】上記の従来技術の他にも、銀合金について
は様々な検討がなされているが、特に皮膚に接触して用
いられる装身具であって、健康増進等の効果が期待され
るものに好適な銀合金は未だ提供されていない。すなわ
ち、ゲルマニウムが有する遠赤外効果、つまり、ゲルマ
ニウムによれば肩凝り等を治療・治癒する健康増進、治
療効果が発揮され得ることに着目した銀合金は提供され
ていない。
【0015】そこで本発明者は、鋭意検討を重ねた結
果、装飾機能と健康増進あるいは治療・治癒機能を兼ね
備えた装身具の構成素材に好適な新規な装身具用銀合金
を発明した。
【0016】
【課題を解決するための手段】装飾機能と健康増進ある
いは治療・治癒機能を兼ね備えた装身具用に好適な銀合
金においては、次の第一ないし第五の要請を満足する必
要がある、と本発明者は思料し、種々の検討を重ねた。
【0017】この要請とは、第一に、身に付ける装飾品
の素材としての充分な輝きと光沢を持っていること、第
二に、装身具としての加工性に優れていること、つま
り、適度の硬度と延性、展性を備えていること、第三
に、耐酸化性、その他の耐蝕性に優れていること、第四
に、身に付けて用いるのに安全な素材であり、かつ、い
たずらに高価な材料を必要としないこと、第五に、ゲル
マニウムが有する遠赤外効果、つまり、肩凝りを治療・
治癒する等の健康増進、治療効果が十分に発揮されるこ
と、である。
【0018】本発明者の検討によれば、かかる要請を満
足する装身具用の銀合金は、1〜9重量%のゲルマニウ
ムと、ゲルマニウムに対して重量比で2〜20%のイン
ジウムとを含み、残部が銀からなることを特徴とするも
のである。
【0019】本発明の装身具用銀合金によれば、第一
に、適量のゲルマニウムを含むことで、身に付ける装飾
品としての充分な輝きと光沢を実現できる。すなわち、
ゲルマニウムが1重量%未満のときは銀白色を帯びてし
まうが、1重量%以上であればプラチナに似た充分な輝
きと光沢が得られる。
【0020】第二に、ゲルマニウムに対して適量のイン
ジウムを含むことで、装身具としての加工性を向上でき
る。すなわち、銀とゲルマニウムの合金では、ゲルマニ
ウムが少量であっても脆くなりやすいが、適量(ゲルマ
ニウムに対して重量比で2〜20%)のインジウムを添
加することで、概ねゲルマニウムの含有量が9重量%に
なるまで、適度の硬度と延性、展性が得られる。
【0021】第三に、銀とゲルマニウムの合金は純粋な
銀に比べて耐硫化性等の耐蝕性に優れているが、更にこ
の合金に対しインジウムを添加することで耐酸化性、そ
の他の耐蝕性をより一層向上できる。例えば、装身具を
長時間に渉って身体に接触して使用した場合、水分や塩
分などを含む汗に晒されるが、腐蝕や変色を生じること
が少ない。これに対し、アルミニウムを添加すると酸化
しやすくなる、等の不都合がある。
【0022】第四に、銀、ゲルマニウム、インジウムは
いずれも装身具として、皮膚に接触させて用いるのに安
全な素材であり、例えばカドミウムなどは装身具には使
用できない。また、プラチナなどを用いた場合には、安
全性は高いが高価になりがちである。
【0023】第五に、ゲルマニウムが有する遠赤外効
果、つまり、肩凝り等を治療・治癒する健康増進、治療
効果が十分に発揮できる。ゲルマニウムの遠赤外効果
は、銀の基材中でゲルマニウムの微結晶が形成されてい
るときに、特に効果的に発揮される。この理由は、ゲル
マニウムの微結晶は微小ながらも結晶であることから、
半導体的な性質を持つためであり、本発明者の実験によ
れば、ゲルマニウムが1重量%未満では微結晶は少量し
か形成されず、逆に9重量%以上のときには微結晶の構
成割合は低下する。したがって、1重量%以上、9重量
%未満のゲルマニウムを含有することが望ましい。
【0024】これに加えて、ゲルマニウムの遠赤外効果
は、N型あるいは真性の半導体のときに比べて、P型の
ときに著しく顕著に発揮されるが、インジウムはIII族
元素であって半導体に添加されるとアクセプターとな
り、P型をもたらす。一方、銀はゲルマニウムに対して
ドナーとなり、N型をもたらすが、溶解度はインジウム
の1/3以下であり、したがって添加元素としてインジ
ウムを用いることで、最終的にはP型が実現される。な
お、P型の不純物としては、ボロン、亜鉛も考えられる
が、ボロンは原子半径が小さすぎて原子間に入ったり出
たりしやすく、不安定であるため好ましくない。亜鉛は
溶解度が小さいため、P型を実現するのが困難である。
【0025】本発明の装身具用銀合金は、好ましくは
1.4重量%以上のゲルマニウムを含むことを特徴とし
ても良い。このようにすれば、貴金属としては安価な銀
を主成分としながら、プラチナに近い輝きをより好適に
実現しつつ、ゲルマニウムの微結晶化の割合をより高め
ることができる。
【0026】本発明の装身具用銀合金は、好ましくは5
重量%未満のゲルマニウムを含むことを特徴としても良
い。このようにすれば、微結晶化されずに原子状態で残
るゲルマニウムの量をより少なくできる。
【0027】本発明の装身具用銀合金は、好ましくはゲ
ルマニウムに対するインジウムの重量比が5%以上であ
ることを特徴としても良い。このようにすれば、加工性
をより向上させつつ、P型ゲルマニウムによる遠赤外効
果をより向上させることができる。
【0028】本発明の装身具用銀合金は、好ましくはゲ
ルマニウムに対するインジウムの重量比が13%未満で
あることを特徴としても良い。このようにすれば、装身
具に用いたときの硬度を保証させつつ、P型ゲルマニウ
ムによる遠赤外効果をより向上させることができる。
【0029】本発明の装身具は、身体に装用した状態で
皮膚に接触する外表面が、上記の装身具用銀合金で構成
されていることを特徴とする。身体に装用した状態で皮
膚に接触する装身具としては、例えばネックレス、ブレ
スレット、リストバンド、指輪、腕時計等があるが、こ
れらの全体が本発明の装身具用銀合金で形成されていて
も良く、表面のメッキ層が本発明の装身具用銀合金で構
成されていても良い。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明は、装飾機能と健康志向機
能を兼ね備えた装身具に関するものであり、基材として
貴金属の一種である銀を用いる。そして、銀に適量のゲ
ルマニウムを加えて合金とすることにより、装飾機能と
健康志向機能を共に向上させつつ、適量のインジウムを
添加することにより、装飾機能向上のための加工性改善
と健康志向機能の増大を同時に実現している。
【0031】銀とゲルマニウムを合金化すると、多数の
ゲルマニウム微結晶(半導体)が形成されるが、これに
は基材の銀が溶解し、ドナーとして機能することでN型
になりがちである。そこで、アクセプターとして機能す
る元素を添加してドナー(銀)の機能を打ち消し、ゲル
マニウム微結晶をP型にする必要がある。
【0032】アクセプターとして機能する元素として
は、例えばインジウム、ボロン、亜鉛、アルミニウムな
どがあるが、ボロンはゲルマニウム微結晶中では原子半
径が小さすぎるため、原子間に入ったり抜け出たりする
ので好適ではない。亜鉛は溶解度が小さいために、ドナ
ー(銀)の機能を打ち消してゲルマニウム微結晶をP型
にするのが困難である。アルミニウムは酸化しやすいた
め使いにくい。
【0033】これに対し、インジウムは原子半径が比較
的大きく、銀の3倍の溶解度を持ち、しかも酸化もし難
いので、アクセプターを形成するための添加元素として
好適である。さらに、インジウムを添加するとゲルマニ
ウムと合金化することで低下した展性、延性が回復する
ので、装飾的な加工が容易になると共に、装身具として
の適度の硬度も維持される。
【0034】なお、銀合金にしばしば添加される錫、カ
ドミウム、パラジウム、ビスマスなどは、次の理由によ
り好ましくない。まず、錫についてはゲルマニウム微結
晶中でアクセプターと共にドナーを作り不安定である。
カドミウムは有害であるだけでなくゲルマニウム微結晶
中でドナーおよび深い不純物準位を作り、P型にできな
い。ビスマスについてもゲルマニウム微結晶中でドナー
および深い不純物準位を作り、使用できない。パラジウ
ムについてはゲルマニウム微結晶中で深い不純物準位を
作り、インジウムによるP型効果を減じる。
【0035】以下、本発明者の実験による検討結果を説
明する。
【0036】[第一の検討…ゲルマニウムの溶出]三種類
のサンプルA1、A2、A3によるゲルマニウムの溶出
量を測定した。鋳造した各サンプル(合金)における
銀、ゲルマニウム、インジウムのそれぞれの含有率(重
量%)は、次の通りである。 サンプルA1…Ag:Ge:In=90:10 :0 サンプルA2…Ag:Ge:In=95:4.94:
0.06 サンプルA3…Ag:Ge:In=95:4.6 :
0.4 これらのサンプルを0.1%硫化ナトリウム水溶液10
0ml中に浸漬し、溶出したゲルマニウム濃度をICP
で測定した。24時間後の濃度は、 サンプルA1…6.3PPM サンプルA2…4.6PPM サンプルA3…0.03PPM であった。インジウムの添加量を多くすることで、ゲル
マニウムの溶出量が低下している。
【0037】[第二の検討…耐蝕性(一回目)]五種類の
サンプルB1〜B5を用いて耐蝕性を観察した。鋳造し
た各サンプル(合金)における銀、ゲルマニウム、イン
ジウムのそれぞれの含有率(重量%)は、次の通りであ
る。 サンプルB1…Ag:Ge:In=99:0.92:
0.08 サンプルB2…Ag:Ge:In=98:1.84:
0.16 サンプルB3…Ag:Ge:In=97:2.76:
0.24 サンプルB4…Ag:Ge:In=95:4.60:
0.40 サンプルB5…Ag:Ge:In=90:9.20:
0.80 これらのサンプルを0.1%硫化ナトリウム水溶液10
0ml中に浸漬し、肉眼で表面状態の変化を観察した。 イ.数分後…サンプルB1〜B3の表面の一部が薄い褐
色になり、硫化が始まったことが確認された。サンプル
B4、B5については変化がなかった。 ロ.12時間後…サンプルB1〜B3は青色になり、サ
ンプルB4、B5は薄い褐色になった。色の濃淡を比較
すると、サンプルB1が最も濃く、番号が増すほど薄く
なった。 ハ.24時間後…サンプルB1〜B3は黒味を帯びた青
色になり、サンプルB4は青みを帯びた褐色、B5は褐
色になった。色の濃淡を比較すると、サンプルB1が最
も濃く、番号が増すほど薄くなった。ゲルマニウムの含
有率が9.2重量%までの範囲では、ゲルマニウムが増
加するほど硫化されにくいことがわかった。
【0038】[第三の検討…耐蝕性(二回目)]上記の五
種類のサンプルB1〜B5を用いて、再び耐蝕性を観察
した。この場合は、表面を鏡面に研磨して硫化ナトリウ
ム水溶液に浸漬し、肉眼で観察した。その結果、いずれ
のサンプルも表面が特に変色することなく、24時間経
過後も鏡面に保たれていた。
【0039】[第四の検討…ゲルマニウム溶出(一回
目)]上記の五種類のサンプルB1〜B5を用いた耐蝕
性の観察と平行して、ゲルマニウムの溶出量をICPで
測定した。溶出量(PPM)は次の通りである。なお、
「ND」は検出されなかったことを示す。
【0040】
【表1】 表1から明らかなように、サンプルB1、B5について
溶出量が多く、サンプルB2〜B4については溶出量が
少ないことが判明した。
【0041】[第五の検討…ゲルマニウム溶出(二回
目)]正確性を期すため、一回目の測定に使用したサン
プルB1〜B5の表面を研磨し、再び同様の測定を繰り
返した。その結果を表2に示す。
【0042】
【表2】 表2から明らかなように、サンプルB5について溶出量
が多く、サンプルB1については僅かな溶出が認められ
るものの、サンプルB2〜B4については溶出が検出さ
れなかった。全体的に一回目に比べて溶出量が少ないの
は、表面を研磨したためであると考えられる。
【0043】表1,2に示された溶出試験の結果から、
本発明者は次のような仮説を立てた。すなわち、銀を基
材とする銀・ゲルマニウム合金中では、ゲルマニウム原
子は一部が個々の原子に別れた、いわゆる原子状態で銀
中に溶け込んでいるが、残りのゲルマニウム原子は微結
晶となって銀中に分散しているのではないか。そして、
原子状態のものと微結晶状態のものの構成割合は、適量
のインジウムを添加した条件下では、ゲルマニウムの含
有量に応じて異なってくるのではないか、と考えた。
【0044】つまり、ゲルマニウムがごく僅か(1重量
%未満)しか存在しないときは、微結晶を形成できずに
原子状態のままで銀中に溶け込んでいるが、ゲルマニウ
ムが多く(1〜9重量%)なると微結晶を形成して原子
状態の構成割合が減少し、さらにゲルマニウムが多く
(9重量%以上)なると微結晶化できずに原子状態で溶
け込む割合が多くなる、と考えた。
【0045】銀合金を硫化ナトリウムに浸漬すると、銀
が腐蝕することによりゲルマニウムは硫化ナトリウム水
溶液に晒されるが、原子状態のゲルマニウムは容易に水
溶液中に溶け出すものの、微結晶状態のものは溶け出す
ことがない。サンプルB1、B5でゲルマニウムの溶出
量が多く、サンプルB2〜B4でゲルマニウムの溶出が
少ない(または検出されない)のは、上記の仮説の妥当
性を示していると言えよう。
【0046】ところで、肩凝り等を治療・治癒する健康
増進、治療効果をもたらすゲルマニウムの遠赤外効果
は、銀の基材中でゲルマニウムの微結晶が形成されてい
るときに発揮される。これは、ゲルマニウムの微結晶は
微小ながらも結晶であることから、半導体的な性質を持
つためであり、したがって本発明者の実験および仮説に
よれば、ゲルマニウムが1重量%以上、9重量%未満の
とき、ゲルマニウム微結晶による遠赤外効果が発揮され
る。これに加えて、ゲルマニウム微結晶の遠赤外効果は
P型のときに著しいが、インジウムはIII族元素であっ
て銀よりも溶解度が大きく、したがってゲルマニウムに
対して重量比で2〜20%添加することで、ゲルマニウ
ム微結晶にP型をもたらす。
【0047】[第六の検討…ペレットの試作と貼付テス
ト]そこで、本発明者は下記の成分比の銀合金を鋳造
し、ペレットを試作して遠赤外効果を試験した。 成分比…銀:ゲルマニウム:インジウム=95:4.7
5:0.25 なお、ペレットの大きさは20mmX20mmである。
【0048】室温(22℃)の環境で61歳の男性の左
腕にペレットを30秒間載置し、取り去ると同時にサー
モグラフィ(温度分解能:1℃、日本電子製)で撮影し
た。ペレットを載置する直前の写真(これを転写した線
図)と比較すれば明らかなように、ペレットの置かれて
いた位置で皮膚の温度が上昇しているのがわかる。
【0049】[第七の検討…ネックレスの試作と着用テ
スト]次に、本発明者は上記ペレットと同一成分の銀合
金を鋳造し、ネックレスを試作した。まず、鋳造したイ
ンゴットをテープ状に延ばし、これを束ねて固めること
でネックレスを形成した。このとき、銀合金は粘り強く
て充分に展性、延性に富み、加工性に優れていた。
【0050】このネックレスを用いて遠赤外効果を試験
した。室温(22℃)の環境で33歳の男性の首にネッ
クレスをかけて5分間放置し、サーモグラフィ(温度分
解能:1℃、日本電子製)で正面から撮影した。ネック
レスを着用する直前の写真(これを転写した線図)と比
較すれば明らかなように、ネックレス近傍および顔面の
皮膚温度が上昇しているのがわかる。
【0051】このような遠赤外効果について説明する
と、まず、遠赤外線のような電磁波の生体に対する作用
については、イオン化作用と非イオン化作用があり、非
イオン化作用には熱作用と非熱作用が知られている。イ
オン化作用は主としてエネルギーの大きい短波長の電磁
波(例えば放射線や紫外線)によりもたらされ、長波長
の電磁波(例えば赤外線)の場合には、非イオン化作用
として熱作用と非熱作用がもたらされる。
【0052】赤外線が生体に照射された場合には、吸収
したエネルギーにより生体内で温度上昇が起り、いわゆ
る温熱効果が発揮される。ところが、波長が100ミク
ロン程度の遠赤外線の場合には、上記の熱作用に加え
て、照射された微弱な電磁波が生体に直接作用し、いわ
ゆる非熱作用が発揮される。
【0053】ちなみにFrohlichは1960年代より、次
のようなモデルを提唱している。すなわち、生体にはコ
ヒーレントな多数の振動モードが存在しているが、エネ
ルギーが供給されると振動が特定のモードに集中し、マ
クロな秩序を持った励起が生じ得ること、同一振動数の
モード間に遠距離の相互作用が生じ得ること、を明らか
にしている。そして、このモデルに基づいて、遠赤外線
からマイクロ波にかけての波長領域で生体に非熱作用が
もたらされる可能性があることを示唆している。
【0054】例えば、重要な生体構成物質であるミトコ
ンドリアは、電子伝達系およびこれに共役してADPからA
TPを合成するが、このATPの生成過程において上記の非
熱作用が関与することが予想される。ちなみに、布施正
らは「赤外線技術」第12号(1997年)において、
細胞内のオルガネラであるミトコンドリアに対する波長
100ミクロン帯の遠赤外線の非熱作用を実験的に確認
・検討している。
【0055】一方、ゲルマニウムは間接遷移型の半導体
であり、そのバンドギャップエネルギーは0.67eV
(近赤外相当)であるが、ホール(正孔)には重いホー
ルと軽いホールの二種類があり、液体ヘリウム温度に冷
却して電場と磁場を印加すると、これらのホールに関係
した波長100ミクロンオーダーの遠赤外線を放射する
ことが知られている。例えば、小宮山進はIII族原子の
不純物を含むP型ゲルマニウムを用いて半導体レーザー
を試作し、液体ヘリウムで冷却しながら波長80〜12
0ミクロンの遠赤外線レーザー発振を確認している
(「固体物理」第31巻第4号(1996年))。
【0056】ここで、上記論文の筆者(小宮山)が推測
する遠赤外線の放射メカニズムを概説すると、P型ゲル
マニウム(間接遷移型半導体)が極低温の状態では多量
のホールはガンマ点(バンドの頂上)に縮退している
が、直交する電場と磁場を印加すると、いわゆるサイク
ロトロン運動を始める。このとき、重いホールは軽いホ
ールに比べると8倍程度も有効質量が大きいため、短時
間で光学フォノンに等しい運動エネルギーを持つように
なる。すると、直ちに光学フォノンを放出して再び重い
ホール帯に戻るが、一部は軽いホール帯に散乱される。
このようにして軽いホールの蓄積が起り、重いホールに
対して反転分布が生じる。この軽いホールは電場により
運動エネルギーを得て、これが所定のエネルギーレベル
に達すると重いホール帯に直接光学遷移し、波長100
ミクロン帯の遠赤外線を放射することとなる。
【0057】本発明者は、かかる二つの実証された事実
に着目し、P型ゲルマニウムの微結晶を含む銀合金を人
体に当接すれば、絶対温度300度程度のP型ゲルマニ
ウムは波長100ミクロン内外の遠赤外線を放出するこ
ととなり、これが人体に対して熱作用と共に非熱作用を
もたらすのではないか、と考えた。
【0058】本発明者が推測する遠赤外線の放射メカニ
ズムを概説すると、銀合金の表面に露出するP型ゲルマ
ニウムの微結晶が極低温状態では、多量のホールはガン
マ点(バンドの頂上)に縮退しているが、温度が上昇す
ると熱エネルギーを得てエネルギー分布が広がり、揺ら
ぎも生じる。つまり、ホールのフェルミレベルが価電子
帯の近くにあり、室温では25meVのエネルギーがあ
るため、波長100ミクロン帯の遠赤外線に相当する
2.5meVの準位には容易に励起される。このように
して重いホールは、そのバンドから軽いホールバンドに
熱的に容易に励起され、そのホールは遠赤外線を放出し
て、元の重いホールバンドに戻る。つまり、波長が10
0ミクロン帯の遠赤外線を放射することとなる。
【0059】もっとも、上記の説明はあくまで仮説であ
り、この仮説の妥当性により本発明の特徴および範囲、
すなわち、1〜9重量%のゲルマニウムと、ゲルマニウ
ムに対して重量比で2〜20%のインジウムとを含み、
残部が銀からなることを特徴とすることが影響されるも
のではない。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、装飾機能と健康志向機
能を兼ね備えた銀合金、およびこれを材料とした装身具
を実現できる。特に、本発明の装身具は、プラチナの輝
きに似た金属光沢と、遠赤外効果による健康増進、治療
効果を同時に実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る銀合金で試作したペレットを、男
性の腕に貼付したときのサーモグラフによる写真を転写
した線図である。
【図2】本発明に係る銀合金で試作したネックレスを、
男性の首に着用したときのサーモグラフによる写真を転
写した線図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1〜9重量%のゲルマニウムと、ゲルマ
    ニウムに対して重量比で2〜20%のインジウムとを含
    み、残部が銀からなることを特徴とする装身具用銀合
    金。
  2. 【請求項2】 1.4重量%以上のゲルマニウムを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の装身具用銀合金。
  3. 【請求項3】 5重量%未満のゲルマニウムを含むこと
    を特徴とする請求項1または2記載の装身具用銀合金。
  4. 【請求項4】 ゲルマニウムに対するインジウムの重量
    比が5%以上であることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の装身具用銀合金。
  5. 【請求項5】 ゲルマニウムに対するインジウムの重量
    比が13%未満であることを特徴とする請求項1、2、
    3または4記載の装身具用銀合金。
  6. 【請求項6】 身体に装用した状態で皮膚に接触する外
    表面が、請求項1、2、3、4または5記載の装身具用
    銀合金で構成されていることを特徴とする装身具。
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