JPH0557991A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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Publication number
JPH0557991A
JPH0557991A JP25050891A JP25050891A JPH0557991A JP H0557991 A JPH0557991 A JP H0557991A JP 25050891 A JP25050891 A JP 25050891A JP 25050891 A JP25050891 A JP 25050891A JP H0557991 A JPH0557991 A JP H0557991A
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JP
Japan
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thermal head
paper
recording paper
sheet
recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP25050891A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiichi Koyama
泰一 小山
Kazuyoshi Miyazaki
和義 宮崎
Tomoo Atsumi
智雄 渥美
Hirofumi Iwakawa
浩文 岩川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0557991A publication Critical patent/JPH0557991A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録紙の装着を簡略化し、且つ信頼性の高い
紙搬送路を形成し、記録紙カセットとインクカセットの
使用を可能にするプリンタを実現する。 【構成】 サーマルヘッド21の記録部に記録紙50及
びインクシート71を案内するため、ガイドアーム35
にガイド板36を取り付ける。ヘッド支持アーム22は
ガイドアーム35を回動自在に保持すると共に、サーマ
ルヘッド21をプリント位置,記録紙とインクシートの
搬送位置,インクカセット70の着脱位置に夫々移動さ
せる。記録紙50はピッカーローラ63,セパレートロ
ーラ64に駆動されてプラテン51に搬送される。ここ
で3原色を有するインクシート71を熱転写することに
より、各原色の画素が記録紙50にプリントされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写記録技術を用い
て印刷を行うプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、普通紙を用いたカラープリンタの
実用化が行われ、インクジェット方式,電子写真方式,
カラーインクリボンによるインパクト方式,カラー熱転
写リボンを用いたサーマル方式等が報告されている。以
下に従来の熱転写用のインクシートを用いたサーマル方
式のカラープリンタについて図12を用いて説明する。
【0003】図12は従来のサーマル方式のカラープリ
ンタの主要部を示す側面図である。本図において、この
プリンタは記録紙1にイエロー,マゼンタ,シアンの3
色を順に塗布したインクシート2を圧接して、インクシ
ート2の背面からサーマルヘッド3を用いてインクシー
ト2に塗布した各色素を熱溶融させてプリントを行って
いる。サーマルヘッド3はプラテン4と対向する位置に
設けられ、記録紙1は記録紙ロール5から前給紙ローラ
6a,6b及び後給紙ローラ7a,7bを介して連続し
て繰り出される。又記録紙1の駆動トルクは搬送ローラ
8及び押圧ローラ9によって与えられ、サーマルヘッド
3にて所定のプリントがなされると、記録紙1は排紙ロ
ーラ10及び排紙押圧ローラ11にて排出される。回転
刃12及び固定刃13はプリントされた記録紙1を所定
の寸法に裁断するカッターである。又、繰出ローラ14
及び巻取ローラ15は未使用のインクシート2を繰り出
し、サーマルヘッド3の部分で溶融された使用済のイン
クシート2を巻取るものである。
【0004】このように構成されたプリンタを動作させ
るには、まず記録紙1を装着するために、手で記録紙ロ
ール5を所定の位置に挿入する。記録紙1を介して互い
に圧接する前給紙ローラ6a,6b、後給紙ローラ7
a,7b、搬送ローラ8,押圧ローラ9の各位置は互い
に離れており、又、サーマルヘッド3とプラテン4、排
紙ローラ10と排紙押圧ローラ11も互いに離れてい
る。このため手で記録紙ロール5より記録紙1を引出
し、前給紙ローラ6a,6b、及び後給紙ローラ7a,
7b、及び搬送ローラ8と押圧ローラ9を経て誘導す
る。そしてサーマルヘッド3とプラテン4間に記録紙1
を通した後、排紙ローラ10と排紙押圧ローラ11の間
に誘導しなければならない。そして記録紙1の装着を終
えた後、記録動作に移る前に、前給紙ローラ6bを前給
紙ローラ6aへ、後給紙ローラ7bを後給紙ローラ7a
へ、押圧ローラ9を搬送ローラ8へ、サーマルヘッド3
をプラテン4へ、排紙押圧ローラ11を排紙ローラ10
へ夫々押圧させることが必要である。
【0005】次に、記録紙1の装着が完了すると、図示
しない制御回路により搬送ローラ8を反時計方向に回転
させて記録紙1をA方向に所定長さ搬送させると共に、
サーマルヘッド3に通電することにより記録紙1上にイ
ンクシート2の特定の色素を含むインクを熱溶着により
転写させる。そして巻取ローラ15を回転させてインク
シート2を巻取っていく。例えばプリントすべきカラー
画像のうちイエローの記録終了後はサーマルヘッド3を
プラテン4より離間させ、搬送ローラ8を時計方向に回
転させて一旦記録紙1を戻す。以下同様にマゼンタ、シ
アンの記録を夫々行い、最後のシアンの記録終了後はサ
ーマルヘッド3の押圧を解除し、搬送ローラ8を時計方
向に回転させ記録紙1をプリンタ本体の排出側に搬送さ
せる。記録した記録紙1が回転刃12と固定刃13の間
を通過した後に搬送ローラ8を停止させ、回転刃12を
時計方向に回動させる。そうすれば記録紙1は回転刃1
2と固定刃13により切断され、記録画像を含む記録紙
1がプリンタ本体外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、記録紙ロール5の位置と排紙側の間
に多くのローラが介在しており、プリンタ本体が給排紙
方向に長くなる欠点があった。又、記録紙ロール5を所
定の位置に挿入させた後に、記録紙1をサーマルヘッド
3とプラテン4の間及び各ローラの間に手で直接通して
装着させなければならず、その手間が煩わしいという欠
点があった。更に記録紙としてカット紙を使用する場
合、この記録紙をサーマルヘッド3とプラテン4の間に
案内し走行させるのが非常に困難であるという問題点を
有していた。又、インクシート2を交換するには、直接
手で繰出ローラ14,巻取ローラ15,及びインクシー
ト2を操作しなければならず、手が汚れたり操作時間が
長くかかる問題も有していた。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、簡単な構成でサーマルヘッドと
プラテンや各ローラの間へ記録紙を案内走行させること
ができ、又記録紙としてカット紙を容易に使用でき、装
着も簡単で小型化の可能なプリンタを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、記録紙を保持するプラテンと、インクシートを供給
リール及び巻取リールに回巻して収納するインクカセッ
トと、記録紙にプリントを行うための発熱素子を有し、
プラテンとの間に記録紙とインクシートとを挟持圧接し
記録を行う第1の位置、プラテンより離間しインクカセ
ットを挿脱できる第2の位置、及びプラテンより離間し
第2の位置よりプラテン側に接近した第3の位置とに夫
々移動するサーマルヘッドと、サーマルヘッドに回動自
在に保持されてサーマルヘッドが第3の位置にあるとき
記録紙をプラテンに巻回するように案内するため所定の
場所に位置し、記録紙及びインクシートの案内を行うガ
イドアームと、ガイドアームをプラテン側に近接又は離
間するよう回動自在に保持すると共に、サーマルヘッド
を保持して第1の位置、第2の位置、第3の位置に夫々
移動させるヘッド移動手段と、を具備することを特徴と
するものである。
【0009】本願の請求項2の発明は、サーマルヘッド
に取り付けられ、発熱素子の駆動回路を保護すると共
に、発熱素子に近接する先端部のエッジにサーマルヘッ
ドの表面と密着する複数の楔状当接部及び、該先端部の
表面に発熱素子と並行に配列した複数の保護カバー溝を
含むヘッド保護カバーを具備することを特徴とするもの
である。
【0010】本願の請求項3の発明は、一方のエッジが
発熱素子の表面に近接するよう傾斜して保持され、該エ
ッジを凹凸状に形成すると共に、該エッジの凸部がヘッ
ド保護カバーの保護カバー溝に当接して記録紙の案内を
行うガイド板を具備することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項4の発明は、インクカセット
を、複数の色素を含有する熱溶着物質を所定長毎に特定
順序で塗布したものであり、サーマルヘッドを第1の位
置と第3の位置に回動させて同一の記録紙に複数の色彩
のパターンを印字することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項5の発明は、シート状の記録
紙を複数枚保持する紙カセットと、紙カセットの下部に
取付けられ、サーマルヘッドを第3の位置に回動させた
ときサーマルヘッドによりプリントされた記録紙を記録
時の給紙と逆方向に排出して保持する記録紙保持手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、イン
クシートを含むインクカセットをプリンタ本体に装填す
るには、サーマルヘッドとヘッド移動手段を回動し第3
の位置に移動させる。そうするとプラテンとサーマルヘ
ッドの間隔が広くなり、プリンタの側面より容易にイン
クカセットを挿入することができる。次に記録紙及びイ
ンクシートをサーマルヘッドの所定部分に案内するに
は、サーマルヘッドをヘッド移動手段により第2の位置
に回動させる。この状態で記録紙とインクシートを夫々
プラテンとサーマルヘッドの隙間に搬送してプリント位
置に保持することができる。又、記録紙にプリントを行
うには、ヘッド移動手段を第1の位置に回動させて、サ
ーマルヘッドを記録紙及びインクシートを介してプラテ
ンに圧接する。次にサーマルヘッドに所定の通電を行
い、インクシートの色素を記録紙に熱転写させる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるプリンタの
主要部を示す側面図、図2は図1に示す機構を一部省略
したプリンタの主要部を示す正面図である。尚、図1は
記録紙を保持するカセット及びガイドの一部を切除して
省略し、プリント位置におけるプリンタの各機構部の詳
細を示したもので、サーマルヘッド21が第1の位置に
あるとしている。又、本実施例に係わるプリンタの内部
機構を分かり易くするために、プリンタ本体の側板を省
略し、側板の外側にある構成要素と側板の内側のインク
カセットは2点鎖線で示している。また図2に示すよう
に本実施例のプリンタは略左右対称に構成されている。
【0015】さて図1において、サーマルヘッド21は
記録紙の有効記録幅に発熱素子を所定密度で配列したも
のであり、略矩形のヘッド基板21aに各発熱素子を直
線上に保持している。ヘッド支持アーム22は例えばL
字状の板金より形成され、プリンタ本体の両側面と平行
に回動自在に取り付けられてサーマルヘッド21のヘッ
ド基板21aを両側から保持するアームである。この左
右のヘッド支持アーム22のその下部端面には、その回
動中心としてヘッド支持軸23が横架されている。ヘッ
ド支持軸23はプリンタ本体を支持する左の側板24a
と右の側板24bの図示しない軸受に保持される軸であ
る。
【0016】サーマルヘッド21をプリンタの動作モー
ドに応じて回動させる機構について説明する。ヘッド押
圧アーム25はヘッド支持軸23を中心に回動自在のア
ームであり、図2に示すように左右のヘッド支持アーム
22の内側に一対設けられている。ヘッド押圧アーム2
5はヘッド支持アーム22より小さな回転半径を有する
略台形のアームであり、その略台形の底辺の一角にピン
25aが立設されている。又ヘッド押圧アーム25には
ピン25aと近接してヘッド支持軸23側の位置に係合
ピン25bが立設されており、略台形の底辺の他の一角
に前述した各ピン25a,25bより長いカムフォロア
ピン25cが立設されている。一方、ヘッド支持アーム
22のヘッド押圧アーム25の略台形底辺部と近接する
位置に、ピン22aがピン25aと同方向に立設されて
おり、これらのピン25a,22a間に引張ばね26が
張架されている。引張ばね26はヘッド支持アーム22
とヘッド押圧アーム25が互いに重なる位置に回転トル
クを与える捻じりコイルばねである。係合ピン25bは
引張ばね26により引き寄せられ、ヘッド支持アーム2
2及びヘッド押圧アーム25の相互位置を規制するスト
ッパーである。
【0017】一方、カムシャフト27はヘッド支持軸2
3と近接するプリンタ本体前方側の左右の側板24a,
24bに軸支されている。図2に示すようにカム28が
カムシャフト27の両端部で左右の側板24a,24b
の外方に位置する部分に一対設けられている。カム28
は円板状の外形を有するもので、図1に示すようにカム
シャフト27を中心とする渦巻状の案内溝28aが左右
の側板24a,24bと対向する面に形成されている。
カムフォロアピン25cはカム28の案内溝28aに嵌
合してヘッド押圧アーム25を回動させるものである。
カム28はカムシャフト27と一体に回転すると同時
に、図示しないパルスモータなどの第1の動力源から減
速機構を介し時計(CW)又は反時計(CCW)方向に
一定角度だけ回転するよう構成されている。以上のよう
に、ヘッド支持アーム22,ヘッド支持軸23,ヘッド
押圧アーム25,引張ばね26,カムシャフト27,カ
ム28,及びこれらに取り付けた各種のピンは、サーマ
ルヘッド21をプリント動作に伴う各所定の位置へ移動
させるヘッド移動手段を構成している。
【0018】さて、サーマルヘッド21の発熱素子を配
列する面には、ヘッド保護カバー31が設けられてい
る。ヘッド保護カバー31はサーマルヘッド21上の駆
動回路を例えば紙粉等から保護するものであり、後述す
るように露出する直線状の発熱素子以外のヘッド表面を
遮蔽する構造となっている。又ヘッド基板21aの背面
にサーマルヘッド21を冷却する放熱フィン32が取付
けられている。
【0019】次に、ガイドアーム35はヘッド支持アー
ム22のヘッド基板21aの取付位置と近接する外側両
側面に、アーム支持軸35aを中心に回動自在に取付け
られたものである。尚アーム支持軸35aはその外周が
スリーブ35bに嵌入されており、このスリーブ35b
はガイドアーム35に対してその回動中心で圧入又はか
しめにより固定されている。ガイドアーム35は略菱形
の外形を有する金属板で、左右のヘッド支持アーム22
の外方に平行に回動するよう設けられる。ガイドアーム
35は後述するように、記録紙やインクシートのガイド
板36を保持して記録紙やインクシートの搬送の案内を
行うものである。ガイドアーム35は、略菱形の一つの
鋭角部に立設されて左右の側板24a,24bに向かう
開閉ピン35cを有しており、又他の鋭角部にはガイド
板36を保持している。ガイド板36は左右のガイドア
ーム35に軸支された遮蔽板で、ヘッド支持軸23と平
行な一方のガイド板36のエッジに沿って、インクシー
トを案内するシートローラ36aを有している。又、ガ
イドアーム35はそのエッジの一部を折り曲げたフック
35dを有し、このフック35dがスリーブ35bに保
持された捻じりコイルばね37の一端を保持している。
又ヘッド支持アーム22のガイドアーム35と対向する
側面にストッパピン22bが立設されている。ストッパ
ピン22bは捻じりコイルばね37の他の一端を保持す
る働きと、ガイドアーム35のエッジに係合して、図1
のガイドアーム35のCW方向に回動する角度を規制す
る働きとを行うものである。捻じりコイルばね37はヘ
ッド支持アーム22に対しガイドアーム35のCW方向
の回動付勢力を与えるものである。
【0020】次に、一対のばね保持軸40が左側板24
a,右側板24bの内方に立設されており、捻じりコイ
ルばね41を同軸に保持している。又、これらの捻じり
ばね41の一端を係止するばねフック43と、このばね
の他の一端を摺動自在に係合するばねフック42が左側
板24a,右側板24bの一部を内方に折り曲げて一対
設けられている。
【0021】次にシート状の記録紙50をサーマルヘッ
ド21の記録位置に給紙、又はこの位置から排出する紙
送り機構について説明する。記録紙50は特殊な表面処
理を施さない所謂普通紙であり、従来のプリンタに示す
ロール状の記録紙1と異なり、シート状に裁断されたカ
ットシートである。さて、プラテン51がサーマルヘッ
ド21の発熱素子と当接するよう左右の側板24a,2
4b間に回動自在に取付けられている。プラテン51は
例えばゴム等を巻着した円筒状の部材で、一般の他のプ
リンタと異なり回転駆動源には連結されていない。次に
キャプスタン52とピンチローラ53がプラテン51の
給紙側後方に設けられている。キャプスタン52はピン
チローラ53と圧接して記録紙50を搬送するもので、
その両軸が左右の側板24a,24bに軸支されてい
る。キャプスタン52は図示しない第1の動力源に動力
伝達機構を介して連結されており、CW又はCCW方向
に回転制御されるものである。一方、ピンチローラ53
は左右のピンチローラアーム54に回転自在に保持さ
れ、左右の側板24a,24bに軸支されたアーム軸5
5を中心とし、キャプスタン52と圧接又は遊離するよ
う構成されている。次に、紙センサ56がピンチローラ
53及びキャプスタン52と隣接し、記録紙50の搬送
経路後方に取付けられている。紙センサ56は記録紙5
0の到来又は有無を検知するもので、例えば透過型のフ
ォトカップラである。
【0022】キャプスタン52,ピンチローラ53の後
方には、排紙プレート57及び紙ガイド58が設けられ
ている。排紙プレート57及び紙ガイド58は左右の側
板24a,24bに水平に固定された板であり、プリン
トされたシート状の記録紙50を収納できる奥行き及び
横幅寸法を有している。
【0023】さて記録紙を保持する紙カセット60がプ
リンタ本体の下部に設けられる。紙カセット60はシー
ト状の記録紙50を所定枚数まとめて保持するもので、
その底面に図示しない開口部を有している。図3は実施
例におけるプリンタ本体の概略斜視図である。図1,図
3に示すように紙カセット60は左の側板24aに設け
た開口部60aより挿入されるものであり、保持された
紙カセット60の下面に押上板61が押上板軸61を中
心とし回動自在に取付けられている。押上板61は紙カ
セット60の下部開口部で上下に回動し、記録紙50を
上方に押圧するものである。紙カセット60の記録紙出
口付近には、ピッカーローラ63,セパレートローラ6
4,リバースローラ65が夫々設けられている。ピッカ
ーローラ63,セパレートローラ64は夫々左右の側板
24a,24bに回動自在に保持され、第1の駆動源に
よりCCW方向に間欠駆動されるものである。ピッカー
ローラ63は、押圧板61により持ち上げられた最上面
の記録紙50を送り出す駆動ローラである。次にリバー
スローラ65は左右のレバー66に保持され、左右の側
板24a,24bに軸支されたレバー軸67を中心とし
て、回動可能に取付けられている。セパレートローラ6
4,リバースローラ65は記録紙50の重走を防止する
もので、複数枚同時に排出される記録紙50の下面に当
接し、リバースローラ65がセパレートローラ64と記
録紙50を介して当接し、CCW方向に回転することに
より紙カセット60側に下層の記録紙50を送り返すも
のである。
【0024】次に、紙ガイド68が図1のレバー軸67
付近の破線で示すようにセパレートローラ64の給紙側
後方の両側板24a,24bに取付けられている。紙ガ
イド68は給紙されつつある記録紙50をサーマルヘッ
ド21側に案内する案内板である。一方、上紙ガイド6
9a,下紙ガイド69bが紙カセット60の給紙側出口
下方に設けられている。図1に示すように上紙ガイド6
9a及び下紙ガイド69bはリバースローラ65と近接
する案内部分が円弧状に曲げられた板であり、特定の色
でプリントされた記録紙50を再記録のために待機させ
る記録紙保持手段を構成している。
【0025】次にインクカセットについて説明する。イ
ンクカセット70は図1の二点鎖線で示すように、プラ
テン51のプリント面前方に保持されてインクシート7
1を保持するカセットである。インクカセット70はそ
の下部に水平に取付けられた回動自在の供給リール72
と、同じく上方に水平に取付けられた巻取リール73を
有している。供給リール72及び巻取リール73はロー
ル状のインクシート71を回巻し、図示しない第2の駆
動源によりサーマルヘッド21に当接させてインクシー
ト71を搬送及び回収するものである。インクシート7
1はロール状の透明なベースフィルムにイエロー,マゼ
ンタ,シアン等の色素を含む熱溶着剤を熱転写物質とし
て一定の間隔で交互に塗布したインクシート部を有して
いる。各熱転写物質の塗布面の継ぎ目のベースフィルム
は、光を遮断する特定のマークが印刷されているものと
する。紙インクシート71はサーマルヘッド21の発熱
素子によりベースフィルムの背面が加熱されると、各色
素を含む熱転写物質が溶融もしくは昇華し、記録紙50
側にプリントパターンを熱転写する。図3に示すように
インクカセット70はプリンタ本体の左側板24aに設
けた開口部70aより挿入できる構成とし、サーマルヘ
ッド21がインクカセット70内のインクシート71に
直接接触できるようその中央部に窓70bを有してい
る。
【0026】次に図1に示すようにシートセンサ80が
サーマルヘッド21の排紙側頭上に設けられている。シ
ートセンサ80はヘッド基板21aに固定したシートガ
イド81に取付けられ、インクシート71の各色素を含
む熱転写物質の継ぎ目に印刷したマークを検知して色判
別を行うセンサである。又シートガイド81のインクシ
ート71を介して背面側に、反射板82が取付けられて
いる。反射板82は熱転写物質が塗布されていない透明
部分でシートセンサ80の出射光を反射する働きをして
いる。
【0027】図4(a)はサーマルヘッド21とその周
辺部の詳細を示す正面図、図4(b)は側面図である。
本図は、給紙状態におけるサーマルヘッド21のヘッド
保護カバー31及びガイド板36が、発熱素子21b部
分に搬送される記録紙に邪魔にならないよう配置される
ことを示している。ヘッド保護カバー31は発熱素子2
1bと近接する側の上面に矩形の凹面で形成された保護
カバー溝31aを有し、更に先端部にはその断面が楔状
当接部としてテーパ部31bを有している。又、ガイド
板36はその先端に所定間隔で切り欠かれた凹凸状のガ
イド板先端部36bを有しており、更にガイド板先端部
36bのエッジは楔状のテーパ部36cを形成してい
る。ガイド板先端部36bは保護カバー溝31aに当接
している。ヘッド保護カバー31及びガイド板36は、
記録紙50がY方向に給紙されるとき、シートの先端が
サーマルヘッド21の記録面で引っ掛かるのを防止し、
又記録紙50がY’方向に逆送されるときシートの他の
先端が引っ掛かるのを防止するために設けられる。
【0028】以上のように構成された本実施例のプリン
タの動作について説明する。図5〜図10はプリンタの
各動作モードにおいて、各機構部の作動位置の変化を示
すプリンタの側面図である。先ず図5はインクカセット
70の着脱を行うプリンタの側面図である。まずカム2
8が第1の駆動源によりCCW方向に回転すると、ヘッ
ド押圧アーム25のカムフォロアピン25cがカム28
の案内溝28aに案内されてカムシャフト27と最も接
近する位置にくる。この状態におけるサーマルヘッド2
1の位置を第2の位置としている。そうするとヘッド押
圧アーム25がCW方向に回動し、係合ピン25bによ
ってヘッド支持アーム22が同方向に一体に引き寄せら
れる。次に図1に示すガイドアーム35はヘッド支持ア
ーム22に対する角度を保持しながらCW方向に回動す
る。やがてガイドアーム35の開閉ピン35cが左右の
捻じりコイルばね41の直線部に当接する。この状態で
は捻じりコイルばね41がガイドアーム35に与えるモ
ーメントを、捻じりコイルばね37がガイドアーム35
に与えるモーメントよりも大きくなるよう、ばね定数を
大きく設定している。このためガイドアーム35はCC
Wへ付勢され、シートローラ36aがヘッド保護カバー
31と当接する。一方ここでは、記録紙50を搬送する
必要がないので、リバースローラ65はセパレートロー
ラ64と離れ、キャプスタン52とピンチローラ53も
互いに離れた位置にあり、押上板61も紙カセット60
の開口部から離れた位置にある。従って図3に示すよう
に、プリンタ本体の開口部70aより容易にインクカセ
ット70を挿入することができる。
【0029】次に図6は記録紙50の給紙動作を行う第
3の位置におけるプリンタの側面図である。図5の状態
より第1の動力源からの動力を受けると、カム28がC
W方向に約 180°回転する。そうすればカムフォロアピ
ン25cを介してヘッド押圧アーム25がヘッド支持軸
23を中心にCCW方向に回転する。従ってヘッド支持
アーム22はサーマルヘッド21がプラテン51の近傍
に位置するまで回動する。このとき開閉ピン35cは捻
じりコイルばね41より離れるので、捻じりコイルばね
37の付勢力によりガイドアーム35がアーム支軸35
aを中心にCW方向へ回転し、図6に示す状態になる。
【0030】インクシート71はシートローラ36aに
より供給リール72から巻取リール73に送られて、図
3に示すインクカセット70の窓70bに所定の単色の
インクシートが位置する。このときシートセンサ80が
インクシート71に印刷されたマークを読み取り、シー
トの色を識別する。又、これと同時に第2の動力源から
の動力を受け、押上板61は押上板軸62を中心にCC
W方向に僅かに回動する。そして紙カセット60の底面
の開口部からこのカセットに収納された記録紙50を押
上げ、ピッカーローラ63へ押圧させる。又、リバース
ローラ65も第2の動力源からの動力を受け、レバー軸
67を中心にCCW方向へ回動し、記録紙50を介して
セパレートローラ64に押圧する。
【0031】このときはキャプスタン52とピンチロー
ラ53は離れたままであり、第1の駆動源からの駆動力
によりピッカーローラ63,セパレートローラ64,リ
バースローラ65は夫々CCW方向に回転する。尚、第
1の駆動源からリバースローラ65までの駆動力伝達経
路にトルクリミッタが設けられているので、所定トルク
以上の負荷がかかると空回りする。又キャプスタン52
は、各ローラ63,64,65等と同様、第1の駆動源
により動力を受けCCW方向に回転している。この状態
で紙カセット60内に収納された最上面の記録紙50の
先端部分がピッカーローラ63によりセパレートローラ
64及びリバースローラ65側に送られる。もし複数枚
の記録紙50が同時に送られた場合には、最上面以外の
記録紙50はリバースローラ65により紙カセット60
側へ戻される。このように紙カセット60の最上面の記
録紙50だけがセパレートローラ64及びリバースロー
ラ65に挟持され、紙ガイド68、ガイド板36に案内
されてサーマルヘッド21側に給紙される。そして記録
紙50の先端部はサーマルヘッド21とプラテン51の
間を通過し、キャプスタン52とピンチローラ53に搬
送される。これと並行して、例えば最初にイエローのプ
リントを行う場合、シートセンサ80によりインクシー
ト71のマークを読み取り、第2の駆動源によりイエロ
ー部分のインクシート71がサーマルヘッド21に対向
するよう頭出しが行われる。
【0032】図7は記録紙50の給紙動作を終了した状
態を示すプリンタの側面図である。第1の駆動源により
ピンチローラ53は記録紙50を介してキャップスタン
52に押圧され、押上板61、リバースローラ65は夫
々図5に示す状態に戻される。前述した図6の状態から
一旦記録紙50がX方向に送られ、紙センサ56により
記録紙50の先端が検出される。そうすると、記録紙5
0はX’方向に規定長さだけ逆送される。これは記録紙
50の有効先端部分からプリントを行うためであり、サ
ーマルヘッド21の発熱素子21bの位置と紙センサ5
6の検出位置との距離から逆算して、キャップスタン5
2を逆回転させ、記録紙50のプリント先頭位置を割り
出すことによって行われる。
【0033】図8は記録紙50にプリントを行う状態を
示すプリンタの側面図である。図7の状態から第1の動
力源からの動力を受け、カム28が更にCW方向に回転
し、カムフォロアピン25cがカム28の案内溝28a
の終端部方向まで案内される。このためカムフォロアピ
ン25cはカムシャフト27から更にプラテン51の方
向に移動し、押圧アーム25がヘッド支持軸23を中心
にCCW方向に僅かに回動する。このためヘッド支持ア
ーム22も引張ばね26によりCCW方向に引っ張られ
て回動し、サーマルヘッド21はプラテン51に当接す
る。更にカム28の案内溝28aが終端部でカムフォロ
アピン25cと係合する位置まで回転すると、係合ピン
25bはヘッド支持アーム22より離れ、引張ばね26
の弾力によりサーマルヘッド21が記録紙50及びイン
クシート71を介しプラテン51へ押圧する。この状態
で第1の駆動源によりキャプスタン52をCCW方向に
回転させると同時に、第2の駆動源により巻取リール7
3を回転させてインクシート71を巻取る。そしてサー
マルヘッド21に通電し、インクシート71をベースフ
ィルム側から加熱すると、記録紙50にイエローでプリ
ントされる。
【0034】図9は所望のカラープリントの内イエロー
の画素がプリントされ、一旦記録紙50を元に戻す直前
の状態を示すプリンタの側面図である。イエローの画素
のプリント終了後、図8の状態から第1の動力源により
カム28をCCW方向に所定角度だけ回転させる。そう
すればヘッド押圧アーム25がCW方向に回動し係合ピ
ン25bと当接した後は、ヘッド支持アーム22とヘッ
ド押圧アーム25は一体となってCW方向に回動する。
そしてカム28はサーマルヘッド21が図6の給紙状態
の位置を越えて移動するまで回転する。
【0035】図10は記録紙50を戻している状態を示
すプリンタの側面図である。図9の状態でキャプスタン
52をCW方向に回転させると、記録紙50はサーマル
ヘッド21,ヘッド保護カバー31及びガイド板36に
案内されて移動し、更に上紙ガイド69a,下紙ガイド
69bに案内されて記録紙50がプリンタ本体の底部に
搬送される。
【0036】以降、同様にして順次マゼンタ,シアンの
画素のプリントが行われる。即ち、図7の状態で次のイ
ンクシート71の頭出しを行い、下紙ガイド69bに保
持された記録紙50をリバースローラ65によりサーマ
ルヘッド21側に給紙する。この後前述した図8と同様
の状態でプリントを行い、図10に示すように記録紙5
0の逆送を行う。尚、既にプリントされたイエローの画
素に対して次のプリントすべき画素を一致させるため、
記録紙50をサーマルヘッド21の所定位置へ位置決め
をしなければならない。これは記録紙50を図7に示す
給紙位置まで搬送し、紙センサ56の信号によって再び
サーマルヘッド21の正規の記録位置まで逆送すること
によって行われる。
【0037】図11(a),(b)は夫々サーマルヘッ
ド21のヘッド保護カバーの他の実施例を示した正面
図、側面図である。ヘッド保護カバー91、ガイド板9
2は、夫々図4に示すヘッド保護カバー31、ガイド板
36と同一の目的を果たすために設けられた記録紙50
の案内板である。図11(a)に示すようにヘッド保護
カバー91は発熱素子21bと近接する側の上面に船形
状の凹面を有する保護カバー溝91aを有し、更に先端
部にはその断面が楔状のテーパ部を有している。又、ガ
イド板92は、その先端に所定間隔で切り欠かれた凹凸
状のガイド板先端部92aを有しており、更にガイド板
先端部92aのサーマルヘッド21の表面と当接するエ
ッジは楔状のテーパ部を形成し、このエッジの内側は船
形に切り欠かれている。ガイド板先端部92aは保護カ
バー溝91aに当接している。ヘッド保護カバー91及
びガイド板92は、図4で述べたものと同一の作用をす
るものである。このような構成にすることより記録紙5
0の給紙及び逆送に伴う紙づまりがより確実に防止でき
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1〜5の発明
によれば、インクカセットを交換又は新たに装着する際
には、サーマルヘッド及びシートガイド手段をヘッド移
動手段により第3の位置へ回動することにより、プラテ
ンとサーマルヘッド間の間隙が大きく確保される。この
ためインクシートを収納したインクカセットを容易にプ
リンタ本体に装着することができる。又、インクカセッ
トの装着に際して手を汚すことなく、迅速にインクシー
トを所定位置に保持させることができる。更に、インク
シートの搬送に伴う各種の引っ掛かりや詰まりのトラブ
ルにも容易に対応することができる。
【0039】又、ヘッド移動手段を第1の位置へ回動す
ることにより、サーマルヘッドを記録紙を介して所定の
押圧でプラテン側に保持することができる。シート状の
記録紙にプリントを行うとき、最初の色のプリント後に
記録紙を給紙側に逆送しなければならないが、サーマル
ヘッド及びガイドアームをヘッド移動手段により第2の
位置へ回動することにより、プラテンとサーマルヘッド
間を記録紙とインクシートの搬送に必要なだけの隙間に
保つことができる。従って次のプリント動作への待ち時
間が少なくなり、カラープリントを早く行えることとな
る。
【0040】又請求項2,3の発明によれば、サーマル
ヘッドでの印字及び印字後に記録紙を逆送させる際の紙
づまりを効果的に防止することができる。
【0041】このように本発明によれば記録紙の装着及
び搬送が確実に行え、しかもカット紙の使用が容易とな
る。又、ガイドアームにより記録紙をプラテンに案内す
ることにより、記録紙の搬送経路をU字状にし、プリン
ト前後の記録紙の排出場所と収納場所、及び一色のプリ
ントを終了し次の色のプリントのため記録紙の頭出しを
行うときの記録紙の退避場所とをほぼ同一平面上に設定
することができる。更にガイドアームがサーマルヘッド
に対し固定でなく可動であるので、サーマルヘッドの第
1の位置から第2の位置までの移動量を小さくできる。
このような点でプリンタを小型化でき、その実用的効果
は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるプリンタの主要部を
示す側面図である。
【図2】本実施例におけるプリンタの主要部を示す正面
図である。
【図3】本実施例におけるプリンタの概略斜視図であ
る。
【図4】(a)は本実施例におけるサーマルヘッドとそ
の周辺部の詳細を示す正面図、(b)は側面図である。
【図5】本実施例におけるインクカセットの着脱を行う
状態を示すプリンタの側面図である。
【図6】本実施例における記録紙の給紙動作を行う状態
を示すプリンタの側面図である。
【図7】本実施例における記録紙の給紙動作を終了した
状態を示すプリンタの側面図である。
【図8】本実施例における単色のプリントを行う状態を
示すプリンタの側面図である。
【図9】本実施例におけるプリンタで所望の色の画素が
プリントされ、一旦記録紙を元に戻す直前の状態を示す
プリンタの側面図である。
【図10】本実施例における記録紙を次の単色の画素プ
リントのため、一旦戻している状態を示すプリンタの側
面図である。
【図11】(a)は本実施例の夫々サーマルヘッドのヘ
ッド保護カバーの他の実施例を示した正面図、(b)は
側面図である。
【図12】従来のプリンタ主要部の構成を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
21 サーマルヘッド 22 ヘッド支持アーム 23 ヘッド支持軸 25 ヘッド押圧アーム 26 引張ばね 27 カムシャフト 28 カム 28a 案内溝 31,91 ヘッド保護カバー 31a 保護カバー溝 31b テーパ部 35 ガイドアーム 36,92 ガイド板 37,41 捻じりコイルばね 50 記録紙 51 プラテン 52 キャップスタン 53 ピンチローラ 56 紙センサ 57 排紙プレート 60 紙カセット 61 押上板 63 ピッカーローラ 64 セパレートローラ 65 リバースローラ 69a 上紙ガイド 69b 下紙ガイド 70 インクカセット 70a 開口部 71 インクシート 72 供給リール 73 巻取リール 80 シートセンサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 13/10 9210−2C (72)発明者 岩川 浩文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙を保持するプラテンと、 インクシートを供給リール及び巻取リールに回巻して収
    納するインクカセットと、 前記記録紙にプリントを行うための発熱素子を有し、前
    記プラテンとの間に記録紙と前記インクシートとを挟持
    圧接し記録を行う第1の位置、前記プラテンより離間し
    前記インクカセットを挿脱できる第2の位置、及び前記
    プラテンより離間し前記第2の位置より前記プラテン側
    に接近した第3の位置とに夫々移動するサーマルヘッド
    と、 前記サーマルヘッドに回動自在に保持されて前記サーマ
    ルヘッドが前記第3の位置にあるとき前記記録紙を前記
    プラテンに巻回するように案内するため所定の場所に位
    置し、前記記録紙及び前記インクシートの案内を行うガ
    イドアームと、 前記ガイドアームを前記プラテン側に近接又は離間する
    よう回動自在に保持すると共に、前記サーマルヘッドを
    保持して前記第1の位置、前記第2の位置、前記第3の
    位置に夫々移動させるヘッド移動手段と、を具備するこ
    とを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記サーマルヘッドに取り付けられ、前
    記発熱素子の駆動回路を保護すると共に、前記発熱素子
    に近接する先端部のエッジに前記サーマルヘッドの表面
    と密着する複数の楔状当接部及び、該先端部の表面に前
    記発熱素子と並行に配列した複数の保護カバー溝を含む
    ヘッド保護カバーを具備することを特徴とする請求項1
    記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 一方のエッジが前記発熱素子の表面に近
    接するよう傾斜して保持され、該エッジを凹凸状に形成
    すると共に、該エッジの凸部が前記ヘッド保護カバーの
    保護カバー溝に当接して記録紙の案内を行うガイド板を
    具備することを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記インクカセットは、 複数の色素を含有する熱溶着物質を所定長毎に特定順序
    で塗布したものであり、 前記サーマルヘッドを第1の位置と第3の位置に回動さ
    せて同一の記録紙に複数の色彩のパターンを印字するこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 シート状の前記記録紙を複数枚保持する
    紙カセットと、 前記紙カセットの下部に取付けられ、前記サーマルヘッ
    ドを第3の位置に回動させたとき前記サーマルヘッドに
    よりプリントされた前記記録紙を記録時の給紙と逆方向
    に排出して保持する記録紙保持手段と、を具備すること
    を特徴とする請求項1記載のプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6733698B2 (en) 2001-02-15 2004-05-11 Pabu Services, Inc. Mixture of mono-, bis- and tris-(hydroxyaryl) phosphine oxides useful to make polyglycidyl ethers or in epoxy compositions
US6887950B2 (en) 2001-02-15 2005-05-03 Pabu Services, Inc. Phosphine oxide hydroxyaryl mixtures with novolac resins for co-curing epoxy resins

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