JP3747571B2 - 回転駆動機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な回転駆動機構に関する。詳しくは、バランス部材を移動空間内において移動させることにより回転駆動手段によって行われる回転が回転中心の偏心を生じない状態で為されるようにしたいわゆる自動調芯機能を有する回転駆動機構において自動調芯作用が速やかに為されるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンピュータに備えられ光ディスクや光磁気ディスク等の記録ディスクに対する再生や記録を行うディスクドライブ装置は、記録ディスクを回転駆動機構によって回転させている。この回転駆動機構は、回転駆動手段となるスピンドルモータと該スピンドルモータのスピンドル軸の先端側に固定され記録ディスクの中心部分を保持するディスクテーブルとを有している。そして、このような回転駆動機構によって回転される記録ディスクは、光学ピックアップや磁気ヘッド装置により、情報信号の記録及び/又は再生が行われる。
【0003】
ところで、上記した光ディスク等の記録ディスクは、製造時等に重量的なアンバランスを生じてしまう場合がある。このような重量的なアンバランスがある記録ディスクを回転駆動機構によって回転させると、回転中心と重心とが一致しないため記録ディスクがディスクテーブルと共に振動してしまう。そして、この振動により、光学ピックアップ装置による記録ディスクの信号記録面に対するフォーカシングやトラッキング、磁気ヘッド装置による記録ディスクの記録トラックへの追従が良好に行われなくなってしまう。
【0004】
また、通常、記録ディスクに生じるアンバランスの量は記録ディスクによって差がある。
【0005】
さらに、近時、記録ディスクへのデータの記録又は再生を高速回転で行うことが可能になっており、回転速度の増加と共に記録ディスクの振動は大きくなってしまうという問題もある。
【0006】
従って、記録ディスクごとにこれらの重量的なアンバランスの量或は回転速度に応じて随時対応可能な振動抑制手段がなければ、記録ディスクの振動を抑えることができない。
【0007】
そこで、回転駆動手段によって回転される移動空間内に複数のバランス部材を移動可能に配置し、バランス部材が回転駆動手段によって回転されると共に移動空間内を移動して、回転駆動手段によって回転する部材及び回転駆動手段に含まれる回転する部材(以下、これらの回転する部材を総称して「合成回転体」という。)の重心(合成重心)が回転軸上に位置するようにした自動調芯機能を有する回転駆動機構が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した自動調芯機能を有する回転駆動機構において、自動調芯機能を最大にするためにはバランス部材とこれを支持している部材、即ち、バランス部材が配置されている移動空間を形成している部材との間の摩擦を可能な限り小さくする必要がある。
【0009】
しかしながら、バランス部材とこれを支持している部材との間の摩擦があまりにも小さいと、元々のアンバランス量が小さい場合、即ち、バランス修正をあまり必要としないような場合には、移動空間に対して移動し出したバランス部材がその慣性によっていつまでも移動空間に対して移動し続けてバランス位置へ落ち着くのが遅くなったり、場合によってはバランス位置に落ち着かなかったりするという問題がある。
【0010】
そのため、移動空間内にオイルを封入して粘性抵抗を持たせる等の方法が提案されているが、オイルの飛散に対する対策が必要となったり又は温度変化による粘性の変化によりバランス修正作用が安定しないなどの問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、自動調芯作用が速やかに為されるようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明回転駆動機構は、上記した課題を解決するために、回転駆動手段により回転されると共に回転軸方向に直交する方向の断面形状が円環状を為す移動空間を備え、磁性材料により形成され上記移動空間内に移動可能に配設されたバランス部材と、移動空間内の中心部に配設され上記バランス部材を吸着するマグネットと、上記回転駆動手段によって回転されると共に回転ディスクを載置支持し、磁性材料によって形成されていてヨークとして機能するターンテーブルとを備え、あるいは、上記回転駆動手段がロータケースを備えたモータであり、該ロータケースが磁性材料で形成されていてヨークとして機能するようにしたりして、上記バランス部材が回転駆動手段によって回転されると共に移動空間内を移動して、上記回転駆動手段によって回転する部材及び回転駆動手段に含まれる回転する部材(以下、これらの回転する部材を総称して「合成回転体」という。)の重心(合成重心)が回転軸上に位置するようにすると共に、上記マグネットの磁束が移動空間の外周部に移動した上記バランス部材を通るようにしたものである。
【0013】
従って、本発明回転駆動機構にあっては、移動空間内の外周部に移動したバランス部材にマグネットの磁束が及ぶため、移動空間に対して周方向に移動しようとするバランス部材に渦電流によるブレーキがかかり、バランス部材が速やかにバランス位置に安定する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明回転駆動機構の実施の形態を添付図面に従って説明する。尚、以下に示した実施の形態は、本発明を光ディスクや光磁気ディスクの如き記録ディスクに対する再生や記録を行うディスクドライブ装置における回転駆動機構に適用したものである。
【0015】
記録ディスク1は、例えば、ポリカーボネートの如き合成樹脂材料によって直径120mmの円盤状に形成された透明基板に信号記録面が形成されて構成されている。そして、記録ディスク1には、その中心部に円形開口部(チャッキング孔)1aが設けられている。記録ディスク1は円形開口部1aに後述するターンテーブルの位置決め突起が嵌合されることにより位置決めされる。
【0016】
ディスクドライブ装置2は回転駆動手段となるスピンドルモータ3及び光学ピックアップ装置4が載置されるメカシャーシ5と、図示しないベースシャーシに対してメカシャーシ5をフローティング支持する複数のダンパ6、6、・・・とを備えて構成されている(図1参照)。
【0017】
光学ピックアップ装置4は上記メカシャーシ5にガイドシャフト7、7を介してターンテーブルに装着された記録ディスク1の半径方向に移動自在に支持されている。そして、光学ピックアップ装置4は、レーザダイオードの如き図示しない光源及び光検出器を有し、光源より発せられるレーザ光を対物レンズ8を介して記録ディスク1に照射し、また、レーザ光の記録ディスク1よりの反射光を光検出器によって検出するように構成されている。
【0018】
回転駆動機構9は、上記スピンドルモータ3と該スピンドルモータ3によって回転される支軸(スピンドル軸)10の上端部に固定されたターンテーブル11とを備えている(図3参照)。
【0019】
支軸10はメカシャーシ5上に固定されたモータ基板12に対して、回転軸受け13、13を介して軸回りに回転可能に支持されている。
【0020】
ターンテーブル11は非磁性材料によって形成され、ほぼ円板状をしたディスク載置部14と該ディスク載置部14の中心部下面から垂設されほぼ円柱状をした取付ボス部15と上記ディスク載置部14の中心部に突設されほぼ円錐台形状をした位置決め突部16とが一体に形成され、該位置決め突部16の上面部には永久磁石から成る吸着リング17が埋め込み状に設けられている。
【0021】
スピンドルモータ3を構成するローターケース18は磁性材料によって深皿を天地逆にした如き形状に形成され、その天板部18aの中心部が上記ターンテーブル11の取付ボス部15の下端部に固定されている。また、短い円筒状をした側壁部18bの内面に駆動マグネット19が固定されている。そして、駆動マグネット19は、モータ基板12上に固定されたステータコイル20に対向している。
【0022】
上記ローターケース18の上面に非磁性材料によってリング状に形成された外壁部材21が固定され、ローターケース18の天板部18aとターンテーブル11と外壁部材21とによって囲まれた平面形状でほぼ円環状をした移動空間22が形成される。尚、外壁部材21の内面21a(これが移動空間22の外側内周面となる。)は開角度の大きい横倒V字状をしている。
【0023】
移動空間22内には、バランス部材となる、例えば、6個のバランス球23、23、・・・が収納されている。バランス球23、23、・・・は、鉄やニッケルの如き磁性材料により球状に形成され、それぞれ移動空間22内において、支軸10の近傍より移動空間22の外側内周面21aに当接する位置までに亘る径方向及び支軸10の回りを回る周方向に移動可能とされている。即ち、各バランス球23、23、・・・は外側内周面21aによって支軸10の回転軸から一定の距離以下の領域内に移動を制限されている。また、バランス球23、23、・・・は、それぞれローターケース18の天板部18a及びターンテーブル11によって支軸10の軸方向への移動を阻止されている。尚、各バランス球23、23、・・・の直径は、ローターケース18の天板部18aとターンテーブル11の下面との間の間隔より僅かに小さくされている。
【0024】
また、移動空間22内の中央部には、磁界発生手段となるマグネット(永久磁石)24が配設されている。マグネット24は、円環状に形成されターンテーブル11の取付ボス部15に外嵌状に設けられており、支軸10に対して同軸状に配設されている。そして、マグネット24は、図3に示すように、主面部に垂直な方向に2極着磁され、即ち、表面側及び裏面側がそれぞれ磁極とされている。また、マグネット24の上面とターンテーブル11のディスク載置部14との間には薄い円環状のヨーク25が配設されている。該ヨーク25の外周縁はマグネット24の外周面と上記外側内周面21aとの間のほぼ中間まで延びている。
【0025】
しかして、スピンドルモータ3において、ステータコイル20に駆動電流が供給されると、該ステータコイル20が発生する磁界が駆動マグネット19に作用し、該駆動マグネット19及びローターケース18が支軸10と共に回転され、これによりターンテーブル11が一体となって回転される。即ち、支軸10はスピンドルモータ3の駆動軸となっている。
【0026】
マグネット24は支軸10の停止時において、該支軸10の方向に拘わらず移動空間22内の各バランス球23、23、・・・を吸引してその外周面に接触させた状態に保持する。即ち、マグネット24は移動空間22の外側内周面21aに接触する位置にあるバランス球23、23、・・・を鉛直に引き上げてその外周面に吸着させるだけの磁力を発生している。特に、マグネット24の上に配置されたヨーク25及びヨークとしても機能するローターケース18の天板部18aによってマグネット24の磁束が遠くまで、即ち、移動空間22の外側内周面21aにまで及ぶようになっている。
【0027】
移動空間22内の各バランス球23、23、・・・は、マグネット24より発せられた磁束が各バランス球23、23、・・・内を空気中よりも高い密度で通過していることにより、互いに等間隔に配置された状態となる。即ち、図2に示すように、各バランス球23、23、・・・間の支軸10の中心軸回りの角度ψ1乃至ψ6は互いに等しくなる。
【0028】
スピンドルモータ3のステータコイル20に駆動電流が供給されローターケース18が回転されると、該ローターケース18と共に支軸10、ターンテーブル11、外壁部材21、ターンテーブル11に装着された記録ディスク1及びターンテーブル11と共に記録ディスク1を挟持しているチャッキング部材26が一体的に回転され、また、各バランス球23、23、・・・も移動空間22内で支軸10の回転軸回りに回転される。即ち、これらのローターケース18、支軸10、ターンテーブル11、外壁部材21、チャッキング部材26、記録ディスク1及びバランス球23、23、・・・は合成回転体を構成する(以下、これらの各部材の全体の重心、即ち、合成回転体の重心を「合成重心」という。)。
【0029】
スピンドルモータ3の回転によって記録ディスク1の回転速度が使用回転域に達したときには、各バランス球23、23、・・・は、図4及び図5に示すように、遠心力によって移動空間22の外側内周面21aに当接する位置に到達している。
【0030】
このようにバランス球23、23、・・・が外側内周面21aに当接しているときにマグネット24の発する磁力によるバランス球23、23、・・・に対する吸引力はバランス球23、23、・・・に作用している遠心力よりも小さい力である。
【0031】
回転される記録ディスク1に重量的なアンバランス(偏重心)がない場合、または、記録ディスク1がターンテーブル11に装着されていない場合には、各バランス球23、23、・・・は、図4に示すように、支軸10の回転軸回りに等角度間隔となるように位置する。
【0032】
記録ディスク1には、製造時に重量的なアンバランスを生じている場合がある。ここで、アンバランスとは記録ディスク1の中心に該記録ディスク1の重心が位置していないことをいい、例えば、アンバランスは記録ディスク1の基板厚さが不均一のとき或いは密度が不均一のときに生じる。
【0033】
このようなアンバランスが生じた記録ディスク1をターンテーブル11と共に回転させてしまうと、記録ディスク1を回転させているスピンドルモータ3等がメカシャーシ5を含めて振動してしまう。そして、このような重量的なアンバランスがある記録ディスク1がターンテーブル11に装着されて回転されている場合には、各バランス球23、23、・・・は、図6に示すように、アンバランスの方向及びアンバランスの量Dに応じて、このアンバランスを打ち消すこととなる位置に移動空間22内において移動する。即ち、各バランス球23、23、・・・は、上記移動空間22を形成している各部材とは別体で回転するが、移動空間22に対して相対的に静止して移動空間22と共に回転するようになる。そして、各バランス球23、23、・・・は記録ディスク1のアンバランス方向に対向する位置に徐々に移動する。
【0034】
各バランス球23、23、・・・がアンバランスを打ち消した状態における各バランス球23、23、・・・の位置(この位置を「バランス位置」という。)は、図6に示すように、アンバランスの方向(即ち、支軸10の回転中心から見て記録ディスク1の重心が存在する方向)に対して角度+θnの位置よりこのアンバランスの方向の反対側を経て角度−θnの位置までの範囲に、等間隔で配置されることとなる(即ち、アンバランスの方向に対して角度±θnの範囲には、バランス球23、23、・・・が存在しない状態となる。)。
【0035】
このとき、各バランス球23、23、・・・の全体の重心は、回転中心を介して上記アンバランス方向に対向する位置であって、その対向線上に位置している。
【0036】
このように、各バランス球23、23、・・・はアンバランスを有する記録ディスク1が回転された場合、所謂自動調芯作用により自己が適宜に移動し、これにより、合成重心の位置が回転軸上に位置する。従って、合成回転体は振動することなく回転し、従って、アンバランスを有する記録ディスク1をその重心を回転軸上に位置させた状態で回転させることができる。
【0037】
このような自動調芯作用は、合成回転体の回転周波数がダンパ6、6、・・・の共振周波数(合成回転体の回転軸に垂直な面(図1中のx,y平面)内の方向についての共振周波数)以上となったときに、効果的に発生する。即ち、高速度で情報信号の記録または再生を行う記録ディスクについては、効果的に発生させることができる。
【0038】
このように自動調芯作用がが行われるとき、上記ヨーク25及びヨークとして機能するローターケース18の天板部18aの存在により、マグネット24の磁束がバランス球23、23、・・・を通過するようになっているので、バランス球23、23、・・・が移動空間22に対して周方向に移動しようとすると、渦電流が生じ、それがバランス球23、23、・・・の移動空間22に対する周方向への移動に対するブレーキとなり、従って、バランス球23、23、・・・が早い時期に移動空間22と共に回転するようになるため、自動調芯作用が速やかに行われる。
【0039】
尚、上記したように、外側内周面21aを開角度の大きい横倒V字状に形成してあると、上記バランス位置に位置したバランス球23、23、・・・の位置が安定する。
【0040】
即ち、移動空間27の底面28と外側内周面29との成す角度が精確に90度に形成されれば問題が無いが、精確に90度に形成することは困難である。そして、該角度が90度以上になると、図7に示すように、遠心力によって移動空間27の外側へ移動したバランス球30が外側内周面29の傾斜に沿って上方へ移動し、底面28と接触しなくなり、また、上記角度が90度以下になると、図8に示すように、遠心力によって移動空間27の外側へ移動したバランス球30が外側内周面29の傾斜に沿って下方へ移動し、底面28に押し付けられるようになり、何れの場合にもバランス球30と移動空間27の内面との間に働く摩擦力が一定せず、図7に示すような状態と図8に示すような状態が一つの移動空間内で生じると、設計通りの安定した動作を期待することができなくなる惧がある。
【0041】
それに対して、上記したように、外側内周面21aを開角度の大きい横倒V字状に形成してあると、遠心力によって移動空間22の外側へ移動したバランス球23が必ず外側内周面21aの2点で接触し、バランス球23と外側内周面21aとの間に働く摩擦力が一定となり、設計通りの安定した動作を期待することができる。尚、バランス球23が2点で接触すれば良く、必ずしもV字状である必要はなく、例えば、立上り面が外開きとなったほぼU字状であっても良い。
【0042】
上記のように、バランス球23、23、・・・を備えた回転駆動機構9によって、重量的なアンバランスを有する記録ディスク1を回転させても合成回転体に振動を生ずることがない。即ち、ディスクドライブ装置2においては、重量的なアンバランスを有する記録ディスク1の信号記録面に対して良好に情報信号の書き込み又は読み出しができる。
【0043】
このようにして記録ディスク1が回転されると、光学ピックアップ装置4は記録ディスク1にレーザ光を照射し、その反射光を受光して検出する。光学ピックアップ装置4はガイドシャフト7、7に沿って移動されることにより、支軸10に対する離接方向、即ち、ターンテーブル11に装着された記録ディスク1の半径方向に移動され、記録ディスク1の内外周に亘って移動される。そして、光学ピックアップ装置4によって、記録ディスク1に対する情報信号の書き込み又は読み出しが行われる。
【0044】
図9及び図10は本発明回転駆動機構の別の実施の形態を示すものである。
【0045】
この実施の形態9Aは、上記実施の形態9と比較して、ヨーク25を除去して、替わりに、ターンテーブルを磁性体によって形成してヨークの機能を持たせたものである。従って、該異なる部分について詳細に説明し、その他の部分については上記実施の形態における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。
【0046】
ターンテーブル11Aは磁性体によって形成されている。そして、該ターンテーブル11Aとローターケース18の天板部18aと外壁部材21とによって移動空間22が形成される。
【0047】
このような回転駆動機構9Aにあっても、ヨークとして機能するローターケース18の天板部18a及びターンテーブル11Aの存在により、マグネット24の磁界が移動空間22の外周部にまで及び、従って、移動空間22の外周部にまで移動したバランス球23、23、・・・が速やかにバランス位置に落ち着くことになる。
【0048】
尚、チャッキング部材26を利用して、該チャッキング部材26とその上側に配置される部材とによって移動空間を形成し、該移動空間の中心部にマグネットを配置し、チャッキング部材26を磁性材料によって形成してヨークとして機能させると共に、上記マグネットの上面側に円環状のヨークを配置するようにしても同様の効果を奏することが出来る。
【0049】
図11乃至図14は本発明回転駆動機構の更に別の実施の形態を示すものである。
【0050】
この実施の形態9Bは、上記実施の形態における外壁部材21及びヨーク25を除去し、ローターケース18とターンテーブルとの間にこれらとは別体のケース体を配置して、該ケース体内に移動空間を形成するようにしたものである。
【0051】
ケース体31は非磁性材料により形成され、ローターケース18とターンテーブル32との間に支軸10に固定された状態で位置されている。そして、ケース体31は収容部33と該収容部33を覆う天板部34とから成り、中心部分が支軸10に該支軸10と同軸状に固定されている。
【0052】
収容部33は円環状を為す底面壁33aと該底面壁33aの外周縁から立設された外周壁33bと底面壁33aの内周縁から立設された内周壁33cとから成り、外周壁33bと内周壁33cの高さが同じにされている。
【0053】
天板部34は薄い円環状に形成され、収容部33の開口面を覆い、これによりケース体32内には円環状の移動空間35が形成される。
【0054】
移動空間35内の中央部には、磁界発生手段となるマグネット(永久磁石)36が配設されている。マグネット36は、円環状に形成され収容部33の内周壁33cに外嵌状に設けられており、支軸10に対して同軸状に配設されている。そして、マグネット36は主面部に垂直な方向に2極着磁され、即ち、表面側及び裏面側がそれぞれ磁極とされている。
【0055】
移動空間35の外周部には円環状をした粘性用マグネット37が配置されている。該粘性用マグネット37は上記収容部33の外周壁33bの内面に接触した状態で配置されている。この粘性用マグネット37も主面部に垂直な方向に2極着磁されている。そして、この粘性用マグネット37の内周面37aが移動空間35の外側内周面となる。
【0056】
そして、ケース体31内において、収容部33の底面壁33aと天板部34と磁界発生用マグネット36の外周面と粘性用マグネット37の内周面とによって限定された空間内に、バランス部材となる、例えば、6個のバランス球38、38、・・・が収納されている。バランス球38、38、・・・は、上記バランス球23、23、・・・と同様のものであり、鉄やニッケルの如き磁性材料により球状に形成されている。
【0057】
そして、上記磁界発生用マグネット36と粘性用マグネット37の磁力の関係は、バランス球38、38、・・・に遠心力が及んでいない状態では、バランス球38、38、・・・が磁界発生用マグネット36の外周面に引き寄せられるような力関係になっている。
【0058】
ターンテーブル32は記録ディスク1を載置するほぼ円盤状をしたディスク載置部39と該ディスク載置部39の中心部に突設され記録ディスク1の円形開口部1aに嵌合して記録ディスク1の位置決めをするほぼ円錐台形状をした位置決め突部40とが一体に形成され、位置決め突部40に円環状をした永久磁石から成る吸着リング41が埋め込み状に取着されている。そして、このようなターンテーブル32の中心部が支軸10の上端部に固定されている。
【0059】
そして、記録ディスク1はその円形開口部1aにターンテーブル32の位置決め突部40が嵌合されてディスク載置部39上で位置決めされた状態でチャッキング部材26が吸着リング41に吸着され、記録ディスク1がターンテーブル32のディスク載置部39とチャッキング部材26とで挟持された状態で保持される。
【0060】
しかして、磁界発生用マグネット36の磁力と粘性用マグネット37の磁力とが上記した関係になっているので、磁界発生用マグネット36は支軸10の停止時において、該支軸10の方向に拘わらず移動空間35内の各バランス球38、38、・・・を吸引してその外周面に接触させた状態に保持する。
【0061】
スピンドルモータ3のステータコイル20に駆動電流が供給されローターケース18が回転されると、該ローターケース18と共に支軸10、ケース体31、ターンテーブル32、ターンテーブル32に装着された記録ディスク1及びターンテーブル32と共に記録ディスク1を挟持しているチャッキング部材26が一体的に回転され、また、各バランス球38、38、・・・も移動空間35内で支軸10の回転軸回りに回転される。即ち、これらのローターケース18、支軸10、ケース体31、ターンテーブル32、チャッキング部材26、記録ディスク1及びバランス球38、38、・・・は合成回転体を構成する(以下、これらの各部材の全体の重心、即ち、合成回転体の重心を「合成重心」という。)。
【0062】
スピンドルモータ3の回転によって記録ディスク1の回転速度が使用回転域に達したときには、各バランス球38、38、・・・は、図13及び図14に示すように、遠心力によって移動空間35の外側内周面37aに当接する位置に到達している。
【0063】
回転される記録ディスク1に重量的なアンバランス(偏重心)がない場合、または、記録ディスク1がターンテーブル32に装着されていない場合には、各バランス球38、38、・・・は支軸10の回転軸回りに等角度間隔となるように位置するが、記録ディスク1に重量的なアンバランスがある場合には、各バランス球38、38、・・・は、図14に示すように、アンバランスの方向及びアンバランスの量Dに応じて、このアンバランスを打ち消すこととなる位置に移動空間35内において移動する。即ち、各バランス球38、38、・・・は、上記移動空間35を形成している各部材とは別体で回転するが、移動空間35に対して相対的に静止して移動空間35と共に回転するようになる。そして、各バランス球38、38、・・・は記録ディスク1のアンバランス方向に対向する位置に徐々に移動し、やがて、各バランス球38、38、・・・はアンバランスを打ち消す位置、即ち、バランス位置に移動する(図14参照)。
【0064】
そして、このように自動調芯作用がが行われるとき、上記粘性用マグネット37の存在により、粘性用マグネット37の磁束がバランス球38、38、・・・を通過するようになっているので、バランス球38、38、・・・が移動空間35に対して周方向に移動しようとすると、渦電流が生じ、それがバランス球38、38、・・・の移動空間35に対する周方向への移動に対するブレーキとなり、従って、バランス球38、38、・・・が早い時期に移動空間35と共に回転するようになるため、自動調芯作用が速やかに行われる。
【0065】
尚、この実施の形態9Bにおいて、粘性用マグネット37を除去し、上記実施の形態9におけるヨーク25と同様のヨークを磁界発生用マグネット36の上下に配置しても、同様の効果を奏することが出来る。
【0066】
尚、上記各実施の形態においては、バランス部材として球状のものを示したが、バランス部材は、球状のものに限られるものではなく、例えば、軸方向長さの短い円柱状のようなものであっても良い。
【0067】
また、上記した各実施の形態においては、アンバランスを有する記録ディスク1をターンテーブルに装着したときに、合成回転体に対して自動調心作用を実行させる例を示したが、合成回転体のうちの記録ディスク1以外の部材がアンバランスを有する場合においても、回転駆動機構9、9A、9Bによって自動調心作用を実行させて回転時の振動を抑制することができる。
【0068】
更に、上記した各実施の形態においては、本発明に係る回転駆動機構をディスクドライブ装置の回転駆動機構に適用したものを説明したが、本発明に係る回転駆動機構は、産業用機械や他の電化製品に備えられるものにも適用することもできる。
【0069】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本願の請求項1の発明は、回転駆動手段により回転されると共に回転軸方向に直交する方向の断面形状が円環状を為す移動空間を備え、磁性材料により形成され上記移動空間内に移動可能に配設されたバランス部材と、移動空間内の中心部に配設され上記バランス部材を吸着するマグネットと、上記回転駆動手段によって回転されると共に回転ディスクを載置支持し、磁性材料によって形成されていてヨークとして機能するターンテーブルとを備え、上記バランス部材が回転駆動手段によって回転されると共に移動空間内を移動して、上記回転駆動手段によって回転する部材及び回転駆動手段に含まれる回転する部材(以下、これらの回転する部材を総称して「合成回転体」という。)の重心(合成重心)が回転軸上に位置するようにすると共に、上記マグネットの磁束が移動空間の外周部に移動した上記バランス部材を通るようにしたことを特徴とする。
【0070】
従って、請求項1に記載した発明にあっては、移動空間内の外周部に移動したバランス部材にマグネットの磁束が及ぶため、移動空間に対して周方向に移動しようとするバランス部材に渦電流によるブレーキがかかり、バランス部材が速やかにバランス位置に安定する。また、回転駆動手段によって回転されると共に回転ディスクを載置支持し、磁性材料によって形成されていてヨークとして機能するターンテーブルを備えたので、構成部材の数を少なくして、構造を簡単にすることが出来る。
【0071】
また、請求項2に記載した発明にあっては、回転駆動手段がロータケースを備えたモータであり、該ロータケースが磁性材料で形成されていてヨークとして機能するようにしたので、構成部材の数を少なくして、構造を簡単にすることが出来る。
【0072】
更に、請求項3に記載した発明にあっては、回転駆動手段により回転されると共に回転軸方向に直交する方向の断面形状が円環状を為す移動空間を備え、磁性材料により形成され上記移動空間内に移動可能に配設されたバランス部材と、移動空間内の中心部に配設され上記バランス部材を吸着するマグネットと、移動空間内の外周部に配設され上記マグネットの磁力よりきわめて弱い磁力を有する粘性用マグネットとを備え、上記バランス部材が回転駆動手段によって回転されると共に移動空間内を移動して、上記回転駆動手段によって回転する部材及び回転駆動手段に含まれる回転する部材(以下、これらの回転する部材を総称して「合成回転体」という。)の重心(合成重心)が回転軸上に位置するようにすると共に、上記粘性用マグネットの磁束が移動空間の外周部に移動した上記バランス部材を通って移動空間の外周側内面とバランス部材との間に微弱な粘性を作用させるようにしたので、移動空間内の外周部に移動したバランス部材に粘性用マグネットの磁束が及ぶため、移動空間に対して周方向に移動しようとするバランス部材に渦電流によるブレーキがかかり、バランス部材が速やかにバランス位置に安定する。
【0074】
尚、上記した各実施の形態において示した各部の具体的形状及び構造は、何れも、本発明を実施するに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図6と共に本発明回転駆動機構の実施の形態を示すものであり、本図は回転駆動機構を備えるディスクドライブ装置を示す概略斜視図である。
【図2】移動空間の内部を示す拡大水平断面図である。
【図3】合成回転体を示す拡大縦断面図である。
【図4】回転されている状態を示す拡大水平断面図である。
【図5】回転されている状態を示す要部の拡大縦断面図である。
【図6】自動調心作用が実行された状態における移動空間の内部を示す拡大水平断面図である。
【図7】比較例を示す要部の拡大断面図である。
【図8】別の比較例を示す要部の拡大断面図である。
【図9】図10と共に本発明回転駆動機構の別の実施の形態を示すものであり、本図は合成回転体を示す拡大縦断面図である。
【図10】自動調芯作用が実行された状態における拡大水平面図である。
【図11】図12乃至図14と共に本発明回転駆動機構の更に別の実施の形態を示すものであり、本図は合成回転体を示す拡大縦断面図である。
【図12】拡大水平断面図である。
【図13】回転されている状態を示す拡大縦断面図である。
【図14】自動調芯作用が実行された状態における拡大水平断面図である。
【符号の説明】
1…記録ディスク(回転ディスク)、3…スピンドルモータ(モータ)、9…回転駆動機構、18…ローターケース、22…移動空間、23…バランス球(バランス部材)、24…マグネット、25…ヨーク、9A…回転駆動機構、11A…ターンテーブル、9B…回転駆動機構、35…移動空間、36…マグネット、37…粘性用マグネット、37a…外周側内面、38…バランス球(バランス部材)
Claims (3)
- 回転駆動手段により回転されると共に回転軸方向に直交する方向の断面形状が円環状を為す移動空間を備え、
磁性材料により形成され上記移動空間内に移動可能に配設されたバランス部材と、
移動空間内の中心部に配設され上記バランス部材を吸着するマグネットと、
上記回転駆動手段によって回転されると共に回転ディスクを載置支持し、磁性材料によって形成されていてヨークとして機能するターンテーブルとを備え、
上記バランス部材が回転駆動手段によって回転されると共に移動空間内を移動して、上記回転駆動手段によって回転する部材及び回転駆動手段に含まれる回転する部材(以下、これらの回転する部材を総称して「合成回転体」という。)の重心(合成重心)が回転軸上に位置するようにすると共に、上記マグネットの磁束が移動空間の外周部に移動した上記バランス部材を通るようにした
ことを特徴とする回転駆動機構。 - 回転駆動手段により回転されると共に回転軸方向に直交する方向の断面形状が円環状を為す移動空間を備え、
磁性材料により形成され上記移動空間内に移動可能に配設されたバランス部材と、
移動空間内の中心部に配設され上記バランス部材を吸着するマグネットとを備え、
上記回転駆動手段がロータケースを備えたモータであり、該ロータケースが磁性材料で形成されていてヨークとして機能し、
上記バランス部材が回転駆動手段によって回転されると共に移動空間内を移動して、上記回転駆動手段によって回転する部材及び回転駆動手段に含まれる回転する部材(以下、これらの回転する部材を総称して「合成回転体」という。)の重心(合成重心)が回転軸上に位置するようにすると共に、上記マグネットの磁束が移動空間の外周部に移動した上記バランス部材を通るようにした
ことを特徴とする回転駆動機構。 - 回転駆動手段により回転されると共に回転軸方向に直交する方向の断面形状が円環状を為す移動空間を備え、
磁性材料により形成され上記移動空間内に移動可能に配設されたバランス部材と、
移動空間内の中心部に配設され上記バランス部材を吸着するマグネットと、
移動空間内の外周部に配設され上記マグネットの磁力よりきわめて弱い磁力を有する粘性用マグネットとを備え、
上記バランス部材が回転駆動手段によって回転されると共に移動空間内を移動して、上記回転駆動手段によって回転する部材及び回転駆動手段に含まれる回転する部材(以下、これらの回転する部材を総称して「合成回転体」という。)の重心(合成重心)が回転軸上に位置するようにすると共に、上記粘性用マグネットの磁束が移動空間の外周部に移動した上記バランス部材を通って移動空間の外周側内面とバランス部材との間に微弱な粘性を作用させるようにした
ことを特徴とする回転駆動機構。
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