JPH10275392A - ディスク支持装置およびこれを備えた磁気ディスク装置 - Google Patents

ディスク支持装置およびこれを備えた磁気ディスク装置

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JPH10275392A
JPH10275392A JP8168897A JP8168897A JPH10275392A JP H10275392 A JPH10275392 A JP H10275392A JP 8168897 A JP8168897 A JP 8168897A JP 8168897 A JP8168897 A JP 8168897A JP H10275392 A JPH10275392 A JP H10275392A
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JP
Japan
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disk
contact surface
magnetic
hub
flange
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JP8168897A
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Masaya Uematsu
昌哉 上松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気ディスクを確実に固定することができると
ともに、磁気ディスクの変形を抑制可能な磁気ディスク
装置を提供することにある。 【解決手段】スピンドルモータのハブ44の外周に積層
された磁気ディスク12a、12b、12cは内孔の周
囲に位置した接触面71を有し、各接触面は、スペーサ
リング58のディスク接触面58a、ハブのフランジ5
4に設けられたディスク接触面54a、あるいはクラン
プリング60のディスク接触面60aに接触している。
各接触面およびディスク接触面は平滑に形成され、吸着
状態で互いに接触している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク支持装
置、特に、磁気ディスク、スペーサリング等をスピンド
ルモータのハブに積層して固定したディスク支持装置、
およびこれを備えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置は、ケース内
に配設された磁気ディスク、磁気ディスクを支持および
回転駆動するスピンドルモータ、磁気ヘッドを支持した
キャリッジアッセンブリ、キャリッジアッセンブリを駆
動するボイスコイルモータ、基板ユニット等を備えて構
成されている。
【0003】スピンドルモータは円筒状のハブを有し、
このハブに、複数枚の磁気ディスクとスペーサリングと
が交互に積層されている。そして、これらの磁気ディス
クおよびスペーサリングは、ハブの一端に形成されたフ
ランジと、ハブの他端にねじ止めされたクランプリング
との間に挟持された状態でハブ外周に取り付けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の磁気ディス
ク装置において、衝撃、振動等が加わった際の磁気ディ
スクの位置ずれを防止するため、クランプリングによっ
て磁気ディスクを十分強く押さえ付けておく必要があ
る。しかしながら、クランプリングによる押し付け力を
大きくし場合、この押し付け力によって磁気ディスクに
変形が生じる。そして、磁気ディスクの変形は、サーボ
信号に歪みを生じさせ、磁気ディスクに対する磁気ヘッ
ドのサーボ位置決め精度に悪影響を及ぼす。
【0005】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、磁気ディスクを確実に固定することが
できるとともに、磁気ディスクの変形を抑制可能なディ
スク支持装置、およびこれを備えた磁気ディスク装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に係るディスク支持装置は、一
端部外周にフランジを有する回転自在なハブを備えたモ
ータと、それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記
ハブの外周に嵌合された複数の磁気ディスクと、上記ハ
ブが挿通された内孔を有し、上記磁気ディスク間に位置
した状態で上記ハブの外周に嵌合されたスペーサリング
と、上記ハブの他端に固定され、上記フランジとの間に
上記磁気ディスクおよびスペーサリングを挟持したクラ
ンプ部材と、を備えている。
【0007】上記各磁気ディスクは、上記内孔の周囲に
形成され上記スペーサリング、フランジ、クランプ部材
のいずれかに接触した接触面を有し、また、上記スペー
サリング、フランジ、およびクランプ部材は上記磁気デ
ィスクの接触面に接触したディスク接触面をそれぞれ有
し、上記接触面およびディスク接触面は、1以上の摩擦
係数を有し、吸着状態で互いに接触していることを特徴
としている。
【0008】請求項2に係るこの発明のディスク支持装
置は、一端部外周にフランジを有する回転自在なハブを
備えたモータと、それぞれ上記ハブが挿通された内孔を
有し上記ハブの外周に嵌合された磁気ディスクと、上記
ハブの他端に固定され、上記フランジとの間に上記磁気
ディスクおよびスペーサリングを挟持したクランプ部材
と、を備え、上記各磁気ディスクは、上記内孔の周囲に
形成され上記フランジおよびクランプ部材に接触した接
触面を有し、また、上記フランジ、およびクランプ部材
は上記磁気ディスクの接触面に接触したディスク接触面
をそれぞれ有している。
【0009】そして、上記接触面およびディスク接触面
は、1以上の摩擦係数を有し、互いに吸着状態で接触し
ていることを特徴としている。この発明によれば、各デ
ィスク接触面は、表面荒さRmax が10nm以下に形成
されている。また、上記磁気ディスクの接触面は、グラ
イドハイトで20nm以下に形成されている。
【0010】一方、この発明に係る磁気ディスク装置
は、上述した構成を有するディスク支持装置に加え、上
記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘッ
ドと、上記磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在
に支持したキャリッジアッセンブリと、上記キャリッジ
アッセンブリを駆動する駆動手段と、を備えている。
【0011】上記のように構成したディスク支持装置、
および磁気ディスク装置によれば、磁気ディスクの接触
面は、フランジ、スペーサリング等の他の部材のディス
ク接触面と吸着した状態でモータのハブに固定されてい
る。これにより、磁気ディスク接触面と他の部材のディ
スク接触面との間の摩擦係数が従来に比較して大幅に増
加し、クランプ部材のクランプ力を増大することなく磁
気ディスクを強固に固定することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の磁気ディスク装置をハードディスクドライブ(以下
HDDと称する)に適用した実施の形態について詳細に
説明する。図1に示すように、HDDは、上面の開口し
た矩形箱状のケース10と、複数のねじによりケースに
ねじ止めされてケースの上端開口を閉塞する図示しない
トップカバーと、を有している。
【0013】ケース10内には、3枚の磁気ディスク1
2a、12b、12cとこれらの磁気ディスクを支持お
よび回転駆動するスピンドルモータ13とを備えたディ
スク支持装置15が配設されている。また、ケース10
内には、磁気ディスク12a、12b、12cに対して
情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド、これらの
磁気ヘッドを磁気ディスク12a、12b、12cに対
して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリ14、
キャリッジアッセンブリを回動および位置決めするボイ
スコイルモータ(以下VCMと称する)16、およびプ
リアンプ等を有する基板ユニット17が収納されてい
る。
【0014】また、ケース10の外面には、基板ユニッ
ト17を介してスピンドルモータ13、VCM16、お
よび磁気ヘッドの動作を制御するプリント回路基板20
(図3参照)がねじ止めされ、ケースの底壁と対向して
位置している。
【0015】図1および図2に示すように、キャリッジ
アッセンブリ14は、ケース10の底壁上に固定された
軸受組立体18を備えている。軸受組立体18には、6
本のアーム26が固定され軸受組立体から同一方向に向
かって互いに平行に延出している。各アーム26は、例
えば、SUS304等のステンレス系の材料により、板
厚250μm程度の薄い平板状に形成されている。
【0016】各アーム26の延出端には磁気ヘッド組立
体28が取り付けられている。磁気ヘッド組立体28
は、板ばねによって形成された細長いサスペンション3
0と、サスペンションに固定された磁気ヘッド32と、
を備えている。サスペンション30は、板厚60〜70
μmの板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接
あるいは接着によりアーム26の先端に固定され、アー
ムから延出している。なお、サスペンション30は、ア
ームと同一の材料によりアームと一体的に形成されてい
てもよい。
【0017】各磁気ヘッド32は、図示しないほぼ矩形
状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用の
MR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション30
の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。ア
ーム26に取り付けられた6つの磁気ヘッド32は、2
個づつ互いに向かい合って位置し、各磁気ディスクを両
面側から挟むように配設されている。
【0018】また、キャリッジアッセンブリ14は軸受
組立体18からアーム26と反対方向へ延出した2本の
支持フレーム34を有し、これらの支持フレーム上にV
CM16の一部を構成するコイル35が固定されてい
る。
【0019】図1に示すように、キャリッジアッセンブ
リ14をケース10内へ組み込んだ状態において、支持
フレーム34に固定されたコイル35は、ケース10上
に固定された一対のヨーク36(一方のみ図示する)間
に位置し、これらのヨークおよび一方のヨークに固定さ
れた図示しない磁石とともにVCM16を構成してい
る。そして、コイル35に通電することにより、キャリ
ッジアッセンブリ14が回動し、磁気ヘッド32は磁気
ディスク12a、12b、12cの所望のトラック上に
移動および位置決めされる。
【0020】図1および図2に示すように、キャリッジ
アッセンブリ14の軸受組立体18の周面にはメインフ
レキシブルプリント回路基板(以下メインFPCと称す
る)38の一端が取り付けられている。メインFPC3
8の他端は基板ユニット17に接続されている。更に、
各磁気ヘッド32は、アーム26上を延びる中継フレキ
シブルプリント回路基板40を介してメインFPC38
に接続されている。これにより、各磁気ヘッド32は、
中継フレキシブルプリント回路基板40およびメインF
PC38を介して基板ユニット17に電気的に接続され
ている。
【0021】図1、図3および図4に示すように、ディ
スク支持装置15において、磁気ディスク12a、12
b、12cは、直径65mm(2.5インチ)に形成さ
れ、その中央部に内孔42を有しているとともに、上面
および下面に磁気記録層を有している。また、スピンド
ルモータ13はアウターロータ型のスピンドルモータに
より構成されている。スピンドルモータ13は、ロータ
として機能する円筒形状のハブ44を有し、3枚の磁気
ディスク12a、12b、12cはハブに互いに同軸的
に嵌合され、ハブの軸方向に沿って所定の間隔をおいて
積層されている。そして、磁気ディスク12a、12
b、12cは、スピンドルモータ13により所定の速度
で回転駆動される。
【0022】詳細に説明すると、図3に示すように、ス
ピンドルモータ13はモ―タブラケット45を有し、モ
ータブラケットの中央には、モータ軸46が立設されて
いる。そして、ハブ44は、一対の玉軸受48によって
モータ軸45に回転自在に支持されている。ハブ44の
内周面には環状の永久磁石50が固定され、モ―タブラ
ケット45に取り付けられたステ―タ52と隣接対向し
ている。
【0023】ハブ44の下端部外周にはディスク受け部
として機能するフランジ54が形成されているととも
に、ハブの上端面には、後述するクランプリングをねじ
止めするための複数のねじ孔55が形成されている。上
記構成のスピンドルモータ13は、モータブラケット4
5をケース10の底壁にねじ止めすることにより、ケー
ス内の所定位置に固定配置されている。
【0024】そして、図3および図4に示すように、3
枚の磁気ディスク12a、12b、12cは、その内孔
42にハブ44が挿通された状態でハブの外周面に嵌合
され、ハブ44の軸方向に沿ってフランジ54上に積層
されている。また、ハブ44の外周には一対のスペーサ
リング58が嵌合され、磁気ディスク12a、12b
間、および磁気ディスク12b、12c間にそれぞれ挟
まれた状態で積層されている。
【0025】ハブ44の上端面には、クランプ部材とし
て機能するクランプリング60が4本のねじ61によっ
てねじ止め固定されている。クランプリング61の外周
部は、上段の磁気ディスク12aの中央部上面に当接
し、3枚の磁気ディスク12a、12b、12cおよび
2つのスペーサリング58をハブ44のフランジ54に
向かって押圧している。それにより、磁気ディスク12
a、12b、12cおよびスペーサリング58は、フラ
ンジ54とクランプリング60との間に挟持され、互い
に密着した状態でハブ44に固定保持されている。
【0026】本実施の形態に係るHDDによれば、磁気
ディスク12a、12b、12c、スペーサリング5
8、フランジ54、およびクランプリング60は、それ
ぞれ接触面同士が吸着した状態でハブ44に取り付け固
定されている。
【0027】すなわち、図5および図6(a)に示すよ
うに、磁気ディスク12aは、ガラス板からなり中央に
内孔42が形成された円盤状のベース板70を備え、ベ
ース板の各表面は、内孔42の周囲に位置した環状の第
1領域70aと、第1領域の外側に位置しテクスチャリ
ングの施された第2領域70bと、を有している。第2
領域70b上には、磁性層72、保護層74が順に形成
されているとともに、保護層74上には潤滑剤76が塗
布されている。
【0028】また、各第1領域の表面は、テクスチャリ
ングされることなく十分平滑に形成され、環状の接触面
71を構成している。接触面71は、例えば、グライド
ハイトが20nm以下となるように形成されている。他
の磁気ディスク12b、12cも磁気ディスク12aと
同様に構成されている。
【0029】なお、磁気ディスクとして、図6(b)に
示す構成を有する磁気ディスクを用いてもよい。この磁
気ディスクによれば、ベース板70の各表面は、平滑な
第1領域70a、およびテクスチャリングの施された第
2領域70bを有し、磁性層72および保護層74は、
第1および第2領域の全面に亘って形成されている。そ
して、磁気ディスクの接触面71は、磁性層72および
保護層74の内、第1領域70a上に形成された部分に
よって構成されている。このような磁気ディスクにおい
ても、各接触面71は、グライドハイトが20nm以下
となるように十分平滑に形成されている。
【0030】一方、図7に示すように、スピンドルモー
タ13のハブ44に形成されたフランジ54aは、磁気
ディスクの接触面71に接触する環状のディスク接触面
54aを有している。クランプリング60は、その内面
側に、磁気ディスクの接触面71と接触する環状のディ
スク接触面60aを有している。また、各スペーサリン
グ58は、両表面に、磁気ディスクの接触面71に接触
する環状のディスク接触面58aを有している。これら
のディスク接触面54a、58a、60aは互いにほぼ
等しい径を有しているとともに、十分平滑に形成され、
例えば、Rmaxが10nm程度の表面荒さに形成されて
いる。
【0031】図3および図8に示すように、磁気ディス
ク12a、12b、12c、およびスペーサリング58
をハブ44の外周に積層し、クランプリング60によっ
てこれらを挟持した状態において、最上部に位置した磁
気ディスク12aの両接触面71は、クランプリング6
0およびスペーサリング58のディスク接触面60a、
58aにそれぞれ接触している。中間に位置した磁気デ
ィスク12bの両接触面71は、一対のスペーサリング
58のディスク接触面58aにそれぞれ接触している。
更に、最下部に位置した磁気ディスク12cの両接触面
71は、スペーサリング58およびフランジ54のディ
スク接触面58a、54aにそれぞれ接触している。
【0032】積層状態において、磁気ディスクの接触面
71、スペーサリング58のディスク接触面58a、フ
ランジ54のディスク接触面54a、およびクランプリ
ング60のディスク接触面60aは、互いに同軸的に位
置した状態でハブ44の軸方向に並んで位置している。
【0033】そして、各接触面71、およびディスク接
触面54a、58a、60aは十分平滑に形成されてい
ることから、積層状態において、互いに接触した接触面
およびディスク接触面は吸着状態となっている。従っ
て、各接触面およびディスク接触面間の摩擦係数は、1
以上と非常に大きく、磁気ディスク12a、12b、1
2cは、ハブ44に対して強固に固定されている。
【0034】一般に、HDDに作用する衝撃をAs
(G)、磁気ディスクと他の部材との間の摩擦係数を
μ、磁気ディスクおよび他の部材の合計質量をM(K
g)とした場合、磁気ディスクに作用するクランプ力
は、ハブ44の軸方向に関して、Fz=M・As、ハブ
の軸と直行する方向に関してFxy=M・As/μ で
表される。そして、磁気ディスクを位置ずれを生じるこ
となく保持するために必要なクランプ力Fは、Fzおよ
びFxyのいずれか大きい方の値に設定される。
【0035】従来の磁気ディスク支持構造において、磁
気ディスクと他の部材との間の摩擦係数μは0.2程度
であることから、Fxy>Fzとなり、クランプ力F
は、F=Fxyに設定する必要がある。クランプ力Fx
yを減らすには、1つの方法として摩擦係数μを大きく
すればよい。例えば、摩擦係数μが1以上の支持構造の
場合、Fxy≦Fzであることから、必要なクランプ力
FはF=Fzとなり、最小値をとる。
【0036】これに対して、上述した本実施の形態に係
るHDDによれば、各磁気ディスクの接触面71、およ
びこれに接触した各ディスク接触面54a、58a、6
0aは十分に平滑に形成され、積層状態においてこれら
接触面とディスク接触面との間に吸着を生じる。そのた
め、接触面71と各ディスク接触面との間の摩擦係数は
1以上となり、従来のディスク支持構造に対して、数倍
ないし10倍以上となる。従って、クランプリング60
によるクランプ力Fは、F=Fzに設定されていればよ
く、従来のディスク支持機構に比較して5分の1程度に
低減することが可能となる。
【0037】その結果、磁気ディスクを強固に保持して
衝撃、振動等に対する磁気ディスクの位置ずれを防止で
きると同時に、クランプ力に起因する磁気ディスクの変
形を低減することができ、磁気ディスクに対する磁気ヘ
ッド位置決め精度の向上を図ることができる。
【0038】また、クランプ力の低減を図れることか
ら、クランプリング60をねじ止めするためのねじの本
数を削減可能となり、部品点数の低減、組立性の向上等
を図ることができる。
【0039】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で更に種々変形可
能である。例えば、上記実施の形態においては、3枚の
磁気ディスクを備えた構成について説明したが、磁気デ
ィスクの枚数が必要に応じて増減可能である。単一の磁
気ディスクを備えた磁気ディスク装置の場合、スペーサ
リングは不要となり、磁気ディスクの両接触面は、ハブ
のフランジに設けられたディスク接触面およびクランプ
リングのディスク接触面にそれぞれ接触し吸着する。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、磁気ディスクの接触面、および、この接触面に接触
する他の部材のディスク接触面を平滑に形成し吸着を生
じさせる構成としたことから、磁気ディスクを確実に固
定することができるとともに、磁気ディスクの変形を抑
制可能なディスク支持装置および磁気ディスク装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るHDDの内部を示
す斜視図。
【図2】上記HDDに設けられたキャリッジアッセンブ
リの斜視図。
【図3】上記HDDの磁気ディスクおよびスピンドルモ
ータを示す断面図。
【図4】上記HDDのケース、スピンドルモータ、磁気
ディスクを示す分解斜視図。
【図5】上記磁気ディスクの斜視図。
【図6】上記磁気ディスクを概略的に示す断面図。
【図7】上記スピンドルモータ、スペーサリング、およ
びクランプリングの斜視図。
【図8】上記スピンドルモータのハブに積層状態で取り
付けられた上記磁気ディスク、およびスペーサリングを
概略的に示す断面図。
【符号の説明】
12a、12b、12c…磁気ディスク 13…スピンドルモータ 14…キャリッジアッセンブリ 15…ディスク支持装置 16…ボイスコイルモータ 18…軸受組立体 26…アーム 32…磁気ヘッド 42…内孔 44…ハブ 54…フランジ 58…スペーサリング 60…クランプリング 54a、58a、60a…ディスク接触面 70…ベース板 70a…第1領域 70b…第2領域 71…接触面 72…磁性層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部外周にフランジを有する回転自在な
    ハブを備えたモータと、 それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記ハブの外
    周に嵌合された複数の磁気ディスクと、 上記ハブが挿通された内孔を有し、上記磁気ディスク間
    に位置した状態で上記ハブの外周に嵌合されたスペーサ
    リングと、 上記ハブの他端に固定され、上記フランジとの間に上記
    磁気ディスクおよびスペーサリングを挟持したクランプ
    部材と、を備え、 上記各磁気ディスクは、上記内孔の周囲に形成され上記
    スペーサリング、フランジ、クランプ部材のいずれかに
    接触した接触面を有し、 上記スペーサリング、フランジ、およびクランプ部材は
    上記磁気ディスクの接触面に接触したディスク接触面を
    それぞれ有し、 上記接触面およびディスク接触面は、1以上の摩擦係数
    を有し、吸着状態で互いに接触していることを特徴とす
    るディスク支持装置。
  2. 【請求項2】一端部外周にフランジを有する回転自在な
    ハブを備えたモータと、 それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記ハブの外
    周に嵌合された磁気ディスクと、 上記ハブの他端に固定され、上記フランジとの間に上記
    磁気ディスクを挟持したクランプ部材と、を備え、 上記各磁気ディスクは、上記内孔の周囲に形成され上記
    フランジおよびクランプ部材に接触した接触面を有し、 上記フランジ、およびクランプ部材は上記磁気ディスク
    の接触面に接触したディスク接触面をそれぞれ有し、 上記接触面およびディスク接触面は、1以上の摩擦係数
    を有し、互いに吸着状態で接触していることを特徴とす
    るディスク支持装置。
  3. 【請求項3】上記各ディスク接触面は、表面荒さRmax
    が10nm以下に形成されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のディスク支持装置。
  4. 【請求項4】上記磁気ディスクの接触面は、グライドハ
    イトで20nm以下に形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のディスク支持
    装置。
  5. 【請求項5】上記磁気ディスクの接触面、および各ディ
    スク接触面は、それぞれほぼ同一径を有する環状に形成
    されているとともに上記ハブの軸方向に沿って同軸的に
    並んで配置されていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載のディスク支持装置。
  6. 【請求項6】上記磁気ディスクは上記内孔を有する円盤
    状のベース板を備え、上記ベース板の各表面は、上記内
    孔の周囲に位置した第1の領域と、上記第1の領域の外
    側に位置しテクスチャリングの施された第2の領域と、
    を有し、上記第1および第2の領域上に磁性層が形成さ
    れ、上記磁性層の内、上記第1の領域上に形成された部
    分は上記接触面を構成していることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれか1項に記載のディスク支持装置。
  7. 【請求項7】上記磁気ディスクは上記内孔を有する円盤
    状のベース板を備え、上記ベース板の各表面は、上記内
    孔の周囲に位置して上記接触面を形成した第1の領域
    と、上記接触面の外側に位置しテクスチャリングの施さ
    れた第2の領域と、を有し、上記第1の領域の表面は上
    記接触面を構成し、上記第2の領域上に磁性層が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    1項に記載のディスク支持装置。
  8. 【請求項8】磁気ディスクを支持しているとともに回転
    駆動するディスク支持装置と、 上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘ
    ッドと、 上記磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持
    したキャリッジアッセンブリと、 上記キャリッジアッセンブリを駆動する駆動手段と、を
    備え、 上記ディスク支持装置は、 一端部外周にフランジを有する回転自在なハブを備えた
    モータと、 それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記ハブの外
    周に嵌合された複数の磁気ディスクと、 上記ハブが挿通された内孔を有し、上記磁気ディスク間
    に位置した状態で上記ハブの外周に嵌合されたスペーサ
    リングと、 上記ハブの他端に固定され、上記フランジとの間に上記
    磁気ディスクおよびスペーサリングを挟持したクランプ
    部材と、を備え、 上記各磁気ディスクは、上記内孔の周囲に形成され上記
    スペーサリング、フランジ、クランプ部材のいずれかに
    接触した接触面を有し、 上記スペーサリング、フランジ、およびクランプ部材は
    上記磁気ディスクの接触面に接触したディスク接触面を
    それぞれ有し、 上記接触面およびディスク接触面は、1以上の摩擦係数
    を有し、吸着状態で互いに接触していることを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】磁気ディスクを支持しているとともに回転
    駆動するディスク支持装置と、 上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘ
    ッドと、 上記磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持
    したキャリッジアッセンブリと、 上記キャリッジアッセンブリを駆動する駆動手段と、を
    備え、 上記ディスク支持装置は、 一端部外周にフランジを有する回転自在なハブを備えた
    モータと、 それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記ハブの外
    周に嵌合された磁気ディスクと、 上記ハブの他端に固定され、上記フランジとの間に上記
    磁気ディスクおよびスペーサリングを挟持したクランプ
    部材と、を備え、 上記各磁気ディスクは、上記内孔の周囲に形成され上記
    フランジおよびクランプ部材に接触した接触面を有し、 上記フランジ、およびクランプ部材は上記磁気ディスク
    の接触面に接触したディスク接触面をそれぞれ有し、 上記接触面およびディスク接触面は、1以上の摩擦係数
    を有し、互いに吸着状態で接触していることを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
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