JP3744199B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規なディスクドライブ装置に関する。詳しくは、記録媒体ディスクを回転させる回転駆動部に記録媒体ディスクにあるアンバランスを解消するための自動調芯機構が設けられたディスクドライブ装置において、自動調芯機構がその機能を確実に発揮することができるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5及び図6に従来のディスクドライブ装置の一例の概略を示す。
【0003】
ディスクドライブ装置aは、メカシャーシbを備え、該メカシャーシbに所用の部材や部品が搭載されている。
【0004】
メカシャーシbの一端部にターンテーブルcを回転させるスピンドルモータdが配設され、ターンテーブルc上に光ディスクeが支持されて回転せしめられる。また、メカシャーシb上には、スレッドモータfによって上記ターンテーブルcに支持された光ディスクeの半径方向に移動せしめられる光ピックアップgが配置されている。このように、メカシャーシb上に所用の部材及び部品が配設されてドライブユニットhが構成され、該ドライブユニットhが弾性体i、i、・・・を介してベースシャーシjに取り付けられている。これは、アンバランスを有する、すなわち、重心が中心に位置していない光ディスクが高速で回転したときに、それによって発生する振動がディスクドライブ装置aの外部に伝わるのを防止するためである。
【0005】
また、メカシャーシbのうち光ディスクeの回転中心、すなわち、スピンドルモータdの回転中心Oを通る水平線H−Hを境に光ピックアップgやスレッドモータfが配置された側にカウンターウエイトkが取り付けられている。
【0006】
そして、上記スピンドルモータdは、自動調芯機構を有している。
【0007】
スピンドルモータdが有する自動調芯機構は、Thearlの自動平衡装置により説明される。Thearlの自動平衡装置についての詳細は、理工学社出版「機械力学」(昭和57年3月)P146、147を参照されたい。
【0008】
Thearlの自動平衡装置lの原理と機能を簡単に、図7により説明する。Thearlの自動平衡装置lは、環状のレース部を有するホルダmと、ホルダm上を自由に移動することができる複数のボールn、nとから構成されている。
【0009】
そして、アンバランスを有する光ディスクeがターンテーブルc上に支持された状態において、ドライブユニットhと弾性体i、i、・・・とから構成される振動系の共振周波数よりも高い周波数で光ディスクeが回転している場合、ドライブユニットhは光ディスクeのアンバランスの位相とほぼ180゜遅れて振動する。ボールn、nはドライブユニットhが振動する方向に自動的に移動するので、結果として光ディスクeのアンバランスとは逆位相に移動することになり、バランスを自動的にとってくれるという動作原理となっている。
【0010】
例えば、アンバランスを有する光ディスクeが回転されてドライブユニットhに振動が生じると、当該光ディスクeに関する信号の読取や書込が十分に為されない惧があるばかりでなく、その振動がディスクドライブ装置aの外部へ伝わった場合には、ハードディスクドライブ装置等、周辺機器を振動させて誤動作を生じさせる原因となる等、周囲へ悪影響を及ぼすことがあるが、スピンドルモータdが上記したような自動調芯機構を備えることによって、そのような悪影響が防止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のディスクドライブ装置aにあっては自動調芯機構の動作が不安定になり、その性能を十分に発揮することができないという問題があった。
【0012】
従来のディスクドライブ装置aにあっては、上記したように、メカシャーシbのうち光ディスクeの回転中心、すなわち、スピンドルモータdの回転中心Oを通る水平線H−Hを境に光ピックアップgやスレッドモータfが配置された側にカウンターウエイトkが取り付けられている。その理由は次のようなものである。
【0013】
図6に示すように、ドライブユニットh全体の重心Gは、光ピックアップgやスレッドモータf等の配置及びメカシャーシb自体の形状によって、スピンドルモータdの回転中心O付近にはなく、光ピックアップgが配置された側にシフトしている。そこで、アンバランスを有する光ディスクeが高速で回転され、それに伴う振動が生じたときに、該振動がメカシャーシbを歪ませて、メカシャーシb自体が振動してしまうことを防止するために、重心Gをドライブユニットh自体の中心にシフトさせるために、上記のように、カウンターウエイトkを配設したものである。もしも、メカシャーシbを剛性の劣る樹脂材料などで形成した場合、重心Gがドライブユニットhの中心に無いと、アンバランスを有する光ディスクeの高速回転による振動によってメカシャーシbが大きく歪み(これは、重心Gがメカシャーシbの中心からずれていることによって、メカシャーシbの左側と、右側の振動振幅と振動位相に差が生じ、その結果メカシャーシbが捩じられることによる)、光ピックアップgが光ディスクeの情報を正常に読み取ることができなくなってしまう。
【0014】
ところが、従来のディスクドライブ装置aにおけるように、ドライブユニットhの重心Gが光ディスクeの回転中心Oから大きくずれていると、光ディスクeのアンバランスによって生じる振動、すなわち、軸の振動する軌道が図6にoで示すように楕円形になる。これは、振動入力と重心とがずれることにより、平行振動と回転振動との2自由度系の振動となるからである。
【0015】
軸の振動軌道が楕円形となると、自動調芯機構の動作が不安定となり、その性能を十分に発揮することができない。
【0016】
また、上記ディスクドライブ装置aにおけるように、カウンターウエイトkを設けない場合でも、ドライブユニットhの重心は、スピンドルモータdの回転中心から光ピックアップg、スレッドモータf等が配置された側にシフトしてしまい、アンバランスを有する光ディスクeが高速で回転された場合の振動の軌跡は楕円形になってしまい、やはり、自動調芯機構が十分にその機能を発揮することができない。
【0017】
従って、従来のディスクドライブ装置にあっては、カウンターウエイトkを設けたものも、また、そうでないものも、何れも自動調芯機構がその機能を十分に発揮することができず、データの転送速度を速めるために、記録媒体ディスクの回転速度を高くするのに障害があった。
【0018】
そこで、本発明は、ドライブユニットの重心を記録媒体ディスクの回転中心に近付けて自動調芯機構がその性能を十分に発揮することができるようにすることを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明ディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、スピンドルモータを含む回転駆動部にスピンドルモータのロータ部と共に回転するホルダと該ホルダ内において移動自在なバランス部材を備えた自動調芯機構を設け、カウンターウエイトを、上記ドライブユニットにおいて上記スピンドルモータの回転中心を挟んで上記ピックアップ及び該ピックアップを駆動する機構等が配設された側と反対側に配置し、これによって、上記ドライブユニットの重心をスピンドルモータの回転中心に一致又は近接させたものである。
【0020】
従って、本発明ディスクドライブ装置にあっては、ドライブユニットの重心がスピンドルモータの回転中心に一致又は近接するので、記録媒体ディスクの回転中心の振動の軌跡を円軌道に近付けることができ、ドライブユニットが振動することによって生じる力がどの位相方向でも安定し、バランス部材が速やかにアンバランスを解消する位置、すなわち、平衡位置へと移動することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明ディスクドライブ装置の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0022】
なお、図示した実施の形態は、本発明を光ディスクの記録及び/又は再生を行う光ディスクドライブ装置に適用したものである。
【0023】
光ディスクドライブ装置1はメカシャーシ2に所要の部材及び部品を搭載して成るドライブユニット3を弾性体(ダンパー)4、4、・・・を介してベースシャーシ5に取り付けて成る。
【0024】
メカシャーシ2の一端部にはスピンドルモータ6がステータ基板7を介して固定されている。
【0025】
ステータ基板7には筒状をした軸支持部8が固定されており、該軸支持部8にスピンドル軸9が軸受10、10を介して回転自在に支持されている。また、スピンドル軸9の下端は軸支持部8に取着されたスラスト軸受11によって支持されている。また、ステータ基板7には上記軸支持部8の周りを囲むようにステータコイル12が配設固定されている。
【0026】
スピンドル軸9には磁性材料で深皿を伏せた如き形状に形成されたロータヨーク13がその周壁部で上記ステータコイル12の外側を囲むように固定されており、その周壁部の内面にはステータコイル12と対向するようにロータマグネット14が固定されている。これによって、ステータコイル12に通電されることによってロータヨーク13が回転し、ロータヨーク13が固定されているスピンドル軸9が回転されることになる。
【0027】
そして、上記スピンドル軸9の上端部にターンテーブル15が固定されている。
【0028】
上記ロータヨーク13とターンテーブル15との間には自動調芯機構16が設けられている。該自動調芯機構16は、リング状をした収納室17と収納室17内に移動自在に配設された複数のバランス球18とから成る。収納室17は上記スピンドル軸9に固定された皿状をした部材によって形成され、該収納室17の上面はターンテーブル15によって閉塞されている。
【0029】
メカシャーシ2のスピンドルモータ6が配置された部分より後方の部分には、光ピックアップ19がターンテーブル15上に支持された光ディスク20の半径方向に移動自在なるようにガイド21、22によって支持されている。
【0030】
光ピックアップ19にはラックギヤ23が設けられており、メカシャーシ2に固定されたスレッドモータ24によって回転されるピニオンギヤ25によって上記ラックギヤ23が送られることによって、光ピックアップ19がガイド21、22に案内されてターンテーブル15上に支持された光ディスク20の半径方向に移動するようになっている。
【0031】
そして、メカシャーシ2のうち、スピンドルモータ6の回転中心Oを挟んで光ピックアップ19、スレッドモータ24等が配置された側と反対側の位置にカウンターウエイト26が配設されている。このカウンターウエイト26の配設によって、ドライブユニット3の重心G′はスピンドルモータ6の回転中心Oに一致又は近接される。
【0032】
なお、カウンターウエイト26の材料としては鋼板を積層したものや燒結金属等密度が高く体積に比較して重量の大きいものを使用するのが好ましい。また、カウンターウエイト26の配置位置は、メカシャーシ2上とは限らず、その他の部分、例えば、スピンドルモータ6のステータ基板7上等に配置しても良い。さらに、カウンターウエイト26の一部がスピンドルモータの回転中心Oから光ピックアップ19等が配置された側にはみ出していても、カウンターウエイト26自体の重心が光ピックアップ19等が配置された側と反対側に位置していれば問題がない。さらにまた、カウンターウエイト26自体の形状は特に問わないものである。また、カウンターウエイト26の数は1個に限らず、複数個設けても良い。
【0033】
そして、メカシャーシ2には上記以外にも所要の部材や部品が搭載されて、ドライブユニット3が構成される。
【0034】
しかして、ターンテーブル15上に支持された光ディスク20がスピンドルモータ6の駆動に伴ってターンテーブル15と共に回転され、そして、光ピックアップ19が該光ディスク20の半径方向に移動しながら、該光ディスク20について信号の記録及び/又は再生を行う。
【0035】
そして、この時、ターンテーブル15上に支持された光ディスク20にアンバランスがあって、振動を生じたときには、上記自動調芯機構16のバランス球18が該アンバランスを解消する位置へと移動して、上記振動が解消又は軽減される。
【0036】
そして、上記したように、本発明に係る上記光ディスクドライブ装置1にあっては、メカシャーシ2のうち、スピンドルモータ6の回転中心Oを挟んで光ピックアップ19、スレッドモータ24等が配置された側と反対側の位置にカウンターウエイト26が配設されているので、ドライブユニット3の重心G′が、図3に示すように、スピンドルモータ6のスピンドル軸9の回転中心Oに一致し又は近接するので、アンバランスによって生じる振動が円形に近くなり、そのために、上記自動調芯機構16による調心作用が速やかに、且つ、確実に為される。
【0037】
その理由を図4によって説明する。
【0038】
バランス球18には、収納室17が回転することによって生じる遠心力
Fr=mrω2
ドライブユニット3が振動することによって生じる力
Fe=meω2とが働いている。
【0039】
ここで、mはバランス球18の質量、rはバランス球18が収納室17上にあるときの公転半径、eはドライブユニット3の振動の振幅、ωはスピンドルモータ6の回転数である。
【0040】
バランス球18には、スピンドルモータ6が回転するだけであれば、遠心力Frのみが働き、バランス球18は収納室17の外側内周面に押し付けられるだけであるが、ドライブユニット3が振動をし、Feを働かせることにより合力Fが生じ、これにより偏角αが生じ、従って、バランス球18は周方向に移動し、バランスを調整することになる。
【0041】
しかしながら、実際には、バランス球18と収納室17との間には転がり摩擦係数μがあるので、バランス球18が移動することができるための条件は
μ<tanαでなければならない。
【0042】
ここで、α=sin-1(Fe sinθ/F)(θはFrとFeとが為す角度である。)である。
【0043】
従って、ドライブユニット3の振動により生じるFeが大きいほど、許容される転がり摩擦係数μは大きくなる。
【0044】
そこで、もし、従来技術におけるように、ドライブユニットhの重心Gが光ディスクeの回転中心から大きくずれていて、軸が楕円軌道oで振動すれば、楕円の長軸方向ではFeが大きくなって、許容転がり摩擦係数が大きくなり、ボールnは移動しやすく、よって自動平衡装置lは動作しやすいが、短軸方向ではFeが小さくなってしまうので、許容される転がり摩擦係数が小さくなり、ボールnは移動しづらく、自動平衡装置lは動作しづらくなる。
【0045】
それに対して、上記光ディスクドライブ装置1にあっては、メカシャーシ2のうち、スピンドルモータ6の回転中心Oを挟んで光ピックアップ19、スレッドモータ24等が配置された側と反対側の位置にカウンターウエイト26を配設して、ドライブユニット3の重心G′を光ディスク20の回転中心、すなわち、スピンドル軸9の中心Oに一致乃至は近接させたので、光ディスク20の回転中心の振動の軌道を楕円軌道から円軌道27に近付けることができ、どの位相方向でも、Feが安定し、自動調芯機構16が動作しやすくなる。
【0046】
なお、上記実施の形態において、自動調芯機構16として、リング状をした収納室17と収納室17内に移動自在に配設された複数のバランス球18とから成るものを示したが、自動調芯機構の形態はこのようなものに限定されるものではなく、回転体の偏重心に基づく振動がある場合、偏重心を補正する方向に移動してバランスを取るバランス部材を有するものであれば、どのような構成のものでも良い。
【0047】
さらに、上記実施の形態は、本発明を光ディスクの記録及び/又は再生を行う光ディスクドライブ装置に適用したものを示したが、本発明の適用範囲はこのようなものに限定されるものではなく、広く他の記録媒体ディスクを使用するディスクドライブ装置に適用することができるものである。
【0048】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明ディスクドライブ装置は、メカシャーシに記録媒体ディスクを支持したターンテーブルを回転させるスピンドルモータ、ターンテーブルに支持された記録媒体ディスクの半径方向に移動して記録媒体ディスクについての信号の再生あるいは記録又はその双方を為すピックアップ等を備えたドライブユニットを弾性体を介してベースシャーシに支持して成るディスクドライブ装置であって、上記スピンドルモータを含む回転駆動部にスピンドルモータのロータ部と共に回転するホルダと該ホルダ内において移動自在なバランス部材を備えた自動調芯機構を設け、カウンターウエイトを、ドライブユニットにおいて上記スピンドルモータの回転中心を挟んで上記ピックアップ及び該ピックアップを駆動する機構等が配設された側と反対側に配置し、これによって、上記ドライブユニットの重心をスピンドルモータの回転中心に一致又は近接させたことを特徴とする。
【0049】
従って、本発明ディスクドライブ装置にあっては、ドライブユニットの重心がスピンドルモータの回転中心に一致又は近接するので、記録媒体ディスクの回転中心の振動の軌跡を円軌道に近付けることができ、ドライブユニットが振動することによって生じる力がどの位相方向でも安定し、バランス部材が速やかにアンバランスを解消する位置、すなわち、平衡位置へと移動することができる。
【0050】
これによって、アンバランスを有する記録媒体ディスクを高速で回転させることによって生じる振動を速やかに解消乃至は軽減することができるので、記録媒体ディスクの高速回転が可能となり、データ転送速度を速めることが可能となる。
【0051】
また、請求項2に記載した発明にあっては、上記カウンターウエイトを上記メカシャーシ上に配置するようにしたので、カウンターウエイトの配置が容易で、且つ、ドライブユニットの重心をスピンドルモータの回転中心に近付けやすくなる。
【0052】
さらに、請求項3及び請求項4に記載した発明にあっては、上記自動調芯機構のホルダをリング状をした収納室とし、上記バランス部材を上記収納室内に移動自在に配設された複数のバランス球としたので、自動調芯機構を簡単に構成することができる。
【0053】
なお、上記した実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に本発明ディスクドライブ装置の実施の形態を示すものであり、本図はディスクドライブ装置の概要を示す斜視図である。
【図2】回転駆動部の拡大縦断面図である。
【図3】概略平面図である。
【図4】振動の軌跡が自動調芯機構に及ぼす影響を説明する図である。
【図5】図6と共に従来のディスクドライブ装置を示すものであり、本図は概略斜視図である。
【図6】概略平面図である。
【図7】Thearlの自動平衡装置の原理を説明する図である。
【符号の説明】
1…光ディスクドライブ装置(ディスクドライブ装置)、2…メカシャーシ、3…ドライブユニット、4…弾性体、5…ベースシャーシ、6…スピンドルモータ、16…自動調芯機構、17…収納室(ホルダ)、18…バランス球(バランス部材)、19…光ピックアップ、20…光ディスク、26…カウンターウエイト、G′…ドライブユニットの重心、O…スピンドルモータの回転中心

Claims (4)

  1. メカシャーシに記録媒体ディスクを支持したターンテーブルを回転させるスピンドルモータ、ターンテーブルに支持された記録媒体ディスクの半径方向に移動して記録媒体ディスクについての信号の再生あるいは記録又はその双方を為すピックアップ等を備えたドライブユニットを弾性体を介してベースシャーシに支持して成るディスクドライブ装置であって、
    上記スピンドルモータを含む回転駆動部にスピンドルモータのロータ部と共に回転するホルダと該ホルダ内において移動自在なバランス部材を備えた自動調芯機構を設け、
    カウンターウエイトを、ドライブユニットにおいて上記スピンドルモータの回転中心を挟んで上記ピックアップ及び該ピックアップを駆動する機構等が配設された側と反対側に配置し、
    これによって、上記ドライブユニットの重心をスピンドルモータの回転中心に一致又は近接させた
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 上記カウンターウエイトを上記メカシャーシ上に配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 上記自動調芯機構のホルダはリング状をした収納室であり、上記バランス部材は上記収納室内に移動自在に配設された複数のバランス球である
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  4. 上記自動調芯機構のホルダはリング状をした収納室であり、上記バランス部材は上記収納室内に移動自在に配設された複数のバランス球である
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
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