JP2010064013A - 積層フィルムの製造方法、積層フィルムの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】連続で搬送される基材フィルムの一方の面に電離放射線硬化型材料と溶媒を含む塗液を塗布し、基材フィルム上に塗膜を形成する工程と、連続で搬送される基材フィルム上の塗膜を乾燥する工程と、連続で搬送される基材フィルム上の塗膜に電離放射線を照射し硬化樹脂層を形成する工程とを順に備え、該塗膜に電離放射線を照射し硬化樹脂層を形成する工程において、連続で搬送される基材フィルムの塗膜面と反対側の面を温調ロールで支持した状態で塗膜面側から塗膜に対して電離放射線が照射され、且つ、前記基材フィルムが前記温調ロールとの抱き角が30°以上90°以下の範囲内で連続搬送されることを特徴とする積層フィルムの製造方法とした。
【選択図】図2
Description
本発明の積層フィルムにあっては、基材フィルム1の少なくとも一方の面に硬化樹脂層2を備える。硬化樹脂層は電離放射線硬化型材料に電離放射線を照射することにより形成され、耐引っ掻き性、擦り傷性を有するハードコート層として作用させることができる。なお、本発明の積層フィルムにあっては、基材フィルム1の両面に硬化樹脂層を備えていてもよい。また、基材フィルム1表面、基材フィルム1と硬化樹脂層2の間、硬化樹脂層2表面に他の機能層を設けても良い。他の機能層としては、反射防止層、導電層、帯電防止層、防汚層、電磁波遮蔽層、赤外線吸収層、紫外線吸収層、色補正層、バリア層等が挙げられる。なお、これらの機能層は単層であってもかまわないし、複数の層であってもかまわない。機能層は、防汚性能を有する反射防止層というように、1層で複数の機能を有していても構わない。また、これらの機能層は、透明基材と防眩層の間に設けても良いし、防眩層上に設けても良い。また、本発明にあっては、各種層間の接着性向上のために、各層間にプライマー層や接着層等を設けても良い。
80μmトリアセチルセルロースフィルム基材を基材フィルムとして用い、下記の材料を混合した塗液を、ダイコートにより硬化膜厚12μmになるように塗布、乾燥させ、40℃の温調ロールに抱き角45°、張力150N/mで基材フィルムを保持、搬送しながらメタルハライドランプにより400mJの紫外線を照射しハードコート層を形成した。
・塗液の組成
ウレタンアクリレートUA−306H(共栄社化学社製) 30重量部
アクリルモノマーPE−3A
(ペンタエリスリトールトリアクリレート/共栄社化学社製) 20重量部
イルガキュアー184(光重合開始剤/チバジャパン社製) 2.5重量部
メチルイソブチルケトン 50重量部
BYK−307(表面調整剤/ビックケミー) 0.15重量部
紫外線照射での温調ロールにおける基材フィルムの抱き角90°をとした以外は実施例1と同様にハードコート層を形成した。
紫外線照射での温調ロールにおける基材フィルムの抱き角を10°とした以外は実施例1と同様にハードコート層を形成した。
紫外線照射での温調ロールにおける基材フィルムの抱き角180°とした以外は実施例1と同様にハードコート層を形成した。
紫外線照射での温調ロールにおける基材フィルムの抱き角を10°、張力300N/mとした以外は実施例1と同様にハードコート層を形成した。
(a)カール・・・50mm×2mmの大きさにカットした積層フィルムの曲率半径Rを測定した。
(b)シワ・・・目視によりシワの発生の有無を中心に評価した。
(実施例1)の積層フィルムは、カールが小さく、弱いシワが確認されたものの許容範囲内と評価し、丸印とした。
(実施例2)の積層フィルムは、カールが小さく、また、シワもなく、二重丸評価とした。
(比較例1)の積層フィルムは、カールは小さいものの強いシワが確認され、バツ印評価とした。
(比較例2)の積層フィルムは、(実施例1)、(実施例2)と比較してカールが確認され、また、強いシワが確認されたことからバツ印評価とした。
(比較例3)の積層フィルムは、実施例1)、(実施例2)と比較して大きいカールが確認され、また、弱いシワが確認されたことから三角印評価とした。
2 硬化樹脂層
11 巻き出しロール
12 ダイヘッド
13 乾燥炉
14 電離放射線照射装置
15 温調ロール
16 巻き取りロール
17 ガイドロール
18 バックアップロール
Claims (5)
- 長尺状の基材フィルムの少なくとも一方の面に硬化樹脂層を備える積層フィルムの製造方法であって、
連続で搬送される基材フィルムの一方の面に電離放射線硬化型材料と溶媒を含む塗液を塗布し、基材フィルム上に塗膜を形成する工程と、
連続で搬送される基材フィルム上の塗膜を乾燥する工程と、
連続で搬送される基材フィルム上の塗膜に電離放射線を照射し硬化樹脂層を形成する工程とを順に備え、
該塗膜に電離放射線を照射し硬化樹脂層を形成する工程において、連続で搬送される基材フィルムの塗膜面と反対側の面を温調ロールで支持した状態で塗膜面側から塗膜に対して電離放射線が照射され、且つ、前記基材フィルムが前記温調ロールとの抱き角が30°以上90°以下の範囲内で連続搬送されることを特徴とする積層フィルムの製造方法。 - 前記温調ロールの温度が20℃以上80℃以下の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の積層フィルムの製造方法。
- 該塗膜に電離放射線を照射し硬化樹脂層を形成する工程において、電離放射線の照射が複数回にわたっておこなわれることを特徴とする請求項1または請求項2記載の積層フィルムの製造方法。
- 長尺状の基材フィルムの少なくとも一方の面に硬化樹脂層を備える積層フィルムの製造であって、
長尺状の基材フィルムを連続で搬送する搬送機構と、
基材フィルムの一方の面に電離放射線硬化型材料と溶媒を含む塗液を塗布し、塗膜を形成する塗布機構と、
塗布機構により塗布形成された塗膜を乾燥する乾燥機構と、
塗膜に電離放射線を照射するための電離放射線照射機構を備え、
該電離放射線照射機構において搬送される基材フィルムと対向するように温調ロールと電離放射線照射装置が配置され、搬送される基材フィルムと温調ロールの抱き角が30°以上90°以下の範囲となるように温調ロールが配置されていることを特徴とする積層フィルムの製造装置。 - 前記温調ロールが基材フィルム面に対して垂直方向に可動できる移動手段を備えることを特徴とする請求項4記載の積層フィルムの製造装置。
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