明 細 書
発 明 の 名 称
デ ィ ス ク 駆 動 装
技術 分 野
本 発 明 は、 脱 着 可 能 な 記録 媒体 で あ る デ ィ ス ク の ア ン バ ラ ン ス カ 原 因 と な る 好 ま し く な い 振 動 や 騒 音 を 抑 制 し. 安 定 し た 記 録 や 再 生 を 可 能 に す る デ ィ ス ク 駆動 装 置 に 関 す る も の で あ る。
技 術
近年 、 脱着 可 能 な 記録 媒体 で あ る テ イ ス ク ( 例 え ば C
D - R 0 M ) を 駆 動 す る デ ィ ス ク 駆 動装置 に お い て は、 デ ー タ の 転送 速 度 を 向 上 さ せ る た め に デ ィ ス ク の 高速 回 転化 が進 ん で き た < し か し な が ら、 デ イ ス ク に は そ の 厚 み む ら な ど に よ る 質 量 の ア ン ' ラ ン ス な も の が 存在 す る < そ の よ う な デ イ ス ク を 高 速 回 転 さ せ る と、 ア イ ス ク の 回 転 中 心 に 対 し て 偏 つ た 遠 心力 ( ァ ン バ ラ ン ス 力 ) が作用 し、 そ の ア ン く ラ ン ス カ に よ る 振動 が装置 全体 に 伝 わ る と い う 問 題 力く あ つ た。 こ の ァ ン バ ラ ン ス 力 の大 き さ は、 回 転 周 波 数 の 二 乗 に 比例 し て 増大 す る た め. 丁 ィ ス ク の 回 転数 を 上 げ る に し た が い振 動 は 急 激 に 大 き く な Ό o し た が つ て、 デ イ ス ク を 高速 回 転 さ せ る と そ の振 動 に よ つ て 騒 音 が発生 し た り、 デ イ ス ク 回 転駆動 用 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 軸 受 が損 傷 し た り す る と 共 に、 安 定 し た 記 録 ゃ 再 生 が不可 能 に な る と い う 問題 が生 じ て い ナ さ ら に、 デ イ ス ク 駆 動装 置 を 3 ン ピ ュ 夕 な ど に 内 蔵 し た 際 に は、
他 の 周 辺 機 器 に 振 動 が 伝 達 し て 悪 影 響 を 及 ぼ す と い う 問 題 も 発 生 し た。
し た 力 つ て、 デ ィ ス ク の 高 速 回 転 化 に よ る デ ー タ 転 送 速 度 の 向 上 を 図 る た め に は、 デ ィ ス ク の ア ン ノく ラ ン ス に よ る 好 ま し く な い 振 動 を 抑 制 す る 必 要 が あ つ た。
以 下、 図 面 を 参 照 し な が ら、 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の一例 に つ い て 説 明 す る
図 2 4 は 従 来 の デ イ ス ク 駆 動 装 置 を 示 す 斜 視 図 で あ る c 図 2 4 に お い て . テ イ ス ク 1 は , ス ピ ン ド ル モ 一 夕 2 に よ り 回 転 駆 動 さ れ て お り k へ ッ ド 3 は デ ィ ス ク 1 に 記 録 さ れ て い る デ 一 夕 の 読 み と り、 ま た は デ ィ ス ク 1 に 対 す る デ ー 夕 の 書 き 込 み を 行 う。 へ ッ ド 駆 動 機 構 5 は ラ ッ ク と ピ ニ ォ ン な ど で 構 成 さ れ、 へ ッ ド 駆 動 用 モ ー タ 4 の 回 早 ja 動 を 直 線 運 動 に 変 換 し て へ ッ ド 3 に 伝 達 す る, , こ の へ ッ ド 駆 動 機 構 5 に よ り へ ッ ド 3 は デ イ ス ク 1 の 半径 方 向 に 移 動 す る。 サ ブ べ 一 ス 6 に は ス ピ ン ド ル モ ー 夕 2、 へ ッ ド 駆 動 用 モ 一 夕 4 及 び へ ッ ド 駆 動 機構 5 が 取 り 付 け ら れ て い る。 装 置 外 部 か ら サ ブ ベ ー ス 6 に 伝 わ る 振 動 や 衝 撃 は、 イ ン シ ユ レ 一 夕 7 ( 弾性 体 ) に よ り 減 衰 さ れ て お り、 サ ブ べ一 ス 6 は、 こ の ィ ン シ ユ レ 一 夕 7 を 介 し て メ イ ン ベ ー ス 8 に 取 り 付 け ら れ て い る。 デ イ ス ク 駆 動 装 置 本 体 は メ イ ン ベ ー ス 8 に 取 り 付 け ら れ た フ レ ー ム 9 を 介 し て 3 ン ピ ュ 一 夕 装 置 な ど に 組 み 込 ま れ る よ う 構 成 さ れ て い る。
図 2 5 は 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕
2 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 は ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 軸 2 1 に 固 定 さ れ、 デ ィ ス ク 1 の ク ラ ン プ エ リ ア 1 1 を 回 転 可 能 に 支 持 し て い る。 夕 一 ン テ 一 ブ ノレ 1 1 0 〖こ は、 デ ィ ス ク 1 の ク ラ ン プ孔 1 2 と 嵌 合 す る ボ ス 1 4 が ー 体 的 に 形 成 さ れ て い る。 デ ィ ス ク 1 力く ボ ス 1 4 と 嵌 合 す る こ と に よ り、 デ ィ ス ク 1 の 芯 出 し が 行 わ れ る。 ま た、 ボ ス 1 4 の 上 方 に は、 位 置 決 め 孔 1 1 3 が 形 成 さ れ て お り、 さ ら に 対 向 ヨ ー ク 1 5 力く 固 定 さ れ て い る。
ク ラ ン パ 1 1 6 に は、 タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 に 設 け ら れ た 位 置 決 め 孔 1 1 3 と 嵌 合 し、 芯 出 し さ れ る た め の 中 心 突 起 1 7 が 形 成 さ れ て お り、 そ の 周 辺 に リ ン グ 状 の マ グ ネ ッ ト 1 8 力、' 固 定 さ れ て い る。 ク ラ ン 1 6 の 下 面 に (ま " ィ ス ク 1 と 接 触 す る 平 坦 な 接 触 部 1 9 が 形 成 さ れ て い る。
以 上 の よ う に 構 成 さ れ た 従来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 デ イ ス ク 1 が 装 着 さ れ る 際 に は、 デ ィ ス ク 1 は ク ラ ン プ孔 1 2 と ボ ス 1 4 が嵌 合 し て タ ー ン テ ー ブ ル 1 1
0 上 に 設 置 さ れ る。 ま た、 こ の と き デ ィ ス ク 1 は、 ク ラ ン ノ、° 1 1 6 に 内 蔵 さ れ て い る マ グ ネ ッ 卜 1 8 と タ ー ン テ ― ブ ル 1 1 0 に 固 定 さ れ て い る 対 向 ヨ ー ク 1 5 と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 に よ り 保 持 さ れ る。 こ の よ う に 保 持 さ れ た デ イ ス ク 1 は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 に よ り、 タ ー ン テ — ブ ル 1 1 0、 及 び ク ラ ン パ 1 1 6 と 一 体 的 に 回 転駆 動 さ れ る。 ま た、 デ ィ ス ク 1 が 取 り 出 さ れ る 際 に は、 デ ィ
ス ク ロ — デ ィ ン グ モ ー タ ( 図 示 せ ず ) の 駆 動 力 に よ り、 ク ラ ン パ 1 1 6 と タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 が 互 い に 離 間 す る 方 向 に 駆 動 さ れ、 デ ィ ス ク 1 は 取 り 出 し 可 能 な 状 態 と な る。
し か し な が ら 、 上 記 の よ う な 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の 構 成 に お い て は、 ク ラ ン プ さ れ た ア イ ス ク 1 が 厚 み む ら な ど に よ る 質 量 ァ ン / ラ ン ス を 有 す る 場 合、 デ イ ス ク 1 を 高 速 回 転 さ せ る と、 図 2 5 に 示 し た デ イ ス ク 1 の 重 心 G 1 に 遠 心 力 ( ァ ン ノく ラ ン ス 力 ) F 力、' 作 用 す る, , そ の 作 用 方 向 は デ ィ ス ク 1 の 回 転 と 共 に 回 転 す る。 こ の ア ン ノヾ ラ ン ス カ F は 夕 一 ン テ 一 ブ ル 1 1 0 と ス ピ ン ド ル モ 一 タ 2 を 介 し て サ ブ ベ ー ス 6 に 伝 達 さ れ る が. , サ ブ ベ ー ス 6 は、 弾 性 体 で あ る イ ン シ ユ レ 一 タ 7 に よ り 支 持 さ れ て い る た め、 イ ン シ ュ レ ー タ 7 の 変 形 を 伴 つ て こ の ァ ン バ ラ ン ス 力 F に よ り 大 き く 振 れ 回 る。 ァ ン バ ラ ン ス 力 F の 大 き さ は そ の ァ ン バ ラ ン ス 量 ( g c m で 表 す ) と 回 転 周 波 数 の 二 乗 の 積 に 比 例 す る た め、 サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動 加 速 度 ¾>、 デ イ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 の ― に ほ ぼ 比 例 し て 激 増 す る。 そ の . サ ブ ベ ー ス 6 自 身 や. サ ブ ベ ー ス 6 上 に 取 り 付 け ら れ た へ ッ ド 駆 動 機 構 5 の 共 振 な ど に よ り 騒 音 が発 生 し た り. . デ ィ ス ク 1 と へ ッ ド 3 が 大 き く 振 動 す る こ と に よ り 安 定 し た 記 録 や 再 生 力 不 可 能 に な る と い う 問 題 点 が あ つ た,
こ の よ う な 問 題 点 に 対 し て 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 ィ ン シ ュ レ ー 夕 7 の パ' ネ 定 数 を 高 め た り、 板
バ ネ な ど の 弾 性 材 を サ ブ ベ ー ス 6 と メ ィ ン ベ ー ス 8 の 間 に 揷 入 し た り す る こ と に よ り、 サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動 振 幅 を 抑 え る と い う 対 策 力く と ら れ て い た。 し 力、 し な 力く ら、 こ の よ う に サ ブ ベ ー ス 6 と メ ィ ン ベ ー ス 8 の 間 の 連 結 部 の 剛 性 を 高 め る と、 逆 に 装 置 外 部 か ら 振 動 や 衝 撃 が 作 用 し た 際 に、 デ ィ ス ク 1 や ヘ ッ ド 3 な ど が 搭 載 さ れ て い る サ ブ ベ ー ス 6 に 振 動 や 衝 撃 が 直 接 的 に 伝 わ り、 安 定 し た 記 録 ゃ 再 生 が 不 可 能 に な り、 い わ ゆ る 装 置 の 耐 振 動 · 耐衝 撃 特 性 が 低 下 す る と い う 問 題 が あ つ た。
ま た 同 様 に、 ア ン パ' ラ ン ス 力 F に よ る サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動 力 メ イ ン ベ ー ス 8 と フ レ ー ム 9 を 介 し て デ ィ ス ク 駆 動 装 置 外 部 に 伝 わ り、 コ ン ピ ュ ー タ 機 器 に 搭 載 さ れ て い る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 以 外 の 他 の 装 置 に 悪 影 響 を 及 ぼ す と い う 問 題 も あ っ た。 さ ら に は、 ア ン ノく ラ ン ス 力 F に よ り ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 軸 受 に 大 き な 側 圧 力 か 力、 り、 軸 損 ト ノレ ク の 増 大 や 軸 受 の 損 傷 を 招 い た り し て、 軸 受 寿 命 が 短 く な る と い う 問 題 点 も 発 生 し た。
本 発 明 は 上 記 問 題 点 に 鑑 み、 ア ン バ ラ ン ス な デ ィ ス ク を 高 速 回 転 さ せ た 場 合 に も 安 定 し て 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 で あ り、 ま た 装 置 外 部 か ら の 振 動 や 衝 撃 に 対 し て も 高 い 信 頼 性 を 有 し て、 デ ィ ス ク の 高 速 回 転 に よ り 高 い デ ー タ 転 送 速 度 を 有 す る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 提 供 す る も の で あ る。
発 明 の 開 示
上 記 問 題 点 を 解 決 す る た め に、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動
装 置 は、 内 部 に 複 数 個 の 球 体 又 は 液 体 を 収 納 し た 中 空 環 状 部 を 有 す る パ' ラ ン サ 一 が 当 該 デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に 装 着 さ れ た デ ィ ス ク と 一 体 的 に 回 転 す る よ う に 設 け ら れ た も の で あ り、 具 体 的 な 手 段 を 以 下 に 示 す。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 装 着 さ れ た デ イ ス ク を 回 転 駆 動 す る ス ピ ン ド ル モ ー タ が 固 定 さ れ る サ ブ べ ー ス と、
前 記 サ ブ ベ ー ス が 弾 性 体 を 介 し て 取 り 付 け ら れ る メ ィ ン ベ ー ス と、
内 部 に 複 数 個 の 球 体 が 収 納 さ れ た 中 空 環 状 部 を 有 し、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク と 一 体 的 に 回 転 可 能 に 設 け ら れ た バ ラ ン サ 一 と、 を 具 備 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 高 い 耐振 動 * 耐 衝 撃 特 性 を 有 し、 か つ 高 速 転 送 可 能 な デ イ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク 回 転 駆 動 用 の ス ピ ン ド ル モ ー タ が 固 定 さ れ る サ ブ べ ー ス と、
前 記 サ ブ ベ ー ス が 弾 性 体 を 介 し て 取 り 付 け ら れ る メ ィ ン ベ ー ス と、
内 部 に 流 体 が 封 入 さ れ た 中 空 環 状 部 を 有 し、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク と 一 体 的 に 回 転 可 能 に 設 け ら れ た バ ラ ン サ ー と、 を 具 備 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 装 着 さ れ た ア ン ノく' ラ ン ス な デ ィ ス ク に よ る サ ブ ベ ー ス の 振 動
を 確 実 に 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 装 着 さ れ た デ イ ス ク 回 転 駆 動 用 の ス ピ ン ド ル モ ー タ が 固 定 さ れ る サ ブ べ一 ス と、
前 記 サ ブ ベ ー ス が 弾 性 体 を 介 し て 取 り 付 け ら れ る メ ィ ン ベ ー ス と、
複 数 個 の 中 空 環 状 部 を 有 し、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク と 一 体 的 に 回 転 可 能 に 設 け ら れ た パ' ラ ン サ ー と、 を 具 備 し、 前 記 複 数 個 の 中 空 環 状 部 の う ち、 少 な く と も 一 つ の 前 記 中 空 環 状 部 の 内 部 に 球体 を 収 納 し、 他 方 の 前 記 中 空 環 状 部 の 内 部 に 流 体 を 封 入 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 ア ン バ ラ ン ス の 大 き な デ ィ ス ク が 装 着 さ れ て も、 ア ン バ ラ ン ス の 小 さ な デ ィ ス ク が 装 着 さ れ て も サ ブ ベ ー ス の 振 動 を 確 実 に 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 装 着 さ れ た デ イ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ 一 ブ ル と、
前 記 タ ー ン テ ー ブ ル と 共 に 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 し、 前 記 バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン ノヽ。 と、 を 有 す る こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 装 着 さ れ た ア ン パ' ラ ン ス な デ ィ ス ク に よ る サ ブ ベ ー ス の 振 動 を 抑 制 す る こ と 力、' で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 装 着 さ れ た デ イ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 し、 前 記 パ' ラ ン サ
— を 一 体 的 に 形 成 し た タ ー ン テ ー プ ノレ と、
前 記 タ ー ン テ ー ブ ル と 共 に 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る ク ラ ン ハ。 と、 を 有 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 装 着 さ れ た ア ン パ' ラ ン ス な デ ィ ス ク に よ る サ ブ ベ ー ス の 振 動 を 抑 制 す る こ と が で き、 安 定 し て 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 で あ。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 バ ラ ン サ ー を 前 記 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の ロ ー タ と 一 体 的 に 設 け た。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 装 着 さ れ た ア ン パ' ラ ン ス な デ ィ ス ク に よ る サ ブ ベ ー ス の 振 動 を 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 弾 性 体 の 変 形 に よ る 前 記 サ ブ ベ ー ス の 振 動 の 共 振 周 波 数 が デ ィ ス ク の 回 転 周 波 数 よ り 低 く 設 定 さ れ て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 安 定 し て 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 で あ り、 耐 振 動 · 耐 衝 撃特 性 を 損 な う こ と な く、 高 速 回 転 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と 力、' で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 デ ィ ス ク の 記 録 面 と 平 行 な 方 向 の 機 械 的 振 動 に お け る 前 記 弾 性 体 の 変 形 に よ る 前 記 サ ブ ベ ー ス の 1 次 共 振 周 波 数 が デ ィ ス ク の 回 転 周 波 数 よ り 低 く 設 定 さ れ て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 デ ィ ス ク の ア ン ノく ラ ン ス の 大 小 に 関 わ ら ず サ ブ ベ ー ス の 振 動
を 確 実 に 抑 制 す る こ と が で き る の で、 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 で あ り、 耐 振 動 · 耐 衝 撃 特 性 を 損 な う こ と な く、 高 速 回 転 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 デ ィ ス ク の 記 録 面 と 平 行 な 方 向 の 機 械 的 振 動 に お け る 前 記 弾 性 体 の 変 形 に よ る 前 記 サ ブ ベ ー ス の 1 次 共 振 周 波 数 が デ ィ ス ク の 最 高 回 転 周 波 数 よ り 低 く 設 定 さ れ て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 安 定 し て 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 で あ り、 耐 振 動 · 耐衝 撃 特 性 を 損 な う こ と な く、 高 速 回 転 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 ス ピ ン ド ル モ ー タ の ス ピ ン ド ル 軸 と 嵌 合 す る 位 置 決 め 孔 を 有 し、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ァ を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル と、
前 記 位 置 決 め 孔 と 嵌 合 す る 中 心 軸 を 有 し、 前 記 タ ー ン テ ー ブ ル と 共 に 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る ク ラ ン パ と を 具 備 し、
前 記 中 空 環 状 部 が 前 記 ク ラ ン パ の 中 心 軸 と 同 軸 に 形 成 さ れ、 前 記 バ ラ ン サ ー が 前 記 ク ラ ン パ と 一 体 的 に 形 成 さ れ て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 ア ン バ ラ ン ス の 大 き な デ ィ ス ク が装 着 さ れ て も、 ア ン パ ' ラ ン ス の 小 さ な デ ィ ス ク が 装 着 さ れ て も サ ブ ベ ー ス の 振 動 を
よ り 小 さ く す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の ス ピ ン ド ル 軸 と 嵌 合 す る 位 置 決 め 孔 を 有 し、 装 着 さ れ る デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支持 す る タ ー ン テ ー プ ノレ と、
前 記 ス ピ ン ド ル 軸 と 嵌 合 す る 中 心 孔 を 有 し、 前 記 タ ー ン テ ー ブ ル と 共 に 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る ク ラ ン ハ。 と を 具 備 し、
前 記 中 空 環 状 部 が 前 記 ク ラ ン パ の 中 心 孔 の 中 心 軸 と 同 軸 に 形 成 さ れ、 前 記 パ' ラ ン サ ー が 前 記 ク ラ ン パ と 一 体 的 に 形 成 さ れ て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 ア ン 《 ラ ン ス の 大 き な デ ィ ス ク が 装 着 さ れ て も、 ア ン パ' ラ ン ス の 小 さ な デ ィ ス ク が 装 着 さ れ て も サ ブ ベ ー ス の 振動 を 確 実 に 抑 制 す る こ と 力 で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 中 空 環 状 部 に 材 質 の 異 な る 2 種 類 の 球 体 を 交 互 に 配 置 し て 収 納 し て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は バ ラ ン サ 一 自 身 か ら の 騒 音 発 生 を 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 中 空 環 状部 に 複 数 の 金 属 製 球体 と 樹脂 製 球 体 を 交 互 に 配 置 し て 収 納 し て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は バ ラ ン サ ー 自 身 か ら の 騒 音 発 生 を 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ 一 と、 前 記 磁 性 球 体 を 吸 引 保 持 す る た め の 磁 界 発 生 手段 と、 を 具 備 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は バ ラ ン サ 一 自 身 か ら の 騒 音 発 生 を 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 磁 性 板 で あ る 対 向 ヨ ー ク 力 固 定 さ れ、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク の ク ラ ン プエ リ ァ を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ 一 ブ ル と、
前 記 対 向 ヨ ー ク と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 で 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る た め の マ グ ネ ッ ト を 内 蔵 し、 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン パ と、 を 有 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 装 着 さ れ た ア ン パ' ラ ン ス な デ ィ ス ク に よ る サ ブ ベ ー ス の 振 動 を 確 実 に 抑 制 す る こ と が で き る と 共 に、 部 品 点 数 を 最 小 限 に 抑 え な 力く ら も ノ ラ ン サ 一 自 身 力、 ら の 騒 音発 生 を 抑 制 す る こ と 力 で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 磁 性 球 体 が 吸 着 す る 前 記 マ グ ネ ッ 卜 の 外 周 面 に 弾 性 体 を 固 着 し て い る ( こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は バ ラ ン サ ー 自 身 力、 ら の 騒 音 や 振 動 の 発 生 を 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 マ グ ネ ッ ト に お け る 前 記 対 向 ヨ ー ク に 対 向 す る 面 と 反 対 の 面 に 固 定 さ れ た 磁 性 板 で あ る バ ッ ク ヨ ー ク に 弾 性 体 を 固 着 し、 前 記 磁 性 球体 が 前 記 バ ッ ク ヨ ー ク の 弾 性 体 に 吸 着 す る よ う 構
成 さ れ て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は バ ラ ン サ ー 自 身 か ら の 騒 音 や 振 動 の 発 生 を 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 マ グ ネ ッ 卜 が 固 定 さ れ、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 す る 夕 一 ン テ ー ブ ル と、
前 記 マ グ ネ ッ 卜 と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 で 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る た め の 対 向 ヨ ー ク を 内 蔵 し、 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン ハ。 と、 を 有 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 装 着 さ れ た ア ン パ' ラ ン ス な デ ィ ス ク に よ る サ ブ ベ ー ス の 振 動 を 確 実 に 抑 制 す る こ と が で き る と 共 に、 部 品 点 数 を 最 小 限 に 抑 え な が ら も バ ラ ン サ 一 自 身 か ら の 騒 音 発 生 を 抑 制 す る こ と 力、' で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 記 ク ラ ン パ に 内 蔵 さ れ た 前 記 対 向 ヨ ー ク に 弾 性 体 を 固 着 し、 前 記 磁 性 球 体 を 前 記 弾 性 体 に 吸 着 さ せ る よ う 構 成 さ れ て い る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は バ ラ ン サ ー 自 身 か ら の 騒 音 や 振 動 の 発 生 を 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 球 体 を 収 納 す る 前 記 中 空 環 状 部 が 下 側 に 開 口 部 を 有 す る 上 ケ ー ス と 上 側 に 開 口 部 を 有 す る 下 ケ ー ス と に よ り 形 成 さ れ、 前 記 上 ケ ー ス の 外 周 側 壁 と 前 記 下 ケ ー ス の 外 周 側 壁 の 間 に 弾 性 体 が 挟 着 さ れ た バ ラ ン サ ー を 具 備 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装置 は パ' ラ ン サ 一 自 身 か ら の 騒 音 や 振 動 の 発 生 を 抑 制 す る こ と が で き る。
本 発 明 に 係 る デ ィ ス ク 駆動 装 置 は、 球体 を 収 納 す る 前 記 中 空 環 状 部 が 下 側 に 開 口 部 を 有 す る 上 ケ ー ス と 上側 に 開 口 部 を 有 す る 下 ケ ー ス と に よ り 形 成 さ れ、 前 記 上 ケ ー ス の 外 周 側 壁 の 下 端 部 と 前 記 下 ケ ー ス の 底 部 上 面 と の 間 に 弾 性 体 が挟 着 さ れ た パ' ラ ン サ 一 を 具 備 す る。
こ の た め、 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装置 は パ' ラ ン サ ー 自 身 か ら の 騒音 や 振 動 の発 生 を 抑 制 す る こ と がで き る。
図 面 の 簡 単 な 説 明
図 1 は、 本 発 明 の 第 1 の 実施例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る。
図 2 は、 図 1 の 第 1 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆動装 置 の ク ラ ン ハ° 1 6 a に 設 け た 中 空 環 状 部 2 3 を 示 す平 面 断面 図 で あ る。
図 3 は、 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 軸 P 2 と ス ピ ン ド ゾレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 の 位 置 が ずれ て い る 場 合 を 示 す説 明 図 で あ る。
図 4 は、 本 発 明 の 第 1 の 実 施例 の 効果 を 示 す た め の サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動加 速 度 の 実 測値 を 示 し た も の で あ る。
図 5 は、 本 発 明 の 第 2 の 実施例 に お け る デ ィ ス ク 駆動 装 置 の ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近傍 を 示 す側 面断 面 図 で あ る
図 6 は、 図 5 の 第 2 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆動装
置 の ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け た 中 空 環 状 部 2 3 を 示 す平 面 断 面 図 で め る。
図 7 は . 本 発 明 の 第 3 の 実 施例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る o
図 8 は . 図 7 の 第 3 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆動装 置 の ク ラ ン パ 1 6 b に 設 け た 中 空 環 状 部 2 3 a , 2 3 b を 示 す平 面 断 面 図 で あ る。
図 9 は、 図 1 の 第 3 の 実施 例 に お い て デ ィ ス ク 1 の 質 量 ア ン バ ラ ン ス が小 さ い 場合 の 球体 2 4 と 液体 2 6 の 位 置 を 説 明 す る 中 空 環 状 部 2 3 a、 2 3 b の 平面 断面 図 で あ る。
図 1 0 は、 本 発 明 の 第 4 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動装 置 の ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。
図 1 1 は、 本 発 明 の 第 5 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動装 置 の ク ラ ン パ に 設 け た 中 空 環 状 部 2 3 を 示 す 平面断 面 図 で あ る。
図 1 2 は、 本 発 明 の 第 6 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動装 置 の ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。
図 1 3 は、 本 発 明 の第 7 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の 異 な っ た 状 態 お け る ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の近 傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る。
図 1 4 は、 本 発 明 の 第 8 の 実施例 に お け る デ ィ ス ク 駆
動装 置 の ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。
図 1 5 は、 本 発 明 の 第 9 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動装 置 の ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近 傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る。
図 1 6 は、 図 1 4 の 第 9 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動装 置 の タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 c に 設 け た 中 空環 状 部 2 3 c の 近傍 と 電 磁 石 4 0 を 示 す 平面 断 面 図 で あ る。
図 1 7 は、 本 発 明 の 第 1 0 の 実 施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動装置 の タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 の 近 傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る。
図 1 8 は、 本 発 明 の 第 1 1 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆動 装置 の ク ラ ン パ 1 6 d と タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 の 近 傍 を 拡 大 し て 示 す側 面断面 図 で あ る。
図 1 9 は、 本 発 明 .の 第 1 2 の 実 施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆動装置 の ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近 傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る。
図 2 0 は、 本発 明 の第 1 3 の実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆動 装置 の タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 c の 近傍 を 示 す側 面断面 図 で あ る。
図 2 1 は、 本 発 明 の 第 1 4 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆動 装置 の タ ー ン テ ー ブル 1 1 0 の近 傍 を 示 す 側 面 断面 図 で あ る。
図 2 2 は、 本 発 明 の 第 1 5 の 実施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆動 装 置 の タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面
図 で あ る。
図 2 3 は、 本 発 明 の 第 1 6 の 実 施 例 に お け る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の ス ピ ン ド ル モ ー 夕 2 近 傍 を 示 す 側 面 断面 図 で あ る。
図 2 4 は、 従 来 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 を 示 す斜 視 図 で あ る。
図 2 5 は、 従来 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 の ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の近 傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る。
発 明 を 実施 す る た め の 最良 の 形 態
《 第 1 の 実 施例 》
以 下. 本 発 明 の 第 1 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆動装 置 に つ い て、 添 付 の 図 面 を 参 照 し な が ら 説 明 す る。
図 1 は 本 発 明 の 第 1 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆動装 置 に お け る ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近 傍 を 示 す側 面 断面 図 で あ る ( 図 2 は 本 発 明 の 第 1 の 実 施 例 の ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 の み を 示 す平 面 断面 図 で あ る。 図 3 は 中 空 環 状部 2 3 の 外 周 壁 面 2 5 の 中 心軸 P 2 と ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 の位 置 が ずれ て い る 場合 を 示 す 図 で あ る。 図 4 は 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動装 置 の効 果 を 示 す た め の サ ブ ベ ー ス 6 の 振動加 速度 の 実 測 値 を 示 し た も の で あ る。 な お、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ イ ス ク 駆 動装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略す る。
図 1 に お い て、 第 1 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 は、 タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 上 の デ ィ ス ク 1 力く ク ラ ン ノ、° 1 6 a
に 挟 着 さ れ て 固 定 さ れ て お り、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 に よ り 回 転 駆 動 さ れ る よ う 構 成 さ れ て い る。 こ の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 デ ィ ス ク 1 に 記 録 さ れ て い る デ ー タ の 読 み と り、 ま た は デ ィ ス ク 1 に 対 す る デ ー タ の 書 き 込 み は へ ッ ド に よ り 行 わ れ て い る。 サ ブ ベ ー ス 6 に は ス ピ ン ド ル モ 一 夕 2、 ヘ ッ ド 駆 動 用 モ ー タ 及 び ヘ ッ ド 駆 動 機 構 等 が 取 り 付 け ら れ て い る。 装 置 外 部 か ら サ ブ ベ ー ス 6 に 伝 わ る 振 動 や 衝 擊 は、 イ ン シ ユ レ 一 夕 7 ( 弾 性 体 ) に よ り 減 衰 さ れ て お り、 サ ブ ベ ー ス 6 は、 こ の イ ン シ ュ レ ー 夕 7 を 介 し て メ イ ン べ 一 ス 8 に 取 り 付 け ら れ て い る。 デ ィ ス ク 駆 動 装 置 本 体 は メ ィ ン ベ ー ス 8 に 取 り 付 け ら れ た フ レ ー ム を 介 し て コ ン ピ ュ ー 夕 装 置 な ど に 組 み 込 ま れ る よ う 構 成 さ れ て い る。
タ ー ン テ ー ブ ノレ 1 1 0 は、 ス ピ ン ド ノレ モ ー タ 2 の 軸 2 1 に 固 定 さ れ、 デ ィ ス ク 1 の ク ラ ン プ エ リ ア 1 1 を 回 転 可 能 に 支 持 し て い る。 タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 に は、 デ ィ ス ク 1 の ク ラ ン プ孔 1 2 と 嵌 合 す る ボ ス 1 4 が ー 体 的 に 形 成 さ れ て い る。 デ ィ ス ク 1 が ボ ス 1 4 と 嵌 合 す る こ と に よ り、 デ ィ ス ク 1 の 芯 出 し は 行 わ れ る。 ま た、 ボ ス 1
4 の 上 部 に は 対 向 ヨ ー ク 1 5 が 埋 設 さ れ て い る。
ク ラ ン ノ、° 1 6 a に は、 タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 に 形 成 さ れ た 位 置 決 め 孔 1 3 と 嵌 合 し、 芯 出 し さ れ る た め の 中 心 突 起 1 7 が 設 け ら れ て お り、 そ の 周 辺 に リ ン グ状 の マ グ ネ ッ ト 1 8 が 固 定 さ れ て い る。 ク ラ ン パ 1 6 a の 下 面 に は デ ィ ス ク 1 と 接 触 す る 平 坦 な 接 触 部 1 9 が 形 成 さ れ て
い る。
本 発 明 の 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 ク ラ ン パ 1 6 a に 球 体 バ ラ ン サ 一 2 2 a 力く 形 成 さ れ て い る。 図 1 及 び 図 2 に 示 す よ う に、 実 施 例 1 の ク ラ ン パ 1 6 a に は、 タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 に 対 し て 位 置 決 め す る た め の 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 が 形 成 さ れ て お り、 そ の 中 心 突 起 1 7 と 同 軸 に 中 空 環 状 部 2 3 が 設 け ら れ て い る。 中 空 環 状 部 2 3 の 内 部 に は、 複 数 個 ( 例 え ば、 6 個 ) の 球 体 2 4 が 移 動 可 能 に 収 納 さ れ て い る。 中 空 環 状 部 2 3 と 球 体 2 4 に よ り 球 体 バ ラ ン サ ー 2 2 a が 構 成 さ れ て お り、 球 体 バ ラ ン サ 一 2 2 a は ク ラ ン パ 1 6 a と 一体 的 に 形 成 さ れ て い る。
一 方、 タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 に は、 夕 一 ン テ 一 ブ ノレ 1 1 0 を 貫 通 し た 位 置 決 め 孔 1 3 が 形 成 さ れ て お り、 こ の 位 置 決 め 孔 1 3 は ス ピ ン レ モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 P O と な る ス ピ ン レ 軸 2 1 と 嵌 合 し て い る。 こ の た め、 夕 ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 は、 ス ピ ン ド ノレ 軸 2 1 に 固 定 さ れ て お り、 ス ピ ン レ モ 一 夕 2 と 一 体 的 に 回 転 す る よ う 構 成 さ れ て い る。
上 記 ク ラ ン パ 1 6 a に よ り デ ィ ス ク 1 力、' ク ラ ン プ さ れ た 状 態 に お い て、 前 述 の 図 2 5 に 示 し た 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 と 同 様 に、 デ ィ ス ク 1 は ク ラ ン プ孔 1 2 と ボ ス 1 4 力 嵌 合 し て、 タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 上 に 配 置 さ れ る c そ し て、 デ ィ ス ク 1 は ク ラ ン パ 1 6 a に 固 定 さ れ て い る マ グ ネ 、 ト 1 8 と タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 に 固 定 さ れ て い
る 対 向 ヨ ー ク 1 5 と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 に よ り 挟 着 さ れ 保 持 さ れ る。 こ の と き、 ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け ら れ た 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 は、 タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 に 設 け ら れ た 位 置 決 め 孑 L 1 3 と 嵌 合 し て 位 置 決 め さ れ る の で- 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 と 同 軸 に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 と ほ ぼ 同 軸 と な る。 そ し て ク ラ ン パ 1 6 a は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 に よ り に、 デ ィ ス ク 1 及 び タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 と 一 体 的 に 回 転 駆 動 さ れ る。 ま た、 デ ィ ス ク 1 が取 り 出 さ れ る 際 に は、 デ ィ ス ク ロ ー デ イ ン グ モ ー タ ( 図 示 せ ず ) の 駆 動 力 に よ り、 ク ラ ン パ 1 6 a と タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 が 互 い に 離 間 す る 方 向 に 駆 動 さ れ、 デ ィ ス ク 1 は 取 り 出 し 可 能 な 状 態 と な る。
ま た、 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に は、 サ ブ べ ー ス 6 を メ ィ ン ベ ー ス 8 に 連 結 す る た め に 剛 性 の 低 い ィ ン シ ユ レ 一 夕 ( 弾 性 体 ) 7 力 用 い ら れ て お り、 イ ン シ ュ レ ー タ 7 の 変 形 に よ る サ ブ ベ ー ス 6 の 機 械 的 振 動 に お け る デ ィ ス ク 1 の 記 録 面 と 平 行 な 方 向 の 1 次 共 振 周 波 数 を デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 よ り 低 く 設 定 し て い る。 具 体 的 に は、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が 約 1 0 0 H zで あ り、 ま た へ ッ ド が へ ッ ド 駆 動 機 構 に よ り 駆 動 さ れ る 方 向 ( ァ ク セ ス 方 向 ) の サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動 と そ れ と 直 交 す る 方 向 の サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動 の 1 次 共 振 周 波 数 を 共 に 約 6 0 H z に 設 定 し て い る。
以 上 の よ う に 構 成 さ れ た 本 発 明 の 第 1 の 実 施 例 の デ ィ
ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 ア ン バ ラ ン ス 量 が 大 き い デ ィ ス ク 1 を 1 0 0 H zで 回 転 さ せ た 場 合 の 動 作 を 図 1 と 図 2 を 用 い て 説 明 す る。
ま ず、 デ ィ ス ク 1 に は そ の 重 心 G 1 に 遠 心 力 ( ア ン バ ラ ン ス 力 と 称 す る ) F が 作 用 し、 そ の 作 用 方 向 は デ イ ス ク 1 の 回 転 と 共 に 回 転 す る。 こ の ア ン パ' ラ ン ス 力 F に よ り イ ン シ ユ レ 一 夕 7 力 変 形 し、 サ ブ ベ ー ス 6 と サ ブ べ 一 ス 6 に 搭 載 さ れ た 構 成 部 品 全 体 が デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 で 振 れ 回 る。 こ こ で イ ン シ ユ レ 一 夕 7 の 変 形 に よ る サ ブ ベ ー ス 6 の 共 振 周 波 数 ( 約 6 0 H z ) は デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 ( 約 1 0 0 H z ) よ り 低 く 設 定 さ れ て い る。 こ の た め、 サ ブ ベ ー ス 6 の 変 位 方 向 と ア ン ノ《 ラ ン ス 力 F の 作 用 方 向 は 常 に ほ ぼ 逆 方 向 と な る。 し た カヾ つ て、 図 2 に 示 す よ う に サ ブ ベ ー ス 6 上 で 回 転 し て い る デ ィ ス ク 1 の 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 と、 ア ン バ ラ ン ス 力 F の 作 用 す る デ イ ス ク 1 の 重 心 G 1 と、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 は、 ほ ぼ 一 直 線 上 に 並 び、 デ ィ ス ク 1 の 振 れ 回 り 中 心 軸 P 1 と デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 は 共 に、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 を 基 準 と し て 同 じ 側 に 配 置 さ れ る。
上 記 の よ う な 状 態 に お い て、 ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 と 同 軸 に 位 置 決 め さ れ て い る の で、 中 空 環 状 部 2 3 の 中 心、 す な わ ち 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 と ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 の 位 置 は 一 致 し て お り、 中 空 環 状 部 2 3 は 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 を 中 心 に 振 れ 回 り
動 作 を 行 う。
こ の と き、 中 空 環 状 部 2 3 に 収納 さ れ た 球体 2 4 に は 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 と 球体 2 4 の 重 心 を 結 ぶ 方 向 の 遠 心 力 q が 作用 す る。 ま た、 球体 2 4 は、 中 空環 状 部 2 3 の 外 周 壁 面 2 5 に よ り そ の移 動 が規 制 さ れ て い る た め、 球体 2 4 に は 外 周 壁 面 2 5 か ら の 抗 カ N が 作用 す る。 こ の 外 周 壁 面 2 5 力、 ら の 抗 力 N は、 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 へ 向 か う 方 向 に 作 用 す る。 こ の た め、 球 体 2 4 に は 遠 心 力 q と 抗カ N の 合 力 と な る 移 動 力 R が外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 を 中 心 と し て 球体 2 4 の 'し、 ¾: 通 る 円 の 接線 方 向 で、 力ヽ っ 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 か ら 離 れ る 向 き に 作 用 す る。 こ の 移 動 力 R に よ り、 球体 2 4 は 外 周 壁 面 2 5 に 沿 つ て 移 動 し , 振 れ 回 り の 中 心軸 P 1 を 挟 ん で デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 と ほ ぼ正反 対 の 位置 に 向 け て 集 ま る o
こ の ヽ 集 ま っ て き た 複 数 の 球体 2 4 の 全体 に 作 用 す る 遠心 力 Q は、 デ ィ ス ク 1 の 重 心 G に 作 用 す る ア ン パ' ラ ン ス 力 F と ほ ぼ逆 向 き に 作 用 し、 こ の遠 心力 Q に よ り 了 ン バ ラ ン ス 力 F が相 殺 さ れ、 サ ブ ベ ー ス 6 に 作用 す る 力 は 小 さ く な る。 し た が っ て、 ァ ン バ ラ ン ス な デ ィ ス ク 1 を 回 転 さ せ た 場合 に 発 生 す る サ ブ ベ ー ス 6 の振 動 は 抑 制 さ れ る。
ま た、 第 1 の 実施 例 の よ う に ク ラ ン ハ。 1 6 a に 中 空 環 状部 2 3 を 設 け た 場 合 に は、 周 囲 に 他 の 構 成要 素 が少 な い ア イ ス ク 1 の 上方 の 空 間 を 利 用 し て い る た め、 中 空 環 状 部 2 3 の 直 径 を さ ら に 大 き く 形 成 し て、 球体 2 4 の 1
個 当 た り の 質 量 や 個 数 を 増 や す こ と も 可 能 で あ り、 ア ン ノく ラ ン ス 量 が よ り 大 き い デ イ ス ク に 対 し て も 十 分 に 振 動 を 抑 制 で き る と い う 効果 を 奏 す る,
な お. 第 1 の 実 施 例 に お い て、 イ ン シ ユ レ 一 夕 7 の 変 形 に よ る サ ブ ベ ー ス 6 の 機械 的 振 動 に お け る デ ィ ス ク 1 の 記 録面 と 平行 な 方 向 の 1 次 共振 周 波 数 は、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 よ り 低 く 設定 さ れ て い る。 こ れ は、 了 ン パ ラ ン ス 力 に よ る デ ィ ス ク 1 の 振動 変位 の 方 向 を ァ ン ノ、 ラ ン ス カ の 作 用 方 向 と ほ ぼ反対 向 き に す る た め で あ る。
一般 的 に、 バ ネ と 質量 で構成 さ れ る 機械 振動 系 に お い て は、 そ の 共 ¾R 周 波 数 の 付近 で 質 量 に 作 用 す る 外 力 の 周 波数 と 外 力 に よ る 変 位 の 周 波 数 の 位 相 が ず れ始 め る。 そ し て、 共 振 周 波 数 よ り 十 分高 い 周 波 数 に お い て、 そ れ ら の 位 相 の ずれ は ほ ぼ 電気 角 で 1 8 0 度 と な り、 外 力 の 作 用 す る 向 き と 変 位 の 向 き が反対 に な る。 つ ま り、 サ ブ ベ ー ス 6 の 共 振 周 波数 を、 デ イ ス ク 1 の 回 転 周 波数 よ り 低 く、 かつ ア ン ノヽ ラ ン ス 力 に よ る 振 動 変 位 の 方 向 が ァ ン バ ラ ン ス 力 の 作 用 方 向 と ほ ぼ反対 向 き に な る 周 波 数 に 設定 す る と. 目 'J J21 の よ う に、 球体 2 4 は デ ィ ス ク 1 の 重心 G 1 と ほ ぼ正 反 対 の 位 置 に 集 ま り、 球体 2 4 に 作 用 す る 遠 心力 Q の 作 用 方 向 が ァ ン ' ラ ン ス 力 の 作 用 方 向 と ほ ぼ 正 反対 の 向 き と な る。 し た が つ て、 サ ブ べ ー ス 6 の 共振 周 波数 は ア イ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 の ァ ン ノ ラ ン ス 力 に よ る 振動 変位 の 方 向 を 考 慮 し て 設定 す る こ と が 望 ま し い。
次 に . 線速 度 一 定 で 記 録 も し く は 再生 "5 る テ ィ ス ク 駆
動 装 置 の 場 合、 す な わ ち デ ィ ス ク の 内 周 側 と 外 周 側 で 回 転 周 波 数 が 変 化 す る 場 合 や、 角 速 度 一 定 で も、 単 一 で は な い 複 数 の 回 転 周 波 数 で デ ィ ス ク を 回 転 さ せ る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る サ ブ ベ ー ス 6 の 共 振 周 波 数 の 設 定 に つ い て 考 察 す る。
デ ィ ス ク 1 の ア ン バ ラ ン ス に よ る 振 動 や 騒音 は、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が 高 く な る に し た 力 つ て 大 き く な る こ の た め、 サ ブ ベ ー ス 6 の 共 振 周 波 数 は 少 な く と も デ ィ ス ク 1 の 最 高 回 転 周 波 数 よ り 低 く 設 定 し な い と、 第 1 の 実 施 例 に お け る 球体 バ ラ ン サ ー 2 2 a に よ る 十 分 な 効 果 は 得 ら れ な い。
ま た、 サ ブ ベ ー ス 6 の 共 振 周 波 数 は、 振 動 が 小 さ く デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の 動 作 に 影 響 を 及 ぼ す も の で な い と き の 回 転 周 波 数 や、 騒 音 が 十 分 小 さ く 抑 え ら れ て い る 回 転 周 波 数 よ り、 必 要 以 上 に 低 く 設 定 す る 必 要 は な い 力 ^ ァ ン バ ラ ン ス 力 に よ る 振 動 や 騒 音 が 問 題 と な り 始 め る 回 転 周 波 数 ( 例 え ば、 1 0 0 H z ) よ り は 十 分 低 く 設 定 す る こ と が 望 ま し い。
本 発 明 の 第 1 の 実 施 例 に お い て は、 前 述 の よ う に イ ン シ ユ レ 一 夕 ( 弾 性 体 ) 7 の 変 形 に よ る サ ブ ベ ー ス 6 の 1 次 共 振 周 波 数 を デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 よ り 低 く 設 定 す る こ と に よ り、 ア ン パ' ラ ン ス 力 に よ る デ ィ ス ク 1 の 振 動 変 位 の 方 向 を ア ン バ ラ ン ス 力 の 作 用 方 向 と ほ ぼ 反 対 向 き に す る こ と を 実 現 し て い る。 ア ン ノ ' ラ ン ス 力 に よ り 発 生 す る ス ピ ン ド ル 軸 に お け る 曲 げ振 動 の 1 次 共 振 周 波 数
( 危 険 速 度 ) を デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 よ り も 低 く 設 定 す る こ と に よ つ て も ア ン バ ラ ン ス 力 に よ る デ ィ ス ク 1 の 振 動 変 位 の 方 向 を ア ン バ ラ ン ス の 作 用 方 向 と ほ ぼ 反 対 向 き に す る こ と は 理 論 上 は 可 能 で あ る。 し 力、 し な 力 ら、 ァ ン バ ラ ン ス 力 に よ る 振 動 や 騒 音 が 問 題 と な り 始 め る 回 転 周 波 数 ( 例 え ば 1 0 0 H z ) よ り ス ピ ン ド ノレ 軸 の 曲 げ 振 動 の 1 次 共 振 周 波 数 を 低 く 設 定 す る た め に は、 ス ピ ン ド ル 軸 の 剛 性 を こ の よ う な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 と し て 必 要 と さ れ る レ ベ ル よ り も 低 く 設 定 し な け れ ば な ら ず、 こ の よ う な ス ピ ン ド ル 軸 に よ り 回 転 駆 動 さ れ る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 と し て は 問 題 が あ る。 剛 性 の 低 い ス ピ ン ド ル 軸 を 使 用 し た 場 合、 例 え ば、 ス ピ ン ド ル 軸 に 発 生 す る ね じ れ 振 動 に よ り デ ィ ス ク 1 の 共 振 が励 起 さ れ る な ど の 不 具 合 が 発 生 す る。
— 方、 本 発 明 の 第 1 の 実 施 例 に お い て は、 前 述 の よ う に イ ン シ ユ レ 一 夕 ( 弾 性 体 ) 7 の 変 形 に よ る サ ブ ベ ー ス 6 の 1 次 共 振 周 波 数 が デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 よ り も 低 く 設 定 さ れ て い る た め、 ア ン バ ラ ン ス 力 に よ る デ ィ ス ク 1 の 振 動 変 位 の 方 向 を ア ン バ ラ ン ス 力 の 作 用 方 向 と ほ ぼ 反 対 向 き に す る こ と を 実 現 し て い る。 し た が っ て、 ス ピ ン ド ル 軸 2 1 の 剛 性 を 低 く す る こ と な く、 球 体 バ ラ ン サ 一 2 2 a に よ る 振 動 抑 制 効 果 を 十 分 発 揮 す る こ と が で き 。
本 発 明 の 第 1 の 実 施 例 に お い て、 ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け ら れ た 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 は、 ス ピ ン ド ル モ ー タ
2 の ス ピ ン ド ル 軸 2 1 と 嵌 合 し て い る 孔、 す な わ ち、 位 置 決 め 孔 1 3 と 同 一 の 孔 に 嵌 合 し て 位 置 決 め さ れ る。 こ の た め、 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 ク ラ ン パ 1 6 a の 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 と 同 軸 に 形 成 さ れ た 中 空 環 状 部 2 3 の 中 心 力く ス ピ ン ド ノレ モ 一 タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 と 一 致 し て お り、 球 体 2 4 が 確 実 に デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 と 正 反 対 の 位 置 に 集 ま り、 振 動 抑 制 の 効 果 を よ り 大 き く す る こ と が で き る。
も し、 前 述 の 図 2 4 に 示 し た 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の よ う に、 ク ラ ン パ 1 1 6 が 嵌 合 す る 孔 と ス ピ ン ド ル 軸 2 1 が 固 着 さ れ て い る 孔 が 異 な っ た 孔 で あ っ た り、 あ る い は タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 に 設 け ら れ た テ 一 パ 部 と ク ラ ン パ 1 1 6 に 設 け ら れ た テ 一 パ 部 を 係 合 さ せ て 位 置 決 め さ せ る 構 成 に お い て は、 孔 同 士 の 軸 ず れ や テ ー パ 部 の 形 状 誤 差 な ど の 影 響 に よ り、 中 空 環 状 部 の 中 心 と ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 の 位 置 ず れ 力く さ ら に 大 き く な る 可 能 性 力 あ る。 こ の よ う な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の ク ラ ン パ に 本 実 施 例 の 中 空 環 状 部 2 3 を 設 け た 場 合 に は、 次 の よ う な 問 題 が 生 じ る。
中 空 環 状 部 2 3 の 中 心、 す な わ ち 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 が ス ピ ン ド ノレ モ 一 タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 カヽ ら ず れ た 場 合 の 動 作 を 図 2 と 図 3 を 用 い て 説 明 す る。
図 2 は 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 軸 P 2 と ス ピ ン ド ル モ ー タ の 回 転 中 心 軸 P 0 が ー 致 し て い る 場 合 を 示 し た が、 図 3 は 両 者 の 位 置 が ずれ て い る 場 合 を 示 し て い る。 図 2 に お
い て は、 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 力く ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 と 同 じ 位 置 を 維 持 し な が ら 振 れ 回 り 動 作 を 行 い、 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 は 中 心 軸 P 1 を 中 心 と し て 半 径 X 1 で振 れ 回 る,
図 3 に お い て は、 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 Ρ 2 が ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 か ら 厶 X だ け ずれ た 位置 に あ り、 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 は 半径 X 2 で 振 れ 回 る。 こ の 状 態 に お い て、 球体 2 4 に 作 用 す る 移 動 力 R は、 球 体 2 4 の 質 量 が 同 じ 場 合 に は 球体 2 4 に 作 用 す る 遠心力 q の 方 向 と 外 周 壁 面 2 5 に よ る ί几 力 Ν の 方 向 の な す角 度 6 が 大 き い ほ ど大 き く な り . 角 度 0 は 振 れ 回 り の 回 転 半 径 X 2 が 大 き い ほ ど大 き く な る。 定 量 的 に は 移 動 力 R の 大 き さ は 振 れ 回 り の 回 転 半径 X 2 と 回 転周 波数 の 積 に 比 例 す る。 し た つ て、 図 3 に 示す よ う に 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 軸 P 2 と ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 Ρ 0 の位 置 が Δ X だ け ず れ て振 れ 回 り の 回 転 半径 が小 さ く な っ て い る 場 合 に は、 移 動 力 R は小 さ く な る。 移 動 力 R が小 さ く な る と、 外 周 壁 面 2 5 や 中 空 環状 部 2 3 の 底 面 に お け る 摩 擦 抵抗 や 転 が り 抵抗 に よ り、 球体 2 4 の 移 動 が 阻害 さ れ、 球体 2 4 カ< デ ィ ス ク 1 の 重心 G 1 と 正 反対 の 位 置 に 集 ま ら な い と い う 現 象 力 発 生 す る, , 以 上 の よ う に、 中 空 環状 部 2 3 の 中 心 と ス ピ ン ド ノレ モ — タ 2 の 回 転 中 心 軸 Ρ 0 の 位置 ずれ が大 き い 場 合 に は、 球体 2 4 に よ る 振動 抑 制 の 効果 が小 さ く な る。
そ こ で 本 発 明 の 第 1 の 実 施 例 に お い て は、 ク ラ ン パ 1
6 a に 設 け ら れ た 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 を ス ピ ン ド ル モ ー 夕 2 の ス ピ ン ド ノレ 軸 2 1 と 嵌 合 し て い る 孔、 す な わ ち、 位 置 決 め 孔 1 3 と 同 一 の 孔 に 嵌 合 さ せ て、 ク ラ ン パ 1 6 a 力く 位 置 決 め さ れ る よ う 構 成 さ れ て い る。 こ の た め- ク ラ ン ノ、° 1 6 a の 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 と 同 軸 に 形 成 さ れ た 中 空 環 状 部 2 3 の 中 心 と、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 F 0 と の 位 置 ず れ が 実 質 的 の 発 生 し な い 構 造 と な つ て い る。 し た 力 つ て、 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 球 体 2 4 が 確 実 に デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 と 正 反 対 の 位 置 に 集 ま り、 振 動 抑 制 の 効 果 を よ り 大 き く す る こ と 力 で さ る。
図 4 は、 了 ン ラ ン ス 量 が 約 1 g e m の デ ィ ス ク ; I を 用 い て、 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ る 効 果 を 調 べ た 実 験 ロ 、 あ る。
こ の 実 験 に お い て は、 デ ィ ス ク 1 を 約 1 0 0 H zで 回 転 さ せ た 場 合 の サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動 加 速 度 を 実 測 し た。 図 4 の ( a ) は、 球 体 ノく ラ ン サ 一 の な い 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の 場 合 で あ る。 図 4 の ( a ) に 示 す よ う に、 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は 最 大 で 約 8 G の 加 速 度 で 振 動 し て い る。 図 4 の ( b ) は 本 発 明 の 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の 場 合 で あ り、 振 動 加 速 度 が 約 3 G ま で 抑 制 さ れ て い る,
こ の よ う に、 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 振 動 加 速 度 が 抑 制 さ れ て い る た め、 ア ン パ' ラ ン ス 力 F に よ る ス ピ ン ド ノレ モ ー タ 2 の 軸 受 に か か る 側 圧 が 小
さ く な り、 軸 損 ト ソレ ク の 増 大、 軸 受 の 損 傷、 及 び 軸 受 寿 命 の 短 命 ィヒ と い う 問 題 は 解 決 さ れ る。
以 上 の よ う に、 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の 構 成 に よ り、 イ ン シ ユ レ 一 夕 7 の 剛 性 を 高 め る こ と な く、 装 着 さ れ た ア ン ノく ラ ン ス な デ ィ ス ク 1 に よ る サ ブ べ 一 ス 6 の 振 動 を 確 実 に 抑 制 す る こ と が で き る。 こ の た め、 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク 1 を 高 速 回 転 さ せ て も、 安 定 し て 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 で あ り、 耐 振 動 · 耐 衝 撃 特 性 を 損 な う こ と な く、 高 速 回 転 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と 力 で き る。
《 第 2 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な 力、' ら 説 明 す る。 図 5 は 本 発 明 の 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ス ピ ン ド ル モ ー 夕 2 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 図 6 は 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 の み を 示 し た 平 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 図 1 に 示 し た 第 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 述 の 第 1 の 実 施例 に お け る ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 の 球 体 2 4 の 代 わ り に 液 体 2 6 を 封 入 し て、
液 体 パ' ラ ン サ ー 2 7 を 形 成 し た も の で あ る。 そ の 他 の 構 成 は 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 一 で あ る。 液 体 と し て は、 水 や 油、 さ ら に は 粉 体 を 懸 濁 し た 流 体 等 が 用 い ら れ る。
こ の よ う に 構 成 さ れ た 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 ア ン バ ラ ン ス 量 の 大 き い デ ィ ス ク 1 を 1 0 0 H zで 回 転 さ せ た 場 合、 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 デ イ ス ク 1 の 重 心 G 1 に 作 用 す る ア ン バ ラ ン ス 力 F に よ り、 サ ブ ベ ー ス 6 と サ ブ べ 一 ス 6 に 搭 載 さ れ た 構 成 部 品 全 体 が デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 で 振 れ 回 る。 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 ィ ン シ ュ レ ー 夕 7 の 変 形 に よ る サ ブ べ 一 ス 6 の 共 振 周 波 数 ( 約 6 0 H z ) は、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 ( 1 0 0 H z ) 、 つ ま り ア ン バ ラ ン ス 力 F に よ る 振 動 周 波 数 よ り 低 く 設 定 さ れ て い る。 こ の た め、 図 6 に 示 す よ う に、 デ ィ ス ク 1 の 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 は、 ア ン バ ラ ン ス 力 F の 作 用 す る デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 と ス ピ ン ド ル モ ー タ の 回 転 中 心 軸 P 0 の 間 に 配 置 さ れ る。 こ の 様 な 状 態 に お い て、 ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 に 封 入 さ れ た 液 体 2 6 は、 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 力、 ら 半 径 方 向 に 外 周 壁 面 2 5 に 向 け て 作 用 す る 遠 心 力 Q に よ り、 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 を 中 心 と し た 半 径 S の 自 由 水 面 2 8 を 形 成 す る。 こ の た め、 液 体 2 6 は、 デ ィ ス ク 重 心 G 1 と 正 反 対 の 位 置 に 集 中 す る こ と に な る。 し た が っ て 前 述 の 第 1 の 実 施 例 の よ う に 球 体 2 4 を 用 い た 場 合 と 同 様 に、 デ ィ ス ク 重 心 G 1 と 正 反 対 の 位 置 に 集 中 し た 液 体 2 6 に 作 用 す る 遠 心 力 Q に よ り、 デ ィ ス ク 1
の 重 心 G 1 に 作 用 す る ア ン バ ラ ン ス 力 F は 相 殺 さ れ る。 こ の 結 果、 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動装 置 に お い て、 デ イ ス ク 1 の ァ ン 《 ラ ン ス に よ る サ ブ べ 一 ス 6 の 振動 は 確 実 に 抑 制 さ れ る。
第 2 の 実施 例 で は、 第 1 の 実施 例 に お け る パ' ラ ン サ ー で あ る 球体 2 4 の代 わ り に 液 体 2 6 を 用 い た 力 第 1 の 実 施例 に お い て 用 い た 球体 2 4 が鋼 球 の 場合 と 第 2 の 実 施例 の 液体 2 6 を 用 い た 場 合 と を 比 較 す る と、 一 般 的 に 液 体 の 方 が比 重 が小 さ く な る の で 液 体 2 6 に 作 用 す る 遠 心力 Q は 小 さ く な る。 こ の た め、 第 2 の 実施例 の デ イ ス ク 駆 動装 置 に お い て は、 ァ ン バ ラ ン ス カ F を 完 全 に 相殺 す る た め に は 大 き な 体 積 の 液 体 が必 要 と な る。 し た 力 つ て 液 体 を 用 い る 場 合 に は、 バ ラ ン サ 一 に 許 さ れ る 装置 内 の 占 有 ス ペ ー ス で 可 能 な 限 り 大 き な 遠 心力 Q を 発 生 で き る よ う に 構成 す る こ と が望 ま し い。
液 体 2 6 に 作 用 す る 遠 心力 Q の 大 き さ は、 中 空 環状 部 2 3 の外 周 壁 面 2 5 の 半径 と 封入 し た 液体 2 6 の 体 積 が 大 き い ほ ど大 き く な る が、 こ の両 者 が 限 定 さ れ て い る 場 合 に は、 液体 2 6 の 比重 と 自 由 水 面 2 8 の 半径 S で 決 ま る o 白 由 水 面 2 8 の 半径 S の 大 き さ は、 中 空環 状 部 2 3 の 中 心 と デ イ ス ク 1 の 振 れ 回 り の 中 心軸 P 1 の 距 離、 つ ま り 振 れ 回 り の 回 転 半径 X 1 が大 き い ほ ど大 き く な る。 し た が つ て、 図 3 に 示 し た よ う に、 中 空 環 状部 2 3 の 中 心 P 2 が ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 カヽ ら Δ X だ け ず れ て い る 場 合 に は、 そ の 分 だ け 自 由 水 面 2 8 の 半径
S が 小 さ く な る。
し か し な 力く ら、 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 中 空 環 状 部 2 3 の 中 心 P 2 と、 ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 の 位 置 ず れ を 実 質 的 に 無 く す た め に ク ラ ン パ 1 6 a に 設 け ら れ た 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 力、'、 ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の ス ピ ン ド ノレ 軸 2 1 と 嵌 合 し て い る 孔、 す な わ ち、 位 置 決 め 孔 1 3 と 同 一 の 孔 に 嵌 合 し て 位 置 決 め さ れ る 構 成 と な っ て い る。 こ の た め、 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 振 れ 回 り の 回 転 半 径 X 1 力、' 小 さ く な る こ と 力く な く、 自 由 水 面 2 8 の 半 径 S を 大 き く す る こ と が で き、 限 ら れ た 体 積 の 中 で よ り 大 き な 遠 心 力 Q を 発 生 さ せ る こ と が 可 能 で あ ま た、 第 2 の 実 施 例 で は、 第 1 の 実 施 例 に お け る バ ラ ン サ 一 と し て の 球体 2 4 の 代 わ り に 液 体 2 6 を 用 い た が、 液 体 の 場 合 に は、 そ の 移 動 を 妨 げ る 要 因 が 少 な い の で、 バ ラ ン サ 一 を デ ィ ス ク 重 心 G 1 と 反 対側 に 確 実 に 集 中 さ せ る こ と が で き、 第 2 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は 安 定 し た 効 果 が 得 ら れ る。 つ ま り、 ア ン パ、 ラ ン ス 量 が 比 較 的 小 さ い 場 合 や、 よ り 安 定 し た 性 能 が 必 要 と な る 場 合 に は、 第 2 の 実 施 例 の よ う に 液 体 を 用 い た パ' ラ ン サ 一 の 方 が よ り 大 き な 効 果 を 奏 す る。
な お、 上 記 第 2 の 実 施 例 で は バ ラ ン サ ー に 液 体 を 用 い た も の で 示 し た 力、'、 粉 体 や 液 体 と 球 体 の 混 合 流 体 を 用 い て も、 上 記 第 2 の 実 施 例 と 同 様 の 効 果 を 奏 す る。
《 第 3 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な が ら 説 明 す る。 図 7 は 本 発 明 の 第 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 図 8 は 第 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ク ラ ン パ 1 6 b に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 a、 2 3 b の み を 示 し た 平 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ イ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 お い て は、 図 7 及 び 図 8 に 示 す よ う に、 ク ラ ン パ 1 6 b に 形 成 さ れ た タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 に 対 し て 位 置 決 め す る た め の 中 心 突 起 ( 中 心 軸 ) 1 7 と 同 軸 に 2 つ の 中 空 環 状 部 2 3 a 、 2 3 b が 設 け ら れ て い る。 内 周 側 に 位 置 す る 第 1 の 中 空 環 状 部 2 3 a の 内 部 に は、 複 数 個 の 球 体 2 4 が 移 動 可 能 に 収 納 さ れ、 外 周 側 に 位 置 す る 第 2 の 中 空 環 状 部 2 3 b の 内 部 に は、 液 体 2 6 が 封 入 さ れ て い る。
し た 力、' つ て、 第 1 の 中 空 環 状 部 2 3 a と 球体 2 4、 及 び 第 2 の 中 空 環 状 部 2 3 b と 液 体 2 6 に よ り バ ラ ン サ ー 2 9 が 構 成 さ れ て い る。 こ の バ ラ ン サ ー 2 9 は ク ラ ン パ 1 6 b と 一 体 的 に 形 成 さ れ て い る。 そ れ 以 外 の 構 成 は、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 で あ る の で そ の 説 明 は 省 略 す る。
こ の よ う に 構 成 さ れ た 第 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 ア ン バ ラ ン ス 量 力く 大 き い デ ィ ス ク 1 を 1 0 0 H zで 回 転 さ せ た 場 合 に は、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 に 作 用 す る ア ン バ ラ ン ス カ F に よ り イ ン シ ユ レ 一 タ 7 が 変 形 し、 サ ブ ベ ー ス 6 と サ ブ ベ ー ス 6 に 搭 載 さ れ た 構 成 部 品 全 体 が デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 で 振 れ 回 る。
第 3 の 実 施 例 に お い て、 ィ ン シ ュ レ ー 夕 7 の 変 形 に よ る サ ブ ベ ー ス 6 の 共 振 周 波 数 ( 約 6 0 H z ) は デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 ( 約 1 0 0 H z ) よ り 低 く 設 定 さ れ て い る の で、 サ ブ ベ ー ス 6 の 変 位 方 向 と ア ン バ ラ ン ス 力 F の 作 用 方 向 は 常 に ほ ぼ 逆 方 向 と な る。 し た 力く つ て、 図 8 に 示 す よ う に、 サ ブ ベ ー ス 6 上 で 回 転 し て い る デ ィ ス ク 1 の 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 は、 ア ン パ' ラ ン ス 力 F の 作 用 す る デ イ ス ク 1 の 重 心 G 1 と ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 の 間 に 配 置 さ れ る。
第 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 お い て、 ク ラ ン パ 1 6 b に 設 け ら れ た 第 1 の 中 空 環 状 部 2 3 a と 第 2 の 中 空 環 状 部 2 3 b は、 同 軸 上 に 形 成 さ れ て お り、 こ れ ら の 中 心 P 2 は ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 と 実 質 的 に 同 軸 に 位 置 決 め さ れ て い る。 し た 力く つ て、 第 1 の 中 空 環 状 部 2 3 a の 外 周 壁 面 2 5 a 及 び 第 2 の 中 空 環 状 部 2 3 b の 外 周 壁 面 2 5 b の 中 心 P 2 は、 ス ピ ン ド ル モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 と 一 致 し て お り、 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 を 中 心 に 振 れ 回 り 動 作 を 行 う。
第 1 の 中 空 環 状 部 2 3 a に 収納 さ れ た 複 数 の 球体 2 4 は、 前述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 遠 心力 q a と 外 周 壁 面 2 5 a 力、 ら の 抗力 N a の 合 力 で あ る 移 動 力 R に よ り、 外周 壁 面 2 5 a に 沿 っ て 移 動 し、 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 を 挟 ん で デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 と ほ ぼ正反 対 の 位 置 に 向 け て 集 ま り、 遠 心力 Q a を 発 生 さ せ る。
ま た、 第 2 の 中 空 環状 部 2 3 b に 封 入 さ れ た 液 体 2 6 は、 前述 の 第 2 の 実 施 例 と 同 様 に 遠 心 力 Q b に よ り、 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 を 中 心 と し た 半径 S の 自 由 水 面 2 8 を 形 成す る。 こ の た め、 液 体 2 6 は、 デ ィ ス ク 重 心 G 1 と ほ ぼ正反対 の 位 置 に 集 中 す る。
こ の結 果、 デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 と ほ ぼ正 反対 の位 置 に 集 ま っ て き た 複数 の 球体 2 4 及 び 液 体 2 6 の そ れ ぞれ に 作 用 す る 遠 心 力 Q a 及 び遠 心力 Q b に よ り、 デ ィ ス ク 1 の 重心 G に 作用 す る ア ン パ' ラ ン ス 力 F が 相 殺 さ れ、 ァ ン バ ラ ン ス な デ ィ ス ク 1 を 回 転 さ せ た 場合 に 発生 す る サ ブベ ー ス 6 の 振 動 は 抑 制 さ れ る。
上 記 の 第 3 の 実施例 の よ う に、 球体 2 4 を 収納 し た 第 1 の 中 空 環状 部 2 3 a と 液体 2 6 を 封 入 し た 第 2 の 中 空 環状 部 2 3 b の 両 方 を ク ラ ン ノ、 ° 1 6 b に 設 け る こ と に よ り、 球体バ ラ ン サ 一 と 液 体 パ' ラ ン サ 一 の そ れ ぞれ の 欠 点 を 補 完 し て、 よ り 優 れ た 振 動 抑 制 効 果 を 得 る こ と がで き る。
次 に、 第 3 の 実施 例 に お け る 球体バ ラ ン サ 一 と 液体バ ラ ン サ ー に よ る 補 完 の 効 果 を 図 8 と 図 9 を 用 い て 説 明 す
る。 図 9 は パ' ラ ン ス の と れ た、 理 想 的 な デ ィ ス ク を 回 転 さ せ た 場 合 の 球 体 2 4 と 液 体 2 6 の 位 置 を 例 示 す る も の で あ る。
大 き な ア ン バ ラ ン ス な 状 態 の デ ィ ス ク 1 を 回 転 さ せ た 場 合 に は、 図 8 の よ う に 球体 2 4 と 液 体 2 6 は、 デ イ ス ク 重 心 G 1 と ほ ぼ正 反 対 の 位 置 に 集 中 し、 比 重 の よ り 大 き な 球体 2 4 に 作 用 す る 遠心 力 Q a が 主 と な っ て ア ン バ ラ ン ス 力 F を 相 殺 す る。
— 方、 バ ラ ン ス の と れ た 理 想 的 な デ ィ ス ク 1 を 回 転 さ せ た 場 合 に は、 球 体 2 4 と 液 体 2 6 は 不 均 一 な 位 置 に 分 布 さ れ る。 こ の 不 均 一 な 位 置 分 布 が 原 因 と な っ て、 球 体 2 4 自 体 や 液 体 2 6 自 体 に よ り ク ラ ン パ 1 6 b 力く ア ン バ ラ ン ス と な る 可 能 性 力く あ る。 し た 力 つ て、 図 9 の ( a ) に 示 す よ う に、 複 数 個 の 球 体 2 4 自 体 が 互 い に 釣 り 合 う 位 置 に 移 動 し、 液 体 2 6 は 均 一 に 分 布 す る こ と が 好 ま し い。
し 力、 し な 力 ら、 球 体 2 4 に は 第 1 の 中 空 環 状 部 2 3 a の 外 周 壁 面 2 5 a や 底 面 の 摩 擦 抵 抗 や 転 が り 抵 抗 が 作 用 す る た め、 球 体 2 4 に 作 用 す る 移 動 力 R が こ れ ら の 抵 抗 力 よ り 小 さ い 場 合 に は 球 体 2 4 の 移 動 が 阻 害 さ れ る。 球 体 2 4 に 作 用 す る 移 動 力 R は、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 の 説 明 で 述 べ た と お り、 図 3 に 示 す 振 れ 回 り の 半径 X I に 比 例 し て お り、 振 れ 回 り の 半径 X 1 は ア ン バ ラ ン ス 力 F が 大 き い ほ ど 大 き く な る。 し た 力く つ て、 質 量 ア ン バ ラ ン ス が ほ と ん ど な い デ ィ ス ク 1 の 場 合 に は、 球 体 2 4 が 一 時
的 に 一 力 所 に 集 ま り ア ン バ ラ ン ス な 状 態 に な る な ど の、 球体 2 4 自 体 に よ る ア ン バ ラ ン ス が あ る 程 度 以 上 大 き く な ら な い と、 図 9 の ( a ) に 示 す よ う に 球 体 2 4 力 互 い の ア ン バ ラ ン ス と 釣 り 合 う 位 置 に 動 く こ と が で き な い。 と こ ろ カ^ 第 2 の 中 空 環 状 部 2 3 b に 封 入 さ れ た 液 体 2 6 は、 そ の 移 動 を 妨 げ る 要 因 が 少 な い の で ア ン バ ラ ン ス が 小 さ い 場 合 に も 確 実 に 移 動 す る。 し た が っ て、 図 9 の ( b ) に 示 す よ う に、 球 体 2 4 が 好 ま し い 位 置 に 移 動 で き な い 場 合 で も、 液 体 2 6 は 球 体 2 4 自 体 に よ る ア ン バ ラ ン ス と 釣 り 合 う 位 置 に 集 ま り、 振 動 を 抑 制 す る こ と が で き る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 3 の 実 施 例 の 構 成 に よ り、 高 速 回 転 さ せ る デ ィ ス ク 1 の 質 量 バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る 場 合 で も、 質 量 バ ラ ン ス が 取 れ て い る 場 合 で も、 サ ブ べ 一 ス 6 の 振 動 を 抑 制 す る こ と が で き る の で、 第 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は ど の よ う な デ ィ ス ク 1 に 対 し て も 騒 音 を 発 生 す る こ と が な く、 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 と な り、 よ り 高 速 回 転 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
《 第 4 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な 力く ら 説 明 す る。 図 1 0 は 本 発 明 の 第 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ス ピ ン ド ル モ — タ 2 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図
2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 図 1 0 に 示 す よ う に、 ス ピ ン ド ノレ 軸 2 1 力、' タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 に 設 け ら れ た 位 置 決 め 孔 1 3 と 嵌 合 す る と 共 に、 ス ピ ン ド ル 軸 2 1 が 位 置 決 め 孔 1 3 を 貫 通 し て い る。 タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 の 位 置 決 め 孔 1 3 を 貫 通 し た ス ピ ン ド ル 軸 2 1 は、 ク ラ ン パ 1 6 c の 中 心 に 形 成 さ れ た 中 心 孔 1 1 7 に 嵌 合 し て お り、 ク ラ ン ノヽ ° 1 6 c は ス ピ ン ド ノレ 軸 2 1 に 貫 通 さ れ て 位 置 決 め さ れ て い る。
こ の ク ラ ン パ 1 6 c の 中 心 孔 1 1 7 と 同 軸 に 中 空 環 状 部 2 3 が 設 け ら れ て お り、 そ の 中 空 環 状 部 2 3 の 内 部 に は 複 数 個 の 球 体 2 4 が 収 納 さ れ て い る。 し た 力 つ て、 中 空 環 状 部 2 3 と 球 体 2 4 で 球 体 バ ラ ン サ 一 2 2 b が構 成 さ れ て お り、 球 体 バ ラ ン サ 一 2 2 b は ク ラ ン ノ、° 1 6 。 と 一 体 的 に 形 成 さ れ て い る。 上 記 以 外 の 構 成 は 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 で あ る。
上 記 の よ う に 構 成 さ れ た 第 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 ア ン バ ラ ン ス 量 が 大 き い デ ィ ス ク 1 を 1 0 0 H zで 回 転 さ せ た 場 合 に は、 図 2 に 示 し た 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 サ ブ ベ ー ス 6 上 で 回 転 し て い る デ ィ ス ク 1 の 振 れ 回 り の 中 心 軸 P 1 は、 ア ン ノく' ラ ン ス 力 F の 作 用 す る デ ィ ス ク 1 の 重 心 G 1 と ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 の 間 に 配 置 さ れ る。
図 1 0 に 示 す よ う に、 第 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ク ラ ン パ 1 6 c に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 は、 中 心 孔 1 1 7 と 同 軸 に 形 成 さ れ て い る。 ま た、 こ の 中 心 孔 1 1 7 は、 ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 回 転 中 心 軸 と な る ス ピ ン ド ル 軸 2 1 と 直 接 嵌 合 す る よ う に 構 成 さ れ て い る。 し た 力 つ て、 前 述 の 図 3 に 示 し た 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 中 空 環 状 部 2 3 の 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 力、 ら の ず れ Δ X は 実 質 的 に 0 に 設 定 さ れ て い る。 こ の た め、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 で 述 べ た よ う な 中 空 環 状 部 2 3 の 中 心 P 2 と ス ピ ン ド ノレ モ 一 タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 の 位 置 ず れ に よ っ て 球 体 2 4 に よ る 振 動 抑 制 の 効 果 が 小 さ く な る と い う 問 題 を 回 避 す る こ と 力 で き る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 4 の 実 施 例 の 構 成 に よ っ て、 球 体 2 4 を 用 い た 場 合 の バ ラ ン サ 一 に よ る 振 動 抑 制 効 果 を よ り 大 き な も の と す る こ と 力、' で き る。
《 第 5 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な 力く ら 説 明 す る。 図 1 1 は 第 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ク ラ ン パ に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 を 示 し た 平 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 バ ラ ン サ 一 自 体 か ら 発 生 す る 騒 音 の 大 き さ を 低 減 す る も の で あ り、 図 1 に 示 し た 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に 球 体 バ ラ ン サ 一 2 2 c 力、' ク ラ ン パ と 一 体 的 に 構 成 さ れ て い る。
図 1 1 に 示 す よ う に、 第 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 中 空 環 状 部 2 3 の 内 部 に 金 属 製 球 体 2 4 c と 樹 脂 製 球 体 2 4 d を 交 互 に 配 置 し て 収 納 し た も の で あ る。 そ れ 以 外 の 構 成 は 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 で あ る。
こ の よ う に 構 成 さ れ た 第 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 ア ン バ ラ ン ス 量 力く 大 き い デ ィ ス ク 1 を 1 0 0 H zで 回 転 さ せ た 場 合 に は、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 金 属 製 球 体 2 4 c と 樹 脂 製 球 体 2 4 d は、 そ れ ぞ れ に 作 用 す る 移 動 力 R に よ り、 デ ィ ス ク 重 心 G 1 と ほ ぼ 正 反 対 の 位 置 に 集 中 す る。 そ し て、 そ れ ぞ れ に 作 用 す る 遠 心 力 の 合 力 Q 力く、 デ ィ ス ク 重 心 G 1 に 作 用 す る ア ン バ ラ ン ス カ F を 相 殺 す る た め、 第 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動 は 抑 制 さ れ る。
次 に、 デ ィ ス ク 1 が 停 止 し て い る 状態 や、 ま た は デ ィ ス ク 1 を 停 止 し て い る 状 態 か ら 目 標 回 転 周 波 数 ま で 加 速 し て い く 途 中 や 逆 に 停 止 さ せ る た め に 減 速 途 中 に お け る 回 転 周 波 数 が 低 い 状 態 に お け る 球 体 バ ラ ン サ 一 の 球 体 の 動 作 に つ い て 説 明 す る。
デ ィ ス ク 1 が 停 止 し て い る 状 態 で は 当 然、 球 体 に は 遠 心 力 は 作 用 し な い し、 ま た 回 転 周 波 数 が 低 い 状 態 で は 球 体 に 作 用 す る 遠 心 力 が 小 さ い の で、 球 体 は 中 空 環 状 部 2
3 の 外 周 壁 面 2 5 に 押 し 付 け ら れ な い 場合 が生 じ る。 し た が っ て、 当 該 デ ィ ス ク 駆動装置 の 輪 送 中 に お い て 外 部 か ら 振 動 が加 え ら れ た と き や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 動作 初 期 時 や 減 速 動 作 終 了 時 に は、 球体 が 中 空 環 状 部 2 3 の 内 部 で 遊 動 し て、 球体 が 互 い に 衝 突 し た り、 球体 が 中 空 環状 部 2 3 の 内 壁 面 に 衝 突 す る。 こ の た め、 も し 球 体 を す ベ て 金 属 な ど の 硬 度 の 高 い 材 質 の も の で 形 成 し た 場 合 に は、 上 記 状 態 に お い て 衝 突 音 が発 生 し、 そ の 大 き さ 力、' 好 ま し く な い レ ベ ル ま で 大 き く な る 可 能性 が あ る。
そ こ で、 本 発 明 の 第 5 の 実 施 例 に お い て は、 図 1 1 に 示 す よ う に 中 空 環状 部 2 3 の 内 部 に 金 属 製 球体 2 4 c と. よ り 硬度 が低 い 樹脂 製 球体 2 4 d を 交 互 に 配 置 し て 収 納 し、 少 な く と も 硬度 の 高 い 金 属 製 球体 2 4 c が 互 い に 直 接衝 突 す る こ と を 避 け る 構成 に な っ て い る。 こ の よ う に 構成 し た こ と に よ り、 第 5 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆 動装 置 は、 デ ィ ス ク 1 の 停 止 中 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 動 作初 期 時 や 減 速 動作終 了 時 に 発生 す る 衝突 音 の 大 き さ を 低減 す る こ と 力、' で き る。
な お、 樹脂製 球体 2 4 d は 樹脂 材料 の み で構成 さ れ て い て も 良 い 力、'、 金属 製 球体 に 樹脂 材 料 や 防 振 ゴ ム な ど を コ ー テ ィ ン グ し た も の で も 同 様 の 効 果 を 奏 す る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 5 の 実 施例 の 構成 に よ り、 質量バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク 1 を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再生 が可 能 と な る と 共 に、 高速 回 転 中 ば か り で な く、 デ ィ ス ク の 回 転 の 加 速 時や 減
速 時、 さ ら に は 装 置 の 輸 送 途 中 な ど に も 好 ま し く な い 騒 音 が 発 生 し な い 高 速 回 転 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と 力、' で き る。
《 第 6 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 6 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な 力 ら 説 明 す る。 図 1 2 は 本 発 明 の 第 6 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ス ピ ン ド ル モ 一 夕 2 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 6 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 第 1 の 実 施 例 に お い て ク ラ ン パ 1 6 に 設 け た 中 空 環 状 部 2 3 を タ ー ン テ 一 ブ ノレ 1 0 に 設 け た も の で あ る。 第 6 の 実 施 例 に お け る 中 空 環 状 部 2 3 の 内 部 に は、 複 数 個 の 球 体 2 4 が 移 動 可 能 に 収 納 さ れ て い る。 第 6 の 実 施 例 に お け る ク ラ ン ノ、 1 1 6 は、 前 述 の 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 と 同 一 の も の を 使 用 し、 そ の 他 の 第 6 の 実 施 例 の 構 成 は 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 一 で あ る。
第 6 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 中 空 環 状 部 2 3 の 内 部 に 複 数 個 の 球 体 2 4 が 移 動 可 能 に 収 納 さ れ て い る。 し た 力く つ て、 常 に ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 軸 2 1 と 一 体 的 に 構 成 さ れ て い る タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 に 中 空 環 状 部 2 3 が 設 け ら れ て い る の で、 中 空 環 状 部 2 3 の ス
ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 に 対 し て 中 空 環 状 部 2 3 の 中 心 軸 を 同 軸 に 形 成 す る こ と が容 易 で あ る。 し た が つ て、 中 空 環 状 部 2 3 の 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 軸 P 2 と ス ピ ン ド ル モ ー タ の 回 転 中 心 軸 P 0 の ずれ を 実質 的 に な く す こ と が で き、 常 に ボ ー ルバ ラ ン サ 一 2 2 の 効 果 が安 定 し て 得 ら れ る。 ま た、 第 6 の 実施 例 で は、 タ ー ン テ ー プ ル 1 0 に 設 け た 中 空 環 状 部 2 3 の 内 部 に 複 数個 の 球体 2 4 を 収納 し た カ^ 当 然、 球体 2 4 の 代 わ り に 液 体 2 6 を 封 入 し て も 同 様 の 効 果 が得 ら れ る。
《 第 7 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 7 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な ;^ ら 説 明 す る。 図 1 3 の ( a ) と ( b ) は、 第 7 の 実 施例 の デ ィ ス ク 駆動装 置 に お け る ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近傍 を 示 す側 面 断面 図 で あ る。 図 1 3 の ( a ) は デ ィ ス ク 1 が停 止 若 し く は 低 速度 で 回 転 し て い る 状 態 を 示 し て お り、 図 1 3 の ( b ) は デ ィ ス ク 1 が高 速度 で 回 転 し て い る 状態 を 示 し て い る。 な お、 前 述 の第 1 の 実施 例 及 び第 2 の 実 施例 の デ ィ ス ク 駆 動 装置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆動装 置 に お け る 要 素 と 実質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符号を 付 し て そ の 説 明 は 省 略す る。
本 発 明 の 第 7 の 実 施例 は、 バ ラ ン サ ー 自 体 力、 ら 発生 す る 騒 音 の 大 き さ を 低 減 す る こ と が で き る デ ィ ス ク 駆動 装 置 で あ る。 図 1 3 の ( a ) と ( b ) に 示 す よ う に、 中 空 環状 部 2 3 c を タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 a に 設 け、 そ の 内 部
に 複 数 の磁性 球 体 2 4 e が収納 さ れ て い る。 中 空 環状 部 2 3 c と 磁性 球 体 2 4 e で構成 さ れ る 球体バ ラ ン サ 一 2 2 d は、 タ ー ン テ ー プノレ 1 0 a と 一 体 的 に 形 成 さ れ て い る。
第 7 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆 動装 置 は、 中 空 環 状 部 2 3 c の 内 周 側 に リ ン グ状 の マ グ ネ ッ ト 3 0 が 配 置 さ れ て い る。 ま た、 第 7 の 実 施例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ク ラ ン パ 1 1 6 は、 従 来 の デ ィ ス ク 駆 動装 置 と 同 一 の も の を 使 用 し、 そ の 他 の 構成 は 前述 の 第 1 の 実施例 と 同 一 で あ る。
第 7 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆動装 置 は、 中 空 環状 部 2 3 c の 内 部 に 複 数 の 磁 性球体 2 4 e を 収納 し、 中 空 環 状 部 2 3 c の 内 周 側 に リ ン グ状 の マ グ ネ ッ 卜 3 0 が 配 置 さ れ て い る の で、 磁 性球体 2 4 e に は マ グ ネ ッ ト 3 0 力ヽ ら の 吸 引 力 が作 用 し、 磁性球体 2 4 e は 常 に 中 空 環 状 部 2 3 c の 内 周 壁 面 3 1 に 当 接 す る 方 向 に 付勢 さ れ て い る。 こ の た め、 デ ィ ス ク 1 が停 止 し て い る 場合 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 動 作初 期 時 や 減速動 作終 了 時 の 回 転 周 波 数 が低 く、 磁性 球体 2 4 e に 作用 す る 遠心力 が小 さ い 場 合 に は、 図 1 3 の ( a ) に 示 す よ う に、 磁性 球体 2 4 e は マ グ ネ ッ 卜 3 0 の 吸 引 力 に よ り 中 空 環状 部 2 3 c の 内 周 壁 面 3 1 に 吸 着 し て い る。
し た が っ て、 前述 の 第 5 の 実施 例 の 説 明 で述 べ た よ う な、 デ ィ ス ク 駆 動装 置 の 輸送 中 な ど に 外 部 カヽ ら 振 動 が加 え ら れ た 場 合 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 動作初 期 時 や
減 速 動 作 終 了 時 に お い て、 球 体 が 互 い に 衝 突 し た り、 球 体 が 中 空 環 状 部 2 3 c の 内 壁 面 に 衝 突 す る こ と が な く、 好 ま し く な い 騒 音 の 発 生 を 避 け る こ と が で き る。
一 方、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が 高 く な り、 デ ィ ス ク 1 の ア ン バ ラ ン ス に 起 因 す る 振 動 が 好 ま し く な い 大 き さ の 高 い 回 転 周 波 数 に な っ た と き に は、 図 1 3 の ( b ) に 示 す よ う に、 磁 性 球 体 2 4 e は そ の 遠 心 力 に よ り 中 空 環 状 部 2 3 c の 外 周 壁 面 2 5 c に 押 し 付 け ら れ る。
例 え ば、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 が 加 速 さ れ て、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が 上 昇 し、 磁 性 球 体 2 4 e に 作 用 す る 遠 心 力 が マ グ ネ ッ ト 3 0 に よ る 吸 引 力 よ り 大 き く な る 回 転 周 波 数 ま で 上 昇 す る と、 内 周 壁 面 3 1 に 吸 着 し て い た 磁 性 球 体 2 4 e は 外 周 壁 面 2 5 c に 向 け て 飛 び 出 す。
磁 性 球 体 2 4 e が 外 周 壁 面 2 5 c に 向 け て 飛 び 出 す と き の 回 転 周 波 数 を f s と し、 磁 性 球 体 2 4 e が 外 周 壁 面 2 5 c に 張 り 付 い て 保 持 さ れ る の に 十 分 な 遠 心 力 が 発 生 す る と き の 回 転 周 波 数 を f h と し、 デ ィ ス ク 1 の ア ン バ ラ ン ス に 起 因 す る 振 動 が 好 ま し く な い 大 き さ と な る 回 転 周 波 数 を f n と す る と、 こ れ ら の 大 小 関 係 は、 f h < f s < i n と な る の が 望 ま し い。 つ ま り、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が f h よ り 低 い と き に、 外 部 か ら 振動 や 衝 撃 が 加 え ら れ て も 磁 性 球 体 2 4 e を 確 実 に 吸 着 保持 で き る よ う に f s を f h よ り 十 分 高 く す る こ と が 望 ま し く、 か つ f s は f n よ り は 低 く し て 球 体 バ ラ ン サ 一 2 2 c の 振 動 抑 制 効 果 が 発 揮 さ れ る よ う に マ グ ネ ッ 卜 3 0 の 吸 引 力 の
大 き さ を 設 定 す る こ と が 好 ま し い。
ま た、 第 7 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の ス ピ ン ド ノレ 軸 2 1 に 固 着 さ れ た 夕 一 ン テ 一 ブ ル 1 0 a に 中 空 環 状 部 2 3 c 力く 設 け ら れ て い る の で、 中 空 環 状 部 2 3 c の ス ピ ン ド ル モ ー タ の 回 転 中 心 軸 P 0 に 対 し て 中 空 環 状 部 2 3 c の 中 心 軸 を 同 軸 に 形 成 す る こ と が 容 易 で あ る。
し た 力 つ て、 前 述 の 図 3 に 示 し た よ う な 外 周 壁 面 2 5 の 中 心 P 2 と ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 と の 間 の ず れ Δ X は ほ と ん ど な く、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 で 述 ベ た よ う な 中 空 環 状 部 2 3 の 中 心 と ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 の 位 置 ず れ に よ っ て 球体 2 4 に よ る 振 動 抑 制 の 効 果 が ヽ さ く な る と い う 問 題 を 回 避 す る こ と が で き る。
さ ら に、 中 空 環 状 部 2 3 c に 収 納 す る 球 体 を 比 重 の 大 き な 磁性 鋼 球 と す れ ば、 ア ン バ ラ ン ス 力 に よ る 振 動 の 抑 制 効 果 を さ ら に 大 き く す る こ と も 可 能 と な る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 7 の 実 施 例 の 構 成 に よ り、 質 量 バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 と な る と 共 に、 高 速 回 転 中 ば か り で な く、 デ ィ ス ク の 回 転 の 加 速 時 や 減 速 時、 さ ら に は 装 置 の 輸 送 中 な ど に も 好 ま し く な い 騒 音 が 発 生 し な い デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
《 第 8 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 8 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ
い て、 図 面 を 参 照 し な 力く ら 説 明 す る。 図 1 4 は 第 8 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装置 に お け る ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近傍 を 示 す側 面 断面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 8 の 実 施例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 で は、 図 1 4 に 示 す よ う に 中 空 環 状 部 2 3 c を タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 b に 設 け、 そ の 内 部 に 複数 の 磁性 球体 2 4 e を 収 納 し て お り、 中 空 環 状 部 2 3 c と 磁性球体 2 4 e で 構成 さ れ た 球体 / ラ ン サ ー 2 2 d 力く タ ー ン テ 一 ブ ノレ 1 0 b と 一体 的 に 形 成 さ れ て い る。
第 8 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 中 空環状 部 2 3 c の 外 周 側 に リ ン グ状 の マ グ ネ ッ 卜 3 0 が 配設 さ れ て い る。 そ の 他 の 構成 は 前 述 の 第 7 の 実施例 と 同 一 で あ る。
こ の よ う に 構成 さ れ た 第 8 の 実 施例 に お い て、 前 述 の 第 7 の 実 施例 と 同 様 に、
磁性 球体 2 4 e に は マ グ ネ ッ 卜 3 0 力ヽ ら の 吸 引 力 が作用 し、 磁性 球体 2 4 e は 常 に 中 空 環 状 部 2 3 c の 外 周 壁 面 2 5 c と 当 接 す る 方 向 に 付勢 さ れ て い る。 し た 力 つ て、 デ ィ ス ク 1 が 停止 し て い る 場 合 や デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 起 動 時 や 減 速 終 了 時 で 回 転 周 波 数が低 く、 磁性球体 2 4 e に 作 用 す る 遠 心 力 が 小 さ い 場 合 に は、 磁性球体 2 4 e が マ グ ネ ッ ト 3 0 の 吸 引 力 に よ り 中 空 環状 部 2 3 c の 外 周
壁 面 2 5 c に 吸 着 し て い る。 し た 力 つ て、 前 述 の 第 7 の 実 施 例 と 同 様 に、 デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の 輸 送 中 な ど に 外 部 か ら 振 動 が 加 え ら れ た 場 合 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 動 作 初 期 時 や 減 速 動 作 初 期 時 に 球 体 が 互 い に 衝 突 し た り- 中 空 環 状 部 2 3 c の 内 壁 面 に 球 体 が 衝 突 す る こ と が な く, 好 ま し く な い 騒 音 の 発 生 を 避 け る こ と が で き る。
第 8 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 述 の 第 7 の 実 施 例 と 異 な り、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 の 高 さ に 関 わ ら ず、 デ ィ ス ク 1 が 停 止 し て い る 場 合 で も 磁 性 球 体 2 4 e は 外 周 壁 面 2 5 c に 当 接 し 張 り 付 い て い る。 し た 力く つ て、 第 8 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 磁 性 球 体 2 4 e に 作 用 す る マ グ ネ ッ 卜 3 0 の 吸 引 力 力く 大 き く な り 過 ぎ ず、 か つ 外 周 壁 面 2 5 c の 全 周 に お い て ほ ぼ 均 一 に な る よ う に マ グ ネ ッ 卜 3 0 の 着 磁 を 行 え ば、 マ グ ネ ッ 卜 3 0 の 吸 引 力 が 磁 性 球 体 2 4 e の デ ィ ス ク 重 心 G 1 と 反 対 の 位 置 へ の 移 動 を 阻 害 す る こ と は な く、 振 動 抑 制 効 果 も 十 分 得 る こ と 力く で き る。 マ グ ネ ッ ト 3 0 の 着 磁 は、 例 え ば外 周 壁 面 2 5 c の 中 心 軸 方 向 に 単 極着 磁 す る こ と が 好 ま し い。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 8 の 実 施 例 の 構成 に よ り、 質 量 バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 と な る と 共 に、 高 速 回 転 中 ば 力、 り で な く、 デ ィ ス ク の 回 転 の 加 速 時 や 減 速 時、 さ ら に は 装 置 の 輸 送 中 な ど に も 好 ま し く な い 騒 音 が 発 生 し な い 高 速 回 転 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る
こ と 力く で き る。
《 第 9 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 9 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な カ ら 説 明 す る。 図 1 5 は 第 9 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ス ピ ン ド ル モ ー タ 2 の 近傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る。 図 1 6 は 第 9 の 実 施例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 c に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 c の み の 近 傍 を 示 し た 平 面 断面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実施 例 及 び第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ イ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符号 を 付 し て そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 9 の 実 施例 で は、 図 1 5 及 び 図 1 6 に 示 す よ う に 中 空 環 状 部 2 3 c を タ ー ン テ 一 ブノレ 1 0 c に 設 け、 そ の 内 部 に 複 数 の 磁 性 球体 2 4 e を 収納 す る 球体バ ラ ン サ ー 2 2 d が 形 成 さ れ て い る。 そ し て、 中 空環 状 部 2 3 c の 外壁 4 3 の 外 側 に は 電磁 石 4 0 が 配置 さ れ て い る。 電磁石 4 0 は、 鉄心 4 1 と、 鉄心 4 1 の 中 央部 に 巻か れ た コ イ ル 4 2 に よ り 構成 さ れ て お り、 鉄心 4 1 の 内 側 端 面 は 中 空 環状 部 2 3 c の 外壁 4 3 に 対 し て 所定 の 隙 間 を あ け て 対 向 す る よ う 形 成 さ れ、 サ ブ ベ ー ス 6 に 固 定 さ れ て い る。 そ の 他 の構成 は 前述 の 第 7 の 実 施 例 と 同 一 で あ る。
こ の よ う に 構 成 さ れ た 第 9 の 実 施例 に お い て、 コ イ ル 4 2 に 通 電 す る こ と に よ り 磁 界 を 発生 さ せ、 磁 性球体 2
4 e に 吸 引 力 を 作 用 さ せ る こ と 力 で き る。 こ の 吸 引 力 に よ り 磁 性 球 体 2 4 e は 中 空 環 状 部 2 3 c の 外 周 壁 面 2 5 c に 近 づ く 方 向 に 付 勢 さ れ る。 よ っ て、 デ ィ ス ク 1 が 停 止 し て い る 場 合 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 動 作 初 期 時 や 減 速 動 作 終 了 時 で 回 転 周 波 数 が 低 く、 磁 性 球 体 2 4 e に 作 用 す る 遠 心 力 が 小 さ い 場 合 に は、 コ イ ル 4 2 に 通 電 す る こ と に よ り 磁 性 球 体 2 4 e を 外 周 壁 面 2 5 c に 吸 着 さ せ る よ う 構 成 さ れ て い る。 こ の た め、 第 9 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 球 体 同 士 の 衝 突 や 球 体 の 中 空 環 状 部 2 3 c の 内 壁 面 へ の 衝 突 を 防 ぐ こ と が で き る c ま た、 第 9 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 磁 性 球 体 2 4 e を 外 周 壁 面 2 5 c に 張 り 付 か せ る の に 十 分 な 遠 心 力 が 発 生 す る 周 波 数 で デ ィ ス ク 1 が 回 転 し て い る と き、 コ イ ル 4 2 へ の 通 電 を 遮 断 す る。 こ れ に よ り、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 磁 性 球 体 2 4 e の デ ィ ス ク 重 心 G 1 と 反 対 の 位 置 へ 移 動 が 可 能 な 状 態 に す る こ と が で き る よ う 構 成 さ れ て い る。
こ の よ う に 第 9 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は 構 成 さ れ て い る た め、 コ イ ル 4 2 に 流 す 電 流量 に よ り 磁 性 球 体 2 4 e に 作 用 す る 吸 着 力 の 大 き さ を コ ン ト ロ 一 ノレ す る こ と 力く で き る と 共 に、 コ イ ル 4 2 へ の 通 電 の 0 1^ // 0 ? ? 切 換 動 作 に よ り 吸着 状 態 と 移 動 可 能 な 状 態 の 切 換 を 容 易 に 行 う こ と 力く で き る。 し た が つ て、 吸 着 力 必 要 な 際 に は コ イ ル 4 2 に 十 分 な 電 流 を 流 す こ と に よ り 確 実 に 磁 性 球 体 2 4 e の 衝 突 に よ る 騒 音 の 発 生 を 防 止 す る こ と が で き
る。 ま た、 デ ィ ス ク 1 が 高 速 回 転 し て、 ア ン バ ラ ン ス 力 に よ る 振 動 力く 大 き く な る と き に は、 コ ィ ノレ 4 2 の 通 電 を 遮 断 す る こ と に よ り 確 実 に 磁 性 球 体 2 4 e を デ ィ ス ク 重 心 G 1 と 反 対 の 位 置 に 移 動 さ せ、 振 動 抑 制 の 効 果 を 十 分 発 揮 さ せ る こ と が で き る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 9 の 実 施 例 の 構 成 に よ り、 質 量 バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 と な る と 共 に、 高 速 回 転 中 ば か り で な く、 デ ィ ス ク の 回 転 の 加 速 時 や 減 速 時 に も 好 ま し く な い 騒 音 が 発 生 し な い 高 速 回 転 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
《 第 1 0 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 1 0 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な 力、' ら 説 明 す る。 図 1 7 は 第 1 0 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 1 0 の 実 施 例 で は、 図 1 7 に 示 す よ う に、 ク ラ ン パ 1 6 d に 内 蔵 さ れ て い る マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 外 周 側 に 中 空 環 状 部 2 3 d を 形 成 し、 そ の 内 部 に 複 数 個 の 磁 性 球 体 2 4 e が 収 納 さ れ て い る。 中 空 環 状 部 2 3 d と 磁 性 球 体 2 4 e で 構 成 さ れ る 球 体ノく ラ ン サ 一 2 2 e は、 ク
ラ ン パ 1 6 d と 一体 的 に 形 成 さ れ て い る。
図 1 7 に 示 す よ う に、 第 1 0 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 マ グ ネ ッ ト 1 8 の 上 面 に は バ ッ ク ヨ ー ク 5 0 が 固 定 さ れ て い る。 こ の ノく ッ ク ヨ ー ク 5 0 の 外 周 半 径 は、 マ グ ネ ッ ト 1 8 の 外 周 半 径 よ り 大 き く 形 成 さ れ て い る。 ま た、 マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に は 防振 ゴ ム な ど の 弾 性体 5 2 が 装着 さ れ て い る。 そ の 他 の 構成 は 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 一 で あ る。
こ の よ う に 構 成 さ れ た 第 1 0 の 実施例 に お い て は、 前 述 の 図 1 3 に 示 し た 第 7 の 実 施例 に お け る マ グ ネ ッ ト 3 0 の 代 わ り に デ ィ ス ク 1 を 挟 持 す る た め の 吸 引 力 を 発 生 す る マ グ ネ ッ 卜 1 8 を 流 用 し て 磁 性 球体 2 4 e を 吸着 保 持 す る 構成 で あ る。
磁性 球体 2 4 e に は マ グ ネ ッ 卜 1 8 力、 ら の 吸 引 力 が作 用 し、 磁性 球体 2 4 e は 常 に マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に 近 づ く 方 向 に 付勢 さ れ て い る。 こ の た め、 デ イ ス ク 1 が停 止 し て い る 場合 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が 低 く、 磁性球体 2 4 e に 作用 す る 遠 心力 が小 さ い 場合 に は、 磁性 球体 2 4 e は マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 吸 引 力 に よ り マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に 装着 さ れ た 弾性体 5 2 に 吸 着 し て い る。 し た が っ て、 前述 の 第 7 の 実施例 と 同 様 に、 デ ィ ス ク 駆 動装置 の 輸送 中 な ど に 外 部 力、 ら 振 動 が加 え ら れ た 場合 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の加 速 動作初 期 時 や 減 速 動作終 了 時 に 球体 が 互 い に 衝 突 し た り、 球体 が 中 空 環状 部 2 3 d の 内 壁 面 に 衝 突 す る こ と 力く な く、 好 ま し く
な い 騒 音 の 発 生 を 避 け る こ と がで き る。
マ グ ネ ッ 卜 1 8 は、 デ ィ ス ク 1 を 挟 持す る に 十 分 な 吸 引 力 を 発 生 す る た め に 上 下方 向 に 着 磁 さ れ て い る。 こ の た め、 マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 側 面 へ の 漏 れ磁束 を 利 用 し て 磁 性球 体 2 4 e を 吸 着 保 持 す る こ と に な り、 磁性 球体 2 4 e に 作 用 す る 吸 引 力 は、 マ グ ネ ッ ト 1 8 と 対 向 ヨ ー ク 1 5 の 間 に 作用 す る 吸 引 力 よ り も 極端 に 小 さ く な つ て い る < 一 方、 マ グ ネ ッ ト 1 8 と 対 向 ヨ ー ク 1 5 と の 間 の 吸 引 力 を 大 き く し 過 ぎ る と デ ィ ス ク 1 の タ ー ン テ ー プ ノレ 1 1 0 へ の 装 着 を 解 除 す る と き に こ の 吸 引 力 に 打 ち 勝 つ た め に 非 常 に 大 き な 力 が 必 要 と な る。 こ の 結果、 装着 を 解 除 す る ロ ー デ イ ン グ モ ー タ ( 図 示 せ ず ) の 消 費 電 流 を 大 き く す る 必 要 が 生 じ た り、 場 合 に よ っ て は 装 着 の 解 除 が で き な く な る な ど の 不 具合 が 発 生 す る 可 能性 が あ る。 し た が っ て、 マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 発 生 す る 磁 界 の 大 き さ を 必 要 以 上 に 大 き く す る こ と は 好 ま し く な く、 磁性球体 2 4 e を 吸 着保 持 す る の に 十 分 な 吸 引 力 を マ グ ネ ッ ト 1 8 か ら 得 る た め に は、 マ グ ネ ッ ト 1 8 の 側 面 へ の 漏れ磁束 を 最 大 限 に 利 用 す る 必 要 が あ る。
そ こ で、 第 1 0 の 実施例 の デ ィ ス ク 駆動 装置 に お い て は、 マ グ ネ ッ ト 1 8 の 上 面 に 固 定 さ れ たバ ッ ク ヨ ー ク 5 0 の 外 周 半径 を マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 外 周 半径 よ り も 大 き く 形 成 し て い る。 こ の よ う に 第 1 0 の 実施例 の デ ィ ス ク 駆 動装 置 は 構成 さ れ て い る た め、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波数 が低 い と き、 磁 性 球体 2 4 e は マ グ ネ ッ ト 1 8 の 外 周 側
面 5 1 に 設 け ら れ た 弾性体 5 2 に 確 実 に 吸 着 さ れ て い る, す な わ ち、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が低 い に も か か わ ら ず、 磁性 球体 2 4 e が遠 心 力 に よ り 弾性体 5 2 か ら 離 れ か け て も、 バ ッ ク ヨ ー ク 5 0 の 外 周 端 面 力、 ら 磁 性 球体 2
4 e を 通 っ て マ グ ネ ッ ト 1 8 の 底 面 に 至 る 磁路 が形 成 さ れ て い る た め、 磁性 球体 2 4 e に は 吸 引 力 が作 用 し続 け る。
し た つ て、 第 1 0 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 に お い て は、 问 い 回 転周 波 数 ま で 磁性 球体 2 4 e を 確 実 に 吸 着保 持す る こ と カヾ で さ る。 す な わ ち、 第 1 0 の 実 施例 の ァ ィ ス ク 駆動 装 置 は、 磁性 球体 2 4 e を 中 空環 状 部 2 3 d の 外 周 壁 面 2 5 d に 張 り 付 力、 せ る に 十分 な 遠 心 力 が発 生 す る 回 転 周 波 数 ま で、 磁性球体 2 4 e を 弾性体 5 2 に 確実 に 吸 着 保 持 す る こ と が で き る
ま た、 デ イ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が 下 が つ て き た と き に は、 外 周 壁 面 2 5 d に 張 り 付 い て い た 磁性 球体 2 4 e は マ グ 不 ッ 卜 1 8 の 吸 引 力 に よ り マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に 引 き 寄 せ ら れ る。 こ の と き、 磁性 球体 2 4 e は. マ グ 不 ッ 卜 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に 弾性体 5 2 が装着 さ れ て い る の で . マ グネ ッ 卜 1 8 に は 直 接衝突 せ ず、 弾性体
5 2 に 衝 突 し、 そ の 衝 撃 は 吸 収 さ れ る よ う 構成 さ れて い る。 し た が つ て、 第 1 0 の 実施 例 の デ イ ス ク 駆動装置 は、 丁 ィ ス ク 1 の 回 転 を 停 止 さ せ る 場 合 や デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 を 低 く 変化 さ せ て 記 録 ゃ 再 生 を 行 う 場合 な どに も 好 ま し く な い 騒 音 や 衝 擊 に よ る 不 具 合 の発生 を 避 け る こ
と 力 で き る。
さ ら に 本 発 明 の 第 1 0 の 実 施 例 に よ れ ば、 デ ィ ス ク 1 を 挟 持 す る た め の 吸 引 力 を 発 生 す る マ グ ネ ッ ト 1 8 を 流 用 し て 磁 性 球 体 2 4 e を 吸 着 保 持 す る 構成 で あ る た め、 吸着 保 持 用 の マ グ ネ ッ 卜 な ど を 新 た に 設 け る 必 要 が な く . 部 品 点 数 を 削 減 す る こ と が で き る。
な お、 マ グ ネ ッ ト 1 8 に 装 着 す る 弾性体 5 2 は、 例 え ば 防 振材 料 で 形 成 さ れ た カ バ ー で も 良 い し、 マ グ ネ ッ ト 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に 防振材 料 を コ 一 テ ィ ン グ す る こ と に よ り 形 成 し て も 良 い。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 1 0 の 実施例 の 構成 に よ り、 質量 パ' ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再生 が 可 能 と な る と 共 に、 高 速 回 転 中 ば か り で な く、 デ ィ ス ク の 回 転 の 加 速 時 や 減 速 時、 さ ら に は 回 転数 を 随 時変 化 さ せ て 記 録 ま た は 再生 す る 場 合 に お い て も 好 ま し く な い 騒 音 が発生 し な い デ ィ ス ク 駆 動装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
《 第 1 1 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 1 1 の実施例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な 力 ら 説 明 す る。 図 1 8 は 第 1 1 の 実 施例 の デ ィ ス ク 駆動装置 に お け る ク ラ ン パ 1 6 d と タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 の 近傍 を 示 す側 面 断面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実施例 及 び第 2 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆動装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付
し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
前 述 の 第 1 0 の 実 施 例 の 構 成 に お い て は、 マ グ ネ ッ ト 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に 防 振 ゴ ム な ど の 弾 性 体 5 2 を 装 着 し た 力 本 発 明 の 第 1 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 で は、 図 1 8 に 示 す よ う に、 ッ ク ヨ ー ク 5 0 の マ グ ネ ッ ト 1 8 の 外 周 側 面 5 1 よ り 外 周 側 の 端 面 と 下 面 部 分 に も 防 振 ゴ ム な ど の 弾 性 体 5 3 を 装 着 し て い る。 そ の 他 の 構 成 は 前 述 の 第 1 0 の 実 施 例 と 同 一 で あ る。
上 記 の よ う に 構 成 さ れ た 第 1 1 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 バ ッ ク ヨ ー ク 5 0 に も 弾 性 体 5 3 を 装 着 し て い る の で、 好 ま し く な い 騒 音 や 衝 撃 に よ る 不 具 合 の 発 生 を 避 け る こ と が で き る。
デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 減 速 時 に 回 転 周 波 数 が 下 が り、 磁 性 球 体 2 4 e が マ グ ネ ッ ト 1 8 の 吸 引 力 に よ り マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に 引 き 寄 せ ら れ た と き、 マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 外 周 側 面 5 1 に 装 着 し て い る 弾 性 体 5 2 で は な く、 バ ッ ク ヨ ー ク 5 0 の 端 面 や 下 面 部 分 に 衝 突 し た 場 合 で も、 好 ま し く な い 騒 音 や 衝 撃 に よ る 不 具 合 の 発 生 を 避 け る こ と が で き る。
デ ィ ス ク 1 が 水 平 に 置 か れ る 場 合 に は、 磁 性 球 体 2 4 e が 重 力 の 影 響 で バ ッ ク ヨ ー ク 5 0 に 衝 突 す る 可 能性 は 少 な い カ^ 特 に 当 該 デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 縱 置 き に し て デ イ ス ク 1 が 鉛 直 方 向 に 配 置 さ れ る 場 合 に は、 磁 性 球 体 2
4 e が バ ッ ク ヨ ー ク 5 0 に 向 け て 引 き 寄 せ さ れ る 可 能 性 が あ る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 1 1 の 実 施 例 の 構 成 に よ り. 質 量 バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 と な る と 共 に、 デ イ ス ク 駆 動 装 置 を 水 平 方 向 や、 鉛 直 方 向 に 設 置 し て も 好 ま し く な い 騒 音 の 発 生 し な い 優 れ た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と 力 で き る。
《 第 1 2 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 1 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な が ら 説 明 す る。 図 1 9 は 第 1 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る ス ピ ン ド ル モ ー 夕 2 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 1 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 図 1 9 に 示 す よ う に、 デ ィ ス ク 1 の ク ラ ン プ エ リ ア 1 1 を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 c が ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の ス ピ ン ド ル 軸 2 1 に 固 定 さ れ て い る。 ま た、 夕 — ン テ 一 ブ ノレ 1 0 c の ボ ス 1 1 4 の 側 面 に は、 位 置 決 め テ ー パ 6 0 が 形 成 さ れ て お り、 そ の 内 側 に リ ン グ 状 の マ グ ネ ッ ト 6 1 が 埋 設 さ れ て い る。
ク ラ ン ノ、° 1 6 e に は、 タ ー ン テ 一 ブ ノレ 1 0 c に 形 成 さ れ た 位 置 決 め テ ー パ 6 0 と 係 合 し、 ク ラ ン パ 1 6 e の 芯 出 し を 行 う た め の テ ー パ 孔 6 3 が 形 成 さ れ て い る。 こ の
テ ー パ孔 6 3 の 上 部 に は、 リ ン グ 状 の 対 向 ヨ ー ク 6 4 が 固 定 さ れ て い る。
ク ラ ン パ 1 6 e の 下 面 に は、 デ ィ ス ク 1 と 接 触 す る 平 坦 な 接 触 部 1 9 が 形 成 さ れ て い る。 さ ら に、 ク ラ ン パ 1 6 e に は、 テ 一 パ 孔 6 3 の 中 心 軸 と 同 軸 に 中 空 環 状 部 2 3 e が 設 け ら れ て い る。 中 空 環 状 部 2 3 e の 内 部 に は、 複 数 個 の 磁 性 球 体 2 4 e が 移 動 可 能 に 収 納 さ れ て お り、 中 空 環 状 部 2 3 e と 磁 性 球体 2 4 e で 構 成 さ れ る 球 体 バ ラ ン サ ー 2 2 f は ク ラ ン パ 1 6 e と 一 体 的 に 形 成 さ れ て い る。
上 記 ク ラ ン パ 1 6 e に よ り デ ィ ス ク 1 力く ク ラ ン プ さ れ た 状 態 に お い て、 デ ィ ス ク 1 の ク ラ ン プ 孔 1 2 と タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 c の ボ ス 1 1 4 が 嵌 合 し て、 デ ィ ス ク 1 は タ ー ン テ 一 ブ ノレ 1 0 c 上 に 芯 出 し さ れ て 配 置 さ れ る。 そ し て、 デ ィ ス ク 1 は、 ク ラ ン パ 1 6 e に 固 定 さ れ て い る 対 向 ヨ ー ク 6 4 と タ ー ン テ 一 ブ ノレ 1 0 c に 固 定 さ れ て い る マ グ ネ ッ ト 6 1 と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 に よ り 挟 持 さ れ る。 こ の と き、 ク ラ ン パ 1 6 e に 形 成 さ れ た テ 一 パ 孔 6 3 は、 タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 c に 設 け ら れ た 位 置 決 め テ ーノ、° 6 0 と 係 合 し て 位 置 決 め さ れ る の で、 テ 一 パ 孔 6 3 の 中 心 軸 と 同 軸 に 設 け ら れ た 中 空 環 状 部 2 3 e は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 回 転 中 心 軸 P 0 と 実 質 的 に 同 軸 と な る。 こ の よ う に デ ィ ス ク 1 を 挟 着 し た ク ラ ン パ 1 6 e は、 ス ピ ン ド ノレ モ 一 タ 2 に よ り に、 デ ィ ス ク 1 及 び タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 c と 一 体 的 に 回 転駆 動 さ れ る。
ま た、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 第 1 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は サ ブ ベ ー ス 6 を メ イ ン ベ ー ス 8 に 連 結 す る た め に 剛 性 の 低 い イ ン シ ユ レ 一 夕 ( 弾 性 体 ) 7 が 用 い ら れ て い る。 第 1 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 ィ ン シ ュ レ 一 タ 7 の 変 形 に よ る サ ブ べ 一 ス 6 の 機械 的 振 動 に お け る デ ィ ス ク 1 の 記 録 面 と 平 行 な 方 向 の 1 次 共 振 周 波 数 は 約 6 0 H zで あ り、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 ( 約 1 0 0 H z ) よ り 低 く 設 定 さ れ て い る。
こ の よ う に 構 成 さ れ た 第 1 2 の 実 施 例 に お い て、 ア ン ノ ラ ン ス 量 が 大 き い デ ィ ス ク 1 を 約 1 0 0 H zで 回 転 さ せ た 場 合 に は、 図 2 に 示 し た 前 述 の 第 1 の 実 施 例 と 同 様 に- 磁 性 球 体 2 4 e は、 移 動 力 R に よ り デ ィ ス ク 重 心 G 1 と ほ ぼ 正 反 対 の 位 置 に 集 中 す る。 こ の 結 果、 磁 性 球 体 2 4 e に 作 用 す る 遠 心 力 Q に よ り デ ィ ス ク 重 心 G 1 に 作 用 す る ア ン パ' ラ ン ス カ F が 相 殺 さ れ、 サ ブ ベ ー ス 6 の 振 動 は 抑 制 さ れ る。
第 1 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 磁性 球 体 2 4 e に は、 対 向 ヨ ー ク 6 4 と マ グ ネ ッ ト 6 1 か ら の 漏 れ 磁 束 に よ る 吸 引 力 が 作 用 し、 磁 性 球 体 2 4 e は 常 に 対 向 ヨ ー ク 6 4 の 外 周 端 面 に 近 づ く 方 向 に 付 勢 さ れ て い る c し た 力 つ て、 デ ィ ス ク 1 が 停 止 し て い る 場 合 や デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が 低 く、 磁 性 球 体 2 4 e に 作 用 す る 遠 心 力 が 小 さ い 場 合 に は、 磁 性 球 体 2 4 e は 対 向 ヨ ー ク 6 4 か ら の 吸 引 力 に よ り 対 向 ヨ ー ク 6 4 の 外 周 端 面 に 吸 着 す る。
以 上 の よ う に、 第 1 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は 前 述 の 第 7 の 実 施 例 と 同 様 に、 デ ィ ス ク 駆 動 装 置 の 輸 送 中 な ど 外 部 か ら 振 動 が 加 え ら れ た 場 合 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 動 作 初 期 時 や 減 速 動 作 終 了 時 に 球 体 が 互 い に 衝 突 し た り、 球 体 が 中 空 環 状 部 2 3 e の 内 壁 面 に 衝 突 す る こ と 力 な く、 好 ま し く な い 騒 音 の 発 生 を 避 け る こ と が で き る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 1 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 ク ラ ン ノ、° 1 6 e に 対 向 ヨ ー ク 6 4 を 設 け、 タ ー ン テ ー プ ノレ 1 0 c に マ グ ネ ッ 卜 6 1 を 配 設 し た デ ィ ス ク 装 着 機 構 が 設 け ら れ て い る。 こ の よ う な デ ィ ス ク 装 着 機 構 を 用 い て も、 質 量 バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク 1 を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 と な る と 共 に、 好 ま し く な い 騒 音 が 発 生 し な い デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
《 第 1 3 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 1 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な 力 ら 説 明 す る。 図 2 0 は 第 1 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 に お け る タ ー ン テ ー ブ ル 1 0 c の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 1 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 図 2
0 に 示 す よ う に、 前 述 の 第 1 2 の 実 施 例 の 構成 に お け る 対 向 ヨ ー ク 6 4 の 外 周 側 に 防 振 ゴ ム な ど の 弾 性 体 6 5 を 装 着 し た も の で あ る。 そ の 他 の 構 成 は 前 述 の 第 1 2 の 実 施 例 と 同 一 で あ る。
こ の よ う に 構 成 さ れ た 第 1 3 の 実 施 例 に お い て、 対 向 ヨ ー ク 6 4 に 弾 性 体 6 5 が 装 着 さ れ て い る の で、 デ イ ス ク 1 の 回 転 の 減 速 時 に 回 転 周 波 数 が 下 が っ て き て、 磁 性 球 体 2 4 e 力 対 向 ヨ ー ク 6 4 力、 ら の 吸 引 力 に よ り 対 向 ョ — ク 6 4 の 外 周 端 面 に 引 き 寄 せ ら れ る 際 に、 対 向 ヨ ー ク 6 4 に 直 接 衝 突 す る こ と が 避 け ら れ、 磁 性 球 体 2 4 e は 弾 性 体 6 5 に 衝 突 し て、 そ の 衝 撃 が 吸 収 さ れ、 そ の 磁 性 球 体 2 4 e は 弾 性 体 6 5 に 吸 着 さ れ る。 し た 力 つ て、 好 ま し く な い 騒 音 や 衝 撃 に よ る 不 具 合 の 発 生 を 避 け る こ と が で き る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 1 3 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て は、 ク ラ ン パ 1 6 e に 対 向 ヨ ー ク 6 4 を 設 け、 タ ー ン テ ー プ ノレ 1 0 c に マ グ ネ ッ ト 6 1 を 配 設 し た デ ィ ス ク 装 着 機 構 が 設 け ら れ て い る。 こ の よ う な デ ィ ス ク 装 着 機 構 を 用 い て も、 質 量バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク 1 を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 で き る と 共 に、 好 ま し く な い 騒 音 の 発 生 を 確 実 に 防 ぐ こ と が で き る。
《 第 1 4 の 実 施 例 》
次 に、 本 発 明 の 第 1 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な が ら 説 明 す る。 図 2 1 は 第 1 4
の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る タ ー ン テ ー ブ ル 1 1 0 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施 例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 1 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 で は、 図 2 1 に 示 す よ う に、 ク ラ ン 1 6 f 力 、 上 ケ ー ス 7 0 と 下 ケ ー ス 7 1 に よ り 構 成 さ れ て い る。 上 ケ ー ス 7 0 の 外 周 側 壁 7 2 の 外 側 に 下 ケ ー ス 7 1 の 外 周 側 壁 7 3 が 配 設 さ れ て、 組 み 合 わ さ れ て い る。 上 ケ ー ス 7 0 の 外 周 側 壁 7 2 と 下 ケ ー ス 7 1 の 外 周 側 壁 7 3 と の 間 に は 弾 性 体 7 4 が 両 者 に 密 着 し て 挟 ま れ て い る。
図 2 1 に 示 す よ う に、 ク ラ ン ° 1 6 f の 上 ケ ー ス 7 0 の 上 部 内 面、 外 周 側 壁 7 2 の 内 面、 下 ケ ー ス 7 1 の 底 部 内 面、 及 び マ グ ネ ッ ト 1 8 の 外 周 側 面 に よ り 中 空 環 状 部 2 3 f が 形 成 さ れ て お り、 そ の 内 部 に 複 数 個 の 磁 性 球 体 2 4 e が 収 納 さ れ て い る。 こ の よ う に、 第 1 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 中 空 環 状 部 2 3 f と 磁 性 球 体 2 4 e で 構 成 さ れ る 球 体バ ラ ン サ 一 2 2 g 力、' ク ラ ン ° 1 6 f と 一 体 的 に 形 成 さ れ て い る。
ま た、 第 1 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 前 述 の 第 1 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 上 面 に バ ッ ク ヨ ー ク 5 0 力 固 定 さ れ て お り、 こ の バ ッ ク ヨ ー ク 5 0 に は 弾性 体 5 3 が 固 着 さ れ て い る。 ま た、 マ グ ネ ッ ト 1
8 の 外 周 側 面 5 1 に も 弾性体 5 2 が 固 着 さ れ て い る。 そ の 他 の 構 成 は 前 述 の 第 1 の 実 施例 と 同 一 で あ る。
こ の よ う に 構 成 さ れ た 第 1 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お い て、 デ ィ ス ク 1 が 停止 し て い る 場合 や、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 時 や 減 速 時 で 回 転 周 波 数が低 く、 磁 性 球 体 2 4 e に 作 用 す る 遠心 力 が 小 さ い 場合 に は、 前 述 の 第 1 1 の 実 施 例 と 同 様 に、 磁性 球 体 2 4 e は マ グ ネ ッ 卜 1 8 の 吸 引 力 に よ り 弾性体 5 2 も し く は 弾性 体 5 3 に 吸着 す る。 こ の 状 態 に お い て、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 を 加 速 し て 回 転 周 波 数 を 上 昇 さ せ た 場合 に は、 磁 性球体 2 4 e に 作 用 す る 遠 心 力 力 マ グ ネ ッ ト 1 8 に よ る 吸 引 力 よ り 大 き く な る 回 転 周 波 数 ま で 上昇 す る と、 弾性 体 5 2 も し く は 弾性 体 5 3 に 吸 着 し て い た 磁性 球体 2 4 e は 外 周 壁 面 2 5 f に 向 け て 飛 び 出 し、 外 周 壁 面 2 5 f に 衝 突 す る。
磁 性球体 2 4 e が外 周 壁面 2 5 f に 向 け て 飛 び 出 す 回 転周 波 数 を f s と し、 磁性球体 2 4 e を 外 周 壁面 2 5 f に 張 り 付 かせ る に 十 分 な 遠心力 が 発 生 す る 回 転周 波数 を f h と し、 及 び デ ィ ス ク 1 の ア ン バ ラ ン ス に 起 因 す る 振 動 が好 ま し く な い 大 き さ と な る 回 転周 波数 を f n と す る と、 こ れ ら の 回 転周 波 数 の 大 小 関 係 は、 前 述 の 第 7 の 実 施例 と 同 様 に f h く f s く f n と な る の 力 望 ま し い。 つ ま り、 デ ィ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が f h よ り 低 い と き に は、 外 部 か ら 振動 や 衝 撃 が加 え ら れ て も 磁性球体 2 4 e を 確 実 に 吸 着 保 持 で き る よ う に マ グ ネ ッ ト 1 8 に よ る 吸 引 力 を 大 き く し て、 f s を f h よ り 十 分 高 く 設定 す る こ と が
好 ま し い。 し か し な が ら、 f s を 高 く す れ ば す る ほ ど 磁 性 球 体 2 4 e が 外 周 壁 面 2 5 f に 衝 突 す る 速 度 が 高 く な 、 磁 性 球 体 2 4 e が 衝 突 し た と き の 衝 撃 が デ ィ ス ク 1 に 伝 わ っ て、 ア イ ス ク 1 が 振 動 す る こ と に よ り 記 録 や 再 生 に 障 害 が 生 じ た り 、 衝 突 音 が 好 ま し く な い レ ベ ル ま で 大 き く な る 可 能 性 が あ る
そ こ で、 第 1 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 で は、 上 ケ 一 ス 7 0 の 外 周 側 壁 Ί 2 と 下 ケ ー ス 7 1 の 外 周 側 壁 7
3 と の 間 に 弾 性 体 7 4 を 挟 ん だ 構 成 に し て い る。 こ の 弾 性 体 7 4 の 減 衰 作 用 に よ り 磁 性 球 体 2 4 e が 外 周 壁 面 2
5 f に 衝 突 し た 際 の 衝 撃 が 吸 収 さ れ、 デ イ ス ク 1 ま で 振 動 が 伝 達 さ れ る こ と を 防 ぐ と 共 に 衝 突 音 の 大 き さ を 低 減 で き る。 し た が つ て イ ス ク 1 の 回 転 周 波 数 が 低 い と き に. , 磁 性 球 体 2 4 e を 確 実 に 吸 着 保 持 す る た め に 磁 性 球 体 2 4 e に 作 用 す る マ グ ネ ッ 卜 1 8 に よ る 吸 引 カ を 大 さ く し て も、 ア イ ス ク 1 の 回 転 の 加 速 時 に 磁 性 球 体 2 4 e が 外 周 壁 面 2 5 f に 衝 突 し た と き の 衝 撃 で 記 録 や 再 生 に 障 害 が 生 じ た り、 衝 突 音 が好 ま し く な い レ ベ ル ま で 大 さ く な る と い う 不 具 合 の 発 生 を 防 ぐ こ と が で き る <
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 1 4 の 実 施 例 の 構 成 に よ り、 質 量 バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る ア イ ス ク を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 と な る と 共 に、 デ ィ ス ク が 停 止 し て い る と き や 低 速 で 回 転 し て い る と き に ァ ィ ス ク 駆 動 装 置 に 振 動 や 衝 撃 が 加 え ら れ て も 好 ま し く な い 騒 音 が発 生 し な い デ イ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と
が で き る。
《 第 1 5 の 実施例 》
次 に、 本 発 明 の 第 1 5 の 実 施例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な カ ら 説 明 す る。 図 2 2 は 第 1 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る タ ー ン テ ー ブル 1 1 0 の近 傍 を 示 す側 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施例 及 び 第 2 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に お け る 要素 と 実質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符号 を 付 し て そ の 説 明 は 省 略す る。
図 2 2 に 示 す 本 発 明 の 第 1 5 の 実 施 例 は、 前 述 の第 1 4 の 実施 例 と 同 様 に、 上 ケ ー ス 7 0 の 上 部 内 面、 外 周 側 壁 7 2 の 内 面、 下 ケ ー ス 7 1 の 底 部 内 面、 及 び マ グ ネ ッ ト 1 8 の 外 周 側 面 に よ り 中 空 環状 部 2 3 f が形 成 さ れ て い る。 図 2 2 に 示 す よ う に、 第 1 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装置 に お い て は、 上 ケ ー ス 7 0 の 外 周 側壁 7 2 の 下 端部 と 下 ケ ー ス 7 1 の 底 部 内 面 と の 間 に 弾 性体 7 5 が 両 者 に 密着 し て 挟 ま れ て い る。 そ の 他 の 構成 は 前 述 の 第 1 4 の 実施例 と 同 一 で あ る。
こ の よ う に 構成 さ れ た 第 1 5 の 実施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装置 に お い て は、 前 述 の 第 1 4 の 実施例 と 同 様 に、 上 ケ ー ス 7 0 の 外 周 側壁 7 2 の 下 端部 と 下 ケ ー ス 7 1 の 底 部 上面 と の 間 に 挟 ま れ た 弾性体 7 5 の 振動減 衰作用 に よ り 磁性 球体 2 4 e が外 周 壁 面 2 5 f に 衝突 し た 際 の 外周 側 壁 7 2 の 振動 が減衰 さ れ、 デ ィ ス ク 1 に 振 動 が伝達 さ れ
る こ と を 防 ぐ と 共 に 衝突 音 の 大 き さ を 低 減 で き る。 し た が っ て、 デ ィ ス ク が 停止 し て い る と き や 低速 で 回 転 し て い る と き に、 デ ィ ス ク 駆 動装 置 に 振 動 や 衝 撃が加 え ら れ て も 確 実 に 磁 性 球体 2 4 e を 吸 着 保 持 で き る レ ベ ル ま で マ グ ネ ッ ト 1 8 に よ る 吸 引 力 を 大 き く し て も、 磁性球体 2 4 e が外 周 壁 面 2 5 f に 衝 突 し た 際 の 衝撃で 記録 や 再 生 に 障 害 が生 じ た り、 衝 突 音 が好 ま し く な い レ ベ ル ま で 大 き く な る と い う 不具合 の 発 生 を 防 ぐ こ と がで き る。
さ ら に、 第 1 5 の 実 施例 の デ ィ ス ク 駆動装置 は、 前 述 の 第 1 4 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に 比 べて、 ク ラ ン パ 1 6 f の 上 ケ ー ス 7 0 と 下 ケ ー ス 7 1 の 組立 が容 易 と な っ て い る。 こ れ は、 第 1 5 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 で は 上 ケ ー ス 7 0 の外 周 側 壁 7 2 と 下 ケ ー ス 7 1 の 外 周 側 壁 7 3 と の 間 に 弾性 体 7 4 が 配 設 さ れ て お ら ず、 上 ケ ー ス 7 0 の 外 周 側 壁 7 2 の 下 端 部 に よ り 下 ケ ー ス 7 1 の 底 部 上 面 の 弾 性体 7 5 を 押 し 付 け て 組 み 立 て る こ と が 可 能 で あ る た め で あ る。
以 上 の よ う に、 本 発 明 の 第 1 5 の 実施例 の構成 に よ り、 前 述 の 第 1 4 の 実施例 と 同 様 に、 質量バ ラ ン ス が 大 き く 崩 れ て い る デ ィ ス ク を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記録 ま た は 再生 が可 能 と な る と 共 に、 デ ィ ス ク が停止 し て い る と き や低 速 で 回 転 し て い る と き に デ ィ ス ク 駆動装 置 に 振 動 や 衝 撃 が加 え ら れ て も 好 ま し く な い騒音 が発 生 し な い デ ィ ス ク 駆動装 置 を 実現 す る こ と が で き る。
《 第 1 6 の 実施例 》
次 に、 本 発 明 の 第 1 6 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動装 置 に つ い て、 図 面 を 参 照 し な 力 ら 説 明 す る。 図 2 3 は 本 発 明 の 第 1 6 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 の ス ピ ン ド ル モ 一 夕 2 の 近 傍 を 示 す 側 面 断 面 図 で あ る。 な お、 前 述 の 第 1 の 実 施例 及 び 第 2 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 前 述 の 図 2 4 及 び 図 2 5 に 示 し た デ ィ ス ク 駆動装置 に お け る 要 素 と 実 質 的 に 同 一 な 要 素 に は 同 一 符 号 を 付 し て、 そ の 説 明 は 省 略 す る。
本 発 明 の 第 1 6 の 実 施 例 の デ ィ ス ク 駆動装置 は、 中 空 環状 部 2 3 g を ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の ロ ー タ 8 0 に 設 け た も の で あ る。 第 1 6 の 実 施 例 の 中 空 環 状 部 2 3 g の 内 部 に は 複 数個 の 球体 2 4 が移 動 可 能 に 収納 さ れ て お り、 中 空 環状 部 2 3 g と 球体 2 4 に よ り 球体バ ラ ン サ ー 2 2 f 力く構成 さ れ て い る。 ま た ク ラ ン ノ、° 1 1 6 と 夕 一 ン テ 一 ブノレ 1 1 0 は 従来 の デ ィ ス ク 駆動 装 置 と 同 一 の も の を 使 用 し、 そ の 他 の 構成 は 前 述 の 第 1 の 実施 例 と 同 一 で あ る < 第 1 6 の 実 施 例 は、 前 述 の 第 1 の 実施 例 ( 図 1 ) 、 第 4 の 実施 例 ( 図 1 0 ) 、 及 び第 7 の 実施例 ( 図 1 3 ) と 同 様 に、 中 空 環状部 2 3 g の 外 周 壁 面 2 5 g の 中 心 軸 P 2 が ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の 回 転 中 心 軸 P 0 力、 ら ず れ る と い う 問 題 点 を 改 善 す る も の で あ り、 あ ら 力、 じ め 中 空 環状 部 2 3 g と ス ピ ン ド ル モ ー タ の 回 転 中 心 軸 P 0 の 同 軸度 を 管理 す る こ と で、 常 に 安定 し た 球体パ、 ラ ン サ ー 2 2 f の 効果 を 得 る こ と が で き る。 ま た、 第 1 6 の 実施 例 で は、 ロ ー タ 8 0 に 設 け た 中 空 環状 部 2 3 g の 内 部 に 球体 2 4
の 代 わ り に 液 体 2 6 を 封 入 し て も 同 様 の 効 果 が 得 ら れ る, な お . 図 2 3 に 示 す 本 発 明 の 第 1 6 の 実 施 例 の デ イ ス ク 駆 動 装 置 の よ う に、 内 部 に 複 数 個 の 球 体 2 4 が 移 動 可 能 に 収 納 さ れ て い る 中 空 環 状 部 2 3 が ァ ン ラ ン ス な デ イ ス ク 1 カヽ ら ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 2 の 回 転 軸 P 0 の 方 向 に 離 し て 設 け ら れ て い る。 こ の 場 合 に お い て、 サ ブ ベ ー ス 6 と こ の サ ブ べ 一 ス 6 に 搭 載 さ れ た 構 成 部 ロロ 全 体 の 重 を G 2 と す る。 デ イ ス ク 1 の 重 心 G 1 に 作 用 す る ア ン ヾ ラ ン ス カ F に よ る 構 成 部 品 全 体 の 重 心 G 2 回 り の モ ー メ ン 卜 F · L 1 と、 ア ン バ ラ ン ス カ F の 方 向 と 正 反 対 の 位 置 に 集 ま っ た 球 体 2 4 に 作 用 す る 遠 心 力 Q に よ る 重 心 G 2 回 り の モ ー メ ン 卜 Q · L 2 を 比 ベ る と. , as 、 力 Q と ァ ン ノ ラ ン ス 力 F の 大 き さ が 同 じ で ち、 L 1 の 方 が L 2 よ り も 大 き い の で ァ ン バ ラ ン ス カ F に よ る モ 一 メ ン 卜 F • し 1 の 方 が 大 き く な る。 こ れ ら の 合 モ ー メ ン 卜 M に よ り、 サ ブ ベ ー ス 6 は 回 転 振 動 起 す。 し た 力く つ て、 こ の 回 転 振 動 が 問 題 と な る 場 合 に は、 ク ラ ン パ 1 1 6 や 夕 ー ン テ — ブ ノレ 1 1 0 な ど の デ イ ス ク 1 と 近 い 要 素 の 位 置 に 中 空 環 状 部 2 3 を 設 け、 そ の 中 に 球 体 2 4 も し く は 液 体 2 6 を 収 納 す れ ば、 モ ー メ ン 卜 F • L 1 と モ 一 メ ン 卜 Q · L 2 の 差 を 小 さ く す る こ と で さ る。
ま た . 中 空 環 状 部 2 3 g の 大 き さ に 制 限 が あ り、 中 空 環 状 部 2 3 g の 中 に 収 納 さ れ る 球 体 2 4 ま た は 液 体 2 6 の 質 量 が 十 分 大 き く 形 成 で き な い 場 合 に は、 ま た は デ ィ ス ク 1 の ア ン ノく ラ ン ス 量 が極 端 に 大 き い 場 合 に は、 遠 心
力 Q 力 ア ン ノ ラ ン ス 力 F よ り 小 さ く な り、 モ ー メ ン ト F • L 1 と モ ー メ ン ト Q ' L 2 の 差 力く 大 き く な る。 し カヽ し な 力、 ' ら、 こ の よ う な 場 合 に は、 例 え ば 中 空 環 状 部 を ク ラ ン ノ 1 1 6 の 上 部 に 形 成 す る こ と に よ り、 重 心 G 2 と 遠 心 力 Q の 作 用 点 の 距 離 L 2 を 大 き く 構 成 す る。 こ の よ う に 構 成 す れ ば、 モ ー メ ン ト F · L 1 と モ ー メ ン ト Q · L 2 の 差 力く 小 さ く な り、 合 モ ー メ ン ト M を 小 さ く で き る。 し た 力 つ て、 デ ィ ス ク 1 の デ ィ ス ク 面 に 平 行 な 方 向 の 振 動 が 十 分 抑 制 で き な い 場 合 で も、 合 モ ー メ ン ト M に よ る 回 転 振 動 を 低 減 す る こ と が で き る。
な お、 第 1 の 実 施 例 か ら 第 1 6 の 実 施 例 に お い て は、 デ ィ ス ク 1 に ア ン パ' ラ ン ス が 存 在 す る 場 合 の 動 作 と 効 果 を 示 し た が、 タ ー ン テ 一 ブ ノレ 1 1 0、 ス ピ ン ド ノレ モ ー タ 2 の ロ ー タ、 ま た は ク ラ ン パ 1 1 6 な ど の ス ピ ン ド ル モ 一 夕 2 に よ っ て 回 転 駆 動 さ れ る い ず れ か の 部 材 に お い て、 ア ン ノく ラ ン ス な も の が あ る 場 合 に も、 そ の ア ン バ ラ ン ス に よ る 振 動 の 抑 制 と い う 効 果 が 得 ら れ る。
以 上 の よ う に 本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に よ れ ば、 内 部 に 複 数 個 の 球 体 や 液 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ ー を デ ィ ス ク と 一体 的 に 回 転 可 能 に 設 け る こ と に よ り、 デ ィ ス ク の ア ン バ ラ ン ス に よ る サ ブ ベ ー ス の 振 動 を 確 実 に 抑 制 す る こ と が で き、 ア ン パ' ラ ン ス な デ ィ ス ク を 高 速 回 転 さ せ て も 安 定 し た 記 録 ま た は 再 生 が 可 能 で、 低 騒 音 で、 か つ 強 ぃ 耐 振 動 · 耐 衝 撃 特 性 を 有 し た 高 速 な デ ー タ 転送 が 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 を 実 現 す る こ と が で き る。
産 業 上 の 利 用 の 可 能 性
本 発 明 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 は、 デ ィ ス ク 等 の 質 量 ア ン ノヽ ラ ン ス に よ る 振 動 を 抑 制 す る も の で あ り、 デ ィ ス ク を 回 転 さ せ た 状 態 で、 デ イ ス ク 上 に デ ー タ を 記 録 も し く は デ イ ス ク 上 に 記 録 さ れ た デ ー タ を 再 生 す る あ ら ゆ る デ ィ ス ク 駆 動 装 置 に 適 用 で き る。 例 え ば、 C D や C D — R 0 M な ど の 再 生 専 用 の 光 デ ィ ス ク 駆 動 装 置 や、 よ り 高 精 度 な 光 学 へ ッ ド の ア イ ス ク 上 の ト ラ ッ ク と の 相 対 距 離 制 御 ( 卜 ラ ッ キ ン グ 制 御 ) を 必 要 と す る 記 録 可 能 な 装 置 に 本 発 明 の 技 術 的 思 想 を 適 用 す る こ と に よ り、 よ り 信 頼性 の 向 い 置 が 実 現 で き る <
さ ら に 光 学 へ ッ 卜 用 い た 非 接 触 な 記 録 再 生 を 行 う 装 置 の み な ら ず、 接 触 式 の 磁 気 ヘ ッ ド、 ま た は 浮 上 型 の 磁 気 へ ッ ド を 用 い て デ ィ ス ク に 記 録 再 生 す る 装 置 に お い て も デ ィ ス ク の ァ ン ノく ラ ン ス に よ る 好 ま し く な い 振 動 を 抑 制 す る こ と か' で さ る。
請 求 の 範 囲
1 . 装 着 さ れ た デ ィ ス ク を 回 転 駆 動 す る ス ピ ン ド ル モ ー タ 力く 固 定 さ れ る サ ブ ベ ー ス と、
前 記 サ ブ ベ ー ス が 弾 性 体 を 介 し て 取 り 付 け ら れ る メ ィ ン ベ ー ス と、
内 部 に 複 数 個 の 球 体 が 収 納 さ れ た 中 空 環 状 部 を 有 し、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク と 一 体 的 に 回 転 可 能 に 設 け ら れ た バ ラ ン サ ー と、
を 具 備 す る、 デ ィ ス ク の 脱 着 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 ( 2 . 装 着 さ れ た デ ィ ス ク を 回 転駆 動 す る ス ピ ン ド ル モ ー タ 力 固 定 さ れ る サ ブ ベ ー ス と、
前 記 サ ブ ベ ー ス が 弾 性 体 を 介 し て 取 り 付 け ら れ る メ ィ ン ベ ー ス と、
内 部 に 流 体 が 封 入 さ れ た 中 空 環 状 部 を 有 し、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク と 一 体 的 に 回 転 可 能 に 設 け ら れ た バ ラ ン サ 一 と、
を 具 備 す る、 デ ィ ス ク の 脱 着 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置 ( 3 . 装 着 さ れ た デ ィ ス ク を 回 転 駆 動 す る ス ピ ン ド ル モ ー タ 力 固 定 さ れ る サ ブ ベ ー ス と、
前 記 サ ブ ベ ー ス が 弾 性 体 を 介 し て 取 り 付 け ら れ る メ ィ ン ベ ー ス と、
複 数 個 の 中 空 環 状 部 を 有 し、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク と 一 体 的 に 回 転 可 能 に 設 け ら れ た バ ラ ン サ ー と、 を 具 備 し、 前 記 複 数 個 の 中 空 環 状 部 の う ち、 少 な く と も 一 つ の 前 記 中 空 環 状 部 の 内 部 に 球 体 を 収 納 し、 他 方 の 前 記 中 空 環
状 部 の 内 部 に 流 体 を 封 入 し た、 デ ィ ス ク の 脱着 可 能 な デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
4 . 装 着 さ れ た デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル と、
前 記 タ ー ン テ ー ブ ル と 共 に 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 し、 前 記 バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン パ と を 有 す る こ と を 特 徴 と す る 請 求 項 1 、 2 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
5 . 装 着 さ れ た デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 し、 前 記 バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た タ ー ン テ ー ブ ル を 有 す る 請 求 項 1 、 2 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
6 . 前 記 バ ラ ン サ ー を 前 記 ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の ロ ー 夕 と 一 体 的 に 設 け た こ と を 特 徴 と す る 請 求 項 1 、 2 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
7 . 前 記 弾 性 体 の 変 形 に よ る 前 記 サ ブ ベ ー ス の 振 動 の 共 振 周 波 数 が 前 記 デ ィ ス ク の 回 転 周 波 数 よ り 低 い こ と を 特 徴 と す る 請 求 項 1、 2、 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
8 . 前 記 デ ィ ス ク の 記 録 面 と 平 行 な 方 向 の 機 械 的 振 動 に お け る 前 記 弾 性 体 の 変 形 に よ る 前 記 サ ブ ベ ー ス の 1 次 共 振 周 波 数 が 前 記 デ ィ ス ク の 回 転 周 波 数 よ り 低 い 請 求 項 1 、 2 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
9 . 前 記 デ ィ ス ク の 記 録 面 と 平 行 な 方 向 の 機 械 的 振 動 に お け る 前 記 弾 性 体 の 変 形 に よ る 前 記 サ ブ ベ ー ス の 1
次 共 振 周 波 数 が 前 記 デ ィ ス ク の 最 高 回 転 周 波 数 よ り 低 い 請 求 項 1、 2 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
1 0 . ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の ス ピ ン ド ル 軸 と 嵌 合 す る 位 置 決 め 孔 を 有 し、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル と、
前 記 位 置 決 め 孔 と 嵌 合 す る 中 心 軸 を 有 し、 前 記 タ ー ン テ 一 ブ ノレ と 共 に 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る ク ラ ン ノ と、 を 具 備 し、
前 記 中 空 環 状 部 が 前 記 ク ラ ン パ の 中 心 軸 と 同 軸 に 形 成 さ れ、 前 記 パ' ラ ン サ ー が 前 記 ク ラ ン ハ° と 一 体 的 に 形 成 さ れ た 請 求 項 1、 2 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。 1 1 . ス ピ ン ド ノレ モ 一 夕 の ス ピ ン ド ノレ 軸 と 嵌 合 す る 位 置 決 め 孔 を 有 し、 装 着 さ れ る デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル と、
前 記 ス ピ ン ド ル 軸 と 嵌 合 す る 中 心 孔 を 有 し、 前 記 タ ー ン テ 一 ブ ル と 共 に 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る ク ラ ン パ と、 を 具 備 し、
前 記 中 空 環 状 部 が 前 記 ク ラ ン パ の 中 心 孔 の 中 心 軸 と 同 軸 に 形 成 さ れ、 前 記 パ' ラ ン サ ー が 前 記 ク ラ ン ハ° と 一 体 的 に 形 成 さ れ た 請 求 項 1、 2 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
1 2 . 前 記 中 空 環 状 部 に 材 質 の 異 な る 2 種 類 の 球体 を 交 互 に 配 置 し て 収 納 し た 請 求 項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
1 3 . 前 記 中 空 環 状 部 に 複 数 の 金 属 製 球 体 と 樹 脂 製 球
体 を 交 互 に 配 置 し て 収 納 し た 請 求 項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
1 4 . 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ 一 と、
前 記 磁 性 球 体 を 吸 引 保 持 す る た め の 磁 界 発 生 手 段 と、 を 具 備 す る 請 求 項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
1 5 . 磁 性 板 で あ る 対 向 ヨ ー ク が 固 定 さ れ、 装 着 さ れ る デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル と、
前 記 対 向 ヨ ー ク と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 で 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る た め の マ グ ネ ッ ト を 内 蔵 し、 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン パ と、
を 具 備 す る 請 求 項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
1 6 . 磁 性 板 で あ る 対 向 ヨ ー ク が 固 定 さ れ、 装 着 さ れ る デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ア を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー プ ノレ と、
前 記 対 向 ヨ ー ク と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 で 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る た め の マ グ ネ ッ ト を 内 蔵 し、 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン ノ、。 と、 を 具 備 し、
前 記 磁 性 球 体 が 吸 着 す る 前 記 マ グ ネ ッ 卜 の 外 周 面 に 弾 性 体 を 固 着 し た 請 求 項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装
1 7 . 磁 性 板 で あ る 対 向 ヨ ー ク が 固 定 さ れ、 装 着 さ れ
る デ ィ ス ク の ク ラ ン プ ェ リ ァ を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル と、
前 記 対 向 ヨ ー ク と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 で 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る た め の マ グ ネ ッ ト を 内 蔵 し、 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ 一 を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン パ と、 を 具 備 し、
前 記 マ グ ネ ッ 卜 に お け る 前 記 対 向 ヨ ー ク と 対 向 す る 面 と 反 対 の 面 に 固 定 さ れ た 磁 性 板 で あ る バ ッ ク ヨ ー ク に 弾 性 体 を 固 着 し、 前 記 磁 性 球 体 が 前 記 バ ッ ク ヨ ー ク の 弾 性 体 に 吸 着 す る よ う 構 成 さ れ た 請 求 項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
1 8 . マ グ ネ ッ ト が 固 定 さ れ、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ァ を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル と、 前 記 マ グ ネ ッ ト と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 で 前 記 デ ィ ス ク を 挟 持 す る た め の 対 向 ヨ ー ク を 内 蔵 し、 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球 体 を 収 納 し た バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン パ と、
を 具 備 す る 請 求 項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置 c
1 9 . マ グ ネ ッ ト が 固 定 さ れ、 装 着 さ れ た デ ィ ス ク の ク ラ ン プ エ リ ァ を 回 転 可 能 に 支 持 す る タ ー ン テ ー ブ ル と、 前 記 マ グ ネ ッ 卜 と の 間 に 作 用 す る 吸 引 力 で 前 記 デ ィ ス ク を 挟持 す る た め の 対 向 ヨ ー ク を 内 蔵 し、 前 記 中 空 環 状 部 に 磁 性 球体 を 収納 し た バ ラ ン サ ー を 一 体 的 に 形 成 し た ク ラ ン パ と、 を 具 備 し、
前 記 ク ラ ン パ に 内 蔵 さ れ た 前 記 対 向 ヨ ー ク に 弾 性 体 を
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75 固 着 し、 前 記 磁 性 球 体 を 前 記 弾性体 に 吸 着 す る よ う 構成 し た 請 求 項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
2 0 . 球体 を 収 納 す る 前 記 中 空 環状部 が 下側 に 開 口 部 を 有 す る 上 ケ ー ス と 上 側 に 開 口 部 を 有 す る 下 ケ ー ス と に よ り 形 成 さ れ、 前 記 上 ケ ー ス の 外 周 側 壁 と 前 記 下 ケ ー ス の 外 周 側 壁 の 間 に 弾性体 が挟 着 さ れ た バ ラ ン サ 一 を 具 備 す る こ と を 特 徴 と す る 請 求項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。
2 1 . 球体 を 収納 す る 前 記 中 空 環 状 部 が 下側 に 開 口 部 を 有 す る 上 ケ ー ス と 上側 に 開 口 部 を 有 す る 下 ケ ー ス と に よ り 形 成 さ れ、 前 記 上 ケ ー ス の 外 周 側壁 の 下端 部 と 前 記 下 ケ ー ス の 底 部 上面 と の 間 に 彈性体 が挟着 さ れ た バ ラ ン サ ー を 具 備 す る こ と を 特徴 と す る 請 求項 1 ま た は 3 記 載 の デ ィ ス ク 駆 動 装 置。