JPH0369060A - ディスクドライブの偏心補正装置 - Google Patents

ディスクドライブの偏心補正装置

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JPH0369060A
JPH0369060A JP20524289A JP20524289A JPH0369060A JP H0369060 A JPH0369060 A JP H0369060A JP 20524289 A JP20524289 A JP 20524289A JP 20524289 A JP20524289 A JP 20524289A JP H0369060 A JPH0369060 A JP H0369060A
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JP
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disk
spindle motor
eccentricity
center
spindle
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JP20524289A
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English (en)
Inventor
Toshiro Higuchi
俊郎 樋口
Shunji Araki
荒木 俊司
Masahiro Tsukamoto
雅弘 塚本
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、マグネットクランプ等で保持した光ディス
ク等の記憶媒体のトラックが形成する円の中心をスピン
ドルモータの回転中心に一致させ、偏心量を制御する偏
心補正装置に関するものである。
(従来の技術) 光デイスク装置には、ディスク製造工程でのディスクの
トラックが形成する円の中心と回転中心のずれ等により
、通常数十μmの偏心がある。
従来はこの偏心がある場合でも、ディスクのトラックに
ビームをオントラックするために、ピックアップの密ア
クチエエータによるトラッキングサーボと粗アクチユエ
ータを利用して、ピックアップ全体を偏心に追従させる
二重サーボ方式や、ピックアップの光学系を、偏心に追
従させても、その大きな可動範囲において信号にオフセ
ットが生じないようにし、ピックアップを密アクチュエ
ータのみで偏心追従を行なえるようにしたサーボ方式が
開発されている。
また、光ディスクの製造工程において、偏心量の少ない
ディスクを出荷するため、収率が下がっても偏心量の規
定値を厳しくして対処している。
将来、高速アクセス、高速転送レート等を狙いディスク
の高回転化が求められると、ますます偏心追従において
、ピックアップの密アクチュエータ系、粗アクチユエー
タ系、光デイスク製造工程において、複雑な構成をとら
なければ対応しきれない状況である。
(発明が解決しようとする課題) 前記のようなディスクの偏心等の動きをピックアップの
密アクチュエータや粗アクチユエータで追従さ廿ること
は、メカ系の共振等により帯域が制限されるため、限界
があり、ディスクの製造工程において、ディスクの容認
偏心量に制限が生まれる結果となる。今後、ディスクを
高回転で駆動させることによりピックアップの密アクチ
エエータや粗アクチユエータの高帯域化が必要となり、
またディスクの製造においてもさらに偏心の規格を厳し
くする必要がある。
前記のような問題は偏心そのものを制御せずにメカ系の
追従のみを行なっている限りにおいては避けられないこ
とである。
そこで、本発明では、ディスクの偏心そのものを制御で
きるディスクドライブの偏心補正装置をうることを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は以上のような目的を達成するために、次のよう
なディスクドライブの偏心補正装置を提供するものであ
る。
すなわち、光ディスク、フロッピーディスク、ハードデ
ィスク等の記憶媒体がマグネットクランプ等のような摩
擦力で保持されているものであって、ディスクの半径方
向への移動を可能にしたクランプと、3亥りランプを備
えたスピンドルモータを半径方向に移動できるように構
成されたスピンドルモータ部案内装置と、ディスクの同
心円トラック或いはスパイラルトラックが形成する円中
心とスピンドルモータ部の回転中心間の偏心量を測定す
る装置と、該スピンドルモータ部に加速度を加える駆動
装置とで構成され、スピンドルモータ部に加速度を与え
、ディスクの慣性力を利用してディスクのクランプ位置
をずらし、ディスクの同心円トラック或いはスパイラル
トラックが形成する円の中心とスピンドルモータ部の回
転中心とを一致させることができるように構成されたこ
とを特徴とするディスクドライブの偏心補正装置である
そして、スピンドルモータ部に加速度を与える駆動装置
であって微小伸縮可能な圧電素子、電歪素子、磁歪素子
、光歪素子又は形状記憶合金や電磁吸引力、ローレンツ
力、衝撃電磁力を利用したア、クチュエー夕で構成され
たものであり、スピンドルモータ部をディスクの半径方
向に移動できるように構成されたスピンドルモータ部の
案内装置がスピンドルモータ取付は台を固定台に対し、
ヒンヂ、板バネ或いはベアリング等により支持するもの
で構成されるものである。
又、スピンドルモータ部に加速を与える具体的な駆動装
置としては、請求項(5)(6)のような駆動装置を用
いるものであり、請求項(7)(8)のような装置を用
いてクランプ後のディスクのトラックが形成する円の中
心と回転中心のずれによる偏心量を検出し、そのトラッ
クが形成する円の中心と、回転中心を一致させるように
クランプ位置をずらし、偏心そのものを制御してしまう
ものである。
(作用) 光ディスク等の記憶媒体が摩擦力でクランプ部に保持さ
れている場合、スピンドルモータの半径方向の移動を可
能にする案内装置とモータを半径方向に移動させる駆動
装置(例えば圧電素子、電歪素子、磁歪素子等)により
スピンドルモータ部にある加速度を与え、ディスクの慣
性力を利用しマグネットクランプされたディスクを移動
させ、スピンドルモータ部の回転中心とトラックが形成
する円の中心を一致させるように偏心量が制御される。
(実施例) 以下本発明を実施例にもとづいて説明する。
第1図と第2図に示すように固定台(1)に対してスピ
ンドルモータ(7)の取付は台(2)をヒンヂ(3)で
取付ける。
スピンドルモータ(7)にはマグネットクランプ(6)
があり、これでディスク(4)を摩擦力で保持する。
ヒンヂ(3)は図示のものでは平面視1字形を構成し、
ディスクの半径方向への移動を可能とするもので、ディ
スクの半径方向へは微小に動きうるが他の方向に対して
は動きえないものとなっている。
つまり、図示した矢印方向の動きだけに自由度をもたせ
ている。そして、スピンドルモータ(7)の振れ回りが
起きないように設計されている。
スピンドルモータ(7)には図示のような矢印方向の動
作を可能にする圧電素子(5)を取付ける。
ディスク(4)とスピンドルモータ(7)とは前述した
如くマグネットクランプ(6)により密着していて、ク
ランプ部の芯はディスクの穴よりも径を小さくし、クラ
ンプ部とディスク間の移動をある程度可能にしている。
次にディスクの移動原理についてその一実施例である第
3図(A)(B)及び第4図(A)(B)を基に説明す
る(但し、何れもディスクは水平におかれるものとする
)。まず、第3図(A)ではOtがスピンドルモータの
回転中心となっており、Olがディスクの中心となって
いる場合でOLが02方向に相対的に移動する場合を例
示しである。又、同図(B)は、同図(A)■乃至■に
おける圧電素子に印加された電圧の変化を示している。
このような状態でスピンドルモータの移動加速度が次の
条件になるように、圧電素子に現在印加中の電圧よりΔ
V大きい電圧を印加する。
(第3図(A)の■及び第3図(B)の■)a、 l 
>−’上−(mg+N)  、・式1al : スピン
ドルモータの移動加速度(圧電素子の伸張方向) μI : クランプ部とディスクの静止摩擦係数 m : ディスクの質量 g : 重力加速度 N : マグネットクランプの吸引力 とする。
上記のような条件でスピンドルモータを圧電素子(5)
により加速するとディスク(4)の慣性力によりディス
ク(4)の加速度とモータの加速度に違いが生じ、その
結果クランプ部(6)に゛対しディスク(4)が移動す
る(第3図(A)の■)。このときのモータに対するデ
ィスクの移動量ΔX1は(スピンドルモータの移動加速
度が圧電素子の伸張時間内において一定の場合) ・・・・式2 ΔL: スピンドルモータの移動!或いは圧電素子の伸
張量 μ2 : クランプ部とディスクの動摩擦係数 Te: ディスクの移動時間 である。
次に、スピンドルモータを移動させる前の位置(第3図
(A)の■の位置)に戻すときには次のような条件を満
たしながらゆっくりと移動させる(第3図(A)の■及
び第3図(B)の■)。
ここで、 a! : スピンドルモータの移動加速度(圧電素子の
圧縮方向) である。
上記のような条件でスピンドルモータを移動させると、
ディスクは静止摩擦力によりクランプ上を滑らずにモー
タと同じ加速度で移動する。
スピンドルモータが元の位置で止まるときには、次のよ
うな条件で止める(第3図(A)の■及び第3図(B)
の■)。
ここで、 a3 : スピンドルモータのストップ加速度 である。
上記のような条件でスピンドルモータの移動を急激に止
めるとディスクの慣性力によりディスクが移動し、更に
ディスクの中心0.がスピンドルモータの中心02に接
近する。このときのモータに対するディスクの移動量Δ
X2は、と表せる。また、Δx2の最大値ΔXtHAX
は、a!=μI (mg+N)/mのときであり、次式
で表される。
ΔX□□=」上・ΔL ・・・式6 第3図(A)の■も■もディスク中心のスピンドルモー
タの中心に対する移動向きは同じであり、このサイクル
を繰り返せばディスクを一方向に移動することができ、
ディスク中心とスピンドルモータ中心を合致させること
ができる。
この1サイクルの動作でのディスクの移動量ΔXはΔX
、+ΔXtであるが、ここでΔX2を最大値をとるよう
にすると式2と式6により、ΔX = (1+ −)Δ
L− μt と表せる。Teをできるだけ短かくすると、−般的に第
二項は無視でき、 ΔX=(1+±)・ΔL ・・・弐8 μ2 となり、ディスクの移動量ΔXはΔLに比例するように
なる。
また、第3図(A)とは逆方向のディスクの移動も可能
である。第4図(A)はその原理を示す。なお、その移
動方向は第4図(A)の■の矢印方向である。又、同図
(B)は、同図(A)■乃至■における圧電素子に印加
された電圧の変化を示している。まず、第4図(A)の
■のような状態からディスクがクランプ部に対して相対
的に移動しないように圧電素子(5)をゆっくりと延ば
す。この場合、圧電素子に現在の印加電圧からΔV大き
い電圧をゆっくりかける(第4図(A)の■)0次に、
・急激にクランプ部の移動を止めると、ディスク(4)
がクランプ部(6)に近づくように移動する(第4図(
A)の■及び第4図(B)の■)。更に、ΔV大きい電
圧を急激にもとの印加電圧に落とすことにより、圧電素
子は圧縮し、ディスク(4)がクランプ部(6)に対し
移動し、ディスク中心0+がスピンドルモータの回転中
心0□に接近する(第4図(A)の■及び同図(B)の
■)。このようなことを繰り返すことにより第3図(A
)とは逆向きの移動が可能である。
以上はディスクが水平に載置された場合でディスク中心
(0,)がスピンドル中心(02)の可動方向にある場
合のディスクの移動方法であるが、その移動に当たって
はディスク中心がスピンドル中心から行き過ぎないよう
にスピンドルモータに加える加速度は小刻みに行なわれ
るようにし、圧電素子に加える電圧を調整することとし
、又、以上はディスクが水平に載置された場合であるが
、垂直に載置された場合でもディスクの移動を制御する
ことができる。
更に又、スピンドルモータに加速度を与える駆動装置と
して圧電素子について説明したが、電歪素子、磁歪素子
、光歪素子又は形状記憶合金のような微小伸縮可能な駆
動装置でもよい。
即ち、電歪素子は電界に比例した歪を生じる圧電素子と
違い、電界の2乗に比例した歪を生じる素子で、素子長
に対する歪み量は圧電素子より小さいが、電界−歪特性
においてヒステリシス特性が少なく、しかも応答性がよ
い素子である。
磁歪素子は強磁性体に磁界を加えると磁化に対応した物
体の寸法変化があり、これを利用したものである。
光歪素子は電界を印加しなくても光を照射すると直接歪
みを生じる、いわゆる光歪み効果をもつもので、電歪素
子や磁歪素子に代わるアクチュエータとして用いられる
ものである。
更に又、スピンドルモータに加速度を与える駆動装置は
、電磁石の°ように電磁吸引力を利用したものや、リニ
アモータのようにローレンツ力を利用したもの、さらに
は、コイルと導体板を対向させて、コイルにパルス状の
電流を流すと導体板に渦電流が生起され、これによりコ
イルと導体板の間に生ずる反発力で、いわゆる衝撃電磁
力といわれるものを利用したアクチュエータを使用して
もよい。
以上のようなディスクの慣性力を利用したディスクの移
動を可能にする駆動パターンは前記以外にも色々考えら
れる。
又、装置の構造も第1.2図以外にも色々と考えられる
それらを第5図、第6図に示す。
第5図は圧電素子(5)の一方を固定台(1)に取付け
る代わりに慣性体(8)に取付け、圧電素子(5)を駆
動させると慣性体移動の反力としてスピンドルモータ側
にも加速力が加わるようにしたものである。
このような構成と第1図のように圧電素子(5)を直接
固定台(1)に固定させる構成とを比較してみると、第
1図のような構成では圧電素子(5)が固定台(1)と
スピンドルモータ(7)との間に嵌着しなければならな
いので、圧電素子の取付は精度がμ単位で必要になり、
製造精度管理が必要になってくる。ところが、第5図の
実施例の場合、圧電素子(5)を固定台に固定せず、慣
性体(8)に取付けており、慣性体(8)は自由度をも
たせて取付けているため、この場合製造精度管理は必要
がなくなるという利点がある。
第6図は板バネ、第1図のようなヒンヂの代わりにスピ
ンドルモータをベアリング(9)によって支持したもの
である。図中(9a)の固定台(1)側のガイドレール
(9b)はスピンドルモータ取付は台(2)側のガイド
であって、之等の間にボールベアリングが介装されてい
る。
次に、偏心の測定方法について説明する。
第7図は本発明の偏心測定方法の一例を示すものであり
、光学ピックアップ(10)から、ディスク(4)に対
してレーザを発光させ、その反射回折光からフォーカス
サーボをオンすることにより、プッシュプル信号とトラ
ッククロス信号を出力させ、これを偏心検出回路(11
)に出力して、偏心量を測定するものである。この偏心
検出の実際を詳述すると、プッシュプル信号は、レーザ
ースポット(10’)をランドとグループが交互に配置
されたディスク上に照射して得られるO次回折光と1次
回折光の反射回折光の2つ受光部における出力差を示す
ものであり、第8図(イ)のようなディスクの表面をレ
ーザースポット(10’)をA−F方向(内側から外側
)へ移動した場合、第8図(ロ)の実線で表わしたよう
なsin波形となる。これに対し、トラッククロス信号
は前述のO次回折光と1次回折光の反射回折光の2つの
受光部における出力合計量であり、前述のレーザースポ
ット(10°)のA→F方向移動により、第8図(ロ)
の破線で表わしたようなsin波形となる。このように
プッシュプル信号とトラッククロス信号とは位相が90
@常にずれている。
このようにして得られたプッシュプル信号とトラックク
ロス信号は第7図(B)のような偏心検出回路(11)
により処理される。
すなわち、プッシュプル信号は二値化回路(30)で二
値化され、例えば第8図(ロ)のBとCの中間点からC
への立ち上がり点を立ち上がりエッヂ検出回路(32)
で検出して、それぞれアンドゲート(40)、(42)
に出力する。トラッククロス信号はバイパスフィルター
(34)を経て、二値化回路(36)で二値化され、ア
ンドゲート(42)には直接接続され、アンドゲート(
40)にはインバータ(38)を介して接続されている
。それぞれアントゲ−) (40)及び(42)にはボ
ー1− (44)、(46)が接続されている。
第8図(ハ)は第8図(ロ)のプッシュプル信号及びト
ラッククロス信号の立ち上がりエッヂ検出回路(32)
及び二値化回路(36)での出力状態を表わしており、
上段の実線で表わされたものが立ち上がりエッヂ検出回
路(32)の出力であり、下段の破線で表わされたもの
が二値化回路(36)の出力である。これにより、レー
ザースポット(10’)のA−F移動時、すなわち内→
外移動時には、ボー) (44)のみ、立ち上がりエッ
ヂ検出点で1パルス出力し、ポート(46)はパルスを
出力しない。
次にレーザースポット(10”)を第8図(イ)のF→
Aへ移動した場合、すなわち外→円移動について説明す
る。この場合のプッシュプル信号とトラッククロス信号
の出力状態は、第8図(ニ)のようになり、これにより
立ち上がりエッヂ検出回路(32)及び二値化回路(3
6)での出力状態は第8図(ホ)に示されており、上段
が立ち上がりエッヂ検出回路(32) 、下段が二値化
回路(36)の出力を表わしている。
これにより、レーザースポット(10”)のF→A移動
時、すなわち外→円移動時には、ポート(46)は、プ
ッシュプル信号の立ち上がり検出時のみ、1パルスを出
力し、ボー) (44)はパルスを出力しない。
第9図(A)はスピンドル回転時のディスク中心がスピ
ンドル中心より偏心している状態を示しており、それぞ
れC5はスピンドル中心を02はディスク中心を表わし
ている。第9図(A)■は、レーザースポット(10’
)と02の角度がCIとの関係で90°であり、■は1
80゜であり、■は270@であり、■はOoである。
スピンドル中心は時計回りに回転している。このときの
偏心検出回路(11)のボー) (44)の出力状態は
第9図(B)の上段であり、ボート(46)の出力状態
は同図(B)下段である。
まず、第9図(A)■の状態ではレーザースポット(1
0’)はディスクのトラックを内→外へ移動しており、
したがってボー) (44)のみパルスを出力している
(同図(B)の■)。第9図(A)■の状態では、レー
ザースポット(10”)が内→外の移動を終わり、外→
円移動を開始する点である(同図(B)の■)。第9図
(A)■の状態はレーザースポット(10’)が外→内
へ移動中であり、ボート(46)のみパルスを出力して
いる(同図(B)の■)。同図(A)■はレーザースボ
ッ) (10’)が外→円移動を終了し、内→外移動を
開始する点である(同図(B)の■)。
このようにして、ボート(44) (46)に出力され
たパルスはデジタルI10  (12)を経て、μ−c
pu(13)に出力され、ここではスピンドル中心とデ
ィスク中心の偏心の程度が計算される。
なお、本実施例ではボート(44)(46)の外→内、
内→外移動間でのパルス数をカウントすれば、ディスク
中心がスピンドル中心と何トラックずれているかが検出
できる。さらに、μmcpu(13)では、圧電素子(
5)への電圧出力のタイミングも第9図CB)の■を検
出すればこれから180°回転した■で、圧電素子(5
)へ電圧出力することにより、容易にスピンドル中心を
ディスク中心に近づけることが可能である。
又、スピンドルモータがディスク中心を移動させないよ
うな圧電素子への電圧印加は偏心計測中以外であれば、
回転中とのような位置で行なってもよい。
なお、スピンドルモータ(7)の回転角は、例えば第1
O図のようにスピンドルモータの回転制御に用いられる
エンコーダー(16)のパルス信号をカウントして得た
ものを利用してもよい。
μ−cpu(13)ではさらに前もってどの(らいスピ
ンドルモータの移動量、移動加速度でどの程度ディスク
の移動が行なわれるかを測定したデータをもとに偏心量
に応じて移動量、移動加速度を変化させることができる
。又、加速度を与えるタイミングは回転数とスピンドル
モータの移動量、移動加速度から算出する。
更に、制御は摩擦力という非線形的な外乱等に対処する
ため適応制御とし、スピンドルモータの移動加速度と移
動量とディスクの移動距離を常に観測しながら偏心量を
抑えていくようにする。
このようにして、μ−cpu(13)から出力された信
号はD/Aコンバータ(14)を経て、アンプ(15)
で電流値が制御され、圧電素子(5)に最適の電圧を与
える。
このようにレーザースポット(10”)により、偏心量
を検出すれば、ディスクを回転しながらでも偏心補正が
リアルタイムででき、偏心補正後のディスクの使用まで
に要する時間は極めて短時間になるのである。
(発明の効果) 以上のように本発明の請求項(1)及び(3)によれば
、スピンドルモータの移動加速度に強弱をつけて往復運
動をさせるだけでカートリッジに入ったままディスクの
回転中心を移動させ、ディスク面のトラックが形成する
円の中心に一致するように制御させることにより偏心量
を制御することができる。
請求項(2)の駆動装置における素子によれば、応答性
が早く発生力が大きいのでスピンドル部に加える加速度
を微妙に調整することができる。
請求項(4)によれば、スピンドルモータ部をディスク
の半径方向に向って移動できる自由度をもたせることが
でき、スピンドルモータ部の振れ回りが起きないように
することができる。
請求項(5)によれば圧電素子でスピンドル部に対し有
効な加速度を与えることができ、請求項(5)及び(6
)によれば圧電素子でスピンドル部に対し有効な加速度
を与えることができる。
請求項(7)及び(8)によれば、ディスク中心がスピ
ンドル中心の可動方向とは異なる位置にあってもディス
クドライブの偏心を有効に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる偏心補正装置の斜視図、 第2図は同上の平面図、 第3.4図(A)(B)はディスク移動説明図、第5図
及び第6図(A)(B)はその他の偏心補正装置の機構
図、 第7図(A)は偏心補正のための制御ブロック図、 同図(B)は偏心補正回路の詳細図、 第8図(イ)はディスクの断面図、 同図(ロ)は同図(イ)でレーザースポット(10’)
を内→外方向に移動したときに得られるプッシュプル信
号及びトラッククロス信号の波形図、 同図(ハ)は同図(ロ)の場合の立ち上がりエッヂ検出
回路出力及びトラッククロス信号の二値化回路の出力状
態を表わしたグラフ、 同図(ニ)は同図(ロ)とは逆方向の波形図、 同図(ホ)は同図(ニ)の場合の立ち上がりエッヂ検出
回路出力及びトラッククロス信号の二値化回路の出力状
態を表わしたグラフ、 第9図(A)の■乃至■はスピンドル中心とディスク中
心との相対関係を表わす説明図、同図(B)は同図(A
)の出力状態を示す波形図、 第10図はスピンドルモータの断面図である。 (1)・・・・・固定台 (2)・・・・・スピンドルモータ取付は台 (3)・・・・・ヒンヂ (4)・・・・・ディスク (5)・・・・・圧電素子 (6)・・・・・マグネットクランプ (6a〉・・・・・マグネット (7)・・・・・スピンドルモータ (8)・・・・・慣性体 (9)・・・・・ベアリング (10) (11) (12) (13) (14) (15) 光学ピックアップ 偏心検出回路 デジタルI10 μ Cp u D/Aコンバータ 圧電素子駆動用アンプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ディスク、フロッピーディスク、ハードディス
    ク等の記憶媒体がマグネットクランプ等のように摩擦力
    で保持されているものであって、ディスクの半径方向へ
    の移動を可能にしたクランプと、該クランプを備えたス
    ピンドルモータを半径方向に移動できるように構成され
    たスピンドルモータ部案内装置とディスクの同心円トラ
    ック或いはスパイラルトラックが形成する円中心とスピ
    ンドルモータ部の回転中心間の偏心量を測定する装置と
    該スピンドルモータ部に加速度を与える駆動装置とで構
    成され、スピンドルモータ部に加速度を与え、ディスク
    の慣性力を利用してディスクのクランプ位置をずらし、
    ディスクの同心円トラック或いはスパイラルトラックが
    形成する円の中心とスピンドルモータの回転中心とを一
    致させることができるように構成されたことを特徴とす
    るディスクドライブの偏心補正装置。
  2. (2)スピンドル部に加速度を与える駆動装置は微小伸
    縮可能な駆動装置であって圧電素子、電歪素子、磁歪素
    子、光歪素子、又は形状記憶合金で構成されたものから
    なる請求項(1)記載のディスクドライブの偏心補正装
    置。
  3. (3)スピンドル部に加速度を与える駆動装置は、電磁
    吸引力やローレンツ力や衝撃電磁力を利用したアクチュ
    エータで構成されたものからなる請求項(1)記載のデ
    ィスクドライブの偏心補正装置。
  4. (4)スピンドルモータ取付け台を固定台に対し、ヒン
    ヂ、板バネ、或いはベアリング等により支持するもので
    スピンドルモータ部をディスクの半径方向に移動できる
    ように構成されたスピンドルモータ部案内装置をもつ請
    求項(1)乃至(3)の何れかに記載のディスクドライ
    ブの偏心装置。
  5. (5)圧電素子の一方をスピンドルモータ取付け台に他
    方を固定台に取付けてなる請求項(1)乃至(4)の何
    れかに記載のディスクドライブの偏心補正装置。
  6. (6)圧電素子の一方をスピンドルモータ取付け台に他
    方を慣性体に取付けてなる請求項(1)乃至(4)の何
    れかに記載のディスクドライブの補正装置。
  7. (7)ディスクの同心円トラック或いはスパイラルトラ
    ックが形成する円の中心とスピンドルモータ部の回転中
    心との間の偏心量を測定する装置とスピンドル部に加速
    度を加える駆動装置とを測定された偏心量を小さくする
    ようにスピンドルモータ部の回転中心位置を移動させる
    制御装置で連結してなる請求項(1)乃至(6)の何れ
    かに記載のディスクドライブの偏心補正装置。
  8. (8)偏心量を測定する装置はプッシュプル信号及びト
    ラッククロス信号を用いた請求項(7)記載のディスク
    ドライブ偏心補正装置。
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