JPH11259967A - ディスクの回転駆動装置およびその製造方法 - Google Patents
ディスクの回転駆動装置およびその製造方法Info
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- JPH11259967A JPH11259967A JP10056675A JP5667598A JPH11259967A JP H11259967 A JPH11259967 A JP H11259967A JP 10056675 A JP10056675 A JP 10056675A JP 5667598 A JP5667598 A JP 5667598A JP H11259967 A JPH11259967 A JP H11259967A
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- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/02—Details
- G11B17/022—Positioning or locking of single discs
- G11B17/028—Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation
- G11B17/0282—Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation by means provided on the turntable
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2121—Flywheel, motion smoothing-type
- Y10T74/2127—Flywheel, motion smoothing-type with electrical or magnetic damping
Landscapes
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のディスクの回転駆動装置では、駆動装
置側だけで回転時の重量バランスの調整を行っている。
しかし、ディスクの中心に設けられるハブ１１は、中心
穴１２と駆動穴１３が中心Ｏに対して偏って形成されて
るため、ハブをターンテーブルに設置して回転駆動する
と、回転部全体の重量バランスが崩れ、振動などの原因
になる。 【解決手段】 ターンテーブルにハブ１１またはハブ１
１に相当するダミー部材を設置して、モータを駆動し、
回転バランスの調整を行う。その結果実際の装置におい
てターンテーブル上にハブ１１を装填したときに、重量
バランスのよい回転が実現でき、重量のアンバランスに
よる振動などを防止できる。
置側だけで回転時の重量バランスの調整を行っている。
しかし、ディスクの中心に設けられるハブ１１は、中心
穴１２と駆動穴１３が中心Ｏに対して偏って形成されて
るため、ハブをターンテーブルに設置して回転駆動する
と、回転部全体の重量バランスが崩れ、振動などの原因
になる。 【解決手段】 ターンテーブルにハブ１１またはハブ１
１に相当するダミー部材を設置して、モータを駆動し、
回転バランスの調整を行う。その結果実際の装置におい
てターンテーブル上にハブ１１を装填したときに、重量
バランスのよい回転が実現でき、重量のアンバランスに
よる振動などを防止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
クなどの記録媒体としてのディスクの中心に設けられた
ハブが、ターンテーブルにセンタリングされて設置され
るディスクの回転駆動装置およびその製造方法に関す
る。
クなどの記録媒体としてのディスクの中心に設けられた
ハブが、ターンテーブルにセンタリングされて設置され
るディスクの回転駆動装置およびその製造方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】フロッピーディスクでは、フレキシブル
な磁気記録媒体となるディスクの中心に金属製のハブが
設けられ、このハブに中心穴と駆動穴が開口している。
前記ディスクを回転駆動する回転駆動装置には、ターン
テーブルが設けられ、ターンテーブルには、前記ハブを
磁気吸着するマグネットと、ターンテーブルの支持面か
ら突出する中心軸と、板ばねに支持されまたは揺動アー
ムに支持されて前記ターンテーブルの支持面から突出可
能に設けられた駆動ピンとが設けられている。
な磁気記録媒体となるディスクの中心に金属製のハブが
設けられ、このハブに中心穴と駆動穴が開口している。
前記ディスクを回転駆動する回転駆動装置には、ターン
テーブルが設けられ、ターンテーブルには、前記ハブを
磁気吸着するマグネットと、ターンテーブルの支持面か
ら突出する中心軸と、板ばねに支持されまたは揺動アー
ムに支持されて前記ターンテーブルの支持面から突出可
能に設けられた駆動ピンとが設けられている。
【０００３】ディスクが装填されると、ハブの中心穴が
ターンテーブルの中心軸に挿通され、ターンテーブルが
始動した直後に駆動ピンが駆動穴に入る。その後にハブ
とターンテーブルとを位置決めするセンタリングが行な
われる。このセンタリング動作では、ターンテーブルが
回転する際に、中心軸と駆動ピンとが、ハブの中心穴と
駆動穴の内縁に相反する方向へ当接し、このときハブが
ターンテーブルの支持面上でわずかに摺動する。上記の
ように、ディスクの中心部に設けられたハブがターンテ
ーブル上にセンタリングされて位置決めされた状態で、
モータ駆動部の回転動力がターンテーブルに与えられ、
ターンテーブルとハブ、さらにハブと一体のディスクが
回転駆動される。
ターンテーブルの中心軸に挿通され、ターンテーブルが
始動した直後に駆動ピンが駆動穴に入る。その後にハブ
とターンテーブルとを位置決めするセンタリングが行な
われる。このセンタリング動作では、ターンテーブルが
回転する際に、中心軸と駆動ピンとが、ハブの中心穴と
駆動穴の内縁に相反する方向へ当接し、このときハブが
ターンテーブルの支持面上でわずかに摺動する。上記の
ように、ディスクの中心部に設けられたハブがターンテ
ーブル上にセンタリングされて位置決めされた状態で、
モータ駆動部の回転動力がターンテーブルに与えられ、
ターンテーブルとハブ、さらにハブと一体のディスクが
回転駆動される。
【０００４】しかし、前記モータ駆動部のロータなどに
は回転中心に対して必ずしも重力バランスがとれている
とは限られず、またターンテーブルも、駆動ピンおよび
これを支持する部材が設けられているため、回転中心に
対する重量バランスが崩れた状態である。したがって、
モータ駆動部によりターンテーブルを含む回転部のアン
バランスにより回転むらを発生しやすい。そこで、従来
はモータ駆動部が組立てられた状態でロータなどの回転
バランスの調整を行い、またはモータ駆動部にターンテ
ーブルや駆動ピンが組み込まれた状態で、回転部の回転
バランスの調整を行っている。
は回転中心に対して必ずしも重力バランスがとれている
とは限られず、またターンテーブルも、駆動ピンおよび
これを支持する部材が設けられているため、回転中心に
対する重量バランスが崩れた状態である。したがって、
モータ駆動部によりターンテーブルを含む回転部のアン
バランスにより回転むらを発生しやすい。そこで、従来
はモータ駆動部が組立てられた状態でロータなどの回転
バランスの調整を行い、またはモータ駆動部にターンテ
ーブルや駆動ピンが組み込まれた状態で、回転部の回転
バランスの調整を行っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ターンテ
ーブルに設置される被回転体は、必ずしも重量バランス
が取れていない。例えばディスクの中心に設けられたハ
ブには、ターンテーブル上に突出する中心軸が挿通され
る中心穴や、駆動ピンが挿通される駆動穴が開口してい
るが、この両穴は、ハブの中心に対して片寄った重量部
分を与えることになる。そのため、前記のようにモータ
駆動部またはターンテーブルを含む回転部の重量バラン
スの調整がなされたとしても、その上に被回転体を設置
した状態では、回転部分全体で重量バランスが崩れるこ
とになる。
ーブルに設置される被回転体は、必ずしも重量バランス
が取れていない。例えばディスクの中心に設けられたハ
ブには、ターンテーブル上に突出する中心軸が挿通され
る中心穴や、駆動ピンが挿通される駆動穴が開口してい
るが、この両穴は、ハブの中心に対して片寄った重量部
分を与えることになる。そのため、前記のようにモータ
駆動部またはターンテーブルを含む回転部の重量バラン
スの調整がなされたとしても、その上に被回転体を設置
した状態では、回転部分全体で重量バランスが崩れるこ
とになる。
【０００６】従来のフロッピーディスク装置のように、
ターンテーブルの回転数が３００〜３６０ｒｐｍ程度の
低速回転のものでは、モータ駆動部やターンテーブルな
どの重量バランスを調整しておけば、実際の装置でのデ
ィスク回転には特に悪影響が生じることがない。しか
し、高密度記録用のフロッピーディスクを使用する装置
では、ターンテーブルの回転数が数１０００ｒｐｍ（例
えば３６００ｒｐｍ程度）と非常に速くなる。そのた
め、ターンテーブルに設置される被回転体の重量のアン
バランスが影響を与え、例えばディスク駆動中に回転部
が振動を発生し、この振動によりモータのサーボ動作な
どに悪影響を与えることがある。
ターンテーブルの回転数が３００〜３６０ｒｐｍ程度の
低速回転のものでは、モータ駆動部やターンテーブルな
どの重量バランスを調整しておけば、実際の装置でのデ
ィスク回転には特に悪影響が生じることがない。しか
し、高密度記録用のフロッピーディスクを使用する装置
では、ターンテーブルの回転数が数１０００ｒｐｍ（例
えば３６００ｒｐｍ程度）と非常に速くなる。そのた
め、ターンテーブルに設置される被回転体の重量のアン
バランスが影響を与え、例えばディスク駆動中に回転部
が振動を発生し、この振動によりモータのサーボ動作な
どに悪影響を与えることがある。
【０００７】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、ターンテーブル上に設置される被回転体に重量バ
ランスの崩れがあったとしても、回転時に振動などの生
じるのを防止できるようにしたディスクの回転駆動装置
およびその製造方法（調整方法）を提供することを目的
としている。
あり、ターンテーブル上に設置される被回転体に重量バ
ランスの崩れがあったとしても、回転時に振動などの生
じるのを防止できるようにしたディスクの回転駆動装置
およびその製造方法（調整方法）を提供することを目的
としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクの中
心に設けられたハブを磁気吸着するターンテーブルと、
このターンテーブルの回転中心部に突出する中心軸と、
ターンテーブルの支持面から突出自在な駆動ピンと、前
記ターンテーブルを含む回転部に回転動力を与えるモー
タ駆動部と、を有するディスクの回転駆動装置におい
て、前記中心軸が挿入される中心穴と前記駆動ピンが挿
入される駆動穴とを有するハブが前記ターンテーブル上
に固定され、またはディスクが取付けられた状態の前記
ハブが前記ターンテーブル上に固定され、あるいは前記
ハブと同等の重量分布を有するダミー部材が前記ターン
テーブル上に固定された状態で、前記回転部の回転バラ
ンスの調整がなされたことを特徴とするものである。
心に設けられたハブを磁気吸着するターンテーブルと、
このターンテーブルの回転中心部に突出する中心軸と、
ターンテーブルの支持面から突出自在な駆動ピンと、前
記ターンテーブルを含む回転部に回転動力を与えるモー
タ駆動部と、を有するディスクの回転駆動装置におい
て、前記中心軸が挿入される中心穴と前記駆動ピンが挿
入される駆動穴とを有するハブが前記ターンテーブル上
に固定され、またはディスクが取付けられた状態の前記
ハブが前記ターンテーブル上に固定され、あるいは前記
ハブと同等の重量分布を有するダミー部材が前記ターン
テーブル上に固定された状態で、前記回転部の回転バラ
ンスの調整がなされたことを特徴とするものである。
【０００９】また本発明のディスクの回転駆動装置の製
造方法（調整方法）は、ディスクの中心に設けられたハ
ブを磁気吸着するターンテーブルと、このターンテーブ
ルの回転中心部に突出する中心軸と、ターンテーブルの
支持面から突出自在な駆動ピンと、前記ターンテーブル
を含む回転部に回転動力を与えるモータ駆動部とを組立
てる工程と、前記中心軸が挿入される中心穴と前記駆動
ピンが挿入される駆動穴とを有するハブを前記ターンテ
ーブル上に固定し、またはディスクが取付けられた状態
の前記ハブを前記ターンテーブル上に固定し、あるいは
前記ハブと同等の重量分布を有するダミー部材を前記タ
ーンテーブル上に固定した状態で、前記回転部の回転バ
ランスの調整を行う工程と、を有することを特徴とする
ものである。
造方法（調整方法）は、ディスクの中心に設けられたハ
ブを磁気吸着するターンテーブルと、このターンテーブ
ルの回転中心部に突出する中心軸と、ターンテーブルの
支持面から突出自在な駆動ピンと、前記ターンテーブル
を含む回転部に回転動力を与えるモータ駆動部とを組立
てる工程と、前記中心軸が挿入される中心穴と前記駆動
ピンが挿入される駆動穴とを有するハブを前記ターンテ
ーブル上に固定し、またはディスクが取付けられた状態
の前記ハブを前記ターンテーブル上に固定し、あるいは
前記ハブと同等の重量分布を有するダミー部材を前記タ
ーンテーブル上に固定した状態で、前記回転部の回転バ
ランスの調整を行う工程と、を有することを特徴とする
ものである。
【００１０】本発明では、モータ駆動部およびターンテ
ーブルが組立てられた状態で、少なくともハブまたはハ
ブと同等の重量分布を有するダミー部材をターンテーブ
ルに設置した状態で、回転部に部分的に重量を付加し、
または一部を削除するなどにより回転部全体の重量バラ
ンスの調整を行っている。そのため、ターンテーブル上
にディスクおよびハブから成る被回転体を装填した状態
で、ターンテーブルを回転させても、回転バランスが崩
れることがない。よって、ターンテーブルを数１０００
ｒｐｍにて高速回転させても、振動が発生することがな
い。
ーブルが組立てられた状態で、少なくともハブまたはハ
ブと同等の重量分布を有するダミー部材をターンテーブ
ルに設置した状態で、回転部に部分的に重量を付加し、
または一部を削除するなどにより回転部全体の重量バラ
ンスの調整を行っている。そのため、ターンテーブル上
にディスクおよびハブから成る被回転体を装填した状態
で、ターンテーブルを回転させても、回転バランスが崩
れることがない。よって、ターンテーブルを数１０００
ｒｐｍにて高速回転させても、振動が発生することがな
い。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は本発明のディスクの回転駆
動装置を示す断面図、図２はハブの平面図である。この
回転駆動装置では、回転駆動側のロータ１の一部がター
ンテーブル２となり、またはロータ１にターンテーブル
２が固定されている。ターンテーブル１は中心軸（スピ
ンドル軸）３に固定されている。固定側の基板８には軸
受９が設けられ、中心軸３は軸受９に回転自在に支持さ
れている。ロータ１にはリング状のマグネット７が固定
され、基板８上には、前記マグネット７に対向する駆動
コイル体１０が固定されている。駆動コイル体１０は、
磁性材料製のヨーク１０ａとこのヨーク１０ａに巻かれ
た駆動コイル１０ｂとから構成されている。前記マグネ
ット７と駆動コイル体１０とで、モータ駆動部Ｍが構成
されている。
動装置を示す断面図、図２はハブの平面図である。この
回転駆動装置では、回転駆動側のロータ１の一部がター
ンテーブル２となり、またはロータ１にターンテーブル
２が固定されている。ターンテーブル１は中心軸（スピ
ンドル軸）３に固定されている。固定側の基板８には軸
受９が設けられ、中心軸３は軸受９に回転自在に支持さ
れている。ロータ１にはリング状のマグネット７が固定
され、基板８上には、前記マグネット７に対向する駆動
コイル体１０が固定されている。駆動コイル体１０は、
磁性材料製のヨーク１０ａとこのヨーク１０ａに巻かれ
た駆動コイル１０ｂとから構成されている。前記マグネ
ット７と駆動コイル体１０とで、モータ駆動部Ｍが構成
されている。
【００１２】ターンテーブル２の上面には、磁気吸着部
材としてマグネット４が設けられ、このマグネット４の
磁気吸引力によりハブ１１がターンテーブル２に吸着固
定される。符号５は駆動ピンである。この駆動ピン５は
ターンテーブル２内に設けられた板ばね６の先端に設け
られ、この板ばね６の弾性力により、駆動ピン５はター
ンテーブル２から上方へ突出自在となる。なお、駆動ピ
ン５がターンテーブル２に設けられた揺動動作自在なア
ームに固定されたいわゆるスイングタイプであってもよ
い。被回転体としては、フレキシブルな磁気ディスク
（フロッピーディスク）Ｄの中心に金属製のハブ１１が
固定されている。ディスクＤおよびハブ１１は、通常ハ
ードケース内に収納されているが、図面ではハードケー
スの図示を省略している。
材としてマグネット４が設けられ、このマグネット４の
磁気吸引力によりハブ１１がターンテーブル２に吸着固
定される。符号５は駆動ピンである。この駆動ピン５は
ターンテーブル２内に設けられた板ばね６の先端に設け
られ、この板ばね６の弾性力により、駆動ピン５はター
ンテーブル２から上方へ突出自在となる。なお、駆動ピ
ン５がターンテーブル２に設けられた揺動動作自在なア
ームに固定されたいわゆるスイングタイプであってもよ
い。被回転体としては、フレキシブルな磁気ディスク
（フロッピーディスク）Ｄの中心に金属製のハブ１１が
固定されている。ディスクＤおよびハブ１１は、通常ハ
ードケース内に収納されているが、図面ではハードケー
スの図示を省略している。
【００１３】図２に示すように、ハブ１１には中心穴１
２と駆動穴１３とが穿設されている。回転体がディスク
の回転駆動装置に装填され、ハブ１１がターンテーブル
２上に設置され、磁気吸着されると、中心穴１２内に中
心軸３の先端部３ａが挿通され、駆動穴１３内に駆動ピ
ン５が挿通される。ハブ１１に対してターンテーブル２
が相対的に時計方向へ回動すると、駆動ピン５が駆動穴
１３の内縁１３ａに当り、中心軸３の先端部３ａが中心
穴１２の角部となる内縁１２ａに当たる。駆動ピン５と
先端部３ａが、それぞれ内縁１３ａと１２ａに対して相
反する方向から当接することにより、ハブ１１の中心と
中心軸３の軸芯が一致し、ハブ１１がターンテーブル２
上でセンタリングされて位置決めされる。
２と駆動穴１３とが穿設されている。回転体がディスク
の回転駆動装置に装填され、ハブ１１がターンテーブル
２上に設置され、磁気吸着されると、中心穴１２内に中
心軸３の先端部３ａが挿通され、駆動穴１３内に駆動ピ
ン５が挿通される。ハブ１１に対してターンテーブル２
が相対的に時計方向へ回動すると、駆動ピン５が駆動穴
１３の内縁１３ａに当り、中心軸３の先端部３ａが中心
穴１２の角部となる内縁１２ａに当たる。駆動ピン５と
先端部３ａが、それぞれ内縁１３ａと１２ａに対して相
反する方向から当接することにより、ハブ１１の中心と
中心軸３の軸芯が一致し、ハブ１１がターンテーブル２
上でセンタリングされて位置決めされる。
【００１４】図２に示すように、前記ハブ１１では、中
心穴１２の中心が、ハブ１１の中心Ｏに対し図示下方向
にややずれた位置に形成され、また駆動穴１３も、前記
中心Ｏから図示右方向へずれた位置に形成されている。
したがって、ハブ１１は、その中心Ｏに対して重量バラ
ンスが崩れたものとなっている。したがって、図１に示
す回転駆動装置において、ロータ１、ターンテーブル
２、中心軸３、駆動ピン５、板ばね６、およびマグネッ
ト７などから成る回転部の重量バランスを調整しても、
前記ハブ１１がターンテーブルに設置された状態で、ハ
ブ１１の重量バランスの偏りにより回転部分全体の重量
バランスが崩れる。
心穴１２の中心が、ハブ１１の中心Ｏに対し図示下方向
にややずれた位置に形成され、また駆動穴１３も、前記
中心Ｏから図示右方向へずれた位置に形成されている。
したがって、ハブ１１は、その中心Ｏに対して重量バラ
ンスが崩れたものとなっている。したがって、図１に示
す回転駆動装置において、ロータ１、ターンテーブル
２、中心軸３、駆動ピン５、板ばね６、およびマグネッ
ト７などから成る回転部の重量バランスを調整しても、
前記ハブ１１がターンテーブルに設置された状態で、ハ
ブ１１の重量バランスの偏りにより回転部分全体の重量
バランスが崩れる。
【００１５】そこで本発明では、図１に示すモータ駆動
部Ｍを含めた回転駆動装置が組立てられた状態で、ディ
スクＤが付いていないハブ１１をターンテーブル２上に
磁気吸着させて設置する。そして、図２に示すように、
駆動ピン５が駆動穴１３の内縁１３ａに当り、中心軸３
が中心穴１２の内縁１２ａに当たる状態とし、ターンテ
ーブル２の中心（中心軸３の軸芯）と、ハブ１１の中心
Ｏを一致させる。
部Ｍを含めた回転駆動装置が組立てられた状態で、ディ
スクＤが付いていないハブ１１をターンテーブル２上に
磁気吸着させて設置する。そして、図２に示すように、
駆動ピン５が駆動穴１３の内縁１３ａに当り、中心軸３
が中心穴１２の内縁１２ａに当たる状態とし、ターンテ
ーブル２の中心（中心軸３の軸芯）と、ハブ１１の中心
Ｏを一致させる。
【００１６】この状態で、駆動コイル１０ｂに駆動電流
を与えて、ロータ１、ターンテーブル２、中心軸３、駆
動ピン５、板ばね６、およびマグネット７にさらにハブ
１１を加えた回転部分を回転させる。このときの回転数
はディスクＤを実際に回転させるときの回転数に合わせ
る。そして、回転バランスを調整するが、このときの重
量の付加や重量の削除は、ハブ１１以外の部分で行う。
すなわち、ターンテーブル２またはロータ１に重量を付
加したり、あるいはその一部を削除する。このように、
重量バランスが調整された回転駆動部をディスク装置に
搭載すると、実際にディスクＤの中心に設けられたハブ
１１がターンテーブル２上に設置されて、回転駆動され
るときに、回転バランスがとれ、重量の偏りによる振動
などが生じない。
を与えて、ロータ１、ターンテーブル２、中心軸３、駆
動ピン５、板ばね６、およびマグネット７にさらにハブ
１１を加えた回転部分を回転させる。このときの回転数
はディスクＤを実際に回転させるときの回転数に合わせ
る。そして、回転バランスを調整するが、このときの重
量の付加や重量の削除は、ハブ１１以外の部分で行う。
すなわち、ターンテーブル２またはロータ１に重量を付
加したり、あるいはその一部を削除する。このように、
重量バランスが調整された回転駆動部をディスク装置に
搭載すると、実際にディスクＤの中心に設けられたハブ
１１がターンテーブル２上に設置されて、回転駆動され
るときに、回転バランスがとれ、重量の偏りによる振動
などが生じない。
【００１７】なお、ハブ１１だけではなく、ディスクＤ
とハブ１１とが一体になったものを、ターンテーブル２
上に設置して、回転バランスの調整を行ってもよいし、
またはハブ１１と同じ重量分布を有するダミー部材を用
いて、このダミー部材をターンテーブル２上に設置して
前記回転バランスの調整を行ってもよい。また、このデ
ィスクの回転駆動装置は、図２に示す形状のハブ１１が
設置されるものに限られず、図３に示す形状のハブが設
置されるものであってもよい。
とハブ１１とが一体になったものを、ターンテーブル２
上に設置して、回転バランスの調整を行ってもよいし、
またはハブ１１と同じ重量分布を有するダミー部材を用
いて、このダミー部材をターンテーブル２上に設置して
前記回転バランスの調整を行ってもよい。また、このデ
ィスクの回転駆動装置は、図２に示す形状のハブ１１が
設置されるものに限られず、図３に示す形状のハブが設
置されるものであってもよい。
【００１８】図３に示すハブ１１を用いる回転駆動装置
では、駆動ピン５がターンテーブルに板ばねで支持され
ており、駆動ピン５が駆動穴１３内に入った後に、駆動
ピン５が板ばねの弾性力により駆動穴１３の内縁１３ａ
を押し、その反力でハブ１１の中心穴１２の内縁１２ａ
が中心軸の先端部３ａに当たってセンタリングされる。
では、駆動ピン５がターンテーブルに板ばねで支持され
ており、駆動ピン５が駆動穴１３内に入った後に、駆動
ピン５が板ばねの弾性力により駆動穴１３の内縁１３ａ
を押し、その反力でハブ１１の中心穴１２の内縁１２ａ
が中心軸の先端部３ａに当たってセンタリングされる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明では、ハブなどの重
量バランスを加味して、回転部全体の回転バランスの調
整が行なわれるので、実際のディスク装置の駆動状態と
ほぼ同じ状態で回転部のバランスを調整できる。よって
ディスク駆動中に振動などが発生するのを防止できる。
量バランスを加味して、回転部全体の回転バランスの調
整が行なわれるので、実際のディスク装置の駆動状態と
ほぼ同じ状態で回転部のバランスを調整できる。よって
ディスク駆動中に振動などが発生するのを防止できる。
【図１】本発明のディスクの回転駆動装置を示す断面
図、
図、
【図２】ハブの平面図、
【図３】他の形状のハブを示す平面図、
１ ロータ ２ ターンテーブル ３ 中心軸 ４ マグネット ５ 駆動ピン Ｄ ディスク １１ ハブ １２ 中心穴 １３ 駆動穴
Claims (2)
- 【請求項１】 ディスクの中心に設けられたハブを磁気
吸着するターンテーブルと、このターンテーブルの回転
中心部に突出する中心軸と、ターンテーブルの支持面か
ら突出自在な駆動ピンと、前記ターンテーブルを含む回
転部に回転動力を与えるモータ駆動部と、を有するディ
スクの回転駆動装置において、前記中心軸が挿入される
中心穴と前記駆動ピンが挿入される駆動穴とを有するハ
ブが前記ターンテーブル上に固定され、またはディスク
が取付けられた状態の前記ハブが前記ターンテーブル上
に固定され、あるいは前記ハブと同等の重量分布を有す
るダミー部材が前記ターンテーブル上に固定された状態
で、前記回転部の回転バランスの調整がなされたことを
特徴とするディスクの回転駆動装置。 - 【請求項２】 ディスクの中心に設けられたハブを磁気
吸着するターンテーブルと、このターンテーブルの回転
中心部に突出する中心軸と、ターンテーブルの支持面か
ら突出自在な駆動ピンと、前記ターンテーブルを含む回
転部に回転動力を与えるモータ駆動部とを組立てる工程
と、 前記中心軸が挿入される中心穴と前記駆動ピンが挿入さ
れる駆動穴とを有するハブを前記ターンテーブル上に固
定し、またはディスクが取付けられた状態の前記ハブを
前記ターンテーブル上に固定し、あるいは前記ハブと同
等の重量分布を有するダミー部材を前記ターンテーブル
上に固定した状態で、前記回転部の回転バランスの調整
を行う工程と、 を有することを特徴とするディスクの回転駆動装置の製
造方法。
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