JPH0631755A - 反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置 - Google Patents

反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置

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JPH0631755A
JPH0631755A JP21079692A JP21079692A JPH0631755A JP H0631755 A JPH0631755 A JP H0631755A JP 21079692 A JP21079692 A JP 21079692A JP 21079692 A JP21079692 A JP 21079692A JP H0631755 A JPH0631755 A JP H0631755A
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JP
Japan
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molding
resin
raw material
mold
suction port
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JP21079692A
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Inventor
Atsuo Takeuchi
醇雄 武内
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Nippo Ltd
Nippo Sangyo Co Ltd
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Nippo Ltd
Nippo Sangyo Co Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空吸引力を利用して液状樹脂原料の充填と
型締を行う様にしたものに於いて、装置全体としての稼
働率が顕著に向上する様に改良した反応硬化性合成樹脂
用の鋳込成形装置を提供する。 【構成】 成形キャビティSを減圧装置3に接続させる
真空吸引口15Aと、型合わせ面に形成した型締用の減
圧シール部2のシール間隙2Aを減圧装置に接続させる
真空吸引口15Bとが設けられて、原料供給部40から
樹脂原料が供給される成形型1A〜1Cと、成形キャビ
ティSに通気路を介して連通される型連通口24と、減
圧装置に接続される吸引口25とを設けた気密な樹脂ト
ラップ5A〜5Cと、シール間隙2Aと減圧装置とを結
ぶ型締用負圧配管4Aに設けたカプラ6A、及び真空吸
引口15Aと減圧装置とを結ぶ注入用負圧配管4Bに設
けたカプラ6Bとを備え、型締と樹脂原料の充填の完了
前はカプラ6A,6Bを接続し、完了後はこの接続を切
り離す様にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本願出願人の先願発明
(特願平2−108221)の改良に係るものであっ
て、真空吸引力により、樹脂原料を成形キャビティに充
填すると共に型締を行う様にした反応硬化性合成樹脂用
の鋳込成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記先願発明は、例えば、浴槽や自動車
のボデー等の様に、肉薄で大型の繊維強化プラスチック
製品を作るのに、従来のハンドレイアップ法、スプレー
アップ法の様に、非能率で且つ有害な蒸気に曝される不
衛生な成形方法や、樹脂原料を含浸した繊維マットをプ
レス成形するSMC成形法の様に、マットの裁断ロスが
多く生じて不経済な成形方法によらずに、樹脂原料の注
入・充填と型締とを真空吸引力を利用して行うことによ
り、上記従来方法の欠点を略解消し、型締も簡易に行え
る様にした鋳込成形方法とその成形型を提供する処に技
術的特徴がある。この鋳込成形装置の構成を図6に略示
した。50は成形型で、成形キャビティ51を設けた剛
性に富んだ下型50Aと、可撓性を有する上型50Bと
で構成し、その周縁部の型合わせ面には減圧シール部6
0を周設している。その環状シール間隙61を、型締用
負圧配管71を介して、減圧装置70に接続している。
又、成形キャビティ51の周縁部に巡らされて、このキ
ャビティに連通する真空吸引溝52を、注入用負圧配管
72を介して減圧装置70に接続している。80は、原
料供給部で、未硬化の液状樹脂原料とその硬化剤を所定
割合で混合したうえ所定量を吐出して、上型50Bに設
けた注入口53に圧入させる。90は樹脂トラップで、
注入用負圧配管72に介在させて、成形型50から溢れ
出た過剰の樹脂原料を捕捉する役割を果す。この鋳込成
形装置の作用は、下型50Aに上型50Bを被せたう
え、減圧装置70を作動させると、環状シール間隙61
内が減圧されて、大気との圧力差により成形型50が型
締されると共に、成形キャビティ51内が減圧される。
そして、低い型締圧で足りる。一方、原料供給部80か
ら供給された樹脂原料は、その注入圧によって可撓性の
有る上型50Bを上方に膨出させて一時的に内容積を増
大させ、又、成形キャビティ51内が減圧されているの
で、比較的短時間で注入を終えることが出来る。所定量
の樹脂原料の注入が完了した時点で、注入口53を閉じ
て原料配管81を切り離す。その後、膨出した上型50
Bも大気圧に押されて原型に戻り、充填が完了した成形
型50は、図6の様に各配管が接続されたままの状態
で、樹脂原料が硬化し終える迄放置した後、脱型し製品
を取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な鋳込成形装置
によると、例えば、肉厚が3mm、表面積が2m2程度
の比較的大型のパネル乃至トレー状をした成形製品を作
る場合には、成形キャビティ51への樹脂原料の注入開
始時から、充填完了迄に10〜15分掛かり、樹脂原料
が硬化して脱型出来る迄に40〜60分掛かる。従っ
て、一成形サイクルの全所要時間のうち、およそ70〜
80%が樹脂の硬化待ち時間で占められることになる。
この待ち時間中に、原料供給部80は、原料配管81の
末端を外して別の成形型への原料注入作業に充てること
が出来ても、型締の役割を果す減圧装置70は成形型5
0に接続した状態に縛られるので、装置全体としての稼
働率が極めて低かった。そこで、本発明の目的は、真空
吸引力を利用して、樹脂原料の充填と型締とを行う様に
したものに於いて、樹脂原料を充填し終えた後は、減圧
装置を成形型から切り離して、別の成形型の充填作業に
充てられる様にした反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装
置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置
は、真空吸引力により、液状の樹脂原料を成形キャビテ
ィに充填し、且つ、型締を行える様に構成したものであ
って、成形キャビティSを減圧装置3に接続させる真空
吸引口15Aと、型合わせ面に形成した型締用の減圧シ
ール部2のシール間隙2Aを前記減圧装置3に接続させ
る真空吸引口15Bとが設けられて、原料供給部40か
ら樹脂原料が供給される成形型1A〜1Cと、所定の内
容積を有する気密区画を成して、前記成形キャビティS
に通気路を介して連通される型連通口24と、前記減圧
装置3に接続される吸引口25とを設けた樹脂トラップ
5A〜5Cと、前記シール間隙2Aと前記減圧装置3と
を結ぶ型締用負圧配管4Aに設けたカプラ6A、及び前
記真空吸引口15Aと前記減圧装置3とを結ぶ注入用負
圧配管4Bに設けたカプラ6Bとを備え、前記型締と樹
脂原料の充填の完了前は前記カプラ6を接続し、完了後
はこの接続を切り離す様に構成した。そして、樹脂トラ
ップ5Aは、成形型1Aと一体化した台車30に載置す
るとよい。或は、樹脂トラップ5B,5Cは、成形型1
B,1Cと一体に形成させてもよい。又、成形型1A〜
1Cは、剛性を有する下型10と、可撓性を有する上型
11とで構成するとよい。
【0005】
【作用】本発明装置を使って、反応硬化性合成樹脂の鋳
込成形を行うには、成形型1A〜1Cを型閉じした後、
減圧シール部2のシール間隙2Aを、カプラ6Aを設け
た型締用負圧配管4Aを介して減圧装置3に接続し、成
形キャビティSを、樹脂トラップ5A〜5C及びカプラ
6Bを設けた注入用負圧配管4Bを介して減圧装置3に
接続する。又、成形型の樹脂原料注入口を原料供給部4
0に接続する。然る後、減圧装置3及び原料供給部40
を作動させると、シール間隙2Aが減圧されて、大気圧
とこのシール間隙2Aとの圧力差により型締されると共
に、減圧された成形キャビティS内に液状の樹脂原料が
速やかに注入・充填される。充填完了後、成形キャビテ
ィS及び樹脂トラップ5A〜5Cの気密を保持させた状
態の基にカプラ6A,6Bを外して、減圧装置3との接
続を断ち、樹脂原料の硬化を待って成形製品を取り出
す。この硬化待ち時間は、一成形サイクルの全所要時間
のかなりの部分を占めるので、この待ち時間を利用すべ
く、成形型から切離した減圧装置3をカプラ6A,6B
によって別の成形型に連結し、この型への樹脂原料の充
填作業に当たらせれば、鋳込成形装置全体の稼働率、及
び成形作業者の作業能率が顕著に高められる。若し、減
圧シール部2が幾分シール不良の状態にあったとして
も、樹脂トラップ5A〜5C内の比較的容積の大きい減
圧域が成形キャビティSに連通しているので、成形キャ
ビティS内の圧力上昇を確実に阻止してくれる。又、上
型11を可撓性材料で作れば、樹脂原料の注入圧により
上型11が一時的に膨出し、その分、型締圧が低くて足
りる様になる。
【0006】
【実施例】以下に、図1〜図3を参照しながら本発明の
第1実施例を説明する。鋳込成形装置の概略の構成は、
図1に示した様に、原料供給部40から樹脂原料が供給
される成形型1Aと、この成形型1Aの型合わせ面に周
設した減圧シール部2のシール間隙2A及び成形キャビ
ティSを減圧させる減圧装置3と、シール間隙2Aと減
圧装置3とを結ぶ型締用負圧配管4Aに設けたカプラ6
Aと、成形キャビティSと減圧装置3とを結ぶ注入用負
圧配管4Bに介在させた、樹脂トラップ5A及びカプラ
6Bとを主要構成要素としている。
【0007】成形型1Aは、成形キャビティSを設けた
剛性に富む下型10と、蓋となる可撓性を備えた上型1
1とで構成されている。
【0008】図2に拡大して示した減圧シール部2は、
下型10の型合わせ面に、幅広い溝状をしたシール間隙
2Aを周設し、このシール間隙2Aの底面に内外二重に
周設したパッキン溝には、環状パッキン12,12をそ
の上端が型合わせ面上に幾分突出する様に夫々嵌着して
いる。そして、下型10に上型11を被せると、此等の
環状パッキン12,12がシール間隙2Aを気密に保つ
様になっている。又、下型10の型合わせ面には、シー
ル間隙2Aの内側に、横断面半円形の真空吸引溝13を
周設している。この真空吸引溝13は、狭い通気路(ピ
ンチオフ)14を介して成形キャビティSに連通されて
いる。真空吸引溝13は、下型10の肉厚周縁部に設け
た真空吸引口15Aに通気路を介して連通されている。
【0009】一方、上型11の肉厚周縁部に設けた真空
吸引口15Bは、シール間隙2Aに連通されている。こ
の真空吸引口15Bには、カプラ6Aを取着している。
又、図1に示した様に上型11の真ん中に設けた樹脂原
料の注入口16には、原料供給部40から延びる原料配
管41の末端を接続させる配管継手17を取着してい
る。注入口16は、樹脂原料の注入完了直後に大気との
連通を断つ構造になっている。
【0010】この実施例の樹脂トラップ5Aは、図3に
拡大して示した様に、密閉容器の形態を備えており、容
器状をした本体20の頂面には環状パッキン21を取着
し、又、外周面上部の複数箇所に締結具22を取着して
本体20の蓋23を着脱自在に締付け、樹脂トラップ5
Aの内部を減圧させることにより密閉出来る様にしてい
る。この締結具22は勿論図示の構造に限られない。蓋
23には、樹脂トラップ5Aの内空部を成形型1Aの真
空吸引口15Aに連通させると型連通口24と、注入用
負圧配管4Bに接続させる吸引口25とを、適宜の間隔
を隔てて設けている。吸引口25には、樹脂トラップ5
Aと減圧装置3との連通を断続させる為の、逆止弁付き
のカプラ6Bを組付けている。樹脂トラップ5Aの中に
は、成形キャビティSから溢れ出て型連通口24から流
入して来る樹脂原料を受容する、ポリプロピレン樹脂や
紙等で作られた樹脂溜26を据え置いている。
【0011】本発明に用いる樹脂トラップ5Aは、樹脂
原料の充填を終えて減圧装置3から切離した成形型1A
の成形キャビティSを、所要の減圧度に保持させ続ける
役割も帯びている。そこで、樹脂トラップ5Aの内容積
を、この実施例では、成形キャビティSの容積の20%
前後に設定している。この%値は、減圧シール部2のシ
ール精度が高い程小さくて足り、経験的には10〜30
%前後の範囲に設定するのがよい。
【0012】成形型1Aは、本発明装置の機能を十分に
発揮させられる様に台車30と一体化せさ、樹脂トラッ
プ5Aもこの台車30に一緒に載せている(図1参
照)。そして、成形型1Aの真空吸引口15Aを、連通
管を介して、樹脂トラップ5Aの型連通口24に接続さ
せている。
【0013】次に、上記構成の作用を説明する。先ず、
下型10の成形キャビティSにガラス繊維を敷き詰めた
うえ上型11を被せる。そして、型締用負圧配管4Aを
上型11に設けたカプラ6Aに接続し、注入用負圧配管
4Bを樹脂トラップ5Aに設けたカプラ6Bに接続す
る。そして、上型11に設けた配管継手17に、原料供
給部40から延びる原料配管41の末端を接続する。こ
の原料供給部40は、未反応樹脂原料とその硬化剤とを
所定の割合で混合したうえ、成形キャビティSの容積に
見合った量を吐出する様に、その操作盤(図示略)によ
って作動プログラムを設定して置く。然る後、減圧装置
3及び原料供給部40を作動させると、図2を参照すれ
ば理解される様に、シール間隙2A内の空気が減圧装置
3によって吸引されるので、成形型1Aは、大気圧とシ
ール間隙2Aとの差圧により型締される。その後に、成
形キャビティS内が減圧される。尚、成形キャビティS
内を減圧させて行く速さは、樹脂原料の粘性や、成形キ
ャビティSの形状の如何等に応じて、図示を省いた調圧
装置によって適宜に調整する。
【0014】そして、原料供給部40から大気圧以上に
与圧して供給された樹脂原料は、ガラス繊維が詰め込ま
れた狭い成形キャビティS内に押し込まれると、可撓性
に富んだ上型11を上方に押しやって成形キャビティS
を拡張させる。その為、樹脂原料の注入は、真空吸引作
用と相俟って比較的迅速に終えられる。樹脂原料の注入
が終わると、膨出した上型11は大気に押されて次第に
原型に復帰する。そして、この間にも成形キャビティS
内は減圧装置3により完全に脱気されて、樹脂原料の充
填が完了する。
【0015】樹脂原料の充填完了後に、カプラ6A,6
Bを外して成形型1Aを減圧装置3から切り離す。又、
配管継手17を閉じたうえ原料配管41との接続を解い
て、原料供給部40を成形型1Aから切り離す。この様
に切り離しても、注入口16は閉ざされているので、シ
ール間隙2A及び樹脂トラップ5Aの内空部は、減圧さ
れたままに保たれる。そして、減圧シール部2が幾分シ
ール不良の状態にあったとしても、かなり容積のある樹
脂トラップ5Aの減圧空間が、成形キャビティSの圧力
上昇を阻止する役割を果してくれる。
【0016】原料供給部40及び減圧装置3から切離し
た成形型1Aは、台車30毎硬化待ち場所に移動させ
る。移動した後には、別の成形型1Aを移動させて来
て、上記同様にして樹脂原料を充填する。この実施例で
は、樹脂原料の注入開始時から、注入し終える迄に約6
分、そして、膨出した上型11が次第に原型に復帰して
充填が完了する迄に約13分、脱型出来る状態に迄硬化
させるのに約50分を要した。
【0017】つまり、この実施例の場合は、1成形サイ
クルの全所要時間うち、略3/4が樹脂原料の硬化待ち
時間で占められてしまう。然し本発明装置では、この長
い硬化待ち時間中は、減圧装置3を成形型1Aから切り
離して、この成形型1Aを別の場所に移動させられるの
で、前述の先願装置とは異なって、この時間中に、減圧
装置3と成形作業をする者は無為に過ごすことなく、待
機する別の成形型への樹脂原料の充填作業に当たること
が出来る。その為、単純計算すれば、先願装置に比べ
て、鋳込成形装置全体としての稼働率を略4倍に高める
ことが出来る。
【0018】図4は、第2実施例の成形型1Bを示して
いる。第1実施例との相異点は、樹脂トラップ5Bを下
型10に一体に形成した処にある。そして、樹脂トラッ
プ5Bの蓋部分を構成する上型11にカプラ6A,6B
を取着して、鋳込成形装置の取り扱いの便と、装置のコ
ストダウンを図っている。尚、この実施例の吸引口25
は、第1実施例の真空吸引口15Aを兼ねており、型連
通口24は、第1実施例の通気路14を兼ねている。
【0019】図5は、第3実施例の成形型1Cを示して
いる。第2実施例との相異点は、樹脂トラップ5Cを上
型11に一体に形成し、この樹脂トラップ5Cの頂部に
カプラ6Aを取着している。又、下型10の下面に、シ
ール間隙2Aと連通するカプラ6Bを取着している。こ
の実施例の作用は、第2実施例の作用に準ずる。
【0020】尚、上記各実施例に於いて、細部の構成は
適宜に設計変更しても本発明目的は達成される。例え
ば、樹脂トラップ5を成形型1に接続する箇所は、上記
各実施例の位置に限られず、注入口16の部分に接続
し、注入口16は、成形キャビティSの周縁部の真空吸
引溝13に連なる箇所に移動させる等してもよい。又、
成形製品の形状によっては、上型11は必ずしも可撓性
材料で作る必要はない。そして、カプラ6A,6Bは、
成形キャビティSとシール間隙2Aとを、減圧装置3に
係脱自在に連結させ得る構造を備える限り、周知の様々
なタイプのものを使用出来る。或は、成形材料は勿論F
RPに限られず、周知の様々なタイプの反応硬化性合成
樹脂も本発明装置によって成形出来る。
【0021】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明による反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置は、真空
吸引力を利用して、液状樹脂原料の充填と型締とを行う
様にしたものに於いて、充填を終えた後は、減圧装置を
成形型から切り離して、別の成形型への樹脂原料の充填
作業に充てられる様にしたので、鋳込成形装置全体とし
ての稼働率、及び成形作業者の作業能率が顕著に向上す
る。又、型締圧が低い分、簡易な構造の成形型で足りる
ので、その製作コストを低減出来ると共に、型締作業も
含めて成形作業の能率が大幅に高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、全体構成の説明図
である。
【図2】同上、減圧シール部の部分拡大縦断面図であ
る。
【図3】同上、樹脂トラップの拡大縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す、成形型の縦断面図
である。
【図5】本発明の第3実施例を示す、成形型の縦断面図
である。
【図6】従来例を示す、図1相当図である。
【符号の説明】
1A〜1C 成形型 S 成形キャビティ 2 減圧シール部 2A シール間隙 3 減圧装置 4A 型締用負圧配管 4B 注入用負圧配管 5A〜5C 樹脂トラップ 6A,6B カプラ 10 下型 11 上型 12 環状パッキン 13 真空吸引溝 14 通気路 15A,15B 真空吸引口 16 注入口 17 配管継手 20 本体 21 環状パッキン 22 締結具 23 蓋 24 型連通口 25 吸引口 26 樹脂溜 30 台車 40 原料供給部 41 原料配管 50 成形型 50A 下型 50B 上型 51 成形キャビティ 52 真空吸引溝 53 注入口 60 減圧シール部 61 シール間隙 70 減圧装置 71 型締用負圧配管 72 注入用負圧配管 80 原料供給部 81 原料配管 90 樹脂トラップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空吸引力により、液状の樹脂原料を成
    形キャビティに充填し、且つ、型締を行える様に構成し
    たものであって、 成形キャビティSを減圧装置3に接続させる真空吸引口
    15Aと、型合わせ面に形成した型締用の減圧シール部
    2のシール間隙2Aを前記減圧装置3に接続させる真空
    吸引口15Bとが設けられて、原料供給部40から樹脂
    原料が供給される成形型1A〜1Cと、 所定の内容積を有する気密区画を成して、前記成形キャ
    ビティSに通気路を介して連通される型連通口24と、
    前記減圧装置3に接続される吸引口25とを設けた樹脂
    トラップ5A〜5Cと、 前記シール間隙2Aと前記減圧装置3とを結ぶ型締用負
    圧配管4Aに設けたカプラ6A、及び前記真空吸引口1
    5Aと前記減圧装置3とを結ぶ注入用負圧配管4Bに設
    けたカプラ6Bとを備え、 前記型締と樹脂原料の充填の完了前は前記カプラ6A,
    6Bを接続し、完了後はこの接続を切り離す様にしたこ
    とを特徴とする反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂トラップ5Aは、前記成形型1
    Aと一体化した台車30に載置したことを特徴とする請
    求項1項記載の反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置。
  3. 【請求項3】 前記樹脂トラップ5B,5Cは、前記成
    形型1B,1Cに一体に形成させたことを特徴とする請
    求項1項記載の反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置。
  4. 【請求項4】 前記成形型1A〜1Cは、剛性を有する
    下型10と、可撓性を有する上型11とで構成したこと
    を特徴とする請求項1項乃至3項のいずれかに記載の反
    応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置。
JP21079692A 1992-07-14 1992-07-14 反応硬化性合成樹脂用の鋳込成形装置 Pending JPH0631755A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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