WO2009096114A1 - 太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

 基材(111)と基材(111)上に形成された配線(109,110)とを有する配線基板(200)と、配線基板(200)の配線(109,110)上に設置されることによって電気的に接続された複数の太陽電池セル(100)とが封止材(125)によって封止された太陽電池モジュールを製造する方法であって、配線基板(200)の配線(109,110)上に太陽電池セル(100)を少なくとも1つ設置する第1の工程と、配線基板(200)と太陽電池セル(100)とを封止材によって封止する第2の工程とを有し、第1の工程の後であって第2の工程の前に太陽電池セル(100)の検査を行なう工程を含む太陽電池モジュールの製造方法である。

Description

太陽電池モジュールの製造方法
 本発明は、太陽電池モジュールの製造方法に関し、特に、配線基板への設置により複数の太陽電池セルを電気的に接続して封止材に封止した構成の太陽電池モジュールの製造歩留まりを向上させることができる太陽電池モジュールの製造方法に関する。
 近年、エネルギ資源の枯渇の問題や大気中のCO2の増加のような地球環境問題等からクリーンなエネルギの開発が望まれており、特に太陽電池モジュールを用いた太陽光発電が新しいエネルギ源として開発、実用化され、発展の道を歩んでいる。
 このような太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルとしては、従来から、例えば単結晶または多結晶のシリコン基板の受光面にシリコン基板とは反対の導電型の不純物を拡散することによってpn接合を形成し、シリコン基板の受光面とその反対側の裏面にそれぞれ電極を形成した両面電極型太陽電池セルが主流となっている。また、近年では、シリコン基板の裏面にp型用電極とn型用電極の双方を形成したいわゆる裏面電極型太陽電池セルの開発も進められている。
 また、原材料費の低減のため、シリコン基板の薄型化も進んでいる。しかしながら、シリコン基板の薄型化に起因する太陽電池セルの薄型化に伴って、太陽電池モジュールの作製時における太陽電池セルの配線作業でのセル割れが問題となっている。
 このような問題を解決するために、たとえば特開2005-340362号公報(特許文献1)には、太陽電池セルを配線基板の配線上に設置することによって太陽電池セルを電気的に接続した太陽電池モジュールが記載されている。
特開2005-340362号公報
 図18に、特許文献1に記載の太陽電池モジュールを製造する際の製造工程のフローチャートを示す。図18に示すように、特許文献1に記載の太陽電池モジュールを製造する際には、まず、ステップ1a(S1a)において、太陽電池セルを所定のステージ上に搬送し、太陽電池セルの寸法(形状)検査および外観検査が行なわれる。
 次に、ステップ2a(S2a)において、太陽電池セルを配線基板の配線パターン上のどの位置にどの方向で設置するかの位置決めを行なう。
 続いて、ステップ3a(S3a)において、ステップ2a(S2a)で行なわれた位置決めにしたがって、配線基板の配線パターン上の所定の位置に太陽電池セルを順次搬送して配列していき、配線基板の配線とその上の太陽電池セルの電極とをはんだ等を用いて順次固定していく。これにより、配線基板の配線とその上の太陽電池セルとが電気的に接続されるとともに太陽電池セル同士も電気的に接続される。
 次に、ステップ4a(S4a)において、配線基板と配線基板に固定された複数の太陽電池セルとを封止材により封止した後に、封止材の裏面に端子ボックスを取り付けるとともに封止材の外周にアルミニウム枠を嵌め込んで太陽電池モジュールが作製される。
 次いで、上記のようにして作製された太陽電池モジュールについて、ステップ5a(S5a)において、所定の検査を行なう。そして、所定の基準を満たしていない太陽電池モジュールは不良品として廃棄され、所定の基準を満たしている太陽電池モジュールのみが完成品として出荷される。
 しかしながら、上記の太陽電池モジュールの製造方法においては、特性の低い太陽電池セル、外観上不具合がある部分を含む太陽電池セルまたは製品信頼性上の問題が発生する可能性の高い太陽電池セルが太陽電池モジュール内に1枚でも混入している場合には、その1枚の特性の低い太陽電池セルのために、太陽電池モジュール全体が不良品となって太陽電池モジュールを廃棄する必要があるため、太陽電池モジュールの製造歩留まりが非常に低くなるという問題があった。
 上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、配線基板への設置により複数の太陽電池セルを電気的に接続して封止材に封止した構成の太陽電池モジュールの製造歩留まりを向上させることができる太陽電池モジュールを提供することにある。
 本発明は、基材と基材上に形成された配線とを有する配線基板と、配線基板の配線上に設置されることによって電気的に接続された複数の太陽電池セルとが封止材によって封止された太陽電池モジュールを製造する方法であって、配線基板の配線上に太陽電池セルを少なくとも1つ設置する第1の工程と、配線基板と太陽電池セルとを封止材によって封止する第2の工程とを有し、第1の工程の後であって第2の工程の前に太陽電池セルの検査を行なう工程を含む太陽電池モジュールの製造方法である。
 ここで、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、太陽電池セルの検査は、配線基板の配線上に設置される太陽電池セルのそれぞれについて行なわれることが好ましい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池セルの検査により所定の基準を満たしていないことが判明した太陽電池セルを配線基板の配線上から取り除く工程を含むことが好ましい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池セルの検査により所定の基準を満たしていることが判明した太陽電池セルを固定部材により配線基板に固定する工程を含むことが好ましい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、固定部材は、接着テープ、粘着テープ、接着剤および粘着剤からなる群から選択された少なくとも1種であることが好ましい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、固定部材は、透明樹脂および紫外線硬化型樹脂の少なくとも一方からなることが好ましい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、固定部材は、太陽電池セルの受光面と配線基板の太陽電池セル設置側の表面とを連結していることが好ましい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、太陽電池セルの電極と配線基板の配線とが直接に接触した状態で配線基板と太陽電池セルとが封止材によって封止されることが好ましい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、配線基板には、基材の一方の表面から他方の表面に突き抜ける貫通孔が形成されていてもよい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、配線基板の基材が透明樹脂からなっていてもよい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、封止材は、エチレンビニルアセテート樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂およびゴム系樹脂からなる群から選択された少なくとも1種の透明樹脂を含むことが好ましい。
 また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、太陽電池セルは、裏面電極型太陽電池セルであることが好ましい。
 本発明によれば、配線基板への設置により複数の太陽電池セルを電気的に接続して封止材に封止した構成の太陽電池モジュールの製造歩留まりを向上させることができる太陽電池モジュールの製造方法を提供することができる。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法の一例のフローチャートである。 本発明の太陽電池モジュールの製造方法の一部の工程を図解する模式的な斜視図である。 本発明において配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した状態の一例の模式的な断面図である。 本発明に用いることができる搬送ユニットの一例を上方から見たときの模式的な平面図である。 (a)は、図4に示す搬送ユニットを矢印Rの方向から見たときの模式的な側面図であり、(b)は、図4に示す搬送ユニットを矢印Tの方向から見たときの模式的な側面図である。 本発明において、固定部材として固定用テープを用いて太陽電池セルを配線基板の配線パターン上に固定した状態の一例の模式的な断面図である。 (a)は本発明に用いられる太陽電池セルの裏面の一例の模式的な平面図であり、(b)は本発明に用いられる太陽電池セルの裏面の他の一例の模式的な平面図である。 本発明に用いられる配線基板の一例の模式的な平面図である。 図8に示す配線基板の配線パターン上に複数の太陽電池セルを設置したときの一例の模式的な平面図である。 本発明に用いられる配線基板の他の一例の模式的な平面図である。 図10に示す配線基板の配線パターン上に複数の太陽電池セルを設置したときの一例の模式的な平面図である。 本発明において複数の太陽電池セルが設置された配線基板を保護シート上に配置した状態で封止材中に封止する方法の一例を図解する模式的な斜視図である。 (a)および(b)は、配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した後に封止材に封止する方法の一例を図解する模式的な断面図である。 (a)および(b)は、配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した後に封止材に封止する方法の他の一例を図解する模式的な断面図である。 (a)および(b)は、配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した後に封止材に封止する方法の他の一例を図解する模式的な断面図である。 (a)~(c)は、配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した後に封止材に封止する方法の他の一例を図解する模式的な断面図である。 本発明を用いて製造した太陽電池モジュールの一例の模式的な断面図である。 特許文献1に記載の太陽電池モジュールを製造する際の製造工程のフローチャートである。
符号の説明
 100 太陽電池セル、101 シリコン基板、102 反射防止膜、103 パッシベーション膜、104 n型不純物ドーピング領域、105 p型不純物ドーピング領域、106 n電極、107 p電極、109 n型用配線、110 p型用配線、111 絶縁性基材、113 接続用電極、114 バスバーp電極、115 バスバーn電極、116 導電性部材、124 透明基板、125 封止材、125a 第1の透明樹脂、125b 第2の透明樹脂、126 絶縁性フィルム、127 金属フィルム、128 保護シート、130,131 貫通孔、200 配線基板、300 搬送ユニット、300a 支持部、300b 本体部、301 カメラ、302 プローブ、303 光源、304 サーモビュアカメラ、305 外観検査用CCDカメラ、306 EL検査用冷却CCDカメラ、307 吸着機構、308 位置決め用カメラ、309 接着剤供給部、310 紫外LED、500 固定用テープ。
 以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
 図1に、本発明の太陽電池モジュールの製造方法の一例のフローチャートを示す。まず、ステップ1(S1)においては、たとえば太陽電池セルを把持して搬送するための搬送ユニットにより太陽電池セルを把持して所定のステージまで搬送し、太陽電池セルをステージ上に設置する。そのステージ上において、太陽電池セルの寸法(形状)検査および外観検査が行なわれる。
 ここで、太陽電池セルの寸法(形状)検査は、たとえば、赤色光に対して透明ないし透過性を有するステージの表面上に太陽電池セルを配置し、赤色光をステージの裏面から照射して、太陽電池セルの上方のカメラ等でその形状を把握し、その形状から各太陽電池セル寸法(縦長さ、横幅、径等)を測定することにより行なうことができる。
 また、太陽電池セルの外観検査は、たとえば、上記と同様に、赤色光に対して透明ないし透過性を有するステージの表面上に太陽電池セルを配置し、赤色光をステージの裏面から照射することによって、太陽電池セルの上方のCCD(Charge-Coupled Devices)カメラ等を用いて太陽電池セルの割れや欠け等を検査するとともに、太陽電池セルの反射防止膜の色ムラおよび異物付着等についても検査することにより行なうことができる。なお、太陽電池セルの反射防止膜の色ムラおよび異物付着等については、所望の色に対して反応するCCDカメラにより検査をする。
 なお、上記の太陽電池セルの寸法(形状)検査および外観検査において、所定の基準を満たしていないと判断された太陽電池セルについては以下の工程に進まないように、この段階で取り除かれることが好ましい。
 次に、図1のステップ2(S2)においては、太陽電池セルの位置決めが行なわれる。ここで、太陽電池セルの位置決めは、たとえば図2に示すように、太陽電池セル100の表面または裏面に形成されたアライメントマークおよび/または太陽電池セル100のエッジ等の太陽電池セル100のパターンをカメラ301で認識して、太陽電池セル100を配線基板200の配線パターン上のどの位置にどの方向で設置するかを決定し、その決定にしたがって搬送ユニット300により太陽電池セル100が把持されて太陽電池セル100の向きが変えられる。このとき、搬送ユニット300は、太陽電池セル100をXYθ方向(X軸方向、Y軸方向、およびX軸またはY軸から角度θだけ傾けた方向)に向きを変えられる機構を有していることが好ましい。
 次に、図1のステップ3(S3)においては、太陽電池セルの検査が行なわれる。ここで、太陽電池セルの検査は、たとえば図2に示すように、上記の太陽電池セル100の位置決めにしたがって搬送ユニット300により太陽電池セル100を配線基板200の配線パターン上の所望の位置まで搬送し、太陽電池セル100を配線基板200の配線パターン上に設置(第1の工程)した後に、搬送ユニット300により太陽電池セル100を配線基板200の配線パターンに圧着させた状態で行なうことができる。圧着方法としては、たとえば太陽電池セルの上部から物理的加圧をして圧着する方法および/または真空吸着の機構を用いて圧着する方法等を用いることが好ましい。また、太陽電池セルの上部から物理的加圧をして圧着する方法を用いる場合には、太陽電池セルへのダメージを軽減するため、物理的加圧のための加圧部材と太陽電池セルとの間に緩衝材が設置されていることが好ましい。
 図3に、配線基板200の配線パターン上に太陽電池セル100を設置した状態の一例の模式的な断面図を示す。ここで、太陽電池セル100のn電極106が配線基板200の配線パターンの一部に相当するn型用配線109に接触するとともに、p電極107が配線基板200の配線パターンの他の一部に相当するp型用配線110に接触するようにして、太陽電池セル100が配線基板200の配線パターン上に設置される。
 ここで、太陽電池セル100のn電極106と配線基板200のn型用配線109とが直接接触し、太陽電池セル100のp電極107と配線基板200のp型用配線110とが直接接触するように太陽電池セル100が配線基板200の配線パターン上に設置されることが好ましい。これらの部材をはんだ等により固定することなく、太陽電池セル100の電極を配線基板200の配線パターン上に直接接触させて電気的な接続を行なうことによって、たとえば後述する検査で所定の基準を満たしていない太陽電池セル100については配線基板200の配線パターンから取り除いてその代わりに他の太陽電池セル100を設置することが容易となるため、太陽電池モジュールの信頼性および特性を簡便に向上させるのに有効である点で好ましい。
 なお、この例においては、太陽電池セル100のシリコン基板101の受光面(太陽光が主に入射する側の表面)には反射防止膜102が形成されており、シリコン基板101の裏面(受光面の反対側の表面)にはn型不純物が拡散して形成されたn型不純物ドーピング領域104と、p型不純物が拡散して形成されたp型不純物ドーピング領域105とが所定の間隔を空けて交互に形成されている。
 また、この例においては、シリコン基板101の裏面にはパッシベーション膜103が形成されており、パッシベーション膜103に形成されたコンタクトホールを通して、n型不純物ドーピング領域104に接触するようにn電極106が形成されており、p型不純物ドーピング領域105に接触するようにp電極107が形成されている。
 また、この例においては、配線基板200は、基材としての絶縁性基板111、絶縁性基板111上に形成された配線パターンを構成する配線に相当するn型用配線109およびp型用配線110を有している。
 また、太陽電池セル100の検査としては、たとえば以下の(1)~(6)の6項目に区分される検査のうち少なくとも一部の検査が行なわれることが好ましい。
  (1)順方向IV(電流-電圧)特性
 太陽電池セル100の順方向IV(電流-電圧)特性の検査においては、暗状態(太陽電池セル100に光を照射していない状態)と明状態(太陽電池セル100に光を照射した状態)の2つのそれぞれ状態における太陽電池セル100の順方向IV(電流-電圧)特性を検査することにより行なうことができる。
 まず、暗状態の太陽電池セル100の順方向IV(電流-電圧)特性は、たとえば、太陽電池セル100のn電極106に電気的に接続されている配線基板200のn型用配線109と、その太陽電池セル100のp電極107に電気的に接続されている配線基板200のp型用配線110とにそれぞれプローブを接触させ、これらのプローブ間に順方向電圧をたとえば-3V~+1V程度に変化しながら印加したときの電流値を測定して、その電流値を評価することにより検査することができる。
 また、明状態の太陽電池セル100の順方向IV(電流-電圧)特性は、たとえば、光源としてキセノンランプ、ハロゲンランプ、白色発光ダイオード等を用いて、太陽電池セル100の受光面の全面に太陽電池セル100の光感度領域にある波長の光を照射した状態において暗状態と同様の方法で検査することができる。
  (2)逆方向IV(電流-電圧)特性
 太陽電池セル100の逆方向IV(電流-電圧)特性は、たとえば、太陽電池セル100のn電極106に電気的に接続されている配線基板200のn型用配線109と、その太陽電池セル100のp電極107に電気的に接続されている配線基板200のp型用配線110とにそれぞれプローブを接触させ、これらのプローブ間にたとえば+1V~-20Vの逆方向電圧を印加し、そのときの電流値を測定して評価することにより検査することができる。このときの漏れ電流を評価するために規定電圧(たとえば-1V)での電流値を予め測定して記録しておくことが好ましい。
  (3)発熱(サーモ)特性
 太陽電池セル100の発熱(サーモ)特性は、たとえば、上記(2)の逆方向IV(電流-電圧)特性の検査の際の逆方向電圧の印加時に、太陽電池セル100内における発熱箇所をサーモビュアカメラで検出して評価することにより検査することができる。ここで、印加される逆方向電圧の最大電圧は太陽電池モジュールの開放電圧(または太陽電池モジュールの動作電圧)であることが好ましく、最大電流は太陽電池モジュールの短絡電流(または太陽電池モジュールの動作電流)であることが好ましい。なお、本検査は、上記(2)の検査と同時に行なうことが好ましい。
  (4)電極間導通特性
 太陽電池セル100の電極間導通特性は、たとえば、太陽電池セル100のn電極106に電気的に接続されている配線基板200のn型用配線109と、その太陽電池セル100のp電極107に電気的に接続されている配線基板200のp型用配線110とにそれぞれプローブを接触させてプローブ間に所定の電圧を印加することによって抵抗値を測定し、短絡の有無を確認することにより行なうことができる。
  (5)EL(Electro Luminessence)特性
 太陽電池セル100のEL特性は、たとえば、太陽電池セル100のn電極106に電気的に接続されている配線基板200のn型用配線109と、その太陽電池セル100のp電極107に電気的に接続されている配線基板200のp型用配線110とにそれぞれプローブを接触させ、太陽電池セル100の短絡電流相当の電流が太陽電池セル100に流れるようにこれらのプローブ間に電圧を印加し、その際に発生する微弱なバンド端発光を冷却CCDカメラで画像化することにより検査することができる。その発光具合により、目視では確認することができない太陽電池セルのマイクロクラックを発見できるほか、太陽電池セル100の特性面内分布や電極の接触に関する情報を得ることができる。
  (6)PL(Photo Luminessence)特性
 太陽電池セル100のPL特性は、たとえば、太陽電池セル100を構成している半導体基板のバンド端に対応する波長の光(この例においては、半導体基板はシリコン基板101であって、そのバンド端は約1.1eV程度であり、照射される光の波長は1145nm程度)を照射し、その発光ピークの挙動を検査することによって、太陽電池セル100を構成する半導体基板の結晶欠陥等に関する情報を得ることができる。
 図4に、本発明に用いることができる搬送ユニットの一例を上方から見たときの模式的な平面図を示す。また、図5(a)に、図4に示す搬送ユニットを矢印Rの方向から見たときの模式的な側面図を示し、図5(b)に、図4に示す搬送ユニットを矢印Tの方向から見たときの模式的な側面図を示す。
 ここで、搬送ユニット300は、四角形の表面を有する平板状の本体部300bと、本体部300bの中心部に接合されて本体部300bを支持するための支持部300aとを有しており、上記の(1)~(6)の6項目に区分される検査の少なくとも一部を実施することができるだけでなく、上記の太陽電池セルの寸法(形状)検査、外観検査および位置決めにも利用できる構成となっている。なお、本体部300bは各種の検査を行なうことを可能とする観点から、たとえば可視光(たとえば、太陽電池セルが結晶シリコン太陽電池セルからなる場合には、その感度波長である300nmよりも長く1150nm以下の範囲の波長を有する光)の少なくとも一部を透過する透明樹脂等の透明物質から構成されていることが好ましい。
 また、搬送ユニット300の本体部300bの両端にはそれぞれ、上記の検査において配線基板200の配線パターンに接触させるために用いられるプローブ302が直線状に配列されている。なお、これらのプローブ302には、2つのプローブ302間に電圧を印加するのに用いられる導線が接続されていてもよい。また、プローブ302は配線パターンに押し付けることがあるため、プローブ302の押し付けによる配線パターンの破壊を防止するため、緩衝機構のあるピンプローブを用いることが好ましい。
 また、搬送ユニット300の本体部300bの四角形状の表面のそれぞれの辺の中心部には、太陽電池セル100のエッジ等を認識して太陽電池セル100の上記の位置決めをするための位置決め用カメラ308が備え付けられている。
 また、搬送ユニット300の本体部300bには太陽電池セル100を吸着して把持するための吸着機構307も備え付けられている。この吸着機構307の構成は、太陽電池セル100を吸着することができるものであれば特に限定されないが、各種の電気特性の検査において太陽電池セル100を配線基板200の配線パターン上に押し付けることができる機構を備えていることが好ましい。また、吸着機構307には、太陽電池セル100を吸着するための真空配管が接続されていることが好ましい。
 また、搬送ユニット300の本体部300bの四隅にはぞれぞれ、後述する太陽電池セル100の固定用の紫外線硬化型接着剤等の接着剤を塗布するための接着剤供給部309が備え付けられているとともに、それに隣接するようにして紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射するための紫外LED(Light Emitting Diode)310が備え付けられている。なお、接着剤供給部309には接着剤供給ノズルが接続されていることが好ましい。また、紫外LED310には電気系統を配線することができる。
 さらに、搬送ユニット300の四角柱状の支持部300aの4つの側面にはそれぞれ、明状態の順方向IV(電流-電圧)特性の検査および太陽電池セル100のパターン認識の際に用いられる光源303、発熱(サーモ)特性の検査に用いられるサーモビュアカメラ304、太陽電池セル100の外観検査に用いられる外観検査用CCDカメラ305、およびEL特性の検査に用いられるEL検査用冷却CCDカメラ306が支持部300aの側面ごとに備え付けられている。
 なお、サーモビュアカメラ304、外観検査用CCDカメラ305、EL検査用冷却CCDカメラ306および位置決め用カメラ308にも電気系統を配線することができる。
 以上のように、太陽電池セル100の検査を行ない、所定の基準を満たしていないことが判明した太陽電池セル100については配線基板200の配線パターン上から取り除かれ、所定の基準を満たしている太陽電池セル100のみを配線基板200の配線パターン上に設置して、以下の工程が進められることが好ましい。なお、上記の所定の基準は、適宜設定することができることは言うまでもない。
 また、太陽電池モジュールの信頼性および特性を向上させる観点からは、上述したような太陽電池セル100の検査は、配線基板200の配線パターン上に設置される複数の太陽電池セル100の1枚ずつについて、それぞれの太陽電池セル100の設置時に行なわれることが好ましい。
 また、上記の検査により得られた個々の太陽電池セル100の測定データを保存して蓄積していくことにより、配線基板200上に配列された太陽電池セル100の検査データからその太陽電池セル100により構成される太陽電池モジュールの特性を予測することも可能になり、以降の工程または製品出荷後のトレーサビリティ(製造履歴追随性)の向上にもつながると考えられる。
 そして、図1のステップ4(S4)においては、上記の検査終了後の太陽電池セル100が配線基板200に固定される。ここで、太陽電池セル100の配線基板200への固定は固定部材を用いて行なうことが好ましい。
 図6に、固定部材として固定用テープ500を用いて太陽電池セル100を配線基板200の配線パターン上に固定した状態の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図6に示すように、固定用テープ500の一端が太陽電池セル100の受光面に取り付けられており、他端が配線基板200の絶縁性基板111の表面に取り付けられている。なお、固定用テープ500の取り付け位置は特に限定されないが、固定用テープ500が太陽電池セル100の受光面をあまり遮らないように太陽電池セル100の受光面の端部に取り付けられることが好ましい。
 固定用テープ500としては、従来から公知のテープを用いることができ、たとえば紙、布または樹脂フィルム等の下地基材に接着剤を塗布した接着テープおよび/またはたとえば紙、布または樹脂フィルム等の下地基材に粘着剤を塗布した粘着テープ等を用いることができるが、なかでも固定用テープ500の少なくとも一部が太陽電池セル100の受光面に設置される場合には、固定用テープ500としては、可視光の少なくとも一部を透過する下地基材に可視光の少なくとも一部を透過する粘着剤または接着剤を塗布したものを用いることが好ましい。なお、本発明で用いることができる接着テープとしては、たとえばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなる下地基材にシリコーン系接着剤が塗布されたYOUNG WOO社製のPETテープYT153S等が挙げられ、粘着テープとしては、たとえばPETフィルムからなる下地基材にアクリル系粘着剤が塗布されたソニーケミカル社製のT4900、G9052等が挙げられる。
 また、たとえば、固定用テープ500の代わりに、若しくは固定用テープ500とともに、太陽電池セル100の受光面から配線基板200の太陽電池セル100の設置側の表面にかけて接着剤および/または粘着剤を塗布してもよい。
 なお、接着剤としては、太陽電池セル100と配線基板200とを貼り合わせることができるものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、耐熱性の高いシリコーン系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤およびゴム系接着剤からなる群から選択された少なくとも1種を含むものを用いることができる。ここで、シリコーン系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤およびゴム系接着剤としてはそれぞれ、たとえば従来から公知のものを用いることができる。また、粘着剤は、接着剤の1種であって、一般に粘性を有し、圧力を加えることで被着材に対する流動性を持たせ、剥離に対する凝集性が硬化に代わる保持力となるもののことである。なお、本発明で用いることができる接着剤としては、富士化学産業株式会社製のSealgloNE8800K等の熱硬化型接着剤等が挙げられる。
 また、固定用テープ500の代わりに、若しくは固定用テープ500とともに、太陽電池セル100の受光面から配線基板200の太陽電池セル100の設置側の表面にかけて透明樹脂および紫外線硬化型樹脂の少なくとも一方を塗布してもよい。
 ここで、透明樹脂としては、たとえば、太陽光に対して透明な従来から公知の樹脂を用いることができるが、なかでも後述する封止材と同一の材質を用いることが好ましい。この場合には、封止材との反応性が十分に低くなるため、封止材で封止して得られた太陽電池モジュールの電気特性の低下を十分に抑えることができる傾向にある。なお、本発明で用いることができる透明樹脂としては、たとえば可視光の透過率が90%以上である市販のEVA(エチレンビニルアセテート)樹脂、アクリル系の各種硬化型樹脂、エポキシ系、オレフィン系の各種硬化型樹脂等が挙げられる。
 また、紫外線硬化型樹脂としては、たとえば、紫外線(1nm以上400nm以下の範囲の波長を有する光)の照射により硬化する従来から公知の樹脂を用いることができる。また、紫外線硬化型樹脂には、必要に応じて、光重合開始剤および/または光増感剤等の従来から公知の添加剤が添加されていてもよい。なお、本発明で用いることができる紫外線硬化型樹脂としては、Gluelabo社製のGL-1002等が挙げられる。
 なお、太陽電池セル100と配線基板200とを固定するための固定部材として、接着剤、粘着剤、透明樹脂、紫外線硬化型樹脂等の流動性の固定部材を用いる場合には、これらの流動性の固定部材を太陽電池セル100の受光面側から垂らす手法等によって容易に設置することができる点で好ましい。
 また、太陽電池セル100と配線基板200とを固定するための固定部材として紫外線硬化型樹脂を用いた場合には、紫外線を照射する前には太陽電池セル100の配線基板200に対する位置ずれを修正することができ、位置ずれがないのを確認した後に紫外線を照射することによって硬化させて太陽電池セル100と配線基板200とを固定することが可能である。したがって、固定部材として紫外線硬化型樹脂を用いた場合には、太陽電池セル100の配線基板200に対する設置位置の精度が向上するだけでなく、紫外線硬化型樹脂硬化後のハンドリング性および太陽電池モジュールの生産性も向上させることができる。
 また、上記においては、固定用テープ500(接着テープおよび/または粘着テープ等)、接着剤、粘着剤、透明樹脂、紫外線硬化型樹脂等の固定部材が、太陽電池セル100の受光面と配線基板200の太陽電池セル100設置側の表面とを連結する構成について説明したが、この構成の代わりに、若しくはこの構成とともに、固定用テープ500(接着テープおよび/または粘着テープ等)、接着剤、粘着剤、透明樹脂、紫外線硬化型樹脂等の固定部材が、太陽電池セル100の裏面(太陽電池セル100の受光面と反対側の表面)と配線基板200の太陽電池セル100設置側の表面とを連結している構成を採用してもよい。
 この場合、ここで使用する接着剤、粘着剤、透明樹脂、紫外線硬化型樹脂等の流動性の固定部材は、長期信頼性を確保する観点から、その硬化時に適度に収縮して太陽電池セル100と配線基板200との間に収縮力を発現するものであることが好ましい。また、接着剤、粘着剤、透明樹脂、紫外線硬化型樹脂等の固定部材は、後述する封止材を加熱して封止する際に硬化する熱硬化型でもあることが好ましい。
 なお、固定部材が、太陽電池セル100の裏面と配線基板200の太陽電池セル100設置側の表面とを連結している構成を採用する場合には、配線基板200の太陽電池セル100設置側の表面に設置されている配線以外の部分に固定部材を設置することが好ましい。
 図7(a)に、本発明に用いられる太陽電池セルの裏面の一例の模式的な平面図を示す。ここで、太陽電池セル100は、n型またはp型のシリコン基板101の裏面にn電極106とp電極107の双方が形成された裏面電極型太陽電池セルとなっており、n電極106およびp電極107はそれぞれシリコン基板101の裏面の同一方向(図7(a)の紙面の左右方向)に伸びる帯状に形成されている。そして、帯状のn電極106と帯状のp電極107とは1本ずつ交互に図7(a)の紙面の上下方向に配列されている。
 図7(b)に、本発明に用いられる太陽電池セルの裏面の他の一例の模式的な平面図を示す。ここでも、太陽電池セル100は、シリコン基板101の裏面にn電極106とp電極107の双方が形成された裏面電極型太陽電池セルとなっており、n電極106およびp電極107はそれぞれ点状に形成されている。そして、図7(b)の紙面の上下方向および左右方向のそれぞれの方向に点状のn電極106同士が隣り合うようにして配列されるとともに、点状のp電極107同士が隣り合うようにして配列されている。
 本発明に用いられる太陽電池セル100のシリコン基板101の裏面のn電極106とp電極107の形状をそれぞれ図7(a)に示すような帯状および/または図7(b)に示すような点状に形成することによって、後述する封止材への封止後における太陽電池セル100と配線基板200との間における気泡の発生を抑制することができる傾向にある点で好ましい。
 ここで、n電極106およびp電極107はそれぞれたとえば、真空蒸着法、スパッタ法、スクリーン印刷法、インクジェット法、スプレー法またはメッキ法等の方法により形成することができる。なお、配線基板200のn型用配線109およびp型用配線110に導体抵抗のほとんどを担わせることが可能であるため、n電極106およびp電極107のそれぞれの材料使用量を格段に減少させることができる。また、n電極106およびp電極107の材料としては、導電性材料であれば特に限定なく用いることができる。
 図8に、本発明に用いられる配線基板の一例の模式的な平面図を示す。ここで、配線基板200の絶縁性基材111の表面上には、配線パターンをとして、n型用配線109とp型用配線110とが備えられているとともに、n型用配線109とp型用配線110とを電気的に接続するための接続用電極113が備えられている。
 また、絶縁性基材111の長手方向の一方の端部に設置されたp型用配線110には集電用のバスバーp電極114が電気的に接続されており、他方の端部に設置されたn型用配線109には集電用のバスバーn電極115が電気的に接続されている。
 なお、図8においては、n型用配線109、p型用配線110、接続用電極113、バスバーp電極114およびバスバーn電極115のそれぞれの領域を破線によって分けているが、図8に示す分け方に限定されるものではない。
 また、配線基板200の配線パターンが形成される絶縁性基材111としては、たとえば、n型用配線109およびp型用配線110のそれぞれよりも高い電気抵抗を有する材質(たとえば230℃以上の耐熱性を有するポリイミド等)のもの等を用いることができるが、安価で透明なPEN(ポリエチレンナフタレート)および/またはPET(ポリエチレンテレフタレート)を用いることが好ましい。配線基板200の絶縁性基材111にPENやPET等の透明な材質のものを用いた場合には太陽電池セル100の電極と配線基板200の配線パターンとの位置関係を容易に確認することができ、太陽電池セル100の配線パターン上への設置を自動化する際にはたとえばアライメントマークを太陽電池セル100の裏面に形成して精度の良い位置合わせを実施することが可能となる。
 また、配線基板200の絶縁性基材111に形成される配線パターンを構成するn型用配線109、p型用配線110、接続用電極113、バスバーp電極114およびバスバーn電極115の材質としては、たとえば金属や透明導電膜等の導電性材料からなるものであれば特に限定なく用いることができるが、配線の電気抵抗をより低減する観点からは、銅、アルミニウムおよび銀からなる群から選択された少なくとも1種を含む材料から構成されていることが好ましい。
 図9に、図8に示す配線基板200の配線パターン上に複数の太陽電池セル100を設置したときの一例の模式的な平面図を示す。ここで、図8に示す配線基板200は4枚が並列に並べられており、1枚の配線基板200につき4枚の太陽電池セル100が配線基板200の長手方向に沿って直線状に一列に配置されている。また、隣接する2つの配線基板200のうち、一方の配線基板200のバスバーp電極114と他方の配線基板200のバスバーn電極115とが導電性部材116により電気的に接続されている。これにより、16枚の太陽電池セル100が直列に接続されることになる。
 図10に、本発明に用いられる配線基板の他の一例の模式的な平面図を示す。また、図11に、図10に示す配線基板200の配線パターン上に複数の太陽電池セル100を設置したときの一例の模式的な平面図を示す。この例においては、図11に示すように、導電性部材116によって配線基板200同士を電気的に接続しなくても、太陽電池セル100の配線基板200上への設置により自然に16枚の太陽電池セル100が電気的に直列に接続されるようになる点で好ましい。
 次に、図1のステップ5(S5)において、配線基板200の配線パターン上に複数の太陽電池セル100を設置した後に封止材に封止することが行なわれる(第2の工程)。たとえば図12の模式的斜視図に示すように、複数の太陽電池セル100が設置された配線基板200を保護シート128上に配置した状態で封止材125中に封止することにより行なうことができる。なお、封止材125の表面にはさらに透明基板124を設置してもよい。
 図13(a)および図13(b)に、配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した後に封止材に封止する方法の一例を図解する模式的な断面図を示す。まず、図13(a)に示すように、配線基板の基材である絶縁性基板111上に形成されたn型用配線109上に太陽電池セルのn電極106を直接接触させて設置し、p型用配線110上に太陽電池セルのp電極107を直接接触させて設置することによって、配線基板上に太陽電池セルを設置する。
 次に、太陽電池セルの配線基板の設置側とは反対側に、透明基板124を備えた第1の透明樹脂125aを設置する。また、配線基板の太陽電池セルの設置側とは反対側に、保護シート128を備えた第2の透明樹脂125bを設置する。ここで、第1の透明樹脂125aおよび第2の透明樹脂125bの材質としてはそれぞれ上記の封止材125と同一の材質を用いることができる。
 続いて、第1の透明樹脂125aと第2の透明樹脂125bとを圧着し、加熱処理することによって、第1の透明樹脂125aと第2の透明樹脂125bとを一体化させた状態で硬化させて、図13(b)に示すように封止材125が形成される。これにより、太陽電池セルが配線基板に強く圧着され、太陽電池セルのn電極106と配線基板のn型用配線109との圧着および太陽電池セルのp電極107と配線基板のp型用配線110との圧着がそれぞれ強化されて、これらの電極と配線との間に良好な電気的接続が得られることになる。そして、図13(b)に示すように、この封止材125中に配線基板と太陽電池セルとが封止されることによって、本発明の太陽電池モジュールが作製される。
 ここで、第1の透明樹脂125aと第2の透明樹脂125bとの圧着および加熱処理は、たとえばラミネーターと呼ばれる真空圧着および加熱処理を行なう装置等を用いて実施することにより、第1の透明樹脂125aおよび第2の透明樹脂125bを熱変形させ、これらの透明樹脂が熱硬化すること等により一体化して封止材125が形成され、封止材125中に配線基板と太陽電池セルとが包み込まれて封止されることになる。
 なお、真空圧着とは、大気圧よりも減圧した雰囲気下で圧着させる処理のことである。第1の透明樹脂125aと第2の透明樹脂125bとの圧着方法として真空圧着を用いた場合には、第1の透明樹脂125aと第2の透明樹脂125bとの間に空隙が形成されにくくなり、第1の透明樹脂125aと第2の透明樹脂125bとを一体化することにより形成された封止材125の内部が真空に保たれる限り外部の大気圧による圧着力が常に太陽電池セルと配線基板との間にかかり続けて太陽電池セルと配線基板との間の固定力を発現し続けるのに加えて、封止材125の内部に気泡が残留しにくくなる傾向にある点で好ましい。また、真空圧着を用いた場合には、太陽電池セルと配線基板との均一な圧着力確保に有利となる。
 また、上記の加熱処理は、第1の透明樹脂125aおよび第2の透明樹脂125bがエチレンビニルアセテート樹脂からなる場合には、たとえば100℃以上200℃以下の温度にこれらの透明樹脂を加熱することにより実施することができる。
 図14(a)および図14(b)に、配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した後に封止材に封止する方法の他の一例を図解する模式的な断面図を示す。この方法は、固定用テープ500により太陽電池セルを配線基板に固定したこと以外は図13(a)および図13(b)に示した方法と同様である。
 なお、固定用テープ500は、そのまま太陽電池モジュールの封止材125中に封止され、太陽電池モジュールの受光面側から見えることがある。したがって、固定用テープ500としては透明のものを用いることが好ましく、さらには封止材125との密着度が良好であるものまたは圧着後に封止材125と一体となるような材質であって製造工程中でデガス等がなく、実使用で変質しない耐候性を有する材質であることがより好ましい。
 また、ここでも、上記と同様に、固定部材として固定用テープ500を用いる場合について説明したが、固定用テープ500の代わりに、若しくは固定用テープ500とともに、太陽電池セル100の受光面から配線基板200の太陽電池セル100の設置側の表面にかけて接着剤および/または粘着剤を塗布してもよく、また、固定用テープ500の代わりに、若しくは固定用テープ500とともに、太陽電池セル100の受光面から配線基板200の太陽電池セル100の設置側の表面にかけて透明樹脂および紫外線硬化型樹脂の少なくとも一方を塗布してもよい。
 なお、上述したように、太陽電池セル100と配線基板200とを固定するための固定部材として、接着剤、粘着剤、透明樹脂、紫外線硬化型樹脂等の流動性の固定部材を用いる場合には、これらの流動性の固定部材を太陽電池セル100の受光面側から垂らす手法等によって容易に設置することができる点で好ましい。
 また、上記においては、固定用テープ500(接着テープおよび/または粘着テープ等)、接着剤、粘着剤、透明樹脂、紫外線硬化型樹脂等の固定部材が、太陽電池セル100の受光面と配線基板200の太陽電池セル100設置側の表面とを連結する構成について説明したが、この構成の代わりに、若しくはこの構成とともに、固定用テープ500(接着テープおよび/または粘着テープ等)、接着剤、粘着剤、透明樹脂、紫外線硬化型樹脂等の固定部材が、太陽電池セル100の裏面(太陽電池セル100の受光面と反対側の表面)と配線基板200の太陽電池セル100設置側の表面とを連結している構成としてもよい。
 また、上述したように、固定部材が太陽電池セル100の裏面と配線基板200の太陽電池セル100設置側の表面とを連結している構成を採用する場合には、配線基板200の太陽電池セル100設置側の表面に設置されている配線以外の部分に固定部材を設置することが好ましい。
 図15(a)および図15(b)に、配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した後に封止材に封止する方法の他の一例を図解する模式的な断面図を示す。この方法においては、配線基板の基材である絶縁性基板111の材質として透明樹脂を用いており、封止材125の一部が配線基板の絶縁性基板111として機能し、配線パターンがその絶縁性基板111上に形成されていることに特徴がある。
 この方法においては、まず、図15(a)に示すように、配線基板の基材である透明樹脂からなる絶縁性基板111上に形成されたn型用配線109上に太陽電池セルのn電極106を設置し、p型用配線110上に太陽電池セルのp電極107を設置することによって、配線基板上に太陽電池セルを設置する。次に、太陽電池セルの配線基板の設置側とは反対側に、透明基板124を備えた第1の透明樹脂125aを設置する。
 続いて、第1の透明樹脂125aと絶縁性基板111とを圧着した後に加熱処理することによって、第1の透明樹脂125aと絶縁性基板111とを一体化させた状態で硬化させ、図15(b)に示すように第1の透明樹脂125aと絶縁性基板111とを一体化させて封止材125を形成する。これにより、封止材125の一部(配線基板の下方に位置する封止材の部分(絶縁性基板111の部分))が配線基板の基材となって、その基材上に配線パターンが備えられ、透明樹脂からなる基材とその基材上の配線パターンとを有する配線基板を備えた太陽電池モジュールが作製される。
 この方法においては、使用する部材数を減少することができるため、本発明の太陽電池モジュールの製造工程における作業効率が向上し、材料費の削減が可能となる。
 また、この方法においては、封止材125の形成に伴って太陽電池セルと配線基板との間に発生する圧着力だけでなく、絶縁性基板111を構成する透明樹脂がn電極106とp電極107との間に隙間に入り込む形状に熱変形することに伴う圧着力も加わるために、上記の図13および図14に示した方法と比べて、太陽電池セルのn電極106と配線基板のn型用配線109との圧着および太陽電池セルのp電極107と配線基板のp型用配線110との圧着がそれぞれさらに強化される傾向にある。したがって、この方法においては、上記の図13および図14に示した方法と比べて、太陽電池セルの電極と配線基板の配線とを直接接触させる場合に、太陽電池セルの電極と配線基板の配線パターンとの間にさらに良好な電気的接続が得られる傾向にある点で好ましい。
 また、この方法においては、透明樹脂からなる絶縁性基板111と第1の透明樹脂125aとの密着力を向上させる観点から、絶縁性基板111を構成する透明樹脂と第1の透明樹脂125aを構成する透明樹脂とは同一の材質の透明樹脂を用いることが好ましい。
 このように本発明においては、配線パターンを支持するものがあればそれを配線基板の基材として用いることができ、上記のように封止材125の一部を配線基板の基材として用い、その基材上に配線を形成することによって配線基板とすることもできる。
 図16(a)~図16(c)に、配線基板の配線パターン上に太陽電池セルを設置した後に封止材に封止する方法のさらに他の一例を図解する模式的な断面図を示す。この方法においては、配線基板がその絶縁性基板111の一方の表面から他方の表面に突き抜ける貫通孔130を有するとともに、配線基板の太陽電池セルの設置側とは反対側に設置された第2の透明樹脂125bがその一方の表面から他方の表面に突き抜ける貫通孔131を有しており、貫通孔130の開口部と貫通孔131の開口部の少なくとも一部が重複していることに特徴がある。この方法は、封止材による封止工程を自動化する際に有効である。
 この方法においては、まず、図16(a)に示すように、真空吸着機能を有するラミネーター(図示せず)の所定位置に貫通孔131を有する第2の透明樹脂125bを設置し、第2の透明樹脂125b上に貫通孔130を有する配線基板の絶縁性基板111を設置する。ここで、第2の透明樹脂125bの貫通孔131の開口部と配線基板の絶縁性基板111の貫通孔130の開口部の少なくとも一部とを重複させる。
 次に、太陽電池セルを上述した搬送ユニット等を用いてアライメントマークにしたがって配線基板上に並べていき、貫通孔130と貫通孔131との連結孔を通して真空吸着することによって、配線基板のn型用配線109上に太陽電池セルのn電極106が設置され、配線基板のp型用配線110上に太陽電池セルのp電極107が設置されるように、太陽電池セルを精度良く固定する。
 ここで、アライメントマークは、配線基板および太陽電池セルの少なくとも一方に形成しておくことが好ましく、太陽電池セルの一方の表面または両面に形成しておくことがさらに好ましい。配線基板の絶縁性基板111および第2の透明樹脂125bがある程度の光透過性を有している場合には、シリコン基板101の寸法誤差や太陽電池セルの電極位置精度等の様々な誤差を考慮すると、絶縁性基板111および第2の透明樹脂125bを通して太陽電池セルの裏面からアライメントマークを認識する方がより精度の高い位置決めをすることが可能となる。
 なお、アライメントマークは、たとえば、上部から目視する方法、カメラ等で認識する方法、ラミネーター等の装置に設置された光認識センサーにより認識する方法等によって認識することができる。
 また、アライメントマークの形状は特に限定されず、たとえば十字状、丸形状、ひし形状等の形状から自由に選択することが可能である。
 次に、図16(b)に示すように、第1の透明樹脂125aと第2の透明樹脂125bとをたとえば真空圧着等によって圧着させて封止材125を形成して、配線基板およびその上に設置された太陽電池セルを封止材125中に包み込むようにして封止する。その後、図16(c)に示すように、封止材125の裏面に保護シート128を設置することにより太陽電池モジュールが作製される。
 以上のような方法を用いて、配線基板200の配線パターン上に設置された太陽電池セル100を封止材125で封止することによって、太陽電池モジュールが完成する。なお、太陽電池モジュールには、封止材125の裏面に端子ボックスを取り付けるとともに封止材の外周にアルミニウム枠を嵌め込むこともできる。
 図17に、本発明を用いて製造した太陽電池モジュールの一例の模式的な断面図を示す。ここで、配線基板200上に設置された太陽電池セル100は、対向する2枚の絶縁性フィルム126の間に金属フィルム127を挟んで形成された保護シート128に収容された封止材125中に封止されており、封止材125の表面には透明基板124が設置されている。
 ここで、透明基板124としては、たとえば太陽光に対して透明な基板を特に限定なく用いることができ、たとえばガラス基板等を用いることができる。
 また、封止材125としては、たとえば太陽光に対して透明な樹脂等を特に限定なく用いることができる。なかでも、封止材125としては、エチレンビニルアセテート樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂およびゴム系樹脂からなる群から選択された少なくとも1種の透明樹脂を用いることが好ましい。耐候性に優れたこれらの透明樹脂は、光透過性が高いため太陽電池モジュールの出力(特に、短絡電流または動作時電流)を大きく損なうことなく十分な強度でガラス基板等からなる透明基板124に固着させることができるため、太陽電池セル100の長期信頼性を確保しつつ、太陽電池セル100を封止することができる。
 また、保護シート128としてはたとえば従来から用いられている耐候性フィルム等のシートを特に限定なく用いることもできるが、図17に示すように、絶縁性フィルム126の間に金属フィルム127を挟んだ構成の保護シート128を用いることが好ましい。
 また、絶縁性フィルム126としては、たとえば従来から公知のものを用いることができ、たとえばPETフィルム等を用いることができる。
 また、金属フィルム127としては、たとえば従来から公知のものを用いることができるが、封止材125中への水蒸気や酸素の透過を十分に抑制して長期的な信頼性を確保する観点からはたとえばアルミニウム等の金属フィルムを用いることが好ましい。また、太陽電池モジュールの端面等の保護シート128を密着させることが難しい部分にはたとえばブチルゴムテープ等の水分および酸素の透過を抑制することができる水分又は酸素透過防止テープを用いて完全に密着させることができる。
 また、配線基板の絶縁性基板111および配線基板側の第2の透明樹脂125bにそれぞれ貫通孔130、131があることで、熱変形した封止材125の一部が太陽電池セル100と配線基板200との界面に到達する。このように、貫通孔130と貫通孔131との連結孔を接着部として利用し、太陽電池セル100と配線基板200との双方の接着強度の向上にも貢献することができるという副次的な効果も期待することができる。貫通孔130、131の形状はそれぞれどのような形状であっても良く、たとえば点状や帯状の空孔とすることができる。太陽電池セル100の電極と配線基板200の配線との接触が均一かつ良好に保たれるように適度な量の封止材125が流入するような大きさおよび幅を有していることが望ましい。
 このように、本発明においては、配線基板200上に設置された太陽電池セル100について封止材125により封止する前に太陽電池セル100について検査を行なうため、その検査において所定の基準を満たしていないと判別された太陽電池セル100については予め除去してから封止材125により封止することができる。
 したがって、本発明の太陽電池モジュールの製造方法においては、配線基板200への設置により複数の太陽電池セル100を電気的に接続して封止材に封止した構成の太陽電池モジュールの製造歩留まりを向上させることができるとともに、製造された太陽電池モジュールの信頼性および特性を良好なものとすることができる。
 また、本発明においては、封止材125および大気圧による固定力による機械的・物理的な圧着力で、太陽電池セル100の電極と配線基板200の配線とを直接接触させることもできるが、この場合でも、はんだや導電性ペースト等の導電性物質を介した接続と同等以上の十分な電気的特性が得られており、信頼性も十分良好に確保できることを既に確認している。
 また、本発明において、太陽電池セル100の電極が配線基板200の配線上に直接接触するように太陽電池セル100を設置した場合には、リフロー等を用いた配線工程、太陽電池セル100と配線基板200に接着剤を塗布する工程および使用する部材数をそれぞれ削減することが可能となるため、従来と比べて簡易な太陽電池モジュールの製造が可能となる。
 さらに、本発明において、太陽電池セル100の電極が配線基板200の配線上に直接接触するように太陽電池セル100を設置した場合には、はんだや導電性ペーストを溶融する工程および接着剤を乾燥する工程が必須ではないため、太陽電池モジュールを低温で製造することが可能となるだけでなく、太陽電池セル100の熱膨張・熱収縮等に起因する太陽電池セル100の反りや位置ずれの発生を抑止することができる。したがって、本発明において、太陽電池セル100の電極が配線基板200の配線上に直接接触するように太陽電池セル100を設置した場合には、低温での太陽電池モジュールの製造が可能となるだけでなく、太陽電池セル100の薄型化・大型化を図ることができるため、大幅なコストダウンを実現することが可能となる。
 なお、本発明において、太陽電池セル100は、太陽電池セル100の一表面、特に裏面のみにn電極およびp電極の双方を設置することによって形成された裏面電極型太陽電池セルであることが好ましい。ここで、裏面電極型太陽電池セルには、いわゆるバックコンタクトセルやMWT(Metal Wrap Through)セルが含まれる。ただし、本発明において、太陽電池セル100は、裏面電極型太陽電池セルに限定されるものではなく、配線基板200の絶縁性基板111に透明プラスチックフィルムを使用することで受光面と裏面のそれぞれに電極を有する両面電極型太陽電池セルにも適用可能である。
 また、太陽電池セル100として、裏面電極型太陽電池セルを用いた場合には、シリコン基板101等の半導体基板の裏面にn電極とp電極とが所定の間隔をあけて隣り合うようにして形成される。ここで、n電極とp電極との間の間隔は、たとえば数百μm~数mmとされることがあるが、場合によってはより良好な特性を得るために数μm~数十μmとされることもあり、非常に微細なパターンとされることもある。このような場合に、はんだや導電性ペースト等の導電性物質を介して裏面電極型太陽電池セルの電極と配線基板の配線とを接続する場合に、導電性物質を太陽電池セル100の電極や配線基板200の配線に塗布する工程または溶接する場合には導電性物質が裏面電極型太陽電池セルのn電極とp電極との間にブリッジを形成して短絡を引き起こすおそれがある。しかしながら、本発明において、太陽電池セル100の電極が配線基板200の配線上に直接接触するように太陽電池セル100を設置した場合には、これらのリスクは回避することが可能になる観点からも好ましい。
 また、本発明において、太陽電池セル100の電極が配線基板200の配線上に直接接触するように太陽電池セル100を設置した場合には、はんだ、導電性ペーストおよび接着剤等からなる突起物等の存在を少なくすることができるため、太陽電池モジュールの組み立て工程時の太陽電池セル100の割れを低減することが可能となる。
 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 本発明によれば、配線基板への設置により複数の太陽電池セルを電気的に接続して封止材に封止した構成の太陽電池モジュールの製造歩留まりを向上させることができる太陽電池モジュールの製造方法を提供することができる。

Claims (12)

  1.  基材(111)と前記基材(111)上に形成された配線(109,110)とを有する配線基板(200)と、前記配線基板(200)の配線(109,110)上に設置されることによって電気的に接続された複数の太陽電池セル(100)と、が封止材(125)によって封止された太陽電池モジュールを製造する方法であって、
     前記配線基板(200)の前記配線(109,110)上に前記太陽電池セル(100)を少なくとも1つ設置する第1の工程と、
     前記配線基板(200)と前記太陽電池セル(100)とを前記封止材(125)によって封止する第2の工程と、を有し、
     前記第1の工程の後であって前記第2の工程の前に前記太陽電池セル(100)の検査を行なう工程を含むことを特徴とする、太陽電池モジュールの製造方法。
  2.  前記太陽電池セル(100)の検査は、前記配線基板(200)の配線(109,110)上に設置される前記太陽電池セル(100)のそれぞれについて行なわれることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  3.  前記太陽電池セル(100)の検査により所定の基準を満たしていないことが判明した前記太陽電池セル(100)を前記配線基板(200)の前記配線(109,110)上から取り除く工程を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  4.  前記太陽電池セル(100)の検査により所定の基準を満たしていることが判明した前記太陽電池セル(100)を固定部材により前記配線基板(200)に固定する工程を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  5.  前記固定部材は、接着テープ、粘着テープ、接着剤および粘着剤からなる群から選択された少なくとも1種であることを特徴とする、請求の範囲第4項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  6.  前記固定部材は、透明樹脂および紫外線硬化型樹脂の少なくとも一方からなることを特徴とする、請求の範囲第4項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  7.  前記固定部材は、前記太陽電池セル(100)の受光面と前記配線基板(200)の前記太陽電池セル設置側の表面とを連結していることを特徴とする、請求の範囲第4項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  8.  前記太陽電池セル(100)の電極(106,107)と前記配線基板(200)の前記配線(109,110)とが直接に接触した状態で前記配線基板(200)と前記太陽電池セル(100)とが前記封止材(125)によって封止されることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  9.  前記配線基板(200)には、前記基材(111)の一方の表面から他方の表面に突き抜ける貫通孔(130)が形成されていることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  10.  前記配線基板(200)の前記基材(111)が透明樹脂からなることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  11.  前記封止材(125)は、エチレンビニルアセテート樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂およびゴム系樹脂からなる群から選択された少なくとも1種の透明樹脂を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  12.  前記太陽電池セル(100)は、裏面電極型太陽電池セルであることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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