JPH1145501A - スピンドルモータ、これを備えた磁気ディスク装置、およびスピンドルモータの調整方法 - Google Patents

スピンドルモータ、これを備えた磁気ディスク装置、およびスピンドルモータの調整方法

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JPH1145501A
JPH1145501A JP20153397A JP20153397A JPH1145501A JP H1145501 A JPH1145501 A JP H1145501A JP 20153397 A JP20153397 A JP 20153397A JP 20153397 A JP20153397 A JP 20153397A JP H1145501 A JPH1145501 A JP H1145501A
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JP
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spindle motor
pivot
adjusting
ball bearing
main body
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JP20153397A
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Kazuhiro Takara
和宏 高良
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共振現象の発生を回避し、振動の低減を図るこ
とが可能なスピンドルモータ、これを備えた磁気ディス
ク装置、およびスピンドルモータの調整方法を提供する
ことにある。 【解決手段】ロータとして機能するハブ42の枢軸50
は、ベース部40の支持スリーブ44内に同軸的に配置
され、上下2つの玉軸受54a、54bによって支持ス
リーブに回転自在に支持されている。枢軸50の下端に
は、調整ねじ72がねじ込まれ、この調整ねじと下部玉
軸受の内輪57との間に押圧部材74が挟持されてい
る。押圧部材74は枢軸の軸方向に沿って内輪を押圧
し、玉軸受に予圧を印加している。調整ねじのねじ込み
量を調整することにより、玉軸受に印加される予圧が変
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スピンドルモー
タ、特に、磁気ディスク装置において磁気ディスクの支
持および駆動に用いられるスピンドルモータ、これを備
えた磁気ディスク装置、およびスピンドルモータの調整
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置に用いられる
スピンドルモータは、ロータとして機能する円筒形状の
ハブと、円筒形状の支持スリーブを有するブラケット
と、を備え、ハブの中心部に設けられた枢軸は、支持ス
リーブ内に挿入されている。そして、ハブは、枢軸と支
持スリーブ内面との間に嵌合された2個の玉軸受によっ
て回転自在に支持されている。また、磁気ディスクは、
ハブの外周に取り付けられ、ハブと一体的に回転駆動さ
れる。
【0003】通常、玉軸受単体には、内輪と外輪との間
に軸方向に沿ったガタが存在する。このような軸受のガ
タは、磁気ディスクに対して情報の記録再生を精度良く
行う上で障害となる。そこで、この種のスピンドルモー
タにおいては、玉軸受をハブの枢軸の軸方向に並べて2
個配置し、これらの玉軸受を軸方向に沿った予圧を掛け
ながら接着剤等で固定することにより、各玉軸受のガタ
付きを低減し、スピンドルモータの剛性を確保してい
る。
【0004】このように、スピンドルモータの組立にお
いて、スリーブ、玉軸受、および枢軸を予圧しながら接
着した場合、この予圧の大きさによって接着後のスピン
ドルモータの剛性が決定される。また、剛性は、スピン
ドルモータの共振点で表すことができ、共振周波数が高
いほど剛性が高いことを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、玉軸受が回転す
ると複数の通過固有振動が発生し、これらの振動周波数
は、スピンドルモータの回転速度と比例関係にある。そ
して、この振動成分が大きいほど、スピンドルモータの
機械的振動が大きくなり、磁気ディスク装置のリード/
ライトに悪影響を及ぼしたり、騒音が発生する等の問題
が生じる。
【0006】また、上記のような通過固有振動成分が、
スピンドルモータの共振周波数(fres Hz)±回
転周波数(ω Hz)の近辺に存在すると、この振動成
分は共振現象により増長されることが知られている。従
って、スピンドルモータの共振周波数は、スピンドルモ
ータの回転周波数や通過固有振動を考慮して共振現象の
起きない範囲に設定されていることが望ましい。
【0007】しかしながら、通過固有振動数は無数にあ
り、また、共振周波数は機構の固体差により種々変動す
るため、全てのスピンドルモータにおいて共振現象を回
避することは非常に困難となる。
【0008】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、共振現象の発生を回避し、振動の低減
を図ることが可能なスピンドルモータ、これを備えた磁
気ディスク装置、およびスピンドルモータの調整方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るスピンドルモータは、予圧を調整す
る調整手段を備え、調整手段によって予圧を調整するこ
とにより、所望の共振点を設定可能に構成されている。
【0010】すなわち、この発明に係るスピンドルモー
タは、端壁によって一端が閉塞された円筒形状の本体
と、上記端壁から延出し上記本体の内側に上記本体と同
軸的に設けられた枢軸と、を有するハブと、上記本体の
内周面と上記枢軸との間に配設された支持スリーブを有
するベース部と、上記枢軸と支持スリーブとの間に嵌合
され、上記支持スリーブに対して上記ハブを回転自在に
支持した玉軸受と、上記玉軸受に印加する予圧を調整す
る調整手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】また、この発明に係る磁気ディスク装置
は、磁気ディスクを支持しているとともに磁気ディスク
を回転駆動するスピンドルモータと、磁気ディスクに対
して情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッ
ドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したキャリッ
ジアッセンブリと、を備え、上記スピンドルモータは、
端壁によって一端が閉塞された円筒形状の本体と、上記
端壁から延出し上記本体の内側に上記本体と同軸的に設
けられた枢軸と、を有するハブと、上記本体の内周面と
上記枢軸との間に配設された支持スリーブを有するベー
ス部と、上記枢軸と支持スリーブとの間に嵌合され、上
記支持スリーブに対して上記ハブを回転自在に支持した
玉軸受と、上記玉軸受に印加する予圧を調整する調整手
段と、を備えていることを特徴としている。
【0012】上記のように構成されたスピンドルモータ
および磁気ディスク装置によれば、調整手段によって玉
軸受に印加する予圧を調整することにより、スピンドル
モータの共振周波数を所望の設定値に合わせることが可
能となる。それにより、通過固有振動と関連した共振現
象の発生を防止し、振動の低減を図っている。
【0013】予圧の調整は、予めスピンドルモータの所
望の共振周波数の設定値を選択し、上記スピンドルモー
タを振動させて共振周波数を測定し、上記測定した共振
周波数と上記設定値との間にずれがある場合、上記調整
手段により上記玉軸受に印加する予圧を調整し、上記共
振周波数の測定値と上記設定値とが一致するまで、上記
測定および調整を繰り返すことにより行う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係る磁気ディスク装置をハードディス
クドライブ(以下HDDと称する)に適用した実施の形
態について詳細に説明する。
【0015】図1に示すように、HDDは、上面の開口
した矩形箱状のケース10と、複数のねじ12によりケ
ースにねじ止めされてケースの上端開口を閉塞するトッ
プカバー14と、を有している。
【0016】ケース10内には、磁気記録媒体としての
3枚の磁気ディスク16、磁気ディスクを支持および回
転駆動する後述のスピンドルモータ18、磁気ディスク
に対して情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド2
0(1つのみ図示する)、これらの磁気ヘッドを磁気デ
ィスク16に対して移動自在に支持したキャリッジアッ
センブリ22、キャリッジアッセンブリを回動および位
置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)
24、およびプリアンプ等を有する基板ユニット26が
収納されている。
【0017】また、ケース10の外面には、基板ユニッ
ト26を介してスピンドルモータ18、VCM24、お
よび磁気ヘッド20の動作を制御する図示しないプリン
ト回路基板がねじ止めされ、ケースの底壁と対向して位
置している。
【0018】キャリッジアッセンブリ22は、ケース1
0の底壁上に立設された軸受組立体28と、軸受組立体
から延出した6本のアーム30(1本のみ図示する)
と、を備え、各アームの先端に磁気ヘッド20を含む磁
気ヘッド組立体32が固定されている。また、VCM2
4は、ケース10の底壁上に固定された一対のヨーク3
4(一方のみ図示する)と、軸受組立体28に支持され
ているとともに一対のヨーク間に配置された図示しない
ボイルコイルと、を備えている。
【0019】図2に示すように、スピンドルモータ18
は、ベース部として機能するブラケット40と、このブ
ラケットに回転自在に支持されロータとして機能するハ
ブ42とを備えている。ブラケット40の中央部には、
円筒形状の支持スリーブ44が一体的に形成されてい
る。
【0020】ハブ42は、円筒形状の本体46、本体の
上端を閉塞した端壁48、および端壁の中心から突出し
本体の内側にこれと同時的に延出した枢軸50を備え、
一体的に形成されている。枢軸50の延出端面、つま
り、下端面50aは平坦に形成されている。また、本体
46の下端部外周には環状のフランジ52が形成されて
いる。
【0021】ハブ42は、本体46が支持スリーブ44
の外側に同軸的に位置し、かつ、枢軸50が支持スリー
ブ44内に同軸的に挿入された状態で配置され、枢軸5
0と支持スリーブ44との間に嵌合された上下2つの玉
軸受54a、54bによって回転自在に支持されてい
る。各玉軸受54a、54bは、支持スリーブ44の内
周面に嵌合された外輪56と、枢軸50の外周面に嵌合
された内輪57と、これらの間に配置された複数のボー
ル58とを有し、枢軸50を支持スリーブ44に対して
回転自在に支持している。
【0022】支持スリーブ44の内周面にはスペーサリ
ング60が嵌合され、玉軸受54a、54bの外輪56
間に挟まれている。これにより、2つの玉軸受54a、
54bは、枢軸50の軸方向に沿って所定の間隔を置い
て設けられている。また、下方の玉軸受54bは、枢軸
50の下端面50aから僅かに突出して設けられてい
る。
【0023】ハブ本体46の内周面には環状の永久磁石
62が同軸的に固定されているとともに、支持スリーブ
44の外周にはコアおよびコイルを有するステータ64
が取り付けられ、永久磁石62に隣接対向している。そ
して、ステータ64のコイルへ通電することにより、駆
動トルクが発生しハブ42が回転駆動される。
【0024】一方、本実施の形態に係るスピンドルモー
タは、玉軸受54a、54bに印加する予圧を調整する
ための予圧調整機構70を備えて構成されている。この
予圧調整機構70は、枢軸50の下端部にねじ込まれた
調整ねじ72と、枢軸50の下端面50aと調整ねじ7
2との間に配置され玉軸受54bの内輪57下面に当接
した押圧板74と、を備えている。
【0025】枢軸50の下端面50aにはねじ孔76が
同軸的に形成され、調整ねじ72は支持スリーブ44の
下端開口を通してねじ孔76にねじ込まれ、枢軸50と
同軸的に位置している。また、押圧部材74は例えば金
属により環状に形成され、その内孔74aに調整ねじ7
2のねじ部72bが挿通されている。調整ねじ72の頭
部72aは、押圧部材74の内孔74aよりも大きな径
に形成されている。なお、押圧部材74は板ばねにより
構成されていてもよい。
【0026】それにより、押圧部材74は、調整ねじ7
2の頭部72aと下部玉軸受54bの内輪57との間に
挟持された状態で配設され、内輪57を枢軸50の軸方
向に沿って押圧している。従って、支持スリーブ44の
下端開口側から調整ねじ72を操作してねじ込み量を調
整することにより、内輪57に対する押圧部材74の押
圧力が変化し、玉軸受54bに印加する予圧を調整する
ことができる。そして、所定の予圧を印加することによ
り、玉軸受54a、54bは、枢軸50の軸方向に沿っ
たガタが抑制された状態で枢軸を回転自在に支持する。
【0027】なお、支持スリーブ44の下端開口は、ベ
ース40の底面に貼付されたシール78によって閉塞さ
れている。上述したスピンドルモータ18は、HDDの
ケース10底面にねじ止めされた状態で、ケース10内
に装着されている。そして、3枚の磁気ディスク16
は、ハブ本体16の外周面に嵌合した状態でフランジ5
2上に支持されている。また、隣合う2枚の磁気ディス
ク16間には、ハブ本体16の外周面に嵌合されたスペ
ーサリング80が設けられている。これら3枚の磁気デ
ィスク16およびスペーサリング80は、固定ねじ83
によってハブ42の端壁18にねじ止めされた円盤状の
クランプ板82により、フランジ52に押し付けられた
状態で保持されている。そして、スピンドルモータ18
を作動させることにより、磁気ディスク16はハブ42
と一体的に所定の速度で回転駆動される。
【0028】次に、以上のように構成されたスピンドル
モータを組立てる際の予圧調整方法について説明する。
スピンドルモータ18の玉軸受54a、54bに印加す
る予圧は、スピンドルモータの剛性を決定するものであ
り、この剛性はスピンドルモータの機械的共振周波数に
対応している。また、共振周波数をF(Hz)、スピン
ドルモータの回転周波数をωとした場合、前述したよう
に、F±ωの近辺に通過固有振動周成分が存在すると共
振現象が増長される。従って、玉軸受54a、54bに
印加する予圧は、希望する剛性および通過固有振動周波
数との関係を考慮して調整する必要がある。
【0029】図3は、スピンドルモータ18の回転数と
振動周波数との関係を示したもので、スピンドルモータ
を駆動した場合、a〜nの通過固有振動が発生する。ス
ピンドルモータ18の回転数を4400r/minとし
た場合、回転周波数ωは、(回転数/60)Hz=(4
400/60)Hzとなる。そして、共振周波数Fは、
破線A(F+ω)および破線B(F−ω)の近辺に通過
固有振動成分が存在しないような値に選択される。図示
の例において、共振周波数Fは、例えば660Hzに設
定される。
【0030】そこで、このような共振周波数Fを得るた
め、以下の工程によってスピンドルモータの組立および
予圧調整を行う。まず、上下の玉軸受54a、54bに
接着剤を付けてハブ42の枢軸50と支持スリーブ44
との間に嵌合し、同時に、スペーサリング60を嵌合す
る。続いて、枢軸50の下端に押圧部材74および調整
ねじ72を装着し、押圧部材74が下部玉軸受54bの
内輪57に当接するまで調整ねじ72をねじ込む。更
に、ハブ本体46の外周面に磁気ディスク16およびス
ペーサリング80を装着し、クランプ板82によって保
持する。
【0031】この状態で、スピンドルモータ18に衝撃
を与えて振動させ、磁気ディスク16の振動数を測定す
ることにより、共振周波数を求める。そして、求めた共
振周波数と所望の設定値(660Hz)とを比較し、設
定値よりも低い場合には調整ねじ72をねじ込んで予圧
を増大させ、逆に、設定値よりも高い場合には調整ねじ
72を緩める。
【0032】調整ねじ72を調整した後、再度、上記の
方法によって共振周波数を測定し、設定値とずれている
場合には、調整ねじ72を調整する。そして、共振周波
数が設定値に一致するまで上述した工程を繰り返す。
【0033】共振周波数が設定値に一致して予圧調整が
終了した後、支持スリーブ42の下端開口をシール78
によって閉塞する。その後、玉軸受54a、54bを固
定する接着剤が硬化し、予圧および共振周波数は上述し
た設定値に維持される。これにより、スピンドルモータ
の組立および予圧調整が終了する。
【0034】以上のように構成されたスピンドルモータ
によれば、組立時、予圧調整機構70によって玉軸受に
対する予圧を調整することにより、スピンドルモータの
剛性、共振周波数を所望の設定値に正確に調整すること
ができる。従って、固体差に影響されることなく共振現
象の発生を回避し、振動の低減したスピンドルモータを
提供することができる。
【0035】また、上記スピンドルモータを用いてHD
Dを構成することにより、磁気ディスクの振動を低減す
ることができ、その結果、磁気ディスクに対する情報の
記録再生を精度良く行うことができ、信頼性の向上を図
ることができる。
【0036】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、スピンドルモータに装着される磁気ディ
スクは3枚に限らず、必要に応じて増減可能である。ま
た、玉軸受の数は、2つに限らず、必要に応じて1つあ
るいは3つ以上としてもよい。更に、この発明のスピン
ドルモータは、磁気ディスク装置に限定されることな
く、他の種々の機器にも適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、予圧調整手段を設け、スピンドルモータに印加する
予圧を個々に調整可能としたことから、共振現象の発生
を回避し、振動の低減を図ることが可能なスピンドルモ
ータ、これを備えた磁気ディスク装置、およびスピンド
ルモータの調整方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る磁気ディスク装置
の斜視図。
【図2】上記磁気ディスク装置のスピンドルモータの断
面図。
【図3】上記スピンドルモータの回転数と振動周波数と
の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
10…ケース 16…磁気ディスク 18…スピンドルモータ 20…磁気ヘッド 22…キャリッジアッセンブリ 24…VCM 40…ブラケット 42…ハブ 44…支持スリーブ 46…ハブ本体 48…端壁 50…枢軸 50a…下端面 54a、54b…玉軸受 56…外輪 57…内輪 58…ボール 70…調整機構 72…調整ねじ 72a…頭部 72b…ねじ部 74…押圧部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端壁によって一端が閉塞された円筒形状の
    本体と、上記端壁から延出し上記本体の内側に上記本体
    と同軸的に設けられた枢軸と、を有するハブと、 上記本体の内周面と上記枢軸との間に配設された支持ス
    リーブを有するベース部と、 上記枢軸と支持スリーブとの間に嵌合され、上記支持ス
    リーブに対して上記ハブを回転自在に支持した玉軸受
    と、 上記玉軸受に印加する予圧を調整する調整手段と、 を備えたことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】上記調整手段は、外部から操作可能に、上
    記枢軸の延出端に、上記枢軸の軸方向に沿ってねじ込ま
    れた調整ねじと、上記調整ねじと上記玉軸受との間に挟
    持され、上記玉軸受を上記軸方向に沿って押圧している
    とともに、上記調整ねじのねじ込み量に応じて上記玉軸
    受への押圧力を変化させる押圧部材と、を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】上記玉軸受は、上記枢軸の外周面に嵌合し
    た内輪と上記本体の内周面に嵌合した外輪と、上記内輪
    と外輪との間に設けたれた複数のボールとを備え、 上記押圧部材は上記内輪に当接して配設され、上記調整
    ねじは上記押圧部材を通して上記枢軸にねじ込まれてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のスピンドルモー
    タ。
  4. 【請求項4】上記押圧部材は環状に形成され、上記調整
    ねじは、上記押圧部材の内孔を通して上記枢軸にねじ込
    まれたねじ部と、上記内孔よりも大きな径を有する頭部
    と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載のス
    ピンドルモータ。
  5. 【請求項5】磁気ディスクを支持しているとともに磁気
    ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、 磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘッド
    と、 上記磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持
    したキャリッジアッセンブリと、を備え、 上記スピンドルモータは、 端壁によって一端が閉塞された円筒形状の本体と、上記
    端壁から延出し上記本体の内側に上記本体と同軸的に設
    けられた枢軸と、を有するハブと、 上記本体の内周面と上記枢軸との間に配設された支持ス
    リーブを有するベース部と、 上記枢軸と支持スリーブとの間に嵌合され、上記支持ス
    リーブに対して上記ハブを回転自在に支持した玉軸受
    と、 上記玉軸受に印加する予圧を調整する調整手段と、を備
    えていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】上記調整手段は、外部から操作可能に、上
    記枢軸の延出端に、上記枢軸の軸方向に沿ってねじ込ま
    れた調整ねじと、上記調整ねじと上記玉軸受との間に挟
    持され、上記玉軸受を上記軸方向に沿って押圧している
    とともに、上記調整ねじのねじ込み量に応じて上記玉軸
    受への押圧力を変化させる押圧部材と、を備えているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】端壁によって一端が閉塞された円筒形状の
    本体と、上記端壁から延出し上記本体の内側に上記本体
    と同軸的に設けられた枢軸と、を有するハブと、 上記本体の内周面と上記枢軸との間に配設された支持ス
    リーブを有するベース部と、 上記枢軸と支持スリーブとの間に嵌合され、上記支持ス
    リーブに対して上記ハブを回転自在に支持した玉軸受
    と、 上記玉軸受に印加する予圧を調整する調整手段と、を備
    えたスピンドルモータの調整方法において、 予めスピンドルモータの所望の共振周波数の設定値を選
    択し、 上記スピンドルモータを振動させて共振周波数を測定
    し、 上記測定した共振周波数と上記設定値との間にずれがあ
    る場合、上記調整手段により上記玉軸受に印加する予圧
    を調整し、 上記共振周波数の測定値と上記設定値とが一致するま
    で、上記測定および調整を繰り返すことを特徴とするス
    ピンドルモータの調整方法。
JP20153397A 1997-07-28 1997-07-28 スピンドルモータ、これを備えた磁気ディスク装置、およびスピンドルモータの調整方法 Pending JPH1145501A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385326B1 (ko) * 1999-11-12 2003-05-23 삼성전자주식회사 진동 단절 수단
JP2007202248A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Honda Motor Co Ltd 回転電機の組立方法及び組立装置

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