JP2000128392A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2000128392A
JP2000128392A JP10299997A JP29999798A JP2000128392A JP 2000128392 A JP2000128392 A JP 2000128392A JP 10299997 A JP10299997 A JP 10299997A JP 29999798 A JP29999798 A JP 29999798A JP 2000128392 A JP2000128392 A JP 2000128392A
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JP
Japan
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recording paper
thermal
thermal head
color
platen
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JP10299997A
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English (en)
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Satoru Goto
覚 後藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/422,118 priority patent/US6222576B1/en
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D15/00Component parts of recorders for measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D15/28Holding means for recording surfaces; Guiding means for recording surfaces; Exchanging means for recording surfaces

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドとプラテンとの間に適正に記
録紙を送り込むことのできるサーマルプリンタを提供す
る。 【解決手段】 サーマルヘッド12と搬送ローラ対9と
の間にガイド板18を配置する。ガイド板18は、プラ
テンローラ13がサーマルヘッド12から離れる給紙位
置にある際に、搬送路内に突出してカラー感熱記録紙2
に当接し、プラテンローラ13とサーマルヘッド12と
の間にカラー感熱記録紙2が入り込むようにガイドす
る。プラテンローラ13がサーマルヘッド12に当接す
る印画位置に移動した際には、支持プレート15,16
に押圧されて下降し、カラー感熱記録紙2の搬送路から
退避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
に関し、更に詳しくは、サーマルヘッドとプラテンとの
間に記録紙が給紙されるサーマルプリンタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】複数の感熱発色層が支持体上に層設され
たカラー感熱記録紙を用い、このカラー感熱記録紙の各
感熱発色層にサーマルヘッドによって面順次で熱記録を
行い、フルカラープリントが得られるようにしたカラー
感熱プリンタがある。このカラー感熱プリンタでは、サ
ーマルヘッドとプラテンとの間に記録紙を送り込み、サ
ーマルヘッドあるいはプラテンのいずれか一方を他方に
向けて移動させてカラー感熱記録紙を挟み込み、その後
にサーマルヘッドを加熱させることによってカラー感熱
記録紙に熱記録を行っている。
【0003】また、プリント中のカラー感熱記録紙の一
部をプリンタ外に突出させることにより、装置自体を小
型化したカラー感熱プリンタが特開平10−21751
8号公報に記載されている。このカラー感熱プリンタ
は、カラー感熱記録紙の感熱発色層が外光によって定着
されてしまうのを防止するために、記録面が下方を向く
ようにされている。そのため、サーマルヘッドは、カラ
ー感熱記録紙の搬送路の下方に配置されており、このサ
ーマルヘッドに対面してカラー感熱記録紙を挟み込むプ
ラテンはサーマルヘッドの上方に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー感熱プリ
ンタでは、カラー感熱記録紙をサーマルヘッドとプラテ
ンとの間に送り込む際に、カラー感熱記録紙に曲がりク
セがついていると、カラー感熱記録紙がサーマルヘッド
やプラテンに当接してしまい、サーマルヘッドとプラテ
ンとの間に適正に送り込まれなくなるという問題があっ
た。特に、搬送路の下方にサーマルヘッドが配置されて
いるカラー感熱プリンタでは、サーマルヘッドの上面に
複数の発熱素子からなる発熱素子アレイ等が設けられて
いる。そのため、サーマルヘッドとプラテンとの間に送
り込まれたカラー感熱記録紙の先端がサーマルヘッドの
上面に引っかかり、カラー感熱記録紙のジャムが発生す
ることがあった。また、シール状のカラー感熱記録紙で
は、記録紙部分が剥離紙から剥がれてしまい、プリント
不良や搬送不良等を引き起こしてしまうことがあった。
【0005】上記問題は、カラー感熱記録紙を搬送する
給紙手段であるローラをサーマルヘッドよりも高い位置
に配置することにより解決することができる。しかしな
がら、ローラをサーマルヘッドよりも高い位置に配置す
ると、カラー感熱記録紙と発熱素子アレイとの当接状態
が悪化し、プリント画像が不鮮明になってしまうという
問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、サーマルヘッドとプラテンとの間に適正に記録紙
を送り込むことのできるサーマルプリンタを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のサーマルプリンタは、サーマルヘッドと
給紙手段との間に、給紙時に搬送路内に突出してサーマ
ルヘッドとプラテンとの間に該記録紙を送り込むガイド
位置と、サーマルヘッドとプラテンとによる記録紙の挟
み込み時に搬送路から退避する退避位置との間で移動自
在なガイド部材を設けたものである。
【0008】また、ガイド部材は、サーマルヘッドとプ
ラテンとによる記録紙の挟み込み動作と、該記録紙の挟
み込みを解除する挟み込み解除動作とに連動して、退避
位置とガイド位置との間を移動するようにしたものであ
る。
【0009】更に、ガイド部材は、バネによってガイド
位置に向けて付勢されており、記録紙の挟み込みを解除
する際に移動するサーマルヘッド、あるいはプラテン、
またはその他の部材に押圧されてバネの付勢に抗して退
避位置に移動し、記録紙を挟み込む際に押圧が解除され
てバネの付勢によりガイド位置に移動するようにしたも
のである。
【0010】また、ガイド部材を板形状、あるいは回転
自在なローラから構成したものである。更に、ガイド部
材が板形状である場合には、ガイド部材とバネとを弾性
を有するプラスチックを用いて一体に形成したものであ
る。
【0011】また、サーマルヘッドとプラテンとによる
記録紙の挟み込みは、ガイド部材が退避位置に移動した
後に行われるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したカラー
感熱プリンタの構成を概略的に示すものである。このカ
ラー感熱プリンタでは、画像が熱記録される記録紙とし
てシート形状のカラー感熱記録紙2が用いられる。カラ
ー感熱記録紙2は、周知のように、支持体上にシアン感
熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が
順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層
は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに
発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最
も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。ま
た、イエロー感熱発色層は、420nmの近紫外線が照
射されたときに、発色能力が消失する。マゼンタ感熱発
色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中
間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365nm
の紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。
【0013】カラー感熱記録紙2、遮光性を有するプラ
スチックで形成された給紙カセット4に、記録面が下方
に向けられた状態で複数枚が収められる。給紙カセット
4上部には、給紙カセット4上面に形成された開口4a
に入り込んで、最上層のカラー感熱記録紙2に当接する
給紙ローラ5が設けられている。この給紙ローラ5は、
図中時計方向に回転することにより、給紙カセット4の
前面に形成された送出口4bからプリンタ内のカラー感
熱記録紙2の搬送路に向けて、最上層のカラー感熱記録
紙4を送り出す。
【0014】カラー感熱記録紙2の搬送路の給紙方向の
下流側には、モータにより回転駆動されるキャプスタン
ローラ7と、このキャプスタンローラ7に圧接する位置
と離れる位置との間で移動自在とされたピンチローラ8
とからなる搬送ローラ対9が配置されている。この搬送
ローラ対9は、給紙ローラ5によって送り出されたカラ
ー感熱記録紙2を挟み込み、給紙カセット4からカラー
感熱記録紙2を引き出す方向である給紙方向と、給紙カ
セット4の上方に向けてカラー感熱記録紙2を搬送する
印画方向とにカラー感熱記録紙2を往復搬送する。
【0015】搬送ローラ対9の給紙方向の下流側には、
複数の発熱素子からなる発熱素子アレイ11が設けられ
たサーマルヘッド12が配置されている。このサーマル
ヘッド12は、搬送路の下方に配置されてプリンタ内に
固定されている。発熱素子アレイ11は、記録面が下方
に向けられた状態で搬送されるカラー感熱記録紙2に熱
記録を行うために上面に設けられている。搬送路を挟ん
でサーマルヘッド12に対面する位置には、サーマルヘ
ッド12との間でカラー感熱記録紙2を挟み込むプラテ
ンローラ13が配置されている。
【0016】図2に示すように、プラテンローラ13
は、一対の支持プレート15,16によって回転自在に
支持されている。これらの支持プレート15,16は、
側面にそれぞれ立設されたピン15a,16aによって
揺動自在とされており、図示しないカム機構によって、
プラテンローラ13がサーマルヘッド12に圧接する印
画位置と、プラテンローラ13とサーマルヘッド12と
の間に空間を形成する給紙位置との間で揺動される。な
お、図1及び図3,図4は、図面の煩雑化を避けるため
に支持プレート16の記載を省略している。
【0017】搬送ローラ対9は、給紙ローラ5により搬
送されてきたカラー感熱記録紙2を受け取って、給紙位
置にあるプラテンローラ13とサーマルヘッド12との
間に送り込む給紙手段としての機能も有している。サー
マルヘッド12は、カラー感熱記録紙2が搬送ローラ対
9によって印画方向に搬送される際に、発熱素子アレイ
11を所定の温度に発熱させ、カラー感熱記録紙2の各
感熱発色層を発色させる。プラテンローラ13は、印画
位置にある際にカラー感熱記録紙2の搬送に応じて従動
回転する。
【0018】カラー感熱記録紙2の搬送方向における搬
送ローラ対9とサーマルヘッド12との間には、板形状
のガイド部材であるガイド板18が配置されている。ガ
イド板18は、プラテンローラ13の軸方向に沿って形
成された基板部18aと、この基板部18aの上端に突
設されたガイド部18bと、基板部18aの下端に設け
られたバネである一対の弾性片18c,18dとからな
り、これらは弾性を有するプラスチックで一体に形成さ
れている。このガイド板18は、カラー感熱記録紙2の
搬送路に直交する方向、すなわちプリンタの上下方向で
移動自在とされており、弾性片18c、18dがプリン
タの下面に当接することにより、上方に向けて付勢され
ている。
【0019】図3に示すように、ガイド板18は、プラ
テンローラ13が給紙位置にある際には弾性片18c,
18dに付勢されて上方に移動しており、ガイド部18
bがカラー感熱記録紙2の搬送路内に突出するガイド位
置にある。ガイド部18bは、搬送ローラ対9により給
紙方向に搬送されてきたカラー感熱記録紙2に当接し
て、カラー感熱記録紙2をサーマルヘッド12とプラテ
ンローラ13との間に送り込む。ガイド部18bは、カ
ラー感熱記録紙2をサーマルヘッド12とプラテンロー
ラ13との間に送り込みやすくするために傾斜され、更
にカラー感熱記録紙2の先端を傷めないように滑らかに
形成されている。
【0020】従来のプリンタでは、カラー感熱記録紙2
の先端に曲がりクセがついている際等に、適正にサーマ
ルヘッド12とプラテンローラ13との間にカラー感熱
記録紙2が送り込まれないことがあった。特にサーマル
ヘッド12が搬送路の下方に配置されているプリンタで
は、カラー感熱記録紙2の先端がサーマルヘッド12の
上面の凹凸に引っかかってカラー感熱記録紙2の先端が
傷んでしまったり、シール状のカラー感熱記録紙が剥離
紙から剥がれて搬送不良を起こすこともあった。しかし
ながら、本発明のガイド板18は、カラー感熱記録紙2
をガイドして適正にサーマルヘッド12とプラテンロー
ラ13との間に送り込むことができるため、上記各問題
を確実に解決することができる。
【0021】また、ガイド板18は、支持プレート1
5,16が揺動してプラテンローラ13が印画位置に移
動した際には、図2及び図4に示すように、支持プレー
ト15,16の下端に基板部18aが押圧されるため弾
性片18c,18dの付勢に抗して下降し、ガイド部1
8bがカラー感熱記録紙2の搬送路から退避する退避位
置に移動する。これにより、カラー感熱記録紙2への印
画時には、ガイド板18によってカラー感熱記録紙2の
搬送に悪影響が及ぼされないため、ガイド板18により
プリント品質が悪化するようなことはない。
【0022】なお、ガイド板18がガイド位置から退避
位置へと移動する動作と、プラテンローラ13がサーマ
ルヘッド12との間でカラー感熱記録紙2を挟み込む動
作とでは、ガイド板18がガイド位置から退避位置へと
移動した後に、プラテンローラ13がサーマルヘッド1
2に圧接するような動作タイミングがとられている。こ
れは、カラー感熱記録紙2がガイド板18に当接してい
る状態でプラテンローラ13とサーマルヘッド12との
間に挟み込まれることにより、搬送ローラ対9とサーマ
ルヘッド12との間のカラー感熱記録紙2に弛みが発生
するのを防止するためである。
【0023】図1に示すように、搬送路の下方で給紙カ
セット4と搬送ローラ対9との間には、カラー感熱記録
紙2に対面してイエロー用紫外線ランプ20とマゼンタ
用紫外線ランプ21とが配置されている。イエロー用紫
外線ランプ20は、発光ピークが420nmの近紫外線
を放出し、マゼンタ用紫外線ランプ21は発光ピークが
365nmの紫外線を放出する。そして、これらの紫外
線ランプ20,21は、カラー感熱記録紙2のイエロー
感熱発色層及びマゼンタ感熱発色層を加熱されても発色
しないように定着する。
【0024】給紙ローラ5の上方には、排紙ガイド24
と排紙ローラ25とが配置されている。給紙カセット4
の上面は、プリント済みのカラー感熱記録紙2が載置さ
れる排紙トレイをかねており、プリントが終了したカラ
ー感熱記録紙2は、図1中に2点鎖線で示すように、排
紙ローラ25によって給紙カセット4上に排紙される。
【0025】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。カラー感熱プリンタにおいてプリント開始操作がな
されると、図示しないモータが回転を開始する。このモ
ータの回転は給紙ローラ5と搬送ローラ対9のキャプス
タンローラ7とに伝達され、図1に示すように、給紙ロ
ーラ5は開口4aを介してカラー感熱記録紙2に当接
し、給紙カセット4内の最上層のカラー感熱記録紙2を
搬送路に向けて送り出す。プリント開始時には、搬送ロ
ーラ対9のピンチローラ8はキャプスタンローラ7から
退避しており、プラテンローラ13は、サーマルヘッド
12から離れる給紙位置に移動されている。
【0026】給紙カセット4から送り出されたカラー感
熱記録紙2は、給紙手段でもある搬送ローラ対9により
ニップされ、給紙方向の下流側のサーマルヘッド12と
プラテンローラ13との間に向けて搬送される。図3に
示すように、プラテンローラ13が給紙位置にある際に
は、支持プレート15,16によるガイド板18への押
圧が解除されている。そのため、ガイド板18は弾性片
18c,18dの付勢によって、ガイド部18bが搬送
路内に突出するガイド位置に移動している。搬送ローラ
対9により搬送されてきたカラー感熱記録紙2はガイド
板18のガイド部18bに当接し、このガイド部18b
を乗り越えた後にプラテンローラ13に接するようにし
て、サーマルヘッド12とプラテンローラ13との間に
送り込まれる。このように、ガイド板18を設けること
で、カラー感熱記録紙2の先端部の損傷や搬送不良等を
確実に防止することができる。
【0027】図示しないセンサにより、カラー感熱記録
紙2の所定量の搬送が終えたことが検出されると、搬送
ローラ対9によるカラー感熱記録紙2の搬送が停止され
る。この搬送停止と同時に、図示しないカム機構が作動
して支持プレート15,16をピン15a,16aを中
心に、図3中の時計方向に向けて揺動させる。これによ
り、図4に示すように、プラテンローラ13はサーマル
ヘッド12に圧接する印画位置に移動する。また、揺動
した支持プレート15,16は、その下端部分でガイド
板18の基板部18aを押圧し、弾性片18c,18d
の付勢に抗してガイド部材18を下降させて退避位置に
移動させる。ガイド板18が退避位置に移動してガイド
部18bが搬送路から退避すると、プラテンローラ13
はサーマルヘッド12との間でカラー感熱記録紙2を挟
み込む。このように、ガイド板18のガイド部18bが
搬送路から退避した後に、プラテンローラ13とサーマ
ルヘッド12との間にカラー感熱記録紙2が挟み込まれ
るようにしたので、搬送ローラ対9とサーマルヘッド1
2との間のカラー感熱記録紙2が弛むことはない。
【0028】次に、モータが逆方向に回転し、搬送ロー
ラ対9のキャプスタンローラ7を逆方向に回転させる。
これにより、カラー感熱記録紙2は、図4中において左
方の印画方向に向けて搬送される。カラー感熱記録紙2
の記録エリアの先端がサーマルヘッド12に到達する
と、発熱素子アレイ11が発熱され、記録エリア内を加
熱してイエロー感熱発色層にイエロー画像を1ラインず
つ熱記録する。また、イエロー画像の熱記録と同時にイ
エロー用紫外線ランプ20が点灯し、カラー感熱記録紙
2の記録エリア内のイエロー感熱発色層を定着する。
【0029】イエロー感熱発色層への熱記録と定着とが
終了すると、カラー感熱記録紙2の搬送が停止し、プラ
テンローラ13が給紙位置に移動する。支持プレート1
5,16による押圧が解除されたガイド板18は、弾性
片18c,18dの付勢によってガイド位置に移動す
る。その後、モータが再び給紙方向に回転し、搬送ロー
ラ対9はカラー感熱記録紙2を給紙方向へ向けて搬送す
る。この搬送中には、ガイド板18がカラー感熱記録紙
2に当接して、プラテンローラ13に接するようにさせ
るため、シール状のカラー感熱記録紙であっても、サー
マルヘッド12に当接して剥がれてしまうようなことは
ない。
【0030】カラー感熱記録紙2の給紙方向への搬送が
終了すると、プラテンローラ13が印画位置に移動して
サーマルヘッド12との間にカラー感熱記録紙2を挟み
込む。また、ガイド板18は退避位置に移動するため、
ガイド部18bとカラー感熱記録紙2との当接が解除さ
れる。モータは、再度印画方向に回転し、搬送ローラ対
9はカラー感熱記録紙2を印画方向に向けて搬送する。
カラー感熱記録紙2の記録エリアの先端がサーマルヘッ
ド12に到達すると、発熱素子アレイ11が発熱を開始
してマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像を1ラインずつ
熱記録する。また、マゼンタ画像の熱記録と同時にマゼ
ンタ用紫外線ランプ21が点灯し、カラー感熱記録紙2
の記録エリア内のマゼンタ感熱発色層を定着する。
【0031】マゼンタ感熱発色層への熱記録と定着とが
終了すると、プラテンローラ13が給紙位置に移動し、
ガイド板18がガイド位置に移動し、カラー感熱記録紙
2が給紙方向に搬送される。カラー感熱記録紙2の給紙
方向への所定量の搬送が完了すると、ガイド板18が退
避位置に移動し、プラテンローラ13が印画位置に移動
し、カラー感熱記録紙2の印画方向への搬送が開始され
る。カラー感熱記録紙2の記録エリアの先端がサーマル
ヘッド12に到達すると発熱素子アレイ11が発熱を開
始し、シアン感熱発色層にシアン画像を1ラインずつ熱
記録する。
【0032】シアン感熱発色層に熱記録されたカラー感
熱記録紙2は、排紙ガイド24に沿って排紙ローラ25
に到達する。シアン感熱発色層は、通常の保存状態では
発色しない発色特性を有しているため、シアン感熱発色
層の光定着は行わず、カラー感熱記録紙2は排紙ローラ
25によって排紙トレイである給紙カセット4の上に排
出される。
【0033】上記実施形態では、ガイド部材として板形
状のガイド板18を用いたが、ローラ形状のガイド部材
を使用してもよい。以下に、ローラ形状のガイド部材を
用いた実施形態について、図5,図6を参照して説明す
る。なお、上記実施形態と同じ部品については、同符号
を用いて詳しい説明を省略する。
【0034】図5に示すように、この実施形態では、ロ
ーラ形状のガイド部材であるガイドローラ30が用いら
れている。ガイドローラ30の両端部に設けられた軸3
0aは、上下方向に沿って形成された長穴31内に収め
られており、この長穴31内において移動自在とされて
いる。また、ガイドローラ30は、バネ32によって上
方のガイド位置に向けて付勢されている。プラテンロー
ラ13が給紙位置にある際には、ガイドローラ30はバ
ネ32の付勢によってガイド位置に移動し、搬送ローラ
対9により給紙方向に搬送されてきたカラー感熱記録紙
2をサーマルヘッド12とプラテンローラ13との間に
ガイドする。
【0035】また、図6に示すように、支持プレート3
4が揺動してプラテンローラ13が印画位置に移動した
際には、支持プレート34の下端に軸30aが押圧さ
れ、ガイドローラ30はバネ32の付勢に抗して下方の
退避位置に移動する。そのため、ガイドローラ30によ
ってプリント品質が悪化するようなことはない。このよ
うに、ローラ形状のガイド部材でもガイド板と同等の効
果を得ることができる。
【0036】また、上記各実施形態では、カラー感熱記
録紙を複数回往復移動させてカラー画像を熱記録するカ
ラー感熱プリンタを例に説明したが、複数個のサーマル
ヘッドとプラテンローラとを備え、カラー感熱記録紙の
一方向への搬送でカラー画像を熱記録するカラー感熱プ
リンタにも適用することができる。更に、シート状のカ
ラー感熱記録紙を用いるプリンタとしたが、ロール状に
巻かれた長尺のカラー感熱記録紙を随時切断して使用す
るカラー感熱プリンタにも用いることができる。
【0037】また、カラー感熱プリンタについて説明し
たが、本発明は、イエロー,マゼンタ,シアンのカラー
インクシートを用いる昇華型,熱溶融型の熱転写プリン
タにも用いることができ、これらの熱転写プリンタの場
合には、光定着器は必要ない。また、モノクロの感熱,
昇華型,熱溶融型プリンタにも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーマル
プリンタによれば、給紙時に記録紙をガイドし、熱記録
時に退避するガイド部材を設けたので、記録紙の先端の
損傷やジャム,搬送不良等を発生させることなく記録紙
をサーマルヘッドとプラテンとの間に適正に送り込むこ
とができる。
【0039】また、ガイド部材は、サーマルヘッドとプ
ラテンとによる記録紙の挟み込み動作と、該記録紙の挟
み込みを解除する挟み込み解除動作とに連動して移動さ
せるようにしたので、簡略に構成することができ、コス
トや不良発生率を低下させることができる。
【0040】更に、ガイド部材を板形状とし、弾性を有
するプラスチックを用いてバネと一体に形成するように
したので、部品点数を削減してコストを低減することが
できる。
【0041】また、ガイド部材は回転自在なローラを使
用したので、記録紙の搬送抵抗を少なくすることができ
る。
【0042】サーマルヘッドとプラテンとによる記録紙
の挟み込みは、ガイド部材が退避位置に移動した後に行
われるようにしたので、記録紙に弛みが発生することは
なく、プリント品質を悪化させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を
示す概略図である。
【図2】ガイド板の形状及び配置状態を示す斜視図であ
る。
【図3】給紙時のガイド板の状態を示す説明図である。
【図4】印画時のガイド板の状態を示す説明図である。
【図5】給紙時のガイドローラの状態を示す説明図であ
る。
【図6】印画時のガイドローラの状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 カラー感熱記録紙 9 搬送ローラ対 12 サーマルヘッド 13 プラテンローラ 15,16 支持プレート 18 弾性板 18b ガイド部 18c,18d 弾性部 30 ガイドローラ 32 バネ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の搬送路に沿って配置されたサー
    マルヘッドと、搬送路を挟んでサーマルヘッドに対面す
    るように配置されたプラテンと、これらサーマルヘッド
    とプラテンとの間に記録紙を送り込む給紙手段とを備
    え、サーマルヘッドとプラテンとの間に記録紙が送り込
    まれた後に、いずれか一方を他方に向けて移動させて記
    録紙を挟み込み、サーマルヘッドの加熱により熱記録を
    行うサーマルプリンタにおいて、 前記サーマルヘッドと給紙手段との間に、給紙時に搬送
    路内に突出してサーマルヘッドとプラテンとの間に該記
    録紙が入り込むようにガイドするガイド位置と、サーマ
    ルヘッドとプラテンとによる記録紙の挟み込み時に搬送
    路から退避する退避位置との間で移動自在なガイド部材
    を設けたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、サーマルヘッドとプ
    ラテンとによる記録紙の挟み込み動作と、該記録紙の挟
    み込みを解除する挟み込み解除動作とに連動して、退避
    位置とガイド位置との間を移動することを特徴とする請
    求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は、バネによってガイド
    位置に向けて付勢されており、前記挟み込み解除動作時
    に移動するサーマルヘッド、あるいはプラテン、または
    その他の部材に押圧されてバネの付勢に抗して退避位置
    に移動し、前記挟み込み動作時に押圧が解除されてバネ
    の付勢によりガイド位置に移動することを特徴とする請
    求項1または2記載のサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材は、板形状をしているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3記載のサーマルプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材とバネとは、弾性を有す
    るプラスチックを用いて一体に形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし4いずれか記載のサーマルプリ
    ンタ。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材は、回転自在なローラで
    あることを特徴とする請求項1または3記載のサーマル
    プリンタ。
  7. 【請求項7】 前記サーマルヘッドとプラテンとによる
    記録紙の挟み込みは、ガイド部材が退避位置に移動した
    後に行われることを特徴とする請求項1ないし6いずれ
    か記載のサーマルプリンタ。
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