JP2007087491A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007087491A
JP2007087491A JP2005274491A JP2005274491A JP2007087491A JP 2007087491 A JP2007087491 A JP 2007087491A JP 2005274491 A JP2005274491 A JP 2005274491A JP 2005274491 A JP2005274491 A JP 2005274491A JP 2007087491 A JP2007087491 A JP 2007087491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
head
base
reinforcing plate
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005274491A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideharu Ito
秀春 伊藤
Shigeki Yanagihara
茂樹 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005274491A priority Critical patent/JP2007087491A/ja
Publication of JP2007087491A publication Critical patent/JP2007087491A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

【課題】 部品追加なく、且つ、簡単な構造でFPCループ部と基板実装部品の接触によるFPCの損傷、断線を防止する構造の基板ユニットを持つディスク装置を提供する。
【解決手段】 本願のディスク装置は、ヘッドアンプ回路を搭載したベース部と、このベース部と略同形状でヘッドの信号を装置外部に入出力可能とするコネクタが搭載されたカバー部と、ベース部から延出しキャリッジに固定されヘッドと電気的に接続されたFPCループ部と、ベース部より延出しベース部とカバー部を重ねて固定する際の固定機能を有するフック部と、カバー部より延出しフック部を通す通孔を有するフック固定部とを有する基板ユニットとを有し、フック部とフック固定部が基板ユニットの筐体取り付け面と略並行でFPCループ部に接触しないように配置される。
【選択図】 図3

Description

この発明は、ディスク装置内のヘッドと電子部品を繋ぐ基板ユニットの構造に関し、特に、基板ユニットからキャリッジへ延出するFPCループ部の損傷を防止する構造の基板ユニットを搭載したディスク装置に関する。
磁気ディスク装置等ののディスク装置に用いられるヘッドスタックアッセンブリ(以下、HSAと称する)には、記録再生ヘッドからの信号と、ボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)への駆動電流を伝達するためのフレキシブルプリント基板(以下、FPCと称する)が配線されている。
FPCは、HSAの回転動作に及ぼす影響力を極力小さくするように引き回す必要があり、また、HSAが繰り返し回転動作することにより断線が起こらないように、構造ができるだけシンプルであることが望ましい。
近年、HDDの小型化に伴い、これに搭載される部品も小型化されてきてはいるが、HDDの外形サイズが小型化されてきている割合に比べて、これに搭載されるヘッドアンプやコネクタ等の実装部品は比例して小さくなっているわけではない。従って、これらの取り付け状態でのFPCループ部と本体の隙間が非常に狭くなり、取り付け時にこのPFCループが損傷する可能性も出てきている。
FPCループ部と基板実装部品の接触によるFPCの損傷、断線を防止する構造として、FPCが接触するプリント回路基板の摺動部をシールド板で覆うことで、その損傷、断線防止をしている構造を開示した先行技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この先行技術では、シールド板のような新たな構造物をわざわざ付加しているため、構造が複雑化しており、不要な取り付け作業と費用が発生する可能性がある。
特開2003−36614公報(図1、要約)
本発明の目的は、簡単な構造でFPCループ部と基板実装部品の接触によるFPCの損傷、断線を防止する構造の基板ユニットを持つディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のディスク装置は、筐体内に配置されたディスク状の記録媒体に対して情報の記録再生を行なうヘッドと、前記ヘッドを移動自在に支持すると共に前記ヘッドを前記記録媒体面上を半径方向に移動させるキャリッジと、前記ヘッドの信号を増幅するヘッドアンプ回路を搭載したベース部と、前記ベース部と略同形状で前記ヘッドの信号を装置外部に入出力可能とするコネクタとを有するカバー部と、前記ベース部から延出し前記キャリッジに固定され前記ヘッドと電気的に接続されたFPCループ部と、前記ベース部より延出し、前記ベース部と前記カバー部を重ねて固定する際の固定機能を有するフック部と、前記カバー部より延出し、前記フック部を通す通孔を有するフック固定部とを有する基板ユニットとを有し、前記フック部と前記フック固定部が前記基板ユニットの前記筐体取り付け面と略並行で、前記FPCループ部に接触しないように配置されることを特徴とする。
上記発明によれば、非常に簡単な構造で、且つ、新たな部品を追加することなく、FPCループ部と基板実装部品の接触によるFPCの損傷、断線を防止する構造の基板ユニットを持つディスク装置を提供することが可能となる。
この発明のディスク装置は、上記のような構成および作用を有しているので、非常に簡単な構造で、且つ、新たな部品を追加することのなく、FPCループ部と基板実装部品の接触によるFPCの損傷、断線を防止する構造の基板ユニットを持つディスク装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態に係るディスク装置として、ハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2に示すように、HDDは後述する種々の部材が収納されたほぼ矩形箱状の筐体10と、筐体10の外面に重ねて設けられた矩形状の制御回路基板12と、を備えている。筐体10および制御回路基板12は、例えば、長さLが32mm、幅Wが24mmに形成され、筐体および制御回路基板を含む厚さTは、収納するディスクの枚数に応じて、例えば、3.3mmあるいは5mm程度に設定されている。
図2ないし図5に示すように、筐体10は、互いにほぼ等しい寸法に形成された第1シェル10aおよび第2シェル10bにより構成されている。第1および第2シェル10a、10bは、それぞれ磁性体材料によりほぼ矩形状に形成され、周縁部には側壁が立設されている。第1および第2シェル10a、10bは、その周縁部同士が対向した状態で、互いに向い合わせて配置されている。第1および第2シェル10a、10bの周縁部には帯状のシール材16が巻き付けられ、このシール材により周縁部が互いに接続されているとともに、周縁部間の隙間がシールされている。これにより、矩形箱状の密閉された筐体10が構成されている。
第1シェル10aの底面は矩形状の実装面11を形成している。実装面11の角を含む筐体10の4つの角は円弧状に丸めて形成されている。これにより、筐体10の周縁部に巻装されたシール材16が、筐体の角で損傷することを防止しているとともに、シール材の浮きによる気密性の悪化を防止している。
筐体10内において、筐体の周縁部には複数の支持ポスト18が設けられている。各支持ポスト18は、第1シェル10aの内面に固定された基端を有し、第1シェルの内面に対してほぼ垂直に立設されている。各支持ポスト18の位置で、実装面11にねじ孔が形成され、支持ポスト内まで延びている。
筐体10内には、ディスク状の媒体として機能する例えば、直径0.85インチの磁気ディスク20、この磁気ディスクを支持および回転させるスピンドルモータ22、磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう磁気ヘッド24、磁気ディスク20に対して磁気ヘッドを移動自在に支持したキャリッジ26(アクチュエータ)、キャリッジを回動および位置決めする駆動モータとしてのボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)28、磁気ヘッドが磁気ディスクの周縁部に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した位置にアンロードして保持拘束するランプロード機構30、キャリッジを退避位置に保持するラッチ機構32、およびヘッドIC等を有する基板ユニット8等が収納されている。
磁気ヘッド24は、空気軸受面を有しており、回転する磁気ディスク20上を浮上しながら滑らかに移動することができる。しかし、非回転の磁気ディスク20と磁気ヘッド24が対向すると、磁気ディスク20上に記録された情報を損傷する可能性がある。
スピンドルモータ22は、第1シェル10aに取り付けられている。スピンドルモータ22は枢軸36を有し、この枢軸は第1シェル10aの内面に固定され、この内面に対してほぼ垂直に立設されている。枢軸36の延出端は、第2シェル10bの外側からねじ込まれた固定ねじ37により第2シェルにねじ止めされている。これにより、枢軸36は第1および第2シェル10a、10bに両持ち支持されている。
枢軸36には、図示しない軸受を介してロータが回転自在に支持されている。ロータの第2シェル10b側の端部は円柱形状のハブ43を構成し、このハブには、磁気ディスク20が同軸的に嵌合されている。ハブ43の端部には、環状のクランプリング44が嵌合されて、磁気ディスク20の周縁部を保持している。これにより、磁気ディスク20はロータに固定され、ロータと一体的に回転可能に支持されている。
ロータの第1シェル10a側の端部には図示しない環状の永久磁石が固定され、ロータと同軸的に位置している。スピンドルモータ22は、第1シェル10aに取り付けられたステータコア、およびこのステータコアに巻回された複数のコイルを有し、これらステータコアおよびコイルは、永久磁石の外側に隙間を置いて配置されている。
ヘッドアクチュエータを構成するキャリッジ26は、第1シェル10aの内面上に固定された軸受組立体52を備えている。軸受組立体52は、第1シェル10aの内面に対して垂直に立設された枢軸53と、一対の軸受を介して枢軸53に回転自在に支持された円筒形状のハブ54と、を有している。枢軸53の延出端は、第2シェル10bの外側からねじ込まれた固定ねじ56により第2シェルにねじ止めされている。これにより、枢軸53は第1および第2シェル10a、10bに両持ち支持されている。軸受部として機能する軸受組立体52は、スピンドルモータ22に対し、筐体10の長手方向に並んで配設されている。
キャリッジ26は、ハブ54から延出したアーム58、アームの先端から延出した細長い板状のサスペンション60、ハブ54からアームと反対方向に延出した支持フレーム62を備えている。サスペンション60の延出端には、図示しないジンバル部を介して磁気ヘッド24が支持されている。磁気ヘッド24はサスペンション60のばね力により磁気ディスク20表面に向かって所定のヘッド荷重が印加されている。支持フレーム62には、VCM28を構成するボイスコイル64が一体的に固定されている。
キャリッジ26を軸受組立体52の回りで回動させるVCM28は、第1シェル10a上に固定され互いに隙間を置いて対向した一対のヨーク63と、一方のヨークの内面に固定されボイスコイルに対向した図示しない磁石と、を備えている。ボイスコイル64に通電することにより、キャリッジ26は、図3に示す退避位置と磁気ディスク20の表面上に位置する動作位置との間を回動し、磁気ヘッド24は磁気ディスク20の所望のトラック上に位置決めされる。図3に示す2つのストッパ130によりキャリッジ26の可動範囲は制限される。
第1シェル10aに固定されたラッチ機構32は、退避位置に移動したキャリッジ26をラッチ(係止)し、HDDが衝撃等の外力を受けた際、キャリッジ26が退避位置から作動位置へ移動することを防止する。
ランプロード機構30は、第1シェル10aの内面に固定され磁気ディスク20の周縁部に対向したランプ部材70と、サスペンション60の先端から延出し係合部材として機能するタブ72と、を備えている。ランプ部材70は樹脂などで金型成型され、タブ72が係合可能なランプ面73を有している。キャリッジ26が磁気ディスク20の内周部から磁気ディスク外周の退避位置まで回動すると、タブ72は、ランプ部材70のランプ面73に係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッド24のアンロード動作を行なう。キャリッジ26が退避位置まで回動すると、タブ72はランプ部材70のランプ面73上に支持され、磁気ヘッド24は磁気ディスク20の表面から離間した状態に保持される。
基板ユニット8は、フレキシブルプリント回路基板により形成され、ヘッドIC90と複数のリトラクト用コンデンサ100を搭載したベース部81とこのベース部81と略同形状でステンレス等の金属で形成され、ベース部81のヘッドIC90搭載面と反対の面に接合されたベース部補強板81aと、ベース部81と略同形状で、磁気ヘッド24の信号を装置外部に入出力可能なコネクタ87を有するカバー部82とこのカバー部82と略同形状でステンレス等の金属で形成され、カバー部82のコネクタ87搭載面の反対の面に接合されたカバー部補強板82aを持っている。
このベース部81及びベース部補強板81aとカバー部82及びカバー部補強板82aにはそれぞれ取り付け用透孔85a〜85dが設けられ(ベース部81側には取り付け用透孔85aと85cが設けられ、カバー部82側には取り付け用透孔85bと85dが設けられている)、この透孔85a〜85dにネジ18を通し、これらベース部81及びベース部補強板81aとカバー部82及びカバー部補強板82aが第1シェル10aの内面に固定されている。
基板ユニット8はベース部81から延出したFPCループ部83を有している。FPCループ部83の延出端は、キャリッジ26の軸受組立体52近傍に接続され、更に、アーム58およびサスペンション60上に設けられた図示しないケーブルを介して磁気ヘッド24に電気的に接続されている。このFPCループ部83はベース部81から90度折り曲げられ、ベース部補強板81aから延出したFPCループ部補強板83aによりこの折り曲げられた状態を保持している。
また、ベース部81に接合されたベース部補強板81aの一部からフック部88が延出しており、後述のフック固定部89の通孔89aにこれを通して引っ掛ける構造を取ってベース部81とカバー部82を折り曲げ固定している。
基板ユニット8のカバー部82には制御回路基板12と接続するためのコネクタ87が実装されている。このコネクタ87は、第1シェル10aに形成された開孔を介して第1シェルの実装面11に露出している。また、カバー部82に接合されたカバー部補強板82aの一部からフック固定部89が延出している。このフック固定部89には、前述のベース部補強板81aから延出したフック部88を通す通孔89aが設けられている。
すなわち、ベース部81とカバー部82を折り曲げ部8aで折り返し重ねたときに、ベース部81のフック部88がカバー部82のフック固定部89の通孔89aを通した状態で固定された状態になる。このとき、フック部88とフック固定部89は、ともにベース部81及びベース部補強板81a、カバー部82及びカバー部補強板82aからなる基板ユニット8が筐体10を構成する第1シェル10aに取り付けられている面、即ち取り付け面と略並行になっており、なおかつ、FPCループ部93に接触、干渉しないように配置される構造となっている。
図2および図4に示すように、プリント回路基板からなる制御回路基板12は筐体10の実装面11とほぼ等しい長さおよび幅を有した矩形状を有している。筐体10の実装面11には、スピンドルモータ22に対応した円形の凸部70a、および軸受組立体52に対応した円形の凸部70bがそれぞれ形成されている。制御回路基板12には、これらの凸部70a、70bにそれぞれ対応した円形の開口72a、72bが形成されている。制御回路基板12の4つの角部は、それぞれ斜めに、例えば、各辺に対して45度の角度で斜めに切欠かれ、それぞれ切欠き部77を形成している。制御回路基板12の内面上、つまり、筐体10と対向する面上には、複数の電子部品74、およびコネクタ71が実装されている。また、制御回路基板12にはHDDを外部機器と電気的に接続するためのフレキシブルプリント回路基板76が接続されている。フレキシブルプリント回路基板76は制御回路基板12の一方の短辺から外方に引き出され、その延出端には複数の接続端子75が形成されている。
上記構成の制御回路基板12は、筐体10の実装面11に重ねて配置され、複数のねじにより第1シェル10aにねじ止めされている。この際、制御回路基板12は、4つの辺が実装面11の4辺とそれぞれ整列した状態、つまり、実装面11の4辺と一致した状態で配置されている。実装面11に形成された凸部70a、70bは、それぞれ制御回路基板12の開口72a、72b内に配置されている。制御回路基板12上に実装されたコネクタ71は、基板ユニット34のコネクタに接続される。
制御回路基板12の4つの角部に形成された切欠き部77は、それぞれ実装面11の4つの角部に位置している。これにより、実装面11の4つの角部は制御回路基板12によって覆われることなく外部に露出している。実装面11の露出した4つの角部を含む筐体10の角部は、制御回路基板12に接触することなく筐体を保持するための保持部78をそれぞれ構成している。
以下、この発明の第1の実施形態に係るフレキシブルプリント回路基板で形成された基板ユニット8が有するFPCループ部83の干渉防止構造について、図6乃至図9を参照して、詳細に説明する。
図6、図7は本実施形態に係る基板ユニット8のHDDへの実装状態と組み立て方法を示している。
図6(A)、(B)に示すように、基板ユニット8にはHDD外部に設けられた制御回路基板12側と接続するコネクタ87を有するカバー部82と、ヘッドIC90、コンデンサ100が実装されるベース部81及びベース部補強板81aを折り曲げ部8aにて折り曲げて重ね、カバー部82の裏面にはステンレス等の金属からなるカバー部補強板82aが、ベース部81の裏面には同じくステンレス等の金属からなるベース部補強板81aが貼り付け、接合されている。
カバー部補強板82aはその本体から延出するフック固定部89を有し、このフック固定部89にはベース部補強板81aから延出するフック部88を通すための通孔89aが設けられている。
ベース部補強板81aにはその本体から延出するフック部88が設けられており、このフック部88はベース補強板81aのとの接合部分に折り曲げ部88aが設けられ、ベース部補強板81aに対して直角方向に折り曲げ可能となっている。
また、ベース部81からFPCループ部83がヘッドアーム方向に延びているが、このベース部81とFPCループ部83の接続部は略90度に折り曲げられており、ベース部81の下部に設けられた金属製のベース部補強板81aの本体から延出したFPCループ部補強板83aにより折り曲げ状態が維持されている。なお、このFPCループ部83とFPCループ部補強板83aは、フック部88とは逆方向に90度折り曲げている。
この状態でカバー部82の表面とベース部81の表面がほぼ対称となる部分に設けた折り曲げ部8aの位置で図6(A)の矢印Pの方向に約180度折り返す。
図7(A)は、カバー部82とベース部81を折り返した状態であり、カバー部補強板82aのフック固定部89に設けた通孔89aにベース部補強板81aから延出して設けたフック部88を通した状態にする。
図7(B)は図7(a)の状態からフック部88を基台である第1シェル10aとの取り付け面であるコネクタ87側の面82と水平な方向(図7(B)の矢印Q方向)に倒す。これにより折り曲げ部8aで折り返したFPCのベース部81とカバー部82が自身の弾性力で元に戻ろうとする動作をベース部補強板81aのフック部88が、カバー部補強板82aのフック固定部89に設けられた通行89aの稜線に引っ掛かって抑止することができる。
図8は本実施形態に置ける基板ユニット8の取り付け状態を示す図であり、ヘッドサスペンションアッセンブリのサスペンション60が退避位置であるランプ部材70上にあっても、基板ユニット8から延出するFPCループ93の屈曲部はベース部補強板81のフック部88とカバー部補強板82のフック固定部89の上側を通り、これらに干渉せずに実装される。
即ち、本実施形態では、ベース部補強板81のフック部88とカバー部補強板82のフック固定部89が基板ユニット8の取り付け面と略並行なるようにしているため、FPCループ93の屈曲部とこれらが干渉せず、断線等を防止することが可能となるものである。
また、基台である第1シェル10aの底面と基板ユニット8の第1シェル10aに対向する取り付け面との間にこれらベース部補強板81のフック部88とカバー部補強板82のフック固定部89を配置することが可能となるため、小型で小スペースのHDDにおいても、基台である第1シェル10aと基板ユニット8の取り付け高さ内でこれらを実装することが可能であり、装置全体の厚みを厚くすることなくその実装が可能となる。
また、図9は図8に対しサスペンション60に搭載されたヘッドを2本以上有するHDDにおけるヘッドサスペンションアッセンブリの組み立て状態示した図で、ヘッドサスペンションアッセンブリのサスペンション60にはランプ部材70にヘッド24を案内するための治具101をヘッド24の上下間に挿入してから基台である第1シェル10aに取り付ける。
この際、図9に示しように本実施形態においては、ベース部補強板81のフック部88とカバー部補強板82のフック固定部89が基板ユニット8の取り付け面と略並行に延びているため、治具101とこれらが干渉することなくヘッドサスペンションアッセンブリの組み立てが可能となるものである。
(第2の実施形態)
図10(A)、(B)に本発明の第2の実施形態に係る基板ユニット8の斜視図を示しその構造を説明する。図10(A)、(B)に示した本実施形態は図7(A)、(B)の第1の実施形態と対比したものである。
図10(A)において、基板ユニット8のカバー部82にはコネクタ78が実装される面の裏面にカバー部補強板82aが、このカバー部補強板82aと対向する面にはベース部補強板81aが貼り付けられいる。また、ベース部補強板81aには平面に延びた矩形で突起状のフック部88を設け、カバー部補強板82aには平面に延びたL字状の突起として形成されたフック固定部89を設ける。 図10(A)、(B)の第2の実施形態においても上述の第1の実施形態と同様に折り曲げ部8aにて基板ユニット8のベース部81とカバー部82をそれぞれ180度折り返えした状態にあるが、上述の第1の実施形態と異なる点は、図10(A)の矢印R方向に捻りを入れたことである。
更に図10(B)に示すように矩形状のフック部88を矢印S方向に持ち上げながら(弾性変形させながら)、矢印T方向に捻りを戻し、矩形状のフック部88がL字状のフック固定部89の切り欠き部89aにはまり込み、フック固定部89の上に重なるようにする。この時、フック固定部89もフック部88の弾性力を受け、多少弾性変形しながら固定状態を維持する。
その際、上述の第1の実施形態と同様に、ヘッドサスペンションアッセンブリのサスペンション60が退避位置であるランプ部材70上にあっても、基板ユニット8から延出するFPCループ93の屈曲部はベース部補強板81のフック部88とカバー部補強板82のフック固定部89の上側を通り、これらに干渉せずに実装される。
即ち、本実施形態でも上述の第1の実施形態と同様に、ベース部補強板81のフック部88とカバー部補強板82のフック固定部89が基板ユニット8の取り付け面と略並行なるようにしているため、FPCループ93の屈曲部とこれらが干渉せず、断線等を防止することが可能となるものである。
これにより、上述の第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、上述の第1の実施形態に比べ、大きな曲げ形状を必要としないシンプルな補強板で実現できるため、更に組み立ての作業性が向上する。
なお、図10(A)の矢印R方向の捻り量は、ベース部81とカバー部82を折り返した際にフック部88とフック固定部89が平面状で重ならない位置まで必要とするが、2枚の補強板81a、82aの貼り付け間隔によりこの捻り量は任意に設定することが可能である。
以上述べたように構成されたディスク装置では、このような構成をとることにより、非常に簡単な構造で、且つ、新たな部品を追加することのなく、FPCループ部と基板実装部品の接触によるFPCの損傷、断線を防止する構造の基板ユニットを持つディスク装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るHDDを示す斜視図。 図1のHDDの分解斜視図。 図1のHDDの筐体および内部構造を示す平面図。 図1のHDDの制御回路基板側を示す斜視図。 図1の線A−Aに沿ったHDDの断面図。 本発明の第1の実施形態に係るフック及びフック固定部を持つFPC構造の組み立て図。 本発明の第1の実施形態に係るフック及びフック固定部を持つFPCの斜視図。 本発明の第1の実施形態に係るFPCをHDDに取り付けた状態の正面図。 本発明の第1の実施形態に係るFPCを持つHDDへのHSA取り付け工程を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るフック及びフック固定部を持つFPCの斜視図。
符号の説明
10……筐体
10a……第1シェル
10b……第2シェル
12……制御回路基板
16……シール材
20……磁気ディスク
26……キャリッジ
28……VCM
32……ラッチ機構
8……基板ユニット
8a……折り曲げ部
81……ベース部
81a……ベース部補強板
82……カバー部
82a……カバー部補強板
83……FPCループ部
83a……FPCループ部補強板
85……透孔
87……コネクタ
88……フック部
88a……折り曲げ部
89……フック固定部
89a……通孔
90……ヘッドIC
100……コンデンサ

Claims (4)

  1. 筐体内に配置されたディスク状の記録媒体に対して情報の記録再生を行なうヘッドと、
    前記ヘッドを移動自在に支持すると共に前記ヘッドを前記記録媒体面上を半径方向に移動させるキャリッジと、
    前記ヘッドの信号を増幅するヘッドアンプ回路を搭載したベース部と、前記ベース部と略同形状で前記ヘッドの信号を装置外部に入出力可能とするコネクタとを有するカバー部と、前記ベース部から延出し前記キャリッジに固定され前記ヘッドと電気的に接続されたFPCループ部と、前記ベース部より延出し、前記ベース部と前記カバー部を重ねて固定する際の固定機能を有するフック部と、前記カバー部より延出し、前記フック部を通す通孔を有するフック固定部とを有する基板ユニットとを有し、
    前記フック部と前記フック固定部が前記基板ユニットの前記筐体取り付け面と略並行で、前記FPCループ部に接触しないように配置される
    ことを特徴とするディスク装置。
  2. 前記ベース部には前記ベース部に接合された金属製のベース部補強板と、前記カバー部には前記カバー部に接合された金属製のカバー部補強板とがそれぞれ設けられ、
    前記フック部は前記ベース部補強板から延出し、前記フック固定部は前記カバー部補強板から延出するとともに、
    前記フック部と前記フック固定部が前記基板ユニットの前記筐体取り付け面と略並行で、前記FPCループ部に接触しないように配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. 筐体内に配置されたディスク状の記録媒体に対して情報の記録再生を行なうヘッドと、
    前記ヘッドを移動自在に支持すると共に前記ヘッドを前記記録媒体面上を半径方向に移動させるキャリッジと、
    前記ヘッドの信号を増幅するヘッドアンプ回路を搭載したベース部と、前記ベース部と略同形状で前記ヘッドの信号を装置外部に入出力可能とするコネクタとを有するカバー部と、前記ベース部から延出し前記キャリッジに固定され前記ヘッドと電気的に接続されたFPCループ部と、前記ベース部より延出し、前記ベース部と前記カバー部を重ねて固定する際の固定機能を有するフック部と、前記カバー部より延出し、前記フック部を係合するL字形状のフック固定部とを有する基板ユニットとを有し、
    前記フック部と前記フック固定部が前記基板ユニットの前記筐体取り付け面と略並行で、前記FPCループ部に接触しないように配置される
    ことを特徴とするディスク装置。
  4. 前記ベース部には前記ベース部に接合された金属製のベース部補強板と、前記カバー部には前記カバー部に接合された金属製のカバー部補強板とがそれぞれ設けられ、
    前記フック部は前記ベース部補強板から延出し、前記フック固定部は前記カバー部補強板から延出するとともに、
    前記フック部と前記フック固定部が前記基板ユニットの前記筐体取り付け面と略並行で、前記FPCループ部に接触しないように配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載のディスク装置。
JP2005274491A 2005-09-21 2005-09-21 ディスク装置 Pending JP2007087491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274491A JP2007087491A (ja) 2005-09-21 2005-09-21 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274491A JP2007087491A (ja) 2005-09-21 2005-09-21 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007087491A true JP2007087491A (ja) 2007-04-05

Family

ID=37974331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005274491A Pending JP2007087491A (ja) 2005-09-21 2005-09-21 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007087491A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157999A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Samsung Electronics Co Ltd ディスク装置およびフレキシブル・ケーブル・アセンブリ
JP2015038789A (ja) * 2011-04-06 2015-02-26 株式会社東芝 電子部品、電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157999A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Samsung Electronics Co Ltd ディスク装置およびフレキシブル・ケーブル・アセンブリ
JP2015038789A (ja) * 2011-04-06 2015-02-26 株式会社東芝 電子部品、電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006018907A (ja) ディスク装置
JP2005135564A (ja) ディスク装置およびこれを備えた電子機器
JP2007207300A (ja) ディスク装置
JP4247202B2 (ja) コイルアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、ディスク装置、およびヘッドサスペンションアッセンブリの製造方法
JP2006294170A (ja) ディスク装置
JP2008097658A (ja) ディスク装置
JP2020107378A (ja) 磁気ディスク装置
US20050243459A1 (en) Disk drive structure having holding portions for protecting a control circuit board
US20050243460A1 (en) Disk device
JP2021044036A (ja) 接続デバイスおよびディスク装置
JP2007087491A (ja) ディスク装置
JP4675791B2 (ja) ディスク装置およびその製造方法
JP2004014032A (ja) 電子機器
JP2006127674A (ja) ディスク装置
CN111653293B (zh) 盘装置
JP2008165880A (ja) ヘッドアクチュエータアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
US20050264923A1 (en) Disk drive
JP2005346743A (ja) ディスク装置
JP2007095215A (ja) ディスク装置
JP2006286092A (ja) ディスク装置
JP4908615B2 (ja) ヘッドサスペンションアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
US7468867B2 (en) Disk apparatus having a narrow magnetic gap
JP2006185560A (ja) ディスク駆動装置、これを備えたディスク装置、およびディスク駆動装置の製造方法
JP2006048768A (ja) ディスク装置
JP2006261406A (ja) ディスク装置