JPH10290540A - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JPH10290540A
JPH10290540A JP9623197A JP9623197A JPH10290540A JP H10290540 A JPH10290540 A JP H10290540A JP 9623197 A JP9623197 A JP 9623197A JP 9623197 A JP9623197 A JP 9623197A JP H10290540 A JPH10290540 A JP H10290540A
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JP
Japan
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rotation
chassis
disk
sub
vibration system
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JP9623197A
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English (en)
Inventor
Yuji Shishido
祐司 宍戸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量的にアンバランスな状態の合成回転体が
回転したときに生じる振動をアンバランスの量に拘らず
抑制する。 【解決手段】 ベースシャーシ8(ベースシャーシ2
1)に弾性部材9(ダンパ22)を介して支持されたサ
ブシャーシ10(メカシャーシ20)と該サブシャーシ
に支持された回転駆動手段11(スピンドルモータ1
8)により回転される合成回転体12(合成回転体3
9)の合成重心を回転中に自動的に回転軸上に位置させ
る自動調心機構7とを備え、上記弾性部材(ダンパ)と
サブシャーシ(メカシャーシ)とから構成される振動系
の共振周波数を上記回転駆動手段(スピンドルモータ)
の使用回転数よりも低くしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動装置の技
術分野に属し、詳しくは、重量的にアンバランスな合成
回転体を回転させたときに生じる振動を抑制する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】産業用機械、家庭用電化製品或いはコン
ピュータ等には、モータ等によって回転される回転部材
を備えるものが多く見うけられる。例えば、コンピュー
タに使用されるディスクドライブ装置(回転駆動装置)
は、信号記録媒体である光ディスクや光磁気ディスク等
をディスク回転駆動機構によって回転させながら光学ピ
ックアップ装置や磁気ヘッド装置により情報信号の再生
及び/又は記録を行う。かかるディスクドライブ装置に
あっては、ディスク回転駆動機構によって回転される光
ディスクも合成回転体の一部に含まれる。
【0003】ディスクドライブ装置は、上記ディスク回
転駆動機構により回転される光ディスクにレーザ光を照
射する光学ピックアップ装置を備えている。そして、上
記ディスク回転駆動機構は、光ディスクが装着されるデ
ィスクテーブルとこのディスクテーブルを回転させるた
めのスピンドルモータとを備えている。
【0004】上記光学ピックアップ装置は、光ディスク
にレーザ光を照射するための光源と、光ディスクの信号
記録面上で反射されたレーザ光の反射光を受光する光検
出器とを備えている。そして、光学ピックアップ装置と
ディスク回転駆動機構とは、例えば、サブシャーシに搭
載されている。サブシャーシは、これに固定支持したデ
ィスク回転駆動機構に対して接離する方向に移動可能に
光学ピックアップ装置を支持している。
【0005】このように構成されるディスクドライブ装
置は、スピンドルモータにより回転される光ディスクに
光学ピックアップ装置から出射されるレーザ光を照射し
て、情報信号の記録及び/又は再生を行う。
【0006】上記光学ピックアップ装置とディスク回転
駆動機構が搭載されるサブシャーシは、装置本体に固定
されるベースシャーシとの間に例えば弾性部材(ダン
パ)が配設されて、フローティング支持されている。
【0007】ところで、光ディスクの如き記録ディスク
は、製造時等に重量的なアンバランスが生じることがあ
る。そして、重量的なアンバランスがある記録ディスク
を回転させると、回転中心と重心とが一致していないた
め、この記録ディスクは、ディスクテーブルと共に振動
する。このような振動が生じると、光学ピックアップ装
置による記録ディスクの信号記録面に対するフォーカシ
ング及びトラッキングや、磁気ヘッド装置による記録デ
ィスクへの追従が良好に行われなくなる。
【0008】そして、上記フローティング支持されてい
るサブシャーシと上記弾性部材とから成る振動系に関し
ては、その共振周波数をディスク回転駆動機構の使用回
転数よりも高く設定するのが一般的である。
【0009】図11は、任意のアンバンランス量をもっ
た記録ディスクの回転数と共振周波数の異なった2つ振
動系A、Bの振動の振幅との関係を示したグラフ図であ
る。
【0010】例えば、ディスクドライブ装置がいわゆる
4倍速のものである場合、記録ディスクの最大使用回転
数は約2000RPM(約33.3Hz)である。
【0011】そして、共振点が1500RPMにある振
動系Aを用いた場合はその最大回転数(2000RP
M)のときに振幅が70μmとなり、また、共振点が2
800RPM(約46.7Hz)にある振動系Bを用い
た場合はその最大回転数(2000RPM)のときに振
幅が20μmであることが解る。
【0012】そして、振動系の振動振幅は、記録ディス
クに記録された情報信号の読み取りに大きく影響し、振
動系の振動が光学ピックアップ装置を振動させ、振動振
幅が大きくなるとトラッキングエラーを生じ、正確な情
報信号の読み取りを阻害してしまう。
【0013】図12は、記録ディスクのアンバランス量
と光学ピックアップ装置のトラッエラーキング電圧との
関係を示したグラフ図である。これによれば、振動系の
共振周波数を最大使用回転数よりも低くした場合(振動
系A)、トラッキングエラー電圧は大きくなってしまう
(図12中、上側の曲線)。また、振動系の共振周波数
を最大使用回転数よりも若干高くした場合(振動系
B)、トラッキングエラー電圧は低く抑えられている
(図12中、下側の曲線)。
【0014】そのため、従来は、共振周波数がディスク
回転駆動機構の使用回転数よりも高い振動系Bが採用さ
れていた。
【0015】特に、現在多くあるディスクドライブ装置
にあっては、線速度一定(CLV)が一般的であり、内
周側の記録情報信号を読み書きするときと、外周側の記
録情報信号を読み書きするときとではその回転数が異な
り、例えば、上記4倍速のディスクドライブ装置にあっ
ては、内周側の記録情報信号を読むときは約1000R
PMで、外周側の記録情報信号を読むときは約2000
RPMで記録ディスクが回転するようになっている。
【0016】従って、このようなディスクドライブ装置
において、共振点が1500RPMにある振動系Aを用
いた場合、使用回転数の範囲(1000〜2000RP
M)に共振点(1500RPM)が入ってしまい、記録
ディスクの記録及び/又は再生時に最も振動振幅が大き
くなってしまう(図11参照)。
【0017】他方、共振点が2800RPMにある振動
系Bを用いた場合には、使用回転数の範囲(1000〜
2000RPM)においてその振動振幅の最大は最大使
用回転数(2000RPM)のときに生じ、かつ、その
時の振動振幅は比較的小さくて済む(図11参照)。
【0018】このようなことも考慮するとき、従来、フ
ローティング支持されるサブシャーシを含む振動系の共
振周波数を、ディスクドライブ装置の最大使用回転数よ
りもやや高く設定することにより、振動系の共振が発生
する前の振動振幅が比較的小さい状態において、記録デ
ィスクの記録及び/又は再生を行うように設定するのが
一般的である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録ディス
クに生じる重量的なアンバランスの量は一定とは限らな
い。また、近時、記録ディスクへの再生又は記録を通常
速度よりも高速で行うことが可能になってきているが、
回転速度が増加すると、重量的アンバランスの量が一定
であっても、振動は大きくなってしまう。即ち、記録デ
ィスクの重量的なアンバランスの量あるいは回転速度に
対して随時的に対応する振動抑制手段がなければ、記録
ディスクの振動を抑えることができない。
【0020】従って、記録ディスクの重量的なアンバラ
ンスの量あるいは回転速度に対して随時対応可能な振動
抑制手段がなければ、記録ディスクの振動を抑えること
ができない。
【0021】また、上記振動系の共振周波数を高くし過
ぎると、外部からの振動が上記振動系に伝わりやすく、
光学ピックアップ装置が振動してしまい、上記振動系の
共振周波数がディスク回転駆動機構の使用回転数より低
い場合と同様に、トラッキングエラーを生じやすくなる
という問題がある。かかる問題は、ディスクドライブ装
置の高速化に伴い、振動系の共振周波数を更に高くしな
ければならず、外乱に対して不利になるという新たな問
題となっている。
【0022】そこで、本発明回転駆動装置は、上記した
問題点を克服し、重量的にアンバランスな状態の回転体
が回転したときに生じる振動をアンバランスの量に拘ら
ず抑制することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明回転駆動装置は、
上記した課題を解決するために、ベースシャーシに弾性
部材を介して支持されたサブシャーシと該サブシャーシ
に支持された回転駆動手段により回転される合成回転体
の合成重心を回転中に自動的に回転軸上に位置させる自
動調心機構とを備え、上記弾性部材とサブシャーシとか
ら構成される振動系の共振周波数を上記回転駆動手段の
使用回転数よりも低くしたものである。
【0024】従って、本発明回転駆動装置にあっては、
弾性部材とサブシャーシとから構成される振動系の共振
周波数を上記回転駆動手段の使用回転数よりも低くした
ので、回転駆動手段の回転数がいわゆる危険速度(軸ブ
レが増大する速度、固有円振動数ともいう。)を超える
前に、自動調心機構のバランス部材が合成回転体の有す
る重量的アンバランスを打ち消すような位置に移動する
こと(以下、「引込み現象」という。)ができ、回転駆
動手段の使用回転数域においては、自動調心が為された
状態とすることができる。
【0025】即ち、自動調心機構は、そのバランス部材
による引込み現象により、バランス部材を含む合成回転
体の合成重心が回転中に自動的に回転軸上に位置され、
合成回転体の有する重量的アンバランスをキャンセルす
ることができるものであるが、バランス部材の引込み現
象は、バランス部材が回転体と同期して回転しているこ
と及び回転体が危険速度を超えていることが必要であ
る。
【0026】しかしながら、例えば、ディスクドライブ
装置に用いられるスピンドルモータにあっては、その危
険速度は数10kHzぐらいであり、ディスクドライブ
装置の記録ディスクの回転速度(通常1000〜600
0rpm)では、上記危険速度には遙かに及ばず、従っ
て、ディスクドライブ装置に自動調心機構を単純に設け
ただけでは、上記引込み現象は生ぜず、自動調心を行う
ことはできない。
【0027】ところが、回転駆動手段を振動系に含める
ことにより、その振動系の振動により回転数が危険速度
にならずとも、バランス部材の引込み現象が生ずること
が解った。
【0028】即ち、バランス部材の引込み現象は、本
来、回転軸の危険速度を超えたときに生ずるが、合成回
転体を振動系に含めることにより振動系の振動により回
転軸のぶれが増大して、引込み現象が生ずる。
【0029】また、その引込み現象が生ずるのは、振動
系の振幅が最も大きくなる1次共振点を超えた直後に生
じやすいことも解った。
【0030】そこで、本発明回転駆動装置のように、回
転駆動手段をサブシャーシに設け、該サブシャーシをベ
ースシャーシに弾性部材を介して支持して、これら弾性
部材とサブシャーシとから構成される振動系の共振周波
数を上記回転駆動手段の使用回転数よりも低くすること
により、使用回転数に達する前に、振動系の振動により
バランス部材の引込み現象を積極的に生じさせ、使用回
転数に達したときには、調心された状態とすることがで
きる。
【0031】尚、振動系の共振周波数がディスク回転数
よりも低い場合の問題点(振幅が大きいという問題点)
については、振動の原因となっている記録ディスクのア
ンバランス自体が自動調心機構によって、キャンセルさ
れてしまうので、何ら問題はない。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明回転駆動装置の詳
細を添付図面に示した実施の形態に従って説明する。
【0033】先ず、本発明回転駆動装置における自動調
心機構の原理について説明する。
【0034】かかる自動調心機構ついては、Thear
lの自動平衡装置により説明されている。Thearl
の自動平衡装置についての詳細は、理工学社出版「機械
力学」(昭和57年3月)P146、147を参照され
たい。
【0035】本明細書において、Thearlの自動平
衡装置1を簡単に、図1により説明すると、Thear
lの自動平衡装置1とは、回転円板2と該回転円板2の
溝3の中に自在に動くことができるように配された2個
の鋼球(バランス部材)4、4と回転軸5とから構成さ
れており、回転円板2の回転数が、回転軸5の固有円振
動数(危険速度)を超えたときに、Me=2mr・co
sα(M:回転円板2と回転軸5のロータ部質量、e:
ロータ部偏心量、m:鋼球4の質量、r:鋼球起動半
径、α:偏心方向と鋼球4のなす角度)を満足する位置
に鋼球4、4が自動的に位置され、回転円板2の偏心を
無くし、ロータ部の振動を軽減する装置である。
【0036】ここで、Thearlの自動平衝装置1
が、回転軸5の固有円振動数を超えたときに作動する理
由を簡略に述べれば、回転円板2の重心Gの運動と鋼球
4、4の運動が逆位相となり、偏心方向とは逆方向に鋼
球4、4が移動して配置されるためである。
【0037】そして、本発明回転駆動装置6はこのよう
なThearlの自動平衡装置1の原理に基づく自動調
心機構7を有する。尚、上記Thearlの自動平衡装
置1において、バランス部材として2つの鋼球4、4を
用いて説明されているが、本発明の回転駆動装置6の自
動調心機構7におけるバランス部材は、これに限らず、
本出願人が既に平成9年3月7日に出願した平成9年特
許願第53704号の明細書に記載したすべてのバラン
ス部材を含むものである。
【0038】回転駆動装置6は、装置本体に固定される
ベースシャーシ8と、該ベースシャーシ8に弾性部材9
を介して支持されたサブシャーシ10と、該サブシャー
シ10に支持された回転駆動手段11と、合成回転体1
2の合成重心を回転中に自動的に調心する自動調心機構
7とを備える(図2参照)。
【0039】サブシャーシ10には回転駆動手段11が
固定され、上記弾性部材9を介してベースシャーシ8に
対してフローティング支持され、これにより、上記振動
系13が構成される。
【0040】弾性部材9の弾性係数は弾性部材9とサブ
シャーシ10の質量(サブシャーシ10に搭載するもの
の質量も含める。)とにより決定され、これらにより構
成される振動系13の共振周波数を回転駆動装置6の使
用回転数よりも低く設定する。尚、弾性部材9には、あ
らゆる弾性部材を用いることができ、天然ゴム、合成ゴ
ム、軟質合成樹脂のほかバネ等でも良い。
【0041】回転駆動手段11には、スピンドルモータ
等の駆動源の他、モータドライバー等の制御系等、回転
制御に係る一切の構成物が含まれる。
【0042】合成回転体12には、回転駆動手段11に
より回転されるすべての部材、例えば、後述する実施例
において説明するディスクドライブ装置におけるディス
クテーブル、チャッキング部材や自動調心機構7のほ
か、回転駆動手段11に含まれる回転する部材であるロ
ータ14及び支軸15やディスクテーブルに装着される
記録ディスクが含まれる。
【0043】
【実施例】以下に、本発明回転駆動装置の実施例を添付
図面に従って説明する。尚、以下に示した実施例は、本
発明を光ディスクや光磁気ディスクの如き記録ディスク
に対する再生や記録を行う4倍速のディスクドライブ装
置16(上記回転駆動装置11に相当する。)に適用し
たものである。
【0044】記録ディスク17は、例えば、ポリカーボ
ネートの如き合成樹脂材料によって直径120mmの円
盤状に形成された透明基板に信号記録面が形成されて構
成されている。そして、記録ディスク17には、その中
心部に円形開口部(チャッキング孔)17aが設けられ
ている。記録ディスク17は円形開口部17aに後述す
るディスクテーブルの位置決め突起が嵌合されることに
より位置決めされる。
【0045】ディスクドライブ装置16は回転駆動手段
となるスピンドルモータ18及び光学ピックアップ装置
19が載置されるメカシャーシ20と、ベースシャーシ
21に対してメカシャーシ20をフローティング支持す
る複数のダンパ22、22、・・・とを備えて構成され
ている(図3参照)。尚、メカシャーシ20は上記サブ
シャーシ10に相当し、また、ダンパ22は上記弾性部
材9に相当する。
【0046】光学ピックアップ装置19は上記メカシャ
ーシ20にガイドシャフト23、23を介してディスク
テーブルに装着された記録ディスク17の半径方向に移
動自在に支持されている。そして、光学ピックアップ装
置19は、レーザダイオードの如き図示しない光源及び
光検出器を有し、光源より発せられるレーザ光を対物レ
ンズ24を介して記録ディスク17に照射し、また、レ
ーザ光の記録ディスク17よりの反射光を光検出器によ
って検出するように構成されている。
【0047】回転駆動機構25は、上記スピンドルモー
タ18と該スピンドルモータ18によって回転される支
軸(スピンドル軸)26の上端寄りの位置に固定された
ケース体27と同じくスピンドル軸26の上端部に固定
されたディスクテーブル(ターンテーブル)28とを備
えている(図5参照)。
【0048】スピンドル軸26はメカシャーシ20上に
固定されたモータ基板29に対して、回転軸受け30、
30を介して軸回りに回転可能に支持されている。スピ
ンドル軸26にはスピンドルモータ18を構成するモー
タロータ31が取り付けられ、該モータロータ31は略
円筒状に形成され内面部に駆動マグネット32が固定さ
れている。そして、駆動マグネット32は、モータ基板
29上に固定されたステータコイル33に対向している
(図5参照)。
【0049】しかして、スピンドルモータ18におい
て、ステータコイル33に駆動電流が供給されると、該
ステータコイル33が発生する磁界が駆動マグネット3
2に作用し、該駆動マグネット32及びモータロータ3
1がスピンドル軸26と共に回転され、これにより上記
ケース体27及びディスクテーブル28が一体となって
回転される。即ち、スピンドル軸26はスピンドルモー
タ18の支軸(駆動軸)となっている。
【0050】ディスクテーブル28は略円板状に形成さ
れ、中央部に形成された支軸圧入孔にスピンドル軸26
の先端部が圧入されることにより、該スピンドル軸26
に固定されている。そして、ディスクテーブル28はそ
の中央部に記録ディスク17の位置決めを行うための位
置決め突起28aが設けられている。位置決め突起28
aは略円錐台形状に突出して設けられ、記録ディスク1
7の円形開口部17aに嵌合して記録ディスク17を位
置決めする。また、位置決め突起28a内には磁石が内
蔵されており、磁性材料を有する図示しないチャッキン
グ部材(クランパ)が吸着されるようになっている。即
ち、記録ディスク17は位置決め突起28aがチャッキ
ング部材を吸着することでディスクテーブル28とチャ
ッキング部材との間に挟まれて確実に保持される。
【0051】そして、上記ダンパ22、22、・・・及
びメカシャーシ20(スピンドルモータ18、光学ピッ
クアップ装置19などメカシャーシ20に搭載されるす
べてのもの(ディスクテーブル28とチャッキング部材
等)も含む。)により、振動系34が構成される。
【0052】そして、かかる振動系34の共振周波数
は、当該4倍速ディスクドライブ装置16である場合に
は、例えば、10Hz(600RPM)になるように上
記ダンパ22、22、・・・の弾性係数が設定される。
これは、4倍速ディスクドライブ装置16の回転数は約
1000〜2000RPMであるためである。尚、多く
のディスクドライブ装置は、回転駆動開始直後、内周側
の情報信号を再生し、最大回転数(2000RPM)に
なるため、その時に調心が為されていれば良く、従っ
て、振動系の共振周波数を25Hz(1500RPM)
にしても良い。この場合、外周側の情報信号を再生する
ときは、回転数が1000RPMとなるが、一旦、自動
調心機構7により自動調心が実行されると、回転数が下
がってバランス部材が引込み現象を起こした回転数より
も低くなってもその調心状態は維持される。
【0053】ケース体27は、例えば、合成樹脂材料に
より形成され、モータロータ31とディスクテーブル2
8との間にスピンドル軸26に固定された状態で位置さ
れている。そして、ケース体27は収容部35と該収容
部35を覆う天板部36とから成り、収容部35の中心
部分がスピンドル軸26に該スピンドル軸26と同軸状
に固定されている。
【0054】そして、ケース体27の内部空間(以下、
「移動空間」という。)27aは円環状になっており、
その移動空間27a内には、バランス部材となる、例え
ば、6個のバランス球37、37、・・・が収納されて
上記自動調心機構7を構成している。
【0055】バランス球37、37、・・・は、鉄やニ
ッケルの如き磁性材料により球状に形成され、それぞれ
移動空間27a内において、その半径方向にも、周方向
にも移動自在になっている。
【0056】移動空間27a内の中央部には、磁界発生
手段となるマグネット(永久磁石)40が配設されてい
る。マグネット38は、円環状を為し、上記収容部35
の内周壁に外嵌状に設けられており、スピンドル軸26
に対して同軸状に配設されている。そして、スピンドル
モータ18が回転していないとき又は低回転のときは、
バランス球37、37、・・・はマグネット38に吸着
されて、移動空間27a内の内周部側に位置されてい
る。
【0057】スピンドルモータ18のステータコイル3
3に駆動電流が供給されモータロータ31が回転される
と、該モータロータ31と共にスピンドル軸26、ケー
ス体27、ディスクテーブル28、チャッキング部材及
びディスクテーブル28に装着された記録ディスク17
が一体的に回転され、また、各バランス球37、37、
・・・も移動空間27a内でスピンドル軸26の回転軸
回りに回転される。即ち、スピンドルモータ18に含ま
れる回転する部材(モータロータ31、スピンドル軸2
6)、スピンドルモータ18により回転する回転部材
(ディスクテーブル28、チャッキング部材、記録ディ
スク17、自動調心機構7)が合成回転体39を構成す
る(以下、これらの各部材の全体の重心、即ち、合成回
転体39の重心を「合成重心」という。)。
【0058】スピンドルモータ18の回転によって記録
ディスク17の回転速度が所定回転数以上になったと
き、各バランス球37、37、・・・は、図6及び図7
に示すように、遠心力によって移動空間27aの外周部
に当接する位置に到達する。
【0059】各バランス球37、37、・・・は、上記
ケース体27が回転してもその慣性により該ケース体2
7とは別体で回転するが、やがてケース体27に対して
相対的に静止して該ケース体27と共に同期した状態で
回転するようになる。尚、上記マグネット38は回転開
始からバランス球37、37、・・・が遠心力により離
脱するまでの間、バランス球37、37、・・・を吸着
してケース体27と同期して回転させることができ、こ
れにより、遠心力によりマグネット38から離脱された
バランス球37、37、・・・の回転をより早期にケー
ス体27の回転と同期させることができる。
【0060】また、マグネット38から遠心力によりバ
ランス球37、37、・・・を離脱させるための回転数
は、上記振動系34が共振を起こす共振周波数(10H
z:600RPM)より低くする必要があり、例えば、
500RPMに設定されている。この設定は、マグネッ
ト38の磁力、バランス球37、37、・・・の材質、
質量など種々の要素により決定される。また、このマグ
ネット38がバランス球37、37、・・・を離脱する
回転数が低すぎると、上記ケース体27とバランス球3
7、37、・・・との回転数の同期が遅くなるため、で
きるだけ振動系34の共振周波数に近づけることが望ま
しい。
【0061】回転される記録ディスク17に重量的なア
ンバランス(偏重心)がない場合、各バランス球37、
37、・・・は、図6に示すように、スピンドル軸26
の回転軸回りにほゞ等角度間隔となるように位置する。
【0062】記録ディスク17には、製造時に重量的な
アンバランスを生じている場合がある。ここで、アンバ
ランスとは記録ディスク17の中心に該記録ディスク1
7の重心が位置していないことをいい、例えば、アンバ
ランスは記録ディスク17の基板厚さが不均一のとき或
いは密度が不均一のときに生じる。
【0063】このようなアンバランスが生じた記録ディ
スク17をディスクテーブル28に装着すると合成回転
体39の合成重心が回転軸からズレ、このような状態で
回転駆動機構25を回転させると、記録ディスク17を
回転させているスピンドルモータ18のスピンドル軸2
6が振動し、その回転数が振動系34の共振周波数と一
致したところで振動系34は大きく振動する。
【0064】そして、振動系34が大きく振動すると、
スピンドル軸26が危険速度を超えたかのように軸ブレ
を起し、これにより、ケース体27の運動とバランス球
37、37、・・・の運動とが逆位相となって、バラン
ス球37、37、・・・が合成回転体39のアンバラン
スの方向とは逆方向に移動する(引込み現象)(図8参
照)。
【0065】この状態では、記録ディスク17のアンバ
ランスにより回転中心からずれたケース体27と各バラ
ンス球37、37、・・・との全体の重心は、合成回転
体39の回転軸上に位置している。これにより、合成回
転体39のアンバランスは打ち消されて調心が完了す
る。
【0066】このように、各バランス球37、37、・
・・はアンバランスを有する記録ディスク17が回転さ
れた場合、いわゆる自動調心作用により自己が適宜に移
動し、これにより、合成重心の位置が回転軸上に位置す
る。従って、合成回転体39は振動することなく回転
し、従って、アンバランスを有する記録ディスク17を
その重心を回転軸上に位置させた状態で回転させること
ができる。
【0067】従って、上記のように、バランス球37、
37、・・・を備えた回転駆動機構25によって、重量
的なアンバランスを有する記録ディスク17を回転させ
ても自動調心作用により合成回転体39に振動を生ずる
ことがない。即ち、ディスクドライブ装置16において
は、重量的なアンバランスを有する記録ディスク17で
あってもその信号記録面に対して良好に情報信号の書き
込み又は読み出しができる。
【0068】このようにして記録ディスク17が回転さ
れると、光学ピックアップ装置19は記録ディスク17
にレーザ光を照射し、その反射光を受光して検出する。
光学ピックアップ装置19はガイドシャフト23、23
に沿って移動されることにより、スピンドル軸26に対
する離接方向、即ち、ディスクテーブル28に装着され
た記録ディスク17の半径方向に移動され、記録ディス
ク17の内外周に亘って移動される。そして、光学ピッ
クアップ装置19によって、記録ディスク17に対する
情報信号の書き込み又は読み出しが行われる。
【0069】尚、上記実施例においては、回転駆動装置
として、4倍速のディスクドライブ装置を挙げ、使用回
転数を1000RPMである場合について説明したが、
本発明回転駆動装置を12倍速のディスクドライブ装置
に適用した場合は、使用回転数が3000〜6000R
PMであるため、振動系の共振周波数を、例えば、25
00RPMに設定すれば良い。また、この場合もディス
クドライブ装置は回転駆動直後、最大回転数(6000
RPM)になるため、振動系の共振周波数をこの最大回
転数よりもやや低い、5500RPMとしても良い。
【0070】図9は自動調心機構の変形例を示すもので
あり、自動調心機構7がディスクテーブルに組込まれた
ものである。
【0071】即ち、ディスクテーブル28Aには、バラ
ンス部材39、39、・・・が配置される移動空間27
aが形成され、ディスクテーブル28Aは上記実施例に
おけるケース体27としての機能を有する。
【0072】このように、ディスクテーブル28A内に
自動調心機構7を組込むことにより、自動調心機構をデ
ィスクドライブ装置に採用するに当たって、ディスクド
ライブ装置としてもともと存在する部材を利用すること
ができ、新らたにスピンドル軸26に別体の自動調心機
構を取着する必要はなく、また、装置全体とシテの薄型
化を図ることができる。
【0073】図10は自動調心機構の別の変形例であり
チャッキング部材に自動調心機構を組込んだものであ
る。
【0074】即ち、チャッキング部材40には、バラン
ス部材39、39、・・・が配置される移動空間27a
が形成され、チャッキング部材40は上記実施例におけ
るケース体27としての機能を有する。
【0075】このように、チャッキング部材40内に自
動調心機構7を組込むことにより、ディスクドライブ装
置としてもともと存在する部材を利用することができ、
新らたにスピンドル軸26に別体の自動調心機構を取着
する必要はなく、回転駆動機構の部品点数が少なくな
り、コストの低減に寄与する。
【0076】尚、上記した実施の形態においては、アン
バランスを有する記録ディスク17をディスクテーブル
に装着したときに、合成回転体に対して自動調心作用を
実行させる例を示したが、合成回転体のうちの記録ディ
スク17以外の部材がアンバランスを有する場合におい
ても、回転駆動機構25によって自動調心作用を実行さ
せるて回転時の振動を抑制することができる。
【0077】また、上記した実施の形態においては、本
発明に係る回転駆動機構をディスクドライブ装置の回転
駆動機構に適用したものを説明したが、本発明に係る回
転駆動機構は、産業用機械や他の電化製品に備えられる
ものにも適用することもできる。
【0078】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明回転駆動装置によれば、ベースシャーシに弾
性部材を介して支持されたサブシャーシと該サブシャー
シに支持された回転駆動手段により回転される合成回転
体の合成重心を回転中に自動的に回転軸上に位置させる
自動調心機構とを備え、回転駆動手段が配置されるサブ
シャーシをベースシャーシに対して弾性部材を介して支
持するとともに、該弾性部材とサブシャーシとから構成
される振動系の共振周波数を上記回転駆動手段の使用回
転数よりも低くしたので、回転駆動手段の回転数がいわ
ゆる危険速度(軸ブレが増大する速度、固有円振動数と
もいう。)を超える前に、自動調心機構のバランス部材
を引込み現象を生じさせることができ、比較的高いとさ
れる危険速度になる前に、調心状態にすることができ、
回転駆動装置の通常使用回転数の状態で調心状態を形成
することができる。また、このように自動調心機構を作
用させる回転数を、振動系の共振周波数を適宜設定する
ことにより簡単に設定することができ、設計の自由度を
高めることができる。
【0079】また、上記従来のディスクドライブ装置の
ように、振動系の共振周波数を使用回転数よりも高く設
定したものに単純に自動調心機構を取り付けただけで
は、バランス部材の引込み現象が生じる回転数まで一旦
上げて調心させた後、使用回転数まで減速しなければな
らないが、本発明回転駆動装置によれば、このように無
駄に、調心させるだけに高回転数にする必要はなく、駆
動後、早期に調心させた状態で使用回転数にすることが
できる。
【0080】更に、振動系の共振周波数を比較的低くす
るしたので、外部からの振動に対する影響を少なくする
ことができる。
【0081】尚、上記した実施例において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際
しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転駆動装置に用いられる自動調
心機構の原理を説明するための概念図である。
【図2】本発明に係る回転駆動装置の基本構成を概念的
に示す図である。
【図3】図4乃至図8と共に、本発明に係る実施例につ
いて説明するための図であり、本図は装置の構成を概略
的に示す斜視図である。
【図4】ケース体が回転したを示す拡大水平断面図であ
る。
【図5】合成回転体を示す拡大縦断面図である。
【図6】ケース体が回転された状態を示す拡大水平断面
図である。
【図7】ケース体が回転された状態を示す拡大縦断面図
である。
【図8】自動調心作用が実行された状態を示すケース体
の拡大水平断面図である。
【図9】ケース体の変形例を示す拡大縦断面図である。
【図10】ケース体の別の変形例を示す拡大縦断面図で
ある。
【図11】合成回転体の回転数と振動系の振幅との関係
を示したグラフ図である。
【図12】記録ディスクのアンバランス量と光学ピック
アップ装置のトラッエラーキング電圧との関係を示した
グラフ図である。
【符号の説明】
6…回転駆動装置、7…自動調心機構、8…ベースシャ
ーシ、9…弾性部材、10…サブシャーシ、11…回転
駆動手段、12…合成回転体、13…振動系、16…デ
ィスクドライブ装置、17…記録ディスク、20…メカ
シャーシ、21…ベースシャーシ、22…ダンパ 、3
4…振動系、37…バランス球、39…合成回転体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースシャーシと、該ベースシャーシに
    弾性部材を介して支持されたサブシャーシと、該サブシ
    ャーシに配設された回転駆動手段と、該回転駆動手段に
    より回転される回転部材及び回転駆動手段に含まれる回
    転する部材(以下、これらの回転する部材を総称して
    「合成回転体」という。)の重心(以下、「合成重心」
    という。)を回転中に自動的に回転軸上に位置させる自
    動調心機構とを備え、 自動調心機構は、上記合成回転体の一部であって他の部
    分に対して所定範囲において移動可能に配設されたバラ
    ンス部材を有し、該バランス部材を回転駆動手段の回転
    に伴い合成回転体の他の部分に対して相対的に移動させ
    て、合成回転体の合成重心を回転軸上に位置させるもの
    であり、 また、上記弾性部材とサブシャーシ(サブシャーシに配
    設されるものを含む。)とから構成される振動系の共振
    周波数を上記回転駆動手段の使用回転数よりも低くした
    ことを特徴とする回転駆動装置。
JP9623197A 1997-04-14 1997-04-14 回転駆動装置 Pending JPH10290540A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6205110B1 (en) 1997-06-25 2001-03-20 Nidec Corporation Disk drive motor
CN102620919A (zh) * 2011-01-26 2012-08-01 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 对位治具及具有对位治具的翻转测试仪的对位方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6205110B1 (en) 1997-06-25 2001-03-20 Nidec Corporation Disk drive motor
CN102620919A (zh) * 2011-01-26 2012-08-01 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 对位治具及具有对位治具的翻转测试仪的对位方法

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