JP2000127281A - ハードコートフィルムもしくはシート - Google Patents

ハードコートフィルムもしくはシート

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JP2000127281A JP10308635A JP30863598A JP2000127281A JP 2000127281 A JP2000127281 A JP 2000127281A JP 10308635 A JP10308635 A JP 10308635A JP 30863598 A JP30863598 A JP 30863598A JP 2000127281 A JP2000127281 A JP 2000127281A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハードコートフィルムもしくはシートにおい
て、ハードコート層と基材間の密着、フィルム折り曲げ
時のクラック、フィルムのカール等を実用的に許容でき
る範囲内で、4H以上の鉛筆硬度値を有するハードコー
トフィルムもしくはシートを提供することを目的とす
る。 【解決手段】透明プラスチックフィルムもしくはシート
基材の少なくとも一方の面に硬化樹脂被膜層を設けたハ
ードコートフィルムであって、前記硬化樹脂被膜層が、
前記基材上に第1のハードコート層としてビッカース硬
度が10から400の範囲を満たす硬化樹脂層と第2の
ハードコート層としてビッカース硬度が8から300の
範囲を満たす硬化樹脂層とをこの順に設けた2層構成の
硬化樹脂被膜層からなることを特徴とするハードコート
フィルムもしくはシートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、各種ディスプレ
イ、レンズ、ミラー、ゴーグル、窓ガラス等の光学部材
に保護の目的で貼着されるプラスチックフィルム・シー
トに係わり、特に耐引っ掻き、擦り傷性が付与されたプ
ラスチックフィルムに関する。具体的には、液晶表示装
置、CRT表示装置、プラズマ表示装置、エレクトロク
ロミック表示装置、発光ダイオード表示装置、EL表示
装置等、各種表示装置の画面保護に適したハードコート
フィルムもしくはシートに関する。さらに、本発明のハ
ードコートフィルムもしくはシートは、赤外吸収効果、
赤外反射効果、電磁波シールド効果、帯電防止効果、紫
外線吸収効果、反射防止効果、反射強調効果等の各種機
能を有する無機質材を中心に構成される機能性薄膜を表
面に設けたハードコートフィルムもしくはシートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置、CRT表示装置、
その他商業用のディスプレイ、レンズ、ミラー、窓ガラ
ス、ゴーグル等の光学部材には、耐引っ掻き性、擦り傷
性を有する透明性プラスチックフィルムが貼着される場
合が多い。一般的にプラスチック表面を硬質化する技術
としては、オルガノシロキサン系、メラミン系等の熱硬
化性樹脂をコーティングしたり真空蒸着法やスパッタリ
ング法等で金属薄膜を形成する方法、あるいは多官能ア
クリレート系の活性エネルギー線硬化性樹脂をコーティ
ングする。近年このような方法の中で、大面積の加工が
容易で生産性に優れる活性エネルギー線硬化性樹脂を採
用する場合が多い。しかしながら、これらのいずれの方
法もハードコート層と基材間の密着、フィルム折り曲げ
時のクラック、フィルムのカール等が実用的に問題ない
範囲内で、実現できるハードコートプラスチックフィル
ムもしくはシートでの鉛筆硬度値は2Hから3Hが限界
となる場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、支持体であ
る透明プラスチックフィルムもしくはシート基材上にハ
ードコート層を形成したハードコートフィルムもしくは
シートにおいて、ハードコート層と基材間の密着、フィ
ルム折り曲げ時のクラック、フィルムのカール等を実用
的に許容できる範囲内で、4H以上の鉛筆硬度値を有す
るハードコートフィルムもしくはシートを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するため、まず請求項1においては、透明プラスチッ
クフィルムもしくはシート基材の少なくとも一方の面に
硬化樹脂被膜層を設けたハードコートフィルムであっ
て、前記硬化樹脂被膜層が、前記基材上に第1のハード
コート層としてビッカース硬度が10から400の範囲
を満たす硬化樹脂層と第2のハードコート層としてビッ
カース硬度が8から300の範囲を満たす硬化樹脂層と
をこの順に設けた2層構成の硬化樹脂被膜層からなるこ
とを特徴とするハードコートフィルムもしくはシートで
ある。
【0005】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のハードコートフィルムもしくはシートにおいて、前
記第1のハードコート層及び第2のハードコート層に、
無機の架橋超微粒子もしくは有機の架橋超微粒子を混入
したことを特徴とする。
【0006】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のハードコートフィルムもしくはシートにおい
て、前記架橋超微粒子を、第1のハードコート層及び第
2のハードコート層に対して5wt%から90wt%含
有することを特徴とする。
【0007】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3記載の何れかのハードコートフィルムもしくはシー
トにおいて、, 前記架橋超微粒子の平均粒子径が、0.
01μm以上、5.0μm以下であることを特徴とす
る。
【0008】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4記載の何れかのハードコートフィルムもしくはシー
トにおいて、前記第1のハードコート層の膜厚が、3.
0μm以上、30μm以下、第2のハードコート層の膜
厚が、1.0μm以上、20μm以下であることを特徴
とする。
【0009】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至5記載の何れかのハードコートフィルムもしくはシー
トにおいて、前記第1のハードコート層及び第2のハー
ドコート層の硬化樹脂被膜層が、紫外線もしくは電子線
照射により架橋されていることを特徴とする。
【0010】また、請求項7記載の発明は、請求項1乃
至6記載の何れかのハードコートフィルムもしくはシー
トの表面に、機能性無機薄膜を設けたことを特徴とする
ハードコートフィルムもしくはシートである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を詳細に
説明する。
【0012】本発明に使用する透明プラスチックフィル
ムもしくはシート基材は、特に限定されるものではな
く、公知の透明プラスチックフィルムもしくはシートの
中から適宜選択して用いることができる。具体例として
は、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、セ
ロファン、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロ
ース、アセチルセルロースブチレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチ
レンビニルアルコール、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリメチルペンテン、ポリスルフォン、ポリエーテ
ルケトン、アクリル、ナイロン、フッ素樹脂、ポリイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルフォン等の
フィルムもしくはシートを挙げることができるが、本発
明においては、特にトリアセチルセルロース、及び一軸
延伸ポリエステルが透明性に優れていることに加えて、
光学的に異方性が無い点で好ましい。
【0013】また、本発明で用いられる硬化樹脂被膜層
を形成する硬化型樹脂は、加工速度の速さ、支持体への
熱のダメージの少なさから、特に活性エネルギー線(紫
外線や電子線)硬化型樹脂を用いることが好ましい。こ
のような紫外線硬化型樹脂としては、例えば、多価アル
コールのアクリル酸又はメタクリル酸エステルのような
多官能性のアクリレート樹脂、ジイソシアネート、多価
アルコール及びアクリル酸又はメタクリル酸のヒドロキ
シアルキルエステル等から合成されるような多官能性ウ
レタンアクリレート樹脂などを挙げることができる。さ
らに、アクリレート系の官能基を有するポリエーテル樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹
脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリ
チオールポリエン樹脂等も必要に応じて好適に使用する
ことができる。
【0014】また、上記樹脂の反応性希釈剤としては、
比較的低粘度であるヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリストールトリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリストールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
ストールヘキサ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート等の2官能以上のモノ
マー及びオリゴマー並びに単官能モノマー、例えばN−
ビニルピロリドン、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メ
タ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、シク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、ノニルフェニル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)ア
クリレート及びそのカプロラクトン変性物等の誘導体、
あるいは、スチレン、α―メチルスチレン、アクリル酸
等及びそれらの混合物、等を使用することができる。
【0015】本発明において、上記樹脂を硬化する活性
エネルギー線が紫外線である場合には、光増感剤(ラジ
カル重合開始剤)を添加する必要が有り、ベンゾイン、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルメチル
ケタールなどのベンゾインとそのアルキルエーテル類;
アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、などのアセトフェノン類;メチルアントラキノ
ン、2−エチルアントラキノン、2−アミルアントラキ
ノンなどのアントラキノン類;チオキサントン、2,4
−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチ
オキサントンなどのチオキサントン類;アセトフェノン
ジメチルケタール、ベンジルジメチルケタールなどのケ
タール類;ベンゾフェノン、4,4−ビスメチルアミノ
ベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類及びアゾ化合物
等が有る。これらは単独または2種以上の混合物として
使用でき、さらにはトリエタノールアミン、メチルジエ
タノールアミンなどの第3級アミン;2−ジメチルアミ
ノエチル安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル
などの安息香酸誘導体などの光開始助剤などと組み合わ
せて使用することができる。上記の光増感剤(ラジカル
重合開始剤)や光開始助剤の使用量は、前記樹脂組成物
の重合性成分100重量部に対して0.5〜20重量
部、好ましくは1〜15重量部である。
【0016】また、ハードコーコート層には、必要に応
じて公知の一般的な塗料添加剤を配合することができ
る。例えばレベリング、表面スリップ性等を付与するシ
リコーン系、フッ素系の添加剤は硬化膜表面の傷つき防
止性に効果が有ることに加えて、活性エネルギー線とし
て紫外線を利用する場合は前記添加剤の空気界面へのブ
リードによって、酸素による樹脂の硬化阻害を低下させ
ることができ、低照射強度条件下に於いても有効な硬度
度合を得ることができる。上記塗料添加剤の添加量は、
活性エネルギー線硬化型樹脂100重量部に対し0.0
1〜0.5重量部が適当である。
【0017】本発明は、透明プラスチックフィルムもし
くはシート基材の少なくとも一方の面に硬化樹脂被膜層
を設けたハードコートフィルムであって、前記硬化樹脂
被膜層が、前記基材上に第1ハードコート層としてビッ
カース硬度が10から400の範囲を満たす硬化樹脂層
と第2ハードコート層としてビッカース硬度が8から3
00の範囲を満たす硬化樹脂層をこの順に設けてなるこ
とを特徴とする。
【0018】第1及び第2のハードコート層を形成する
方法は、特に限定されるものではないが、実用的には、
ロールコーター、リバースロールコーター、グラビアコ
ーター、ナイフコーター、バーコーター等によるのが塗
工方法によるのが、一般的である。
【0019】本発明のおけるビッカース硬度とは、日本
工業規格JIS Z 2244「ビッカース硬さ試験」
において定義されているビッカース硬さを表わしてい
る。第1ハードコート層としてビッカース硬度が10か
ら400の範囲を満たすことが特徴であり、ビッカース
硬度が400より大きと加工適性が悪くなる。また、ビ
ッカース硬度が10より小さいと硬化樹脂層が柔らか
く、ハードコートとしての性能を発現できない。また、
第2ハードコート層としてビッカース硬度が8から30
0の範囲を満たすことが特徴であり、ビッカース硬度が
300より大きと加工適性が悪くなる。また、ビッカー
ス硬度が8より小さいと硬化樹脂層が柔らかく、ハード
コートとしての性能を発現できない。上記ビッカース硬
度の範囲を満たすように、既に列挙した樹脂もしくは該
樹脂2種以上の混合等による樹脂組成を適宜選択するこ
とによって、硬化樹脂層のビッカース硬度を調節、制御
することができる。
【0020】さらに、本発明は、第1ハードコート層及
び第2ハードコート層に、無機の架橋超微粒子もしくは
有機の架橋超微粒子を混入したことを特徴とする。
【0021】上記架橋超微粒子としては、活性エネルギ
ー線硬化樹脂中で良好な透明性を保持する微粒子であれ
ば任意に使用することができる。
【0022】無機微粒子としては、一般的に、シリカ、
アルミナ、チタニア、ジルコニアなどからなる微粒子が
挙げられるが、透明性の点でシリカ粒子、特に、例えば
ゾルゲル法によって合成された合成シリカ粒子等が好ま
しい。尚、酸化錫、酸化インジウム、酸化カドミウム、
酸化アンチモン等の導電性の透明微粒子も帯電防止性の
付与に係わらず必要に応じて用いることができる。
【0023】また、有機微粒子としては、適度な架橋構
造を有しており、活性エネルギー線硬化樹脂やモノマ
ー、溶剤等による膨潤が少ない硬質な微粒子を用いるこ
とができる。例えば、粒子内部架橋タイプのスチレン系
樹脂、スチレン−アクリル系共重合樹脂、アクリル系樹
脂、ジビニルベンゼン樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタ
ン樹脂、メラミン樹脂、スチレン−イソプレン系樹脂、
ベンゾグアナミン樹脂、上記の樹脂等を主成分とするミ
クロゲル等を使用することができる。
【0024】また、本発明は、前記無機の架橋超微粒子
もしくは有機の架橋超微粒子を、第1ハードコート層及
び第2ハードコート層に対して5wt%から90wt%
含有することを特徴とする。架橋超微粒子の含有量が、
5wt%より少ないと十分な硬度が得られず、また90
wt%より多いと、むしろ逆に硬度が低下すると同時
に、表面の平滑性が損なわれる。
【0025】また、本発明は、前記無機の架橋超微粒子
もしくは有機の架橋超微粒子の平均粒子径が、0.01
μm以上、5.0μm以下であることを特徴とする。平
均粒子径が、5.0μmより大きと表面の平滑性が悪く
なる。
【0026】また、本発明は、第1ハードコート層の膜
厚が、3.0μm以上、30μm以下、第2ハードコー
ト層の膜厚が、1.0μm以上、20μm以下であるこ
とを特徴とする。第1のハードコート層の膜厚が、3.
0μm 以下の場合は、ハードコート層として必要な機械
的特性(硬度、耐擦傷性)が著しく低下し、30μm 以
上の場合は、密着性が著しく低下する。一方、同様に第
2のハードコート層の膜厚が、1.0μm 以下の場合
は、ハードコート層として必要な機械的特性(硬度、耐
擦傷性)が著しく低下し、20μm 以上の場合は、密着
性が著しく低下する。
【0027】また、本発明は、前記第1ハードコート層
及び第2ハードコート層の硬化樹脂被膜層が、紫外線も
しくは電子線照射により架橋されていることを特徴とす
る。
【0028】活性エネルギー線源として紫外線を使用す
る場合は、高圧水銀灯、低圧水銀灯、超高圧水銀灯、メ
タルハライドランプ、カーボンアーク、キセノンアーク
等の光源が一般的に使用される。また、電子線を利用し
て硬化する場合にはコックロフトワルト型、バンデグラ
フ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナ
ミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器から放出さ
れる50〜1000KeV、好ましくは100〜300
KeVのエネルギーを有する電子線が利用できる。
【0029】透明プラスチックフィルムもしくはシート
基材に、第1ハードコート層として硬化後の所定厚さの
膜厚を形成した後、活性エネルギー線照射によって完全
硬化もしくは半硬化(ハーフキュア)させる。但し、半
硬化とは塗膜の物性(硬さ、耐スリキズ性等)が完全に
飽和に達していない段階の架橋塗膜を指すが、少なくと
も塗膜表面のタックがない程度に硬化した塗膜の状態を
意味する。次いで、前記第1ハードコート層上に第2ハ
ードコート層を硬化後の膜厚が所定の厚さとなるように
塗工した後、活性エネルギー線照射を加えることによっ
て硬化する。この場合、第1ハードコート層がすでに完
全硬化しているものであれば、第2ハードコート層のみ
の硬化となり、第1ハードコート層が半硬化状態である
場合には、第1と第2ハードコート層の同時硬化とな
る。
【0030】ハードコート層を形成する加工段階で、上
記したように活性エネルギー線照射によって完全硬化も
しくは半硬化(ハーフキュア)させることができるが、
何れの場合も、活性エネルギー線硬化性樹脂に紫外線照
射もしくは電子線照射を加えることによって硬化反応が
完結して完全硬化せしめ、塗膜の物性(硬さ、耐擦り傷
性等)が完全に飽和に達する段階の架橋塗膜を形成せし
め、本発明は、ハードコート層を構成する上記硬化樹脂
被膜層を構成する、活性エネルギー線硬化性樹脂が紫外
線もしくは電子線照射によって硬化反応が完結して形成
された架橋構造を有することを特徴とする。
【0031】本発明は、ハードコートフィルムもしくは
シートの上に、機能性無機薄膜を設けたことを特徴とす
る。
【0032】機能性無機薄膜とは、一例として赤外吸収
効果、赤外反射効果、電磁波シールド効果、帯電防止効
果、紫外線吸収効果、反射防止効果、反射強調効果等の
各種機能を有する無機材質を中心に構成される機能性無
機薄膜(AR等)を挙げることができるが、特に限定され
るものではない。
【0033】ハードコート層の表面に、機能性無機薄膜
の一例として反射防止層を形成する場合について説明す
る。高屈折率層と低屈折率層を交互に、所定の光学膜厚
nd(屈折率nと膜厚dの積)となるように積層する。高
屈折率層は屈折率(nH )が1.8以上、好ましくは
1.95以上であれば、また低屈折率層は屈折率(nL
)1.6以下、好ましくは1.5以下であれば実用的
に満足する反射防止効果を発現する。高屈折率層として
は、屈折率(nH )が1.80以上のものであれば特に
限定されるものではないが、実用的には金属酸化物とし
て酸化チタン、酸化ジルコニユウム、酸化タンタル、酸
化亜鉛、酸化インジュウム、酸化セリユウム、酸化錫、
酸化ニオブ、酸化イットリュウム、酸化イッテリビュウ
ム、インジュウム・錫酸化物の何れか、或いはこれらを
主材料とする混合物質を用いる。一方、低屈折率層とし
ては、屈折率(nL )1.6以下のものであれば特に限
定されるものではないが、酸化珪素系、 弗化マグネシウ
ム、弗化カルシウム、弗化バリウム等が使用できる。
【0034】機能性無機薄膜の形成方法としては、真空
蒸着法、反応性蒸着法、イオンビームアシスト蒸着法、
スパッタリング法、イオンプレーティング法、プラズマ
CVD法等の真空成膜プロセスによって形成することが
できが、特に限定されるものではない。赤外吸収効果、
赤外反射効果、電磁波シールド効果、帯電防止効果、紫
外線吸収効果、反射強調効果等のその他の各種機能を有
する公知公用の材料及び形成方法によって機能性無機薄
膜を設けることもできる。
【0035】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0036】<実施例>以下に実施例および比較例を挙
げて本発明について具体的に説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。なお、部および
%は特に断りの無い限り重量基準である。
【0037】第1ハードコート層 架橋微粒子としてコロイダルシリカ(平均粒子径:10
〜20nm)を含有する紫外線硬化型の塗料組成物を、
以下の処方にて第1ハードコート樹脂液として調達し
た。 ・ペンタエリストールテトラアクリレート 60部 ・Irgacure651(チバガイギー社製) 2部 ・コロイダルシリカ(MEK-ST,平均粒子径:10〜20nm, 日産化学社製) 60部 ・ 酢酸メチル 50部
【0038】次に厚さ150μmのポリエステルフィル
ムの片面に、前記、紫外線硬化型の塗料組成物をワイヤ
ーバーにて塗布し、溶剤分を蒸発させて厚さ8.2μm
の塗布層を形成した後、塗膜側より高圧水銀ランプ(1
20W/cm2 )の紫外線を積算光量約200mJ/c
2 の条件で照射し、硬化処理することにより、第1ハ
ードコート層を作製した。
【0039】第2ハードコート層 ・ペンタエリストールトリアクリレート 60部 ・Irgacure651(チバガイギー社製) 2部 ・コロイダルシリカ(MEK-ST,平均粒子径:10〜20nm, 日産化学社製) 60部 ・酢酸メチル 50部
【0040】次に前記、紫外線硬化した第1ハードコー
ト層上に、上記組成の第2ハードコート層を熱乾燥後の
膜厚が約8.9μmの塗布層を形成した後、塗膜側より
高圧水銀UVランプ(120W/cm2 )の紫外線を積
算光量約300mJ/cm2の条件で照射し、硬化処理
することによって、基材と第1及び第2ハードコートの
3層から成るハードコートフィルムを得た。
【0041】機能性無機薄膜層 機能性無機薄膜層の具体例として、導電性反射防止層を
以下の構成、方法にて上記ハードコート層上に形成し
た。まず高屈折率層としてインジウム錫酸化物(IT
O)をスパッタリング法により形成し、低屈折率層に酸
化ケイ素からなる反射防止層をプラズマアシスト蒸着法
により形成した。各層の屈折率、形状膜厚d、及び光学
膜厚ndは、 PETフィルム (n=1.62) ハードコート層 (n=1.52 d=約5μm) 1層目:ITO (nH=2.05 d=約58nm) 2層目:SiO2 (nL=1.46 d=約38nm) 3層目:ITO (nH=2.05 d=約125nm) 4層目:SiO2 (nL=1.46 d=約140nm) とした。光学膜厚は、光学式の膜厚モニターにより監視
し、目的光量値に達した時に成膜を止め所定の光学膜厚
を得た。波長430〜680nmの範囲で反射率は1%
以下であった。ハードコート層と導電性反射防止層との
密着は良好であった。
【0042】評価方法 上記の方法で得られたハードコートフィルム、及び導電
性反射防止機能付きハードコートフィルムについて、下
記の測定方法により評価した。
【0043】鉛筆硬度 異なる硬度の鉛筆を用い、1Kg荷重下でJISK54
00で示される試験法での傷の有無を判定した。
【0044】耐擦傷性 #0000のスチールウールにより、ハードコート膜の
表面を400gの荷重をかけながら10回摩擦し、傷の
発生の有無及び傷の程度を目視により観察し、以下の判
定基準に従って評価した。 A:傷の発生が全く認められない。 B:数本の細かい傷が認められる。 C:無数の傷が認められる。
【0045】密着性 硬化被膜層表面にカッターによって1mm×1mmのク
ロスハッチ(升目)を100個入れ、その上にセロテー
プ(ニチバン社製)を貼り付けた後、該セロテープを剥
がしたときに硬化被膜がフィルム基材から剥がれた升目
の数を計測することで評価した。
【0046】カール ハードコートフィルム、及び導電性反射防止機能付きハ
ードコートフィルムの標片を10cm角に切断し、反り
及び寸法を測定して曲率半径を算出した。
【0047】クラック ハードコートフィルム、及び導電性反射防止機能付きハ
ードコートフィルムを直径3cmの金属ロールに巻き付
けたときのクラック発生の有無を目視により判定した。
【0048】<比較例1>実施例記載の第1及び第2ハ
ードコート処方に架橋微粒子であるコロイダルシリカを
配合せず、クリア樹脂分のみの組成とした。第1及び第
2ハードコート層の紫外線硬化条件、機能性無機薄膜層
の形成方法及び条件等は実施例と同一とした。第1及び
第2ハードコート層の膜厚はそれぞれ8.1μm、8.
7μmであった。
【0049】<比較例2>実施例記載の第2ハードコー
ト層を設けず、第1ハードコート層のみを膜厚16.7
μmとして設けた。第1ハードコート層の紫外線硬化条
件、機能性無機薄膜層の形成方法及び条件等は実施例と
同一とした。
【0050】<比較例3>実施例記載の第1ハードコー
ト層を設けず、第2ハードコート層のみを膜厚17.0
μmとして設けた。第2ハードコート層の紫外線硬化条
件、機能性無機薄膜層の形成方法及び条件等は実施例と
同一とした。
【0051】評価結果 上記、実施例及び比較例のハードコート層構成、膜厚、
硬度を表1にまとめて示す。表2にハードコート層のみ
の鉛筆硬度、密着性、耐擦傷性、カール、クラックの評
価結果を示し、表3にハードコート層上に導電性反射防
止層を設けた形態での鉛筆硬度、密着性、耐擦傷性、カ
ール、クラック評価結果を示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】実施例で示した架橋微粒子を含有する第1
及び第2ハードコートといった2層構成では、鉛筆硬度
が4Hを実現し、且つ密着、耐擦傷、カール、クラック
等も実用的に問題なく満足し、硬度と他物性とのバラン
スが良好であった。さらに本ハードコート上に機能性無
機薄膜の具体例として、導電性反射防止層を設けても性
能にほとんど変化が無く、良好な機械的物性を達成し
た。
【0056】比較例1では、4Hの鉛筆硬度は実現する
ものの、架橋微粒子の硬化収縮緩和効果がない為、密
着、カール、クラックに関して満足しなかった。
【0057】比較例2では、ビッカース硬度の高さから
もわかるようにかなりの高硬度であるが、反面脆いこと
から鉛筆硬度が低下し、3Hの水準であった。
【0058】比較例3では、4Hの鉛筆硬度は実現する
ものの、密着に関して満足しなかった。
【0059】
【発明の効果】既に詳細に説明したように、本発明のハ
ードコートフィルムもしくはシートにおいて、 架橋微
粒子の配合による硬化収縮緩和機能有する2種のハード
コート層を2層に積層することによって、ハードコート
と基材間の密着、フィルム折曲げ時のクラック、フィル
ムのカール等を実用的に許容できる範囲内に収めること
ができ、且つ4H以上の鉛筆硬度値を実現し、耐引っ掻き
性、耐擦り傷性の優れたハードコートフィルムもしくは
シートが得られる。さらに、上記ハードコートフィルム
もしくはシートの表面に、一例として表面硬度に優れる
反射防止機能等の種々の光学機能を付与する無機薄膜を
形成することにより、光学分野の広い範囲の用途展開が
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードコートフィルムもしくはシート
の層構成を示す断面図
【符号の説明】
1――プラスチックフィルムもしくはシート基材 2――第1ハードコート層 3――第2ハードコート層 4――無機の架橋微粒子もしくは有機の架橋微粒子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明プラスチックフィルムもしくはシート
    基材の少なくとも一方の面に硬化樹脂被膜層を設けたハ
    ードコートフィルムであって、 前記硬化樹脂被膜層が、前記基材上に第1のハードコー
    ト層としてビッカース硬度が10から400の範囲を満
    たす硬化樹脂層と第2のハードコート層としてビッカー
    ス硬度が8から300の範囲を満たす硬化樹脂層とをこ
    の順に設けた2層構成の硬化樹脂被膜層からなることを
    特徴とするハードコートフィルムもしくはシート。
  2. 【請求項2】前記第1のハードコート層及び第2のハー
    ドコート層に、無機の架橋超微粒子もしくは有機の架橋
    超微粒子を混入したことを特徴とする請求項1記載のハ
    ードコートフィルムもしくはシート。
  3. 【請求項3】前記架橋超微粒子を、第1のハードコート
    層及び第2のハードコート層に対して5wt%から90
    wt%含有することを特徴とする請求項1又は2記載の
    ハードコートフィルムもしくはシート。
  4. 【請求項4】前記架橋超微粒子の平均粒子径が、0.0
    1μm以上、5.0μm以下であることを特徴とする請
    求項1乃至3記載の何れかのハードコートフィルムもし
    くはシート。
  5. 【請求項5】前記第1のハードコート層の膜厚が、3.
    0μm以上、30μm以下、第2のハードコート層の膜
    厚が、1.0μm以上、20μm以下であることを特徴
    とする請求項1乃至4記載の何れかのハードコートフィ
    ルムもしくはシート。
  6. 【請求項6】前記第1ハードコート層及び第2ハードコ
    ート層の硬化樹脂被膜層が、紫外線もしくは電子線照射
    により架橋されていることを特徴とする請求項1乃至5
    記載の何れかのハードコートフィルムもしくはシート。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6記載の何れかのハードコー
    トフィルムもしくはシートの表面に、機能性無機薄膜を
    設けたことを特徴とするハードコートフィルムもしくは
    シート。
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