JP4309454B2 - ヘッドスタックアッセンブリおよびこれを備えたディスク駆動装置 - Google Patents

ヘッドスタックアッセンブリおよびこれを備えたディスク駆動装置 Download PDF

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Description

この発明は、ディスク状の記録媒体を備えたディスク駆動装置に用いるヘッドスタックアッセンブリ、およびこれを備えたディスク駆動装置に関する。
近年、コンピュータの外部記録装置や画像記録装置として磁気ディスク装置、光ディスク装置などのディスク装置が広く用いられている。
一般に、磁気ディスク装置、例えば、ハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)は、磁気ディスク、磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、磁気ディスクに対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘッド、磁気ヘッドを支持したヘッドスタックアッセンブリ、ヘッドスタックアッセンブリを駆動するボイスコイルモータ、基板ユニット等を備え、これらはほぼ密閉構造の筐体に収容されている。
ヘッドスタックアッセンブリは、軸受部、この軸受部から延出した複数のヘッドジンバルアッセンブリ(以下、HGAと称する)、軸受部からHGAと反対方向に延出しているとともにボイスコイルモータのコイルを支持した支持フレームを備えている。各HGAは、軸受部から延出したアーム、アームから延出したサスペンション、およびジンバル部を介してサスペンションに取付けられたヘッドを有している。複数のアームは、スペーサを間に挟んで軸受部に積層状態で固定されている。
1枚の磁気ディスクに対して、HGAはディスク表面用および裏面用の2つが設けられている。例えば、2枚の磁気ディスクを用いたディスク駆動装置においては、ヘッドスタックアッセンブリは、軸受部にそれぞれスペーサを挟んで積層された4つのHGAを備えて構成されている。
近年、例えば、上記のような2枚の磁気ディスクを備えた上位機種用に設計された磁気ディスク装置と共通の部品、つまり、筐体、駆動機構、ヘッドスタックアッセンブリ等を用いて構成され、磁気ディスクの枚数およびHGAの数を減らした兼価版の磁気ディスク装置が提供されている。このような磁気ディスク装置では、共通部品を用いることにより、製造コストの削減を図っている。
例えば、磁気ディスク2枚用に設計されたヘッドスタックアッセンブリを磁気ディスク1枚用として用いる場合、HGAは2つに減らされる。このように、HGAの数を減らした場合、ヘッドスタックアッセンブリ全体の重量バランスがくずれ、重心が軸受部からずれてしまう。ヘッドスタックアッセンブリの重心を回動中心となる軸受部に一致させることは、ヘッドの位置決め精度を向上するために重要となる。そこで、削減したHGAに代えて、アームに近い形状および構造を有した2つのダミーアームおよびスペーサを、2つのHGAとともに軸受部に取付けることにより、ヘッドスタックアッセンブリの重量バランスを調整している。
また、他のヘッドスタックアッセンブリでは、軸受部自体の構成を、バランスウエイトを取り付け可能な構成に変更し、HGAの数を減らした場合には、これらに代えてバランスウエイトを軸受部に取り付け、重量バランスを調整する構成が提案されている(特許文献1)。
特開2002−170345号公報
しかしながら、ダミーアームおよびスペーサを積層した構成の場合、ダミーアームの製造コストが比較的高く、ヘッドスタックアッセンブリ全体の製造コストを削減することが難しい。また、組立て時、HGAを減らした分に相当する本数のダミーアームおよびスペーサをHGAととともに軸受け部に取付ける必要があり、組立て工数の削減を図ることができない。複数のダミーアーム毎の組立て公差が加算され、重心位置がバラツキ易い。
特許文献に開示されているように、軸受部を、バランスウエイトを取付け可能な構成とした場合、軸受部自体の設計を変更する必要があるとともに、ウエイト取付け部を設ける分だけ軸受部が大型となる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、重心位置のバラツキを低減することができるとともに、組立て工数および製造コストの削減を図ることが可能なヘッドスタックアッセンブリ、およびこれを備えたディスク駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の形態に係るヘッドスタックアッセンブリは、4本のアームと、隣り合う2本のアーム間に位置するスペーサが積層状態で装着可能に形成され軸受部と、前記軸受部から第1方向に延出し、それぞれヘッドを支持する2本のアームと、前記2本のアーム間で前記軸受部に積層されスペーサと、前記軸受部から第2方向に延出しコイルを支持する支持フレームと、前記軸受部に前記2本のアームの一方に重ねて設けられるダミースペーサと、を具備し、前記ダミースペーサは、前記2本のアームの厚さおよび前記スペーサの厚さの合計にほぼ等しい厚さに形成される環状のスペーサ本体と、前記スペーサ本体から延出し、前記アームと重なる領域に設けられ前記一方のアームと対向するバランス調整部と、を有し、さらに、前記スペーサ本体とバランス調整部とが一体に成形されていることを特徴とする
この発明の態様によれば、重心位置のバラツキを低減することができるとともに、組立て工数および製造コストの削減を図ることが可能なヘッドスタックアッセンブリ、およびこれを備えたディスク駆動装置を提供することができる。
以下図面を参照しながら、この発明の実施の形態に係るHDDについて詳細に説明する。図1は、トップカバーを外してHDDの内部構造を示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじ11によりベースにねじ止めされてベースの上端開口を閉塞したトップカバー14と、を有している。ベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁の周縁に沿って立設された側壁12bとを有している。
筐体10内には、記録媒体としての1枚の磁気ディスク16、および磁気ディスクを支持および回転させる駆動部としてのスピンドルモータ18が設けられている。スピンドルモータ18は、底壁12a上に配設されている。なお、筐体10は、複数枚、例えば、2枚の磁気ディスクを収容可能な大きさに形成され、スピンドルモータ18は、2枚の磁気ディスクを支持および駆動可能に形成されている。
筐体10内には、磁気ディスク16に対して情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド17、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対して移動自在に支持したヘッドスタックアッセンブリ(以下、HSAと称する)22、HSAを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した退避位置に保持するランプロード機構25、HDDに衝撃等が作用した際、HSAを退避位置に保持するラッチ機構26、およびプリアンプ等を有する基板ユニット21が収納されている。ベース12の底壁12a外面には、図示しないプリント回路基板がねじ止めされている。プリント回路基板は、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、VCM24、および磁気ヘッドの動作を制御する。ベース12の側壁には、可動部の稼動によって筐体内に発生した塵埃を捕獲する循環フィルタ23が設けられ、磁気ディスク16の外側に位置している。
磁気ディスク16は、例えば、直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有している。磁気ディスク16は、スピンドルモータ18の図示しないハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにクランプばね27によりクランプされ、ハブに固定されている。これにより、磁気ディスク16は、ベース12の底壁12aと平行に位置した状態に支持されている。そして、磁気ディスク16は、スピンドルモータ18により所定の速度、例えば、5400rpmあるいは7200rpmの速度で回転される。
図2はHSA22を示す斜視図、図3はHSAを分解して示す分解斜視図である。また、図4はHSAを示す平面図および断面図、図5はHSAの一部を拡大して示す断面図である。図1ないし図5に示すように、HSA22は、回転自在な軸受部28と、軸受部から延出した2本のヘッドジンバルアッセンブリ(以下、HGAと称する)30と、HGA間に積層配置されたスペーサリング44と、後述するダミースペーサ50と、を備えている。
軸受部28は、ベース12の長手方向に沿って磁気ディスク16の回転中心から離間して位置しているとともに、磁気ディスクの外周縁近傍に配置されている。軸受部28は、ベース12の底壁12aに立設される枢軸32と、枢軸に軸受34を介して回転自在に、かつ、枢軸と同軸的に支持された円筒形状のスリーブ36と、を有している。スリーブ36の上端には環状のフランジ37が形成され、下端部外周にはねじ部38が形成されている。軸受部28のスリーブ36は、最大本数として、例えば、4本のHGAと、隣合う2つのHGA間に位置するスペーサとを積層状態で取付け可能な大きさ、ここでは、取付け可能な軸方向長さを有して形成されている。
本実施形態において、磁気ディスク16は1枚に設定されていることから、取付け可能な最大本数である4本よりも少ない2本のHGA30が軸受部28に設けられている。各HGAは、軸受部28から延出したアーム40、アームから延出したサスペンション42、およびサスペンションの延出端にジンバル部を介して支持された磁気ヘッド17を有している。
アーム40は、例えば、ステンレス、アルミニウム、ステンレスを積層して薄い平板状に形成され、その一端、つまり、基端には円形の透孔41が形成されている。サスペンション42は、細長い板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム40の先端に固定され、アームから延出している。なお、サスペンション42およびアーム40は、同一材料で一体に形成してもよい。
磁気ヘッド17は、図示しないほぼ矩形状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用のMR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション42の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。また、磁気ヘッド17は、図示しない4つの電極を有している。アーム40およびサスペンション42上には図示しない中継フレキシブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)が設置され、磁気ヘッド17は、この中継FPCを介して後述するメインFPC21bに電気的に接続される。
スペーサリング44は、アルミニウム等により所定の厚さおよび所定の外径に形成されている。このスペーサリング44には、合成樹脂からなる支持フレーム46が一体的に成形され、スペーサリングから外方に延出している。支持フレーム46には、VCM24のボイスコイル47が固定されている。
ダミースペーサ50は、環状のスペーサ本体52と、スペーサ本体から延出したバランス調整部54とを有し、例えば、ステンレス等の金属により、一体的に形成されている。スペーサ本体52の外径は、スペーサリング44の外径と等しく形成されている。すなわち、スペーサ本体52のアームと接触する部分の外径は、スペーサリング44がアームに接触する部分の外径と同一に形成されている。また、スペーサ本体52の厚さT1は、HGAの最大本数よりも少ない本数分、ここでは、2本のHGAにおけるアームの厚さ、つまり、2本のアーム分の厚さと、これらアーム間に配設されるスペーサリングの厚さとを合計した厚さに形成されている。
ダミースペーサ50、2本のHGA30、スペーサリング44は、スペーサ本体52の内孔、アーム40の透孔41、スペーサリングの内孔に軸受部28のスリーブ36が挿通された状態でスリーブの外周に嵌合され、スリーブの軸方向に沿ってフランジ37上に積層配置されている。ダミースペーサ50のスペーサ本体52は、フランジ37と一方のアーム40との間、およびスペーサリング44は、2本のアーム40間にそれぞれ挟まれた状態でスリーブ36の外周に嵌合されている。更に、スリーブ36の下端部外周には、環状のワッシャ56が嵌合されている。
スリーブ36の外周に嵌合されたダミースペーサ50、2本のアーム40、スペーサリング44、ワッシャ56は、スリーブ36のねじ部38に螺合されたナット58とフランジ37との間に挟持され、スリーブの外周上に固定保持されている。
2本のアーム40は、スリーブ36の円周方向に対して互いに所定位置に位置決めさ、スリーブから同一の方向へ延出している。これにより、2本のHGAは、スリーブ36と一体的に回動可能となっているとともに、磁気ディスク16の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて向かい合っている。また、スペーサリング44と一体の支持フレーム46は、軸受部28からアーム40と反対の方向へ延出している。支持フレーム46からはピン状の2本の端子60が突出し、これらの端子は、支持フレーム46内に埋め込まれた図示しない配線を介してボイスコイル47に電気的に接続されている。
図2、図4、および図5に示すように、ダミースペーサ50のバランス調整部54は、スペーサ本体52からアーム40の延出方向に沿って延出し、アームと重なる領域内に設けられている。バランス調整部54は、スペーサ本体52よりも僅かに小さな厚さに形成され、アーム40と隙間を置いて対向している。そして、バランス調整部54は、最高本数よりも少ない本数分、ここでは、2本分のHGAの重量を補い、HSA22全体の重心が軸受部28の回動中心上に位置するような、形状、寸法および重量に形成されている。
図1からよくわかるように、上記のように構成されたHSA22をベース12に組み込んだ状態において、磁気ディスク16は2本のHGA30間に位置している。HDDの動作時、アーム40に取付けられた磁気ヘッド17は、磁気ディスク16の上面および下面にそれぞれ対向し、磁気ディスクを両面側から挟持する。支持フレーム46に固定されたボイスコイル47は、ベース12上に固定された一対のヨーク62間に位置し、これらのヨークおよび一方のヨークに固定された図示しない磁石とともにVCM24を構成している。
図1に示すように、基板ユニット21は、フレキシブルプリント回路基板により形成された本体21aを有し、この本体21aはベース12の底壁12aに固定されている。本体21a上にはヘッドアンプ等の電子部品が実装されている。基板ユニット21は本体21aから延出したメインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)21bを有している。メインFPC21bの延出端は、HSA22の軸受部28近傍に接続され、更に、アーム40およびサスペンション42上に設けられた図示しない中継FPCを介して磁気ヘッド17に電気的に接続されている。基板ユニット21の本体底面にはプリント回路基板と接続するための図示しないコネクタが実装されている。
ランプロード機構25は、ベース12の底壁12aに設けられているとともに磁気ディスク16の外側に配置されたランプ64と、各サスペンション42の先端から延出したタブと、を備えている。HSA22が回動し、磁気ヘッド17が磁気ディスク16の外側の退避位置まで回動する際、各タブは、ランプ64に形成されたランプ面と係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられる。これにより、磁気ヘッド17が磁気ディスク16からアンロードされ、退避位置に保持される。
上記のように構成されたHDDによれば、動作時、磁気ディスク16が高速回転されるとともに、ボイスコイル47に通電することにより、HSA22が軸受部28を中心として回動し、磁気ヘッド17は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動および位置決めされる。磁気ヘッド17により、磁気ディスク16に対して情報処理、すなわち、情報の書き込み、読み出しが行われる。
上記HDDによれば、磁気ディスク2枚用の上位機種と共通の筐体10、その他の駆動部を用い、磁気ディスク1枚のHDDを構成している。これにより、記録容量の少ない下位機種のHDDを安価に製造することが可能となる。この際、HSA22において、2本のHGAおよび1つのスペーサリングに代えて、単一のダミースペーサ50を軸受部28に積層配置し、このダミースペーサによりHSAの重量バランスを調整し、HSAの重心を軸受部の回転中心に合わせている。ダミースペーサのスペーサ本体52は、2本のアーム分の厚さおよびスペーサリングの厚さを合計した厚さと同一に形成していることから、このダミースペーサ単体を軸受部28のスリーブに装着することにより、他の部品を更に設けることなく、軸受部に複数のHGAを積層配置することができる。
従来用いていた2本のダミーアームおよび1つのスペーサリングの3部品に代えて単一部品のダミースペーサ50を設ければよく、部品点数の削減により、製造コストの天元、組立て工数の削減を図ることが可能となる。また、部品点数の削減により、各部品のずれによる重心位置のバラツキを減少させることが可能であり、品質の向上を図ることができる。同時に、部品点数の削減により、軸受部に積層配置する際の各部品の公差が削減され、磁気ヘッドの高さバラツキを低減することが可能となる。例えば、従来のように、2本のダミーアームとスペーサとの3部品を軸受部に積層配置する際、1部品の公差が±0.005mmであるとすると、公差は3部品の合計で±0.015mmとなるのに対して、ダミースペーサ50の1部品のみである場合、公差は±0.005mmのみとなる。従って、部品の積層厚さのバラツキを低減することができる。
また、ダミースペーサ50は、ダミーアーム等に比較して、充分な厚さに形成されていることから、HSAの重心調整が容易であり、ダミースペーサの設計の自由度を高くすることができる。ダミースペーサ50のバランス調整部54は、アーム40と隙間を置いて対向し、直接アームに接触していないことから、バランス調整部がアームの変位を妨げることはない。
以上のことから、重心位置のバラツキを低減することができるとともに、組立て工数および製造コストの削減を図ることが可能なヘッドスタックアッセンブリ、およびこれを備えたHDDが得られる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施の形態においては、最大2枚の磁気ディスクを装着可能なディスク装置について説明したが、本発明は、3枚以上の磁気ディスクを装填可能なディスク装置およびヘッドスタックアッセンブリにも適用することが可能である。例えば、最大本数として6本のHGAを装着可能に構成された軸受部に、2本のHGAを取付けて用いる場合、ダミースペーサのスペーサ本体は、最大本数よりも少ない分、ここでは、4本分のアームの厚さと、2つのスペーサリングの厚さとの合計に一致した厚さに形成される。そして、ダミースペーサのバランス調整部は、HGA4本分の重量のバランスを取るような形状、寸法および重さに形成される。
また、HSAを構成する部品の形成材料を、上述した実施形態に限定されることなく、種々選択可能である。
図1は、この発明の実施形態に係るHDDを、そのトップカバーを取外して示す分解斜視図。 図2は、前記HDDにおけるヘッドスタックアッセンブリを示す斜視図。 図3は、前記ヘッドスタックアッセンブリの分解斜視図。 図4は、前記ヘッドスタックアッセンブリの平面図、および線A−Aに沿った断面図。 図5は、前記ヘッドスタックアッセンブリの軸受部分を示す断面図。
符号の説明
10…ケース、12…ベース、12a…底壁、12b…側壁、16…磁気ディスク、
17…磁気ヘッド、18…スピンドルモータ、22…ヘッドスタックアッセンブリ、
24…VCM、28…軸受部、30…HGA、36…スリーブ、40…アーム、
42…サスペンション、44…スペーサリング、50…ダミースペーサ、
52…スペーサ本体、54…バランス調整部、

Claims (6)

  1. 4本のアームと、隣り合う2本のアーム間に位置するスペーサが積層状態で装着可能に形成され軸受部と、
    前記軸受部から第1方向に延出し、それぞれヘッドを支持する2本のアームと、
    前記2本のアーム間で前記軸受部に積層されスペーサと、
    前記軸受部から第2方向に延出しコイルを支持する支持フレームと、
    前記軸受部に前記2本のアームの一方に重ねて設けられるダミースペーサと、を具備し、
    前記ダミースペーサは、前記2本のアームの厚さおよび前記スペーサの厚さの合計にほぼ等しい厚さに形成される環状のスペーサ本体と、前記スペーサ本体から延出し、前記アームと重なる領域に設けられ前記一方のアームと対向するバランス調整部と、を有し、さらに、前記スペーサ本体とバランス調整部とが一体に成形されていることを特徴とするヘッドスタックアッセンブリ。
  2. 6本のアームと、隣り合う2本のアーム間に位置するスペーサが積層状態で装着可能に形成された軸受部と、
    前記軸受部から第1方向に延出し、それぞれヘッドを支持する2本のアームと、
    前記2本のアーム間で前記軸受部に積層されるスペーサと、
    前記軸受部から第2方向に延出しコイルを支持する支持フレームと、
    前記軸受部に前記2本のアームの一方に重ねて設けられるダミースペーサと、を具備し、
    前記ダミースペーサは、前記4本のアームの厚さおよび前記2つのスペーサの厚さの合計にほぼ等しい厚さに形成される環状のスペーサ本体と、前記スペーサ本体から延出し、前記アームと重なる領域に設けられ前記アームと対向するバランス調整部と、を有し、前記スペーサ本体とバランス調整部とが一体に成形されていることを特徴とするヘッドスタックアッセンブリ
  3. 前記ダミースペーサのバランス調整部は、前記一方のアームと隙間を置いて対向していることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドスタックアッセンブリ。
  4. 前記スペーサは環状に形成され、前記軸受部の外周に嵌合され、
    前記ダミースペーサのスペーサ本体は、前記軸受部の外周に嵌合されているとともに、前記アームと接触する部分の外径が前記スペーサのアームと接触する部分と同一の外径に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドスタックアッセンブリ。
  5. 前記軸受部は、一端にフランジ部を有したスリーブを有し、
    前記アームおよびスペーサは、前記スリーブの外周に互いに積層して装着され、
    前記ダミースペーサは、前記スリーブの外周に装着され前記アームとフランジ部との間に積層されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドスタックアッセンブリ。
  6. ディスク状の記録媒体と、
    前記記録媒体を支持し回転させる駆動部と、
    前記記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、
    前記ヘッドを前記記録媒体に対して移動自在に支持し、前記記録媒体に対して任意の位置に位置決めする請求項1ないしのいずれか1項に記載のヘッドスタックアッセンブリと、
    を備えることを特徴とするディスク駆動装置。
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